JP6147448B1 - データ処理装置、データ処理方法及びデータ処理プログラム - Google Patents
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Abstract
表示描画時間推定部(4)は、複数の描画レイヤについて、描画レイヤごとに、描画レイヤに含まれるデータの描画を完了するのに要する時間である表示描画時間を推定する。表示内容決定部(5)は、表示描画時間推定部(4)により推定された描画レイヤごとの表示描画時間に基づき、スクロールの表示更新間隔内に描画を完了させることができる描画レイヤ数の範囲で、描画対象の描画レイヤを選択する。表示内容描画部(6)は、表示内容決定部(5)により選択された描画レイヤのデータを用いた描画を行う。
Description
本発明は、複数のレイヤで構成されるデータの描画に関する。
以下では、複数のレイヤで構成されるデータとして、地図データを例にして説明を行う。
以下では、複数のレイヤで構成されるデータとして、地図データを例にして説明を行う。
カーナビゲーションシステムをはじめとする地図描画装置にとって、地図の表示範囲を移動させる画面スクロール機能は欠かせないものである。この画面スクロール機能は予め決められたスクロールパラメータに基づき行われる。しかし、表示画面に表示する地点によっては、描画する地図データのデータ量が増減したり、地図描画装置の動作負荷が一定でなかったりすることにより、スクロールパラメータ通りにスクロールできないという問題が発生する。なお、「スクロールパラメータ」は、スクロールの表示更新間隔または表示更新間隔当たりのスクロール移動量などである。また、「スクロールがパラメータ通りに動作しない」とは、スクロールの表示更新に表示更新間隔以上の時間がかかること、または、地図データの描画処理が表示更新間隔内に完了しない場合に表示画面上に部分的に地図が欠けた白地図が表示されることである。
このような問題を解決するために、例えば特許文献1では、スクロール方向やスクロール速度によって先読み描画領域のサイズまたは/及び先読み描画領域の位置を変更する方法が開示されている。
しかしながら、上述した特許文献1の方法では、先読み描画領域の描画処理が表示更新間隔内に完了しない場合に、白地図が表示される問題は残ったままである。また、表示更新がスクロールパラメータ通りに行われなくなることについては言及されておらず、従来同様に、表示更新がスクロールパラメータ通りに行われなくなるという問題が発生してしまう。
本発明は、スクロールの表示更新間隔内に描画処理が完了する構成を得ることを主な目的とする。
本発明に係るデータ処理装置は、
複数の描画レイヤについて、描画レイヤごとに、描画レイヤに含まれるデータの描画を完了するのに要する時間である描画時間を推定する描画時間推定部と、
前記描画時間推定部により推定された描画レイヤごとの描画時間に基づき、スクロールの表示更新間隔内に描画を完了させることができる描画レイヤ数の範囲で、描画対象の描画レイヤを選択する描画対象レイヤ選択部と、
前記描画対象レイヤ選択部により選択された描画レイヤのデータを用いた描画を行う描画部とを有する。
複数の描画レイヤについて、描画レイヤごとに、描画レイヤに含まれるデータの描画を完了するのに要する時間である描画時間を推定する描画時間推定部と、
前記描画時間推定部により推定された描画レイヤごとの描画時間に基づき、スクロールの表示更新間隔内に描画を完了させることができる描画レイヤ数の範囲で、描画対象の描画レイヤを選択する描画対象レイヤ選択部と、
前記描画対象レイヤ選択部により選択された描画レイヤのデータを用いた描画を行う描画部とを有する。
本発明では、描画レイヤごとの描画時間に基づき、スクロールの表示更新間隔内に描画を完了させることができる描画レイヤ数の範囲で、描画対象の描画レイヤを選択する。このため、本発明によれば、スクロールの表示更新間隔内に描画処理を完了することができる。
実施の形態1.
***構成の説明***
図1は、本実施の形態に係る地図描画装置100の機能構成例を示す。
地図描画装置100は、例えば、図6に示すハードウェアを備えるコンピュータである。図6に示すハードウェア構成の詳細は後述する。
なお、地図描画装置100は、データ処理装置の例である。また、地図描画装置100により行われる動作は、データ処理方法及びデータ処理プログラムの例である。
***構成の説明***
図1は、本実施の形態に係る地図描画装置100の機能構成例を示す。
地図描画装置100は、例えば、図6に示すハードウェアを備えるコンピュータである。図6に示すハードウェア構成の詳細は後述する。
なお、地図描画装置100は、データ処理装置の例である。また、地図描画装置100により行われる動作は、データ処理方法及びデータ処理プログラムの例である。
地図描画装置100は、地図データベース1、制御部2、表示部3、先読み描画部7で構成される。
表示部3は、表示描画時間推定部4、表示内容決定部5、表示内容描画部6で構成される。
先読み描画部7は、先読み描画時間推定部8、先読み描画内容決定部9、地図データ取得部10、先読み描画内容描画部11で構成される。
表示部3は、表示描画時間推定部4、表示内容決定部5、表示内容描画部6で構成される。
先読み描画部7は、先読み描画時間推定部8、先読み描画内容決定部9、地図データ取得部10、先読み描画内容描画部11で構成される。
地図データベース1は、地図データを記憶している。この地図データベース1に記憶されている地図データは、地図データ取得部10によって読み出される。
