JP6150773B2 - 屋根用雪止め取付金具 - Google Patents

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Description

本発明は、屋根用雪止め取付金具に関するものである。
従来の屋根用雪止め取付金具としては、屋根の適宜な固定箇所に固定可能な固定部の軒先側の端部に、雪止め機能を有する平板状の羽根板部を設けたり、固定部の上部にアングルや羽根板などの雪止め材を取付可能な取付部を設けたものが一般的である。
また、この種の屋根用固定金具の前記固定部は、固定する屋根の形式によって色々なタイプが存在するが、縦葺屋根用や折板屋根用は、左右一対の挟持部材間に締付ボルトを架設し、この左右一対の挟持部材の夫々の下端部を挟持部とし、前記締付ボルトに螺着したナットを締付回動することにより前記挟持部間を狭めて、この左右の挟持部によって立設する立ハゼ部の首部を締め付け挟持して固定する構成となっている(例えば、特許文献1参照。)。
ところで、このような(挟持)固定部を有する屋根用雪止め取付金具は、固定部を固定後(屋根用雪止め取付金具を縦葺屋根や折板屋根上に設置固定した後)にアングルや羽根板などの雪止め材に積雪の大きな荷重が加わると、雪止め材が屋根の軒側に倒れようとして固定部の雪止め材より棟側に存する部位を上方へ浮き上がらせようとする強い力が作用し、場合によっては固定部が立ハゼ部から上方へ抜け外れてしまうことが懸念される。
そこで、従来、下記特許文献2のように、立ハゼ部の首部を締め付け挟持する挟持部に、この左右の挟持部による締め付け挟持状態の前記固定部が立ハゼ部に対して上動した際に首部の上方に存する立ハゼ部の幅広頭部に係止する係止部を設けて、この係止部が幅広頭部に係止することによって固定部のそれ以上の上動が阻止されるように構成したものも提案されている。
特許第3062458号公報 特許第5200078号公報
本発明は、上記したような屋根の立ハゼ部に挟持固定する取付金具の改良に係るもので、縦葺屋根や折板屋根の立ハゼ部に対し上動不能な位置決め状態で強固に固定できる実用性に優れた屋根用雪止め取付金具を提供するものである。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
屋根1の立ハゼ部2の首部3に締め付け挟持する挟持部7が設けられている金具本体5に、アングル8Aや羽根板などの雪止め材8を取り付け可能な取付部9が設けられている屋根用雪止め取付金具において、前記金具本体5は、一対の挟持部材6が左右に対向配設され、この挟持部材6間に締付ボルト10が貫通配設され、この締付ボルト10により各挟持部材6の下部に形成した前記挟持部7を締め付け接近して前記立ハゼ部2の首部3を締め付け挟持するように構成されており、前記挟持部7の上方に、この挟持部7が前記立ハゼ部2の首部3を締め付け挟持した際に首部3の上方に存する巻き込み部4Aや嵌合部などの幅広頭部4の下側に下方から圧接するハゼ頭当接部11が設けられ、前記各挟持部材6が板材で構成され、この各挟持部材6の少なくとも前後縁が対向内側に折曲され、この各折曲板部12の下部が前記挟持部7として構成され、この折曲板部12の前記挟持部7より上方側が各折曲板部12の対向外側に向かって凹む形状の凹状縁13に形成され、この対向する凹状縁13間に前記立ハゼ部2の幅広頭部4を配設し得るように構成され、この各凹状縁13に、前記挟持部7が前記立ハゼ部2の首部3を締め付け挟持した際に前記立ハゼ部2の幅広頭部4の下側に下方から圧接する傾斜縁部11が形成されて、この傾斜縁部11が、前記挟持部7の締付力の増大に伴って前記幅広頭部4への圧接力が増大する前記ハゼ頭当接部11として構成されており、前記挟持部材6若しくは前記挟持部7に、この挟持部7が前記立ハゼ部2の首部3を締め付け挟持した際に前記幅広頭部4の下方に配設する係止突起14が、この挟持部材6若しくは挟持部7の対向内側に向けて突設されていることを特徴とする屋根用雪止め取付金具に係るものである。
