JP6157888B2 - 防水パネル柵の止水構造 - Google Patents

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Description

本発明は、台風による河川の洪水や海岸付近での津波や高潮等によって、沿岸部の建築物や道路等に浸水被害が発生することを防止する防水パネル柵の止水構造に関する。
従来より、河川の洪水による浸水被害を防止することを目的に河川の堤防に設置されるものとして、特許文献1に開示された可搬式越水防止装置が提案されている。
特許文献1に開示された可搬式越水防止装置は、平常時において、河川の堤防に設けられた複数のポストホールに親杭(支柱)が収納されるとともに、洪水時において、各々のポストホールから親杭(支柱)が引き上げられて、隣り合う親杭(支柱)の間に複数の横矢板(パネル)が張られることによって、河川の堤防において組み立てられるものである。
特許文献1に開示された可搬式越水防止装置は、隣り合う親杭(支柱)の溝部に複数の横矢板(パネル)が嵌め入れられ、これら複数の横矢板(パネル)が上下方向に連接される構造となっている。このため、特許文献1に開示された可搬式越水防止装置は、親杭(支柱)の溝部と各々の横矢板(パネル)との間に生じる隙間や、複数の横矢板(パネル)が連接される箇所に生じる隙間、及び、最下段の横矢板(パネル)と河川の堤防における設置面との間に生じる隙間において、浸水を防止するための止水構造が必要となる。
このとき、特許文献1に開示された可搬式越水防止装置は、親杭(支柱)の溝部と各々の横矢板(パネル)との間に生じる隙間にゴムパッキンが設けられ、また、複数の横矢板(パネル)が連接される箇所にホゾ及びホゾ穴が設けられ、さらに、最下段の横矢板(パネル)と河川の堤防における設置面との間に横矢板固定用部材の溝が設けられることにより、これらの隙間における遮水性を向上させて止水構造が設けられたものとなる。
なお、特許文献1に開示された可搬式越水防止装置は、満水時の浮力に耐え得る構成として、浮力が小さい横矢板(パネル)を用いるようにしてもよいし、最上段の横矢板(パネル)の上部と親杭(支柱)の上部とを固定する固定部材が設けられてもよいものとされている。
特開2011−47150号公報
しかし、特許文献1に開示された可搬式越水防止装置は、特許文献1の図7に示されるように、親杭(支柱)の溝部で相対する一対のゴムパッキンがあらかじめ設けられるものであり、この相対する一対のゴムパッキンに横矢板(パネル)が挟み込まれて、親杭(支柱)の溝部と各々の横矢板(パネル)との間における遮水性を向上させるものである。
このとき、特許文献1に開示された可搬式越水防止装置は、親杭(支柱)の溝部と横矢板(パネル)との間における遮水性を向上させるために、相対する一対のゴムパッキンにより形成される間隙が、横矢板(パネル)の厚みよりも小さくて狭いものとなる。このため、特許文献1に開示された可搬式越水防止装置は、横矢板(パネル)における幅方向の両端部の各々を、相対する一対のゴムパッキンの狭い間隙に押し込むことが必要となり、親杭(支柱)や横矢板(パネル)の設置に高い施工精度が要求されることになるという問題点があった。
また、特許文献1に開示された可搬式越水防止装置は、相対する一対のゴムパッキンの狭い間隙に、横矢板(パネル)における幅方向の両端部の各々を嵌め入れるために、横矢板(パネル)の吊下げ作業を高い施工精度で実施できるクレーン等の重機が必要となる。このため、特許文献1に開示された可搬式越水防止装置は、洪水時において緊急を要する場合に、即座にクレーン等の重機を手配することが困難であることから、洪水が到達するまでの間に可搬式越水防止装置を組み立てることができないおそれがあるという問題点があった。
