JP6152075B2 - 光音響画像生成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光音響画像生成装置に関し、特に、被検体へ向けて光を照射する光源を備えた光音響画像生成装置に関する。
従来、測定光を被検体(人体等)へ照射し、被検体内で光音響効果により生じた音響波を検出して、被検体の超音波画像を生成する光音響画像生成装置が知られている。この装置では、被検体に超音波プローブを接触させた状態で超音波プローブ側から被検体内に向けて測定光が照射され、この測定光に起因して被検体内で発生する音響波(超音波)を超音波プローブ内の超音波検出部で検出するようになっている。
光は被検体内で減衰し易く、大きな測定深度を確保するには、光源から測定深度に応じた大きな光出力の測定光を照射する必要がある。このため、当該装置が備える光源として、大型なレーザ装置(固体レーザ装置等)が一般に用いられている。
このようなレーザ装置は、装置サイズが大きいため、被検体に接触させる超音波プローブとは別体に設けられており、レーザ装置が発生するレーザパルスは、レーザ装置から光ファイバを介して超音波プローブへ供給されるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2012−187389号公報
しかしながら、レーザ装置を組み込むことによって、装置全体が大型化してしまうと共に、装置価格が高額になり、一般の医療施設内等に配備することが困難であるという問題があった。そこで、本発明者は、光源としてレーザ装置の代わりに小型の発光ダイオード(LED)チップ又は半導体レーザチップ等の発光素子を用いた光音響画像生成装置を考案した。このような小型の発光素子を用いることにより、超音波プローブ筐体内に又は超音波プローブ筐体に近接するように、超音波プローブに光源を配置可能となり、装置全体として小型化ができると共に、装置を大幅に安価に製造することができる。
例えば、LEDチップを用いる場合、1個当たりの光出力は比較的小さいため、所定の大きさの光出力を確保するためには、複数個のLEDチップを使用する必要がある。多数のLEDチップを並列接続すると配線数が膨大になるため、超音波プローブのサイズ及び重量の増大を避けるべく、複数のLEDチップの直列接続回路(又は、複数の直列接続回路を並列接続した構成)からなるLED回路が超音波プローブ内に組み込まれる。また、各LEDチップの順方向電圧Vfにはばらつきがあるため、LEDチップを並列接続すると各LEDチップの輝度にばらつきが生じてしまう。この輝度ばらつきを抑制するには各LEDチップに対して抵抗を挿入する等の手間が掛ると共に、その結果回路が大型化してしまう。したがって、このような不都合を回避するためにも、複数のLEDチップの直列接続回路からなるLED回路を採用する必要がある。
このLED回路には、LEDチップの順方向電圧Vf(例えば、1.4V〜6V)にLEDチップの数を乗じた電圧が印加される。例えば、Vfが3VのLEDチップが70個、直列接続されたLED回路の場合、その両端には、少なくとも210V(=3V×70個)の電圧を印加する必要がある。そして、このような高電圧を生成するには、DC−DCコンバータのような昇圧回路が必要になる。昇圧回路は、内部にスイッチング素子を含んでおり、このスイッチング素子を高速スイッチング動作させることにより、電源電圧を上記の高電圧に昇圧することができる。
ところが、昇圧回路において、スイッチング素子をスイッチング動作させると電磁ノイズが発生してしまう。そして、本発明者は、この電磁ノイズが、超音波を受信した超音波プローブで生成される超音波検出信号に乗ってしまい、結果として生成される超音波画像に乱れが生じ、鮮明さが失われてしまうという新規な課題を発見した。
従って、本発明は、光源の駆動電圧を生成する昇圧回路の動作により生じてしまう電磁ノイズが超音波検出信号に混入することを簡易な構成で防止し、生成される超音波画像の鮮明さを確保することができる光音響画像生成装置を提供することを目的としている。
上述した課題を解決するために、本発明は、被検体内に光を照射する光源と、所定の駆動電圧を供給することにより、光源から光を照射させる光源駆動部と、超音波を受信し、受信した超音波に基づいて超音波検出信号を生成する超音波検出部と、超音波検出部により生成された超音波検出信号に基づいて、被検体の超音波画像を生成する画像信号生成部と、光源駆動部を制御する制御部と、を備えた光音響画像生成装置であって、制御部は、光源から照射された光によって被検体内で生じた超音波を超音波検出部が受信する第1受信期間は、光源駆動部内の昇圧回路内の昇圧回路の動作を停止するように光源駆動部を制御することを特徴としている。
