JP6147491B2 - 電子機器及び組立方法 - Google Patents

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本発明は、電子機器及び組立方法に関するものである。
近年、タッチパネルを備えた電子機器において、使用者がタッチパネルを操作した場合に、操作した使用者に対して、押圧感、なぞり感、肌触り感等の様々な触感を伝達する触覚伝達技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
このような触覚伝達技術を適用した電子機器は、表示パネルと、表示パネルと空間を介して対向して配置されたタッチパネルと、タッチパネルの背面に設けられた振動体と、を備えている。かかる電子機器では、振動体の伸縮運動に従ってタッチパネルが湾曲振動することにより、使用者に対して様々な触感を伝達することができる。
特開2003−122507号公報
ところで、上述した電子機器では、例えば、使用者が電子機器を斜めから覗き込んだ場合に、振動体が使用者に視認される可能性がある。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、その目的は、使用者に振動体が視認されにくい電子機器及び電子機器の組立方法を提供することにある。
上記目的を達成する本発明に係る電子機器の発明は、
第1主面及び該第1主面の反対側に位置する第2主面を有する透光性のパネルと、
前記パネルの前記第1主面上に配設される遮光部と、
前記パネルの前記第2主面において前記遮光部と対向する位置に配設される振動体と、
子部品、を備え、
前記パネルにおける、当該パネルの厚さ方向で前記遮光部と対向しない領域は、透光領域を形成し、
前記電子部品は、前記振動体の前記透光領域側と反対側に配置され、
前記パネルの屈折率をn、前記パネルの空気に対する臨界角をθc、前記パネルの厚さをt1、前記振動体の厚さをt2、前記パネルの厚さ方向の断面視における、前記遮光部の前記透光領域側の端部と前記電子部品の前記透光領域側の端部との間の距離をL、前記パネルの厚さ方向の断面視における、前記振動体の前記第2主面に沿った長さをW、前記パネルの厚さ方向の断面視における前記振動体の前記透光領域側の端部と前記遮光部の前記透光領域側の端部との間の距離をDとするとき、
Figure 0006147491
を満たす、ことを特徴とする。
前記遮光部は、前記パネルに接合された遮光膜により構成されてもよい。
前記振動体の表面には、該表面の反射率よりも低い反射率を有する反射抑制膜が設けられてもよい。
前記振動体は、前記パネルの前記第2主面と対向する対向面、該対向面の反対側に位置する背面、及び、前記対向面と前記背面とに隣接する4つの側面を有し、該4つの側面のうち前記透光領域に最も近い側面と前記背面との間に傾斜部が設けられてもよい。
前記パネルは、タッチパネルであり、
第3主面を有した基体と、
前記基体の前記第3主面上に設けられており、かつ前記タッチパネルを前記遮光部が配置される領域で支持する支持体と、
前記基体の前記第3主面上に設けられており、かつ前記タッチパネルと空間を介して対向して配置された表示パネルと、をさらに備えてもよい。
前記パネルは、入力位置の検出機能を有する表示パネルであり、
第3主面を有した基体と、
前記基体の前記第3主面上に設けられており、かつ前記表示パネルを前記遮光部が配置される領域で支持する支持体と、をさらに備えてもよい。
前記表示パネルは、液晶パネル又は有機ELパネルで構成することができる。
さらに、上記目的を達成する本発明に係る電子機器の組立方法の発明は、
第1主面及び該第1主面の反対側に位置する第2主面を有する透光性のパネルと、
前記パネルの前記第1主面上に配設される遮光部と、
前記パネルの前記第2主面において前記遮光部と対向する位置に配設される振動体と、
子部品、を備え、
前記パネルにおける、当該パネルの厚さ方向で前記遮光部と対向しない領域は、透光領域を形成し、
前記電子部品は、前記振動体の前記透光領域側と反対側に配置される電子機器の組立方法であって、
前記パネルの屈折率をn、前記パネルの空気に対する臨界角をθc、前記パネルの厚さをt1、前記振動体の厚さをt2、前記パネルの厚さ方向の断面視における、前記遮光部の前記透光領域側の端部と前記電子部品の前記透光領域側の端部との間の距離をL、前記パネルの厚さ方向の断面視における、前記振動体の前記第2主面に沿った長さをW、前記パネルの厚さ方向の断面視における前記振動体の前記透光領域側の端部と前記遮光部の前記透光領域側の端部との間の距離をDとするとき、
Figure 0006147491
を満たすように、前記パネルに対して前記遮光部及び前記振動体を配置する、ことを特徴とする。
本発明によれば、使用者に振動体が視認されにくい電子機器を提供することが可能となる。
