JP6154423B2 - 保持棚組立用部材、保持棚の組立方法及び保持棚 - Google Patents

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本発明は、板状の資材を保持する保持棚を、複数個で組立て形成する保持棚組立用部材及びこの保持棚組立用部材を用いて保持棚を組立てる組立方法、並びにこの組立方法による保持棚に関する。
従来、例えば半導体製造装置は、箱体の内部に駆動部を配置したものが多く、箱体の壁面として使用されるパネル状資材が多く用いられる。また、液晶パネル製造装置等においても、パネル状資材が多用される。さらに、これらの装置の内部にも、例えばやや厚みを有する板状ブロック資材等が多用される等、板状資材は、様々な製造現場で用いられる。
このような製造装置を組立てる組立現場においては、1台のみの製造に限らず複数の装置を一か所で組立てることが多い。このため、多くの数の板状資材が組立現場に持ち込まれて組立作業が行われるが、組立現場の床面積も限られることから、例えばパレット上に複数の板状資材を平積みして保管することが行われてきた。
ところが、平積みすると資材の面に傷が入ることがあり、装置組立後、この傷による製品クレームとなることがあった。そのため、例えばベース部材の上にコ字状のアングル部材を、板状資材の厚さよりある程度広い間隔で並列させ、隣り合うコ字状アングル部材の間に板状資材を保持させる公知のパネルスタンドが用いられる。
しかしながら、これらのパネルスタンドにはこれまで分解組立可能なものは殆どなく、複数のパネルスタンドを設置すると、組立作業のために必要なスペースを確保できなくなる等の問題があった。
このような組立棚に関し、これまでも様々な提案がされている(例えば特許文献1)。
特許第4930968号公報
特許文献1によれば、家具の扉や抽斗の養生スタンドであって、家具を梱包する複数の梱包体を組み立てて形成され、前記梱包体は、平板を山折り線に沿って折り曲げ可能に形成され、この山折り線と直交する方向に、扉を挟持可能なスリットが開設されており、前記山折り線に沿って折り曲げられた梱包体は、断面形状が凹状に組み立てられた天板用キャップ或は底板用キャップに組み込まれて上記折り曲げ状態を保持するように構成されている養生スタンドが開示されている。
しかしながら、特許文献1の養生スタンドによれば、平板を山折り線に沿って折り曲げ可能に形成され、この山折り線と直交する方向にスリットが開設された平板状の梱包体と、断面形状が凹状に組み立てられた天板用キャップ等が必要とされる。この梱包体と天板用キャップとはその形状が異なるため、特許文献1の養生スタンドを組立てる前に、複数種類に部材を準備する必要があるため、組立作業前の準備作業に手間がかかる虞があるという問題があった。さらに、分解後にも例えば形状の異なる部材毎にまとめて片づける等手間がかかる虞があるという問題があった。
また、特許文献1の養生スタンドによれば、例えば少なくとも2種類の形状の板状部材を必要とするため、養生スタンドの製造コスト上昇の要因になる虞があるという問題があった。
そこで、本発明は、上記従来の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、板状資材を保持する保持棚を、複数個で組立て形成する保持棚組立用部材であって、保持棚を低コストで製造できるとともに、保持棚組立前の準備作業や分解後の片づけを容易に行うことができる保持棚組立用部材及びこの保持棚組立用部材を用いて前記保持棚を組み立てる保持棚の組立方法、並びにこの組立方法による保持棚を提供することにある。
請求項1の発明は、板状資材を保持する保持棚を、複数個で組立て形成する保持棚組立用部材であって、長方形板状の基板部と、長方形板状の板部材からなり、その長辺を前記基板部の長辺と直交方向に向けた状態で、前記基板部の一方の長辺側に、前記長辺に沿って前記板部材の幅の間隔を設けて複数並列される櫛歯板部と、前記複数並列される前記櫛歯板部のうち端に位置する端板であり、前記基板部とでL字を形成する端板部と、前記基板部の端であって、前記端板部側と反対側の端に形成され、前記櫛歯板部の略幅の長さで突出する突出端と、を有する櫛板状部材を含み、2枚の前記櫛板状部材を重ね合わせてなる板状の組立ユニットであり、それぞれの前記端板部どうしを重ねつつ、一方の前記櫛板状部材の前記基板部が、他方の前記櫛板状部材の前記櫛歯板部の先端に重なる態様で重ね合わせてなる第1組立ユニットが形成され、前記第1組立ユニットの隣り合う前記櫛歯板部の間に、別の前記櫛板状部材の前記櫛歯板部が挿入されて、前記保持棚が組み立てられる、保持棚組立用部材である。
