JP6150756B2 - ダンパの開閉機構および空気調和機器 - Google Patents

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本発明は、流体の流量を調節するためのダンパの開閉機構に関するものである。
建物内の区画毎の温熱コントロールを、区画毎に設けられた風量調整用のダンパの開閉制御により行う全館空調システムにおいて、複数のダンパを開閉するダンパ開閉機構が使用されている。
特開平8-75225公報
文献1は、建物内の区画毎の温熱コントロールを区画毎に設けられた風量調整用のダンパの開閉制御により行う全館空調システムにおいて、換気と冷暖房が同じタイミングで行われることで冷暖房の効率が下がることを防止するために、冷暖房用ダクトのダンパ開閉と、換気ダクトのダンパ開閉を異なるタイミングで制御することを開示している。
しかしながら、文献1には、建物内の区画毎の風量調節用ダンパ装置に関して詳細な解説が行われていない。複数のダクトの風量を変化させるために、複数のダンパを非連動的に開閉できるダンパの開閉機構が望まれている。
流路を流れる流体の流量を調節するダンパの開閉機構において、
ラック・アンド・ピニオン機構を有し、
このラック・アンド・ピニオン機構は同一径・同一歯数を有する少なくとも三つのピニオンと、これらのピニオンを挟んで対向配置された一対のラックとから成り、
前記ラック双方は、第1のピニオンに対しては歯が形成された部分で係合しており、
第2、第3のピニオンに対しては其々歯が形成された部分と形成されない部分とで両側から挟んで係合しており、並びに、
前記ラック双方の対向する部位において、前記第2、第3のピニオンに係合する歯の形成されない部分は相補的に構成されており、
前記第1のピニオンは駆動手段から力を受けて回転することによって前記ラック力を及ぼしてそれらを相反する方向へ移動させるものであり、
前記第2および第3のピニオンは前記ラックが移動した場合に非連動的に回転するものであり、
前記第2および第3のピニオンはそれぞれに対応するダンパを回転可能に設けられているダンパの開閉機構である。
比較的簡素な構成により複数のダンパを非連動的に開閉することが可能なダンパの開閉機構を実現できる。
本発明に係わる、第1と第2のダクトを非連動で動作するダンパ開閉機構の構成を示す図である。 本発明に係わる、ダクトとダンパとラックの配置を示す平面図である。 本発明に係わる、第1のダクトを閉じる途中を説明する図である。 第1のダクトを閉じる途中のダクト内のダンパの状態を示す平面図である。 本発明に係わる、第1のダクトを完全に閉じた状態を説明する図である。 第1のダクトを閉じたダクト内のダンパの状態を示す平面図である。 本発明に係わる、第2のダクトを閉じる動作を説明する図である。 本発明に係わる、第2のダクトを完全に閉じた状態を説明する図である。
本発明の実施の形態1.を図1から図8を参照しながら詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は、第1と第2のダクトを非連動で開閉するダンパの開閉機構の構成を示す図である。このダンパの開閉機構は、次に述べるラック・アンド・ピニオン機構を有している。1、2と3はピニオンであり同一の直径および歯数を持つ。前記ピニオン1(第1のピニオン)は中央に配置され、その両側に前記ピニオン2と3が前記ピニオン1からそれぞれ等距離に、互いの回転軸が平行になるように配置されている。前記ダンパの開閉機構は、前記ピニオン1を回転する駆動手段(図示せず)を備える。前記駆動手段は、電動モーターを想定している。43と44は、一対のラックである。前記ラック43と44は、前記ピニオン1、2と3を挟むように対向して配置する。ラック43、44の対向面に設けられた歯は、ピニオン1,2,3のそれぞれの外周面に設けられた歯と噛み合うことが可能な状態にある。51と52は、それぞれ前記ピニオン3と2の回転軸に直接的に結合されているダンパである。前記ダンパ51と、52とは、それぞれ建物内の第1の区画(図示せず)と、第2の区画(図示せず)に冷房、ないし暖房した空気を供給する第1のダクト(図示せず)と、第2のダクト(図示せず)の風量を制御する。前記図1において、前記ダンパ51および52の回転位置は、前記第1のダクトおよび、第2のダクトをそれぞれ開いた状態にする。領域 S440とS441は、前記ラック44の歯が形成されない部分(歯欠け領域)を示す。領域 S430とS431は、前記ラック43の歯欠け領域を示す。
図2は、図1の平面を表した模式的な図であり、ラック43と、前記ダンパ51、52と、第1のダクト51−D、第2のダクト52−Dの配置を示す。前記ダクト51−D、52−Dの断面は、長方形である。前記ダンパ51と52は、それぞれ前記ダクト51−Dと52−Dの断面と同形の形状を呈し、前記ダクト51−Dと52−Dの内部に位置する。前記ダンパ51、52をそれぞれ(例えば0〜90度に)回転する回転軸(図示せず)が、ダクトに穿かれた穴(図示せず)から突出している。前記ダンパ51、52の回転軸はそれぞれ、前記ピニオン2、3の回転軸に繋げている。前記図2における前記ダンパ51、52の回転角度が0度の状態は、前記ダクト51−D、52−Dを開けている状態を表す。尚、ダクトの断面は、長方形に限らず、正方形、円、楕円または三角形であってもかまわない。
