JP6150120B2 - 配線端子連結装置 - Google Patents

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本願の特許請求の範囲に記載された発明は、フレキシブル印刷配線基板(FPC)等の配線板状部材が主配線基板に対面近接して重ね合わせられるもとで、配線板状部材に設けられた部材側配線端子と主配線基板に設けられた基板側配線端子とに相互連結された状態をとらせる配線端子連結装置に関する。
各種の電子機器に実装される比較的小型なフレキシブル印刷配線基板等の配線板状部材は、各種の電気部品が取り付けられる主配線基板との電気的連結が、電子機器内におけるスペース上の制約等から、主配線基板に対して対面近接して重ね合わせられるようにして行われざるを得ないものとされることが少なくない。このような配線板状部材と主配線基板とのような板状部材の組についての一方が他方に対面近接して重ね合わせられる連結態様を、以下においては対面近接重ね合わせ連結ということとする。
フレキシブル印刷配線基板等の配線板状部材に設けられた部材側配線端子と主配線基板に設けられた基板側配線端子部とを相互連結された状態とすべく、配線板状部材を対面近接重ね合わせ連結によって主配線基板に電気的に連結するに際して、従来、主配線基板に第1のコネクタを取り付けるとともに配線板状部材に第2のコネクタを取り付け、第2のコネクタを第1のコネクタに接続することにより、配線板状部材に設けられた部材側配線端子を、第2のコネクタ及び第1のコネクタを介して、主配線基板に設けられた基板側配線端子との電気的連結状態におくことができる基板連結機構が提案されている(例えば、特許文献1あるいは特許文献2参照。)。
特許文献1に示される基板連結機構にあっては、主配線基板(プリント配線基板(2))に、その主配線基板に配された複数の基板側配線端子(ランドパターン)に夫々半田接続された複数のコンタクト(112) を有する第1のコネクタ(相手側コネクタ(110)) が立設され、また、平行配列された複数の部材側配線端子(端子部(1b)) が設けられた配線板状部材(フレキシブル基板(1))に、第1のコネクタに嵌合接続される絶縁ベースハウジング(20)と絶縁カバーハウジング(30)とを有した第2のコネクタ(プリント配線基板用コネクタ(10)) が取り付けられる。配線板状部材に第2のコネクタが取り付けられるにあたっては、配線板状部材が、複数の部材側配線端子に沿って屈曲せしめられた状態をもって、絶縁ベースハウジング(20)と絶縁カバーハウジング(30)との間に挟まれて保持され、複数の部材側配線端子が絶縁ベースハウジング(20)上に露出する状態におかれる。
そして、第2のコネクタが取り付けられた配線板状部材が、第1のコネクタが立設された主配線基板に、第2のコネクタを第1のコネクタに対向する位置をとるものとしたもとで対面近接せしめられて、第2のコネクタが第1のコネクタに嵌合接続せしめられる。その際、第2のコネクタにおいて絶縁ベースハウジング(20)上に露出する配線板状部材における複数の部材側配線端子が、第1のコネクタにおける複数のコンタクト(112) に夫々直接的に接触接続される。それにより、配線板状部材が対面近接重ね合わせ連結によって主配線基板に電気的に連結され、配線板状部材に配された複数の部材側配線端子と主配線基板に配された複数の基板側配線端子とが相互連結された状態におかれる。
このような特許文献1に示される基板連結機構によれば、配線板状部材に取り付けられる第2のコネクタを、主配線基板に立設される第1のコネクタとの電気的接続のためのコンタクトを備える必要がないものとすることができる。
また、特許文献2に示される基板連結機構は、第1の配線基板(ソケット用基板(33)) 及び配線板状部材を成す第2の配線基板(プラグ用基板(53)) が対面近接重ね合わせ連結の対象とされるもとで、第1の配線基板に取り付けられる第1のコネクタ(ソケット(10)) と第2の配線基板に取り付けられる第2のコネクタ(プラグ(40)) とを含んで構成されている。第1のコネクタは、第1のハウジング(絶縁ハウジング(11)) に配列配置された複数の第1のコンタクト(第1接点(12)及び第2接点(13)) を備えており、また、第2のコネクタは、第2のハウジング(絶縁ハウジング(41)) に配列配置された複数の第2のコンタクト(第1端子(42)及び第2端子(43)) を備えている。複数の第1のコンタクトの夫々は、第1の配線基板に配された第1の基板配線端子に接続されており、また、複数の第2のコンタクトの夫々は、第2の配線基板に配された第2の基板配線端子に接続されている。
そして、第1のコネクタにおいては、第1のハウジングに係合窓(29)が形成されたロックバネ(27)がとりつけられており、また、第2のコネクタにおいては、第2のハウジングに拘止突部(52)が形成されている。それに加えて、第2のコネクタが取り付けられた第2の配線基板における、それに取り付けられた第2のコネクタにおける第2のハウジングに形成された拘止突部(52)の先端部に対応する位置に、ロック解除窓(56)が透孔をなすものとして形成されている。
このようなもとで、第2の配線基板における第2のコネクタが取り付けられた面が第1の配線基板における第1のコネクタが取り付けられた面に対向するものとされて、第2の配線基板が第1の配線基板に対面近接して重ね合わせられる状態がとられ、それにより、第1のコネクタに第2のコネクタが接続されて、第2のコネクタが備える複数の第2のコンタクトが第1のコネクタが備える複数の第1のコンタクトに夫々接触接続される。それにより、第1のコネクタが備える複数の第1のコンタクトと第2のコネクタが備える複数の第2のコンタクトとが相互接続されて、第1の配線基板と第2の配線基板とについての対面近接重ね合わせ連結が行われ、第1の配線基板に配された複数の第1の基板配線端子と第2の配線基板に配された複数の第2の基板配線端子とが相互連結状態におかれる。
斯かる際、第1のコネクタにおける第1のハウジングに取り付けられたロックバネ(27)に形成された係合窓(29)が、第2のコネクタにおける第2のハウジングに形成された拘止突部(52)に係合して、第2のハウジングに対するロック状態をとり、第2のコネクタにおける第2のハウジングの、第1のコネクタにおける第1のハウジングからの離脱を阻止する。それにより、第1のコネクタが備える複数の第1のコンタクトと第2のコネクタが備える複数の第2のコンタクトとの相互接続状態が安定に維持され、その結果、第1の配線基板と第2の配線基板とについての対面近接重ね合わせ連結が安定に行われることが期待される。このとき、それに形成された係合窓(29)に第2のハウジングに形成された拘止突部(52)が係合するものとされたロックバネ(27)は、その先端部分が第2の配線基板に設けられたロック解除窓(56)を通じて第2の配線基板外に臨むものとされる。
その後、第1の配線基板と第2の配線基板とを対面近接重ね合わせ連結状態から解放するにあたっては、第2の配線基板に設けられたロック解除窓(56)を通じて第2の配線基板外に臨むものとされたロックバネ(27)の先端部分が、それに対するロック解除窓(56)における第2の配線基板外からの操作により、ロックバネ(27)に形成された係合窓(29)が第2のハウジングに形成された拘止突部(52)との係合を解除するように変位せしめられ、それにより、ロックバネ(27)に形成された係合窓(29)による第2のハウジングに対するロック状態が解除される。従って、第1のコネクタ及び第2のコネクタの外部からそれらの相互係合状態を解除して、第1の配線基板と第2の配線基板とを対面近接重ね合わせ連結状態から解放することができる状態をとることができる。