第1実施の形態に係る電子機器の概略構成を示す平面図である。 図1のI−I線断面図である。 図1のII−II線断面図である。 図3の部分A1の拡大図である。 図1の電子機器の動作例を示すフローチャートである。 携帯端末の概略構成を示す斜視図である。 第2実施の形態に係る電子機器の概略構成を示す平面図である。 図7のIII−III線断面図である。 図7のIV−IV線断面図である。 図9の部分A2の拡大図である。 第3実施の形態に係る電子機器の概略構成を示す平面図である。 図11のV−V線断面図である。 図12の部分A3の拡大図である。 第4実施の形態に係る電子機器の概略構成を示す平面図である。 図14のVI−VI線断面図である。 図15の部分A4の拡大図である。 第5実施の形態に係る電子機器の概略構成を示す平面図である。 図17のVII−VII線断面図である。 図17のVIII−VIII線断面図である。 第6実施の形態に係る電子機器の要部断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図を参照しながら説明する。なお、以下で参照する各図は、説明の便宜上、本発明の一実施の形態の構成部材のうち、本発明を説明するために必要な主要部材を簡略化して示したものである。したがって、本発明に係る電子機器は、本明細書が参照する各図に示されていない任意の構成部材を備え得るものである。
(第1実施の形態)
図1は、第1実施の形態に係る電子機器の要部の概略構成を示す平面図である。図2は、図1のI−I線断面図である。図3は、図1のII−II線断面図である。図1〜図3に示すように、本実施の形態に係る電子機器X1は、観察可能な透光領域E0及び透光領域E0の外側に位置する遮光領域E1を有している。本実施の形態において、透光領域E0は、使用者によって入力操作をすることができる操作領域に相当する。また、遮光領域E1は、使用者によって入力操作をすることができない非操作領域に相当する。
電子機器X1は、液晶パネル2、タッチパネル3、振動体4、遮光膜5、基体6、枠体7、及び、支持体8を備えている。
液晶パネル2は、表示のために液晶組成物を利用した表示パネルである。具体的には、液晶パネル2は、一方基板と、一方基板に対向して配置される他方基板と、一方基板と他方基板との間に介在した液晶層と、一方基板と他方基板との間に介在しかつ表示に寄与する表示部材層と、一方基板及び他方基板に対して光を照射するバックライトと、を備えている。ここで、説明の便宜上、一方基板、他方基板、液晶層、表示部材層、及びバックライトの図示は省略している。なお、表示部材層としては、例えば、画素電極、配向膜、カラーフィルタ等が挙げられる。液晶パネル2の駆動方式としては、単純マトリクス駆動方式であってもよいし、アクティブマトリクス駆動方式であってもよい。
なお、液晶パネル2の代わりに、プラズマパネル、有機ELパネル、電子ペーパ等の表示パネルを用いてもよい。ここで、有機ELパネルは、電圧を印加すると発光する物質を利用した表示パネルである。具体的には、有機ELパネルは、ジアミン類等の有機物を用いた発光体を基板に蒸着し、5〜10Vの直流電圧を印加することで表示が行われる。なお、液晶パネル2の代わりに有機ELパネルを用いた場合には、バックライトは不要となる。
タッチパネル3は、使用者が指あるいはペン等で操作した箇所を入力位置として検出する入力デバイスである。タッチパネル3は、第1主面3a、及び第1主面3aの反対側に位置する第2主面3bを有し、少なくとも透光領域E0に対応する部分は可視光に対して透明な平行平板で構成されている。すなわち、透光領域E0に対応するタッチパネル3の第1主面3aが、使用者により指あるいはペン等で直接操作される面となる。また、図2及び図3に示すように、タッチパネル3は、液晶パネル2と空間S1を介して対向して配置されている。また、図1に示すように、タッチパネル3は、平面視で矩形状をなしているが、これに限らず、その形状については任意である。
本実施の形態では、タッチパネル3は、検出感度向上の観点から、静電容量方式のタッチパネルを用いているが、静電容量方式のタッチパネルに代えて、抵抗膜方式のタッチパネル、表面弾性波方式のタッチパネル、赤外線方式のタッチパネル、あるいは電磁誘導方式のタッチパネル等を用いてもよい。本実施の形態では、タッチパネル3は、静電容量方式のタッチパネルであることから、基体と、基体上に設けられておりかつ入力位置を検出するための検出電極と、基体上に設けられておりかつ検出電極と電気的に接続された検出電極用配線と、を備えている。ここで、基体の構成材料としては、例えば、ガラス、プラスチック、あるいはアクリル等の透明材料が挙げられる。
なお、本明細書においてタッチパネル3は、タッチパネル3を保護する透明な保護部材を含んだ状態のことであってもよいし、保護部材を含んでいない状態のことであってもよい。タッチパネル3として保護部材を含んだ状態である場合、タッチパネル3の第1主面3aは、保護部材の上面を意味していてもよいし、保護部材を除いた状態でのタッチパネル3を構成する基体の上面を意味していてもよい。また、タッチパネル3の第2主面3bは、タッチパネル3を構成する基体の下面を意味していてもよいし、タッチパネル3を構成する基体の下面に設けられた絶縁膜の下面を意味していてもよい。
