JP6152798B2 - 非水電解液電池用電極群及び非水電解液電池 - Google Patents

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Description

本発明は、積層された電極群が電池ケース内に収納されてなる非水電解液電池用の電極群及びこの電極群を備えた非水電解液電池に関するものである。
特開2008−91099号公報(特許文献1)には、正極が内部に配置された袋状セパレータと、正極よりも大きい負極とを交互に積層した積層電極体(電極群)を備えた積層リチウムイオン電池が開示されている。特許文献1の非水電解液電池では、正極板とセパレータとの位置関係がずれることにより、負極板の負極活物質が正極板に接触して短絡することを防止するために、袋状セパレータの内部に正極板を配置して、セパレータの端部から正極板がはみ出すことを防止している。また特許文献1の電極群では、正極板が負極板と対向する位置からずれるのを防止するために、セパレータ及び負極板の側面にずれ防止用テープを貼り付けて電極群全体を1つの束のようにすることが開示されている。
特開2008−91099号公報
特許文献1の電極群では、セパレータを袋状に形成しなければならないため、単純な帯状のセパレータを用いる場合に比べてセパレータの製造工程が多くなる。また袋状セパレータの内部に正極板を挿入しなければならないため、電極群の製造工程も多くなる。そのため特許文献1の電極群では、正極板の位置がずれることによりセパレータの端部から正極板の一部が飛び出して、負極板の負極活物質に正極板が接触して短絡することを防止することはできるものの、製造工程が多くなるため、電極群の製造コストが高くなってしまう問題がある。
また特許文献1のように、セパレータ及び負極板の側面にずれ防止用テープを設ければ、電極群の内部におけるセパレータ及び負極板の移動をある程度抑制することはできる。しかしながら、電極群の内部におけるセパレータ及び負極板の移動を完全に抑制することはできず、正極板と負極板とが完全に対向する位置関係を維持できない状態が生じることがある。
さらに特許文献1の電極群では、正極活物質層の切断により正極活物質層の端部に生じたバリ等が、セパレータを突き破って、正極板と接触して短絡を生じてしまうという問題が生じることもある。
本発明の目的は、正極板とセパレータとの位置関係を簡単に固定することができる非水電解液電池用電極群及び非水電解液電池を提供することにある。
本発明の他の目的は、正極板と負極板との短絡を確実に防止することができる非水電解液電池用電極群及び非水電解液電池を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、正極活物質層の切断により正極活物質層の端部にバリが生じても、電極間の短絡が生じにくい非水電解液電池用電極群及び非水電解液電池を提供することにある。
本発明は、1枚以上の正極板と複数枚の負極板とが、それぞれセパレータを介して積層された非水電解液電池用電極群を改良の対象とする。正極板は、正極耳部を有する正極集電板に正極活物質層が形成されて構成されている。負極板は、負極耳部を有する負極集電板に負極活物質層が形成されて構成されている。正極板はまた、負極板と積層された状態で正極活物質層が負極活物質層と完全に対向する大きさを有している。本発明では、正極集電板の一方の面側に位置するセパレータと、正極耳部に隣接し且つ正極集電板の他方の面における正極活物質層が形成されていない正極活物質層未形成部とに跨がるように固定用絶縁テープが貼り付けられて、正極板とセパレータの位置関係が固定用絶縁テープにより固定されている。このように構成すると、固定用絶縁テープの貼り付けだけで、正極板と正極集電板の一方の面側に位置するセパレータとの位置関係の固定を簡単に行うことができる。従って、正極板とセパレータの位置関係がずれることにより正極板がセパレータから飛び出して、負極板と接触して短絡することがない電極群を安価に製造することができる。また、正極集電板の他方の面に位置するセパレータを介して積層された負極板の負極活物質層の負極耳部側の端部に負極活物質層の切断によりバリが生じて、このバリがセパレータを突き破った場合でも、固定用絶縁テープの存在により、バリが正極集電板に接触することがないので、短絡の発生を部分的に防止することができる。
