JP3201079U - 瓦棒葺き屋根用雪止め金具 - Google Patents

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Abstract

【課題】巻ハゼの変形を抑えて積雪荷重に対する滑り抵抗力を増加させる瓦棒葺き屋根用雪止め金具を提供する。【解決手段】緊締ボルト3及びナット4と、貫通した緊締ボルトとナットによって挟圧される両側板部11を備えた下方開口コの字状とした挟圧体(挟圧部材1a,1b)と、底板部(部材22)と吊下げ板部(部材21)を備え、装着対象の瓦棒の巻ハゼ間に底板部が載置嵌合する受け板体で構成すると共に、雪止め機能部(雪止めアングル装着溝15,213)を設けた瓦棒葺き屋根用雪止め金具において、挟圧体(挟圧部材1a,1b)の両側板部11の下方に挟圧部16を、形成すると共に、挟圧部の前後端部分を内方に突出するように湾曲させて突出部位17を形成し、突出部位の上方に適宜長さの分離溝18を設ける。【選択図】図2

Description

本考案は、瓦棒葺き屋根に装着する雪止め金具に関するものである。
瓦棒葺き屋根は、金属薄板を屋根の流れの方向に一定間隔で桟(瓦棒)を並べた様に葺くもので、瓦棒部分の上面両側に巻ハゼを設けており、前記屋根に装着する雪止め金具は、瓦棒を跨いで装着する挟圧体と、挟圧体の両側板部を貫通する緊締ボルトと、緊締ボルトから吊り下げられ瓦棒の内側に載置する受け板体とで構成され、挟圧体に雪止め機能を奏する雪止め板か、或いは雪止めアングル装着部を設けているものである(特許文献1,2)。
前記の金具は、緊締ボルトに緊締ナットを螺合し、ボルトナットの締め付けを行うことで、瓦棒部分の上面両側に巻ハゼを挟圧体の両側板部で挟圧して瓦棒に固定するものである。また特に受け板体の底板部の側端縁と、挟圧体の両側板部下方とによる巻ハゼ部分の挟持機能を高めるために、底板部の側端縁に切欠き部を形成する手段が提案されている(特許文献3)。
ところで屋根葺き用の金属板としては、表面が塗装された化粧鋼板が採用されているが、特に耐食性、耐傷付き性に優れた鋼板として、エポキシ樹脂を含む下塗り塗料とエポキシの硬化作用成分を含まない上塗り塗装を施した塗装鋼板や、また合成シリカを含んで表面の艶消しを施した塗装鋼板などが採用されており、金属薄板と塗装面の密着性を高めた結果、表面が滑りやすくなっている。このため巻ハゼを挟圧体の側板と受け板体の底板部とで挟持して金具を固定しても、屋根の積雪が多くなって金具の負荷を増大させると、金具が摺り落ちてしまう事故が発生し易くなり、危険な状態となる。
前記の対策として、先に挟圧体の両側板部の下縁の挟圧部における前後端部分を内方に突出するように湾曲させた金具を提案した(特許文献4)。前記金具は下端前後端部分(突出端)が瓦棒の側面に強く喰いこむことによって、瓦棒の形成方向(屋根の峰から裾への方向)に対する強い抵抗力を確保し、屋根の積雪と共に金具が摺り落ちてしまう事故を防止するようにした。
実開昭57−129828号公報。 実開昭58−101928号公報。 特開2005−264626号公報。 特開2005−264626号公報。
前記した特許文献4で開示されている雪止め金具においては、瓦棒屋根の装着時に挟圧部(突出端)が瓦棒の側面に強く喰い込むと、瓦棒の形成方向(屋根の峰から裾への方向)に対する強い抵抗力を確保することになるが、強い抵抗力の確保のために前記突出端の喰い込みの程度が大きくなると、瓦棒が大きく変形してしまい、外観上好ましくない。また雪止め位置を変更した場合などは、従前の装着箇所が変形したまま残ってしまう。
そこで本考案は金具装着時の積雪耐力を確保すると共に、瓦棒の変形を極力少なくする挟持装着構造を備えた新規な雪止め金具を提案したものである。
本考案に係る瓦棒葺き屋根用雪止め金具は、緊締ボルト及びナットと、貫通した前記緊締ボルトとナットによって挟圧される両側板部を備えた下方開口コの字状とした挟圧体と、底板部と吊下げ板部を備え、装着対象の瓦棒の巻ハゼ間に底板部が載置する受け板体とで構成すると共に、挟圧体又は受け板体の一方又は双方に、雪止め板又は雪止めアングル装着部の何れか又は双方を設けた雪止め金具において、挟圧体の両側板部の下方部分に装着屋根の巻ハゼへの挟圧部を形成すると共に、挟圧部の前後端部分を内方に突出するように湾曲させ、且つ前記内方湾曲部分の上方に適宜長さの分離溝を設けてなることを特徴とするものである。
而して装着対象屋根の瓦棒の所定箇所に受け板体を載置し、挟圧体の両側板部の下方部分(挟圧部)を巻ハゼの外方に位置させ、緊締ボルトの締め付けで、瓦棒部分全体を挟圧体で挟持すると共に、巻ハゼ部分を受け板体の底板部の側縁とで挟持して金具が瓦棒に固定されるもので、更に挟圧体の両側板部の下縁前後端部分が内方に突出しているので、前記の挟圧固定に際して、挟圧部の下縁前後端部分(突出部位)が瓦棒の側面に最初に当接し、緊締ボルトの締付力が当該突出部位に集中して強い挟持力(積雪荷重に対する抵抗力)が発揮されて屋根の積雪と共に金具が摺り落ちてしまう事故が防止されると共に、当該突出部位の上方に分離溝が設けてあるので、緊締ボルトによる締付力が強くとも、当該分離溝の下方部分である突出部位が、外側方に逃げることになり、巻ハゼを大きく変形させる喰い込みを抑制できる。
