JP6157141B2 - 調理温度記録システム - Google Patents

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本発明は、調理温度記録システムに関する。
従来、被調理物の品質管理を行うために、調理工程における被調理物の温度を記録することが行われている。被調理物の温度測定は、例えば、温度測定機能を有するハンディターミナルを用いて行われている(例えば、下記特許文献1)。
特開2004−157803号公報
ところで、被調理物は、複数の調理工程を経て調理されることがある。一例として、被調理物を加熱工程にて加熱調理した後、冷却工程において冷却する場合などを挙げることができる。
被調理物が複数の調理工程を経て調理される場合、被調理物の工程履歴(被調理物がどのような工程を経て調理されたか)を特定した上で、各調理工程における被調理物の温度を参照できることが好ましい。これにより、例えば、被調理物に調理不具合が発生した場合などに不具合の原因究明を容易に行うことができる。
ここで、被調理物の工程履歴を特定するための手段としては、例えば、被調理物に識別番号を付した管理用のタグを取り付け、各調理工程において、その識別番号を記録することが考えられる。しかしながら、被調理物によっては、タグを取り付けることが困難なものもある。また、タグは調理の妨げとなる場合が多く、被調理物を調理する際には、タグを取り外す必要が生じる場合がある。さらに、調理工程においては、一つの被調理物を複数個に切り分けたりすることも行われ、このような場合、切り分けられた被調理物の全てにタグを取り付けることは困難である。以上のことから、被調理物が複数の調理工程を経由する過程において、被調理物に常にタグを付けておくことは難しく、タグのような識別手段によって被調理物の工程履歴を特定することは困難である。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、被調理物がどのような工程を経て調理されているかを特定することが可能な調理温度記録システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、第1調理工程と前記第1調理工程の後に行われる第2調理工程とを少なくとも経て調理される被調理物の温度を記録する調理温度記録システムであって、前記第1調理工程における前記被調理物の温度及び前記第2調理工程における前記被調理物の温度をそれぞれ取得することが可能な調理温度取得手段と、前記第1調理工程の工程種別を取得することが可能な工程種別取得手段と、前記第1調理工程における調理の終了時刻を取得することが可能な調理終了時刻取得手段と、前記第2調理工程における調理の開始時刻を取得することが可能な調理開始時刻取得手段と、前記第1調理工程における調理の終了後に、前記第2調理工程の工程種別を入力することが可能な工程種別入力手段と、前記第1調理工程の前記工程種別、前記第2調理工程の前記工程種別、前記終了時刻、前記開始時刻、前記第1調理工程における前記被調理物の温度、前記第2調理工程における前記被調理物の温度が記憶される記憶手段と、を備え、前記記憶手段には、前記第1調理工程の前記工程種別と、前記第1調理工程における前記被調理物の温度と、前記工程種別入力手段によって入力された前記第2調理工程の前記工程種別とが対応付けて記憶されることに特徴を有する。
本発明によれば、第1調理工程の工程種別と、工程種別入力手段によって入力された第2調理工程(第1調理工程の後に行われる調理工程)の工程種別とが対応付けて記憶される。これにより、作業者は、被調理物が第1調理工程の後にどの工程種別の調理工程に送られたかを容易に確認することができ、被調理物がどのような工程を経て調理されているかを特定することができる。
また、作業者は、第1調理工程における調理の終了時刻と第2調理工程における調理の開始時刻を参照することで、第1調理工程と第2調理工程の対応関係を把握しやすくなり、被調理物の工程履歴をより容易に特定することができる。
上記構成において、前記第1調理工程及び前記第2調理工程における前記被調理物の種類を取得することが可能な被調理物情報取得手段を備えるものとすることができる。
