JP6142808B2 - 照明パネル - Google Patents

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本発明は、発光モジュールを備えた照明パネルに関し、特に、壁面、天井面、床面等の各種の設置面に設置される照明パネルに関する。
近年、有機EL(Organic Electroluminescence)等を利用した面状発光の照明パネルが各種提案されている。この種の照明パネルが開示された文献として、たとえば特表2007−536708号公報(特許文献1)が挙げられる。
特許文献1に開示の照明パネルは、複数の発光モジュールと、これらを支持するベース部とを備える。複数の発光モジュールは、マトリクス状に並べられて着脱可能にベース部に固定される。固定の際には、発光モジュール側に設けられた特徴部(被保持部)と、ベース部側に設けられ、被保持部を軽保持するラッチ部(保持部)等によって構成される固定部材が用いられる。
特表2007−536708号公報
特許文献1に開示の照明パネルにおいては、発光モジュールをベース部から離脱させる際に、発光モジュールと被保持部との間に応力が集中してしまい、発光モジュールが破損することが懸念される。
発光モジュール側の被保持部が破損すると、ベース部側に発光モジュールの一部が残り、交換のための発光モジュールが取り付けられなくなったり、残った発光モジュールの一部を取り除く必要が生じたりし、発光モジュールの着脱機能を損ねてしまう。
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、発光モジュールの交換時に、発光モジュールの破損を防止することができる照明パネルを提供することにある。
本発明に基づく照明パネルは、設置面に設置されるものであって、設置面に取り付けられるベース部と、おもて面から光を出射するとともに、うら面が上記ベース部に対向するように上記ベース部に着脱可能に固定される、変形可能な発光モジュールと、上記ベース部上に設けられ、上記発光モジュールを着脱可能に保持する保持部と、上記発光モジュールの上記うら面に設けられ、上記保持部に装着される被保持部とを備える。上記発光モジュールは、上記おもて面側に発光面を有する発光素子と、上記被保持部が上記保持部に装着された状態における上記発光モジュールの周縁部の一部を上記ベース部から離隔して上記発光モジュールを上記ベース部から離脱させる際に、上記被保持部と上記発光モジュールとの境界部に負荷される応力を緩和する応力緩和部とを含む。
上記本発明に基づく照明パネルにあっては、上記応力緩和部が、上記発光面が位置する側と反対側に位置する上記発光素子の裏面に設けられていることが好ましい。
上記本発明に基づく照明パネルにあっては、上記発光モジュールは、上記発光面が位置する側と反対側から上記発光素子を保持する保持基材をさらに含むことが好ましい。この場合には、上記応力緩和部が、上記保持基材上に設けられていることが好ましい。
上記本発明に基づく照明パネルにあっては、上記発光モジュールは、上記発光素子を上記発光面側から覆う封止部をさらに含むことが好ましい。
上記本発明に基づく照明パネルにあっては、上記応力緩和部がシート状樹脂部材であることが好ましい。
上記本発明に基づく照明パネルにあっては、上記応力緩和部が上記被保持部に隣接するように設けられた樹脂部材であることが好ましい。
上記本発明に基づく照明パネルにあっては、上記発光モジュールの上記周縁部の一部を上記ベース部から離隔させるための離隔手段をさらに備えることが好ましい。
上記本発明に基づく照明パネルにあっては、上記離隔手段は、上記発光モジュールの周縁部の一部から上記発光モジュールの上記おもて面側に向けて引き出されたつまみ部であることが好ましい。
本発明によれば、発光モジュールの交換時に、発光モジュールの破損を防止することができる照明パネルを提供することができる。
本発明の実施の形態1に係る照明パネルを示す概略図である。 図1に示すII−II線に沿った概略断面図である。 図1に示す発光素子の平面図である。 図3に示すIV−IV線に沿った概略断面図である。 図2に示すV線に囲まれる領域を拡大して示す概略断面図である。 第1変形例における照明パネルを示す概略断面図である。 第2変形例における照明パネルを示す概略断面図である。 本発明の実施の形態2に係る照明パネルを示す概略断面図である。 第3変形例における照明パネルを示す概略断面図である。 第4変形例における照明パネルを示す概略断面図である。 本発明の実施の形態3に係る照明パネルを示す概略断面図である。
