JP6149485B2 - 冷凍装置 - Google Patents
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Description
図1、図7および図9は、空気調和装置1の概略構成図である。このうち、図7は、冷房運転時において冷媒回路を循環する冷媒の流れを表しており、図9は、暖房運転時において冷媒回路を循環する冷媒の流れを表している。
四段圧縮機20は、密閉容器内に、第1圧縮部21、第2圧縮部22、第3圧縮部23、第4圧縮部24および圧縮機駆動モータ(図示せず)が収容された、密閉式の圧縮機である。圧縮機駆動モータは、駆動軸を介して、4つの圧縮部21〜24を駆動する。すなわち、四段圧縮機20は、4つの圧縮部21〜24が単一の駆動軸に連結された一軸四段の圧縮構造を有している。四段圧縮機20では、第1圧縮部21、第2圧縮部22、第3圧縮部23および第4圧縮部24が、この順番で直列に配管接続される。第1圧縮部21は、第1吸入管21aから冷媒を吸い込み、第1吐出管21bへと冷媒を吐出する。なお、第1吸入管21aには、流れる冷媒の吸入圧力を検出するための吸入圧力センサ21pが設けられている。第2圧縮部22は、第2吸入管22aから冷媒を吸い込み、第2吐出管22bへと冷媒を吐出する。第2吸入管22aには、第1四路切換弁26から第2圧縮部22の吸入側に向かう冷媒流れのみを許容する逆止構造が設けられている。第3圧縮部23は、第3吸入管23aから冷媒を吸い込み、第3吐出管23bへと冷媒を吐出する。第3吸入管23aには、第2四路切換弁27から第3圧縮部23の吸入側に向かう冷媒流れのみを許容する逆止構造が設けられている。第4圧縮部24は、第4吸入管24aから冷媒を吸い込み、第4吐出管24bへと冷媒を吐出する。第4吸入管24aには、第3四路切換弁28から第4圧縮部24の吸入側に向かう冷媒流れのみを許容する逆止構造が設けられている。なお、第4吐出管24bには、流れる冷媒の吐出圧力を検出する吐出圧力センサ24pが設けられている。
四路切換弁群25は、第1四路切換弁26、第2四路切換弁27、第3四路切換弁28および第4四路切換弁29によって構成されている。四路切換弁群25は、冷媒回路内における冷媒の流れの方向を切り換えて、冷房運転サイクルと暖房運転サイクルとを切り換えるために設けられている。
第1配管41a、第2配管42a、第3配管43aの途中には、それぞれ第1〜第3油分離器31a、32a、33aが設けられている。第1〜第3油分離器31a、32a、33aは、冷媒回路を循環する冷媒に含まれる潤滑油を分離する小容器である。第1〜第3油分離器31a、32a、33aの下部からは、それぞれ第1〜第3キャピラリーチューブ31c、32c、33cを含む第1〜第3油戻し管31b、32b、33bが伸びている。ここで、第1油戻し管31bは、第2吸入管22aに冷凍機油を戻すように接続されている。なお、第1油戻し管31bには、第1油分離器31aと第1四路切換弁26との間に向かう冷凍機油の流れおよび第2吸入管22a側に向かう冷凍機油の流れを許容するように逆止構造が設けられている。第2油戻し管32bは、第3吸入管23aの途中に冷凍機油を戻すように接続されている。なお、第2油戻し管32bには、第2油分離器32aと第2四路切換弁27との間に向かう冷凍機油の流れおよび第3吸入管23a側に向かう冷凍機油の流れを許容するように逆止構造が設けられている。第3油戻し管33bは、第4吸入管24aの途中に冷凍機油を戻すように接続されている。なお、第3油戻し管33bには、第3油分離器33aと第3四路切換弁28との間に向かう冷凍機油の流れおよび第4吸入管24a側に向かう冷凍機油の流れを許容するように逆止構造が設けられている。
室外熱交換器40は、上述のように、第1室外熱交換器41、第2室外熱交換器42、第3室外熱交換器43および第4室外熱交換器44から構成されている。冷房運転時には、第1〜第3室外熱交換器41〜43が、圧縮途中の冷媒(中間圧冷媒)を冷やすインタークーラとして機能し、第4室外熱交換器44が、最も高圧の冷媒を冷やすガスクーラ(冷媒の熱を放熱する放熱器)として機能する。第4室外熱交換器44は、第1〜第3室外熱交換器41〜43よりも容量が大きい。また、暖房運転時には、第1〜第4室外熱交換器41〜44の全てが、低圧の冷媒の蒸発器(加熱器)として機能する。