地図データは、複数の描画レイヤで構成される。図5は、描画レイヤの例を示す。描画レイヤは、地図データに含まれる描画アイテムを共通する属性を有する描画アイテムでグループ化して得られる層である。例えば、緑地や街区といった背景の役割を持つ描画アイテムで構成される描画レイヤ、道路、鉄道線路等の線形状の描画アイテムで構成される描画レイヤ、建物や駐車場等の面形状の描画アイテムで構成される描画レイヤ、文字情報の描画アイテムで構成される描画レイヤというように、地図データをレイヤ分割することが考えられる。地図描画装置100は、複数の描画レイヤのデータを重畳して描画することで、表示画面に地図を表示する。各描画レイヤには、優先度が設定されている。本実施の形態では、重畳の順に従って、描画レイヤの優先度が設定されている。具体的には、重畳の際に下位に配置される描画レイヤほど、優先度が高い。図2の例では、最下位の描画レイヤ1が最も優先度が高く、最上位の描画レイヤnが最も優先度が低い。
地図データは、複数の描画レイヤで構成される。図5は、描画レイヤの例を示す。描画レイヤは、地図データに含まれる描画アイテムを共通する属性を有する描画アイテムでグループ化して得られる層である。例えば、緑地や街区といった背景の役割を持つ描画アイテムで構成される描画レイヤ、道路、鉄道線路等の線形状の描画アイテムで構成される描画レイヤ、建物や駐車場等の面形状の描画アイテムで構成される描画レイヤ、文字情報の描画アイテムで構成される描画レイヤというように、地図データをレイヤ分割することが考えられる。地図描画装置100は、複数の描画レイヤのデータを重畳して描画することで、表示画面に地図を表示する。各描画レイヤには、優先度が設定されている。本実施の形態では、重畳の順に従って、描画レイヤの優先度が設定されている。具体的には、重畳の際に下位に配置される描画レイヤほど、優先度が高い。図2の例では、最下位の描画レイヤ1が最も優先度が高く、最上位の描画レイヤnが最も優先度が低い。
制御部2は、外部からのスクロール操作に応じて、表示範囲及び先読み描画範囲などの描画に必要なパラメータを決定する。また、制御部2は、決定したパラメータを、表示部3と先読み描画部7に通知する。
表示部3は、制御部2から通知されたパラメータに基づき、地図を表示画面に表示する。
表示部3において、表示描画時間推定部4は、表示範囲の地図を表示する際に要する時間(表示描画時間)を推定する。より具体的には、表示描画時間推定部4は、複数の描画レイヤについて、描画レイヤごとに、描画レイヤに含まれるデータの描画を完了するのに要する時間である表示描画時間を推定する。
また、表示描画時間推定部4は、推定した描画レイヤごとの表示描画時間を表示内容決定部5に通知する。
表示描画時間推定部4は、描画時間推定部の例である。また、表示描画時間推定部4により行われる処理は、描画時間推定処理の例である。
また、表示描画時間推定部4は、推定した描画レイヤごとの表示描画時間を表示内容決定部5に通知する。
表示描画時間推定部4は、描画時間推定部の例である。また、表示描画時間推定部4により行われる処理は、描画時間推定処理の例である。
表示内容決定部5は、表示描画時間推定部4から通知された描画レイヤごとの表示描画時間とスクロールの表示更新間隔を用いて、描画対象の描画レイヤを選択する。つまり、表示内容決定部5は、描画レイヤごとの表示描画時間に基づき、スクロールの表示更新間隔内に描画を完了させることができる描画レイヤ数の範囲で、描画対象の描画レイヤを選択する。より具体的には、表示内容決定部5は、優先度の高い描画レイヤから順に表示描画時間を加算し、表示描画時間の合計値が表示更新間隔以下となる範囲で最大の描画レイヤ数を求める。そして、表示内容決定部5は、最大の描画レイヤ数分の描画レイヤを、優先度の高い描画レイヤから順に選択する。なお、スクロールの表示更新間隔とは、ユーザによりスクロール操作が行われた際に表示画面に表示する地図を更新する間隔である。スクロールの表示更新間隔は地図描画装置100に予め設定されている。スクロールの表示更新間隔は、例えば、30ミリ秒、16ミリ秒といった時間である。
そして、表示内容決定部5は、選択した描画レイヤに含まれるデータを、表示内容描画部6に出力する。
なお、表示内容決定部5は、描画対象レイヤ選択部の例である。また、表示内容決定部5により行われる処理は、描画対象レイヤ選択処理の例である。
そして、表示内容決定部5は、選択した描画レイヤに含まれるデータを、表示内容描画部6に出力する。
なお、表示内容決定部5は、描画対象レイヤ選択部の例である。また、表示内容決定部5により行われる処理は、描画対象レイヤ選択処理の例である。
表示内容描画部6は、表示内容決定部5から出力された描画レイヤのデータを用いた描画を行って、表示画面に地図を表示する。
なお、表示内容描画部6は、描画部の例である。また、表示内容描画部6により行われる処理は、描画処理の例である。
なお、表示内容描画部6は、描画部の例である。また、表示内容描画部6により行われる処理は、描画処理の例である。
先読み描画部7は、制御部2から通知されたパラメータに基づき、先読み描画データを生成する。先読み描画データは、先読み制御により生成するデータである。つまり、先読み描画データは、ユーザのスクロール操作により表示範囲が現在表示画面に表示されている地図領域の外に移動する前に、スクロール方向に先読みして生成しておくデータである。先読み描画データを予め生成しておくことで、高速なスクロール操作があった場合にも円滑な表示が実現される。
先読み描画時間推定部8は、先読み描画データの生成及び描画に要する時間(先読み描画時間)を推定する。つまり、先読み描画時間推定部8は、複数の描画レイヤについて、描画レイヤごとに、先読み制御により先読み描画データを生成するとともに生成した先読み描画データを描画するのに要する時間である先読み描画時間を推定する。
先読み描画時間推定部8は、推定した描画レイヤごとの先読み描画時間を先読み描画内容決定部9に通知する。
先読み描画時間推定部8は、推定した描画レイヤごとの先読み描画時間を先読み描画内容決定部9に通知する。
