JP6149463B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真方式が採用される画像形成装置に関する。
画像形成装置として、複数のカートリッジを装置本体に対して着脱可能に備えるタンデム型のカラープリンタが知られている。
そのようなカラープリンタとして、例えば、複数のカートリッジを並べて支持するカートリッジトレイを、装置本体に対してスライド移動可能に保持するカラープリンタが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−165025号公報
本発明の目的は、新しい画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の画像形成装置は、装置本体と、上下方向と略直交する第1方向に延び、画像形成に用いられるプロセス体を有する複数のカートリッジと、複数のカートリッジを、上下方向および第1方向の両方と略直交する第2方向に沿って並ぶように支持し、かつ、装置本体内の内側位置と、装置本体外の外側位置との間を移動するように構成された支持部材と、を備え、支持部材は、第1側板と、第1方向において第1側板と間隔を隔てて位置する第2側板と、第1側板と第2側板とを連結するビーム部材とを備え、ビーム部材の数は、複数のカートリッジの数以下であるように構成されている。
本発明の画像形成装置では、新しい画像形成装置を提供できる。
本発明の画像形成装置の一実施形態であるプリンタを示す中央断面図である。 図1に示すプリンタの第1実施形態のドロワユニットであって、フロントビーム、センタービームおよびリアビームを備えるドロワユニットを示す平面図である。 図1に示すプリンタの第2実施形態のドロワユニットであって、フロント中間ビームおよびリア中間ビームを備えるドロワユニットを示す平面図である。 図1に示すプリンタの第3実施形態のドロワユニットであって、4個のビーム板を備えるドロワユニットを示す平面図であり、 図4Aは、フロント中間ビーム、センタービーム、リア中間ビームおよびリアビームを備えるドロワユニットを示す平面図であり、 図4Bは、フロントビーム、フロント中間ビーム、センタービームおよびリア中間ビームを備えるドロワユニットを示す平面図であり、 図4Cは、フロントビーム、フロント中間ビーム、リア中間ビームおよびリアビームを備えるドロワユニットを示す平面図である。 図1に示すプリンタの第4実施形態のドロワユニットであって、3個以下のビーム板を備えるドロワユニットを示す平面図であり、 図5Aは、フロント中間ビーム、センタービームおよびリア中間ビームの3個のビーム板を備えるドロワユニットを示す平面図であり、 図5Bは、フロント中間ビーム、リア中間ビームおよびリアビームの3個のビーム板を備えるドロワユニットを示す平面図であり、 図5Cは、フロントビーム、センタービームおよびリア中間ビームの3個のビーム板を備えるドロワユニットを示す平面図であり、 図5Dは、フロントビームおよびリアビームの2個のビーム板を備えるドロワユニットを示す平面図であり、 図5Eは、センタービームおよびリアビームの2個のビーム板を備えるドロワユニットを示す平面図であり、 図5Fは、センタービームの1個のビーム板を備えるドロワユニットを示す平面図であり、 図5Gは、リアービームの1個のビーム板を備えるドロワユニットを示す平面図である。 図1に示すプリンタの第5実施形態のドロワユニットであって、3個のプロセスカートリッジを備えるドロワユニットを示す平面図である。 図1に示すプリンタの第6実施形態のドロワユニットであって、棒鋼部材を備えるドロワユニットを示し、図7Aは、ドロワユニットの斜視図であり、図7Bは、棒鋼部材の正面図である。 図1に示すプリンタの第7実施形態のドロワユニットであって、線材部材を備えるドロワユニットの斜視図を示す。 図1に示すプリンタの第8実施形態のドロワユニットであって、左側板および右側板とビーム板とがねじにより固定されているドロワユニットの平面図を示す。
1.プリンタの全体構成
図1に示すように、画像形成装置の一例としてのプリンタ1は、横置きタイプのダイレクトタンデム型カラーレーザプリンタである。プリンタ1は、装置本体の一例としての本体ケーシング2内に、用紙Pを給紙するための給紙部3と、給紙された用紙Pに画像を形成するための画像形成部4と、画像が形成された用紙Pを排紙するための排紙部5とを備えている。
なお、以下の説明において、プリンタ1の方向に言及するときには、プリンタ1を水平に載置した状態を上下の基準とする。すなわち、図1の紙面上方が上方であり、紙面下方が下方である。また、図1の紙面右方が前方であり、図1の紙面左方が後方である。また、プリンタ1を前方から見たときを左右の基準とする。すなわち、図1の紙面手前が左方であり、紙面奥が右方である。なお、左右方向は第1方向の一例であり、前後方向は第2方向の一例である。また、左方は第1方向の一方の一例であり、右方は第1方向の他方の一例である。また、前方は第2方向の一方の一例であり、後方は第2方向の他方の一例である。
(1)本体ケーシング
本体ケーシング2は、給紙部3および画像形成部4を収容する側面視略矩形状のボックス形状を有している。本体ケーシング2は、本体開口部6を有する前壁と、フロントカバー7とを備えている。フロントカバー7は、その下端部を支点として、本体開口部6を閉鎖する実線で示す閉鎖位置と、本体開口部6を開放する仮想線で示す開放位置とに揺動可能である。
(2)給紙部
給紙部3は、用紙Pを収容する給紙トレイ8と、給紙ガイド9と、1対のレジストローラ10とを備えている。給紙トレイ8は、本体ケーシング2内の底部に着脱自在に装着されている。
給紙トレイ8に収容されている用紙Pは、1枚ごとに捌かれ、給紙ガイド9にガイドされて、両レジストローラ10間に向けて上方へ向かうに従って、後方へUターンするように給紙され、所定のタイミングで、画像形成部4における後述する感光ドラム18と、後述する搬送ベルト25との間に向けて搬送される。
(3)画像形成部
画像形成部4は、スキャナユニット11と、ドロワユニット12と、転写ユニット13と、定着ユニット14とを備えている。
(3−1)スキャナユニット
スキャナユニット11は、本体ケーシング2内の上部に位置している。スキャナユニット11は、複数、すなわち4個の感光ドラム18のそれぞれに向けて、画像データに基づいて、レーザビームをそれぞれ出射し、感光ドラム18を露光する。
