JP6150561B2 - レールボンドの端子部材及びレールボンドの溶接工法 - Google Patents

レールボンドの端子部材及びレールボンドの溶接工法 Download PDF

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Description

本発明は、レールの継ぎ目を電気的に接続するレールボンドの端子部材及びレールボンドの溶接工法に関する。
従来から、鉄道のレール間の電気的接続を良好にするために、図12に示すようにレール10の継ぎ目12に跨いで取り付けられるレールボンド50が知られている。レール10は、列車を走行させる軌道としての役割のみならず、運行表示の切り替えやポイントの切り換えを行うための各種の信号電流あるいは帰線電流を伝達する役割も担っている。
しかしながら、直射日光に起因したレール10の熱膨張を吸収するために、レール同士の継ぎ目12には隙間が設けられており、この隙間によって両者が電気的に分離される。前記継ぎ目12には、図示するように継ぎ目板2がボルト締めされているが電気抵抗が大きい。そこで、この継ぎ目12の部分に導電性のレールボンド50を取り付けることで、レール同士の電気的な接続を確保している。
レール10にレールボンド50を取り付ける方法としては、特許文献1に開示されているように、レールの側部に貫通孔を設けておき、この貫通孔に固着部材(ボルトおよびロックナット)を挿通することによってレールボンドを固定する方法や、レールの側部にレールボンドを溶接によって固定する方法が知られている。
レール側部にレールボンド50を溶接する場合、レールボンド50の両端に設けられた金属の端子部材50a、50bがレールに対し溶接される。この端子部材50a、50bは、図13に示すように(図13には一方の端子部材50aのみを示す)、筒状内部に電線3を挿通し圧着する筒状部51と、この筒状部51の外周面に設けられ、レール10に低温溶接にて固定される端子部52とを有している。端子部52には、陥没した内部空間が形成されており、この内部空間に低温ロウを貯留することにより溶接がなされる。
尚、レール10におけるレールボンド50(端子部材50a、50b)の取り付け位置は、図12に示すレール腹部Aの他に、レール頭側部B、レール底部上面Cにも取り付け可能であるが、レール腹部Aに取り付けた場合において(好ましくは腹部下部)、列車がレールのカーブ区間を走行する際に発生する横圧の影響がより少ないといわれている。
ここで、レールボンド1の端子部材50aをレール腹部に溶接する場合を例にして、従来の溶接手順を簡単に説明する。
先ず、レール10とロウとの密着性を向上させるために図14に示すレール腹部の溶接面10aを研磨して地肌を露出させ、ロウでメッキ処理を行う。そして、図14に示すように端子部材50aを保持具であるロウパック20により保持し、溶接面10aに対し端子部52の下端とロウパック下部とを押し当て配置する。
次いで、図15(a)に示すように端子部52の上方からレール10の溶接面10aに向けてバーナ30の炎を当て加熱する。端子部52の陥没した内部空間には、予め、ロウ11が設けられており、これが加熱されると、図15(b)に示すように端子部52の下部に溜まりはじめる。
レール10が充分に加熱されると、溶融したロウ11がレール11になじみ、図15(c)に示すようにレール面に這い上がる状態となる。これにより端子部52の下端がレール面に溶接され仮固定される。
次いで、図15(d)に示すように棒状のロウ15をレール10の溶接面10aに押し付けながら、ロウ15から新たに溶かしたロウ11を端子部52の内部空間に流し込み、図15(e)に示すようにロウ11が端子部52の上端よりも盛り上がった状態とする。
端子部52内のロウ11を完全に溶かし、攪拌棒(図示せず)で攪拌すると、ロウ内の気泡などが除去され、図15(f)に示すように端子部52の上端の高さまでロウ11が貯留された状態となる。
