JP6146187B2 - 画像処理装置および画像処理プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、画像処理装置および画像処理プログラムに関する。
特許文献1には、手書き枠と、当該手書き枠内に位置する画像番号とが記載されたシートをスキャナで読み取った場合に、手書き枠が記載された位置に、画像番号に対応する画像を当該手書き枠内に嵌め込み合成した画像を出力する画像読取記録装置が記載されています。
特開2008−92317号公報
しかしながら、特許文献1に記載される発明は、手書き枠および画像番号を記載したシートと、手書き枠に嵌め込むための画像とが別々に準備されているため、複数の画像を所望のレイアウトで配置させるためには、所望のレイアウトに応じて手書き枠をシートに記載した上で、各手書き枠に配置すべき画像に対応する画像番号を、各手書き枠内に記載する必要があり、煩雑であった。
本発明は、上述した事情を鑑みてなされたものであり、複数の画像を所望のレイアウトに従い配置させた出力用画像を容易に生成し得る画像処理装置および画像処理プログラムを提供することを目的とする。
この目的を達成するために、本明細書の実施形態に記載の画像処理装置は、制御部を備え、前記制御部は、原稿の画像を読み取る読取部が読み取った読取画像の画像情報に基づき、当該読取画像に対応する原稿に対する書き込みにより形成された囲み線を検出する囲み線検出手段と、前記読取画像のうち、前記囲み線検出手段により検出された囲み線の内側の画像である部分画像の配置順序を決定する順序決定手段と、前記読取画像に対応する原稿に対する書き込みによって前記部分画像に対して付加された、当該部分画像のレイアウトに関わる第1記号を検出する第1記号検出手段と、前記囲み線検出手段により検出された囲み線に対応する部分画像を対象として、当該対象とする部分画像のレイアウトを、前記順序決定手段により決定された配置順序と、前記第1記号検出手段により検出された第1記号とに基づいて決定するレイアウト決定手段と、前記読取画像の画像情報から、前記囲み線検出手段により検出された囲み線に対応する部分画像の画像情報を抽出する画像抽出手段と、前記画像抽出手段により抽出された画像情報を前記レイアウト決定手段により決定されたレイアウトに従い配置させた画像情報を生成する画像生成手段と、を備えている。
なお、本発明は、画像処理装置を制御する制御装置、画像処理システム、画像処理方法、画像処理プログラム、画像処理プログラムを記録する記録媒体等の種々の態様で構成できる。
本明細書の実施形態に記載の画像処理装置、画像処理装置を制御する制御装置、画像処理システム、画像処理方法、画像処理プログラム、画像処理プログラムを記録する記録媒体等によれば、ユーザが原稿に対する書き込みによって複数の囲み線を形成した場合、ユーザは、囲み線の内側の画像である部分画像に付加すべき第1記号を原稿に適宜書き込むことによって、複数の囲み線に対応する複数の部分画像を所望のレイアウトに従って配置させた出力用画像を容易に生成できる。
なお、特許請求の範囲および明細書において、用語「情報」と用語「データ」とでは、「情報」を「データ」の上位概念として用いている。そのため、「Aデータ」との記載を「A情報」と言い換えてもよい。また、「Aデータ」から複製された、または、変換された「Bデータ」は、「Aデータ」と同等の意味で使用される限り「A情報」である。
本明細書の実施形態に記載の画像処理装置等によれば、ユーザは、部分画像に付加すべき第2記号を原稿に適宜書き込むことによって、複数の囲み線に対応する複数の部分画像を所望の配置順序のレイアウトに従って配置させた出力用画像を容易に生成できる。
本明細書の実施形態に記載の画像処理装置等によれば、第2記号が付加されていない部分画像の配置順序を、読取画像における部分画像の位置に応じて決定するとともに、第2記号が付加されていない部分画像の後に順序付けるので、ユーザは、第2記号を付加するか否かを適宜使い分けることにより、複数の囲み線に対応する複数の部分画像を所望の配置順序のレイアウトに従って配置させた出力用画像を容易に生成できる。
本明細書の実施形態に記載の画像処理装置等によれば、ユーザは、部分画像に対し、配置させたい順に数字を順で書き込むことにより、複数の囲み線に対応する複数の部分画像を所望の配置順序のレイアウトに従って配置させた出力用画像を容易に生成できる。
本明細書の実施形態に記載の画像処理装置等によれば、ユーザは、必要に応じて、第1記号の1つであるセンタリング記号を書き込むことにより、センタリング記号が検出された部分画像と、当該センタリング記号が検出された部分画像に対して配置順序が隣接する1の部分画像とを、所定の並び方向に中央揃えで並べるレイアウトに決定できる。よって、複数の囲み線に対応する複数の部分画像を所望のレイアウトに従って配置させた出力用画像を容易に生成できる。
本明細書の実施形態に記載の画像処理装置等によれば、第1方向、または、当該第1方向に直交する第2方向のうち、センタリング記号が検出された部分画像における当該センタリング記号の位置に応じた方向に中央揃えで並べるレイアウトに決定されるので、複数の囲み線に対応する複数の部分画像を所望のレイアウトに従って配置させた出力用画像を容易に生成できる。
本明細書の実施形態に記載の画像処理装置等によれば、隣接する2辺がそれぞれ第1方向および第2方向に沿い、かつ、センタリング記号が検出された部分画像に接する最小の矩形を2本の対角線により分割した場合に形成される4つの領域のうち、1の領域のみにセンタリング記号が包含されることを条件として、センタリング記号が検出された部分画像に対し、該センタリング記号が検出された部分画像に配置順序が隣接する1の部分画像が、センタリング記号を包含する1の領域の周囲を構成する辺のうち、矩形の辺の側に並べられる。よって、部分画像の外周の形状、すなわち、囲み線の形状が複雑な場合であっても、部分画像を並べる方向を確実に特定できるので、複数の囲み線に対応する複数の部分画像を所望のレイアウトに従って配置させた出力用画像を容易に生成できる。
本明細書の実施形態に記載の画像処理装置等によれば、隣接する2辺がそれぞれ第1方向および第2方向に沿い、かつ、センタリング記号が検出された部分画像に接する最小の矩形を2本の対角線により分割した場合に形成される4つの領域のうち、1の領域のみに前記センタリング記号が包含され、かつ、センタリング記号を包含する1の領域の周囲を構成する矩形の辺が、当該矩形の辺の対辺に対し、当該矩形の辺に直交する第1方向または第2方向の順方向に位置する辺であることを、2つの部分画像を中央揃えで並べる条件とする。よって、ユーザは、第1方向または第2方向のうち、部分画像を並べたい方向の順方向の側に第1記号を書き込めばよいので、直感的な書き込みにより、複数の囲み線に対応する複数の部分画像を所望のレイアウトに従って配置させ得る。
本明細書の実施形態に記載の画像処理装置等によれば、センタリング記号が検出された部分画像と、当該センタリング記号が検出された部分画像に配置順序が隣接する1の部分画像とを中央揃えで並べる場合には、センタリング記号が、当該センタリング記号が検出された部分画像に対応する囲み線上にあることを条件とするので、ユーザは、囲み線上に対する直感的な書き込みにより、複数の囲み線に対応する複数の部分画像を所望のレイアウトに従って配置させ得る。
本明細書の実施形態に記載の画像処理装置等によれば、センタリング記号が検出された部分画像と、当該センタリング記号が検出された部分画像に配置順序が隣接する1の部分画像とを少なくとも含む複数の前記部分画像を、所定方向に中央揃えで並べる場合、複数の部分画像のうち、所定方向に直交するサイズが最も大きい部分画像を基準として、それ以外の部分画像のレイアウトが決定される。よって、所定方向に直交するサイズが種々のサイズであっても、複数の囲み線に対応する複数の部分画像を所望のレイアウトに従って配置させた出力用画像を容易に生成できる。
本明細書の実施形態に記載の画像処理装置等によれば、センタリング記号が検出された部分画像と、当該センタリング記号が検出された部分画像より配置順序が後ろの部分画像とが、所定の条件が成立するまで、所定の並び方向に中央揃えで順次並べられるので、ユーザは、1つの部分画像に対し、センタリング記号を書き込むことによって、複数の部分画像を容易に中央揃えでレイアウトすることができる。
本明細書の実施形態に記載の画像処理装置等によれば、センタリング記号が検出された部分画像と、当該センタリング記号が検出された部分画像に配置順序が隣接する1の部分画像とを少なくとも含む複数の前記部分画像を、第1方向に中央揃えで並べる場合、第1方向に沿う辺と第2方向に沿う辺とから構成される所定の矩形枠内に収まらない最初の部分画像が、当該部分画像より配置順序が1つ前の部分画像に対する第2方向の順方向側の位置であって、かつ、第1方向の始点側に位置される。よって、複数の囲み線に対応する複数の部分画像を、印刷用紙などの所定の矩形枠内に確実に収めつつ、所望のレイアウトに従って配置させた出力用画像を容易に生成できる。
本明細書の実施形態に記載の画像処理装置等によれば、ユーザは、必要に応じて、第1記号の1つである改行記号を書き込むことにより、当該改行記号が検出された部分画像を、当該改行記号が検出された部分画像より配置順序が1つ前の部分画像に対する第2方向の順方向側の位置であって、かつ、当該第2方向に直交する第1方向の始点側に位置させるレイアウトに決定できる。よって、複数の囲み線に対応する複数の部分画像を所望のレイアウトに従って配置させた出力用画像を容易に生成できる。
(a)は、サーバの電気的構成を示すブロック図であり、(b)は、本発明の実施形態の概要を説明する図である。 レイアウトの決定方法を説明する図である。 レイアウトの決定方法を説明する図である。 レイアウトの決定方法を説明する図である。 レイアウトの決定方法を説明する図である。 変換サーバが実行する各処理を示すフローチャートである。 変換サーバが実行する各処理を示すフローチャートである。 変換サーバが実行する各処理を示すフローチャートである。 変換サーバが実行する各処理を示すフローチャートである。 変換サーバが実行する各処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の好ましい実施形態について、添付図面を参照して説明する。図1(a)は、本発明の画像処理装置の一実施形態であるサーバ10の電気的構成を示すブロック図である。本実施形態のサーバ10は、ユーザの手書きによる枠(以下「手書き枠」または「枠」と称す)が書き込まれた原稿の読取画像の画像データを受信した場合、当該読取画像データから手書き枠を検出し、当該手書き枠内の画像を所定のレイアウトで配置する。以下では、原稿の読取画像の画像データを「読取画像データ」と称する。
サーバ10には、CPU11、ROM12、RAM13、ハードディスクドライブ(以下「HDD」と称す)14、ネットワークインターフェイス(以下「Net_I/F」と称す)15が設けられる。これらの各部は、バスライン16を介して互いに接続される。CPU11は、ROM12やHDD14に記憶される固定値やプログラム、RAM13に記憶されているデータに従って、バスライン16と接続された各部を制御する。