先読み描画内容決定部9は、先読み描画時間推定部8から通知された描画レイヤごとの先読み描画時間と、描画完了猶予時間とを用いて、先読み描画内容を決定する。描画完了猶予時間は、スクロール操作の発生から、スクロール操作によって発生する新たな描画を完了させるまでの猶予時間である。つまり、描画完了猶予時間内に新たな描画を完了させる必要がある。先読み描画内容決定部9は、描画レイヤごとの先読み描画時間に基づき、描画完了猶予時間内に先読み描画データの生成及び描画を完了させることができる描画レイヤ数の範囲で、先読み描画データを生成する描画レイヤを選択する。より具体的には、先読み描画内容決定部9は、優先度の高い描画レイヤから順に先読み描画時間を加算し、先読み描画時間の合計値が描画完了猶予時間以下となる範囲で最大の描画レイヤ数を求める。そして、先読み描画内容決定部9は、最大の描画レイヤ数分の描画レイヤを、優先度の高い描画レイヤから順に選択する。
先読み描画内容決定部9は、選択した描画レイヤを地図データ取得部10に通知する。
なお、先読み描画内容決定部9は、生成対象レイヤ選択部の例である。また、先読み描画内容決定部9により行われる処理は、生成対象レイヤ選択処理の例である。
先読み描画内容決定部9は、選択した描画レイヤを地図データ取得部10に通知する。
なお、先読み描画内容決定部9は、生成対象レイヤ選択部の例である。また、先読み描画内容決定部9により行われる処理は、生成対象レイヤ選択処理の例である。
地図データ取得部10は、先読み描画内容決定部9から通知された描画レイヤに含まれるデータ(以下、レイヤデータという)を、地図データベース1から取得する。
また、地図データ取得部10は、取得したレイヤデータを、先読み描画内容描画部11に出力する。
また、地図データ取得部10は、取得したレイヤデータを、先読み描画内容描画部11に出力する。
先読み描画内容描画部11は、地図データ取得部10から出力されたレイヤデータを用いて、描画レイヤごとに先読み描画データを生成する。
先読み描画内容描画部11は、データ生成部の例である。また、先読み描画内容描画部11により行われる処理は、データ生成処理の例である。
先読み描画内容描画部11は、データ生成部の例である。また、先読み描画内容描画部11により行われる処理は、データ生成処理の例である。
***動作の説明***
図2は、スクロール時の地図描画装置100の描画処理の概要を示す。
地図描画装置100では、表示描画データと先読み描画データとが用いられる。表示描画データは、表示部3が表示画面に表示する地図を描画するために用いるデータである。先読み描画データは、前述のように、先読み描画部7が先読み制御により生成するデータである。
表示描画データには、表示画面領域のデータと、表示画面領域の周辺の領域のデータとが含まれる。表示画面領域とは、地図描画装置100の表示画面に対応する矩形領域である。つまり、表示部3は、表示描画データのうち表示画面領域内のデータを用いた描画を行い、表示画面に地図を表示する。また、表示描画データには先読み判定領域が設けられている。先読み判定領域は、表示画面領域の外側に設けられた矩形領域である。ユーザのスクロール操作があると、表示範囲が先読み判定領域を超えて、先読み判定領域の外に移動する。表示範囲が先読み判定領域を超えると、表示部3は、表示描画データの先読み判定領域外のデータも用いて表示画面に地図を表示する。なお、表示部3は、表示更新間隔ごとに、表示描画データを用いて表示画面に地図を表示する。一方、先読み描画部7は、スクロール方向に先読みして、先読み描画領域の地図データを先読み描画データとして生成する。先読み描画領域は、スクロール方向の先読み判定領域外の領域を含む、表示描画データ領域と同じ大きさの領域である。表示描画データ領域は、表示描画データがカバーしている領域である。画面スクロールにより表示範囲が表示描画データ領域の外に移動するまでの時間(描画完了猶予時間に相当)内に、先読み描画部7による先読み描画データの生成及び表示部3による先読み描画データを用いた描画が完了していなければならない。
例えば、図2の右方向に先読み判定領域を超えるスクロールが行われた場合は、表示部3は、図2の先読み判定領域の右にある領域のデータを用いた地図の描画を行う。先読み描画部7は、図2の先読み判定領域の右にある領域を含む、表示描画データ領域と同じ大きさの領域(先読み描画領域)の地図データを先読みして、先読み描画データを生成する。
先読み描画部7による先読み描画データの生成が完了すると、表示部3は、表示描画データと先読み描画データとを入れ替える。
地図描画装置100は、第1のバッファと第2のバッファとを備えており、表示部3は、アクセス先のバッファを切り替えることで、表示描画データと先読み描画データとを入れ替える。表示部3が第1のバッファから表示描画データを読み出して表示画面に地図を表示している際にスクロール操作があると、先読み描画部7は先読み描画データを生成し、生成した先読み描画データを第2のバッファに格納する。先読み描画部7は、先読み描画データの第2のバッファへの格納が完了すると、表示部3に先読み描画データの生成の完了を通知する。表示部3は、先読み描画部7から先読み描画データの生成の完了が通知されると、第2のバッファに格納されている先読み描画データを新たな表示描画データとして読み出して表示画面に地図を表示する。表示部3が第2のバッファから表示描画データを読み出して表示画面に地図を表示している際にスクロール操作があると、先読み描画部7は先読み描画データを生成し、生成した先読み描画データを第1のバッファに格納する。先読み描画部7は、先読み描画データの第1のバッファへの格納が完了すると、表示部3に先読み描画データの生成の完了を通知する。表示部3は、先読み描画部7から先読み描画データの生成の完了が通知されると、第1のバッファに格納されている先読み描画データを新たな表示描画データとして読み出して表示画面に地図を表示する。
