JP6149768B2 - 指針式操作表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、指針部の移動により動作内容を指す指針式操作表示装置に関する。
従来、例えば特許文献1に記載のように、指針部が移動することにより操作対象の動作内容を指す指針式操作表示装置がある。この指針式操作表示装置は、ベゼルダイアルノブ、文字盤、指針、及びカバーを備えている。ベゼルダイアルノブは、その内側が開口したリング状であって回転可能に構成されている。文字盤は、ベゼルダイアルノブの内側に設けられ、その表面に、操作対象この場合カーエアコンの動作内容を表示する複数の文字やイラストを有している。指針部は、ベゼルダイアルノブの内側であって文字盤の表側に設けられている。そして、カバーは、文字盤やベゼルダイアルノブを除く部分を覆っている。ユーザがベゼルダイアルノブを回転操作すると、そのベゼルダイアルノブの回転に伴って指針部が回転し、指針部が指す表示部の内容が変更される。これにより、ユーザは、どの動作内容に設定したかが視認できるようになっている。
しかしながら、従来構成では、ユーザがベゼルダイアルノブを摘まんで操作する際、ユーザの手がベゼルダイアルノブの内側にある文字盤を覆ってしまい、文字盤に付された文字やイラストが見に難くなるという事情があった。
特開2006−232128号公報
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、操作の際に文字盤を見易くして操作性の向上が図られる指針式操作表示装置を提供することにある。
請求項1に記載の発明では、文字盤の周囲には文字盤を囲むベゼルダイアルノブが設けられておらず、ユーザは、文字盤を覆う透光部の周囲に設けられた操作部に対して接触による操作を行う。そのため、ユーザは、文字盤の周囲に設けられたベゼルダイアルノブを摘まんで操作する必要がないため、操作の際に文字盤がユーザの手によって覆われ難い。したがって、操作の際に文字盤が見易くなり、操作性の向上が図られる。
第1実施形態による指針式操作表示装置を示す正面図 図1のX2−X2線に沿う断面図 検出部の構成を示す図 指針式操作表示装置の構成を示すブロック図 指針部の動きを示すための指針式操作表示装置の正面図 制御部による第1ユニットに対する制御内容を示すフローチャート 制御部による第2ユニットに対する制御内容を示すフローチャート 第2実施形態を示す図1相当図 第3実施形態を示す図1相当図
以下、複数の実施形態による指針式操作表示装置について、図面を参照して説明する。なお、各実施形態において実質的に同一の構成部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
(第1実施形態)
まず、第1実施形態について、図1から図7を参照して説明する。
本実施形態では、指針式操作表示装置を自動車空調装置用の操作パネルつまりカーエアコン用のエアコンパネルに適用した例を示している。すなわち、図1に示す指針式操作表示装置10(以下、装置10と称する)は、その操作対象をカーエアコンとするものである。装置10は、カバー部材20、第1ユニット30、及び第2ユニット40を備えている。なお、以下の説明において、図1の紙面手前方向及び図2の紙面左方向を装置10の前側とし、その反対側を装置10の後側とする。ユーザは、装置10の前方に位置する。
カバー部材20は、図2に示すように、装置10の前面を構成するものであって、第1ユニット30及び第2ユニット40の前方を覆っている。カバー部材20は、例えば合成樹脂製の板を加工したもので構成されている。カバー部材20は、図1に示すように、第1ベゼル部21、第1透光部22、第1操作部23、第2ベゼル部24、第2透光部25、及び5個の第2操作部261〜265を有している。これら第1ベゼル部21、第1透光部22、第1操作部23、第2ベゼル部24、第2透光部25、及び第2操作部261〜265は、カバー部材20と一体に形成されている。カバー部材20を装置10の前方から見ると、第1ベゼル部21、第1透光部22、第1操作部23、第2ベゼル部24、第2透光部25、及び第2操作部261〜265は、繋ぎ目つまり隙間の無い1枚の板を加工したように視認される。
なお、以下の説明において、第2操作部261〜265のそれぞれを区別しない場合は、単に第2操作部26と称する。第1ベゼル部21、第1透光部22、及び第1操作部23は、第1ユニット30に対応している。第2ベゼル部24、第2透光部25、及び第2操作部26は、第2ユニット40に対応している。
