JP2004168209A - 照射システムおよび光軸変更装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、以上述べた従来の前照灯の照射システムで問題となっていたランプ故障時のフェイルセーフを実現することを目的とする。
【解決手段】自動車のヘッドランプの故障状態を検出し、故障の状態に応じて前照灯の光軸もしくは配光量を制御することにより解決される。
【効果】左右またはロービームかハイビームの前照灯が断線したときにおいて、フェイルセーフにより前方視野が確保できるので、危険要因の回避を促進できるという効果がある。
【選択図】 図1
【解決手段】自動車のヘッドランプの故障状態を検出し、故障の状態に応じて前照灯の光軸もしくは配光量を制御することにより解決される。
【効果】左右またはロービームかハイビームの前照灯が断線したときにおいて、フェイルセーフにより前方視野が確保できるので、危険要因の回避を促進できるという効果がある。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車の前照灯の照射システムおよび光軸変更装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の前照灯の照射システムの例としては、下記特許文献1に記載のように、道路状況や走行環境に応じて前照灯の照射領域を調整するものがある。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−207656号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この様なシステムでは、前照灯の左右、もしくはハイビームもしくはロービームのランプの何れか一つでも断線等の故障が発生したときには、システムとして成立できなくなるか、もしくは著しく機能の低下が発生するといった課題があった。
【0005】
本発明は、以上述べた従来の前照灯の照射システムで問題となっていたランプ故障時のフェイルセーフを実現することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、ランプの故障状態を検出し、故障の状態に応じて前照灯の光軸もしくは配光量を制御することにより解決される。
【0007】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の一実施例について図1を用いて説明する。
【0008】
図1は、左側前照灯5と右側前照灯6を独立して制御できるシステムである。
【0009】
図1において、左側前照灯5と右側前照灯6は、配光をそれぞれ独立して左右もしくは上下もしくはその両方を変化できる機能を有し、前記左側前照灯5と右側前照灯6の断線等の故障を検出できる制御ユニット1と、運転者が任意に操作できるライトマニュアルオンオフスイッチ2と、本制御を有効にする制御オンオフスイッチ3と、前記左側前照灯5と右側前照灯6の点灯状態を運転者が認識できるライト点灯状態表示ランプ7と、前記左側前照灯5と右側前照灯6の左右配光もしくは光軸もしくはその両方を可変させる前照灯配光調整器4で構成する。
【0010】
制御ユニット1は、ライトマニュアルオンオフスイッチ2がオフで、かつ、制御オンオフスイッチ3がオンのとき、制御を実行する。制御ユニット1は、左側前照灯5と右側前照灯6がロービームもしくはハイビームであるかを検出し、かつ左右いずれかに故障が発生しているかを監視する。たとえば、左側前照灯5のロービームに異常があったとき、制御ユニット1は、左側前照灯5をロービームからハイビームに切り換え且つ右側前照灯6の光軸を下方向に可動する信号を、前照灯配光調整器4に出力し、ロービーム相当の配光を実現する。このとき、故障状態をライト点灯状態表示ランプ7に出力し、運転者に故障を警告することができる。
【0011】
また、前記制御ユニット1は、左側前照灯5は消灯のままとし、右側前照灯6の光軸を左寄り方向に可動する信号を、前照灯配光調整器4に出力し、1灯により視界を確保することも可能である。
【0012】
図2は、ロービームとハイビームの切り換え機能のみを有し、左右の前照灯を独立して制御できないシステムである。
【0013】
図2において、ロービーム前照灯15とハイビーム前照灯16は、左右同一の電気的配線により、ロービームとハイビームの切り換え機能のみを有し、前記ロービーム前照灯15とハイビーム前照灯16の断線等の故障を検出できる制御ユニット1と、運転者が任意に操作できるライトマニュアルオンオフスイッチ2と、本制御を有効にする制御オンオフスイッチ3と、前記ロービーム前照灯15とハイビーム前照灯16の点灯状態を運転者が認識できるライト点灯状態表示ランプ7と、前記ロービーム前照灯15とハイビーム前照灯16の上下配光を可変させる前照灯配光調整器4で構成する。