そこで、本発明は、上述した問題点に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、洪水や津波による浸水を防止する防水パネル柵について、複数の支柱の間に防水パネルを容易、迅速に設置することができるのみならず、支柱の溝部と防水パネルとの間で十分な止水性能を確保することのできる防水パネル柵の止水構造を提供することにある。
第1発明に係る防水パネル柵の止水構造は、洪水や津波による浸水を防止する防水パネル柵の止水構造であって、所定の間隔で設置される複数の支柱と、前記複数の支柱の間に設置される防水パネルと、浸水方向となる正面側に取り付けられる嵌設支圧部材とを備え、前記複数の支柱は、前記支柱の長手方向に延びる溝部が各々に形成されて、隣り合う前記複数の支柱の前記溝部を相対させて一対の溝部が設けられるとともに、前記溝部の内側で前記支柱の長手方向に延びる止水材が浸水方向となる正面側に突出させて設けられ、前記防水パネルは、前記一対の溝部に嵌め入れられることにより、前記防水パネルの背面部が前記溝部の内側で前記止水材に当接されて、前記嵌設支圧部材によって浸水方向の反対側となる背面側で前記止水材に支圧され、前記嵌設支圧部材は、前記溝部の内側に嵌設される嵌設部と、前記嵌設部から延びて設けられる支持部と、前記防水パネルを支圧する支圧部とを有し、前記支圧部は、前記防水パネルの正面部に当接される押当部を有し、前記支持部に設けられたメネジ部に螺合されて前記支持部に支持されることを特徴とする。
第2発明に係る防水パネル柵の止水構造は、第1発明において、前記防水パネルは、上下方向に連接される複数の防水パネルユニットを有し、前記嵌設支圧部材は、前記複数の防水パネルユニットにおける各々の幅方向の両端部で、少なくとも1個ずつ取り付けられることを特徴とする。
発明に係る防水パネル柵の止水構造は、洪水や津波による浸水を防止する防水パネル柵の止水構造であって、所定の間隔で設置される複数の支柱と、前記複数の支柱の間に設置される防水パネルと、浸水方向となる正面側に取り付けられる嵌設支圧部材とを備え、前記複数の支柱は、前記支柱の長手方向に延びる溝部が各々に形成されて、隣り合う前記複数の支柱の前記溝部を相対させて一対の溝部が設けられるとともに、前記溝部の内側で前記支柱の長手方向に延びる止水材が浸水方向となる正面側に突出させて設けられ、前記防水パネルは、前記一対の溝部に嵌め入れられることにより、前記防水パネルの背面部が前記溝部の内側で前記止水材に当接されて、前記嵌設支圧部材によって浸水方向の反対側となる背面側で前記止水材に支圧され、前記嵌設支圧部材は、前記溝部の内側に嵌設される嵌設部と、前記嵌設部から延びて設けられる支持部と、前記防水パネルを支圧する支圧部とを有し、前記支持部は、前記嵌設部が前記溝部の内側に嵌設された状態を弾性変形によって保持する弾性部材が収容される弾性部材収容部が設けられ、前記支圧部は、前記防水パネルの正面部に当接される前記弾性部材を有し、前記支持部に設けられたメネジ部に螺合されて前記支持部に支持されることを特徴とする。
第1発明〜第発明によれば、防水パネルを一対の溝部に遊嵌させて嵌め入れることができるため、高い施工精度を要求することなく、防水パネルを複数の支柱の間に設置することが可能となり、洪水時においてクレーン等の重機を手配することができない場合であっても、容易、迅速に複数の支柱の間に防水パネルを設置することができ、洪水が到達するまでの間に、施工、組立時間を短縮して確実に防水パネル柵を組み立てることが可能となる。また、第1発明〜第発明によれば、洪水等の水が引いて防水パネルを撤去する場合においても、嵌設支圧部材を取り外して防水パネルを複数の支柱の間から引き抜くのみで、容易、迅速に防水パネルを撤去することが可能となる。
また、第1発明〜第発明によれば、洪水等が発生して、浸水方向となる正面側から防水パネル柵に水が押し寄せた場合であっても、洪水等の初期状態において、溝部の内側まで流入した水が止水材で止水されるものとなり、防水パネル柵の背面側まで水が浸水することを防止することが可能となる。