(3−2)ドロワユニット
ドロワユニット12は、本体ケーシング2内の上下方向略中央であって、スキャナユニット11の下方に位置している。ドロワユニット12は、各色に対応して複数、すなわち4個のカートリッジの一例としてのプロセスカートリッジ17を備えている。
ドロワユニット12は、前後方向に沿って、本体ケーシング2の内方に位置する実線で示す内側位置と、本体ケーシング2の外方に位置する仮想線で示す外側位置との間を移動可能である。
複数のプロセスカートリッジ17のそれぞれは、前後方向に互いに間隔を隔てて並ぶようにドロワユニット12に装着可能および離脱可能に収容されている。たとえば、複数のプロセスカートリッジ17は、前方から後方に向けて、ブラックプロセスカートリッジ17K、イエロープロセスカートリッジ17Y、マゼンタプロセスカートリッジ17M、シアンプロセスカートリッジ17Cを備えている。
複数のプロセスカートリッジ17のそれぞれは、感光ドラム18と、帯電ローラ19と、現像ローラ20と、供給ローラ21と、層厚規制ブレード22とを備えている。感光ドラム18と、帯電ローラ19と、現像ローラ20と、供給ローラ21と、層厚規制ブレード22とは、プロセス体の一例である。
感光ドラム18は、左右方向に延びる略円筒形状を有しており、プロセスカートリッジ17内の下端部において、その一部がプロセスカートリッジ17から下方に露出するように回転可能に支持されている。
帯電ローラ19は、左右方向に延びる略円柱形状を有しており、感光ドラム18の後上方部分に接触するように、プロセスカートリッジ17に回転可能に支持されている。
現像ローラ20は、左右方向に延びる略円柱形状を有しており、感光ドラム18の上方部分に接触するように、プロセスカートリッジ17に回転可能に支持されている。
供給ローラ21は、左右方向に延びる略円柱形状を有しており、現像ローラ20の上方部分に接触するように、プロセスカートリッジ17に回転可能に支持されている。
層厚規制ブレード22は、現像ローラ20の後方部分に接触するように、プロセスカートリッジ17に支持されている。
また、複数のプロセスカートリッジ17のそれぞれは、その内部に各色に対応するトナーを収容している。
プロセスカートリッジ17内のトナーは、供給ローラ21に供給され、さらに、現像ローラ20に供給され、供給ローラ21と現像ローラ20との間で正極性に摩耗帯電される。
現像ローラ20に供給されたトナーは、現像ローラ20の回転に伴って、層厚規制ブレード22によって厚さが規制され、一定厚さの薄層として現像ローラ20の表面に担持される。
一方、感光ドラム18の表面は、感光ドラム18の回転に伴って、帯電ローラ19により一様に正帯電された後、スキャナユニット11からのレーザビームの高速走査により露光される。これにより、用紙Pに形成すべき画像に対応した静電潜像が感光ドラム18の表面に形成される。
現像ローラ20の表面に担持され、かつ、正帯電されているトナーは、感光ドラム18がさらに回転すると、感光ドラム18の表面に形成されている静電潜像に供給される。これにより、感光ドラム18の表面には、反転現像によるトナー像が担持される。
(3−3)転写ユニット
転写ユニット13は、本体ケーシング2内において、給紙部3の上方であって、ドロワユニット12の下方において、前後方向に沿って位置している。この転写ユニット13は、前後方向に間隔を隔てて並ぶように位置する駆動ローラ23および従動ローラ24と、駆動ローラ23および従動ローラ24の間に掛け渡されている搬送ベルト25と、複数の感光ドラム18のそれぞれとともに搬送ベルト25の上方部分を挟むように位置する複数、すなわち4個の転写ローラ26とを備えている。
そして、給紙部3から排紙された用紙Pは、搬送ベルト25によって、前方から後方に向かって、感光ドラム18のそれぞれと転写ローラ26のそれぞれとの間の転写位置を順次通過するように搬送される。各感光ドラム18に担持されている各色のトナー像は、用紙Pの搬送中に、用紙Pに順次転写される。
(3−4)定着ユニット
定着ユニット14は、転写ユニット13の後方に位置し、加熱ローラ27と、加熱ローラ27の後下方に並ぶように位置する加圧ローラ28とを備えている。転写ユニット13において、用紙Pに転写されたトナー像は、用紙Pが加熱ローラ27と加圧ローラ28との間を通過する間に、加熱および加圧されることによって用紙Pに熱定着される。
(4)排紙部
排紙部5は、排紙ガイド29と、排紙口30と、1対の排紙ローラ31と、排紙トレイ32とを備えている。
定着ユニット14においてトナー像が熱定着された用紙Pは、排紙ガイド29にガイドされて、上方に向かうに従って前方にUターンするように搬送され、一対の排紙ローラ31間を通過して、排紙口30から排紙トレイ32上に排紙される。
2.第1実施形態のドロワユニット
ドロワユニット12は、支持部材の一例としてのドロワフレーム40と、上述した複数、すなわち4個のプロセスカートリッジ17とを備えている。
(1)ドロワフレーム
ドロワフレーム40は、複数のプロセスカートリッジ17を前後方向に沿って並ぶように支持可能に構成されている。また、ドロワフレーム40は、本体ケーシング2に対して前後方向に沿ってスライド移動可能に構成されている。ドロワフレーム40は、複数のプロセスカートリッジ17を支持した状態でスライド移動することで、上述したように、ドロワユニット12が本体ケーシング2に対して装着されている内側位置と、ドロワユニット12が本体ケーシング2に対して離脱する外側位置との間を移動可能に構成されている。
図2に示すように、ドロワフレーム40は、左端部に位置し、かつ、前後方向に延びる第1側板の一例としての左側板41と、右端部に位置し、左側板41と左右方向に間隔を隔てて並ぶように位置する第2側板の一例としての右側板42と、左右方向に延び、左側板41と右側板42とを連結する複数、すなわち3個のビーム部材の一例としてのビーム板43とを備えている。
左側板41は、側面視略矩形状の平板であり、かつ、図示しないが、その下端部が右方へ屈曲する正面視略L字形状を有している。また、左側板41は、右側面から右方に向かって左側板41および右側板42の間の途中位置まで突出する、複数、すなわち、2個の突起の一例としての左突出板71を備えている。複数の左突出板71のそれぞれは、正面視略矩形状の平板であり、その右端部は、左側板41と右側板42との間の中央位置よりも左方に位置している。また、複数の左突出板71は、左前中間突出板71aおよび左後中間突出板71bを備えている。