また、タッチパネル3が、上側基板と、上側基板に設けられた第1抵抗膜と、上側基板と対向して配置された下側基板と、下側基板に設けられた第2抵抗膜とを備えた抵抗膜方式のタッチパネルである場合、タッチパネル3の第1主面3aは、上側基板の上面を意味する。また、タッチパネル3の第2主面3bは、下側基板の下面を意味する。また、本実施の形態において、操作領域は、抵抗膜方式のタッチパネルにおける下側基板のみの領域を意味していてもよい。この場合、「パネルの第1主面」とは、下側基板の上面を意味し、「パネルの第2主面」とは、下側基板の下面を意味する。
振動体4は、使用者による所定の入力操作が検知された場合に、タッチパネル3を湾曲振動させてタッチパネル3に接触している使用者の指やスタイラスペンを介して使用者に触感を伝達する役割(触覚伝達機能)を担う部材である。また、振動体4は、タッチパネル3を振動させることにより、気導音と、振動するタッチパネル3に接触する人体の一部(例えば人の耳の耳介軟骨)を介して伝わる振動音とを発生させる役割(音伝達機能)を担ってもよい。なお、タッチパネル3による音伝達機能は、使用者により適宜選択されてもよいし、省略されてもよい。
振動体4は、具体的には、タッチパネル3の短辺方向(図1を紙面上から見た場合の左右方向)に伸縮運動を繰り返すことにより、主にタッチパネル3の厚み方向(以下、当該方向を「上下方向」と称する)に、タッチパネル3を振動させる。なお、詳細は後述するが、振動体4は、タッチパネル3への押圧を検出する役割を有していてもよい。振動体4は、遮光領域E1に対応するタッチパネル3の第2主面3bに図示しない接着部材を介して設けられている。本実施の形態では、振動体4は、例えば、印加される電圧に基づいて伸縮運動を行う圧電素子であるが、これに限定されない。例えば、触感を伝達する場合は、圧電素子の代わりに、電磁式振動体、バネ、モータ等を用いてもよい。また、音を伝達する場合は、圧電素子の代わりに、電磁式振動体等を用いてもよい。
本実施の形態では、振動体4は、圧電素子であるので、次のような構成を有している。すなわち、振動体4は、タッチパネル3の第2主面3bと対向する対向面4a、対向面4aの反対側に位置する背面4b、及び、対向面4aと背面4bとに隣接する4つの側面4cを有する略直方体状をなしている。振動体4の内部には、電極と活性層とが交互に積層されており、タッチパネル3の第2主面3bの近傍に位置する活性層の上には不活性層が設けられている。ここで、活性層は、分極処理された圧電材料から構成されている。また、不活性層は、分極処理されていない圧電材料、金属材料、絶縁材料から構成されている。
本実施の形態では、図1に示すように、タッチパネル3の両方の短辺の近傍に、それぞれの短辺に沿って振動体4が2つ設けられている。なお、振動体4の配置位置、個数等については、特に限定されない。例えば、振動体4は、タッチパネル3の一方の短辺の近傍に1つ設けられてもよいし、タッチパネル3の両方の長辺の近傍に、それぞれの長辺に沿って2つ設けられていてもよいし、タッチパネル3の両方の長辺及び短辺の近傍に、それぞれの長辺及び短辺に沿って4つ設けられていてもよい。また、振動体4は、触覚伝達用と音伝達用とに共用してもよいし、それぞれ専用としてもよい。
遮光膜5は、遮光部を構成するもので、光を遮光する遮光性を有した部材である。遮光膜5は、例えば、黒色の顔料をタッチパネル3の第1主面3aに印刷することにより形成される。遮光膜5は、例えば、黒色の金属をタッチパネル3の第1主面3aに蒸着することにより形成されてもよい。なお、これに代えて、遮光膜5は、遮光性を有したテープであってもよい。遮光膜5は、光を完全に遮断してもよいし、電子機器の実使用上遮光膜5は、遮光領域E1に対応するタッチパネル3の第1主面3a上に設けられている。本実施の形態では、遮光膜5は、図1に示すように、平面視において液晶パネル2を取り囲むように枠状に設けられている。
基体6及び枠体7は、液晶パネル2を収容する役割を担う部材である。基体6は、第3主面6aを有している。基体6の第3主面6a上には、液晶パネル2が設けられている。枠体7は、図1に示すように、平面視において液晶パネル2を取り囲むように基体6の第3主面6a上に設けられている。基体6及び枠体7の構成材料としては、例えば、ポリカーボネート等の樹脂、ステンレス、アルミニウム、マグネシウム合金等の金属が挙げられる。ここで、基体6と枠体7とは、一体的に形成されていてもよいし、別個独立に形成されていてもよい。
支持体8は、タッチパネル3を遮光領域E1で支持する役割を担う部材である。支持体8は、基体6の第3主面6a上に設けられている。本実施の形態では、支持体8は、タッチパネル3の4つの角部C1〜C4と、角部C1,C2間と、角部C3,C4間との合計6個所に位置している。支持体8の形状は、例えば、円柱状であるが、角柱状等であってもよい。支持体8の構成材料としては、例えば、シリコーンゴム、ウレタンゴム、発泡ウレタン、その他のゴム類、プラスチック等が挙げられる。
