JP6153387B2 - 電流センサ - Google Patents

電流センサ Download PDF

Info

Publication number
JP6153387B2
JP6153387B2 JP2013115799A JP2013115799A JP6153387B2 JP 6153387 B2 JP6153387 B2 JP 6153387B2 JP 2013115799 A JP2013115799 A JP 2013115799A JP 2013115799 A JP2013115799 A JP 2013115799A JP 6153387 B2 JP6153387 B2 JP 6153387B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frequency
voltage
current
phase
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013115799A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014235045A (ja
Inventor
修 横田
修 横田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hioki EE Corp
Original Assignee
Hioki EE Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hioki EE Corp filed Critical Hioki EE Corp
Priority to JP2013115799A priority Critical patent/JP6153387B2/ja
Publication of JP2014235045A publication Critical patent/JP2014235045A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6153387B2 publication Critical patent/JP6153387B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Measuring Instrument Details And Bridges, And Automatic Balancing Devices (AREA)

Description

本発明は、ゼロフラックス法(磁気平衡方式)により被測定電線に流れる測定電流を検出する電流センサに関するものである。
この種の電流センサとして、下記非特許文献1に開示されている電流センサ(クランプセンサ)が知られている。図5に示すように、この電流センサ51は、被測定電線(測定導体)61が挿通される磁気コア52、磁気コア52に配設されたホール素子やフラックスゲートなどの磁電変換素子53、磁気コア52に巻回された帰還コイル54、電圧電流変換回路(増幅器)55および検出回路(抵抗器)56を備えている。
この電流センサ51は、図6において実線で示すように、直流を含む低い周波数帯域では(カットオフ周波数(クロスオーバー周波数)fc以下の周波数帯域では)ゼロフラックス方式(磁気平衡方式)の電流センサとして機能して、またこの周波数帯域を超える高い周波数帯域(カットオフ周波数以上)では一点鎖線で示すようにCT(カレントトランス)方式の電流センサとして機能して、磁気コア52の内部に挿通されている被測定電線61に流れる測定電流I1の電流値に応じて電圧値が変化する電圧(検出電圧)Voを出力する。
この電流センサ51では、ゼロフラックス方式(磁気平衡方式)の電流センサとして機能する場合に、磁電変換素子53が、被測定電線61に測定電流I1が流れることによって磁気コア52に発生する磁束を検出して、測定電流I1の電流値に比例して電圧値が変化する出力電圧(電気信号)を出力する。次いで、電圧電流変換回路55が、磁電変換素子53から出力される出力電圧を負帰還電流I2に変換して、帰還コイル54に出力する。このゼロフラックス法では、負帰還電流I2は、帰還コイル54に負帰還電流I2が流れることによって磁気コア52に発生する磁束で、被測定電線61に測定電流I1が流れることによって磁気コア52に発生する磁束を相殺するように、その電流値が制御される。このため、負帰還電流I2の電流値は、被測定電線61に測定電流I1が流れることによって磁気コア52に発生する磁束の大きさ、すなわち測定電流I1の電流値に比例する。検出回路56は、この負帰還電流I2を電圧Voに変換して出力する。この電圧Voは(測定電流)/(帰還コイルの巻線数)×(検出回路の抵抗値)の式で表されるため、電圧Voに基づいて測定電流を測定することが可能になっている。