このように、先読み描画部7が先読み制御により先読み描画データを生成することで、画面スクロールがあった際にも、表示部3は円滑に表示を更新することができる。
図2は、スクロール時の地図描画装置100の描画処理の概要を示す。
地図描画装置100では、表示描画データと先読み描画データとが用いられる。表示描画データは、表示部3が表示画面に表示する地図を描画するために用いるデータである。先読み描画データは、前述のように、先読み描画部7が先読み制御により生成するデータである。
表示描画データには、表示画面領域のデータと、表示画面領域の周辺の領域のデータとが含まれる。表示画面領域とは、地図描画装置100の表示画面に対応する矩形領域である。つまり、表示部3は、表示描画データのうち表示画面領域内のデータを用いた描画を行い、表示画面に地図を表示する。また、表示描画データには先読み判定領域が設けられている。先読み判定領域は、表示画面領域の外側に設けられた矩形領域である。ユーザのスクロール操作があると、表示範囲が先読み判定領域を超えて、先読み判定領域の外に移動する。表示範囲が先読み判定領域を超えると、表示部3は、表示描画データの先読み判定領域外のデータも用いて表示画面に地図を表示する。なお、表示部3は、表示更新間隔ごとに、表示描画データを用いて表示画面に地図を表示する。一方、先読み描画部7は、スクロール方向に先読みして、先読み描画領域の地図データを先読み描画データとして生成する。先読み描画領域は、スクロール方向の先読み判定領域外の領域を含む、表示描画データ領域と同じ大きさの領域である。表示描画データ領域は、表示描画データがカバーしている領域である。画面スクロールにより表示範囲が表示描画データ領域の外に移動するまでの時間(描画完了猶予時間に相当)内に、先読み描画部7による先読み描画データの生成及び表示部3による先読み描画データを用いた描画が完了していなければならない。
例えば、図2の右方向に先読み判定領域を超えるスクロールが行われた場合は、表示部3は、図2の先読み判定領域の右にある領域のデータを用いた地図の描画を行う。先読み描画部7は、図2の先読み判定領域の右にある領域を含む、表示描画データ領域と同じ大きさの領域(先読み描画領域)の地図データを先読みして、先読み描画データを生成する。
先読み描画部7による先読み描画データの生成が完了すると、表示部3は、表示描画データと先読み描画データとを入れ替える。
地図描画装置100は、第1のバッファと第2のバッファとを備えており、表示部3は、アクセス先のバッファを切り替えることで、表示描画データと先読み描画データとを入れ替える。表示部3が第1のバッファから表示描画データを読み出して表示画面に地図を表示している際にスクロール操作があると、先読み描画部7は先読み描画データを生成し、生成した先読み描画データを第2のバッファに格納する。先読み描画部7は、先読み描画データの第2のバッファへの格納が完了すると、表示部3に先読み描画データの生成の完了を通知する。表示部3は、先読み描画部7から先読み描画データの生成の完了が通知されると、第2のバッファに格納されている先読み描画データを新たな表示描画データとして読み出して表示画面に地図を表示する。表示部3が第2のバッファから表示描画データを読み出して表示画面に地図を表示している際にスクロール操作があると、先読み描画部7は先読み描画データを生成し、生成した先読み描画データを第1のバッファに格納する。先読み描画部7は、先読み描画データの第1のバッファへの格納が完了すると、表示部3に先読み描画データの生成の完了を通知する。表示部3は、先読み描画部7から先読み描画データの生成の完了が通知されると、第1のバッファに格納されている先読み描画データを新たな表示描画データとして読み出して表示画面に地図を表示する。
このように、先読み描画部7が先読み制御により先読み描画データを生成することで、画面スクロールがあった際にも、表示部3は円滑に表示を更新することができる。
次に、地図描画装置100の動作の詳細を説明する。
制御部2は、外部からのスクロール要求に応じて、表示範囲及び先読み描画範囲などの描画に必要なパラメータを決定し、決定したパラメータを表示部3と先読み描画部7に通知する。
表示部3は、制御部2から通知されたパラメータに従って、表示描画データを用いて地図を描画し、描画した地図を表示画面に表示する。
この表示部3を構成する表示描画時間推定部4、表示内容決定部5、表示内容描画部6の処理を図3に示すフローチャートを用いて説明する。
この表示部3を構成する表示描画時間推定部4、表示内容決定部5、表示内容描画部6の処理を図3に示すフローチャートを用いて説明する。
まず、ステップST11において、表示描画時間推定部4が、表示描画データ内の描画レイヤごとに、表示描画時間LT1を推定する。表示描画時間LT1は、描画レイヤに含まれる表示描画データの表示範囲に相当する領域の描画を完了するのに要する時間である。ここでは、描画レイヤ1の表示描画時間LT1を、LT1_1と表記し、描画レイヤnの表示描画時間LT1を、LT1_nと表記する。
なお、表示描画時間推定部4は、各描画レイヤに含まれる表示描画データのデータ量又は/及び各描画レイヤの過去の表示描画時間LT1を用いて、各描画レイヤの表示描画時間LT1を推定する。
なお、表示描画時間推定部4は、各描画レイヤに含まれる表示描画データのデータ量又は/及び各描画レイヤの過去の表示描画時間LT1を用いて、各描画レイヤの表示描画時間LT1を推定する。
次に、ステップST12において、表示内容決定部5が、表示描画時間LT1_1〜LT1_nに基づき、スクロールの表示更新間隔内に描画が可能な描画レイヤを決定する。