このような構成とすれば、異なる種類の被調理物を調理する場合に対応することができる。
また、可搬型のハンディターミナルを備え、前記調理温度取得手段は、前記ハンディターミナルに設けられた温度センサであるものとすることができる。
このような構成とすれば、ハンディターミナルを用いて被調理物の温度を取得することができる。ハンディターミナルであれば、容易に持ち運びが可能であり、様々な種類の被調理物の温度を容易に測定することができる。
本発明によれば、被調理物がどのような工程を経て調理されているかを特定することが可能な調理温度記録システムを提供することができる。
本実施形態の調理温度記録システムの電気的構成を示すブロック図 ハンディターミナルを示す正面図 バーコードシートの一例を示す図 加熱工程における処理を示すフローチャート 冷却工程における処理を示すフローチャート ハンディターミナルによって取得されたデータを示す表図
<実施形態>
本発明の一実施形態を図1ないし図6によって説明する。図1は、本実施形態の調理温度記録システム10の電気的構成を示すブロック図である。調理温度記録システム10は、図1に示すように、ハンディターミナル11と、ハンディターミナル支持台40と、管理用のパーソナルコンピュータ(以下、PC50という)と、を備えている。
本実施形態では、被調理物の調理工程において、作業者がハンディターミナル11を用いて被調理物の温度を初めとした調理データを取得し、その後、取得した調理データをPC50の記憶部53に記憶させることが可能な構成となっている。
なお、ここでいう被調理物の調理工程とは、被調理物の調理や調理に関連した工程のことを言う。調理工程としては、例えば、被調理物(食材等)の加熱調理を行う加熱工程、被調理物の冷却を行う冷却工程、被調理物を冷蔵庫に出し入れする冷蔵工程、被調理物を盛り付ける盛付工程、被調理物を出荷する出荷工程などを例示することができる。
また、上述した調理データとしては、例えば、調理を行う担当者名、料理の品目(メニュー)、調理内容、被調理物の数量、調理時の室温、そして調理前及び調理後の被調理物の温度などを例示することができる。
ハンディターミナル11は、図1に示すように、制御部12、記憶部13、赤外線通信部14、表示部15、内蔵時計16、バーコード読取部17、入力部18、音声出力部19、温度測定部20を備えている。制御部12には、記憶部13、赤外線通信部14、表示部15、内蔵時計16、バーコード読取部17、入力部18、音声出力部19、温度測定部20がそれぞれ電気的に接続されている。制御部12は、CPU等を備え、格納されたプログラムに基づいて、接続された上記各機器13〜20を制御することが可能な構成となっている。
バーコード読取部17(バーコードリーダ)は、調理工程において、例えば、作業者の名札や調理機器などに付されたバーコードを読み取ることで、コード化された調理データ(作業者名や機器の名称)を取得するためのものである。バーコート読取部17で読み取った調理データは、記憶部13に記憶される構成となっている。なお、記憶部13としては、RAMや不揮発性のメモリ(フラッシュメモリなど)などを例示することができる。
入力部18は、図2に示すように、例えば、ハンディターミナル11の表面上に配列された複数のキー18Aによって構成されている。作業者は、入力部18を構成する各種キー18Aを押圧操作することで、ハンディターミナル11の操作(調理データの入力など)を行うことができる。音声出力部19としては、例えば、ブザーを例示することができ、ブザーを鳴らすことで作業者に調理終了のタイミングなどを知らせることができる。
また、ハンディターミナル11には、温度センサ21(調理温度取得手段)が設けられており、温度センサ21は温度測定部20に対して電気的に接続されている。この温度センサ21は、被調理物の温度を測定するためのもので、測定された温度情報は、温度測定部20(温度測定回路)を介して記憶部13に記憶される構成となっている。このような温度センサ21としては、被調理物の芯温(内部温度)を測定するための芯温センサや被調理物の表面温度を測定可能な放射温度計などを適宜選択することができる。なお、図2では、温度センサ21の一例として芯温センサを例示してある。