ROM12は、サーバ10の動作を制御するためのプログラムなどが格納された書換不能な不揮発性のメモリである。RAM13は、CPU11の処理に必要な情報を一時的に記憶する書換可能な揮発性のメモリである。
HDD14は、書換可能な不揮発性の記憶装置である。HDD14には、オペレーションシステム(図示せず)と、画像処理アプリケーション14aとが格納される。画像処理アプリケーション14aは、ネットワーク800を介して外部から受信した読取画像データを処理するプログラムである。詳細は後述するが、本実施形態の画像処理アプリケーション14aは、受信した読取画像データから手書き枠を検出し、検出した手書き枠内に含まれる画像を当該読取画像データから抽出し、抽出した画像を所定のレイアウトで配置する。後述する図5〜図10のフローチャートに示す各処理は、画像処理アプリケーション14aに従ってCPU11により実行される。なお、本明細書では、画像処理アプリケーション14aやオペレーティングシステムなどの各プログラムを実行するCPUのことを単にプログラム名で記載する場合もある。例えば「画像処理アプリケーション」という記載が「画像処理アプリケーションを実行するCPU」を意味する場合もある。
なお、画像処理アプリケーション14aなどのプログラムは、コンピュータが読み取り可能なストレージ媒体に記憶されてよい。コンピュータが読み取り可能なストレージ媒体とは、non-transitoryな媒体である。インターネット上のサーバなどからダウンロードされるプログラムを搬送する電気信号は、non-transitoryな媒体には含まれない。コンピュータが読み取り可能なストレージ媒体は、例えば、RAM(Random_Access_Memoryの略)、ROM(Read_Only_Memoryの略)、EEPROM(Electrically_Erasable_Programmable_Read−Only_Memoryの略)、HDD(Hard_Disk_Driveの略)、CPUが備えるバッファ等、または、それらの組み合わせによって構成される。
Net_I/F15は、サーバ10をネットワーク800に接続するためのインターフェイスである。サーバ10は、Net_I/F15により接続されたネットワーク800を介して、MFP30や、スキャナ40や、パーソナルコンピュータ(以下「PC」と称す)100などと接続することができる。MFP30は、原稿を読み取るスキャン機能に加えて、印刷機能、ファクシミリ機能、コピー機能などの各種機能を有する複合機である。スキャナ40は、スキャン機能を単独で有する装置である。
よって、サーバ10は、MFP30またはスキャナ40が読み取った原稿に対応する読取画像データを、MFP30またはスキャナ40から、あるいは、MFP30またはスキャナ40が接続されたPC100から受信できる。また、サーバ10は、PC100から、PC100に保存されている読取画像データを受信できる。
図1(b)は、本発明の実施形態の概要を説明する図である。図1(b)の左側には、手書き枠である枠51がユーザによって書き込まれた原稿Pの一例を示す。この例では、5つの枠51(51a〜51e)が原稿Pに書き込まれている。5つの枠51のうち、3つの枠51a,51b,51eの枠内には、順番指定番号61としての数字がユーザによる手書きによって書き込まれている。また、枠51bには、アクション指定記号62がユーザによる手書きにより書き込まれている。なお、図1(b)の例では、アクション指定記号62の1つである改行記号62dが書き込まれている。なお、本実施形態では、枠51、順番指定番号61、およびアクション指定記号62は、例えば、赤色などの予め決められた色で原稿Pに書き込まれるものとする。
サーバ10が、原稿Pの読取画像データを受信した場合、サーバ10は、受信した読取画像データを、画像処理アプリケーション14aに従って処理する。詳細は後述するが、サーバ10は、受信した原稿Pの読取画像データから、手書きによる枠51(51a〜51e)の検出し、検出された各枠51a〜51eの領域内にそれぞれ位置する画像G1〜G5を抽出する。そして、サーバ10は、抽出された画像G1〜G5を、所定のレイアウトで、ページPa内に配置する。なお、レイアウトは、枠51の配置座標、枠51の枠内に書き込まれた順番指定番号61、および、枠51に対して書き込まれたアクション指定記号62に基づき決定される。順番指定番号61、および、改行記号62dを含む各種アクション指定記号62に基づく具体的なレイアウトの決定方法については、図2〜図5を参照して後述する。
次に、図2〜図5を参照して、レイアウトの決定方法について説明する。図2は、順番指定番号61に基づくレイアウトの決定方法を説明する図である。なお、図2では、いずれの枠51にもアクション指定記号62は書き込まれていない。本実施形態では、枠内に順番指定番号61が書き込まれた枠51の配置順序が、枠内に順番指定番号61が書き込まれていない枠51の配置順序に優先されるよう構成される。よって、図2の左上に示すように、原稿Pに書き込まれた5つの枠51a〜51eのうち、枠51a,51b,51eの枠内にのみ、順番指定番号61が書き込まれている場合、枠51a,51b,51eの配置順序が、枠51c,51dに優先される。従って、各枠51に対応する画像G1〜G5のうち、画像G1,G2,G5が、画像G3,G4より先に配置される。
順番指定番号61が書き込まれた枠51a,51b,51eの配置順序は、順番指定番号61としての数字に応じた順序となる。本実施形態では、小さい数字であるほど、配置順序は先となる。図2に示す例において、枠51a,51b,51eの配置順序は、順番指定番号61が「1」である枠51aが先頭であり、順番指定番号61が「3」である枠51bが最後である。これにより、画像G1,G2,G5は、画像G1、画像G5、画像G2の順で配置される。よって、図2の右上に示すように、まず、画像G1の左上端が、ページPaの左上端、すなわち、ページPaの上端のy座標である座標Y0と、ページPaの左端のx座標である座標X0とにより規定される座標に配置される。次に、画像G5が、画像G1の右側(矢印x方向)に隣接する位置に、上揃え、すなわち、1行目の行R1の上端のy座標である座標Y1(=座標Y0)に揃えた位置に配置される。
次に、画像G2を配置させる。しかし、画像G5の右側に画像G2を配置させた場合、画像G2がページPaの左右方向に収まらないので、画像G2は、改行して次の行に配置される。具体的に、1行目の行R1の下端のy座標である座標Y2に、1を加算した座標を、2行目の行R2の上端のy座標(すなわち、座標Y1)とし、行R2の座標Y1と、座標X0とにより規定される座標に、画像G2の左上端が配置される(図2左下参照)。なお、矩形でない画像G2の左上端は、画像G2(すなわち、枠51b)を囲うバウンダリボックス(以下「BBOX」と称す)の左上端である。なお、BBOXは、画像G2などの画像または枠51などの図形の周囲に接する最小の矩形である。
順番指定番号61が書き込まれていない枠51c,51dの配置順序は、各枠51c,51dを囲うBBOX71の座標に応じて決定される。本実施形態では、BBOX71の左上端71aのy座標が小さい程、すなわち、ページPaの上方である程、画像の配置順序が先となる。これにより、枠51cに対応する画像G3が、枠51dに対応する画像G4より先に配置される。なお、BBOX71の左上端71aのy座標が等しい場合には、左上端71aのx座標が小さい程、すなわち、ページPaの左方である程、配置順序は先となる。
よって、図2の左下に示すように、画像G3は、2行目の行R2における画像G2の右側に隣接する位置に、上揃えで配置される。画像G4は、画像G3の右側に配置させた場合にページPaの左右方向に収まらないので、改行して3行目の行R3に配置される。具体的に、行R2の下端のy座標(すなわち、座標Y2)に、1を加算した座標を、行R3の上端のy座標(すなわち、座標Y1)とし、行R3の座標Y1と、座標X0とにより決まる座標に、画像G4の左上端が配置される(図2右下参照)。なお、画像を改行した位置に配置させた場合に、その画像がページPaの上下方向に収まらないときには、その画像は、次のページPaの左上端に配置され、以降の画像も、次またはそれ以降のページPaに順次配置される。
図3(a)および(b)は、アクション指定記号62のうち、水平センタリング記号62aに基づくレイアウトの決定方法を説明する図である。水平センタリング記号62aは、配置順序が隣接する画像を、水平センタリングで配置させることを指定するアクション指定記号62である。なお、「水平センタリング」は、上下方向に並ぶ画像を中央揃えで並べることを示す。一方、後述する「垂直センタリング」は、左右方向に並ぶ画像を中央揃えで並べることを示す。本実施形態では、枠51の、ページPaにおける画像の上下の配列方向である下方向(矢印y方向)の辺に重ねて書き込まれた円(○)が、水平センタリング記号62aとして規定される。
より詳細には、図3(a)は、自動センタリングモードがオフに設定されている場合のレイアウトの決定方法を説明する図である。一方、図3(b)は、自動センタリングモードがオンに設定されている場合のレイアウトの決定方法を説明する図である。「自動センタリングモード」は、1つの水平センタリング記号62aまたは後述する垂直センタリング記号62b(図4(a)参照)に基づき、後続の画像を自動的にセンタリングさせるモードである。「自動センタリングモード」は、ユーザが指定可能なモードであり、当該モードがオンに設定されている場合に、上記の自動的なセンタリングが実行される。一方、自動センタリングモードがオフに設定されている場合には、各センタリング記号62a,62bが書き込まれた枠51に対応する画像と、当該画像に配置順序が隣接する画像とが、センタリング記号62a,62bに応じた方向に中央揃えで配置される。
よって、図3(a)の左側に示すように、自動センタリングモードがオフに設定されている場合に、枠51aに水平センタリング記号62aが書き込まれている場合には、画像G1と、配置順序が画像G1の次である画像G5とが水平センタリングで配置される。なお、本実施形態では、水平センタリングで配置される画像の先頭は、ページPaの左端に配置されるものとする。よって、当初よりページPaの左端に配置される画像以外の画像が水平センタリングの先頭の画像となる場合、当該画像は、改行または改ページによりページPaの左端に配置される。
図3(a)の右側に示すように、画像G1と画像G5とが水平センタリングで配置される場合、水平センタリングの中心となるx座標(すなわち、座標Xa1)は、水平センタリングの対象となる画像である画像G1および画像G5のうち、水平センタリングによる画像の配列方向(矢印y方向)に直交するサイズ、すなわち、左右方向のサイズがより大きい画像を基準として決定される。この例では、水平センタリングの中心となるx座標は、画像G5を基準として決定される。つまり、画像G1と画像G5とを水平センタリングで配置する場合には、ページPaの左端に配置された画像G5における左右方向の中心座標(すなわち、座標Xa1)を、センタリング中心のx座標とし、画像G1における左右方向の中心が座標Xa1となるよう、画像G1を配置する。
