JP6152886B2 - 水素充填用ホース - Google Patents

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Description

本発明は、水素充填用ホースに関し、さらに詳しくは、ホース構造を単純化しつつ、補強層を構成する繊維の破断強度の低下を抑制して耐圧性を向上させることができる水素充填用ホースに関するものである。
近年、燃料電池自動車等の開発が盛んに行なわれている。これに伴って、水素ステーションに設置されたディスペンサから燃料電池自動車等に水素ガスを充填するホースの開発も進められている。この水素充填用ホースには、優れた耐水素ガス透過性が求められる。また、燃料電池自動車等の走行距離を長くするには、高圧で水素ガスを燃料タンクに充填する必要があるため、水素充填用ホースには、70MPa以上の高い内圧に耐え得る実用性が必要とされている。ホースの耐圧性を向上させるには補強層を強化することが一般的な手法であるが、補強層の構成部材として金属製の補強材を採用すると水素によって脆化するためホースの耐用期間が短くなることが懸念される。そこで、すべての補強材を、ポリパラフェニレンベンズビスオキサゾール繊維を編組して形成することが提案されている(特許文献1参照)。
ところで、補強層を構成する繊維は、ホースに内圧が作用した際に、この繊維に生じる引張力に対抗することによって耐圧性を発揮する。しかしながら、ブレード構造では、それぞれの補強層の層内で繊維どうしが重なり、引張力だけでなくせん断力も繊維に作用する。これに起因して、繊維の破断強度は引張力だけが作用する場合に比して低下する。それ故、補強材にポリパラフェニレンベンズビスオキサゾール繊維を使用した場合には、この繊維の本来の引張強度を十分に利用することができず、ホースの耐圧性を向上させるには改善の余地があった。
水素ガスや二酸化炭素ガス等を供給する高圧低ガス透過性ホースにおいては、内面層をガス不透過層と、その内側に配置した保護層との2層構造にすることが提案されている(例えば、特許文献2参照)。しかしながら内面層を2層構造にすると、製造工程が煩雑になり、生産性を向上させるには不利になるため、より単純化したホース構造が望まれる。
特開2010−31993号公報 特開2004−216665号公報
本発明の目的は、ホース構造を単純化しつつ、補強層を構成する繊維の破断強度の低下を抑制して耐圧性を向上させることができる水素充填用ホースを提供することにある。
上記目的を達成するため本発明の水素充填用ホースは、内面層と、この内面層と同軸状にその外周側にある外面層と、前記内面層と同軸状に前記内面層と前記外面層との間に介在する偶数の補強層とを備え、前記内面層が90℃における乾燥水素ガスのガス透過係数が1×10-8cc・cm/cm2・sec.・cmHg以下の熱可塑性樹脂から成る単層構造であるとともに、最外周面が熱可塑性樹脂から成る水素充填用ホースであって、それぞれの前記補強層が、ポリパラフェニレンベンズビスオキサゾール繊維がホース軸心を中心にして螺旋状に巻き付いた状態のスパイラル構造であり、かつ、ホース半径方向に隣り合う前記補強層どうしの前記ポリパラフェニレンベンズビスオキサゾール繊維の巻き付け方向が交差した状態であり、それぞれの前記補強層における前記ポリパラフェニレンベンズビスオキサゾール繊維の巻き付け密度が70%以上100%以下であり、それぞれの前記補強層における前記ポリパラフェニレンベンズビスオキサゾール繊維の巻き付け角度を平均した平均編組角度が54.7°以上57°以下であり、外周側にある補強層ほど巻き付け角度を大きく設定するとともに、半径方向に隣り合う補強層どうしでの巻き付け角の差異を1°以上にして、前記ポリパラフェニレンベンズビスオキサゾール繊維の線径が0.2mm以上0.4mm以下であり、ホース使用圧力が70MPa以上であることを特徴とする。
本発明の別の水素充填用ホースは、内面層と、この内面層と同軸状にその外周側にある外面層と、前記内面層と同軸状に前記内面層と前記外面層との間に介在する4層以上の偶数の補強層とを備え、前記内面層が90℃における乾燥水素ガスのガス透過係数が1×10 -8 cc・cm/cm 2 ・sec.・cmHg以下の熱可塑性樹脂から成る単層構造であるとともに、最外周面が熱可塑性樹脂から成る水素充填用ホースであって、それぞれの前記補強層が、ポリパラフェニレンベンズビスオキサゾール繊維がホース軸心を中心にして螺旋状に巻き付いた状態のスパイラル構造であり、かつ、ホース半径方向に隣り合う前記補強層どうしの前記ポリパラフェニレンベンズビスオキサゾール繊維の巻き付け方向が交差した状態であり、それぞれの前記補強層における前記ポリパラフェニレンベンズビスオキサゾール繊維の巻き付け密度が70%以上100%以下であり、それぞれの前記補強層における前記ポリパラフェニレンベンズビスオキサゾール繊維の巻き付け角度を平均した平均編組角度が54.7°以上57°以下であり、半径方向に隣り合う補強層どうしで巻付け角度を同じにしたペアを有し、前記ポリパラフェニレンベンズビスオキサゾール繊維の線径が0.2mm以上0.4mm以下であり、ホース使用圧力が70MPa以上であることを特徴とする。
