JP6157255B2 - 照明制御装置及び照明制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、照明制御装置及び照明制御方法に関し、特に、車両の照明の制御を行う照明制御装置及び照明制御方法に関する。
従来、車両のヘッドランプの制御回路に断線等の異常が発生しても、全ての照明が消えてしまうことを防止する技術が開示されている。
例えば、ヘッドランプスイッチのオンが検出された場合に、ヘッドランプが点灯していないことが検出されたとき、フォグランプを点灯させる技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
操作用のスイッチの接点をロービーム用の端子に接続した場合にロービームの断線が発生したとき、自動的にハイビームを点灯させ、スイッチの接点をハイビーム用の端子に接続した場合にハイビームの断線が発生したとき、ロービームを自動的に点灯させる制御回路が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
ハイビーム点灯用の入力信号が入力された場合にハイビームの点灯電圧が検出されないとき、ロービームを点灯させる制御回路が開示されている(例えば、特許文献3参照)。
ハイビーム点灯用の入力信号が入力された場合にハイビームの点灯駆動用のスイッチング素子に異常が検出されたとき、ロービームを点灯させる制御回路が開示されている(例えば、特許文献4参照)。
また、従来の車両では、車両の照明用の操作部(例えば、回転スイッチ等)の各接点に対して1つの点灯モードが割り当てられ、制御回路は、各接点からの入力に応じて点灯モードを切り替える。ここで、点灯モードとは、例えば、周囲の明るさに応じて点灯する照明を自動で切り替えるモード(オートライトのモード)、テールランプを点灯するモード、テールランプとロービームを点灯するモードなどである。つまり、ある特定の接点がオン状態の場合にはオートライトのモードに設定し、別の特定の接点がオン状態の場合にはテールランプを点灯するモードに設定する等の制御を行う。
特開2004−291819号公報 特開2008−213623号公報 特開2008−74256号公報 特開2008−94193号公報
しかしながら、操作部の各接点に対して1つの点灯モードを割り当てた場合、接点に異常が発生し、制御回路への入力ができなくなると、接点の異常が発生した点灯モードでは、いずれの照明も点灯しなくなる。そのため、例えば、走行中に全ての照明が消えてしまうことも想定される。このような操作部の接点異常が生じた場合について、特許文献1乃至4では特に検討がなされていない。
そこで、本発明は、車両の照明用の操作部の接点に異常が発生しても、全ての照明が点灯しなくなることを防止できるようにするものである。
本発明の一側面の照明制御方法は、オンとオフの切替えが可能なn個(n≧3)の接点を有する操作部の各接点からのn個の入力に基づいて、車両の複数の種類の照明の点灯及び消灯の制御を行う照明制御方法であって、オンしている入力の個数が、2個以上の所定の正常な個数である場合、入力のオンとオフの状態の組み合わせである入力パターンに基づいて点灯する照明の種類を決定し、照明の制御を行い、オンしている入力の個数が1個以上で、かつ、正常な個数でない場合、所定の接点異常時の照明の制御を行う。
本発明の一側面の照明制御方法においては、オンしている入力の個数が、2個以上の所定の正常な個数である場合、入力のオンとオフの状態の組み合わせである入力パターンに基づいて点灯する照明の種類が決定され、照明の制御が行われ、オンしている入力の個数が1個以上で、かつ、正常な個数でない場合、所定の接点異常時の照明の制御が行われる。
従って、操作部の接点の故障等により入力に異常が発生しても、全ての照明が点灯しなくなることを防止できる。
この操作部は、例えば、回転式又はレバー式のスイッチ等である。この複数の種類の照明は、例えば、ロービーム、ハイビーム、テールランプ、車幅灯、フォグランプ等により構成される。なお、テールランプや車幅灯などは、スモールランプやポジションランプなどと呼ばれる場合もある。
この照明制御方法においては、複数の種類の照明は、ロービーム及びテールランプを含み、接点の総数が3個(n=3)で、かつ正常な個数が2個であり、オンしている入力の個数が2個である場合、周囲の明るさに応じて点灯する照明を自動で切り替える第1の点灯モード、少なくともロービームを点灯する第2の点灯モード、又は、テールランプを点灯し、かつ、ロービームを消灯する第3の点灯モードのいずれかの点灯モードに入力パターンに基づいて設定し、オンしている入力の個数が1個又は3個である場合、第2の点灯モードに設定することができる。
これにより、操作部の接点の故障等により入力に異常が発生しても、少なくともロービームを点灯させることができる。
この照明制御方法においては、複数の種類の照明は、ロービーム及びテールランプを含み、接点の総数が3個(n=3)で、かつ正常な個数が2個であり、オンしている入力の個数が2個である場合、周囲の明るさに応じて点灯する照明を自動で切り替える第1の点灯モード、少なくともロービームを点灯する第2の点灯モード、又は、テールランプを点灯し、かつ、ロービームを消灯する第3の点灯モードのいずれかの点灯モードに入力パターンに基づいて設定し、オンしている入力の個数が1個又は3個である場合、車両の速度が0でないとき、第2の点灯モードに設定し、車両の速度が0であるとき、第3の点灯モードに設定することができる。
これにより、操作部の接点の故障等により入力に異常が発生した場合に、停車時にロービームが消灯するため、ユーザが入力の異常を迅速に気付くことができる。
この照明制御方法においては、複数の種類の照明は、ロービーム及びテールランプを含み、接点の総数が3個(n=3)で、かつ正常な個数が2個であり、オンしている入力の個数が2個である場合、周囲の明るさに応じて点灯する照明を自動で切り替える第1の点灯モード、少なくともロービームを点灯する第2の点灯モード、又は、テールランプを点灯し、かつ、ロービームを消灯する第3の点灯モードのいずれかの点灯モードに入力パターンに基づいて設定し、オンしている入力の個数が1個又は3個である場合、第1の点灯モードに設定することができる。
