JP6153718B2 - イメージスキャナおよびカードリーダ - Google Patents

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本発明は、印刷媒体の表面の画像を取得するための印刷媒体用のイメージスキャナ、および、このイメージスキャナを備えるカードリーダに関する。
従来、カードの表面に形成される凸状のエンボス文字を読み取るためのエンボス読取装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。特許文献1に記載のエンボス読取装置は、カードに可視光を照射する発光ダイオードと、発光ダイオードから射出されカードで反射された光を受光するCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサとを備えている。
また、従来、光学式の文字読取装置等に使用される光学式スキャナが知られている(たとえば、特許文献2参照)。特許文献2に記載の光学式スキャナは、赤外領域の発光スペクトルを有する第1光源と、可視領域の発光スペクトルを有する第2光源と、第1光源および第2光源から射出され帳票で反射された反射光を受光する半導体センサとを備えている。この光学式スキャナでは、第1光源から射出される赤外光と、第2光源から射出される可視光との混合光が帳票に照射されている。また、この光学式スキャナでは、帳票上に印刷された読取対象外の文字や図形をドロップアウトさせるために、第1光源から射出される赤外光と、第2光源から射出される可視光との混合比が調整されている。
特開2002−74260号公報 特開2001−109841号公報
金融機関等で使用されるカードでは、従来、カード番号やカード所有者の氏名等のカードごとに固有の情報(固有情報)は、エンボス文字によってカードの表面に形成されている。一方で、最近、金融機関等で使用されるカードとして、カード番号等の固有情報がインクによって表面に印刷されたカードも出回っている。また、固有情報がインクによって表面に印刷されたカードとして、特許文献1に記載のエンボス読取装置のように可視光をカードに照射する装置で取得されるカードの表面の画像をオペレータがグレースケールで見たときに、固有情報をカードの背景部分から識別することができないカード(すなわち、固有情報を読み取ることができないカード)が出回り始めている。そこで、本願発明者は、このようなカードの画像をグレースケールで見たときであっても、カードの固有情報を読み取るための方策を検討した。その結果、本願発明者は、赤外光を照射することで得られたカードの画像であれば、この画像をグレースケールで見たときであっても、カードの固有情報を背景部分から識別して読み取ることが可能になることを見出した。
一方、固有情報が印刷されているカードの中には、銀行名や所定のロゴ等の特定種類のカードに共通の情報(共通情報)がインクによって印刷されているカードがある。この共通情報は、一般に、可視光をカードに照射して得られるカードの画像をグレースケールで見たときに読み取ることができるようにカードの表面に印刷されており、たとえば、カードの画像を確認するオペレータが一目でカードの種類を見分けるために必要な情報である。しかしながら、本願発明者の検討によると、赤外光を照射することで得られたカードの画像をグレースケールで見たときに、共通情報を読み取ることができないカードが存在することが明らかになった。すなわち、本願発明者の検討によると、可視光を照射することで得られたカードの画像をグレースケールで見たときには、共通情報を読み取ることはできるが、固有情報を読み取ることができず、赤外光を照射することで得られたカードの画像をグレースケールで見たときには、固有情報を読み取ることはできるが、共通情報を読み取ることができないカードが存在することが明らかになった。
そこで、本発明の課題は、取得された印刷媒体の表面の画像をグレースケールで見たときに、印刷媒体の表面に印刷された必要な印刷情報を読み取ることが可能なイメージスキャナを提供することにある。また、本発明の課題は、かかるイメージスキャナを備えるカードリーダを提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明のイメージスキャナは、印刷媒体の表面の画像を取得するための印刷媒体用のイメージスキャナにおいて、印刷媒体に光を照射する光源と、光源から射出され印刷媒体で反射された光を受光する受光部とを備え、印刷媒体の表面の所定の領域には、第1の印刷情報と第2の印刷情報とが印刷され、第1の印刷情報および第2の印刷情報の背景部分の光の反射率と第1の印刷情報の光の反射率との差は、反射される光の波長が長くなると大きくなり、背景部分の光の反射率と第2の印刷情報の光の反射率との差は、反射される光の波長が長くなると小さくなり、光源は、受光部での受光結果に基づいて生成される印刷媒体の表面の画像をグレースケールで見たときに、第1の印刷情報および第2の印刷情報が背景部分から識別可能となるように、可視光と赤外光とを混合した混合光を印刷媒体に照射することを特徴とする。