また、第1発明〜第発明によれば、防水パネル柵の正面側から水が衝突した場合や、防水パネル柵の正面側に水が貯まって防水パネルに作用する水圧が高くなった場合であっても、溝部の内側で止水材を奥行方向に圧縮させる方向に防水パネルが押圧されるため、止水材に防水パネルの背面部がより密接するものとなり、止水材による止水性能を向上させることが可能となる。
さらに、第1発明〜第発明によれば、防水パネルが一対の溝部に遊嵌されて嵌め入れられるため、溝部に嵌め入れられた防水パネルに、奥行方向の傾斜や上下方向のずれが生じた場合であっても、嵌設支圧部材によって防水パネルが背面側に支圧され、又は、防水パネル柵の正面側に水が貯まって防水パネルに作用する水圧が高くなることで、溝部の内側で止水材を奥行方向に圧縮させる方向に防水パネルが押圧されるため、防水パネルの奥行方向の傾斜や上下方向のずれを矯正させることが可能となる。
特に、第2発明によれば、複数の防水パネルユニットにおける各々の幅方向の両端部で、嵌設支圧部材が少なくとも1個ずつ取り付けられることで、嵌設支圧部材によって各々の防水パネルユニットを強固に支圧することができ、止水材による止水性能を確実なものとすることが可能となる。
特に、第発明〜第発明によれば、嵌設部の挿入板を間隙に挿入して支圧部となるボルトを締め込むことで、容易、迅速に嵌設支圧部材によって防水パネルを背面側に支圧することができ、洪水が到達するまでの間に、溝部の内側で防水パネルを確実に背面側に支圧することが可能となる。また、第発明〜第発明によれば、支圧部となるボルトを緩めることにより、容易、迅速に嵌設支圧部材を取り外すことも可能となる。
特に、第発明によれば、防水パネルの正面部と支柱の正面側フランジとの間に形成される間隙が、洪水等の初期状態よりも大きくなった場合であっても、溝部の内側に嵌設された嵌設支圧部材の嵌設部が緩むことを防止して、嵌設支圧部材が脱落することを回避することが可能となる。
本発明に係る防水パネル柵の止水構造が用いられた防水パネル柵を示す斜視図である。 (a)は、本発明に係る防水パネル柵の止水構造の支柱を示す正面図であり、(b)は、その平面図である。 (a)は、本発明に係る防水パネル柵の止水構造の防水パネルを示す正面図であり、(b)は、その側面図である。 本発明に係る防水パネル柵の止水構造の嵌設支圧部材を示す斜視図である。 (a)は、本発明に係る防水パネル柵の止水構造が用いられる防水パネル柵を示す正面図であり、(b)は、その平面図である。 本発明に係る防水パネル柵の止水構造において、防水パネルを溝部に嵌め入れる状態を示す平面図である。 本発明に係る防水パネル柵の止水構造において、防水パネルの正面部と支柱の正面側フランジとの間に形成された間隙に挿入板が挿入される状態を示す平面図である。 本発明に係る防水パネル柵の止水構造において、溝部の内側に嵌設部が嵌設されて、押当部が防水パネルの正面部に当接される状態を示す平面図である。 本発明に係る防水パネル柵の止水構造において、支柱の正面側フランジから挿入板が反力を得ながら、防水パネルが背面側に支圧される状態を示す平面図である。 本発明に係る防水パネル柵の止水構造において、洪水等の初期状態を示す平面図である。 (a)は、本発明を適用した防水パネル柵の止水構造を示す正面図であり、(b)は、そのC−C線断面図である。 (a)は、本発明に係る防水パネル柵の止水構造の嵌設支圧部材の第1変形例を示す平面図であり、(b)は、嵌設支圧部材の第2変形例を示す平面図である。
以下、本発明を適用した防水パネル柵の止水構造1を実施するための形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
本発明を適用した防水パネル柵の止水構造1は、図1に示すように、浸水域との境界に設置される防水パネル柵5に用いられるものであり、台風による河川の洪水や海岸付近での津波や高潮等によって、沿岸部の建築物や道路等に浸水被害が発生することを防止するものである。