また、図3(a)の例では、枠51cにも水平センタリング記号が書き込まれている。よって、画像G3、および、配置順序が画像G3の次である画像G4もまた、水平センタリングで配置される。かかる場合も、上述した画像G1,G5の場合と同様、水平センタリングの中心となるx座標(すなわち、座標Xa2)は、水平センタリングの対象となる画像G3および画像G4のうち、水平センタリングによる画像の配列方向(矢印y方向)に直交するサイズがより大きい画像である画像G3を基準として決定される。
一方、図3(b)の左側に示すように、自動センタリングモードがオンに設定されている場合に、枠51aに水平センタリング記号62aが書き込まれている場合には、画像G1と、配置順序が画像G1より後である画像G2〜G5とが、順番指定番号61またはBOX71の左上端71aのy座標に応じて決まる配置順序に従い、水平センタリングで配置される。なお、水平センタリングで配置された画像が、1のページPaの上下方向に収まらない場合、当該収まらない画像は、改ページして次のページPaに配置する。本実施形態では、水平センタリングの対象となる画像のうち、1のページPaの上下方向に収まらない画像は、次のページPaなど他のページPaにて引き続き水平センタリングにて配置される。
また、図3(b)の左側に示すように、枠51bには、アクション指定記号62の1つであるセンタリングキャンセル記号62cが書き込まれている。本実施形態のセンタリングキャンセル記号62cは、枠51に重ねて書き込まれた三角(△)である。センタリングキャンセル記号62cは、自動センタリングモードがオンであることに基づく自動的なセンタリング、すなわち、水平センタリングまたは垂直センタリングが行われている場合に、当該自動的なセンタリングの終了を指定するアクション指定記号62である。
なお、本実施形態では、枠51にセンタリングキャンセル記号62cが記載されていれば、枠51に対するセンタリングキャンセル記号62cの位置にかかわらず、実行中の自動的なセンタリングを終了できるものとする。枠51に対するセンタリングキャンセル記号62c位置が、例えば、枠51の下方向(矢印y方向)の辺に重ねてある場合には、水平センタリングを終了の対象とするなど、センタリングキャンセル記号62cの書き込み位置に応じて、終了の対象となるセンタリングを特定する構成であってもよい。
枠51aに書き込まれた水平センタリング記号62aに基づいて、画像G1を先頭とする自動的な水平センタリングが行われている場合、枠51bに書き込まれたセンタリングキャンセル記号62cに基づいて、実行中の自動的な水平センタリングは、枠51bに対応する画像G2を最後に終了する(図3(b)右側)。よって、配置順序が画像G2の次である画像G3は、行R3における画像G2の右側に上揃えで配置される。
図4(a)および(b)は、アクション指定記号62のうち、垂直センタリング記号62bに基づくレイアウトの決定方法を説明する図である。より詳細には、図4(a)および(b)は、自動センタリングモードがオフに設定されている場合のレイアウトの決定方法を説明する図である。垂直センタリング記号62bは、配置順序が隣接する画像を、垂直センタリングで配置させることを指定するアクション指定記号62である。本実施形態では、枠51の、ページPaにおける画像の左右の配列方向である右方向(矢印x方向)の辺に重ねて書き込まれた円が、垂直センタリング記号62bとして規定される。
図4(a)の左側に示すように、自動センタリングモードがオフに設定されている場合に、枠51eに垂直センタリング記号62bが書き込まれている場合には、画像G5と、配置順序が画像G5の次である画像G2とが垂直センタリングで配置される。なお、本実施形態では、垂直センタリングで配置される画像の先頭は、ページPaの左端に配置されるものとする。よって、当初よりページPaの左端に配置される画像以外の画像が垂直センタリングの先頭の画像となる場合、当該画像は、改行または改ページによりページPaの左端に配置される。
図4(a)の右側に示すように、画像G5と画像G2とを垂直センタリングで配置する場合、垂直センタリングの中心となるy座標(すなわち、座標Ya)は、垂直センタリングの対象となる画像である画像G5および画像G2のうち、垂直センタリングによる画像の配列方向(矢印x方向)に直交するサイズ、すなわち、上下方向のサイズがより大きい画像を基準として決定される。この例では、垂直センタリングの中心となるy座標は、画像G2を基準として決定される。つまり、画像G5と画像G2とを垂直センタリングで配置する場合には、2行目の行R2の上端のy座標(すなわち、座標Y1)に上揃えで配置された画像G2における上下方向の中心座標(すなわち、座標Ya)を、センタリング中心のy座標とし、画像G5における上下方向の中心が座標Yaとなるよう、画像G5が配置される。
一方、図示はしないが、自動センタリングモードがオンに設定されている場合、垂直センタリング記号62bが書き込まれている枠51に対応する画像と、当該画像より配置順序が後である画像とが、順番指定番号61またはBOX71の左上端71aのy座標に応じて決まる配置順序に従い、垂直センタリングで配置される。なお、垂直センタリングで配置された画像が、1の行の左右方向に収まらない場合、当該収まらない画像は、改行して次の行に配置される。本実施形態では、垂直センタリングの対象となる画像のうち、1の行の左右方向に収まらない画像は、次の行など他の行にて引き続き垂直センタリングにて配置される。
図4(b)の左側に示すように、自動センタリングモードがオフに設定されている場合であって、枠51a、枠51b、および枠51eに垂直センタリング記号62bが書き込まれている場合、垂直センタリング記号62bに従う垂直センタリングは、画像G1を先頭として、画像G5、画像G2、および画像G3からなる4つの画像が対象となる。しかし、これら4つの画像G1,G5,G2,G3を、この順で垂直センタリングにより配置する場合、図4(b)の右側に示すように、画像G1および画像G5が、1行目の行R1の左右方向に収まる一方で、画像G2および画像G3は、行R1の左右方向に収まらない。
かかる場合、画像G2は、改行して次の行R2に配置される。配置順序が画像G2の次である画像G3は、画像G2とともに行R2に収めることができるので、画像G2および画像G3は、行R2に垂直センタリングで配置される。つまり、枠51eには、垂直センタリング記号62bが書き込まれているが、次の画像G2が1の行の左右方向に収まらないので、枠51eに書き込まれた垂直センタリング記号62bは無視して処理される。
図5(a)および(b)は、水平センタリング記号62aおよび垂直センタリング記号62bを特定する方法を説明する図である。上述した通り、本実施形態では、水平センタリング記号62aは、枠51の、ページPaにおける画像の上下の配列方向である下方向の辺に重ねて書き込まれた円として定義される。一方、垂直センタリング記号62bは、枠51の、ページPaにおける画像の左右の配列方向である右方向の辺に重ねて書き込まれた円として定義される。
本実施形態において、枠51の左右上下方向の各辺は、枠51を囲うBBOX71を対角線D1,D2により分割した4つの領域A1〜A4に基づき特定される。具体的に、枠51のうち、下方向の領域A1に含まれる線分E1を下方向の辺とし、上方向の領域A3に含まれる線分E3を上方向の辺とする。一方で、枠51のうち、右方向の領域A2に含まれる線分E2を右方向の辺とし、左方向の領域A4に含まれる線分E4を左方向の辺とする。
よって、図5(a)に示す円C1,C2,C5は、水平センタリング記号62aとして取り扱われる。円C3,C4,C6は、垂直センタリング記号62bとして取り扱われる。一方、図5(b)に示すように、2つの領域に跨る円F1は、水平センタリング記号62aとしても垂直センタリング記号62bとしても取り扱われない。また、枠51に重ならない円、例えば、円F2もまた、水平センタリング記号62aまたは垂直センタリング記号62bのいずれとしても取り扱われない。
このように、本実施形態によれば、BBOX71を対角線D1,D2により分割した領域A1〜A4に基づいて、枠51の左右上下を特定するので、図5(a)の右側に示すような複雑な形状の枠51であっても、水平センタリング記号62aおよび垂直センタリング記号62bを正確に検出することができる。
また、枠51に重ねて書き込まれた円のうち、枠51の下方向に位置する円が、水平センタリング記号62aとして取り扱われる。同様に、枠51に重ねて書き込まれた円のうち、枠51の右方向に位置する円が、垂直センタリング記号62bとして取り扱われる。よって、ユーザは、画像をセンタリングで並べたい方向の側に円を書き込めばよいので、直感的な書き込みによって、画像を水平センタリングまたは垂直センタリングで配置させることができる。なお、本実施形態では、画像を下方向または右方向に並べる構成であるため、枠51の下方向および右方向に位置する円を、それぞれ、水平センタリング記号62aおよび垂直センタリング記号62bとして取り扱うが、画像の配列方向に応じて、枠51に対する、水平センタリング記号62aおよび垂直センタリング記号62bとして取り扱われる位置は異なってくる。例えば、画像を上方向または左方向に並べる構成である場合には、枠51の上方向および左方向に位置する円が、それぞれ、水平センタリング記号62aおよび垂直センタリング記号62bとして取り扱われる。
図5(c)は、アクション指定記号62のうち、改行記号62dに基づくレイアウトの決定方法を説明する図である。改行記号62dは、画像を改行させて配置させることを指定するアクション指定記号62である。本実施形態では、枠51内に書き込まれた改行マーク、例えば、左に曲がった鉤矢印が、改行記号62dとして規定される。図5(c)の左側に示すように、枠51b内に改行記号62dが書き込まれている場合には、画像G3が強制的に改行された位置に配置される。つまり、かかる場合、図5(c)の右側に示すように、配置順序が画像G2の次である画像G3は、画像G2が配置されている行R2の次の行R3の左端に配置される。
次に図6〜図10を参照して、本実施形態においてサーバ10が実行する各処理を説明する。図6(a)は、サーバ10のCPU11が画像処理アプリケーション14aに従い実行する画像処理を示すフローチャートである。本処理は、サーバ10が、読取画像データ、すなわち、MFP30またはスキャナ40が読み取った原稿Pに対応する読取画像データを、Net_I/F15を介して受信した場合に開始される。
CPU11は、原稿Pに書き込まれた枠51を検出し、検出した枠51内の画像をリスト化した画像リストを作成する画像リスト作成処理を実行する(S601)。CPU11は、画像リストにリスト化された画像の配置順序を決定する配置順序決定処理を実行する(S602)。CPU11は、画像リストにリスト化された画像を、配置順序決定処理(S602)により決定された配置順序と、各画像に対応するアクション指定記号62とに基づいてレイアウトした画像データを生成するレイアウト処理を実行する(S603)。CPU11は、レイアウト処理(S603)によるレイアウト後の処理を所定の送信先に出力し(S604)、本処理を終了する。なお、S604において、所定の送信先としては、読取画像データの送信元のMFP30やPC100、または、予め決められた例えばPC100などの送信先、などが例示される。
