JP6161305B2 - ゴルフクラブ - Google Patents

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Description

本発明はゴルフクラブに関する。さらに詳しくは、ゴルファーのスイングを分析するためのセンサが取り付けられたゴルフクラブに関する。
ゴルファーにとってボールの飛距離を延ばすとともにボールを狙った方向・角度に飛ばすことは永遠のテーマである。そのためには、自身のスイングに合ったゴルフクラブを使用することが重要である。
ゴルファーに合ったゴルフクラブを選定することは一般にフィッティングと称されており、このフィッティングに際し、ゴルファーに実際にスイングをしてもらい、そのスイングの計測結果からフィッティングを行うことが提案されている。
そして、スイングの計測を、ゴルフクラブとは別体のテレビカメラや光学的検知手段を用いる方法に対し、ゴルフクラブ自体に各種センサを取り付けて行う方法が知られている(例えば、特許文献1〜2参照)。
特許文献1には、ゴルファーのスイングの分析を行うために、ゴルフクラブのシャフトに加速度センサとひずみゲージを設けることが開示されている。また、特許文献2には、ゴルフクラブのシャフトにセンサとしてジャイロセンサ又は加速度センサを備えた計測器を装着することが開示されている。
特許文献1記載の方法は、ゴルフクラブシャフトの特定部位の挙動を計測することができるが、シャフトにセンサが装着されるため、スイング中のシャフトの撓りや振動の影響、更にはインパクト時の影響を受け易く、計測値の精度が低下する惧れがある。また、センサを収容するケーシングが大型であり、重量も重く、クラブバランスが悪いので、ゴルファーが本来のスイングを実施することができないという問題がある。
また、特許文献2記載の方法では、計測器が大型であり、スイングの妨げとなる惧れがある。また、計測器を腕に取り付けることも記載されているが、腕に装着した場合、手首の動きがシャフト挙動に及ぼす影響を計測することができないので、正確なスイング挙動やゴルファーのスイング特徴を分析することが難しい。
そこで、本出願人は、ゴルフクラブ全体のスイング挙動を分析することができるとともに、スイング中のシャフトの変形等の影響を受けることがなく分析精度を向上させることができるゴルフクラブを提案している(特願2012−101630。以下、「先願発明」という)。
先願発明では、図8に示されるようなセンサ部30が、図9に示されるように、ゴルフクラブ1のグリップ4のグリップエンド端に配設される。センサ部30は、短円柱形状のセンサケーシング31を備えており、このセンサケーシング31内にセンサや、電源としての電池などが収容されている。センサケーシング31の一方の端面には先端膨出部32が形成されており、この先端膨出部32を、グリップエンド端に形成された係合凹所に係合させることにより、センサケーシング31がグリップエンドに固定されている。また、スイング中におけるセンサ部30の回転を確実に防止するために、先端膨出部32の周囲に4本の丸棒状のピン33が等間隔で突設されており、このピン33は、グリップエンド端に形成されたピン穴に穿刺ないし挿入される。
特開2010−187749号公報 特開2011−72518号公報
先願発明に係るゴルフクラブを用いることで、ゴルフクラブ全体のスイング挙動を正確に分析することが可能になったが、センサケーシング31内にセンサや電池などセンシングに必要な要素のすべてを収容していることから、当該センサケーシング31の高さが高くなり、それが気になって、ゴルフクラブを把持したときに違和感を感じるゴルファーがいる。また、スイングしたときにセンサケーシング31がゴルファーの腕に当たり、当該センサケーシング31の位置がずれたり、場合によってはセンサケーシング31が破損したりする惧れがある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、スイング時における違和感を解消するとともに、センサケーシングの位置ずれや破損を防止することができるゴルフクラブを提供することを目的としている。
(1)本発明のゴルフクラブは、シャフトの先端にヘッドが設けられ、当該シャフトの後端にグリップが設けられてなるゴルフクラブであって、