本発明のイメージスキャナでは、光源は、受光部での受光結果に基づいて生成される印刷媒体の表面の画像をグレースケールで見たときに、第1の印刷情報および第2の印刷情報が背景部分から識別可能となるように、可視光と赤外光とを混合した混合光を印刷媒体に照射している。そのため、本発明では、取得された印刷媒体の画像をグレースケールで見たときに、反射される光の波長が長くなるとその光の反射率と背景部分の光の反射率との差が大きくなる第1の印刷情報、および、反射される光の波長が長くなるとその光の反射率と背景部分の光の反射率との差が小さくなる第2の印刷情報を背景部分から識別して読み取ることが可能になる。したがって、本発明では、取得された印刷媒体の表面の画像をグレースケールで見たときに、印刷媒体の表面に印刷された必要な印刷情報を読み取ることが可能になる。
本発明において、たとえば、背景部分の可視光の反射率は、第2の印刷情報の可視光の反射率よりも第1の印刷情報の可視光の反射率に近くなっており、背景部分の赤外光の反射率は、第1の印刷情報の赤外光の反射率よりも第2の印刷情報の赤外光の反射率に近くなっている。また、本発明において、たとえば、印刷媒体は、カードであり、第1の印刷情報は、カードごとに固有の固有情報であり、第2の印刷情報は、特定種類のカードに共通の共通情報である。
本発明において、たとえば、第1の印刷情報は、赤外線を吸収する第1のインクによって印刷され、第2の印刷情報は、第1のインクよりも赤外線を吸収しずらい、または、赤外線を吸収しない第2のインクによって印刷されている。この場合には、たとえば、第1のインクに含まれる炭素の含有量と、第2のインクに含まれる炭素の含有量とが異なっている。
本発明において、たとえば、光源は、可視光を射出する複数の第1の発光ダイオードと、赤外光を射出する複数の第2の発光ダイオードと、複数の第1の発光ダイオードおよび第2の発光ダイオードが直線状に配列されて実装される基板とを備えている。この場合には、第1の発光ダイオードと第2の発光ダイオードとが共通の基板に実装されるため、光源の構成を簡素化することが可能になる。
本発明のイメージスキャナは、印刷媒体としてのカードが通過するカード通過路を備えるカードリーダに用いることができる。このカードリーダでは、取得されたカードの表面の画像をグレースケールで見たときに、カードの表面に印刷された必要な印刷情報を読み取ることが可能になる。
以上のように、本発明のイメージスキャナでは、取得された印刷媒体の表面の画像をグレースケールで見たときに、印刷媒体の表面に印刷された必要な印刷情報を読み取ることが可能になる。また、本発明のカードリーダでは、取得されたカードの表面の画像をグレースケールで見たときに、カードの表面に印刷された必要な印刷情報を読み取ることが可能になる。
本発明の実施の形態にかかるカードリーダの概略構成を側面から説明するための図である。 図1に示すカードの平面図である。 図1に示すイメージスキャナの構成を側面から説明するための図である。 図3に示す光源の構成を正面から説明するための図である。 (A)は、図2に示すカードに可視光のみを照射したときに受光部での受光結果に基づいて生成されるカードの表面の画像をグレースケールで見たときの状態を説明するための図であり、(B)は、図2に示すカードに赤外光のみを照射したときに受光部での受光結果に基づいて生成されるカードの表面の画像をグレースケールで見たときの状態を説明するための図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明する。
(カードリーダの概略構成)
図1は、本発明の実施の形態にかかるカードリーダ1の概略構成を側面から説明するための図である。本形態のカードリーダ1は、金融機関で使用されるカード2に記録された情報の読取りやカード2への情報の書込みを行うための装置であり、ATM(Automated Teller Machine)等の上位装置に搭載されて使用される。
