JP6150027B1 - 被監視者監視システム、監視情報画面表示装置および監視情報画面表示方法 - Google Patents
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Abstract
監視情報画面表示装置は、被監視者が所定の行動をしたことを判定したとき、判定結果を含む監視情報を送信するセンサ装置を備える被監視者監視システムに適用される。前記監視情報画面表示装置は、通信部、表示部、表示処理部を備える。前記表示処理部は、前記通信部が受信した前記監視情報を基にして、前記判定結果を含む監視情報画面を生成し、前記監視情報画面を前記表示部に表示させる。前記表示処理部は、前記監視情報画面を前記表示部に表示させている状態で、前記通信部が新たな前記監視情報を受信したとき、現在、前記表示部に表示させている前記監視情報画面に替えて、前記通信部が受信した新たな前記監視情報を基にして生成した前記監視情報画面を前記表示部に表示させる。
Description
本発明は、例えば、看護や介護の対象となる者を、被監視者として監視する被監視者監視システム、ならびに、このシステムに適用される表示装置および表示方法に関する。
我が国(日本)は、戦後の高度経済成長に伴う生活水準の向上、衛生環境の改善および医療水準の向上等によって、高齢化社会、より詳しくは、総人口に対する65歳以上の人口の割合である高齢化率が21%を超える超高齢化社会になっている。また、2005年では、総人口約1億2765万人に対し65歳以上の高齢者人口は、約2556万人であったのに対し、2020年では、総人口約1億2411万人に対し高齢者人口は、約3456万人となる予測もある。このような高齢化社会では、高齢化社会ではない通常の社会よりも、病気や怪我や高齢等による看護や介護を必要とする要看護者の数の増加が見込まれる。
また、我が国は、超高齢化社会というだけでなく、例えば2013年の合計特殊出生率が1.43%という少子化社会でもある。そのため、看護や介護の必要な高齢者を高齢の家族(配偶者、子、兄弟)が介護する老老介護といった問題も起きている。
要看護者や要介護者は、病院や、老人福祉施設(日本の法令では老人短期入所施設、養護老人ホームおよび特別養護老人ホーム等)等の施設に入所し、その看護や介護を受けながら生活するが、ベッドから転落したり、歩行中に転倒してけがをしたり、ベッドから抜け出して徘徊するなどの問題がある。いずれの状態も長時間放置しておくとさらに大きな問題が発生する可能性があるため、施設では、看護師や介護士等は、定期的に巡視することによってその安否や様子を確認している。しかし増加する要介護者の数に介護士の成り手の数が追い付かず介護業界は慢性的な人手不足という問題を抱えており、さらに、日勤の時間帯に較べ、準夜勤や夜勤の時間帯では、看護師や介護士等の人数が減るため、一人当たりの業務負荷が増大するので、前記業務負荷の軽減が要請されている。また、前述した老老介護の問題は、施設でも例外ではなく、高齢の要介護者を高齢の介護士がケアをすることもしばしばあり、施設内で働く介護士の多くが高齢という介護施設も存在する。高齢になると体力が衰え、健康であっても若い介護士に比べると介護することは負担であり、どうしても動きや判断が遅くなる。介護業務では転倒や転落等の事故を防止するために早い判断が重要であり、判断が遅いと手遅れになることもある。このような人手不足や介護士の負担を軽減するため、介護業務を補完する技術が求められている。このため、近年では、要介護者等の、監視すべき監視対象である被監視者を監視(モニタ)する被監視者監視装置が研究、開発されている。
このような技術の一つとして、例えば特許文献1に開示されたナースコールシステムがある。この特許文献1に開示されたナースコールシステムは、ベッドに設置されて患者が看護師を呼び出すためのナースコール子機と、ナースステーションに設置されて前記ナースコール子機による呼び出しに応答するためのナースコール親機とを有するナースコールシステムであって、ベッド上の患者をベッド上方から撮像するカメラと、前記カメラの撮像映像から、患者が上半身を起こした状態及び患者がベッド上から離れた状態のうち少なくとも一方の発生を判断して注意状態発生信号を出力する状態判断手段とを有し、前記ナースコール親機は、前記注意状態発生信号を受けて報知動作する報知手段を有する。
一方、安否確認の点では、一人暮らしの独居者も前記要介護者等と同様であり、被監視対象者となる。
被監視者監視システムとして、センサ装置が、被監視者が所定の行動をしたことを判定したとき、判定結果を含む監視情報を送信し、表示装置が、その監視情報を基にして監視情報画面を生成して表示する態様を考える。監視者が、表示装置に表示されている監視情報画面を見て、対応を考えている状態で、表示装置が新たな監視情報(すなわち最新の監視情報)を受信することがある。このような場合、監視者が、新たな監視情報に含まれる判定結果を見落とさないようにする必要がある。特に、新たな監視情報に含まれる判定結果が重大な場合、その判定結果を見落とせば、見落とさない場合と比べて悪化した事態が生じる可能性がある。
本発明の目的は、監視情報画面が表示された状態で、新たな監視情報が来たとき、監視者が新たな監視情報に含まれる判定結果を見落とさないようにすることができる被監視者監視システム、監視情報画面表示装置および監視情報画面表示方法を提供することである。
本発明の一局面に係る監視情報画面表示装置は、被監視者が所定の行動をしたことを判定したとき、判定結果を含む監視情報を送信するセンサ装置を備える被監視者監視システムに適用される。前記監視情報画面表示装置は、通信部、表示部、表示処理部を備える。前記表示処理部は、前記通信部が受信した前記監視情報を基にして、前記判定結果を含む監視情報画面を生成し、前記監視情報画面を前記表示部に表示させる。前記表示処理部は、前記監視情報画面を前記表示部に表示させている状態で、前記通信部が新たな前記監視情報を受信したとき、現在、前記表示部に表示させている前記監視情報画面に替えて、前記通信部が受信した新たな前記監視情報を基にして生成した前記監視情報画面を前記表示部に表示させる。
上記並びにその他の本発明の目的、特徴及び利点は、以下の詳細な記載と添付図面から明らかになるであろう。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を詳細に説明する。各図において、同一符号を付した構成は、同一の構成であることを示し、その構成について、既に説明している内容については、その説明を省略する。
図1は、本実施形態における被監視者監視システムの構成を示す図である。図2は、本実施形態の被監視者監視システムにおける携帯端末ユニットの構成を示す図である。図3Aは、前記携帯端末ユニットに記憶される監視情報テーブルの各構成を示す図である。図3Bは、前記携帯端末ユニットに記憶される検知ユニット情報テーブルの各構成を示す図である。
このような被監視者監視システムMSは、例えば、図1に示すように、複数の検知ユニット(センサユニット)SU(SU−1〜SU−4)と、管理サーバユニットSVと、固定端末ユニットSPと、1または複数の携帯端末ユニットTA(TA−1、TA−2)とを備え、これらは、有線や無線で、LAN(Local Area Network)、電話網およびデータ通信網等の網(ネットワーク、通信回線)NWを介して通信可能に接続される。ネットワークNWには、通信信号を中継する例えばリピーター、ブリッジ、ルーターおよびクロスコネクト等の中継機が備えられても良い。図1に示す例では、これら複数の検知ユニットSU−1〜SU−4、管理サーバユニットSV、固定端末ユニットSPおよび複数の携帯端末ユニットTA−1、TA−2は、アクセスポイントAPを含む無線LAN(例えばIEEE802.11規格に従ったLAN等)のネットワークNWによって互いに通信可能に接続されている。
被監視者監視システムMSは、被監視者Obに応じて適宜な場所に配設される。被監視者(見守り対象者)Obは、例えば、病気や怪我等によって看護を必要とする者や、身体能力の低下等によって介護を必要とする者や、一人暮らしの独居者等である。特に、早期発見と早期対処とを可能にする観点から、被監視者Obは、例えば異常状態等の所定の不都合な事象がその者に生じた場合にその発見を必要としている者であることが好ましい。このため、被監視者監視システムMSは、被監視者Obの種類に応じて、病院、老人福祉施設および住戸等の建物に好適に配設される。図1に示す例では、被監視者監視システムMSは、複数の被監視者Obが入居する複数の居室RMや、ナースステーションST等の複数の部屋を備える介護施設の建物に配設されている。
検知ユニットSUは、ネットワークNWを介して他のユニットSV、SP、TAと通信する通信機能を備え、被監視者Obを撮像して画像を生成しこの生成した画像から被監視者Obを検知する機器である。より具体的には、検知ユニットSUは、例えば、ネットワークを介して他のユニットSV、SP、TAと通信するための通信インターフェース回路(例えばLANカード等)、マイクロ波を送受信して被監視者Obの体動(例えば呼吸動作等)によって生じた前記マイクロ波のドップラシフトを検出することで被監視者Obを検知するドップラシフト方式の体動センサ、被監視者Obを撮像して画像を生成する画像センサ、前記体動センサの出力(体動センサ出力)および前記画像センサの出力(画像)に基づいて被監視者Obの検知結果として被監視者Obの状態(状況)を判定するデータ処理回路、これらを制御する制御回路およびその周辺回路を備えて構成され、前記検知結果を管理サーバユニットSVへ送信する。また、検知ユニットSUは、所定の他のユニットSV、SP、TAに前記生成した画像(静止画および動画を含む)を送信する。さらに、本実施形態では、検知ユニットSUは、固定端末ユニットSPや携帯端末ユニットTA等に対してナースコールを通知するナースコール回路、および、固定端末ユニットSPや携帯端末ユニットTA等との間で音声通話を行う通話回路を備え、ナースコールおよび音声通話が可能となっている。図1には、一例として、4個の第1ないし第4検知ユニットSU−1〜SU−4が示されており、第1検知ユニットSU−1は、被監視者Obの一人であるAさんOb−1の居室RM−1(不図示)に配設され、第2検知ユニットSU−2は、被監視者Obの一人であるBさんOb−2の居室RM−2(不図示)に配設され、第3検知ユニットSU−3は、被監視者Obの一人であるCさんOb−3の居室RM−3(不図示)に配設され、そして、第4検知ユニットSU−4は、被監視者Obの一人であるDさんOb−4の居室RM−4(不図示)に配設されている。
管理サーバユニットSVは、ネットワークNWを介して他のユニットSU、TA、SPと通信する通信機能を備え、検知ユニットSUから被監視者Obに関する前記検知結果および前記被監視者Obの画像を受信して被監視者Obに対する監視に関する情報(監視情報)を管理する機器である。管理サーバユニットSVは、検知ユニットSUから被監視者Obに関する前記検知結果および前記被監視者Obの画像を受信すると、被監視者Obに対する監視に関する前記監視情報を収容した通信信号(監視情報通信信号)を固定端末ユニットSPおよび携帯端末ユニットTAに送信する。また、管理サーバユニットSVは、クライアント(本実施形態では固定端末ユニットSPおよび携帯端末ユニットTA等)の要求に応じたデータを前記クライアントに提供する。このような管理サーバユニットSVは、例えば、通信機能付きのコンピュータによって構成可能である。
固定端末ユニットSPは、ネットワークNWを介して他のユニットSU、SV、TAと通信する通信機能、所定の情報を表示する表示機能、および、所定の指示やデータを入力する入力機能等を備え、管理サーバユニットSVや携帯端末ユニットTAに与える所定の指示やデータを入力したり、検知ユニットSUで得られた検知結果や画像を表示したり等することによって、被監視者監視システムMSのユーザインターフェース(UI)として機能する機器である。このような固定端末ユニットSPは、例えば、通信機能付きのコンピュータによって構成可能である。