このように構成された本発明によれば、光源駆動部内の昇圧回路で生成された所定の駆動電圧を光源に供給することにより、光源から光を被検体内に向けて照射し、被検体内で光音響効果により超音波(音響波)を生じさせ、この音響波に基づいて超音波検出部により超音波検出信号を生成し、この超音波検出信号に基づいて、画像信号生成部によって被検体の光音響画像(超音波画像)を生成することができる。そして、本発明において、駆動電圧を供給することによって、光源駆動部では、その出力電圧が低下するので、駆動電圧を光源へ供給することに応答して昇圧回路を作動させて、出力電圧を駆動電圧まで回復させることができる。
しかしながら、このような昇圧回路の作動は、スイッチング素子のスイッチング動作を伴うものであり、当該動作に起因して、電磁ノイズが生じ、この電磁ノイズが超音波検出部によって生成される超音波検出信号に混入してしまうおそれがある。このような電磁ノイズの混入は、画像信号生成部によって生成される超音波画像の画像品質を劣化させるものである。
従来のように、光源として大型な装置である固体レーザ装置を用いる場合は、固体レーザ装置が超音波プローブとは別体の構成であるため、仮に電磁ノイズが発生したとしても、遮蔽構造体を容易に付加することができるので、電磁ノイズによる悪影響を抑制することが可能である。しかしながら、光源として新規にLEDチップや半導体レーザチップを用いる場合には、電磁ノイズの影響を抑制する新たな構成が必要となる。特に、LEDチップ等は、小型であるため、超音波検出部を収容する超音波プローブ筐体内又はこれに近接して光源を配置する構成が可能となるが、光源が超音波検出部に近接することから、電磁ノイズの影響がより大きくなってしまう。しかしながら、物理的な遮蔽構造体を超音波プローブに設けると、超音波プローブのサイズ及び重量が大きくなって使い勝手が悪化してしまうという問題がある。
そこで、本発明では、光源から光を照射し、これにより生じた音響波を超音波検出部が受信する第1受信期間中は、スイッチング素子のスイッチング動作を伴う昇圧回路による昇圧動作を停止するように構成されている。これにより、本発明では、超音波プローブに電磁ノイズを物理的に遮蔽する構造体を設けることなく、制御上の構成の工夫により、超音波検出信号に電磁ノイズが混入することを防止し、超音波画像の画像品質の劣化を効果的に抑制することができる。
本発明において、好ましくは、第1受信期間は、光源による光の照射から、この光により被検体内の所定測定深度の部位で生じた超音波を受信するまでの期間である。
このように構成された本発明によれば、第1受信期間において、被検体の所定測定深度又はこれよりも浅い深度で光音響効果により生じた超音波を受信することができる。これにより、所定測定深度までの測定を確保しつつ、電磁ノイズの影響を抑制することができる。
本発明において、好ましくは、被検体内に超音波を出力する超音波発生部を更に備え、超音波検出部は、超音波発生部から出力された超音波が被検体内で反射された反射波を受信し、受信した反射波に基づいて超音波検出信号を生成し、制御部は、超音波発生部による超音波の出力を制御すると共に、超音波発生部から出力された超音波の反射波を超音波検出部が受信する第2受信期間においても、昇圧回路の動作を停止するように光源駆動部を制御する。
このように構成された本発明によれば、超音波発生部から測定用の超音波を被検体内に向けて出力し、この超音波が被検体内部において反射した反射波を超音波検出部により受信可能となっている。これにより、光の照射による超音波画像に加えて、超音波の出力による超音波画像を取得することができる。しかしながら、超音波の反射波を超音波検出部によって受信する第2受信期間において、昇圧回路内でスイッチング素子のスイッチング動作が行われると、電磁ノイズが超音波検出信号に乗ってしまう。そこで、このような電磁ノイズの悪影響を回避するため、本発明では、第1受信期間に加えて、第2受信期間においても、昇圧回路内のスイッチング素子のスイッチング動作を停止するように構成されている。これにより、本発明では、測定用の超音波に対応する反射波を受信している際においても、超音波検出信号に電磁ノイズが混入することを防止し、超音波画像の画像品質の劣化を効果的に抑制することができる。
本発明において、好ましくは、第2受信期間は、超音波発生部による超音波の出力から、この超音波が被検体内の所定測定深度の部位で反射された反射波を受信するまでの期間である。
このように構成された本発明によれば、第2受信期間において、被検体の所定測定深度又はこれよりも浅い深度で反射された反射波(超音波)を受信することができる。これにより、所定測定深度までの測定を確保しつつ、電磁ノイズの影響を抑制することができる。
本発明において、好ましくは、制御部は、所定の繰り返し周期毎に、昇圧回路を所定の駆動期間だけ駆動させ、光源から光を所定の照射期間だけ照射させるように光源駆動部を制御すると共に、超音波発生部から超音波を所定の出力期間だけ出力させるように超音波発生部を制御し、繰り返し周期は、昇圧回路の駆動期間と第1受信期間と第2受信期間とを足した期間以上の周期である。