固定用絶縁テープは、正極集電板の他方の面における正極活物質層未形成部全体を覆っていてもよい。このように構成すると、正極集電板及びセパレータにおける固定用絶縁テープの貼り付け面積を大きくすることができる。そのため、より確実に正極板がセパレータに固定されるので、正極板とセパレータとの位置関係がさらにずれなくなる。また、正極集電板の他方の面側の正極活物質層未形成部は、固定用絶縁テープにより覆われて露出しないので、負極活物質層の負極耳部側の端部に生じたバリ等が、正極活物質層未形成部と接触する可能性が大幅に低くなる。
固定用絶縁テープは、正極集電板の他方の面における正極活物質層未形成部に隣接する正極活物質層の縁部に跨がるように設けられていてもよい。このように構成すると、正極活物質層未形成部に隣接する正極活物質層の縁部が固定用絶縁テープにより覆われる。そのため、例えば正極活物質層の端部に、正極活物質層の切断によりバリが生じた場合でも、バリがセパレータを突き破って、負極板と接触して短絡することを防止することができる。
正極集電板の一方の面における正極活物質層が形成されていない正極活物質層未形成部には、負極活物質層と対向する領域に短絡防止用の絶縁テープが貼り付けられていてもよい。このように構成すると、正極集電板の一方の面に位置するセパレータを介して積層された負極板の負極活物質層の負極耳部側の端部にバリが生じて、バリがセパレータを突き破った場合でも、短絡防止用の絶縁テープの存在により、バリが正極集電板に接触することがないので、短絡の発生を部分的に防止することができる。
短絡防止用絶縁テープは、正極集電板の一方の面の活物質層未形成部全体を覆っていてもよい。このように構成すると、正極集電板の一方の面側の正極活物質層未形成部も、短絡防止用絶縁テープにより覆われて露出しないので、正極集電板の一方の面側の負極板の負極活物質層の負極耳部側の端部に生じたバリが、正極集電板の一方の面側の正極活物質層未形成部と接触することがなくなる。
短絡防止用絶縁テープは、正極集電板の一方の面の正極活物質層未形成部に隣接する正極活物質層の縁部に跨がるように設けられていてもよい。このように構成すると、正極集電板の一方の面側の正極活物質層未形成部に隣接する正極活物質層の縁部が短絡防止用絶縁テープにより覆われる。そのため、一方の面側の正極活物質層の端部に、正極活物質の切断によりバリが生じていても、バリがセパレータを突き破って、負極板と接触して短絡することを防止することができる。
短絡防止用絶縁テープは、負極集電板に貼り付けるように構成してもよい。即ち、正極板とセパレータを介して対向する負極板の負極集電板の一方の面に、負極耳部に隣接し且つ負極活物質層が形成されていない負極活物質層未形成部と該負極活物質層未形成部に隣接する負極活物質層の縁部とに跨がって短絡防止用絶縁テープを貼り付けるようにしてもよい。このように構成すると、セパレータを介して正極板と対向する負極板の負極集電板の一方の面に位置する負極耳部側の負極活物質層の縁部が短絡防止用絶縁テープで覆われるため、切断により端部に生じたバリによる短絡を防止することができる。
短絡防止用絶縁テープは、セパレータに貼り付けるように構成してもよい。即ち、正極板の一方の面と対向するセパレータの負極板と対向する面には、負極板の負極耳部に隣接し且つ負極活物質層が形成されていない負極活物質層未形成部と該負極活物質層未形成部に隣接する負極活物質層の縁部と対向する領域に短絡防止用絶縁テープを貼り付けるように構成してもよい。このようにしても、正極板とセパレータを介して対向する負極板の負極集電板の一方の面に位置する負極耳部側の負極活物質層の縁部が、セパレータに貼り付けた短絡防止用絶縁テープで覆われるため、切断により端部に生じたバリによる短絡の発生を防止することができる。
本発明は、上記非水電解液電池用電極群を備えた非水電解液電池として把握することもできる。