図6(b)は、上述した画像リスト作成処理(S601)にて実行される具体的な各処理を示すフローチャートである。CPU11は、画像リストをRAM13内に作成して初期化する(S621)。CPU11は、読取画像データの解析を行い、元の原稿Pに書き込まれた枠51の検出を行う(S622)。具体的に、CPU11は、予め決められた色の閉じた線分を、枠51として検出する。なお、書き込まれた枠51が、両端が開いているなどの閉じた線分でない場合には、補完することによって閉じた線分とし、得られた閉じた線分を枠51として検出する。CPU11は、検出された枠51のうち、最初の枠を処理対象として選択する(S623)。
CPU11は、読取画像データから、処理対象である枠51内に包含される画像データを抽出する(S624)。また、CPU11は、S624において、処理対象である枠51のBBOX71の読取画像データにおけるx座標およびy座標、具体的に、BBOX71の左上端71aのx座標およびy座標を取得する。また、CPU11は、S624において、処理対象である枠51内に書き込まれている順番指定番号およびアクション指定記号を、読取画像データの解析に基づいて検出する。
CPU11は、画像リストに、S624にて抽出された画像データ、すなわち、処理対象である枠51内に包含される画像データを登録する(S625)。具体的に、CPU11は、S624にて抽出された画像データに対し、S624にて取得したBBOX71のx座標およびy座標と、S624にて検出した順番指定番号61およびアクション指定記号62とを対応付けて、画像リストに格納する。なお、画像リストへの登録に伴い、CPU11は、S624にて抽出された画像データを、当該画像データにおける、枠51、順番指定番号61、およびアクション指定記号62に相当する部分を周囲の色に応じて補正し、それにより、枠51、順番指定番号61、およびアクション指定記号62が書き込まれる前の画像に相当する画像に対応する画像データを得る。
S625において、CPU11は、順番指定番号61として、検出された順番指定番号61に等しい値を画像リストに格納する。一方、CPU11は、アクション指定記号62の種類、例えば、水平センタリング記号62aなどを区別可能なデータを画像リストに格納する。なお、処理対象である枠51内について、順番指定番号61が検出されなかった場合、順番指定番号61がないことを示すデータ、例えば、0(ゼロ)を格納する。同様に、処理対象である枠51内について、アクション指定記号62が検出されなかった場合、アクション指定記号62がないことを示すデータ、例えば、0(ゼロ)を格納する。
検出された枠51のうち、未処理の枠がある場合(S626:Yes)、CPU11は、次の枠を処理対象として選択し(S627)、処理をS624に移行する。一方、未処理の枠がない場合、すなわち、検出された枠51が全て処理された場合(S626:No)、本処理を終了する。
図6(c)は、上述した配置順序決定処理(S602)にて実行される具体的な各処理を示すフローチャートである。CPU11は、順番指定ありのリストと順番指定なしのリストとをそれぞれRAM13内に作成して初期化する(S641)。CPU11は、ポインタを、S601にて作成した画像リストの先頭データにセットする(S642)。CPU11は、ポインタの示す画像リストのデータを取得する(S643)。CPU11は、取得したデータに順番指定番号があるか、すなわち、順番指定番号として0より大きい値が記憶されているかを判断する(S644)。
取得したデータに順番指定番号があるとCPU11が判断した場合(S644:Yes)、CPU11は、順番指定ありのリストに、順番指定番号が順となるように、処理中のデータを追加する(S645)。取得したデータに順番指定番号がないとCPU11が判断した場合(S644:No)、CPU11は、順番指定なしのリストに、S624にて取得したBBOX71のy座標が小さい順となるように、処理中のデータを追加する(S649)。なお、CPU11は、BBOX71のy座標が等しい場合、BBOX71のx座標が小さい順となるように、順番指定なしのリストに処理中のデータを追加する。
CPU11は、S645またはS649の処理後、ポインタを画像リストの次のデータに進める(S646)。画像リストに次のデータがある場合(S647:Yes)、CPU11は、処理をS643に移行する。一方、画像リストに次のデータがない場合、すなわち、画像リストのデータが全て処理された場合(S647:No)、CPU11は、S645にて作成された順番指定ありのリストの後ろに、S649にて作成された順番指定なしのリストを結合して、順番リストを作成し(S648)、本処理を終了する。
S648により作成された順番リストによれば、枠内に順番指定番号61が書き込まれた枠51の配置順序が、枠内に順番指定番号61が書き込まれていない枠51の配置順序に優先される。そして、枠内に順番指定番号61が書き込まれた枠51の配置順序は、順番指定番号61が順となるように順序付けられる。一方、枠内に順番指定番号61が書き込まれていない枠51の配置順序は、BBOX71の読取画像データにおけるy座標が小さい順となるように順序付けられる。
図6および図7は、上述したレイアウト処理(S603)にて実行される具体的な各処理を示すフローチャートである。CPU11は、各パラメータを初期値に設定する(S701)。具体的に、CPU11は、ページPaのページ番号を特定する変数Nに1を設定し、先頭データの配置Y座標および配置X座標を、それぞれ、変数Nにより規定されるページPaの上端および左端に設定する。また、CPU11は、ポインタを、S602にて作成した順番リストの先頭データにセットする。また、CPU11は、変数Y1および変数Y2を、それぞれ、変数Nにより規定されるページPaの上端の座標に設定する。なお、変数Y1は、画像が配置されている行の上端のy座標を示す変数である。変数Y2は、画像が配置されている行の下端のy座標を示す変数である。
CPU11は、ポインタの示す順番リストのデータ(以下、このデータを「現在のデータ」と称する場合がある)を取得する(S702)。現在のデータが順番リストにおける先頭データである場合(S703:Yes)、CPU11は、処理を図8のS801に移行する。一方、現在のデータが順番リストにおける先頭データ以外のデータ、すなわち、2番目以降のデータである場合(S703:No)、CPU11は、1つ前のデータのアクション指定記号62の内容(以下、単に「アクション」と称する場合がある)を画像リストから取得する(S704)。
取得したアクションがセンタリングキャンセル記号62cに対応するアクションである場合(S705:Yes)、CPU11は、RAM13内に設けられている水平モードフラグおよび垂直モードフラグをいずれもオフに設定する(S713,S714)。水平モードフラグは、自動センタリングモードがオンに設定されていることに基づく自動的な水平センタリングの実行中であるか否かを示すフラグである。水平モードフラグがオンに設定されている場合には、自動的な水平センタリングの実行中であることを示す。一方、垂直モードフラグは、自動センタリングモードがオンに設定されていることに基づく自動的な垂直センタリングの実行中であるか否かを示すフラグである。垂直モードフラグがオンに設定されている場合には、自動的な垂直センタリングの実行中であることを示す。
よって、S705,S713,S714の処理によれば、取得したアクションがセンタリングキャンセル記号62cに対応するアクションであった場合には、水平モードフラグおよび垂直モードフラグがいずれもオフに設定されるので、実行中の自動的な水平または垂直センタリングは、1つ前のデータに対応する画像を最後に終了されることになる。次に、CPU11は、RAM13内に記憶されているセンタリング対象データをクリアし(S715)、処理をS801に移行する。なお、センタリング対象データは、自動であるか否かにかかわらず、水平または垂直センタリングが行われている場合に、上下方向または左右方向に1列に連続して並ぶ画像を各々特定するデータである。
取得したアクションが水平センタリング記号62aに対応するアクションである場合(S705:No,S706:Yes)、CPU11は、現在のデータに対応する画像を水平センタリングで配置するための座標を設定する処理(以下「水平センタリング時の座標設定処理」と称す)を実行し(S716)、処理をS801に移行する。水平センタリング時の座標設定処理(S716)の詳細な処理については図9を参照して後述する。取得したアクションが水平センタリング記号62aに対応するアクションでなくても、水平モードフラグがオンに設定されていれば(S706:No,S707:Yes)、自動的な水平センタリングの実行中であるので、CPU11は、水平センタリング時の座標設定処理を実行する(S716)。
取得したアクションが垂直センタリング記号62bに対応するアクションである場合(S707:No,S708:Yes)、CPU11は、現在のデータに対応する画像を垂直センタリングで配置するための座標を設定する処理(以下「垂直センタリング時の座標設定処理」と称す)を実行し(S717)、処理をS801に移行する。垂直センタリング時の座標設定処理(S717)の詳細な処理については図10を参照して後述する。取得したアクションが垂直センタリング記号62bに対応するアクションでなくても、垂直モードフラグがオンに設定されていれば(S708:No,S709:Yes)、自動的な垂直センタリングの実行中であるので、CPU11は、垂直センタリング時の座標設定処理を実行する(S717)。
取得したアクションが改行記号62dに対応するアクションである場合(S709:No,S710:Yes)、CPU11は、現在のデータに対応する画像を改行して配置させるための処理を実行する(S718)。具体的に、CPU11は、現在のデータの仮配置Y座標として、Y2+1を設定する。CPU11は、現在のデータの仮配置X座標として、変数Nにより規定されるページPaの左端の座標を設定する。また、CPU11は、変数Y1を、Y2+1に設定する。CPU11は、S718の処理後、水平モードフラグおよび垂直モードフラグをいずれもオフに設定し(S719,S720)、センタリング対象データをクリアし(S721)、処理をS801に移行する。
一方、取得したアクションが改行記号62dに対応するアクションでない場合、すなわち、1つ前のデータに対応するアクションが存在しない場合(S710:No)、CPU11は、1つ前のデータに対応する画像に設定されている配置座標と、当該画像のx方向およびy方向のサイズを取得する(S711)。「配置座標」は、配置Y座標および配置X座標の総称である。