請求項2の発明は、請求項1記載の保持棚組立用部材において、前記基板部どうし並びに前記端板部どうしが重なり合う態様で配置される2枚の前記櫛板状部材の前記櫛歯板部の先端に配置され、これらの2枚の前記櫛板状部材を連結する連結部材であり、前記先端に沿って前記基板部の長手方向に走る軸を中心として、前記櫛板状部材を回動自在に連結させる連結部材を含み、前記連結部材により、前記2枚の前記櫛板状部材が前記連結されて第2組立ユニットが形成され、前記第1組立ユニットの隣り合う前記櫛歯板部の間に、前記第2組立ユニットの前記櫛歯板部が挿入され、前記保持棚が組み立てられることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項2記載の保持棚組立用部材において、前記連結部材は、可撓性を有する帯状又は紐状の接続部材を含むことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項3記載の保持棚組立用部材において、前記櫛板状部材は、前記櫛歯板部の先端部に、前記櫛歯板部の長手方向に穿設される挿入孔を備え、前記連結部材は、前記挿入孔に着脱可能に嵌合する筒状部材を含むことを特徴する。
請求項5の発明は、請求項4記載の保持棚組立用部材において、前記櫛板状部材は、前記櫛歯板部の長さ方向に貫通する複数の中空長孔を備えるプラスチックダンボールからなり、前記中空長孔の開放端近傍を前記挿入孔とすることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1〜5のいずれかに記載の保持棚組立用部材を用いて組み立てられた保持棚である。
請求項7の発明は、請求項2〜5のいずれかに記載の保持棚組立用部材を用いて前記保持棚を組み立てる保持棚の組立方法であって、前記第2組立ユニットの前記基板部の長手方向と、前記第1組立ユニットの前記基板部の長手方向とを同じ方向とするとともに、前記第1組立ユニットの前記端板部と、前記第2組立ユニットの前記突出端とが上下に重なる態様で、前記第2組立ユニットと前記第1組立ユニットとを配置させ、前記第1組立ユニットの隣り合う前記櫛歯板部の間に、前記第2組立ユニットの前記櫛歯板部をそれぞれ挿入させる工程を含むことを特徴する。
請求項8の発明は、請求項7記載の保持棚の組立方法により組み立てられてなる保持棚である。
本発明によれば、板状資材を保持する保持棚を、複数個で組立て形成する保持棚組立用部材であって、長方形板状の基板部と、長方形板状の板部材からなり、その長辺を前記基板部の長辺と直交方向に向けた状態で、前記基板部の一方の長辺側に、前記長辺に沿って前記板部材の幅の間隔を設けて複数並列される櫛歯板部と、前記複数並列された前記櫛歯板部のうち端に位置する端板であり、前記基板部とでL字を形成する端板部と、前記基板部の端であって、前記端板部側と反対側の端に形成され、前記櫛歯板部の略幅の長さで突出する突出端と、を有する櫛板状部材を含み、2枚の前記櫛板状部材を重ね合わせてなる板状の組立ユニットであり、それぞれの前記端板部どうしを重ねつつ、一方の前記櫛板状部材の前記基板部が、他方の前記櫛板状部材の前記櫛歯板部の先端に重なる態様で重ね合わせてなる第1組立ユニットが形成され、前記第1組立ユニットの隣り合う前記櫛歯板部の間に、別の前記櫛板状部材の前記櫛歯板部が挿入されて、前記保持棚が組み立てられる構成であるから、1種類の櫛板状部材を組み合わせて保持棚を組立てることができるので、保持棚を低コストで製造できるとともに、保持棚組立前の準備作業や分解後の片づけを容易に行うことができる保持棚組立用部材を提供できる。