携帯端末ユニットTAは、ネットワークNWを介して他のユニットSV、SP、SUと通信する通信機能、所定の情報を表示する表示機能、所定の指示やデータを入力する入力機能、および、音声通話を行う通話機能等を備え、管理サーバユニットSVや検知ユニットSUに与える所定の指示やデータを入力したり、管理サーバユニットSVからの通知によって検知ユニットSUで得られた前記検知結果や画像を表示したり等することによって、被監視者Obに対する監視に関する前記監視情報を受け付けて表示する機器である。
前記管理サーバユニットSVが前記表示装置の一例であって前記表示装置として機能して良く、また、前記固定端末ユニットSPが前記表示装置の一例であって前記表示装置として機能しても良いが、ここでは、携帯端末ユニットTAが前記表示装置の一例であって前記表示装置として機能する場合について、説明する。なお、前記管理サーバユニットSVが前記表示装置の一例であって前記表示装置として機能する場合、以下の説明と同様に、前記管理サーバユニットSVを構成できる。また、前記固定端末ユニットSPが前記表示装置の一例であって前記表示装置として機能する場合も、以下の説明と同様に、前記固定端末ユニットSPを構成できる。
このような携帯端末ユニットTAは、本実施形態では、例えば、図2に示すように、端末制御処理部(TA制御処理部)41と、端末記憶部(TA記憶部)42と、端末通信インターフェース部(TA通信IF部)43と、端末音入出力部(TA音入出力部)44と、端末入力部(TA入力部)45と、端末表示部(TA表示部)46と、端末インターフェース部(TAIF部)47とを備える。
TA音入出力部44は、TA制御処理部41に接続され、外部の音を取得して携帯端末ユニットTAに入力するためのデバイスであって、TA制御処理部41の制御に従って音を表す電気信号に応じた音を生成して出力するためのデバイスである。TA音入出力部44は、例えば、音の音響振動を電気信号に変換するマイクロホン等と、音の電気信号を音の音響振動に変換するスピーカ等とを備えて構成される。TA音入出力部44は、外部の音を表す電気信号をTA制御処理部41へ出力し、また、TA制御処理部41から入力された電気信号を音の音響振動に変換して出力する。
TA入力部45は、TA制御処理部41に接続され、例えば、所定の操作を受け付け、携帯端末ユニットTAに入力するデバイスであり、例えば、所定の機能を割り付けられた複数の入力スイッチ等である。前記所定の操作には、例えば、ログインするためのIDの入力操作や、前記検知結果および前記画像を通報された被監視者Obに対する例えば看護等の前記対応を実行するか否かの入力操作や、前記対応を実行するか否かを判断している最中(判断中)であることを当該携帯端末ユニットTAに入力するための入力操作等の監視する上で必要な各種操作等が含まれる。TA表示部46は、TA制御処理部41に接続され、TA制御処理部41の制御に従って、TA入力部45から入力された所定の操作内容、および、被監視者監視システムMSによって監視されている被監視者Obに対する監視に関する前記監視情報(例えば判定された被監視者Obの状態や画像等)等を表示するデバイスであり、例えばLCDおよび有機ELディスプレイ等の表示装置である。そして、本実施形態では、TA入力部45およびTA表示部46からタッチパネルが構成されている。この場合において、TA入力部45は、例えば抵抗膜方式や静電容量方式等の操作位置を検出して入力する位置入力デバイスである。このタッチパネルでは、TA表示部46の表示面上に位置入力デバイスが設けられ、TA表示部46に入力可能な1または複数の入力内容の候補が表示され、例えば看護師や介護士等のユーザ(監視者)が、入力したい入力内容を表示した表示位置を触れると、位置入力デバイスによってその位置が検出され、検出された位置に表示された表示内容がユーザの操作入力内容として携帯端末ユニットTAに入力される。
TAIF部47は、TA制御処理部41に接続され、TA制御処理部41の制御に従って、外部機器との間でデータの入出力を行うデバイスであり、例えば、Bluetooth(登録商標)規格を用いたインターフェース回路、IrDA(Infrared Data Asscoiation)規格等の赤外線通信を行うインターフェース回路、および、USB(Universal Serial Bus)規格を用いたインターフェース回路等である。
TA通信IF部43は、TA制御処理部41に接続され、TA制御処理部41の制御に従って通信を行うための通信デバイスである。TA通信IF部43は、TA制御処理部41から入力された転送すべきデータを収容した通信信号を、この被監視者監視システムMSのネットワークNWで用いられる通信プロトコルに従って生成し、この生成した通信信号をネットワークNWを介して他のユニットSU、SV、SPへ送信する。TA通信IF部43は、ネットワークNWを介して他のユニットSU、SV、SPから通信信号を受信し、この受信した通信信号からデータを取り出し、この取り出したデータをTA制御処理部41が処理可能な形式のデータに変換してTA制御処理部41へ出力する。
TA記憶部42は、TA制御処理部41に接続され、TA制御処理部41の制御に従って、各種の所定のプログラムおよび各種の所定のデータを記憶する回路である。前記各種の所定のプログラムには、例えば、被監視者Obに対する監視に関する前記監視情報を処理する監視処理プログラム等の制御処理プログラムが含まれる。前記監視処理プログラムには、例えば、前記監視情報の表示に関する動作を処理する表示処理プログラムが含まれる。前記各種の所定のデータでは、被監視者Obに対する監視に関する前記監視情報、検知ユニットSUに関する検知ユニット情報等の各データが含まれる。TA記憶部42は、例えば不揮発性の記憶素子であるROM(Read Only Memory)や書き換え可能な不揮発性の記憶素子であるEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)等を備える。TA記憶部42は、前記所定のプログラムの実行中に生じるデータ等を記憶するいわゆるTA制御処理部41のワーキングメモリとなるRAM(Random Access Memory)等を含む。そして、TA記憶部42は、機能的に、表示画面記憶部421、監視情報記憶部422および検知ユニット情報記憶部423を備えている。
表示画面記憶部421は、TA制御処理部41における後述の表示処理部4121の制御に従って、TA表示部46に表示するための表示画面等の画像を記憶するものであり、例えばVRAM(ビデオメモリ)等である。表示画面記憶部421は、複数の被監視者Obそれぞれに関する各監視情報を表す複数の後述の監視情報画面がある場合には、これら複数の監視情報画面を時系列に関係付けて記憶する。これら時系列に互いに関係付けられた複数の監視情報画面は、TA入力部45で受け付けられた入力操作に応じて、一方の監視情報画面から他方の監視情報画面へ選択的に切り換えることで、TA表示部46に表示されて良く、また、TA入力部45で受け付けられた入力操作に応じて、連続的に表示されつつ一方の監視情報画面から他方の監視情報画面へ移行することで、TA表示部46に表示されて良い。本実施形態では、より具体的には、互いに異なる複数の被監視者Obそれぞれに関する各監視情報を収容した複数の監視情報通信信号が受信されると、前記複数の監視情報通信信号それぞれに対応する複数の監視情報画面は、互いに時系列に連結されてプレーンに形成される。より詳しくは、前記複数の監視情報画面は、例えば、本実施形態では、TA表示部46に表示された場合の上下方向に時系列に連結されてプレーンに形成される。なお、前記上下方向に代え、左右方向であっても良い。前記時系列の順番は、例えば、監視情報通信信号の受信時刻に従った順番であって良く、また、前記判定時刻に従った順番であって良い。そして、表示画面記憶部421に記憶されるプレーンサイズは、通常、TA表示部46の画面表示領域のサイズと同等であるが、複数の監視情報通信信号が受信されると、1つの監視情報通信信号に収容された監視情報を表示する監視情報画面は、前記通常のプレーンサイズで形成され、前記複数の監視情報通信信号それぞれに対応する複数の監視情報画面は、互いに時系列に連結されてプレーンに形成されるので、この複数の監視情報通信信号が受信された場合のプレーンサイズは、複数の監視情報画面の個数に応じたサイズとなる。このプレーンに形成された複数の監視情報画面のうち、TA表示部46の画面表示領域のサイズに応じた部分だけが、表示処理部4121によって、TA入力部45で受け付けた入力操作に応じてTA表示部46に表示される。
監視情報記憶部422は、被監視者Obに対する監視に関する前記監視情報を記憶するものである。前記監視情報は、検知ユニットSUを特定し識別するための検知ユニット識別子(検知ID)、前記検知IDに対応付けられ前記検知IDを持つ前記検知ユニットSUで被監視者Obの状態として判定された判定結果を表す情報(判定結果情報;本実施形態では起床、離床、転倒転落、微体動異常を含む)、前記検知IDに対応付けられ前記検知IDを持つ前記検知ユニットSUで被監視者Obの状態を判定した時刻を表す情報(判定時刻情報)、前記検知IDに対応付けられ前記検知IDを持つ前記検知ユニットSUで被監視者Obの状態を判定した際に用いられた被監視者Obの静止画(複数の画像を用いて判定した場合にはそのうちの1つ(例えば最終の画像))、前記検知IDに対応付けられ前記検知IDを持つ前記検知ユニットSUの通信アドレス(例えばIPアドレス等)、および、前記検知IDに対応付けられ前記検知IDを持つ前記検知ユニットSUで監視されている被監視者Obに対する例えば救命、看護、介護および介助等の対応を実行する意思が携帯端末ユニットTAに入力されたか否かを示す対応情報等を含む。なお、前記判定時刻に代え、前記判定結果および前記画像の通報を受けた通信信号の受信時刻が用いられても良い。
この監視情報は、本実施形態では、テーブル形式で監視情報記憶部422に記憶されている。この監視情報を登録する監視情報テーブルMTは、例えば、図3Aに示すように、前記検知IDを登録する検知IDフィールド4231と、検知IDフィールドに登録された検知IDに対応する検知ユニットSUにかかる前記判定結果情報を登録する判定結果フィールド4232と、検知IDフィールドに登録された検知IDに対応する検知ユニットSUにかかる前記判定時刻情報を登録する判定時刻フィールド4233と、検知IDフィールドに登録された検知IDに対応する検知ユニットSUにかかる前記静止画を登録する静止画フィールド4234と、ライブ動画の取得先として、検知IDフィールドに登録された検知IDに対応する検知ユニットSUの通信アドレス(例えばIPアドレス等)を登録する動画フィールド4235と、検知IDフィールドに登録された検知IDに対応する検知ユニットSUで監視されている被監視者Obに対する前記対応の意思の入否を示す対応情報を登録する対応フィールド4236とを備え、検知IDごとにレコードを備える。対応フィールド4236には、前記対応の意思の入否を示す対応情報を示すフラグが登録されている。例えば、本実施形態では、対応フィールド4236には、前記対応の意思が携帯端末ユニットTAに入力されたことを意味するフラグ「1」、あるいは、前記対応の意思が携帯端末ユニットTAに入力されていないことを意味するフラグ「0」が登録される。なお、静止画フィールド4234には、例えば、静止画の画像データが登録されて良く、また例えば、静止画の画像データのファイル名が登録されて良い。この図3Aに示す例では、第1番目のレコードにおいて、検知IDフィールド4231、判定結果フィールド4232、判定時刻フィールド4233、静止画フィールド4234、動画フィールド4235および対応フィールド4236それぞれには、「SU−1」、「起床」、「06:32」、「SP1」、「**.**.**.**」(**は整数値)および「0」が登録されており、第2番目のレコードにおいて、検知IDフィールド4231、判定結果フィールド4232、判定時刻フィールド4233、静止画フィールド4234、動画フィールド4235および対応フィールド4236それぞれには、「SU−1」、「離床」、「06:45」、「SP2」、「**.**.**.**」(**は整数値)および「0」が登録されている。