ここで、図4を参照しながら遮光膜5に対する振動体4の配置位置について説明する。図4は、図3に示した領域A1の部分を拡大した図である。図4に示す光線L1は、液晶パネル2等からの光が振動体4の透光領域E0に最も近い側面4cと背面4bとのエッジ部で反射されて、タッチパネル3の第2主面3bを屈折透過して第1主面3aに入射する光線のうち、第1主面3aへの入射角が臨界角θcとなる光線を示している。この場合、光線L1は第1主面3aを屈折透過することなく、第1主面3aで全反射される。なお、全反射とは、屈折率が大きい媒質から屈折率が小さい媒質に光が入るときに、入射光が境界面を透過せず、全て反射することを言う。全反射は、入射光が臨界角θc以上の場合に起こる。本実施の形態では、タッチパネル3における基体の構成材料が、ガラス、プラスチック、あるいはアクリルで、屈折率が1.5前後であるので、空気(屈折率はほぼ1)に対する臨界角θcは概ね42°である。
したがって、振動体4のエッジ部で反射されてタッチパネル3の第2主面3bを経て第1主面3aに入射する光線は、第1主面3aへの入射角が臨界角θc以上であれば、第1主面3aで全反射されて外部に透過しない。これにより、タッチパネル3の第2主面3bに設けられた振動体4は外部から視認し難くなる。一方、タッチパネル3の第2主面3bを経て第1主面3aに入射する光線の入射角が臨界角θc未満であれば、光線は第1主面3aを屈折透過して外部に射出される。そのため、タッチパネル3の第2主面3bに設けられた振動体4は、その配置位置が視認されてしまうことになる。
ここで、図4において、光線L1のタッチパネル3の第2主面3bへの入射角、つまり第2主面3bでの屈折角がθcとなる入射角をθi、タッチパネル3の厚みをt1、振動体4の厚みをt2とする。また、タッチパネル3の面内方向における、光線L1のタッチパネル3の第2主面3bへの入射点Pbと第1主面3aへの入射点Paとの間の距離をD1、振動体4と入射点Pbとの間の距離をD2とする。この場合、タッチパネル3の面内方向における振動体4と入射点Paとの間の距離Dは、
D=D1+D2=t1tanθc+t2tanθi ・・・(1)
で表される。
また、タッチパネル3の屈折率をn、空気の屈折率を1とすると、スネルの法則から、
sinθi/sinθc=n ・・・(2)
が成立する。また、cosθiは、
cosθi=±(1−sin2θi)1/2 ・・・(3)
で表される。したがって、上記(2)式及び(3)式を用いて、上記(1)式を既知の値t1、t2、n、θcで表すと、距離Dは以下の(4)式となる。
Figure 0006147491
本実施の形態に係る電子機器X1では、図4に示す断面視において、振動体4が、遮光領域(非操作領域)E1に対応するタッチパネル3の第2主面3b上において、透光領域(操作領域)E0側に位置する遮光膜5の端部51すなわち入射点Paに相当する位置から、上記(4)式で表される距離D以上離れた位置に設けられている。つまり、距離Dが下記の(5)式を満たす。このように構成すると、振動体4で反射されてタッチパネル3に入射する光線は、遮光領域E1においては遮光膜5で反射されて電子機器X1の外部に射出されず、透光領域E0においてはタッチパネル3の第1主面3aで全反射されて、同様に電子機器X1の外部に射出されない。したがって、使用者が透光領域E0を通していかなる方向から振動体4を覗き込もうとしても、振動体4が視認されてしまうのが防止される。
Figure 0006147491
以上より、本実施の形態に係る電子機器X1は、使用者に対して振動体4が視認されてしまう可能性を低減することができ、見栄えを向上できる。電子機器X1は、例えば振動体4と入射点Pbとの間に基体6又は枠体7の一部等の遮光部材が配置されない構成であっても、使用者に振動体4が視認されにくい。
次に、電子機器X1の動作例について、図5を参照しながら説明する。
なお、以下では、触覚伝達のうち使用者に対して押圧感を伝達する場合の電子機器X1の動作例について説明するが、電子機器X1は、押圧感以外の、例えば、なぞり感、肌触り感等の様々な触感を伝達する場合にも適用できることは勿論である。
図5に示すように、使用者が、タッチパネル3の第1主面3aを押圧した場合に、振動体4は、タッチパネル3への押圧を検出する(Op1)。ここで、振動体4の押圧検出機能について説明する。使用者が、タッチパネル3の第1主面3aを押圧すると、タッチパネル3が下方向に湾曲する。タッチパネル3が下方向に湾曲すると、振動体4も下方向に湾曲する。つまり、タッチパネル3の第1主面3aへの押圧に応じて、振動体4の湾曲量が変移する。本実施の形態では、振動体4は、圧電素子であるので、湾曲量の変位に応じた電圧に変換することができる。この結果、振動体4によりタッチパネル3への押圧を検出することができる。なお、上記では押圧検出機能を振動体4で実現している例について説明したが、これに限らず、例えば、歪みセンサ等の荷重センサによって実現してもよい。