前記グリップに、ゴルフスイングの挙動解析に用いるセンサ体が配設されており、
このセンサ体は、角速度センサ、加速度センサ及び磁気センサの少なくとも1つを収容するセンサ部と、電池を収容する電池部とを有しており、
前記電池部はグリップ内に配設されていることを特徴としている。
本発明のゴルフクラブでは、センサ体において比較的大きな容積を占める電池部をグリップ内に収容している。したがって、センサを収容するセンサ部をグリップエンド端に配設する場合、当該センサ部の高さ(シャフト軸方向のサイズ)を低く抑えることができる。また、電池部とともにセンサ部もグリップ内に配設する場合は、グリップエンド端にキャップ部材だけを配設すればよいので、グリップエンド端での突出物の高さをさらに低く抑えることができる。
その結果、ゴルファーがゴルフクラブを把持したときに違和感を感じることがなくなる。また、スイングしたときにセンサ部がゴルファーの腕に当たることが防止されるので、センサ部の位置がずれたり、破損したりする惧れがない。
(2)前記(1)のゴルフクラブにおいて、前記センサ部は、前記グリップのグリップエンド端に配設されており、前記センサ部と電池部との間であって前記グリップ内に接続部が設けられており、この接続部は、グリップ内に挿入されるシャフトの内周面に当接する当接部と、この当接部よりグリップエンド端側に位置し、当該当接部よりも小径のネック部とからなっていてもよい。
(3)前記(2)のゴルフクラブにおいて、前記接続部のシャフト軸方向に沿う長さが7〜30mmであってもよい。
(4)前記(2)又は(3)のゴルフクラブにおいて、前記ネック部は前記グリップのエンドキャップの中央孔内に配置されており、このネック部の周面と、前記中央孔の縁部との間に打球による衝撃を緩和するための緩衝部が設けられていてもよい。
(5)前記(4)のゴルフクラブにおいて、前記緩衝部が、ショアA硬度で40°以上60°以下の材質からなることが好ましい。
(6)前記(2)〜(5)のゴルフクラブにおいて、前記センサ部は、略短円柱形状のセンサケーシングを備えており、このセンサケーシングの一方の端面に、前記グリップのエンドキャップに形成された凹部内に嵌入される凸部が当該センサケーシングと一体に形成されていることが好ましい。
(7)前記(6)のゴルフクラブにおいて、前記凸部は、前記ネック部の周囲において複数形成されていることが好ましい。
(8)前記(6)又は(7)のゴルフクラブにおいて、前記センサケーシングの高さが30mm以下であることが好ましい。
(9)前記(1)〜(8)のゴルフクラブにおいて、前記センサ体の重量が13g以下であることが好ましい。
(10)前記(1)〜(9)のゴルフクラブにおいて、前記グリップとセンサ体の重量の合計が50g以下であることが好ましい。
(11)前記(1)〜(10)のゴルフクラブにおいて、前記センサ部が温度センサを更に備えていることが好ましい。
(12)前記(6)又は(7)のゴルフクラブにおいて、前記センサケーシングの外径が、前記グリップエンド端の直径よりも小さいことが好ましい。
本発明のゴルフクラブによれば、スイング時における違和感を解消するとともに、センサケーシングの位置ずれや破損を防止することができる。
本発明のゴルフクラブの一実施の形態の説明図である。 図1に示されるゴルフクラブのグリップの要部説明図である。 センサ体の斜視説明図である。 センサ体の正面説明図である。 センサ体の側面説明図である。 本発明のゴルフクラブの他の実施の形態におけるグリップの要部説明図である。 本発明のゴルフクラブを用いてスイングを計測する方法を説明する図である。 先願発明におけるセンサ部の斜視説明図である。 先願発明に係るゴルフクラブの説明図である。
以下、添付図面を参照しつつ、本発明のゴルフクラブの実施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明の一実施の形態に係るゴルフクラブ1の説明図であり、図2は、図1に示されるゴルフクラブ1のグリップ4の要部説明図である。