CPU11は、現在のデータに対応する画像を通常に配置させるための処理を実行し(S712)、処理をS801に移行する。具体的に、CPU11は、現在のデータの仮配置X座標として、1つ前のデータに対応する画像のBBOX71の右辺のX座標に1を加えた値に設定する。なお、CPU11は、1つ前のデータに対応する画像のBBOX71の右辺のX座標を、S711にて取得した1つ前のデータの画像に設定されている配置座標とサイズとから算出する。また、CPU11は、S712において、現在のデータの仮配置Y座標として、Y1を設定する。
S801(図8)において、CPU11は、先頭データから現在のデータまでの各データに対応する各画像を、各画像に設定されている配置座標または仮配置座標に仮配置する。「仮配置座標」は、仮配置Y座標および仮配置X座標の総称である。具体的に、CPU11は、S801において、仮配置座標が設定されている画像を、仮配置座標に従って配置し、仮配置座標が設定されていない画像を、配置座標に従って配置する。
CPU11は、S801の処理により仮配置された画像が、ページPaの左右方向に収まるかを判断する(S802)。仮配置された画像がページPaの左右方向に収まらないとCPU11が判断した場合(S802:No)、CPU11は、設定されている仮配置座標をクリアする(S803)。次に、CPU11は、現在のデータに対応する画像を改行して配置させるための処理として、S718と同様の処理を実行する(S804)。
CPU11は、S804の処理後、センタリング対象データをクリアする(S805)。CPU11は、先頭データから現在のデータまでの各データに対応する各画像を、各画像に設定されている配置座標または仮配置座標に仮配置し(S806)、処理をS807に移行する。S806の処理の結果、現在のデータに対応する画像は、S804で設定された仮配置座標に配置されるとともに、それ以外のデータに対応する画像は、先頭データから1つ前のデータまでの各データに対応する画像に対し最終的に設定された配置座標に配置される。
一方、S802において、仮配置された画像がページPaの左右方向に収まるとCPU11が判断した場合(S802:No)、CPU11は、処理をS807に移行する。S807において、CPU11は、S801またはS806の処理により仮配置された画像が、ページPaの上下方向に収まるかを判断する。仮配置された画像がページPaの上下方向に収まらないとCPU11が判断した場合(S807:No)、CPU11は、設定されている仮配置座標をクリアする(S808)。
次に、CPU11は、現在のデータに対応する画像を改ページして次のページPaに配置させるための処理を実行する(S809)。具体的に、CPU11は、ページPaのページ番号を特定する変数Nに1を加算し、現在のデータの配置Y座標および配置X座標を、それぞれ、変数Nにより規定されるページPaの上端および左端に設定する。また、CPU11は、変数Y1および変数Y2を、それぞれ、変数Nにより規定されるページPaの上端の座標に設定する。CPU11は、S809の処理後、センタリング対象データをクリアする(S810)。
一方、S807において、仮配置された画像がページPaの上下方向に収まるとCPU11が判断した場合(S807:No)、CPU11は、仮配置座標が設定されているデータに対応する画像の配置座標を、現在の仮配置座標に設定する(S816)。S816およびS809の処理の結果、先頭データから現在のデータまでの各データに対応する各画像の最終的な配置座標が設定される。なお、仮配置された画像がページPaの左右方向または上下方向に収まらない場合であっても、水平モードフラグおよび垂直モードフラグの状態は変更されないので、自動的な水平センタリングおよび垂直センタリングは、改行または改ページされた現在のデータに対応する画像以降の画像にも適用される。
CPU11は、S810またはS816の処理後、先頭データから現在のデータまでの各データに対応する各画像を、各画像に設定されている配置座標に配置する(S811)。上述した通り、S802〜S810,S816の処理によれば、現在のデータに対応する画像を、アクション指定記号62に応じた位置に配置させたときに、当該画像が、ページの左右方向または上下方向に収まらない場合には、自動的に改行または改ページが行われるので、画像を確実にページPa内に収めることができる。
次に、現在のデータに対応する画像のBBOX71の下辺のY座標が、変数Y2の現在値より大きい場合(S812:Yes)、CPU11は、現在のデータに対応する画像のBBOX71の下辺のY座標を、変数Y2として設定し(S813)、処理をS814に移行する。一方、現在のデータに対応する画像のBBOX71の下辺のY座標が、変数Y2の現在値以下である場合もまた(S812:No)、CPU11は、処理をS814に移行する。
S814において、CPU11は、ポインタを順番リストの次のデータに進める(S814)。順番リストに次のデータがある場合(S815:Yes)、CPU11は、処理をS702(図7)に移行する。一方、順番リストに次のデータがない場合、すなわち、順番リストのデータが全て処理された場合(S815:No)、CPU11は、本処理を終了する。
図9は、上述した水平センタリング時の座標設定処理(S716)にて実行される具体的な各処理を示すフローチャートである。CPU11は、自動センタリングモードがオンに設定されているか否かを判断する(S901)。なお、本実施形態では、サーバ10が、処理対象とする読取画像データの受信に先立ち、当該読取画像データの送信元の装置から、自動センタリングモードを利用する指示を受信した場合に、当該モードはオンに設定される。そして、オンに設定された自動センタリングモードは、図6(a)に示す画像処理における一連の処理が終了すると、オフに設定される。サーバ10が自動センタリングモードを利用する指示を受信しなければ、自動センタリングモードはオフのままである。
自動センタリングモードがオンに設定されているとCPU11が判断し、かつ、RAM13内に設けられている水平モードフラグの設定がオフである場合(S901:Yes,S902:No)、CPU11は、水平モードフラグをオンに設定し(S903)、処理をS904に移行する。一方、水平モードフラグの設定がオフである場合(S902:No)、CPU11は、S903の処理をスキップして、処理をS904に移行する。また、自動センタリングモードがオフに設定されているとCPU11が判断した場合(S901:No)、CPU11は、処理をS904に移行する。
S904において、CPU11は、1つ前のデータの配置X座標がページPaの左端であるかを判断する。1つ前のデータの配置X座標がページPaの左端でないとCPU11が判断した場合(S904:No)、CPU11は、1つ前のデータに対応する画像を改行して配置させるための処理を実行する(S905)。具体的に、CPU11は、1つ前のデータの配置Y座標として、Y2+1を設定する。CPU11は、1つ前のデータの配置X座標として、変数Nにより規定されるページPaの左端の座標を設定する。また、CPU11は、変数Y1を、Y2+1に設定する。次に、CPU11は、1つ前のデータをS905により設定座標に配置させた場合の、当該データに対応する画像のBBOX71の下辺のY座標を、変数Y2として設定し(S906)、処理をS907に移行する。
一方、1つ前のデータの配置X座標がページPaの左端であるとCPU11が判断した場合(S904:Yes)、CPU11は、S905、S906の処理をスキップして、処理をS907に移行する。S907において、CPU11は、1つ前のデータを、センタリング対象データとして記憶する。次に、CPU11は、センタリング対象データとして記憶されている全てのデータについて、各データに対応する画像に設定されている配置座標と、当該画像のx方向およびy方向のサイズを取得する(S908)。
CPU11は、現在のデータの仮配置Y座標として、Y2+1を設定する(S909)。次に、CPU11は、センタリング対象データである全てのデータに各々対応する各画像の中で、水平方向のサイズが最大である画像が、現在のデータに対応する画像であるかを判断する(S910)。「水平方向」とは、ページPaの左右方向である。S910の判断をCPU11が肯定した場合(S910:Yes)、CPU11は、現在のデータの仮配置X座標として、変数Nにより規定されるページPaの左端の座標を設定する(S911)。次に、CPU11は、現在のデータに対応する画像をS909,S911にて設定された仮配置座標に配置させた場合の、当該画像の水平方向(すなわち、左右方向)の中心となるx座標を算出する(S912)。
CPU11は、センタリング対象データである全てのデータに各々対応する各画像の水平方向中心が、S912にて算出された水平方向中心と合うよう、センタリング対象データのうち、現在のデータ以外のデータに対応する画像の仮配置X座標を算出し設定する(S913)。一方、センタリング対象データである全てのデータに各々対応する各画像の中で、水平方向のサイズが最大である画像が現在のデータに対応する画像でないと、CPU11が判断した場合(S910:No)、CPU11は、現在のデータに対応する画像の水平方向中心が、センタリング対象データである全てのデータに各々対応する各画像の水平方向中心と合うよう、現在のデータに対応する画像の仮配置X座標を算出し設定する(S914)。
CPU11は、S913またはS914の処理後、本処理を終了する。S910〜S914の処理によれば、センタリング対象データである全てのデータに各々対応する各画像が、種々の水平方向(すなわち、左右方向)のサイズを有する場合であっても、これらの各画像を、ページPaの左端からはみ出さないように水平センタリングで配置させることができる。
図10は、上述した垂直センタリング時の座標設定処理(S717)にて実行される具体的な各処理を示すフローチャートである。なお、図9の水平センタリング時の座標設定処理(S716)と同じ処理については、同じステップ番号を付して、その説明を省略する場合がある。自動センタリングモードがオンに設定されているとCPU11が判断し、かつ、RAM13内に設けられている垂直モードフラグの設定がオフである場合(S901:Yes,S1001:No)、CPU11は、垂直モードフラグをオンに設定し(S1002)、処理をS904に移行する。一方、垂直モードフラグの設定がオフである場合(S1001:No)、CPU11は、S1002の処理をスキップして、処理をS904に移行する。
CPU11は、水平センタリング時の座標設定処理(S716)と同様に、S904〜S908の処理を実行した後、現在のデータの仮配置X座標として、1つ前のデータに対応する画像のBBOX71の右辺のX座標に1を加えた値に設定する(S1003)。次に、CPU11は、センタリング対象データである全てのデータに各々対応する各画像の中で、垂直方向のサイズが最大である画像が、現在のデータに対応する画像であるかを判断する(S1004)。「垂直方向」とは、ページPaの上下方向である。S1004の判断をCPU11が肯定した場合(S1004:Yes)、CPU11は、現在のデータの仮配置Y座標として、Y1を設定する。次に、CPU11は、現在のデータに対応する画像をS1003,S1005にて設定された仮配置座標に配置させた場合の、当該画像の垂直方向(すなわち、上下方向)の中心となるy座標を算出する(S1006)。