また、CT方式の電流センサとして機能する場合には、帰還コイル54がカレントトランスとして機能することにより、測定電流I1に比例した電流I3を負帰還電流I2に代えて検出回路56に流して、電圧Voを発生させる。以上の構成により、この電流センサ51では、直流から高い周波数までの広い周波数帯域に含まれる測定電流I1を測定することが可能になっている。
3273〜3275 クランプオンプローブ ユーザーズガイド、日置電機株式会社、2002年4月17日発行(2.動作原理)
ところで、上記した従来の電流センサ51に対して、更なる低ノイズ化を図るための検討を行ったところ、ノイズで支配的となるのは、ホール素子などの磁電変換素子53の素子抵抗値の大きさに起因した1/fノイズであり、この1/fノイズを低減させるためには、素子抵抗値を下げる必要があることを見出した。
しかしながら、磁電変換素子53では、一般的に、素子抵抗値を下げると出力電圧も低下する(ホール素子では、素子抵抗値を下げると積感度も低下する傾向にあり、これによって出力されるホール電圧も低下する)。このため、上記したゼロフラックス法を採用した構成の電流センサでは、負帰還量が減少して、電流センサ51の負帰還動作が行われない、または負帰還動作が行われたとしても、測定値の誤差が大きくなることがある。この場合、負帰還量を増加させるためには、電圧電流変換回路55の増幅率を高くする(ゲインを高める)必要がある。
ところが、図6に示すこの電流センサ51の負帰還動作のときの利得についての周波数特性(実線と破線で示す周波数特性)と、位相についての周波数特性(実線で示す周波数特性)とから明らかなように、電圧電流変換回路55の増幅率を高くした場合に、負帰還動作のときの利得が、実線で示す利得から破線で示す利得に上昇するため、これに伴い、確保されていた位相余裕が減少して、負帰還動作が発振し易い状態に移行するという新たな課題が発生する。なお、図6での第1領域Aでの利得の減衰および位相の変化量は、帰還コイル54と検出回路56とで構成されるLPF(低域通過型フィルタ)の1次遅れに起因したものである。また、第2領域Bでの利得の減衰および位相の変化量は、このLPFによる減衰および位相の変化量に、電圧電流変換回路55に1次遅れがあるとしたときの電圧電流変換回路55の周波数特性に起因した減衰および位相の変化量を加えたものである。
本発明は、かかる課題を改善すべくなされたものであり、ゼロフラックス法によって直流を含む低い周波数での測定電流の測定を可能にしつつ低ノイズ化を図り得る電流センサを提供することを主目的とする。
上記目的を達成すべく請求項1記載の電流センサは、内部に被測定電線が挿通される磁気コアと、当該磁気コアに配置された磁電変換素子と、前記磁気コアに巻回された帰還コイルと、前記磁電変換素子から出力される電圧を入力して低インピーダンスで出力する増幅回路と、当該増幅回路から入力した電圧の電圧値を予め規定された利得についての周波数特性に基づいて減衰させると共に当該入力した電圧の位相を予め規定された位相についての周波数特性に基づいて遅らせて出力する位相遅れ補償回路と、演算増幅器で構成されると共に前記位相遅れ補償回路から出力される電圧に基づいて前記磁気コア内の磁束を打ち消す負帰還電流を生成して前記帰還コイルの一端に供給する電圧電流変換回路と、前記帰還コイルの他端と基準電位との間に接続されて前記負帰還電流を検出電圧に変換して出力する検出回路とを備えているゼロフラックス方式の電流センサであって、前記検出回路は、抵抗で構成され、前記位相遅れ補償回路は、前記入力した電圧の電圧値を、直流から予め規定された第1周波数まではほぼ一定の減衰量で減衰させ、第1周波数からより高い第2周波数までの領域では当該減衰量を徐々に増加させ、かつ当該第2周波数以上では当該増加させた減衰量をほぼ一定に維持して出力するという前記利得についての周波数特性を有すると共に、直流から前記第1周波数の手前の周波数まではほぼ0°に維持し、当該周波数よりも高い領域においては徐々に位相を遅らせて前記第1周波数と前記第2周波数の中間の周波数においてその遅れを−90°を限度として最大に遅らせ、当該中間の周波数から前記第2周波数よりも若干高い周波数に向けてその遅れを徐々に少なくして0°に戻し、かつ当該若干高い周波数よりも高い周波数では0°に維持するという前記位相についての周波数特性を有し、前記第1周波数から前記第2周波数までの前記領域は、前記位相遅れ補償回路を省いた構成での利得の周波数特性において前記帰還コイルと前記検出回路とで構成されるLPFの1次遅れに起因して利得が減衰する第1領域内に、ゼロフラックス方式からCT方式に切り替わるクロスオーバー周波数よりも当該第1周波数が高くなる状態で含まれるように規定されている。