これにより、操作部の接点の故障等により入力に異常が発生しても、車両の周囲の明るさに応じて照明を点灯させることができる。
この照明制御方法においては、オンしている入力の個数が1個以上で、かつ、正常な個数でない場合、異常の発生を通知することができる。
これにより、操作部の接点の故障等により入力の異常をユーザに通知することができる。
この照明制御方法においては、オンしている入力の個数が正常な個数である場合に、入力パターンが所定の正常なパターンに含まれないとき、接点異常時の照明の制御を行うことができる。
これにより、操作部の接点の故障等により入力に異常が発生しても、全ての照明が点灯しなくなることを防止できる。
本発明の一側面の照明制御装置においては、オンとオフの切替えが可能なn個(n≧3)の接点を有する操作部の各接点からのn個の入力に基づいて、車両の複数の種類の照明の点灯及び消灯の制御を行う照明制御装置において、オンしている入力の個数が、2個以上の所定の正常な個数である場合、入力のオンとオフの状態の組み合わせである入力パターンに基づいて点灯する照明の種類を決定し、照明の制御を行い、オンしている入力の個数が1個以上で、かつ、正常な個数でない場合、所定の接点異常時の照明の制御を行う照明制御部を備える。
本発明の一側面の照明制御装置においては、オンしている入力の個数が、2個以上の所定の正常な個数である場合、入力のオンとオフの状態の組み合わせである入力パターンに基づいて点灯する照明の種類が決定され、照明の制御が行われ、オンしている入力の個数が1個以上で、かつ、正常な個数でない場合、所定の接点異常時の照明の制御が行われる。
従って、操作部の接点の故障等により入力に異常が発生しても、全ての照明が点灯しなくなることを防止できる。
この操作部は、例えば、回転式又はレバー式のスイッチ等である。この複数の種類の照明は、例えば、ロービーム、ハイビーム、テールランプ、車幅灯、フォグランプ等により構成される。この照明制御部は、例えば、CPU等のプロセッサ又は制御回路等により構成される。
この複数の種類の照明は、ロービーム及びテールランプを含み、接点の総数が3個(n=3)で、かつ正常な個数が2個であり、この照明制御部には、オンしている入力の個数が2個である場合、周囲の明るさに応じて点灯する照明を自動で切り替える第1の点灯モード、少なくともロービームを点灯する第2の点灯モード、又は、テールランプを点灯し、かつ、ロービームを消灯する第3の点灯モードのいずれかの点灯モードに入力パターンに基づいて設定させ、オンしている入力の個数が1個又は3個である場合、第2の点灯モードに設定させることができる。
これにより、操作部の接点の故障等により入力に異常が発生しても、少なくともロービームを点灯させることができる。
この複数の種類の照明は、ロービーム及びテールランプを含み、接点の総数が3個(n=3)で、かつ正常な個数が2個であり、この照明制御部には、オンしている入力の個数が2個である場合、周囲の明るさに応じて点灯する照明を自動で切り替える第1の点灯モード、少なくともロービームを点灯する第2の点灯モード、又は、テールランプを点灯し、かつ、ロービームを消灯する第3の点灯モードのいずれかの点灯モードに入力パターンに基づいて設定させ、オンしている入力の個数が1個又は3個である場合、第1の点灯モードに設定させることができる。
これにより、操作部の接点の故障等により入力に異常が発生しても、車両の周囲の明るさに応じて照明を点灯させることができる。
本発明の一側面によれば、操作部の接点の故障等により入力に異常が発生しても、全ての照明が点灯しなくなることを防止することができる。
本発明を適用した照明システムの基本的な実施の形態を示すブロック図である。 照明制御処理の基本的な実施の形態を説明するためのフローチャートである。 照明システムの第1の具体例を示すブロック図である。 照明システムの第1の具体例による照明制御処理の第1の実施の形態を説明するためのフローチャートである。 入力パターンと点灯モードの対応関係の第1の例を示す図である。 入力のオフ故障が発生した場合の点灯モードの変化を示す図である。 入力のオン故障が発生した場合の点灯モードの変化を示す図である。 照明システムの第1の具体例による照明制御処理の第2の実施の形態を説明するためのフローチャートである。 照明システムの第2の具体例を示すブロック図である。 照明システムの第2の具体例による照明制御処理を説明するためのフローチャートである。 入力パターンと点灯モードの対応関係の第2の例を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態(以下、実施の形態という)について説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.基本的な実施の形態
2.具体例1(ロービーム、テールランプ、車幅灯の点灯の制御を行う場合)
3.具体例2(ハイビーム、ロービーム、テールランプ、車幅灯、フォグランプの点灯の制御を行う場合)
4.変形例
<1.基本的な実施の形態>
まず、図1及び図2を参照して、本発明の基本的な実施の形態について説明する。
[照明システム1の基本的な実施の形態]
図1は、本発明を適用した照明システム1の基本的な実施の形態を示すブロック図である。
照明システム1は、図示せぬ車両に設けられ、車両の周囲を照らす照明の点灯及び消灯の制御を行う。なお、照明システム1は、任意の種類の車両に適用することが可能であり、例えば、乗用車、バス、トラック等の自動車、原動機付きの二輪車や三輪車等に適用される。
照明システム1は、操作部11、車速検出部12、明るさ検出部13、照明制御装置14、出力回路15−1乃至15−m、及び、照明16−1乃至16−mを含むように構成される。