本実施の形態に係るゴルフクラブ1は、所定のロフト角を有するウッド型ゴルフクラブヘッド2と、シャフト3と、グリップ4とを有している。ヘッド2は、シャフト3の先端側のチップ端3aを挿入して固着するためのシャフト穴5を備えたホーゼル6を有している。シャフト3の後端側のバット端3bは、グリップ4のグリップ穴7内に挿入されて固着される。チップ端3aはヘッド2の内部に位置しており、バット端3bはグリップ4の内部に位置している。
本実施の形態におけるヘッド2は中空のヘッドであり、その材質は、本発明において特に限定されるものではなく、例えばチタン、チタン合金、CFRP(炭素繊維強化プラスチック)、ステンレス鋼、マルエージング鋼、軟鉄などを用いることができる。また、単一の材質を用いて作製するだけでなく、複数の材質を適宜組み合わせてヘッド2を作製してもよい。
シャフト3はカーボンシャフトであり、プリプレグシートを材料として通常のシートワインディング製法により作製されている。より詳細には、シャフト3は、繊維強化樹脂層の積層体からなる管状体であり、中空構造を有している。なお、カーボンシャフト以外にスチールシャフトを用いてもよく、更に、カーボン以外の繊維で補強したGFRP、BFRP、KFRPなど他の繊維強化樹脂からなるシャフトを用いてもよい。
グリップ4の材質や構造は特に限定されるものでなく、通常用いられているものを適宜採用することができる。例えば、天然ゴムに、オイル、カーボンブラック、硫黄及び酸化亜鉛を配合して混練した材料を所定形状に成形し且つ加硫することにより得られるもの、または、EPDMなどの合成ゴムを用いることができる。
グリップ4単体の重量は、本発明において特に限定されないが、後述するセンサ体をグリップに設けることから、その分だけ通常のグリップ4単体の重量よりも軽量であることが望ましく、例えば25g以上45g以下とすることができる。
図3はセンサ体10の斜視説明図であり、図4はセンサ体10の正面説明図であり、図5はセンサ体10の側面説明図である。
センサ体10は、ゴルフスイングの挙動解析に用いられ、センサを収容するセンサ部11と、電池を収容する電池部12とを有している。本実施の形態では、図2に示されるように、センサ部11がグリップ4のグリップエンド端に配設されるとともに、電池部12がグリップ4内に収容されている。このように、比較的大きな容積を占める電池を収容する電池部12をグリップ4内に収容することで、センサ部11の高さ(シャフト軸方向のサイズ)を先願発明に比べて低く抑えることができる。その結果、ゴルファーがゴルフクラブを把持したときに違和感を感じることがなくなる。また、スイングしたときにセンサ部11がゴルファーの腕に当たることが防止されるので、センサ部11の位置がずれたり、破損したりする惧れがない。
センサ部11は、センサケーシング13を備えており、このセンサケーシング13内にセンサ、A/D変換器、CPU、無線インターフェース、及び無線アンテナが収容されている。
センサケーシング13内に収容されるセンサの例としては、3軸方向(x軸方向、y軸方向、及びz軸方向)回りの角速度を計測することができる角速度センサ、3軸加速度センサ及び3軸磁気センサを挙げることができ、これらセンサのうち少なくとも1つがセンサケーシング13内に収容される。そして、センサによる計測結果を用いてゴルファーのスイングの分析ないし解析が行われ、この分析に基づいて当該ゴルファーに適したゴルフクラブの選定を行うことができる。なお、センサ発熱による精度低下防止の確認用に温度センサをセンサケーシング13内に収容してもよい。
センサケーシング13は、ほぼ短円柱形状を呈しており、その高さhは、例えば5〜30mmとすることができ、また、直径dは、例えば10〜30mmとすることができる。これらの範囲のうち、センサ部11がスイングの邪魔になることを確実に防止するという観点からは、高さhは20mm以下、特に13mm以下であることが好ましく、直径dは25mm以下、特に20mm以下であることが好ましい。本実施の形態におけるセンサケーシング13は、シャフト3の軸心と同心に配設されており、その外径dがグリップエンド端の直径Dよりも小さくなるように設定されている。具体的に、外径dはグリップエンド端の直径Dよりも2mm程度小さくなるように設定されている。このようにセンサケーシング13の幅ないし太さをグリップエンド端のサイズよりも小さくすることで、スイング中にセンサ部11が邪魔になるのを防ぐことができる。その結果、ゴルファーは普段通りのスムーズなスイングを行うことができ、スイング分析の信頼性を高めることができる。
