JP2014178910A - 店舗管理システムおよび店舗管理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】店員の巧拙によらず、効率のよい店舗運用ができる店舗管理システムおよび店舗管理方法を提供する。
【解決手段】店舗に設置された加工機器である調理機器の電力情報を電力測定手段であるタップによって測定し、その電力情報に基づいて、調理機器の稼働状況を分析し、分析結果に基づいて店員に調理を促す報知を行うことより、効率のよい店舗運用ができる店舗管理システムおよび店舗管理方法を提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、店舗管理システムおよび店舗管理方法に関する。
コンビニエンスストア等の店舗においては、POS(Point Of Sales)システム(販売時点情報管理システム)が導入され、ホストコンピュータに接続されたPOS端末(精算端末)において精算処理を行なうとともに、各種の取引情報を入力することにより、これらの取引情報がホストコンピュータに送信され、ホストコンピュータによってこれらの取引情報に基づいて管理/分析することにより売上金額や売れ筋商品の傾向、商品在庫数等をリアルタイムに把握することができる。
商品の店頭在庫や店頭に陳列する数が適当でなく、少なすぎる場合には、販売機会損失により、売上げ減少などの問題につながる。また、逆に多すぎる場合は、在庫保有コストや、商品廃棄処分などの問題が発生する。
そこで、店舗内に設置された防犯カメラを利用して得られるデータ情報を商品在庫管理情報や販売実績情報など、上記POSシステム等のデータと照らし合わせて活用することが考えられ、例えば、小売店舗では、商品の仕入れ・陳列(追加補充)の内容やそのタイミングなど、商品在庫管理に係わる判断・意思決定を必要とし、この判断については、商品店頭在庫の品切れ等を考慮した販売機会損失とのバランスをとって最適化が行われている。
上記の商品販売機会損失の推定に係わる先行技術例として、特開2001−33187
5号公報(特許文献1)ある。同公報によれば、店舗内に設置した立ち寄り検出機器とPOS端末のデータをネットワークを介して収集し解析端末で解析することにより、販売機会損失を判定する消費者行動モニタ装置が開示されている。
また、特開2012−22528号公報(特許文献2)があり、カメラから得られたデータの画像処理によって買い物客の位置情報や商品に立ち寄った買い物客の数などを算出し、それとPOSデータを分析することで販売機会損失に関する指標を求めている。
特開2001−33187号公報 特開2012−22528号公報
しかしながら、店舗で調理が必要な商品の場合、POSデータによって調理前の食材の需給を最適化するだけでは足りず、顧客が当該商品を購入したいタイミングに調理が完了していることが必要になる。そのため、食材が充分準備されていても、調理が完了していなければ、販売機会損失が生じることになる。反対に、このような販売機会損失を無くすために必要以上にあらかじめ多くの商品を調理しておくと、調理後、一定時間経過後に当該商品を廃棄する必要があるため、販売コストの増大を招いてしまう、したがって、POSシステムによって、食材の供給が適切にコントロールされていても、食材の調理のタイミングに関して店員が誤った判断をした場合には、店舗の運用効率が低下する怖れある。このように店舗に設置した機器で加工を施すことにより商品やサービスを提供する場合、機器の運用の仕方によっては、店舗の運用効率が悪くなる怖れがあった。
本発明は上記問題点を鑑みなされたものであり、店舗に設置した機器の運用に関する店員の巧拙や熟練度による影響を少なくし、効率のよい店舗運用ができる店舗管理システムおよび店舗管理方法を提供することを目的とする。
本発明の店舗管理システムは、店舗に設置された加工機器の電力情報を取得するための電力測定手段と、電力測定手段が測定した電力情報を取得して加工機器の稼働状況を分析する分析手段と、分析手段の分析結果に基づいて前記加工機器に素材を投入するように報知する報知手段を有するものである。
また、本発明の店舗管理システムは、報知手段で報知後、加工機器の稼働状況を検証するものを含む。
本発明の店舗管理システムは、分析手段は、POS情報に基づいて加工機器の稼働状況を分析するものを含む。
また、本発明の店舗管理方法は、店舗に設置された加工機器の電力情報を電力測定装置を使用して取得するステップと、電力監視装置が電力情報に基づいて、加工機器で素材を投入すべき時を決定するステップと、素材を投入すべき時を報知するステップとを含むものである。