操作部11は、例えば、回転式又はレバー式のスイッチ等であり、照明16−1乃至16−mの点灯及び消灯等を設定するための操作に用いられる。また、操作部11は、オンとオフの切替えが可能なn個の接点21−1乃至21−nを有しており、接点21−1乃至21−nを介して入力IN1乃至INnのn個の入力信号が照明制御装置14に入力される。そして、ユーザは、操作部11を操作することで、点灯させる照明16−1乃至16−mを選択することができる。その際、接点21−1乃至21−nの状態が切り替わり、入力IN1乃至INnのオンとオフの状態の組み合わせ(以下、入力パターンと称する)が変化する。
なお、操作部11は、必ずしも1つの部材(例えば、スイッチ)により構成する必要はなく、複数の部材により構成するようにしてもよい。すなわち、接点21−1乃至21−nは、必ずしも1つの部材に設けられる必要はなく、複数の部材に分けて設けることも可能である。
なお、以下、入力IN1乃至INnがオンしている数、換言すれば、照明制御装置14に入力されている入力IN1乃至INnの数を入力数と称する。
車速検出部12は、例えば、車速センサ等であり、照明システム1が設けられている車両の速度を検出し、検出結果を示すデータを照明制御装置14に供給する。
明るさ検出部13は、例えば、照度センサ等であり、車室内のダッシュボード上などの車両の所定の位置に設けられる。そして、明るさ検出部13は、車両の周囲の明るさを検出し、検出結果を示すデータを照明制御装置14に供給する。
照明制御装置14は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサや制御回路により構成される。照明制御装置14は、照明制御部31及び異常通知部32を含むように構成される。
照明制御部31は、出力回路15−1乃至15−mを介して、照明16−1乃至16−mへの電力の供給を制御し、照明16−1乃至16−mの点灯及び消灯を制御する。また、照明制御部31は、入力パターン、車両の速度、及び、車両の周囲の明るさに基づいて、点灯モードの設定を行う。なお、点灯モードとは、照明16−1乃至16−mのうち点灯する照明の組み合わせ(以下、点灯パターンと称する)を設定するためのものである。
異常通知部32は、入力IN1乃至INnの異常を検出した場合、異常の発生をユーザに通知する。
出力回路15−1乃至15−mは、例えば、ハイサイドドライバである。出力回路15−1乃至15−mは、照明制御部31の制御の下に、それぞれ個別に照明16−1乃至16−mに電力を供給したり、電力の供給を停止したりする。これにより、照明16−1乃至16−mが、個別に点灯したり、消灯したりする。
照明16−1乃至16−mは、照明制御装置14の制御対象となる各種の照明であり、照明システム1が設けられている車両の外部を照らす照明であれば、その種類及び呼び方は問わない。例えば、照明16−1乃至16−mは、左右のハイビーム、左右のロービーム、左右の車幅灯、左右のテールランプ(尾灯)、左右のフォグランプ等により構成される。
なお、以下、出力回路15−1乃至15−mを個々に区別する必要がない場合、単に出力回路15と称する。また、以下、照明16−1乃至16−mを個々に区別する必要がない場合、単に照明16と称する。さらに、以下、接点21−1乃至21−nを個々に区別する必要がない場合、単に接点21と称する。また、以下、入力IN1乃至INnを個々に区別する必要がない場合、単に入力INと称する。
[照明制御処理]
次に、図2のフローチャートを参照して、照明システム1により実行される照明制御処理について説明する。
ステップS1において、照明制御部31は、入力パターンが変化したか否かを判定する。ステップS1の判定処理は、入力パターンが変化したと判定されるまで定期的に実行され、入力パターンが変化したと判定された場合、処理はステップS2に進む。
ステップS2において、照明制御部31は、入力数が0であるか否かを判定する。入力数が0であると判定された場合、処理はステップS3に進む。
ステップS3において、照明制御部31は、オフモードに設定する。すなわち、照明制御部31は、出力回路15を制御して、全ての照明16を消灯させる。
その後、処理はステップS1に戻り、ステップS1以降の処理が実行される。
一方、ステップS2において、入力数が0でないと判定された場合、処理はステップS4に進む。
ステップS4において、照明制御部31は、入力数が正常であるか否かを判定する。具体的には、照明制御部31は、入力数が所定の正常値(正常な個数)に等しい場合、入力数が正常であると判定し、処理はステップS5に進む。
なお、この正常値は、2以上の所定の値に設定される。従って、正常値は0及び1には設定されない。また、正常値の数は1つに限定されるものではなく、複数の値を正常値に設定することも可能である。例えば、n=4の場合に、正常値を2と3の2つの値に設定することが可能である。制御すべき照明のパターンの数に応じて、適宜設定すればよい。
ステップS5において、照明制御部31は、入力パターンを判別する。
ステップS6において、照明制御部31は、入力パターンが正常であるか否かを判定する。照明制御部31は、事前に設定されている複数の正常な入力パターン(以下、正常パターンと称する)のうちのいずれかと入力パターンが一致する場合、入力パターンが正常であると判定し、処理はステップS7に進む。
ステップS7において、照明制御部31は、入力パターンに応じた点灯モードに設定する。各入力パターンには、複数の点灯モードのうちのいずれか1つが割り当てられている。また、各点灯モードには、少なくとも1つ以上の入力パターンが割り当てられている。なお、1つの点灯モードを複数の入力パターンに割り当てることも可能である。
そして、照明制御部31は、出力回路15を制御して、現在の入力パターンに割り当てられている点灯モードに対応する点灯パターンで照明16を点灯させる。
その後、処理はステップS1に戻り、ステップS1以降の処理が実行される。
一方、ステップS6において、照明制御部31は、入力パターンが複数の正常パターンのうちのいずれとも一致しない場合、入力パターンが異常であると判定し、処理はステップS8に進む。
これは、例えば、入力数が正常な場合の入力パターンが点灯モードの種類に比べて多く、点灯モードが割り当てられない入力パターンが存在する場合である。すなわち、点灯モードが割り当てられていない入力パターンに設定された場合、入力パターンが異常であると判定され、処理はステップS8に進む。
