JP6153843B2 - ドラム式洗濯機 - Google Patents

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Description

本発明は、ドラム式洗濯機に関する。
ドラム式洗濯機は、ドラムの回転軸が略水平か、又はドラムの開口部が斜め上方を向くように回転軸が傾斜し、このドラム内に衣類が投入された後、洗い工程、すすぎ工程、及び脱水工程が実施されるようになっている。洗い工程及びすすぎ工程では、ドラムが低速で回転することによりドラムの下方に溜まった衣類が持ち上げられ、その後、ドラムの上方から落下するタンブリング動作が行われる。このタンブリング動作により、衣類には機械的な力が与えられて洗浄及びすすぎが行われる。脱水工程においては、ドラムが高速で回転し、この回転により水分が衣類から押し出されて遠心脱水が行われる。
また、洗い工程においては、循環ポンプで洗濯槽(外槽)内の洗濯水が汲み上げられ衣類にかけられる。これにより洗剤が溶けた洗濯水が、衣類に満遍なく浸透する。このように、ドラム式洗濯機は、縦型洗濯機と比較して節水を行いつつ洗浄性能を確保することができる。
特許文献1には、貯水が可能な水槽と、通水が可能な孔を有して前記水槽内に回転可能に配設された回転槽と、前記水槽が有する水取出し口と水戻し口を該水槽外部で連通する循環水路と、この循環水路の途中部に設けられた循環ポンプと、前記循環水路と前記循環ポンプとを含んで構成され、水槽内の水を、前記循環ポンプのポンプ作用により前記循環水路を通して吸入して前記水戻し口から前記水槽内へ吐出させて循環させる循環装置とを備えたドラム式洗濯機が開示されている(請求項1参照)。
特開2009−55999号公報
しかしながら、回転槽の回転軸が傾斜しているドラム式洗濯機では、回転槽の回転軸が鉛直方向に向く縦型式洗濯機と比較してその構造上の理由により貯水量が少なくなる。よって、従来のドラム式洗濯機(例えば、特許文献1参照)では、少ない貯水量で洗浄効果を高めるべく洗濯時間を長くすると(洗い上がりまでの洗濯水と洗濯物との接触時間を長くすると)、一旦洗濯水に洗い出された皮脂等の汚れが再び洗濯物に戻る場合がある。そして、特に白ものや薄い柄ものの衣類等は、このようなドラム式洗濯機での洗濯回数を重ねると次第に黒ずんでいく問題がある。
一方、本発明者らは、外槽の底部から外槽の上部へ至る循環流路における洗濯水の循環流量が所定値以上となるように設定することで、洗濯物の黒ずみが防止できることを新たに見出した。
ところが、従来よりも循環流量を一段と大きくして洗浄性能を高めたこのようなドラム式洗濯機では、従来よりも高出力の循環ポンプモータが必要となる。そして、このようなドラム式洗濯機では、循環ポンプモータの高出力化に伴って軸受に電食が発生するという新たな課題を生じることとなる。
そこで、本発明の課題は、従来よりも一段と洗浄性能を高めることができるとともに、循環ポンプモータの軸受における電食を防止することができるドラム式洗濯機を提供することにある。
このような課題を解決する本発明のドラム式洗濯機は、内部に水を溜める外槽と、前記外槽内に回転自在に支持され、衣類が収容されるドラムと、前記ドラムを回転駆動するドラムモータと、前記外槽内に給水する給水手段と、前記外槽の排水口から水を吸い込み、外槽カバーの内側周壁に一体に成形された循環流路を介して前記外槽カバーの開口の上部に形成されるスリット状のノズルから前記ドラム内に向かって散水するように水を循環させる循環ポンプと、を備えるドラム式洗濯機であって、前記循環ポンプは、前記ドラム内への散水時に前記外槽から前記ドラム内に向かって水を送出するように回転する羽根車と、この羽根車を回転させる循環ポンプモータと、を有し、前記排水口に配置される継手は、前記循環ポンプの入水ポートの入口に向かって開口しており、前記ドラム内への散水時における前記循環ポンプによる水の循環流量が、35L/min以上に設定され、前記循環ポンプモータは、当該循環ポンプモータの回転軸における軸電流の発生を防止する電気的絶縁機構を備えていることを特徴とする。
本発明によれば、従来よりも一段と洗浄性能を高めることができるとともに、循環ポンプモータの軸受における電食を防止することができるドラム式洗濯機を提供することができる。
本発明の実施形態のドラム式洗濯乾燥機(ドラム式洗濯機)を示す外観斜視図である。 図1のドラム式洗濯乾燥機(ドラム式洗濯機)の筐体の側板を外してその内部構造を概略的に示す側面図である。 (a)は図2のIII−III断面図であり、外槽の底部に形成される窪み部の説明図、(b)は従来のドラム式洗濯乾燥機(ドラム式洗濯機)における外槽の底部に形成される窪み部の説明図である。 (a)は図1のドラム式洗濯乾燥機(ドラム式洗濯機)における外槽の底部から循環ポンプに向かう循環流路を示す平面図、(b)は従来のドラム式洗濯乾燥機(ドラム式洗濯機)における外槽の底部から循環ポンプに向かう循環流路を示す平面図である。 図4(a)の循環ポンプ及びフィルタケースの部分拡大図である。 図5のVI−VI断面図である。 図1のドラム式洗濯乾燥機(ドラム式洗濯機)の循環ポンプ及び循環流路を示す斜視図である。 (a)は外槽カバーに設けられる循環流路を示す斜視図、(b)は循環ポンプと外槽カバーに設けられる循環流路とを接続する蛇腹ホースを示す斜視図である。 外槽カバーの循環流路に接続されるノズル付近の部分拡大斜視図である。 第1実施形態に係るドラム式洗濯乾燥機(ドラム式洗濯機)における洗濯運転の運転工程を説明する工程図である。 (a)は循環ポンプの循環流量と洗浄比との関係を示すグラフであり、(b)は循環ポンプの回転速度と循環流量との関係を示すグラフである。 循環ポンプの循環流量と衣類の明度変化量の関係を示すグラフである。
次に、本発明の実施形態のドラム式洗濯乾燥機(ドラム式洗濯機)について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。本実施形態のドラム式洗濯乾燥機は、洗濯上がりの衣類のごわつき感を抑えるために衣類に加わる機械力を低減させることで洗浄性能が低下するのを、洗濯水の循環流量を大幅に増加させて洗浄性能を良好に維持する。また、本実施形態のドラム式洗濯乾燥機は、洗濯水の循環流量を大幅に増加させるために、従来よりも高出力の循環ポンプモータを備えるところ、この循環ポンプモータの回転軸における軸電流の発生を防止する電気的絶縁機構を循環ポンプモータに設ける構成となっている。
