JP2019080221A - 情報読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】情報記録媒体の両面に記録された情報を光学的に読み取ることが可能な情報読取装置において、読み取られた情報記録媒体の画像に対する外光の影響を抑制することが可能になるとともに、情報読取装置に挿入された情報記録媒体を目視で確認することが可能であっても操作性を高めることが可能な情報読取装置を提供する。【解決手段】情報読取装置1は、情報記録媒体2が載置される載置部材3と、情報記録媒体2の下面の情報を読み取るための照明および光学系と、情報記録媒体2の上面の情報を読み取るための照明および光学系と、媒体挿入口10aが前面に形成される筐体10と、一部の波長域の光を透過しかつその他の波長域の光を遮断するとともに媒体挿入口10aを覆うための半遮光部11aを有する半遮光部材11とを備えている。半遮光部11aの光の透過率と波長との関係を示す透過率曲線は、可視光の波長域内にピークを有する曲線となっている。【選択図】図1

Description

本発明は、情報記録媒体に記録された情報を光学的に読み取る情報読取装置に関する。
従来、読取対象物の画像を読み取る画像読取装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の画像読取装置は、読取対象物が載置されるカバーガラスを備えている。カバーガラスの下側には、光源素子と、光源素子から射出された光を読取対象物に照射する導光体とが配置されている。また、カバーガラスの下には、結像光学系とセンサICとが配置されている。この画像読取装置では、カバーガラスに載置される読取対象物の下面の画像が読み取られる。
国際公開第2014/129152号
本願発明者は、情報記録媒体の一方の面の情報を光学的に読み取った後、情報記録媒体の出し入れを行わなくても情報記録媒体の他方の面の情報を光学的に読み取ることが可能な情報読取装置の構造を検討している。すなわち、本願発明者は、情報記録媒体の出し入れを行うことなく情報記録媒体の両面の情報を光学的に読み取ることが可能な情報読取装置の構造を検討している。特許文献1に記載された画像読取装置において、情報記録媒体の出し入れを行うことなく情報記録媒体の両面に記録された情報を光学的に読み取るためには、カバーガラスに載置された情報記録媒体の上面に光を照射する照明、および、情報記録媒体の上面の情報を読み取るための光学系等を追加で設置すれば良い。
ここで、情報記録媒体の下面の情報を光学的に読み取る場合には、たとえば、情報読取装置への情報記録媒体の挿入口の上下方向の幅を極力狭くすることで、情報読取装置で読み取られた情報記録媒体の下面の画像に対する外光(外乱光)の影響を抑制することは可能であるが、情報記録媒体の上面の情報を光学的に読み取る場合には、挿入口の上下方向の幅を狭くしても、情報読取装置で読み取られた情報記録媒体の上面の画像に対する外光の影響を受けやすくなることが本願発明者の検討によって明らかになった。
挿入口の上下方向の幅を狭くすると、情報読取装置に情報記録媒体を挿入しにくくなるため、また、挿入口の上下方向の幅を狭くしても、情報記録媒体の上面の画像に対する外光の影響を受けやすくなるため、本願発明者は、情報読取装置に情報記録媒体を挿入する際の操作性を考慮して挿入口の上下方向の幅を広げるとともに、情報読取装置の前面側に、情報読取装置で読み取られた情報記録媒体の画像に対する外光の影響を抑制するための遮光部材を設置することを検討した。
情報読取装置の前面側に遮光部材を設置すると、情報読取装置で読み取られた情報記録媒体の上面の画像に対する外光の影響を抑制できることが本願発明者の検討によって明らかになった。また、挿入口の上下方向の幅を広げると、情報記録媒体の下面の画像に対する外光の影響を受けやすくなるが、情報読取装置の前面側に遮光部材を設置すると、情報記録媒体の下面の画像に対する外光の影響も抑制できることが本願発明者の検討によって明らかになった。
しかしながら、情報読取装置の前面側に遮光部材を設置する場合には、遮光部材によって情報読取装置の中が見えにくくなるため、情報読取装置に情報記録媒体を挿入したときに情報読取装置の中の情報記録媒体を目視で確認しにくくなって、情報記録媒体がカバーガラスの所定の位置に載置されているのか否かを目視で確認しにくくなることが本願発明者の検討によって明らかになった。この問題を解決するためには、情報読取装置に情報記録媒体を挿入する際に情報読取装置の中の情報記録媒体を目視で確認することができる位置まで遮光部材を回動等させて退避させれば良いが、情報記録媒体を挿入するたびに、情報読取装置の中の情報記録媒体を目視で確認することができる位置まで遮光部材を退避させていたのでは、情報読取装置の操作性が低下する。
そこで、本発明の課題は、情報記録媒体の両面に記録された情報を光学的に読み取ることが可能な情報読取装置において、情報読取装置で読み取られた情報記録媒体の画像に対する外光の影響を抑制することが可能になるとともに、情報読取装置に挿入された情報記録媒体を目視で確認することが可能であっても操作性を高めることが可能な情報読取装置を提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明の情報読取装置は、情報記録媒体に記録された情報を光学的に読み取る情報読取装置であって、情報記録媒体が載置される透明な載置部材と、載置部材に載置される情報記録媒体の下面に光を照射する第1の照明と、載置部材に載置される情報記録媒体の上面に光を照射する第2の照明と、載置部材に載置される情報記録媒体の下面に記録された情報を読み取るための第1の光学系と、載置部材に載置される情報記録媒体の上面に記録された情報を読み取るための第2の光学系と、載置部材に載置される情報記録媒体が挿入される媒体挿入口が前面に形成されるとともに載置部材、第1の照明、第2の照明、第1の光学系および第2の光学系が収容される筐体と、一部の波長域の光を透過しかつその他の波長域の光を遮断するとともに媒体挿入口の少なくとも上側を覆うための半遮光部を有する半遮光部材とを備え、半遮光部の光の透過率と波長との関係を示す透過率曲線は、可視光の波長域内にピークを有する曲線となっていることを特徴とする。
本発明の情報読取装置は、一部の波長域の光を透過しかつその他の波長域の光を遮断するとともに媒体挿入口の少なくとも上側を覆うための半遮光部を有する半遮光部材を備えている。そのため、本発明では、情報読取装置で読み取られた情報記録媒体の画像に対する外光の影響を半遮光部によって抑制することが可能になる。また、本発明では、半遮光部の光の透過率と波長との関係を示す透過率曲線が可視光の波長域内にピークを有する曲線となっている。そのため、本発明では、情報読取装置に情報記録媒体を挿入する際に情報読取装置の中の情報記録媒体を直接、目視で確認することができる位置まで半遮光部材を移動させなくても(すなわち、媒体挿入口の一部が半遮光部に覆われていても)、情報読取装置に挿入された情報記録媒体を半遮光部越しに目視で確認することが可能になる。したがって、本発明は、情報読取装置に挿入された情報記録媒体を目視で確認することが可能であっても情報読取装置の操作性を高めることが可能になる。