このカードリーダ1は、図1に示すように、カード2の挿入口3から挿入されたカード2を搬送する搬送ローラ5〜7と、カード2の表面の画像を取得するためのイメージスキャナ9とを備えている。また、カードリーダ1は、カード2に記録された磁気データの読取りやカード2への磁気データの書込みを行うための磁気ヘッド(図示省略)、および、カード2に記録されたデータの読取りやカード2へのデータの書込みを行うためのICブロック(図示省略)等を備えている。カードリーダ1の内部には、カード2が搬送されるカード搬送路10が形成されている。本形態のカード2は、印刷媒体である。また、本形態のカード搬送路10は、カード2が通過するカード通過路である。
搬送ローラ5〜7は、たとえば、カード搬送路10の上側からカード搬送路10に臨むように配置されている。搬送ローラ5〜7のそれぞれには、パッドローラ11〜13が対向配置されている。パッドローラ11〜13は、搬送ローラ5〜7の下側で搬送ローラ5〜7に対向するとともに、搬送ローラ5〜7に向かって付勢されている。イメージスキャナ9は、たとえば、カード搬送路10の上側からカード搬送路10に臨むように配置されている。イメージスキャナ9の具体的な構成については後述する。
(カードの構成)
図2は、図1に示すカード2の平面図である。カード2は、たとえば、厚さが0.7〜0.8mm程度の塩化ビニール製のカードである。カード2には、たとえば、磁気データが記録される磁気ストライプが形成されている。また、カード2には、たとえば、ICチップが内蔵されており、カード2の表面には、図示を省略するICチップの外部接続端子が形成されている。また、図2に示すように、カード2の表面の所定の領域には、第1の印刷情報としての印刷情報2aと、第2の印刷情報としての印刷情報2bとが印刷されている。
印刷情報2aは、カード2ごとに固有の固有情報である。たとえば、印刷情報2aは、カード番号を示す数字列「123456789」である。印刷情報2bは、特定種類のカード2に共通の共通情報である。たとえば、印刷情報2bは、銀行名を表す文字列「SANKYO BANK」とカード2の種類を表す文字列「CASH CARD」とによって構成されている。
印刷情報2aは、赤外線を吸収する(赤外線の吸収性を有する)インク(第1のインク)によって印刷されている。具体的には、印刷情報2aは、炭素を含む顔料系のインクによって印刷されている。本形態では、印刷情報2aは、黒色のインクによって印刷されている。印刷情報2bは、第1のインクよりも赤外線を吸収しずらい(赤外線の吸収性の低い)、または、赤外線を吸収しない(赤外線の吸収性を有さない)インク(第2のインク)によって印刷されている。すなわち、印刷情報2bは、第1のインクよりも炭素の含有量の少ない、または、炭素を含まない顔料系のインクによって印刷されており、第1のインクに含まれる炭素の含有量と、第2のインクに含まれる炭素の含有量とが異なっている。本形態では、印刷情報2bは、白色のインクによって印刷されている。また、印刷情報2aおよび印刷情報2bの背景部分(図2の斜線が施された部分)2cは、比較的濃い色の顔料系のインクによって印刷されている。本形態では、背景部分2cは、緑色のインクによって印刷されている。また、本形態では、背景部分2cに、濃淡が相違する複数種類の緑色からなる所定の模様が描かれている。なお、背景部分2cは、単一の色に印刷されても良い。
本形態では、背景部分2cの光の反射率と印刷情報2aの光の反射率との差は、反射される光の波長が長くなると大きくなる。一方、背景部分2cの光の反射率と印刷情報2bの光の反射率との差は、反射される光の波長が長くなると小さくなる。また、背景部分2cの可視光の反射率は、印刷情報2bの可視光の反射率よりも印刷情報2aの可視光の反射率に近くなっている。すなわち、背景部分2cの可視光の吸収率は、印刷情報2bの可視光の吸収率よりも印刷情報2aの可視光の吸収率に近くなっている。また、背景部分2cの赤外光の反射率は、印刷情報2aの赤外光の反射率よりも印刷情報2bの赤外光の反射率に近くなっている。すなわち、背景部分2cの赤外光の吸収率は、印刷情報2aの赤外光の吸収率よりも印刷情報2bの赤外光の吸収率に近くなっている。
(イメージスキャナの構成)