そして、図示しない触覚伝達ドライバは、使用者による入力操作が、表示画面に表示された入力オブジェクトに対する押圧操作である場合に、Op1にて検出された押圧に基づくデータが所定の閾値を満たすか否かを判定する(Op2)。なお、触覚伝達ドライバは、例えば、タッチパネル3と接続されたFPC(Flexible Printed Circuit)上に、タッチパネル3を制御するタッチパネルドライバとともに設けられている。
そして、触覚伝達ドライバは、Op1にて検出された押圧に基づくデータが所定の閾値を満たすと判定すれば(Op2にてYES)、振動体4をタッチパネル3の短辺方向に伸縮運動させる(Op3)。そして、Op3にて伸縮運動された振動体4によりタッチパネル3が上下方向に湾曲振動する(Op4)。これにより、タッチパネル3の第1主面3aを押圧した使用者に対して押圧感が伝達される。一方、触覚伝達ドライバは、Op1にて検出された押圧に基づくデータが所定の閾値を満たしていないと判定すれば(Op2にてNO)、図5の処理を終了する。
なお、音伝達を行う場合は、伝達する音信号に基づいて図示しない音伝達ドライバにより少なくとも一つの振動体4を駆動してタッチパネル3を振動させる。これにより、タッチパネル3から気導音が発生する。また、振動するタッチパネル3を人の耳に接触させれば、当該接触する接触部位を介して振動音を伝えることができる。これにより人に気導音と振動音とを伝えることができる。
次に、電子機器X1を備えた携帯端末Y1について、図6を参照しながら説明する。
図6に示すように、携帯端末Y1は、例えば、携帯電話、スマートフォン、PDA等であって、上記の電子機器X1と、音声入力部101と、音声出力部102と、キー入力部103と、筐体104とを備えている。
音声入力部101は、例えば、マイク等により構成されており、使用者の音声等が入力される。音声出力部102は、スピーカ等により構成されており、相手方からの音声等が出力される。キー入力部103は、例えば、機械的なキーにより構成される。なお、キー入力部103は、表示画面に表示された操作キーであってもよい。筐体104は、電子機器X1、音声入力部101、音声出力部102、及びキー入力部103を収容する役割を担う部材である。なお、音声出力部102は、上述した振動体4が触覚伝達機能の他に音伝達機能を有する場合は、音伝達機能と同時に駆動されてもよいし、使用者によって振動体4による音伝達機能と切り換えて駆動されてもよい。
他にも、携帯端末Y1は、必要な機能に応じて、デジタルカメラ機能部、ワンセグ放送用チューナ、赤外線通信機能部等の近距離無線通信部、及び各種インタフェース等を備える場合もあるが、これらの詳細についての図示及び説明は省略する。
携帯端末Y1は、電子機器X1を備えているので、使用者に対して振動体4が視認されてしまう可能性を低減することができる。
なお、上記では、携帯端末Y1に音声入力部101を備えている例について説明したが、これに限定されない。すなわち、携帯端末Y1には音声入力部101は備えられていなくともよい。
(第2実施の形態)
図7は、第2実施の形態に係る電子機器X2の概略構成を示す平面図である。図8は、図7のIII−III線断面図である。図9は、図7のIV−IV線断面図である。図10は、図9の部分A2の拡大図である。なお、図7〜図10において、図1〜図4と同様の機能を有する構成については、同じ参照符号を付記し、その詳細な説明を省略する。
図7〜図10に示すように、電子機器X2では、遮光膜5が遮光領域(非操作領域)E1に対応するタッチパネル3の第2主面3b上に設けられている点で、遮光膜5が遮光領域E1に対応するタッチパネル3の第1主面3a上に設けられている電子機器X1と比べて、異なっている。このため、電子機器X2では、振動体4は、遮光膜5上に設けられている。
ここで、遮光膜5に対する振動体4の配置位置について説明する。図10において、光線L1は、振動体4のエッジ部からの光のうち、遮光膜5のエッジ部を通り、タッチパネル3の第2主面3bを屈折角θcで屈折透過する光線を示している。なお、屈折角θcは、タッチパネル3に入射した光線L1が第1主面3aへ入射する際の入射角であり、タッチパネル3の空気に対する臨界角である。この場合、タッチパネル3の面内方向における、振動体4と、遮光膜5のエッジ部である透光領域(操作領域)E0側に位置する遮光膜5の端部51との間の距離Dは、タッチパネル3の屈折率をn、空気の屈折率を1とすると、上記(3)式を用いて下記の(6)式で表される。
Figure 0006147491
そのため、本実施の形態に係る電子機器X2においては、図10に示す断面視において、振動体4が、遮光領域(非操作領域)E1に対応するタッチパネル3の第2主面3b上において、透光領域(操作領域)E0側に位置する遮光膜5の端部51から、上記(6)式で表される距離D以上離れた位置に設けられている。つまり、距離Dが下記の(7)式を満たす。このように構成すると、振動体4で反射されてタッチパネル3に向かう光線は、遮光領域E1においては遮光膜5で反射されてタッチパネル3に入射されず、透光領域E0においてはタッチパネル3の第2主面3bを屈折透過しても第1主面3aで全反射されて、電子機器X1の外部に射出されない。したがって、使用者が透光領域E0を通していかなる方向から振動体4を覗き込もうとしても、振動体4が視認されてしまうのが防止される。