なお、図3Aに示す例では、監視情報テーブルMTは、動画フィールド4235を備えたが、検知IDと、ライブ動画の取得先として、検知ユニットSUの通信アドレスとの対応関係を示すテーブルが監視情報テーブルMTとは別途に用意されて監視情報記憶部422に記憶され、図3Aに示す監視情報テーブルMTから、動画フィールド4235が省略されても良い。
検知ユニット情報記憶部423は、検知ユニットSUに関する前記検知ユニット情報を記憶するものである。前記検知ユニット情報は、検知ユニットSUにおける配設場所、および、前記検知ユニットSUで監視される被監視者名を含む。この検知ユニット情報は、本実施形態では、テーブル形式で検知ユニット情報記憶部423に記憶されている。この検知ユニット情報を登録する検知ユニット情報テーブルDTは、例えば、図3Bに示すように、検知IDを登録する検知IDフィールド4241と、前記検知IDに対応付けられ前記検知IDを持つ前記検知ユニットSUの配設場所を登録する配設場所フィールド4242と、前記検知IDに対応付けられ前記検知IDを持つ前記検知ユニットSUで監視される被監視者Obの名前を登録する被監視者名フィールド4243とを備え、検知IDごとにレコードを備える。この図3Bに示す例では、第1番目のレコードにおいて、検知IDフィールド4241、配設場所フィールド4242および被監視者名フィールド4243それぞれには、「SU−1」、「101」および「Ms.○○○○」が登録されており、第2番目のレコードにおいて、検知IDフィールド4241、配設場所フィールド4242および被監視者名フィールド4243それぞれには、「SU−2」、「102」および「Mr.××××」が登録されている。
アイコン記憶部424は、前記判定結果に対応付けて前記判定結果を象徴的に表すアイコンを記憶するものである。より具体的には、アイコン記憶部424は、互いに異なる種類の判定結果それぞれに対応付けて当該判定結果を表す複数のアイコンを記憶する。例えば、本実施形態では、検知ユニットSUによって被監視者Obの状態として起床、離床、転倒転落および微体動異常の別が判定されており、これらの各判定結果(起床、離床、転倒転落および微体動異常)に対応した各アイコン(各アイコンの各画像データ)が予め用意されている。例えば、図4に示すように、被監視者Obが起床したと判定されたことを象徴的に表す起床アイコンIC−1、被監視者Obが離床したと判定されたことを象徴的に表す離床アイコンIC−2、被監視者Obが転倒転落したと判定されたことを象徴的に表す転倒転落アイコンIC−3、および、被監視者Obが微体動異常であると判定されたことを象徴的に表す微体動異常アイコンIC−4の4個のアイコンICが予め用意されている。そして、これら各アイコンが各判定結果に対応付けられてアイコン記憶部424に記憶される。例えば、アイコンのデータを格納したファイル(電子ファイル)、および、前記判定結果と前記判定結果を象徴的に表すアイコンのファイル名との対応関係を示すテーブル(アイコンテーブル)が、アイコン記憶部424に予め記憶される。
TA制御処理部41は、携帯端末ユニットTAの各部を当該各部の機能に応じてそれぞれ制御し、被監視者Obに対する監視に関する監視情報を処理するための回路である。TA制御処理部41は、例えば、CPU(Central Processing Unit)およびその周辺回路を備えて構成される。TA制御処理部41は、制御処理プログラムが実行されることによって、端末制御部(TA制御部)411および端末監視処理部(TA監視処理部)412を機能的に備え、TA監視処理部412は、表示処理部4121を機能的に備える。
TA制御部411は、携帯端末ユニットTAの各部を当該各部の機能に応じてそれぞれ制御し、携帯端末ユニットTAの全体制御を司るものである。
TA監視処理部412は、被監視者Obに対する監視に関する前記監視情報を処理するものである。より具体的には、TA監視処理部412は、前記監視情報通信信号をTA通信IF部43で受信した場合に、この受信した監視情報通信信号に収容された被監視者Obの前記監視情報を監視情報テーブルMTに登録することで前記監視情報を監視情報記憶部422に記憶する。
表示処理部4121は、前記監視情報の表示に関する動作を処理するものである。
このような携帯端末ユニットTAは、例えば、いわゆるタブレット型コンピュータやスマートフォンや携帯電話機等の、持ち運び可能な通信端末装置によって構成可能である。
次に、本実施形態の動作について説明する。このような構成の被監視者監視システムMSでは、各ユニットSU、SV、SP、TAは、電源が投入されると、必要な各部の初期化を実行し、その稼働を始める。また、携帯端末ユニットTAでは、その制御処理プログラムの実行によって、TA制御処理部41には、TA制御部411およびTA監視処理部412が機能的に構成され、TA監視処理部412には、表示処理部4121が機能的に構成される。
そして、上記構成の被監視者監視システムMSは、大略、次の動作によって、各被監視者Obそれぞれを監視している。検知ユニットSUは、所定のサンプリング周期で前記体動センサの出力および前記画像センサの出力をサンプリングし、このサンプリングした前記体動センサの出力および前記画像センサの出力に基づいて被監視者Obの状態(状況)を判定し、この判定の結果、被監視者Obが予め設定された状態(例えば、本実施形態では、起床、離床、転倒転落および微体動異常等)であると判定すると、自機の検知ID、被監視者Obの状態として判定された判定結果を表す判定結果情報、その判定時刻を表す判定時刻情報、その判定の際に用いられた被監視者Obの静止画(複数の画像を用いて判定した場合にはそのうちの1つ(例えば最終の画像))の画像データ、および、動画像をダウンロードする通信先として自機の通信アドレス(例えばIPアドレス)等を収容した通信信号(監視情報通信信号)をネットワークNWを介して管理サーバユニットSVへ送信する。前記自機の通信アドレスは、ヘッダに収容された送信元の通信アドレスが兼用されても良い。検知ユニットSUは、公知技術によって被監視者Obの状態(状況)を判定できる。例えば、検知ユニットSUは、前記体動センサによって被監視者Obの呼吸動作に伴う胸部の体動(胸部の上下動)を検出し、その胸部の体動における周期の乱れや予め設定された閾値以下である前記胸部の体動における振幅を検知すると、前記微体動異常であると判定する。また例えば、検知ユニットSUは、前記画像センサによって被監視者Obの画像を取得し、この取得した画像から被監視者Obの人物領域を検出し、この検出した人物領域の縦横比から被監視者Obの姿勢(例えば立位、座位および横臥等)を判定し、この検出した人物領域の位置を検出し、これら判定、検出した被監視者Obの姿勢および位置に基づいて前記起床、離床および転倒転落の別を判定する。
管理サーバユニットSVは、前記監視情報通信信号をネットワークNWを介して検知ユニットSUから受信すると、この監視情報通信信号に収容された検知ID、判定結果情報、判定時刻情報、静止画の画像データおよび動画像を得るための通信アドレスを互いに対応付けて記憶(記録)する。そして、管理サーバユニットSVは、この監視情報通信信号を固定端末ユニットSPおよび携帯端末ユニットTAに向け例えばブロードキャストやマルチキャストの同報通信で送信する。これによって被監視者Obの状態(状況)が報知される。なお、送信元の通信アドレスが動画を得るための通信アドレスとして兼用されている場合には、管理サーバユニットSVによる監視情報通信信号の転送によって送信元の通信アドレスは、管理サーバユニットSVの通信アドレスとなるので、管理サーバユニットSVは、ヘッダに収容されている送信元の検知ユニットSUの通信アドレスを、監視情報通信信号のペイロードに収容してから前記監視情報通信信号を同報通信する。また、管理サーバユニットSVは、前記監視情報通信信号を、前記監視情報通信信号を送信した検知ユニットSUに予め対応付けたれた携帯端末ユニットTAにユニキャストで送信しても良い。
固定端末ユニットSPおよび携帯端末ユニットTAは、前記監視情報通信信号をネットワークNWを介して管理サーバユニットSVから受信すると、この監視情報通信信号に収容された被監視者Obの監視に関する前記監視情報を表示する。携帯端末ユニットTAによるこの監視情報を表示する動作については、以下で詳述する。このような動作によって、被監視者監視システムMSは、各検知ユニットSU、管理サーバユニットSV、固定端末ユニットSPおよび携帯端末ユニットTAによって、大略、各被監視者Obを検知して各被監視者Obを監視している。
次に、被監視者監視システムMSにおける、被監視者Obの監視に関する前記監視情報を表示する動作について、説明する。図5は、携帯端末ユニットTAにおける、監視情報の表示に関する動作を示すフローチャートである。図6は、携帯端末ユニットTAに表示される待受け画面の一例を示す図である。図7は、被監視者Obの起床の通知を受けた、携帯端末ユニットTAに表示される監視情報画面の一例を示す図である。図8は、前記起床の通知を受けた後に被監視者Obの離床の通知を受けた、携帯端末ユニットTAに表示される監視情報表示画面の一例を示す図である。図9は、携帯端末ユニットTAに全画面表示で表示される監視情報画面の一例を示す図である。
図5において、携帯端末ユニットTAは、電源が投入されて起動し、例えば看護師や介護士等の監視者(ユーザ)によるログイン操作を受け付けると、TA監視処理部412によって、自機宛の通信信号を待ち受ける待受け画面をTA表示部46に表示する(S1)。この待受け画面51は、例えば、図6に示すように、メニューバーを表示するメニューバー領域511と、待ち受け中であることを表すメッセージ(例えば「通知はありません」)およびアイコンを表示する待受けメイン領域512と、現在時刻を表示する時刻領域513と、今日の年月日曜日を表示する年月日曜日領域514と、今、当該携帯端末ユニットTAにログインしているユーザ名を表示するユーザ名領域515とを備える。
次に、携帯端末ユニットTAは、TA制御部411によって、TA通信IF部43で通信信号を受信したか否かを判断する(S2)。この判断の結果、通信信号を受信していない場合(No)には、携帯端末ユニットTAは、処理をS1に戻し、前記判断の結果、通信信号を受信している場合(Yes)には、携帯端末ユニットTAは、次の処理S3を実行する。
この処理S3では、通信信号を受信すると、携帯端末ユニットTAは、TA監視処理部412によって、この受信した通信信号が監視情報通信信号であるか否かを判定する。この判定の結果、前記受信した通信信号が監視情報通信信号ではない場合(No)には、携帯端末ユニットTAは、TA制御処理部41によって、前記受信した通信信号に応じた適宜な処理を実行し(S21)、この前記監視情報の表示動作を終了する。一方、前記判定の結果、前記受信した通信信号が監視情報通信信号である場合(Yes)には、携帯端末ユニットTAは、TA監視処理部412によって、前記受信した監視情報通信信号に収容されている検知ID、判定結果情報、判定時刻情報、静止画の画像データおよび動画像を得るための通信アドレスを、監視情報テーブルMTに登録することで、これらを互いに対応付けて監視情報記憶部422に記憶し(S4)、次の処理S5を実行する。なお、監視情報テーブルMTに前記各情報を登録する際に、TA監視処理部412は、その対応フィールド4236それぞれにはデフォルトのフラグ「0」を登録する。フラグ「0」は、既に説明したように、対応の意思が携帯端末ユニットTAに入力されていないことを示す。すなわち、フラグ「0」は、いずれの携帯端末ユニットTAにおいても、「対応する」ボタン524(図7)がまだタッチされていないことを示す。
