JP6143048B2 - エンジンバルブ - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関の吸気または排気におけるエンジンバルブに関する。
自動車のエンジン等における熱効率の向上を目的として、多くの研究および開発がなされている。近年の自動車産業においては、燃料を燃焼室へ直接噴射するガソリン直噴エンジンが開発された。
ガソリン直噴エンジンには、燃費向上や排気ガス低減などの多くのメリットがある一方、デポジット(堆積物)が発生し易い等のデメリットがある。このデポジットは燃料が燃焼した際に発生する煤の堆積物である。エンジンバルブに堆積するバルブデポジットにおいては、振動等によって大きな塊として剥がれ落ちた場合に、燃焼室とバルブとの間に挟まって燃焼室が密閉されず、圧縮圧が漏れる虞がある。これは、アイドリングの不良や燃費の低下を招く原因と成り得る。
このバルブデポジットは、エンジンバルブへ流れたエンジンオイルの揮発分が燃焼熱により蒸発することにより、エンジンオイルの粘度が上昇し、未燃焼ガス等の煤が高粘度のエンジンオイルに付着することにより形成される。
特開平7−310512号公報 特開平6−272520号公報 特許第4252314号公報
ガソリン直噴エンジンの開発と共に、バルブデポジットの付着や堆積を防止する技術の研究がなされ、例えば、特許文献1乃至特許文献3がある。
特許文献1は、酸化触媒機能を有する被膜層を形成したエンジンバルブに関する技術であり、エンジンバルブにおける傘裏部の外周面に複数の凹溝を形成し、当該凹溝を含む傘裏部の外周面に酸化触媒機能を有する被膜層を形成したものである。
これによれば、燃料や潤滑油が凹溝に積極的に流れ込み、凹溝以外における傘裏部の外周面への燃料等の付着量が減少するので、酸化触媒機能を有する被膜層が燃料等によって完全に覆われない。よって、燃料等の付着量の少ない部分を起点として、高沸点有機物等の酸化触媒反応が起こり、傘裏部に高沸点有機物が堆積するのが防止される。つまり、触媒の表面が高沸点有機物等により完全に覆われるのを防止することにより、酸化触媒反応を促進させ、バルブに付着する堆積物の量を減少することができる。
しかし、高沸点有機物等が付着および堆積し得る全ての範囲において酸化反応を起こさせるようにすることは難しい。よって、エンジンバルブの一部においては、酸化反応が起きずに高沸点有機物等が付着および堆積してしまい、そこから更に高沸点有機物等の堆積範囲が広がってしまう。
特許文献2は、下地コートとして、エンジンの吸気バルブに付着する付着物の遠赤外線吸収波長と略一致する波長の遠赤外線を吸気バルブ使用下の加熱時に放射する酸化物系被膜を、吸気バルブにおけるバルブステムから傘裏部にかけてコーティングし、トップコートとして、耐熱性被膜を下地コートの表面にコーティングしたエンジンの吸気バルブである。
これによれば、加熱時に下地コートから放射される遠赤外線の波長とエンジンオイルなどの付着物の遠赤外線吸収波長とがエンジンバルブ使用下において略一致し、エンジンオイルなどの付着物に対する自己清浄機能が発揮される。また、トップコートにより耐熱性が発揮され吸気バルブの温度上昇に係わらずバルブデポジット生成の低減機能が維持される。つまり、バルブステムから傘裏部にかけてエンジンオイルなどの付着物に対する自己清浄機能ならびに耐熱性を高めることにより、バルブデポジットの生成を低減して内燃機関の運転性能を維持し、かつ排気ガスの劣化を防止することができる。
しかし、付着物が付着および堆積し得る全ての範囲において、遠赤外線を放射させることは難しい。よって、エンジンバルブの一部においては、遠赤外線が放射されず付着物に対する自己清浄機能が発揮されずにバルブデポジットが付着および堆積してしまい、そこから更にバルブデポジットの堆積範囲が広がってしまう。
特許文献3は、吸気弁のような内燃機関の部品における過剰のカーボン付着を防止する技術であり、燃料を燃焼室に直接噴射する内燃機関において、吸気弁ユニットが吸気弁の喉部の範囲を380℃以上となるように熱搬出を防止する手段を備え、吸気弁ユニットの吸気弁の弁座の範囲に配置された弁座リングにおけるシリンダヘッドと接触する面に切欠きを備えたものである。