本発明の第1の実施の形態の非水電解液電池用電極群を備えた非水電解液電池としてのリチウムイオン二次電池の一部破断正面図である。 (A)は第1の実施の形態の電極群の分解斜視図であり、(B)は第1の実施の形態の電極群を電池蓋側から見た図であり、(C)は第1の実施の形態の電極群を図2(A)の矢印C側から見た図である。 (A)は第2の実施の形態の電極群の分解斜視図であり、(B)は第2の実施の形態の電極群を電池蓋側から見た図であり、(C)は第2の実施の形態の電極群を図3(A)の矢印C側から見た図である。 (A)は第3の実施の形態の電極群の分解斜視図であり、(B)は第3の実施の形態の電極群を電池蓋側から見た図であり、(C)は第3の実施の形態の電極群を図4(A)の矢印C側から見た図である。 (A)は第4の実施の形態の電極群の分解斜視図であり、(B)は第4の実施の形態の電極群を電池蓋側から見た図であり、(C)は第4の実施の形態の電極群を図5(A)の矢印C側から見た図である。 (A)は第5の実施の形態の電極群の分解斜視図であり、(B)は第5の実施の形態の電極群を電池蓋側から見た図であり、(C)は第5の実施の形態の電極群を図6(A)の矢印C側から見た図である。 (A)は第6の実施の形態の電極群の分解斜視図であり、(B)は第6の実施の形態の電極群を電池蓋側から見た図であり、(C)は第6の実施の形態の電極群を図7(A)の矢印C側から見た図である。 (A)は第7の実施の形態の電極群の分解斜視図であり、(B)は第7の実施の形態の電極群を電池蓋側から見た図であり、(C)は第7の実施の形態の電極群を図8(A)の矢印C側から見た図である。 (A)は第8の実施の形態の電極群の分解斜視図であり、(B)は第8の実施の形態の電極群を電池蓋側から見た図であり、(C)は第8の実施の形態の電極群を図9(A)の矢印C側から見た図である。
以下、本発明の非水電解液電池用電極群を備えた非水電解液電池としてのリチウムイオン二次電池の実施の形態について詳細に説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態の非水電解液電池用電極群を備えたリチウムイオン二次電池1の一部破断正面図である。なお、本実施の形態では、理解を容易にするため、一部の部品の厚み寸法を誇張して描いている。
図1に示すように、本実施形態のリチウムイオン二次電池1は、電極群3と、電極群3を内部に収容するステンレス製の角型電池容器5とを備えている。電池容器5は、一方の端部が開口する電池缶7と、電池蓋9とを備えており、電極群3を電池缶7に挿入した後、電池缶7の開口周縁部と、電池蓋9の周縁部とを溶接することで密閉されている。
電池蓋9には、アルミニウム製の正極端子11及び負極端子13が固定されている。正極端子11及び負極端子13は、電池容器5の外部に突出するネジ部11a及び13aをそれぞれ有している。正極端子11及び負極端子13と電池蓋9の間には、円環状の内側パッキン15がそれぞれ設けられている。電池蓋9の外側には、電池蓋9を介して内側パッキン15と対向する位置に、円環状の外側パッキン17と、平ワッシャ19と、歯付きワッシャ21とが重ねられた状態で設けられている。正極端子11及び負極端子13は、内側パッキン15、外側パッキン17、平ワッシャ19及び歯付きワッシャ21を介して、ネジ部の先端に設けられたナット23より、電池蓋9にそれぞれ固定されている。電池蓋9の正極端子11及び負極端子13が設けられた部分は、内側パッキン15及び外側パッキン17により、電池容器5内の密閉・封止状態を確保している。
電池蓋9には、ステンレス箔を溶接したガス排出弁9a及び注液口(図示せず)が配設されている。ガス排出弁9aは、電池内圧上昇時にステンレス箔が開裂して内部のガスを放出する機能を有している。注液口からは、エチレンカーボネートとジメチルカーボネートとの混合溶媒に6フッ化リン酸リチウム(LiPF)または4フッ化ホウ酸リチウム(LiBF)を溶解した図示しない非水電解液が注入される。電解液注入後、液口栓により注液口は密閉されている。
図2(A)は、本実施の形態の電極群3の分解斜視図であり、図2(B)は、本実施の形態の電極群3を電池蓋9側から見た図であり、図2(C)は、本実施の形態の電極群3を、図2(A)の矢印C側から見た図である。なお図2においては、理解を容易にするために、電極群3の各構成部材を模式的に示している。そのため、図2に示した電極群3の各構成部材は、実際の電極群の構成部材とは、形状及び寸法等が異なる。なおこの電極群3は、説明を容易にするために、2枚の負極板と1枚の正極板により電極群を構成しているが、実際の電極群は、多数枚の負極板と多数枚の正極板がセパレータを介して積層された構造を有している。