本発明において、半遮光部材は、半遮光部が媒体挿入口の上側および前側を覆う遮光位置と、媒体挿入口の少なくとも前側が開放される開放位置との間で筐体に対して移動可能となっていることが好ましい。このように構成すると、半遮光部材が遮光位置に配置されているときに、半遮光部が媒体挿入口の上側および前側を覆っているため、外光の影響を受けやすい場所に情報読取装置が設置されていても、情報読取装置で読み取られた情報記録媒体の画像に対する外光の影響を抑制することが可能になる。
本発明において、半遮光部には、載置部材に載置される情報記録媒体を上側から押える操作者の手と、半遮光部材が遮光位置にあるときの半遮光部との干渉を防止するための切欠き部が形成されていることが好ましい。このように構成すると、遮光位置に半遮光部材が配置されていても、操作者は、載置部材に載置される情報記録媒体を載置部材に向かって押えることが可能になる。したがって、たとえば、新品のパスポートやページ数の多いパスポートのように載置部材の上面から浮き上がりやすい情報記録媒体の下面の情報を読み取るときに半遮光部材が遮光位置に配置されていても、載置部材の上面からの情報記録媒体の下面の浮き上がりを防止して、情報記録媒体の下面の情報を精度良く読み取ることが可能になる。
本発明において、透過率曲線は、可視光の波長域内に1つのみのピークを有することが好ましい。このように構成すると、透過率曲線が可視光の波長域内に複数のピークを有する場合と比較して、半遮光部を透過する光の波長域の幅を狭めることが可能になる。したがって、情報読取装置で読み取られた情報記録媒体の画像に対する外光の影響を効果的に抑制することが可能になる。
本発明において、透過率曲線は、500nm〜560nmの波長域内にピークを有することが好ましい。すなわち、本発明において、透過率曲線は、緑色光の波長域内にピークを有することが好ましい。人間の目の比視感度は、緑色光の波長域の光に対して最大となるため、このように構成すると、半遮光部を透過する光の透過率を低くしても、情報読取装置に挿入された情報記録媒体を半遮光部越しに目視で確認しやすくなる。したがって、半遮光部を透過する光の透過率を低くすることで、情報読取装置で読み取られた情報記録媒体の画像に対する外光の影響を効果的に抑制しつつ、情報読取装置に挿入された情報記録媒体を半遮光部越しに目視で確認しやすくなる。
本発明において、透過率曲線のピークの半値幅は、80nm以下となっていることが好ましい。このように構成すると、半遮光部を透過する光の波長域の幅を狭めることが可能になる。したがって、情報読取装置で読み取られた情報記録媒体の画像に対する外光の影響を効果的に抑制することが可能になる。
以上のように、本発明では、情報記録媒体の両面に記録された情報を光学的に読み取ることが可能な情報読取装置において、情報読取装置で読み取られた情報記録媒体の画像に対する外光の影響を抑制することが可能になるとともに、情報読取装置に挿入された情報記録媒体を目視で確認することが可能であっても情報読取装置の操作性を高めることが可能になる。
本発明の実施の形態にかかる情報読取装置の斜視図である。 図1に示す情報読取装置の載置部材、カバー部材、第1の照明、第2の照明および媒体押え機構を抜き出して示す斜視図である。 図2に示す載置部材、カバー部材、第1の照明、第2の照明および媒体押え機構の正面図である。 図1に示す情報読取装置の内部の光路を説明するための側面図である。 図1に示す情報読取装置のシャッタ機構の動作を説明するための側面図である。 図1に示す情報読取装置に情報記録媒体が挿入された状態を説明するための斜視図である。 図1に示す情報読取装置の側面図である。 図1に示す半遮光部の光の透過率と波長との関係を示す透過率曲線の一例を示す図である。 本発明の他の実施の形態にかかる半遮光部の構成を説明するための図である。 本発明の他の実施の形態にかかる半遮光部の構成を説明するための図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明する。
(情報読取装置の全体構成)
図1は、本発明の実施の形態にかかる情報読取装置1の斜視図である。図2は、図1に示す情報読取装置1のガラス板3、カバー部材15、照明4、5および媒体押え機構12を抜き出して示す斜視図である。図3は、図2に示すガラス板3、カバー部材15、照明4、5および媒体押え機構12の正面図である。図4は、図1に示す情報読取装置1の内部の光路を説明するための側面図である。図5は、図1に示す情報読取装置1のシャッタ機構14の動作を説明するための側面図である。
本形態の情報読取装置1は、情報記録媒体2に記録された情報を光学的に読み取る装置である。すなわち、情報読取装置1は、情報記録媒体2に印刷等された文字や図形等を読み取る装置である。この情報読取装置1は、手動式の読取装置であり、情報読取装置1への情報記録媒体2の挿入と情報読取装置1からの情報記録媒体2の抜取りとが手動で行われる。また、本形態の情報読取装置1は、比較的小さな卓上型の読取装置である。情報読取装置1で読み取られる情報記録媒体2は、パスポート2AおよびIDカード2Bである(図3参照)。
情報記録媒体2がパスポート2Aである場合には、パスポート2Aの表紙の裏面に記録された情報が情報読取装置1で光学的に読み取られる。情報記録媒体2がIDカード2Bである場合には、IDカード2Bの両面に記録された情報が情報読取装置1で光学的に読み取られる。本形態のパスポート2Aは、ICパスポートであり、ICチップおよび通信用のアンテナが内蔵されるICページを備えている。また、IDカード2Bは、非接触式のICカードであり、IDカード2Bには、ICチップと通信用のアンテナとが内蔵されている。IDカード2Bは、長方形状に形成されている。また、IDカード2Bは、たとえば、厚さが0.7〜0.8mm程度の矩形状の塩化ビニール製のカードである。
パスポート2Aは、開いた状態で情報読取装置1に挿入される。開いた状態で情報読取装置1に挿入されたパスポート2Aの表紙の厚さ方向は、上下方向と一致している。また、情報読取装置1に挿入されたIDカード2Bの厚さ方向は、上下方向と一致している。なお、図4では、説明の便宜上、パスポート2AとIDカード2Bとが一緒に情報読取装置1に挿入されているが、実際には、パスポート2AおよびIDカード2Bのいずれか一方が情報読取装置1に挿入される。