左前中間突出板71aは、左側板41の前端部と中央部との間の前中間位置において右方に向かって突出する形状を有している。
左後中間突出板71bは、左側板41の後端部と中央部との間の後中間位置において右方に向かって突出する形状を有している。
右側板42は、側面視略矩形状の平板であり、かつ、図示しないが、その下端部が左方へ屈曲する正面視略L字形状を有している。また、右側板42は、左側面から左方に向かって右側板42および左側板41の間の途中位置まで突出する、複数、すなわち、2個の突起の一例としての右突出板72を備えている。複数の右突出板72のそれぞれは、正面視略矩形状の平板であり、その左端部は、右側板42と左側板41との間の中央位置よりも右方に位置している。また、複数の右突出板72は、右前中間突出板72aおよび右後中間突出板72bを備えている。
右前中間突出板72aは、右側板42の前端部と中央部との間の前中間位置において左方に向かって突出する形状を有している。
右後中間突出板72bは、右側板42の後端部と中央部との間の後中間位置において左方に向かって突出する形状を有している。
左前中間突出板71aと右前中間突出板71aとは、左右方向に投影したときに重なっており、また、左後中間突出板71bと右後中間突出板72bとは、左右方向に投影したときに重なっている。
左側板41および右側板42は、ともに同じ材質の樹脂(たとえば、ABS)からなり、同じ線膨張係数を有している。左側板41および右側板42の線膨張係数は、たとえば、80×10−6/℃である。
複数のビーム板43は、フロントビーム43aと、リアビーム43bと、センタービーム43cとを備えている。複数のビーム板43は、ともに同じ材質の樹脂からなり、同じ線膨張係数を有している。また、複数のビーム板43は、左側板41および右側板42と同じ材質の樹脂からなり、同じ線膨張係数を有している。
フロントビーム43aは、左右方向に延びる正面視略矩形状の平板からなり、左側板41の前端部および右側板42の前端部の間を連結している。フロントビーム43aは、左右方向中央において、前方に突出する把持部46を備えている。
リアビーム43bは、左右方向に延びる正面視略矩形状を有し、かつ、前後方向においてフロントビーム43aよりも厚い厚みを有しており、左側板41の後端部および右側板42の後端部の間を連結している。
センタービーム43cは、左右方向に延びる正面視略矩形状の平板からなり、左側板41の中央部および右側板42の中央部の間を連結し、かつ、フロントビーム43aとリアビーム43bとの間の中央に位置している。
左側板41と、右側板42と、複数のビーム板43と、複数の左突出板71と、複数の右突出板72とは、複数のカートリッジ収容空間75を画定している。
具体的には、フロントビーム43aと、左前中間突出板71aおよび右前中間突出板72aと、それらの間の左側板41および右側板42とは、左右方向に延び、最も前方の第1カートリッジ収容空間75aを画定している。
また、センタービーム43cと、左前中間突出板71aおよび右前中間突出板72aと、それらの間の左側板41および右側板42とは、左右方向に延び、前方から後方に向かって2番目の第2カートリッジ収容空間75bを画定している。
また、センタービーム43cと、左後中間突出板71bおよび右後中間突出板72bと、それらの間の左側板41および右側板42とは、左右方向に延び、後方から前方に向かって2番目の第3カートリッジ収容空間75cを画定している。
また、リアビーム43bと、左後中間突出板71bおよび右後中間突出板72bと、それらの間の左側板41および右側板42とは、左右方向に延び、最も後方の第4カートリッジ収容空間75dを画定している。
(2)プロセスカートリッジ
複数のプロセスカートリッジ17のそれぞれは、カートリッジフレーム60を備えている。
カートリッジフレーム60は、図1に示すように、左右方向に延び、下方が開放された略ボックス形状を有しており、感光ドラム18と、帯電ローラ19と、現像ローラ20と、供給ローラ21と、層厚規制ブレード22とを支持している。
カートリッジフレーム60は、前端部に位置し、左右方向に沿って延びる第1側面の一例としての前側面61と、後端部に位置し、左右方向に沿って延びる第2側面の一例としての後側面62とを備えている。
複数のカートリッジ収容空間75のそれぞれが、複数のプロセスカートリッジ17のそれぞれを収容すると、左側板41の下端部および右側板42の下端部がカートリッジフレーム60を支持する。これによって、プロセスカートリッジ17がドロワフレーム40に支持される。
そして、第1カートリッジ収容空間75aが、ブラックプロセスカートリッジ17Kを収容すると、フロントビーム43aは、前後方向においてブラックプロセスカートリッジ17Kのカートリッジフレーム60aの前側面61aの前方に間隔を空けて位置する。左前中間突出板71aおよび右前中間突出板72aは、前後方向においてブラックプロセスカートリッジ17Kのカートリッジフレーム60aの後側面62aの後方に間隔を空けて位置する。
なお、第1カートリッジ収容空間75aに対してブラックプロセスカートリッジ17Kが装着または離脱されるときは、ブラックプロセスカートリッジ17Kの後側面62aが左前中間突出板71aおよび右前中間突出板72aによって案内される。
また、第2カートリッジ収容空間75bが、イエロープロセスカートリッジ17Yを収容すると、センタービーム43cは、前後方向においてイエロープロセスカートリッジ17Yのカートリッジフレーム60bの後側面62bの後方に間隔を空けて位置する。左前中間突出板71aおよび右前中間突出板72aは、前後方向においてイエロープロセスカートリッジ17Yのカートリッジフレーム60bの前側面61bの前方に間隔を空けて位置する。
なお、第2カートリッジ収容空間75bに対してイエロープロセスカートリッジ17Yが装着または離脱されるときは、イエロープロセスカートリッジ17Yの前側面61bが左前中間突出板71aおよび右前中間突出板72aによって案内される。
また、第3カートリッジ収容空間75cが、マゼンタプロセスカートリッジ17Mを収容すると、センタービーム43cは、前後方向においてマゼンタプロセスカートリッジ17Mのカートリッジフレーム60cの前側面61cの前方に間隔を空けて位置する。左後中間突出板71bおよび右後中間突出板72bは、前後方向においてマゼンタプロセスカートリッジ17Mのカートリッジフレーム60cの後側面62cの後方に間隔を空けて位置する。
