JP6153327B2 - Ledモジュール - Google Patents

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本発明は、LEDダイを被覆してパッケージ化したLED装置をモジュール基板上に載置したLEDモジュールに関する。
高輝度化にともないベアチップであるLEDダイも大型化し、1mm×(0.5〜1)mm程度のものが入手できるようになってきた。この大きさは抵抗等の他のチップ部品と同程度になるため、LEDダイを樹脂等でパッケージ化したLED装置はLEDダイと同程度の平面サイズを有することが望まれるようになった。このパッケージはLEDダイのサイズを直接的に反映するためチップサイズパッケージ(以下CSPと呼ぶ)と呼ばれることがある。CSPは実装面積が小さくて済むことやパッケージ用部材が少なくて良いということばかりでなく、必要な輝度に応じてマザー基板に搭載する個数を簡単に変えられることから照明装置等の設計の自由度を増すという特徴がある。
CSPの究極的なものとしてLEDダイのチップサイズがパッケージの外形と一致するLED装置が知られている(例えば特許文献1の図6)。そこで特許文献1の図6(a)を図24に再掲し、このLED装置について説明する。図24は、第1の従来例として示すCSP化した発光装置100(LED装置)の断面図である。なお一部符号を変更している。積層体101(半導体層)の上面には蛍光体層105とレンズ106が積層している。積層体101の下部には銅配線層110a,110b、電解メッキで形成した柱状の銅ピラー111a,111bがある。
積層体101は、p型クラッド層102、発光層103、n型クラッド層104を備え、下面の一部が開口した絶縁層108で覆われている。銅ピラー111a,111bの下部には半田ボール112a,112bが付着しており、銅ピラー111a,111bの間及び周囲に補強樹脂113が充填されている。
図24に示したLED装置100の平面サイズは積層体101の平面サイズと一致する。このLED装置100は、LED装置100が配列して連結したウェハーを個片化して得られ、CSPで区分される製品群のなかで最も小型化しているためWLP(ウェハーレベルパッケージ)と呼ばれることもある。このLED装置100は積層体101上にもともとあった透明絶縁基板(特許文献1の段落0026、図2参照。)を除去しているため発光層103から光が上方(図中矢印Pで示した)にのみ出射する。このためLED装置100の上部にのみ蛍光体層105を設ければ良い。
図24に示したLED装置100は、ふつう透明絶縁基板を除去するのにレーザーが用いられるため、製造装置が大掛かりになったり製造工程が長くなったりする。またLED装置100は、ウェハーレベルで蛍光体層105を形成しているため、ウェハー上の個別のLEDダイが有する発光特性のばらつきに対応することができない。この結果、発光色の管理が難しくなるという課題もある。そこで本願の発明者は、小型でありながら作り易く発光色の管理が容易なLED装置として、透明絶縁基板を残し、その下面に形成された半導体層の側面とともに透明絶縁基板の側面を白色反射部材(反射層)で被覆し、透明絶縁基板及び白色反射部材の上面を蛍光体シートで被覆したフリップチップ実装用のLED装置を試作した(特許文献2の図1)。
特許文献2の図1に示されたLED装置を図25に再掲示しその構造を説明する。図25は第2の従来例として示すLED装置200の断面図である。なお図25では符号を変更している。LED装置200は、サファイヤ基板202(透明絶縁基板)とその下面に形成された半導体層203とを有するLEDダイ201を含み、LEDダイ201の側面に白色反射部材207を備え、LEDダイ201及び白色反射部材207の上面に出射光を波長変換する蛍光体シート205が貼り付けられている。この蛍光体シート205とサファイヤ基板202の間には接着層210があり、蛍光体シート205とサファイヤ基板202とを接着している。LEDダイ201の半導体層203にとり着けられた突起電極204a,204bは、それぞれアノードとカソードであり、マザー基板と接続するための外部接続電極となっている。なお、マザー基板とは抵抗やコンデンサなど他の電子部品とともにLED装置200を実装する基板である。
LED装置200は、個別のLEDダイ201の発光特性に応じて蛍光体シート205を変更できるため発光色の管理が容易であり、さらに白色反射部材207の厚さが100μm以下でも充分であるため小型にできる。またいわゆる集合工法が適用できるため製造し易い。
特開2010−141176号公報 (図6(a)) 特開2012−227470号公報 (図1)
しかしながら、前述のLED装置200同士を近接させた状態でモジュール基板上に載置しLEDモジュールを構成したところ、このLEDモジュールの発光色(色度座標)がLED装置200単体の発光色からずれてしまった。本願発明者がこの原因を調査したところ、この原因は、一つのLED装置200から発した光の一部分が、隣接する他のLED装置200に入り込み、当該他のLED装置200の蛍光体を励起したためであることが判明した。この対策として各LED装置200から横方向に光が伝播しないよう、LED装置200の全周に遮光手段を設けることも考えられるが、LEDモジュールの構造が複雑化したり、遮光による損失が発生したりするので好ましくない。