つまり、表示内容決定部5は、優先度の高い描画レイヤから順に表示描画時間LTを加算し、合計値が表示更新間隔以下となる範囲で最大の描画レイヤ数を求める。そして、表示内容決定部5は、最大の描画レイヤ数分の描画レイヤを、優先度の高い描画レイヤから順に選択する。本実施の形態では、重畳の際に下位に配置される描画レイヤほど、優先度が高い。このため、表示内容決定部5は、表示描画時間LT1_1〜LT1_kの合計値が表示更新間隔以下となる最大のkを求め、描画レイヤ1〜描画レイヤkを選択する。
このように、優先度の高い下位の描画レイヤの表示描画時間LT1から順に合計することで、優先度の高い下位の描画レイヤから順に選択されることになる。このため、優先度の高い描画レイヤの描画アイテムが優先して表示される。
つまり、表示内容決定部5は、優先度の高い描画レイヤから順に表示描画時間LTを加算し、合計値が表示更新間隔以下となる範囲で最大の描画レイヤ数を求める。そして、表示内容決定部5は、最大の描画レイヤ数分の描画レイヤを、優先度の高い描画レイヤから順に選択する。本実施の形態では、重畳の際に下位に配置される描画レイヤほど、優先度が高い。このため、表示内容決定部5は、表示描画時間LT1_1〜LT1_kの合計値が表示更新間隔以下となる最大のkを求め、描画レイヤ1〜描画レイヤkを選択する。
このように、優先度の高い下位の描画レイヤの表示描画時間LT1から順に合計することで、優先度の高い下位の描画レイヤから順に選択されることになる。このため、優先度の高い描画レイヤの描画アイテムが優先して表示される。
最後に、ステップST13において、表示内容描画部6が、ステップST12で選択された描画レイヤに含まれる、表示範囲に相当する領域の表示描画データを用いた描画を行い、表示画面に地図を表示する。
次に、先読み描画部7の動作を説明する。
先読み描画部7は、制御部2から通知されたパラメータに従って地図データを先読みし、先読み描画データを生成する。そして、先読み描画部7は、生成した先読み描画データを第1のバッファ又は第2のバッファに格納する。先読み描画部7は、先読み描画データの第1のバッファ又は第2のバッファへの格納が完了すると、表示部3に先読み描画データの生成の完了を通知する。
この先読み描画部7を構成する先読み描画時間推定部8、先読み描画内容決定部9、地図データ取得部10、先読み描画内容描画部11の処理を図4に示すフローチャートを用いて説明する。
先読み描画部7は、制御部2から通知されたパラメータに従って地図データを先読みし、先読み描画データを生成する。そして、先読み描画部7は、生成した先読み描画データを第1のバッファ又は第2のバッファに格納する。先読み描画部7は、先読み描画データの第1のバッファ又は第2のバッファへの格納が完了すると、表示部3に先読み描画データの生成の完了を通知する。
この先読み描画部7を構成する先読み描画時間推定部8、先読み描画内容決定部9、地図データ取得部10、先読み描画内容描画部11の処理を図4に示すフローチャートを用いて説明する。
まず、ステップST21において、先読み描画時間推定部8が、描画レイヤごとに、先読み描画時間LT2を推定する。先読み描画時間LT2は、先読み描画データの生成及び先読み描画データの表示範囲に相当する領域の描画に要する時間である。ここでは、描画レイヤ1の先読み描画時間LT2を、LT2_1と表記し、描画レイヤnの先読み描画時間LT2を、LT2_nと表記する。
なお、先読み描画時間推定部8は、各描画レイヤの先読み描画領域に含まれる地図データのデータ量又は/及び各描画レイヤの過去の先読み描画時間LT2を用いて、各描画レイヤの先読み描画時間LT2を推定する。
なお、先読み描画時間推定部8は、各描画レイヤの先読み描画領域に含まれる地図データのデータ量又は/及び各描画レイヤの過去の先読み描画時間LT2を用いて、各描画レイヤの先読み描画時間LT2を推定する。
次に、ステップST22において、先読み描画内容決定部9は、描画完了猶予時間Tを算出する。描画完了猶予時間Tは、以下の式で表すことができる。
T=(l/d)*i
ここで、iは、スクロールの表示更新間隔である。dは、表示更新間隔当たりのスクロール移動量である。lは、表示範囲が表示描画データ領域外に移動するまでの距離である。
スクロール操作によって先読み描画データを用いた新たな描画が必要になった際に、描画完了猶予時間T内に、先読み描画データを用いた新たな描画を完了させる必要がある。つまり、描画完了猶予時間Tは、スクロール操作により表示範囲が表示描画データ領域の外に移動するまでの時間である。
T=(l/d)*i
ここで、iは、スクロールの表示更新間隔である。dは、表示更新間隔当たりのスクロール移動量である。lは、表示範囲が表示描画データ領域外に移動するまでの距離である。
スクロール操作によって先読み描画データを用いた新たな描画が必要になった際に、描画完了猶予時間T内に、先読み描画データを用いた新たな描画を完了させる必要がある。つまり、描画完了猶予時間Tは、スクロール操作により表示範囲が表示描画データ領域の外に移動するまでの時間である。
次に、ステップST23において、先読み描画内容決定部9が、先読み描画時間LT2_1〜LT2_nに基づき、描画完了猶予時間T内に先読み描画データの生成及び先読み描画データの表示範囲に相当する領域の描画が可能な描画レイヤを決定する。
つまり、先読み描画内容決定部9は、優先度の高い描画レイヤから順に先読み描画時間LT2を加算し、合計値が描画完了猶予時間T以下となる範囲で最大の描画レイヤ数を求める。そして、先読み描画内容決定部9は、最大の描画レイヤ数分の描画レイヤを、優先度の高い描画レイヤから順に選択する。本実施の形態では、重畳の際に下位に配置される描画レイヤほど、優先度が高い。このため、先読み描画内容決定部9は、先読み描画時間LT2_1〜LT2_mの合計値が描画完了猶予時間T以下となる最大のmを求め、描画レイヤ1〜描画レイヤmを選択する。