また、本発明の店舗管理方法は、電力監視装置がPOS情報を用いて前記素材の加工を完了すべき時を決定するステップを含むものである。
本発明の店舗管理システムおよび店舗管理方法によれば、店舗の調理機器を適切なタイミングで店員に操作させることができるので、店舗の運用効率を向上させることができる。
本発明の実施の形態に関わる店舗管理システムを示すブロック図である。 電力監視端末の詳細を示すブロック図である。 タップで測定した調理機器の電力消費状態を示す図である。 電力監視端末の電力分析方法を示す、フローチャートである。 商品調理時間テーブル、および商品調理時間テーブルに基づき作成した度数分布表である。 商品追加調理時間テーブル、および商品追加調理時間テーブルに基づき作成した度数分布表である。 商品追加調理開始時刻テーブル、および商品追加調理開始時刻テーブルに基づき作成した度数分布表である。 本発明の店舗管理システムが店舗管理をする手順を示すフローチャートである。 タップで計測した消費電力量の15分間の移動平均を示すグラフである。 本発明の別の実施の形態である店舗管理システムを示す説明図である。 本発明の別の実施の形態である店舗管理システムが店舗管理をする手順を示すフローチャートである。 店舗のある期間における商品AのPOSデータを示す度数分布表である。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態に係る店舗管理システムを示すブロック図である。店舗1には、電気を使用する機器2が多数設置されており、それぞれ電力測定手段であるタップ3を介して、コンセント4に接続されている。コンセント4は、分電盤5に接続されている。分電盤5にはCTセンサ6が取り付けられており、店舗1全体で使用される電力量や、ブレーカーごとに接続されている機器の電力などを計測することができる。店舗サーバ8、設備制御監視装置7、電力監視端末10は、ローカルエリアネットワークであるLAN回線11に接続しており、LAN回線11は、ルータ12を介してインターネット14に接続する。表示端末13は、有線あるいは無線のネットワークを介して電力監視端末10と通信をおこなうことができる。表示端末13は、ネットワークとして、たとえば、無線LAN、ZigBee(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、有線LAN(Local Area Network)、またはPLC(Power Line Communications)などを利用できる。ここでは、無線LAN15を介して電力監視端末10と情報を交換することができる。電力監視端末10の情報は、表示端末13を用いて表示することができる。
電力測定手段であるタップ3は、機器2とコンセント4の間に設置され、コンセント4と電気的に接続して機器2に電力を供給するとともに、機器2で消費される消費電力を計測する機能があり、所定の時間間隔で機器2の消費電力を測定する。またタップ3は、有線あるいは無線のネットワークを介して設備制御監視装置7と通信をおこなうことができる。設備制御監視装置7は、ネットワークとして、前述した表示端末13における通信方式と同様のものを利用できる。タップ3は機器2の消費電力を測定して、例えば、低消費電力通信9を介して設備制御監視装置7に送信する。
設備制御監視装置7は、低消費電力通信9によりタップ3と無線通信を行い、タップ3から送信された機器2の消費電力を電力監視端末10に送信し、当該消費電力を内部のメモリに電力情報として逐次記憶することもできる。また、設備制御監視装置7は、LAN回線11に接続し、店舗サーバ8、電力監視端末10と通信ができる。またルータ12を介してインターネット回線にも接続できる。また、電力監視端末10から無線LAN15を介して表示端末13とも通信できる。
店舗サーバ8は、店舗1を管理するサーバであり、店舗の売り上げ情報をルータ12および、インターネット回線14を介して本部のサーバに接続してPOSシステムを形成している。
電力監視端末10は、設備制御監視装置7とLAN回線11で接続されている。電力監視端末10は、設備制御監視装置7に対してタップ3の電力情報を送信するように要求する。設備制御監視装置7は要求に応じて機器2の電力情報を電力監視端末10に送信する。電力監視端末10は、取得した電力情報を内部のメモリに蓄えており、ユーザは表示端末13を操作して電力情報を見ることができる。タップ3から送信される電力情報としては、タップ3で計測された機器2の瞬時消費電力であってもよいし、タップ3で計測された所定の期間の消費電力量であってもよい。また、電力監視端末10は、設備制御監視装置7に蓄えられた電力情報に基づいて、調理機器2aの稼働状況を分析する分析手段として機能する。