なお、第3カートリッジ収容空間75cに対してマゼンタプロセスカートリッジ17Mが装着または離脱されるときは、マゼンタプロセスカートリッジ17Mの後側面62cが左後中間突出板71bおよび右後中間突出板72bによって案内される。
また、第4カートリッジ収容空間75dが、シアンプロセスカートリッジ17Cを収容すると、リアビーム43bは、前後方向においてシアンプロセスカートリッジ17Cのカートリッジフレーム60dの後側面62dの後方に間隔を空けて位置する。左後中間突出板71bおよび右後中間突出板72bは、前後方向においてシアンプロセスカートリッジ17Cのカートリッジフレーム60dの前側面61dの前方に間隔を空けて位置する。
なお、第4カートリッジ収容空間75dに対してシアンプロセスカートリッジ17Cが装着または離脱されるときは、シアンプロセスカートリッジ17Cの前側面61dが左後中間突出板71bおよび右後中間突出板72bによって案内される。
複数のカートリッジ収容空間75のそれぞれに、複数のプロセスカートリッジ17のそれぞれを収容した状態においては、複数のビーム板43の数は、複数のプロセスカートリッジ17の数以下であり、具体的には、ビーム板43の数は3個であり、プロセスカートリッジ17の数は4個である。
また、第1カートリッジ収容空間75aに着目すると、ブラックプロセスカートリッジ17Kに対して、フロントビーム43aがブラックプロセスカートリッジ17Kの前側面61aと対向して位置し、その他のビーム板43はブラックプロセスカートリッジ17Kの後側面62aとは対向して位置していない。
また、第2カートリッジ収容空間75bに着目すると、イエロープロセスカートリッジ17Yに対して、センタービーム43cがイエロープロセスカートリッジ17Yの後側面62bと対向して位置し、その他のビーム板43はイエロープロセスカートリッジ17Yの前側面61bとは対向して位置していない。
第3カートリッジ収容空間75cに着目すると、マゼンタプロセスカートリッジ17Mに対して、センタービーム43cがマゼンタプロセスカートリッジ17Mの前側面61cと対向して位置し、その他のビーム板43はマゼンタプロセスカートリッジ17Mの後側面62cとは対向して位置していない。
第4カートリッジ収容空間75dに着目すると、シアンプロセスカートリッジ17Cに対して、リアビーム43bがシアンプロセスカートリッジ17Cの後側面62dと対向して位置し、その他のビーム板43はシアンプロセスカートリッジ17Cの前側面61dとは対向して位置していない。
また、フロントビーム43aは、最も前方に位置するブラックプロセスカートリッジ17Kの前側面61aと対向して位置し、リアビーム43bは、最も後方に位置するシアンプロセスカートリッジ17Cの後側面62dと対向して位置する。
また、センタービーム43cは、最も前方に位置するブラックプロセスカートリッジ17Kと隣接するイエロープロセスカートリッジ17Yの後側面62bと対向して位置し、かつ、最も後方に位置するシアンプロセスカートリッジ17Cと隣接するマゼンタプロセスカートリッジ17Mの前側面61cと対向して位置する。
(3)第1実施形態のドロワユニットの作用効果
1)このプリンタ1およびドロワユニット12によれば、前後方向において複数のプロセスカートリッジ17のそれぞれの前側面61および後側面62の両方にビーム板43が位置している場合に比べて、ビーム板43の数を少なくすることができる。そのため、部品点数の低減を図ることができ、コストの低減化を図ることができる。
さらに、複数のビーム板43のそれぞれが、複数のプロセスカートリッジ17のそれぞれの前側面61または後側面62と間隔を空けて位置している。そのため、ドロワフレーム40が適度に変形可能となる。
その結果、ドロワフレーム40は、外側位置において、撓みや捩れが比較的許容される柔構造を採ることができる一方、内側位置において、本体ケーシング2に対応して、撓みや捩れが比較的規制される剛構造を採ることができる。
よって、ドロワフレーム40が内側位置に位置しているときには、プロセスカートリッジ17に備えられている感光ドラム18と、帯電ローラ19と、現像ローラ20と、供給ローラ21と、層厚規制ブレード22とを、本体ケーシング2に対して精度よく位置決めすることができる。その結果、プリンタ1は、画像品質の向上を図ることができる。
2)また、このプリンタ1およびドロワユニット12によれば、複数のプロセスカートリッジ17のうちの1つのプロセスカートリッジ17に着目すると、そのプロセスカートリッジ17の前側面61または後側面62と対向していずれかのビーム板43が位置しているため、ドロワフレーム40の剛性を確保することができる。
3)また、このプリンタ1およびドロワユニット12によれば、フロントビーム43aは、前後方向の最も前方に位置するブラックプロセスカートリッジ17Kの前側面61と対向し、リアビーム43bは、前後方向の最も後方に位置するシアンプロセスカートリッジ17Cの後側面62と対向する。
そのため、ドロワフレーム40の剛性を確保することができる。
さらに、ブラックプロセスカートリッジ17Kの前側面61と、シアンプロセスカートリッジ17Cの後側面62とが、それぞれフロントビーム43aおよびリアビーム43bによって保護される。よって、プロセスカートリッジ17の損傷を抑制することができる。
4)また、このプリンタ1およびドロワユニット12によれば、センタービーム43cは、最も前方に位置するブラックプロセスカートリッジ17Kと隣接するイエロープロセスカートリッジ17Yの後側面62bと対向して位置し、かつ、最も後方に位置するシアンプロセスカートリッジ17Cと隣接するマゼンタプロセスカートリッジ17Mの前側面61cと対向して位置する。つまり、センタービーム43cは、ドロワフレーム40の前後方向中央であって、イエロープロセスカートリッジ17Yとマゼンタプロセスカートリッジ17Mとの間に位置する。そのため、ドロワフレーム40の剛性を確保することができる。
5)また、このプリンタ1およびドロワユニット12によれば、プロセスカートリッジ17がドロワフレーム40に支持されるときに、ビーム板43がなくても、左突出板71および右突出板72によって、プロセスカートリッジ17を適正位置にガイドすることができる。