まず、主に図1及び図2を参照しながらドラム式洗濯乾燥機の全体構成について説明する。図1は、本実施形態のドラム式洗濯乾燥機を示す外観斜視図である。図2は、図1のドラム式洗濯乾燥機の筐体の側板を外してその内部構造を概略的に示す側面図である。以下の説明における前後上下左右の方向は、図1に示す前後上下左右の方向を基準とする。
符号1は、ドラム式洗濯乾燥機100の外郭を構成する筐体である。筐体1は、ベース1hの上に取り付けられており、左右の側板1a,1b、前面カバー1c、背面カバー1d(図2参照)、上面カバー1e、及び下部前面カバー1fで構成されている。左右の側板1a,1bは、コの字型の上補強材36(図2参照)、前補強材37(図2参照)、後補強材(図示せず)で結合しており、ベース1hを含めて箱状の筐体1を形成している。
符号9は、前面カバー1cの略中央に設けた衣類を出し入れするための投入口を塞ぐドアで、前補強材37に設けたヒンジ9c(図2参照)で開閉可能に支持されている。ドア開放ボタン9dを押すことでロック機構(図示せず)が外れて開き、ドア9を前面カバー1cに押し付けることでロックされて閉じる。前補強材37は、後記する外槽2(図2参照)の開口部と同心に、衣類を出し入れするための円形の開口部を有している。
符号6は、筐体1の上部中央に設けた操作パネルで、電源スイッチ39と、操作ボタン12,13と、表示器14と、を備える。操作パネル6は、筐体1の下部に設けた制御装置38(図2参照)と電気的に接続されている。
符号19(図2参照)は、筐体1内の上部左側に設けた洗剤容器であり、前部開口から引き出し式の洗剤トレイ7の装着が可能となっている。洗剤類を入れる場合は、洗剤トレイ7を図1中の2点鎖線で示すように引き出す。洗剤容器19(図2参照)は、筐体1の上補強材36(図2参照)に固定されている。また、洗剤容器19の左側面のやや後方に出水口19a(図2参照)を有している。従って、洗剤容器19の底面は出水口19aの位置が最も低くなるようなすり鉢状に形成されている。
洗剤容器19の後側には、給水電磁弁16、風呂水吸水ポンプ17(図2参照)、水位センサ34(図2参照)等の給水関連部品が設けられている。洗剤容器19の上部開口には、給水ユニット15(図2参照)を備える。上面カバー1eには、水道栓からの給水ホース接続口16a、風呂の残り湯の吸水ホース接続口17aが設けられている。
図2に示すように、洗濯兼脱水槽としてのドラム3は、円筒形状であり、回転可能に支持されている。このドラム3は、その外周壁及び底壁に通水及び通風のための多数の貫通孔(図示省略)を有し、前側端面には、衣類を出し入れするための開口部3aが設けられている。開口部3aの外側にはドラム3と一体の流体バランサ(図示省略)を備えている。また、ドラム3の回転中心軸は、水平又は開口部側が高くなるように傾斜している。
符号2は、円筒状の外槽であり、ドラム3を同軸上に内包し、前面は開口し、後側端面の外側中央にはドラムモータ4が取り付けられる。ドラム3はこのドラムモータ4によって正逆両方向に回転する。ドラムモータ4の回転軸は、外槽2を貫通し、ドラム3と結合している。前面の開口部には、外槽2内への貯水を可能にする外槽カバー2dが設けられている。外槽2は、下側をベース1hに固定されたダンパ5で防振支持されている。符号10はゴム製のベローズであり、ドア9を閉じることで外槽2を水封する。
外槽2の側面後部には、外槽2内へ水や洗剤類を供給する給水口2aが設けられている。給水口2aと洗剤容器19の出水口19aとは、ゴム製の蛇腹ホース20で接続されている。
外槽2の底側内周面には、凹状の窪み部2fが外槽2の軸方向に延在するように設けられている。この窪み部2fの底面は、前側から後側に下がる傾斜面になっており、窪み部2fの後側には排水口21が設けられている。排水口21には継手21aを介して蛇腹ホース22が接続されている。窪み部2fの前側には底部循環水の流入口18が設けられている。
符号26は、排水ホースであり、後記する循環ポンプ24の出水ポート23b(図4(a)参照)にその一端が接続され、その他端側は機外に延出している。符号25は、排水ホース26の機内での延在途中に設けられた排水弁である。
図3(a)は、図2のIII−III断面図であり、外槽の底部に形成される窪み部の説明図、図3(b)は、従来のドラム式洗濯乾燥機における外槽の底部に形成される窪み部の説明図である。
図3(a)に示すように、窪み部2fの上部には、窪み部2fの幅の略半分を覆うように外槽2の外周壁の内周面から連続する隔壁Wが形成されている。隔壁Wはドラム3の脱水時の回転方向Rに対して対向する方向にドラム3の外周面に沿うように延出している。排水口21及び流入口18は、窪み部2fの幅方向の中心からドラム3の回転方向Rにずれた位置に形成されている。これにより排水口21と流入口18の上部には隔壁Wが配置されることとなる。
窪み部2fは、脱水時にドラム3の回転による遠心力で、ドラム3の貫通孔(図示省略)から外槽2の内周面側に向かって水が出ていく際に、ドラム3の回転方向Rと同一方向に流れる水を受け止め、排水口21へ導く。隔壁Wは、窪み部2fへ入った水が再び外槽2内に戻らないように堰き止める作用効果を発揮する。
図3(b)に示す従来のドラム式洗濯乾燥機の窪み部2fの容積が1〜1.5L程度であるのに対して、図3(a)に示す本実施形態に係るドラム式洗濯乾燥機100の窪み部2fの容積は、2.5L以上となるように設定されている。
つまり、図3(a)に示す窪み部2fと、図3(b)に示す窪み部2fとの対比から明らかなように、本実施形態での窪み部2fは、外槽2の周方向に幅広に形成されている。この窪み部2fは、外槽2の内径の35%以上の幅となるように設定しても良い。
これにより、ドラム式洗濯乾燥機100は、従来のドラム式洗濯乾燥機よりも外槽2における貯水量が増大する。この窪み部2fの拡大により、後述する循環ポンプの回転速度を高めることで、大流量の洗濯水が循環ポンプに吸い込まれ、循環流量が増大し、結果として衣類の洗浄効率が従来よりも一段と向上する。
次に参照する図4(a)は、図1のドラム式洗濯乾燥機における外槽の底部から循環ポンプに向かう循環流路を示す平面図、図4(b)は、従来のドラム式洗濯乾燥機における外槽の底部から循環ポンプに向かう循環流路を示す平面図である。
図4(a)に示すように、本実施形態での排水口21の継手21aは、蛇腹ホース22との接続部が排水口21から左側に向かって突出するように形成されている。そして、蛇腹ホース22の一端が継手21aに接続され、蛇腹ホース22の他端が循環ポンプ24の入水ポート23aに接続される。