表示端末13は、店舗管理に必要な情報を店員に報知する報知手段として機能する。電力監視端末10とは無線LAN15で通信する。
機器2の1つであって加工機器である調理機器2aは、タップ3aに接続されてなり、調理機器2aの消費電力はタップ3aで測定されるとともに設備制御監視装置7に送信される。設備制御監視装置7は調理機器2aのデータを蓄えており、電力監視端末10の要求に応じて調理器具2aの消費電力情報を電力監視端末10に送信する。電力監視端末10は定期的に調理器具2aの消費電力を取得し、調理器具2aの動作状態を把握することができる。調理器具2aは、商品Aを調理する際は、連続して加熱するため、高い電力を調理中連続して消費するが、調理が終わって保温状態になると、ON、OFF制御を行うことにより一定の温度範囲を保っている。
図2は電力監視端末の詳細を示すブロック図である。電力監視端末10は、第1の判定部10a、カウント部10b、第2の判定部10c、第1の格納部10d、第3の判定部10e、第3の格納部10fを有しており、これらは、電力監視端末10を構成するハードウェアおよびソフトウェアによって実現されるものである。
図3は、タップ3aで測定した調理機器2aの電力消費状態を示す図であり、ある一日の調理機器の電力消費量の推移を示している。設備制御監視装置7には、図3のデータの基となる電力情報が記憶されている。図3によれば、時刻T1から時刻T2において、調理器具2aは休止状態である。時刻T2から時刻T3までは、調理機器を使用して、食材を調理している時間であり、一定時間以上連続して機器が動作している期間である。早朝最初に機器を立ち上げた際は、調理機器2aは冷えているので、消費電力が高い時間が比較的長い。T3からT4およびT5からT6までは調理機器は調理した商品Aの温度を維持するためにヒータをON/OFF制御を行っている時間である。T4からT5およびT6からT7の時間帯は、食材を追加して調理している時間である。調理器具2aは既に温度維持されて暖まっているので、加熱時間は比較的短くて済む。このように調理機器2aの電力消費状態は、設備制御監視装置7に記録されている。
図4は、電力監視端末10における電力分析方法を示す、フローチャートである。また、図5は、商品調理時間テーブル、および商品調理時間テーブルに基づき作成した度数分布表である。また、図6は、商品追加調理時間テーブル、および商品追加調理時間テーブルに基づき作成した度数分布表である。また、図7は、商品追加調理開始時刻テーブル、および商品追加調理開始時刻テーブルに基づき作成した度数分布表である。
図4において、設備制御監視装置7に調理機器2aの電力情報を要求して、電力情報である消費電力D1を取得する(S11;Sはステップを表す。以下同様)。続いて消費電力D1が第1の閾値である閾値Wth1以上かどうかを電力監視端末10の第1の判定部10aで判断する(S12)。
S12において、消費電力D1がWth1以上の場合は、調理機器2aが加熱動作していると判断して、調理機器2aが加熱動作を継続する時間である時間t1のカウントを電力監視端末10のカウント部10bで開始する。消費電力D1がWth1未満の場合は、時間t1は0であり、t1をカウントせずにS11に戻る。消費電力が、調理機器2aの消費電力がWth1未満となった時点でt1のカウントを停止し、調理機器2aの消費電力がWth1未満になるまでの時間である時間t1を記憶する(S13)。ステップS13が実行されている間、所定の時間間隔で設備制御監視装置7から電力情報を取得し続けている。S12において、消費電力がWth1未満の場合は、t1をカウントせず、ステップS11から繰り返す。Wth1は特に設定しない場合は所定の期間における、(消費電力最大値+消費電力平均値)/2以上の消費電力としているが、調理機器の加熱状態と非加熱状態を区別できる所定の値を設定してもよい。
t1のカウント終了後、t1が第2の閾値である時間tth以上かどうかを電力監視端末10の第2の判定部10cで判定する。判定結果は電力監視端末10の第1の格納部10dに格納される。t1が第2の閾値である時間tth以上であれば、電力監視端末10は、調理機器2aが調理状態にあると判断し、調理期間と認識する。また、tth未満の場合は、保温状態であると判断する(S14)。tth未満の場合は、S11に戻る。