センサケーシング13は、スイングの遠心力での変形によるセンサの位置ずれを防ぐ観点から、後述する緩衝部と異なり剛性を有する材質で作製することが好ましい。具体的には、例えばMCナイロンなどのロックウェル硬度R90〜130の合成樹脂や、アルミ合金、チタン合金、マグネシウム合金などを用いることができる。これらのうち、軽量であるという点より、MCナイロンを用いることが好ましい。本実施の形態におけるセンサケーシング13は、後述する電池部12のケーシングと合成樹脂により一体成形されている。
電池部12は、図3〜5に示されるように、細長の直方体形状のケーシング14を備えており、当該ケーシング14の下端開口は蓋体15により閉止されている。ケーシング14内には、例えばリチウムイオン電池や、ニッケル水素電池などが収容されている。電池としては、充電可能なものであってもよく、その場合、電池を充電するための充電回路をセンサ部11に設けることができる。
前記センサ部11と電池部12との間であって前記グリップ4の内部に、当該センサ部11と電池部12とをつなぐ接続部16が設けられている。本実施の形態における接続部16は、グリップ4内に挿入されるシャフト3の内周面に当接する当接面17aを有する当接部17と、この当接部17よりもグリップエンド端側に位置し、当該当接部17よりも小径のネック部18と、前記当接部17よりもグリップ先端側に位置し、当接部17と電池部12とをつなぐ移行部19とからなっている。本実施の形態における前記ネック部18、当接部17および移行部19それぞれのシャフト軸方向のサイズは、通常、5〜10mm、1〜10mmおよび1〜10mmとすることができる。すなわち、接続部16のシャフト軸方向に沿う長さは、7〜30mmとすることができる。
当接部17は、シャフト3の上縁部に位置して当該上縁部内周面に当接する部位であり、当接部17の外径は、シャフト3の内径よりも非常にわずかに小さくなるように設定されている。
ネック部18は、グリップ4のエンドキャップ4aの中央孔4b内に配置されている。この中央孔4bの直径は、前記当接部17の直径(外径)よりもわずかに小さくされており、センサ体10をシャフト3に取り付ける際は、当該センサ体10の電池部12を、押し込むようにしてシャフト3内に入れる。これにより、センサ体10の抜けを防止している。ネック部18の周面と、前記中央孔4bの縁部との間には打球による衝撃を緩和するための緩衝部20が配設されている。緩衝部20は、衝撃を吸収するという観点から柔らかい素材からなることが好ましく、具体的には、ショアA硬度で80°以下であることが好ましく、さらには60°以下であることが好ましい。一方、軟らかすぎるとインパクトの衝撃によってセンサが振動してしまうので、ショアA硬度で30°以上であることが好ましく、さらには40°以上であることが好ましい。緩衝部20の材質としては、ネオプレンゴムなどの合成ゴム、天然ゴム、ポリエステルなどの合成樹脂、革などを挙げることができる。
移行部19は、図3〜4に示されるようなテーパ面19aを有しており、電池部12をシャフト3内に挿入するときのガイドの役割を果たす部分である。
本実施の形態では、センサケーシング13の一方の端面、具体的にはグリップエンド端に当接する側の端面に一対の円柱形状の凸部21が形成されている。この凸部21は、ネック部18の周囲に位置するように形成されており、当該ネック部18を間に挟んで互いに対向する位置に形成されている。凸部21は、グリップ4のエンドキャップ4aに形成された凹部4c内に嵌入される。前記当接部17をシャフト3に圧入して当該当接部17の当接面17aをシャフト3内周面に当接させることで、センサ体10をグリップ4に固定することができるが、本実施の形態のように、凸部21をエンドキャップ4aの凹部4c内に嵌入させることにより、スイング中におけるセンサ体10の回転を確実に防止することができる。スイングによってセンサ体10が回転してしまうと、センサケーシング13内の各種センサの位置がずれてしまい、繰り返し測定時の精度が悪くなる惧れがあるが、前記のような凸部21を用いることで、かかる測定精度の低下を防ぐことができる。