本実施形態での蛇腹ホース22は、循環流路の一部を構成しており、蛇腹ホース22の内径は、35mm以上、望ましくは37〜50mm程度に設定される。ちなみに、この蛇腹ホース22の内径は、蛇腹の山径(蛇腹の狭小部の内径)で規定される。
また、蛇腹ホース22の長さは、400mm以下、望ましくは150〜300mm程度に設定される。ちなみに、蛇腹ホース22の長さは、継手21aの出口から循環ポンプ24の入水ポート23aの入口までの間で延びる蛇腹ホース22の長さで規定される。
このように、本実施形態では、蛇腹ホース22が継手21aの出口に対して、横方向かつ循環ポンプ24側から接続されているので、継手21aから循環ポンプ24の入水ポート23aの入口に至るまでの長さを短くでき、流路抵抗が小さくなる。また、循環ポンプ24の上流側にある蛇腹ホース22の内径を35mm以上と通常より大きくしたので、この点も流路抵抗の減少につながる。従って、詳細は後で述べるが、循環ポンプ24の回転速度を高くすることにより、大流量の洗濯水を吸い込んで、ドラム3内へ循環させることが可能となっている。
ちなみに従来のドラム式洗濯乾燥機での継手21aは、図4(b)に示すように、後側に向かって突出するように形成されている。そして、継手21aと入水ポート23aとの間で延在する従来の蛇腹ホース22aの長さは、460mm程度であり、この従来の蛇腹ホース22aの内径は、30mm程度である。
図4(a)及び(b)中、符号23bは、循環ポンプ24の出水ポートであり、符号44は、外槽カバー2dの後記する循環流路27(図8(a)参照)に向けて水を吐出する吐出ポートであり、符号45は、循環ポンプ24から外槽2(窪み部2f)内に水を送り込む吐出ポートである。
再び図2に戻って、外槽2の後部端面の最下部にはエアトラップ2eが設けられている。エアトラップ2eの下部には外槽2(窪み部2f)と連通する穴2e1が設けられており、エアトラップ2eの上部と水位センサ34とをチューブ35で接続し、外槽2内の水位を検出する。ちなみに、従来のドラム式洗濯乾燥機では、排水口21の後部上方にエアトラップ2eが設けられている。循環水は、排水口21からエアトラップ2eの下方を通り蛇腹ホース22a(図4(b)参照)へ流れる。蛇腹ホース22aの内径は本実施形態での蛇腹ホース22(図4(a)参照)の内径よりも狭小であるこのため、循環流量を増大するとエアトラップ2eの穴2e1下部の流速が高くなり、ベルヌーイの定理によりエアトラップ2e内の圧力が低下して外槽2内の水位を正確に検出できない問題がある。本実施形態では、循環水は排水口21から左側に向かって流れるため(図4(a)参照)、連通穴2e1部の流速が小さく、外槽2内の水位を正確に検出できる。
外槽2とベース1hとの間には、循環ポンプ24、フィルタケース23、排水弁25が設けられている。フィルタケース23は、前側に開口部を有する円筒状で、内部に着脱可能なフィルタ(図示省略)が装着されており、洗濯水中の異物や糸くずを捕集する。フィルタケース23は、下部前面カバー1fに設けた扉1gを開け、取手23dを回すことでフィルタ(図示省略)を容易に着脱できるようになっている。このフィルタケース23は、前側が高くなるように傾斜している。
循環ポンプ24を中心とする洗濯水の循環系に関しては後に詳しく説明する。
符号29は乾燥ダクトであり、筐体1の背面内側に配置されている。この乾燥ダクト29は、外槽2の後部に設けた吸気口にゴム製の蛇腹ホース29aで接続されている。乾燥ダクト29内には、水冷除湿機構(図示せず)が内蔵されている。
ちなみに、乾燥運転時には、図示しないヒータ、送風ファン等によりドラム3内に温風が吹き込まれ、衣類から水分が蒸発する。高温多湿となった空気は、乾燥ダクト29に吸い込まれ、前記の水冷除湿機構で冷却除湿されて低温空気となり、図示しないヒータで加熱されてからドラム3内に吹き込まれる。なお、ヒータ、水冷除湿機構の代わりにヒートポンプを用いても良い。
次に参照する図5は、図4(a)の循環ポンプ及びフィルタケースの部分拡大図である。図6は、図5のVI−VI断面図である。
本実施形態での循環ポンプ24は、遠心ポンプであり、図5に示すように、ポンプケーシング42と、羽根車(ランナともいう)46と、循環ポンプモータ47とを備えている。
ポンプケーシング42は、フィルタケース23と一体に成形される第1ケーシング42aと、この第1ケーシング42aに連結される第2ケーシング42bと、を備えて構成される。
第1ケーシング42aは略円筒体で形成され、その内側には羽根車46が配置されている。
第1ケーシング42aには、吸込みポート43、吐出ポート44、吐出ポート45、入水ポート23a、及び出水ポート23bが形成されている。
吸込みポート43は、フィルタケース23と第1ケーシング42aとを繋ぐ略円形の貫通穴であり、循環ポンプ24の羽根車46と同軸に形成されている。
循環ポンプ24は、吸込みポート43を介して第1ケーシング42a内に受け入れた洗濯水を、循環ポンプモータ47の回転軸48(図6参照)に取り付けられた羽根車46の回転方向に応じて、吐出ポート44,45のいずれかに吐出するようになっている。
羽根車46は、正面(図5の吸込みポート43側)から見て左回転(以後、正回転ということがある)することで、吐出ポート44を介して後記する循環流路27(図8(a)参照)に洗濯水を送り出すこととなる。更に詳しく説明すると、羽根車46が正回転すると、吸込みポート43から流入した洗濯水は、羽根車46の遠心力によるポンプ作用で第1ケーシング42aの内周壁に向かって押し出される。そして、洗濯水は、第1ケーシング42a内を左回転しながら流れるが、第1ケーシング42aの内周壁と羽根車46との径方向の隙間が狭くなる隔壁(図示省略)にぶつかり流れ方向を変えて吐出ポート44から流れ出る。
羽根車46が右回転(以後、逆回転ということがある)すると、第1ケーシング42aの内周壁と羽根車46との径方向の隙間が狭くなる隔壁(図示省略)にぶつかり流れ方向を変えて、洗濯水は吐出ポート45から流れ出る。このように、循環ポンプ24の回転方向を変えることで、特別な流路の切り換え機構を用いずに循環ポンプ24の吐出方向を変えることができる。
図6は、図5のVI−VI断面図である。