そこで本発明は、この課題に鑑みて為されたものであり、小型のLED装置同士を近接した状態で載置しても、発光色のシフトが起こらず損失の少ないLEDモジュールを提供することを目的とする。
以上の目的を達成するため本発明のLEDモジュールは、モジュール基板と、前記モジュール基板に載置された複数のLED装置を備えるLEDモジュールにおいて、前記LED装置は、矩形形状のLEDダイを含み、下面側に電極を備え、直交する2つの側面が反射層により被覆され、他の2つの側面が蛍光樹脂のみで被覆され、前記モジュール基板の上で隣り合う前記LED装置は、互いに前記反射層と前記蛍光樹脂とを対向させ、縦横に複数列に配置されていることを特徴とする。
以上のように本発明のLEDモジュールはモジュール基板上に多数のLED装置を搭載している。このLED装置は、矩形形状のLEDダイを含み、このLEDダイの下面側に電極を備え、1つの側面が反射層により被覆され、他の3つの側面が蛍光樹脂のみで被覆されている。このLED装置を実装した本発明のLEDモジュールでは、モジュール基板の上で隣り合う2つのLED装置のうち、一方のLED装置の反射層と他方のLED装置の蛍光樹脂とが対向している。この結果、隣り合うLED装置同士は、対向面に設けられた反射層で互いの発光を遮光することにより発光色のシフトを防止する。さらに各LED装置において蛍光樹脂で被覆した側面からの発光は障害となる部材がないため損失を少なくできる。
上記構成によれば、直交する2面に設けた反射層によって、縦横に配置した状態で隣接するLED装置同士の遮光を行うことができる。この結果、モジュール基板上で縦横に複数のLED装置を配置しても発光色のシフトがなく発光効率の良い面状のLEDモジュールを提供することができる。
前記モジュール基板に実装される複数の前記LED装置には第1LED装置と第2LED装置が含まれ、
前記モジュール基板の上に前記第1LED装置からなる第1グループと第2LED装置からなる第2グループを有し、
前記第1グループ内において隣り合う前記第1LED装置同士が互いに前記反射層と前記蛍光樹脂とを対向し、
前記第2グループ内において隣り合う前記第2LED装置同士が互いに前記反射層と前記蛍光樹脂とを対向し、前記第1グループと前記第2グループは前記反射面を対向させていると良い。
前記第1グループと前記第2グループは、前記モジュール基板の中心線に対して2ブロックに配列すると良い。
上記構成によれば、モジュール基板上に第1LED装置を含む第1グループと第2LED装置を含む第2グループが中心線にそって反射面を対向させて配列する。この結果、モジュール基板の中心線に対し対称的な2つの方向の発光を行うことができるので、バランスの良い配光分布を有する面状のLEDモジュールを提供することができる。
前記第1LED装置からなる前記第1グループと第2LED装置からなる前記第2グループは、前記モジュール基板の縦、横の中心線に対して4ブロックに配列すると良い。
上記構成によれば、モジュール基板上には第1LED装置からなる第1グループと第2LED装置からなる第2グループがそれぞれ2個ずつ存在する。このとき第1グループと第2グループを隣接させる共に、2個の第1グループをモジュール基板の縦及び横の中心線に対し対角状に配列し、同様に2個の第2グループもモジュール基板の縦及び横の中心線に対して対角状に配列できる。この結果、モジュール基板の縦及び横の中心線に対し対称的に損失の少ない発光を行うことができ、配光のバランスが良く発光効率の良い平面型のLEDモジュールを提供することができる。
前記LED装置において前記LEDダイの側面と前記反射層との間に蛍光樹脂が存在しても良い。
上記構成によれば、反射層に向かってLEDダイの側面から出射した光が波長変換されながら蛍光体樹脂を伝播してLED装置の上面から外部に出射する。これに対し、LEDダイの一側面と反射層とが接触していると、反射層で反射した光はLEDダイに戻され、発光層で再吸収されたり、迷光になったりするため、LEDダイの他の面から出射するまでに損失が発生する。このようにLEDダイの側面と反射層の間に蛍光体層があればLED装置の発光効率を向上させられる。
前記LED装置に含まれる前記LEDダイの前記電極が外部接続電極であると良い。
前記LED装置に含まれる前記LEDダイの底面が前記外部接続電極を除き前記蛍光樹脂で被覆されていると良い。
前記LED装置に含まれる前記LEDダイがサブマウント基板又はリードにフリップチップ実装されていると良い。
本発明のLEDモジュールに含まれるLED装置は、矩形形状のLEDダイを含み、下面側に電極をそなえ、少なくとも1つの側面を反射層で被覆すると共に他の側面を蛍光樹脂で被覆している。さらに本発明のLEDモジュールでは、モジュール基板の上で隣り合うLED装置同士が互いに反射層と蛍光樹脂とを対向させている。この結果、モジュール基板上で隣り合うLED装置は対向面に備えられた反射層で互いに遮光されているので発光色のシフトが防止されている。また各LED装置の反射部材を設けない面からの発光は損失を少なくできる。
以上のように本発明のLEDモジュールは、小型のLED装置同士を近接した状態で載置しても、発光色のシフトが起こらず発光損失を少なくできる。