第1室外膨張弁47は、上述のように、第3室外熱交換器43から延びた第7配管43bの端部と過冷却冷媒配管84の途中とを接続している共通配管47aの途中に設けられている。共通配管47aは、過冷却冷媒配管84を介して、ブリッジ回路49の第2室外膨張弁48と第1逆止弁49aとの間に接続されている。
ブリッジ回路49は、第1逆止弁49a、第2逆止弁49b、第3逆止弁49c、および、第2室外膨張弁48が順に接続され、第1逆止弁49aと第2室外膨張弁48とが接続された回路を構成している。第1逆止弁49aは、第2室外膨張弁48側とは反対側に向かう冷媒流れのみを許容する。第3逆止弁49cは、第2室外膨張弁48側とは反対側に向かう冷媒流れのみを許容する。第2逆止弁49bは、第1逆止弁49a側に向かう冷媒流れは許容せず、第3逆止弁49c側に向かう冷媒流れのみを許容する。
エコノマイザ回路50は、ブリッジ回路49の第2逆止弁49bと第3逆止弁49cとの間の部分と、液ガス熱交換器61もしくは膨張機構70と、の間に設けられている。エコノマイザ回路50は、エコノマイザ熱交換器51と、エコノマイザインジェクション配管53と、エコノマイザ膨張弁52を有している。
液ガス熱交回路60は、エコノマイザ熱交換器51と膨張機構70の間に設けられており、液ガス熱交換器61を有している。
膨張機構70は、エコノマイザ熱交換器51もしくは液ガス熱交換器61から流れてきた高圧の冷媒を減圧・膨張させ、気液二相状態の中間圧の冷媒をレシーバ81へと流す。すなわち、冷房運転時には、膨張機構70は、高圧冷媒のガスクーラ(放熱器)として機能する室外の第4室外熱交換器44から低圧冷媒の蒸発器として機能する第1室内熱交換器12a、第2室内熱交換器13aに向けて送られる冷媒を減圧する。また、暖房運転時には、膨張機構70は、高圧冷媒の放熱器として機能する第1室内熱交換器12a、第2室内熱交換器13aから低圧冷媒の蒸発器として機能する室外熱交換器40に向けて送られる冷媒を減圧する。
レシーバ81は、膨張機構70を出た気液二相状態の中間圧の冷媒を、天井面から内部空間に流入させ、液冷媒とガス冷媒とに分離する。
過冷却回路90は、レシーバ81と、ブリッジ回路49の第1逆止弁49aと第2室外膨張弁48の間の部分と、の間に設けられている。過冷却回路90は、過冷却熱交換器91と、過冷却インジェクション配管93と、過冷却膨張弁92と、を有している。
第1室内熱交換器12aは、第1室内ユニット12に設けられている。第2室内熱交換器13aは、第2室内ユニット13に設けられている。
第1室内膨張弁12bは、第1室内ユニット12に設けられている。この第1室内膨張弁12bは、第1室内熱交換器12aに流す冷媒の量を調整したり冷媒の減圧・膨張を行ったりする。第1室内膨張弁12bは、液冷媒連絡配管14と第1室内熱交換器12aとの間に配置されている。
制御部7は、室外ユニット11および第1室内ユニット12、第2室内ユニット13の電子部品が実装された各制御基板が通信線で結ばれて構成されているもので、四段圧縮機20の圧縮機駆動モータや四路切換弁群25、各膨張弁12b,13b,47,48,52,72,82,92等と接続される。この制御部7は、外部から入力された室内設定温度、第1温度センサ44t1、第2温度センサ44t2、第3温度センサ41t、第1室内温度センサ12t、第2室内温度センサ13t、過冷却温度センサ90t、中間温度センサ70t、合流冷媒温度センサ64t、吸入圧力センサ21p、吐出圧力センサ24p、および、図示しない温度センサや圧力センサの計測値などの情報に基づいて、圧縮機駆動モータの回転数制御や膨張弁開度の調節や室内送風ファンや室外送風ファンの風量調節などを行う。
空気調和装置1の動作について、図7〜図10を参照しながら説明する。