また、前記基板部どうし並びに前記端板部どうしが重なり合う態様で配置される2枚の前記櫛板状部材の前記櫛歯板部の先端に配置され、これらの2枚の前記櫛板状部材を連結する連結部材であり、前記先端に沿って前記基板部の長手方向に走る軸を中心として、前記櫛板状部材を回動自在に連結させる連結部材を含み、前記連結部材により、前記2枚の前記櫛板状部材が前記連結されて第2組立ユニットが形成され、前記第1組立ユニットの隣り合う前記櫛歯板部の間に、前記第2組立ユニットの前記櫛歯板部が挿入され、前記保持棚が組み立てられる構成であるから、例えば、第1組立ユニットの隣り合う櫛歯板部の間に、第2組立ユニットの櫛歯板部が挿入された後に、連結部材を介して櫛板状部材を回動させつつ第2組立ユニットの基板部どうしを広げた状態とすれば、第2組立ユニットの隣り合う櫛歯板部の間に様々な大きさの板状資材を保持可能になる等、利便性が高い保持棚組立用部材を提供できる。
また、前記連結部材は、可撓性を有する帯状又は紐状の接続部材を含む構成であるから、連結部材を簡単な部材で形成できるので、保持棚のコストを低減できる。
また、前記櫛板状部材は、前記櫛歯板部の先端部に、前記櫛歯板部の長さ方向に穿設される挿入孔を備え、前記連結部材は、前記挿入孔に着脱可能に嵌合する筒状部材を含む構成であるから、例えば帯状又は紐状の接続部材と、筒状部材という調達容易でしかも簡単な形状の部材で連結部材を形成できるので、保持棚の更なる低コスト化を図れるとともに、組立・分解作業が容易な保持棚組立用部材を提供できる。
また、前記櫛板状部材は、前記櫛歯板部の長さ方向に貫通する複数の中空長孔を備えるプラスチックダンボールからなり、前記中空長孔の開放端近傍を前記挿入孔とする構成であるから、加工が容易な素材で保持棚組立用部材を制作できるので、更に保持棚の低コスト化を図ることができる。
また、前記第2組立ユニットの前記基板部の長手方向と、前記第1組立ユニットの前記基板部の長手方向とを同じ方向とするとともに、前記第1組立ユニットの前記端板部と、前記第2組立ユニットの前記突出端とが上下に重なる態様で、前記第2組立ユニットと前記第1組立ユニットとを配置させ、前記第1組立ユニットの隣り合う前記櫛歯板部の間に、前記第2組立ユニットの前記櫛歯板部をそれぞれ挿入させる工程を含む構成であるから、保持棚組立用部材を用いて容易に保持棚を組立てる組立方法を提供できる。
本発明の第1実施例に係る保持棚の斜視図である。 本発明の第1実施例に係る櫛板状部材の正面図及び平面図である。 本発明の第1実施例に係る櫛板状部材の斜視説明図である。 本発明の第1実施例に係る第2組立ユニットの説明図である。 本発明の第1実施例に係る連結部材の斜視説明図である。 本発明の第1実施例に係る第1組立ユニットの斜視説明図である。 本発明の第1実施例に係る保持棚の組立方法を説明する斜視図である。 本発明の第1実施例に係る保持棚の組立方法を説明する斜視図である。 本発明の第1実施例に係る保持棚の組立方法を説明する斜視図である。 本発明の第1実施例に係る保持棚の側面図である。 本発明の第2実施例に係る保持棚の側面図である。 本発明の第1実施例に係る保持棚の他の使用例を説明する斜視図である。 本発明の第3実施例に係る櫛板状部材を説明する斜視図である 本発明の第4実施例に係る保持棚組立用部材及び保持棚を説明する斜視図である。
以下、本発明の第1実施例に係る保持棚及び保持棚組立用部材について、主に図1〜図5を用いて説明する。
本実施例の保持棚10は、図1に示すように、例えば半導体装置や液晶パネル装置等の製造現場Pで用いられ、装置の組立に必要な板状資材16a等を立て掛け状に保持可能な保持棚である。図1に示す保持棚10は、後述する櫛板状部材12及び連結部材14を複数個用いて組立形成されたものである。なお、保持棚10は、半導体装置等の製造現場Pに限らず、板状資材を扱う現場であれば、例えば建築現場、畳張替現場、木工作業場等の様々な現場で用いることができる。
本実施例の保持棚用組立部材は、櫛板状部材12と連結部材14とを含む。
本実施例の櫛板状部材12について図2及び図3を用いて説明する。図2(a)は、櫛板状部材12の正面図であり、図2(b)は、櫛板状部材12の平面図である。