表示部15は、例えば、液晶ディスプレイなどから構成される。表示部15には、例えば、作業者が調理データを入力する際の入力画面などが表示される構成となっている。内蔵時計16は、現在の時刻を計時することが可能な構成とされ、調理の開始時刻などを取得するために設けられている。
ハンディターミナル支持台40は、ハンディターミナル11を支持するためのもので、図1に示すように、制御部41、赤外線通信部42、USBインターフェース43を備えている。制御部41には、赤外線通信部42、USBインターフェース43がそれぞれ電気的に接続されている。制御部41は、CPU等を備え、格納されたプログラムに基づいて、接続された上記各機器42、43を制御することが可能な構成となっている。
PC50は、制御部51、USBインターフェース52、記憶部53、表示部54を備えている。制御部51には、USBインターフェース52、記憶部53、表示部54がそれぞれ電気的に接続されている。制御部51は、CPU等を備え、格納されたプログラムに基づいて、接続された上記各機器52、53、54を制御することが可能な構成となっている。記憶部53としては、ハードディスクや不揮発性のメモリ(フラッシュメモリなど)などを例示することができる。
ハンディターミナル11の赤外線通信部14及びハンディターミナル支持台40赤外線通信部42は、それぞれ、赤外線発光部及び赤外線受光部を備えている。また、赤外線通信部14と赤外線通信部42とは、ハンディターミナル11がハンディターミナル支持台40に支持された状態において互いに接近して配される構成となっている。これにより、赤外線通信部14及び赤外線通信部42は、赤外線によって互いにデータの送受信が可能な構成となっている。
また、PC50のUSBインターフェース52は、ハンディターミナル支持台40のUSBインターフェース43とUSBケーブル45を介して電気的に接続することが可能となっている。これにより、PC50とハンディターミナル支持台40とは、USBケーブル45を介してデータの送受信が可能な構成となっている。
上記構成によって、ハンディターミナル11によって取得された各調理データは、記憶部13からハンディターミナル支持台40を介してPC50の記憶部53に転送され、記憶部53にて記憶される構成となっている。また、PC50の記憶部53に記憶された各調理データは、表示部54(液晶ディスプレイなど)に表示することが可能となっている。
図4及び図5は、調理工程において、本実施形態の調理温度記録システム10を用いて調理データを取得する際の処理を示すフローチャートである。本実施形態では、調理工程として、被調理物を加熱調理する加熱工程(第1調理工程、図4参照)と、加熱工程の後に行われる冷却工程(第2調理工程、図5参照)とを例示する。まず、加熱工程では、作業者は、調理前に以下の調理データ(A)〜(G)をハンディターミナル11に入力する(図4のステップS10)。
(A)担当者名(作業者名)
(B)調理機器名
(C)品目(被調理物の種類)
(D)調理内容(例えば、焼き物や揚げ物など)
(E)数量(被調理物の個数や重量など)
(F)調理前の被調理物温度
(G)室温
ハンディターミナル11では、調理データ(A)〜(G)を入力するための入力画面を表示部15に順次表示させる処理を行うことが可能となっている。なお、このような表示処理は、例えば、所定のプログラムに従って、制御部12によって実行される。これにより、作業者は、表示部15の表示を確認しながら調理データ(A)〜(G)を順次入力することができる。
上記各調理データの入力手段(取得手段)について具体的に説明する。調理データ(A)〜(C)は、例えば、図3に示すようなバーコードシート23に印刷されたバーコードを、バーコード読取部17で読み取ることで取得することができる。図3では、調理する品目に係る情報を取得するためのバーコードが印刷されたバーコードシート23を例示している。なお、バーコードシート23に印刷された各バーコードには、品目の名称(被調理物の種類)の他、その品目の調理時間、調理における被調理物の合格温度などのデータが記録されている。