本発明の第1実施形態のLEDモジュールに含まれるLED装置の外観図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は底面図である。 図1に示すLED装置の断面図。 本発明の第1実施形態として示すLEDモジュールの平面図。 図3に示すLEDモジュールの正面図。 図4に示すLEDモジュールの部分拡大断面図。 図3に示すLEDモジュールの配光分布を示す平面図。 図3に示すLEDモジュールの配光分布を示す正面図。 本発明の第2実施形態のLEDモジュールに含まれるLED装置の外観図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は底面図である。 図8に示すLED装置の断面図。 本発明の第3実施形態のLEDモジュールに含まれるLED装置の外観図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は底面図である。 図10に示すLED装置の断面図。 本発明の第3実施形態として示すLEDモジュールの平面図。 図12に示すLEDモジュールの配光分布を示す平面図。 本発明の第4実施形態のLEDモジュールに含まれるLED装置の外観図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は底面図である。 本発明の第4実施形態として示すLEDモジュールの平面図。 図15に示すLEDモジュールの配光分布を示す平面図。 本発明の第5実施形態として示すLEDモジュールの平面図。 図17に示すLEDモジュールの配光分布を示す平面図。 本発明の第6実施形態のLEDモジュールに含まれるLED装置の断面図。 本発明の第7実施形態のLEDモジュールに含まれるLED装置の断面図。 本発明の第8実施形態のLEDモジュールに含まれるLED装置の断面図。 本発明の第9実施形態として示すLEDモジュールの平面図。 図22に示すLEDモジュールの配光分布を示す平面図。 第1の従来例におけるLED装置の断面図。 第2の従来例におけるLED装置の断面図。
以下、添付図を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお図面の説明において、同一または相当要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。また説明のため部材の縮尺は適宜変更している。
(第1実施形態)
図1〜図7を参照して本発明の第1実施形態のLEDモジュール及びこのLEDモジュールに含まれるLED装置を詳細に説明する。まず図1によりそのLED装置10の外観を説明する。図1はLED装置10の外観を示し、(a)が平面図、(b)が正面図、(c)が底面図である。(a)に示すようにLED装置10を上部から眺めると長方形の蛍光樹脂5と、蛍光樹脂5の一側面を被覆する反射層6が見える。なお後述するLEDダイ1の位置を点線で示している。
また(b)に示すようにLED装置10を正面から眺めると、蛍光樹脂5とその一側面を被覆する反射層6と、その下部に形成された2個の電極4とが見える。さらに(c)に示すようにLED装置10を下から眺めると、蛍光樹脂5が枠状に見えるとともに、その枠の一側面を被覆する反射層6と、蛍光樹脂5に囲まれたLEDダイ1を構成する半導体層3と、半導体層3の内側に存在する2個の電極4が見える。
次に図2によりLED装置10の内部構造を説明する。図2は、図1(a)のAA線に沿って描いたLED装置10の断面図である。LED装置10では、LEDダイ1はサファイヤ基板2(透明絶縁基板)と半導体層3よりなり、半導体層3の下面に2つの電極4を備えている。また、図中、LEDダイ1の上面及び両側面は蛍光樹脂5で被覆され、蛍光樹脂5の右側面は反射層6で被覆されている。
蛍光樹脂5はシリコーン樹脂に蛍光体微粒子を混練し熱硬化させたものであり、反射層6はシリコーン樹脂に酸化チタンやアルミナ等の反射性微粒子を混練し熱硬化させたものである。このとき蛍光樹脂5と反射層6の幅は概ね100μmである。平面サイズが0.8mm×0.3mmのLEDダイ1の場合、LED装置10の平面サイズは1.1mm×0.5mmとなり、サーフェースマウンタ(表面実装機)で扱いやすい大きさになる。また蛍光樹脂5はLEDダイ1の青色発光の一部を波長変換し白色化する。
LEDダイ1に含まれるサファイヤ基板2は厚さが80〜150μm程度である。サファイヤ基板2の下面に形成された半導体層3は、厚みが10μm程度で、p型半導体層及びn型半導体層を含み、その境界面が発光層となる。半導体層3の下部には層間絶縁膜や保護膜が存在し、保護膜上に電極4が形成される。2つの電極4はアノード及びカソードであり、それぞれ層間絶縁膜上の配線を介してp型半導体層及びn型半導体層と接続している。また電極4は、抵抗やコンデンサなど他の電子部品が実装されたマザー基板又はモジュール基板10K(図3,4参照)と接続するための外部接続電極であり、半田付けのため表面に金層を備えている。この電極4の厚さは数100nmから数10μmの間で設定される。