また、ステップS4において、照明制御部31は、入力数が正常値と異なる場合、入力数が異常であると判定し、処理はステップS8に進む
ステップS8において、異常通知部32は、異常の発生を通知する。すなわち、異常通知部32は、入力パターンが正常パターンに含まれない場合、接点21の異常や断線等により、入力INの少なくとも1つに異常が発生していると判定する。そして、異常通知部32は、例えば、車両のインストルメントパネルへの警告表示、車内のLED等の点灯又は点滅、警告音の出力等の方法により、異常の発生を通知する。
ここで、接点21の異常とは、主に、接点21が常にオン状態になってしまうオン故障や、スイッチを操作しても接点21がオン状態にならずに常にオフ状態となってしまうオフ故障が考えられる。つまり、接点21に異常や断線が生じると、ユーザの操作に関係なく、照明制御装置14に対して常にオンの入力又はオフの入力がされてしまう。
ステップS9において、照明制御部31は、所定の点灯モードに設定する。すなわち、照明制御部31は、出力回路15を制御して、予め決められている点灯モードに対応する点灯パターンで照明16を点灯させる。
上述したように、正常値は2以上の値に設定されているため、いずれの点灯モードに設定する場合にも、正常時には必ず2以上の入力INがオンする。従って、例えば、いずれか1つの接点21に異常が発生し、入力不能になった場合でも、照明16を点灯させようとした場合には、必ず1つ以上の入力INがオンし、入力数が0になることがない。これにより、必ず入力パターンの異常を検出することができる。そして、所定の点灯モードで照明16を点灯させることができ、全ての照明16が点灯しなくなることを防止することができる。
その後、処理はステップS1に戻り、ステップS1以降の処理が実行される。
<2.具体例1>
次に、図3乃至図8を参照して、本発明の実施の形態の第1の具体例について説明する。
[照明システム1aの構成例]
図3は、図1の照明システム1をより具体的にした照明システム1aの構成例を示すブロック図である。すなわち、照明システム1aは、図1の照明システム1の操作部11の接点21の数、及び、照明16の種類を具体化したものである。なお、図1と対応する部分には同じ符号を付してあり、処理が同じ部分については、その説明は繰り返しになるため適宜省略する。
照明システム1aの操作部11aは、接点21−1乃至21−3の3個の接点を有している。
また、照明システム1aは、左側のテールランプTLL、右側のテールランプTLR、左側の車幅灯WIL、右側の車幅灯WIR、左側のロービームLBL、及び、右側のロービームLBRを備えている。
[照明制御処理の第1の実施の形態]
次に、図4のフローチャートを参照して、照明システム1aにより実行される照明制御処理の第1の実施の形態について説明する。
ステップS101において、図2のステップS1の処理と同様に、入力パターンが変化したか否かが判定される。ステップS101の判定処理は、入力パターンが変化したと判定されるまで定期的に実行され、入力パターンが変化したと判定された場合、処理はステップS102に進む。
ステップS102において、図2のステップS2の処理と同様に、入力数が0であるか否かが判定される。入力数が0であると判定された場合、処理はステップS103に進む。
ステップS103において、照明制御部31は、オフモードに設定する。すなわち、照明制御部31は、出力回路15を制御して、テールランプTLL,TLR、車幅灯WIL,WIR、及び、ロービームLBL,LBRを全て消灯させる。
その後、処理はステップS101に戻り、ステップS101以降の処理が実行される。
一方、ステップS102において、入力数が0でないと判定された場合、処理はステップS104に進む。
ステップS104において、照明制御部31は、入力数が2であるか否かを判定する。入力数が2であると判定された場合、処理はステップS105に進む。すなわち、この例では、入力数の正常値が2に設定されている。
ステップS105において、照明制御部31は、入力パターンを判別する。
ステップS106において、照明制御部31は、入力パターンに応じた点灯モードに設定する。
図5は、入力パターンと点灯モードの対応関係の例を示している。ここでは、オフモード、オートライトモード、テールランプモード、及び、ロービームモードの4種類の点灯モードを設けた例を示している。
なお、値が1の欄は対応する入力INがオンになっていることを示し、値が0の欄は対応する入力INがオフになっていることを示している。また、図内の斜線部分以外の入力パターンは、正常パターンを示し、斜線部分の入力パターンは、異常な入力パターン(以下、異常パターンと称する)を示している。
照明制御部31は、入力IN1及び入力IN2がオンで、入力IN3がオフの場合、オートライトモードに設定する。具体的には、照明制御部31は、明るさ検出部13により検出される車両の周囲の明るさに基づいて、点灯する照明の種類を自動的に切り替える。例えば、照明制御部31は、車両の周囲の明るさに基づいて、オフモード、テールランプモード、及び、ロービームモードのいずれかの点灯モードに設定する。
また、照明制御部31は、入力IN1及び入力IN3がオンで、入力IN2がオフの場合、テールランプモードに設定する。具体的には、照明制御部31は、出力回路15を制御して、テールランプTLL,TLR、及び、車幅灯WIL,WIRを点灯させ、ロービームLBL,LBRを消灯させる。
さらに、照明制御部31は、入力IN2及び入力IN3がオンで、入力IN1がオフの場合、ロービームモードに設定する。具体的には、照明制御部31は、出力回路15を制御して、テールランプTLL,TLR、車幅灯WIL,WIR、及び、ロービームLBL,LBRの全ての照明を点灯させる。
その後、処理はステップS101に戻り、ステップS101以降の処理が実行される。
一方、ステップS104において、入力数が2でないと判定された場合、すなわち、入力数が1又は3であると判定された場合、処理はステップS107に進む。これは、入力パターンが、図5の斜線部分に示される異常パターンのうちのいずれかである場合である。