特開平9−312183号公報(段落0028〜0045,図1〜11) 特開2006−244955号公報(段落0023〜0034,図1〜4,8,10,11,14,15)
上述のような、フレキシブル印刷配線基板等の配線板状部材に設けられた部材側配線端子を主配線基板に設けられた基板側配線端子に連結された状態とすべく、配線板状部材を対面近接重ね合わせ連結によって主配線基板に電気的に連結するためのものとして従来提案されている、特許文献1に記載された基板連結機構が用いられる場合においては、第2のコネクタが取り付けられた配線板状部材が、第1のコネクタが立設された主配線基板に対面近接重ね合わせ連結によって電気的に連結された状態におかれたとき、いずれもが絶縁ベースハウジングを備えるものとされた第1のコネクタと第2のコネクタとが、主配線基板上において重ねられることになる。そのため、主配線基板と配線板状部材との間の間隔が比較的大とされ、主配線基板と配線板状部材とそれらの間の基板連結機構とを含んだ全体の薄型化に支障が来されることになってしまう。
さらに、特許文献1に記載された基板連結機構には、第2のコネクタが第1のコネクタに嵌合接続された状態を維持するための手段が備えられていないので、第2のコネクタが取り付けられた配線板状部材が第1のコネクタが立設された主配線基板に対面近接重ね合わせ連結によって電気的に連結された状態を安定に維持することが困難とされるという不都合がある。
また、同じくフレキシブル印刷配線基板等の配線板状部材に設けられた部材側配線端子を主配線基板に設けられた基板側配線端子に連結された状態とすべく、配線板状部材を対面近接重ね合わせ連結によって主配線基板に電気的に連結するためのものとして従来提案されている、特許文献2に示される基板連結機構にあっては、第1のコネクタに第2のコネクタが接続された状態のもとで、第2のコネクタにおける第2のハウジングの第1のコネクタにおける第1のハウジングからの離脱を阻止する機能を果たすロック手段あるいは係止手段として、第2のコネクタにおける第2のハウジングに形成された拘止突部(52)と、第1のコネクタにおける第1のハウジングに取り付けられたロックバネ(27)に形成され、拘止突部(52)に係合して第2のハウジングに対するロック状態をとる係合窓(29)とが備えられている。しかしながら、係合窓(29)が形成されて第1のハウジングに取り付けられたロックバネ(27)及び第2のハウジングに形成された拘止突部(52)の夫々の構造上、係合窓(29)の拘止突部(52)との係合は然程堅固なものとはされ得ず、それゆえ、例えば、相互係合した第1のコネクタと第2のコネクタとのうちのいずれか一方もしくは双方に、比較的大なる外力が不所望に作用した場合には、係合窓(29)が拘止突部(52)との係合から外れてしまい、第1のコネクタが備える複数の第1のコンタクトと第2のコネクタが備える複数の第2のコンタクトとの相互接続状態が不安定なものとされ、その結果、第1の配線基板と第2の配線基板とについての対面近接重ね合わせ連結が安定に行われなくなってしまう虞がある。
それに加えて、特許文献2に示される基板連結機構には、第1の配線基板と第2の配線基板とを対面近接重ね合わせ連結状態から解放すべく、第2の配線基板に設けられたロック解除窓(56)を通じて第2の配線基板外に臨むものとされたロックバネ(27)の先端部分を、ロック解除窓(56)において第2の配線基板外から変位させる操作を行うにあたっては、斯かる操作のための特別な工具等が必要とされるという問題がある。
斯かる点に鑑み、本願の特許請求の範囲に記載された発明は、フレキシブル印刷配線基板等の配線板状部材を対面近接重ね合わせ連結によって主配線基板に電気的に連結することによって、配線板状部材に設けられた配線端子を主配線基板に設けられた配線端子に連結された状態となす基板連結機構を成すものであって、主配線基板と配線板状部材とを含んだ全体の構成の薄型化を図ることができるもとで、配線板状部材に設けられた配線端子の主配線基板に設けられた配線端子への連結を確実に行うことができるとともに、配線板状部材に設けられた配線端子が主配線基板に設けられた配線端子に連結された状態が安定に維持されるようになすことができ、さらに、配線板状部材に設けられた配線端子が主配線基板に設けられた配線端子に連結された状態が安定に維持されていることを容易に確認することができ、しかも、配線板状部材に設けられた配線端子が主配線基板に設けられた配線端子に連結された状態の解除を、作業性が良好とされる操作をもって確実に行なうことができる配線端子連結装置を提供する。
本願の特許請求の範囲における請求項1及び請求項3のいずれかに記載された発明(以下、本願第1発明という。)に係る配線端子連結装置は、主配線基板上に固定された絶縁ハウジング,各々が接点部と主配線基板に設けられた配線端子に接続される基板接続部とを有して絶縁ハウジングに配された複数のコンタクト、及び、主配線基板に固着された第1のシェル部材とを備えた第1のコネクタと、複数のコンタクトの接点部が夫々当接する状態をとる複数の接触配線端子が設けられた配線板状部材に固着され、第1のシェル部材との嵌合状態をとる第2のシェル部材を備えた第2のコネクタとを含んで構成される。そして、第1のコネクタにおける第1のシェル部材の大部分が、主配線基板上における絶縁ハウジングの外周に配されるとともに、第2のコネクタにおける第2のシェル部材が、配線板状部材に設けられた複数の接触配線端子を包囲して配され、第1のシェル部材における絶縁ハウジングの外周に配された部分に当接係合部が設けられるとともに第2のシェル部材に係合受部が設けられて、第1のシェル部材に第2のシェル部材が嵌合するとき、当接係合部が係合受部に対する当接係合状態をとり、第2のシェル部材にそれにおける固定部から伸びる弾性腕部によって支持された可動係合係止部が設けられるとともに第1のシェル部材に固定係止部が設けられて、第1のシェル部材に第2のシェル部材が嵌合するとき、可動係合係止部が固定係止部に対する係合係止状態をとり、配線板状部材に設けられた透孔を貫通して配線板状部材における透孔の周囲部分に当接係合する係合部が弾性腕部によって支持されていて、当接係合部が係合受部に対する当接係合状態をとるもとで、第1のコネクタにおける複数のコンタクトの接点部が配線板状部材に設けられた複数の接触配線端子に夫々当接して、複数の接触配線端子を主配線基板に設けられた配線端子に連結することを特徴とするものとされる。