本実施の形態の電極群3は、図2に示すように、1枚の正極板31と、第1の負極板41及び第2の負極板42と、第1のセパレータ51及び第2のセパレータ52とが積層されて構成されている。第1の負極板41及び第2の負極板42は、正極板31を挟むように配置されている。第1のセパレータ51及び第2のセパレータ52は、それぞれ正極板31と第1の負極板41との間及び正極板31と第2の負極板42との間に配置されて、正極板31と、第1の負極板41及び第2の負極板42とが接触して短絡することを防止している。
正極板31は、第1の面33a及び第2の面33bを有するほぼ長方形形状に形成されたアルミニウム箔からなる正極集電体33と、正極集電体33の第1の面33a及び第2の面33bにそれぞれ設けられた第1の正極活物質層35及び第2の正極活物質層37とを有している。正極集電体33では、電池缶7の底部に沿って延びる辺33c及び電池蓋9に沿って延びる辺33d(短辺)よりも、電池缶7の底部から電池蓋9に向かって延びる辺33e及び33f(長辺)が長くなるように構成されている。正極集電体33の第1の面33a及び第2の面33bには、第1の正極活物質層35及び第2の正極活物質層37が設けられていない第1の正極活物質層未形成部33g及び第2の正極活物質層未形成部33hがそれぞれ辺33dに沿うように形成されている。即ち正極活物質層35及び37は、正極活物質層未形成部33g及び33hを除く正極集電体33の第1の面33a及び第2の面33bを覆うように形成される。第1の正極活物質層35及び第2の正極活物質層37は、例えばリチウムマンガン複酸化物粉末と、導電材として鱗片状黒鉛と、結着剤としてポリフッ化ビニリデン(PVDF)とを重量比85:10:5の割合で混合し、これに分散溶媒のN−メチルピロリドン(NMP)を添加、混練したスラリを、正極集電体33の第1の面33a及び第2の面33bに塗布した後、乾燥、プレスすることにより形成することができる。正極集電体33の電池蓋9に沿って延びる辺33dには、一方の端部に隣接して正極耳部39が一体に形成されている。正極耳部39は、正極端子11に超音波溶接により接合される。
第1の負極板41は、第1の面43a及び第2の面43bを有するほぼ長方形形状に形成された電解銅箔からなる第1の負極集電体43と、第1の負極活物質層45とを有している。第1の負極板41は、第1の負極集電体43の第2の面43bが正極板31と第1のセパレータ51を介して対向しており、第1の負極活物質層45は、第1の負極集電体43の第2の面43b上に形成されている。第2の負極板42は、第1の面44a及び第2の面44bを有するほぼ長方形形状に形成された電解銅箔からなる第2の負極集電体44と、第2の負極活物質層46とを有している。第2の負極板42は、第2の負極集電体44の第1の面44aが正極板31と第2のセパレータ52を介して対向しており、第2の負極活物質層46は、第2の負極集電体44の第1の面44a上に形成されている。第1の負極集電体43及び第2の負極集電体44は、電池缶7の底部に沿って延びる辺43c及び44c並びに電池蓋9に沿って延びる辺43d及び44d(短辺)よりも、電池缶7の底部から電池蓋9に向かって延びる辺43e及び44e並びに43f及び44f(長辺)が長くなるように構成されている。
第1の負極集電体43の第2の面43bには、辺43dに沿って、第1の負極活物質層45が設けられていない負極活物層質層未形成部43gが形成されている。また、第2の負極集電体44の第1の面44aには、辺44dに沿って、第2の負極活物質層46が設けられていない負極活物質層未形成部44gが形成されている。正極板31は、第1の負極板41及び第2の負極板42と積層された状態では、第1の正極活物質層35及び第2の正極活物質層37が、第1の負極活物質層45及び第2の負極活物質層46とそれぞれ完全に対向するように、第1の正極活物質層35及び第2の正極活物質層37が第1の負極活物質層45及び第2の負極活物質層46よりも小さく形成されている。第1の負極活物質層45及び第2の負極活物質層46は例えば、負極活物質としての非晶質炭素粉末90質量部に対し、結着剤としてポリフッ化ビニリデンを10質量部添加し、これに分散溶媒のNMPを添加、混練したスラリを、厚さ10μmの電解銅箔の両面に塗布した後乾燥、プレスすることにより形成することができる。第1の負極集電体43及び第2の負極集電体44の辺43d及び44dには、第1の負極耳部47及び第2の負極耳部48が、一体に形成されている。第1の負極耳部47及び第2の負極耳部48は、負極板41及び42が正極板31と積層されたときに、正極耳部39と対向しないように辺43d及び44dの他方の端部に隣接して形成されている。第1の負極耳部47及び第2の負極耳部48は、負極端子13に超音波溶接により接合されている。