次に図3と図4によりLEDモジュール10Mについて説明する。先ず図3によりLEDモジュール10Mにおいて特徴的なLED装置10の配置について説明する。図3はLEDモジュール10Mの平面図である。このLEDモジュール10Mは、モジュール基板10K上に複数のLED装置10が載置されている。一のLED装置10と、一のLED装置に隣り合う他のLED装置10とは、互いに反射層6と蛍光樹脂5とを対向させている。すなわち複数のLED装置10は、モジュール基板10K上において隣接するLED装置10同士が互いに反射層6と蛍光樹脂5とを対向させて直線状に配列し、直線状の光源を構成している。図4は図3で示したLEDモジュール10Mの正面図である。なおモジュール基板10Kには、上下の面に図示ししていない配線があり、この配線にLED装置10と共に抵抗やコンデンサなど他の電子部品を実装しても良い。
次に図5によりLEDモジュール10Mの発光の様子を説明する。図5は図4におけるLEDモジュール10Mの一部を拡大した断面図であり、載置された3個のLED装置10a,10b,10cを例示して、その発光状態を示している。図中、すべてのLED装置10a,10b,10cは、上方への上方発光P1と、左方向への側方発光P2とを放射している。この結果、LED装置10bからの側方発光P2はLED装置10aの反射層6aによって反射して上方へと出射していく。またLED装置10cからの側方発光P2はLED装置10bの反射層6bによって反射した後、さらにモジュール基板10Kの表面にて反射し上方へと出射していく。
以上のようにLEDモジュール10Mを点灯させると、全てのLED装置10は上方への上方発光P1と共に、側方への側方発光P2を出射する。このときLED装置10aとLED装置10b(又はLED装置10bとLED装置10c)同士は反射層6と蛍光樹脂5とを対向して配列しているので、LED装置10b(又は10c)から側方に向かう側方発光P2の多くの成分は隣接するLED装置10a(又は10b)の反射層6で反射し、一部が上方へ向かい、残りがさらに反射を繰り返し上方へ向かう。この結果、各LED装置10a,10bの蛍光樹脂5には隣接するLED装置10b,10cから出射した側方発光P2が入射することがないので、外部から入射した光で蛍光樹脂中の蛍光体が励起され発光色が変動するというメカニズムに基づく発光色のシフト(ずれ、変動)は起こらない。また各LED装置10a〜cは、反射層6に被覆された面を除く他の側面が蛍光樹脂5だけで被覆された出射面となっており、障害となる部材がないため、少ない損失で光を出射でき、LEDモジュール10Mの明るさの向上に寄与している。なお上記の発光色のシフト防止効果は、以後の実施形態においても同様である。
次に図6、図7によりLEDモジュール10M全体としての発光の様子を説明する。図6は図3に示したLEDモジュール10Mの平面方向の発光の様子を示す平面図である。ここで図中に示したX−Y座標軸に従い、Xa,Xb,Ya,Yb方向への発光をPxa,Pxb,Pya,Pybで表わすことにする。各LED装置10はXa,Ya,Yb方向が反射層6で被覆されていないので、この反射層6を設けない3方向Xa,Ya,Ybに発光Pxa,Pya,Pybが放射される。この結果、点線で示すようにXa方向に偏った配光分布H1を有する明るい直線光源が得られる。また、この配光分布H1は、図7に示したようにZ軸方向に上方発光Pzが表れる。
(第2実施形態)
次に図8、図9により本発明の第2実施形態のLEDモジュールに含まれるLED装置を説明する。図8は第2実施形態におけるLED装置20の外観を示し、(a)が平面図、(b)が正面図、(c)が底面図である。また図9は図8に示すLED装置20の断面図であり、図8(a)の平面図におけるB−B断面を示す。なお、図8、図9に示すLED装置20の基本的構成は図1、図2に示すLED装置10と同じであり、同一部材には同一番号を付し、重複する説明は省略する。
図8、図9に示すLED装置20の構成で、図1、図2に示すLED装置10と異なるところは、LED装置10では蛍光樹脂5がLEDダイ1の4つの側面を全て被覆していたのに対し、LED装置20ではLEDダイ1の4側面のうち3側面だけを蛍光樹脂5で被覆し、他の1側面を反射層6によって直接的に被覆していることである。すなわちLED装置10ではLEDダイ1の側面と反射層6の間に蛍光樹脂5が存在していたのに対し、LED装置20ではLEDダイ1の側面と反射層6の間に蛍光樹脂5が存在していない。このためLED装置20はLED装置10に比べて、存在しない蛍光樹脂5の厚みの分だけ、形状が小型になっている。また、LED装置20を用いたLEDモジュールの形状及び配光分布は、図3〜図7で説明したLEDモジュール10Mと基本的に同じになるので、図示及び説明は省略する。なおLED装置20では、LEDダイ1の一側面と反射層6とが直接的に接触しているため、反射層で反射した光がLEDダイ1に戻り、その一部が発光層で再吸収されたり、迷光となったりするため損失が発生する。この結果、LED装置20は、小型化を達成できる反面、発光効率が若干低下する。
(第3実施形態)