請求項1記載の電流センサによれば、ゼロフラックス方式の電流センサとして機能するときに作動する磁電変換素子から電圧電流変換回路までの経路内に位相遅れ補償回路を配設したことにより、電圧電流変換回路での利得を十分な値にまで高めつつ、十分な位相余裕を確保することができる。したがって、この電流センサによれば、磁電変換素子の素子抵抗値を下げて使用することができるため(つまり、磁電変換素子で発生する1/fノイズを低減させて使用することができるため)、低ノイズ化を図りつつ、ゼロフラックス方式によって直流を含む低い周波数の測定電流を充分に正確に測定することができる。
電流センサ1の構成図である。 位相遅れ補償回路6の回路図である。 位相遅れ補償回路6の他の構成の回路図である。 電流センサ1の利得および位相の周波数特性を説明するための説明図である。 従来の電流センサ51の構成図である。 従来の電流センサ51の利得および位相についての各周波数特性を示す特性図である。
以下、添付図面を参照して、電流センサ1の実施の形態について説明する。
まず、電流センサ1の構成について、図1を参照して説明する。
電流センサ1は、図1に示すように、磁気コア2、磁電変換素子3、帰還コイル4、増幅回路5、位相遅れ補償回路6、電圧電流変換回路7および検出回路8を備えている。この電流センサ1は、図4の下段の利得および位相についての各周波数特性で示されるように、直流を含む低い周波数帯域(後述するカットオフ周波数(クロスオーバー周波数)fc以下の帯域)では実線で表されるようにゼロフラックス方式(磁気平衡方式)の電流センサとして機能して、またこの周波数帯域を超える高い周波数帯域(カットオフ周波数fc以上)では一点鎖線で表されるようにCT方式の電流センサとして機能して、磁気コア2の内部に挿通されている被測定電線61に流れる測定電流I1の電流値に応じて電圧値が変化する電圧Voを出力する。
磁気コア2は、一例として、基端部(図1中の下端部)を中心として開閉可能な分割型に形成されて、活線状態の被測定電線61をクランプ可能(内部に被測定電線61を挿通可能)に構成されている。なお、磁気コア2については、分割型に限定されず、貫通型(非分割型)とすることもできる。
磁電変換素子3は、ホール素子やフラックスゲートなどで構成されている。また、磁電変換素子3は、一例として、磁気コア2の基端部に配設されている。また、磁電変換素子3は、作動状態において、磁気コア2の内部に発生する磁束を検出して、磁束密度に応じた(具体的には、比例、またはほぼ比例した)電圧値の電圧(ホール電圧)V1を出力する。この場合、磁気コア2の内部に発生する磁束とは、磁気コア2に挿通された被測定電線61に測定電流I1が流れることによって発生する磁束と、帰還コイル4に後述する負帰還電流I2が流れることによって発生する磁束との差分の磁束(以下、「差分磁束」ともいう)である。
帰還コイル4は、磁気コア2に予め規定された巻線数で巻回されている。増幅回路5は、例えばバッファとして機能して、磁電変換素子3から電圧V1を入力すると共に、振幅および位相を変えずに、低インピーダンスで電圧V2として出力する。
位相遅れ補償回路6は、図4の中段の利得および位相についての各周波数特性を有して、入力した電圧V2を電圧V3として出力する。具体的には、位相遅れ補償回路6は、利得については、入力した電圧V2を、直流から予め規定された第1周波数f1まではほぼ一定の減衰量で減衰させ、第1周波数f1からより高い第2周波数f2までの領域Cではその減衰量を徐々に増加させ、かつ第2周波数f2以上ではこの増加させた減衰量をほぼ一定に維持して、電圧V3として出力するという周波数特性を有している。
また、電圧V2に対する電圧V3の位相については、直流から第1周波数f1の手前の周波数まではほぼ0°に維持し、この周波数よりも高い領域においては徐々に位相を遅らせて第1周波数f1と第2周波数f2の中間の周波数においてその遅れを−90°を限度として最大に遅らせ、この中間の周波数から第2周波数f2よりも若干高い周波数に向けて遅れを徐々に少なくして0°に戻し、この若干高い周波数よりも高い周波数では0°に維持するという周波数特性を有している。すなわち、位相遅れ補償回路6は、領域Cでは位相まわり(位相の遅延)を発生させ、領域C以外の領域では位相まわりを殆ど発生させないという位相についての周波数特性を有している。