第1のセパレータ51は、積層された状態で第1の負極板41と対向する第1の面51a及び正極板31と対向する第2の面51bを有するほぼ長方形形状に形成されている。第2のセパレータ52は、正極板31と対向する第1の面52a及び第2の負極板42と対向する第2の面52bを有するほぼ長方形形状に形成されている。第1のセパレータ51及び第2のセパレータ52は、それぞれリチウムイオンが通過可能なポリエチレン製の多孔質材により形成されている。本実施の形態の第1のセパレータ51及び第2のセパレータ52は、電池缶7の底部に沿って延びる辺51c及び52c並びに電池蓋9に沿って延びる辺51d及び52d(短辺)よりも、電池缶7の底部から電池蓋9に向かって延びる辺51e及び52e並びに51f及び52f(長辺)が長くなるように構成されている。また、第1のセパレータ51及び第2のセパレータ52の電池缶7の辺51c及び52c並びに辺51d及び52dは、第1の負極集電体43及び第2の負極集電体44の辺43c及び44c並びに辺43d及び44dよりも長く形成されている。また電池缶7の底部から電池蓋9に向かって延びる辺51e及び52e並びに51f及び52fは、第1の負極集電体43及び第2の負極集電体44の辺43e及び44e並びに43f及び44fよりも長くなるように形成されている。
正極集電体33の第1の面33aの第1の正極活物質層未形成部33gには、ポリイミドフィルムからなる短絡防止用絶縁テープ53が貼り付けられている。短絡防止用絶縁テープ53の接着面には、電解液と反応しないカプトンテープからなる粘着剤が塗布されている。本実施の形態の短絡防止用絶縁テープ53は、正極集電体33の電池蓋9に沿って延びる辺33dと同じ長さを有している。また短絡防止用絶縁テープ53の幅は、第1の正極活物質層未形成部33gが電池缶7の底部から電池蓋9に向かって延びる長さと同じ長さである。従って本実施の形態の短絡防止用絶縁テープ53は、第1の正極活物質層未形成部33g全体を覆うように貼り付けられている。なお短絡防止用絶縁テープ53は、第1の負極活物質層45と対向する領域を少なくとも覆うように貼り付けられていればよい。このように短絡防止用絶縁テープ53を貼り付けると、第1の負極活物質層の第1の負極耳部47側の端部に、負極活物質層の切断によるバリが生じて、このバリが第1のセパレータ51を突き破った場合でも、バリが正極板31に接触することがないので、短絡の発生を防止することができる。
正極板31は、ポリイミドフィルムからなる絶縁性を有する固定用絶縁テープ55により、第1のセパレータ51に固定されている。固定用絶縁テープ55の接着面には、電解液と反応しないカプトンテープからなる粘着剤が塗布されている。固定用絶縁テープ55は、第1のセパレータ51の電池蓋9に沿って延びる辺51dとほぼ同じ長さを有している。また固定用絶縁テープ55の幅は、第2の正極活物質層未形成部33hが電池缶7の底部から電池蓋9に向かって延びる長さと同じ長さである。固定用絶縁テープ55は、第1のセパレータ51の第2の面51bの辺51e及び51fに近接する部分と、正極板31の第2の正極活物質層未形成部33hの全体とに跨がるように貼り付けられる。従って、正極板31と第1のセパレータ51との位置関係が固定されている。このように固定用絶縁テープ55を貼り付けると、正極板31と第1のセパレータ51との位置関係を簡単に固定することができる。また、第2の負極板42の第2の負極活物質層46の第2の負極耳部48側の端部にバリ等が生じて、バリ等が第2のセパレータ52を突き破った場合でも、バリ等が正極板31に接触することがないので、バリ等による短絡の発生を防止することができる。なお、固定用絶縁テープ55は、正極板31の第2の正極活物質層未形成部33hの一部を覆うように構成してもよい。