次に図10〜図13により本発明の第3実施形態のLEDモジュール及びこのLEDモジュールに含まれるLED装置を説明する。図10は第3実施形態におけるLED装置30の外観を示し、(a)が平面図、(b)が正面図、(c)が底面図である。また図11は図10に示すLED装置30の断面図であり、図11(a)は図10(a)の平面図におけるC−C断面を示し、図11(b)はD−D断面を示す。なお、LED装置30の基本的構成は図1、図2に示すLED装置10と同じであり、同一部材には同一番号を付し、重複する説明は省略する。
図10に示す第3実施形態におけるLED装置30が図1に示す第1実施形態におけるLED装置10と異なるところは、LED装置10では反射層6が4側面のうち1つの短辺側(平面視)の側面のみを被覆していたのに対し、LED装置30では、LEDダイ1の4側面を右側の短辺より反時計方向にh1、h2、h3、h4とした時、直交する2つの側面h1、h2を反射層36で被覆している。すなわち一方の短辺を含む側面とともに、一方の短辺と直交する長辺を含む側面も反射層36で被覆していることである。つまり図11(a),(b)に示す如く、反射層36は直交する短辺h1と長辺h2を含む2つの側面を被覆している。
次に図12、図13により本発明の第3実施形態であるLEDモジュール30Mについて説明する。先ず図12のLEDモジュール30Mにおいて特徴的なLED装置30の配置について説明する。図12はLEDモジュール30Mの平面図であり、LEDモジュール30Mでは、モジュール基板30K上に複数のLED装置30がX1〜X4列とY1〜Y4行を構成するようにしてマトリックス配列している。各LED装置30と、そのLED装置30に隣り合うLED装置30とは、互いに反射層36と蛍光樹脂5とが対向している。この状態を3個のLED装置30a,30b,30cを例にして説明する。LED装置30aの長辺(平面視)を含む側面(以後長辺側面とよぶ)の反射層36とLED装置30bの長辺側面の蛍光樹脂5が対向し、LED装置30aの短辺(平面視)を含む側面(以後短辺側面とよぶ)の反射層36とLED装置30cの短辺側面の蛍光樹脂5が対向している。同様にしてそれぞれ隣り合うLED装置30同士はすべて反射層36に対向するように蛍光樹脂5が配置されている。上記の如く、直交する2面に反射層を設けたLED装置30がモジュール基板30K上へ平面配置され、LEDモジュール30Mは面状の光源を構成する。なお、LEDモジュール30Mの断面図に付いては、図4に示すLEDモジュール10Mの断面図と基本的に同じになるので省略する。
次に図13によりLEDモジュール30M全体としての発光の様子を説明する。図13は図12に示したLEDモジュール30Mの平面方向の発光の様子を示す平面図であり、第1実施形態10Mと同様に、図中に示したX−Y座標軸に従って、Xa,Xb,Ya,Yb方向への発光をPxa,Pxb,Pya,Pybで表わしている。各LED装置30は、Xa,Ya方向が反射層36で被覆されていないので、この反射層36を設けない2方向Xa,Yaの側面から発光Pxa,Pyaが放射され、LEDモジュール30M全体としてXa及びYa方向に偏った配光分布H2(図中点線で示した。)が得られる。また、図示は省略したがこの配光分布H2も立体的に見るとZ軸方向の上方発光Pzが存在する(図7参照)。
(第4実施形態)
次に図14〜図16により本発明の第4実施形態のLEDモジュール及びこのLEDモジュールに含まれるLED装置を説明する。図14は第4実施形態におけるLED装置40(第2LED装置)の外観を示し、(a)が平面図、(b)が正面図、(c)が底面図である。図14に示すLED装置40の基本的構成は、図10に示す第3実施形態におけるLED装置30(本実施形態では第1LED装置)と同じであり、同一部材には同一番号を付し、重複する説明は省略する。
LED装置40がLED装置30と異なるところは、図14(a)と図10(a)とを比較してみるとわかる通り、LED装置30は図10(a)に示すように反射層36で被覆している直交する2つの側面が、短辺側面h1と長辺側面h2であるのに対し、LED装置40は図14(a)に示すように反射層46で被覆している直交する2つの側面が、短辺側面h1と長辺側面h4となっていることである。すなわちLED装置30の反射層36で被覆された直交する2つの側面h1,h2と、LED装置40の反射層46で被覆された2つの直交する側面h1、h4において、両者の短辺側面h1は共通だが、長辺側面はh2(図面上の上側)とh4(図面上の下側)と異なる側面となっている。この結果第1LED装置30と第2LED装置40とは、各々反射層の被覆面がLEDダイ1の異なる直交する2つの側面となっている。つまりLED装置30とLED装置40は実像と鏡像という関係にあり、それぞれの外形サイズは同じでも平面形状が平行移動や回転では重なりあうことはない。