冷房運転時は、図7に示す冷媒配管に沿った矢印の方向に、冷媒が、四段圧縮機20、室外熱交換器40、膨張機構70、第1室内膨張弁12b、第2室内膨張弁13b、第1室内熱交換器12a、第2室内熱交換器13aの順に冷媒回路内を循環する。以下、冷房運転時における空気調和装置1の動作について、図7および図8を参照しながら説明する。
暖房運転時は、図9に示す冷媒配管に沿った矢印の方向に、冷媒が、四段圧縮機20、第1室内熱交換器12a、第2室内熱交換器13a、第1室内膨張弁12b、第2室内膨張弁13b、膨張機構70、室外熱交換器40の順に冷媒回路内を循環する。以下、暖房運転時における空気調和装置1の動作について、図9および図10を参照しながら説明する。
(3−1)
本実施形態の空気調和装置1では、冷房運転時においては、第1〜第3圧縮部21〜23から吐出された各中間圧力の冷媒を第1〜第3室外熱交換器41〜43のそれぞれが冷却することが可能になっている。そして、暖房運転時においては、上記冷房運転で各中間圧力の冷媒の冷却が可能になるように構成された第1〜第3室外熱交換器41〜43を用いつつも、これらを互いに直列に接続させることにより、全体として通過する冷媒を蒸発させることが可能になっている。
仮に、液ガス熱交換器61の低圧側の冷媒の温度が低くなりすぎることを回避することができない場合には、圧力―エンタルピ線図における高圧側であって低エンタルピ側の部分の冷媒(圧力―エンタルピ線図における左上の部分の冷媒)が、液ガス熱交換器61において冷やされ過ぎてしまい、低エンタルピ側に行き過ぎてしまう(圧力―エンタルピ線図において左側に行き過ぎてしまう)状態になる。その状態では、膨張機構70において減圧された後の冷媒を、気液二相状態にすることができず全ての冷媒が液単相状態になってしまうと、レシーバ81に流入する冷媒が液単相状態になってしまうため、レシーバ81における気液分離機能を発揮させることができなくなってしまう。そうすると、余剰冷媒の制御が困難となり、冷凍サイクルの低圧圧力が意図せずに減少してしまう問題がある。
上記空気調和装置1では、液ガス熱交換器61に流入する冷媒の過熱度の調節は、第4室外熱交換器44を通過した冷媒と、第1〜第3室外熱交換器41〜43を通過した冷媒と、の合流比率の調節によって行うことができるだけでなく、さらに、過冷却インジェクション配管93を通過した冷媒の混合比率を調節することによっても、微調節を行うことができる。
空気調和装置1では、室外熱交換器40のうち第1〜第3室外熱交換器41〜43については、図5に示すように、入口および出口にY字管41k、42k、43k、41j、42j、43jが設けられているため、冷房運転と暖房運転のいずれの運転状態においても、少なくとも一部の冷媒を外側伝熱管41g、42g、43gに流すことができる。
空気調和装置1では、室外熱交換器40のうち第4室外熱交換器44については、図4に示すように、一端にU字管44iが設けられている。このため、冷房運転時においては、第4室外熱交換器44の入口を内側伝熱管44hに位置させ、出口を外側伝熱管44gに位置させることで、出口冷媒を空気流れ方向上流の空気と熱交換させて、出口冷媒を温度差の大きな空気と熱交換させることが可能になっている。このため、冷房運転において、第4室外熱交換器44における能力をより発揮させることが可能になっている。
空気調和装置1では、暖房運転状態においては、互いに直列に接続された第1〜第3室外熱交換器41〜43と、第4室外熱交換器44と、に冷媒が並列して流れている。
また、空気調和装置1は、臨界圧力を超えた高圧冷媒を冷却させるエコノマイザ熱交換器51を備えることでエコノマイザ効果を奏することを可能にしている。ところが、エコノマイザ熱交換器51を備えることで、圧力―エンタルピ線図における高圧側であって低エンタルピ側の部分の冷媒(圧力―エンタルピ線図における左上の部分の冷媒)が、液ガス熱交換器61において冷やされ過ぎて、低エンタルピ側に行き過ぎてしまう(圧力―エンタルピ線図において左側に行き過ぎてしまう)状態が生じやすくなる場合がある。