第1ベゼル部21と第2ベゼル部24とは同一の構成である。各ベゼル部21、24は、図2に示すように、カバー部材20を前方へ向かって円錐台形に突出して形成されている。また、第1透光部22と第2透光部25とは同一の構成である。透光部22、25は、ベゼル部21、24の前端部において円形に構成されて、カバー部材20と一体に設けられている。透光部22、25は、光の透過率が低く設定されている。これにより、透光部22、25の内側にある光源から光を照射すると、透光部22、25の前方からその光を視認することができるが、透光部22、25の内側にある光源から光を照射していない状態では、透光部22、25の前方から透光部22、25の内側を視認することができないようになっている。
カバー部材20は、例えば透光部22、25の色彩をカバー部材20のもとの色彩とし、透光部22、25を除く領域に遮光性の塗料を塗布することにより、透光部22、25を得ている。なお、透光部22、25は、光の透過率が低く設定されていなくても良い。例えば、透光部22、25は、光の透過率が100%以下であって0%でなければ良い。すなわち、透光部22、25は、無色透明であっても良いし、有色透明いわゆるスモーク透明であっても良い。
第1操作部23は、第1ユニット30に対応している。第1操作部23は、第1ベゼル部21の外周部分を囲むようにして、カバー部材20を円環状の溝形状に窪ませて形成されている。第1操作部23は、カバー部材20と一体に形成されている。第1操作部23の溝幅は、人の指よりもやや太い程度に設定されている。第2操作部26は、第2ユニット40に対応している。第2操作部26は、第2ベゼル部24の外周部分にあって、それぞれカバー部材20を円形に窪ませて形成されている。各第2操作部26の直径は、人の指よりもやや太い程度、例えば第1操作部23の溝幅と同程度に設定されている。各第2操作部261〜265は、全体として扇条となるように等間隔に配置されている。
この場合、第1ユニット30及び第2ユニット40の基本的構成は同一であるが、操作の目的となる操作対象の動作内容が異なることにより、詳細な構成が若干異なる。すなわち、第1ユニット30は、カーエアコンの設定温度を変更するためのものである。一方、第2ユニット40は、カーエアコンの吹き出しモードを変更するためのものである。
まず、第1ユニット30について説明する。第1ユニット30は、図2にも示すように、第1文字盤31、第1検出部32、ハウジング33、回転部材34、キャップ部材35、第1光源用回路基板36、第2光源用回路基板37、及び駆動部38を有している。
第1文字盤31は、第1透光部22と重なる位置に設けられている。第1文字盤31は、導光性を有する透明な材料、例えばアクリル樹脂製の透明な板に表示部として複数の目盛り311を白抜き印刷により付したものであって、円板状に構成されている。目盛り311は、無色又は有色透明であって透光性を有している。目盛り311以外の領域は、例えば黒色に着色されて遮光性を有している。なお、図1では、目盛り311と目盛り311以外の領域との白黒を反転して描いている。
第1検出部32は、図2及び図3に示すように、円環状のシート部材であって、カバー部材20における第1操作部23の裏側に設けられている。第1検出部32は、例えば静電容量式のタッチセンサである。第1検出部32は、第1操作部23が受けたユーザの手指Mの接触による操作である接触操作を検出する。第1検出部32が検出する接触操作は、なぞり操作及びタッチ操作を含んでいる。この場合、なぞり操作とは、ユーザが第1操作部23に手指Mを接触させた状態でその手指Mを移動させることにより第1操作部23をなぞるようにして操作することをいう。また、タッチ操作とは、ユーザが第1操作部23に手指Mを一時的に接触させることにより第1操作部23をタッチするようにして操作することをいう。
装置10は、センサ制御用回路基板11及びモータ制御用回路基板12を備えている。第1検出部32は、センサ制御用回路基板11と電気的に接続されている。第1検出部32の検出結果は、センサ制御用回路基板11へ送信される。ハウジング33は、センサ制御用回路基板11の前側にあってセンサ制御用回路基板11上に設けられている。ハウジング33は、例えば合成樹脂製で構成されている。ハウジング33は、中心軸が装置10の前後方向へ向いており、前側の径が大きく後側の径が小さい段付きの円筒状に構成されている。第1文字盤31は、ハウジング33の前端部に設けられている。光源用回路基板37、38は、それぞれハウジング33の内側であって、ハウジング33の前後方向の中央付近に設けられている。