また、ドロワフレーム40に支持されたプロセスカートリッジ17が前後方向にがたつくことを、左突出板71および右突出板72によって抑制することができる。
6)また、このプリンタ1およびドロワユニット12によれば、フロントビーム43aと、リアビーム43bと、センタービーム43cとは、同じ線膨張係数を有している。そのため、温度の変化に応じてほぼ同じ割合で長さが膨張又は収縮するため、温度の変化により発生する歪みを抑制することができる。その結果、ドロワフレーム40の変形を抑制することができる。
7)また、このプリンタ1およびドロワユニット12によれば、フロントビーム43aと、リアビーム43bと、センタービーム43cとは、同じ材質の樹脂からなる。そのため、フロントビーム43aと、リアビーム43bと、センタービーム43cとの剛性の均一化を図ることができ、ドロワフレーム40の剛性を高めることができる。
8)また、このプリンタ1およびドロワユニット12によれば、左側板41と右側板42とは、同じ線膨張係数を有している。そのため、温度の変化に応じてほぼ同じ割合で長さが変化するため、温度の変化により発生する歪みを抑制することができる。
9)また、このプリンタ1およびドロワユニット12によれば、左側板41と右側板42とは、同じ材質の樹脂からなる。そのため、左側板41と右側板42との剛性の均一化を図ることができ、ドロワフレーム40の剛性を高めることができる。
10)また、このプリンタ1およびドロワユニット12によれば、左側板41および右側板42と、フロントビーム43a、リアビーム43bおよびセンタービーム43cとは、同じ線膨張係数を有している。そのため、温度の変化に応じてほぼ同じ割合で長さが変化するため、温度の変化により発生する歪みを抑制することができ、また、左側板41および右側板42と、フロントビーム43a、リアビーム43bおよびセンタービーム43cとの間に発生する膨張または収縮を小さくすることができる。その結果、フロントビーム43a、リアビーム43bおよびセンタービーム43cに対する左側板41および右側板42のがたつきを抑制することができる。
3.第2実施形態のドロワユニット
以下に、第2実施形態のドロワユニット12について説明する。なお、図3以降の各図面において、既に説明した部材に関しては、同一の参照符号を付し、その説明を省略する。
第1実施形態のドロワユニット12では、ドロワフレーム40は、左側板41および右側板42と、フロントビーム43a、リアビーム43bおよびセンタービーム43cとを備えている。
対して、第2実施形態のドロワユニット12では、ドロワフレーム40は、左側板41および右側板42と、フロント中間ビーム43dおよびリア中間ビーム43eとを備えている。
左側板41は、左突出板71として、左前端突出板71c、左中央突出板71dおよび左後端突出板71eを備えている。左前端突出板71cは、左側板41の前端部において右方に向かって突出する形状を有している。左中央突出板71dは、左側板41の中央部において右方に向かって突出する形状を有している。左後端突出板71eは、左側板41の後端部において右方に向かって突出する形状を有している。なお、左後端突出板71eは、左前端突出板71cの厚みよりも厚い形状を有している。
右側板42は、右突出板72として、右前端突出板72c、右中央突出板72dおよび右後端突出板72eを備えている。右前端突出板72cは、右側板42の前端部において左方に向かって突出する形状を有している。右中央突出板72dは、右側板42の中央部において左方に向かって突出する形状を有している。右後端突出板72eは、右側板42の後端部において左方に向かって突出する形状を有している。なお、右後端突出板72eは、右前端突出板72cの厚みよりも厚い形状を有している。
左前端突出板71cと右前端突出板72cとは、左右方向に投影したときに重なっており、また、左中央突出板71dと右中央突出板72dとは、左右方向に投影したときに重なっており、左後端突出板71eと右後端突出板72eとは、左右方向に投影したときに重なっている。
フロント中間ビーム43dは、左右方向に延びる正面視略矩形状の平板からなり、左側板41および右側板42における前端部と中央部との間の前中間位置の間を連結している。
リア中間ビーム43eは、左右方向に延びる正面視略矩形状の平板からなり、左側板41および右側板42における後端部と中央部との間の後中間位置の間を連結している。
フロント中間ビーム43dと、左前端突出板71cおよび右前端突出板72cと、それらの間の左側板41および右側板42とは、左右方向に延び、最も前方の第1カートリッジ収容空間75aを画定している。第1カートリッジ収容空間75aには、ブラックプロセスカートリッジ17Kが収容されている。ブラックプロセスカートリッジ17Kは、その前側面61aに、左右方向中央において、前方に突出する把持部86を備えている。
フロント中間ビーム43dと、左中央突出板71dおよび右中央突出板72dと、それらの間の左側板41および右側板42とは、左右方向に延び、前方から後方に向かって2番目の第2カートリッジ収容空間75bを画定している。第2カートリッジ収容空間75bには、イエロープロセスカートリッジ17Yが収容されている。
リア中間ビーム43eと、左中央突出板71dおよび右中央突出板72dと、それらの間の左側板41および右側板42とは、左右方向に延び、後方から前方に向かって2番目の第3カートリッジ収容空間75cを画定している。第3カートリッジ収容空間75cには、マゼンタプロセスカートリッジ17Mが収容されている。
リア中間ビーム43eと、左後端突出板71eおよび右後端突出板72eと、それらの間の左側板41および右側板42とは、左右方向に延び、最も後方の第4カートリッジ収容空間75dを画定している。第4カートリッジ収容空間75dには、シアンプロセスカートリッジ17Cが収容されている。
第1カートリッジ収容空間75aに着目すると、ブラックプロセスカートリッジ17Kに対して、フロント中間ビーム43dがブラックプロセスカートリッジ17Kの後側面62aと対向して位置し、その他のビーム板43はブラックプロセスカートリッジ17Kの前側面61aとは対向して位置していない。
また、第2カートリッジ収容空間75bに着目すると、イエロープロセスカートリッジ17Yに対して、フロント中間ビーム43dがイエロープロセスカートリッジ17Yの前側面61bと対向して位置し、その他のビーム板43はイエロープロセスカートリッジ17Yの後側面62bとは対向して位置していない。