このように構成された本発明によれば、所定の繰り返し周期毎に、光の照射に基づく超音波検出信号と、超音波の出力に基づく超音波検出信号とを取得することができる。そして、繰り返し周期は、昇圧回路の駆動期間と第1受信期間と第2受信期間とを足した期間以上の周期であり、繰り返し周期内において、昇圧動作は、第1受信期間と第2受信期間以外の期間において行われるので、どちらの超音波検出信号にも電磁ノイズが混入することなく、画像品質が劣化することを抑制することができる。
本発明において、好ましくは、超音波検出部は、圧電素子を含み、超音波発生部を兼ねる。
このように構成された本発明によれば、超音波検出部は、圧電素子により超音波を電気信号に変換することができ、一方、超音波発生部は、圧電素子により電気信号を超音波に変換することができる。
本発明の光音響画像生成装置によれば、光源の駆動電圧を生成する昇圧回路内のスイッチング素子のスイッチング動作により生じる電磁ノイズが超音波検出信号に混入することを防止し、生成される超音波画像の電磁ノイズによる劣化を防止することができる。
本発明の第1実施形態による光音響画像生成装置の電気ブロック図である。 本発明の第1実施形態による光音響画像生成装置の超音波プローブの構成を模式的に示す説明図である。 本発明の第1実施形態による光音響画像生成装置の超音波プローブ内の電気ブロック図である。 光音響効果による音響波の発生メカニズムの説明図である。 本発明の第1実施形態による光音響画像生成装置の測定処理のフローチャートである。 本発明の第1実施形態による光音響画像生成装置の測定動作のタイムチャートである。 本発明の第2実施形態による光音響画像生成装置の電気ブロック図である。 反射波の発生メカニズムの説明図である。 本発明の第2実施形態による光音響画像生成装置の測定処理のフローチャートである。 本発明の第2実施形態による光音響画像生成装置の測定動作のタイムチャートである。 本発明の改変例に係る光音響画像生成装置の超音波プローブの構成を模式的に示す説明図である。
次に、添付図面を参照して、本発明の実施形態による光音響画像生成装置を説明する。
まず、図1〜図6を参照して、第1実施形態に係る光音響画像生成装置を説明する。図1は光音響画像生成装置の電気ブロック図であり、図2は超音波プローブの構成を模式的に示す説明図であり、図3は超音波プローブ内の電気ブロック図であり、図4は光音響効果による音響波の発生メカニズムの説明図であり、図5は測定処理のフローチャートであり、図6は測定動作のタイムチャートである。
図1に示すように、本実施形態の光音響画像生成装置1は、被検体A(例えば、人体)に接触させる超音波プローブ2と、超音波プローブ2の制御及び超音波プローブ2で取得された超音波検出信号の処理を行うコントローラ3とを備えている。
超音波プローブ2は、超音波探触子10と、光源20と、光パルス駆動部30とを有し、図2に示すように、これらが超音波プローブ筐体2a内に収容されている。光源20及び光パルス駆動部30は、超音波探触子10に近接して配置されている。超音波プローブ2は、接続線4を介してコントローラ3と接続されており、接続線4内には、超音波プローブ2内の構成要素に電力を供給する電源供給ラインや、通信を行うための信号ライン等が含まれる。
超音波探触子10は、音響レンズ11,音響整合層12,振動素子(圧電素子)13,バッキング材14が順に接合されて構成されている。
振動素子13は、外部から超音波を受信し、超音波の受信に基づいて超音波検出信号を生成する。振動素子13は、圧電素子を含んで構成されており、外部からの超音波を受信することにより振動し電圧信号(超音波検出信号)を発生するが、電圧を印加することにより振動し超音波を発生することも可能である。したがって、振動素子13は、超音波の送受信を行うことが可能である。本実施形態の超音波探触子10は、リニア型超音波プローブであり、振動素子13は多数のチャンネル(例えば128チャンネル)が所定間隔で幅方向に直線状に配置されている。なお、超音波プローブタイプは、リニア型に限らず、コンベックス型、セクタ型であってもよい。
バッキング材14は、振動素子13の背面に配置されており、超音波の後方伝搬を抑制する。音響整合層12は、超音波の効率のよい送受信のため、振動素子13と被検体Aとの間の音響インピーダンスの差を小さくするものである。音響レンズ11は、超音波ビームを集束し分解能を向上させるように機能する。
光源20は、複数の発光ダイオード(LED)チップによって構成されている。本実施形態では、光源20は、70個のLEDチップが直列接続されたLED回路を含んでいる。これにより、光源20は、所定レベルの光出力を有する測定光を照射可能である。測定光は、例えば、150n秒のパルス幅を有する光パルスであり、この光パルスが繰り返し周期毎に間欠的に照射される。