この処理S5では、携帯端末ユニットTAは、TA監視処理部412の表示処理部4121によって、前記受信した監視情報通信信号に収容された監視情報にかかる被監視者Ob−Bと異なる被監視者Ob−Aにかかる監視情報を表示する他の監視情報画面52(52−A)が既に存在するか否かを判定し、次の処理S6を実行する。より具体的には、TA監視処理部412の表示処理部4121は、前記受信した監視情報通信信号に収容されている検知IDと第1の関係を有するレコードが、図3Aに示す監視情報テーブルMTに登録されているか否かを判定することによって、他の監視情報画面52−Aが既に存在するか否かを判定する。第1の関係を有するレコードは、前記受信した監視情報通信信号に収容されている検知IDと異なる検知IDを含み、かつ、フラグ「0」を含む。レコードは、第1番目のレコード及び第2番目のレコードを例にして既に説明している。
この判定の結果、前記受信した監視情報通信信号に収容されている検知IDと第1の関係を有するレコードが、監視情報テーブルMTに登録されていない場合、異なる検知IDの監視情報通画面52−Aが存在していないと判定し(No)、携帯端末ユニットTAは、次の処理S6を実行し、一方、前記判定の結果、前記受信した監視情報通信信号に収容されている検知IDと第1の関係を有するレコードが、監視情報テーブルMTに登録されている場合、異なる検知IDの監視情報画面52−Aが既に存在していると判定し(Yes)、携帯端末ユニットTAは、次の処理S6を実行する。なお、監視情報画面52については、後に詳述する。
この処理S6では、携帯端末ユニットTAは、表示処理部4121によって、前記受信した監視情報通信信号に収容されている監視情報が監視情報画面52の存在している検知ユニットSUに関する情報であるか否かを判定する。より具体的には、表示処理部4121は、前記受信した監視情報通信信号に収容されている検知IDと同じ検知IDを収容した監視情報通信信号を、前記受信した監視情報通信信号より前に(過去に)既に受信し、この既に受信した監視情報通信信号の監視情報画面52が表示のために作成されている否かを判定する。より詳しくは、表示処理部4121は、前記受信した監視情報通信信号に収容されている検知IDと第2の関係を有するレコードが、監視情報テーブルMTに登録されているか否かを判定することによって、前記既に受信し、この既に受信した監視情報通信信号の監視情報画面52が表示のために作成されている否かを判定する。第2の関係を有するレコードは、前記受信した監視情報通信信号に収容されている検知IDと同じ検知IDを含み、かつ、フラグ「0」を含む。
この判定の結果、前記受信した監視情報通信信号に収容されている検知IDと第2の関係を有するレコードが、監視情報テーブルMTに登録されていない場合、同じ検知IDの監視情報通信信号を既に受信していないと判定し(No)、携帯端末ユニットTAは、処理S7を実行し、一方、前記判定の結果、前記受信した監視情報通信信号に収容されている検知IDと第2の関係を有するレコードが、監視情報テーブルMTに登録されている場合、同じ検知IDの監視情報通信信号を既に受信していると判定し(Yes)、携帯端末ユニットTAは、処理S8を実行する。後の本実施形態の特徴1で説明するように、処理S5がYESの場合、NOの場合のいずれのときも、処理S6は、Yesの場合、Noの場合のいずれの可能性もある。
この処理S7では、携帯端末ユニットTAは、表示処理部4121によって、前記受信した監視情報通信信号に収容されている各情報(各データ)に従った監視情報画面52(52−B)を新たに表示画面記憶部421に形成して記憶する。
この監視情報画面52は、被監視者Obの監視に関する前記監視情報を表示するための画面である。前記監視情報画面52(52a)は、例えば、図7に示すように、メニューバー領域511と、検知IDの検知ユニットSUの配設場所および前記検知IDの前記検知ユニットSUによって監視される被監視者Obの名前を表示する被監視者名領域521と、判定時刻(または受信時刻)からの経過時間および判定結果を象徴的に表すアイコンを表示するアイコン領域522と、前記検知IDの前記検知ユニットSUによって撮像された画像(ここでは静止画)を表示する画像領域523aと、「対応する」ボタン524と、「話す」ボタン525と、「LIVEを見る」ボタン526と、を備える。「対応する」ボタン524は、前記検知IDの前記検知ユニットSUによって監視される被監視者Obに対する例えば救命、看護、介護および介助等の前記対応を実行する意思が当該携帯端末ユニットTAのユーザにあることを当該携帯端末ユニットTAに入力し、前記意思が入力されたことを固定端末ユニットSPおよび他の携帯端末ユニットTAに報知させる指示を、当該携帯端末ユニットに入力するためのボタンである。「話す」ボタン525は、前記検知IDの前記検知ユニットSUと当該携帯端末ユニットTAとをネットワークNWを介して通話可能に接続する指示を入力するためのボタンである。「LIVEを見る」ボタン526は、前記検知IDの前記検知ユニットSUによって撮像される動画を表示させる指示を入力するためのボタンである。
前記受信した監視情報通信信号に収容されている各情報に従った監視情報画面52−Bを作成するために、表示処理部4121は、前記受信した監視情報通信信号に収容されている検知IDに対応する配設場所および被監視者名を検知ユニット情報記憶部423から前記検知IDを検索キーとして検索し、前記受信した監視情報通信信号に収容されている判定時刻からの経過時間を求め、前記受信した監視情報通信信号に収容されている判定結果に対応するアイコンICをアイコン記憶部424から前記判定結果を検索キーとして検索する。なお、各判定結果に対応する各アイコンICは、各判定結果に対応付けられてアイコン記憶部424に予め記憶される。そして、表示処理部4121は、メニューバーをメニューバー領域511に表示し、前記検索した配設場所および被監視者名を被監視者名領域521に表示し、前記求めた経過時間および前記検索したアイコンICをアイコン領域522に表示し、前記受信した監視情報通信信号に収容されている画像(静止画)を画像領域523aに表示し、「対応する」ボタン524、「話す」ボタン525、および、「LIVEを見る」ボタン526を表示することで監視情報画面52aを表示画面記憶部421に形成して記憶する。
そして、このように新たな監視情報画面52−Bを形成すると、表示処理部4121は、前記処理S5における判定の結果、異なる検知IDの監視情報画面52−Aが既に存在している場合には、前記新たに形成した監視情報画面52−Bと前記既に存在している監視情報画面52−Aとを時系列に関連付けて表示画面記憶部421に記憶する。より具体的には、表示処理部4121は、前記新たに形成した監視情報画面52−Bと前記既に存在している監視情報画面52−Aとを、TA表示部46に表示された場合の上下方向に時系列に連結してプレーンに形成する。
図5に戻って、処理S8では、携帯端末ユニットTAは、表示処理部4121によって、前記受信した監視情報通信信号に収容されている各情報(各データ)に従って監視情報画面52(52−B)を更新し、表示画面記憶部421に形成して記憶する。
前記受信した監視情報通信信号に収容されている各情報に従って監視情報画面52−Bを更新するために、表示処理部4121は、前記受信した監視情報通信信号に収容されている判定時刻からの経過時間を求め、前記受信した監視情報通信信号に収容されている判定結果に対応するアイコンICをアイコン記憶部424から前記判定結果を検索キーとして検索する。そして、表示処理部4121は、既に存在している監視情報画面52に対し、前記求めた経過時間および前記検索したアイコンICをアイコン領域522に表示し、前記受信した監視情報通信信号に収容されている画像(静止画)を画像領域523aに表示することで監視情報画面52−Bを更新し、表示画面記憶部421に記憶(形成)する。ここで、アイコン領域522には、既に受信していた監視情報通信信号に収容された判定結果に応じてアイコンICが表示されているので、今般の前記検索したアイコンICは、この既に表示されているアイコンICに対して時系列に並べられてアイコン領域522に表示される。例えば、被監視者Obの判定結果「起床」が報知された後に、その判定結果「離床」が報知された場合、図8に示す、被監視者Obの判定結果「起床」を表す起床アイコンIC−1がアイコン領域522に表示されている監視情報画面52bは、被監視者Obの判定結果「離床」を表す離床アイコンIC−2が前記判定結果「起床」を表す起床アイコンIC−1に対する紙面左隣に並べてアイコン領域522に表示されて更新される。
そして、このように監視情報画面52−Bを更新して形成すると、処理S7と同様に、表示処理部4121は、前記処理S5における判定の結果、異なる検知IDの監視情報画面52−Aが既に存在している場合には、前記更新して形成した監視情報画面52−Bと前記既に存在している監視情報画面52−Aとを時系列に関連付けて表示画面記憶部421に記憶する。より具体的には、表示処理部4121は、前記更新して形成した監視情報画面52−Bと前記既に存在している監視情報画面52−Aとを、TA表示部46に表示された場合の上下方向に時系列に連結してプレーンに形成する。なお、表示処理部4121は、既存の時系列の関連付け(時系列の連結)を維持してこれらを時系列に関連付けて良く、また、前記受信した監視情報通信信号に基づいて新たな時系列で関連付けてこれらを再編しても良い。
表示処理部4121は、処理S7をしたとき、例えば、図7に示す監視情報画面52aをTA表示部46に表示させ、処理S8をしたとき、例えば、図8に示す監視情報画面52bをTA表示部46に表示させる(S9)。
次に、携帯端末ユニットTAは、TA制御処理部41によって、TA入力部45およびTA表示部46を備えて成るタッチパネルで入力操作を受け付けたか否かを判定する(S10)。この判定の結果、入力操作を受け付けていない場合(No)には、携帯端末ユニットTAは、処理を処理S10に戻し、一方、前記判定の結果、入力操作を受け付けている場合には、携帯端末ユニットTAは、次の処理S11を実行する。
この処理S11では、携帯端末ユニットTAは、TA制御処理部41によって、入力操作の内容に応じた適宜な処理を実行し、この前記監視情報の表示動作を終了する。
例えば、携帯端末ユニットTAは、TA制御処理部41によって、TA入力部45およびTA表示部46を備えて成るタッチパネルで前記入力操作として「タップ」を受け付けると、画像領域523aを全画面表示の画像領域523bに代えた監視情報画面52cをTA表示部46に表示する。この監視情報画面52cは、例えば、図9に示すように、メニューバー領域511と、被監視者名領域521と、前記検知IDの前記検知ユニットSUによって撮像された画像(ここでは静止画)を、メニューバー領域511および被監視者名領域521を除いた残余の領域全面で表示する全画面表示の画像領域523bとを備える。この全画面表示によって、監視者(ユーザ)は、被監視者Obの様子をより詳細に認識することができる。
例えば、携帯端末ユニットTAは、TA制御処理部41によって、「対応する」ボタン524の入力操作を受け付けると、現在、TA表示部46に表示している被監視者Obの監視情報に対応する検知IDを検知IDフィールド4231に登録しているレコードにおける、対応フィールド4236にフラグ「1」を登録し、当該携帯端末ユニットTAにログインしている監視者(ユーザ)が、現在、TA表示部46に表示している被監視者Obに対する例えば看護等の前記対応を実行する意思があることを、固定端末ユニットSPおよび他の携帯端末ユニットTAに報知し、TA表示部46に表示している被監視者Obの監視情報画面52を削除する。
また例えば、携帯端末ユニットTAは、TA制御処理部41によって、「話す」ボタン525の入力操作を受け付けると、現在、TA表示部46に表示している被監視者Obを検知する検知ユニットSUと、ネットワークNWを介して通話可能に接続する。
また例えば、携帯端末ユニットTAは、TA制御処理部41によって、「LIVEを見る」ボタン526の入力操作を受け付けると、現在、TA表示部46に表示している被監視者Obを監視する検知ユニットSUと、ネットワークNWを介して動画のダウンロード可能に接続する。これによって画像領域523aには、あるいは、前記「タップ」によって切り替わった画像領域523bには、被監視者Obの動画が表示される。