図3は、図1に示すイメージスキャナ9の構成を側面から説明するための図である。図4は、図3に示す光源17の構成を正面から説明するための図である。図5(A)は、図2に示すカード2に可視光のみを照射したときに受光部18での受光結果に基づいて生成されるカード2の表面の画像をグレースケールで見たときの状態を説明するための図であり、図5(B)は、図2に示すカード2に赤外光のみを照射したときに受光部18での受光結果に基づいて生成されるカード2の表面の画像をグレースケールで見たときの状態を説明するための図である。
イメージスキャナ9は、カード2に光を照射する光源17と、光源17から射出されカード2で反射された光を受光する受光部18とを備えている。光源17および受光部18は、イメージスキャナ9の筺体19の内部に配置されている。受光部18は、CCDあるいはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の撮像素子21と、カード2の表面の像を撮像素子21に結像させるレンズ22と、カード2で反射された光をレンズ22に向かってさらに反射させるミラー23とを備えている。
光源17は、図4に示すように、可視光である白色光を射出する第1の発光ダイオードとしての複数のLED(Light Emitting Diode)26と、赤外光を射出する第2の発光ダイオードとしての複数のLED27と、複数のLED26、27が実装される基板28とを備えている。複数のLED26、27は、カード2の搬送方向に直交するカード2の幅方向において直線状に配列されている。また、カード2の幅方向の両端側では、LED26が所定の間隔で直線状に配列され、カード2の幅方向の両端側を除いた部分では、LED26とLED27とが交互に所定の間隔で配列されている。
本形態では、光源17からカード2に照射される光の入射角θ1と、ミラー23およびレンズ22を介して撮像素子21に入射する反射光の、カード2での反射角θ2とが等しくなるように、光源17、撮像素子21、レンズ22およびミラー23が配置されている。
上述のように、カード2の印刷情報2aは、炭素を含む顔料系の第1のインクによって印刷され、印刷情報2bは、第1のインクよりも炭素の含有量が少ない、または、炭素を含まない顔料系の第2のインクによって印刷されている。また、背景部分2cの可視光の反射率は、印刷情報2bの可視光の反射率よりも印刷情報2aの可視光の反射率に近くなっている。本形態では、カード2に可視光のみを照射したときに受光部18での受光結果に基づいて生成されるカード2の表面の画像をオペレータがグレースケールで見ると、図5(A)に示すように、印刷情報2bを背景部分2cから識別することはできるが、印刷情報2aを背景部分2cから識別することができない。すなわち、カード2に可視光のみを照射したときに受光部18での受光結果に基づいて生成されるカード2の表面の画像をグレースケールで見ると、印刷情報2bを読み取ることはできるが、印刷情報2aを読み取ることができない。
一方で、背景部分2cの赤外光の反射率は、印刷情報2aの赤外光の反射率よりも印刷情報2bの赤外光の反射率に近くなっており、本形態では、カード2に赤外光のみを照射したときに受光部18での受光結果に基づいて生成されるカード2の表面の画像をオペレータがグレースケールで見ると、図5(B)に示すように、印刷情報2aを背景部分2cから識別することはできるが、印刷情報2bを背景部分2cから識別することはできない。すなわち、カード2に赤外光のみを照射したときに受光部18での受光結果に基づいて生成されるカード2の表面の画像をグレースケールで見ると、印刷情報2aを読み取ることはできるが、印刷情報2bを読み取ることができない。
そこで、本形態では、受光部18での受光結果に基づいて生成されるカード2の表面の画像をグレースケールで見たときに、印刷情報2aおよび印刷情報2bが背景部分2cから識別可能となるように(すなわち、印刷情報2aおよび印刷情報2bの両者を読み取ることができるように)、光源17は、可視光と赤外光とを混合した混合光をカード2に照射している。なお、印刷情報2aおよび印刷情報2bが背景部分2cから識別可能となるように、可視光と赤外光とを混合した混合光を光源17がカード2に照射する場合に、受光部18での受光結果に基づいて生成されるカード2の画像をグレースケールで見ると、印刷情報2a、2bは、図2に示す状態よりもぼやけて見える。