そして、溶解されたロウ11に直接的に冷却水がかからないように、ロウ11の周囲に冷却水をかけて冷却を行い、その後、ロウパック20を取り外すことによって端子部材50aの溶接作業が完了する。
特開平11−144832号公報
しかしながら、前記した従来の溶接工法にあっては、端子部材50a(端子部52)を溶接するために図15(f)に示したように多量のロウ11を端子部52の内部空間に貯留する必要があり、ロウ11の使用量が多く、コストが高くなる上、ロウの溶融と冷却に時間を要するという課題があった。
前記課題を解決するには、端子部52を平板状に形成すれば、端子部52とレール10の溶接面との間に介在させるロウ11の量を大幅に低減することができる。
しかしながら、レールボンド50をレール腹部に取り付ける場合にあっては、図14に示すように溶接面10aは高さ方向に所定の曲率で凹状に湾曲しており、そのまま平板状の端子部を溶接しようとすると、溶接面10aと端子部との間に十分にロウ11を充填できず、隙間が生じる虞があった。
そのため、端子部を溶接する前の研磨工程において、溶接面10aが平らになるように研磨する必要があり、時間を要し作業効率が低下するという課題があった。
本発明は、前記した点に着目してなされたものであり、レールの継ぎ目を電気的に接続するレールボンドにおいて、レールボンドの端子部材の溶接に使用するロウの量を低減することができ、また、前記端子部材の溶接を短時間に効率よく行うことのできるレールボンドの端子部材及びレールボンドの溶接工法を提供することを目的とする。
前記した課題を解決するために、本発明に係るレールボンドの端子部材は、レールの継ぎ目に跨いで配置されたレールボンドの電線の端部に設けられ、レールに対し溶接されるレールボンドの端子部材であって、前記レールボンドの電線が挿通されると共に、前記挿通された電線を圧着する筒状部と、前記筒状部よりも先端側に設けられ、前記レール側部の溶接面に溶接される端子部とを備えたレールボンドの端子部材において、前記端子部は、前記電線の軸線方向に延びる帯板状に形成されると共に、一方の面が所定の曲率半径を有する断面円弧状の凸面とされ、前記端子部の凸面側が前記レールの溶接面に臨み、該凸面側の径方向の曲率半径は、前記溶接面の径方向の曲率半径よりも小さく、前記筒状部は、その径方向の断面外周が多角形状に形成され、前記多角形状により周面側に形成され軸方向に延びる一稜線部が、前記端子部の凸面側周面の幅方向の中心線上に位置することに特徴を有する。
このように構成することにより、端子部の凸面側を溶接面に当接させた際、当接位置の上下に隙間空間が形成され、その隙間空間に溶解したロウを流し込むことによって端子部材をレール腹部に溶接することができる。
即ち、端子部材の溶接に使用するロウの量は、前記隙間空間を充填するだけの量で十分であり、従来よりもロウの使用量を大幅に低減することができる。
また、溶接に使用するロウは少量であるため、溶融と冷却が容易であり、端子部材の溶接を短時間に効率よく行うことができる。
特に、前記筒状部は、その径方向の断面外周が多角形状に形成され、前記多角形状により周面側に形成され軸方向に延びる一稜線部が、前記端子部の凸面側の幅方向の中心線上に位置するため、筒状部の周面側に形成された軸方向に延びる一稜線部の上下にも隙間空間を形成することができ、そこにロウを充填することによって、より強固に端子部材を溶接面に接合することができる。
また、前記した課題を解決するために、本発明に係るレールボンドの溶接工法は、前記したレールボンドの端子部材をレールに溶接するレールボンドの溶接工法であって、前記端子部材の端子部の凸面側を前記レールの溶接面に当接させ、該当接位置の上下に、それぞれ隙間空間を形成し、前記レールの溶接面にバーナの炎を当て、前記レールの溶接面を加熱し、加熱された前記レールの溶接面上でロウを溶解して前記隙間空間にロウを充填し、前記端子部材を前記溶接面に溶接することに特徴を有する。
このような方法によれば、少量のロウにより端子部を溶接面に溶接することができ、端子部材の溶接を短時間に効率よく行うことができる。