Figure 0006147491
また、電子機器X2では、遮光領域E1に対応するタッチパネル3の第2主面3bに遮光膜5が設けられており、この遮光膜5上に、振動体4が設けられている。このため、電子機器X2では、上記(6)式による距離Dを、電子機器X1における上記(4)式による距離Dと比べて、短くすることができる。そのため、電子機器X2では、電子機器X1と比べて、遮光領域E1を小さくすることができる。この結果、電子機器X2では、小型化を実現することができる。
以上より、上記の電子機器X2では、使用者に対して振動体4が視認されてしまう可能性を低減することができ、見栄えを向上できる。また、上記の電子機器X2では、電子機器X1と比べて、小型化を実現することができる。
なお、上記の遮光膜5は、振動体4とタッチパネル3の第2主面3bとを接着させる接着部材を含んでなることが好ましい。ここで、接着部材の構成材料としては、例えば、メラミン樹脂、ユリア樹脂、フェノール樹脂、酢酸ビニル樹脂、エポキシ樹脂、シアノアクリレート樹脂、アクリル樹脂、クロロプレンゴム、スチレンブタジェンゴム等が挙げられる。遮光膜5が接着部材を含んでなると、遮光膜5とは別に接着部材を設ける必要がなく、振動体4とタッチパネル3の第2主面3bとを接着させることができる。すなわち、遮光膜を形成する工程及び接着部材を形成する工程の2回の工程を経る必要がなく、遮光膜5を形成する1回の工程を経るだけで、振動体4とタッチパネル3の第2主面3bとを遮光膜5によって接着させることができる。つまり、遮光膜5が接着部材を含んでなると、製造工程を減らすことができるため、好ましい。
(第3実施の形態)
図11は、第3実施の形態に係る電子機器X3の概略構成を示す平面図である。図12は、図11のV−V線断面図である。図13は、図12の部分A3の拡大図である。なお、図11〜図13において、図1、図3、及び図4と同様の機能を有する構成については、同じ参照符号を付記し、その詳細な説明を省略する。
図11〜図13に示すように、電子機器X3では、振動体4の表面41に反射抑制膜9が設けられている点で、振動体4の表面41に反射抑制膜9が設けられていない電子機器X1と比べて、異なっている。
反射抑制膜9は、振動体4の表面41の反射率よりも低い反射率を有している。反射抑制膜9は、例えば、黒色の顔料を振動体4の表面41に印刷し、あるいは黒色の艶消し塗料を振動体4の表面41に塗布することにより形成される。なお、艶消し塗料は、艶消し剤(例えば、微粉末シリカ、ポリエチレン微粉末等)を塗料に添加することにより、塗膜表面にミクロの凸凹を発生させ、光の乱反射により低光沢にするものである。
なお、本実施の形態では、反射抑制膜9は、振動体4の表面41全てに設けられているが、これに限定されない。例えば、反射抑制膜9は、振動体4の表面41の一部に設けられていてもよい。
ここで、電子機器X1の場合と同様に、振動体4によりタッチパネル3の第2主面3b側に反射される光のうち、第2主面3bを屈折角θc未満で屈折透過した光は、遮光膜5で反射されて電子機器X3の外部に射出されない。また、屈折角θc以上で第2主面3bを屈折透過した光は、タッチパネル3の第1主面3aで全反射されて、同様に電子機器X1の外部に射出されない。しかも、電子機器X3では、振動体4の表面41に反射抑制膜9が設けられているので、液晶パネル2や外部から入射した光は、反射抑制膜9において反射が抑制されることになる。このため、電子機器X3では、反射抑制膜9で機器内部側に反射され、さらに機器内部で反射されて、タッチパネル3を経て透光領域E0から射出される光を低減できるので、使用者に対して、まぶしさ等の不快感を与えてしまう可能性を低減することができる。
以上より、上記の電子機器X3では、使用者に対して振動体4が視認されてしまう可能性を低減することができ、見栄えを向上できる。また、上記の電子機器X3では、使用者に対して、まぶしさ等の不快感を与えてしまう可能性を低減することができる。
(第4実施の形態)
図14は、第4実施の形態に係る電子機器X4の概略構成を示す平面図である。図15は、図14のVI−VI線断面図である。図16は、図15の部分A4の拡大図である。なお、図14〜図16において、図1、図3、及び図4と同様の機能を有する構成については、同じ参照符号を付記し、その詳細な説明を省略する。
図14〜図16に示すように、電子機器X4では、振動体4に傾斜部42が設けられている点で、電子機器X1と異なっている。
略直方体状をなす振動体4は、4つの側面4cのうち透光領域E0に最も近い側面4c´と背面4bとの間に傾斜部42が設けられている。このように、電子機器X4では、振動体4に傾斜部42が設けられているので、距離Dを図4と同じとすると、電子機器X1と比べて、使用者に対して振動体4が視認されてしまう可能性をより低減することができる。また、傾斜部42を形成したことにより、図16に仮想線で示すように、傾斜部42からタッチパネル3の第2主面3bを屈折角θcで屈折透過する光線が、実線で示す光線L1よりも振動体4側に位置することになる。その結果、距離Dを図4の場合よりも小さくできるので、同一の透光領域E0を確保する場合に、電子機器X4の小型化が図れる。