図6に示すように、第2ケーシング42bは、第1ケーシング42aよりも径の大きい有底の略円筒体で形成されている。この第2ケーシング42bは、その底側を第1ケーシング42aに向けて配置される。第2ケーシング42bは、第1ケーシング42aと循環ポンプモータ47との間に介在することにより、第1ケーシング42aの内側に水密に羽根車46を配置する。図6中、符号S1は、第1ケーシング42aと第2ケーシング42bとの間を水密に封止するOリングである。
また、第2ケーシング42bの底の中心には、次に説明する循環ポンプモータ47の回転軸48が挿通される挿通孔42cが形成されている。図6中、符号S2は、挿通孔42cに挿通された回転軸48と、第2ケーシング42bとを水密に封止するシール材である。図6中、符号23は、フィルタケースであり、符号23aは、循環ポンプ24の入水ポートであり、符号23bは、循環ポンプ24の出水ポートであり、符号23cは、フィルタである。
循環ポンプモータ47は、図6に示すように、モータハウジング51内に、回転軸48周りに設けられたロータ50aと、このロータ50aの外周側に設けられるステータ50bと、を主に備えて構成されている。本実施形態での循環ポンプモータ47はブラシレスモータであり、その回転軸48が正回転及び逆回転の両方向に回転可能となっている。
モータハウジング51は、一対の有底円筒51a,51aの開口側同士が接続されて形成されている。
回転軸48は、モータハウジング51の中心軸を通るように配置されるとともに、羽根車46が取り付けられる一端側がモータハウジング51の内側から外側に向けて突出している。
ちなみに、モータハウジング51の外側に向けて突出している回転軸48の径は、モータハウジング51の内側に配置される回転軸48の径よりも細くなっている。そして、細い径の回転軸48部分が、シール材S2を介して第2ケーシング42bの挿通孔42cを貫通するとともに、貫通したその先端部には前記したように羽根車46が取り付けられている。
軸受49は、モータハウジング51を形成する有底円筒51a,51aの底部中心のそれぞれにおいて回転軸48を支承するように一対配置されている。
本実施形態での軸受49は転がり軸受であり、内輪49aと、外輪49bと、これら内輪49aと外輪49bとの間に組み込まれる複数の転動体49cと、を備えている。
そして、本実施形態での循環ポンプモータ47は、後記する所定の循環流量を確保するために、2300〜4200rpmの回転速度で回転可能となっている。また、循環ポンプモータ47の出力は、30W以上が望ましく、100W以上がより望ましい。
ところで、本実施形態での循環ポンプモータ47は、前記のとおり、従来のドラム式洗濯機(例えば、特許文献1参照)に使用される循環ポンプモータと比較して、その出力が一段と大きいものが使用される。このことからロータ50a及びステータ50bの静電容量の増加分に応じて励起されることにより、回転軸48には数V程度の電位が形成されることとなる。つまり、回転軸48、軸受49及びモータハウジング51を循環する循環電流が形成されることで、回転軸48には軸電流が発生することとなる。その結果、回転軸48を支承する軸受49の内部で放電が生じて軸受49に電食が生じることとなる。
これに対して本実施形態での循環ポンプモータ47は、回転軸48における軸電流の発生を防止するために電気的絶縁機構60を有している。具体的には、電気的絶縁機構60は、電気的絶縁処理が施された回転軸48を有して構成されている。ここで「電気的絶縁処理が施された回転軸」とは、少なくとも軸受49と接する回転軸48の表面に絶縁性の被膜を有するものを意味するが、回転軸48自体が絶縁性材料で形成されたもの、及び軸受49,49間で延在する回転軸48の途中に絶縁性材料からなるカップリング部分を設けたものを含む意味である。なお、絶縁性の被膜の材料及び絶縁性材料としては、例えば、CrN、TiN、TiAlN、TiCN、TiC、WC/C、AlTiC等の硬質セラミックが挙げられる。ちなみに、これらの材料からなる絶縁性の被膜は、スパッタリング法等により形成することができる。
このような電気的絶縁機構60は、前記の循環電流が流れる経路を電気的に遮断するので、回転軸48における軸電流の発生を防止する。したがって、ドラム式洗濯乾燥機100は、循環ポンプモータ47の軸受49における電食を防止することができる。
また、本実施形態での電気的絶縁機構60は、前記したように、電気的絶縁処理が施された回転軸48を有して構成されるものを想定しているが、本発明は回転軸48における軸電流の発生を防止することができればこれに限定されない。
つまり、図示しないが、電気的絶縁機構は電気的絶縁処理が施された転動体49cを備える軸受49を有して構成することができる。ここで「電気的絶縁処理が施された転動体」とは、転動体49cの表面に絶縁性の被膜を有するものを意味するが、転動体49c自体が絶縁性材料で形成されたものを含む意味である。絶縁性の被膜の材料及び絶縁性材料としては、例えば、前記の硬質セラミックが挙げられる。
また、図示しないが、電気的絶縁機構は、内輪49a及び外輪49bのうちの少なくとも一方に電気的絶縁処理が施された軸受49を有して構成することができる。
また、図示しないが、電気的絶縁機構は有底円筒51a,51a同士を、リング状の絶縁性材料を介して接続したモータハウジング51を有して構成することができる。
図7は、図1のドラム式洗濯乾燥機の循環機構を構成する循環ポンプ及び循環流路を示す斜視図である。
図7に示すように、吐出ポート44は、蛇腹ホース41を介して外槽カバー2dの内側周壁に設けられた後述する循環流路27(図8(a)参照)に繋がっている。なお、この蛇腹ホース41及び循環流路27は、蛇腹ホース22と共に、外槽2の底部から外槽2の上部へ至る循環流路を構成している。循環流路27は、外槽カバー2dの上方内側に設けられた後記ノズル27a(図8(a)参照)に接続されている。
吐出ポート45は、蛇腹ホース40を介して継手18aに接続されている。この継手18aは、外槽2の底部の窪み部2f(図3(a)参照)に臨むように形成された流入口18に設けられている。
前記の排水弁25(図2参照)を閉じた状態で、循環ポンプ24の循環ポンプモータ47が正回転すると、外槽2内の洗濯水は排水口21(図3(a)参照)から蛇腹ホース22を通り、フィルタケース23内のフィルタ(図示省略)で異物が除去される。その後、洗濯水は、前記の吸込みポート43(図5参照)からポンプケーシング42に入り(図5の矢印F)、吐出ポート44から吐出される。そして、洗濯水は、前記したように、図8(a)に示す循環流路27に送り込まれてノズル27aからドラム3(図2参照)内に散水される。