また、前記した課題を解決するために、本発明に係るレールボンドの溶接工法は、前記したレールボンドの端子部材をレールに溶接するレールボンドの溶接工法であって、前記端子部材の端子部の凸面側を前記レールの溶接面に当接させ、該当接位置の上下と、前記筒状部の周面側に形成され軸方向に延びる一稜線部の上下とに、それぞれ隙間空間を形成し、前記レールの溶接面にバーナの炎を当て、前記レールの溶接面を加熱し、加熱された前記レールの溶接面上でロウを溶解して前記隙間空間にロウを充填し、前記端子部材を前記溶接面に溶接することに特徴を有する。
このような方法によれば、端子部だけでなく筒状部も溶接面に溶接することができ、より強固に端子部材を取り付けることができる。
本発明によれば、レールの継ぎ目を電気的に接続するレールボンドにおいて、レールボンドの端子部材の溶接に使用するロウの量を低減することができ、また、前記端子部材の溶接を短時間に効率よく行うことのできるレールボンドの端子部材及びレールボンドの溶接工法を得ることができる。
図1は、本発明に係るレールボンドの端子部材の平面図である。 図2は、図1の端子部材の背面図である。 図3は、図1の端子部材を先端側から見た斜視図である。 図4は、本発明の端子部材をレール腹部下部に配置した状態を示す断面図である。 図5は、図4の一部拡大図であって、溶接面に向けて端子部の凸面が配置された端子部材を示す断面図である。 図6は、図4の端子部材の取り付け位置と異なる位置に端子部材が配置された状態を示す断面図である。 図7は、図2のD−D矢視断面図である。 図8は、図1の端子部材をレール腹部下部に溶接する際に、溶接面を研磨する工程を説明するための断面図である。 図9は、図1の端子部材をレール腹部下部に溶接する際に、溶接面にメッキ処理を施す工程を説明するための断面図である。 図10は、図1の端子部材をレール腹部下部に溶接する際に、端子部材を仮溶接する工程を説明するための断面図である。 図11は、図1の端子部材をレール腹部下部に本溶接する工程を説明するための断面図である。 図12は、レール間に従来のレールボンドを溶接した状態を示す側面図である。 図13は、従来のレールボンドの端子部材の平面図である。 図14は、従来の端子部材を保持するロウパックをレール側面に配置した状態を示す断面図である。 図15(a)〜図15(f)は、従来のレールボンドの溶接工法を説明するための端子部材及びそれを保持するロウパックの断面図である。
以下、本発明に係るレールボンドの端子部材及びレールボンドの溶接工法の実施の形態を図面に基づき説明する。尚、本実施形態においては、図12に示したようにレール10の継ぎ目12を跨ぎ、レール腹部(腹部下部)にレールボンドを取り付ける場合について説明する。
図1は、本発明に係るレールボンドの端子部材の平面図、図2は背面図、図3は端子部材を先端側から見た斜視図である。また、図4は、本発明の端子部材をレール腹部下部に配置した状態を示す断面図である。尚、図1乃至図4において、先に図12乃至図15に示した部材と同一、若しくは相当する部材については同じ符号で示す。
図示する端子部材1は、図12に示した従来の端子部材50a,50bに代えて用いることができる。この端子部材1は、筒状内部に電線3を挿通し圧着する筒状部2と、この筒状部2よりも先端側に設けられ、レール10に低温溶接にて固定される端子部4とを有している。
前記端子部4は、電線3の軸線方向に延びる帯板状に形成されると共に、一方の面が所定の曲率半径R1を有する断面円弧状の凸面となされている。前記曲率半径R1は、図5(図4の一部拡大図)に示すレール溶接面10aの径方向の曲率半径をR2とすると、下記の式(1)を満たす値に規定される。
[数1]
R1=0.7〜0.9×R2 ・・・(1)
一例を示すと、図4,図5の溶接面10aにおける曲率半径がR2=20mmの場合、端子部4の断面の曲率半径がR1=14〜18mmの範囲内で形成されている。