また、前記挟持部材6若しくは前記挟持部7の複数箇所に前記係止突起14が突設されていることを特徴とする請求項1記載の屋根用雪止め取付金具に係るものである。
本発明は上述のように構成したから、挟持部で屋根の立ハゼ部の首部を締付挟持した際にハゼ頭当接部が立ハゼ部の幅広頭部の下側に下方から圧接するので、金具本体を立ハゼ部に対し上動不能な位置決め状態に固定でき、挟持部を屋根の立ハゼ部の首部に強固に締め付け挟持するほど、ハゼ頭当接部の幅広頭部への圧接力が増大して強固な位置決め固定効果が発揮され、これにより金具本体や取付部に取り付けた雪止め材に屋根積雪の大きな荷重が加わることで金具本体を立ハゼ部に対し上動させようとする強い荷重が加わっても、立ハゼ部に対して金具本体がガタついたり上方へ抜け外れたりすることが確固に防止される極めて実用性に優れた屋根用雪止め取付金具となる。
また、本発明においては、挟持部で立ハゼ部の首部を締め付け挟持した際に係止突起が幅広頭部の下方に配設するから、例えばハゼ頭当接部が圧接する幅広頭部の変形等によって金具本体が立ハゼ部に対し上動しようとしても、係止突起が立ハゼ部の幅広頭部に下方から係止して上方への強固な抜止効果を発揮できる極めて実用性に優れた構成の屋根用雪止め取付金具となる。
また、発明においては、少なくとも前後二箇所のハゼ頭当接部が立ハゼ部の幅広頭部に圧接するため、一層強固な位置決め効果が発揮されると共に、この強固な位置決め固定効果を発揮するハゼ頭当接部を簡易構成にして容易に設計実現可能となる一層実用性に優れた構成の屋根用雪止め取付金具となる。
また、特に請求項記載の発明のように構成した場合には、複数の係止突起によって一層良好な上動抜止防止効果を発揮できる。
本実施例を示す斜視図である。 本実施例の挟持部を締め付け挟持して金具本体を立ハゼ部に固定しようとする途中(締め付け途中)の状態を示す正面図、並びに本実施例の使用状態を示す正面図である。 本実施例の使用状態を示す側面図である。 本実施例を示す底面図である。 本実施例の係止突起が立ハゼ部の首部に締め付け挟持する様子を示す部分拡大説明正断面図である。
好適と考える本発明の実施形態を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
左右一対の挟持部材6で屋根1の立ハゼ部2を挟むようにして屋根1上に金具本体5を配置し、左右の挟持部材6間に貫通配設した締付ボルト10により各挟持部材6の下部に形成した前記挟持部7を締め付け接近して前記立ハゼ部2の首部3を締め付け挟持すると、金具本体5(本発明の屋根用雪止め取付金具)が屋根1上に固定される。
また、本発明は、締付ボルト10により挟持部7を締め付け接近した際に、挟持部7の上方に設けたハゼ頭当接部11が立ハゼ部2の首部3の上方に存する巻き込み部4Aや嵌合部などの幅広頭部4の下側に下方から圧接することになる。
従って、金具本体5(のハゼ頭当接部11)は、立ハゼ部2に対して上動しようとしてもこの上動が立ハゼ部2の幅広頭部4に阻止されて挟持固定位置から上動できない位置決め状態となる。
このようにして屋根1上に固定された金具本体5の取付部9に、アングル8Aや羽根板などの雪止め材8を取り付けると、屋根1上の積雪の雪止めとして機能する。
この雪止め材8や金具本体5に屋根1積雪の大きな荷重が加わると、雪止め材8が屋根1の軒側に倒れようとして金具本体5の棟側に存する部位が上動しようとする。
そして、この力が非常に強いと金具本体5(左右一対の挟持部材6)が前記立ハゼ部2に対して上動しようとするが、本発明においては、前述のように金具本体5(ハゼ頭当接部11)の上動が立ハゼ部2の幅広頭部4に阻止されて挟持固定位置から上動できない位置決め状態で固定されているので、大きな積雪荷重を受けても、金具本体5が屋根1に対し上動してガタついたり立ハゼ部2に対して上方へ抜け外れたりすることがない。
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