また、位相遅れ補償回路6の上記の領域C(各周波数f1〜f2)については、図1に示す電流センサ1の構成から位相遅れ補償回路6だけを省いた構成(上記した従来の電流センサ51と同等の構成)の電流センサについての利得および位相についての各周波数特性(図4の上段の利得および位相についての各周波数特性)において、位相余裕がある領域(上記した第1領域A:帰還コイル4と検出回路(後述するように抵抗で構成された回路)8とで構成されるLPFの1次遅れに起因して利得が減衰する領域)内で位相まわりが生じ、位相余裕の少ない領域(上記した第2領域B:第1領域Aでの利得および位相の各周波数特性に、電圧電流変換回路7に1次遅れがあるとしたときの電圧電流変換回路7の周波数特性に起因した減衰および位相の変化量が加わる領域)においては位相まわりが殆ど生じないように予め規定されている。本例では一例として、領域Cは、図4に示すように、その下限周波数である第1周波数f1がカットオフ周波数fcよりも高くなる状態で第1領域A内に含まれるように予め規定されている。
これにより、位相遅れ補償回路6を有する電流センサ1の利得および位相についての各周波数特性は、図4中の上段の利得および位相についての各周波数特性に、同図中の中段の利得および位相についての各周波数特性を加えて得られる同図中の下段において極太の実線で示すような周波数特性に規定されている。なお、同図中の下段において極太の破線で示す周波数特性は、位相遅れ補償回路6を省いた構成での利得および位相の周波数特性である。
この位相遅れ補償回路6を有する電流センサ1の利得についての周波数特性は、位相遅れ補償回路6を省いた構成での利得の周波数特性を基準としたときに、利得がゼロに低下する周波数が低周波数側に大きく移動した周波数特性になっている。したがって、この位相遅れ補償回路6を有する電流センサ1では、同図中において実線(細い実線)で示すように、例えば電圧電流変換回路7の利得を高めることによってゼロフラックス方式での動作時の利得を高めたとしても、十分な位相余裕を確保する(位相遅れ補償回路6を省いた構成よりも位相余裕を増加させる)ことが可能になっている。
なお、このような利得および位相についての各周波数特性を有する位相遅れ補償回路6は、例えば、図2に示す回路や、図3に示す回路で構成することができる。具体的には、カットオフ周波数fcを一例として10kHzとしたときに、図2に示す回路は、第1抵抗11(例えば、300Ω程度)および第2抵抗12(例えば、10kΩ程度)で構成される基本回路と、第2抵抗12(基準電位G(本例ではグランド電位)側に配設された抵抗)に並列に接続された第3抵抗13(例えば、50Ω程度)およびコンデンサ14(例えば、10nF程度)で構成される直列回路とで構成することができる。
また、図3に示す回路は、第1抵抗11および第2抵抗12で構成される基本回路と、第1抵抗11に並列に接続された第1コンデンサ15と、第2抵抗12に並列に接続された第2コンデンサ16とで構成されている。この場合、各抵抗は、1つの抵抗、複数の抵抗の並列回路、および複数の抵抗の直列回路のいずれかで構成することもできるし、これらを組み合わせた回路で構成することもできる。同様にして、各コンデンサは、1つのコンデンサ、複数のコンデンサの並列回路、および複数のコンデンサの直列回路のいずれかで構成することもできるし、これらを組み合わせた回路で構成することもできる。
電圧電流変換回路7は、演算増幅器などで構成されて、位相遅れ補償回路6から電圧V3を入力すると共に、この電圧V3に基づいて負帰還電流I2を生成して、帰還コイル4の一端に供給する。この場合、電圧電流変換回路7は、電圧V1がゼロボルトになるように、つまり、磁電変換素子3において検出される磁気コア2の内部に発生している差分磁束の磁束密度がゼロになるように、負帰還電流I2の電流値を制御する。
検出回路8は、帰還コイル4の他端と基準電位Gとの間に接続されて、電流センサ1がゼロフラックス方式の電流センサとして機能するとき(測定電流I1の周波数がカットオフ周波数fc以下のとき)には負帰還電流I2を、また電流センサ1がCT方式の電流センサとして機能するとき(測定電流I1の周波数がカットオフ周波数fc以上のとき)には、CTとして機能する帰還コイル54が発生させる電流I3(測定電流I1に比例した電流)を、電圧Voに変換して出力する。なお、検出回路8は、抵抗で構成された回路であって、1つの抵抗、複数の抵抗の並列回路、および複数の抵抗の直列回路のいずれかの回路、またはこれらを組み合わせた回路である。