次に図15、図16により本発明の第4実施形態におけるLEDモジュール40Mに付いて説明する。図15は第4実施形態におけるLEDモジュール40Mの平面図であり、その構成を示している。LEDモジュール40Mは実装するLED装置として、LED装置30(第1LED装置、図10参照)と、LED装置40(第2LED装置、図14参照)とを用いている。すなわち図15に示すごとく、モジュール基板40Kの上面にLED装置30を2列に配置した第1グループG1と、LED装置40を2列に配置した第2グループG2とを並べて配設している。第1グループG1内におけるLED装置30は、隣接するLED装置30間で蛍光樹脂5と反射層36とが対向している。同様に第2グループG2内における各LED装置40は、隣接するLED装置40間で蛍光樹脂5と反射層46とが対向している。また第1グループG1と第2グループG2の間においては、モジュール基板40Kの中心線(図示せず)に沿って、第1グループG1のLED装置30に含まれる反射層36と、第2グループG2のLED装置40に含まれる反射層46とを対向させている。すなわち各グループG1,G2内では隣り合うLED装置30,40同士の蛍光樹脂5と反射層36,46を対向させ、また各グループG1,G2間では反射層36,46同士を対向させている。
上記構成によれば、各グループG1,G2内においては、図5で説明した原理により、隣接するLED装置30,40同士の発光色シフトが防止される。また、第1及び第2グループG1,G2間においても反射層36,46が対向しているので発光色シフトが防止される。
次に図16によりLEDモジュール40Mの、全体としての発光の様子を説明する。図16は図15に示したLEDモジュール40Mの平面方向の発光の様子を示す平面図である。各グループG1を構成するLED装置30は、Xb,Yb方向が反射層36で被覆されており、またグループG2を構成するLED装置40は、Xa,Yb方向が反射層46で被覆されている。
このため、グループG1は反射層36を設けない2方向Xa,Yaの側面が側方発光の出射面となっており、またグループG2は反射46を設けない2方向Xb,Yaの側面が出射面となっている。そのためグループG1は2方向Xa,Yaに偏った発光Pxa,Pyaが放射され、同様にグループG2は2方向Xb,Yaに偏った発光Pxb,Pyaが放射される。この結果LEDモジュール40Mとしては、モジュール基板40Kの3方向Xa,Xb,Yaに偏った配光分布H3が得られる(図中配光分布H3を点線で示した。)。なお、図16においては、グループ枠G1,G2を配光分布H3に対し識別し易くするため一点鎖線で示している。
(第5実施形態)
次に図17、図18により本発明の第5実施形態のLEDモジュールに付いて説明する。図17は第5実施形態におけるLEDモジュール50Mの平面図であり、その構成を示している。LEDモジュール50Mに実装するLED装置としては、第4実施形態と同様にLED装置30とLED装置40を組み合わせている。またLEDモジュール50Mの基本的構成は、図15に示す第4実施形態におけるLEDモジュール40Mと同じであり、同一部材には同一番号を付し、重複する説明は省略する。
LEDモジュール50MがLEDモジュール40Mと異なるところは、LEDモジュール50MにおいてLED装置30によって構成される第1グループを第1サブグループG1aと第1サブグループG1bの2つに分け、同様にLED装置40によって構成される第2グループを第2サブグループG2aと第2グループG2bの2つに分けたことである。そしてモジュール基板50K上では第1サブグループG1aに対し第1サブグループG1bを逆向き(180°回転)にして第1サブグループG1a,G1b同士を対角位置に配置し、同様に第2サブグループG2aに対し第2サブグループG2bを逆向きにして第2サブグループG2a,G2b同士を対角位置に配置している。このとき第1サブグループG1a,G1b内においては隣接するLED装置30間で蛍光樹脂5と反射層36とが対向しており、同様に第2サブグループG2a,G2b内においては隣接するLED装置40間で蛍光樹脂5と反射層46とが対向している。また第1及び第2サブグループG1a,G1b,G2a,G2bの隣接部においては反射層36,46同士が対向している。
次に図18によりLEDモジュール50Mの、全体としての発光の様子を説明する。図18は図17に示したLEDモジュール50Mの平面方向の発光の様子を示す平面図である。第1サブグループG1aは反射層36を設けない2方向Xa,Yaが側方発光の出射面となっている。同様に第2サブグループG2aは反射46を設けない2方向Xb,Yaが出射面となっており、第1サブグループG1bは反射層36を設けない2方向Xb,Ybが出射面となっており、第2サブグループG2bは反射層46を設けない2方向Xa,Yb面が出射面となっている。
そのため第1サブグループG1aは2方向Xa,Yaに偏った発光Pxa,Pyaを放射する。同様に第2サブグループG2aは2方向のXb,Yaに偏った発光Pxb,Pyaを放射し、第1サブグループG1bは2方向Xb,Ybに偏った発光Pxb,Pybを放射し、第4サブグループG2bは2方向Xa,Ybに偏った発光Pxa,Pybを放射する。この結果LEDモジュール50Mとしては、モジュール基板50Kの4方向Xa,Xb,Ya,Yb全てにおいて側面発光が行われ、点線で示す配光分布H4を有する明るい面状の光源が得られる。上記の如く構成したLEDモジュール50Mは、全ての方向に発光を行うことが出来るので、バランスのとれた配光分布H4を備えた面状の光源となる。
(第6実施形態)