このように、優先度の高い下位の描画レイヤの先読み描画時間LT2から順に合計することで、優先度の高い下位の描画レイヤから順に選択されることになる。このため、優先度の高い描画レイヤの描画アイテムが優先して先読み描画データに含まれ、また、表示部3において優先して表示される。
つまり、先読み描画内容決定部9は、優先度の高い描画レイヤから順に先読み描画時間LT2を加算し、合計値が描画完了猶予時間T以下となる範囲で最大の描画レイヤ数を求める。そして、先読み描画内容決定部9は、最大の描画レイヤ数分の描画レイヤを、優先度の高い描画レイヤから順に選択する。本実施の形態では、重畳の際に下位に配置される描画レイヤほど、優先度が高い。このため、先読み描画内容決定部9は、先読み描画時間LT2_1〜LT2_mの合計値が描画完了猶予時間T以下となる最大のmを求め、描画レイヤ1〜描画レイヤmを選択する。
このように、優先度の高い下位の描画レイヤの先読み描画時間LT2から順に合計することで、優先度の高い下位の描画レイヤから順に選択されることになる。このため、優先度の高い描画レイヤの描画アイテムが優先して先読み描画データに含まれ、また、表示部3において優先して表示される。
最後に、ステップST24において、先読み描画内容描画部11が、ステップST23で選択された描画レイヤの先読み描画データを生成する。
より具体的には、地図データ取得部10が、地図データベース1から、ステップST23で選択された描画レイヤの先読み描画領域のデータ(レイヤデータ)を取得し、取得したレイヤデータを、先読み描画内容描画部11に出力する。
先読み描画内容描画部11は、地図データ取得部10から出力されたレイヤデータを用いて、描画レイヤごとに先読み描画データを生成する。
そして、先読み描画内容描画部11は、生成した各描画レイヤの先読み描画データを書き込み先のバッファ(第1のバッファ又は第2のバッファ)に書き込む。先読み描画データの書込みが完了したら、先読み描画内容描画部11は、表示部3に先読み描画データの生成の完了を通知する。
その後、表示部3は、該当するバッファから、先読み描画データを新たな表示描画データとして読み出して表示画面に地図を表示する。
より具体的には、地図データ取得部10が、地図データベース1から、ステップST23で選択された描画レイヤの先読み描画領域のデータ(レイヤデータ)を取得し、取得したレイヤデータを、先読み描画内容描画部11に出力する。
先読み描画内容描画部11は、地図データ取得部10から出力されたレイヤデータを用いて、描画レイヤごとに先読み描画データを生成する。
そして、先読み描画内容描画部11は、生成した各描画レイヤの先読み描画データを書き込み先のバッファ(第1のバッファ又は第2のバッファ)に書き込む。先読み描画データの書込みが完了したら、先読み描画内容描画部11は、表示部3に先読み描画データの生成の完了を通知する。
その後、表示部3は、該当するバッファから、先読み描画データを新たな表示描画データとして読み出して表示画面に地図を表示する。
なお、図3のフローでは、ステップST12において、ステップST11で推定した表示描画時間LT1をそのまま用いて、描画レイヤを選択している。これに代えて、ステップST11において、描画レイヤごとに実際に描画に要した時間を用いて表示描画時間LT1を補正し、ステップST12において、補正後の表示描画時間LT1を用いて描画レイヤを選択するようにしてもよい。
また、図4のフローでは、ステップST22において、ステップST21で推定した先読み描画時間LT2をそのまま用いて、描画レイヤを選択している。これに代えて、ステップS21において、描画レイヤごとに実際に先読み描画データの生成及び描画に要した時間を用いて先読み描画時間LT2を補正し、ステップST22において、補正後の先読み描画時間LT2を用いて描画レイヤを選択するようにしてもよい。
また、図4のフローでは、ステップST22において、ステップST21で推定した先読み描画時間LT2をそのまま用いて、描画レイヤを選択している。これに代えて、ステップS21において、描画レイヤごとに実際に先読み描画データの生成及び描画に要した時間を用いて先読み描画時間LT2を補正し、ステップST22において、補正後の先読み描画時間LT2を用いて描画レイヤを選択するようにしてもよい。
***実施の形態の効果の説明***
以上のように、本実施の形態では、スクロールの表示更新間隔内に描画を完了させることができる描画レイヤ数の範囲で、描画対象の描画レイヤを選択する。また、本実施の形態では、描画完了猶予時間内に先読み描画データの生成及び描画を完了させることができる描画レイヤ数の範囲で、先読み描画データを生成する描画レイヤを選択する。
このため、本実施の形態によれば、スクロール操作があった際に白地図を出現させることなく地図を表示することができる
以上のように、本実施の形態では、スクロールの表示更新間隔内に描画を完了させることができる描画レイヤ数の範囲で、描画対象の描画レイヤを選択する。また、本実施の形態では、描画完了猶予時間内に先読み描画データの生成及び描画を完了させることができる描画レイヤ数の範囲で、先読み描画データを生成する描画レイヤを選択する。
このため、本実施の形態によれば、スクロール操作があった際に白地図を出現させることなく地図を表示することができる
***ハードウェア構成の説明***
図6は、地図描画装置100のハードウェア構成例を示す。
図6に示すように、地図描画装置100は、コンピュータであり、出力装置910、入力装置920、記憶装置930、処理装置940といったハードウェアを備える。ハードウェアは、地図描画装置100の制御部2、表示部3(表示描画時間推定部4、表示内容決定部5、表示内容描画部6)、先読み描画部7(先読み描画時間推定部8、先読み描画内容決定部9、地図データ取得部10、先読み描画内容描画部11)(以下、これらをまとめて「部」という)によって利用される。
図6は、地図描画装置100のハードウェア構成例を示す。