また、本願の特許請求の範囲における請求項2から請求項4までのいずれかに記載された発明(以下、本願第2発明という。)に係る配線端子連結装置は、主配線基板上に固定された絶縁ハウジング,各々が接点部と主配線基板に設けられた配線端子に接続される基板接続部とを有して絶縁ハウジングに配された複数のコンタクト、及び、主配線基板に固着された第1のシェル部材とを備えた第1のコネクタと、複数のコンタクトの接点部が夫々当接する状態をとる複数の接触配線端子が設けられた配線板状部材に固着され、第1のシェル部材との嵌合状態をとる第2のシェル部材を備えた第2のコネクタとを含んで構成される。そして、第1のコネクタにおける第1のシェル部材の大部分が、主配線基板上における絶縁ハウジングの外周に配されるとともに、第2のコネクタにおける第2のシェル部材が、配線板状部材に設けられた複数の接触配線端子を包囲して配され、第1のシェル部材における絶縁ハウジングの外周に配された部分に当接係合部が設けられるとともに第2のシェル部材に係合受部が設けられて、第1のシェル部材に第2のシェル部材が嵌合するとき、当接係合部が係合受部に対する当接係合状態をとり、第2のシェル部材にそれにおける固定部から伸びる弾性腕部によって支持された可動係合係止部が設けられるとともに第1のシェル部材に固定係止部が設けられ、第1のシェル部材に第2のシェル部材が嵌合するとき可動係合係止部が固定係止部に対する係合係止状態をとり、弾性腕部に、配線板状部材に設けられた透孔を貫通して配線板状部材からその外方に突出する操作部が設けられ、その操作部が、透孔の範囲内において、可動係合係止部が固定係止部に対する係合係止状態をとるもとでの第1の位置と、弾性腕部を可動係合係止部を伴って移動させて可動係合係止部に固定係止部に対する係合係止状態を解除させる操作が加えられたもとでの第2の位置とをとり、当接係合部が係合受部に対する当接係合状態をとるもとで、第1のコネクタにおける複数のコンタクトの接点部が配線板状部材に設けられた複数の接触配線端子に夫々当接して、複数の接触配線端子を主配線基板に設けられた配線端子に連結することを特徴とするものとされる。
上述のような本願第1発明及び本願第2発明の夫々に係る配線端子連結装置にあっては、例えば、フレキシブル印刷配線基板とされる配線板状部材が対面近接重ね合わせ連結によって主配線基板に電気的に連結されるにあたり、主配線基板上に固着された絶縁ハウジングを備える第1のコネクタにおける絶縁ハウジングの外周に配された部分を有した第1のシェル部材に、配線板状部材に固着された第2のコネクタにおける第2のシェル部材が、配線板状部材に設けられた複数の接触配線端子を包囲して配されたものとして嵌合する。その際、第1のシェル部材における絶縁ハウジングの外周に配された部分に設けられた当接係合部が第2のシェル部材に設けられた係合受部に対する当接係合状態をとるとともに、第1のコネクタにおける複数のコンタクトの接点部が、配線板状部材に設けられた複数の接触配線端子に夫々当接して、複数の接触配線端子を主配線基板に設けられた配線端子に連結する。
それにより、配線板状部材が対面近接重ね合わせ連結によって主配線基板に電気的に連結される際には、第1のコネクタにおける第1のシェル部材に対する第2のコネクタにおける第2のシェル部材の嵌合が、第1のシェル部材に設けられた当接係合部が第2のシェル部材に設けられた係合受部に対する当接係合状態をとるもとで行われ、斯かるもとで、第1のコネクタにおける複数のコンタクトの接点部が配線板状部材に設けられた複数の接触配線端子に夫々当接することになる。その結果、第1のシェル部材に対する第2のシェル部材の嵌合が適正かつ確実に行われるもとで、第1のコネクタにおける複数のコンタクトの接点部が配線板状部材に設けられた複数の接触配線端子に夫々当接することになる。
また、第1のコネクタにおける第1のシェル部材に第2のコネクタにおける第2のシェル部材が嵌合するとき、第1のシェル部材に設けられた当接係合部が第2のシェル部材に設けられた係合受部に対する当接係合状態をとり、さらにそれに加えて、第2のシェル部材にそれにおける固定部から伸びる弾性腕部によって支持されて設けられた可動係合係止部が第1のシェル部材に設けられた固定係止部に対する係合係止状態をとって、第1のシェル部材に嵌合した第2のシェル部材を第1のシェル部材に対して堅固に係止する。
さらに、本願第2発明に係る配線端子連結装置にあっては、第1のコネクタにおける第1のシェル部材が第2のコネクタにおける第2のシェル部材に嵌合するとき第2のシェル部材にそれにおける固定部から伸びる弾性腕部によって支持されて設けられた可動係合係止部が第1のシェル部材に設けられた固定係止部に対する係合係止状態をとるもとで、第2のシェル部材における固定部から伸びて可動係合係止部を支持する弾性腕部に設けられて、配線板状部材に設けられた透孔を貫通して配線板状部材からその外方に突出するものとされる操作部が、透孔の範囲内において、可動係合係止部が固定係止部に対する係合係止状態をとるもとでの第1の位置と弾性腕部を可動係合係止部を伴って移動させて可動係合係止部に固定係止部に対する係合係止状態を解除させる操作が加えられたもとでの第2の位置とをとる。
本願第1発明及び本願第2発明の夫々に係る配線端子連結装置によれば、配線板状部材を主配線基板に対面近接重ね合わせ連結によって電気的に連結することにより、配線板状部材に設けられた接触配線端子が主配線基板に設けられた配線端子に連結される状態が、主配線基板に固着された第1のコネクタにおける第1のシェル部材に配線板状部材に固着された第2のコネクタにおける第2のシェル部材を嵌合させることによりとられ、第2のコネクタは絶縁ハウジングを備えることなく第2のシェル部材を備えるものとされるので、第1のコネクタが装着された主配線基板と第2のコネクタが装着された配線板状部材とを含んだ全体の構成の薄型化を図ることができることになる。
それに加えて、本願第1発明及び本願第2発明の夫々に係る配線端子連結装置によれば、配線板状部材を主配線基板に対面近接重ね合わせ連結によって電気的に連結することにより、配線板状部材に設けられた接触配線端子が主配線基板に設けられた配線端子に連結される状態が、主配線基板に固着された第1のコネクタにおける第1のシェル部材に配線板状部材に固着された第2のコネクタにおける第2のシェル部材を嵌合させることによりとられ、その際、第1のシェル部材に第2のシェル部材が嵌合するとき、第1のシェル部材に設けられた当接係合部が第2のシェル部材に設けられた係合受部に対する当接係合状態をとり、斯かるもとで、第1のコネクタにおける複数のコンタクトの接点部が配線板状部材に設けられた複数の接触配線端子に夫々当接して、配線板状部材に設けられた接触配線端子が主配線基板に設けられた配線端子に連結されるので、配線板状部材に設けられた接触配線端子の主配線基板に設けられた配線端子への連結を確実に行うことができる。
また、本願第1発明及び本願第2発明の夫々に係る配線端子連結装置によれば、第1のコネクタにおける第1のシェル部材に第2のコネクタにおける第2のシェル部材が嵌合するとき、第1のシェル部材に設けられた当接係合部が第2のシェル部材に設けられた係合受部に対する当接係合状態をとり、さらにそれに加えて、第2のシェル部材にそれにおける固定部から伸びる弾性腕部によって支持されて設けられた可動係合係止部が第1のシェル部材に設けられた固定係止部に対する係合係止状態をとる。それにより、第2のシェル部材に設けられた可動係合係止部が、第1のシェル部材に嵌合した第2のシェル部材を第1のシェル部材に対して堅固に係止する。その結果、配線板状部材に設けられた接触配線端子が主配線基板に設けられた配線端子に連結された状態が安定に維持されることになる。