以上より、上記の電子機器X4では、使用者に対して振動体4が視認されてしまう可能性をより低減することができ、見栄えをより向上できる。あるいは、上記の電子機器X4では、使用者に対して振動体4が視認されてしまう可能性を低減すると同時に、電子機器X4の小型化が図れる。
(第5実施の形態)
図17は、第5実施の形態に係る電子機器X5の概略構成を示す平面図である。図18は、図17のVII−VII線断面図である。図19は、図17のVIII−VIII線断面図である。図17〜図19において、図1〜図3と同様の機能を有する構成については、同じ参照符号を付記し、その詳細な説明を省略する。
図17〜図19に示すように、電子機器X5では、電子機器X1における液晶パネル2及びタッチパネル3の代わりに、入力位置の検出機能を有した液晶パネル10を備えている。
液晶パネル10は、基体6の第3主面6aと空間S1を介して対向して配置されている。液晶パネル10は、基体6の第3主面6aに設けられた支持体8によって遮光領域E1で支持されている。また、液晶パネル10は、第1主面10a、及び第1主面10aの反対側に位置する第2主面10bを有している。
液晶パネル10は、一方基板と、一方基板に対向して配置される他方基板と、一方基板と他方基板との間に介在した液晶層と、一方基板と他方基板との間に介在しかつ表示に寄与する表示部材層と、一方基板上に設けられた光検出部と、を備えている。この光検出部が入力位置の検出機能に相当する。光検出部に外光が入射されている状態で、液晶パネル10の上に指を置くことにより、この指に対応する光検出部に入射される外光が遮断される。これにより、液晶パネル10では、外光が入射されている光検出部の検出レベルと、外光が入射されていない光検出部の検出レベルとを比較することにより、入力位置を検知することができる。
(第6実施の形態)
図20は、第6実施の形態に係る電子機器X6の要部断面図である。図20は、図4と同様に、電子機器X6における振動体4近傍を拡大した図である。図20において、図1〜図3と同様の機能を有する構成については、同じ参照符号を付記し、その詳細な説明を省略する。
電子機器X6は、電子部品15を備える。電子部品15は、例えば、カメラ(インカメラ)、照度センサ又は赤外線送受信部である。電子部品15は、パネル3の端部近傍に配置される。電子部品15は、パネル3の第2主面3bにおいて、振動体4に対して透光領域E0側と反対側に配置される。電子部品15は、振動体4と枠体7との間に配置される。電子部品15は、第2主面3bに当接していてもよいし、当接していなくともよい。
電子機器X6は電子部品15が配置される。したがって、図20に示すように、遮光膜5の端部51と電子部品15の透光領域E0側の端部との間の距離をL、振動体4の断面視における第2主面3bに沿った長さをWとすると、上述の距離Dは、次の(8)式を満たす必要がある。
D≦L−W ・・・(8)
遮光膜5においてパネル3の厚さ方向で電子部品15に対向する領域は、電子部品15による発光動作或いは受光動作を妨げず、かつ電子部品15が外から視認されにくい程度の光透過性を有していてもよい。
上記(8)式に示す条件は、図20に示す第1主面3aに遮光膜5が設けられる構成だけでなく、図10に示すような第2主面3bに遮光膜5が設けられる構成にも適用可能である。
電子機器X6は、上述の距離Dが(5)式或いは(7)式のいずれか一方と(8)式とを満たすように振動体4及び電子部品15を配置することで、電子機器X6の内部のスペースの有効活用を図りつつ、振動体4を使用者に視認されにくくできる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形又は変更が可能である。例えば、上記実施の形態では、タッチパネル3或いは入力位置の検出機能を有した液晶パネル10に振動体4を設けたが、例えば折り畳み式携帯端末のような入力位置の検出機能を有しない表示パネルやその保護パネル等に振動体4を設けてもよい。また、遮光部は、テープやパネルに印刷により形成される遮光膜5に限らず、例えば機器の筐体に取り付けられ、パネルに接して配設される不透明部材であってもよい。
また、第5実施の形態においては、入力位置の検出機能を有した液晶パネル10として、光検出部を備えた液晶パネルの例について説明したが、これに限定されない。例えば、入力位置の検出機能を有した液晶パネル10として、静電容量方式のタッチパネルにおける検出電極を、液晶パネル10の他方基板上に直接形成した液晶パネルであってもよい。また、液晶パネル10の代わりに、入力位置の検出機能を有したプラズマパネル、有機ELパネル、電子ペーパ等の表示パネルであってもよい。