ステップS107において、図2のステップS8の処理と同様に、異常の発生が通知される。
ステップS108において、照明制御部31は、ロービームモードに設定する。すなわち、照明制御部31は、出力回路15を制御して、全ての照明を点灯させる。
その後、処理はステップS101に戻り、ステップS101以降の処理が実行される。
図6及び図7は、この照明制御処理において、入力INに異常が発生した場合に、ユーザが設定した点灯モード(以下、設定モードと称する)と実際に動作する点灯モードとの関係を示している。
まず、図6を参照して、接点21の開放や回路の断線等によりいずれかの入力INがオフしたままになるオフ故障が発生した場合について説明する。
設定モードがオフモードである場合、入力IN1乃至IN3のいずれにオフ故障が発生しても、入力パターンは変化せず、オフモードのまま変わらない。
設定モードがオートライトモードである場合、入力IN3にオフ故障が発生しても、入力パターンは変化しない。従って、点灯モードはオートライトモードのまま維持され、異常通知も行われない。一方、入力IN1又は入力IN2にオフ故障が発生したとき、入力パターンは、入力数が1の異常パターンになる。従って、点灯モードがロービームモードに変更され、異常通知が行われる。
設定モードがテールランプモードである場合、入力IN2にオフ故障が発生しても、入力パターンは変化しない。従って、点灯モードはテールランプモードのまま維持され、異常通知も行われない。一方、入力IN1又は入力IN3にオフ故障が発生したとき、入力パターンは、入力数が1の異常パターンになる。従って、点灯モードがロービームモードに変更され、異常通知が行われる。
設定モードがロービームモードである場合、入力IN1にオフ故障が発生しても、入力パターンは変化しない。従って、点灯モードはロービームモードのまま維持され、異常通知も行われない。一方、入力IN2又は入力IN3にオフ故障が発生したとき、入力パターンは、入力数が1の異常パターンになる。従って、点灯モードはロービームモードのまま維持されるが、異常通知が行われる。
従って、設定モードに関わらず、入力INのいずれかにオフ故障が発生しても、実際の点灯モードが、設定モードのまま維持されるか、或いは、ロービームモードに変更される。すなわち、入力INのいずれかにオフ故障が発生した場合、いずれの点灯モードに設定しても、実際の点灯モードがオートライトモードに設定されている場合を除いて、必ずロービームLBL,LBRが点灯するため、車両の前方の確認が困難になることが防止される。
次に、図7を参照して、接点21の短絡又は回路のショート等によりいずれかの入力INがオンしたままになるオン故障が発生した場合について説明する。
設定モードがオフモードである場合、入力IN1乃至IN3のいずれにオン故障が発生しても、入力パターンは、入力数が1の異常パターンになる。従って、点灯モードがロービームモードに変更され、異常通知が行われる。
設定モードがオートライトモードである場合、入力IN1又は入力IN2にオン故障が発生しても、入力パターンは変化しない。従って、点灯モードはオートライトモードのまま維持され、異常通知も行われない。一方、入力IN3にオン故障が発生したとき、入力パターンは、入力数が3の異常パターンになる。従って、点灯モードがロービームモードに変更され、異常通知が行われる。
設定モードがテールランプモードである場合、入力IN1又は入力IN3にオン故障が発生しても、入力パターンは変化しない。従って、点灯モードはテールランプモードのまま維持され、異常通知も行われない。一方、入力IN2にオン故障が発生したとき、入力パターンは、入力数が3の異常パターンになる。従って、点灯モードはロービームモードに変更され、異常通知が行われる。
設定モードがロービームモードである場合、入力IN2又は入力IN3にオン故障が発生しても、入力パターンは変化しない。従って、点灯モードはロービームモードのまま維持され、異常通知も行われない。一方、入力IN1にオン故障が発生したとき、入力パターンは、入力数が3の異常パターンになる。従って、点灯モードはロービームモードのまま維持されるが、異常通知が行われる。
従って、設定モードに関わらず、入力INのいずれかにオン故障が発生しても、実際の点灯モードが、設定モードのまま維持されるか、或いは、ロービームモードに変更される。すなわち、入力INのいずれかにオン故障が発生した場合、実際の点灯モードがオートライトモードに設定されている場合を除いて、必ずロービームLBL,LBRが点灯するため、車両の前方の確認が困難になることが防止される。
[照明制御処理の第2の実施の形態]
次に、図8のフローチャートを参照して、照明システム1aにより実行される照明制御処理の第2の実施の形態について説明する。
ステップS151乃至S157において、図4のステップS101乃至S107と同様の処理が実行される。
ステップS158において、照明制御部31は、車速検出部12からのデータに基づいて、車速>0であるか否かを判定する。車速>0であると判定された場合、処理はステップS159に進む。
ステップS159において、図4のステップS108の処理と同様に、ロービームモードに設定される。
その後、処理はステップS161に進む。
一方、ステップS158において、車速=0であると判定された場合、処理はステップS160に進む。
ステップS160において、照明制御部31は、テールランプモードに設定する。すなわち、照明制御部31は、出力回路15を制御して、テールランプTLL,TLR、及び、車幅灯WIL,WIRを点灯させ、ロービームLBL,LBRを消灯させる。
その後、処理はステップS161に進む。
ステップS161において、図2のステップS1の処理と同様に、入力パターンが変化したか否かが判定される。入力パターンが変化していないと判定された場合、処理はステップS162に進む。
ステップS162において、照明制御部31は、車速検出部12からのデータに基づいて、車両が発進又は停止したか否かを判定する。照明制御部31は、車速が0を超えている状態が継続しているか、或いは、車速が0の状態が継続している場合、車両が発進も停止もしていないと判定し、処理はステップS161に戻る。
