JP6158074B2 - 水洗式大便器およびその施工方法 - Google Patents
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Description
図1は、第1実施形態に係る大便器を上方からみた斜視図である。図2は、大便器の背面図である。図3は、大便器の中央縦断面図である。説明の便宜上、各図には大便器の便座、便蓋、局部洗浄装置、サイドパネル等が取り外された状態が示されている。
便器洗浄の待機状態において図示しない洗浄スイッチが操作されると、図示しない制御部によりポンプ8が駆動される。それにより、タンク4内の洗浄水が汲み上げられ、配管6を介して便鉢部12に吐水される。設定水量の洗浄水が吐水され、タンク4内の水位が最低水位になると、ポンプ8の駆動が停止される。なお、このようにタンク4内の水位が低下する際、吸気部55からタンク4内に空気が吸気されるため、タンク4内に貯水された洗浄水が流出管58から良好に流出する。ポンプ8の駆動が停止すると、逆止弁50が吸水管49の連通口を閉鎖し、洗浄水が上流側へ逆流することを阻止する。
図10および図11は、大便器1の施工方法を表す図である。図10は斜め前方からみた様子を示し、図11は斜め後方からみた様子を示している。各図(a)〜(c)は、施工作業の流れを示している。なお、本実施形態では、トイレのリフォームに際して既設の排水管24の位置を変更できない状況での施工、つまりいわゆるリフォームトイレ仕様の施工方法について説明する。
本実施形態の施工構造は、排水ソケットの構成が異なる点を除き、第1実施形態と同様の構成を有する。このため、以下において第1実施形態と同様の構成部分については同一の符号を付すなどして、その説明を省略する。図12は、第2実施形態に係る大便器の構造およびその施工構造を表す断面図である。図13は、排水ソケットの構成を示す図である。(a)は正面図であり、(b)は左側面図であり、(c)は平面図であり、(d)は底面図である。(e)は、排水ソケットとタンクとが取り付けられた状態を底面側からみた図である。
本実施形態の施工構造は、壁排水式である点で第1実施形態と異なる。以下においては第1実施形態との相異点を中心に説明する。図14は、第3実施形態に係る大便器の構造およびその施工構造を表す断面図である。図15は、排水ソケットの構成を示す図である。(a)は背面図であり、(b)は右側面図であり、(c)は平面図であり、(d)は底面図である。(e)は、排水ソケットとタンクとが取り付けられた状態を底面側からみた図である。
図16は、大便器1の施工方法を表す図である。(a)〜(c)は、施工作業の流れを示している。本実施形態においても、排水ソケット310を位置決めの基準としてタンク4、便器本体2を順次組み付ける手法を採用する。ただし、排水ソケット310を壁面の排水管324に接続する前に、排水ソケット310とタンク4とを組み付ける点で第1実施形態とは異なる。
Claims (11)
- 便鉢部に設けられた排水管部を有する便器本体と、前記便器本体に供給する洗浄水を貯水するためのタンクとを備える水洗式大便器を、排水ソケットを介して排水管に設置する施工方法であって、
前記排水ソケットを位置決めの基準として前記タンクを配設する第1工程と、
前記排水ソケットに前記排水管部を挿入するようにして前記便器本体を配設することにより、前記便器本体を前記タンクに組み付ける第2工程と、
を備えることを特徴とする水洗式大便器の施工方法。 - 前記第1工程は、
前記排水管に前記排水ソケットを接続する工程と、
前記排水管に接続された排水ソケットを基準として前記タンクを配設する工程と、
を含むことを特徴とする請求項1に記載の水洗式大便器の施工方法。 - 前記排水ソケットと前記タンクとの位置決めが、両者の嵌合構造により実現されることを特徴とする請求項1または2に記載の水洗式大便器の施工方法。
- 前記排水ソケットに前記タンクを配設した際に、前記排水ソケットの接続口が露出可能となるように前記タンクの形状が定められていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の水洗式大便器の施工方法。
- 前記タンクは、前記排水ソケットの接続口を取り囲む態様で配設されるようその形状が定められていることを特徴とする請求項4に記載の水洗式大便器の施工方法。
- 前記排水管部が前記便器本体の後方に露出するように設けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の水洗式大便器の施工方法。
- 便鉢部に設けられた排水管部を有する便器本体と、前記便器本体に供給する洗浄水を貯水するためのタンクとを備え、排水ソケットを介して排水管に設置される水洗式大便器であって、
前記タンクが、前記便器本体との組み付けに先立って、前記排水管に接続された排水ソケットを位置決めの基準として配設可能に構成され、
前記便器本体が、前記排水ソケットを位置決めの基準として前記タンクと組み付け可能に構成されていることを特徴とする水洗式大便器。 - 前記排水ソケットと前記タンクとの位置決めが、両者の嵌合構造により実現されることを特徴とする請求項7に記載の水洗式大便器。
- 前記排水ソケットに前記タンクを配設した際に、前記排水ソケットの接続口が露出可能となるように前記タンクの形状が定められていることを特徴とする請求項7または8に記載の水洗式大便器。
- 前記タンクは、前記排水ソケットの接続口を取り囲む態様で配設されるようその形状が定められていることを特徴とする請求項9に記載の水洗式大便器。
- 前記排水管部が前記便器本体の後方に露出するように設けられていることを特徴とする請求項7〜10のいずれかに記載の水洗式大便器。
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