なお、本実施形態では、光源20の発光素子としてLEDチップが用いられているが、これに限らず、半導体レーザチップを用いてもよい。
光パルス駆動部30は、図3に示すように、昇圧回路31と、ドライバ(駆動回路)32とを備えている。
昇圧回路31は、DC−DCコンバータであり、DC/AC変換器(インバータ)31aと、変圧器31bと、整流回路31cと、平滑回路31dとを有する。昇圧回路31には、コントローラ3から接続線4を介して直流電源が供給されており、コントローラ3から駆動電圧を生成するための昇圧動作の開始を指令する充電信号を受けることに応答して、直流電源電圧を所定電圧値の駆動電圧(例えば、210VDC)まで昇圧する。
なお、本実施形態では、昇圧回路31が直流電源電圧を受け取り昇圧動作を行っているが、これに限らず、交流電源電圧を受け取り昇圧動作を行う構成に変更してもよい。
昇圧回路31では、DC/AC変換器31aにおいて、トランジスタ等の能動素子であるスイッチング素子32aをスイッチング動作させることにより、直流電源電圧を交流電圧に変換する。そして、変圧器31bにより交流電圧を昇圧し、整流回路31cにより昇圧された交流電圧を整流して直流電圧に変換し、平滑回路31dにより昇圧された直流電圧を平滑する。これにより、平滑回路31dでは、昇圧された直流電圧によってコンデンサ32dが駆動電圧まで充電される。本実施形態では、測定動作中の所定の繰り返し周期毎の昇圧動作においては、低下した充電電圧が約150μ秒で駆動電圧まで昇圧され、コンデンサ32dが満充電されると、昇圧回路31は昇圧動作を停止する。
ドライバ33は、光源20を介して、昇圧回路31と接続されており、コントローラ3から光照射を指令するOPT−ON信号(光パルストリガ信号)を受けることに応答して、所定の照射期間(例えば、数十n秒)だけ昇圧回路31から光源20へ駆動電圧を印加させるように作動する。これにより、光源20には、所定の照射期間だけ駆動電圧が印加され、照射期間のパルス幅を有する光パルスが照射される。一方、照射期間だけ駆動電圧を光源20へ供給することにより、照射時間経過後には、昇圧回路31の出力電圧(充電電圧)は所定の駆動電圧よりも低下する。このため、光パルス駆動部30は、コントローラ3から受ける充電信号に応答して昇圧回路31を作動させて、出力電圧を駆動電圧まで回復させる。
コントローラ3は、図1に示すように、制御部40と、画像信号生成部50とを有する。
制御部40は、所定の繰り返し周期毎に、超音波プローブ2内の光パルス駆動部30に対して、OPT−ON信号及び充電信号を出力して、超音波プローブ2の作動を制御する。
画像信号生成部50は、受信回路52と、AD変換器54と、画像構成部56とを有する。受信回路52は、超音波プローブ2から接続線4を介して送信されてきた超音波検出信号を受信する。AD変換器54は、受信回路52が受信した超音波検出信号をデジタル信号に変換する。画像構成部56は、AD変換器54が生成したデジタル信号に基づいて断面画像信号(超音波画像信号)を生成する。この超音波画像信号は、画像表示部(ディスプレイ)58に出力され、画像表示部58により断面画像が表示される。
ここで、図4を参照して、光パルスの照射により被検体A内で超音波が生成される光音響効果について説明する。被検体Aの内部の測定深度Lの位置に対象物B(例えば、注射針)がある場合を考える。光パルスSaを被検体Aの表面から内部に向けて照射すると、光パルスSaは、被検体Aの内部を光速Cで伝搬し、ある伝搬時間Ta(=L/C)で対象物Bに到達する。対象物Bは、光パルスSaを受けると、その内部分子が光パルスSaの光エネルギーを吸収し熱を放出する。この放出熱により対象物Bは体積膨張し、音響波(超音波)Sbを発生する(光音響効果)。このようにして発生した音響波Sbは、被検体Aの内部を音速Sで伝搬し、ある伝搬時間Tb(=L/S)で被検体Aの表面に到達する。よって、光パルスSaの照射開始から、測定深度Lから戻ってくる音響波Sbの受信を完了するまでの受信期間Trは、伝搬期間Ta,Tbの和となる(Tr=Ta+Tb)。ただし、光速Cが音速Sに比べて非常に大きいため、光パルスSaが被検体Aの表面から対象物Bへ到達する伝搬時間Taは、実質的に無視できる。よって、Tr≒Tbとなる。
なお、被検体Aが人体である場合、音速Sは、例えば、1530(m/秒)とすることができる。
次に、図5及び図6を参照して、本実施形態の光音響画像生成装置1の動作を説明する。
使用者が超音波プローブ2を被検体Aの表面(人体の皮膚)に接触させ測定を開始する際、コントローラ3の測定スイッチがオンにされると(ステップS1)、制御部40は、以下の処理を開始する。