CPU11は、センタリング対象データである全てのデータに各々対応する各画像の垂直方向中心が、S1006にて算出された垂直方向中心と合うよう、センタリング対象データのうち、現在のデータ以外のデータに対応する画像の仮配置Y座標を算出し設定する(S1007)。一方、センタリング対象データである全てのデータに各々対応する各画像の中で、垂直方向のサイズが最大である画像が現在のデータに対応する画像でないと、CPU11が判断した場合(S1004:No)、CPU11は、現在のデータに対応する画像の垂直方向中心が、センタリング対象データである全てのデータに各々対応する各画像の垂直方向中心と合うよう、現在のデータに対応する画像の仮配置Y座標を算出し設定する(S914)。
CPU11は、S1007またはS1008の処理後、本処理を終了する。S1004〜S1008の処理によれば、センタリング対象データである全てのデータに各々対応する各画像が、種々の垂直方向(すなわち、上下方向)のサイズを有する場合であっても、これらの各画像を、1の行の左右方向に、1つ前の行の画像に重なることなく垂直センタリングで配置させることができる。
上記実施形態によれば、ユーザが原稿Pに対する書き込みによって複数の枠51を形成した場合、ユーザは、枠51の内側の画像に、所望のレイアウトに応じたアクション指定記号62を適宜書き込むことによって、複数の枠51に各々対応する各画像を所望のレイアウトに従って配置させた画像データを容易に生成できる。また、自動センタリングモードにおいては、1つの水平センタリング記号62aまたは垂直センタリング記号62bに基づき、後続の画像を自動的にセンタリングさせることができるので、画像をセンタリングさせるための操作を簡略化できる。
また、レイアウト対象となる各画像の配置順序は、順番指定番号61を書き込むか否かと、順番指定番号61として書き込む数字に応じて、ユーザの所望通りに決定することができる。よって、この点においても、複数の枠51に各々対応する各画像を所望のレイアウトに従って配置させた画像データを容易に生成できる。
上記実施形態において、サーバ10が、画像処理装置の一例である。画像処理アプリケーション14aが、画像処理プログラムの一例である。CPU11が、制御部の一例である。MFP30やスキャナ40が有するスキャナ機能が、読取部の一例である。枠51が、囲み線の一例である。アクション指定記号62が、第1記号の一例である。水平センタリング記号62a,垂直センタリング記号62bが、センタリング記号の一例である。改行記号62dが、改行記号の一例である。順番指定番号61が、第2記号の一例である。画像G1〜G5が、部分画像の一例である。BBOX71の左上端71aが、読取画像における部分画像の位置の一例である。BBOX71が、部分画像に接する最小の矩形の一例である。S622の処理を実行するCPU11が、囲み線検出手段の一例である。S602の処理を実行するCPU11が、順序決定手段の一例である。S624の処理を実行するCPU11が、第1記号検出手段、画像抽出手段、第2記号検出手段の一例である。S701〜S721,S801〜810,S812〜S816の処理を実行するCPU11が、レイアウト決定手段の一例である。S811の処理を実行するCPU11が、画像生成手段の一例である。S645の処理を実行するCPU11が、第1順序決定手段の一例である。S644の処理を実行するCPU11が、判断手段の一例である。S649の処理を実行するCPU11が、第2順序決定手段の一例である。S648の処理を実行するCPU11が、第3順序決定手段の一例である。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変更が可能であることは容易に推察できるものである。
例えば、上記実施形態では、原稿を読み取るMFP30などの装置と、読取画像データを処理するサーバ10とを別体に構成したが、スキャン機能を有する装置が、自装置が読み取った原稿の読取画像データを上述したサーバ10と同様に処理する構成としてもよい。例えば、MFP30に、画像処理アプリケーション14aに相当するプログラムを搭載し、スキャン機能により読み取った原稿の読取画像データを、図6〜図10に示すフローチャートに従い処理する構成としてもよい。また、読取画像データをサーバ10に送信可能な装置として、PC100を例示したが、タブレット端末や、スマートフォンなどの携帯端末などを採用することも可能である。
上記実施形態では、順番指定記号61として、数字を例示したが、これに限定されない。例えば、図形の形状や色に応じた順序を予め規定しておき、原稿Pに順番指定記号61として書き込んだ図形に応じて、配置順序を決定する構成としてもよい。また、順番指定記号61としての数字を囲う図形がある場合に、その図形に応じて、数字をグループ化する構成としてもよい。図形に応じて数字をグループ化する構成によれば、枠51の数が多い場合に、全ての枠51に対して値の異なる順番指定記号61を書き込む必要がなく、ユーザが意図するグループ毎に所望の順序で画像を並べることができる。
上記実施形態では、水平センタリング記号62aまたは垂直センタリング記号62bとして取り扱われる条件として、枠51に重なる円であることが含まれるが、当該条件から、枠51に重なる円であることを除外する構成としてもよい。例えば、上記実施形態では、図5(b)に示す円F2を、水平センタリング記号62aとして取り扱わない構成としたが、円F2を、水平センタリング記号62aとして取り扱う構成としてもよい。
上記実施形態では、枠51に対する円の位置に応じて、水平センタリング記号62aと垂直センタリング記号62bとが区別される構成としたが、枠51に対して書き込む図形の形状に応じて、水平センタリング記号62aと垂直センタリング記号62bとを区別する構成としてもよい。なお、水平センタリング記号62aなど、各種のアクション指定記号62として例示した形状は、上記実施形態にて例示した形状に限らず、各種の形状を採用できる。
上記実施形態では、水平センタリングまたは垂直センタリングを行う場合に、先頭の画像がページPaの左端になければ、改行して左端に位置させる構成としたが、先頭の画像がページPaの左端になくても、先頭の画像が配置されている位置から、水平センタリングまたは垂直センタリングを行う構成としてもよい。
上記実施形態では、水平モードフラグおよび垂直モードフラグがオンからオフに切り替えられる条件、すなわち、請求項の「所定の条件」に相当する条件として、センタリングキャンセル記号62cまたは改行記号62dが検出される場合を例示したが、当該条件はこれらの場合に限定されない。例えば、自動的な水平センタリングまたは垂直センタリングの実行中に、画像がページPaの左右方向または上下方向に収まらず、改行または改ページされた場合に、水平モードフラグおよび垂直モードフラグがオンからオフに切り替える構成としてもよい。
上記実施形態では、ある画像が、当該画像より配置順序が1つ前の画像に対応する枠51に書き込まれたアクション指定記号62に応じたアクションに従い配置される構成としたが、ある画像が、当該画像に対応する枠51に書き込まれたアクション指定記号62に応じたアクションに従って配置される構成としてもよい。
図6〜図10に示す各処理のうち、一部の処理を、特許請求の範囲における独立請求項から逸脱しない範囲で、省略または変更してもよい。例えば、自動センタリングモードを搭載しない画像処理装置においては、S901〜S903,S1001,S1002の処理を省略してもよい。また、画像を改行させて配置する場合の処理、例えば、S718において、変数Y1を、Y2+1に設定するようにしたが、変数Y1を、Y2+α(αは、1以上の正数)に設定する構成としてもよい。また、予め準備するアクション指定記号62の種類によっては、S705,S713〜S715の処理群、S706,S707,S716の処理群、S708,S709,S717の処理群、およびS710,S718〜S721の処理群のうち、少なくとも1の処理群を省略したり、少なくとも1の処理群を別のアクション指定記号62に応じた処理群に変更してもよい。あるいは、上記処理群に加え、別のアクション指定記号62に応じた処理群を追加してもよい。また、S705,S713〜S715の処理群、S706,S707,S716の処理群、S708,S709,S717の処理群、およびS710,S718〜S721の処理群の処理順序を入れ替える構成としてもよい。つまり、アクションの優先順位は、上記実施形態の優先順位に限られない。
上記実施形態では、CPU11が、図6〜図10に記載される各処理を実行する構成として説明したが、これら各図に記載される各処理を、複数のCPUが協同的に実行する構成としてもよい。また、ASICなどのICが、単独で、または、複数によって協働的に、上記各図に記載される各処理を実行する構成してもよい。また、CPU11とASICなどのICとが協同して、上記各図に記載される各処理を実行する構成してもよい。また、上記実施形態により説明した各特徴や、上述した各変形例を適宜組み合わせて実施する構成としてもよい。
10:サーバ,11:CPU,12b:画像処理アプリケーション

Claims (17)

  1. 制御部を備え、
    前記制御部は、
    原稿の画像を読み取る読取部が読み取った読取画像の画像情報に基づき、当該読取画像に対応する原稿に対する書き込みにより形成された囲み線を検出する囲み線検出手段と、
    前記読取画像のうち、前記囲み線検出手段により検出された囲み線の内側の画像である部分画像の配置順序を決定する順序決定手段と、
    前記読取画像に対応する原稿に対する書き込みによって前記部分画像に対して付加された、当該部分画像のレイアウトに関わる第1記号を検出する第1記号検出手段と、
    前記囲み線検出手段により検出された囲み線に対応する部分画像を対象として、当該対象とする部分画像のレイアウトを、前記順序決定手段により決定された配置順序と、前記第1記号検出手段により検出された第1記号とに基づいて決定するレイアウト決定手段と、
    前記読取画像の画像情報から、前記囲み線検出手段により検出された囲み線に対応する部分画像の画像情報を抽出する画像抽出手段と、
    前記画像抽出手段により抽出された画像情報を前記レイアウト決定手段により決定されたレイアウトに従い配置させた画像情報を生成する画像生成手段と、
    を備え
    前記レイアウト決定手段は、
    前記第1記号検出手段により検出された第1記号が、画像の中央揃えを示すセンタリング記号である場合、当該センタリング記号が検出された部分画像と、当該センタリング記号が検出された部分画像に対して前記配置順序が隣接する1の前記部分画像とを、第1方向および当該第1方向に直交する第2方向のうち、前記センタリング記号が検出された部分画像における当該センタリング記号の位置に応じた所定の並び方向に中央揃えで並べるレイアウトに決定し、