本実施形態の特徴1〜特徴6について説明する。図1を参照して、被監視者監視システムMSは、複数の被監視者Obのそれぞれに割り当てられた複数の検知ユニットSUを備える。検知ユニットSUは、センサ装置の具体例であり、被監視者Obが所定の行動をしたことを判定したとき、判定結果を含む監視情報を送信する。詳しくは、検知ユニットSUは、割り当てられた一人の被監視者Obについて、静止画を撮影する機能、および、所定の行動を検知する機能を有し、所定の行動を検知したとき(すなわち、所定の行動をしたと判定したとき)、所定の行動をした判定をしたときに撮影した静止画、および、判定結果を含む監視情報を送信する。
割り当てられた一人の被監視者Obとは、検知ユニットSU−1の場合、被監視者Ob−1であり、検知ユニットSU−2の場合、被監視者Ob−2であり、検知ユニットSU−3の場合、被監視者Ob−3であり、検知ユニットSU−4の場合、被監視者Ob−4である。
検知ユニットSUは、所定の行動として、二種類以上の行動を区別して判定できる。例えば、図4で説明した行動、すなわち、起床、離床、転倒転落、微体動異常の4つの行動を区別して判定できる。これらの判定の仕方について、既に簡単に説明した。
監視情報の送信先は、管理サーバユニットSVである。管理サーバユニットSVは、受信した監視情報を、記憶し、かつ、固定端末ユニットSPおよび全ての携帯端末ユニットTAに一斉送信する。
本実施形態の特徴1から説明する。図2を参照して、表示処理部4121は、監視情報画面をTA表示部46に表示させている状態で、TA通信IF部43(通信部)が、ネットワークNWを介して新たな監視情報を受信したとき、現在、TA表示部46に表示させている監視情報画面に替えて、TA通信IF部43が受信した新たな監視情報を基にして生成した監視情報画面をTA表示部46に表示させる。
特徴1について詳しく説明する。表示処理部4121は、監視情報を基にして、判定結果を含む監視情報画面を生成し、監視情報画面をTA表示部46に表示させる。判定結果は、図4で説明したアイコンICで示される。図10は、現在、TA表示部46に表示されている監視情報画面52−t3の一例を示す図である。図11は、図10に示す監視情報画面52−t3に替えて、TA表示部46に表示された監視情報画面52−t4の一例を示す図である。
現時点において、全ての携帯端末ユニットTAの監視情報記憶部422には、図12に示す監視情報テーブルMTに示す情報が記憶され、TA表示部46には、図10に示す監視情報画面52−t3が表示さているとする。監視情報画面52−t3,52−t1によって、時系列に連結されたプレーンPL−1が形成されている。プレーンPL−1は、表示画面記憶部421(図2)に記憶されている。監視情報テーブルMTについては、図3Aを用いて既に説明した。監視情報画面52−t3は、監視情報MI−t3を用いて生成された画面である。監視情報MI−t3は、この時点で最新の監視情報である。監視情報は、図3Aで説明したレコードを意味する。
図10および図12を参照して、被監視者名領域521には、監視情報MI−t3に含まれる検知IDで特定される被監視者名が表示されている。アイコン領域522には、監視情報MI−t3に含まれる判定結果を示す起床アイコンIC−1が表示されている。画像領域523aには、監視情報MI−t3に含まれる静止画Im−t3が表示されている。
別監視情報受信表示531aは、例えば、棒形状の表示であり、TA表示部46に、現在、表示されている監視情報画面よりも古い監視情報画面の中で、「対応する」ボタン524がまだタッチされていない状態の監視情報画面が存在することを示している。詳しく説明すると、上述したように、全ての携帯端末ユニットTAのTA表示部46には、監視情報MI−t3を基にして生成された監視情報画面52−t3が表示されている。全ての携帯端末ユニットTAのTA通信IF部43は、監視情報MI−t3を受信したときよりも前に、監視情報MI−t1および監視情報MI−t2を受信している。監視情報MI−t1を基にして生成された監視情報画面52−t1および監視情報MI−t2を基にして生成された監視情報画面(不図示)は、監視情報画面52−t3よりも古いことになる。
監視情報MI−t1について、対応フィールド4236は「0」である。これは、監視情報MI−t1を基にして生成された監視情報画面52−t1について、いずれの携帯端末ユニットTAにおいても、「対応する」ボタン524がまだタッチされていないことを示す。一方、監視情報MI−t2について、対応フィールド4236は「1」である。これは、監視情報MI−t2を基にして生成された監視情報画面(不図示)について、いずれかの携帯端末ユニットTAにおいて、「対応する」ボタン524がタッチされたことを示す。
別監視情報受信表示531aは、TA表示部46に、現在、表示されている監視情報画面52−t3よりも古い監視情報画面のうち、対応フィールド4236が「0」である監視情報を基にして生成された監視情報画面の存在、及び、その件数を示している。図10において、別監視情報受信表示531aは、1件の監視情報画面(監視情報画面52−t1)が存在することを示している。監視情報画面52−t1と監視情報画面52−t3とが、時系列に連結し、プレーンを形成している。この状態で、監視情報画面52−t1と監視情報画面52−t3とが表示画面記憶部421(図2)に記憶されている。
なお、TA表示部46に、現在、表示されている監視情報画面よりも古い監視情報画面の中で、「対応する」ボタン524がまだタッチされていない状態の監視情報画面が存在しない場合、現在、表示されている監視情報画面には、別監視情報受信表示531aが含まれない。また、後で説明するように、TA表示部46に、現在、表示されている監視情報画面よりも新しい監視情報画面の中で、「対応する」ボタン524がまだタッチされていない状態の監視情報画面が存在する場合、現在、表示されている監視情報画面には、別監視情報受信表示531bが含まれる(図15)。
図1、図2および図10を参照して、全ての携帯端末ユニットTAのTA表示部46に、監視情報画面52−t3が表示さている状態で、例えば、検知ユニットSU−1が監視情報MI−t4を管理サーバユニットSVに送信したとする。管理サーバユニットSVは、全ての携帯端末ユニットTAに対して、受信した監視情報MI−t4を一斉送信する。一斉送信されてきた監視情報MI−t4を、全ての携帯端末ユニットTAのTA通信IF部43が受信し、TA監視処理部412は、図13に示すように、監視情報テーブルMTに監視情報MI−t4を書き込む(図5において、処理S2でYES、処理S3でYES、処理S4)。
全ての携帯端末ユニットTAの表示処理部4121は、図5の処理S5をする。ここでは、図13に示すように、監視情報MI−t4に含まれる検知IDは、対応フィールド4236が「0」である監視情報(監視情報MI−t1,MI−t3)に含まれる検知IDと異なる。従って、処理S5はYESとなる。
全ての携帯端末ユニットTAの表示処理部4121は、図5の処理S6をする。ここでは、図13に示すように、監視情報MI−t4に含まれる検知IDと同じ検知IDを含む監視情報MI−t2において、対応フィールド4236が「1」である。従って、処理S6はNOとなり、表示処理部4121は、処理S7をする。そして、表示処理部4121は、処理S5がYESなので、図11に示すように、監視情報MI−t4を用いて形成される監視情報画面52−t4と、既に存在している監視情報画面52−t3,52−t1とを、時系列に連結し、プレーンPL−2を形成する。全ての携帯端末ユニットTAの表示処理部4121は、TA表示部46に表示する監視情報画面を、図10に示す監視情報画面52−t3(現在、表示されている監視情報画面)から図11に示す監視情報画面52−t4(最新の監視情報画面)に切り替える。
図11に示すように、表示画面記憶部421には、時系列で連結された監視情報画面52−t1,52−t3,52−t4が記憶されている。アイコン領域522には、離床を示す離床アイコンIC−2が表示されている。別監視情報受信表示531aは、2件の監視情報画面(監視情報画面52−t1,52−t3)が存在することを示している。
なお、図13に示す監視情報MI−t2の対応フィールド4236が「0」の場合、いずれの携帯端末ユニットTAにおいても、監視情報MI−t2を基にして生成された監視情報画面で、「対応するボタン」524がタッチされていない。この場合、処理S6がYESとなり、表示処理部4121は、処理S8をする。従って、表示処理部4121は、図14に示す監視情報画面52−t4をTA表示部46に表示させる。図14に示す監視情報画面52−t4と図11に示す監視情報画面52−t4との違いは、図14に示す監視情報画面52−t4に起床アイコンIC−1が含まれることである。起床アイコンIC−1は、起床を示す判定結果である。
図12に示す監視情報テーブルMTに、監視情報が登録されていな状態で、監視情報MI−t4が登録された場合、処理S5でNOとなり、処理S6でNOとなる。図12に示す監視情報テーブルMTに、監視情報MI−t2のみが登録された状態で(但し、対応フィールド4236が「0」である)、監視情報MI−t4が登録された場合、処理S5でNOとなり、処理S6でYESとなる。
以上説明したように、特徴1は、携帯端末ユニットTAが監視情報画面を表示した状態で、携帯端末ユニットTAが新たな監視情報を受信したとき、その監視情報は最新の監視情報であり、できるだけ早くその内容を表示することが望ましい点に着目している。特に、新たな監視情報に含まれる判定結果が重大な場合(例えば、被監視者Obの転倒転落)、その必要性が大きい。
特徴1によれば、表示処理部4121は、監視情報画面52−t3(図10)をTA表示部46に表示させている状態で、TA通信IF部43が新たな監視情報を受信したとき、現在、TA表示部46に表示させている監視情報画面52−t3に替えて、その新たな監視情報を基にして生成した監視情報画面52−t4(図11)をTA表示部46に表示させる。従って、特徴1によれば、監視情報画面が表示された状態で、新たな監視情報が来たとき、携帯端末ユニットTAのユーザ(すなわち監視者)が新たな監視情報に含まれる判定結果を見落とさないようにすることができる。
図11を参照して、特徴1によれば、検知ユニットSUが、被監視者Obが所定の行動をしたことを判定したときに撮影した静止画Im−t4が、監視情報画面52−t4に含まれる。これにより、携帯端末ユニットTAのユーザ(監視者)は、被監視者Obの状態を画像で確認できる。そして、特徴1によれば、判定結果がアイコンICで示されるので、判定結果の表示領域(アイコン領域522)を小さい面積にすることができる。これにより、静止画の表示領域(画像領域523a)の面積を大きくすることができる。
次に、本実施形態の特徴2を説明する。表示処理部4121は、図11に示すように時系列で連結された監視情報画面52−t1,52−t3,52−t4をTA表示部46に切り替えて表示させる。図2を参照して、TA入力部45は、操作入力部の一例である。操作入力部は、第1の操作による入力、および、第1の操作と異なる操作である第2の操作による入力がされる。第1の操作は、TA表示部46に表示されている監視情報画面を上から下へフリックすることである。第2の操作は、TA表示部46に表示されている監視情報画面を下から上へフリックすることである。
表示画面記憶部421は、TA通信IF部43で受信された新たな監視情報(監視情報MI−t4)を含む複数の監視情報(監視情報MI−t1,MI−t3,MI−t4)のそれぞれを基にして生成された複数の監視情報画面(監視情報画面52−t1,52−t3,52−t4)について、新たな監視情報(監視情報MI−t4)を基にして生成された監視情報画面(監視情報画面52−t4)を先頭とし、複数の監視情報がTA通信IF部43で受信された順番に、新しい方から古い方へ複数の監視情報画面(監視情報画面52−t1,52−t3,52−t4)を時系列に並べて記憶する。