次に、電流センサ1の動作について図面を参照して説明する。なお、磁電変換素子3は、一例としてホール素子で構成されて、発生する1/fノイズを低減させるために素子抵抗値が下げられているものとする。また、これによって低下する電流センサ1のゼロフラックス方式での動作時の利得については、電圧電流変換回路7の利得を増加させることで、十分な利得になるように(図4の下段において実線(細い実線)で示す利得に)予め設定されているものとする。また、磁気コア2の内部には、被測定電線61が挿通されているものとする。
最初に、測定電流I1の周波数がカットオフ周波数fc以下のときの動作について説明する。
電流センサ1では、磁電変換素子3が、磁気コア2の内部に発生する磁束(差分磁束)を検出して、磁束密度に応じた電圧値の電圧V1を出力する。本例では、上記したように磁電変換素子3として使用されているホール素子の素子抵抗値が下げられているため、電圧V1への1/fノイズの影響は十分に低減されている。
次いで、増幅回路5がこの電圧V1を電圧V2に増幅して出力し、続いて、位相遅れ補償回路6がこの電圧V2を入力すると共に電圧V3として出力する。この際に、位相遅れ補償回路6は、図4の下段に示す各周波数特性で示されるように、利得については、電圧V2からほぼ一定の減衰量だけ減衰させて電圧V3を出力し、位相については、最大で約45%強程度遅らせて出力する。
次いで、電圧電流変換回路7は、位相遅れ補償回路6から電圧V3を入力すると共に、この電圧V3に基づいて負帰還電流I2を予め規定された利得(十分な利得)で生成して、帰還コイル4の一端に供給する。この場合、電圧電流変換回路7は、電圧V1がゼロボルトになるように、つまり、磁電変換素子3において検出される磁気コア2の内部に発生している差分磁束の磁束密度がゼロになるように、負帰還電流I2の電流値を制御する。最後に、検出回路8が、この負帰還電流I2を電圧Voに変換して出力する。したがって、電流センサ1は、このカットオフ周波数fc以下の周波数帯域では、ゼロフラックス方式の電流センサとして機能して電圧Voを出力する。この電圧Voは測定電流I1に比例するため、この電圧Voに基づいて、測定電流I1を測定することができる。なお、このカットオフ周波数fc以下の周波数帯域では、カレントトランスとして機能する帰還コイル4から出力される電流I3は、負帰還電流I2に比べて十分に小さいため、無視できる。
また、電流センサ1は、ゼロフラックス方式の電流センサとして機能するときの位相余裕が位相遅れ補償回路6を使用することによって増加させられているため、磁電変換素子3の素子抵抗値を下げて1/fノイズを低減させつつも、電圧電流変換回路7の利得を増加させることで十分な負帰還量を確保できる結果、低ノイズ化を図りつつ、直流を含む低い周波数の測定電流を測定誤差の少ない状態で測定することが可能になっている。
次に、測定電流I1の周波数がカットオフ周波数fc以上のときの動作について説明する。
この周波数帯域では、図4の下段に示すように、帰還コイル4がカレントトランスとして十分に機能して、測定電流I1に比例した電流I3を発生させる。一方、電流センサ1をゼロフラックス方式の電流センサとして機能させている経路(磁電変換素子3、増幅回路5、位相遅れ補償回路6、電圧電流変換回路7、帰還コイル4および検出回路8)での利得については、第1領域Aでは、帰還コイル4と検出回路8とがLPFとして機能し始めると共に、位相遅れ補償回路6が利得を低下させ始めるため、急激に低下する。これにより、カットオフ周波数fc以上の周波数帯域においては、負帰還電流I2は電流I3に比べて十分に小さいため、無視できることから、検出回路8は、電流I3を電圧Voに変換して出力する。この電圧Voは測定電流I1に比例するため、この電圧Voに基づいて、測定電流I1を測定することができる。
このように、この電流センサ1によれば、ゼロフラックス方式の電流センサとして機能するときに作動する磁電変換素子3から電圧電流変換回路7までの経路内に位相遅れ補償回路6を配設したことにより、電圧電流変換回路7での利得を十分な値にまで高めつつ、十分な位相余裕を確保する(上記の例では位相余裕を増加させる)ことができる。したがって、この電流センサ1によれば、磁電変換素子3の素子抵抗値を下げて使用することができるため(つまり、磁電変換素子3で発生する1/fノイズを低減させて使用することができるため)、低ノイズ化を図りつつ、ゼロフラックス方式によって直流を含む低い周波数の測定電流を充分に正確に測定することができる。
なお、位相遅れ補償回路6の例として、図2,3に示す2つの回路について説明したが、図4の中段に示す利得および位相についての各周波数特性を有する回路である限り、他の構成の回路を位相遅れ補償回路6として使用することができるのは勿論である。
1 電流センサ
2 磁気コア
3 磁電変換素子
4 帰還コイル
6 位相遅れ補償回路
7 電圧電流変換回路
8 検出抵抗回路
V1 電圧
I2 負帰還電流