本発明を適用した防水パネル柵の止水構造1は、防水パネル柵5の幅方向Xに所定の間隔で設置される複数の支柱2と、複数の支柱2の間に設置される防水パネル3と、浸水方向となる正面側Aで防水パネル柵5に取り付けられる嵌設支圧部材4とを備える。
複数の支柱2は、図2に示すように、各々の支柱2の下部2aが地盤7に埋め込まれ、地盤7に所定の間隔を空けて立設される。各々の支柱2は、これに限らず、支柱2の下部2aを地盤7に埋め込むことなく、支柱2の下部2aにベースプレートを取り付けて地盤7に立設させてもよい。各々の支柱2は、略H形断面形状の形鋼等が用いられ、浸水方向となる正面側Aに設けられる正面側フランジ21と、浸水方向の反対側となる背面側Bに設けられる背面側フランジ22と、正面側フランジ21の略中央から背面側フランジ22の略中央に向けて延びて設けられるウェブ23とを備える。
各々の支柱2は、正面側フランジ21と背面側フランジ22とが略平行に設けられ、正面側フランジ21及び背面側フランジ22に対してウェブ23が略垂直に設けられる。各々の支柱2は、正面側フランジ21、背面側フランジ22及びウェブ23により平面視における3方向が取り囲まれて、幅方向Xでウェブ23と反対側に開口された溝部24が形成される。
各々の支柱2は、各々の支柱2の長手方向に延びる溝部24が形成されたものとなり、隣り合う複数の支柱2の各々に形成された溝部24の開口が幅方向Xで互いに対向するように地盤7に設置される。このとき、複数の支柱2は、隣り合う複数の支柱2の各々に形成された溝部24を相対させて一対の溝部24が設けられるものとなる。
各々の支柱2は、溝部24の内側で支柱2の長手方向に延びて、鉛直方向の所定の範囲で止水材25が設けられる。止水材25は、CRゴム等の弾性樹脂を材質とした中空状ゴムガスケットが用いられ、背面側フランジ22に接着剤等で取り付けられる。止水材25は、平面視における幅方向Xの中間部が隆起するように湾曲され、背面側フランジ22から浸水方向となる正面側Aに向けて突出させて設けられる。止水材25は、これに限らず、如何なる材質のものが如何なる形状で設けられてもよい。
防水パネル3は、図3に示すように、複数の防水パネルユニット31を備えるものであり、3つの防水パネルユニット31を上下方向Yに連接されて構成される。防水パネル3は、これに限らず、如何なる数量の防水パネルユニット31によって構成されてもよく、また、複数の防水パネルユニット31を一体化したものによって構成されてもよい。
防水パネルユニット31は、中空状の5本の角形鋼管32が上下方向Yに連接される。防水パネルユニット31は、これらの角形鋼管32の間にコーキング材等を充填することによって止水され、これらの角形鋼管32がボルトナットや溶接等によって連結される。防水パネルユニット31は、これに限らず、中実状の角形鋼管32が用いられてもよく、如何なる数量の角形鋼管32が如何なる手段で止水されて連結されてもよい。
嵌設支圧部材4は、図4に示すように、略L形状の嵌設部41と、平板状の支持部42と、支持部42に取り付けられる支圧部43とを備える。嵌設支圧部材4は、所定の剛性を有する鋼製のものが用いられるが、これに限らず、如何なる材質のものが用いられてもよい。
嵌設部41は、平板状の挿入板41aと、挿入板41aの端部から略垂直に延びて設けられる架設板41bとを備える。支持部42は、架設板41bの端部から略垂直に延びて嵌設部41の挿入板41aと略平行に設けられ、略円形状の孔部42aが形成される。支持部42は、支持部42と嵌設部41の架設板41bとを連結する2枚の補剛板42dが設けられる。
支持部42は、支持部42の内面42cにおいて、孔部42aに重ね合わされてナットが溶接により固定され、メネジ部42bが設けられる。支持部42は、これに限らず、如何なる手段でナットが固定されてもよく、また、孔部42aをタップ加工してネジ切りすることにより、メネジ部42bが設けられてもよい。