回転部材34は、導光性を有する透明な部材、例えばアクリル樹脂製の透明な部材で構成されている。回転部材34は、軸部341及び指針部342を一体に有している。軸部341は、円筒状に構成されている。回転部材34の軸部341は、第1文字盤31の中心部及びハウジング33の中心部を貫いている。指針部342は、軸部341の前端部から、軸部341の径方向の外側すなわち第1文字盤31の径方向の外側へ向かって棒状に延び出るように形成されている。この場合、指針部342は、第1文字盤31の前方に設けられている。指針部342の先端部は、第1文字盤31の外径の内側にある。つまり、指針部342は、第1透光部22と重なる位置に設けられている。回転部材34及びモータ軸381の回転中心は、第1文字盤31の中心と一致している。指針部342は、第1文字盤31の複数の目盛り311のうち一を択一的に指す。
キャップ部材35は、前端部が閉塞し後端側が開口した円筒状に形成されている。キャップ部材35は、回転部材34の軸部341の前端側を覆うようにして設けられている。指針部342は、キャップ部材35の側部から延び出ている。この場合、キャップ部材35は、第1文字盤31と同系色で構成されている。そのため、ユーザが第1透光部22を通して第1文字盤31を見た場合、キャップ部材35と第1文字盤31との区別がし難く、キャップ部材35の存在が認識し難いようになっている。
駆動部38は、例えばステッピングモータなどである。駆動部38は、モータ制御用回路基板12の後側にあってモータ制御用回路基板12上に設けられている。駆動部38のモータ軸381は、センサ制御用回路基板11を貫き、軸部341の後部から軸部341の内側に挿入されて、軸部341に固定されている。駆動部38は、モータ制御用回路基板12に電気的に接続されている。駆動部38は、モータ制御用回路基板12からの制御を受けて、モータ軸381を回転させる。すると、回転部材34の指針部342は、モータ軸381の回転に伴って回転する。これにより、指針部342が指す目盛り311が変更される。
第1光源用回路基板36は、回転部材34に対して光を照射するためのものである。第1光源用回路基板36は、複数の光源361を有している。第2光源用回路基板37は、第1文字盤31に対して光を照射するためのものである。第2光源用回路基板37は、複数の光源371を有している。光源361、371は、例えば発光ダイオードなどである。第1光源用回路基板36の光源361から光が照射されると、その光は、回転部材34の軸部341を伝って指針部342から前方へ照射される。また、第2光源用回路基板37の光源371から光が照射されると、その光は、第1文字盤31の内部を伝って、各目盛り311から前方へ照射される。
そして、指針部342及び各目盛り311から照射された光は、カバー部材20の第1透光部22を通過する。これにより、ユーザは、カバー部材20の前方から、第1透光部22の内側にある指針部342及び各目盛り311を視認することができる。この場合、キャップ部材35と第1文字盤31とが同一系統の色で区別し難く、ユーザは、キャップ部材35の存在を視認し難い。そのため、ユーザは、第1透光部22の内側に、あたかも指針部342及び各目盛り311のみが浮かび上がっているような印象で、指針部342及び各目盛り311を視認することができる。一方、光源361、371から光が照射されていない場合、指針部342及び各目盛り311は消灯している。この場合、第1透光部22の光の透過率が低く設定されていることから、ユーザは、第1透光部22の内側に第1文字盤31の各目盛り311を視認することはできず、第1透光部22内には何も表示されていないように見える。
次に、第2ユニット40について説明する。第2ユニット40は、第1ユニット30と同一構成の部品として、ハウジング33、回転部材34、キャップ部材35、第1光源用回路基板36、第2光源用回路基板37、及び駆動部38を有している。また、第2ユニット40は、第1ユニット30と異なる構成の部品として、第2文字盤41及び第2検出部421〜425を有している。なお、第2検出部421〜425のそれぞれを区別しない場合は、単に第2検出部42と称する。