これによれば、弁座リングにおけるシリンダヘッドとの接触面積を減少することにより放熱を抑え、吸気弁を380℃以上にしてカーボン付着を減少させることができる。
しかし、熱搬出を防止する手段および弁座リングにおける断熱構造によって、吸気弁周囲の断熱性が高められているので、内燃機関としての冷却性能が低下してしまう。また、熱伝導率の高い材料は高価であるので、吸気弁を熱伝導率の高い材料で形成することにより、吸気弁単体の製作コストは著しく増大してしまう。
本発明は、上記のような問題を鑑みなされたもので、エンジンバルブにおけるバルブデポジットの付着および堆積を防止することを目的とする。
上記課題を解決する第一の発明に係るエンジンバルブは、傘形状に形成された傘部と、前記傘部の一方に延びる略棒状に形成された軸部とを有するエンジンバルブであって、前記傘部および前記軸部における所定範囲に、前記傘部および前記軸部を構成する母材の熱伝導性よりも高い熱伝導性を有する伝熱コートを形成し、前記伝熱コートを覆い、前記伝熱コートの熱伝導性よりも高い熱伝導性を有する、または、前記伝熱コートの断熱性よりも高い断熱性を有するトップコートを形成したことを特徴とする。
上記課題を解決する第二の発明に係るエンジンバルブは、第一の発明に係るエンジンバルブにおいて、前記トップコートは、撥油性を有することを特徴とする。
上記課題を解決する第三の発明に係るエンジンバルブは、第一または第二の発明に係るエンジンバルブにおいて、前記所定範囲に、煤が引っ掛からない程度に小さい凹凸形状を形成したことを特徴とする。
上記課題を解決する第四の発明に係るエンジンバルブは、第一または第二の発明に係るエンジンバルブにおいて、前記所定範囲における表面に、熱膨張係数または線膨張係数の異なる領域を形成したことを特徴とする。
上記課題を解決する第五の発明に係るエンジンバルブは、第四の発明に係るエンジンバルブにおいて、前記熱膨張係数または線膨張係数の異なる領域を、前記伝熱コートの一部を前記トップコートに露出させた表面と前記トップコートの表面とで形成した、または前記トップコートを異なる材質のもので形成したことを特徴とする。
上記課題を解決する第六の発明に係るエンジンバルブは、第一または第二の発明に係るエンジンバルブにおいて、前記所定範囲に、先端がエッジ形状の突起部を形成したことを特徴とする。
上記課題を解決する第七の発明に係るエンジンバルブは、第一または第二の発明に係るエンジンバルブにおいて、前記所定範囲に、前記軸部の軸方向へ延びる螺旋状の凹溝を形成したことを特徴とする。
第一の発明に係るエンジンバルブによれば、エンジンバルブの所定範囲に伝熱コートを形成することにより、燃焼室における燃焼熱を伝え易くなるので、エンジンバルブの所定範囲を高温状態にすることができる。よって、エンジンバルブの所定範囲へ流れるエンジンオイルおよび付着するバルブデポジットは熱せられて高温状態となるので、エンジンオイルおよびバルブデポジットの油分は焼尽して乾燥状態になり、バルブデポジットが堆積しない。
また、第一の発明に係るエンジンバルブによれば、エンジンバルブの所定範囲に形成した伝熱コートの表面に、断熱性の高いトップコートを形成した場合には、エンジンバルブの周囲を流れる空気流によってエンジンバルブにおける所定範囲が冷やされ難くなるので、伝熱コートによる伝熱効果は向上し、エンジンバルブの所定範囲をより高温状態にすることができる。よって、エンジンバルブの所定範囲へ流れるエンジンオイルおよび付着するバルブデポジットの油分はより焼尽し易く、バルブデポジットが堆積しない。
また、エンジンバルブの所定範囲に形成した伝熱コートの表面に、熱伝導性の高いトップコートを形成した場合には、エンジンバルブの所定範囲における熱伝導性をより向上させ、燃焼室における燃焼熱をより伝え易く、エンジンバルブの所定範囲をより高温状態にすることができる。よって、エンジンバルブの所定範囲へ流れるエンジンオイルおよび付着するバルブデポジットの油分はより焼尽し易く、バルブデポジットが堆積しない。
第二の発明に係るエンジンバルブによれば、トップコートは撥油性の高い特性を持ち、エンジンバルブの所定範囲をエンジンオイル等の油分が付着し難くすることにより、エンジンバルブの所定範囲に付着する油分は少量だけなので、エンジンバルブの所定範囲へ流れるエンジンオイルおよび付着するバルブデポジットの油分はより焼尽し易く、バルブデポジットが堆積しない。