支圧部43は、側面がネジ切りされたボルト43aが用いられ、ボルト43aの先端部に押当部43bが設けられる。支圧部43は、押当部43bがボルト43aの先端部よりも大きい外径で略円形状に形成される。支圧部43は、ボルト43aの基端部にナットを溶接して固定することによってボルト頭43cが設けられる。支圧部43は、これに限らず、如何なる手段でボルト頭43cが設けられてもよい。
支圧部43は、支持部42に形成された孔部42aにボルト43aの先端部を挿通させて、支持部42に固定されたメネジ部42bにボルト43aを螺合させることにより、支持部42に支持されるものとなる。支圧部43は、ボルト43aをメネジ部42bに螺合させた後に、ボルト43aの先端部に押当部43bが取り付けられて設けられる。
防水パネル柵5は、図5に示すように、隣り合う複数の支柱2の一対の溝部24に対して、複数の防水パネルユニット31が上方から順次落とし込まれることによって、防水パネル3が嵌め入れられて設置される。これにより、防水パネル柵5は、複数の支柱2の間で地盤7の設置面7aに防水パネル3が設置されたものとなる。
防水パネル柵5は、図6に示すように、各々の防水パネルユニット31の奥行方向Zの厚さが溝部24の奥行方向Zの奥行きよりも小さいものとされるため、各々の防水パネルユニット31を一対の溝部24に遊嵌させて嵌め入れることができる。
本発明を適用した防水パネル柵の止水構造1は、防水パネル3を一対の溝部24に遊嵌させて嵌め入れることができるため、高い施工精度を要求することなく、防水パネル3を複数の支柱2の間に設置することが可能となる。
これにより、本発明を適用した防水パネル柵の止水構造1は、洪水時においてクレーン等の重機を手配することができない場合であっても、複数の支柱2の間にフォークリフト等を用いて容易、迅速に防水パネル3を設置することができ、洪水が到達するまでの間に、施工、組立時間を短縮して確実に防水パネル柵5を組み立てることが可能となる。
本発明を適用した防水パネル柵の止水構造1は、図7に示すように、防水パネル3が一対の溝部24に嵌め入れられて、支柱2の背面側フランジ22に設けられた止水材25に防水パネル3の背面部3aが当接されて、防水パネル3の正面部3bと支柱2の正面側フランジ21との間に形成される間隙Gに、嵌設部41の挿入板41aが挿入される。
本発明を適用した防水パネル柵の止水構造1は、図8に示すように、嵌設部41の挿入板41aが間隙Gに挿入されることで、溝部24の内側に嵌設支圧部材4の嵌設部41が嵌設されて、支圧部43に設けられた押当部43bが防水パネル3の正面部3bに面状に当接される。
本発明を適用した防水パネル柵の止水構造1は、図9に示すように、支圧部43に設けられた押当部43bが防水パネル3の正面部3bに当接されて、メネジ部42bに螺合されたボルト43aが締め込まれる。このとき、本発明を適用した防水パネル柵の止水構造1は、支柱2の正面側フランジ21から嵌設部41の挿入板41aが反力を得ながら、支圧部43によって防水パネル3が溝部24の内側で背面側Bに支圧されることになる。
これにより、本発明を適用した防水パネル柵の止水構造1は、嵌設部41の挿入板41aを間隙Gに挿入してボルト43aを締め込むことで、容易、迅速に嵌設支圧部材4によって防水パネル3を背面側Bに支圧することができ、洪水が到達するまでの間に、溝部24の内側で防水パネル3を確実に背面側Bに支圧することが可能となる。また、本発明を適用した防水パネル柵の止水構造1は、ボルト43aを緩めることにより、容易、迅速に嵌設支圧部材4を取り外すことも可能となる。