以下、本発明の実施の形態および変形例について、図を参照して詳細に説明する。なお、以下に示す実施の形態および変形例においては、同一のまたは共通する部分について図中同一の符号を付し、その説明は繰り返さない。また、実施の形態および変形例の説明において、個数、量などに言及する場合、特に記載がある場合を除き、本発明の範囲は必ずしもその個数、量などに限定されない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態に係る照明パネルを示す概略図である。図2は、図1に示すII−II線に沿った断面図である。図1および図2を参照して、本実施の形態に係る照明パネル100について説明する。なお、図2に示す破線部は、発光モジュールを離脱させる際における発光モジュールの周縁部の状態を示している。
図1および図2に示すように、照明パネル100は、全体として面状に延びる薄板状の形状を有しており、設置面200に設置される照明手段である。設置面200とは、たとえば壁面、天井面および床面である。照明パネル100は、複数の発光モジュール40、ベース部50、保持部51、および被保持部33を備える。照明パネル100は、保持部51および被保持部33を介して複数の発光モジュール40が図1中矢印に示すようにベース部50に着脱可能に固定されることにより構成される。
複数の発光モジュール40の各々は、おもて面40aから光を出射するとともに、うら面40bがベース部50に対向するようにベース部50に着脱可能に固定される。複数の発光モジュール40の各々は、8枚の発光素子10と、1枚の保持基材30と、1枚の封止部31(図2参照)と、応力緩和部としてのシート状の樹脂部材34を含む。発光モジュール40は、可撓性を有し、変形可能に構成されている。なお、発光モジュール40は、柔軟性を有し変形可能であってもよい。
8枚の発光素子10は、接続配線(不図示)によって電気的に直列に接続されている。接続配線と電極との接続に際しては、銀ペースト、はんだ、または導電性テープ等が用いられる。電気的に直列に接続された8枚の発光素子10の両端から引き出された接続配線は、電気接続部(不図示)として発光モジュール40のうら面40b側に取り出される。発光素子10の詳細な構成については後述する。
保持基材30は、8枚の発光素子10を保持する。保持基材30は、後述する発光素子10の発光面11(図4参照)が位置する側と反対側から8枚の発光素子10を保持する。保持基材30としては、透光性を有し、かつ柔軟性を有する軟質材を採用することができる。具体的には、保持基材30としては、PET(polyethylene terephthalate)、PEN(polyethylene naphthalate)、PC(poly carbonate)等の公知の透明樹脂フィルムを採用することが好ましい。
封止部31(図2参照)は、8枚の発光素子10を発光面11側から覆う。封止部31は、発光面11が発光モジュール40のおもて面40a側を向くように発光素子10を保持基材30との間に封止する。これにより、発光モジュール40のおもて面40aから光が出射可能となる。封止部31のおもて面31aは、発光モジュールのおもて面40aに相当する。封止部31は、発光素子10間を接続する接続配線も発光素子10と同時に封止する。これにより、接続配線が外気からの影響によって劣化することが防止される。
封止部31としては、透光性を有し、かつ柔軟性を有する軟質材を採用することができる。具体的には、封止部31としては、PET、PEN、PC等の公知の透明樹脂フィルムを採用することが好ましい。
封止部31は、保持基材30との間に複数の発光素子10を挟み込んだ状態で、真空環境下で保持基材30に熱溶着、接着等される。
なお、封止部31と、保持基材30とは、同じ材料で構成されてもよいし、異なる材料で構成されてもよい。また、発光モジュール40のおもて面40a側が光透過性を有するように構成される限り、保持基材30は、透光性を有さないように構成されていてもよく、たとえば、アルミニウム等の金属膜と樹脂フィルムの積層膜で構成されていてもよい。
シート状の樹脂部材34は、被保持部33が保持部51に装着された状態における発光モジュール40の周縁部の一部をベース部50から離隔して発光モジュール40をベース部50から離脱させる際に、被保持部33と発光モジュール40との境界部に負荷される応力を緩和する部位である。