本発明によれば、内面層が、90℃における乾燥水素ガスのガス透過係数が1×10-8cc・cm/cm2・sec.・cmHg以下である水素ガスバリア性が良好な熱可塑性樹脂により形成されているので、優れた耐水素ガス透過性を得ることができる。しかも、この内面層を単層構造にして単純なホース構造にしているので、ホースの製造工程の煩雑化を回避することができ、ホースの生産性を向上させるには有利になる。
さらに、補強層がポリパラフェニレンベンズビスオキサゾール繊維(以下、PBO繊維という)が螺旋状に巻き付いている状態のスパイラル構造にしているので、それぞれの補強層ではPBO繊維どうしが重なるクロスポイントがない。それ故、PBO繊維の破断強度の低下を抑制することができ、PBO繊維の本来の強度を十分に利用してホースの耐圧性を向上させることができる。これにより、ホース使用圧力を70MPa以上にするには有利になる。
ここで、それぞれの前記補強層における前記PBO繊維の巻き付け密度を、80%以上100%以下にする。また、それぞれの前記補強層における前記PBO繊維の巻き付け角度を平均した平均編組角度を、54.7°以上57°以下にする。これらの仕様によれば、PBO繊維の本来の強度を十分に利用してホースの耐圧性を確保し易くなる。
前記内面層の層厚は例えば0.5mm以上1.5mm以下であり、ホース内径は例えば5mm以上9mm以下である。
また、前記PBO繊維の線径は0.2mm以上0.4mm以下である。この仕様によれば、ホースの十分な耐圧性を確保しつつ、柔軟性を確保し易くなる。
本発明の水素充填用ホースを一部切開して例示する側面図である。 図1のホースの横断面図である。 図1の補強層を断面視で例示する説明図である。 編組構造の補強層を断面視で例示する説明図である。
以下、本発明の水素充填用ホースを図に示した実施形態に基づいて説明する。
図1、図2に例示するように、本発明の水素充填用ホース1(以下、ホース1という)は、内周側から順に、内面層2、補強層3(第1補強層3a、第2補強層3b)、外面層4が同軸状に積層された構造となっている。図1の一点鎖線CLは、ホース軸心を示している。このホース1の使用圧力は70MPa以上になっている。
内面層2は、90℃における乾燥水素ガスのガス透過係数が1×10-8cc・cm/cm2・sec.・cmHg以下である熱可塑性樹脂により形成された単層構造になっている。このガス透過係数は、JIS K7126に準拠して測定した値である。この熱可塑性樹脂としては、ナイロン(ナイロン6、ナイロン66、ナイロン11等)、ポリアセタール、エチレンビニルアルコール共重合体等を例示することができる。
このように水素ガスバリア性が良好な樹脂を内面層2に用いることにより、優れた耐水素ガス透過性を得ることができる。内面層2の内径(即ち、ホース1の内径)は例えば、4.5mm以上12mm以下、より好ましくは5mm以上9mm以下に設定される。内面層2の内径が大きくなる程、水素の流量を増大させるには有利になり、内径が小さくなる程、耐圧性を確保するには有利になる。
内面層2の層厚は例えば、0.5mm以上2.0mm以下、より好ましくは0.5mm以上1.5mm以下に設定される。内面層2の寸法変化を抑制するには層厚を厚くすることが好ましい。一方、ホース1の柔軟性を確保するには、内面層2の層厚を薄くすることが好ましい。内面層2の耐久性および水素の流量を確保するには、内面層2の層厚を0.5mm以上1.5mm以下、内径を5mm以上9mm以下にするとよい。
外面層4の最外周面(ホース1の最外周面)は熱可塑性樹脂で形成される。外面層4は熱可塑性樹脂から成る単層構造にすることも、ゴムと熱可塑性樹脂との複層構造にすることもできる。外面層4を形成する熱可塑性樹脂としては、ポリウレタン、ポリエステル等を例示することができ、ゴムとしては、クロロプレンアクリロゴム、ブチルゴム、エチレンプロピレンゴム、クロロスルホン化ポリエチレンゴム等を例示することができる。