第三の発明に係るエンジンバルブによれば、エンジンバルブの所定範囲における表面を微小な凹凸形状で形成することにより、エンジンバルブの所定範囲に付着するバルブデポジットの要因であるエンジンオイル等の油滴とエンジンバルブの所定範囲における表面との間に空気層が形成され、エンジンオイル等の油滴が表面張力によってエンジンバルブの所定範囲における表面に付着しない。また、凹凸形状の面粗度をバルブデポジットの要因である未燃焼ガス等の煤と同程度以下とした場合には、未燃焼ガス等の煤がエンジンバルブの所定範囲における表面に引っ掛からないので、エンジンバルブの所定範囲における未燃焼ガス等の煤の付着を防ぐことができる。
第四の発明に係るエンジンバルブによれば、エンジンバルブの所定範囲における表面に熱膨張係数または線膨張係数の異なる領域を形成することにより、熱膨張係数または線膨張係数の異なる領域の境界において、膨張量の差が生じる。よって、エンジンバルブの所定範囲に付着したバルブデポジットに応力集中および亀裂が生じ、付着したバルブデポジットはエンジンバルブの所定範囲から剥がれるので、バルブデポジットが堆積して大きくなることはない。
第五の発明に係るエンジンバルブによれば、熱膨張係数または線膨張係数の異なる領域を、伝熱コートの一部をトップコートに露出させた表面とトップコートの表面とで形成移する、またはトップコートを異なる材質のもので形成することにより、複雑な製作工程や製造方法を必要としないので、容易に製作することができる。
第六の発明に係るエンジンバルブによれば、エンジンバルブの所定範囲における表面に突起部を形成することにより、突起部において付着したバルブデポジットに応力集中が生じる。よって、エンジンバルブの所定範囲に付着したバルブデポジットに亀裂が生じ、付着したバルブデポジットはエンジンバルブの所定範囲から剥がれるので、バルブデポジットが堆積して大きくなることはない
第七の発明に係るエンジンバルブによれば、エンジンバルブの所定範囲における表面に凹溝を形成することにより、エンジンバルブが軸方向に摺動する際に一方向に回転させると、エンジンバルブの所定範囲に滴り落ちてきたエンジンオイルが、凹溝に沿って上方へ流れる。よって、未燃焼ガス等の煤が付着し得るエンジンバルブの所定範囲におけるエンジンオイルが少量となるので、伝熱コートの伝熱効果によって、より焼尽し易くなる。つまり、エンジンバルブの所定範囲にバルブデポジットが堆積しない。
実施例1に係るエンジンバルブを示す縦断面図である。 実施例1に係るエンジンバルブを示す概略図である。 実施例1に係るエンジンバルブの表面形状を示す説明図である。 実施例2に係るエンジンバルブの表面形状を示す説明図である。 実施例3に係るエンジンバルブの表面形状を示す説明図である。 実施例4に係るエンジンバルブの表面形状を示す説明図である。
以下に、本発明に係るエンジンバルブの実施例について、添付図面を参照して詳細に説明する。もちろん、本発明は以下の実施例に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、各種変更が可能であることは言うまでもない。
まず、バルブデポジットの形成および解析について、図2を参照して説明する。
本発明の課題である内燃機関におけるエンジンバルブに付着・堆積するバルブデポジットは、エンジンオイル等の油分と未燃焼ガス等の煤とを含んで成る。また、バルブデポジットの付着・堆積する箇所は、エンジンバルブ1の傘部10における傘裏面11とエンジンバルブ1の軸部20におけるカーボンカッタと呼ばれる段差部21から傘部10側の軸部露出面22の所定範囲A(図1参照)である。エンジンバルブ1の軸部20における軸部露出面22以外の面23には、バルブガイド2に把持されるなどして未燃焼ガス等の煤が付着し得ないので、バルブデポジットは形成されない。
エンジンバルブ1の軸部20とバルブガイド2との隙間から滴り落ちたエンジンオイルは、燃焼室における燃焼熱によってエンジンバルブ1を介して加熱される。エンジンバルブ1の軸部露出面22および傘裏面11におけるエンジンオイルは、燃焼熱によってその揮発分が蒸発し、粘度が増す。高粘度のエンジンオイルに未燃焼ガス等の煤が付着することで、バルブデポジットが形成される。