本実施例は、屋根1の立ハゼ部2の首部3に締め付け挟持する挟持部7を設けた金具本体5に、アングル8Aや羽根板などの雪止め材8を取り付け可能な取付部9を設けた屋根用雪止め取付金具に関するものである。尚、本実施例は、固定対象の屋根1として縦葺き屋根1(巻きハゼ式のたて平葺き屋根1を示しているが、嵌合式のたて平葺き屋根1を固定対象としても良い。)を示しているが、立ハゼ部2を有するハゼ式折板屋根1を固定対象としても良い。
本実施例の前記金具本体5は、一対の挟持部材6を左右に対向配設し、この挟持部材6間に締付ボルト10を貫通配設すると共に、この締付ボルト10は挟持部材6に対し回り止め状態に設け、この締付ボルト10のボルト先端に締付ナット15(六角ナット15)を螺着し、この締付ボルト10と締付ナット15の締付螺動操作により各挟持部材6の下部に形成した前記挟持部7を締め付け接近して前記立ハゼ部2の首部3を締め付け挟持し、これにより屋根1上に固定できる構成としている。
また、この金具本体5は、図1,図3,図4に示すように、屋根1の立ハゼ部2の長さ方向に沿う前後長さを有する形状に形成すると共に、この金具本体5の前後二箇所に前記締付ボルト10を貫通配設して、この前後の締付ボルト10により金具本体5の二箇所を締め付け可能な構成としている。
更に具体的には、金具本体5は、図1,図2に示すように、一枚の金属板を折曲形成して天板部16の左右から対向板部6が下方へ折曲垂下する転コ字状に形成して、この左右の対向板部6を前記一対の挟持部材6としている。即ち、本実施例では、左右一対の挟持部材6を一体物で構成した場合を示している。尚、一対の挟持部材6を夫々別部品として構成しても良い。
また、金具本体5は、前記各挟持部材6の前後縁と、後側の前記締付ボルト10よりやや前方の後側寄り位置とに、後縁部では後方に、他の二箇所では前方に突出する突板部を有する形状に前記金属板を設定構成し、この各突板部を対向内側に折曲すると共に、この各折曲板部12の下部の対向内側縁を前記挟持部7として、この対向する挟持部7が前記締付ボルト10(締付ナット15)の締付に伴って接近移動し、各挟持部7間に配した立ハゼ部2の首部3を締め付け挟持する構成としている。即ち、本実施例では、金具本体5の前後位置と後端部よりやや前方の後側寄り位置との合計三箇所に前記挟持部7を設けて、この三箇所の挟持部7で立ハゼ部2の首部3を左右から締め付け挟持する構成としている。
また、この金具本体5は、前記金属板を転コ字状に折曲することで、前記天板部16から左右の挟持部材6に至る箇所に側面視L字状の切欠部9が形成される展開形状の前記金属板で構成し、この切欠部9を、前記雪止め材8としての雪止めアングル8Aを挿入して固定可能な前記取付部9としている。
更に詳しくは、金具本体5の天板部16の長さ方向の中間部より後側寄り位置から切欠されて、挟持部材6の高さ方向の中ほどに至る縦切欠部17を形成し、この縦切欠部17の下部から連設状態に略直角前方へ切欠される横切欠部18を形成して、この縦切欠部17と横切欠部18とが側面視でL字状に連設する形状の前記取付部9を構成し、この取付部9の縦切欠部17にアングル8Aの縦板部を挿入すると共に、取付部9の横切欠部18にアングル8Aの横板部を挿入することで取付部9にアングル8Aを略水平に取付可能な構成としている。図中符号26はアングル8Aの横板部を載置支持する支持片部である。
即ち、本実施例では、アングル8Aの取り付けに適した取付部9を構成した場合を示している。尚、この取付部9は、図示省略の雪止め用羽根板の取り付けに適した構成を採用しても良い。
また、この取付部9へのアングル8Aの取付構造について説明すると、前記横切欠部18の上方の前記天板部16に雌ネジ孔19を上下方向に貫通形成し、この雌ネジ孔19に取付ネジ20を上方から螺着して、この取付ネジ20で横切欠部18に挿入したアングル8Aの横板部上面を締め付けることでアングル8Aを着脱可能に取付固定する構造としている。
また、この取付部9は、その側面開口形状に沿って水平側方からアングル8Aを挿入させることができるが、前記縦切欠部17の上方開口部からも挿入可能となるように縦切欠部17の前後開口幅を設定構成し、更に縦切欠部17に上方からアングル8Aの横板部を傾けつつ挿入したり、横板部を傾けつつ縦切欠部17からアングル8Aを上方へ挿脱したりできるように、縦切欠部17の上方後縁部をR形状に形成して、このR縁部21により縦切欠部17の上方開口部の前後幅がそれより低い位置の前後幅より大きくなる構成としている。