外面層4の層厚は例えば、0.2mm以上1.5mm以下、より好ましくは0.5mm以上1.0mm以下に設定される。外面層4の外径(即ち、ホース1の外径)は例えば、12mm以上18mm以下、より好ましくは13mm以上17mm以下に設定される。外面層4の層厚が大きくなる程、ホース1の耐候性を確保するには有利になり、層厚を小さくする程、柔軟性を確保するには有利になる。ホース1の耐候性と柔軟性を両立させるには、外面層4の層厚および外径を上述した範囲に設定することが好ましい。
補強層3は少なくとも2層設けられ、基本的には偶数の補強層3を備える。それぞれの補強層3は、ホース軸心CLを中心にしてポリパラフェニレンベンズビスオキサゾール繊維f(以下、PBO繊維fという)が螺旋状に巻き付いている状態のスパイラル構造になっている。内面層2と、内面層2に接する第1補強層3aとは接着されている。
さらに、ホース半径方向に隣り合う補強層3どうしのPBO繊維fの巻き付け方向は交差している。したがって、例えば補強層3が4層の場合は、内側から1層目と3層目の補強層3を構成するPBO繊維fの巻き付け方向が同じになり、内側から2層目と4層目の補強層3を構成するPBO繊維fの巻き付け方向が同じになる。
ところで、図4に例示するようにPBO繊維fが編組されているブレード構造の補強層3では、第1補強層3a、第2補強層3bのそれぞれにおいて、PBO繊維fがホース1の半径方向(図4では上下方向)に屈曲してPBO繊維fどうしが重複する。即ち、それぞれの補強層3a、3bにおいて層内にPBO繊維fが重なったクロスポイントが存在する。それ故、ホース1に内圧が作用すると、PBO繊維fには引張力Tに加えてせん断力Fsが生じる。これに起因して、PBO繊維fの破断強度が低下するので、PBO繊維fの本来の引張強度を十分に利用することができない。
一方、本発明では、PBO繊維fが螺旋状に巻き付いているので、第1補強層3a、第2補強層3bのそれぞれにおいては、PBO繊維fがホース1の半径方向(図3では上下方向)に屈曲することがなく、PBO繊維fが重複することがない。それ故、ホース1に内圧が作用しても、PBO繊維fには実質的に引張力Tが生じるだけである。したがって、PBO繊維fの本来の引張強度を十分に利用することが可能になり、PBO繊維fの破断強度の低下を抑制してホース1の耐圧性を向上させるには有利になる。例えば、補強層3がブレード構造の場合は、スパイラル構造の場合に対してPBO繊維fの破断強度が40%〜80%程度になる。
PBO繊維fの線径は0.2mm以上0.4mm以下である。PBO繊維fの線径をこの範囲にすると、内圧によるホース1の寸法変化を抑えつつホース1の柔軟性およびPBO繊維fの耐久性を確保し易くなる。
第1補強層3a、第2補強層3bそれぞれにおけるPBP繊維fの巻き付け角度Af(ホース軸心CLに対するPBO繊維fの巻き付け角度)を平均した補強層3の平均編組角度は例えば50°以上57°以下にすることが好ましい。これにより、内圧が作用した際のホース1の寸法変化を抑え易くなる。
より好ましくは本発明のように、補強層3の平均編組角度を静止角度(54.7°)以上に設定する。この平均編組角度を静止角度以上にすることで、ホース1に高圧の水素が流れて内圧が作用した際に内面層2の拡径変形を抑えることができる。ホース1に水素が流れている際には、内面層2が氷点下以下の低温になるため内面層2が低温脆化して損傷し易い状態となる。そのため、このように内面層2の拡径変形を抑えることができると、ホース1としては極めて実用性が高くなる。例えば、補強層3が4層の場合、1層目および2層目の巻き付け角度Afを45°以上55以下、3層目および4層目の巻き付け角度Afを48°以上60以下にして、1層目〜4層目の巻き付け角度Afを平均した平均編組角度を50°以上57°以下、より好ましくは54.7°以上にすると内面層2の拡径変形を抑えるには有効である。
また、外周側にある補強層3(第1補強層3a)ほど巻き付け角度Afを大きく設定するとともに、半径方向に隣り合う補強層3どうしでの巻き付け角Afの差異を1°以上にすることが好ましい。或いは、例えば、補強層3が4層以上の場合、半径方向に隣り合う補強層3どうしでの巻き付け角Afを同じにしたペアを設けることもできる。これにより、ホース1の耐圧性をより向上させ易くなる。
第1補強層3aおよび第2補強層3bにおけるPBO繊維fの巻き付け密度は70%以上100%以下にする。この巻き付け密度とは、PBO繊維fが巻き付いている表面の面積に対して、この表面に巻き付いているPBO繊維fが覆う面積の比率である。PBO繊維fが隙間なく螺旋状に巻き付いている状態では、巻き付け密度は100%になる。PBO繊維fが隙間をあけて螺旋状に巻き付いている場合は、巻き付け密度は100%未満になる。この巻き付け密度が70%未満では、ホース1の耐圧性を十分に向上させることが難しくなる。