その後、ステップS161において、入力パターンが変化したと判定されるか、ステップS162において、車両が発進又は停止したと判定されるまで、ステップS161及びS162の処理が繰り返し実行される。
一方、ステップS161において、照明制御部31は、車速が0の状態から0を超えた場合、車両が発進したと判定し、処理はステップS158に戻る。或いは、照明制御部31は、車速が0を超えている状態から0になった場合、車両が停止したと判定し、処理はステップS158に戻る。
その後、ステップS158に戻り、ステップS158以降の処理が実行される。すなわち、入力パターンに異常が発生している場合、車両が発進したときに、点灯モードがテールランプモードからロービームモードに変更され、車両が停止したときに、点灯モードがロービームモードからテールランプモードに変更される。
一方、ステップS161において、入力パターンが変化したと判定された場合、処理はステップS152に戻り、ステップS152以降の処理が実行される。
このように、入力パターンに異常が発生した場合、車速に応じて、ロービームモードとテールランプモードを切り替えることができる。すなわち、入力パターンに異常が発生した場合、走行中に自動的にロービームLBL,LBRを点灯し、停車中に自動的にロービームLBL,LBRを消灯することができる。走行中に自動的にロービームLBL,LBRを点灯することで、夜間には前方の視界を確保することができる。また、停車時にロービームLBL,LBRが消灯するため、ユーザが入力の異常を迅速に気付くことができるし、テールランプTLL,TLRを点灯することで、夜間には後方の車両などに存在を知らすことができる。
<3.具体例2>
次に、図9乃至図11を参照して、本発明の実施の形態の第2の具体例について説明する。
[照明システム1bの構成例]
図9は、図1の照明システム1をより具体的にした照明システム1bの構成例を示すブロック図である。すなわち、照明システム1bは、図1の照明システム1の操作部11の接点21の数、及び、照明16の種類を具体化したものである。なお、図1と対応する部分には同じ符号を付してあり、処理が同じ部分については、その説明は繰り返しになるため適宜省略する。
照明システム1bの操作部11bは、接点21−1乃至21−5の5個の接点を有している。なお、接点21−4は、ハイビームHBL,HBR用の接点であり、接点21−5は、フォグランプFLL,FLR用の接点である。
また、照明システム1bは、左側のテールランプTLL、右側のテールランプTLR、左側の車幅灯WIL、右側の車幅灯WIR、左側のロービームLBL、右側のロービームLBR、左側のハイビームHBL、右側のハイビームHBR、左側のフォグランプFLL、及び、右側のフォグランプFLRを備えている。
なお、ロービームLBLとハイビームHBLは、異なるランプで実現するようにしてもよいし、1つのヘッドランプを機械的に動かことにより実現するようにしてもよい。同様に、ロービームLBRとハイビームHBRは、異なるランプで実現するようにしてもよいし、1つのヘッドランプを機械的に動かことにより実現するようにしてもよい。
[照明制御処理]
次に、図10のフローチャートを参照して、照明システム1bにより実行される照明制御処理について説明する。
ステップS201において、図2のステップS1の処理と同様に、入力パターンが変化したか否かが判定される。ステップS201の判定処理は、入力パターンが変化したと判定されるまで定期的に実行され、入力パターンが変化したと判定された場合、処理はステップS202に進む。
ステップS202において、照明制御部31は、入力IN1乃至IN3の入力数が0であるか否かを判定する。入力IN1乃至IN3の入力数が0であると判定された場合、処理はステップS203に進む。
ステップS203において、照明制御部31は、オフモードに設定する。すなわち、照明制御部31は、出力回路15を制御して、テールランプTLL,TLR、車幅灯WIL,WIR、ロービームLBL,LBR、及び、ハイビームHBL,HBRを消灯させる。
その後、処理はステップS211に進む。
一方、ステップS202において、入力IN1乃至IN3の入力数が0でないと判定された場合、処理はステップS204に進む。
ステップS204において、照明制御部31は、入力IN1乃至IN3の入力数が2であるか否かを判定する。入力IN1乃至IN3の入力数が2であると判定された場合、処理はステップS205に進む。
ステップS205において、照明制御部31は、入力パターンを判別する。
ステップS206において、照明制御部31は、入力パターンに応じた点灯モードに設定する。
図11は、図5と同様に、入力パターンと点灯モードの対応関係の例を示している。ここでは、オフモード、オートライトモード、ハイオートライトモード、テールランプモード、ロービームモード、及び、ハイビームモードの7種類の点灯モードを設けた例が示されている。
照明制御部31は、入力IN1及び入力IN2がオンで、入力IN3及び入力IN4がオフの場合、入力IN5の状態とは無関係に、オートライトモードに設定する。具体的には、照明制御部31は、明るさ検出部13により検出される車両の周囲の明るさに基づいて、点灯する照明の種類を切り替える。例えば、照明制御部31は、車両の周囲の明るさに基づいて、オフモード、テールランプモード、及び、ロービームモードのいずれかの点灯モードに設定する。
また、照明制御部31は、入力IN1、入力IN2及び入力IN4がオンで、入力IN3がオフの場合、入力IN5の状態とは無関係に、ハイオートライトモードに設定する。具体的には、照明制御部31は、明るさ検出部13により検出される車両の周囲の明るさに基づいて、点灯する照明の種類を切り替える。例えば、照明制御部31は、車両の周囲の明るさに基づいて、オフモード、テールランプモード、及び、ハイビームモードのいずれかの点灯モードに設定する。
さらに、照明制御部31は、入力IN1及び入力IN3がオンで、入力IN2がオフの場合、入力IN4及び入力IN5の状態とは無関係に、テールランプモードに設定する。具体的には、照明制御部31は、出力回路15を制御して、テールランプTLL,TLR、及び、車幅灯WIL,WIRを点灯させ、ロービームLBL,LBR及びハイビームHBL,HBRを消灯させる。