シート状の樹脂部材34は、保持基材30上に設けられ、保持基材30と被保持部33との間に設けられている。シート状の樹脂部材34は、たとえば接着層を介して保持基材30のうら面30bに貼り付けられている。シート状の樹脂部材34としては、PET、PEN、PC等を採用することができる。
ベース部50は、たとえばネジ等の固定手段(不図示)により設置面200に取り付けられるように構成されている。ベース部50は、可撓性を有するフィルム状またはシート状の部材によって構成される本体部と、当該本体部の表面に設けられ、外部電源から駆動電流を発光素子10に供給するための配線部(不図示)とを含む。
発光モジュール40がベース部50に固定された状態では、発光モジュール40に含まれる上述の電気接続部と、ベース部50に設けられた上述の配線部とが電気的に接続される。これにより、外部電源からの駆動電流が配線部、電気接続部および上述の接続配線を介して発光素子10に供給される。これにより、発光素子10が発光し、発光モジュール40のおもて面40aから光が出射される。
ベース部50の本体部としては、可撓性を有するPC,PET、PMMA(Polymethyl Methacrylate)等の透明樹脂フィルムを採用することができる。この場合には、発光モジュール40も可撓性を有するため、設置面が曲面形状を有する場合であっても、設置面に沿わせて照明パネル100を設置することができる。
なお、ベース部50の本体部としては、透明樹脂フィルムに限定されず、可撓性を有さないAL(アルミニウム)、SUS(ステンレス鋼)等の金属製の筐体等も採用することができる。この場合には、ベース部50の本体部は、設置面の形状応じて形成されることが好ましい。
被保持部33は、シート状の樹脂部材34のうら面34bに設けられ、保持部51に装着される。シート状の樹脂部材34のうら面34bは、シート状の樹脂部材34から露出する部分における保持基材30のうら面30bとともに、発光モジュール40のうら面40bを構成する。すなわち、被保持部33は、発光モジュール40のうら面40bに設けられている。被保持部33は、たとえば、発光モジュール40の四隅に設けられる。
保持部51は、ベース部50上において被保持部33に対応する位置に設けられている。保持部51は、発光モジュール40を着脱可能に保持する。保持部51および被保持部33としては、たとえば、スナップボタン、面ファスナー、磁石等を採用することができる。
図3は、図1に示す発光素子の平面図である。図4は、図3に示すIV−IV線に沿った断面図である。図3および図4を参照して、発光素子10について説明する。
図3および図4に示すように、発光素子10は、たとえば可撓性を有する有機EL素子から構成される。発光素子10は、透明基板12、陽極13、有機層14、陰極15、封止部材16、絶縁層17、および、発光面11を含む。陽極13、有機層14、および陰極15は、透明基板12の表面に順次積層される。
透明基板12は、たとえば各種のガラス基板から構成される。透明基板12を構成する部材としては、PET、PC等のフィルム基板が用いられてもよい。発光面11は、透明基板12の有機層14とは反対側の表面に形成される。
陽極13は、透明性を有する導電膜である。陽極13を形成するためには、スパッタリング法等によって、ITO(Indium Tin Oxide:インジウム錫酸化物)等が透明基板12上に成膜される。フォトリソグラフィ法等によりITO膜が所定の形状にパターニングされることによって、陽極13が形成される。本実施の形態における陽極13は、電極部18(陽極用)および電極部19(陰極用)を形成するために、パターニングによって2つの領域に分割されている。
有機層14(発光部)は、電力を供給されることによって光(可視光)を生成することができる。有機層14は、単層の発光層から構成されていてもよく、正孔輸送層、発光層、正孔阻止層、および電子輸送層などが順次積層されることによって構成されていてもよい。
陰極15は、たとえばアルミニウム(AL)である。陰極15は、真空蒸着法等によって有機層14を覆うように形成される。陰極15を所定の形状にパターニングするために、真空蒸着の際にはマスクが用いられるとよい。
陰極15と陽極13とが短絡しないように、陰極15と電極部18側の陽極13との間に絶縁層17が設けられる。陰極15の絶縁層17が設けられる側とは反対側の部分は、電極部19側の陽極13に接続される。絶縁層17は、たとえばスパッタリング法を用いてSiO2などが成膜された後、フォトリソグラフィ法等を用いて陽極13と陰極15とを互いに絶縁する箇所を覆うように所望のパターンに形成される。