また、この縦切欠部17の前後開口幅は、アングル8Aの横板部の前後幅よりも小さく設定し、これにより前記取付ネジ20によるアングル8Aの締付固定状態が緩んでアングル8Aが後方へ移動しても、アングル8Aの横板部の前端部が縦切欠部17の前縁部に至って抜脱する前に、アングル8Aの横板部の後端部と縦板部の後面部とが前記R縁部21下方の立ち上がり縁22に当接して、アングル8Aの抜脱が防止される構成としている。
また、金具本体5は、取付部9より前側に存する天板部16を、その前側程低くなる傾斜形状に形成すると共に、この傾斜天板部16の上面にビード加工を施すことで、この天板部16を補強しつつこの天板部16上面にその長さ方向(前後方向)に沿った長さの水切り溝23を形成し、この傾斜水切り溝23を介して雨水などが良好に排水されて金具本体5が腐食しにくい構成としている。
また、図面の金具本体5は、取付部9より後側に存する挟持部材6(対向板部6)は左右に分割形成し、この金具本体5後部では、後側左右の各対向板部6の上部を夫々対向内側に折曲して互いを重合することで、この重合板部を前記天板部16とした場合を示している。
本実施例は、前記挟持部7の上方に、この挟持部7が前記立ハゼ部2の首部3を締め付け挟持した際に首部3の上方に存する幅広頭部4(巻き込み部4A)の下側に下方から圧接するハゼ頭当接部11を設けている。尚、図面は巻きハゼ式のたて平葺き屋根1の立ハゼ部2の巻き込み部4A(幅広頭部4)にハゼ頭当接部11が圧接するようにした場合を示しているが、取付対象を嵌合式のたて平葺き屋根1とした場合には、立ハゼ部2の嵌合部(幅広頭部4)にハゼ頭当接部11が圧接することになる。
具体的には、前記各折曲板部12の折曲先端縁(対向内側縁)の前記挟持部7より上方側を各折曲板部12の対向外側に向かって凹む形状の凹状縁13に形成して、この対向する凹状縁13間に前記立ハゼ部2の幅広頭部4を配設し得るように構成している。そして、この対向する凹状縁13間に立ハゼ部2の幅広頭部4を配設した状態で、首部3を挟持部7で締め付け挟持し得るように構成している。
また、この各凹状縁13は、図2に示すように、左右対称のくの字形に凹む形状に形成し、この各凹状縁13の下側の傾斜縁部11を前記ハゼ頭当接部11として、前記挟持部7が前記立ハゼ部2の首部3を締め付け挟持した際に、このハゼ頭当接部11が立ハゼ部2の前記幅広頭部4の下側に下方から圧接し、傾斜縁部11であることから締付ボルト10(締付ナット15)の締付力の増大に伴って圧接力が増大することになる構成としている(図2参照)。
そして、このハゼ頭当接部11が立ハゼ部2の前記幅広頭部4の下側に下方から圧接することにより、金具本体5(のハゼ頭当接部11)は、立ハゼ部2に対して上動しようとしてもこの上動が立ハゼ部2の幅広頭部4に阻止されて挟持固定位置から上動できない位置決め状態で立ハゼ部2に固定される構成としている。尚、本実施例では、ハゼ頭当接部11を左右対称に設けたことにより、金具本体5の前後向きを反対にして使用することも可能である。
また、本実施例は、前記挟持部材6に、この挟持部7が前記立ハゼ部2の首部3を締め付け挟持した際に前記幅広頭部4の下方に配設して首部3に近接若しくは当接する係止突起14を、この挟持部材6の対向内側に向けて突設している。具体的には、挟持部7が立ハゼ部2の首部3を締め付け挟持した際に、この係止突起14が立ハゼ部2の首部3を締め付け挟持するように構成している。
尚、この係止突起14は、要は挟持部7が前記立ハゼ部2の首部3を締め付け挟持した際に広頭部4の下方に配設する構成であれば良いので、首部3に当接しない構成でも良い。また、この係止突起14は、挟持部7に設けても良い。
更に具体的には、金具本体5の長さ方向の中間部に存する左右の前記挟持部材6が他の部位より下方へ延設する形状に前記金属板を設定構成すると共に、その延設下端部を対向外側に折曲してこの折曲下端部を立ハゼ部2の左右の屋根1上面に載置する載置部24とし、この左右の載置部24よりやや上方の挟持部材6の対向内面に、金具本体5の長さ方向に所定間隔を置いて前記係止突起14を複数並設状態に設けている。