調理機器2aが、調理していると判断したときにはt1を調理時間として記録することにより、図5aに示される、商品調理時間テーブルを更新する(S15)。ここで、tthは、調理機器2aの保温状態における消費電力変動周期以上の値であって、調理機器2aの調理状態と保温状態とを区別できる所定の値を設定することができる。
続いて、t1カウント開始時刻の所定時間前の時刻から、t1カウント開始直前の消費電力の測定時刻までの期間における平均消費電力Davを求める。電力監視端末10の第3の判定部10eにおいてDavが第3の閾値であるWth2以上かどうかを判定する(S16)。
S16の判定の結果、Davが第3の閾値であるWth2以上の場合は、判定結果を電力監視端末10の第2の格納部10fに格納するとともに、調理の直前に間欠的に加熱動作を行う保温状態であったと判断し、当該期間は商品追加調理期間であると判断して、図6(a)に示される、商品追加調理時間テーブルに記録して更新する。さらに、t1を計測し始めた時刻を図7(a)に示される、商品追加調理開始時刻テーブルに記録して更新する(S17)。ここでWth2の値をWth2=0.5×Wth1と設定する。また、Wth2の値としては、直前が保温状態であったかどうか判別できる所定の値を用いることもできる。なお、Davが第3の閾値であるWth2未満の場合は、商品追加調理開始時刻テーブルを更新せずにS11に戻る。
図3に示される電力情報を図4の電力分析方法により分析した場合には、T2からT3、T4からT5およびT6からT7が調理期間であり、T4からT5およびT6からT7は追加調理期間であり、T3からT4および、T5からT6は保温期間であったと、電力監視端末10が判別することができる。
電力監視端末10は、図4に示される電力分析方法を所定の日数繰り返すことにより、電力測定装置であるタップ3aの電力情報を解析して、調理機器2aの使用状況を蓄積する。
図5(b)は商品調理時間テーブルに基づき作成した度数分布表であり、調理時間であると判断されたt1の調理時間の度数分布を示している。例えば、商品Aの調理時間であると判断されたt1のうち、35分以上40分未満のt1が4回あったことが示されている。
図6(b)は商品追加調理時間テーブルに基づき作成した度数分布表であり、商品Aの追加調理時間であると判断されたt1の度数分布を示している。例えば、追加調理時間であると判断されたt1のうち、25分以上30分未満のt1が7回あったことが示されている。
図7(b)は商品追加調理開始時刻テーブルに基づき作成した度数分布表であり、追加調理時間であると判断されたt1の開始時刻の分布を示すものである。例えば、14:00〜15:00に追加調理が開始された回数が4回であったことが示されている。
図8は、本発明の店舗管理装置が店舗管理方法を示すフローチャートである。まず、電力監視端末10を動作させた後、データが蓄積されると、統計解析処理(S1)を行う。上述の、ステップS11〜S17で作成した商品追加調理開始時刻テーブルを基に、追加調理開始時刻の度数分布を考慮して追加調理開始時刻を決定する(S2)。 具体的には、所定の学習期間を経過すると、電力監視端末10は、商品追加調理開始時刻テーブルを参照し、商品追加調理開始時刻テーブルにおける最高度数をNとした場合、0.5N以上となる時間帯に追加調理開始時刻を設定する。図7(b)に示された度数分布の場合、14:00〜15:00と17:00〜18:00の時間帯に設定される。追加調理開始時刻は選定された時間帯に調理が終了する所定の時間が好ましい。ただし、蓄積されたデータが存在しない初期においては、ユーザがあらかじめ追加調理開始時刻を設定しておいてもよい。この場合、ステップS11からS17により、当該追加調理開始時刻が更新され、最適化される。このような統計解析機能により店舗ごとの特性を加味した店舗管理ができる店舗管理システムを構築することができる。
次に、統計解析によって、追加調理すべき時刻が設定されると、調理を開始すべき時刻が近付いた時、電力監視端末10は、LAN回線11を介して表示端末13に警告を発信するように命令する。表示端末13は、電力監視端末10の命令に基づいて、警告が 表示端末13に表示される(S3)。