また、照明制御部31は、入力IN2及び入力IN3がオンで、入力IN1及び入力IN4がオフの場合、入力IN5の状態とは無関係に、ロービームモードに設定する。具体的には、照明制御部31は、出力回路15を制御して、テールランプTLL,TLR、車幅灯WIL,WIR、及び、ロービームLBL,LBRを点灯させ、ハイビームHBL,HBRを消灯させる。
さらに、照明制御部31は、入力IN2乃至入力IN4がオンで、入力IN1がオフの場合、入力IN5の状態とは無関係に、ハイビームモードに設定する。具体的には、照明制御部31は、出力回路15を制御して、テールランプTLL,TLR、車幅灯WIL,WIR、及び、ハイビームHBL,HBRを点灯させ、ロービームLBL,LBRを消灯させる。
その後、処理はステップS211に進む。
一方、ステップS204において、入力IN1乃至IN3の入力数が2でないと判定された場合、すなわち、入力IN1乃至IN3の入力数が1又は3であると判定された場合、処理はステップS207に進む。
ステップS207において、図2のステップS8の処理と同様に、異常の発生が通知される。
ステップS208において、照明制御部31は、入力IN4がオンであるか否かを判定する。入力IN4がオフであると判定された場合、処理はステップS209に進む。これは、入力パターンが、図11の枠A内のいずれかの異常パターンである場合である。
ステップS209において、照明制御部31は、ロービームモードに設定する。すなわち、照明制御部31は、出力回路15を制御して、テールランプTLL,TLR、車幅灯WIL,WIR、及び、ロービームLBL,LBRを点灯させ、ハイビームHBL,HBRを消灯させる。
その後、処理はステップS211に進む。
一方、ステップS208において、入力IN4がオンであると判定された場合、処理はステップS210に進む。これは、入力パターンが、図11の枠B内のいずれかの異常パターンである場合である。
ステップS210において、照明制御部31は、ハイビームモードに設定する。すなわち、照明制御部31は、出力回路15を制御して、テールランプTLL,TLR、車幅灯WIL,WIR、及び、ハイビームHBL,HBRを点灯させ、ロービームLBL,LBRを消灯させる。
その後、処理はステップS211に進む。
ステップS211において、照明制御部31は、入力IN5がオンであるか否かを判定する。入力IN5がオンであると判定された場合、処理はステップS212に進む。
ステップS212において、照明制御部31は、出力回路15を制御して、フォグランプFLL,FLRを点灯させる。すなわち、フォグランプFLL,FLRは、入力IN1乃至入力IN4の状態とは無関係に、入力IN5の状態のみに基づいて点灯する。
その後、処理はステップS201に戻り、ステップS201以降の処理が実行される。
一方、ステップS211において、入力IN5がオフであると判定された場合、処理はステップS213に進む。
ステップS213において、照明制御部31は、出力回路15を制御して、フォグランプFLL,FLRを消灯させる。
その後、処理はステップS201に戻り、ステップS201以降の処理が実行される。
このように、設定モードに関わらず、入力INのいずれかに異常が発生しても、実際の点灯モードが、設定モードのまま維持されるか、或いは、ロービームモード又はハイビームモードに変更される。すなわち、入力INのいずれかに異常が発生した場合、実際の点灯モードがオートライトモード又はハイオートライトモードに設定されている場合を除いて、必ずロービームLBL,LBR又はハイビームHBL,HBRが点灯するため、車両の前方の確認が困難になることが防止される。
<4.変形例>
以下、上述した本発明の実施の形態の変形例について説明する。
本発明の実施の形態の第1の具体例では、入力数が異常(入力パターンが異常)の場合に、ロービームモードに設定する例を示したが、例えば、オートライトモードに設定するようにしてもよい。
同様に、本発明の実施の形態の第2の具体例では、入力数が異常(入力パターンが異常)の場合に、ロービームモード又はハイビームモードに設定する例を示したが、例えば、オートライトモード又はハイオートライトモードに設定するようにしてもよい。
また、入力数又は入力パターンが異常の場合に、所定の点灯モードに設定するのではなく、例えば、所定の種類の照明を点灯するようにしてもよい。例えば、入力数又は入力パターンが異常の場合に、ロービームのみを点灯するようにすることが可能である。
[コンピュータの構成例]
上述した一連の処理は、ハードウエアにより実行することもできるし、ソフトウエアにより実行することもできる。一連の処理をソフトウエアにより実行する場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、コンピュータにインストールされる。ここで、コンピュータには、専用のハードウエアに組み込まれているコンピュータなどが含まれる。
また、コンピュータが実行するプログラムは、例えば、パッケージメディア等としてのリムーバブルメディアに記録して提供することができる。また、プログラムは、ローカルエリアネットワーク、CAN(Controller Area Network)、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線又は無線の伝送媒体を介して提供することができる。
その他、プログラムは、例えば、ROMや記憶部に、あらかじめインストールしておくことができる。
なお、コンピュータが実行するプログラムは、本明細書で説明する順序に沿って時系列に処理が行われるプログラムであっても良いし、並列に、あるいは呼び出しが行われたとき等の必要なタイミングで処理が行われるプログラムであっても良い。
また、本明細書において、システムとは、複数の構成要素(装置、モジュール(部品)等)の集合を意味し、すべての構成要素が同一筐体中にあるか否かは問わない。したがって、別個の筐体に収納され、ネットワークを介して接続されている複数の装置、及び、1つの筐体の中に複数のモジュールが収納されている1つの装置は、いずれも、システムである。