櫛板状部材12は、図2及び図3に示すように、長方形板状の基板部18と、基板部18に直交する複数の櫛歯板部20とを備え、櫛板状に形成される。
基板部18は、図2及び図3に示すように、例えば板状資材16のサイズ等の必要に応じた長辺を有する長方形状の板部材で形成される。
櫛歯板部20は、図2に示すように、例えば基板部18の略半分の長さで、基板部18の面と同じ板面を有する長方形板状の板部材からなり、その長辺23を基板部18の長辺(21)と直交方向に向けた状態で、基板部18の一方の長辺21側に、長辺21に沿って板部材の幅Wの間隔を設けて複数並列され、基板部18と一体形成される。
しかも、櫛板状部材12は、図2に示すように、複数並列された櫛歯板部20のうち端に位置する端板部201と基板部18とでL字を形成する。さらに、図2に示すように、基板部18の端であって、端板部201側の反対側の端は、突出端18bを形成する。具体的には、突出端18bは、図2に示すように、基板部18の長辺21に沿って複数並列された櫛歯板部20のうち端板部201の反対端の櫛歯板部202から、櫛歯板部の幅Wの長さで突出する。
次に、本実施例の櫛板状部材12は、図3に示すように、プラスチックダンボールからなる。ここでプラスチックダンボールとは、紙段ボールとほぼ同様に、例えば一対の平坦なプラスチックシート間をプラスチックの中芯22で接続した中空構造をしたものである。本実施例の中芯22は、図3に示すように、櫛歯板部20の幅方向、すなわち基板部18の長辺21に沿って多数連続する凹凸形状を有する。
そのため、本実施例の櫛歯板部20は、図3に示すように、櫛歯板部20の長手方向に貫通する複数の中空長孔であって、両端が開放した中空長孔Hを複数有する。この様に、櫛板状部材12は、図3或いは図5に示すように、側面視ハーモニカ状に見える。そして、この中空長孔Hの開放端近傍が、後述する接続部材25や筒状部材27を挿入可能な挿入孔24を構成する。
次に、本実施例の連結部材14は、図5に示すように、接続部材25と、2つの筒状部材27,27とで形成される。
接続部材25は、図5に示すように、例えば挿入孔24に挿入可能な幅で、可撓性を有する合成樹脂製の帯体で形成される。
次に、筒状部材27は、図5に示すように、例えば挿入孔24に内接する程度の直径を有する合成樹脂製の円筒体で形成される。
そして、連結部材14は、図4及び図5に示すように、2枚の櫛板状部材12,12を連結して第2組立ユニット30を形成する際の連結手段として機能する。なお、図4(a)は、第2組立ユニット30の斜視図であり、図4(b)は、第2組立ユニット30の側面説明図である。
より詳しくは、連結部材14は、図4及図5に示すように、基板部18どうし並びに端板部201どうしが重なり合う態様で配置される櫛歯板部20の先端20aに取り付けられる。その際、図5に示すように、接続部材25の一端25aが、上述の態様で配置される2枚の櫛板状部材12,12のうち一方の櫛板状部材12の櫛歯板部20の先端の挿入孔241の1つに挿入される。次に、他端25bが、図5に示すように、他方の櫛板状部材12の櫛歯板部20の先端の挿入孔であって、挿入孔241と対向する挿入孔242に嵌入される。
そして、2つの筒状部材のうち筒状部材271が、図5に示すように、一方の挿入孔241に嵌合し、接続部材25の一端25aを挿入孔241の内側に押圧して固定する。また、他方の筒状部材272が、他方の挿入孔242に嵌合して、接続部材25の他端25bを挿入孔242の内側に押圧して固定する。このように、筒状部材27は、接続部材25の固定手段として機能する。
このようにして連結される2枚の櫛板状部材12は、図4(a)及び図4(b)に示すように、先端に沿って基板部18の長手方向に走る軸32を中心として、回動可能に連結され、第2組立ユニット30を形成する。
このように連結部材14は、基板部18どうし並びに端板部201どうしが重なり合う態様で配置される2枚の櫛板状部材12を連結する連結部材であり、櫛歯板部20の先端20aに配置され、先端20aに沿って基板部18の長手方向に走る軸32を中心として、櫛板状部材12を回動自在に連結する構成となっているのである。