さらに、本願第2発明に係る配線端子連結装置によれば第2のコネクタにおける第2のシェル部材に、第1のコネクタにおける第1のシェル部材に設けられた固定係止部に対する係合係止状態をとる可動係合係止部が設けられたもとで、第2のシェル部材における固定部から伸びて可動係合係止部を支持する弾性腕部に、配線板状部材に設けられた透孔を貫通して配線板状部材からその外方に突出するものとされる操作部が設けられ、その操作部が、透孔の範囲内において、第2のシェル部材に設けられた可動係合係止部が第1のシェル部材に設けられた固定係止部に対する係合係止状態をとるもとでの第1の位置と、弾性腕部を可動係合係止部を伴って移動させて可動係合係止部に固定係止部に対する係合係止状態を解除させるべく操作された第2の位置とをとる。
それにより、配線板状部材に設けられた透孔内の操作部の位置に応じて、第2のシェル部材に設けられた可動係合係止部が第1のシェル部材に設けられた固定係止部を係合係止して、配線板状部材に設けられた接触配線端子が主配線基板に設けられた配線端子に連結された状態が安定に維持されていることを容易に確認することができる。しかも、配線板状部材に設けられた接触配線端子が主配線基板に設けられた配線端子に連結された状態の解除を、配線板状部材に設けられた透孔を貫通して配線板状部材からその外方に突出するものとされる操作部に第2の位置をとらせることにより開始される、作業性が良好とされる操作をもって、確実に行うことができることになる。
本願第1発明及び本願第2発明の夫々に係る配線端子連結装置の一例を構成する基板側コネクタをそれが装着された主配線基板と共に示す斜視図である。 図1に示される基板側コネクタと主配線基板とを示す平面図である。 図1に示される基板側コネクタと主配線基板とを示す正面図である。 図1に示される主配線基板を単体で示す斜視図である。 図3における V−V 線断面を示す拡大断面図である。 図1に示される基板側コネクタが備える基板側シェル部材を示す斜視図である。 図6に示される基板側シェル部材を示す平面図である。 図6に示される基板側シェル部材を示す正面図である。 図8におけるIX−IX線断面を示す拡大断面図である。 本願第1発明及び本願第2発明の夫々に係る配線端子連結装置の一例を構成する板状部材側コネクタをそれが装着された配線板状部材と共に示す底面側から見た斜視図である。 図10に示される配線板状部材とそれに装着された板状部材側コネクタの部分とを示す平面図である。 図10に示される板状部材側コネクタと配線板状部材とを示す正面図である。 図10に示される板状部材側コネクタと配線板状部材とを示す底面図である。 図10に示される板状部材側コネクタと配線板状部材とを示す側面図である。 図10に示される板状部材側コネクタを構成する板状部材側シェル部材の上面側を示す斜視図である。 図10に示される板状部材側コネクタを構成する板状部材側シェル部材の下面側を示す斜視図である。 図10に示される板状部材側コネクタを構成する板状部材側シェル部材を示す平面図である。 図10に示される板状部材側コネクタを構成する板状部材側シェル部材を示す正面図である。 図18における XIX−XIX 線断面を示す拡大断面図である。 図1に示される基板側コネクタに図10に示される板状部材側コネクタが対向配置された状態を示す断面図である。 図1に示される基板側コネクタに図10に示される板状部材側コネクタが嵌合接続された状態を示す断面図である。 図1に示される主配線基板に図10に示される配線板状部材が対面近接重ね合わせ連結により連結された状態を示す斜視図である。 図1に示される主配線基板に図10に示される配線板状部材が対面近接重ね合わせ連結により連結された状態を示す平面図である。 図1に示される主配線基板に図10に示される配線板状部材が対面近接重ね合わせ連結により連結された状態を示す正面図である。 図1に示される主配線基板に図10に示される配線板状部材が対面近接重ね合わせ連結により連結された状態を示す側面図である。 図23におけるXXVI−XXVI線断面を示す拡大断面図である。 配線板状部材及び主配線基板の図示を省略して、板状部材側コネクタが備える板状部材側シェル部材に設けられた可動係合係止部が基板側コネクタを構成する基板側シェル部材に設けられた固定係止部に対する係合係止状態をとった状態を示す平面図である。 基板側コネクタが備える基板側シェル部材に設けられた可動係合係止部が板状部材側コネクタを構成する板状部材側シェル部材に設けられた被係止部に対する係合係止状態を解除した状態を示す部分断面図である。 配線板状部材及び主配線基板の図示を省略して、板状部材側コネクタが備える板状部材側シェル部材に設けられた可動係合係止部が基板側コネクタを構成する基板側シェル部材に設けられた固定係止部に対する係合係止状態を解除した状態を示す平面図である。 本願第1発明及び本願第2発明の夫々に係る配線端子連結装置の他の例を構成する基板側コネクタをそれが装着された主配線基板と共に示す斜視図である。 図30に示される基板側コネクタが備える基板側シェル部材を示す斜視図である。
本願第1発明及び本願第2発明の夫々を実施するための形態は、以下に述べられる本願第1発明及び本願第2発明の夫々についての実施例1及び実施例2をもって説明される。
図1(斜視図),図2(平面図)及び図3(正面図)は、本願第1発明及び本願第2発明の夫々に係る配線端子連結装置の一例を構成する主要構成要素である第1のコネクタを成す基板側コネクタ11と基板側コネクタ11が装着された主配線基板12とを示す。
図1〜図3において、第1のコネクタである基板側コネクタ11は、主配線基板12に固定される矩形平板状を成す絶縁ハウジング13と主配線基板12に固着される第1のシェル部材である基板側シェル部材14とを備えている。絶縁ハウジング13には、複数のコンタクト15が絶縁ハウジング13の長手方向に沿う2列を成して配列配置されている。
そして、図4に示されるように、主配線基板12には、複数の配線端子16が2列を成して配列配置されたものとして設けられており、複数の配線端子16からは互いに平行に配された複数の配線パターン17が夫々伸びている。また、主配線基板12には、2列を成して配列配置された複数の配線端子16をそれらの配列方向において挟む位置に一対の半田付け部18が設けられている。以下においては、複数の配線端子16の配列方向を端子配列方向という。そして、主配線基板12における複数の配線端子16,複数の配線端子16から夫々伸びる複数の配線パターン17及び一対の半田付け部18が設けられた面12aは、複数の配線端子16上及び一対の半田付け部18上を除いて、図示が省略された薄い絶縁層(フォト・レジスト層)によって覆われている。
図1〜図3に示されるように、絶縁ハウジング13は主配線基板12の面12a上に配され、絶縁ハウジング13に配列配置された複数のコンタクト15は、それらの配列方向が主配線基板12における端子配列方向に沿うものとされる。そして、複数のコンタクト15の夫々は、図3におけるV-V 線断面を示す図5に示されるように、絶縁ハウジング13の内部に配された本体部20と、本体部20の一端から絶縁ハウジング13の内側へと折り返されて、主配線基板12の面12aに設けられた配線端子16に、例えば、半田付けにより接続される基板接続部21と、本体部20の他端から絶縁ハウジング13の内側へと折り返された折り返し屈曲部を成し、絶縁ハウジング13に設けられた透孔22を通じて絶縁ハウジング13内から絶縁ハウジング13外へと突出する接点部23とを有している。