封止部材16は、絶縁性を有する樹脂またはガラス基板などから構成される。封止部材16は、有機層14を水分等から保護するために形成される。封止部材16は、陽極13、有機層14、および陰極15の略全体を透明基板12上に封止する。陽極13の一部は、電気的な接続のために、封止部材16から露出している。
陽極13の封止部材16から露出している(図4左側の)部分は、電極部18を構成する。電極部18と陽極13とは互いに同じ材料で構成される。電極部18は、発光素子10の外周部に位置する。陽極13の封止部材16から露出している(図4右側の)部分は、電極部19を構成する。電極部19と陽極13とは互いに同じ材料で構成される。電極部19も、発光素子10の外周部に位置する。電極部18および電極部19は、有機層14を挟んで相互に反対側に位置している。電極部18および電極部19には、はんだ付け(銀ペースト)等を用いて配線パターン(図示せず)が取り付けられる。
以上のように構成される発光素子10においては、発光領域R1および非発光領域R2が形成される。発光領域R1が形成される部分は、発光面11(光放射面)の中央側に位置し、有機層14が形成されている領域に略対応している。非発光領域R2が形成される部分は、発光領域R1の外周に位置し、電極部18,19が形成されている領域に略対応している。
なお、発光素子10は、複数の発光ダイオード(LED)と拡散板とから構成されていてもよいし、冷陰極管等を用いて構成されていてもよい。
図5は、図2に示すV線に囲まれる領域を拡大して示す図である。図5を参照して、発光モジュール40をベース部50から離脱させる際の挙動について説明する。
複数の発光モジュール40は、隣接する発光モジュール40間の隙間に指が十分に入らないように配列されている。このため、発光モジュール40をベース部50から離脱させる際には、図5に示すように、指先で発光モジュール40の周縁部の一部のみをつまんで発光モジュール40をベース部50から離隔させる。この際、保持部51と被保持部33との係合が解除されるように相当程度の外力を負荷して、発光モジュール40をベース部50から離隔させることになる。
一般的に、指先のみで比較的狭い範囲をつまんで発光モジュール40を離隔させる場合には、指の腹を発光モジュール40のうら面40b側に入れ込んで相当程度広範囲の領域をつまんで発光モジュール40を離隔させる場合と比較して、発光モジュール40に作用する応力が集中しやすくなる。このため、保持基材30と被保持部33との間に何ら手立てがない場合には、保持基材30と被保持部33との境界部に応力が集中しやすくなる。
ここで、本実施の形態においては、シート状の樹脂部材34が保持基材30と被保持部33との間に配置されている。これにより、保持基材30と被保持部33との間に何ら手立てがない場合と比較して、被保持部33周りの曲げ強度を向上させるとともに、発光モジュール40の離隔時に被保持部33と発光モジュール40との境界部に負荷される応力を面方向に分散させて緩和することができる。
この結果、被保持部33と発光モジュール40との境界部を起点に発光モジュール40が破損することを抑制することができる。このように発光モジュール40の破損を抑制することにより、交換時にベース部50側に発光モジュール40の一部が残り、交換のための発光モジュール40が取り付けられなくなったり、残った発光モジュール40の一部を取り除く必要が生じたりすることを抑制することができる。加えて、破損を心配せずに外力を負荷して発光モジュール40をベース部50から離隔させることができるので、容易に発光モジュール40を離脱させることができる。
(第1変形例)
図6は、第1変形例における照明パネルを示す概略断面図である。図6は、第1変形例における照明パネルにおいて、図5に対応する部分の概略断面図を示している。図6を参照して第1変形例における照明パネル100Aについて説明する。
第1変形例における照明パネル100Aは、実施の形態1に係る照明パネルと比較した場合に、応力緩和部として、シート状の樹脂部材34に代えて、樹脂部材35が設けられている点において相違し、その他の構成については、ほぼ同様である。
樹脂部材35は、被保持部33に隣接するように保持基材30のうら面30b上に設けられている。樹脂部材35は、たとえばエポキシ系樹脂、アクリル系樹脂、シリコーン樹脂等の樹脂材料を被保持部33の周囲に塗布して硬化させたものによって構成される。樹脂部材35の厚さは被保持部33から遠ざかるにつれ薄くなっている。なお、樹脂部材35は、被保持部33の全周を取り囲む必要はなく、被保持部33の周縁部のうち、発光モジュール40をつまむ部分に近い側の周縁部に隣接するように設けられていればよい。被保持部33は、保持基材30のうら面30bに設けられている。保持基材30のうら面30bのうち樹脂部材35から露出する部分は、発光モジュール40のうら面40bの一部に相当する。