以下の説明では、情報読取装置1への情報記録媒体2の挿入方向側(図1等のY2方向側)を「奥」側または「後ろ」側とし、情報読取装置1からの情報記録媒体2の抜取り方向側(図1等のY1方向側)を「前」側とする。また、情報読取装置1に対する情報記録媒体2の挿入抜取り方向(図1等のY方向)を「前後方向」とし、上下方向と前後方向とに直交する方向(図1等のX方向)を「左右方向」とする。
情報読取装置1は、情報記録媒体2が載置される透明なガラス板3と、ガラス板3に載置された情報記録媒体2の下面に光を照射する照明4と、ガラス板3に載置された情報記録媒体2の上面に光を照射する照明5と、ガラス板3に載置された情報記録媒体2の下面に記録された情報を読み取るための光学系6と、ガラス板3に載置された情報記録媒体2の上面に記録された情報を読み取るための光学系7と、撮像素子8と、光学系6を通過した光を撮像素子8に結像させるとともに光学系7を通過した光を撮像素子8に結像させる結像光学系9とを備えている。
ガラス板3、照明4、5、光学系6、7、撮像素子8および結像光学系9は、筐体10に収容されている。撮像素子8は、二次元のCMOSイメージセンサまたはCCDイメージセンサである。本形態のガラス板3は、載置部材であり、照明4は、第1の照明であり、照明5は、第2の照明である。また、光学系6は、第1の光学系であり、光学系7は、第2の光学系である。
また、情報読取装置1は、筺体10に取り付けられる半遮光部材11と、ガラス板3に載置されたパスポート2Aの左右方向の両端部を上側から押えるための媒体押え機構12とを備えている。さらに、情報読取装置1は、光学系6を通過した光の一部を結像光学系9に向かって透過させるとともに光学系7を通過した光の一部を結像光学系9に向かって反射するビームスプリッタ13と、ガラス板3に載置された情報記録媒体2の下面に記録された情報を読み取るときに光学系7からビームスプリッタ13に入射する光を遮るとともにガラス板3に載置された情報記録媒体2の上面に記録された情報を読み取るときに光学系6からビームスプリッタ13に入射する光を遮るシャッタ機構14とを備えている。ビームスプリッタ13およびシャッタ機構14は、筐体10に収容されている。なお、図4では、媒体押え機構12の図示を省略している。
また、情報読取装置1は、ガラス板3に載置される情報記録媒体2よりも上側に配置される上面部15aと、上面部15aの左右の両端側に繋がる2個の側面部15bと、上面部15aの奥端側に繋がる奥面部15cとを有するカバー部材15を備えている。本形態のカバー部材15は、上面部15aと2個の側面部15bと奥面部15cとによって構成されている。カバー部材15は、アクリル樹脂等の透明な樹脂で形成されている。奥面部15cには、たとえば、遮光性の塗料が塗布されており、奥面部15cは、奥側へ向かう光を遮断する遮光部となっている。一方、上面部15aおよび側面部15bは、透明になっている。
上面部15aは、長方形の平板状に形成されており、上面部15aの厚さ方向と上下方向とが一致するように配置されている。また、上面部15aは、上面部15aの端面が前後方向または左右方向と平行になるように配置されている。側面部15bは、長方形の平板状に形成されており、側面部15bの厚さ方向と左右方向とが一致するように配置されている。奥面部15cは、長方形の平板状に形成されており、奥面部15cの厚さ方向と前後方向とが一致するように配置されている。奥面部15cの左右の両端は、側面部15bの奥端に繋がっている。
ガラス板3は、長方形の平板状に形成されており、ガラス板3の厚さ方向と上下方向とが一致するように配置されている。また、ガラス板3は、ガラス板3の端面が前後方向または左右方向と平行になるように配置されている。側面部15bの下端および奥面部15cの下端は、ガラス板3の上面に接触している。本形態では、ガラス板3とカバー部材15とによって、前面が開口するとともに情報記録媒体2の少なくとも一部が配置される箱状の媒体配置部16が形成されている。媒体配置部16は、直方体の箱状に形成されており、筐体10に収容されている。媒体配置部16の前面の開口の上下方向の幅(すなわち、ガラス板3の上面と上面部15aの下面との距離)は、情報記録媒体2の厚さよりも大幅に広くなっている。
図1に示すように、媒体配置部16の、前面の開口以外の部分は、筐体10によって覆われている。筐体10の前面には、ガラス板3に載置される情報記録媒体2が挿入される媒体挿入口10aが形成されている。媒体挿入口10aは、媒体配置部16の前面の開口の前に配置されている。媒体挿入口10aの上下方向の幅は、媒体配置部16の前面の開口の上下方向の幅よりも広くなっている。媒体挿入口10aの左右方向の幅は、媒体配置部16の前面の開口の左右方向の幅よりも若干広くなっている。
ガラス板3には、IDカード2Bの全体が載置される。すなわち、媒体配置部16には、IDカード2Bの全体が配置される。また、ガラス板3には、開いた状態のパスポート2Aの背表紙がガラス板3の前端側に配置されるように、パスポート2Aの一部が載置される。すなわち、媒体配置部16には、パスポート2Aの一部が配置される。パスポート2Aは、個人情報が記録された表紙の裏面が下側を向くようにガラス板3に載置される。本形態では、パスポート2Aの、ガラス板3に載置された部分の前後方向の幅は、ガラス板3に載置されたIDカード2Bの前後方向の幅よりも広くなっている。また、パスポート2Aの左右方向の幅は、ガラス板3に載置されたIDカード2Bの左右方向の幅よりも広くなっている。
なお、本形態のパスポート2Aは、国際民間航空機関(ICAO)が公表したガイドラインに沿って作成されたパスポートである。ガラス板3に載置されるパスポート2Aの表紙の裏面には、顔写真や氏名等が記載されている。また、パスポート2Aの表紙の裏面の左右方向の両端部の奥端部分には、文字認識に利用される文字が記録されている。
ガラス板3の下側には、IDカード2Bに内蔵される通信用のアンテナと通信を行うためのアンテナ(図示省略)が配置されている。このアンテナは、ガラス板3に載置された情報記録媒体2の下面の情報を光学的に読み取る際に支障の出ない位置に配置されている。また、ガラス板3よりも前側には、図1に示すように、パスポート2Aに内蔵される通信用のアンテナと通信を行うためのアンテナ17が配置されている。アンテナ17は、ガラス板3よりも下側に配置されている。なお、パスポート2Aの仕様によっては、ガラス板3の下側に配置されるアンテナと、パスポート2Aに内蔵されるアンテナとの通信が行われることもある。
また、情報読取装置1は、図1に示すように、情報読取装置1の前面側かつ上面側に配置されるカメラ18を備えている。カメラ18は、媒体配置部16よりも上側に配置されている。カメラ18の光軸は、前側に向かうにしたがって上側に向かうように傾斜している。カメラ18は、たとえば、情報記録媒体2の読取操作を行う者の顔を撮影する。
(照明の構成および配置)