なお、上述した接続部材は、帯状に限らず紐状であっても良い。また接続部材の固定手段は、本実施例の円筒状部材に限るものではなく、例えば接着剤やボルト・ナットであってもよい。
次に、本実施例の保持棚10の組立方法の例について、図4〜図10を用いて説明する。
先ず、上述した様に連結部材14を用いて第2組立ユニット30を形成する(図4及び図5参照)。
次に、2枚の櫛板状部材12を重ね合わせてなる板状の第1組立ユニット34を形成する。より詳しくは、第1組立ユニット34は、図6に示すように、それぞれの櫛板状部材12の端板部201どうしを重ねつつ、一方の櫛板状部材12の基板部が18、他方の櫛板状部材12の櫛歯板部20の先端部(20a)に重なる態様で重ね合わせ、これらを例えば接着剤等で貼り合わせて形成される。なお、図6(a)は、櫛板状部材12どうしを重ねわせる様子を説明する斜視説明図であり、図6(b)は、第1組立ユニット34を説明する斜視図である。
次に、第2組立ユニット30と第1組立ユニット34とを組み合わせる。具体的には、図7に示すように、第2組立ユニット30を構成する櫛板状部材12,12を、軸32を中心として回動させて折畳み状とし、その櫛歯板部20の先端20aを上側にして基板部18を接地させ立設させる。そして、図7に示すように、第2組立ユニット30の基板部18,18の長手方向と、第1組立ユニット34の基板部18,18の長手方向とを同じ方向とし、しかも第1組立ユニット34の端板部201と、第2組立ユニット30の突出端18bとが上下に重なる態様で、第2組立ユニット30の上方に第1組立ユニット34を配置させる。
次に、図7及び図8に示すように、第1組立ユニット34の隣り合う櫛歯板部20の間Sに、第2組立ユニット30の櫛歯板部20をそれぞれ挿入させる。言い換えると、第1組立ユニット34の櫛歯板部20と、第1組立ユニット34の櫛歯板部20とがかみ合わせ状に組み合わされる。この状態から、第1組立ユニット34を、第2組立ユニット30の基板部18まで押下げる。
なお、図8(a)は、第1組立ユニット34が、第2組立ユニット30の櫛歯板部20の中途まで押し込まれた様子を示し、図8(b)は、第1組立ユニット34を第2組立ユニット30の基板部18まで押進させた様子を示す。
次に、図8(b)及び図9に示すように、軸32を中心として、櫛板状部材12,12を回動させ、第2組立ユニット30の基板部18,18を広げる。そして、第2組立ユニット30を構成する一方の櫛板状部材12の櫛歯板部20の基端を、第1組立ユニット34の一方の基板部18のエッジまで押進させ、第2組立ユニット30を構成する他方の櫛板状部材12の櫛歯板部20の基端を、第1組立ユニット34の他方の基板部18のエッジまで押進させる。
このように、第1組立ユニット34の隣り合う櫛歯板部20の間Sに、第1組立ユニット34を形成する櫛板状部材12とは別の櫛板状部材12の櫛歯板部20が挿入されて、前記保持棚が組み立てられる。そして、保持棚10は、図1に示すように、第2組立ユニット30の、隣り合う櫛板状部材12の間Mに板状資材16bを、例えば立て掛け状に保持できる。
また、第1組立ユニット34によって、第2組立ユニット30の下端部の広がりを規制し、しかも櫛歯板部20の幅Wと、隣合う櫛歯板部20の間隔とが同じため、第1組立ユニット34と、第2組立ユニット30とがきつく組み合わされるので、保持棚10を堅固に形成できる。
次に、本発明の第2実施例について図11を用いて説明する。本実施例の保持棚28と、第1実施例の保持棚10との相違点は、図10と図11とを比べると明らかなように、2つの第2組立ユニット30,30を用いる点である。
第2実施例の保持棚28の組立方法としては、上述のように重ね合わせ状とした立設させた2つの第2組立ユニット30,30を、櫛歯板部20の長さの半分程度のスペースを空けて平行に配置し、これらの上方から第1組立ユニット34を組み込み、第1組立ユニット34が、第2組立ユニット30の基板部18まで押進されたところで、図11に示すように、第2組立ユニット30,30のそれぞれの基板部18,18を、櫛歯板部20の長辺23の半分程度広げるとよい。このように、2つの第2組立ユニット30を用いることで、図11に示すように、4本の櫛歯板部20で板状資材16bを保持できるので、2本の櫛歯板部20で保持する場合より重量物を保持するのに好適である。