第2文字盤41は、第2透光部25と重なる位置に設けられている。第2文字盤41は、第1文字盤31と同様に、導光性を有する透明な材料、例えばアクリル樹脂製の透明な円板で構成されている。第2文字盤41には、図1に示すように、表示部として例えば吹き出しモードの種類を示す複数の絵柄431〜435が付されている。この場合、絵柄431は「足下吹き出し」、絵柄432は「バイレベル吹き出し」、絵柄433は「頭部吹き出し」、絵柄434は「足下及びデフォッガ吹き出し」、絵柄435は「デフォッガ吹き出し」を示している。
絵柄431〜435は、無色又は有色透明であって透光性を有している。絵柄431〜435以外の領域は、第1文字盤31と同様に、例えば黒色に着色されて遮光性を有している。なお、図1では、絵柄431〜435と、絵柄431〜435以外の領域との白黒を反転して描いている。また、以下の説明において、絵柄431〜435のそれぞれを区別しない場合は、単に絵柄43と称する。
第2検出部42は、図3に示すように、円板状のシート部材であって、それぞれカバー部材20における第2操作部26の裏側に設けられている。第2検出部42も、第1検出部32と同様に、例えば静電容量式のタッチセンサである。第2検出部42は、それぞれ第2操作部26が受けたユーザの手指Mの接触による操作、この場合主にタッチ操作を検出する。
次に、装置10の電気的構成について図4を参照して説明する。
車両には、エアコンシステム51、空調制御部52、及び車両信号制御部53が設けられている。エアコンシステム51は、各種のセンサ511、ブロアモータ512、コンプレッサ513などを有しており、車内の空調を行う。空調制御部52は、エアコンシステム51の制御を行う。車両信号制御部53は、例えばイグニッションスイッチがオンである場合に空調制御部52に対して信号を出力する。車両信号制御部53から空調制御部52に対して、イグニッションスイッチがオンである旨の信号が入力されると、空調制御部52によるエアコンシステム51の制御が可能となる。
装置10は、検出部32、42の検出結果に基づいて駆動部38の駆動を制御するための制御部60を備えている。制御部60は、空調信号制御部61、駆動信号制御部62、駆動制御部63、及び照明制御部64を含んで構成されている。空調信号制御部61及び駆動信号制御部62は、例えばセンサ制御用回路基板11に設けられたICチップである。駆動制御部63は、例えばモータ制御用回路基板12に設けられたICチップである。照明制御部64は、例えば光源用回路基板36、37に設けられたICチップである。
検出部32、42は、操作部23、26に入力されたユーザの操作を検出し、その検出結果を空調信号制御部61へ出力する。空調信号制御部61は、検出部32、42から入力された信号に基づき、所定の制御を行わせるための空調信号を、空調制御部52に対して出力する。また、空調信号制御部61は、検出部32、42から入力された信号に基づき、指針部342を移動させるための制御信号を、駆動信号制御部62に出力する。
駆動信号制御部62は、駆動制御部63を作動させるか否かの制御を行う。駆動信号制御部62は、空調信号制御部61及び車両信号制御部53から入力された信号に基づいて、駆動制御部63に対して駆動信号を出力する。車両信号制御部53から入力される信号とは、例えば、イグニッションスイッチがオンであるか否かの信号である。また、駆動信号制御部62は、照明制御部64に対して光源361、371の点灯、消灯、又は点滅を指示する旨の照明信号を出力する。
駆動制御部63は、駆動信号制御部62から入力された駆動信号に基づいて、指針部342が所定の目盛り311や絵柄43を指し示す位置に移動するように、駆動部38を駆動させるための駆動指示信号を出力する。駆動部38は、駆動制御部63から駆動信号が入力されると、その駆動信号に基づいてモータ軸381を回転させ、回転部材34の指針部342が指し示す位置を変更する。
次に、図5から図7を参照して、制御部60による第1ユニット30及び第2ユニット40に対する制御内容について説明する。
まず、第1ユニット30に対する制御内容について説明する。