携帯端末ユニットTAのユーザが、TA表示部46に表示されている監視情報画面52−t4を下から上へフリックしたとき(第2の操作)、TA入力部45は、そのフリックを受け付ける。表示処理部4121は、これに応答して、TA表示部46に表示させている監視情報画面52−t4を、これより、一つ後の順番(一つ古い)の監視情報画面52−t3に切り替える。これを図15に示す。図15は、図11に示す監視情報画面52−t4を下から上へフリックすることにより、切り替えられた監視情報画面52−t3を示す図である。
図15に示す状態で、携帯端末ユニットTAのユーザが、TA表示部46に表示されている監視情報画面52−t3を下から上へフリックしたとき(第2の操作)、TA入力部45は、そのフリックを受け付ける。表示処理部4121は、これに応答して、TA表示部46に表示されている監視情報画面52−t3を、これより一つ後の順番(一つ古い)の監視情報画面52−t1に切り替える(不図示)。これに対して、図15に示す状態で、ユーザが、TA表示部46に表示されている監視情報画面52−t3を上から下へフリックしたとき(第1の操作)、TA入力部45は、そのフリックを受け付ける。表示処理部4121は、これに応答して、TA表示部46に表示されている監視情報画面52−t3を、これより一つ前の順番(一つ新しい)の監視情報画面52−t4に切り替える(図11)。
このように、表示処理部4121は、表示画面記憶部421に記憶されている複数の監視情報画面(監視情報画面52−t1,52−t3,52−t4)に対して、TA入力部45(操作入力部)への入力に応じて、監視情報画面を切り替え表示する。表示処理部4121は、TA入力部45に、上から下にフリックする入力がされたとき(第1の操作)、現在、TA表示部46に表示させている監視情報画面よりも一つ前の順番の監視情報画面を、表示画面記憶部421から読み出してTA表示部46に表示させる。言い換えれば、表示処理部4121は、TA表示部46に表示されている監視情報画面より時系列が一つ前の監視情報画面をTA表示部46に表示させる。具体例で説明すると、表示処理部4121は、図15に示す監視情報画面52−t3から図11に示す監視情報画面52−t4に切り替える。
これに対して、表示処理部4121は、TA入力部45に、下から上にフリックにする入力がされたとき(第2の操作)、現在、TA表示部46に表示させている監視情報画面よりも一つ後の順番の監視情報画面を、表示画面記憶部421から読み出してTA表示部46に表示させる。言い換えれば、表示処理部4121は、TA表示部46に表示されている監視情報画面より時系列が一つ後の監視情報画面をTA表示部46に表示させる。具体例で説明すると、表示処理部4121は、図11に示す監視情報画面52−t4から図15に示す監視情報画面52−t3に切り替える。
以上のように、特徴2によれば、表示処理部4121は、表示画面記憶部421に記憶されている複数の監視情報画面52−t1,52−t3,52−t4に対して、基になる監視情報がTA通信IF部43で受信された順番を時系列として、その時系列に従って、順番に切り替えてTA表示部46に表示させることができる。
監視情報画面上において、上下方向をフリックの方向としたが、左右方向や斜め方向をフリックの方向にしてもよい。また、第1の操作および第2の操作は、フリックに限らず、スクロールやドラッグ等でもよい。
本実施形態の特徴3を説明する。表示処理部4121は、TA入力部45に、上から下へのフリック(第1の操作)および下から上へのフリック(第2の操作)と異なる操作である第3の操作による入力がされたとき、(a)および(b)を実行する。
(a)表示処理部4121は、現在、TA表示部46に表示させている監視情報画面をTA表示部46から削除する。
(b)表示処理部4121は、表示画面記憶部421に記憶している複数の監視情報画面のうち、TA表示部46から削除された監視情報画面を消去する。
具体的に説明すると、図15を参照して、携帯端末ユニットTAのユーザが、監視情報画面52−t3に含まれる「対応する」ボタン524をタッチしたとき(第3の操作)、表示処理部4121は、TA表示部46から監視情報画面52−t3を削除し、表示画面記憶部421に記憶されている監視情報画面52−t3を消去する。表示処理部4121は、表示画面記憶部421に残された監視情報画面(監視情報画面52−t1,52−t4)を、時系列に連結し、新たなプレーンを形成する。よって、フリックにより、切り替えの対象となる監視情報画面は、監視情報画面52−t1,52−t4となる。
特徴2で説明したように、表示処理部4121は、表示画面記憶部421に記憶されている複数の監視情報画面を、その時系列に従って、順番に切り替えてTA表示部46に表示させることができる。しかし、現在、TA表示部46に表示されている監視情報画面と、次に、TA表示部46に表示させたい監視情報画面との間にある監視情報画面の数が多ければ、次に表示させたい監視情報画面に切り替えるのに時間を要する。そこで、特徴3によれば、表示処理部4121は、ある監視情報画面がTA表示部46に表示させている状態で、「対応する」ボタン524がタッチされたとき(第3の操作)、その監視情報画面を不要な監視情報画面とし、表示処理部4121は、その監視情報画面をTA表示部46から削除し、かつ、表示画面記憶部421から消去する。
本実施形態の特徴4を説明する。図1に示す複数の携帯端末ユニットTAのうち、いずれかの携帯端末ユニットTAで特徴3が実行されたとき、残りの携帯端末ユニットTAにおいて、残りの携帯端末ユニットTAの表示処理部4121は、上述した(a)および(b)を実行する。
詳しく説明すると、複数の携帯端末ユニットTAのそれぞれのTA通信IF部43が、複数の携帯端末ユニットTAに対して、管理サーバユニットSVから一斉に通知されてきた監視情報を受信する。そして、複数の携帯端末ユニットTAのそれぞれの表示処理部4121が、現在、TA表示部46に表示させている監視情報画面(例えば、図10に示す監視情報画面52−t3)に替えて、TA通信IF部43が受信した新たな監視情報(例えば、図13に示す監視情報MI−t4)を基にして生成した監視情報画面(例えば、図11に示す監視情報画面52−t4)をTA表示部46に表示させる状態にする。この状態で、複数の携帯端末ユニットTAのいずれか一つにおいて、監視情報画面52−t4に含まれる「対応する」ボタン524がタッチされたとき(第3の操作)、残りの携帯端末ユニットTAのそれぞれの表示処理部4121は、上記(a)および(b)を実行する。すなわち、表示処理部4121は、TA表示部46から監視情報画面52−t4を削除し、表示画面記憶部421に記憶されている監視情報画面52−t4を消去する。
特徴3で説明したように、不要な監視情報画面が表示画面記憶部421に記憶されていると、TA表示部46に表示させたい監視情報画面に切り替えるのに時間を要することがある。そこで、「対応する」ボタン524がタッチされることにより(第3の操作)、不要になった監視情報画面を、TA表示部46から削除し、かつ、表示画面記憶部421から消去する。本実施形態の特徴4では、不要な監視情報画面を残りの携帯端末ユニットTAにおいても不要な監視情報画面と見なし、残りの携帯端末ユニットTAの表示処理部4121は、不要な監視情報画面をTA表示部46から削除し、かつ、表示画面記憶部421から消去する。これにより、複数の携帯端末ユニットTAにおいて、不要な監視情報画面の情報を共有することができる。
本実施形態の特徴5を説明する。表示処理部4121は、重大な判定結果を含む監視情報画面を、TA表示部46に表示させているとき、重大でない判定結果を含む監視情報画面に切り替わらないようにする。詳しく説明すると、例えば、予め定められた行動を、被監視者Obの転倒転落とし、予め定められた行動以外の行動を、被監視者Obの起床とする。転倒転落の判定結果を重大な判定結果とし、起床の判定結果を重大でない判定結果とする。
転倒転落と起床の判定の仕方として、様々な方法がある。ここでは、その一例を簡単に説明する。例えば、図1に示す検知ユニットSUは、撮影した静止画から頭部画像およびベッド画像を抽出する。検知ユニットSUは、被監視者Obがベッドで起きているときの頭部画像の面積を含む所定の範囲の面積を示す第1のデータ、および、被監視者Obが床で横になっているときの頭部画像の面積を含む所定の範囲の面積を示す第2のデータを予め記憶している。
検知ユニットSUは、抽出した頭部画像がベッド画像と重なっており、かつ、抽出した頭部画像の面積が第1のデータで示す面積の範囲内であるとき、起床と判定する。検知ユニットSUは、抽出した頭部画像の面積が第2のデータで示す面積の範囲内であるとき、転倒転落と判定する。
表示処理部4121が、複数の被監視者Obのうち第1の被監視者(例えば、Ms.○○○○)が、転倒転落したことを示す判定結果を含む監視情報を基にして生成した監視情報画面をTA表示部46に表示させている状態とする。この状態で、TA通信IF部43が、第1の被監視者と異なる第2の被監視者(例えば、Mr.××××)が、起床したことを示す判定結果を含む新たな監視情報を受信したとき、表示処理部4121は、現在、TA表示部46に表示させている監視情報画面(Ms.○○○○の転倒転落を示す判定結果を含む監視情報画面)を切り替えずに継続してTA表示部46に表示させる。
このように、特徴5によれば、表示処理部4121が、第1の被監視者の転倒転落を判定結果として含む監視情報を基にして生成した監視情報画面をTA表示部46に表示させている状態で、TA通信IF部43が、第1の被監視者と異なる第2の被監視者の起床を判定結果として含む監視情報を受信した場合について、例外とする。この場合、表示処理部4121は、TA表示部46に、現在、表示させている監視情報画面(判定結果が第1の被監視者の転倒転落である)を切り替えずに継続してTA表示部46に表示させる。従って、特徴5によれば、重大な判定結果(転倒転落)を含む監視情報画面がTA表示部46に表示されている状態で、重大でない判定結果(起床)を含む監視情報画面に切り替わることを防止できる。
本実施形態の特徴6を説明する。表示処理部4121は、重大な判定結果を含む監視情報画面を、TA表示部46に表示させている状態で、TA通信IF部43が、重大な判定結果を含む新たな監視情報を受信したとき、その監視情報を基にした監視情報画面に切り替えるようにする。詳しく説明すると、表示処理部4121が、第1の被監視者が、転倒転落を示す判定結果を含む監視情報を基にして生成した監視情報画面をTA表示部46に表示させている状態とする。この状態で、TA通信IF部43が、第2の被監視者が、転倒転落を示す判定結果を含む新たな監視情報を受信したとき、表示処理部4121は、TA表示部46に表示させている監視情報画面に替えて、新たな監視情報を基にして生成した監視情報画面をTA表示部46に表示させる。
携帯端末ユニットTAのユーザは、現在、TA表示部46に表示されている監視情報画面を見ることができるので、その監視情報画面に重大な判定結果が含まれていれば、それを認識できる。しかし、TA通信IF部43が、重大な判定結果を含む新たな監視情報を受信しただけでは、ユーザは、その監視情報に含まれる重大な判定結果を認識できない。そこで、特徴6によれば、TA通信IF部43が、重大な判定結果を含む新たな監視情報を受信したとき、現在、TA表示部46に表示されている監視情報画面が重大な判定結果を含む監視情報画面であっても、表示処理部4121は、新たな監視情報を基にして生成した監視情報画面をTA表示部46に表示させるようにする。
次に、本実施形態の第1変形例〜第3変形例を説明する。図5で説明したように、携帯端末ユニットTAに監視情報画面を表示する動作において、表示処理部4121は、一人の被監視者Obに対して一つの監視情報画面を割り当てている。具体例で説明すると、図11および図13を参照して、表示処理部4121は、一人の被監視者Ob(ここではMs.○○○○)について、監視情報記憶部422に複数の監視情報MI−t2,MI−t4が記憶されているとき、その被監視者Obの最新の監視情報MI−t4を基にして監視情報画面52−t4を生成する。