可視光と赤外光との混合比率は、図2に示すカード2以外のカードリーダ1で処理可能なカードであって、カードリーダ1が使用される市場に出回るカードも考慮して設定される。すなわち、光源17から照射されこのカードで反射された反射光の、受光部18での受光結果に基づいて生成されるこのカードの表面の画像をグレースケールで見たときに、このカードの表面に印刷された必要な情報も読み取ることができるように、可視光と赤外光との混合比率が設定される。たとえば、本形態では、赤外光の比率が40%〜80%となる混合光がカード2に照射されたときに、印刷情報2aおよび印刷情報2bを背景部分2cから識別することが可能となっており、混合光に対する赤外光の比率は、40%〜80%の間であって、かつ、カードリーダ1が使用される市場に出回る他のカードの表面に印刷された必要な情報を読み取ることができる範囲に設定される。
また、可視光と赤外光との混合比率は、カードリーダ1の製造工程で調整されて設定される。また、可視光と赤外光との混合比率は、官能評価に基づいて設定される。たとえば、可視光と赤外光との混合比率は、30人中15人以上が、印刷情報2aおよび印刷情報2bの両者を読み取ることができる範囲であって、かつ、カードリーダ1が使用される市場に出回る他のカードの表面に印刷された必要な情報を読み取ることができる範囲に設定される。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態では、受光部18での受光結果に基づいて生成されるカード2の表面の画像をグレースケールで見たときに、印刷情報2aおよび印刷情報2bが背景部分2cから識別可能となるように、光源17は、可視光と赤外光とを混合した混合光をカード2に照射している。そのため、本形態では、取得されたカード2の画像をグレースケールで見たときに、反射される光の波長が長くなるとその光の反射率と背景部分2cの光の反射率との差が大きくなるとともに可視光の反射率が背景部分2cの可視光の反射率に近い印刷情報2a、および、反射される光の波長が長くなるとその光の反射率と背景部分2cの光の反射率との差が小さくなるとともに赤外光の反射率が背景部分2cの赤外光の反射率に近い印刷情報2bを背景部分2cから識別して読み取ることができる。すなわち、本形態では、取得されたカード2の表面の画像をグレースケールで見たときに、カード2の表面に印刷された必要な印刷情報を読み取ることができる。
また、本形態では、可視光と赤外光との混合比率が、カードリーダ1が使用される市場に出回る他のカードの表面に印刷された必要な情報も読み取ることができる範囲に設定されるため、このカードの表面に印刷された必要な情報も読み取ることができる。
本形態では、LED26とLED27とが共通の基板28に実装されている。そのため、本形態では、光源17の構成を簡素化することが可能になる。
(他の実施の形態)
上述した形態は、本発明の好適な形態の一例ではあるが、これに限定されるものではなく本発明の要旨を変更しない範囲において種々変形実施が可能である。
上述した形態では、背景部分2cの可視光の反射率は、印刷情報2bの可視光の反射率よりも印刷情報2aの可視光の反射率に近くなっている。この他にもたとえば、背景部分2cの可視光の反射率は、印刷情報2aの可視光の反射率よりも印刷情報2bの可視光の反射率に近くなっていても良いし、背景部分2cの可視光の反射率と印刷情報2aの可視光の反射率との差と、背景部分2cの可視光の反射率と印刷情報2bの可視光の反射率との差とが等しくなっていても良い。
上述した形態では、印刷情報2aは、カード2ごとに固有の固有情報であり、印刷情報2bは、特定種類のカード2に共通の共通情報である。この他にもたとえば、印刷情報2aが共通情報であり、印刷情報2bが固有情報であっても良い。また、上述した形態では、印刷情報2a、2bおよび背景部分2cは、顔料系のインクで印刷されているが、印刷情報2a、2bおよび背景部分2cは、染料系のインクで印刷されても良い。また、上述した形態では、印刷情報2aは、数字列であるが、印刷情報2aは、文字列や、複数の記号からなる記号列であっても良いし、所定のロゴや図形であっても良い。同様に、上述した形態では、印刷情報2bは、文字列であるが、印刷情報2bは、数字列や記号列であっても良いし、所定のロゴや図形であっても良い。
上述した形態では、LED26は、白色光を射出している。この他にもたとえば、LED26は、赤色光、緑色光、青色光等の白色光以外の可視光を射出しても良い。また、上述した形態では、LED26とLED27とが共通の基板28に実装されているが、LED26が実装される基板と、LED27が実装される基板とが別個に設けられても良い。また、LED26からの可視光とLED27からの赤外光とを導光して、カード2に向かって射出するライドガイドが設けられても良い。また、上述した形態では、光源17は、LED26、27を備えているが、光源17は、LED26、27に代えて、可視光を射出するLED26以外の光源と、赤外光を射出するLED27以外の光源とを備えていても良い。