次に、図12を用い、第1実施例の保持棚10を複数配置し、より大型の板状資材16cを保持する使用例を示す。
これまでの使用例では、保持棚10を構成する第2組立ユニット30の基板部18を接地させて使用していたが、図12の例では、保持棚10を構成する第2組立ユニット30の端板部201を接地させた状態で、保持棚10を立設させる。このように保持棚10を配置すると、第2組立ユニット30の櫛歯板部20の長手方向が水平になるため、図12に示すように、板面を水平方向にした板状資材16cを隣り合う櫛歯板部20の間に挿入できる。図12の例では、第2組立ユニット30の先端20aどうしが対向した状態で一対の保持棚10が配置され、さらに別の一対の保持棚10が、同様にして対向した状態で配置され、これらの4つの保持棚10が、板状資材16cの四隅を保持する態様で保持棚10が使用される。
本発明の実施形態によれば、図1、図11及び図12に示すように、第2組立ユニット30の数を増減させ、また、保持棚10の置き方を工夫することで、種々のサイズの板状部材を整理できるので、利便性が高まるとともに製造現場内の美観を向上可能な保持棚組立用部材(櫛板状部材12及び連結部材14)並びに保持棚を提供できる。
次に、本発明の第3実施例に係る櫛板状部材36について、図13を用いて説明する。第3実施例と第1実施例との相違点は、図13に示すように、2枚の櫛板状部材12を、同じ状態で貼り合わせて櫛板状部材36としている点である。このように、2枚を貼わせることで、保持棚の強度が向上し、重量物を保持する際に好適となる。保持棚の組立方法は、第1実施例における場合と同様に実施できる。
次に、本発明の第4実施例に係る保持棚組立用部材及び保持棚について図14を用いて説明する。第4実施例と第1実施例との相違点は、保持棚組立用部材が櫛板状部材12からなり、連結部材を含まない点である。
そして、本実施例の保持棚38を組立てる際は、図14に示すように、基板部18を接地させて立設させた状態の2枚の櫛板状部材12を櫛歯板部20の長さよりやや短い距離で離して対向配置させ、次に、第1組立ユニット34の板面を略水平に向けるとともに、第1組立ユニット34の端板部201を、前記立設させた櫛板状部材12の突出端18bに上方に配置し、前記櫛板状部材12の櫛歯板部20を第1組立ユニット34の隣り合う櫛歯板部20の間Sに挿入させつつ、櫛板状部材12の基板部18まで第1組立ユニット34を押下げるとよい。
本実施例の保持棚38は、図14に示すように、立設する櫛板状部材12の隣り合う櫛歯板部20の間に板状資材16aを保持できる。本実施例によれば、保持棚組立用部材が、櫛板状部材12のみで形成できるので、ミニマムコストの保持棚38を組立てられる。
なお、櫛板状部材は、本実施例のようにプラスチックダンボールからなるものに限らず、紙製ダンボール部材、木製板材、合成樹脂製板材、或いは金属製板材からなってもよい。例えば、木製板材、合成樹脂製板材或いは金属板材の場合、これらの板部材から上述した櫛板状部材の形状のものを切りだす等の加工を行うとよい。そして、本実施例の連結部材14を用いる場合、筒状部材27並びに接続部材25の端25a,25bを嵌合させる嵌合孔を挿入孔として、櫛歯板部の先端に穿設するとよい。或いは、挿入孔を設けない場合、上述した連結部材14に替えて、蝶番を用い、櫛板状部材どうしを回動自在に連結させてもよい。
これまで説明してきた様に、本発明の実施形態によれば、板状資材16a,16b,16cを保持する保持棚を、複数個で組立て形成する保持棚組立用部材であって、保持棚を低コストで製造できるとともに、保持棚組立前の準備作業や分解後の片づけを容易に行うことができる保持棚組立用部材としての櫛板状部材12並びに連結部材14、この保持棚組立用部材を用いて保持棚を組み立てる保持棚の組立方法、及びこの組立方法による保持棚10,28,38を提供できる。