循環ポンプ24の循環ポンプモータ47が逆回転すると、外槽2内の洗濯水は排水口21(図3(a)参照)から蛇腹ホース22を通り、フィルタケース23内のフィルタ(図示省略)で異物が除去される。その後、洗濯水は、前記の吸込みポート43(図5参照)からポンプケーシング42に入り、吐出ポート45から吐出され、蛇腹ホース40及び継手18aを介して外槽2内に戻る。また、前記の排水弁25(図2参照)が開かれると、外槽2内の洗濯水は、フィルタケース23内のフィルタ(図示省略)を通り、排水ホース26から機外へ排水される。
次に参照する図8(a)は、外槽カバーに設けられる循環流路を示す斜視図、図8(b)は、循環ポンプと外槽カバーに設けられる循環流路とを接続する蛇腹ホースを示す斜視図である。
図8(a)及び(b)に示すように、循環ポンプ24の吐出ポート44にその一端が接続される蛇腹ホース41は、その他端が循環流路27の入口ポート2gに接続される。この入口ポート2gは、図8(b)に示すように、外槽カバー2dの外周面に形成されている。
本実施形態での循環流路27は、図8(a)に示すように、樹脂製の外槽カバー2dの内側周壁に一体に成形された管状通路で構成されている。この循環流路27は、外槽カバー2dの開口に沿うように形成され、外槽カバー2dの上部に形成されるノズル27aに接続されている。この循環流路27の断面形状は、特に制限はなく、円形、楕円形、多角形等とすることができる。循環流路27の断面積は、円形のものに換算して直径25mm以上相当のものが望ましい。
本実施形態の循環流路27によれば、外槽カバー2dの内側周壁に設けられているので、従来の、例えば外槽カバー2dの外側周壁に設けられる塩化ビニル管等で形成されるものと異なって、破損するおそれが一段と少なく、また万一破損したとしても外槽2の外側に洗濯水が漏れ出ることは無い。また、循環流路27は、外槽カバー2dと一体成形されているので従来のものよりも部品点数が少なくて済む。
ノズル27aは、循環ポンプ24の吐出ポート44から吐出される洗濯水を外槽カバー2dの上部からドラム3(図2参照)内に向けて噴射するものである。
図9は、外槽カバーに設けられる循環流路に接続されるノズル付近の部分拡大斜視図である。
図9に示すように、ノズル27aは、その開口がスリット状に形成されており、洗濯水を薄膜状に広げて噴射できるようになっており、ドラム3(図2参照)内の広い範囲に散水できる。また、洗濯水の循環流量が従来よりも増加するので、このノズル27aのスリット幅(隙間幅)を従来よりも幅広にしても噴射の勢いが弱まることがない。よって、このスリット幅(隙間幅)を3mm以上とすることができ、糸くず等によるノズル27aの閉塞がより確実に防止される。
また、外槽カバー2dには、循環流路27(図8(a)参照)と連通する小孔Hをノズル27aに隣接するように形成することができる。洗濯水が循環流路27を通じてノズル27aから噴射される際に、この小孔Hからはベローズ10の裏側に向けて洗濯水が噴射される。この小孔Hから噴射される洗濯水は、ベローズ10の裏側を上部から下部に向かって流れる際に、ベローズ10の裏側に付着した糸くず等を洗い流すことが可能となる。
次に、制御装置38(図2参照)について説明する。
制御装置38は、マイクロコンピュータ、駆動回路等を備えるとともに、図1に示す操作ボタン12,13のオンオフ信号や各種センサから出力信号の入力回路等も備える。また、マイクロコンピュータは、ユーザの操作や、洗濯工程、乾燥工程での各種情報信号を受ける。マイクロコンピュータは、駆動回路を介して、図2に示すドラムモータ4、給水電磁弁16(図1参照)、排水弁25、送風ファン(図示省略)等に接続され、これらの開閉、回転、通電を制御する。また、ユーザにドラム式洗濯乾燥機100に関する情報を知らせるために、表示器14(図1参照)やブザー(図示省略)等をも制御する。
次に、図10を用い、適宜図1及び図2に示す各部の符号を参照しつつドラム式洗濯乾燥機の運転工程の一例について説明する。
図10は、本実施形態に係るドラム式洗濯乾燥機における洗濯運転(洗い〜すすぎ〜脱水)の運転工程を説明する工程図である。
ステップS1において、制御装置38は、ドラム式洗濯乾燥機100の運転工程のコース選択の入力を受け付ける(コース選択)。ここで、ユーザは、ドア9を開けて、ドラム3の内部に洗濯する衣類を投入し、ドア9を閉じる。そして、ユーザは、操作ボタン12,13を操作することにより、運転工程のコースを選択し入力する。操作ボタン12,13が操作されることにより、選択された運転工程のコースが制御装置38に入力される。制御装置38は、入力された運転工程のコースに基づいて、運転パターンデータベースから対応する運転パターンを読み込み、ステップS2に進む。なお、以下の説明において、標準コース(洗い〜すすぎ2回〜脱水)が選択されたものとして説明する。
ステップS2において、制御装置38は、ドラム3に投入された衣類の重量(布量)を検出する工程を実行する(布量センシング)。具体的には、制御装置38は、ドラムモータ4を駆動してドラム3を回転させるとともに、衣類重量算出部が注水前の衣類の重量(布量)を算出する。
ステップS3において、制御装置38は、洗剤量・運転時間を算出する工程を実行する(洗剤量運転時間算出)。具体的には、制御装置38は、給水電磁弁16を制御して、外槽2の給水口2aに直接給水する。制御装置38の電導度測定部は、外槽2の内底部に配置された電気伝導度センサ(図示省略)を介して、給水された水の電導度(硬度)を検出する。また、センサで、給水された水の温度を検出する。その後、給水電磁弁16を制御して、外槽2への給水を終了する。
制御装置38の洗剤量・洗い時間決定部は、ステップS2で検出した布量、水の電導度(硬度)、水の温度に基づいて、マップ検索により、投入する洗剤量と運転時間を決定する。そして、制御装置38は、決定された洗剤量・運転時間を表示器14に表示する。なお、外槽2に給水して水の電導度(硬度)及び水温を検出するものとして説明したが、これに限られるものではない。例えば、前回運転時の水の電導度(硬度)及び水温をマイクロコンピュータの記憶部(図示せず)に記憶しておき、それを用いてもよい。
ステップS4において、制御装置38は、洗剤投入待ち工程を実行する(洗剤投入待ち工程)。例えば、制御装置38は、所定時間待機して、ステップS5に進む。ユーザは、待機中に表示器14に表示された洗剤量を参考に、洗剤トレイ7内に洗剤類を入れる。なお、制御装置38は、洗剤トレイ7の開閉を検知する手段(図示せず)により、洗剤トレイ7が開けられた後に閉じられた場合、洗剤類が投入されたものとして、ステップS5に進む構成であってもよい。