続いて電力監視端末10は、店員が店舗管理システムから発せられた警告に従ってオペレーションが実施されたどうか、消費電力の分析を行って検証する(S4)。一定の時間が経過しても消費電力が大きくならない場合は、店員が調理機器の操作を怠ったとして再度警告を発する。
このように、店舗管理システムが、店員に調理機器で調理するように促すことができるので、店員の熟練度によらず、適切な時期に調理済の商品を準備しておくことができる。すなわち、店舗運営に於いて、店員の熟練度や巧拙が店舗運営効率に与える影響を少なくすることができる。
本例では、電力監視端末10が電力情報の分析を行っていたが、電力情報の分析手段は電力監視端末10以外にも、店舗サーバ8で実現しても良いし、表示端末13で動作するアプリケーションプログラムで実現してもよい。
本実施例では調理機器を例示したが、店舗で素材を加工して商品またはサービスを提供する店舗に設置された加工機器にも適用できる。加工機器としては、調理機器の他、機器に投入された素材を加熱または冷却などするものが挙げられる。例えば、飲食店などにおいて、加工機器に素材であるタオルを投入しておくことで、冷却または加熱されたものを客に提供することができる。このほか、素材の水を温める電気ポットなどがある。
店舗に設置された加工機器の動作状態を店舗設置機器に接続した電力測定器のデータに基づいて店舗設置機器の動作を分析手段で分析し、その結果に基づいて加工機器に素材を適時に報知手段で報知することにより、店舗に設置された加工機器を効率良く稼働させることができるので、店舗運営効率を向上させることができる。
特に本発明を調理機器に適用することで、適時に食材を加工しておくことができるので、食材の販売機会の損失を少なくすることが可能となり、店舗運営効率を向上させることができる。
図9はタップ3aで計測した消費電力の15分間の移動平均を示すグラフである。タップ3aで測定され、設備制御監視装置7に蓄えられた消費電力データに基づいて過去15分間の移動平均をとる。すると、調理機器2aが連続して加熱していたところの消費電力の移動平均値が上昇する。本例の場合、14:00〜15:00と17:00〜18:00に消費電力が12Wh以上のピークがあることが見て取れる。すなわち、電力監視端末10で、消費電力の移動平均を演算することによっても調理を開始する時刻を決定することができる。ただし、消費電力の移動平均をとる期間については15分間である必要はなく、適宜、適当な期間とすることができる。
(第2の実施の形態)
図10は、本発明の別の実施の形態である店舗管理システムを示す説明図である。図10において、店舗1に設置された調理機器2aの電力情報は、低消費電力通信9により、設備制御監視装置7に送信されメモリに蓄えられる。管理制御サーバ16はインターネット回線14を介して、各店舗の稼働情報が集められるサーバである。またPOS(Point Of Sales)ホストセンター17は、各店舗の売り上げデータをネットワークを通じて集積するサーバである。管理制御サーバ16は、店舗1のPOSデータをPOSホストセンター17から取得するとともに、店舗1の設備制御監視装置7の電力情報を取得し、分析する分析手段として機能する。
図11は図10に示される店舗管理システムの店舗管理方法を示すフローチャートである。まず管理制御サーバ16は、店舗1の設備制御監視装置7のメモリに保管された調理機器2aの電力情報インターネット回線を通じて取得し(S11)、第1の実施の形態のS12〜S14と同様に解析して、調理時間テーブルを更新する(S15)。さらに、S16を経て、商品追加調理時間テーブルおよび商品追加調理開始時刻テーブルを更新する(S24)。
一方、管理制御サーバ16は、POSデータをPOSホストセンター17より取得する(S21)。
続いて、取得したPOSデータの統計処理をする。図12は、店舗1のある期間における商品AのPOSデータを示す度数分布表であり、POSホストセンター17が取得したデータである。各時間帯における商品Aの販売数をそれぞれNa1、Na2、・・・Nanとしたとき、Naiの前後数区間における度数の平均に比べて極小となる時間帯Naiを抽出する(S22)。そこから商品Aを追加調理する場合の最適な調理完了時刻を決定する(S23)。商品Aは調理機器2aで調理をする必要がある食品である。したがって、商品Aは、調理に時間がかかるため、販売個数のピークよりも先に調理を完了しておくことが必要であり、調理中に商品を売る機会が少ない方が効率良く調理できるため、売上の少ない期間に調理すべきであるので、極小となる時間帯を選定する。そして、S24でもとめた商品追加調理時間テーブルを使用して、調理開始時刻を決定する。