即ち、端子部断面の曲率半径R1はレール腹部下部の曲率半径R2よりも小さく、端子部4の凸面側周面の幅方向の中心線4a(図2に破線で示す。以下、単に中心線4aと称呼する)が図5に示すように溶接面10aに当接するように配置した際に、その上下に隙間空間13,14がそれぞれ形成されるようになっている。
これらの隙間空間13,14にロウ11が充填されることによって、レール10の溶接面10aに対し端子部材1の端子部4が接合される。
尚、図6に示すように、レール腹部において端子部材1を、図4の位置よりも高い位置に配置する場合には、レール腹部(溶接面10a)の曲率半径R2は変化するが、前記式(1)を満たすように端子部4断面の曲率半径R1を予め設定し、その曲率半径R1に基づき端子部4を形成すればよい。一例を示すと、図6の溶接面10aにおける曲率半径がR2=500mmの場合、端子部4の断面の曲率半径がR1=350〜450mmの範囲内となるように形成すればよい。
また、図7は、図2のD−D矢視断面図である。図7に示すように筒状部2の断面は、電線3の圧着の際に略六角形状となされる。そして、その六角形状により形成された軸方向に延びる一つの稜線部2aが、図2に示すように端子部4の軸方向に延びる中心線4a上に位置している。
したがって、端子部4の中心線4aが溶接面10aに接するように配置した際に、筒状部2の一稜線部2aもまた溶接面10aに当接する(或いは、筒状部2の外周面において前記一稜線部2aが溶接面10aに最も近接する)。その場合、筒状部2の稜線部2aの上下には、隙間空間16,17がそれぞれ形成され、そこにロウ11が充填されることによって筒状部2も溶接面10aに接合され、より強固に溶接することが可能となっている。
このように構成されたレールボンドの端子部材1をレール10の腹部に溶接する場合、先ず図8に示すように、レール10の溶接面10a及びその周辺を砥石で研磨し、レール地肌を露出させる。これは、レール10とロウとの密着性を向上させるために行う。
次いで、図9に示すようにレール10の溶接面10aにバーナ30の炎を当てる。溶接面10aの温度が所定温度(例えば200℃以上)になると、棒状のロウ15を溶接面10aに当て、溶解したロウ11を薄く塗ってメッキ処理を行う。この事前メッキ処理により、溶接面10aの下地が形成される。
溶接面10aの下地が形成されると、図5に示したように端子部材1の端子部4の中心線4aが溶接面10aに当接するように配置する。尚、この端子部材1の位置を一時的に固定するために、レール両側を挟み込むクランプ治具(図示せず)を用い、端子部材1を溶接面10aに押し付けて固定することが望ましい。
ここで、図5に示すように端子部4の中心線4aの上下には、それぞれ隙間空間13,14が形成される。また、図7に示すように筒状部2の一稜線部2aの上下にも隙間空間16,17が形成される。
そして、図10に示すように溶接面10aにバーナ30の炎を当て、溶接面10aに形成されたロウ11を溶解することによって、端子部4を仮溶接する。
続けて図11に示すようにレール10の溶接面10aをバーナ30により加熱し、溶接面10aの温度を所定温度(例えば200℃)以上に維持した状態で、棒状のロウ15の先端を溶接面10aに押し当てて溶解する。そして、図示するように溶解したロウ11を端子部4と溶接面10aとの間の隙間空間13,14(図5参照)に流し込み、本溶接を行う。尚、このとき溶接面10aに形成された下地のロウ11が溶解しているため、上方の隙間空間13に流し込んだロウ11は、溶接面10aで溶解したロウ11を伝って下方の隙間空間14にも流れ込む。即ち、上方の隙間空間13にロウ11を流し込むことによって、上方と下方の隙間空間13,14に容易にロウ11を充填することができる。
尚、このように、隙間空間13,14に流し込まれたロウ11によって端子部4が十分に溶接されるため、ここで使用されるロウ11の消費量は少量である。
また、同様に筒状部2の一稜線部2aを境に上方に形成された隙間空間16にロウ11を流し込むことによって、隙間空間16とその下方に形成された隙間空間17にロウ11が充填される。これにより、端子部4だけでなく筒状部2も溶接面10aに溶接されるため、端子部材1を強固に溶接面10aに取り付けることができる。