ステップS5において、制御装置38は、洗剤溶かし工程を実行する(洗剤溶かし工程)。例えば、制御装置38は、給水電磁弁16を制御して、給水管を介して粉末洗剤投入室及び液体洗剤投入室に給水する。粉末洗剤投入室及び液体洗剤投入室の洗剤と水は、洗剤送出管、蛇腹ホース20、外槽2の後側上部にある給水口2a、外槽2の底壁内面に形成された給水経路を介して、その出口から外槽2の窪み部2fに流入する。
所定水量まで給水すると、制御装置38は、給水電磁弁16を制御して、給水を停止させる。そして、制御装置38は、洗剤溶かし動作を実行する(洗剤溶かし動作)。具体的には、制御装置38は、循環ポンプ24を制御して、排水口21から蛇腹ホース22を介して吸い込んだ水と洗剤を、蛇腹ホース40を介して窪み部2fの流入口18から吐出させる。
流入口18から吐出された水と洗剤は、窪み部2fを流れ、排水口21へと向かい、循環するようになっている。これにより、水と洗剤が攪拌され、洗剤が水に溶かされるようになっている。所定時間(例えば、10秒)が経過すると、制御装置38は、循環ポンプ24を停止させ、ステップS6に進む。
ステップS6において、制御装置38は、回転給水工程を実行する(回転給水工程)。具体的には、制御装置38は、給水電磁弁16を制御して、外槽2内の洗い水の水位を上昇させる。そして制御装置38は、ドラムモータ4を制御してドラム3を所定の回転速度(例えば40rpm)で回転させ、衣類の入れかえを行う。また、制御装置38は、循環ポンプ24を所定の回転速度(例えば3000rpm)となるように制御して、排水口21から吸い込んだ洗剤濃度の高い洗い水を外槽2の開口部に設けられたノズル27aからドラム3の内部に吐出させることにより、ドラム3の内部の衣類に染み込ませる。
そして、外槽2内の洗い水の水位が、所定の水位まで上昇すると、給水を停止させる。回転給水工程を開始して所定時間が経過すると回転給水工程を終了し、ステップS7に進む。
ステップS7において、制御装置38は、予洗い攪拌工程を実行する。ここで予洗い攪拌工程とは、洗剤溶かし工程で生成された洗剤濃度の高い洗い水を衣類に浸み込ませる工程である。洗剤濃度の高い洗い水を衣類に浸み込ませることにより、洗浄力が向上する。
具体的には、制御装置38は、循環ポンプ24を所定の回転速度(例えば3000rpm)となるように制御して、排水口21から吸い込んだ洗い水を外槽2の開口部に設けられたノズル27aからドラム3の内部に吐出させるとともに、ドラムモータ4を制御してドラム3を所定の回転速度(例えば80rpm)で回転させることにより、ドラム3の内部の衣類を遠心力でドラム外周壁内面に張り付け、ドラムの上方から落下したときに発生する機械的な力が加わることを防止する。
また、外槽2の円筒面(例えば外槽2の右側の円筒面)に異常溢水のための溢水口(図示せず)を備えている場合、ドラム3は正回転させることで洗い水が異常溢水のための排水口(図示せず)より流出することを防止でき、望ましい。本実施形態ではドラム3を正方向に回転させるが、逆方向又は正逆両方向に回転させてもよい。所定の時間(例えば3分間)が経過すると、制御装置38は、予洗い攪拌工程を終了し、ステップS8に進む。
ステップS8において、制御装置38は、本洗い攪拌工程を実行する。ここで、本洗い工程とは、ドラム3の回転によりドラム3内の下方に溜まった衣類を持ち上げて、ドラム3内の上方から落下させることにより、衣類に機械的な力を与えてたたき洗いをする工程である。
具体的には、制御装置38は、循環ポンプ24を所定の流量(例えば3800rpm)となるように制御して、排水口21から吸い込んだ洗い水を外槽2の開口部に設けられたノズル27aからドラム3の内部に吐出させるとともに、ドラムモータ4を制御してドラム3を所定の回転速度(例えば40rpm)で回転させることにより、ドラム3の内部の衣類をたたき洗いする。所定の時間(例えば6分間)が経過すると、制御装置38は、本洗い攪拌工程を終了し、ステップS9に進む。
ステップS9において、制御装置38は、排水工程を実行する。制御装置38は、ドラムモータ4及び循環ポンプ24を停止させ、排水弁25を開弁して外槽2内の洗濯水を排水する。水位センサ34は、排水中の外槽2内の洗濯水の水位を監視し続ける。水位センサ34の検知値が所定の水位を下回ると、制御装置38は、排水工程を終了し、ステップS10に進む。
ステップS10において、制御装置38は、脱水1工程を実行する。制御装置38は、排水弁25の開弁を維持した状態において、ドラム3を逆方向へ高速で回転させて(例えば1250rpm)、衣類に含まれる洗濯水を脱水する。所定の時間が経過すると、制御装置38は、脱水1工程を終了し、ステップ11に進む。
ステップS11において、制御装置38は、回転シャワー工程を実行する。制御装置38は、ドラム3を逆方向へ中速で回転させつつ(例えば260rpm)、排水弁25を閉弁し、給水電磁弁16を制御して、衣類に水を散布する。このときの給水電磁弁16の制御時間は、ステップS2で検出した布量に基づいて決定される。所定の時間が経過すると、給水を停止させる。循環ポンプ24を所定の流量(例えば3800rpm)となるように制御して、排水口21から吸い込んだ洗い水を外槽2の開口部に設けられたノズル27aからドラム3の内部に吐出させる。所定の時間が経過すると循環ポンプ24を停止させ、排水弁25を開弁して外槽2内のすすぎ水を排水する。
ステップS12において、制御装置38は、脱水2工程を実行する。制御装置38は、排水弁25の開弁を維持した状態において、ドラム3を逆方向へ高速で回転させて(例えば1250rpm)、衣類に含まれる洗濯水を脱水する。所定の時間が経過すると、制御装置38は、脱水2工程を終了し、ステップ13に進む。
ステップS13において、制御装置38は、給水工程を実行する。制御装置38は、排水弁25を閉弁し、給水電磁弁16を制御して、外槽2内にすすぎ水を供給する。所定の水位まで上昇すると、給水を停止させ、制御装置38は、給水工程を終了し、ステップS14に進む。
ステップS14において、制御装置38は、ソフナー給水工程を実行する。制御装置38は、給水電磁弁16を制御して、外槽2内に柔軟仕上剤を含んだすすぎ水を供給するとともに、ドラム3を正逆両方向に回転攪拌させ、ステップS13で外槽2内に供給されたすすぎ水と柔軟仕上剤を混ぜ合わせる。