凸部21の高さおよび直径は、本発明において特に限定されるものではないが、通常、それぞれ1mm以上および1〜3mm程度であり、例えば高さ2mm、直径3mmとすることができる。
センサ体10は、ゴルファーにできるだけ普段通りのスイングをさせるという観点から、できるだけ軽量であることが望ましい。具体的には、15g以下であることが好ましく、さらには12g以下であることが好ましい。そして、グリップ4とセンサ体10とを合わせた重量は、55g以下であることが好ましく、さらには50g以下であることが好ましい。このため、グリップ4としては、通常よりも軽量のもの、例えば42g以下のものを用いることが好ましく、さらには40g以下のものを用いることが好ましい。
図6は、本発明の他の実施の形態に係るゴルフクラブにおけるグリップの要部説明図である。この実施の形態に係るゴルフクラブは、図1〜5に示される実施の形態と異なり、電池部だけでなくセンサ部もグリップ内に配設されている。具体的に、センサ部51の短円柱形状のセンサケーシング53及び電池部52の円柱形状のケーシング54がゴルフクラブのグリップ4内に配設されている。電池部52のケーシング54は、センサ部51のセンサケーシング53のグリップ先端側に配置されている。
グリップ4のグリップエンド端には、円板形状のキャップ部(キャップ部材)55が配設されており、このキャップ部55と、前記センサケーシング53との間には当該センサケーシング53よりも小径のネック部56が設けられている。このネック部56は、グリップ4のエンドキャップ4aの中央孔4b内に配置されている。ネック部56の周面と、前記中央孔4bの縁部との間には、打球による衝撃を緩和するために、図1〜5に示される実施の形態における緩衝部20と同様の緩衝部57が配設されている。また、キャップ部55の一方の端面、具体的にはグリップエンド端に当接する側の端面には、図1〜5に示される実施の形態と同様の回転防止用の一対の凸部58が形成されている。各凸部58は円柱形状であり、キャップ部55の端面においてネック部56を間に挟んで互いに対向する位置に形成されている。
本実施の形態におけるセンサ部51及び電池部52の構成は、各ケーシングのサイズや形状を除いて図1〜5に示される実施の形態におけるセンサ部11及び電池部12とそれぞれ同様であるので、詳細な説明は省略する。本実施の形態では、電池部52だけでなくセンサ部51もグリップ内に配設されているので、図1〜5に示される実施の形態よりもグリップエンド端における突出物の高さを低く抑えることができる。その結果、ゴルファーがゴルフクラブを把持したときに感じる違和感をほとんど解消することができる。また、スイングしたときにセンサ部51がゴルファーの腕に当たることがないので、センサ部51の位置がずれたり、破損したりする惧れがない。
つぎに、本発明のゴルフクラブを用いたスイング計測の一例について説明する。図7は、本発明のゴルフクラブを用いてスイングを計測する方法を説明する図である。この方法では、図7に示されるように、ゴルフクラブのフィッティングを希望するゴルファーに実際にスイングをしてもらい、そのスイングから、当該ゴルファーに特有のスイングを計測している。この計測には、グリップのグリップエンド端に設けられたセンサ部13が用いられる。図7に示される例では、ゴルファーGは右利きであり、所定位置にセットされたボールBを打撃するためのスイングを開始する直前のアドレス状態である。
センサ部13におけるセンサは無線式であり、測定されたデータは、無線により、データ解析装置としてのコンピュータCに内蔵された無線受信装置(図示せず)に送信される。無線通信として、例えばBluetooth(ブルートゥース(Bluetoothは登録商標である。))の規格及び技術を用いることができる。センサ部13からの信号を受信する前記無線受信装置は、無線アンテナ、無線インターフェース、CPU及びネットワークインターフェースを備えている。
データ解析装置としてのコンピュータCは、キーボード41及びマウス42からなる入力部43と、表示部44とを備えている。また、図示していないが、コンピュータCは、ハードディスク、メモリ、CPU及びネットワークインターフェースを備えている。