制御部60は、第1検出部32がなぞり操作を検出した場合であって、そのなぞり操作の操作時間が、所定時間T以上である場合には、指針部342の移動量つまり回転量を、そのなぞり操作の操作量に応じて設定し、駆動部38を駆動させる。一方、制御部60は、第1検出部32がなぞり操作を検出した場合であって、そのなぞり操作の操作時間が所定時間T未満である場合には、指針部342の回転量を最大値に設定して駆動部38を駆動する。
例えば、図5に示すように、第1ユニット30の第1操作部23に対し、ユーザによるAからBへ至るなぞり操作が行われた場合、その操作時間が時間T以上であれば、指針部342の回転量は、操作量に応じて設定される。この場合、指針部342は、B1に示す位置に移動する。一方、操作時間が時間T未満であれば、指針部342の回転量は、最大値に設定される。この場合、指針部342は、指針部342の移動端となるB2の位置に移動する。時間Tは、例えば0.5秒程度に設定されている。つまり、ユーザがゆっくりなぞり操作を行った場合、指針部342は、ユーザによるなぞり操作の操作量に応じて移動する。一方、ユーザが素早くなぞり操作を行った場合、指針部342は、指針部342が移動可能な範囲の端まで移動する。
この制御において、制御部60は、車両信号制御部53からイグニッションスイッチがオンされた旨の信号が入力されると、図6に示すように第1ユニット30についての制御を開始する(スタート)。制御部60は、制御を開始すると、第1検出部32の検出結果に基づいて、第1操作部23に対してなぞり操作が行われたか否かを判断する(ステップS10)。制御部60は、第1操作部23に対してなぞり操作が行われるまで、ステップS10を繰り返す(ステップS10でNO)。一方、第1操作部23に対してなぞり操作が行われると(ステップS10でYES)、制御部60は、ステップS11へ移行し、ステップS10で検出したなぞり操作の操作方向を判断する。
第1検出部32により検出されたなぞり操作の方向が時計回りである場合、制御部60は、ステップS12へ移行し、駆動部38のモータ軸381の回転方向を時計回りに設定する。一方、第1検出部32により検出されたなぞり操作の方向が反時計回りである場合、制御部60は、ステップS13へ移行し、駆動部38のモータ軸381の回転方向を反時計回りに設定する。
次に、制御部60は、ステップS14へ移行し、ステップS10で検出したなぞり操作の操作時間が時間T以上であるか否かを判断する。操作時間が時間T未満であれば(ステップS14でNO)、制御部60は、ステップS15へ移行し、指針部342の移動量を最大値に設定する。一方、操作時間が時間T以上であれば(ステップS14でYES)、制御部60は、ステップS17へ移行し、指針部342の移動量を、ステップS10で検出した操作量に応じて設定する。その後、制御部60は、ステップS17へ移行し、ステップS11〜ステップS15で設定した設定内容に基づいて駆動部38を駆動させる。これにより、第1ユニット30の指針部342は、ユーザが意図した位置に移動される。
次に、第2ユニット40に対する制御内容について説明する。
制御部60は、第2検出部42がタッチ操作を検出した場合、そのタッチ操作を検出した部分に対応する絵柄43を指針部342が指すように、駆動部38を駆動させる。例えば、図5に示すように、第2ユニット40の指針部342が「頭部吹き出し」の絵柄433を指している状態で、ユーザが「バイレベル吹き出し」に対応する第2操作部262をタッチ操作すると、指針部342は、「バイレベル吹き出し」を示す絵柄432を指し示す位置に移動する。
この制御において、制御部60は、車両信号制御部53からイグニッションスイッチがオンされた旨の信号が入力されると、図7に示すように第2ユニット40についての制御を開始する(スタート)。制御部60は、制御を開始すると、ステップS20において、第2検出部42に対して所定時間S秒以上のタッチ操作が行われたか否かを判断する。所定時間S秒以上のタッチ操作を必要としたのは、ユーザが誤って第2操作部26に触れてしまった場合に、第2ユニット40の誤作動を防ぐためである。所定時間Sは、例えば0.5秒程度に設定されている。制御部60は、第2操作部26に対してタッチ操作が行われるまで、ステップS20を繰り返す(ステップS20でNO)。
制御部60は、第2操作部26に対して所定時間S秒以上のタッチ操作が行われたことを検出すると(ステップS21でYES)、ステップS22へ移行する。そして、制御部60は、駆動部38を駆動させて、タッチ操作が行われた第2操作部26に対応する絵柄43を指し示す位置まで指針部342を移動させる。これにより、第2ユニット40の指針部342は、ユーザが意図した位置に移動させる。
