JP6148971B2 - 回転角検出装置 - Google Patents

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本発明は、例えば自動車の電動パワーステアリング装置等に搭載される電動モータの回転角検出に供する回転角検出装置に関する。
従来の回転角検出装置としては、例えば以下の特許文献1に記載されたものが知られている。
この回転角検出装置は、回転体と一体回転する磁石と、該磁石の次回を検出する磁気センサと、から構成され、前記磁気センサの検出出力に基づいて磁石(回転軸)の回転角度を検出するものである。
特開2012−145425号公報
しかしながら、前記従来の回転角検出装置では、上下一体に構成された磁石について、それぞれN極側の外周面からS極側の外周面へと各着磁面に対して平行となる径方向に沿った磁界が形成されることになる。よって、かかる構成の場合、磁力線が長くなってしまい、より大きな磁力を発生させるためには、磁石自体の大型化を余儀なくされてしまう。
また、前記従来の回転角検出装置に係る磁石とは反対の構成、すなわち前記各着磁面に対して垂直となる軸方向に沿った磁界を形成する構成を採ることで、より大きな磁力を得ることは可能になる。ところが、かかる構成の場合には、磁界において各着磁面と平行となる領域(範囲)が狭くなってしまうことから、装置の組立ばらつき等により発生する磁石と磁気センサとの位置ずれによって十分な検出精度が得られないおそれがある。
本発明は、かかる技術的課題に鑑みて案出されたものであり、十分な磁力でもって安定した検出出力を有する回転角検出装置を提供するものである。
本発明は、回転軸を中心に回転する回転体と一体回転可能に設けられた磁石と、前記磁石における前記回転軸の軸方向一方側に設けられ、前記回転軸にほぼ直交する平面状に形成された着磁面と、前記着磁面のうち前記回転軸周りの所定範囲に設けられ、前記回転軸の軸方向に発生する磁界によって着磁形成されたN極着磁部と、前記着磁面のうち前記回転軸を挟んで前記N極着磁部の反対側に設けられ、前記回転軸の軸方向に発生する磁界によって着磁形成されたS極着磁部と、前記磁石と対向するように設けられ、前記回転体の回転に伴う前記磁石の磁界の大きさ又は方向の変化を検出することによって前記回転体の回転角を検出する磁気センサと、を備え、前記N極着磁部について前記回転軸の軸直角方向外側の発生磁界が前記回転軸の軸直角方向内側の発生磁界よりも大きくなるように、かつ、前記S極着磁部について前記回転軸の軸直角方向外側の発生磁界が前記回転軸の軸直角方向内側の発生磁界よりも大きくなるように、それぞれ着磁されていることを特徴としている。
なお、前記回転軸の軸直角方向外側の発生磁界を同方向内側の発生磁界よりも大きくなるようにすることには、前記回転軸の軸直角方向内側を比較的弱く着磁することのほか、当該内側を着磁しないことや、当該内側に凹部や貫通孔を形成することが含まれる。
本発明によれば、回転軸の軸方向に着磁面が設けられていることで、回転軸の軸直角方向に着磁面を設ける場合と比べて、磁力線が短くなって、より強い磁界を得ることが可能になると共に、特に磁石と磁気センサの前記軸直角方向の相対位置変化に対し大きな出力変化をもたらす前記軸直角方向の内側磁界が外側磁界に対し相対的に弱められていることで、磁石と磁気センサの前記相対位置変化に対する出力変化が抑制され、安定した磁界を得ることが可能となる。
本発明に係る回転角検出装置を備えた電動パワーステアリング装置の構成を表した概略図である。 図1に示すモータユニット部の拡大図である。 本発明に係る回転角検出装置の第1実施形態を示し、(a)は同装置の磁石の構成を表した斜視図、(b)は同装置の磁石周りの磁界を表した略図である。 図2に示す保持固定部材単体の縦断面図である。 本発明に係る回転角検出装置の第2実施形態を示し、(a)は同装置の磁石の構成を表した斜視図、(b)は同装置の磁石周りの磁界を表した略図である。 本発明に係る回転角検出装置の第3実施形態を示し、(a)は磁石の構成を表した斜視図、(b)は同装置の磁石周りの磁界を表した略図である。 本発明に係る回転角検出装置の第4実施形態を示し、(a)は磁石の構成を表した斜視図、(b)は(a)のA−A線断面図である。 本発明に係る回転角検出装置の第5実施形態を示し、(a)は磁石の構成を表した斜視図、(b)は(a)のB−B線断面図である。 本発明に係る回転角検出装置の第6実施形態を示し、(a)は磁石の構成を表した斜視図、(b)は磁石の平面図である。 本発明に係る回転角検出装置の第6実施形態の比較例を示し、(a)は磁石の構成を表した斜視図、(b)は磁石の平面図である。 本発明に係る回転角検出装置の第1実施形態の第1比較例を示し、(a)は磁石の構成を表した斜視図、(b)は同装置の磁石周りの磁界を表した略図である。 本発明に係る回転角検出装置の第1実施形態の第2比較例を示し、(a)は磁石の構成を表した斜視図、(b)は同装置の磁石周りの磁界を表した略図である。