Claims (1)

  1. 内部に被測定電線が挿通される磁気コアと、当該磁気コアに配置された磁電変換素子と、前記磁気コアに巻回された帰還コイルと、前記磁電変換素子から出力される電圧を入力して低インピーダンスで出力する増幅回路と、当該増幅回路から入力した電圧の電圧値を予め規定された利得についての周波数特性に基づいて減衰させると共に当該入力した電圧の位相を予め規定された位相についての周波数特性に基づいて遅らせて出力する位相遅れ補償回路と、演算増幅器で構成されると共に前記位相遅れ補償回路から出力される電圧に基づいて前記磁気コア内の磁束を打ち消す負帰還電流を生成して前記帰還コイルの一端に供給する電圧電流変換回路と、前記帰還コイルの他端と基準電位との間に接続されて前記負帰還電流を検出電圧に変換して出力する検出回路とを備えているゼロフラックス方式の電流センサであって、
    前記検出回路は、抵抗で構成され、
    前記位相遅れ補償回路は、前記入力した電圧の電圧値を、直流から予め規定された第1周波数まではほぼ一定の減衰量で減衰させ、第1周波数からより高い第2周波数までの領域では当該減衰量を徐々に増加させ、かつ当該第2周波数以上では当該増加させた減衰量をほぼ一定に維持して出力するという前記利得についての周波数特性を有すると共に、直流から前記第1周波数の手前の周波数まではほぼ0°に維持し、当該周波数よりも高い領域においては徐々に位相を遅らせて前記第1周波数と前記第2周波数の中間の周波数においてその遅れを−90°を限度として最大に遅らせ、当該中間の周波数から前記第2周波数よりも若干高い周波数に向けてその遅れを徐々に少なくして0°に戻し、かつ当該若干高い周波数よりも高い周波数では0°に維持するという前記位相についての周波数特性を有し、
    前記第1周波数から前記第2周波数までの前記領域は、前記位相遅れ補償回路を省いた構成での利得の周波数特性において前記帰還コイルと前記検出回路とで構成されるLPFの1次遅れに起因して利得が減衰する第1領域内に、ゼロフラックス方式からCT方式に切り替わるクロスオーバー周波数よりも当該第1周波数が高くなる状態で含まれるように規定されている電流センサ。
JP2013115799A 2013-05-31 2013-05-31 電流センサ Active JP6153387B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013115799A JP6153387B2 (ja) 2013-05-31 2013-05-31 電流センサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013115799A JP6153387B2 (ja) 2013-05-31 2013-05-31 電流センサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014235045A JP2014235045A (ja) 2014-12-15
JP6153387B2 true JP6153387B2 (ja) 2017-06-28