次に図19により本発明の第6実施形態のLEDモジュールに含まれるLED装置に付いて説明する。図19は本発明の第6実施形態におけるLED装置60の断面図である。LED装置60が図2に示す第1実施形態におけるLED装置10と異なるところは、LED装置10においてはLEDダイ1の底面が露出していたのに対し、LED装置60ではLEDダイ1の底面が電極4を除いて蛍光樹脂65で被覆されていることである。このように電極を除いてLEDダイ1の底面を蛍光樹脂65で被覆することは、半導体層3の底面を汚染から守れると共に、LEDダイ1の底面からモジュール基板側に漏れだす光を、蛍光樹脂65により波長変換することによって光束を増加できるという効果が得られる。なお本実施形態のLEDモジュールはLED装置10とLED装置60の違いを除き、その基本的構成は図3に示したLEDモジュール10Mと同じである。また直交する2つの側面に反射層6を設け、図12で示したLEDモジュール30Mのようにしても良い(以下同様)。
(第7実施形態)
次に図20により本発明の第7実施形態のLEDモジュールに含まれるLED装置に付いて説明する。図20は本発明の第7実施形態におけるLED装置70の断面図である。LED装置70が図19に示す第6実施形態におけるLED装置60と異なるところは、LED装置70では、LED装置60をさらにサブマウント基板71上にフリップチップ実装していることである。サブマウント基板71は、上面に内部接続用の電極71a、下面に外部接続用の電極71bを備えており、電極71aと電極71bとが図示しないスルーホールにより接続されている。サブマウント基板71の基材は、熱伝導性を考慮して熱伝導性の良い樹脂や、電極71a,71bやスルーホールなどの配線部分での短絡が生じないように表面を絶縁処理した金属、絶縁性と熱伝導性に優れたセラミックなどから選ばれる。
このLED装置70は、平面サイズがLEDダイの平面サイズとほぼ等しいにも係らず、第6実施形態で説明したLED装置60と同様に外部からの汚染に対してLEDダイ1を保護すること、及びLEDダイ1の底面から漏れだす光を蛍光樹脂75により波長変換することによって、光束を増加できるという効果を奏することに加え、さらにサブマウント基板71により外部からLEDダイ1に加えられる応力を緩和することができる。
(第8実施形態)
次に図21により本発明の第8実施形態のLEDモジュールに含まれるLED装置に付いて説明する。図21は本発明の第8実施形態におけるLED装置80の断面図を示している。LED装置80が図20に示す第7実施形態におけるLED装置70と異なるところは、LED装置70ではLEDダイ1がサブマウント基板71上にフリップチップ実装されていたのに対し、LED装置80ではLEDダイ1がリード81にフリップチップ実装されていることである。このリード81は銅(Cu)の表面を錫などでメッキ処理した金属であり、上面が内部接続電極、下面が外部接続電極となる。
このLED装置80も、第7実施形態におけるLED装置70と同様に外部からの汚染に対してLEDダイ1を保護するとともに、LEDダイ1の底面から漏れだす光を蛍光樹脂85により波長変換することによって光束を増加できるという効果を奏し、さらに外部からLEDダイ1に加えられる応力を緩和することができる。
(第9実施形態)
次に図22、図23を参照して本発明の第9実施形態のLEDモジュールを説明する。図22は第9実施形態のLEDモジュール90Mの平面図である。LEDモジュール90Mは第1実施形態のLEDモジュール10Mを改良したもので、含まれるLED装置はLEDモジュール10Mと同様のLED装置10を用いており、基本的構成は図3に示すLEDモジュール10Mの平面図と同じである。
図22に示す第9実施形態のLEDモジュール90Mが、図3に示す第1実施形態のLEDモジュール10Mと異なるところは、LEDモジュール10Mではモジュール基板10K上に配置されたLED装置10が全て同じ方向を向いていたのに対し、図22に示すLEDモジュール90Mではモジュール基板90K上に配置されたLED装置10が、モジュール基板90Kの中央位置から左と右では配置方向が逆向きになっていることである。すなわちモジュール基板90Kの中央位置から左側の3個のLED装置10はグループGhを構成しており、いずれも右側に反射層6が来る向きで配置されている。また中央位置から右側の3個のLED装置10はグループGmを構成しており、いずれも左側に反射層6が来る向きで配置されている。そしてグループGh及びグループGm内に配置された複数のLED装置10は互いに隣り合うLED装置10同士を互いに蛍光樹脂5と反射層6とを対向させて順次配列している。また、グループGhとグループGmとは反射層6同士対向させて配置しており、この配置によって直線光源を構成している。
この構成の場合、グループGmのLED装置10とグループGhのLED装置10とは同じ構成のLED装置10を逆向きに配置し、モジュール基板90K上の電極配線を逆向きにする方法と、モジュール基板90K上の電極配線の向きを同じにして、LED装置10に被覆する反射層6の位置を逆にする方法があるが、前者の方が両方のグループに共通のLED装置10を使用できる点で有利である。