以下、本発明に係る回転角検出装置の実施形態を図面に基づいて詳述する。なお、以下に示す実施形態では、この回転角検出装置を、自動車の電動パワーステアリング装置に適用したものを示している。
〔第1実施形態〕
図1〜図3は、本発明に係る回転角検出装置の第1実施形態を示す。まず、本発明に係る回転角検出装置の適用対象たる電動パワーステアリング装置は、図1に示すように、軸方向一端側がステアリングホイール1と一体回転可能に連係される入力軸2と、軸方向一端側が図示外のトーションバーを介して入力軸2の他端側に相対回転可能に連結され、軸方向他端側が周知のラック・ピニオン機構4を介して転舵輪5L,5Rに連係される出力軸3と、前記入力軸2の外周側に配置され、該入力軸2と出力軸3の相対回転変位量に基づいて操舵入力トルクを検出するトルクセンサ6と、該トルクセンサ6及び図示外の車速センサ等の検出結果に基づき運転者の操舵トルクに応じた操舵アシストトルクを出力軸3に付与するモータユニット10と、から主として構成されている。
前記ラック・ピニオン機構4は、出力軸3の一端部の外周に形成されたピニオン歯3aと当該出力軸3の一端部にほぼ直交するように配置されるラック軸7の軸方向所定範囲に形成されたラック歯7aとが噛合してなるもので、出力軸3の回転方向に応じてラック軸7が軸方向へと移動するようになっている。そして、ラック軸7の各端部はそれぞれタイロッド8,8及びナックルアーム9,9を介して転舵輪5R,5Lに連係されており、ラック軸7が軸方向へと移動して各タイロッド8,8を介して各ナックルアーム9,9が引っ張られることで、転舵輪5R,5Lの向きが変更されるようになっている。
前記モータユニット10は、図1及び図2に示すように、前記操舵アシストトルクを発生させる電動モータ12と、該電動モータ12の回転数を減速して出力軸3に伝達する減速機11と、前記操舵入力トルクや車両速度等に応じて電動モータ12を駆動制御するECU13と、後述のモータ駆動軸36の回転位置を検出することによってECU13のモータ制御に供する回転角検出装置14と、を備えていて、電動モータ12の軸方向一端側に減速機11が、他端側にECU13がそれぞれ配置され、電動モータ12とECU13の間に回転角検出装置14が配置されている。
前記減速機11は、周知のウォーム歯車により構成され、このウォーム歯車は、軸方向一端側が電動モータ12の駆動軸12aの軸方向一端部に所定の軸継手17を介して接続され、軸方向他端側に歯部15aが形成されたウォームシャフト15と、出力軸3に外嵌され、外周に前記歯部15aに噛合する歯部16aが形成されたウォームホイール16と、から構成されている。
前記回転角検出装置14は、図2に示すように、電動モータ12の駆動軸12aの軸方向他端部に保持固定部材23を介して固定された磁石21と、該磁石21と対向するかたちでECU13の制御基板13aの一側面に実装された周知のMR素子(磁気抵抗素子)からなる磁気センサ22と、から構成され、前記磁気センサ22が前記駆動軸12aの回転に伴う磁石21の磁界の大きさ又は方向の変化を検出することによって駆動軸12aの回転角を検出するものである。
前記磁石21は、後述する保持固定部材23の磁石保持部23bを利用して射出成形されるボンド磁石であって、図3に示すように、ほぼ円盤状を呈し、軸方向(本発明の「回転軸の軸方向」に相当)の両端面における径方向(本発明の「回転軸の軸直角方向」に相当)外側の所定領域に、回転軸Zとほぼ直交する平面状の第1着磁面21a及び第2着磁面21bが形成されている。すなわち、この磁石21では、径方向内側の所定領域が無着磁部21cとして構成されると共に、該無着磁部21cの両側に、それぞれ軸方向に発生する磁界によって着磁されてなる一対の着磁部としての第1N極着磁部N1及び第1S極着磁部S1並びに第2N極着磁部N2及び第2S極着磁部S2が、回転軸Zを挟んで互い違いとなるように設けられている。