Family

ID=52137870

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013115799A Active JP6153387B2 (ja) 2013-05-31 2013-05-31 電流センサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6153387B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3309974B2 (ja) 1990-08-01 2002-07-29 ケイ ケミカル カンパニー 調理具の予備処理組成物及び使用方法
US11497425B2 (en) 2019-03-08 2022-11-15 Asahi Kasei Microdevices Corporation Magnetic field measurement apparatus

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6531951B2 (ja) * 2015-04-24 2019-06-19 スミダコーポレーション株式会社 電流検出装置
US9689900B1 (en) 2015-12-14 2017-06-27 Keysight Technologies, Inc. Current sensing circuit
JP6508163B2 (ja) * 2016-10-31 2019-05-08 横河電機株式会社 電流測定装置
US11002806B2 (en) 2018-03-29 2021-05-11 Asahi Kasei Microdevices Corporation Magnetic field detection device
CN110865226B (zh) * 2019-12-13 2025-02-28 珠海多创科技有限公司 闭环式电流传感器
CN114242525A (zh) * 2021-12-07 2022-03-25 华栋 一种智能微型断路器及其使用方法
CN120380351A (zh) 2022-12-19 2025-07-25 日置电机株式会社 零通量方式的电流传感器和测定装置
JP2024141520A (ja) 2023-03-29 2024-10-10 矢崎総業株式会社 電流センサ
CN117849432B (zh) * 2024-01-09 2025-11-14 中国科学院空天信息创新研究院 电流传感器和零漂补偿方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5354202Y2 (ja) * 1974-03-08 1978-12-25
JPS63204154A (ja) * 1987-02-20 1988-08-23 Toshiba Corp 光方式変流器
JPH02236174A (ja) * 1989-03-09 1990-09-19 Asahi Chem Ind Co Ltd 電流センサ
JP3727424B2 (ja) * 1996-08-23 2005-12-14 日置電機株式会社 電流センサ
US6984979B1 (en) * 2003-02-01 2006-01-10 Edel Thomas G Measurement and control of magnetomotive force in current transformers and other magnetic bodies

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3309974B2 (ja) 1990-08-01 2002-07-29 ケイ ケミカル カンパニー 調理具の予備処理組成物及び使用方法
US11497425B2 (en) 2019-03-08 2022-11-15 Asahi Kasei Microdevices Corporation Magnetic field measurement apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014235045A (ja) 2014-12-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6153387B2 (ja) 電流センサ
JP6499650B2 (ja) Dc回路におけるac成分を検出するための装置およびその装置の使用
CN107003340B (zh) 电流传感器以及测定装置
EP2871485A1 (en) Current detection device
JP6257188B2 (ja) 測定装置
KR20170110103A (ko) 로고스키 코일 센서를 위한 전자 적분기
US9645193B2 (en) Impedance source ranging apparatus and method
JP2011038964A (ja) 電流センサ
JP6173180B2 (ja) マイクロホン及びマイクロホン装置
JP6079136B2 (ja) 電流検出装置
JP2016194483A (ja) 電流検知装置
US9386387B2 (en) Audio measurement amplifier
KR101224622B1 (ko) 플럭스 게이트 센서 및 그를 이용한 센싱방법
JP2020204524A (ja) 電流センサ及び測定装置
JP2025042602A (ja) 電流センサ及び測定装置
JP2013029349A (ja) 衝撃電流検出装置
CN115469137B (zh) 交直流闭环电流传感器
JP2016014689A (ja) 衝撃電流検出装置
JP5758229B2 (ja) 磁界検出装置
JP4287735B2 (ja) フラックスゲート磁力計の計測装置
JPH02291973A (ja) 電流センサ
JP6631915B2 (ja) 電力計測システム
JP2018064243A (ja) 絶縁伝送装置
CN204832422U (zh) 一种用于局部放电带电检测的电磁感应信号转换装置
CN118091228A (zh) 一种电流传感器及其控制方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160318

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170207

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170407

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170530

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170530

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6153387

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250