図6に示すように、地図描画装置100は、コンピュータであり、出力装置910、入力装置920、記憶装置930、処理装置940といったハードウェアを備える。ハードウェアは、地図描画装置100の制御部2、表示部3(表示描画時間推定部4、表示内容決定部5、表示内容描画部6)、先読み描画部7(先読み描画時間推定部8、先読み描画内容決定部9、地図データ取得部10、先読み描画内容描画部11)(以下、これらをまとめて「部」という)によって利用される。
出力装置910は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)等の表示装置である。出力装置910は、表示部3による地図の表示に用いられる。また、地図描画装置100は、出力装置910として、プリンタ、通信モジュール(通信回路等)を備えていてもよい。
入力装置920は、例えば、キーボード、マウス、タッチパネル、通信モジュール(通信回路等)である。入力装置920は、地図描画装置100のユーザが地図描画装置100に対する指示を入力するために用いられる。
記憶装置930は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)である。
記憶装置930には、プログラム931、ファイル932が記憶される。プログラム931には、「部」の機能を実現するプログラムが含まれる。ファイル932には、「部」よって演算、生成、更新、読み取り、書き込み、利用、入力、出力等が行われるデータ、情報、信号(値)等が含まれる。
また、図1に示す地図データベース1は、記憶装置930により実現される。
記憶装置930には、プログラム931、ファイル932が記憶される。プログラム931には、「部」の機能を実現するプログラムが含まれる。ファイル932には、「部」よって演算、生成、更新、読み取り、書き込み、利用、入力、出力等が行われるデータ、情報、信号(値)等が含まれる。
また、図1に示す地図データベース1は、記憶装置930により実現される。
処理装置940は、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサである。処理装置940は、バスを介して他のハードウェアデバイスと接続され、それらのハードウェアデバイスを制御する。
処理装置940は、記憶装置930からプログラム931を読み出し、プログラム931を実行する。前述したように、プログラム931には、「部」の機能を実現するプログラムが含まれるため、処理装置940がプログラム931を実行することにより、実施の形態において説明した「部」の処理が行われる。
また、記憶装置930には、OS(Operating System)も記憶されている。OSの少なくとも一部が処理装置940により実行される。処理装置940はOSの少なくとも一部を実行しながら、「部」の機能を実現するプログラムを実行する。処理装置940がOSを実行することで、タスク管理、メモリ管理、ファイル管理、通信制御等が行われる。
処理装置940は、記憶装置930からプログラム931を読み出し、プログラム931を実行する。前述したように、プログラム931には、「部」の機能を実現するプログラムが含まれるため、処理装置940がプログラム931を実行することにより、実施の形態において説明した「部」の処理が行われる。
また、記憶装置930には、OS(Operating System)も記憶されている。OSの少なくとも一部が処理装置940により実行される。処理装置940はOSの少なくとも一部を実行しながら、「部」の機能を実現するプログラムを実行する。処理装置940がOSを実行することで、タスク管理、メモリ管理、ファイル管理、通信制御等が行われる。
また、「部」の機能を実現するプログラムは、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ブルーレイ(登録商標)ディスク、DVD等の可搬記憶媒体に記憶されてもよい。
また、「部」を、「回路」又は「工程」又は「手順」又は「処理」に読み替えてもよい。
また、地図描画装置100は、ロジックIC(Integrated Circuit)、GA(Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field−Programmable Gate Array)といった電子回路により実現されてもよい。
この場合は、「部」は、それぞれ電子回路の一部として実現される。
なお、処理装置940及び上記の電子回路を総称してプロセッシングサーキットリーともいう。
また、地図描画装置100は、ロジックIC(Integrated Circuit)、GA(Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field−Programmable Gate Array)といった電子回路により実現されてもよい。
この場合は、「部」は、それぞれ電子回路の一部として実現される。
なお、処理装置940及び上記の電子回路を総称してプロセッシングサーキットリーともいう。
***付記***
以上、本発明の実施の形態について説明したが、この実施の形態を部分的に実施しても構わない。なお、本発明は、この実施の形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。
また、以上では、地図を表示する地図描画装置について説明したが、表示対象は地図に限定されない。複数の描画レイヤで構成されるデータの描画を行う構成であれば、本発明を適用可能である。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、この実施の形態を部分的に実施しても構わない。なお、本発明は、この実施の形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。