以上、本発明の実施例のうちいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらはあくまでも例示であり、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
10,28,38 保持棚
12,36 櫛板状部材(保持棚組立用部材)
14 連結部材(保持棚組立用部材)
16 板状資材
18 基板部
18b 突出端
20 櫛歯板部
21 基板部の長辺
23 櫛歯板部の長辺
24 挿入孔
25 接続部材
27 筒状部材
30 第2組立ユニット
32 軸
34 第1組立ユニット
201 端板部
H 中空長孔
M 第2組立ユニットの櫛歯板部間
S 第1組立ユニットの櫛歯板部間
W 幅

Claims (8)

  1. 板状資材を保持する保持棚を、複数個で組立て形成する保持棚組立用部材であって、
    長方形板状の基板部と、
    長方形板状の板部材からなり、その長辺を前記基板部の長辺と直交方向に向けた状態で、前記基板部の一方の長辺側に、前記長辺に沿って前記板部材の幅の間隔を設けて複数並列される櫛歯板部と、
    前記複数並列される前記櫛歯板部のうち端に位置する端板であり、前記基板部とでL字を形成する端板部と、
    前記基板部の端であって、前記端板部側と反対側の端に形成され、前記櫛歯板部の略幅の長さで突出する突出端と、を有する櫛板状部材を含み、
    2枚の前記櫛板状部材を重ね合わせてなる板状の組立ユニットであり、それぞれの前記端板部どうしを重ねつつ、一方の前記櫛板状部材の前記基板部が、他方の前記櫛板状部材の前記櫛歯板部の先端に重なる態様で重ね合わせてなる第1組立ユニットが形成され、
    前記第1組立ユニットの隣り合う前記櫛歯板部の間に、別の前記櫛板状部材の前記櫛歯板部が挿入されて、前記保持棚が組み立てられることを特徴とする保持棚組立用部材。
  2. 前記基板部どうし並びに前記端板部どうしが重なり合う態様で配置される2枚の前記櫛板状部材の前記櫛歯板部の先端に配置され、これらの2枚の前記櫛板状部材を連結する連結部材であり、前記先端に沿って前記基板部の長手方向に走る軸を中心として、前記櫛板状部材を回動自在に連結させる連結部材を含み、
    前記連結部材により、前記2枚の前記櫛板状部材が前記連結されて第2組立ユニットが形成され、前記第1組立ユニットの隣り合う前記櫛歯板部の間に、前記第2組立ユニットの前記櫛歯板部が挿入され、前記保持棚が組み立てられることを特徴とする請求項1記載の保持棚組立用部材。
  3. 前記連結部材は、可撓性を有する帯状又は紐状の接続部材を含むことを特徴とする請求項2記載の保持棚組立用部材。
  4. 前記櫛板状部材は、前記櫛歯板部の先端部に、前記櫛歯板部の長手方向に穿設される挿入孔を備え、前記連結部材は、前記挿入孔に着脱可能に嵌合する筒状部材を含むことを特徴とする請求項3記載の保持棚組立用部材。
  5. 前記櫛板状部材は、前記櫛歯板部の長さ方向に貫通する複数の中空長孔を備えるプラスチックダンボールからなり、前記中空長孔の開放端近傍を前記挿入孔とすることを特徴とする請求項4記載の保持棚組立用部材。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の保持棚組立用部材を用いて組み立てられた保持棚。
  7. 請求項2〜5のいずれかに記載の保持棚組立用部材を用いて前記保持棚を組み立てる保持棚の組立方法であって、
    前記第2組立ユニットの前記基板部の長手方向と、前記第1組立ユニットの前記基板部の長手方向とを同じ方向とするとともに、前記第1組立ユニットの前記端板部と、前記第2組立ユニットの前記突出端とが上下に重なる態様で、前記第2組立ユニットと前記第1組立ユニットとを配置させ、前記第1組立ユニットの隣り合う前記櫛歯板部の間に、前記第2組立ユニットの前記櫛歯板部をそれぞれ挿入させる工程を含むことを特徴する保持棚の組立方法。
  8. 請求項7記載の保持棚の組立方法により組み立てられてなる保持棚。
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