照明4、5は、複数の光源が実装される基板24と、光源から射出された光が入射する照明レンズ25とを備えている。本形態の照明4、5は、光源として、白色光を射出する複数の白色LEDと、赤外光を射出する複数の赤外線LEDと、紫外光を射出する複数の紫外線LEDとを備えている。基板24は、細長い長方形の平板状に形成されている。照明レンズ25は、細長い略直方体状に形成されている。この照明レンズ25は、基板24の、光源が実装された面に固定されている。
照明レンズ25には、白色LEDが射出する白色光と赤外線LEDが射出する赤外光と紫外線LEDが射出する紫外光とが入射する。情報記録媒体2には、照明レンズ25を透過した光が照射される。なお、照明4、5から照射される赤外光は、OCR文字等の機械読取式の印刷情報の読取りに用いられる。また、照明4、5から照射される紫外光は、情報記録媒体2の真偽判定に必要な印刷情報の読取りに用いられる。具体的には、照明4、5から照射される紫外光は、目に見えない蛍光発色インクによる印刷情報の読取りに用いられる。
図3に示すように、照明4は、ガラス板3よりも下側に配置されている。また、情報読取装置1は、2個の照明4を備えており、照明4は、左右方向におけるガラス板3の両外側のそれぞれに配置されている。照明4は、ガラス板3に載置される情報記録媒体2に向かって左右方向の外側から、かつ、斜め下側から光を照射する。また、図3(A)に示すように、照明4から射出されガラス板3を透過した光が、ガラス板3に載置される情報記録媒体2の下面に照射される。
照明5は、ガラス板3に載置される情報記録媒体2よりも上側に配置されている。また、情報読取装置1は、2個の照明5を備えており、照明5は、左右方向における媒体配置部16の両外側のそれぞれに配置されている。すなわち、2個の照明5のうちの一方の照明5は、右側に配置される側面部15bの右側に配置され、2個の照明5のうちの他方の照明5は、左側に配置される側面部15bの左側に配置されている。照明5は、ガラス板3に載置される情報記録媒体2に向かって左右方向の外側から、かつ、斜め上側から光を照射する。また、図3(B)に示すように、照明5から射出され側面部15bを透過した光が、ガラス板3に載置される情報記録媒体2の上面に照射される。
(光学系、結像光学系、ビームスプリッタ、撮像素子の構成および配置)
光学系6は、長方形の平板状に形成される3個の反射ミラー(全反射ミラー)30、31、32を備えている。反射ミラー30、31は、ガラス板3よりも下側に配置されている。具体的には、反射ミラー30は、ガラス板3に載置されるパスポート2Aの下側に配置されている。また、反射ミラー31は、反射ミラー30と略同じ高さに配置されるとともに、反射ミラー30よりも後ろ側に配置されている。反射ミラー32は、媒体配置部16の後ろ側(カバー部材15の奥面部15cの後ろ側)に配置されている。また、反射ミラー32は、反射ミラー31の上側に配置されている。
反射ミラー30〜32は、上下方向に対して所定の角度傾いた状態で配置されている。反射ミラー30は、後ろ側に向かうにしたがって下側に向かうように傾斜し、反射ミラー31、32は、後ろ側に向かうにしたがって上側に向かうように傾斜している。反射ミラー30〜32の上下方向に対する傾斜角度は、略45°となっている。反射ミラー30には、ガラス板3に載置された情報記録媒体2の下面で反射された光が入射する。反射ミラー31には、反射ミラー30で反射された光が入射し、反射ミラー32には、反射ミラー31で反射された光が入射する。
光学系7は、長方形の平板状に形成される2個の反射ミラー(全反射ミラー)33、34を備えている。反射ミラー33、34は、ガラス板3に載置される情報記録媒体2よりも上側に配置されている。具体的には、反射ミラー33は、ガラス板3に載置されるIDカード2Bの上側に配置されている。また、反射ミラー33は、カバー部材15の上面部15aの上側(媒体配置部16の上側)に配置されている。反射ミラー34は、反射ミラー33と略同じ高さに配置されるとともに、ガラス板3よりも後ろ側(すなわち、媒体配置部16よりも後ろ側)に配置されている。
反射ミラー33、34は、上下方向に対して所定の角度傾いた状態で配置されている。反射ミラー33は、後ろ側に向かうにしたがって上側に向かうように傾斜し、反射ミラー34は、後ろ側に向かうにしたがって下側に向かうように傾斜している。反射ミラー33、34の上下方向に対する傾斜角度は、略45°となっている。反射ミラー33には、ガラス板3に載置された情報記録媒体2の上面で反射された光が入射する。反射ミラー34には、反射ミラー33で反射された光が入射する。
結像光学系9は、結像レンズ35を備えている。結像レンズ35は、反射ミラー32の後ろ側に配置されている。また、結像レンズ35は、反射ミラー34よりも後ろ側に配置されている。撮像素子8は、結像レンズ35の後ろ側に配置されている。撮像素子8は、撮像素子8の撮像面が前側を向くように配置されている。
ビームスプリッタ13は、長方形の平板状に形成されている。本形態のビームスプリッタ13は、光の透過率と反射率とが等しいハーフミラーである。ビームスプリッタ13は、前後方向において、反射ミラー32と結像レンズ35との間に配置されている。すなわち、ビームスプリッタ13は、反射ミラー32の後ろ側であって、かつ、結像レンズ35の前側に配置されている。また、ビームスプリッタ13は、反射ミラー34の下側に配置されている。
ビームスプリッタ13は、上下方向に対して所定の角度傾いた状態で配置されている。具体的には、ビームスプリッタ13は、後ろ側に向かうにしたがって下側に向かうように傾斜している。ビームスプリッタ13の上下方向に対する傾斜角度は、略45°となっている。ビームスプリッタ13は、反射ミラー32で反射された光の半分を結像レンズ35に向かって透過させるとともに、反射ミラー34で反射された光の半分を結像レンズ35に向かって反射する。
(シャッタ機構の構成)
シャッタ機構14は、光学系6とビームスプリッタ13との間の光路(すなわち、反射ミラー32とビームスプリッタ13との間の光路)を遮る第1遮光位置37A(図5(B)参照)と、光学系7とビームスプリッタ13との間の光路(すなわち、反射ミラー34とビームスプリッタ13との間の光路)を遮る第2遮光位置37B(図5(A)参照)との間で移動可能なシャッタ37を備えている。シャッタ37は、反射ミラー32、34とビームスプリッタ13との間の光路を遮る遮光部37aを備えている。
また、シャッタ機構14は、第1遮光位置37Aと第2遮光位置37Bとの間でシャッタ37を移動させるシャッタ駆動機構を備えている。シャッタ駆動機構は、シャッタ37が固定されるレバー部材39、および、レバー部材39を回動させるソレノイド(図示省略)等を備えている。レバー部材39は、左右方向を回動の軸方向として回動可能となっている。
(媒体押え機構の構成)