センサ部13から送信されたデータは、無線受信装置側の無線アンテナを介して、無線インターフェースによって受信される。受信されたデータは、コンピュータCのCPUで演算処理される。
コンピュータCに送られたデータは、ハードディスクなどのメモリ資源に記録される。ハードディスクには、データ処理などに必要なプログラム及びデータなどが記憶されている。このプログラムは、CPUに、必要なデータ処理を実行させる。CPUは、各種の演算処理を実行可能であり、演算結果は、表示部44又は図示しない印刷装置などによって出力される。
〔その他の変形例〕
なお、今回開示された実施の形態はすべての点において単なる例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、前記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内のすべての変更が含まれることが意図される。
また、前述した実施の形態では、センサケーシングの形状が短円柱状であるが、角柱状など他の形状であってもよい。
また、電池部のケーシングも細長の直方体形状(図3の実施の形態)や円柱形状(図6の実施の形態)以外に、角柱形状など他の形状であってもよい。
また、回転防止用の凸部の数は、2つに限らず、1つであってもよいし、3つ以上であってもよい。
1 ゴルフクラブ
2 ヘッド
3 シャフト
4 グリップ
4a エンドキャップ
4b 中央孔
4c 凹部
10 センサ体
11 センサ部
12 電池部
13 センサケーシング
14 ケーシング
16 接続部
17 当接部
17a 当接面
18 ネック部
19 移行部
20 緩衝部
21 凸部
51 センサ部
52 電池部

Claims (11)

  1. シャフトの先端にヘッドが設けられ、当該シャフトの後端にグリップが設けられてなるゴルフクラブであって、
    前記グリップに、ゴルフスイングの挙動解析に用いるセンサ体が配設されており、
    このセンサ体は、角速度センサ、加速度センサ及び磁気センサの少なくとも1つを収容するセンサ部と、電池を収容する電池部とを有しており、
    前記電池部はグリップ内に配設されており、
    前記センサ部は、前記グリップのグリップエンド端に配設されており、
    前記センサ部と電池部との間であって前記グリップ内に接続部が設けられており、この接続部は、グリップ内に挿入されるシャフトの内周面に当接する当接部と、この当接部よりグリップエンド端側に位置し、当該当接部よりも小径のネック部とからなることを特徴とするゴルフクラブ。
  2. 前記接続部のシャフト軸方向に沿う長さが7〜30mmである、請求項に記載のゴルフクラブ。
  3. 前記ネック部は前記グリップのエンドキャップの中央孔内に配置されており、このネック部の周面と、前記中央孔の縁部との間に打球による衝撃を緩和するための緩衝部が設けられている、請求項又はに記載のゴルフクラブ。
  4. 前記緩衝部が、ショアA硬度で40°以上60°以下の材質からなる、請求項に記載のゴルフクラブ。
  5. 前記センサ部は、略短円柱形状のセンサケーシングを備えており、このセンサケーシングの一方の端面に、前記グリップのエンドキャップに形成された凹部内に嵌入される凸部が当該センサケーシングと一体に形成されている、請求項のいずれか一項に記載のゴルフクラブ。
  6. 前記凸部は、前記ネック部の周囲において複数形成されている、請求項に記載のゴルフクラブ。
  7. 前記センサケーシングの高さが30mm以下である、請求項又はに記載のゴルフクラブ。
  8. 前記センサ体の重量が13g以下である、請求項1〜のいずれか一項に記載のゴルフクラブ。
  9. 前記グリップとセンサ体の重量の合計が50g以下である、請求項1〜のいずれか一項に記載のゴルフクラブ。
  10. 前記センサ部が温度センサを更に備えている、請求項1〜のいずれか一項に記載のゴルフクラブ。
  11. 前記センサケーシングの外径が、前記グリップエンド端の直径よりも小さい、請求項又はに記載のゴルフクラブ。
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