さらに、空気調和装置1は、高圧側が臨界圧力を超えた状態で用いられているが、レシーバ81に流入する冷媒は膨張機構70によって臨界圧力以下の状態まで減圧されている。このため、レシーバ81に流入する冷媒は、超臨界状態ではなく、気液二相状態となり得る臨界圧力以下の冷媒にすることができている。しかも、液ガス熱交換器61の低圧側の入口冷媒の温度が冷えすぎる状態を避けることができるため、レシーバ81には液単相状態の冷媒が流入することが無く、レシーバ81における気液分離機能を確実に発揮させることが可能になっている。
(4−1)変形例A
上記実施形態では、暖房運転時において、第4室外熱交換器4の出入口の冷媒温度差が1度未満となるように第2室外膨張弁48の弁開度を制御し、第1〜第3室外熱交換器41〜43の出入口の冷媒温度差が3度より大きくなるように第1室外膨張弁47の弁開度を制御する場合を例に挙げて説明した。
上記実施形態では、暖房運転時において、第4室外熱交換器4の出入口の冷媒温度差が1度未満となるように第2室外膨張弁48の弁開度を制御し、第1〜第3室外熱交換器41〜43の出入口の冷媒温度差が3度より大きくなるように第1室外膨張弁47の弁開度を制御する場合を例に挙げて説明した。
上記実施形態では、4段の圧縮を行う四段圧縮機20を採用する空気調和装置1を例に挙げて説明した。
上記実施形態では、暖房運転時に冷媒の蒸発が行われている領域をできるだけ確保するために、第4室外熱交換器44の出口冷媒が湿り気味になるように制御する場合を例に挙げて説明した。
上記実施形態では、図4および図5に示したように、第4室外熱交換器44と第1〜第3室外熱交換器41〜43とで、冷媒の流れ方が異なる構成が採用されている場合を例に挙げて説明した。
上記実施形態では、液ガス熱交換器61の低圧側の入口の冷媒が所定の過熱度(3度以上の過熱度)を有するように各種制御が行われる場合を例に挙げて説明した。
7 制御部
12 室内ユニット
12a 第1室内熱交換器、室内熱交換器(利用側熱交換器)
12b 第1室内膨張弁、室内膨張弁(利用側膨張弁)
12t 第1室内温度センサ
13 第2室内ユニット、室内ユニット
13a 第1室内熱交換器、室内熱交換器(利用側熱交換器)
13b 第2室内膨張弁、室内膨張弁(利用側膨張弁)
13t 第2室内温度センサ
20 四段圧縮機
21 第1圧縮部(低段側圧縮部)
21p 吸入圧力センサ
22 第2圧縮部(中間圧縮部)
23 第3圧縮部(中間圧縮部)
24 第4圧縮部(高段側圧縮部)
24p 吐出圧力センサ
25 四路切換弁群(運転状態切換部)
26 第1四路切換弁
27 第2四路切換弁
28 第3四路切換弁
29 第4四路切換弁
30 四路接続配管
40 室外熱交換器
41 第1室外熱交換器(熱源側第2熱交換器)
42 第2室外熱交換器(熱源側第2熱交換器、熱源側第3熱交換器)
43 第3室外熱交換器(熱源側第2熱交換器、熱源側第3熱交換器)
44 第4室外熱交換器(熱源側第1熱交換器)
41c 第1インタークーラ管
42c 第2インタークーラ管
43c 第3インタークーラ管
41a 第1配管
42a 第2配管
43a 第3配管
44a 第4配管
41g、42g、43g 外側伝熱管(上流側の冷媒流路)
41h、42h、43h 内側伝熱管(下流側の冷媒流路)
44g 外側伝熱管(上流側の冷媒流路)
44h 内側伝熱管(下流側の冷媒流路)
45 室外送風ファン(熱源側送風部)
47 第1室外膨張弁(第1膨張機構)
48 第2室外膨張弁(第2膨張機構)
49 ブリッジ回路
50 エコノマイザ回路
51 エコノマイザ熱交換器
52 エコノマイザ膨張弁
53 エコノマイザインジェクション配管
60 液ガス熱交回路
61 液ガス熱交換器
64t 合流冷媒温度センサ
70 膨張機構(第3膨張機構)
70p 中間温度センサ
71 膨張機
72 膨張弁
80 分離ガス配管
81 レシーバ(冷媒容器)
82 分離ガス膨張弁(バイパス膨張機構)
83 液冷媒出口管
90 過冷却回路
90t 過冷却温度センサ
91 過冷却熱交換器
92 過冷却膨張弁