図6は、図1に示す情報読取装置1に情報記録媒体2が挿入された状態を説明するための斜視図である。
媒体押え機構12は、媒体配置部16の中に配置されている。この媒体押え機構12は、パスポート2Aの左右方向の両端部を上側から押える2個の押え部41aを有する押え部材41と、IDカード2Bの後端(奥端)が接触する接触部42aを有する接触部材42と、押え部材41および接触部材42を保持する保持部材43とを備えている。また、媒体押え機構12は、保持部材43に対して押え部材41を下側に付勢する圧縮コイルバネ44、45を備えている。本形態の媒体押え機構12は、2個の圧縮コイルバネ44と2個の圧縮コイルバネ45との合計4個の圧縮コイルバネ44、45を備えている。
保持部材43は、媒体押え機構12の上面を構成する上面部43aと、媒体押え機構12の後面を構成する後面部43bと、媒体押え機構12の後端側の左右の側面を構成する側面部43cとを備えている。上面部43aは、左右方向の長さが長い略長方形の平板状に形成される基部43dと、基部43dの左右の両端側から前側に向かって突出する2個の突出部43eとから構成されている。基部43dは、基部43dの厚さ方向と上下方向とが一致するように配置されている。突出部43eは、前後方向の長さが長い略長方形の平板状に形成されており、突出部43eの厚さ方向と上下方向とが一致するように配置されている。
後面部43bは、左右方向の長さが長い略長方形の平板状に形成されており、後面部43bの厚さ方向と前後方向とが一致するように配置されている。後面部43bの上端は、基部43dの後端に繋がっている。側面部43cは、略長方形の平板状に形成されており、側面部43cの厚さ方向と左右方向とが一致するように配置されている。側面部43cの上端は、基部43dの左右の両端のそれぞれに繋がり、側面部43cの後端は、後面部43bの左右の両端のそれぞれに繋がっている。
上面部43aの上面には、上側に向かって突出する2個の突起43fと2個の突起43gとが形成されている。突起43fは、2個の突出部43eのそれぞれの前端側部分に形成されている。突起43gは、基部43dの左右方向の両端側のそれぞれに形成されている。突起43fの上面は、上下方向に直交する平面となっている。突起43gは、半球状に形成されている。突起43fの上面および突起43gの上端は、カバー部材15の上面部15aの下面に接触している。
突出部43eの前端側には、下側に向かって突出する円柱状のバネ保持部が形成されており、このバネ保持部は、圧縮コイルバネ44の内周側に挿入されている。基部43dには、圧縮コイルバネ45の内周側に挿入される軸部が形成されるバネ保持部材47が固定されている。バネ保持部材47には、2個の軸部が形成されており、2個の軸部は、基部43dから下側へ突出している。側面部43cには、保持部材43に対して押え部材41を上下方向へ案内するためのガイド溝43jが形成されている。ガイド溝43jは、左右方向で側面部43cを貫通しており、上下方向を長手方向とする長穴状に形成されている。
押え部材41は、上述のように、2個の押え部41aを備えている。押え部41aは、前後方向の長さが長い板状に形成されている。また、押え部材41は、2個の押え部41aのそれぞれの前端に繋がるガイド部41bと、2個の押え部41aの後端部(奥端部)を繋ぐ接続部41cとを備えている。接続部41cは、押え部41aの後端部の上側同士を繋いでいる。
押え部41aの下面は、上下方向に直交する平面となっている。押え部41aの上面41eは、左右方向の内側に向かうにしたがって下側に向かうように傾斜する傾斜面となっている。押え部41aは、ガラス板3に載置されたパスポート2Aの左右方向の両端部(具体的には、パスポート2Aの表紙の左右方向の両端部)のそれぞれのほぼ全体に上側から接触してパスポート2Aの左右方向の両端部のほぼ全体を上側から押えている。そのため、2個の押え部41aの左右方向の間隔は、パスポート2Aの左右方向の幅よりも狭くなっている(図3(A)、図6(A)参照)。一方、2個の押え部41aの左右方向の間隔は、IDカード2Bの左右方向の幅よりも広くなっている(図3(B)、図6(B)参照)。
ガイド部41bの下面は、左右方向から見たときの形状が円弧となる凸曲面状に形成されている。また、ガイド部41bの下面は、前側に向かうにしたがって上側へ向かうように傾斜している。ガイド部41bの左右方向の内側面は、前側に向かうにしたがって左右方向の外側に広がっている。ガイド部41bは、媒体挿入口10aに挿入されたパスポート2Aを押え部41aの下側に案内する機能を果たしている。また、ガイド部41bは、媒体挿入口10aに挿入されたIDカード2Bを2個の押え部41aの間に案内する機能を果たしている。
ガイド部41bの後端部および押え部41aは、保持部材43の突出部43eの下側に配置されている。接続部41cは、保持部材43の基部43dの下側に配置されている。圧縮コイルバネ44の下端は、ガイド部41bの後端部の上面に接触し、圧縮コイルバネ45の下端は、接続部41cの上面に接触している。すなわち、押え部材41は、圧縮コイルバネ44、45によって保持部材43に対して下側に付勢されており、保持部材43に対して上下動可能となっている。情報読取装置1にパスポート2Aが挿入されていないときには、圧縮コイルバネ44、45の付勢力によって、押え部41aの下面は、ガラス板3の上面に接触している。すなわち、情報読取装置1にパスポート2Aが挿入されていないときには、押え部材41は、ガラス板3の上面に接触している。
接続部41cの左右の両側面のそれぞれには、左右方向の外側に突出するガイドピン41gが形成されている。ガイドピン41gは、円柱状に形成されている。ガイドピン41gは、保持部材43のガイド溝43jに係合している。押え部材41は、ガイドピン41gとガイド溝43jとによって、保持部材43に対して上下方向に案内される。また、押え部材41は、ガイドピン41gを中心にして、かつ、左右方向を回動の軸方向として保持部材43に対して回動可能となっている。
上下方向において、押え部41aと突出部43eとの間には、隙間が形成されている。上下方向における押え部41aと突出部43eとの間は、照明5から射出された光が通過する光通過部48となっている。すなわち、押え部41aの上側であって、かつ、突出部43eの下側は、照明5から射出され側面部15bを透過した光が、ガラス板3に載置される情報記録媒体2の上面に向かって通過する光通過部48となっている。
接触部材42は、押え部材41の接続部41cの下側に配置されている。接触部材42は、上述のように、接触部42aを備えている。また、接触部材42は、接触部42aを支持する支持部42bを備えている(図2参照)。接触部42aは、左右方向の長さが長い平板状に形成されており、接触部42aの厚さ方向と前後方向とが略一致するように配置されている。支持部42bは、左右方向の長さが長い略平板状に形成されており、支持部42bの厚さ方向と上下方向とが略一致するように配置されている。接触部42aは、支持部42bの前端に繋がっている。また、接触部42aは、支持部42bの前端から下側へ伸びている。