また、以上では、地図を表示する地図描画装置について説明したが、表示対象は地図に限定されない。複数の描画レイヤで構成されるデータの描画を行う構成であれば、本発明を適用可能である。
1 地図データベース、2 制御部、3 表示部、4 表示描画時間推定部、5 表示内容決定部、6 表示内容描画部、7 先読み描画部、8 先読み描画時間推定部、9 先読み描画内容決定部、10 地図データ取得部、11 先読み描画内容描画部、100 地図描画装置、910 出力装置、920 入力装置、930 記憶装置、931 プログラム、932 ファイル、940 処理装置。
Claims (8)
- 複数の描画レイヤについて、描画レイヤごとに、先読み制御により先読み描画データを生成するとともに生成した先読み描画データを描画するのに要する時間である先読み描画時間を推定する先読み描画時間推定部と、
スクロール操作によって発生する新たな描画を完了させるまでの猶予時間である描画完了猶予時間を算出し、前記先読み描画時間推定部により推定された描画レイヤごとの先読み描画時間に基づき、前記描画完了猶予時間内に先読み描画データの生成及び描画を完了させることができる描画レイヤ数の範囲で、先読み描画データを生成する描画レイヤを選択する生成対象レイヤ選択部と、
前記生成対象レイヤ選択部により選択された描画レイヤの先読み描画データを生成するデータ生成部とを有し、
前記生成対象レイヤ選択部は、
表示画面に表示される表示描画データがカバーする表示描画データ領域外に表示範囲が移動するまでの距離を、スクロールの表示更新間隔当たりのスクロール移動量で除算し、除算により得られた除算値をスクロールの表示更新間隔で乗算して、前記描画完了猶予時間を得るデータ処理装置。 - 前記複数の描画レイヤには、優先度が設定されており、
前記生成対象レイヤ選択部は、
優先度の高い描画レイヤから順に描画レイヤの先読み描画時間を加算し、先読み描画時間の合計値が前記描画完了猶予時間以下となる範囲で最大の描画レイヤ数を求め、前記最大の描画レイヤ数分の描画レイヤを、優先度の高い描画レイヤから順に選択する請求項1に記載のデータ処理装置。 - 前記先読み描画時間推定部は、
地図データを構成する複数の描画レイヤについて、描画レイヤごとに、前記先読み描画時間を推定する請求項1に記載のデータ処理装置。 - 前記データ処理装置は、更に、
前記複数の描画レイヤについて、描画レイヤごとに、描画レイヤに含まれるデータの描画を完了するのに要する時間である描画時間を推定する描画時間推定部と、
前記描画時間推定部により推定された描画レイヤごとの描画時間に基づき、スクロールの表示更新間隔内に描画を完了させることができる描画レイヤ数の範囲で、描画対象の描画レイヤを選択する描画対象レイヤ選択部と、
前記描画対象レイヤ選択部により選択された描画レイヤのデータを用いた描画を行う描画部とを有する請求項1に記載のデータ処理装置。 - 前記複数の描画レイヤには、優先度が設定されており、
前記描画対象レイヤ選択部は、
優先度の高い描画レイヤから順に描画レイヤの描画時間を加算し、描画時間の合計値が前記表示更新間隔以下となる範囲で最大の描画レイヤ数を求め、前記最大の描画レイヤ数分の描画レイヤを、優先度の高い描画レイヤから順に選択する請求項4に記載のデータ処理装置。 - 前記描画時間推定部は、
地図データを構成する複数の描画レイヤについて、描画レイヤごとに、前記描画時間を推定する請求項4に記載のデータ処理装置。 - コンピュータが、複数の描画レイヤについて、描画レイヤごとに、先読み制御により先読み描画データを生成するとともに生成した先読み描画データを描画するのに要する時間である先読み描画時間を推定する先読み描画時間推定処理と
前記コンピュータが、スクロール操作によって発生する新たな描画を完了させるまでの猶予時間である描画完了猶予時間を算出し、推定された描画レイヤごとの先読み描画時間に基づき、前記描画完了猶予時間内に先読み描画データの生成及び描画を完了させることができる描画レイヤ数の範囲で、先読み描画データを生成する描画レイヤを選択する生成対象レイヤ選択処理と、
前記コンピュータが、選択された描画レイヤの先読み描画データを生成するデータ生成処理とを有し、
前記生成対象レイヤ選択処理において、
前記コンピュータが、表示画面に表示される表示描画データがカバーする表示描画データ領域外に表示範囲が移動するまでの距離を、スクロールの表示更新間隔当たりのスクロール移動量で除算し、除算により得られた除算値をスクロールの表示更新間隔で乗算して、前記描画完了猶予時間を得るデータ処理方法。 - 複数の描画レイヤについて、描画レイヤごとに、先読み制御により先読み描画データを生成するとともに生成した先読み描画データを描画するのに要する時間である先読み描画時間を推定する先読み描画時間推定処理と、
スクロール操作によって発生する新たな描画を完了させるまでの猶予時間である描画完了猶予時間を算出し、前記先読み描画時間推定処理により推定された描画レイヤごとの先読み描画時間に基づき、前記描画完了猶予時間内に先読み描画データの生成及び描画を完了させることができる描画レイヤ数の範囲で、先読み描画データを生成する描画レイヤを選択する生成対象レイヤ選択処理と、
前記生成対象レイヤ選択処理により選択された描画レイヤの先読み描画データを生成するデータ生成処理とをコンピュータに実行させるデータ処理プログラムであって、
前記生成対象レイヤ選択処理において、
前記コンピュータに、表示画面に表示される表示描画データがカバーする表示描画データ領域外に表示範囲が移動するまでの距離を、スクロールの表示更新間隔当たりのスクロール移動量で除算させ、除算により得られた除算値をスクロールの表示更新間隔で乗算させて、前記描画完了猶予時間を取得させるデータ処理プログラム。
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