バルブデポジットに成り得るエンジンオイルは、約250℃〜350℃の状態で揮発分が蒸発した高粘度のものである。なお、エンジンオイルは約350℃を超えると焼尽する。つまり、エンジンバルブ1の軸部露出面22および傘裏面11を350℃以上の状態にすれば、エンジンオイルが焼尽して煤だけが残る。よって、内燃機関としてアイドリングの不良や燃費の低下を起こすことはない。
本発明に係るエンジンバルブ1は、上記の解析結果からエンジンバルブ1に付着するエンジンオイルを約350℃以上にして焼尽させることにより、バルブデポジットの付着・堆積を防止するものである。
次に、本発明の実施例1に係るエンジンバルブ1について、図1乃至図3を参照して説明する。
本実施例に係るエンジンバルブ1は、ガソリン直噴エンジンの吸気弁であり、図2に示すように、傘形状に形成された傘部10と傘部10の一方に延びる略棒状に形成された軸部20とを有する。エンジンバルブ1における所定範囲Aには、伝熱コートの銅被膜30とトップコートのセラミック被膜40の二種類の被膜処理(図1参照)が施されている。
銅被膜30は、燃焼室における燃焼熱が傘裏面11および軸部露出面22へ伝わり易くなるためにある。銅被膜30を皮膜処理する所定範囲Aは、バルブデポジットが付着および堆積し得る範囲であり、傘部10における燃焼室に面する傘表面12に対して反対側の傘裏面11、および軸部20におけるカーボンカッタと呼ばれる段差部21よりも傘部10側の部分である軸部露出面22である。ただし、傘部10におけるバルブフェース13には皮膜処理を施さない。傘部10におけるバルブフェース13が図示しないシリンダヘッドのバルブシートと当接することで燃焼室の気密を保つ。よって、傘部10のバルブフェース13は高精度に仕上げる必要があるため、バルブフェース13を皮膜処理の所定範囲Aから除く。
本実施例に係るエンジンバルブ1においては、伝熱コートとして銅被膜30が施されている。銅は熱伝導率が高いので、燃焼室における燃焼熱を傘裏面11および軸部露出面22へ高効率に伝えることができる。よって、エンジンバルブ1に付着したエンジンオイルは熱せられ、350℃以上となって焼尽されるので、エンジンバルブ1の傘裏面11および軸部露出面22にはバルブデポジットが付着・堆積されない。
もちろん、伝熱コートの材質は本実施例に限定されず、熱伝導率の高い材質であれば良い。例えば、エンジンバルブ1に銀、ダイヤ、プラチナ等の被膜処理を施しても良い。また、中空バルブの中空孔にナトリウム等の冷却材を封入し、燃焼熱により加熱される傘表面12の熱を吸収し、傘裏面11および軸部20の軸部露出面22ならびにそれ以外の面23へ放出することにより、伝熱効果を向上させることもできる。
セラミック被膜40は、エンジンバルブ1の冷却防止およびエンジンオイルの付着防止のためにある。セラミック被膜40を施す所定範囲Aは、銅被膜30を施す所定範囲Aと同等であり、傘部10における燃焼室に面する傘表面12に対して反対側の傘裏面11、および軸部20におけるカーボンカッタと呼ばれる段差部21よりも傘部10側の部分である軸部露出面22である。
本実施例に係るエンジンバルブ1においては、トップコートとしてセラミック被膜40が施されている。セラミックは断熱性が高いので、銅被膜30が吸気に晒されて冷却されるのを防ぐことができる。また、セラミックは非金属材料であることから撥油性を有するので、エンジンオイルが付着しない。
もちろん、トップコートの材質は、本実施例に限定されない。例えば、吸気によるエンジンバルブ1の冷却を防止するトップコートとしては、ニッケル、チタン等の被膜処理があり、エンジンオイルの付着を防止するトップコートとしては、フッ素、窒化ホウ素、DLC等の被膜処理がある。
本実施例では、エンジンバルブ1に伝熱コートおよびトップコートの被膜処理を施したが、本発明はこれに限定されない。例えば、伝熱コートの被膜処理のみを施したエンジンバルブ1としても良い。伝熱コートだけでも、燃焼室における燃焼熱を傘裏面11および軸部露出面22へ高効率に伝えることができる。よって、エンジンバルブ1に付着したエンジンオイルは熱せられ、350℃以上となって焼尽されるので、エンジンバルブ1の傘裏面11および軸部露出面22にはバルブデポジットが付着・堆積されない。