また、調理データ(A)の担当者名を取得するためのバーコードは、例えば、担当者が身に付ける名札などに印刷されている。また、調理データ(B)の調理機器名を取得するためのバーコードは、例えば、調理機器に貼ってあるシールなどに印刷されている。
また、調理機器名を取得することで、作業者は、その調理工程がどのような工程であるのか(工程種別)を調理後に特定することができる。例えば、調理機器名がスチームコンベクションオーブンであれば、その工程が加熱工程であることを特定することができる。なお、バーコード読取部17は、特許請求の範囲に記載の「工程種別取得手段」及び「被調理物情報取得手段」の一例である。
調理データ(D)、(E)、(G)については、例えば、作業者が入力部18を用いてハンディターミナル11に入力する。入力部18で入力された各調理データは記憶部13に記憶される構成となっている。また、調理データ(F)の被調理物温度については、作業者が温度センサ21を用いて測定する。温度センサ21として、芯温センサを用いる場合を例示すると、作業者は、芯温センサの差し込み部21A(検知部、図2参照)を被調理物に差し込むことで、その被調理物の内部温度を測定することができる。なお、被調理物の温度測定については、例えば、一つの被調理物について複数箇所(例えば3箇所)で温度測定が行われ、これらの温度が記憶部13(ひいてはPC50の記憶部53)にそれぞれ記憶される構成となっている。また、(G)の室温については、温度センサ21を用いて測定してもよい。また、例えば、調理機器に備えつけてある温度計とPC50とを通信可能な構成とし、温度計によって測定された室温データをPC50に送信する構成としてもよい。
作業者は、上記調理データ(A)〜(G)をハンディターミナル11に入力した後、加熱用の調理機器を操作して、加熱調理を開始する。なお、加熱用の調理機器とは、例えば、スチームコンベクションオーブンやフライヤーなどを例示することができる。また、作業者は、調理機器の調理開始操作を行うのと同時にハンディターミナル11のキー18Aを押圧操作する。キー18Aが押圧されると、制御部12は、内蔵時計16によって計時されている現在の時刻を調理開始時刻として記憶部13に記憶させる(図4のステップS11)。
加熱調理が完了した後、作業者は、以下の調理データ(H)〜(K)をハンディターミナル11に入力する(図4のステップS12)。
(H)担当者名(調理後の被調理物温度を測定する作業者名)
(I)調理後の被調理物温度
(J)室温
(K)次の工程名
ハンディターミナル11では、表示部15に調理データ(H)〜(K)を入力するための入力画面を順次表示させる処理を行うことが可能となっている。なお、このような表示処理は、所定のプログラムに従って、例えば、制御部12によって実行される。作業者は、表示部15の表示を確認しながら調理データ(H)〜(K)を順次入力することができる。
調理データ(H)は、上記調理データ(A)と同様にバーコード読取部17によって取得される。調理データ(I)は、上記調理データ(F)と同様に温度センサ21を用いて取得される。また、調理後の被調理物温度が所定の合格温度に達していない場合には、音声出力部19から警告音を出力する処理や、表示部15に警告用のメッセージを表示する処理が制御部12によって実行される。
(J)の室温については、例えば、作業者が入力部18を用いてハンディターミナル11に入力する。(K)の「次の工程名」は、加熱工程の次に行う調理工程の名称(第2調理工程の工程種別)である。本実施形態では、例えば、記憶部13に、次の工程の候補となる工程名が予め記憶されている。
室温の入力が完了した後、ハンディターミナル11の表示部15には、例えば、次の工程の候補となる複数の工程名から「次の工程名」の選択を求める画面(図2参照)が表示される。作業者は、表示部15の画面を参照しつつ、キー18Aを操作して「次の工程名」を選択する。選択された「次の工程名」は、制御部12によって記憶部13に記憶される。なお、作業者は、例えば、工程における調理指示などを参照して「次の工程名」を選択する。
本実施形態では、加熱工程の次に冷却工程を行う場合を例示している。このため、作業者は、次の工程名として「冷却工程」を選択すればよい。以上の手順により、加熱工程における各調理データの入力が完了する。