基板側シェル部材14は、例えば、弾性を有した金属板材に打抜き屈曲加工が施されて形成され、図6(斜視図),図7(平面図)及び図8(正面図)に示されるように、全体として矩形枠状体を成すものとされて、その長手方向に互いに平行に伸びる一対の当接係合部25と一対の当接係合部25を各々の両端部において相互連結する一対の連結部26とを有している。一対の当接係合部25の夫々は、図8におけるIX−IX線断面を示す図9に示されるように、金属板材の外側縁部分が折り返されて形成されており、それにより弾性力を具えたものとされている。また、一対の連結部26の夫々には、矩形枠状部の一辺を成すものとされた固定係止部27が形成されており、さらに、傾斜面部28を有した位置規制部29が形成されている。
全体として矩形枠状体を成すものとされた基板側シェル部材14は、図1〜図3に示されるように、その長手方向が主配線基板12における端子配列方向に沿うものとされ、一対の当接係合部25が絶縁ハウジング13の外側に配されて絶縁ハウジング13を挟んで保持するものとされる状態をもって、主配線基板12の面12a上に配される。それにより、基板側シェル部材14は、その大部分が主配線基板12の面12a上における絶縁ハウジング13の外周に配され、一対の当接係合部25は基板側シェル部材14における絶縁ハウジング13の外周に配された部分に設けられていることになる。主配線基板12の面12a上に配される基板側シェル部材14は、それにおける一対の連結部26が、主配線基板12の面12aに設けられた一対の半田付け部18に夫々半田付けされて基板側シェル部材14に固着され、それに伴って、基板側シェル部材14の一対の当接係合部25によって保持された絶縁ハウジング13が主配線基板12に固定される。
このようなもとで、絶縁ハウジング13に配列配置された複数のコンタクト15の夫々において、主配線基板12の面12aに設けられた配線端子16に接続される基板接続部21が、絶縁ハウジング13の内部に配された本体部20の一端から絶縁ハウジング13の内側へと折り返されて形成されていることにより、複数のコンタクト15の夫々は、絶縁ハウジング13の外側に配された基板側シェル部材14によるシールド作用を効果的に受けることになる。また、絶縁ハウジング13に設けられた切欠部19を通して、コンタクト15の基板接続部21と主配線基板12の配線端子16との半田接合部を視認することができる。
図10(斜視図),図11(平面図),図12(正面図), 図13(底面図) 及び図14(側面図)は、本願第1発明及び本願第2発明の夫々に係る配線端子連結装置の一例を第1のコネクタを成す基板側コネクトと共に構成する主要構成要素である、第2のコネクタを成す板状部材側コネクタ30と板状部材側コネクタ30が装着された配線板状部材31とを示す。
図10〜図14において、第2のコネクタである板状部材側コネクタ30は、配線板状部材31に固着される第2のシェル部材である板状部材側シェル部材32を備えている。図10及び図13に示されるように、配線板状部材31には、複数の接触配線端子33が2列を成して配列配置されたものとして設けられており、複数の接触配線端子33からは互いに平行に配された複数の配線パターン34が夫々伸びている。また、配線板状部材31には、2列を成して配列配置された複数の接触配線端子33をそれらの配列方向において挟む位置に一対の半田付け部(図に現れていない。)が設けられている。以下においては、複数の接触配線端子33の配列方向を接触端子配列方向という。そして、配線板状部材31における複数の接触配線端子33,複数の接触配線端子33から夫々伸びる複数の配線パターン34及び一対の半田付け部が設けられた面31aは、複数の接触配線端子33上及び一対の半田付け部上を除いて、図示が省略された薄い絶縁層(フォト・レジスト層)によって覆われている。
配線板状部材31は、図10及び図11に明瞭に示されるように、その面31aに対向する面31bにおける、複数の接触配線端子33が配列配置された面31aの部分に対応する部分に、補強板部材31Aが張り付けられたものとされている。そして、配線板状部材31における複数の接触配線端子33が配列配置された部分には、一対の透孔31Bが補強板部材31Aを貫通するものとして形成されている。
板状部材側シェル部材32は、例えば、弾性を有した金属板材に打抜き屈曲加工が施されて形成され、図15(斜視図),図16(斜視図),図17(平面図)及び図18(正面図)に示されるように、全体として開口を包囲する矩形枠状体を成すものとされており、その長手方向に互いに平行に伸びる一対の係合受部35と一対の係合受部35を各々の両端部において相互連結する一対の固定部36とを有している。一対の係合受部35の夫々は、図18における XIX−XIX 線断面を示す図19に示されるように、開口を形成する金属板材の内側縁部分が折り曲げられて形成されており、それにより弾力を具えたものとされている。また、一対の固定部36からは一対の弾性腕部37が夫々開口内、即ち、枠内に伸びていて、板状部材側シェル部材32の長手方向において相互対向するものとされている。
また、一対の弾性腕部37の夫々は、枠内に配された可動係合係止部38及び係合部39を支持しており、また、一対の弾性腕部37の夫々には操作部40が設けられている。即ち、板状部材側シェル部材32は、一対の係合受部35と一対の固定部36とを有しており、一対の固定部36の夫々から弾性腕部37が伸びていて、弾性腕部37によって可動係合係止部38と係合部39とが支持されているとともに、弾性腕部37の夫々には操作部40が設けられていることになる。
上述のように全体として矩形枠状体を成すものとされた板状部材側シェル部材32は、その長手方向が配線板状部材31における接触端子配列方向に沿うものとされ、配線板状部材31の面31aに配列配置されて設けられた複数の接触配線端子33を包囲するものとされる状態をもって、配線板状部材31の面31b上に配される。その際、板状部材側シェル部材32に備えられた係合部39と操作部40とが、配線板状部材31に形成された透孔31Bを通じて、配線板状部材31から外方、具体的には、配線板状部材31の面31bに張り付けられた補強板部材31Aの外方に突出するものとされる。そして、板状部材側シェル部材32は、その一対の固定部36が配線板状部材31の面31aに設けられた一対の半田付け部に夫々半田付けされて、配線板状部材31に固着される。
配線板状部材31に形成された透孔31Bを通じて、配線板状部材31の面31bに張り付けられた補強板部材31Aの外方に突出した係合部39は、配線板状部材31における透孔31Bの周囲部分、具体的には、配線板状部材31の面31bに張り付けられた補強板部材31Aにおける透孔31Bの周囲部分に当接係合する。それにより、板状部材側シェル部材32における固定部36から伸びる弾性腕部37の配置位置の安定化が図られる。また、配線板状部材31に形成された透孔31Bを通じて、配線板状部材31の面31bに張り付けられた補強板部材31Aの外方に突出した操作部40は、透孔31Bの範囲内で変位し得るものとされる。