第3カートリッジ収容空間75cに着目すると、マゼンタプロセスカートリッジ17Mに対して、リア中間ビーム43eがマゼンタプロセスカートリッジ17Mの後側面62cと対向して位置し、その他のビーム板43はマゼンタプロセスカートリッジ17Mの前側面61cとは対向して位置していない。
第4カートリッジ収容空間75dに着目すると、シアンプロセスカートリッジ17Cに対して、リア中間ビーム43eがシアンプロセスカートリッジ17Cの前側面61dと対向して位置し、その他のビーム板43はシアンプロセスカートリッジ17Cの後側面62dとは対向して位置していない。
第2実施形態のドロワユニット12によれば、複数のプロセスカートリッジ17のうちの1つのプロセスカートリッジ17に着目すると、そのプロセスカートリッジ17の前側面61または後側面62と対向していずれかのビーム板43が位置しているため、ドロワフレーム40の剛性を確保することができる。さらに、ブラックプロセスカートリッジ17Kの把持部86が把持されることにより、ドロワフレーム40およびプロセスカートリッジ17を、本体ケーシング2内の内側位置と本体装置外の外側位置との間を確実に移動させることができる。
4.第3実施形態のドロワユニット
上記の実施形態のドロワユニット12では、ドロワフレーム40は、3個のビーム板43を備えている。
しかし、ビーム板43の数は、プロセスカートリッジ17の数以下であれば、特に制限されず、図4に示すように、ドロワフレーム40は、4個のビーム板43を備えていてもよい。
図4Aに示すドロワフレーム40では、フロント中間ビーム43d、センタービーム43c、リア中間ビーム43eおよびリアビーム43bが、左側板41および右側板42の間を連結している。
なお、図4Aに示すドロワフレーム40では、左側板41は左前端突出板71cを有し、右側板42は右前端突出板72cを有している。
図4Bに示すドロワフレーム40では、フロントビーム43a、フロント中間ビーム43d、センタービーム43cおよびリア中間ビーム43eが、左側板41および右側板42の間を連結している。
なお、図4Bに示すドロワフレーム40では、左側板41は左後端突出板71eを有し、右側板42は右後端突出板72eを有している。
図4Cに示すドロワフレーム40では、フロントビーム43a、フロント中間ビーム43d、リア中間ビーム43eおよびリアビーム43bが、左側板41および右側板42の間を連結している。
なお、図4Cに示すドロワフレーム40では、左側板41は左中央突出板71dを有し、右側板42は右中央突出板72dを有している。
5.第4実施形態のドロワユニット
さらに、図5に示すように、ドロワフレーム40は、3個以下のビーム板43を備えていてもよい。
図5Aに示すドロワフレーム40では、3個のビーム板43、すなわち、フロント中間ビーム43d、センタービーム43cおよびリア中間ビーム43eが、左側板41および右側板42の間を連結している。
なお、図5Aに示すドロワフレーム40では、左側板41は、左前端突出板71cおよび左後端突出板71eを有し、右側板41は、右前端突出板72cおよび右後端突出板72eを有している。
図5Bに示すドロワフレーム40では、3個のビーム板43、すなわち、フロント中間ビーム43d、リア中間ビーム43eおよびリアビーム43bが、左側板41および右側板42の間を連結している。
なお、図5Bに示すドロワフレーム40では、左側板41は、左前端突出板71cおよび左中央突出板71dを有し、右側板41は、右前端突出板72cおよび右中央突出板72dを有している。
図5Cに示すドロワフレーム40では、3個のビーム板43、すなわち、フロントビーム43a、センタービーム43cおよびリア中間ビーム43eが、左側板41および右側板42の間を連結している。
なお、図5Cに示すドロワフレーム40では、左側板41は、左前中間突出板71aおよび左後端突出板71eを有し、右側板41は、右前中間突出板72aおよび右後端突出板72eを有している。
図5Dに示すドロワフレーム40では、2個のビーム板43、すなわち、フロントビーム43aおよびリアビーム43bが、左側板41および右側板42の間を連結している。
なお、図5Dに示すドロワフレーム40では、左側板41は、左前中間突出板71a、左中央突出板71dおよび左後中間突出板71bを有し、右側板41は、右前中間突出板72a、右中央突出板72dおよび右後中間突出板72bを有している。
図5Eに示すドロワフレーム40では、2個のビーム板43、すなわち、センタービーム43cおよびリアビーム43bが、左側板41および右側板42の間を連結している。
なお、図5Eに示すドロワフレーム40では、左側板41は、左前端突出板71c、左前中間突出板71aおよび左後中間突出板71bを有し、右側板41は、右前端突出板72c、右前中間突出板72aおよび右後中間突出板72bを有している。
図5Fに示すドロワフレーム40では、1個のビーム板43、すなわち、センタービーム43cが、左側板41および右側板42の間を連結している。
なお、図5Fに示すドロワフレーム40では、左側板41は、左前端突出板71c、左前中間突出板71a、左後中間突出板71bおよび左後端突出板71eを有し、右側板41は、右前端突出板72c、右前中間突出板72a、右後中間突出板72bおよび右後端突出板72eを有している。
図5Gに示すドロワフレーム40では、1個のビーム板43、すなわち、リアビーム43bが、左側板41および右側板42の間を連結している。
なお、図5Gに示すドロワフレーム40では、左側板41は、左前端突出板71c、左前中間突出板71a、左中央突出板71dおよび左後中間突出板71bを有し、右側板41は、右前端突出板72c、右前中間突出板72a、右中央突出板72dおよび右後中間突出板72bを有している。
6.第5実施形態のドロワユニット
上記の実施形態のドロワユニット12は、4個のプロセスカートリッジ17を備えたが、プロセスカートリッジ17の数は、特に制限されず、図6に示すように、ドロワユニット12は、3個のプロセスカートリッジ17を備えていてもよい。
図6において、ドロワフレーム12は、左側板41および右側板42と、フロントビーム43aおよび中間ビーム43fとを備えている。
左側板41は、左中間突出板71fと、左後端突出板71eとを有している。左中間突出板71fは、左側板41の前端部から後方に向かって略1/3の中間位置において、右方に向かって突出する形状を有している。