接触部42aの左右方向の幅は、2個の押え部41aの左右方向の間隔よりも狭くなっている。また、接触部42aは、前後方向から見たときに2個の押え部41aの間に配置されている。支持部42bの左右の両端面の後端部には、左右方向の外側に突出する突出ピンが形成されている。この突出ピンは、保持部材43に形成される凹部に係合しており、接触部材42は、突出ピンを中心にして、かつ、左右方向を回動の軸方向として保持部材43に対して回動可能となっている。支持部42bの左右方向の両端側のそれぞれには、押え部材41に形成される押上部が下側から接触している。この押上部は、保持部材43に対する接触部材42の回動中心よりも前側に配置されている。
情報読取装置1に情報記録媒体2が挿入されていない状態では、接触部42aの下端面は、上下方向に直交する平面となっており、ガラス板3の上面に接触している。また、この状態では、接触部42aの前面は、前後方向に直交する平面となっている。また、この状態では、接触部42aの前面は、押え部材41の接続部41cの前端よりもわずかに前側に配置されている。ガラス板3の前端面と接触部42aの前面との距離(前後方向の距離)は、ガラス板3に載置されるパスポート2Aの表紙の前後方向の幅よりも短くなっている(図9(A)参照)。また、ガラス板3の前端面と接触部42aの前面との距離は、ガラス板3に載置されるIDカード2Bの前後方向の幅よりも長くなっている(図9(B)参照)。
本形態では、情報読取装置1にパスポート2Aが挿入され始めると、パスポート2Aが押え部材41の押え部41aの下側に入り込んで押え部41aの前端側が持ち上がる。また、パスポート2Aが情報読取装置1の所定の位置まで入り込むと、押え部材41の押上部によって支持部42bが押し上げられる。支持部42bが押し上げられると、接触部材42が回動して、接触部42aが持ち上がる。パスポート2Aが情報読取装置1にさらに挿入されると、パスポート2Aの奥端(表紙の奥端)は、接触部42aの下側を通過して、接触部42aよりも奥側に入り込む。このように本形態では、パスポート2Aが情報読取装置1に挿入されると、押え部41aがパスポート2Aによって持ち上げられてパスポート2Aの左右方向の両端部を上側から押えるとともに、接触部42aが持ち上げられて、パスポート2Aの奥端が接触部42aの下側を通過する。
一方、上述のように、ガラス板3に載置されるIDカード2Bの左右方向の幅は、2個の押え部41aの左右方向の間隔よりも狭くなっている。そのため、情報読取装置1にIDカード2Bが挿入されても、押え部41aが持ち上がらず、押え部材41は持ち上がらない。したがって、情報読取装置1にIDカード2Bが挿入されても、接触部42aは持ち上がらない。そのため、情報読取装置1にIDカード2Bが挿入されると、接触部42aにIDカード2Bの奥端が接触する(図3(B)、図6(B)参照)。具体的には、接触部42aの前面にIDカード2Bの奥端が接触する。
(半遮光部材の構成)
図7は、図1に示す情報読取装置1の側面図である。図8は、図1に示す半遮光部11aの光の透過率と波長との関係を示す透過率曲線Cの一例を示す図である。
半遮光部材11は、樹脂で形成されている。具体的には、半遮光部材11は、特定の波長域の光の吸収特性を持ったインクが混ぜ込まれた樹脂によって形成されており、一部の波長域の光を透過するとともにその他の波長域の光を遮断する。また、半遮光部材11は、オートバイ用のフルフェイス型ヘルメットのシールドのような薄い曲板状に形成されている。上述のように、半遮光部材11は、筺体10に取り付けられている。具体的には、半遮光部材11は、左右方向を回動の軸方向とする回動が可能となるように筐体10に取り付けられている。
半遮光部材11は、媒体挿入口10aを上側および前側から覆うための半遮光部11aと、筐体10の左右の両側面のそれぞれに回動可能に連結される2個の連結部11bとから構成されている。半遮光部11aの大ききは、媒体挿入口10aの全体を覆うことが可能な大きさとなっている。具体的には、半遮光部11aの大ききは、上側および前側から媒体挿入口10aの全体を覆うことが可能な大きさとなっている。連結部11bは、半遮光部11aの左右の両端に繋がっている。また、連結部11bは、半遮光部11aの左右の両端から後ろ側に向かって伸びている。筐体10の左右の両側面には、連結部11bを回動可能に支持する固定軸10cが形成されている。半遮光部11aと2個の連結部11bとは一体で形成されている。
半遮光部材11は、半遮光部11aが媒体挿入口10aの上側および前側を覆う遮光位置11A(図7の実線および図1の二点鎖線で示す位置)と、媒体挿入口10aの前側が開放される開放位置11B(図7の二点鎖線で示す位置)との間で筐体10に対して回動可能となっている。すなわち、半遮光部材11は、遮光位置11Aと開放位置11Bとの間で筐体10に対して移動可能となっている。遮光位置11Aにある半遮光部材11が開放位置11Bに回動するときには、半遮光部材11が図7の時計回りの方向に回動して、半遮光部11aが斜め前上側に移動する。また、半遮光部材11の回動動作は、情報読取装置1の操作者が手動で行う。
本形態では、半遮光部材11が遮光位置11Aに配置されているときに、半遮光部11aは、媒体挿入口10aの上側および前側を完全に覆っている。また、本形態では、媒体挿入口10aの下側に、前側に向かうにしたがって下側へ向かうように傾斜する傾斜面10bが形成されており、半遮光部材11が遮光位置11Aに配置されているときには、傾斜面10bと半遮光部11aとによって媒体挿入口10aの全体が覆われている。
上述のように、半遮光部材11は、一部の波長域の光を透過するとともにその他の波長域の光を遮断する。すなわち、半遮光部11aは、一部の波長域の光を透過するとともにその他の波長域の光を遮断する。半遮光部11aの光の透過率と波長との関係(すなわち、半遮光部材11の光の透過率と波長との関係)を示す透過率曲線Cは、図8に示すように、可視光の波長域内にピークを有する曲線となっている。
本形態では、透過率曲線Cは、可視光の波長域内に1つのみのピークを有している。また、本形態では、透過率曲線Cは、500nm〜560nmの波長域内にピークを有している。すなわち、透過率曲線Cは、緑色光の波長域内にピークを有しており、半遮光部11aは、緑色光をピークとする光の透過特性を持っている。具体的には、暗所において比視感度が最も高くなる507nmで透過率曲線Cはピークとなっている。透過率曲線Cがピークとなるときの光の透過率は、たとえば、5%となっている。また、透過率曲線Cのピークの半値幅Wは、80nm以下となっている。具体的には、半値幅Wは、80nmとなっている。