【0014】
制御ユニット1は、ライトマニュアルオンオフスイッチ2がオフで、かつ、制御オンオフスイッチ3がオンのとき、制御を実行する。制御ユニット1は、ロービーム前照灯15とハイビーム前照灯16がロービームもしくはハイビームであるかを検出し、かつ左右いずれかに故障が発生しているかを監視する。たとえば、左右何れかのロービーム前照灯15に断線等の異常があったとき、制御ユニット1は、ロービーム前照灯15の電気信号を切断し、ハイビーム前照灯16の光軸を下方向に可動する信号を、前照灯配光調整器4に出力し、ロービーム相当の配光を実現する。このとき、故障状態をライト点灯状態表示ランプ7に出力し、運転者に故障を警告することができる。
【0015】
図1のシステムに対し、図2のシステムは、前照灯を左右に可動する機構が不要であるため、図1のシステムより簡潔なシステムで実現できる。
【0016】
次に図3で、図1のシステムでの実際の配光状態を説明する。
【0017】
車両20に装備された左側前照灯5と右側前照灯6において、左右正常に点灯されている場合は、左側前照灯5は左側ライト照射範囲23のようになり、また、右側前照灯6は右側ライト照射範囲24のようになる。ここで、前記左側前照灯5が何らかの故障により点灯できなくなった場合、右側前照灯6の光軸を左方向に可動し、右側ライト照射範囲24を補正後ライト照射範囲25のように車中心よりに照射することにより、左前方の障害物を視認しやすくすることができる。ここで、ロービームおよびハイビームの何れでも同様の制御が実現可能である。
【0018】
次に図4で、図2のシステムでの実際の配光状態を説明する。
【0019】
車両20に装備された左側前照灯5と右側前照灯6において、ロービームが左右正常に点灯されている場合は、左側前照灯5は左側ライト照射範囲23のようになり、また、右側前照灯6は右側ライト照射範囲24のようになる。ここで、前記左側前照灯5のロービームが何らかの故障により点灯できなくなった場合、前記左側前照灯5をハイビームに切り換え、かつ光軸を下方向に可動し、ハイビームライト照射範囲35をハイビームの補正後ライト照射範囲33のようにロービーム動作のように照射することにより、左前方の障害物を視認しやすくすることができる。
【0020】
ここで、ハイビームの故障のときもロービーム状態をハイビーム状態に制御すれば、同様に実現可能である。
【0021】
次に、図5で、図1のシステム構成での詳細を説明する。
【0022】
図5は、図1のシステム構成のプログラムの動作説明するフローチャートである。
【0023】
制御の動作は、ステップS10にて制御オンオフスイッチ3がオフのときは制御は行わず、ライトマニュアルオンオフスイッチ2の状態にて点灯を行う。ステップS10にて、制御オンオフスイッチ3がオンであれば、ステップS11に移行し、前照灯が現在ハイビームであるかロービームであるか、および断線等の故障がないか検出を行う。次にステップS12において、ステップS11で検出した情報を判断し、左右両方故障している場合は、ステップS18で左右両方が故障していることをランプの点灯で運転者に通知する。ステップS12において、左右片方が故障している場合であれば、ステップ13に移行する。ステップ13において、左側の前照灯が故障していることを検知した場合は、ステップ15で右側の前照灯を左寄りに可動することにより、前方の視野を確保し、合わせてステップ17で右側前照灯故障ランプを点灯し、運転者に故障を通知する。また、ステップ13において、右側の前照灯が故障していることを検知した場合は、ステップ14で左側の前照灯を右寄りに可動することにより、前方の視野を確保し、合わせてステップ16で左側前照灯故障ランプを点灯し、運転者に故障を通知する。
【0024】
次に、図6で、図2のシステム構成での詳細を説明する。
【0025】
図6は、図2のシステム構成のプログラムの動作説明するフローチャートである。
【0026】
制御の動作は、ステップS20にて制御オンオフスイッチ3がオフのときは制御は行わず、ライトマニュアルオンオフスイッチ2の状態にて点灯を行う。ステップS20にて、制御オンオフスイッチ3がオンであれば、ステップS21に移行し、前照灯が現在ハイビームであるかロービームであるか、および断線等の故障がないか検出を行う。次にステップS22において、ステップS21で検出した情報を判断し、左右いづれも故障していない場合制御をおこなわない。故障がある場合は、ステップ23に移行し、ロービームが故障している場合であれば、ステップ25に移行し、ハイビームをロービーム側に可動することにより、前方の視野を確保し、合わせてステップ27でロービーム故障ランプを点灯し、運転者に故障を通知する。ステップ23において、ハイビームが故障している場合であれば、ステップ24に移行し、ロービームをハイビーム側に可動することにより、前方の視野を確保し、合わせてステップ26でハイビーム故障ランプを点灯し、運転者に故障を通知する。