右側板41は、右中間突出板72fと、左後端突出板71eとを有している。右中間突出板71fは、右側板42の前端部から後方に向かって略1/3の中間位置において、左方に向かって突出する形状を有している。
中間ビーム43fは、左側板41の前端部から後方に向かって略1/2の中間位置と、右側板42の前端部から後方に向かって略1/2の中間位置との間を連結している。
7.第6実施形態のドロワユニット
図7Aに示すように、第6実施形態のドロワユニット12は、図5Dに示すドロワフレーム40を備えており、そのドロワフレーム40が、さらに規制部材の一例としての棒鋼部材97を備えている。
すなわち、ドロワフレーム40では、フロントビーム43aおよびリアビーム43bが、左側板41および右側板42を連結している。左側板41は、左前中間突出板71bと、左中央突出板71dと、左後中間突出板71bと備えており、右側板42は、右前中間突出板71bと、右中央突出板72dと、右後中間突出板72bと備えている。
そして、左中央突出板71dおよび右中央突出板72dのそれぞれは、係合溝110を有している。係合溝110は、左中央突出板71dの上端面および右中央突出板72dの上端面から下方に向かって穿孔されている。
棒鋼部材97は、図7Bに示すように、左右方向に延びる棒鋼からなり、ビーム板43よりも細い形状を有している。棒鋼部材97は、より具体的には、略U字形状を有しており、本体部97aと、左係合部97bと、右係合部97cとを備えている。
本体部97aは、丸棒形状を有しており、左右方向において、左中央突出板71dと右中央突出板72dとにわたる長さを有している。
左係合部97bは、本体部97aの左端部から連続して下方に屈曲する丸棒形状を有している。右係合部97cは、本体部97aの右端部から連続して下方に屈曲する丸棒形状を有している。
そして、図7Aに示すように、左係合部97bが左中央突出板71dの係合溝110に係合し、右係合部97cが右中央突出板72dの係合溝110に係合する。
これによって、ドロワフレーム40では、センタービーム43cがなくても、左右方向における左側板41と右側板42の間の距離が、センタービーム43cによって連結される左右方向における左側板41と右側板42の間の距離よりも長くなることを、棒鋼部材97が規制する。
第6実施形態のドロワユニット12によれば、棒鋼部材97により左側板41と右側板42の間の距離が長くなることが抑制されるため、左側板41と右側板42の間の距離を適正に保つことができる。
その結果、ドロワフレーム40が複数のプロセスカートリッジ17を支持した状態において、左側板41および右側板42と、複数のプロセスカートリッジ17のそれぞれとの距離が適正に保たれ、左側板41および右側板42に対する複数のプロセスカートリッジ17のがたつきを抑制することができる。
なお、上記の説明では、棒鋼部材97が、左中央突出板71dおよび右中央突出板72dに係合するが、目的および用途に応じて、棒鋼部材97は、いずれの左突出板71および右突出板72に係合してもよい。
たとえば、棒鋼部材97は、左前中間突出板71aおよび右前中間突出板72aに係合してもよく、左後中間突出板71bおよび右後中間突出板72bに係合してもよい。
8.第7実施形態のドロワユニット
第6実施形態のドロワユニット12では、棒鋼部材97が、左中央突出板71dおよび右中央突出板72dに係合する。第7実施形態のドロワユニット12では、棒鋼部材97に代えて、規制部材の一例としての線材部材99が、左中央突出板71dおよび右中央突出板72dに係合する。
第7実施形態のドロワユニット12は、図5Dに示すドロワフレーム40を備えている。
そして、左中央突出板71dおよび右中央突出板72dのそれぞれは、係合部120を有している。係合部120は、左中央突出板71dの前面および右中央突出板72dの前面に、それぞれ備えられている。
線材部材99は、ワイヤからなり、左右方向において、左中央突出板71dと右中央突出板72dとにわたる長さを有している。
そして、線材部材99の左端部が、左中央突出板71dの係合部120に係合し、線材部材99の右端部が、右中央突出板72dの係合部120に係合する。
このような第7実施形態のドロワユニット12によれば、線材部材99を簡易に構成することができる。さらに、第6実施形態のドロワユニット12と同じ作用および効果を奏する。
また、線材部材99は、目的および用途に応じて、いずれの左突出板71および右突出板72に係合してもよい。
たとえば、線材部材99は、左前中間突出板71aおよび右前中間突出板72aに係合してもよく、左後中間突出板71bおよび右後中間突出板72bに係合してもよい。
9.第8実施形態のドロワユニット
第1実施形態のドロワユニット12では、左側板41、右側板42および複数のビーム板43が、一体の部材としてドロワフレーム40を構成している。
しかし、図9に示すように、左側板41、右側板42および複数のビーム板43が、それぞれ独立の部材としてドロワフレーム40を構成してもよい。
具体的には、第8実施形態のドロワユニット12では、ドロワフレーム40は、左側板41、右側板42および複数のビーム板43を、それぞれ独立の部材として備えている。
そして、複数のビーム板43は、左側板41および右側板42に対して、ねじ102により固定されている。
このような第8実施形態のドロワユニット12も、第1実施形態のドロワユニット12と同じ作用および効果を奏する。
10.その他の変形例
上記実施形態においては、左側板41および右側板42と、複数のビーム板43とが同じ材質の樹脂からなるとしたが、左側板41および右側板42と、複数のビーム板43とが異なる材質で形成されていてもよい。たとえば、左側板41および右側板42が樹脂ならなり、複数のビーム板43が金属製の鋼板からなっていてもよい。
1 プリンタ
2 本体ケーシング
17 プロセスカートリッジ
18 感光ドラム
19 帯電ローラ
20 現像ローラ
21 供給ローラ
22 層厚規制ブレード
40 ドロワフレーム
41 左側板
42 右側板
43 ビーム板
60 カートリッジフレーム
61 前側面
62 後側面
71 左突出板
72 右突出板
97 棒鋼部材
99 線材部材

Claims (14)

  1. 装置本体と、
    上下方向と略直交する第1方向に延び、画像形成に用いられるプロセス体を有する複数のカートリッジと、