また、上記では、電子機器X1を備えた携帯端末Y1の例について説明したが、電子機器X1に代えて、電子機器X2〜X6のいずれかを採用してもよい。また、電子機器X2〜X6のいずれかを備えた携帯端末を採用してもよい。また、上述した実施の形態は適宜に組み合わせてもよい。上記では、携帯端末Y1が電子機器X1〜X6並びに音声入力部101、音声出力部102及び筐体105等を備えるとして説明を行ったが、これに限定されない。電子機器X1〜X6が音声入力部101、音声出力部102及び筐体105等を備えてもよい。
さらに、上記では、電子機器X1〜X5を触覚伝達技術又は音伝達技術に適用した例について説明したが、これに限定されない。電子機器X1〜X5は、触覚伝達技術や音伝達技術以外にも、例えば、音声を出力するパネルスピーカ技術にも適用することが可能である。
X1〜X5 電子機器
Y1 携帯端末
2 液晶パネル(表示パネル)
3 タッチパネル(操作部)
4 振動体
42 傾斜部
5 遮光膜
51 端部
6 基体
8 支持体
9 反射抑制膜
10 液晶パネル
15 電子部品
E0 透光領域
E1 遮光領域

Claims (8)

  1. 第1主面及び該第1主面の反対側に位置する第2主面を有する透光性のパネルと、
    前記パネルの前記第1主面上に配設される遮光部と、
    前記パネルの前記第2主面において前記遮光部と対向する位置に配設される振動体と、
    子部品、を備え、
    前記パネルにおける、当該パネルの厚さ方向で前記遮光部と対向しない領域は、透光領域を形成し、
    前記電子部品は、前記振動体の前記透光領域側と反対側に配置され、
    前記パネルの屈折率をn、前記パネルの空気に対する臨界角をθc、前記パネルの厚さをt1、前記振動体の厚さをt2、前記パネルの厚さ方向の断面視における、前記遮光部の前記透光領域側の端部と前記電子部品の前記透光領域側の端部との間の距離をL、前記パネルの厚さ方向の断面視における、前記振動体の前記第2主面に沿った長さをW、前記パネルの厚さ方向の断面視における前記振動体の前記透光領域側の端部と前記遮光部の前記透光領域側の端部との間の距離をDとするとき、
    Figure 0006147491
    を満たす、ことを特徴とする電子機器。
  2. 前記遮光部は、前記パネルに接合された遮光膜からなる、請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記振動体の表面には、該表面の反射率よりも低い反射率を有する反射抑制膜が設けられている、請求項1又は2に記載の電子機器。
  4. 前記振動体は、前記パネルの前記第2主面と対向する対向面、該対向面の反対側に位置する背面、及び、前記対向面と前記背面とに隣接する4つの側面を有し、該4つの側面のうち前記透光領域に最も近い側面と前記背面との間に傾斜部が設けられている、請求項1〜3のいずれか一項に記載の電子機器。
  5. 前記パネルは、タッチパネルであり、
    第3主面を有した基体と、
    前記基体の前記第3主面上に設けられており、かつ前記タッチパネルを前記遮光部が配置される領域で支持する支持体と、
    前記基体の前記第3主面上に設けられており、かつ前記タッチパネルと空間を介して対向して配置された表示パネルと、をさらに備える、請求項1〜4のいずれか一項に記載の電子機器。
  6. 前記パネルは、入力位置の検出機能を有する表示パネルであり、
    第3主面を有した基体と、
    前記基体の前記第3主面上に設けられており、かつ前記表示パネルを前記遮光部が配置される領域で支持する支持体と、をさらに備える、請求項1〜4のいずれか一項に記載の電子機器。
  7. 前記表示パネルは、液晶パネル又は有機ELパネルである、請求項5又は6に記載の電子機器。
  8. 第1主面及び該第1主面の反対側に位置する第2主面を有する透光性のパネルと、
    前記パネルの前記第1主面上に配設される遮光部と、
    前記パネルの前記第2主面において前記遮光部と対向する位置に配設される振動体と、
    子部品、を備え、
    前記パネルにおける、当該パネルの厚さ方向で前記遮光部と対向しない領域は、透光領域を形成し、
    前記電子部品は、前記振動体の前記透光領域側と反対側に配置される電子機器の組立方法であって、
    前記パネルの屈折率をn、前記パネルの空気に対する臨界角をθc、前記パネルの厚さをt1、前記振動体の厚さをt2、前記パネルの厚さ方向の断面視における、前記遮光部の前記透光領域側の端部と前記電子部品の前記透光領域側の端部との間の距離をL、前記パネルの厚さ方向の断面視における、前記振動体の前記第2主面に沿った長さをW、前記パネルの厚さ方向の断面視における前記振動体の前記透光領域側の端部と前記遮光部の前記透光領域側の端部との間の距離をDとするとき、
    Figure 0006147491
    を満たすように、前記パネルに対して前記遮光部及び前記振動体を配置する、ことを特徴とする電子機器の組立方法。
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