このホース1によれば、内面層2が、上述したように水素ガスバリア性が良好な熱可塑性樹脂により形成されるので、優れた耐水素ガス透過性を得ることができる。即ち、ホース1を流れる水素が内面層2によって十分にバリアされるので、内面層2の外周側に透過する水素Hの量を低減させることができる。
さらに、内面層2を単層構造にした単純なホース構造にしているので、ホース1の製造工程の煩雑化を回避することができる。例えば、内面層2を形成する樹脂の押出工程が単純化し、押出材料の管理業務等も単純化するので、ホース1の生産性を向上させるには有利になる。
さらに、補強層3をPBO繊維fのみを使用したスパイラル構造にしているので、上述したようにPBO繊維fの本来の強度を十分に利用してホース1の耐圧性を向上させることができる。これにより、ホース使用圧力を70MPa以上にするには有利になる。また、補強層3を構成する繊維がPBO繊維fだけなので、ワイヤ補強層を備えたホースに比して軽量化するには有利になる。
1 水素充填用ホース
2 内面層
3 補強層
3a 第1補強層
3b 第2補強層
4 外面層
f PBO繊維
CL ホース軸心

Claims (4)

  1. 内面層と、この内面層と同軸状にその外周側にある外面層と、前記内面層と同軸状に前記内面層と前記外面層との間に介在する偶数の補強層とを備え、前記内面層が90℃における乾燥水素ガスのガス透過係数が1×10-8cc・cm/cm2・sec.・cmHg以下の熱可塑性樹脂から成る単層構造であるとともに、最外周面が熱可塑性樹脂から成る水素充填用ホースであって、
    それぞれの前記補強層が、ポリパラフェニレンベンズビスオキサゾール繊維がホース軸心を中心にして螺旋状に巻き付いた状態のスパイラル構造であり、かつ、ホース半径方向に隣り合う前記補強層どうしの前記ポリパラフェニレンベンズビスオキサゾール繊維の巻き付け方向が交差した状態であり、それぞれの前記補強層における前記ポリパラフェニレンベンズビスオキサゾール繊維の巻き付け密度が70%以上100%以下であり、それぞれの前記補強層における前記ポリパラフェニレンベンズビスオキサゾール繊維の巻き付け角度を平均した平均編組角度が54.7°以上57°以下であり、外周側にある補強層ほど巻き付け角度を大きく設定するとともに、半径方向に隣り合う補強層どうしでの巻き付け角の差異を1°以上にして、前記ポリパラフェニレンベンズビスオキサゾール繊維の線径が0.2mm以上0.4mm以下であり、ホース使用圧力が70MPa以上であることを特徴とする水素充填用ホース。
  2. 内面層と、この内面層と同軸状にその外周側にある外面層と、前記内面層と同軸状に前記内面層と前記外面層との間に介在する4層以上の偶数の補強層とを備え、前記内面層が90℃における乾燥水素ガスのガス透過係数が1×10-8cc・cm/cm2・sec.・cmHg以下の熱可塑性樹脂から成る単層構造であるとともに、最外周面が熱可塑性樹脂から成る水素充填用ホースであって、
    それぞれの前記補強層が、ポリパラフェニレンベンズビスオキサゾール繊維がホース軸心を中心にして螺旋状に巻き付いた状態のスパイラル構造であり、かつ、ホース半径方向に隣り合う前記補強層どうしの前記ポリパラフェニレンベンズビスオキサゾール繊維の巻き付け方向が交差した状態であり、それぞれの前記補強層における前記ポリパラフェニレンベンズビスオキサゾール繊維の巻き付け密度が70%以上100%以下であり、それぞれの前記補強層における前記ポリパラフェニレンベンズビスオキサゾール繊維の巻き付け角度を平均した平均編組角度が54.7°以上57°以下であり、半径方向に隣り合う補強層どうしで巻付け角度を同じにしたペアを有し、前記ポリパラフェニレンベンズビスオキサゾール繊維の線径が0.2mm以上0.4mm以下であり、ホース使用圧力が70MPa以上であることを特徴とする水素充填用ホース。
  3. 前記補強層が4層であり、内周から1層目および2層目の前記補強層の前記巻付け角度が45°以上55°以下、3層目および4層目の前記巻付け角度が48°以上60°以下である請求項2に記載の水素充填用ホース。
  4. 前記内面層の層厚が0.5mm以上1.5mm以下であり、ホース内径が5mm以上9mm以下である請求項1〜3のいずれかに記載の水素充填用ホース。
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