以上説明した第1実施形態によれば、装置10は、操作部23、26と、検出部32、42と、を備えている。操作部23、26は、カバー部材20における透光部22、25の周囲に設けられている。操作部23、26は、ユーザの接触による操作である接触操作、例えばなぞり操作やタッチ操作を受ける。検出部32、42は、操作部23、26が受けたユーザによる接触操作を検出する。これによれば、装置10は、従来のベゼルダイアルノブのように、ユーザが摘まんで操作する操作部を備える必要がない。したがって、ユーザが装置10を操作する際、ユーザは操作部23、26を摘まんで操作することがないため、操作部23、26の内側に設けられた文字盤31、41が、ユーザの手指に覆われて隠れてしまうことが避けられる。これにより、操作の際に文字盤31、41が見易くなり、その結果、装置10の操作性の向上が図られる。
ここで、従来構成のベゼルダイアルノブは、機械的に回転させるためにカバー部材とは別体に構成する必要がある。この場合、ベゼルダイアルノブとカバー部材との間には隙間が生じる。そのため、従来構成では、ベゼルダイアルノブとカバーとの一体感が得られ難く、見栄えが良くないといった事情があった。一方、本施形態において、第1ベゼル部21、第1透光部22、第1操作部23、第2ベゼル部24、第2透光部25、及び第2操作部26は、カバー部材20と一体に形成されている。これによれば、カバー部材20を装置10の前方から見た場合に、第1ベゼル部21、第1透光部22、第1操作部23、第2ベゼル部24、第2透光部25、及び第2操作部26は、繋ぎ目つまり隙間の無い1枚板状に視認される。したがって、このような装置10は、ユーザに対して一体的ですっきりとした印象を与えることができ、意匠性の向上が図られる。
第1ユニット30について、制御部60は、第1検出部32がなぞり操作を検出した場合であって、そのなぞり操作の操作時間が所定時間T以上である場合には指針部342の移動量をなぞり操作の操作量に応じて設定して駆動部38を駆動させる。一方、そのなぞり操作の操作時間が所定時間T未満である場合には指針部342の移動量を最大に設定して駆動部38を駆動させる。これによれば、ユーザは、第1操作部23をゆっくりなぞり操作をすることで、指針部342の移動量つまり設定内容を細かく調整することができる。一方、ユーザは、第1操作部23を素早くなぞり操作することで、指針部342を設定範囲の端まで一気に移動させることができる。つまり、この場合、ユーザは少ない操作量で、設定内容を設定範囲の最大値又は最小値に設定することができる。このように、ユーザは、なぞり操作の速度を使い分けることで、指針部342の移動量を調整することができる。そのため、設定が容易となり操作性が良い。
上記構成は、例えばカーエアコンの温度調節など切り替えの段階が比較的多いものについて特に有効である。なお、本実施形態において、第1ユニット30の第1検出部32は、1枚のシート状からなるタッチセンサを用いているが、これに限られない。例えば、第2ユニット40の第2検出部421〜425と同様に、複数個のタッチセンサを、第1操作部23の裏側に円環状に配置する構成としても良い。
第2ユニット40について、制御部60は、第2検出部42がタッチ操作を検出した場合に、そのタッチ操作を検出した部分に対応する絵柄43を指針部342が指すように駆動部38を駆動させる。これによれば、ユーザは、切り替えたいモードに対応する第2操作部26をタッチ操作するだけで、簡単に切り替えることができ操作性が良い。
上記構成は、例えば吹き出しモードなど、切り替えの段階が比較的少ないものについて特に有効である。なお、本実施形態において、第2ユニット40の第2検出部421〜425は、円板シート状の複数枚のタッチセンサを円環状に配置したが、これに限られない。例えば、第1ユニット30の第1検出部32と同様に、1枚の円環状のタッチセンサを、第2操作部26の裏側に配置する構成でも良い。
(第2実施形態)
次に第2実施形態について図8を参照して説明する。
第2実施形態において、装置10は、第1実施形態のカバー部材20に換えて、カバー部材70を備えている。カバー部材70にも、第1操作部23及び第2操作部26が一体に形成されている。一方、カバー部材70は、第1実施形態における第1ベゼル部21及び第2ベゼル部24を有していない。