また、本発明を適用した防水パネル柵の止水構造1は、ボルト43aが防水パネル3の正面部3bに対して傾斜して締め込まれた場合であっても、防水パネル3の正面部3bに押当部43bが面状に当接されることで、防水パネル3の正面部3bを支圧部43で均等に支圧することが可能となる。さらに、本発明を適用した防水パネル柵の止水構造1は、嵌設支圧部材4において、嵌設部41の挿入板41aと幅方向Xの位置をずらして支持部42が設けられるため、支柱2の正面側フランジ21に削孔等の加工をすることなく、防水パネル3の正面部3bを支圧部43で支圧することが可能となる。
本発明を適用した防水パネル柵の止水構造1は、高い施工精度を要求することなく、複数の支柱2の間に防水パネル3を設置して、嵌設支圧部材4によって容易、迅速に防水パネル3を背面側Bに支圧することができるだけでなく、洪水等の水Wが引いて防水パネル3を撤去する場合においても、嵌設支圧部材4を取り外して防水パネル3を複数の支柱2の間から引き抜くのみで、容易、迅速に防水パネル3を撤去することが可能となる。
本発明を適用した防水パネル柵の止水構造1は、嵌設支圧部材4によって防水パネル3が溝部24の内側で背面側Bに支圧され、弾性変形する中空状ゴムガスケットの止水材25が防水パネル3の背面部3aに押し潰されるようにして奥行方向Zに圧縮されることで、防水パネル3の背面部3aに止水材25が密接するものとなる。
これにより、本発明を適用した防水パネル柵の止水構造1は、図10に示すように、洪水等が発生して、浸水方向となる正面側Aから防水パネル柵5に水Wが押し寄せた場合であっても、洪水等の初期状態において、溝部24の内側まで流入した水Wが止水材25で止水されるものとなり、止水材25による止水性能が発揮されて、防水パネル柵5の背面側Bまで水Wが浸水することを防止することが可能となる。
また、本発明を適用した防水パネル柵の止水構造1は、防水パネル柵5の正面側Aから水Wが衝突した場合や、防水パネル柵5の正面側Aに水Wが貯まって防水パネル3に作用する水圧が高くなった場合であっても、溝部24の内側で止水材25を奥行方向Zに圧縮させる方向に防水パネル3が押圧されるため、止水材25に防水パネル3の背面部3aがより密接するものとなり、止水材25による止水性能を向上させることが可能となる。
さらに、本発明を適用した防水パネル柵の止水構造1は、防水パネルユニット31が一対の溝部24に遊嵌されて嵌め入れられるため、溝部24に嵌め入れられた防水パネルユニット31に、奥行方向Zの傾斜や上下方向Yのずれが生じた場合であっても、嵌設支圧部材4によって防水パネル3が背面側Bに支圧され、又は、防水パネル柵5の正面側Aに水Wが貯まって防水パネル3に作用する水圧が高くなることで、溝部24の内側で止水材25を奥行方向Zに圧縮させる方向に防水パネル3が押圧されて、防水パネル3の奥行方向Zの傾斜や上下方向Yのずれを矯正させることが可能となる。
本発明を適用した防水パネル柵の止水構造1は、図11(a)に示すように、各々の防水パネルユニット31の幅方向Xの両端部で、嵌設支圧部材4が各々に2個ずつ取り付けられる。本発明を適用した防水パネル柵の止水構造1は、複数の防水パネルユニット31における各々の幅方向Xの両端部で、嵌設支圧部材4が少なくとも1個ずつ取り付けられることで、嵌設支圧部材4によって各々の防水パネルユニット31を強固に支圧することができ、止水材25による止水性能を確実なものとすることが可能となる。
本発明を適用した防水パネル柵の止水構造1は、図11(b)に示すように、溝部24の内側で支柱2の長手方向に延びて止水材25が設けられ、防水パネル3の上下方向Yの全長に亘って止水材25が密接するものとなるため、溝部24の内側と防水パネル3の背面部3aとの間において、止水材25による止水性能を確実なものとすることが可能となる。
本発明を適用した防水パネル柵の止水構造1は、下段の防水パネルユニット31の下面で、幅方向Xに延びてゴムガスケット33が設けられることで、地盤7の設置面7aと防水パネル3との間において、ゴムガスケット33による止水性能を確実なものとすることが可能となる。本発明を適用した防水パネル柵の止水構造1は、下段の防水パネルユニット31の上面と中段の防水パネルユニット31の下面との間や、中段の防水パネルユニット31の上面と上段の防水パネルユニット31の下面との間にも、ゴムガスケット33を設けることができ、これにより、これらの間における止水性能を確実なものとすることが可能となる。