このように樹脂部材35を設けた場合であっても、被保持部33周りの曲げ強度を向上するとともに、被保持部33と発光モジュール40との境界部に負荷される応力を分散させて緩和させることができる。このため、第1変形例における照明パネル100Aにあっても、実施の形態1に係る照明パネル100とほぼ同様の効果が得られる。
(第2変形例)
図7は、第2変形例における照明パネルを示す概略断面図である。図7は、第2変形例における照明パネルにおいて、図5に対応する部分の概略断面図を示している。図7を参照して、第2変形例における照明パネル100Bについて説明する。
第2変形例における照明パネル100Bは、実施の形態1に係る照明パネルと比較した場合に、応力緩和部としてのシート状の樹脂部材34が保持基材30のおもて面30a上に設けられている点において相違し、その他の構成については、ほぼ同様である。
シート状の樹脂部材34は、保持基材30上に設けられ、保持基材30を介して被保持部33と面するように設けられている。シート状の樹脂部材34は、発光素子10と同時に封止部31によって封止される。被保持部33は、保持基材30のうら面30bに設けられている。保持基材30のうら面30bは、発光モジュール40のうら面40bに相当する。
このように樹脂部材34を設けた場合であっても、被保持部33周りの曲げ強度を向上するとともに、被保持部33と発光モジュール40との境界部に負荷される応力を分散させて緩和させることができる。このため、第2変形例における照明パネル100Bにあっても、実施の形態1に係る照明パネル100とほぼ同様の効果が得られる。
(実施の形態2)
図8は、本実施の形態に係る照明パネルを示す概略断面図である。図8は、本実施の形態に係る照明パネル100Cにおいて、図2に対応する部分の概略断面図の一部を示している。図8を参照して、本実施の形態係る照明パネル100Cについて説明する。
図8に示すように、本実施の形態に係る照明パネル100Cは、実施の形態1に係る照明パネル100と比較した場合に、離隔手段としてのつまみ部60Aがさらに設けられている点において相違し、その他の構成はほぼ同様である。
ここで、離隔手段とは、発光モジュール40の周縁部の一部をベース部50から容易に離隔させるための部位である。
つまみ部60Aは、可撓性また柔軟性を有し、たとえば短冊形状を有する。つまみ部60Aは、発光モジュール40の周縁部の一部から発光モジュール40のおもて面40a側に向けて引き出されている。具体的には、つまみ部60Aは、保持基材30の端部から外部に引き出されている。
つまみ部60Aとしては、発光の妨げとならないように、透光性を有する樹脂フィルムを採用することができる。具体的には、つまみ部60Aとしては、PET、PEN、PC等の公知の透明樹脂フィルムを採用することが好ましい。
つまみ部60Aは、保持基材30と別体で設けられていてもよいし、保持基材30の一部として設けられていてもよい。つまみ部60Aが保持基材30と別体で設けられる場合には、透明樹脂フィルムの一部が封止部31と保持基材30との間に透明樹脂フィルムの一部が封止されてもよいし、透明樹脂フィルムの一部が保持基材30のうら面30bに接着や溶着されてもよい。
つまみ部60Aと保持基材30は、同じ材料で構成されてもよいし、異なる材料で構成されてもよい。
つまみ部60Aが保持基材30の一部として、設けられる場合には、たとえば、保持基材30の一部が封止部31からはみ出すように、保持基材30にはみ出し部が設けられてもよい。
なお、つまみ部60Aが保持基材30に設けられる場合を例示して説明したが、これに限定されず、同様の構成で封止部31に設けられていてもよい。つまみ部60Aとしての透明樹脂フィルムの一部が封止部31のおもて面31aに接着や溶着されていてもよいし、封止部31にはみ出し部が設けられていてもよい。
上述のように実施の形態1に係る照明パネル100にあっては、隣接する複数の発光モジュール40間において輝度が低下することを防止するために、複数の発光モジュール40がほとんど隙間なく並べられる。
このため、発光モジュール40の周縁部をつまむ際に、指先でつまみにくくなる場合があり、時間を要する場合がある。特に、周囲が囲まれている発光モジュール40の周縁部をつまむ場合には、必要以上に時間がかかる場合がある。