    前記センタリング記号が検出された部分画像と、前記配置順序が隣接する1の部分画像とを中央揃えで並べる場合に、隣接する2辺がそれぞれ前記第1方向および前記第2方向に沿い、かつ、前記センタリング記号が検出された部分画像に接する最小の矩形を2本の対角線により分割した場合に形成される4つの領域のうち、1の領域のみに前記センタリング記号が包含されることを条件として、前記センタリング記号が検出された部分画像に対し、前記配置順序が隣接する1の部分画像を、前記センタリング記号を包含する1の領域の周囲を構成する辺のうち、前記矩形の辺の側に並べることを特徴とする画像処理装置。
  2. 制御部を備え、
    前記制御部は、
    原稿の画像を読み取る読取部が読み取った読取画像の画像情報に基づき、当該読取画像に対応する原稿に対する書き込みにより形成された囲み線を検出する囲み線検出手段と、
    前記読取画像のうち、前記囲み線検出手段により検出された囲み線の内側の画像である部分画像の配置順序を決定する順序決定手段と、
    前記読取画像に対応する原稿に対する書き込みによって前記部分画像に対して付加された、当該部分画像のレイアウトに関わる第1記号を検出する第1記号検出手段と、
    前記囲み線検出手段により検出された囲み線に対応する部分画像を対象として、当該対象とする部分画像のレイアウトを、前記順序決定手段により決定された配置順序と、前記第1記号検出手段により検出された第1記号とに基づいて決定するレイアウト決定手段と、
    前記読取画像の画像情報から、前記囲み線検出手段により検出された囲み線に対応する部分画像の画像情報を抽出する画像抽出手段と、
    前記画像抽出手段により抽出された画像情報を前記レイアウト決定手段により決定されたレイアウトに従い配置させた画像情報を生成する画像生成手段と、
    を備え
    前記レイアウト決定手段は、
    前記第1記号検出手段により検出された第1記号が、画像の中央揃えを示すセンタリング記号である場合、当該センタリング記号が検出された部分画像と、当該センタリング記号が検出された部分画像に対して前記配置順序が隣接する1の前記部分画像とを、所定の並び方向に中央揃えで並べるレイアウトに決定し、
    前記第1記号検出手段により検出された第1記号が、画像の中央揃えを示す記号であることに基づき、当該第1記号が検出された部分画像と、当該第1記号が検出された部分画像に対して前記配置順序が隣接する1の前記部分画像とを少なくとも含む複数の前記部分画像を、所定方向に中央揃えで並べる場合、前記複数の部分画像のうち、所定方向に直交するサイズが最も大きい部分画像を基準として、それ以外の部分画像のレイアウトが決定されることを特徴とする画像処理装置。
  3. 制御部を備え、
    前記制御部は、
    原稿の画像を読み取る読取部が読み取った読取画像の画像情報に基づき、当該読取画像に対応する原稿に対する書き込みにより形成された囲み線を検出する囲み線検出手段と、
    前記読取画像のうち、前記囲み線検出手段により検出された囲み線の内側の画像である部分画像の配置順序を決定する順序決定手段と、
    前記読取画像に対応する原稿に対する書き込みによって前記部分画像に対して付加された、当該部分画像のレイアウトに関わる第1記号を検出する第1記号検出手段と、
    前記囲み線検出手段により検出された囲み線に対応する部分画像を対象として、当該対象とする部分画像のレイアウトを、前記順序決定手段により決定された配置順序と、前記第1記号検出手段により検出された第1記号とに基づいて決定するレイアウト決定手段と、
    前記読取画像の画像情報から、前記囲み線検出手段により検出された囲み線に対応する部分画像の画像情報を抽出する画像抽出手段と、
    前記画像抽出手段により抽出された画像情報を前記レイアウト決定手段により決定されたレイアウトに従い配置させた画像情報を生成する画像生成手段と、
    を備え
    前記レイアウト決定手段は、前記第1記号検出手段により検出された第1記号が、画像の中央揃えを示すセンタリング記号である場合、当該センタリング記号が検出された部分画像と、当該センタリング記号が検出された部分画像より前記配置順序が後ろの前記部分画像を、所定の条件が成立するまで、所定の並び方向に中央揃えで順次並べるレイアウトに決定することを特徴とする画像処理装置。
  4. 制御部を備え、
    前記制御部は、
    原稿の画像を読み取る読取部が読み取った読取画像の画像情報に基づき、当該読取画像に対応する原稿に対する書き込みにより形成された囲み線を検出する囲み線検出手段と、
    前記読取画像のうち、前記囲み線検出手段により検出された囲み線の内側の画像である部分画像の配置順序を決定する順序決定手段と、
    前記読取画像に対応する原稿に対する書き込みによって前記部分画像に対して付加された、当該部分画像のレイアウトに関わる第1記号を検出する第1記号検出手段と、
    前記囲み線検出手段により検出された囲み線に対応する部分画像を対象として、当該対象とする部分画像のレイアウトを、前記順序決定手段により決定された配置順序と、前記第1記号検出手段により検出された第1記号とに基づいて決定するレイアウト決定手段と、
    前記読取画像の画像情報から、前記囲み線検出手段により検出された囲み線に対応する部分画像の画像情報を抽出する画像抽出手段と、
    前記画像抽出手段により抽出された画像情報を前記レイアウト決定手段により決定されたレイアウトに従い配置させた画像情報を生成する画像生成手段と、
    を備え
    前記レイアウト決定手段は、
    前記第1記号検出手段により検出された第1記号が、画像の中央揃えを示すセンタリング記号である場合、当該センタリング記号が検出された部分画像と、当該センタリング記号が検出された部分画像に対して前記配置順序が隣接する1の前記部分画像とを、所定の並び方向に中央揃えで並べるレイアウトに決定し、
    前記第1記号検出手段により検出された第1記号に基づいて、前記センタリング記号が検出された部分画像と、当該センタリング記号が検出された部分画像に対して前記配置順序が後ろである少なくとも1の部分画像とを含む複数の部分画像を、第1方向の順方向に中央揃えで並べる場合、前記第1方向に沿う辺と前記第1方向に直交する第2方向に沿う辺とから構成される所定の矩形枠内に収まらない最初の部分画像を、当該部分画像より前記配置順序が1つ前の部分画像に対する前記第2方向の順方向側の位置であって、かつ、前記第1方向の始点側に位置させるレイアウトに決定することを特徴とする画像処理装置。
  5. 制御部を備え、
    前記制御部は、
    原稿の画像を読み取る読取部が読み取った読取画像の画像情報に基づき、当該読取画像に対応する原稿に対する書き込みにより形成された囲み線を検出する囲み線検出手段と、
    前記読取画像のうち、前記囲み線検出手段により検出された囲み線の内側の画像である部分画像の配置順序を決定する順序決定手段と、
    前記読取画像に対応する原稿に対する書き込みによって前記部分画像に対して付加された、当該部分画像のレイアウトに関わる第1記号を検出する第1記号検出手段と、
    前記囲み線検出手段により検出された囲み線に対応する部分画像を対象として、当該対象とする部分画像のレイアウトを、前記順序決定手段により決定された配置順序と、前記第1記号検出手段により検出された第1記号とに基づいて決定するレイアウト決定手段と、
    前記読取画像の画像情報から、前記囲み線検出手段により検出された囲み線に対応する部分画像の画像情報を抽出する画像抽出手段と、
    前記画像抽出手段により抽出された画像情報を前記レイアウト決定手段により決定されたレイアウトに従い配置させた画像情報を生成する画像生成手段と、
    を備え
    前記レイアウト決定手段は、前記第1記号検出手段により検出された第1記号が、改行を示す改行記号である場合、当該改行記号が検出された部分画像を、当該改行記号が検出された部分画像より前記配置順序が1つ前の部分画像に対する第1方向の順方向側の位置であって、かつ、前記第1方向に直交する第2方向の始点側に位置させるレイアウトに決定することを特徴とする画像処理装置。
  6. 前記制御部は、
    前記読取画像に対応する原稿に対する書き込みによって前記部分画像に対して付加された、当該部分画像の配置順序を指定する第2記号を検出する第2記号検出手段を備え、
    前記順序決定手段は、
    前記第2記号検出手段により前記第2記号が検出された部分画像を対象として、当該対象とする部分画像の配置順序を、前記第2記号に基づいて決定する第1順序決定手段を含むことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の画像処理装置。
  7. 前記制御部は、
    前記部分画像に対して前記第2記号が付加されているか否かを判断する判断手段を備え、
    前記順序決定手段は、
    前記判断手段により前記第2記号が付加されていないと判断された前記部分画像を対象として、当該対象とする部分画像の配置順序を、前記読取画像における前記部分画像の位置に応じて決定する第2順序決定手段と、
    前記判断手段により前記第2記号が付加されていると判断された前記部分画像に対して、前記第1順序決定手段により決定された配置順序の後に、前記判断手段により前記第2記号が付加されていないと判断された前記部分画像に対して、前記第2順序決定手段により決定された配置順序を順序付け、前記囲み線検出手段により検出された囲み線に対応する全ての部分画像の配置順序を決定する第3順序決定手段と、を含むことを特徴とする請求項記載の画像処理装置。
  8. 前記第2記号は、数字であり、
    前記第1順序決定手段は、前記対象とする部分画像の配置順序を、前記第2記号としての数字が順となるように決定することを特徴とする請求項またはに記載の画像処理装置。
  9. 前記レイアウト決定手段は、前記第1記号検出手段により検出された第1記号が、画像の中央揃えを示すセンタリング記号である場合、当該センタリング記号が検出された部分画像と、当該センタリング記号が検出された部分画像に対して前記配置順序が隣接する1の前記部分画像とを、所定の並び方向に中央揃えで並べるレイアウトに決定することを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の画像処理装置。
  10. 前記所定の並び方向は、第1方向、および、当該第1方向に直交する第2方向のいずれかであり、
    前記レイアウト決定手段は、前記第1方向および前記第2方向のうち、前記センタリング記号が検出された部分画像における当該センタリング記号の位置に応じた方向を、前記所定の並び方向とすることを特徴とする請求項記載の画像処理装置。
  11. 前記レイアウト決定手段は、前記センタリング記号が検出された部分画像と、前記配置順序が隣接する1の部分画像とを中央揃えで並べる場合に、前記4つの領域のうち、1の領域のみに前記センタリング記号が包含され、かつ、前記センタリング記号を包含する1の領域の周囲を構成する前記矩形の辺が、当該矩形の辺の対辺に対し、当該矩形の辺に直交する前記第1方向または前記第2方向の順方向に位置する辺であることを条件として、前記センタリング記号が検出された部分画像に対し、前記配置順序が後ろに隣接する1の部分画像を、前記センタリング記号を包含する1の領域の周囲を構成する辺のうち、前記矩形の辺の側に並べることを特徴とする請求項記載の画像処理装置。