上述した形態では、カード2は、厚さが0.7〜0.8mm程度の塩化ビニール製のカードである。この他にもたとえば、カード2は、厚さが0.18〜0.36mm程度のPET(ポリエチレンテレフタレート)カードであっても良いし、所定の厚さの紙カードであっても良い。また、上述した形態では、カード2は金融機関で使用されるカードであるが、カード2は金融機関以外で使用されるカードであっても良い。また、上述した形態では、イメージスキャナ9で画像が読み取られる印刷媒体は、カード2であるが、イメージスキャナ9で画像が読み取られる印刷媒体は、たとえば、銀行等の金融機関が発行する小切手、手形または証券等の他の印刷媒体であっても良い。
上述した形態では、カードリーダ1は、搬送ローラ5〜7を備えるカード搬送式のカードリーダであるが、カードリーダ1は、手動式のカードリーダであっても良い。また、上述した形態では、イメージスキャナ9は、カードリーダ1に搭載されているが、本発明の構成が適用されるイメージスキャナは、コピー機のように印刷媒体をガラス台に固定し、下から光を当てて印刷媒体の画像を読み取るいわゆるフラットベッドスキャナであっても良い。
1 カードリーダ
2 カード(印刷媒体)
2a 印刷情報(第1の印刷情報)
2b 印刷情報(第2の印刷情報)
2c 背景部分
9 イメージスキャナ
17 光源
18 受光部
26 LED(第1の発光ダイオード)
27 LED(第2の発光ダイオード)
28 基板

Claims (7)

  1. 印刷媒体の表面の画像を取得するための印刷媒体用のイメージスキャナにおいて、
    前記印刷媒体に光を照射する光源と、前記光源から射出され前記印刷媒体で反射された光を受光する受光部とを備え、
    前記印刷媒体の表面の所定の領域には、第1の印刷情報と第2の印刷情報とが印刷され、
    前記第1の印刷情報および前記第2の印刷情報の背景部分の光の反射率と前記第1の印刷情報の光の反射率との差は、反射される光の波長が長くなると大きくなり、
    前記背景部分の光の反射率と前記第2の印刷情報の光の反射率との差は、反射される光の波長が長くなると小さくなり、
    前記光源は、前記受光部での受光結果に基づいて生成される前記印刷媒体の表面の画像をグレースケールで見たときに、前記第1の印刷情報および前記第2の印刷情報が前記背景部分から識別可能となるように、可視光と赤外光とを混合した混合光を前記印刷媒体に照射することを特徴とするイメージスキャナ。
  2. 前記背景部分の可視光の反射率は、前記第2の印刷情報の可視光の反射率よりも前記第1の印刷情報の可視光の反射率に近くなっており、
    前記背景部分の赤外光の反射率は、前記第1の印刷情報の赤外光の反射率よりも前記第2の印刷情報の赤外光の反射率に近くなっていることを特徴とする請求項1記載のイメージスキャナ。
  3. 前記印刷媒体は、カードであり、
    前記第1の印刷情報は、前記カードごとに固有の固有情報であり、
    前記第2の印刷情報は、特定種類の前記カードに共通の共通情報であることを特徴とする請求項1または2記載のイメージスキャナ。
  4. 前記第1の印刷情報は、赤外線を吸収する第1のインクによって印刷され、
    前記第2の印刷情報は、前記第1のインクよりも赤外線を吸収しずらい、または、赤外線を吸収しない第2のインクによって印刷されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のイメージスキャナ。
  5. 前記第1のインクに含まれる炭素の含有量と、前記第2のインクに含まれる炭素の含有量とが異なっていることを特徴とする請求項4記載のイメージスキャナ。
  6. 前記光源は、可視光を射出する複数の第1の発光ダイオードと、赤外光を射出する複数の第2の発光ダイオードと、複数の前記第1の発光ダイオードおよび前記第2の発光ダイオードが直線状に配列されて実装される基板とを備えることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のイメージスキャナ。
  7. 請求項1から6のいずれかに記載のイメージスキャナと、前記印刷媒体としてのカードが通過するカード通過路とを備えることを特徴とするカードリーダ。
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