かかる構成から、前記磁石21の周囲には、図3(c)に矢印で示すような磁界、すなわち、主として、無着磁部21cを跨ぐように第1N極着磁部N1から第2S極着磁部S2へ向かう第1磁力線F1と、磁石21の外周側を跨ぐように第1N極着磁部N1から第1S極着磁部S1へ向かう第2磁力線F2と、が発生する。すなわち、前記各N極着磁部N1,N2のうち、径方向内側寄りの領域では、より近い径方向反対側の領域に係る前記各S極着磁部S1,S2へ向かう前記第1磁力線F1が発生し、径方向外側寄りの領域では、より近い軸方向反対側の領域に係る前記各S極着磁部S1,S2へ向かう前記第2磁力線F2が発生する。
前記保持固定部材23は、鉄系金属材料によりほぼ円筒状に形成されてなるもので、軸方向一端側に設けられ、駆動軸12aに圧入可能に形成された固定部23aと、軸方向他端部に設けられ、磁石21の保持固定に供する磁石保持部23bと、から構成されている。前記磁石保持部23bは、前記固定部23aに対して段差拡径状に形成され、当該磁石保持部23bを成形型として磁石21が射出成形されることによって、磁石21が内部に収容固定されることとなる。なお、この磁石保持部23bの底部側内周面には、底部側へと向かって漸次拡径するアンダーカット部23dが設けられていて、このアンダーカット部23dと該アンダーカット部23dによって形成される磁石21の係止突部21dとの係止構造をもって、磁石21の抜け止めが可能となっている。
以下、前記回転角検出装置14の特徴的な作用について、図3に基づいて、図11、図12に示す従来の回転角検出装置(磁石20)との対比を行いつつ説明する。
まず、従来の回転角検出装置に係る磁石20において、図11に示すように、N、S極着磁面20a,20bが磁石21の外周面に形成された構造(以下、「径方向着磁構造」と呼称する。)を採用している場合には、磁力線F0が長くなるため、磁石20と磁気センサ22の径方向の相対位置変化に対して大きな出力変化をもたらす当該磁力線F0の径方向に沿う範囲X0が大きくなって磁界の検出安定性が向上する一方、十分な磁力が得られないという問題がある。
また、図12に示すように、N、S極着磁面20a,20bが磁石20の軸方向の各端面に形成された構造(以下、「軸方向着磁構造」と呼称する。)を採用している場合には、第1磁力線F01が短くなるため、比較的強い磁力を得ることが可能となる一方、前記第1磁力線F01の径方向に沿う範囲X01が小さくなって磁界の検出安定性が低下してしまうという問題がある。
これに対し、本実施形態に係る回転角検出装置14では、図3(b)に示すように、磁石21について前記軸方向着磁構造を採用したことで、当該軸方向着磁構造に基づき前記径方向着磁構造と比べて第1磁力線F1が短くなる結果、より強い十分な磁力を得ることができると共に、磁石21の内周部に無着磁部21cを設けて径方向外側の磁界が内側の磁界に対して相対的に大きくなるように構成したことで、第1磁力線F1の径方向に沿う範囲X1についても十分に大きく確保されることとなって、磁石21と磁気センサ22の相対位置変化に対する出力変化を抑制可能となる結果、磁界の検出安定性の向上を図ることもできる。
このように、本実施形態に係る前記回転角検出装置14によれば、磁石21について前記軸方向着磁構造を採用しつつ、当該磁石21の径方向外側の磁界が内側の磁界よりも相対的に大きくなるように構成したことから、磁石21の大型化を伴うことなく、十分な磁力の確保と良好な磁界の検出安定性との両立を図ることができる。
また、本実施形態では、前記磁石21を保持固定部材23の磁石保持部23b内にて射出成形する構成としたことから、当該磁石21についての成形型や保持固定部材23への固定手段を別途設ける必要がなく、装置のコスト低減や生産性向上を図ることができる。
しかも、この際、前記保持固定部材23の磁石保持部23bに前記アンダーカット部23dを設ける構成としたことで、該アンダーカット部23dへの充填により形成される係止突部21dをもって磁石21の抜け止めを行うことができ、装置の耐久性向上にも供される。
なお、本実施形態では、前記磁石21の内周部に無着磁部21cを設けることによって当該磁石21の径方向外側の磁界が内側の磁界よりも相対的に大きくなるように構成しているが、当該磁石21の内周部については必ずしも無着磁である必要はなく、少なくとも径方向外側の磁界よりも相対的に小さい磁界となっていれば、前記回転角検出装置14の特異な作用効果が奏せられることとなる。