  12. 前記レイアウト決定手段は、前記センタリング記号が検出された部分画像と、前記配置順序が隣接する1の部分画像とを中央揃えで並べる場合に、前記センタリング記号が、当該センタリング記号が検出された部分画像に対応する囲み線上にあることを条件として、前記センタリング記号が検出された部分画像に対し、前記配置順序が隣接する1の部分画像を、前記センタリング記号を包含する1の領域を構成する前記矩形の辺の側に並べることを特徴とする請求項または11に記載の画像処理装置。
  13. 制御部を備えた画像処理装置の、前記制御部が実行可能な画像処理プログラムであって、
    原稿の画像を読み取る読取部が読み取った読取画像の画像情報に基づき、当該読取画像に対応する原稿に対する書き込みにより形成された囲み線を検出する囲み線検出手段と、
    前記読取画像のうち、前記囲み線検出手段により検出された囲み線の内側の画像である部分画像の配置順序を決定する順序決定手段と、
    前記読取画像に対応する原稿に対する書き込みによって前記部分画像に対して付加された、当該部分画像のレイアウトに関わる第1記号を検出する第1記号検出手段と、
    前記囲み線検出手段により検出された囲み線に対応する部分画像を対象として、当該対象とする部分画像のレイアウトを、前記順序決定手段により決定された配置順序と、前記第1記号検出手段により検出された第1記号に基づいて決定するレイアウト決定手段と、
    前記読取画像の画像情報から、前記囲み線検出手段により検出された囲み線に対応する部分画像の画像情報を抽出する画像抽出手段と、
    前記画像抽出手段により抽出された画像情報を前記レイアウト決定手段により決定されたレイアウトに従い配置させた画像情報を生成する画像生成手段として、
    前記制御部を機能させ
    前記レイアウト決定手段は、
    前記第1記号検出手段により検出された第1記号が、画像の中央揃えを示すセンタリング記号である場合、当該センタリング記号が検出された部分画像と、当該センタリング記号が検出された部分画像に対して前記配置順序が隣接する1の前記部分画像とを、第1方向および当該第1方向に直交する第2方向のうち、前記センタリング記号が検出された部分画像における当該センタリング記号の位置に応じた所定の並び方向に中央揃えで並べるレイアウトに決定し、
    前記センタリング記号が検出された部分画像と、前記配置順序が隣接する1の部分画像とを中央揃えで並べる場合に、隣接する2辺がそれぞれ前記第1方向および前記第2方向に沿い、かつ、前記センタリング記号が検出された部分画像に接する最小の矩形を2本の対角線により分割した場合に形成される4つの領域のうち、1の領域のみに前記センタリング記号が包含されることを条件として、前記センタリング記号が検出された部分画像に対し、前記配置順序が隣接する1の部分画像を、前記センタリング記号を包含する1の領域の周囲を構成する辺のうち、前記矩形の辺の側に並べることを特徴とする画像処理プログラム。
  14. 制御部を備えた画像処理装置の、前記制御部が実行可能な画像処理プログラムであって、
    原稿の画像を読み取る読取部が読み取った読取画像の画像情報に基づき、当該読取画像に対応する原稿に対する書き込みにより形成された囲み線を検出する囲み線検出手段と、
    前記読取画像のうち、前記囲み線検出手段により検出された囲み線の内側の画像である部分画像の配置順序を決定する順序決定手段と、
    前記読取画像に対応する原稿に対する書き込みによって前記部分画像に対して付加された、当該部分画像のレイアウトに関わる第1記号を検出する第1記号検出手段と、
    前記囲み線検出手段により検出された囲み線に対応する部分画像を対象として、当該対象とする部分画像のレイアウトを、前記順序決定手段により決定された配置順序と、前記第1記号検出手段により検出された第1記号に基づいて決定するレイアウト決定手段と、
    前記読取画像の画像情報から、前記囲み線検出手段により検出された囲み線に対応する部分画像の画像情報を抽出する画像抽出手段と、
    前記画像抽出手段により抽出された画像情報を前記レイアウト決定手段により決定されたレイアウトに従い配置させた画像情報を生成する画像生成手段として、
    前記制御部を機能させ
    前記レイアウト決定手段は、
    前記第1記号検出手段により検出された第1記号が、画像の中央揃えを示すセンタリング記号である場合、当該センタリング記号が検出された部分画像と、当該センタリング記号が検出された部分画像に対して前記配置順序が隣接する1の前記部分画像とを、所定の並び方向に中央揃えで並べるレイアウトに決定し、
    前記第1記号検出手段により検出された第1記号が、画像の中央揃えを示す記号であることに基づき、当該第1記号が検出された部分画像と、当該第1記号が検出された部分画像に対して前記配置順序が隣接する1の前記部分画像とを少なくとも含む複数の前記部分画像を、所定方向に中央揃えで並べる場合、前記複数の部分画像のうち、所定方向に直交するサイズが最も大きい部分画像を基準として、それ以外の部分画像のレイアウトが決定されることを特徴とする画像処理プログラム。
  15. 制御部を備えた画像処理装置の、前記制御部が実行可能な画像処理プログラムであって、
    原稿の画像を読み取る読取部が読み取った読取画像の画像情報に基づき、当該読取画像に対応する原稿に対する書き込みにより形成された囲み線を検出する囲み線検出手段と、
    前記読取画像のうち、前記囲み線検出手段により検出された囲み線の内側の画像である部分画像の配置順序を決定する順序決定手段と、
    前記読取画像に対応する原稿に対する書き込みによって前記部分画像に対して付加された、当該部分画像のレイアウトに関わる第1記号を検出する第1記号検出手段と、
    前記囲み線検出手段により検出された囲み線に対応する部分画像を対象として、当該対象とする部分画像のレイアウトを、前記順序決定手段により決定された配置順序と、前記第1記号検出手段により検出された第1記号に基づいて決定するレイアウト決定手段と、
    前記読取画像の画像情報から、前記囲み線検出手段により検出された囲み線に対応する部分画像の画像情報を抽出する画像抽出手段と、
    前記画像抽出手段により抽出された画像情報を前記レイアウト決定手段により決定されたレイアウトに従い配置させた画像情報を生成する画像生成手段として、
    前記制御部を機能させ
    前記レイアウト決定手段は、前記第1記号検出手段により検出された第1記号が、画像の中央揃えを示すセンタリング記号である場合、当該センタリング記号が検出された部分画像と、当該センタリング記号が検出された部分画像より前記配置順序が後ろの前記部分画像を、所定の条件が成立するまで、所定の並び方向に中央揃えで順次並べるレイアウトに決定することを特徴とする画像処理プログラム。
  16. 制御部を備えた画像処理装置の、前記制御部が実行可能な画像処理プログラムであって、
    原稿の画像を読み取る読取部が読み取った読取画像の画像情報に基づき、当該読取画像に対応する原稿に対する書き込みにより形成された囲み線を検出する囲み線検出手段と、
    前記読取画像のうち、前記囲み線検出手段により検出された囲み線の内側の画像である部分画像の配置順序を決定する順序決定手段と、
    前記読取画像に対応する原稿に対する書き込みによって前記部分画像に対して付加された、当該部分画像のレイアウトに関わる第1記号を検出する第1記号検出手段と、
    前記囲み線検出手段により検出された囲み線に対応する部分画像を対象として、当該対象とする部分画像のレイアウトを、前記順序決定手段により決定された配置順序と、前記第1記号検出手段により検出された第1記号に基づいて決定するレイアウト決定手段と、
    前記読取画像の画像情報から、前記囲み線検出手段により検出された囲み線に対応する部分画像の画像情報を抽出する画像抽出手段と、
    前記画像抽出手段により抽出された画像情報を前記レイアウト決定手段により決定されたレイアウトに従い配置させた画像情報を生成する画像生成手段として、
    前記制御部を機能させ
    前記レイアウト決定手段は、
    前記第1記号検出手段により検出された第1記号が、画像の中央揃えを示すセンタリング記号である場合、当該センタリング記号が検出された部分画像と、当該センタリング記号が検出された部分画像に対して前記配置順序が隣接する1の前記部分画像とを、所定の並び方向に中央揃えで並べるレイアウトに決定し、
    前記第1記号検出手段により検出された第1記号に基づいて、前記センタリング記号が検出された部分画像と、当該センタリング記号が検出された部分画像に対して前記配置順序が後ろである少なくとも1の部分画像とを含む複数の部分画像を、第1方向の順方向に中央揃えで並べる場合、前記第1方向に沿う辺と前記第1方向に直交する第2方向に沿う辺とから構成される所定の矩形枠内に収まらない最初の部分画像を、当該部分画像より前記配置順序が1つ前の部分画像に対する前記第2方向の順方向側の位置であって、かつ、前記第1方向の始点側に位置させるレイアウトに決定することを特徴とする画像処理プログラム。
  17. 制御部を備えた画像処理装置の、前記制御部が実行可能な画像処理プログラムであって、
    原稿の画像を読み取る読取部が読み取った読取画像の画像情報に基づき、当該読取画像に対応する原稿に対する書き込みにより形成された囲み線を検出する囲み線検出手段と、
    前記読取画像のうち、前記囲み線検出手段により検出された囲み線の内側の画像である部分画像の配置順序を決定する順序決定手段と、
    前記読取画像に対応する原稿に対する書き込みによって前記部分画像に対して付加された、当該部分画像のレイアウトに関わる第1記号を検出する第1記号検出手段と、
    前記囲み線検出手段により検出された囲み線に対応する部分画像を対象として、当該対象とする部分画像のレイアウトを、前記順序決定手段により決定された配置順序と、前記第1記号検出手段により検出された第1記号に基づいて決定するレイアウト決定手段と、
    前記読取画像の画像情報から、前記囲み線検出手段により検出された囲み線に対応する部分画像の画像情報を抽出する画像抽出手段と、
    前記画像抽出手段により抽出された画像情報を前記レイアウト決定手段により決定されたレイアウトに従い配置させた画像情報を生成する画像生成手段として、
    前記制御部を機能させ
    前記レイアウト決定手段は、前記第1記号検出手段により検出された第1記号が、改行を示す改行記号である場合、当該改行記号が検出された部分画像を、当該改行記号が検出された部分画像より前記配置順序が1つ前の部分画像に対する第1方向の順方向側の位置であって、かつ、前記第1方向に直交する第2方向の始点側に位置させるレイアウトに決定することを特徴とする画像処理プログラム。
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