先ず、制御部40は、光パルス駆動部30に充電信号を送信する。これにより、昇圧回路31は、昇圧動作を行う。このとき、昇圧回路31内のコンデンサ32dは、10秒程度で放電状態から満充電状態まで充電される。そして、制御部40は、光パルス駆動部30から、平滑回路31dのコンデンサ32dの充電電圧に関する信号を受け取り、昇圧回路31の充電電圧が駆動電圧まで昇圧されたか否かを判定する(ステップS2)。
昇圧回路31の充電電圧が駆動電圧まで昇圧されていない場合は(ステップS2;No)、制御部40は充電電圧が駆動電圧まで昇圧されるのを待つ。一方、充電電圧が駆動電圧まで昇圧された場合は(ステップS2;Yes)、制御部40は、OPT−ON信号を光パルス駆動部30へ送信する(ステップS3)。図6に示すように、光パルス駆動部30は、OPT−ON信号を受信することにより、所定の照射期間Topt(例えば、数十n秒)だけ駆動電圧を光源20へ印加し、被検体A内に向けて照射期間Toptのパルス幅を有する光パルスを光源20に照射させる。
この光パルスの照射により、被検体A内では各深度の部位において光音響効果による音響波が発生する。また、光パルス駆動部30から駆動電圧が光源20に供給されることにより、光パルス駆動部30内の昇圧回路31では、駆動電圧に充電されていたコンデンサ32dの両端電圧が駆動電圧よりも低下する。
制御部40は、図6に示すように、OPT−ON信号の出力(即ち、照射期間Toptの開始)から、第1受信期間Tr1が経過するまでは、Tr1の経過を待つ(ステップS4;No)。この第1受信期間Tr1は、光パルスの照射開始から、被検体A内の所定の測定深度Lの部位で発生した音響波が超音波探触子10によって受信されるまでの期間である。本実施形態では、最大測定可能深度である測定深度Lを30mmに設定しており、上述のように、Tr1=L/C+L/S≒L/Sとなるので、S=1530(m/秒)とすると、第1受信期間Tr1は約20μ秒となる。
したがって、本実施形態では、測定深度Lを30mmに設定することにより、理論的には測定深度Lまでの深さ(即ち、0〜30mm)において発生した音響波を、超音波探触子10は受信する。これにより、超音波探触子10は、音響波を受信したことに基づいて、超音波検出信号を生成し、画像信号生成部50へ送信する。画像信号生成部50は、第1受信期間Tr1に受け取った超音波検出信号に基づいて断面画像信号(超音波画像信号)を生成する。
この超音波画像信号に基づいて画像表示部58には、被検体Aの生体組織の断面画像が表示される。本実施形態の光音響画像生成装置1では、光音響効果により生じる音響波を画像化している。人体内の金属製品である注射針は、光パルスに照射されることにより、光音響効果に基づいて音響波を生成する。したがって、本実施形態では、被検体Aの生体組織内に挿入された注射針等を特に鮮明に表示することが可能であり、例えば、麻酔注射を行う場合に、注射針の先端が対象神経付近の目標位置に到達したことを容易に判別することができる。
一方、第1受信期間Tr1が経過すると(ステップS4;Yes)、制御部40は、充電信号を光パルス駆動部30へ送信する(ステップS5)。本実施形態において、第1受信期間Tr1は充電禁止期間(又は充電停止期間)である。なお、制御部40は、第1受信期間Tr1の終了と同時に充電信号を送信してもよいし、所定期間(例えば、数十μ秒)の経過後に充電信号を送信してもよい。
そして、制御部40は、光パルス駆動部30からコンデンサ32dの充電電圧に関する信号を受け取り、昇圧回路31の充電電圧が駆動電圧に到達したか否かを判定する(ステップS6)。図6に示すように、充電電圧が駆動電圧に到達していない充電期間Tchは(ステップS6;No)、制御部40は充電信号を送信し続ける。一方、充電電圧が駆動電圧に到達すると(ステップS6;Yes)、制御部40は充電信号の送信を中止する。本実施形態では、充電信号を送信する充電期間Tchは、約150μ秒である。
制御部40は、測定開始から所定の測定期間が終了したか否かを判断し(ステップS7)、測定期間が終了していなければ(ステップS7;No)、ステップS3からステップS6までの処理を所定の繰り返し周期T(例えば、0.1秒〜1m秒)毎に繰返し、一方、測定期間が終了していれば(ステップS7;Yes)、処理を終了する。
このように、本実施形態では、超音波探触子10が超音波(音響波)を受信している期間、即ち、測定深度Lで規定された受信期間Tr1は、昇圧回路31における昇圧動作が実行されないように、制御部40が光パルス駆動部30を制御するように構成されている。これにより、昇圧動作におけるスイッチング素子32aのスイッチング動作に起因する電磁ノイズが、超音波探触子10によって生成される超音波検出信号に混入して信号品質を劣化させることを防止することができ、画像信号生成部50によって生成される断面画像又は超音波画像における乱れの発生や鮮明さの欠如を効果的に抑制することができる。