図3は、前記ダンパ51が前記第1のダクト51−Dを閉じる途中の状態を説明する面である。
前記ピニオン1が回転して、前記ラック43は左側の方向L1に、また前記ラック44を右側の方向R1に平行移動させる。前記ラック43の歯と、前記ラック44の歯が、前記ピニオン3を0度から回転することから、前記ピニオン3も回転して前記ダンパ51の回転軸の角度を増やす。前記ダンパ51は回転して第1のダクト51−Dを閉じ始める。一方、前記ラック43の右側の歯欠けした前記領域S431と、前記ラック44の右側の歯欠けした前記領域S441は、前記ピニオン2の歯とかみ合っていないので、前記ピニオン2は回転しない。前記ダンパ52は静止したままなので、前記第2のダクト52−Dは開いた状態にある。
図4は、図3の平面を表す模式的な図であり、前記ダンパ51が回転するので、前記ダクト51−Dを塞いでいる途中の状態を示している。
図5は、前記ダンパ51が前記第1のダクト51−Dを完全に閉じた状態を表す模式的な図である。
前記ピニオン3の軸につながった前記ダンパ51は、図1の位置より90度回転した位置となり、前記第1のダクト51−Dを塞ぐ。一方、前記ピニオン2は静止したままなので、前記ダンパ52は、前記第2のダクト52−Dを開いた状態のままである。
図6は、図5の平面を表す模式的な図であり前記ダンパ51が、前記ダクト51−Dを塞いでいる状態を示している。
図7は、前記ダンパ52が前記第2のダクト52−Dを閉じる途中の状態を説明する図である。
前記ピニオン1が回転することで、前記ラック43は右側の方向R2に、また前記ラック44を左側の方向L2に平行移動する。前記ラック43の歯と前記ラック44の歯が、前記ピニオン2を回転することから、前記ダンパ52の回転軸は0度から回転して第2のダクト52−Dを閉じ始める。一方、前記ラック43の歯欠けした前記領域S430と、前記ラック44の左側の歯欠けした前記領域S440は、前記ピニオン3の歯とかみ合わないことから、前記ピニオン3は回転しない。よって、前記ダンパ51は静止するので前記第1のダクト51−Dは開いた状態にある。
図8は、前記ダンパ52が前記第2のダクト52−Dを完全に閉じた状態を説明する図である。
前記ピニオン1が、前記図4より回転することで、前記ピニオン2も回転して角度を増す。前記ピニオン2の軸につなげた前記ダンパ52は、図1の位置より90度回転した位置となり、前記第2のダクト52−Dを塞ぐ。一方、前記ピニオン3は静止しているので、前記ダンパ51は、前記第1のダクト51−Dを開いた状態のままである。このように、ひとつのラック・アンド・ピニオン機構を用いて、二つのダンパが動く時期を異なるように(すなわち非連動的に)構成することができる。
このように、複数のダンパを非連動的に開閉するダンパを備えたことで、建物内の区画毎の風量調節用ダンパの開閉を制御するので、区画毎の温冷房の風量を任意に設定できることから、建物全体の冷暖房の効率を保つことが可能になる。
当然ながら、上述の実施の形態1とは異なる形態を採ることもできる。例えば、ラックの歯が形成されていない部分の位置を変えることによって、ダンパの動き方を変えることができる。また、ピニオンの回転軸にダンパを直接的に結合するのではなく、ピニオンの回転軸とダンパの回転軸との間に回転を伝達する機構(歯車、ベルトなど)を配置することもできる。また、実施の形態1では、ダンパの開閉機構の構成および作用を、空気調和機器を例に用いて説明したが、これに限定するものではなく、ダンパの開閉機構を空気調和機器以外の用途にも適用することが可能である。
1、2,3 ピニオン
43、44 ラック
51、52 ダンパ
51−D、52−D ダクト
S431、S432 ラック43の歯欠け領域
S430、S431 ラック44の歯欠け領域
L1 ラック43の左平行移動方向
R1 ラック44の右平行移動方向
L2 ラック44の左平行移動方向
R2 ラック43の右平行移動方向

Claims (1)

  1. 流路を流れる流体の流量を調節するダンパの開閉機構において、
    ラック・アンド・ピニオン機構を有し、
    このラック・アンド・ピニオン機構は同一径・同一歯数を有する少なくとも三つのピニオンと、これらのピニオンを挟んで対向配置された一対のラックとから成り、
    前記ラック双方は、第1のピニオンに対しては歯が形成された部分で係合しており、
    第2、第3のピニオンに対しては其々歯が形成された部分と形成されない部分とで両側から挟んで係合しており、並びに、
    前記ラック双方の対向する部位において、前記第2、第3のピニオンに係合する歯の形成されない部分は相補的に構成されており、
    前記第1のピニオンは駆動手段から力を受けて回転することによって前記ラック力を及ぼしてそれらを相反する方向へ移動させるものであり、
    前記第2および第3のピニオンは前記ラックが移動した場合に非連動的に回転するものであり、
    前記第2および第3のピニオンはそれぞれに対応するダンパを回転可能に設けられているダンパの開閉機構。
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