本実施の形態にあっては、保持基材30の一部から引き出されたつまみ部60Aを容易につまむことができるため、迅速に発光モジュール40をベース部50から離隔させることができる。この際、照明パネル100Cは、実施の形態1と同様に応力緩和部としてのシート状の樹脂部材34を備えているため、発光モジュール40を破損させることなく、ベース部50から離脱させることができる。
(第3変形例)
図9は、第3変形例における照明パネルを示す概略断面図である。図9は、第3変形例における照明パネル100Dにおいて、図2に対応する部分の概略断面図の一部を示している。図9を参照して、第3変形例における照明パネル100Dについて説明する。
図9に示すように、第3変形例における照明パネル100Dは、実施の形態2に係る照明パネル100Cと比較した場合に、離隔手段として、つまみ部に代えて、突き上げ機構60Bが設けられている点において相違し、その他の構成はほぼ同様である。
突き上げ機構60Bは、発光モジュール40のうら面40a側から発光モジュール40を取り外し方向に突き上げてベース部50から離隔させる。突き上げ機構60Bは、たとえば、ベース部50のうら面側(発光モジュール40と反対側)に配置される。
突き上げ機構60Bは、発光モジュール40に接触して移動させるためのピン部61と、ピン部61を移動させるためのレバー部62とを含む。ピン部61は、発光モジュール40と反対側に位置する端部に傾斜面61aを有する。ピン部61は、ベース部50に設けられた挿入孔部52を貫通するように挿入されている。
レバー部62は、操作部63と先端部64とを含む。先端部64は、ピン部61の傾斜面に対応する傾斜部64aを有する。ピン部61は、レバー部62の傾斜部64a上をスライド移動可能に構成されている。
操作部63を矢印A方向に往復移動させると、これに連動してピン部61が矢印B方向に往復移動する。操作部63を押し込むことにより、ピン部61が発光モジュール40側に向けて移動し、発光モジュール40の周縁部の一部をベース部50から離隔させる。これにより、発光モジュール40の周縁部の一部を容易につかむことができる。
このため、第3変形例における照明パネル100Dおいても、実施の形態2に係る照明パネル100Cとほぼ同様の効果が得られる。
(第4変形例)
図10は、第4変形例における照明パネルを示す概略断面図である。図10は、第4変形例における照明パネル100Eにおいて、図2に対応する部分の概略断面図の一部を示している。図10を参照して、第4変形例における照明パネル100Eについて説明する。
図10に示すように、第4変形例における照明パネル100Eは、実施の形態2に係る照明パネル100Cと比較した場合に、離隔手段として、ベース部50に設けられた開口部60Cを備える点において相違し、その他の構成はほぼ同様である。
開口部60Cは、たとえばベース部50の略中央に設けられる。このような構成においては、発光モジュール40のおもて面40aを矢印方向に押し込むことにより、発光モジュール40の周縁部をベース部50から離隔させることができる。これにより、発光モジュール40の周縁部を容易につかむことができる。
このため、第4変形例における照明パネル100Eおいても、実施の形態2に係る照明パネル100Cとほぼ同様の効果が得られる。
なお、開口部60Cの大きさおよび位置は、発光モジュール40の大きさ、発光モジュール40とベース部50との距離等を考慮して、発光モジュール40の周縁部が持ち上がるように適宜設定することができる。
(実施の形態3)
図11は、本実施の形態に係る照明パネルを示す概略断面図である。図11を参照して、本実施の形態に係る照明パネル100Fについて説明する。
図11に示すように、本実施の形態に係る照明パネル100Fは、実施の形態1に係る照明パネル100と比較した場合に、発光モジュール40が単数の発光素子10によって構成されている点において相違し、その他の構成についてはほぼ同様である。
シート状の樹脂部材34は、発光面11が位置する側と反対側に位置する発光素子10の裏面10bに設けられている。この場合においては、シート状の樹脂部材34は、非発光領域2における封止部材16のうら面16bに設けられていることが好ましい。
被保持部33は、シート状の樹脂部材34のうら面34bに設けられる。被保持部33は、非発光領域R2におけるシート状の樹脂部材34のうら面34bに設けられることが好ましい。シート状の樹脂部材34のうら面34bは、シート状の樹脂部材34から露出する部分における封止部材16のうら面16bとともに、発光モジュール40のうら面40bを構成する。すなわち、被保持部33は、発光モジュール40のうら面40bに設けられている。