そして、溶解されたロウ11に直接的に冷却水がかからないように、ロウ11の周囲に冷却水をかけて冷却した後、端子部材1を固定していた前記クランプ部材を取り外すことによって端子部材1の溶接作業が完了する。
以上のように本発明に係る実施の形態によれば、レール腹部に溶接される端子部4が帯板状に形成され、その一面が所定の曲率半径R1を有する断面円弧状の凸面とされる。また、前記端子部4の凸面側の曲率半径R1が、溶接面10aの径方向の曲率半径R2よりも小さく形成されている。
これにより、端子部4の凸面側の中心線4aを溶接面10aに当接させた際、中心線4aの上下に隙間空間13,14が形成され、その隙間空間13,14に溶解したロウ11を流し込むことによって端子部材1をレール腹部に溶接することができる。
即ち、端子部材1の溶接に使用するロウ11の量は、隙間空間13,14を充填するだけの量で十分であり、従来よりもロウ11の使用量を大幅に低減することができる。
また、溶接に使用するロウ11は少量であるため、溶融と冷却が容易であり、端子部材1の溶接を短時間に効率よく行うことができる。
尚、本実施の形態においては、帯板状の端子部4は、両面ともに所定の曲率半径を有する断面円弧状としたが、本発明にあっては、それに限定されるものではない。即ち、溶接面10aに臨む一面側が、所定の曲率半径を有する断面円弧状の凸面であればよく、他面側の面形状は特に限定しなくてもよい。
1 端子部材
2 筒状部
2a 稜線部
3 電線
4 端子部
4a 中心線
10 レール
10a 溶接面
11 ロウ
12 継ぎ目
13 隙間空間
14 隙間空間
15 ロウ
16 隙間空間
17 隙間空間
30 バーナ

Claims (3)

  1. レールの継ぎ目に跨いで配置されたレールボンドの電線の端部に設けられ、レールに対し溶接されるレールボンドの端子部材であって、
    前記レールボンドの電線が挿通されると共に、前記挿通された電線を圧着する筒状部と、
    前記筒状部よりも先端側に設けられ、前記レール側部の溶接面に溶接される端子部とを備えたレールボンドの端子部材において、
    前記端子部は、前記電線の軸線方向に延びる帯板状に形成されると共に、一方の面が所定の曲率半径を有する断面円弧状の凸面とされ、前記端子部の凸面側が前記レールの溶接面に臨み、該凸面側の径方向の曲率半径は、前記溶接面の径方向の曲率半径よりも小さく、
    前記筒状部は、その径方向の断面外周が多角形状に形成され、前記多角形状により周面側に形成され軸方向に延びる一稜線部が、前記端子部の凸面側周面の幅方向の中心線上に位置することを特徴とするレールボンドの端子部材。
  2. 請求項1に記載のレールボンドの端子部材をレールに溶接するレールボンドの溶接工法であって、
    前記端子部材の端子部の凸面側を前記レールの溶接面に当接させ、該当接位置の上下に、それぞれ隙間空間を形成し、
    前記レールの溶接面にバーナの炎を当て、前記レールの溶接面を加熱し、
    加熱された前記レールの溶接面上でロウを溶解して前記隙間空間にロウを充填し、前記端子部材を前記溶接面に溶接することを特徴とするレールボンドの溶接工法。
  3. 請求項1に記載のレールボンドの端子部材をレールに溶接するレールボンドの溶接工法であって、
    前記端子部材の端子部の凸面側を前記レールの溶接面に当接させ、該当接位置の上下と、前記筒状部の周面側に形成され軸方向に延びる一稜線部の上下とに、それぞれ隙間空間を形成し、
    前記レールの溶接面にバーナの炎を当て、前記レールの溶接面を加熱し、
    加熱された前記レールの溶接面上でロウを溶解して前記隙間空間にロウを充填し、前記端子部材を前記溶接面に溶接することを特徴とするレールボンドの溶接工法。
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