〔第2実施形態〕
図5は本発明に係る回転角検出装置の第2実施形態を示したものであって、前記第1実施形態に係る磁石21の底部となる軸方向一端部に、例えば鉄などの磁性材料からなるほぼ円盤状のバックヨーク24を付設したものである。
ここで、本実施形態においても、回転角検出装置14の基本構成は前記第1実施形態と同様であるため、前記第1実施形態と同様の構成については同一の符号を付すことにより、具体的な説明については省略する(以下、各実施形態において同じ。)。
このように、本実施形態では、特に前記バックヨーク24を設けたことで、該バックヨーク24を付設した一端側の磁力線F1aが増加することになると共に、該一端側の磁力線F1aの増加に伴い他端側の磁力線F1bも増加することとなる。これにより、前記第1実施形態と比べてより強い磁力を得ることが可能となり、良好な角度検出や装置の小型化等に供される。
〔第3実施形態〕
図6は本発明に係る回転角検出装置の第3実施形態を示したものであって、前記第2実施形態に係るバックヨーク24を、前記保持固定部材23と一体化して構成したものである。
すなわち、本実施形態では、前記バックヨーク24が軸方向に延長されほぼ円柱状に形成されると共に、該バックヨーク24の底面(磁石21と反対側の端面)に前記駆動軸12aへの圧入固定に供する固定用穴24aが凹設されていて、前記磁石21を当該バックヨーク24を介して前記駆動軸12aに固定する構成となっている。
このように、本実施形態では、特に前記バックヨーク24の体積が増大することで前記第2実施形態に係る磁石21よりもさらに強い磁力を得ることが可能になると共に、前記保持固定部材23を廃止することで、部品点数の削減による生産性向上やコスト低減に供される。
〔第4実施形態〕
図7は本発明に係る回転角検出装置の第4実施形態を示したものであって、前記第1実施形態に係る磁石21の無着磁部21cのほぼ中央位置に、該無着磁部21cの二面幅寸法とほぼ同じ直径を有する貫通孔21eを、軸方向に沿って形成したものである。
このように、前記無着磁部21cについては磁石として機能していないため、前記貫通孔21eを設けて材料を削除することによって、使用する磁性材料を削減でき、装置のコスト低減が図れる。
なお、本実施形態では、前記磁性材料の削減手段として前記貫通孔21eを設ける構成を例示して説明したが、必ずしも貫通孔21eである必要はなく、例えば軸方向一端部側が閉塞されて他端部側のみ開口する凹部として構成するなど、材料を削減しうる態様であればいかなる態様であってもよい。
〔第5実施形態〕
図8は本発明に係る回転角検出装置の第5実施形態を示したものであって、前記第4実施形態に係る磁石21の貫通孔21eに所定の非磁性材料25を充填することによって、当該貫通孔21eを埋めるかたちで構成したものである。
このように、磁性材料削減のために形成した貫通孔21eを、磁性材料よりも安価な非磁性材料でもって埋めることにより、前記コスト低減を図りつつ、磁石21自体の剛性を高めることができる。これにより、磁石21に作用する熱膨張後の冷却収縮時の負荷や振動によって当該磁石21が破損等してしまうおそれが低減され、装置の耐久性の向上に供される。
〔第6実施形態〕
図9は本発明に係る回転角検出装置の第6実施形態を示したものであって、前記第1実施形態に係る磁石21をほぼ矩形板状に形成したものである。
かかる構成とすることで、磁石21の着磁領域幅Wを一定とすることができ、図10に示す着磁領域幅Wが不定の前記第1実施形態に係る磁石21と比べて、第1磁力線F1よって表される磁束密度の均一化が可能となる。これにより、磁石21の磁気特性の安定化が図れ、装置の良好な角度検出に供される。
本発明は、前記各実施形態の構成に限定されるものではなく、例えば本発明の特徴とは直接関係しない前記電動モータ12やECU13の具体的な構成は勿論のこと、本発明の特徴となる前記磁石21の具体的な形状や大きさ、当該磁石21の駆動軸12aへの取付構造、前記各磁極の配置等についても、前記作用効果を奏し得る形態であれば、適用する内燃機関の仕様等に応じて自由に変更できることは言うまでもない。
以下、前記各実施形態から把握される特許請求の範囲に記載した以外の技術的思想について説明する。
(a)請求項3に記載の回転角検出装置において、