このようなもとで、基板側コネクタ11が装着された主配線基板12に、板状部材側コネクタ30が装着された配線板状部材31が、対面近接重ね合わせ連結によって電気的に連結される際には、先ず、図20に示されるように、配線板状部材31が、それに装着された板状部材側コネクタ30が備える板状部材側シェル部材32に、主配線基板12に装着された基板側コネクタ11が備える基板側シェル部材14に対応する位置をとらせる状態をもって、主配線基板12に対して対向配置される。その際、配線板状部材31の面31aが、主配線基板12の面12aに対面するものとされる。
その後、面31aを主配線基板12の面12aに対面させた配線板状部材31が、主配線基板12に対して対面近接せしめられて、図21に示されるように、主配線基板12に装着された基板側コネクタ11が備える基板側シェル部材14に、配線板状部材31に装着された板状部材側コネクタ30が備える板状部材側シェル部材32が嵌合するものとされる。その際、基板側コネクタ11が備える基板側シェル部材14における一対の当接係合部25の夫々が、板状部材側コネクタ30が備える板状部材側シェル部材32における一対の係合受部35のうちの対応するものに対する当接係合状態をとる。それにより、板状部材側コネクタ30が備える板状部材側シェル部材32が基板側コネクタ11が備える基板側シェル部材14に適切に嵌合した状態が得られる。斯かる際、一対の当接係合部25及び一対の係合受部35の夫々が弾性を具えたものとされているので、当接係合部25の係合受部35に対する当接係合状態は、弾性力を伴って確実に得られる。なお、当接係合部25の係合受部35に対する弾性力を伴った当接係合状態は、当接係合部25及び係合受部35のうちの少なくとも一方が弾性を具えたものとされることによっても得られる。
そして、一対の当接係合部25の夫々が一対の係合受部35のうちの対応するものに対する当接係合状態をとるもとで、基板側コネクタ11における各々が主配線基板12の面12aに設けられた配線端子16に接続された基板接続部21を有した複数のコンタクト15の夫々における接点部23が、配線板状部材31の面31aに配列配置されて設けられた複数の接触配線端子33のうちの対応するものに当接し、それにより、複数の接触配線端子33が複数のコンタクト15を介して主配線基板12に設けられた複数の配線端子16に夫々連結される。そして、複数のコンタクト15の夫々は、絶縁ハウジング13の外側に配された基板側シェル部材14によるシールド作用だけでなく、板状部材側コネクタ30が備える板状部材側シェル部材32によるシールド作用も効果的に受けることになる。
その結果、図22(斜視図),図23(平面図),図24(正面図)及び図25(側面図)に示されるように、基板側コネクタ11が装着された主配線基板12に、板状部材側コネクタ30が装着された配線板状部材31が、対面近接重ね合わせ連結によって電気的に連結された状態が得られる。
上述のようにして、板状部材側コネクタ30が備える板状部材側シェル部材32が基板側コネクタ11が備える基板側シェル部材14に適切に嵌合し、基板側コネクタ11が装着された主配線基板12に、板状部材側コネクタ30が装着された配線板状部材31が対面近接重ね合わせ連結によって電気的に連結されたもとにあっては、図23におけるXXVI−XXVI線断面を示す図26に示されるように、板状部材側コネクタ30が備える板状部材側シェル部材32における弾性腕部37によって支持された可動係合係止部38が、基板側コネクタ11が備える基板側シェル部材14に設けられた固定係止部27に対する係合係止状態をとる。それにより、板状部材側シェル部材32に設けられた可動係合係止部38が、基板側シェル部材14に嵌合した板状部材側シェル部材32を基板側シェル部材14に対して堅固に係止する。その結果、配線板状部材31に設けられた複数の接触配線端子33が複数のコンタクト15を介して主配線基板12に設けられた複数の配線端子16に夫々連結された状態が安定に維持されることになる。
このようにして、板状部材側コネクタ30が備える板状部材側シェル部材32に設けられた可動係合係止部38が、基板側コネクタ11が備える基板側シェル部材14に設けられた固定係止部27に対する係合係止状態をとったときには、図27に示されるように、板状部材側シェル部材32における弾性腕部37に設けられ、配線板状部材31に形成された透孔31Bを通じて、配線板状部材31の面31bに張り付けられた補強板部材31Aの外方に突出した操作部40は、透孔31B内において、基板側コネクタ11が備える絶縁ハウジング13から離隔した位置(第1の位置)をとる。それにより、配線板状部材31に形成された透孔31B内の操作部40の位置に応じて、板状部材側シェル部材32に設けられた可動係合係止部38が基板側シェル部材14に設けられた固定係止部27を係合係止して、配線板状部材31に設けられた複数の接触配線端子33が主配線基板12に設けられた複数の配線端子16に夫々連結された状態が安定に維持されていることを認識することができる。
その後、配線板状部材31に設けられた複数の接触配線端子33が主配線基板12に設けられた複数の配線端子16に夫々連結された状態を解除すべく、板状部材側コネクタ30が備える板状部材側シェル部材32に設けられた可動係合係止部38による基板側コネクタ11が備える基板側シェル部材14に設けられた固定係止部27に対する係合係止状態を解除して、板状部材側コネクタ30が備える板状部材側シェル部材32を基板側コネクタ11が備える基板側シェル部材14に対する嵌合状態から解放する際には、図28に示されるように、板状部材側コネクタ30が備える板状部材側シェル部材32における弾性腕部37に設けられ、配線板状部材31に形成された透孔31Bを通じて、配線板状部材31の面31bに張り付けられた補強板部材31Aの外方に突出した操作部40に、透孔31Bの範囲内において、図26及び図27に示される第1の位置から、基板側コネクタ11が備える絶縁ハウジング13に近接した位置(第2の位置)に変位せしめられる操作が加えられる。
上述のようにして操作部40が変位せしめられることにより、板状部材側シェル部材32における弾性腕部37が、可動係合係止部38を伴って移動せしめられ、可動係合係止部38に基板側コネクタ11が備える基板側シェル部材14に設けられた固定係止部27に対する係合係止状態を解除させる。また、このとき、弾性腕部37により支持された係合部39も、弾性腕部37に伴って移動し、配線板状部材31の面31bに張り付けられた補強板部材31Aにおける透孔31Bの周囲部分に対する当接係合状態を解除する。それにより、板状部材側コネクタ30が備える板状部材側シェル部材32を基板側コネクタ11が備える基板側シェル部材14に対する嵌合状態から解放することができる状態が得られる。
斯かる際、固定係止部27に対する係合係止状態を解除すべく移動せしめられた可動係合係止部38は、基板側シェル部材14に設けられた傾斜面部28を有した位置規制部29に傾斜面部28に沿って移動して係合し、位置規制部29による位置規制を受ける。それにより、弾性腕部37の弾性力による可動係合係止部38の戻り移動が防止されるので、可動係合係止部38に固定係止部27に対する係合係止状態を解除させるにあたっての操作性が向上する。