また、伝熱コートの上に更にトップコートとして熱伝導性の高い材質の被膜を施すことにより、エンジンバルブ1の伝熱効果を更に強化することができる。エンジンバルブ1の伝熱効果を向上させるトップコートとしては、例えば、銅、銀、ダイヤ、プラチナ等の被膜処理がある。
続いて、本実施例では、エンジンバルブ1におけるセラミック被膜40が施された表面を、図3に示すように、微小な凹凸形状50としている。これは、エンジンオイル等の油滴60が表面に付着することを防ぐためにあり、エンジンバルブ1と油滴60との間に空気層70を形成している。
凹凸形状50の面粗度としては、バルブデポジットを構成する煤と同程度以下の面粗度を確保し、煤が表面に引っ掛かることを防ぐことができることが好ましい。煤の粒子径はφ50〜100nm程度であるので、本実施例では凹凸形状50の面粗度を50nm以下としている。
凹凸形状50の形成については、本実施例では、エンジンバルブ1に銅被膜30およびセラミック被膜40を施した後に、表面をエッチングすることによりセラミック被膜40に凹凸形状50を形成している。
もちろん、凹凸形状50の形成については本実施例に限定されない。例えば、電解または無電解のエッチング、機械加工、レーザ加工などによって凹凸形状50を形成しても良い。また、エンジンバルブ1に銅被膜30を施した後にエッチングすることにより銅被膜30に凹凸形状50を形成し、微小な凹凸形状50が形成された銅被膜30の上にセラミック被膜40を施しても良い。
次に、本発明の実施例1に係るエンジンバルブ1の作用について、図1乃至図3を参照して説明する。
燃焼室における燃焼熱は、エンジンバルブ1の傘部10および軸部20へと伝えられる。ここで、エンジンバルブ1に施した熱伝導率の高い銅被膜30によって、燃焼室からの燃焼熱は傘裏面11および軸部露出面22へ効率的に伝えられる。
また、エンジンバルブ1の伝熱部である銅被膜30は、セラミック被膜40に覆われ、エンジンバルブ1周囲の吸気口を流れる空気流に晒されることはない。エンジンバルブ1に施した断熱性の高いセラミック被膜40は、エンジンバルブ1の伝熱部である銅被膜30の熱を吸収せず、エンジンバルブ1周囲の吸気口を流れる空気流によって冷却されない。よって、銅被膜30による伝熱効果を向上させることができる。
以上によりエンジンバルブ1の傘裏面11および軸部露出面22は効率的に高温状態となる。傘裏面11および軸部露出面22に付着したエンジンオイル等の油分は350℃以上に熱せられて焼尽する。よって、バルブデポジットの原因である高粘度のエンジンオイルが存在しないので、未燃焼ガス等の煤が傘裏面11および軸部露出面22に付着したとしてもバルブデポジットが形成されることはない。
また、エンジンバルブ1の傘裏面11および軸部露出面22の表面が微小な凹凸形状50で形成されていることにより、エンジンオイル等の油分は付着し難い。よって、傘裏面11および軸部露出面22に付着するエンジンオイル等の油分は少量であるため、より熱せられ易く焼尽され易い。つまり、バルブデポジットの原因である高粘度のエンジンオイルが存在しないので、未燃焼ガス等の煤が傘裏面11および軸部露出面22に付着したとしてもバルブデポジットが形成されることはない。
もちろん、本発明に係るエンジンバルブ1は、本実施例のガソリン直噴エンジンの吸気弁に限定されず、その他の内燃機関における吸気弁または排気弁に採用しても良い。
まず、本発明の実施例2に係るエンジンバルブ1について、図4を参照して説明する。
本実施例に係るエンジンバルブ1は、トップコートの材質を除いて、実施例1と同様な構造を有するので、同様な構造についての重複説明は省略する。
本実施例に係るエンジンバルブ1においては、トップコートとして二種類のセラミック被膜40とニッケル被膜41を施している。セラミックとニッケルとでは膨張係数が異なるため、エンジンバルブ1の所定範囲Aにおける表面には膨張係数が異なる領域が存在することになる。よって、たとえバルブデポジットが付着した場合でも、セラミック被膜40とニッケル被膜41との境界においてバルブデポジットに応力集中や亀裂が生じる。つまり、付着したバルブデポジットは、エンジンバルブ1から剥がれるので、堆積して大きくなることはない。