なお、入力部18は、特許請求の範囲に記載の「第1調理工程における調理の終了後に、第2調理工程の工程種別を入力することが可能な工程種別入力手段」の一例である。また、ここで入力される「次の工程名」は、特許請求の範囲に記載の「工程種別入力手段によって入力された第2調理工程の工程種別」の一例である。
次に、冷却工程について説明を行う。冷却工程においては、まず、上記(A)〜(G)の調理データを冷却調理前にハンディターミナル11に入力する(図5のステップS20)。
作業者は、上記(A)〜(G)の調理データをハンディターミナル11に入力した後、冷却用の調理機器を操作して、被調理物の冷却調理を行う。ここで言う冷却用の調理機器とは、例えば、急速冷却庫(ブラストチラー)などを例示することができる。
また、作業者は、調理機器の調理開始操作を行うのと同時にハンディターミナル11のキー18Aを押圧操作する。キー18Aが押圧されると、制御部12は、内蔵時計16によって計時されている現在の時刻を調理開始時刻として記憶部13に記憶させる処理を行う(図5のステップS21)。なお、内蔵時計16は、特許請求の範囲に記載の「調理開始時刻取得手段」の一例である。
冷却調理が完了した後、作業者は、加熱工程と同様の手段で上記調理データ(H)〜(K)をハンディターミナル11に入力する(図5のステップS22)。これにより、冷却工程における各調理データの取得が完了する。
なお、冷却工程における上記(A)〜(K)の調理データの入力手段(取得手段)は、加熱工程で例示した手段と同じである。
また、各調理工程において、調理データ(A)〜(K)を入力した後、作業者は、ハンディターミナル支持台40にハンディターミナル11を設置する。これにより、ハンディターミナル11の記憶部13に記憶された上記調理データ(A)〜(K)、及び調理開始時刻のデータは、ハンディターミナル支持台40を介して、PC50に送信され、記憶部53(記憶手段)に記憶される。
なお、各調理工程(加熱工程及び冷却工程)においては、例えば、調理工程毎に専用のハンディターミナル11がそれぞれ用いられる。また、記憶部53には、加熱工程における調理データ(A)〜(K)が対応付けて記憶され、冷却工程における調理データ(A)〜(K)が対応付けて記憶される。なお、一台のハンディターミナル11を用いて加熱工程及び冷却工程の両工程で調理データの入力を行ってもよい。
また、PC50の記憶部53には、各調理工程(加熱工程及び冷却工程)における調理終了時刻がそれぞれ記憶される。このような各調理工程における調理終了時刻は、例えば、ハンディターミナル11にて取得された各調理工程における調理開始時刻に基づいて取得することができる。具体的には、ハンディターミナル11にて取得された調理開始時刻に調理時間(品目毎に定められた所定の時間、例えば、バーコードシート23のバーコードを読み取ることで取得可能)を加算することで調理終了時刻を求めることができる。
このような調理終了時刻を取得するための処理は、例えば、PC50の制御部51によって行われる。なお、内蔵時計16及び制御部51は、特許請求の範囲に記載の「調理終了時刻取得手段」の一例である。また、調理終了時刻を取得するための処理を制御部51で行う代わりに、例えば、ハンディターミナル11の制御部12によって行う構成としてもよく、調理終了時刻を記憶部13に記憶させる構成としてもよい。
また、調理開始時刻に基づいて調理終了時刻を取得する代わりに、調理終了時刻を直接的に取得する構成としてもよい。具体的には、調理工程における調理が完了すると同時に作業者がハンディターミナル11のキー18Aを操作することで、制御部12が内蔵時計16の現在時刻を調理終了時刻として記憶部13に記憶させる構成としてもよい。
次に、本実施形態の効果を説明する。本実施形態の記憶部53には、品目、調理機器名、調理開始時刻、調理前の被調理物温度(第1調理工程における被調理物の温度)、調理終了時刻、調理後の被調理物温度(第1調理工程における被調理物の温度)、次の工程名が対応付けて(関連付けて)記憶されている。