【0027】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように左右またはロービームかハイビームの前照灯が断線したときにおいて、フェイルセーフにより前方視野が確保できるので、危険要因の回避を促進できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明のシステム構成の一実施例。
【図2】
本発明のシステム構成の一実施例。
【図3】
図1のシステムでの実際の配光状態。
【図4】
図2のシステムでの実際の配光状態。
【図5】
制御フローチャートの一例。
【図6】
制御フローチャートの一例。
【符号の説明】
1…制御ユニット、2…ライトマニュアルオンオフスイッチ、3…制御オンオフスイッチ、4…前照灯配光調整器、5…左側前照灯、6…右側前照灯、7…ライト点灯状態表示ランプ、15…ロービーム前照灯、16…ハイビーム前照灯、20…車両、23…左側ライト照射範囲、24…右側ライト照射範囲、25…補正後ライト照射範囲、33…ハイビームの補正後ライト照射範囲、35…ハイビームライト照射範囲。
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車の前照灯の照射システムおよび光軸変更装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の前照灯の照射システムの例としては、下記特許文献1に記載のように、道路状況や走行環境に応じて前照灯の照射領域を調整するものがある。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−207656号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この様なシステムでは、前照灯の左右、もしくはハイビームもしくはロービームのランプの何れか一つでも断線等の故障が発生したときには、システムとして成立できなくなるか、もしくは著しく機能の低下が発生するといった課題があった。
【0005】
本発明は、以上述べた従来の前照灯の照射システムで問題となっていたランプ故障時のフェイルセーフを実現することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、ランプの故障状態を検出し、故障の状態に応じて前照灯の光軸もしくは配光量を制御することにより解決される。
【0007】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の一実施例について図1を用いて説明する。
【0008】
図1は、左側前照灯5と右側前照灯6を独立して制御できるシステムである。
【0009】
図1において、左側前照灯5と右側前照灯6は、配光をそれぞれ独立して左右もしくは上下もしくはその両方を変化できる機能を有し、前記左側前照灯5と右側前照灯6の断線等の故障を検出できる制御ユニット1と、運転者が任意に操作できるライトマニュアルオンオフスイッチ2と、本制御を有効にする制御オンオフスイッチ3と、前記左側前照灯5と右側前照灯6の点灯状態を運転者が認識できるライト点灯状態表示ランプ7と、前記左側前照灯5と右側前照灯6の左右配光もしくは光軸もしくはその両方を可変させる前照灯配光調整器4で構成する。
【0010】
制御ユニット1は、ライトマニュアルオンオフスイッチ2がオフで、かつ、制御オンオフスイッチ3がオンのとき、制御を実行する。制御ユニット1は、左側前照灯5と右側前照灯6がロービームもしくはハイビームであるかを検出し、かつ左右いずれかに故障が発生しているかを監視する。たとえば、左側前照灯5のロービームに異常があったとき、制御ユニット1は、左側前照灯5をロービームからハイビームに切り換え且つ右側前照灯6の光軸を下方向に可動する信号を、前照灯配光調整器4に出力し、ロービーム相当の配光を実現する。このとき、故障状態をライト点灯状態表示ランプ7に出力し、運転者に故障を警告することができる。
【0011】
また、前記制御ユニット1は、左側前照灯5は消灯のままとし、右側前照灯6の光軸を左寄り方向に可動する信号を、前照灯配光調整器4に出力し、1灯により視界を確保することも可能である。
【0012】
図2は、ロービームとハイビームの切り換え機能のみを有し、左右の前照灯を独立して制御できないシステムである。
【0013】
図2において、ロービーム前照灯15とハイビーム前照灯16は、左右同一の電気的配線により、ロービームとハイビームの切り換え機能のみを有し、前記ロービーム前照灯15とハイビーム前照灯16の断線等の故障を検出できる制御ユニット1と、運転者が任意に操作できるライトマニュアルオンオフスイッチ2と、本制御を有効にする制御オンオフスイッチ3と、前記ロービーム前照灯15とハイビーム前照灯16の点灯状態を運転者が認識できるライト点灯状態表示ランプ7と、前記ロービーム前照灯15とハイビーム前照灯16の上下配光を可変させる前照灯配光調整器4で構成する。