もちろん、トップコートの材質は本実施例に限定されず、エンジンバルブ1の所定範囲Aにおける表面に線膨張係数または熱膨張係数の異なる領域があれば良い。例えば、吸気によるエンジンバルブ1の冷却防止としてのセラミック、ニッケル、チタン等、エンジンオイルの付着防止としてのフッ素、窒化ホウ素、DLC等の中から二種類以上を選択してトップコートとして被膜処理を施しても良い。
また、伝熱コートの一部が露出するように、トップコートとして一種類以上の皮膜処理を施しても良い。つまり、エンジンバルブ1に伝熱コートを皮膜処理した後に、伝熱コートの一部をマスキングしてトップコートを皮膜処理する。または、エンジンバルブ1に伝熱コートおよびトップコートを皮膜処理した後に、エッチングや加工等によりトップコートの一部を剥して伝熱コートの一部を露出させても良い。
次に、本発明の実施例2に係るエンジンバルブ1の作用について、図1、図2および図4を参照して説明する。
燃焼室における燃焼熱は、エンジンバルブ1の傘部10および軸部20へと伝えられる。ここで、エンジンバルブ1に施した熱伝導率の高い銅被膜30によって、燃焼室からの燃焼熱は傘裏面11および軸部露出面22へ効率的に伝えられる。
また、エンジンバルブ1の伝熱部である銅被膜30は、セラミック被膜40に覆われ、エンジンバルブ1周囲の吸気口を流れる空気流に晒されることはない。エンジンバルブ1に施した断熱性の高いセラミック被膜40は、エンジンバルブ1の伝熱部である銅被膜30の熱を吸収せず、エンジンバルブ1周囲の吸気口を流れる空気流によって冷却されない。よって、銅被膜30による伝熱効果を向上させることができる。
以上によりエンジンバルブ1の傘裏面11および軸部露出面22は効率的に高温状態となる。傘裏面11および軸部露出面22に付着したエンジンオイル等の油分は350℃以上に熱せられて焼尽する。よって、バルブデポジットの原因である高粘度のエンジンオイルが存在しないので、未燃焼ガス等の煤が傘裏面11および軸部露出面22に付着したとしてもバルブデポジットが形成されることはない。
また、エンジンバルブ1の表面は、伝熱コートとトップコートの二種類の材質が皮膜処理されているので、膨張係数の差異によるバルブデポジットの剥離を促すことができる。よって、たとえバルブデポジットが付着した場合でも、セラミック被膜40とニッケル被膜41との境界においてバルブデポジットに応力集中や亀裂が生じ、付着したバルブデポジットはエンジンバルブ1から剥がれるので、堆積して大きくなることはない。
伝熱コートの一部が露出するように、トップコートとして一種類の被膜処理を施すことにより、皮膜処理が複雑な作業とならないので、エンジンバルブ1の製作コストの増大を抑えることができる。もちろん、伝熱コートは熱伝導率の高い材質の皮膜であるので、僅かに露出する程度にすることが好ましい。伝熱コートの露出面積が僅かであれば、伝熱効果の低減を抑えることができる。
もちろん、本発明に係るエンジンバルブ1は、本実施例のガソリン直噴エンジンの吸気弁に限定されず、その他の内燃機関における吸気弁または排気弁に採用しても良い。
本発明の実施例3に係るエンジンバルブ1について、図5を参照して説明する。
本実施例に係るエンジンバルブ1は、伝熱コートおよびトップコートが皮膜処理された所定範囲Aにおける表面形状を除いて、実施例1と同様な構造を有するので、同様な構造についての重複説明は省略する。
本実施例に係るエンジンバルブ1においては、伝熱コートおよびトップコートが皮膜処理された所定範囲Aに、先端がエッジ形状の突起部80を形成している。たとえバルブデポジットが付着した場合でも、突起部80においてバルブデポジットに応力集中や亀裂が生じる。よって、付着したバルブデポジットは、エンジンバルブ1から剥がれるので、堆積して大きくなることはない。
本実施例では、エンジンバルブ1にエッジ形状の突起を機械加工により形成し、その上に伝熱コートとして銅被膜30およびトップコートとしてセラミック被膜40を均一に皮膜処理することにより、エンジンバルブ1に突起部80を形成した。