これにより、作業者は、調理機器名(第1調理工程の工程種別)と次の工程名(第2調理工程の工程種別)とを参照することで、被調理物が第1調理工程(例えば、加熱工程)の後にどの工程種別の調理工程に送られたかを容易に確認することができ、被調理物がどのような工程を経て調理されているかを特定することができる。
上記効果について、図6を用いて具体的に説明する。図6は、PC50の記憶部53に記憶された調理データの一例を示す表図である。なお、記憶された調理データは、PC50の表示部54に図6のような表図の形態として表示させることが可能となっている。これにより、作業者は表示部54を見ることで各調理データを参照することが可能となっている。表示部54への調理データの表示処理は、例えば、制御部51によって実行される。なお、図6では、調理前の被調理物温度を「調理前温度」、調理後の被調理物温度を「調理後温度」と略記してある。
図6では、加熱工程及び2つの冷却工程(冷却工程A及び冷却工程B)における調理データを例示している。また、図6では、被調理物としてハンバーグ及びローストチキンを例示しているが、これに限定されるものではない。
作業者は、図6に示すデータに基づいて被調理物の工程履歴を把握することができる。
図6において、ID3を付したハンバーグを例示すると、このハンバーグは、スチームコンベクションオーブン(図6ではスチコンと略記)によって加熱調理された後、冷却工程に送られていることが分かる(調理機器名及び次の工程名参照)。これにより、ID3のハンバーグが次に、どの調理工程に送られたかを容易に特定することができる。
次に、図6の冷却工程Aを見ると、3つの異なる時間帯でハンバーグが冷却調理されている(ID5〜ID7)。ID3のハンバーグは、冷却工程に送られているため、ID5〜ID7で示すハンバーグのうち、いずれかがID3のハンバーグと同一のものであると推測できる。
ここで、加熱工程におけるID3のハンバーグの調理終了時刻を見ると、14時40分に加熱調理が終了している。このため、14時40分よりも早い時間に冷却調理が開始されているID5のハンバーグは、ID3のハンバーグとは別の物であることが分かる。
また、通常、調理工程では、前工程から送られた順番に被調理物の調理を行う。このため、冷却工程で示すID6、ID7のハンバーグのうち、調理開始時間が14時40分に最も近いもの、つまり、14時50分に冷却調理が開始されているID6のハンバーグが、ID3のハンバーグと同一のものであると判断することができる。
このように、同じ品目の被調理物(ハンバーグ)が連続的に調理された場合であっても、加熱工程(前工程)の調理終了時刻と冷却工程(次工程)の調理開始時刻を参照することで、前工程と次工程の対応関係を把握しやすくなり、被調理物の工程履歴をより容易に特定することができる。
また、本実施形態では、加熱工程及び冷却工程において被調理物の種類を取得することが可能なバーコード読取部17(被調理物情報取得手段)を備えている。このような構成とすれば、異なる種類の被調理物を調理する場合に対応することができる。
これについて、図6を用いて具体的に説明する。図6によれば、加熱工程にて、ハンバーグを調理した後、ローストチキン(ID4を付す)を調理していることが分かる。そして、冷却工程Aでは、ハンバーグが冷却調理され、冷却工程Bでは、ローストチキンが冷却調理されていることが分かる。これにより、加熱工程にて調理された複数種類の被調理物(図6の例では、ハンバーグ及びローストチキン)がそれぞれ、どの調理工程に送られたかを容易に確認することができる。
また、本実施形態では、可搬型のハンディターミナル11を備え、調理温度取得手段は、ハンディターミナル11に設けられた温度センサ21とされる。このような構成とすれば、ハンディターミナル11を用いて被調理物の温度を取得することができる。ハンディターミナル11であれば、容易に持ち運びが可能であり、様々な種類の被調理物の温度を容易に測定することができる。
また、本実施形態では、バーコードシート23に印刷されたバーコードをバーコード読取部17で読み取ることで、調理データの一部を取得することが可能な構成となっている。これにより、例えば、手入力などと比べて容易に調理データを取得することができる。