なお、本発明を適用した防水パネル柵の止水構造1は、嵌設支圧部材4において、略L形状の嵌設部41の架設板41bに沿うようにして筒状の支持部42が取り付けられてもよい。このとき、筒状の支持部42は、支持部42の内面42cにおいてネジ切りされてメネジ部42bが設けられ、側面がネジ切りされたボルト43aをメネジ部42bに螺合させることで、支圧部43が支持されるものとなる。
また、本発明を適用した防水パネル柵の止水構造1は、図12(a)に示すように、嵌設支圧部材4の第1変形例において、略L形状の嵌設部41と、平板状の支持部42と、支持部42に取り付けられる支圧部43とを備え、支圧部43の押当部43bに弾性部材44を設けるものとしてもよい。このとき、弾性部材44は、防水パネル3の正面部3bに当接されるように、押当部43bと防水パネル3の正面部3bとの間で、押当部43bにゴム部材44a等を取り付けることによって設けられる。
さらに、本発明を適用した防水パネル柵の止水構造1は、図12(b)に示すように、嵌設支圧部材4の第2変形例において、略L形状の嵌設部41と、平板状の支持部42と、支持部42に取り付けられる支圧部43とを備え、嵌設部41の架設板41bに弾性部材44が収容される弾性部材収容部45が設けられ、支圧部43のボルト43aの先端部に弾性部材44を設けるものとしてもよい。このとき、弾性部材44は、防水パネル3の正面部3bに当接されるように、支圧部43のボルト43aの先端部と防水パネル3の正面部3bとの間で、弾性部材収容部45に板バネ44bやコイルバネ等が下方から支持されるものとなる。
本発明を適用した防水パネル柵の止水構造1は、洪水等の初期状態から、さらに、防水パネル柵5の正面側Aから水Wが衝突した場合や、防水パネル柵5の正面側Aに水Wが貯まって防水パネル3に作用する水圧が高くなった場合において、溝部24の内側で止水材25をさらに奥行方向Zに圧縮させる方向に防水パネル3が押圧されるものとなる。
このとき、本発明を適用した防水パネル柵の止水構造1は、防水パネル3の正面部3bと支柱2の正面側フランジ21との間に形成される間隙Gが、洪水等の初期状態よりも大きくなることで、溝部24の内側に嵌設された嵌設支圧部材4の嵌設部41が緩むことになり、嵌設支圧部材4が脱落するおそれがある。
しかし、本発明を適用した防水パネル柵の止水構造1は、嵌設支圧部材4の第1変形例又は第2変形例において、嵌設支圧部材4に弾性部材44が設けられるため、洪水等の初期状態よりも間隙Gが大きくなった場合であっても、弾性部材44が伸長することで防水パネル3の正面部3bに当接された状態が維持され、嵌設部41が溝部24の内側に嵌設された状態を保持するものとなる。
これにより、本発明を適用した防水パネル柵の止水構造1は、防水パネル3の正面部3bと支柱2の正面側フランジ21との間に形成される間隙Gが、洪水等の初期状態よりも大きくなった場合であっても、溝部24の内側に嵌設された嵌設支圧部材4の嵌設部41が緩むことを防止して、嵌設支圧部材4が脱落することを回避することが可能となる。
本発明を適用した防水パネル柵の止水構造1は、第1変形例又は第2変形例においても、嵌設部41の挿入板41aを間隙Gに挿入してボルト43aを締め込むことで、容易、迅速に嵌設支圧部材4によって防水パネル3を背面側Bに支圧することができ、洪水が到達するまでの間に、溝部24の内側で防水パネル3を確実に背面側Bに支圧することが可能となる。また、本発明を適用した防水パネル柵の止水構造1は、ボルト43aを緩めることにより、容易、迅速に嵌設支圧部材4を取り外すことも可能となる。