図3(A)乃至(C)は、本発明の第2の実施の形態の電極群103を、図2(A)乃至(C)と同じように示した図である。なお図3(A)乃至(C)には、図2に示した第1の実施の形態と同様の部分に、図2に付した符号に100の数を加えた数の符号を付して詳細な説明を省略する。第2の実施の形態においては、固定用絶縁テープ155の幅は、第2の正極活物質層未形成部133hが電池缶7の底部から電池蓋9に向かって延びる長さよりも長く形成されている。従って図3(C)に示すように、固定用絶縁テープ155の一部155aが第2の正極活物質層137の正極耳部139側の縁部に跨がるのを許容するように、固定用絶縁テープ155は貼り付けられる。このようにすると第2の正極活物質層137の正極耳部139側の端部に形成される可能性が高いバリが原因となって発生する短絡の発生を防止できる。
図4(A)乃至(C)は、本発明の第3の実施の形態の電極群203を、図2(A)乃至(C)と同じように示した図である。なお図4(A)乃至(C)には、図2に示した第1の実施の形態と同様の部分に、図2に付した符号に200の数を加えた数の符号を付して詳細な説明を省略する。第3の実施の形態においては、短絡防止用絶縁テープ253の幅は、第1の正極活物質層未形成部233gが電池缶7の底部から電池蓋9に向かって延びる長さよりも長く形成されている。従って図4(C)に示すように、短絡防止用絶縁テープ253の一部253aが第1の正極活物質層235の正極耳部239側の縁部に跨がるのを許容するように、短絡防止用絶縁テープ253は貼り付けられる。なお、固定用絶縁テープ255の幅は第1の実施の形態の固定用絶縁テープと同じである。このようにすると第1の正極活物質層235の正極耳部239側の端部に形成される可能性が高いバリが原因となって発生する短絡の発生を防止できる。
図5(A)乃至(C)は、本発明の第4の実施の形態の電極群303を、図2(A)乃至(C)と同じように示した図である。なお図5(A)乃至(C)には、図2に示した第1の実施の形態と同様の部分に、図2に付した符号に300の数を加えた数の符号を付して詳細な説明を省略する。第4の実施の形態においては、固定用絶縁テープ355の幅は、第2の正極活物質層未形成部333hが電池缶7の底部から電池蓋9に向かって延びる長さよりも長く形成されている。また、絶縁テープ353の幅は、第1の正極活物質層未形成部333gが電池缶7の底部から電池蓋9に向かって延びる長さよりも長く形成されている。従って図4(C)に示すように、短絡防止用絶縁テープ353の一部353aが第1の正極活物質層335の正極耳部339側の縁部に跨がるのを許容するように、短絡防止用絶縁テープ353は貼り付けられる。また、固定用絶縁テープ355の一部355aが第2の正極活物質層337の正極耳部339側の縁部に跨がるのを許容するように、固定用絶縁テープ355は貼り付けられる。このようにすると第1の正極活物質層335及び第2の正極活物質層337の正極耳部339側の端部に形成される可能性が高いバリが原因となって発生する短絡の発生を防止できる。
短絡防止用絶縁テープは、第1の負極板の第1の負極活物質層の第1の負極耳部側の端部に生じるバリが、第1のセパレータを突き破ることが防止できれば、正極板以外に貼り付けてもよい。図6(A)乃至(C)は、本発明の第5の実施の形態の電極群403を、図2(A)乃至(C)と同じように示した図である。なお図6(A)乃至(C)には、図2に示した第1の実施の形態と同様の部分に、図2に付した符号に400の数を加えた数の符号を付して詳細な説明を省略する。第5の実施の形態においては、短絡防止用絶縁テープ453は、短絡防止用絶縁テープ453の一部453aが第1の負極活物質層445の負極耳部447側の縁部に跨がるのを許容するように、第1の負極板441の第1の負極集電体443の第2の面443bに設けられている。具体的には、図6(C)に示すように第1の負極集電体443の負極活物質層未形成部443gの全体と、第1の負極活物質層445の第1の負極耳部447側の縁部とに跨がって貼り付けられている。このようにしてもバリによる短絡の発生を防止できる。
図7(A)乃至(C)は、本発明の第6の実施の形態の電極群503を、図6(A)乃至(C)と同じように示した図である。なお図7(A)乃至(C)には、図6に示した第6の実施の形態と同様の部分に、図6に付した符号に100の数を加えた数の符号を付して詳細な説明を省略する。第6の実施の形態においては、図3に示す第2の実施の形態及び図5に示す第4の実施の形態と同様に、固定用絶縁テープ555の幅は、第2の正極活物質層未形成部533hが電池缶7の底部から電池蓋9に向かって延びる長さよりも長く形成されている。従って図7(C)に示すように、固定用絶縁テープ555の一部555aが第2の正極活物質層537の正極耳部539側の縁部に跨がるように、固定用絶縁テープ555が貼り付けられる。