93 過冷却インジェクション配管(バイパス回路)
Claims (9)
- 低段側圧縮部(21)と、
前記低段側圧縮部で圧縮された後の冷媒をさらに圧縮する高段側圧縮部(24)と、
熱源側第1熱交換器(44)と、
熱源側第2熱交換器(41、42、43)と、
利用側熱交換器(12a、13a)と、
第1膨張機構(47)と、
第2膨張機構(48)と、
熱源側送風部(45)と、
利用側膨張弁(12b、13b)と、
運転状態切換部(25)と、
前記利用側熱交換器(12a、13a)を冷媒の冷却器として機能させ、前記熱源側第1熱交換器(44)を冷媒の蒸発器として機能させ、前記熱源側第2熱交換器(41、42、43)を冷媒流れにおいて前記熱源側第1熱交換器(44)と並列に接続された冷媒の蒸発器として機能させ、前記利用側熱交換器(12a、13a)から前記熱源側第2熱交換器(41、42、43)に向かう冷媒を前記第1膨張機構(47)によって減圧させ、前記利用側熱交換器(12a、13a)から前記熱源側第1熱交換器(44)に向かう冷媒を前記第2膨張機構(48)によって減圧させる第1運転状態と、
前記熱源側第2熱交換器(41、42、43)を前記低段側圧縮部(21)から吐出された後に前記高段側圧縮部(24)に向かう冷媒の冷却器として機能させ、前記熱源側第1熱交換器(44)を前記高段側圧縮部(24)から吐出された冷媒の冷却器として機能させ、前記熱源側第1熱交換器(44)から前記利用側熱交換器(12a、13a)に向かう冷媒を前記利用側膨張弁(12b、13b)によって減圧させ、前記利用側熱交換器(12a、13a)を冷媒の蒸発器として機能させる第2運転状態と、
の切り換えを前記運転状態切換部(25)における接続状態の切り換えにより実行し、
前記運転状態切換部(25)が前記第1運転状態に切り換えられている状態では、前記熱源側第2熱交換器(41、42、43)の出口を流れる冷媒が過熱度を有する状態になるようにしつつ、前記熱源側第1熱交換器(44)の出口を流れる冷媒が前記過熱度を有する状態と比較して過熱度が小さいかもしくは湿っている状態になるように、前記第1膨張機構(47)および前記第2膨張機構(48)における減圧程度を調節する制御部(7)と、
を備え、
前記第1運転状態では、前記熱源側第1熱交換器(44)を流れる冷媒は、前記熱源側送風部(45)の空気流れの上流側を通過した後に下流側を通過するように折り返して流れ、前記熱源側第2熱交換器(41、42、43)を流れる冷媒は、折り返されること無く流れる、
冷凍装置(1)。 - 前記制御部(7)は、前記運転状態切換部(25)が前記第1運転状態に切り換えられている状態では、前記熱源側第2熱交換器(41、42、43)の出口を流れる冷媒が過熱度を有する状態になるようにしつつ、前記熱源側第1熱交換器(44)の出口を流れる冷媒が前記過熱度を有する状態と比較して過熱度が小さいかもしくは湿っている状態になるように、前記第1膨張機構(47)および前記第2膨張機構(48)における減圧程度を調節する、
請求項1に記載の冷凍装置(1)。 - 前記熱源側第1熱交換器(44)は、前記熱源側送風部(45)によって供給される空気の流れ方向における上流側と下流側に冷媒流路を有しており、
前記第1運転状態における前記熱源側第1熱交換器(44)の冷媒出口近傍部分は、前記空気流れ方向における下流側に位置しており、
前記第2運転状態における前記熱源側第1熱交換器(44)の冷媒出口近傍部分は、前記空気流れ方向における上流側に位置している、
請求項2に記載の冷凍装置。 - 前記熱源側第1熱交換器(44)は、フィンと水平方向に並んだ複数の通路を有する扁平多穴管とを有しており、アルミニウムもしくはアルミニウム合金によって構成されている、
請求項3に記載の冷凍装置。 - 前記熱源側第2熱交換器(41、42、43)は、前記熱源側送風部(45)によって供給される空気の流れ方向における上流側と下流側に冷媒流路を有しており、
前記運転状態切換部(25)が前記第1運転状態と前記第2運転状態のいずれに切り換えられている状態であっても、前記熱源側第2熱交換器(41、42、43)の冷媒出口近傍部分の少なくとも一部が前記空気流れ方向における上流側に位置するように構成されている、