これによれば、上記第1実施形態と同様の作用効果を奏する。更に、この第2実施形態によれば、カバー部材70は、第1実施形態のカバー部材20と比較してより平坦な印象を与える。
(第3実施形態)
次に第3実施形態について図9を参照して説明する。
第3実施形態において、装置10は、第1実施形態のカバー部材20に換えて、カバー部材80を備えている。カバー部材80には、操作部81が一体に形成されている。操作部81は、上記各実施形態における第1操作部23又は第2操作部26に相当するもので、カバー部材80から前方へ突出するように形成されている。一方、カバー部材80は、上記第2実施形態と同様に、第1実施形態における第1ベゼル部21及び第2ベゼル部24を有していない。
これによれば、上記各実施形態と同様の作用効果を奏する。
以上説明した本発明は、上記各実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の実施形態に適用可能である。
例えば上記各実施形態において、装置10の操作対象をカーエアコンとしたがこれに限られず、操作対象は例えばカーオーディオなどでも良い。
装置10は、第1ユニット30及び第2ユニット40を備える2連構成のものとしたが、ユニットの個数は限定されない。
また、上記各実施形態において、第1検出部32及び第2検出部42は、静電容量式のタッチセンサとしたが、これに限られず、例えば抵抗膜方式、表面弾性派方式、赤外線方式、電磁誘導方式など、種々の方式によるものが考えられる。また、第1検出部32及び第2検出部42は、操作部に対する接触操作を直接検出するものに限られず、例えばカメラを介して接触操作を検出するものや、温度変化により接触操作を検出するものでも良い。
図面中、10は指針式操作表示装置、20、70、80はカバー部材、22は第1透光部(透光部)、23は第1操作部(操作部)、25は第2透光部(透光部)、26は第2操作部(操作部)、31は文字盤、311は目盛り(表示部)、32は第1検出部(検出部)、342は指針部、38は駆動部、41は文字盤、42は第2検出部(検出部)、43は絵柄(表示部)、51はエアコンシステム(操作対象)、60は制御部、81は操作部を示す。

Claims (4)

  1. 操作対象(51)の動作内容を表示する表示部(311、43)を複数有する文字盤(31、41)と、
    前記複数の表示部(311、43)のうちの一を択一的に指す指針部(342)と、
    前記文字盤(31、41)及び前記指針部(342)を覆うカバー部材(20、70、80)と、
    前記カバー部材(20、70、80)における前記文字盤(31、41)及び前記指針部(342)と重なる部分に設けられた透光性を有する透光部(22、25)と、
    前記カバー部材(20、70、80)における前記透光部(22、25)の周囲に設けられユーザの接触による操作である接触操作を受ける操作部(23、26)と、
    前記操作部(23、26)が受けた前記接触操作を検出する検出部(32、42)と、
    前記指針部(342)を移動させて前記指針部(342)が指す前記表示部(311、43)を変更する駆動部(38)と、
    前記検出部(32、42)の検出結果に基づいて前記駆動部(38)の駆動を制御する制御部(60)と、
    を備える指針式操作表示装置。
  2. 前記透光部(22、25)及び前記操作部(23、26)は、前記カバー部材(20、70、80)に一体に形成されている請求項1に記載の指針式操作表示装置。
  3. 前記制御部(60)は、ユーザが前記操作部(23)をなぞって操作するなぞり操作を前記検出部(32)が検出した場合であって、そのなぞり操作の操作時間が所定時間(T)以上である場合には前記指針部(342)の移動量を前記なぞり操作の操作量に応じて設定し、そのなぞり操作の操作時間が所定時間(T)未満である場合には前記指針部(342)の移動量を最大に設定して前記駆動部(38)を駆動する請求項1又は2に記載の指針式操作表示装置。
  4. 前記制御部(60)は、ユーザが前記操作部(26)をタッチして操作するタッチ操作を前記検出部(42)が検出した場合に、そのタッチ操作を検出した部分に対応する表示部(43)を前記指針部(342)が指すように前記駆動部(38)を駆動させる請求項1又は2に記載の指針式操作表示装置。
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