図8(A)乃至(C)は、本発明の第7の実施の形態の電極群603を、図2(A)乃至(C)と同じように示した図である。なお図8(A)乃至(C)には、図2に示した第1の実施の形態と同様の部分に、図2に付した符号に600の数を加えた数の符号を付して詳細な説明を省略する。第7の実施の形態においては、短絡防止用絶縁テープ653は、第1のセパレータ651の第1の面651aに設けられている。具体的には、図8(C)に示すように、第1の負極集電体643の負極活物質層未形成部643gの全体と、第1の負極活物質層645の第1の負極耳部647側の縁部とに跨がる位置に対向する領域に短絡防止用絶縁テープ653は貼り付けられる。またこの場合にも、図9(A)乃至(C)に示す本発明の第8の実施の形態の電極群703のように、固定用絶縁テープ755の幅を、第2の正極活物質層未形成部733hが電池缶7の底部から電池蓋9に向かって延びる長さよりも長く形成してもよい。この場合にも図8(C)に示すように、固定用絶縁テープ755の一部755aが第2の正極活物質層746の正極耳部739側の縁部に跨がるように、固定用絶縁テープ755は貼り付けられる。
上記各実施の形態では、2枚の負極板と1枚の正極板により構成される電極群について説明したが、本発明は多数枚の負極板と多数枚の正極板がセパレータを介して積層された構造にも適用することができるのは勿論である。この場合には、例えば多数枚の正極板を、正極板の第1の面が対向する側に積層された隣接するセパレータに固定用絶縁テープで固定すればよい。
上記各実施の形態では、リチウムイオン二次電池について説明をしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、他の非水電解液電池の電極群に適用しても良いのは勿論である。
本発明によれば、正極集電板の一方の面側に位置するセパレータと、正極耳部に隣接し且つ正極集電板の他方の面における正極活物質層が形成されていない正極活物質層未形成部とに跨がるように固定用絶縁テープが貼り付けて、正極板とセパレータの位置関係を固定しているので、正極板と正極集電板の一方の面側に位置するセパレータとの位置関係を固定用絶縁テープの貼り付けだけで簡単に固定することができる。従って、正極板とセパレータとの位置関係がずれることにより正極板がセパレータから飛び出して、負極板と接触して短絡することがない電極群を安価に製造することができる。また、正極集電板の他方の面に位置するセパレータを介して積層された負極板の負極活物質層の負極耳部側の端部にバリが生じて、バリがセパレータを突き破った場合でも、固定用絶縁テープの存在により、バリが正極集電板に接触することがないので、短絡を防止することができる。
1 リチウムイオン二次電池
3 電極群
5 電池容器
7 電池缶
9 電池蓋
9a 排出弁
11 正極端子
11a ネジ部
13 負極端子
13a ネジ部
15 内側パッキン
17 外側パッキン
19 平ワッシャ
21 歯付きワッシャ
23 ナット
31 正極板
33 正極集電体
33a 第1の面
33b 第2の面
33c 短辺
33d 短辺
33e 長辺
33f 長辺
33g 第1の正極活物質層未形成部
33h 第2の正極活物質層未形成部
35 第1の正極活物質層
37 第2の正極活物質層
39 正極耳部
41 第1の負極板
42 第2の負極板
43 第1の負極集電体
43a 第1の面
43b 第2の面
43c 短辺
43d 短辺
43e 長辺
43f 長辺
43g 負極活物質層未形成部
44 第2の負極集電体
44a 第1の面
44b 第2の面
44c 短辺
44d 短辺
44e 長辺
44f 長辺
44g 負極活物質層未形成部
45 第1の負極活物質層
46 第2の負極活物質層
47 第1の負極耳部
48 第2の負極耳部
51 第1のセパレータ
51a 第1の面
51b 第2の面
51c 短辺
51d 短辺
51e 長辺
51f 長辺
52 第2のセパレータ
52a 第1の面
52b 第2の面
52c 短辺
52d 短辺
52e 長辺
52f 長辺
53 短絡防止用絶縁テープ
55 固定用絶縁テープ

Claims (10)