また、本実施形態では、ハンディターミナル11への「次の工程名」の入力を調理後に行う構成となっている。調理工程においては、「次の工程名」を入力した後に、実際の「次の工程」が変更となる場合も想定される。このような場合、「次の工程名」を再度入力する手間が生じる。
この点、調理後(すなわち、被調理物が次の工程に送られる直前の段階)であれば、実際の「次の工程」が変更となる可能性が低く、「次の工程名」の入力を行うタイミングとして好適である。
<関連技術>
以下、本実施形態の調理温度記録システム10に関連した技術を示す。
(1)関連技術1
本実施形態では、調理工程における被調理物の数量を取得し、記憶することが可能となっている。これにより、調理温度記録システム10を、例えば、冷蔵工程(調理工程の一例)に適用した場合では、冷蔵庫に入れた被調理物の個数(入庫数)と、冷蔵庫から出した被調理物の個数(出庫数)をそれぞれ記憶しておき、入庫数から出庫数を減算することで、冷蔵庫に保管されている被調理物の個数を管理することができる。
(2)関連技術2
PC50と調理機器との間で通信を行う構成としてもよい。このような構成とすれば、調理機器の温度などをPC50にて管理することができる。また、調理機器の温度異常などが生じた場合には、PC50の表示部54に警告メッセージなどを表示させることで、その異常に対して迅速に対応することができる。
(3)関連技術3
上述したバーコードシート23を印刷可能な印刷装置をPC50に接続してもよい。
(4)関連技術4
PC50の記憶部53には、調理機器に関する履歴データ(例えば、機器の購入や修理などの履歴)が記憶されていてもよい。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、ハンディターミナル支持台40を介して、ハンディターミナル11とPC50とを電気的に接続する構成を例示したが、これに限定されない。例えば、ハンディターミナル11とPC50とを直接的に接続する構成としてもよい。
(2)上記実施形態では、調理工程においてハンディターミナル11に入力する調理データとして、調理データ(A)〜(K)を例示したが、調理データは上記(A)〜(K)に限定されるものではない。また、ハンディターミナル11において、調理データ(A)〜(K)のうち、任意の調理データのみを入力するような設定に変更することも可能である。このような設定の変更は、例えば、ハンディターミナル11の制御部12などに格納されたプログラムをPC50を用いて書き換えることで行うことができる。また、調理データ(A)〜(K)を入力する順番は適宜変更可能である。
(3)上記実施形態では、ハンディターミナル11によって調理データを取得した後、調理データをPC50の記憶部53に記憶させ、調理データをPC50の表示部54に表示させる構成を例示したが、これに限定されない。例えば、PC50を備えていなくてもよく、ハンディターミナル11の記憶部13に記憶させた調理データをハンディターミナル11の表示部15に表示させる構成としてもよい。また、上記実施形態では、記憶手段としてPC50の記憶部53を例示したが、これに限定されず、例えば、記憶手段としてハンディターミナル11の記憶部13を例示することができる。
(4)上記実施形態では、第1調理工程として加熱工程を例示し、第2調理工程として冷却工程を例示したが、これに限定されない。第1調理工程及び第2調理工程は、順番に行われる2つの調理工程であればよく、様々な種類の調理工程(例えば、加熱工程、冷却工程、冷蔵工程、盛付工程、出荷工程など)をそれぞれ適宜選択することができる。また、第1調理工程及び第2調理工程は、同じ工程種別の工程としてもよい。
(5)上記実施形態では、工程種別取得手段及び被調理物情報取得手段として、それぞれバーコード読取部17を例示したが、これに限定されない。例えば、工程種別取得手段及び被調理物情報取得手段として入力部18を例示してもよく、作業者がキー18A(入力部18)を操作することで、工程種別(調理工程の種類)や被調理物情報をハンディターミナル11に入力する構成としてもよい。