本考案の構成は上記のとおり、重合部分である瓦棒側面に喰い込むように緊締力を作用させて金具の滑り止め抵抗を格段に向上させると共に、前記喰い込みによる瓦棒の変形を抑制するようにしたもので、緊締ボルトの締め付け作業による緊締力が強すぎたとしても、適切な挟圧力として作用することになり、金具装着作業の容易化・適切化を実現したものである。
本考案の実施形態(第一実施例)の全体斜視図。 同分解斜視図。 同底面図。 同装着状態を示す全体断面図。 同装着状態を示す要部拡大図で(イ)は正面図(ロ)は側面図。 同第二実施例の全体側面図。 同要部拡大正面図。
次に本考案の第一実施例について説明する。図1乃至5に示した第一実施例に示した瓦棒葺き屋根用雪止め金具は、挟圧体1、受け板体2、緊締ボルト3及び緊締ナット4で構成される。
挟圧体1は、全体で下方開口コの字状で中央から左右二分割構造としたもので、左右挟圧部材1a,1bは、各々逆L字状とした側板部11及び上板部12を備えると共に、上板部12の中央側端部(分割箇所)に起立対向面部13を設け、前記起立対向面部13を小ボルト14で連結して、挟圧体1を形成する。
また上板部12より後方に側板部11を延長し、当該延長部分に雪止めアングル装着溝15を形成する。
また側板部11の下縁部分に、装着対象の瓦棒屋根Aにおける巻ハゼ部Bの外側面形状に対応させてなる挟圧部16を形成すると共に、挟圧部16の前後端部分(端縁のみの場合も適宜幅の場合も含む)が内方に突出するように湾曲させて突出部位17を設けたものである。
更に前記突出部位17の上方(挟圧部16の形成位置の直上箇所)に、後述する所定の弾性が発揮される長さを備えた分離溝18を設け、分離溝18の上方の側板部11を内方に折曲して抑え舌片部19を設けてなる。
受け板体2は、吊下げ板部材21と底板部材22で形成され、吊下げ板部材21は、上部を起立対向面部13間で挟圧体1と一体化し、下縁に底板部材22を吊下げ装着する鉤部211を設け、緊締ボルト3の貫通用透孔212を設けると共に、所定位置に雪止めアングル装着溝213を形成する。更に雪止めアングルの抜け止め部材214を付設してなるものである。
底板部材22は、装着対象の瓦棒Aの巻ハゼBの間に嵌合載置されるもので、所定の幅員を有するための側縁221と、巻ハゼBの上面に跨る羽根板部222を備え、鉤部211が装着される長孔223を設けたもので、鉤部211を長孔223に装着して受け板体2を形成するものである。
而して前記雪止め金具は従前のものと同様に、装着対象屋根の瓦棒Aの所定箇所に挟圧固定するもので、受け板体2の底板部材22を巻ハゼBの間に載置嵌合すると、挟圧体1の両側板部11の下方の挟圧部16が巻ハゼBの外方に位置することになり、緊締ボルト3を締め付けると、瓦棒Aを挟圧体1で挟持すると共に、巻ハゼBを受け板体2の底板部材22の挟圧部16とで挟持して瓦棒Aに固定されるものである。
特に挟圧体1の両側板部11の下縁前後端の突出部位17が、前記の緊締ボルト3の締め付けによって、巻ハゼAの側面に強く当接する。且つ突出部位17の上方に分離溝18が設けられているので、当該突出部位17は内外方向に対して弾性を備えることになり、
緊締ボルト3による締付力が強くとも、当該突出部位17が、外側方に逃げることが可能であり、巻ハゼを大きく変形させる喰い込みを抑制しながら、所望の挟持力が作用する。
従って通常の金具の取り付け操作によって、金具の瓦棒Aへの挟圧固定に際して、突出部位17による強い挟圧力が加わり、瓦棒の形成方向(屋根の峰から裾への方向)に対する強い抵抗力を確保することになる。
このため本考案の金具は、屋根の積雪が多くなり金具に対する荷重が大きくなっても、屋根の積雪と共に金具が摺り落ちてしまう虞が無く、事故の発生が防止されるものである。
また図6、7(第二実施例)に示すように、装着対象屋根の瓦棒Aが丸ハゼCの場合で、挟圧部16aを丸ハゼCの側面形状に対応させた形状に形成するものであり、突出部位17aは、端縁からで適宜な範囲(前後方向の適宜な幅)に形成しても良いし、端縁部分のみが丸ハゼCに当接する形状に形成しても良い。また第一実施形態と共通する図番は同一構造を示すものである。
而して前記の第二実施例も第一実施例同様に突出部位17aが丸ハゼCに当接して、挟圧力の集中で強い力で挟持されると共に、分離溝18の作用によって丸ハゼCの大きな変形の発生を抑止しているものである。
尚本考案は前記の実施形態の構造に限定されるものではなく、例えば挟圧体の構成を、左右挟圧部材1a,1bとせずに、下方開口コの字状の一体ものでも良いし、雪止め機能部材として、挟圧体1或いは受け板体2に雪止め板を付設するようにしても良いし、更に受け板体2も、二部材構成ではなく底板部から吊り下げ板部を切り起こした一体形成のものでも良く、また受け板体2を緊締ボルト3に吊下げて設けるようにしても良い。
1 挟圧体
1a,1b 左右挟圧部材
11 側板部
12 上板部
13 起立対向面部
14 小ボルト
15 雪止めアングル装着溝
16,16a 挟圧部
17,17a 突出部位
18 分離溝
19 抑え舌片部
2 受け板体
21 吊下げ板部材
211 鉤部
212 貫通用透孔
213 雪止めアングル装着溝
214 雪止めアングルの抜け止め部材
22 底板部材
221 側縁
222 羽根板部
223 長孔
3 緊締ボルト
4 緊締ナット