このようにして、図29に示されるように、操作部40が、可動係合係止部38に固定係止部27に対する係合係止状態を解除させるべく、配線板状部材31に形成された透孔31B内において第2の位置をとり、係合部39が、配線板状部材31が有する補強板部材31Aにおける透孔31Bの周囲部分に対する当接係合状態を解除したもとにあっては、透孔31B内の操作部40の位置に応じて、板状部材側シェル部材32に設けられた可動係合係止部38が基板側シェル部材14に設けられた固定係止部27に対する係合係止状態を解除したことを認識することができる。
上述のような主配線基板12に装着された基板側コネクタ11と配線板状部材31に装着された板状部材側コネクタ30とを含んで構成される、本願第1発明及び本願第2発明の夫々に係る配線端子連結装置の一例が用いられるもとにあっては、配線板状部材31を主配線基板12に対面近接重ね合わせ連結によって電気的に連結することにより、配線板状部材31に設けられた複数の接触配線端子33が主配線基板12に設けられた複数の配線端子16に夫々連結される状態が、基板側コネクタ11における基板側シェル部材14に板状部材側コネクタ30における板状部材側シェル部材32を嵌合させることによりとられ、板状部材側コネクタ30は絶縁ハウジングを備えることなく板状部材側シェル部材32を備えるものとされている。それにより、基板側コネクタ11が装着された主配線基板12と板状部材側コネクタ30が装着された配線板状部材31とを含んだ全体の構成の薄型化を図ることができることになる。
それに加えて、基板側コネクタ11と板状部材側コネクタ30とを含んで構成される本願第1発明及び本願第2発明の夫々に係る配線端子連結装置の一例によれば、配線板状部材31を主配線基板12に対面近接重ね合わせ連結によって電気的に連結することにより、配線板状部材31に設けられた複数の接触配線端子33が主配線基板12に設けられた複数の配線端子16に夫々連結される状態が、主配線基板12に固着された基板側コネクタ11における基板側シェル部材14に、配線板状部材31に固着された板状部材側コネクタ30における板状部材側シェル部材32を嵌合させることによりとられ、その際、基板側シェル部材14に板状部材側シェル部材32が嵌合するとき、基板側シェル部材14に設けられた当接係合部25が板状部材側シェル部材32に設けられた係合受部35に対する当接係合状態をとり、斯かるもとで、基板側コネクタ11における複数のコンタクト15の接点部23が配線板状部材31に設けられた複数の接触配線端子33に夫々当接して、配線板状部材31に設けられた複数の接触配線端子33が主配線基板12に設けられた複数の配線端子16に夫々連結されるので、配線板状部材31に設けられた複数の接触配線端子33の主配線基板12に設けられた複数の配線端子16への連結を確実に行うことができる。
また、基板側コネクタ11と板状部材側コネクタ30とを含んで構成される本願第1発明及び本願第2発明の夫々に係る配線端子連結装置の一例によれば、基板側コネクタ11における基板側シェル部材14に板状部材側コネクタ30における板状部材側シェル部材32が嵌合するとき、基板側シェル部材14に設けられた当接係合部25が板状部材側シェル部材32に設けられた係合受部35に対する当接係合状態をとり、さらにそれに加えて、板状部材側シェル部材32に設けられた可動係合係止部38が基板側シェル部材14に設けられた固定係止部27に対する係合係止状態をとる。それにより、板状部材側シェル部材32に設けられた可動係合係止部38が、基板側シェル部材14に嵌合した板状部材側シェル部材32を基板側シェル部材14に対して堅固に係止する。その結果、配線板状部材31に設けられた複数の接触配線端子33が主配線基板12に設けられた複数の配線端子16に夫々連結された状態が安定に維持されることになる。
さらに、基板側コネクタ11と板状部材側コネクタ30とを含んで構成される本願第1発明及び本願第2発明の夫々に係る配線端子連結装置の一例によれば、配線板状部材31に設けられた透孔31B内における、板状部材側コネクタ30が備える板状部材側シェル部材32に設けられた操作部40がとる第1の位置に応じて、板状部材側シェル部材32に設けられた可動係合係止部38が基板側シェル部材14に設けられた固定係止部27を係合係止して、配線板状部材31に設けられた複数の接触配線端子33が主配線基板12に設けられた複数の配線端子16に夫々連結された状態が安定に維持されていることを容易に確認することができる。しかも、配線板状部材31に設けられた複数の接触配線端子33が主配線基板12に設けられた複数の配線端子16に夫々連結された状態の解除を、配線板状部材31に設けられた透孔31Bを貫通して配線板状部材31からその外方に突出するものとされる操作部40に第2の位置をとらせることにより開始される、作業性が良好とされる操作をもって、確実に行うことができることになる。
図30は、本願第1発明及び本願第2発明の夫々に係る配線端子連結装置の他の例を構成する主要構成要素である第1のコネクタを成す基板側コネクタ51と基板側コネクタ51が装着された主配線基板12とを示す。主配線基板12は、前述の図1に示されるものと同じものであり、それゆえ、主配線基板12についての重複説明は省略される。
図30において、第1のコネクタである基板側コネクタ51は、主配線基板12に固定される矩形平板状を成す絶縁ハウジング13(前述の図1に示されるものと同じものであり、それゆえ、絶縁ハウジング13についての重複説明は省略される。)と主配線基板12に固着される第1のシェル部材である基板側シェル部材52とを備えている。
基板側シェル部材52は、例えば、弾性を有した金属板材に打抜き屈曲加工が施されて形成され、図31に示されるように、全体として矩形枠状体を成すものとされて、その長手方向に互いに平行に伸びる一対の当接係合部53と一対の当接係合部53を各々の両端部において相互連結する一対の連結部54とを有している。一対の当接係合部53の夫々は、金属板材の外側縁部分が折り返されて形成されており、それにより弾性力を具えたものとされている。また、一対の連結部54の夫々には、矩形枠状部の一辺を成すものとされた固定係止部55が形成されており、さらに、傾斜面部56を有した位置規制部57が形成されている。
基板側シェル部材52が備える一対の連結部54の夫々に設けられた固定係止部55及び傾斜面部56を有した位置規制部57は、前述の図6に示される基板側シェル部材14が備える一対の連結部26の夫々に設けられた固定係止部26及び傾斜面部28を有した位置規制部29と同様の役割を果たす。
そして、基板側シェル部材52が備える一対の当接係合部53の夫々には、その長手方向に沿って、それが具える弾性力を緩和するための複数の溝58が配列形成されている。複数の溝58の個数及び複数の溝58の夫々の規模は、当接係合部53が備える弾性力に応じて適宜選定される。
このような基板側シェル部材52と絶縁ハウジング13とを備えて構成される基板側コネクタ51は、前述の図1に示される基板側コネクタ11と同様に用いられ、前述の図10に示される第2のコネクタを成す板状部材側コネクタ30と組み合わされて、本願第1発明及び本願第2発明の夫々に係る配線端子連結装置の他の例を構成する。基板側コネクタ51は、それが備える基板側シェル部材52における一対の当接係合部53の夫々に弾性力を緩和するための複数の溝58が形成されている点において、斯かる溝が形成されていない当接係合部25を有する基板側シェル部材14が設けられた前述の図1に示される基板側コネクタ11との相違があり、その他の点については前述の図1に示される基板側コネクタ11と同様である。