次に、図7〜図10を参照して、第2実施形態に係る光音響画像生成装置を説明する。図7は光音響画像生成装置の電気ブロック図であり、図8は反射波の発生メカニズムの説明図であり、図9は測定処理のフローチャートであり、図10は測定動作のタイムチャートである。
なお、理解の容易のため、第1実施形態と重複する部分については繰り返しの記載を省略する。また、第1実施形態と同じ構成要素には、同じ符号を付して説明する。
図7に示すように、本実施形態の光音響画像生成装置101は、超音波プローブ2とコントローラ103を備えている。
本実施形態では、超音波プローブ2内の超音波探触子10は、超音波の受信だけでなく、超音波の送信も行うように構成されている。このため、超音波探触子10は、コントローラ103から所定の駆動電圧(例えば、50〜100Vの正電圧又は/及び負電圧)を有する超音波送信信号を受け取り、これに応答して、超音波送信信号の受信期間中、振動素子13を振動させて超音波又は超音波パルスを発生する。
また、コントローラ103は、制御部40及び画像信号生成部50に加えて、超音波駆動部60を有する。
制御部40は、所定の繰り返し周期毎に、超音波を発生させることを指令するためのB−ON信号(超音波信号トリガ信号)を超音波駆動部60へ送信する。超音波駆動部60は、制御部40からB−ON信号を受け取ると、このB−ON信号に応答して、超音波送信信号を超音波探触子10へ送信する。これにより、コントローラ103は、超音波プローブ2の超音波探触子10を制御する。
画像信号生成部50は、光パルスの照射により受信した音響波に基づく超音波検出信号に加えて、超音波探触子10から出力した超音波パルスの反射波に基づく超音波検出信号も同様に信号処理し、超音波画像信号を生成する。その際、音響波の受信に基づく超音波画像信号と、反射波の受信に基づく超音波画像信号とが重畳される。これにより、画像表示部58では、両者が重畳された断面画像が表示される。したがって、本実施形態では、音響波によって検出し易い金属針等の画像を、反射波によって検出し易い生体組織の画像に重畳させることにより、より明瞭に、人体内の金属針等の位置を特定することができる。
ここで、図8を参照して、出力された超音波が被検体A内で反射されることにより受信される反射波について説明する。被検体A内部の測定深度Lの位置に対象物B(例えば、血管、神経組織等)がある場合を考える。パルス状の超音波Scを被検体Aの表面から内部に向けて出力すると、超音波Scは、被検体Aの内部を音速Sで伝搬し、ある伝搬時間Tb(=L/S)で対象物Bに到達する。対象物Bは、周囲の生体組織とは音響特性が異なる媒体であるため、超音波Scは対象物Bで反射する。このようにして反射した反射波Sc’は、被検体Aの内部を音速Sで伝搬し、同じ伝搬時間Tbで被検体Aの表面に到達する。よって、超音波Scの出力開始から、測定深度Lで反射した反射波Sc’の受信を完了するまでの受信期間Trは、伝搬期間Tbの2倍の時間となる(Tr=Tb×2)。
次に、図9及び図10を参照して、本実施形態の光音響画像生成装置101の動作を説明する。
図9の測定処理のフローチャートでは、図5のフローチャートにおいて、ステップS2とS3の間に、ステップS10及びS11が追加されている。
使用者が超音波プローブ2を被検体Aの表面(人体の皮膚)に接触させ測定を開始する際、コントローラ3の測定スイッチがオンにされると(ステップS1)、制御部40は、以下の処理を開始する。
先ず、制御部40は、ステップS1の処理により、光パルス駆動部30から、充電電圧に関する信号を受け取り、充電電圧が駆動電圧まで昇圧されたか否かを判定する(ステップS2)。
昇圧回路31の充電電圧が駆動電圧まで昇圧されるのを待ち(ステップS2;No)、充電電圧が駆動電圧まで昇圧されると(ステップS2;Yes)、制御部40は、図10に示すように、B−ON信号を超音波駆動部60へ送信する(ステップS10)。これにより、超音波駆動部60から所定の出力期間Ts(例えば、数十n秒)だけ駆動電圧が超音波探触子10の振動素子13へ送信され、超音波探触子10から被検体A内に向けて超音波パルスが出力される。この超音波パルスは、被検体A内の各深度の部位で反射され、反射波が順次に超音波探触子10へ戻される。
制御部40は、図10に示すように、B−ON信号の出力(即ち、出力期間Tsの開始)から、第2受信期間Tr2が経過するまでは、Tr2の経過を待つ(ステップS11;No)。この第2受信期間Tr2は、超音波パルスの出力開始から、被検体A内の所定の測定深度Lの部位における反射波が超音波探触子10によって受信されるまでの期間である。本実施形態では、上述のように、測定深度Lを30mmに設定しており、Tr2=L/S×2となるので、S=1530(m/秒)とすると、第2受信期間Tr2は約40μ秒となる。