次に図23によりLEDモジュール90M全体の発光の様子を説明する。図23は図22に示すLEDモジュール90Mの平面方向の発光の様子を示す平面図である。図23において左側のグループGhに含まれるLED装置10は、Xb方向のみが反射層6で被覆されており、また右側のグループGmに含まれるLED装置10は、Xa方向のみが反射層6で被覆されている。この結果左側のグループGhは反射層6を設けない3方向Xa,Ya、Ybの側面が側方発光の出射面となっており、また右側のグループGmは反射6を設けない3方向Xb,Ya,Ybの側面が出射面となっている。そのためグループGhは3方向Xa,Ya,Ybに偏った発光Pxa,Pya、Pybが放射され、同様にグループGmは3方向Xb,Ya,Ybに偏った発光Pxb,Pya、Pybが放射される。
この結果LEDモジュール90Mとしては、グループGhとグループGmとの側方発光が加算されることによりモジュール基板90Kの4方向Xa,Xb,Ya,Ybの全方向にバランスした配光分布H5が得られる(図中配光分布H5を点線、グループGh,Gmを一転鎖線で示した。)。上記の如く構成したLEDモジュール90Mは、全ての方向に発光を行うことが出来るので、バランスのとれた配光分布H5を備えた線状の光源となる。
本発明は上記する各実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を外さない範囲において、以下のような応用例が考えられる。
まず、第5実施形態における第1LED装置30と第2LED装置40を組み合わせたLEDモジュールの場合、本実施形態では第1LED装置30と第2LED装置40との各々反射層の被覆面を、第1LED装置30がh1、h2で、第2LED装置40がh1、h4の如く1辺h1が共通で、他片のh2とh4を対向面としたが、これに限定されるものではなく、例えば第1LED装置30がh1、h2で、第2LED装置40がh3、h4の如く、対向位置の直交する2つの側面を使用してもよく、必ずしも1辺を共通にする必要はない。ただしこの場合はモジュール基板上への各LED装置の配置方向を考慮する必要がある。
また、第9実施形態におけるLEDモジュール90のように1種類のLED装置10をモジュール基板90K上に逆向きに配列するLEDモジュールの応用としては、例えば図12に示す第3実施形態のLEDモジュール30において左の2列X1,X2に対して、右側の2列X3,X4を逆向きに配列すればLEDモジュール90Mと同様に全ての方向に発光を行うことが出来るので、バランスのとれた配光分布を備えた面状光源となる。なお、この場合は、モジュウール基板上の電極配線を工夫する必要がある。
1 LEDダイ、
2 サファイヤ基板(透明絶縁基板)、
3 半導体層、
4,71a,71b 電極、
5,65,75,85 蛍光樹脂、
6,36,46 反射層、
10,20,30,40,60,70,80 LED装置、
10M,30M,40M,50M、90M LEDモジュール、
10K,30K,40K,50K、90K モジュール基板、
71 サブマウント基板、
81 リード、
G1 第1グループ、
G2 第2グループ。

Claims (7)

  1. モジュール基板と、前記モジュール基板に載置された複数のLED装置を備えるLEDモジュールにおいて、前記LED装置は、矩形形状のLEDダイを含み、下面側に電極を備え、直交する2つの側面が反射層により被覆され、他の2つの側面が蛍光樹脂のみで被覆され、前記モジュール基板の上で隣り合う前記LED装置は、互いに前記反射層と前記蛍光樹脂とを対向させ、縦横に複数列に配置されていることを特徴とするLEDモジュール。
  2. 前記モジュール基板に実装される複数の前記LED装置には第1LED装置と第2LED装置が含まれ、
    前記モジュール基板の上に前記第1LED装置からなる第1グループと第2LED装置からなる第2グループを有し、
    前記第1グループ内において隣り合う前記第1LED装置同士が互いに前記反射層と前記蛍光樹脂とを対向し、
    前記第2グループ内において隣り合う前記第2LED装置同士が互いに前記反射層と前記蛍光樹脂とを対向し、
    前記第1グループと前記第2グループは前記反射面を対向させている
    ことを特徴とする請求項に記載のLEDモジュール。
  3. 前記第1グループと前記第2グループは、前記モジュール基板の中心線に対して2ブロックに配列することを特徴とする請求項に記載のLEDモジュール。
  4. 前記第1LED装置からなる前記第1グループと第2LED装置からなる前記第2グループは、前記モジュール基板の縦、横の中心線に対して4ブロックに配列することを特徴とする請求項に記載のLEDモジュール。
  5. 前記LED装置において前記LEDダイの側面と前記反射層との間に蛍光樹脂が存在していることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載のLEDモジュール。
  6. 前記LED装置に含まれる前記LEDダイの前記電極が、前記モジュール基板上の電極と直接的に接続する外部接続電極であることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載のLEDモジュール。
  7. 前記LED装置に含まれる前記LEDダイの底面が前記外部接続電極を除き前記蛍光樹脂で被覆されていることを特徴とする請求項に記載のLEDモジュール。
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