さらに、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
また、上述のフローチャートで説明した各ステップは、1つの装置で実行する他、複数の装置で分担して実行することができる。
さらに、1つのステップに複数の処理が含まれる場合には、その1つのステップに含まれる複数の処理は、1つの装置で実行する他、複数の装置で分担して実行することができる。
1,1a,1b 照明システム
11,11a,11b 操作部
12 車速検出部
13 明るさ検出部
14 照明制御装置
15−1乃至15−m 出力回路
16−1乃至16−m 照明
21−1乃至21−n 接点
31 照明制御部
32 異常通知部
TLL,TLR テールランプ
WIL,WIR 車幅灯
LBL,LBR ロービーム
HBL,HBR ハイビーム
FLL,FLR フォグランプ

Claims (9)

  1. オンとオフの切替えが可能なn個(n≧3)の接点を有する操作部の各前記接点からのn個の入力に基づいて、車両の複数の種類の照明の点灯及び消灯の制御を行う照明制御方法において、
    オンしている前記入力の個数が、2個以上の所定の正常な個数である場合、前記入力のオンとオフの状態の組み合わせである入力パターンに基づいて点灯する照明の種類を決定し、照明の制御を行い、
    オンしている前記入力の個数が1個以上で、かつ、前記正常な個数でない場合、所定の接点異常時の照明の制御を行う
    照明制御方法。
  2. 前記複数の種類の照明は、ロービーム及びテールランプを含み、
    前記接点の総数が3個(n=3)で、かつ前記正常な個数が2個であり、
    オンしている前記入力の個数が2個である場合、周囲の明るさに応じて点灯する照明を自動で切り替える第1の点灯モード、少なくとも前記ロービームを点灯する第2の点灯モード、又は、前記テールランプを点灯し、かつ、前記ロービームを消灯する第3の点灯モードのいずれかの点灯モードに前記入力パターンに基づいて設定し、
    オンしている前記入力の個数が1個又は3個である場合、前記第2の点灯モードに設定する
    請求項1に記載の照明制御方法。
  3. 前記複数の種類の照明は、ロービーム及びテールランプを含み、
    前記接点の総数が3個(n=3)で、かつ前記正常な個数が2個であり、
    オンしている前記入力の個数が2個である場合、周囲の明るさに応じて点灯する照明を自動で切り替える第1の点灯モード、少なくとも前記ロービームを点灯する第2の点灯モード、又は、前記テールランプを点灯し、かつ、前記ロービームを消灯する第3の点灯モードのいずれかの点灯モードに前記入力パターンに基づいて設定し、
    オンしている前記入力の個数が1個又は3個である場合、前記車両の速度が0でないとき、前記第2の点灯モードに設定し、前記車両の速度が0であるとき、前記第3の点灯モードに設定する
    請求項に記載の照明制御方法。
  4. 前記複数の種類の照明は、ロービーム及びテールランプを含み、
    前記接点の総数が3個(n=3)で、かつ前記正常な個数が2個であり、
    オンしている前記入力の個数が2個である場合、周囲の明るさに応じて点灯する照明を自動で切り替える第1の点灯モード、少なくとも前記ロービームを点灯する第2の点灯モード、又は、前記テールランプを点灯し、かつ、前記ロービームを消灯する第3の点灯モードのいずれかの点灯モードに前記入力パターンに基づいて設定し、
    オンしている前記入力の個数が1個又は3個である場合、前記第1の点灯モードに設定する
    請求項1に記載の照明制御方法。
  5. オンしている前記入力の個数が1個以上で、かつ、前記正常な個数でない場合、異常の発生を通知する
    請求項1乃至4のいずれかに記載の照明制御方法。
  6. オンしている前記入力の個数が前記正常な個数である場合に、前記入力パターンが所定の正常なパターンに含まれないとき、前記接点異常時の照明の制御を行う
    請求項1に記載の照明制御方法。
  7. オンとオフの切替えが可能なn個(n≧3)の接点を有する操作部の各前記接点からのn個の入力に基づいて、車両の複数の種類の照明の点灯及び消灯の制御を行う照明制御装置において、
    オンしている前記入力の個数が、2個以上の所定の正常な個数である場合、前記入力のオンとオフの状態の組み合わせである入力パターンに基づいて点灯する照明の種類を決定し、前記照明の制御を行い、オンしている前記入力の個数が1個以上で、かつ、前記正常な個数でない場合、所定の接点異常時の照明の制御を行う照明制御部を
    備える照明制御装置。
  8. 前記複数の種類の照明は、ロービーム及びテールランプを含み、
    前記接点の総数が3個(n=3)で、かつ前記正常な個数が2個であり、
    前記照明制御部は、オンしている前記入力の個数が2個である場合、周囲の明るさに応じて点灯する照明を自動で切り替える第1の点灯モード、少なくとも前記ロービームを点灯する第2の点灯モード、又は、前記テールランプを点灯し、かつ、前記ロービームを消灯する第3の点灯モードのいずれかの点灯モードに前記入力パターンに基づいて設定し、オンしている前記入力の個数が1個又は3個である場合、前記第2の点灯モードに設定する
    請求項7に記載の照明制御装置。
  9. 前記複数の種類の照明は、ロービーム及びテールランプを含み、
    前記接点の総数が3個(n=3)で、かつ前記正常な個数が2個であり、
    前記照明制御部は、オンしている前記入力の個数が2個である場合、周囲の明るさに応じて点灯する照明を自動で切り替える第1の点灯モード、少なくとも前記ロービームを点灯する第2の点灯モード、又は、前記テールランプを点灯し、かつ、前記ロービームを消灯する第3の点灯モードのいずれかの点灯モードに前記入力パターンに基づいて設定し、オンしている前記入力の個数が1個又は3個である場合、前記第1の点灯モードに設定する
    請求項7に記載の照明制御装置。
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