(情報読取装置の情報読取動作)
情報読取装置1でパスポート2Aに記録された情報が読み取られる場合、パスポート2Aは、個人情報が記録された表紙の裏面が下側を向くように媒体挿入口10aに挿入される。パスポート2Aが媒体挿入口10aに挿入されるときには、半遮光部材11は、媒体挿入口10aにパスポート2Aを挿入することが可能となる位置に配置されている。すなわち、半遮光部材11は、媒体挿入口10aの少なくとも下端部の前側が開放される位置に配置されており、遮光位置11Aには配置されていない。パスポート2Aが媒体挿入口10aに挿入されると、押え部41aがパスポート2Aによって持ち上げられてパスポート2Aの左右方向の両端部が押え部41aによって上側から押えられるとともに、パスポート2Aの奥端が接触部42aよりも奥側に入り込んで、パスポート2Aがガラス板3に載置される。
パスポート2Aがガラス板3に載置されると、情報読取装置1の操作者は、半遮光部材11を遮光位置11Aに回動させる。半遮光部材11が遮光位置11Aに配置されると、照明4が光を照射して、パスポート2Aに記録された情報が光学的に読み取られる。このときには、シャッタ37は、第2遮光位置37Bに配置されている。また、照明5は光を照射しない。情報読取装置1でパスポート2Aに記録された情報が読み取られると、情報読取装置1の操作者は、遮光位置11Aにある半遮光部材11を、パスポート2Aが抜取り可能な位置まで回動させて、パスポート2Aを情報読取装置1から抜き取る。
一方、情報読取装置1でIDカード2Bに記録された情報が読み取られる場合、IDカード2Bが情報読取装置1に挿入される。IDカード2Bが情報読取装置1に挿入されるときには、半遮光部材11は、媒体挿入口10aにIDカード2Bを挿入することが可能となる位置に配置されており、遮光位置11Aには配置されていない。IDカード2Bが情報読取装置1に挿入されると、接触部42aにIDカード2Bの奥端が接触して、IDカード2Bがガラス板3に載置される。
IDカード2Bがガラス板3に載置されると、情報読取装置1の操作者は、半遮光部材11を遮光位置11Aに回動させる。半遮光部材11が遮光位置11Aに配置されると、まず、照明4が光を照射して、IDカード2Bの下面に記録された情報が光学的に読み取られる。このときには、シャッタ37は第2遮光位置37Bに配置されており、また、照明5は光を照射しない。IDカード2Bの下面に記録された情報が読み取られると、シャッタ37は第1遮光位置37Aに移動するとともに、照明5が光を照射して、IDカード2Bの上面に記録された情報が光学的に読み取られる。このときには、照明4は光を照射しない。
情報読取装置1でIDカード2Bに記録された情報が読み取られると、情報読取装置1の操作者は、遮光位置11Aにある半遮光部材11を、IDカード2Bが抜取り可能な位置まで回動させて、IDカード2Bを情報読取装置1から抜き取る。なお、IDカード2Bに記録された情報が読み取られる場合、IDカード2Bの上面に記録された情報が読み取られた後に、IDカード2Bの下面に記録された情報が読み取られても良い。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態では、情報記録媒体2に記録された情報が情報読取装置1で読み取られる際に、情報記録媒体2がガラス板3に載置されると、情報読取装置1の操作者は、半遮光部材11を遮光位置11Aに回動させて、媒体挿入口10aの上側および前側を半遮光部11aで覆っている。そのため、本形態では、情報読取装置1で読み取られた情報記録媒体2の画像に対する外光の影響を半遮光部11aによって抑制することが可能になる。
特に本形態では、半遮光部材11が遮光位置11Aに配置されているときに、傾斜面10bと半遮光部11aとによって媒体挿入口10aの全体が覆われているため、たとえば、太陽光が間接的に入射する場所等の外光の影響を受けやすい場所に情報読取装置1が設置されていても、情報読取装置1で読み取られた情報記録媒体2の画像に対する外光の影響を抑制することが可能になる。また、本形態では、透過率曲線Cが可視光の波長域内に1つのみのピークを有しているため、透過率曲線Cが可視光の波長域内に複数のピークを有する場合と比較して、半遮光部11aを透過する光の波長域の幅を狭めることが可能になる。また、透過率曲線Cのピークの半値幅Wが80nm以下となっているため、半遮光部11aを透過する光の波長域の幅を狭めることが可能になる。したがって、本形態では、情報読取装置1で読み取られた情報記録媒体2の画像に対する外光の影響を効果的に抑制することが可能になる。
本形態では、半遮光部11aの光の透過率と波長との関係を示す透過率曲線Cが可視光の波長域内にピークを有する曲線となっている。そのため、本形態では、媒体挿入口10aに情報記録媒体2を挿入する際に媒体挿入口10aの一部が半遮光部11aに覆われていても、情報読取装置1に挿入されてガラス板3に載置された情報記録媒体2を半遮光部11a越しに目視で確認することが可能になる。すなわち、本形態では、情報読取装置1の中の情報記録媒体2を直接、目視で確認することができる位置まで半遮光部材11を回動させなくても、情報読取装置1の中の情報記録媒体2を半遮光部11a越しに目視で確認することが可能になる。したがって、本形態では、情報読取装置1に挿入された情報記録媒体2を目視で確認することが可能であっても情報読取装置1の操作性を高めることが可能になる。
本形態では、透過率曲線Cは、比視感度が高くなる緑色光の波長域内にピークを有している。そのため、本形態では、半遮光部11aを透過する光の透過率を低くしても、情報読取装置1に挿入された情報記録媒体2を半遮光部11a越しに目視で確認しやすくなる。したがって、本形態では、半遮光部11aを透過する光の透過率を低くすることで、情報読取装置1で読み取られた情報記録媒体2の画像に対する外光の影響を効果的に抑制することが可能になるとともに、情報読取装置1に挿入された情報記録媒体2を半遮光部11a越しに目視で確認しやすくなる。
(他の実施の形態)
上述した形態は、本発明の好適な形態の一例ではあるが、これに限定されるものではなく本発明の要旨を変更しない範囲において種々変形実施が可能である。
上述した形態では、情報記録媒体2に記録された情報が光学的に読み取られるときに、半遮光部材11は、媒体挿入口10aの上側および前側を半遮光部11aが完全に覆う遮光位置11Aに配置されている。この他にもたとえば、外光の影響を比較的受けにくい場所に情報読取装置1が設置されているのであれば、情報記録媒体2に記録された情報が光学的に読み取られるときに、半遮光部材11は、媒体挿入口10aの前側の一部が開放される位置(半遮光部11aに覆われない位置)に配置されていても良い。また、上述した形態において、開放位置11Bに半遮光部材11が配置されているときに、媒体挿入口10aの前側に加えて、媒体挿入口10aの上側が開放されていても良い。