ステップS15において、制御装置38は、回転給水・補給水工程を実行する。制御装置38は、給水電磁弁16を制御して、所定の水位まで外槽2に給水する。また、制御装置38は、ドラムモータ4を制御してドラム3を回転させ、循環ポンプ24を所定の流量(例えば3000rpm)となるように制御して、排水口21から吸い込んだすすぎ水を外槽2の開口部に設けられたノズル27aからドラム3の内部に吐出させて、衣類に柔軟仕上剤を染み込ませる。
ステップS16において、制御装置38は、すすぎ攪拌工程を実行する。制御装置38は、ドラムモータ4を制御してドラム3を回転させ、循環ポンプ24を所定の流量(例えば3800rpm)となるように制御して、排水口21から吸い込んだすすぎ水を外槽2の開口部に設けられたノズル27aからドラム3の内部に吐出させて、衣類をすすぐ。そして、所定の時間が経過すると、制御装置38は、すすぎ攪拌工程を終了し、ステップS17に進む。
ステップS17において、制御装置38は、排水工程を実行する。制御装置38は、ドラムモータ4及び循環ポンプ24を停止させ、排水弁25を開弁して外槽2内のすすぎ水を排水する。水位センサ34は、排水中の外槽2内の洗濯水の水位を監視し続ける。水位センサ34の検知値が所定の水位を下回ると、制御装置38は、排水工程を終了し、ステップS18に進む。
ステップS18において、制御装置38は、脱水工程を実行する。具体的には、制御装置38は、排水弁25を開弁させるとともに、ドラムモータ4を制御してドラム3を高速で回転させ、衣類を遠心脱水する。そして、所定の時間が経過すると、制御装置38は、ドラムモータ4を停止させ、排水弁25を閉弁して、洗濯コース(洗い〜すすぎ〜脱水)を終了する。
本洗い攪拌工程(S8)のドラム3の回転速度は、60rpm未満になっている。ドラム3の回転速度を60rpm未満にすることにより、ドラム3内の下方に溜まった衣類を持ち上げてドラム3内の上方から落下させるたたき洗いをする。たたき洗いで衣類に加わる落下衝撃(機械力)により洗浄性能を得ている。
また、予洗い攪拌工程(S7)のドラム3の回転速度は、60rpm以上になっている。ドラム3の回転速度を60rpm以上にすることにより、ドラム3内の衣類は、遠心力によりドラム3の壁面方向に張り付く。即ち、衣類がドラム3内の上方から落下する際に加わる落下衝撃(機械力)が抑制され、「衣類のごわつき」を抑制できる。一般にドラム式洗濯乾燥機は、衣類を落下させる、たたき洗いを行うため、縦型洗濯機と比べて衣類がごわつきやすいが、本実施形態によれば、予洗い攪拌工程中の落下衝撃が抑制され衣類がごわつき難くなる。
一方、機械力が抑制されることにより、洗浄性能が低下するおそれがある。これに対し、予洗い攪拌工程の循環ポンプ24の回転速度は、2300rpm以上になっており、循環流量が従来のドラム式洗濯乾燥機よりも多くなっている。これにより、衣類に洗剤濃度の高い洗い水を十分に浸み込ませることができ、洗剤に含まれる界面活性剤や補助剤の作用で汚れが衣類から落ちやすくなる。さらに、ドラム3は60rpm以上の回転速度で回転しており、その遠心力で衣類に浸み込んだ洗い水は衣類を通過するが、汚れの一部は洗い水が衣類を通過するときの流体力で衣類から除去される。
このように、予洗い攪拌工程では、衣類に洗剤濃度の高い洗い水が十分に浸透するとともに、遠心力による流体力が作用するため、本洗い攪拌工程の時間を短くしても(機械力を小さくしても)洗浄性能を確保することができるようなっている。
次に、循環ポンプ24による循環流量と、洗浄性能との関係について、図11(a)及び(b)を用いて説明する。
図11(a)は循環ポンプの循環流量と洗浄比との関係を示すグラフである。ちなみに、洗浄比とは、供試洗濯機の洗浄度と標準洗濯機の洗浄度の比であり、日本工業規格『家庭用電気洗濯機の性能測定方法(JISC9811)』に規定されている。つまり、洗浄比が高いほど、洗浄性能が高くなる。
なお、図11(a)中、実線は、本実施形態のドラム式洗濯乾燥機100のグラフであり、破線は、従来のドラム式洗濯乾燥機を、本実施形態のドラム式洗濯乾燥機100と同じ攪拌時間で運転した際の洗浄比の値(洗浄比=1.11)を表わしている。
図11(b)は、循環ポンプの回転速度と循環流量との関係を示すグラフである。
なお、図11(b)中、実線は、本実施形態に係るドラム式洗濯乾燥機100のグラフであり、破線は、比較例としての従来のドラム式洗濯乾燥機のグラフである。ちなみに、図11(b)に示すように、本実施形態に係るドラム式洗濯乾燥機100は、従来のドラム式洗濯乾燥機よりも、循環流量の最大値が大きな循環ポンプを用いている。
図11(a)に示すように、循環流量が多いほど、洗浄比(洗浄性能)が向上する。循環流量35L/min付近で従来のドラム式洗濯乾燥機と同等の洗浄比(洗浄性能)が得られる。また、循環流量は、60L/min付近で洗浄比(洗浄性能)の上昇が飽和する。
したがって、循環流量は、35L/min以上、60L/min以下とすることが望ましい。循環流量が35L/minより少なくなると、従来のドラム式洗濯機よりも洗浄比が低下して好ましくない。また、循環流量を60L/minよりも多くしても、洗浄比の上昇はわずかであるが、循環ポンプ24の消費電力は増大するので、必要以上に循環流量を増やすことは好ましくない。以上、循環流量で説明してきたが、本実施形態例の循環ポンプ24では、図11(b)を参照すると、循環ポンプの回転速度は2300rpm以上3800rpm以下となる。
循環ポンプ24の回転速度は、各ステップにおいて常に一定でなくても良く、前述した2300rpm以上3800rpm以下という循環ポンプ回転速度の範囲は、各ステップの循環ポンプ24の回転速度の平均値がこの範囲内に含まれることを意味する。例えば、ステップS7(図10参照)の予洗い攪拌工程中に、循環ポンプ24の回転速度を2000rpmから3400rpmの間で変化させたとしても、平均値が2300rpm以上であれば良い。なお、循環ポンプ24の回転速度を変化させると、シャワーから噴出する洗濯水の散布範囲が変化する。このため、洗濯水を均一に衣類に散布できる。
以上のように、本実施形態に係るドラム式洗濯乾燥機100の運転工程によれば、従来20L/min程度であった循環流量を35L/min以上60L/min以下に大幅に高め、スリット状のノズルからドラム内の広範囲に洗濯水を散水している。循環流量を多くすると洗浄比が向上するのは、ドラム3の回転で持ち上げられた衣類全体に十分な洗い水が浸透した状態で、衣類が落下するため、衣類に含まれている洗い水が落下の衝撃で汚れとともに衣類から押し出されるからである(たたき洗い)。