また、この係止突起14は、左右の挟持部材6の夫々の下端部の外側板面を内方へ凹ませるように例えばプレス押圧加工することにより、この夫々の下端部の内側板面8を対向内側へ膨出するように変形させた突起で構成している。即ち、係止突起14は、左右の挟持部材6の下端部の板面に一体成形している。図中符号25は係止突起14形成によって生じた押圧痕(凹所)である。
また、本実施例では、一方(左側)の複数の前記係止突起14と、他方(右側)の複数の前記係止突起14とを、左右非対称位置に配設している。
更に詳しくは、左側の挟持部材6の対向内面には、金具本体5の長さ方向に沿って間隔を置いた二箇所に係止突起14を設け、右側の挟持部材6の対向内面には、金具本体5の長さ方向に沿って間隔を置いた三箇所に係止突起14を設けて、この左右非対称位置に配設した係止突起14が屋根1の立ハゼ部2の首部3の左右側面に左右交互に当接して噛み合うように挟持係止し、前記挟持部7の締め付け挟持作用と相まって首部3に対する強固な締め付け挟持作用を発揮するように構成している(図4,図5参照)。
この係止突起14は、前述のような締め付け挟持作用を発揮するが、例えば幅広頭部4の変形等の原因によって万一金具本体5が立ハゼ部2に対し上動してしまった際には、立ハゼ部2の幅広頭部4の下側に下方から係止して上方への強固な抜止作用をも発揮できるようにしたものである。
また、この係止突起14は、前記挟持部7が前記立ハゼ部2の首部3を締め付け挟持した際に、幅広頭部4下側の近接下方に配するように設けて、万一金具本体5が上動しても直ちにこの係止突起14が幅広頭部4の下側に係止して抜け止め作用を発揮することになる構成としている。
尚、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
1 屋根
2 立ハゼ部
3 首部
4 幅広頭部
4A 巻き込み部
5 金具本体
6 挟持部材
7 挟持部
8 雪止め材
8A アングル
9 取付部
10 締付ボルト
11 ハゼ頭当接部・傾斜縁部
12 折曲板部
13 凹状縁
14 係止突起

Claims (2)

  1. 屋根の立ハゼ部の首部に締め付け挟持する挟持部が設けられている金具本体に、アングルや羽根板などの雪止め材を取り付け可能な取付部が設けられている屋根用雪止め取付金具において、前記金具本体は、一対の挟持部材が左右に対向配設され、この挟持部材間に締付ボルトが貫通配設され、この締付ボルトにより各挟持部材の下部に形成した前記挟持部を締め付け接近して前記立ハゼ部の首部を締め付け挟持するように構成されており、前記挟持部の上方に、この挟持部が前記立ハゼ部の首部を締め付け挟持した際に首部の上方に存する巻き込み部や嵌合部などの幅広頭部の下側に下方から圧接するハゼ頭当接部が設けられ、前記各挟持部材が板材で構成され、この各挟持部材の少なくとも前後縁が対向内側に折曲され、この各折曲板部の下部が前記挟持部として構成され、この折曲板部の前記挟持部より上方側が各折曲板部の対向外側に向かって凹む形状の凹状縁に形成され、この対向する凹状縁間に前記立ハゼ部の幅広頭部を配設し得るように構成され、この各凹状縁に、前記挟持部が前記立ハゼ部の首部を締め付け挟持した際に前記立ハゼ部の幅広頭部の下側に下方から圧接する傾斜縁部が形成されて、この傾斜縁部が、前記挟持部の締付力の増大に伴って前記幅広頭部への圧接力が増大する前記ハゼ頭当接部として構成されており、前記挟持部材若しくは前記挟持部に、この挟持部が前記立ハゼ部の首部を締め付け挟持した際に前記幅広頭部の下方に配設する係止突起が、この挟持部材若しくは挟持部の対向内側に向けて突設されていることを特徴とする屋根用雪止め取付金具。
  2. 前記挟持部材若しくは前記挟持部の複数箇所に前記係止突起が突設されていることを特徴とする請求項1記載の屋根用雪止め取付金具。
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