具体的には、店舗のある期間における商品AのPOSデータを示す度数分布表に基づいて極小となる時間帯Naiを抽出すると、14:00〜15:00および17:00〜18:00が抽出される。15:00まで、18:00までに調理を完了させるために、調理完了時刻を15:00および18:00に決定する。
次に、管理制御サーバ16は、商品追加調理時間テーブルを参照して、調理に最大30分かかることを確認し、調理予定時刻から30分前の時刻を調理開始時刻に決定する。調理開始時刻テーブルを更新する。具体的には、調理機器2aの稼働状況と、POSデータに基づいて、14:30および17:30に調理作業開始するのが最適と判断する(S25)。
調理を開始すべき時刻が近付いた時、管理制御サーバ16は、インターネット回線14を介して店舗1の電力監視端末10に警告を発するように指示する。電力監視端末10は、管理制御サーバ16の指示に基づいて表示端末13に警告を発するよう指示し、表示端末13より警告が発せられる。(S26)。
続いて管理制御サーバ16は、店員が店舗管理システムから発せられた警告に従ってオペレーションが実施されたどうかを設備制御監視装置7から調理機器2aのデータを取得して、消費電力の分析を行って検証する。店員が調理機器操作を怠ったと管理制御サーバが判断した場合には、再度警告表示端末13を発するよう電力監視端末10に指示をする(S27)。
調理機器2aの消費電力推移をモニタリングすることで、商品Aを投入すべき時間帯に投入されていない場合、ユーザーインターフェイス上のアイコンを点滅させたり、メッセージを表示したりして、従業員に知らせる。また、調理機器2aの消費電力ログを確認することで、店員が警告どおりオペレーションを実施したか否かの監視ができる
店舗1で得られた電力情報に基づく調理機器2aの動作情報に加えて、POSホストセンター17に蓄積された情報加味することにより店舗管理の精度を向上させることができる。さらに、売れる個数は、気候や日柄によって変化するので、参照するPOSデータを気候や日柄によって適切に選択することにより、調理機器2aに投入する食材の量を変化させたり、さらに、投入する食材の量に従って、適切な調理開始時刻を決定することができる。
また、電力監視端末10にPOSデータを取り込むことができるようにすれば、電力監視端末10において、本実施例の監視制御サーバー16の機能を実施することができる。
本発明は、電力監視端末10や電気機器や他の携帯電話などにプログラムを供給することによって達成される場合にも適用できることはいうまでもない。そして、本発明を達成するためのソフトウェアによって表されるプログラムを格納した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、本発明の効果を享受することが可能となる。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 店舗、2 機器、2a 調理機器、3 3a タップ、4 4a コンセント、5 分電盤、6 CTセンサー、7 設備監視制御装置、8 店舗サーバ、9 低消費電力通信、10 電力監視端末、11 LAN回線、12 ルータ、13 表示端末、14 インターネット回線、15 無線LAN、16 管理制御サーバ、17 POSホストセンター

Claims (5)

  1. 店舗に設置された加工機器の電力情報を取得するための電力測定手段と、
    前記電力測定手段が測定した電力情報を取得して加工機器の稼働状況を分析する分析手段と、
    前記分析手段の分析結果に基づいて前記加工機器に素材を投入するように報知する報知手段を有する店舗管理システム。
  2. 前記報知手段で報知後、前記加工機器の稼働状況を検証する店舗管理システム。
  3. 前記分析手段は、POS情報に基づいて前記加工機器の稼働状況を分析する請求項1または2記載の店舗管理システム。
  4. 店舗に設置された加工機器の電力情報を電力測定装置を使用して取得するステップと、
    電力監視装置が電力情報に基づいて、当該加工機器で素材を投入すべき時を決定するステップと、
    前記素材を投入すべき時を報知するステップとを含む店舗管理方法。
  5. 電力監視装置がPOS情報を用いて前記素材の加工を完了すべき時を決定するステップを含む請求項4記載の店舗管理方法。
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