前記ヨーク部材は、前記回転軸の軸方向一方側に向けて開口形成された開口凹部と、該開口凹部における前記回転軸の軸方向他方側に形成されたアンダーカット部と、を有し、
前記磁石は、前記開口凹部内に磁性材料が充填されることにより形成されることを特徴とする回転角検出装置。
かかる構成とすることで、開口凹部が、磁石の成形型としての役割を果たすと共に、磁石の固定部としての役割も果たすうえ、アンダーカット部によって磁石の脱落防止を図ることもできる。
(b)請求項1に記載の回転角検出装置において、
前記磁石は、前記回転軸の軸直角方向内側に空間を有しない中実部材として形成され、
前記N極着磁部及び前記S極着磁部は、前記磁石の前記回転軸の軸直角方向外側のみを着磁することにより、該軸直角方向外側の発生磁界が前記回転軸の軸直角方向内側の発生磁界よりも大きくなるように着磁されていることを特徴とする回転角検出装置。
このように、磁石を中実部材として構成することで、当該磁石の強度の向上が図れる。
(c)請求項1に記載の回転角検出装置において、
前記磁石における前記回転軸の軸直角方向内側には、凹部又は貫通孔が設けられていることを特徴とする回転角検出装置。
このように、磁石の内側に凹部ないし貫通孔を設けることによって、回転軸の軸直角方向内外の着磁を同様に行う場合でも、必然的に内側の磁界を弱めることが可能となる。
(d)請求項6に記載の回転角検出装置において、
前記凹部又は貫通孔が非磁性材料によって埋められていることを特徴とする回転角検出装置。
かかる構成とすることで、回転軸の軸直角方向内外の磁界の強弱を容易に形成しつつ、磁石の強度の向上が図れる。
(e)請求項1に記載の回転角検出装置において、
前記磁石は、平面視ほぼ矩形状に形成されていることを特徴とする回転角検出装置。
かかる構成とすることで、磁石を平面視ほぼ円形状に形成する場合と比べて、磁界の特性の安定化を図ることができる。
12a…駆動軸(回転体)
14…回転角検出装置
21…磁石
22…磁気センサ
N1,N2…第1、第2N極着磁部
S1,S2…第1、第2S極着磁部
Z…回転軸

Claims (4)

  1. 回転軸を中心に回転する回転体と一体回転可能に設けられた磁石と、
    前記磁石における前記回転軸の軸方向一方側及び他方側に設けられ、前記回転軸にほぼ直交する平面状に形成された第1着磁面及び第2着磁面と、
    前記第1着磁面及び第2着磁面の前記回転軸周りの所定範囲に設けられ、前記回転軸の軸方向に発生する磁界によって着磁形成された第1N極着磁部及び第1S極着磁部と、
    前記第1着磁面及び第2着磁面に前記回転軸を挟んで前記第1N極着磁部及び前記第1S極着磁部の反対側に設けられ、前記回転軸の軸方向に発生する磁界によって着磁形成された第2N極着磁部及び第2S極着磁部と、
    前記磁石と対向するように設けられ、前記回転体の回転に伴う前記磁石の磁界の大きさ又は方向の変化を検出することによって前記回転体の回転角を検出する磁気センサと、
    を備え、
    前記第1N極着磁部から前記第1S極着磁部へ向かう前記回転軸の軸直角方向外側の発生磁界が、前記第1N極着磁部から前記第2S極着磁部へ向かう前記回転軸の軸直角方向内側の発生磁界よりも大きくなるように、かつ、前記第2N極着磁部から前記第2S極着磁部へ向かう前記回転軸の軸直角方向外側の発生磁界が、前記第2N極着磁部から前記第1S極着磁部へ向かう前記回転軸の軸直角方向内側の発生磁界よりも大きくなるように、それぞれ着磁されていることを特徴とする回転角検出装置。
  2. 前記磁石における前記第2着磁面側には、磁性材料からなるヨーク部材が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の回転角検出装置。
  3. 前記回転体は、ほぼ棒状に形成され、
    前記ヨーク部材は、前記磁石を前記回転体に固定する固定部を有することを特徴とする請求項2に記載の回転角検出装置。
  4. 前記ヨーク部材は、前記回転軸の軸方向一方側に向けて開口形成された開口凹部と、該開口凹部における前記回転軸の軸方向他方側に形成されたアンダーカット部と、を有し、
    前記磁石は、前記開口凹部内に磁性材料を充填してなることを特徴とする請求項3に記載の回転角検出装置。
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