  1. 正極耳部を有する正極集電板の両面に正極活物質層が形成されてなる1枚以上の正極板と負極耳部を有する負極集電板に負極活物質層が形成されてなる複数枚の負極板とが、それぞれセパレータを介して積層されており、
    前記正極板が、前記負極板と積層された状態で前記正極活物質層が前記負極活物質層と完全に対向する大きさを有している非水電解液電池用電極群であって、
    前記正極集電板の一方の面側に位置する前記セパレータと、前記正極耳部に隣接し且つ前記正極集電板の他方の面における前記正極活物質層が形成されていない正極活物質層未形成部とに跨がるように固定用絶縁テープが貼り付けられて前記正極板と前記セパレータの位置関係が固定されており、
    前記固定用絶縁テープは、前記正極集電板の前記他方の面における前記正極活物質層未形成部全体を覆い且つ前記正極集電板の前記他方の面における前記正極活物質層未形成部に隣接する前記正極活物質層の縁部に跨がるように設けられており、
    前記正極集電板の前記一方の面における前記正極活物質層が形成されていない正極活物質層未形成部には、前記負極活物質層と対向する領域に短絡防止用絶縁テープが貼り付けられており、
    前記短絡防止用絶縁テープは、前記正極集電板の前記一方の面の前記正極活物質層未形成部全体を覆い且つ前記正極集電板の前記一方の面の前記正極活物質層未形成部に隣接する前記正極活物質層の縁部に跨がるように設けられていることを特徴とする非水電解液電池用電極群。
  2. 正極耳部を有する正極集電板に正極活物質層が形成されてなる1枚以上の正極板と負極耳部を有する負極集電板に負極活物質層が形成されてなる複数枚の負極板とが、それぞれセパレータを介して積層されており、
    前記正極板が、前記負極板と積層された状態で前記正極活物質層が前記負極活物質層と完全に対向する大きさを有している非水電解液電池用電極群であって、
    前記正極集電板の一方の面側に位置する前記セパレータと、前記正極耳部に隣接し且つ前記正極集電板の他方の面における前記正極活物質層が形成されていない正極活物質層未形成部とに跨がるように固定用絶縁テープが貼り付けられて前記正極板と前記セパレータの位置関係が固定されていることを特徴とする非水電解液電池用電極群。
  3. 前記固定用絶縁テープは、前記正極集電板の前記他方の面における前記正極活物質層未形成部全体を覆っている請求項2に記載の非水電解液電池用電極群。
  4. 前記固定用絶縁テープは、前記正極集電板の前記他方の面における前記正極活物質層未形成部に隣接する前記正極活物質層の縁部に跨がるように設けられている請求項2に記載の非水電解液電池用電極群。
  5. 前記正極集電板の前記一方の面における前記正極活物質層が形成されていない正極活物質層未形成部には、前記負極活物質層と対向する領域に短絡防止用絶縁テープが貼り付けられている請求項2に記載の非水電解液電池用電極群。
  6. 前記短絡防止用絶縁テープは、前記正極集電板の前記一方の面の前記正極活物質層未形成部全体を覆っている請求項5に記載の非水電解液電池用電極群。
  7. 前記短絡防止用絶縁テープは、前記正極集電板の前記一方の面の前記正極活物質層未形成部に隣接する前記正極活物質層の縁部に跨がるように設けられている請求項5に記載の非水電解液電池用電極群。
  8. 前記正極板と前記セパレータを介して対向する前記負極板の前記負極集電板の一方の面には、前記負極耳部に隣接し且つ前記負極活物質層が形成されていない負極活物質層未形成部と該負極活物質層未形成部に隣接する前記負極活物質層の縁部とに跨がって短絡防止用絶縁テープが貼り付けられている請求項2または3に記載の非水電解液電池用の電極群。
  9. 前記正極板の前記一方の面と対向する前記セパレータの前記負極板と対向する面には、前記負極板の前記負極耳部に隣接し且つ前記負極活物質層が形成されていない負極活物質層未形成部と該負極活物質層未形成部に隣接する前記負極活物質層の縁部と対向する領域に短絡防止用絶縁テープが貼り付けられている請求項2または3に記載の非水電解液電池用の電極群。
  10. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の非水電解液電池用の電極群を備えた非水電解液電池。
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