    前記複数のカートリッジを、上下方向および前記第1方向の両方と略直交する第2方向に沿って並ぶように支持し、かつ、前記装置本体内の内側位置と、前記装置本体外の外側位置との間を移動するように構成された支持部材と、を備え、
    前記支持部材は、
    第1側板と、
    前記第1方向において前記第1側板と間隔を隔てて位置する第2側板と、
    前記第1側板と前記第2側板とを連結するビーム部材とを備え、
    前記ビーム部材の数は、前記複数のカートリッジの数以下であり、
    前記複数のカートリッジは、第1のカートリッジと第2のカートリッジとを含み、
    前記支持部材は、
    前記支持部材が前記第1のカートリッジおよび前記第2のカートリッジを支持する状態で、前記第2方向において前記第1のカートリッジと前記第2のカートリッジとの間に設けられる第1突起であって、前記第1側板から前記第2側板に向かって前記第1側板および前記第2側板の間の途中位置まで突出する第1突起であって、前記第1のカートリッジおよび前記第2のカートリッジの少なくとも一方の前記支持部材に対する着脱をガイドする第1突起と、
    前記支持部材が前記第1のカートリッジおよび前記第2のカートリッジを支持する状態で、前記第2方向において前記第1のカートリッジと前記第2のカートリッジとの間に設けられる第2突起であって、前記第2側板から前記第1側板に向かって前記第1側板および前記第2側板の間の途中位置まで突出する第2突起であって、前記第1のカートリッジおよび前記第2のカートリッジの少なくとも一方の前記支持部材に対する着脱をガイドする第2突起と、
    を有することを特徴とする、画像形成装置。
  2. 前記ビーム部材は、複数設けられ、
    前記複数のビーム部材は、第1のビーム部材と、前記第2方向において前記第1のビーム部材に対して間隔を隔てて配置される第2のビーム部材とを含み、
    前記第1突起および前記第2突起のそれぞれは、前記第2方向において、前記第1のビーム部材と前記第2のビーム部材との間に配置され、かつ、前記第1突起および前記第2突起のそれぞれの個数は、1つであることを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記ビーム部材は、複数設けられ、
    各前記複数のカートリッジは、前記第2方向の一方に配置され、前記第1方向に沿って延びる第1側面と、前記第2方向の他方に配置され、前記第1方向に沿って延びる第2側面とを有し、
    各前記ビーム部材は、少なくとも各前記複数のカートリッジの前記第1側面または第2側面と間隔を空けて位置することを特徴とする、請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記支持部材は、前記複数のカートリッジの少なくとも1つに対して、前記複数のビーム部材のうちの1つがそのカートリッジの前記第1側面と対向して位置し、前記複数のビーム部材のすべてがそのカートリッジの前記第2側面と対向して位置しないことを特徴とする、請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記複数のビーム部材のうちの1つのビーム部材は、前記複数のカートリッジのうちの前記第2方向の最も一方に位置するカートリッジの前記第1側面と対向して位置し、
    前記複数のビーム部材のうちの1つのビーム部材は、前記複数のカートリッジのうちの前記第2方向の最も他方に位置するカートリッジの前記第2側面と対向して位置することを特徴とする、請求項3まは4に記載の画像形成装置。
  6. 前記複数のビーム部材のうちの少なくとも1つのビーム部材は、前記複数のカートリッジのうちの前記第2方向の最も一方に位置するカートリッジと隣接するカートリッジの第2側面と対向して位置することを特徴とする、請求項3なし5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  7. 前記複数のビーム部材は、前記第2方向の最も一方に位置するカートリッジの前記第1側面と対向して位置せず、かつ、前記第2方向の最も他方に位置するカートリッジの第2側面と対向して位置せず、
    前記最も一方に位置するカートリッジは、前記第2方向の前記一方に突出する把持部を有することを特徴とする、請求項3、4および6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  8. 前記支持部材は、前記第1方向に沿って延び、前記ビーム部材よりも細い形状を有し、前記第1方向の一方端部が前記第1側板に係合し、前記第1方向の他方端部が前記第2側板に係合する規制部材であって、前記第1方向における前記第1側板と前記第2側板との間の距離が、前記ビーム部材によって連結される前記第1方向における前記第1側板と前記第2側板との距離よりも長くなることを規制するように構成される規制部材を、さらに備えていることを特徴とする、請求項3なし7のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  9. 前記規制部材は、線材からなることを特徴とする、請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記複数のビーム部材は、略同じ線膨張係数を有することを特徴とする、請求項2ないし9のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  11. 前記複数のビーム部材は、略同じ材質を有することを特徴とする、請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 前記第1側板および前記第2側板は、略同じ線膨張係数を有することを特徴とする、請求項2ないし11のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  13. 前記第1側板および前記第2側板は、略同じ材質を有することを特徴とする、請求項12に記載の画像形成装置。
  14. 前記第1側板および前記第2側板は、前記複数のビーム部材の線膨張係数と略同じ線膨張係数を有することを特徴とする、請求項10ないし13のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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