監視情報画面52−t4には、その被監視者Obの最新の監視情報に含まれる判定結果(ここでは離床を示す離床アイコンIC−2)および静止画Im−t4が含まれる。その被監視者Obの残りの監視情報MI−t2において、対応フィールド4236が「1」である。「0」の場合、表示処理部4121は、図14に示す監視情報画面52−t4をTA表示部46に表示させる。図14に示す監視情報画面52−t4には、離床アイコンIC−2に加えて、監視情報MI−t2に含まれる判定結果を示す起床アイコンIC−1が含まれる。
第1変形例〜第3変形例では、表示処理部4121は、一人の被監視者Obに対して複数の監視情報があるとき、その被監視者Obに対して、複数の監視情報画面を割り当てている。
第1変形例から説明する。図16は、第1変形例で生成されたプレーンPL−3の一例を示す図である。表示処理部4121は、監視情報テーブルMT(図3)に含まれる全ての監視情報について、監視情報画面を生成し、これらの監視情報画面を時系列で連結し、プレーンPL−3を形成する。ユーザが、TA表示部46に表示されている監視情報画面をフリックしたときの携帯端末ユニットTAの動作は、本実施形態と同じである。すなわち、ユーザが、TA表示部46に表示されている監視情報画面を、上から下にフリックしたとき、表示処理部4121は、この監視情報画面より時系列が一つ前の監視情報画面をTA表示部46に表示させる。これに対して、ユーザが、TA表示部46に表示されている監視情報画面を、下から上にフリックしたとき、表示処理部4121は、この監視情報画面より時系列が一つ後の監視情報画面をTA表示部46に表示させる。
第2変形例は、複数の被監視者毎にプレーンPLを形成する。図17は、第2変形例で生成されたプレーンPLの一例を示す図である。表示処理部4121は、図3に示す監視情報テーブルMTに含まれる、Ms.○○○○の全ての監視情報について、監視情報画面を生成し、これらの監視情報画面を時系列で連結し、プレーンPL−4を形成する。表示処理部4121は、同様に、残りの被監視者(Mr.××××、Mr.△△△△等)についてもプレーンPL−5、プレーンPL−6等を形成する。
図2に示す携帯端末ユニットTAのユーザは、TA入力部45を操作して、所望の被監視者の監視情報画面を表示させる入力をしたとき、表示処理部4121は、その被監視者の監視情報画面をTA表示部46に表示させる。例えば、Ms.○○○○の監視情報画面を表示させる入力をしたとき、表示処理部4121は、Ms.○○○○の監視情報画面をTA表示部46に表示させる。ユーザが、TA表示部46に表示されている監視情報画面をフリックしたときの携帯端末ユニットTAの動作は、本実施形態と同じである。例えば、Ms.○○○○の監視情報画面をTA表示部46に表示させている状態で、ユーザが、監視情報画面をフリックしたとき、プレーンPL−4において、監視情報画面が切り替わる。
図18は、第3変形例で生成されたプレーンPL−7の一例を示す図である。表示処理部4121は、監視情報テーブルMT(図3)に含まれる全ての監視情報について、監視情報画面を生成し、これらの監視情報画面のうち、被監視者Obが予め定められた行動をしたことを示す判定結果(例えば、転倒転落)を含む監視情報画面と、残りの監視情報画面とに分ける。表示処理部4121は、前者の監視情報画面を時系列で連結し、プレーンPL−7aを形成する。表示処理部4121は、後者の監視情報画面を時系列で連結し、プレーンPL−7bを形成する。表示処理部4121は、時系列において、プレーンPL−7aがプレーンPL−7bより先になるように、プレーンPL−7aとプレーンPL−7bとを連結してプレーンPL−7を形成する。
なお、第1変形例から第3変形例において、表示処理部4121は、対応フィールド4236が「1」の監視情報について、監視情報画面を生成しないようにしてもよい。
本実施形態の特徴1から特徴6、および、第1変形例から第3変形例において、監視情報画面表示装置として、携帯端末ユニットTAで説明したが、図1に示す管理サーバユニットSV、固定端末ユニットSPを監視情報画面表示装置にしてもよい。
(実施形態の纏め)
本実施形態の第1の局面に係る監視情報画面表示装置は、被監視者が所定の行動をしたことを判定したとき、判定結果を含む監視情報を送信するセンサ装置を備える被監視者監視システムに適用される表示装置であって、ネットワークを介して前記監視情報を受信する通信部と、表示部と、前記通信部が受信した前記監視情報を基にして、前記判定結果を含む監視情報画面を生成し、前記監視情報画面を前記表示部に表示させる表示処理部と、を備え、前記表示処理部は、前記監視情報画面を前記表示部に表示させている状態で、前記通信部が新たな前記監視情報を受信したとき、現在、前記表示部に表示させている前記監視情報画面に替えて、前記通信部が受信した新たな前記監視情報を基にして生成した前記監視情報画面を前記表示部に表示させる。
本実施形態の第1の局面に係る監視情報画面表示装置は、被監視者が所定の行動をしたことを判定したとき、判定結果を含む監視情報を送信するセンサ装置を備える被監視者監視システムに適用される表示装置であって、ネットワークを介して前記監視情報を受信する通信部と、表示部と、前記通信部が受信した前記監視情報を基にして、前記判定結果を含む監視情報画面を生成し、前記監視情報画面を前記表示部に表示させる表示処理部と、を備え、前記表示処理部は、前記監視情報画面を前記表示部に表示させている状態で、前記通信部が新たな前記監視情報を受信したとき、現在、前記表示部に表示させている前記監視情報画面に替えて、前記通信部が受信した新たな前記監視情報を基にして生成した前記監視情報画面を前記表示部に表示させる。
表示処理部は、監視情報画面を表示部に表示させている状態で、通信部が新たな監視情報を受信したとき、現在、表示部に表示させている監視情報画面に替えて、その新たな監視情報を基にして生成した監視情報画面を表示部に表示させる。従って、本実施形態の第1の局面に係る監視情報画面表示装置によれば、監視情報画面が表示された状態で、新たな監視情報が来たとき、監視者が新たな監視情報に含まれる判定結果を見落とさないようにすることができる。
上記構成において、第1の操作による入力および前記第1の操作と異なる操作である第2の操作による入力がされる操作入力部と、前記通信部で受信された新たな前記監視情報を含む複数の前記監視情報のそれぞれを基にして生成された複数の前記監視情報画面について、新たな前記監視情報を基にして生成された前記監視情報画面を先頭とし、複数の前記監視情報が前記通信部で受信された順番に、新しい方から古い方へ複数の前記監視情報画面を時系列に並べて記憶する記憶部と、をさらに備え、前記表示処理部は、前記操作入力部に前記第1の操作による入力がされたとき、現在、前記表示部に表示させている前記監視情報画面よりも一つ前の順番の前記監視情報画面を、前記記憶部から読み出して前記表示部に表示させ、前記操作入力部に前記第2の操作による入力がされたとき、現在、前記表示部に表示させている前記監視情報画面よりも一つ後の順番の前記監視情報画面を、前記記憶部から読み出して前記表示部に表示させる。
この構成によれば、表示処理部は、記憶部に記憶されている複数の監視情報画面に対して、基になる監視情報が通信部で受信された順番を時系列として、その時系列に従って、順番に切り替えて表示部に表示させることができる。
上記構成において、前記表示処理部は、前記操作入力部に前記第1の操作および前記第2の操作と異なる操作である第3の操作による入力がされたとき、(a)現在、前記表示部に表示させている前記監視情報画面を前記表示部から削除し、かつ、(b)前記記憶部に記憶している複数の前記監視情報画面のうち、前記表示部から削除された前記監視情報画面を消去する。
表示処理部は、複数の監視情報画面を、その時系列に従って、順番に切り替えて表示部に表示させることができる。しかし、現在、表示部に表示されている監視情報画面と、次に、表示部に表示させたい監視情報画面との間にある監視情報画面の数が多ければ、次に表示させたい監視情報画面に切り替えるのに時間を要する。そこで、第3の操作がされることにより、表示処理部は、不要な監視情報画面を表示部から削除し、かつ、記憶部から消去する。
上記構成において、前記被監視者監視システムは、複数の前記被監視者のそれぞれに割り当てられた複数の前記センサ装置を備え、複数の前記センサ装置は、前記所定の行動として、二種類以上の行動を区別して判定でき、前記表示処理部が、複数の前記被監視者のうち第1の被監視者が、前記二種類以上の行動のうち、予め定められた行動をしたことを示す前記判定結果を含む前記監視情報を基にして生成した前記監視情報画面を前記表示部に表示させている状態で、前記通信部が、前記第1の被監視者と異なる第2の被監視者が、前記予め定められた行動以外の行動をしたことを示す前記判定結果を含む新たな前記監視情報を受信したとき、前記表示処理部は、現在、前記表示部に表示させている前記監視情報画面を切り替えずに継続して前記表示部に表示させる。
例えば、予め定められた行動を、被監視者の転倒転落とし、予め定められた行動以外の行動を、被監視者の起床とする。表示処理部が、第1の被監視者の転倒転落を判定結果として含む監視情報を基にして生成した監視情報画面を表示部に表示させている状態で、通信部が、第1の被監視者と異なる第2の被監視者の起床を判定結果として含む監視情報を受信した場合について、例外とする。この場合、表示処理部は、表示部に、現在、表示させている監視情報画面(判定結果が第1の被監視者の転倒転落である)を切り替えずに継続して表示部に表示させる。従って、この構成によれば、重大な判定結果(転倒転落)を含む監視情報画面が表示部に表示されている状態で、重大でない判定結果(起床)を含む監視情報画面に切り替わることを防止できる。
上記構成において、前記表示処理部が、前記第1の被監視者が、前記予め定められた行動をしたことを示す前記判定結果を含む前記監視情報を基にして生成した前記監視情報画面を前記表示部に表示させている状態で、前記通信部が、前記第2の被監視者が、前記予め定められた行動をしたことを示す前記判定結果を含む新たな前記監視情報を受信したとき、前記表示処理部は、前記表示部に表示させている前記監視情報画面に替えて、新たな前記監視情報を基にして生成した前記監視情報画面を前記表示部に表示させる。
監視情報画面表示装置のユーザは、現在、表示部に表示されている監視情報画面を見ることができるので、その監視情報画面に重大な判定結果が含まれていれば、それを認識できる。しかし、通信部が、重大な判定結果を含む新たな監視情報を受信しただけでは、ユーザは、その監視情報に含まれる重大な判定結果を認識できない。そこで、この構成によれば、通信部が、重大な判定結果を含む新たな監視情報を受信したとき、現在、表示部に表示されている監視情報画面が重大な判定結果を含む監視情報画面であっても、表示処理部は、新たな監視情報を基にして生成した監視情報画面を表示部に表示させるようにする。
上記構成において、前記センサ装置は、前記被監視者について、静止画を撮影する機能、及び、前記被監視者が前記所定の行動をしたことを判定したとき、前記所定の行動をした判定をしたときに撮影した前記静止画、および、前記判定結果を含む前記監視情報を送信し、前記表示処理部は、前記静止画および前記判定結果を示すアイコンを含む前記監視情報画面を生成し、前記監視情報画面を前記表示部に表示させる。
この構成によれば、センサ装置が、被監視者が所定の行動をしたことを判定したときに撮影した静止画が、監視情報画面に含まれるので、監視情報画面表示装置のユーザ(監視者)は、被監視者の状態を画像で確認できる。そして、この構成によれば、判定結果がアイコンで示されるので、判定結果の表示領域を小さい面積にすることができる。これにより、静止画の表示領域の面積を大きくすることができる。
本実施形態の第2の局面に係る被監視者監視システムは、被監視者が所定の行動をしたことを判定したとき、判定結果を含む監視情報を送信するセンサ装置と、前記監視情報画面表示装置と、を備える。