したがって、本実施形態では、測定深度Lを30mmに設定することにより、理論的には測定深度Lまでの深さ(即ち、0〜30mm)から反射された反射波を、超音波探触子10は受信する。これにより、超音波探触子10は、反射波を受信したことに基づいて、超音波検出信号を生成し、画像信号生成部50へ送信する。
また、第2受信期間Tr2が経過すると(ステップS11;Yes)、制御部40は、OPT−ON信号を光パルス駆動部30へ送信する(ステップS3)。なお、第2受信期間Tr2の経過から更に所定の時間(例えば、数十μ秒)だけ経過した後に、OPT−ON信号を送信しているが、第2受信期間Tr2の経過と同時に、OPT−ON信号を送信するように構成してもよい。
図10に示すように、光パルス駆動部30は、OPT−ON信号を受信することにより、所定の照射期間Topt(例えば、数十n秒)の光パルスを光源20に照射させる。
制御部40は、OPT−ON信号の出力(即ち、照射期間Toptの開始)から、第1受信期間Tr1が経過するまでは、Tr1の経過を待つ(ステップS4;No)。この第1受信期間Tr1は、光パルスの照射開始から、被検体A内の所定の測定深度Lの部位で発生した音響波が超音波探触子10によって受信されるまでの期間である。本実施形態では、上述のように測定深度Lを30mmに設定しているので、第1受信期間Tr1は約20μ秒となる。
したがって、本実施形態では、超音波探触子10は、測定深度Lまでの深さにおいて発生した音響波を受信し、この音響波の受信に基づいて、超音波検出信号を生成し、画像信号生成部50へ送信する。
画像信号生成部50は、第2受信期間Tr2における超音波の受信に基づく超音波検出信号と、第1受信期間Tr1における超音波の受信に基づく超音波検出信号とを合成して、超音波画像信号を生成する。第2受信期間Tr2には、被検体Aの生体組織における音響特性の相違により生じる反射波が受信されており、この期間の超音波検出信号は、被検体Aの生体組織を明瞭に示すのに適している。一方、第1受信期間Tr1には、被検体A内での光音響効果により生じる音響波が受信されており、この期間の超音波検出信号は、人体内の注射針等を明瞭に示すのに適している。
よって、本実施形態の光音響画像生成装置101では、第1及び第2受信期間Tr1,Tr2における超音波検出信号を合成することにより、生体組織内における注射針等をより明瞭に表示することが可能である。
一方、制御部40は、第1受信期間Tr1が経過すると(ステップS4;Yes)、制御部40は、充電信号を光パルス駆動部30へ送信する(ステップS5)。本実施形態では、第1受信期間Tr1及び第2受信期間Tr2は、充電禁止期間(又は充電停止期間)である。なお、制御部40は、第1受信期間Tr1の終了と同時に充電信号を送信してもよいし、所定期間(例えば、数十μ秒)の経過後に充電信号を送信してもよい。
そして、制御部40は、光パルス駆動部30からコンデンサ32dの充電電圧に関する信号を受け取り、昇圧回路31の充電電圧が駆動電圧に到達したか否かを判定する(ステップS6)。図10に示すように、充電電圧が駆動電圧に到達していない充電期間Tchは(ステップS6;No)、制御部40は充電信号を送信し続ける。一方、充電電圧が駆動電圧に到達すると(ステップS6;Yes)、制御部40は充電信号の送信を中止する。本実施形態では、充電信号を送信する充電期間Tchは、約150μ秒である。
制御部40は、測定期間が終了していなければ(ステップS7;No)、ステップS10からステップS6までの処理を所定の繰り返し周期T(例えば、0.1秒〜1m秒)毎に繰返し、一方、測定期間が終了していれば(ステップS7;Yes)、処理を終了する。
このように、本実施形態では、超音波探触子10が超音波(反射波、及び音響波)を受信している期間、即ち、測定深度Lで規定された第1受信期間Tr1及び第2受信期間Tr2は、昇圧回路31における昇圧動作が実行されないように、制御部40が光パルス駆動部30の昇圧回路31を制御するように構成されている。これにより、昇圧動作におけるスイッチング素子32aのスイッチング動作に起因する電磁ノイズが、超音波探触子10によって生成される超音波検出信号に混入して信号品質を劣化させることを防止することができ、画像信号生成部50によって生成される超音波画像信号における乱れの発生や鮮明さの欠如を効果的に抑制することができる。
本発明は、上記実施形態に限定されることなく、以下のように変形することができる。
図2に示された超音波プローブ2は、超音波プローブ筐体2a内に、超音波探触子10に加えて、光源20及び光パルス駆動部30が収容されていたが、これに限らず、図11の分解斜視図に示すように超音波プローブ102を構成してもよい。図11では、超音波プローブ102と、照明装置103a,103bとがそれぞれ別体に構成されており、超音波プローブ102の幅方向の両側面に、照明装置103a,103bが着脱可能に又は固定的に取り付けられている。