【0014】
制御ユニット1は、ライトマニュアルオンオフスイッチ2がオフで、かつ、制御オンオフスイッチ3がオンのとき、制御を実行する。制御ユニット1は、ロービーム前照灯15とハイビーム前照灯16がロービームもしくはハイビームであるかを検出し、かつ左右いずれかに故障が発生しているかを監視する。たとえば、左右何れかのロービーム前照灯15に断線等の異常があったとき、制御ユニット1は、ロービーム前照灯15の電気信号を切断し、ハイビーム前照灯16の光軸を下方向に可動する信号を、前照灯配光調整器4に出力し、ロービーム相当の配光を実現する。このとき、故障状態をライト点灯状態表示ランプ7に出力し、運転者に故障を警告することができる。
【0015】
図1のシステムに対し、図2のシステムは、前照灯を左右に可動する機構が不要であるため、図1のシステムより簡潔なシステムで実現できる。
【0016】
次に図3で、図1のシステムでの実際の配光状態を説明する。
【0017】
車両20に装備された左側前照灯5と右側前照灯6において、左右正常に点灯されている場合は、左側前照灯5は左側ライト照射範囲23のようになり、また、右側前照灯6は右側ライト照射範囲24のようになる。ここで、前記左側前照灯5が何らかの故障により点灯できなくなった場合、右側前照灯6の光軸を左方向に可動し、右側ライト照射範囲24を補正後ライト照射範囲25のように車中心よりに照射することにより、左前方の障害物を視認しやすくすることができる。ここで、ロービームおよびハイビームの何れでも同様の制御が実現可能である。
【0018】
次に図4で、図2のシステムでの実際の配光状態を説明する。
【0019】
車両20に装備された左側前照灯5と右側前照灯6において、ロービームが左右正常に点灯されている場合は、左側前照灯5は左側ライト照射範囲23のようになり、また、右側前照灯6は右側ライト照射範囲24のようになる。ここで、前記左側前照灯5のロービームが何らかの故障により点灯できなくなった場合、前記左側前照灯5をハイビームに切り換え、かつ光軸を下方向に可動し、ハイビームライト照射範囲35をハイビームの補正後ライト照射範囲33のようにロービーム動作のように照射することにより、左前方の障害物を視認しやすくすることができる。
【0020】
ここで、ハイビームの故障のときもロービーム状態をハイビーム状態に制御すれば、同様に実現可能である。
【0021】
次に、図5で、図1のシステム構成での詳細を説明する。
【0022】
図5は、図1のシステム構成のプログラムの動作説明するフローチャートである。
【0023】
制御の動作は、ステップS10にて制御オンオフスイッチ3がオフのときは制御は行わず、ライトマニュアルオンオフスイッチ2の状態にて点灯を行う。ステップS10にて、制御オンオフスイッチ3がオンであれば、ステップS11に移行し、前照灯が現在ハイビームであるかロービームであるか、および断線等の故障がないか検出を行う。次にステップS12において、ステップS11で検出した情報を判断し、左右両方故障している場合は、ステップS18で左右両方が故障していることをランプの点灯で運転者に通知する。ステップS12において、左右片方が故障している場合であれば、ステップ13に移行する。ステップ13において、左側の前照灯が故障していることを検知した場合は、ステップ15で右側の前照灯を左寄りに可動することにより、前方の視野を確保し、合わせてステップ17で右側前照灯故障ランプを点灯し、運転者に故障を通知する。また、ステップ13において、右側の前照灯が故障していることを検知した場合は、ステップ14で左側の前照灯を右寄りに可動することにより、前方の視野を確保し、合わせてステップ16で左側前照灯故障ランプを点灯し、運転者に故障を通知する。
【0024】
次に、図6で、図2のシステム構成での詳細を説明する。
【0025】
図6は、図2のシステム構成のプログラムの動作説明するフローチャートである。
【0026】
制御の動作は、ステップS20にて制御オンオフスイッチ3がオフのときは制御は行わず、ライトマニュアルオンオフスイッチ2の状態にて点灯を行う。ステップS20にて、制御オンオフスイッチ3がオンであれば、ステップS21に移行し、前照灯が現在ハイビームであるかロービームであるか、および断線等の故障がないか検出を行う。次にステップS22において、ステップS21で検出した情報を判断し、左右いづれも故障していない場合制御をおこなわない。故障がある場合は、ステップ23に移行し、ロービームが故障している場合であれば、ステップ25に移行し、ハイビームをロービーム側に可動することにより、前方の視野を確保し、合わせてステップ27でロービーム故障ランプを点灯し、運転者に故障を通知する。ステップ23において、ハイビームが故障している場合であれば、ステップ24に移行し、ロービームをハイビーム側に可動することにより、前方の視野を確保し、合わせてステップ26でハイビーム故障ランプを点灯し、運転者に故障を通知する。