もちろん、突起部80の形成については本実施例に限定されない。例えば、電解または無電解のエッチング、レーザ加工などによって突起部80を形成しても良い。また、エンジンバルブ1にエッジ形状の突起を有する伝熱コートを形成し、伝熱コートの表面にトップコートを均一に皮膜処理することにより突起部80を形成しても良く、エンジンバルブ1に伝熱コートを均一に皮膜処理し、伝熱コートの表面にエッジ形状の突起を有するトップコートを形成することにより突起部80を形成しても良い。
次に、本発明の実施例3に係るエンジンバルブ1の作用について、図1、図2および図5を参照して説明する。
燃焼室における燃焼熱は、エンジンバルブ1の傘部10および軸部20へと伝えられる。ここで、エンジンバルブ1に施した熱伝導率の高い銅被膜30によって、燃焼室からの燃焼熱は傘裏面11および軸部露出面22へ効率的に伝えられる。
また、エンジンバルブ1の伝熱部である銅被膜30は、セラミック被膜40に覆われ、エンジンバルブ1周囲の吸気口を流れる空気流に晒されることはない。エンジンバルブ1に施した断熱性の高いセラミック被膜40は、エンジンバルブ1の伝熱部である銅被膜30の熱を吸収せず、エンジンバルブ1周囲の吸気口を流れる空気流によって冷却されない。よって、銅被膜30による伝熱効果を向上させることができる。
以上によりエンジンバルブ1の傘裏面11および軸部露出面22は効率的に高温状態となる。傘裏面11および軸部露出面22に付着したエンジンオイル等の油分は350℃以上に熱せられて焼尽する。よって、バルブデポジットの原因である高粘度のエンジンオイルが存在しないので、未燃焼ガス等の煤が傘裏面11および軸部露出面22に付着したとしてもバルブデポジットが形成されることはない。
また、伝熱コートおよびトップコートが皮膜処理された所定範囲Aに、先端がエッジ形状の突起部80を形成しているので、応力集中によるバルブデポジットの剥離を促すことができる。よって、たとえバルブデポジットが付着した場合でも、突起部80においてバルブデポジットに応力集中や亀裂が生じる。よって、付着したバルブデポジットは、エンジンバルブ1から剥がれるので、堆積して大きくなることはない。
もちろん、本発明に係るエンジンバルブ1は、本実施例のガソリン直噴エンジンの吸気弁に限定されず、その他の内燃機関における吸気弁または排気弁に採用しても良い。
本発明の実施例4に係るエンジンバルブ1について、図6を参照して説明する。
本実施例に係るエンジンバルブ1は、伝熱コートおよびトップコートが皮膜処理された所定範囲Aにおける表面形状を除いて、実施例1と同様な構造を有するので、同様な構造についての重複説明は省略する。
本実施例に係るエンジンバルブ1においては、伝熱コートおよびトップコートが皮膜処理された所定範囲Aに、凹溝90を形成している。本実施例では、エンジンバルブ1の軸部20に軸方向へ延びるように螺旋状の凹溝90を形成している。
エンジンバルブ1が軸方向に摺動する際に、一方向に回転させることにより、エンジンバルブ1の傘部10および軸部20に滴り落ちてきたエンジンオイルが、凹溝90に沿って上方(エンジンバルブ1における傘部10が形成されていない一端側)へ流れる。よって、未燃焼ガス等の煤が付着し得るエンジンバルブ1の傘裏面11および軸部露出面22のエンジンオイルがなくなるので、バルブデポジットは形成されない。
本実施例では、エンジンバルブ1に螺旋状の凹部を機械加工により形成し、その上に伝熱コートとして銅被膜30およびトップコートとしてセラミック被膜40を均一に皮膜処理することにより、エンジンバルブ1に凹溝90を形成した。
もちろん、凹溝90の形成については本実施例に限定されない。例えば、電解または無電解のエッチング、レーザ加工などによって凹溝90を形成しても良い。また、エンジンバルブ1に螺旋状の凹部を有する伝熱コートを形成し、伝熱コートの表面にトップコートを均一に皮膜処理することにより凹溝90を形成しても良く、エンジンバルブ1に伝熱コートを均一に皮膜処理し、伝熱コートの表面に螺旋状の凹部を有するトップコートを形成することにより凹溝90を形成しても良い。
次に、本発明の実施例4に係るエンジンバルブ1の作用について、図1、図2および図6を参照して説明する。