以上、本発明の実施形態の例について詳細に説明したが、上述した実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。
1 :防水パネル柵の止水構造
2 :支柱
2a :下部
21 :正面側フランジ
22 :背面側フランジ
23 :ウェブ
24 :溝部
25 :止水材
3 :防水パネル
3a :背面部
3b :正面部
31 :防水パネルユニット
32 :角形鋼管
33 :ゴムガスケット
4 :嵌設支圧部材
41 :嵌設部
41a :挿入板
41b :架設板
42 :支持部
42a :孔部
42b :メネジ部
42c :内面
42d :補剛板
43 :支圧部
43a :ボルト
43b :押当部
43c :ボルト頭
44 :弾性部材
44a :ゴム部材
44b :板バネ
45 :弾性部材収容部
5 :防水パネル柵
7 :地盤
7a :設置面
A :正面側
B :背面側
G :間隙
W :水
X :幅方向
Y :上下方向
Z :奥行方向

Claims (3)

  1. 洪水や津波による浸水を防止する防水パネル柵の止水構造であって、
    所定の間隔で設置される複数の支柱と、前記複数の支柱の間に設置される防水パネルと、浸水方向となる正面側に取り付けられる嵌設支圧部材とを備え、
    前記複数の支柱は、前記支柱の長手方向に延びる溝部が各々に形成されて、隣り合う前記複数の支柱の前記溝部を相対させて一対の溝部が設けられるとともに、前記溝部の内側で前記支柱の長手方向に延びる止水材が浸水方向となる正面側に突出させて設けられ、
    前記防水パネルは、前記一対の溝部に嵌め入れられることにより、前記防水パネルの背面部が前記溝部の内側で前記止水材に当接されて、前記嵌設支圧部材によって浸水方向の反対側となる背面側で前記止水材に支圧され
    前記嵌設支圧部材は、前記溝部の内側に嵌設される嵌設部と、前記嵌設部から延びて設けられる支持部と、前記防水パネルを支圧する支圧部とを有し、
    前記支圧部は、前記防水パネルの正面部に当接される押当部を有し、前記支持部に設けられたメネジ部に螺合されて前記支持部に支持されること
    を特徴とする防水パネル柵の止水構造。
  2. 前記防水パネルは、上下方向に連接される複数の防水パネルユニットを有し、
    前記嵌設支圧部材は、前記複数の防水パネルユニットにおける各々の幅方向の両端部で、少なくとも1個ずつ取り付けられること
    を特徴とする請求項1記載の防水パネル柵の止水構造。
  3. 洪水や津波による浸水を防止する防水パネル柵の止水構造であって、
    所定の間隔で設置される複数の支柱と、前記複数の支柱の間に設置される防水パネルと、浸水方向となる正面側に取り付けられる嵌設支圧部材とを備え、
    前記複数の支柱は、前記支柱の長手方向に延びる溝部が各々に形成されて、隣り合う前記複数の支柱の前記溝部を相対させて一対の溝部が設けられるとともに、前記溝部の内側で前記支柱の長手方向に延びる止水材が浸水方向となる正面側に突出させて設けられ、
    前記防水パネルは、前記一対の溝部に嵌め入れられることにより、前記防水パネルの背面部が前記溝部の内側で前記止水材に当接されて、前記嵌設支圧部材によって浸水方向の反対側となる背面側で前記止水材に支圧され、
    前記嵌設支圧部材は、前記溝部の内側に嵌設される嵌設部と、前記嵌設部から延びて設けられる支持部と、前記防水パネルを支圧する支圧部とを有し、
    前記支持部は、前記嵌設部が前記溝部の内側に嵌設された状態を弾性変形によって保持する弾性部材が収容される弾性部材収容部が設けられ、
    前記支圧部は、前記防水パネルの正面部に当接される前記弾性部材を有し、前記支持部に設けられたメネジ部に螺合されて前記支持部に支持されること
    を特徴とする防水パネル柵の止水構造。
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