上述した形態において、図9に示すように、ガラス板3に載置される情報記録媒体2を上側から押える操作者の手Hと、半遮光部材11が遮光位置11Aにあるときの半遮光部11aとの干渉を防止するための切欠き部11cが半遮光部11aに形成されていても良い。この場合には、切欠き部11cと手Hとの隙間が最小限となるように切欠き部11cが形成されていることが好ましい。
切欠き部11cが半遮光部11aに形成されている場合には、遮光位置11Aに半遮光部材11が配置されていても、操作者は、ガラス板3に載置される情報記録媒体2をガラス板3に向かって押えることが可能になる。したがって、たとえば、新品のパスポート2Aやページ数の多いパスポート2Aのようにガラス板3の上面から浮き上がりやすい情報記録媒体2の下面の情報を読み取るときに半遮光部材11が遮光位置11Aに配置されていても、ガラス板3の上面からの情報記録媒体2の下面の浮き上がりを防止して、情報記録媒体2の下面の情報を精度良く読み取ることが可能になる。なお、図9に示す例において、たとえば、カーテン状に形成されたゴム等の弾性部材によって切欠き部11cと手Hとの隙間が埋められていても良い。
上述した形態において、たとえば、情報読取装置1が上側のみからの外光の影響を受ける場所に設置されているのであれば、半遮光部材11は、図10に示すように、媒体挿入口10aを上側から覆うための半遮光部11aを備えていても良い。この場合には、たとえば、半遮光部材11は、半遮光部11aが媒体挿入口10aの上側を覆う遮光位置11C(図10の実線で示す位置)と、半遮光部11aが上側へ退避する開放位置11Dとの間で筐体10に対して回動可能となっている。また、この場合には、半遮光部材11が遮光位置11Cに配置されているときの半遮光部11aの前後方向の長さは、上述した形態の半遮光部11aの前後方向の長さよりも長くなっている。なお、図10では、上述した形態と同様の構成には、同一の符号を付している。
上述した形態において、透過率曲線Cのピークの半値幅Wは、80nmを超えていても良い。また、上述した形態において、透過率曲線Cは、緑色光以外の可視光の波長域内にピークを有していても良い。たとえば、透過率曲線Cは、青色光の波長域内にピークを有していても良い。すなわち、透過率曲線Cは、435nm〜480nmの波長域内にピークを有していても良い。さらに、上述した形態において、透過率曲線Cは、可視光の波長域内に2つ以上のピークを有していても良い。
上述した形態では、半遮光部材11は、特定の波長域の光の吸収特性を持ったインクが混ぜ込まれた樹脂によって形成されることで、一部の波長域の光を透過するとともにその他の波長域の光を遮断しているが、半遮光部材11は、可視光等の透過率が高い透光性の樹脂の表面に、光の吸収特性を持った被膜(コーティング)が蒸着等によって形成されることで、一部の波長域の光を透過するとともにその他の波長域の光を遮断しても良い。この場合には、透過率曲線Cのピークの半値幅Wを狭めやすくなるが、半遮光部材11の製造コストが高くなる。
上述した形態において、連結部11bは、可視光を遮断しても良い。また、上述した形態において、連結部11bの可視光等の光の透過率が高くなっていても良い。また、上述した形態において、光学系6を通過した光が入射する結像光学系および撮像素子と、光学系7を通過した光が入射する結像光学系および撮像素子とが個別に設けられていても良い。さらに、上述した形態において、情報読取装置1は、ガラス板3に代えて、たとえば、アクリル板等の透明な樹脂板を備えていても良い。
上述した形態において、情報記録媒体2にICチップが内蔵されていなくても良い。この場合には、ガラス板3の下側に配置されるアンテナおよびアンテナ17が不要になる。また、上述した形態において、情報記録媒体2は、パスポート2AおよびIDカード2B以外の媒体であっても良い。たとえば、情報記録媒体2は、運転免許証であっても良い。さらに、上述した形態では、情報読取装置1は、手動式の読取装置であるが、本発明の構成が適用される情報読取装置は、情報記録媒体2の搬送機構を有する媒体搬送式の読取装置であっても良い。
1 情報読取装置
2 情報記録媒体
3 ガラス板(載置部材)
4 照明(第1の照明)
5 照明(第2の照明)
6 光学系(第1の光学系)
7 光学系(第2の光学系)
10 筐体
10a 媒体挿入口
11 半遮光部材
11A 遮光位置
11B 開放位置
11a 半遮光部
11c 切欠き部
C 透過率曲線
H 操作者の手
W ピークの半値幅

Claims (6)

  1. 情報記録媒体に記録された情報を光学的に読み取る情報読取装置であって、
    前記情報記録媒体が載置される透明な載置部材と、前記載置部材に載置される前記情報記録媒体の下面に光を照射する第1の照明と、前記載置部材に載置される前記情報記録媒体の上面に光を照射する第2の照明と、前記載置部材に載置される前記情報記録媒体の下面に記録された情報を読み取るための第1の光学系と、前記載置部材に載置される前記情報記録媒体の上面に記録された情報を読み取るための第2の光学系と、前記載置部材に載置される前記情報記録媒体が挿入される媒体挿入口が前面に形成されるとともに前記載置部材、前記第1の照明、前記第2の照明、前記第1の光学系および前記第2の光学系が収容される筐体と、一部の波長域の光を透過しかつその他の波長域の光を遮断するとともに前記媒体挿入口の少なくとも上側を覆うための半遮光部を有する半遮光部材とを備え、
    前記半遮光部の光の透過率と波長との関係を示す透過率曲線は、可視光の波長域内にピークを有する曲線となっていることを特徴とする情報読取装置。
  2. 前記半遮光部材は、前記半遮光部が前記媒体挿入口の上側および前側を覆う遮光位置と、前記媒体挿入口の少なくとも前側が開放される開放位置との間で前記筐体に対して移動可能となっていることを特徴とする請求項1記載の情報読取装置。
  3. 前記半遮光部には、前記載置部材に載置される前記情報記録媒体を上側から押える操作者の手と、前記半遮光部材が前記遮光位置にあるときの前記半遮光部との干渉を防止するための切欠き部が形成されていることを特徴とする請求項2記載の情報読取装置。
  4. 前記透過率曲線は、可視光の波長域内に1つのみのピークを有することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の情報読取装置。
  5. 前記透過率曲線は、500nm〜560nmの波長域内にピークを有することを特徴とする請求項4記載の情報読取装置。
  6. 前記透過率曲線のピークの半値幅は、80nm以下となっていることを特徴とする請求項4または5記載の情報読取装置。
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