従って、基板側コネクタ51と前述の図10に示される板状部材側コネクタ30とを含んで構成される本願第1発明及び本願第2発明の夫々に係る配線端子連結装置の他の例によれば、前述の基板側コネクタ11と板状部材側コネクタ30とを含んで構成される本願第1発明及び本願第2発明の夫々に係る配線端子連結装置の一例と同様な作用効果が得られ、それに加えて、基板側コネクタ51が備える一対の当接係合部53に板状部材側コネクタ30が備える一対の係合受部35が夫々嵌合する際に、当接係合部53が係合受部35に過大な弾性力を作用させる事態が回避されることになる。
以上のような本願第1発明及び本願第2発明の夫々に係る配線端子連結装置は、主配線基板と配線板状部材とを含んだ全体の構成の薄型化を図ることができるもとで、配線板状部材に設けられた接触配線端子の主配線基板に設けられた配線端子への連結を確実に行うことができるとともに、配線板状部材に設けられた接触配線端子が主配線基板に設けられた配線端子に連結された状態が安定に維持されるようになすことができ、さらに、配線板状部材に設けられた接触配線端子が主配線基板に設けられた配線端子に連結された状態が安定に維持されていることを容易に確認することができ、しかも、配線板状部材に設けられた接触配線端子が主配線基板に設けられた配線端子に連結された状態の解除を、作業性が良好とされる操作をもって確実に行なうことができるものとして、様々な電子機器等に広く適用され得るものである。
11,51・・・基板側コネクタ, 12・・・主配線基板, 13・・・絶縁ハウジング, 14,52・・・基板側シェル部材, 15・・・コンタクト, 16・・・配線端子, 17,34・・・配線パターン, 18・・・半田付け部, 20・・・本体部, 21・・・基板接続部, 22・・・透孔, 23・・・接点部, 25,53・・・当接係合部, 26,54・・・連結部, 27,55・・・固定係止部, 28,56・・・傾斜面部, 29,57・・・位置規制部, 30・・・板状部材側コネクタ, 31・・・配線板状部材, 32・・・板状部材側シェル部材, 33・・・接触配線端子, 35・・・係合受部, 36・・・固定部, 37・・・弾性腕部, 38・・・可動係合係止部, 39・・・係合部, 40・・・操作部, 58・・・溝

Claims (4)

  1. 主配線基板上に固定された絶縁ハウジング,各々が接点部と上記主配線基板に設けられた配線端子に接続される基板接続部とを有して上記絶縁ハウジングに配された複数のコンタクト、及び、上記主配線基板に固着された第1のシェル部材とを備えた第1のコネクタと、
    上記複数のコンタクトの接点部が夫々当接する状態をとる複数の接触配線端子が設けられた配線板状部材に固着され、上記第1のシェル部材との嵌合状態をとる第2のシェル部材を備えた第2のコネクタと、
    を含んで構成され、
    上記第1のコネクタにおける上記第1のシェル部材の大部分が、上記主配線基板上における上記絶縁ハウジングの外周に配されるとともに、上記第2のコネクタにおける上記第2のシェル部材が、上記配線板状部材に設けられた上記複数の接触配線端子を包囲して配され、
    上記第1のシェル部材における上記絶縁ハウジングの外周に配された部分に当接係合部が設けられるとともに上記第2のシェル部材に係合受部が設けられて、上記第1のシェル部材に上記第2のシェル部材が嵌合するとき、上記当接係合部が上記係合受部に対する当接係合状態をとり、
    上記第2のシェル部材に該第2のシェル部材における固定部から伸びる弾性腕部によって支持された可動係合係止部が設けられるとともに上記第1のシェル部材に固定係止部が設けられて、上記第1のシェル部材に上記第2のシェル部材が嵌合するとき、上記可動係合係止部が上記固定係止部に対する係合係止状態をとり、
    上記配線板状部材に設けられた透孔を貫通して上記配線板状部材における上記透孔の周囲部分に当接係合する係合部が上記弾性腕部によって支持されていて、
    上記当接係合部が上記係合受部に対する当接係合状態をとるもとで、上記第1のコネクタにおける上記複数のコンタクトの接点部が上記配線板状部材に設けられた複数の接触配線端子に夫々当接して、該接触配線端子を上記主配線基板に設けられた配線端子に連結すること、
    を特徴とする配線端子連結装置。
  2. 主配線基板上に固定された絶縁ハウジング,各々が接点部と上記主配線基板に設けられた配線端子に接続される基板接続部とを有して上記絶縁ハウジングに配された複数のコンタクト、及び、上記主配線基板に固着された第1のシェル部材とを備えた第1のコネクタと、
    上記複数のコンタクトの接点部が夫々当接する状態をとる複数の接触配線端子が設けられた配線板状部材に固着され、上記第1のシェル部材との嵌合状態をとる第2のシェル部材を備えた第2のコネクタと、
    を含んで構成され、
    上記第1のコネクタにおける上記第1のシェル部材の大部分が、上記主配線基板上における上記絶縁ハウジングの外周に配されるとともに、上記第2のコネクタにおける上記第2のシェル部材が、上記配線板状部材に設けられた上記複数の接触配線端子を包囲して配され、
    上記第1のシェル部材における上記絶縁ハウジングの外周に配された部分に当接係合部が設けられるとともに上記第2のシェル部材に係合受部が設けられて、上記第1のシェル部材に上記第2のシェル部材が嵌合するとき、上記当接係合部が上記係合受部に対する当接係合状態をとり、
    上記第2のシェル部材に該第2のシェル部材における固定部から伸びる弾性腕部によって支持された可動係合係止部が設けられるとともに上記第1のシェル部材に固定係止部が設けられて、上記第1のシェル部材に上記第2のシェル部材が嵌合するとき、上記可動係合係止部が上記固定係止部に対する係合係止状態をとり、
    上記弾性腕部に、上記配線板状部材に設けられた透孔を貫通して上記配線板状部材から該配線板状部材の外方に突出する操作部が設けられ、該操作部が、上記透孔の範囲内において、上記可動係合係止部が上記固定係止部に対する係合係止状態をとるもとでの第1の位置と、上記弾性腕部を上記可動係合係止部を伴って移動させて該可動係合係止部に上記固定係止部に対する係合係止状態を解除させる操作が加えられたもとでの第2の位置とをとり、
    上記当接係合部が上記係合受部に対する当接係合状態をとるもとで、上記第1のコネクタにおける上記複数のコンタクトの接点部が上記配線板状部材に設けられた複数の接触配線端子に夫々当接して、該接触配線端子を上記主配線基板に設けられた配線端子に連結すること、
    を特徴とする配線端子連結装置。
  3. 上記当接係合部と上記係合受部とのうちの少なくとも一方が、弾性を具えていることを特徴とする請求項1または2記載の配線端子連結装置。
  4. 上記弾性腕部が上記可動係合係止部を伴って移動して該可動係合係止部に上記固定係止部に対する係合係止状態を解除させるとき、上記可動係合係止部が、上記第1のシェル部材に傾斜面部を有するものとして設けられた位置規制部に上記傾斜面部に沿って移動して係合し、該位置規制部による位置規制を受けることを特徴とする請求項記載の配線端子連結装置。
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