燃焼室における燃焼熱は、エンジンバルブ1の傘部10および軸部20へと伝えられる。ここで、エンジンバルブ1に施した熱伝導率の高い銅被膜30によって、燃焼室からの燃焼熱は傘裏面11および軸部露出面22へ効率的に伝えられる。
また、エンジンバルブ1の伝熱部である銅被膜30は、セラミック被膜40に覆われ、エンジンバルブ1周囲の吸気口を流れる空気流に晒されることはない。エンジンバルブ1に施した断熱性の高いセラミック被膜40は、エンジンバルブ1の伝熱部である銅被膜30の熱を吸収せず、エンジンバルブ1周囲の吸気口を流れる空気流によって冷却されない。よって、銅被膜30による伝熱効果を向上させることができる。
以上によりエンジンバルブ1の傘裏面11および軸部露出面22は効率的に高温状態となる。傘裏面11および軸部露出面22に付着したエンジンオイル等の油分は350℃以上に熱せられて焼尽する。よって、バルブデポジットの原因である高粘度のエンジンオイルが存在しないので、未燃焼ガス等の煤が傘裏面11および軸部露出面22に付着したとしてもバルブデポジットが形成されることはない。
また、伝熱コートおよびトップコートが皮膜処理された所定範囲Aに、エンジンバルブ1の軸部20に軸方向へ延びるように螺旋状の凹溝90を形成しているので、伝熱コートおよびトップコートが皮膜処理された所定範囲Aにおけるエンジンオイルを除去することができる。よって、エンジンバルブ1が軸方向に摺動する際に、一方向に回転させることにより、エンジンバルブ1の傘部10および軸部20に滴り落ちてきたエンジンオイルが、凹溝90に沿って上方(エンジンバルブ1における傘部10が形成されていない一端側)へ流れる。よって、未燃焼ガス等の煤が付着し得るエンジンバルブ1の傘裏面11および軸部露出面22のエンジンオイルがなくなるので、バルブデポジットは形成されない。
もちろん、本発明に係るエンジンバルブ1は、本実施例のガソリン直噴エンジンの吸気弁に限定されず、その他の内燃機関における吸気弁または排気弁に採用しても良い。
1 エンジンバルブ
2 バルブガイド
10 傘部
11 傘部の傘裏面
12 傘部の傘表面
13 傘部のバルブフェース
20 軸部
21 軸部の段差部(カーボンカッタ部)
22 軸部の軸部露出面
23 軸部の軸部露出面以外の面
30 銅被膜
40 セラミック被膜
41 ニッケル被膜
50 凹凸形状
60 油滴
70 空気層
80 突起部
90 凹溝

Claims (7)

  1. 傘形状に形成された傘部と、前記傘部の一方に延びる略棒状に形成された軸部とを有するエンジンバルブであって、
    前記傘部および前記軸部における所定範囲に、前記傘部および前記軸部を構成する母材の熱伝導性よりも高い熱伝導性を有する伝熱コートを形成し
    前記伝熱コートを覆い、前記伝熱コートの熱伝導性よりも高い熱伝導性を有する、または、前記伝熱コートの断熱性よりも高い断熱性を有するトップコートを形成した
    ことを特徴とするエンジンバルブ。
  2. 前記トップコートは、撥油性を有することを特徴とする請求項に記載のエンジンバルブ。
  3. 前記所定範囲に、煤が引っ掛からない程度に小さい凹凸形状を形成したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のエンジンバルブ。
  4. 前記所定範囲における表面に、熱膨張係数または線膨張係数の異なる領域を形成したことを特徴とする請求項または請求項に記載のエンジンバルブ。
  5. 前記熱膨張係数または線膨張係数の異なる領域を、前記伝熱コートの一部を前記トップコートに露出させた表面と前記トップコートの表面とで形成した、または前記トップコートを異なる材質のもので形成した
    ことを特徴とする請求項に記載のエンジンバルブ。
  6. 前記所定範囲に、先端がエッジ形状の突起部を形成したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のエンジンバルブ。
  7. 前記所定範囲に、前記軸部の軸方向へ延びる螺旋状の凹溝を形成したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のエンジンバルブ。
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