超音波プローブ102は、超音波プローブ筐体102a内に、超音波探触子10を収容している。一方、照明装置103a,103bは、それぞれ筐体内に、光源20と光パルス駆動部30とを収容しており、接続線4a,4bを介してコントローラ3に接続されている。
このように、超音波プローブ102とは別体の照明装置103a,103bを用いる場合であっても、これら照明装置103a,103bは、超音波プローブ102の超音波探触子10に近接して配置する必要がある。このため、この改変例においても、照明装置103a,103bにおける昇圧動作により生じる電磁ノイズによって超音波画像信号の画像品質が劣化してしまうおそれがあるが、上述のように充電禁止期間を設定することにより、画像品質の劣化を効果的に抑止することができる。
また、上記第2実施形態では、繰り返し周期Tにおいて、始めに超音波パルスを出力して第2受信期間Tr2を設定し、次に光パルスを照射して第1受信期間Tr1を設定し、その後に充電期間Tchを設定しているが、充電期間Tchが、第1受信期間Tr1及び第2受信期間Tr2に時間的に重ならなければ、繰り返し周期T内の任意の期間に充電期間Tchを設定してよい。例えば、始めに第1受信期間Tr1を設定し、次に第2受信期間Tr2を設定し、その後に充電期間Tchを設定してもよいし、始めに第1受信期間Tr1を設定し、次に第2受信期間Tr2を設定するが、これら期間の間と第2受信期間Tr2の後に分割して充電期間Tchを設定してもよい。
1,101 光音響画像生成装置
2,102 超音波プローブ
3,103 コントローラ
10 超音波探触子(超音波検出部、超音波発生部)
13 振動素子
20 光源
30 光パルス駆動部(光源駆動部)
31 昇圧回路
31a DC/AC変換器
31b 変圧器
31c 整流回路
31d 平滑回路
32a スイッチング素子
32d コンデンサ
32 ドライバ
40 制御部
50 画像信号生成部
60 超音波駆動部
103a,103b 照明装置
A 被検体
B 対象物
L 測定深度
Tr1 第1受信期間
Tr2 第2受信期間
Topt 照射期間
Ts 出力期間
Tch 充電期間

Claims (6)

  1. 被検体内に光を照射する光源と、
    所定の駆動電圧を供給することにより、前記光源から光を照射させる光源駆動部と、
    超音波を受信し、受信した超音波に基づいて超音波検出信号を生成する超音波検出部と、
    前記超音波検出部により生成された超音波検出信号に基づいて、被検体の超音波画像を生成する画像信号生成部と、
    前記光源駆動部を制御する制御部と、を備えた光音響画像生成装置であって、
    前記制御部は、前記光源から照射された光によって被検体内で生じた超音波を前記超音波検出部が受信する第1受信期間は、前記光源駆動部内の昇圧回路の動作を停止するように前記光源駆動部を制御し、
    前記超音波検出部、及び前記光源駆動部がプローブ内に配置されている、
    光音響画像生成装置。
  2. 前記第1受信期間は、前記光源による光の照射から、この光により被検体内の所定測定深度の部位で生じた超音波を受信するまでの期間であることを特徴とする
    請求項1に記載の光音響画像生成装置。
  3. 被検体内に超音波を出力する超音波発生部を更に備え、
    前記超音波検出部は、前記超音波発生部から出力された超音波が前記被検体内で反射された反射波を受信し、受信した反射波に基づいて超音波検出信号を生成し、
    前記制御部は、前記超音波発生部による超音波の出力を制御すると共に、前記超音波発生部から出力された超音波の反射波を前記超音波検出部が受信する第2受信期間においても、前記昇圧回路の動作を停止するように前記光源駆動部を制御することを特徴とする
    請求項1又は2に記載の光音響画像生成装置。
  4. 前記第2受信期間は、前記超音波発生部による超音波の出力から、この超音波が被検体内の所定測定深度の部位で反射された反射波を受信するまでの期間であることを特徴とする
    請求項3に記載の音響画像生成装置。
  5. 前記制御部は、所定の繰り返し周期毎に、前記昇圧回路を所定の駆動期間だけ駆動させ、前記光源から光を所定の照射期間だけ照射させるように前記光源駆動部を制御すると共に、前記超音波発生部から超音波を所定の出力期間だけ出力させるように前記超音波発生部を制御し、
    前記所定の繰り返し周期は、前記昇圧回路の駆動期間と前記第1受信期間と前記第2受信期間とを足した期間以上の周期である、ことを特徴とする
    請求項3又は4に記載の光音響画像生成装置
  6. 前記超音波検出部は、圧電素子を含み、前記超音波発生部を兼ねることを特徴とする
    請求項3乃至5のいずれか1項に記載の光音響画像生成装置。
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