本実施形態の第2の局面に係る被監視者監視システムによれば、本実施形態の第1の局面に係る監視情報画面表示装置と同様の作用効果を有する。
上記構成において、前記監視情報画面表示装置を複数備え、複数の前記監視情報画面表示装置のそれぞれの前記通信部が、複数の前記監視情報画面表示装置に対して、一斉に通知されてきた前記監視情報を受信し、複数の前記監視情報画面表示装置のそれぞれの前記表示処理部が、現在、前記表示部に表示させている前記監視情報画面に替えて、前記通信部が受信した新たな前記監視情報を基にして生成した前記監視情報画面を前記表示部に表示させている状態で、複数の前記監視情報画面表示装置のいずれか一つにおいて、前記第3の操作による入力がされたとき、残りの監視情報画面表示装置のそれぞれの前記表示処理部は、前記(a)および前記(b)を実行する。
上述したように、不要な監視情報画面(例えば、「対応する」ボタンがタッチされた監視情報画面)が記憶部に記憶されていると、表示部に表示させたい監視情報画面に切り替えるのに時間を要することがある。そこで、第3の操作をすることにより、不要になった監視情報画面を表示部から削除し、かつ、記憶部から消去する。この構成では、不要な監視情報画面を残りの監視情報画面表示装置においても、不要な監視情報画面と見なし、残りの監視情報画面表示装置の表示処理部は、不要な監視情報画面を表示部から削除し、かつ、記憶部から消去する。これにより、複数の監視情報画面表示装置において、不要な監視情報画面の情報を共有することができる。
本実施形態の第3の局面に係る監視情報画面表示方法は、被監視者が所定の行動をしたことを判定したとき、判定結果を含む監視情報を送信するセンサ装置を備える被監視者監視システムに適用される表示方法であって、ネットワークを介して前記監視情報を受信する第1のステップと、前記第1のステップで受信された前記監視情報を基にして、前記判定結果を含む監視情報画面を生成し、前記監視情報画面を表示部に表示させる第2のステップと、前記第2のステップで前記監視情報画面を前記表示部に表示させている状態で、新たな前記監視情報を受信したか否かを判断する第3のステップと、前記第3のステップで新たな前記監視情報を受信したと判断したとき、現在、前記表示部に表示されている前記監視情報画面に替えて、前記第3のステップで受信した新たな前記監視情報を基にして生成した前記監視情報画面を前記表示部に表示させる第4のステップと、を備える。
本実施形態の第3の局面に係る監視情報画面表示方法によれば、本実施形態の第1の局面に係る監視情報画面表示装置と同様の作用効果を有する。
この出願は、2015年8月10日に出願された日本国特許出願特願2015−158175を基礎とするものであり、その内容は、本願に含まれるものである。
本発明を表現するために、上述において図面を参照しながら実施形態を通して本発明を適切且つ十分に説明したが、当業者であれば上述の実施形態を変更および/または改良することは容易に為し得ることであると認識すべきである。したがって、当業者が実施する変更形態または改良形態が、請求の範囲に記載された請求項の権利範囲を離脱するレベルのものでない限り、当該変更形態または当該改良形態は、当該請求項の権利範囲に包括されると解釈される。
本発明によれば、被監視者監視システム、監視情報画面表示装置および監視情報画面表示方法を提供することができる。
Claims (10)
- 被監視者が所定の行動をしたことを判定したとき、判定結果を含む監視情報を送信するセンサ装置を備える被監視者監視システムに適用される表示装置であって、
ネットワークを介して前記監視情報を受信する通信部と、
表示部と、
前記通信部が受信した前記監視情報を基にして、前記判定結果を含む監視情報画面を生成し、前記監視情報画面を前記表示部に表示させる表示処理部と、を備え、
前記表示処理部は、前記監視情報画面を前記表示部に表示させている状態で、前記通信部が新たな前記監視情報を受信したとき、現在、前記表示部に表示させている前記監視情報画面に替えて、前記通信部が受信した新たな前記監視情報を基にして生成した前記監視情報画面を前記表示部に表示させ、
第1の操作による入力および前記第1の操作と異なる操作である第2の操作による入力がされる操作入力部と、
前記通信部で受信された新たな前記監視情報を含む複数の前記監視情報のそれぞれを基にして生成された複数の前記監視情報画面について、新たな前記監視情報を基にして生成された前記監視情報画面を先頭とし、複数の前記監視情報が前記通信部で受信された順番に、新しい方から古い方へ複数の前記監視情報画面を時系列に並べて記憶する記憶部と、をさらに備え、
前記表示処理部は、前記操作入力部に前記第1の操作による入力がされたとき、現在、前記表示部に表示させている前記監視情報画面よりも一つ前の順番の前記監視情報画面を、前記記憶部から読み出して前記表示部に表示させ、前記操作入力部に前記第2の操作による入力がされたとき、現在、前記表示部に表示させている前記監視情報画面よりも一つ後の順番の前記監視情報画面を、前記記憶部から読み出して前記表示部に表示させる、監視情報画面表示装置。 - 前記表示処理部は、前記操作入力部に前記第1の操作および前記第2の操作と異なる操作である第3の操作による入力がされたとき、(a)現在、前記表示部に表示させている前記監視情報画面を前記表示部から削除し、かつ、(b)前記記憶部に記憶している複数の前記監視情報画面のうち、前記表示部から削除された前記監視情報画面を消去する請求項1に記載の監視情報画面表示装置。
- 前記被監視者監視システムは、複数の前記被監視者のそれぞれに割り当てられた複数の前記センサ装置を備え、
複数の前記センサ装置は、前記所定の行動として、二種類以上の行動を区別して判定でき、
前記表示処理部が、複数の前記被監視者のうち第1の被監視者が、前記二種類以上の行動のうち、予め定められた行動をしたことを示す前記判定結果を含む前記監視情報を基にして生成した前記監視情報画面を前記表示部に表示させている状態で、前記通信部が、前記第1の被監視者と異なる第2の被監視者が、前記予め定められた行動以外の行動をしたことを示す前記判定結果を含む新たな前記監視情報を受信したとき、前記表示処理部は、現在、前記表示部に表示させている前記監視情報画面を切り替えずに継続して前記表示部に表示させる請求項1又は2に記載の監視情報画面表示装置。 - 前記表示処理部が、前記第1の被監視者が、前記予め定められた行動をしたことを示す前記判定結果を含む前記監視情報を基にして生成した前記監視情報画面を前記表示部に表示させている状態で、前記通信部が、前記第2の被監視者が、前記予め定められた行動をしたことを示す前記判定結果を含む新たな前記監視情報を受信したとき、前記表示処理部は、前記表示部に表示させている前記監視情報画面に替えて、新たな前記監視情報を基にして生成した前記監視情報画面を前記表示部に表示させる請求項3に記載の監視情報画面表示装置。
- 複数の前記センサ装置は、それぞれ、割り当てられた前記被監視者の転倒転落を、前記予め定められた行動と判定する請求項3又は4に記載の監視情報画面表示装置。
- 前記センサ装置は、前記被監視者について、静止画を撮影する機能、及び、前記被監視者が前記所定の行動をしたことを判定したとき、前記所定の行動をした判定をしたときに撮影した前記静止画、および、前記判定結果を含む前記監視情報を送信し、
前記表示処理部は、前記静止画および前記判定結果を示すアイコンを含む前記監視情報画面を生成し、前記監視情報画面を前記表示部に表示させる請求項1から5のいずれか一項に記載の監視情報画面表示装置。 - 被監視者が所定の行動をしたことを判定したとき、判定結果を含む監視情報を送信するセンサ装置と、
請求項1〜6のいずれか一項に記載の監視情報画面表示装置と、を備える被監視者監視システム。 - 請求項2に記載の監視情報画面表示装置を複数備え、
複数の前記監視情報画面表示装置のそれぞれの前記通信部が、複数の前記監視情報画面表示装置に対して、一斉に通知されてきた前記監視情報を受信し、複数の前記監視情報画面表示装置のそれぞれの前記表示処理部が、現在、前記表示部に表示させている前記監視情報画面に替えて、前記通信部が受信した新たな前記監視情報を基にして生成した前記監視情報画面を前記表示部に表示させている状態で、複数の前記監視情報画面表示装置のいずれか一つにおいて、前記第3の操作による入力がされたとき、残りの監視情報画面表示装置のそれぞれの前記表示処理部は、前記(a)および前記(b)を実行する請求項7に記載の被監視者監視システム。 - 被監視者が所定の行動をしたことを判定したとき、判定結果を含む監視情報を送信するセンサ装置を備える被監視者監視システムに適用される表示方法であって、
ネットワークを介して前記監視情報を受信する第1のステップと、
前記第1のステップで受信された前記監視情報を基にして、前記判定結果を含む監視情報画面を生成し、前記監視情報画面を表示部に表示させる第2のステップと、
前記第2のステップで前記監視情報画面を前記表示部に表示させている状態で、新たな前記監視情報を受信したか否かを判断する第3のステップと、
前記第3のステップで新たな前記監視情報を受信したと判断したとき、現在、前記表示部に表示されている前記監視情報画面に替えて、前記第3のステップで受信した新たな前記監視情報を基にして生成した前記監視情報画面を前記表示部に表示させる第4のステップと、
第1の操作による入力および前記第1の操作と異なる操作である第2の操作による入力がされる第5のステップと、
前記第3のステップで受信された新たな前記監視情報を含む複数の前記監視情報のそれぞれを基にして生成された複数の前記監視情報画面について、新たな前記監視情報を基にして生成された前記監視情報画面を先頭とし、複数の前記監視情報が受信された順番に、新しい方から古い方へ複数の前記監視情報画面を時系列に並べて記憶部に記憶させる第6のステップと、をさらに備え、
前記第4のステップは、前記第5のステップで前記第1の操作による入力がされたとき、現在、前記表示部に表示させている前記監視情報画面よりも一つ前の順番の前記監視情報画面を、前記記憶部から読み出して前記表示部に表示させ、前記第5のステップで前記第2の操作による入力がされたとき、現在、前記表示部に表示させている前記監視情報画面よりも一つ後の順番の前記監視情報画面を、前記記憶部から読み出して前記表示部に表示させる、監視情報画面表示方法。 - 被監視者が所定の行動をしたことを判定したとき、判定結果を含む監視情報を送信するセンサ装置を備える被監視者監視システムに適用される表示装置であって、
ネットワークを介して前記監視情報を受信する通信部と、
表示部と、
前記通信部が受信した前記監視情報を基にして、前記判定結果を含む監視情報画面を生成し、前記監視情報画面を前記表示部に表示させる表示処理部と、を備え、
前記表示処理部は、前記監視情報画面を前記表示部に表示させている状態で、前記通信部が新たな前記監視情報を受信したとき、現在、前記表示部に表示させている前記監視情報画面に替えて、前記通信部が受信した新たな前記監視情報を基にして生成した前記監視情報画面を前記表示部に表示させ、
前記被監視者監視システムは、複数の前記被監視者のそれぞれに割り当てられた複数の前記センサ装置を備え、
複数の前記センサ装置は、前記所定の行動として、二種類以上の行動を区別して判定でき、
前記表示処理部が、複数の前記被監視者のうち第1の被監視者が、前記二種類以上の行動のうち、予め定められた行動をしたことを示す前記判定結果を含む前記監視情報を基にして生成した前記監視情報画面を前記表示部に表示させている状態で、前記通信部が、前記第1の被監視者と異なる第2の被監視者が、前記予め定められた行動以外の行動をしたことを示す前記判定結果を含む新たな前記監視情報を受信したとき、前記表示処理部は、現在、前記表示部に表示させている前記監視情報画面を切り替えずに継続して前記表示部に表示させる、監視情報画面表示装置。
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