Claims (6)

  1. 緊締ボルト及びナットと、貫通した前記緊締ボルトとナットによって挟圧される両側板部を備えた下方開口コの字状とした挟圧体と、底板部と吊下げ板部を備え、装着対象の瓦棒の巻ハゼ間に底板部が載置する受け板体とで構成すると共に、挟圧体又は受け板体の一方又は双方に、雪止め板又は雪止めアングル装着部の何れか又は双方を設けた雪止め金具において、挟圧体の両側板部の下縁部分に装着屋根の巻ハゼへの挟圧部を形成すると共に、挟圧部の前後端部分を内方に突出するように湾曲させ、且つ前記内方湾曲部分の上方に適宜長さの分離溝を設けてなることを特徴とする瓦棒葺き屋根用雪止め金具。
  2. 挟圧部を装着対象の巻ハゼ部外側面形状に対応させてなる請求項1記載の瓦棒葺き屋根用雪止め金具。
  3. 挟圧部の前端部分の湾曲角度を大きく、後端部分の湾曲角度を小さく形成してなる請求項1又は2記載の瓦棒葺き屋根用雪止め金具。
  4. 左右二分割構造で、分割箇所に起立対向面部を設け、前記起立対向面を小ボルトで連結して挟圧体を形成した請求項1乃至3記載の何れかの瓦棒葺き屋根用雪止め金具。
  5. 受け板体の吊下げ板部の上部を、起立対向面部間に連結してなる請求項1乃至4記載の何れかの瓦棒葺き屋根用雪止め金具。
  6. 受け板体を貫通ボルトに吊下げて設けてなる請求項1乃至4記載の何れかの瓦棒葺き屋根用雪止め金具。
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