(6)上記実施形態では、工程種別入力手段として、入力部18を例示したが、これに限定されない。例えば、工程種別入力手段としてバーコード読取部17を例示することができる。また、調理開始時刻取得手段又は調理終了時刻取得手段として、入力部18を例示してもよい。具体的には、調理工程における調理開始時刻と調理終了時刻を作業者が入力部18にて入力する構成としてもよい。
(7)上記実施形態では、調理温度取得手段として、ハンディターミナル11に接続された温度センサ21を例示したが、これに限定されない。調理温度取得手段として、入力部18を用いてもよい。例えば、ハンディターミナル11と接続されていない温度計を用いて被調理物の温度を測定した後、測定結果の数値を入力部18によってハンディターミナル11に入力してもよい。
10…調理温度記録システム 11…ハンディターミナル 16…内蔵時計(調理終了時刻取得手段、調理開始時刻取得手段) 17…バーコード読取部(工程種別取得手段、被調理物情報取得手段) 18…入力部(工程種別入力手段) 21…温度センサ(調理温度取得手段) 53…記憶部(記憶手段)

Claims (3)

  1. 第1調理工程と前記第1調理工程の後に行われる第2調理工程とを少なくとも経て調理される被調理物の温度を記録する調理温度記録システムであって、
    前記第1調理工程における前記被調理物の温度及び前記第2調理工程における前記被調理物の温度をそれぞれ取得することが可能な調理温度取得手段と、
    前記第1調理工程の工程種別及び前記第2調理工程の工程種別それぞれ取得することが可能な工程種別取得手段と、
    前記第1調理工程における調理の終了時刻を取得することが可能な調理終了時刻取得手段と、
    前記第1調理工程における調理の開始時刻及び前記第2調理工程における調理の開始時刻をそれぞれ取得することが可能な調理開始時刻取得手段と、
    前記第1調理工程における調理の終了後に、前記第2調理工程の工程種別を入力することが可能な工程種別入力手段と、
    前記第1調理工程の前記工程種別、前記工程種別取得手段によって取得された前記第2調理工程の前記工程種別、前記工程種別入力手段によって入力された前記第2調理工程の前記工程種別前記第1調理工程の前記開始時刻、前記第1調理工程の前記終了時刻、前記第2調理工程の前記開始時刻、前記第1調理工程における前記被調理物の温度、前記第2調理工程における前記被調理物の温度が記憶される記憶手段と、
    前記第1調理工程における前記被調理物の種類と、前記第2調理工程における前記被調理物の種類と、前記被調理物毎に定められた前記第1調理工程における前記被調理物の調理時間と、をそれぞれ取得することが可能な被調理物情報取得手段と、を備え、
    前記記憶手段には、
    前記第1調理工程における前記被調理物の種類と、前記第1調理工程の前記工程種別と、前記第1調理工程における前記被調理物の温度と、前記工程種別入力手段によって入力された前記第2調理工程の前記工程種別と、前記第1調理工程の前記終了時刻と、が対応付けて記憶され、
    さらに、前記記憶手段には、
    前記第2調理工程における前記被調理物の種類と、前記工程種別取得手段によって取得された前記第2調理工程の前記工程種別と、前記第2調理工程の前記開始時刻と、前記第2調理工程における前記被調理物の温度と、が対応付けて記憶され、
    前記調理終了時刻取得手段は、
    前記調理開始時刻取得手段によって取得された前記第1調理工程の前記開始時刻に対して、前記調理時間を加算することで、前記第1調理工程の前記終了時刻を取得する処理を行う、調理温度記録システム。
  2. 前記被調理物情報取得手段は、
    前記第1調理工程における前記被調理物の種類及び前記第1調理工程における前記被調理物の前記調理時間の双方が記録されているバーコードを読み取ることが可能なバーコード読取部である、請求項1に記載の調理温度記録システム。
  3. 可搬型のハンディターミナルを備え、
    前記調理温度取得手段は、前記ハンディターミナルに設けられた温度センサである請求項1又は請求項2に記載の調理温度記録システム。
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