このようにシート状の樹脂部材34を設けた場合であっても、被保持部33と発光モジュール40との境界部に負荷される応力を分散させて緩和させることができる。このため、本実施の形態に係る照明パネル100Fにあっても、実施の形態1に係る照明パネル100とほぼ同様の効果が得られる。
上述した実施の形態1から3および変形例1から4にあっては、発光素子10が、いわゆるボトムエミッション型の有機EL素子である場合を例示して説明したが、これに限定されず、トップエミッション型の有機EL素子であってもよい。
上述した実施の形態1,2および変形例1から4にあっては、発光モジュール40に含まれる発光素子10の枚数が8枚である場合を例示して説明したが、これに限定されず、1枚から7枚までの枚数であってもよいし、9枚以上であってもよい。
上述した実施の形態1,2および変形例1から4にあっては、照明パネルが複数の発光モジュールを含む場合を例示して説明したが、これに限定されず、単数の発光モジュールを含む場合であってもよい。この場合には、単数の発光モジュールは、ほとんど隙間なく筐体内に固定されることが好ましい。この場合にあっても、発光モジュールを交換する際には、発光モジュールの周縁部の一部のみを筐体から離隔させることとなる。
上述した実施の形態1,2および変形例1から4にあっては、発光モジュールが封止部31を備える場合を例示して説明したが、これに限定されず、封止部31が設けられず、発光素子10が外部に露出するように保持基材30に保持されていてもよい。
以上、本発明の実施の形態および変形例について説明したが、今回開示された実施の形態および変形例はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
100,100A,100B,100C,100D,100E 照明パネル、10 発光素子、11 発光面、12 透明基板、13 陽極、14 有機層、15 陰極、16 封止部材、17 絶縁層、18,19 電極部、30 保持基材、31 封止部、33 被保持部、34,35 樹脂部材、40 発光モジュール、50 ベース部、51 保持部、60A つまみ部、60B 突き上げ機構、60C 開口部、61 ピン部、61a 傾斜面、62 レバー部、63 操作部、64 先端部、64a 傾斜部、200 設置面。

Claims (8)

  1. 設置面に設置される照明パネルであって、
    設置面に取り付けられるベース部と、
    おもて面から光を出射するとともに、うら面が前記ベース部に対向するように前記ベース部に着脱可能に固定される、変形可能な発光モジュールと、
    前記ベース部上に設けられ、前記発光モジュールを着脱可能に保持する保持部と、
    前記発光モジュールの前記うら面に設けられ、前記保持部に装着される被保持部とを備え、
    前記発光モジュールは、前記おもて面側に発光面を有する発光素子と、前記被保持部が前記保持部に装着された状態における前記発光モジュールの周縁部の一部を前記ベース部から離隔して前記発光モジュールを前記ベース部から離脱させる際に、前記被保持部と前記発光モジュールとの境界部に負荷される応力を緩和する応力緩和部とを含む、照明パネル。
  2. 前記応力緩和部が、前記発光面が位置する側と反対側に位置する前記発光素子の裏面に設けられている、請求項1に記載の照明パネル。
  3. 前記発光モジュールは、前記発光面が位置する側と反対側から前記発光素子を保持する保持基材をさらに含み、
    前記応力緩和部が、前記保持基材上に設けられている、請求項1に記載の照明パネル。
  4. 前記発光モジュールは、前記発光素子を前記発光面側から覆う封止部をさらに含む、請求項3に記載の照明パネル。
  5. 前記応力緩和部がシート状樹脂部材である、請求項1から4のいずれか1項に記載の照明パネル。
  6. 前記応力緩和部が前記被保持部に隣接するように設けられた樹脂部材である、請求項1から4のいずれか1項に記載の照明パネル。
  7. 前記発光モジュールの前記周縁部の一部を前記ベース部から離隔させるための離隔手段をさらに備える、請求項1から6のいずれか1項に記載の照明パネル。
  8. 前記離隔手段は、前記発光モジュールの前記周縁部の一部から前記発光モジュールの前記おもて面側に向けて引き出されたつまみ部である、請求項7に記載の照明パネル。
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