また、図11に示すように、循環流量が60L/minを超えると洗浄比の上昇がほぼ飽和するのは、衣類が含むことができる水の量には限界があり、必要以上流量を増しても、洗い水は衣類の外側を流れ洗浄に寄与しなくなるからである。また、衣類全体に洗濯水が浸透するため、すすぎにおいても効率よく洗剤成分の希釈が行え、すすぎ性能も向上できる。
一般に、縦型洗濯機は槽の開口部が上面側にあるため高い水位による溜め洗いで洗濯を行うため、ごわつきが少ない。しかし、ドラム式洗濯乾燥機は開口部が前面側にあるため水漏れを防ぎつつ水位を高めるのは非常に難しい。そこで、本実施形態では、循環流量を大幅に増やし、たっぷりの洗い水を衣類に含ませることで、たたき洗いの時間を短縮しても洗浄力が確保でき、結果として、衣類のごわつきを低減することが可能となる。すなわち、ドラム式洗濯乾燥機の特徴である節水性を悪化させることなく、高洗浄力でごわつきの少ない洗濯を実現できる。
また、黒ずみは、主に衣類から除去された汚れの一部が再び衣類に付着する(再汚染現象)ために発生する。ドラム式洗濯乾燥機は縦型洗濯機に比べ使用水量が少ないことが特徴である。しかし、衣類の汚れ量と洗浄力が一緒とすると、洗濯水の汚れの濃度はドラム式洗濯乾燥機の方が高くなるため、黒ずみやすい。一般的に、ドラム式洗濯乾燥機は縦型洗濯機に比べ使用水量が半分程度であり、汚れの濃度が約2倍となる。また、洗濯時間が長いほど黒ずみやすい。
本発明者等の検討によれば、ドラム式洗濯乾燥機と縦型洗濯機の洗濯時間をほぼ同じとした場合、ドラム式洗濯乾燥機は水量の差(洗濯水の汚れ濃度の差)以上に黒ずむことが多い。これは、洗い方の違いによる要因によるものと考えられる。縦型洗濯機は、洗濯水中に衣類が沈んだ状態で洗濯が行われるのに対して、ドラム式洗濯乾燥機の洗濯は、水中の衣類をドラムの回転で水中から空中に持ち上げて、水面に落下させることを繰り返して行われる。衣類から除去された疎水性の汚れは、水面に集まりやすい。この汚れは、衣類が水面を出たり入ったりする時に衣類に再付着し、黒ずみが進行する。
本実施形態のドラム式洗濯乾燥機100では、洗濯水の循環流量が多いため、空中に出た衣類に大量の洗濯水が吹きつけられる。このため、衣類は洗濯水の膜で覆われたような状態で水中に落下することになり、水面の汚れが再付着しにくく、黒ずみを抑制する効果がある。さらに、上述のように、洗浄力を高める効果もあるため、洗い工程の時間を短くしているため、より一層黒ずみを抑制できる。
図12は、循環流量と明度変化(黒ずみ)の関係を示す実験結果の一例である。実験は、人工皮脂汚れやカーボンなどの無機質汚れを付けた衣類と、白い衣類を同時に洗濯することを繰り返した(布量3kg)。図12は、洗濯5サイクル後のデータである。明度変化は、白い衣類の洗濯後の明度から新品の明度を引いた値で、値が大きいほど黒ずみが大きい。図12からわかるように、循環流量が多いほど明度変化が少なく、黒ずみにくい。洗浄力だけでなく黒ずみを考慮すると、循環流量は68L/min程度(循環ポンプ回転速度4200rpm)まで増やした方が好ましく、本実験条件では黒ずみの発生をほとんど抑えることができる。つまり、前記した循環流量の好ましい下限値を考慮すると、本実施形態における循環ポンプ24の水の循環流量は、35L/min以上、68L/min以下が好ましい。
そして、本実施形態での循環ポンプモータ47は、前記したようにこの循環流量を確保するために、2300〜4200rpmの回転速度で回転可能となっている。その結果、循環ポンプモータ47に軸電流が生じるおそれがあるところ、循環ポンプモータ47では、前記したように電気的絶縁機構60により軸電流の発生が防止される。
したがって、ドラム式洗濯乾燥機100は、循環ポンプモータ47の軸受49における電食を防止することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されず、種々の形態で実施することができる。
前記実施形態では、ドラム式洗濯乾燥機100について説明したが、乾燥機能を有しないドラム式洗濯機においても本発明を適用することができる。
2 外槽
3 ドラム
4 ドラムモータ
23 フィルタケース
24 循環ポンプ
27 循環流路
42 ポンプケーシング
42a 第1ケーシング
42b 第2ケーシング
42c 挿通孔
46 羽根車
47 循環ポンプモータ
48 回転軸
49 軸受
49a 内輪
49b 外輪
49c 転動体
50a ロータ
50b ステータ
51 モータハウジング
60 電気的絶縁機構
100 ドラム式洗濯乾燥機

Claims (4)

  1. 内部に水を溜める外槽と、
    前記外槽内に回転自在に支持され、衣類が収容されるドラムと、
    前記ドラムを回転駆動するドラムモータと、
    前記外槽内に給水する給水手段と、
    前記外槽の排水口から水を吸い込み、外槽カバーの内側周壁に一体に成形された循環流路を介して前記外槽カバーの開口の上部に形成されるスリット状のノズルから前記ドラム内に向かって散水するように水を循環させる循環ポンプと、
    を備えるドラム式洗濯機であって
    前記循環ポンプは、
    前記ドラム内への散水時に前記外槽から前記ドラム内に向かって水を送出するように回転する羽根車と、
    この羽根車を回転させる循環ポンプモータと、
    を有し、
    前記排水口に配置される継手は、前記循環ポンプの入水ポートの入口に向かって開口しており、
    前記ドラム内への散水時における前記循環ポンプによる水の循環流量が、35L/min以上に設定され、
    前記循環ポンプモータは、当該循環ポンプモータの回転軸における軸電流の発生を防止する電気的絶縁機構を備えていることを特徴とするドラム式洗濯機。
  2. 請求項1に記載のドラム式洗濯機において、
    前記循環ポンプモータの前記回転軸の回転速度は、2300rpm以上、4200rpm以下であることを特徴とするドラム式洗濯機。
  3. 請求項1に記載のドラム式洗濯機において、
    前記電気的絶縁機構は、電気的絶縁処理が施された前記回転軸を有して構成されていることを特徴とするドラム式洗濯機。
  4. 請求項1に記載のドラム式洗濯機において、
    前記電気的絶縁機構は、電気的絶縁処理が施された転動体を備える前記回転軸の軸受を有して構成されていることを特徴とするドラム式洗濯機。
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