請求項2から4のいずれか1項に記載の冷凍装置。 - 前記低段側圧縮部(21)で圧縮された冷媒をさらに圧縮して前記高段側圧縮部(24)に送る中間圧縮部(22、23)と、
熱源側第3熱交換器(42、43)と、
をさらに備え、
前記制御部(7)は、
前記第1運転状態では、前記利用側熱交換器(12a、13a)を冷媒の冷却器として機能させ、前記熱源側第1熱交換器(44)を冷媒の蒸発器として機能させ、前記熱源側第2熱交換器(41)および前記熱源側第3熱交換器(42、43)を直列に接続された直列熱交換部(41、42、43)とさせつつ、前記直列熱交換部(41、42、43)を冷媒流れにおいて前記熱源側第1熱交換器(44)と並列に接続された冷媒の蒸発器として機能させ、前記利用側熱交換器(12a、13a)から前記直列熱交換部(41、42、43)に向かう冷媒を前記第1膨張機構(47)によって減圧させ、前記利用側熱交換器(12a、13a)から前記熱源側第1熱交換器(44)に向かう冷媒を前記第2膨張機構(48)によって減圧させ、
前記第2運転状態では、前記熱源側第2熱交換器(41)を前記低段側圧縮部(21)から吐出された後に前記中間圧縮部(22、23)に向かう冷媒の冷却器として機能させ、前記熱源側第3熱交換器(42、43)を前記中間圧縮部(22、23)から吐出された後に前記高段側圧縮部(24)に向かう冷媒の冷却器として機能させ、前記熱源側第1熱交換器(44)を前記高段側圧縮部(24)から吐出された冷媒の冷却器として機能させ、前記熱源側第1熱交換器(44)から前記利用側熱交換器(12a、13a)に向かう冷媒を前記利用側膨張弁(12b、13b)によって減圧させ、前記利用側熱交換器(12a、13a)を冷媒の蒸発器として機能させる、
請求項2から5のいずれか1項に記載の冷凍装置。 - 前記熱源側第1熱交換器(44)と前記利用側熱交換器(12a、13a)の間に設けられ、通過する冷媒を減圧させる第3膨張機構(70)と、
前記第3膨張機構(70)において減圧された冷媒を気相と液相に分離させるための容器である冷媒容器(81)と、
前記利用側熱交換器(12a、13a)と前記熱源側第1熱交換器(44)のうち冷媒の冷却器として機能している熱交換器を流れ出た冷媒であって前記第3膨張機構(70)を介して前記冷媒容器(81)に向かう冷媒と、前記利用側熱交換器(12a、13a)と前記熱源側第1熱交換器(44)のうち冷媒の蒸発器として機能している熱交換器を流れ出た冷媒であって前記低段側圧縮部(21)に向かう冷媒と、の間で熱交換を行わせる液ガス熱交換器(61)と、
少なくとも前記冷媒容器(81)のガス相部分から取り出された冷媒を含む冷媒を、前記蒸発器として機能している熱交換器を流れ出て前記液ガス熱交換器(61)に向かっている冷媒に合流させるためのバイパス回路(93)と、
前記冷媒容器(81)から前記液ガス熱交換器(61)に向かう冷媒を減圧させるバイパス膨張機構(82)と、
を備えた請求項1から6のいずれか1項に記載の冷凍装置。 - 前記制御部(7)は、前記運転状態切換部(25)が前記第1運転状態に切り換えられている状態において、前記液ガス熱交換器のうち前記蒸発器として機能している熱交換器を流れ出た冷媒が流入する部分の冷媒の過熱度を、前記第1膨張機構(47)と前記第2膨張機構(48)と前記バイパス膨張機構(82)における減圧程度を調節することで制御する、
請求項7に記載の冷凍装置。 - 前記制御部(7)は、前記運転状態切換部(25)が前記第1運転状態に切り換えられている状態における前記熱源側第1熱交換器(44)の出口の冷媒が所定の条件を満たす状態を維持するように前記第1膨張機構(47)を通過する冷媒量を減じることによって、前記液ガス熱交換器のうち前記蒸発器として機能している熱交換器を流れ出た冷媒が流入する部分の冷媒の過熱度を増大させる、
請求項8に記載の冷凍装置。
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