【0027】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように左右またはロービームかハイビームの前照灯が断線したときにおいて、フェイルセーフにより前方視野が確保できるので、危険要因の回避を促進できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明のシステム構成の一実施例。
【図2】
本発明のシステム構成の一実施例。
【図3】
図1のシステムでの実際の配光状態。
【図4】
図2のシステムでの実際の配光状態。
【図5】
制御フローチャートの一例。
【図6】
制御フローチャートの一例。
【符号の説明】
1…制御ユニット、2…ライトマニュアルオンオフスイッチ、3…制御オンオフスイッチ、4…前照灯配光調整器、5…左側前照灯、6…右側前照灯、7…ライト点灯状態表示ランプ、15…ロービーム前照灯、16…ハイビーム前照灯、20…車両、23…左側ライト照射範囲、24…右側ライト照射範囲、25…補正後ライト照射範囲、33…ハイビームの補正後ライト照射範囲、35…ハイビームライト照射範囲。
Claims (6)
- 自動車の前照灯において、前記前照灯の左右いずれかが断線したときに、断線していない側の前照灯の光軸を可変にすることで、断線した側の道路面を有効に照らすことを特徴とする前照灯の照射システム。
- ハイビームとロービームの独立した前照灯を備えた自動車の前照灯おいて、前記前照灯のハイビームもしくはロービームのいずれかが断線したときに、左右同一側の断線していない側の前照灯で代用することを特徴とする前照灯の照射システム。
- 請求項1及び2において、
左右どちらの前照灯をフェイルセーフ状態で動作させているかを車内に設置したディスプレイに表示することを特徴とする前照灯の照射システム。 - 請求項1及び2において、
制御スイッチがオンになった時のみフェイルセーフ状態で動作することを特徴とする前照灯の照射システム。 - 光軸変更可能な照射装置のための光軸変更装置であって、
第1の照射装置と前記第1の照射装置とは異なる照射方向を向いて設置された第2の照射手段とを備えた車両に設置され、
前記第1の照明装置が故障した場合に、前記第2の照明装置の光軸を前記第1の照明装置の光軸に近づけるように変更することを特徴とする光軸変更装置。 - 内部に第1の照射手段と第2の照射手段とを有し、これらの光軸が変更可能な照射装置のための光軸変更装置であって、
前記照射装置を備えた車両に設置され、
前記第1の照明手段が故障した場合に、前記第2の照明手段の光軸を前記第1の照明手段の光軸に近づけるように変更することを特徴とする光軸変更装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002337353A JP2004168209A (ja) | 2002-11-21 | 2002-11-21 | 照射システムおよび光軸変更装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002337353A JP2004168209A (ja) | 2002-11-21 | 2002-11-21 | 照射システムおよび光軸変更装置 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004168209A true JP2004168209A (ja) | 2004-06-17 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002337353A Pending JP2004168209A (ja) | 2002-11-21 | 2002-11-21 | 照射システムおよび光軸変更装置 |
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Country | Link |
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---|---|---|---|---|
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-
2002
- 2002-11-21 JP JP2002337353A patent/JP2004168209A/ja active Pending
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