JP6142670B2 - 無線システム、該無線システムに用いられる送信機及び受信機 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の無線周波数チャネルから通信チャネルを選択し送受信を行う無線システム、該無線システムに用いられる送信機及び受信機に関する。
従来、電力、ガス、水道等のメータ機器を遠隔で検針・制御する等の為に、複数の無線周波数チャネルから通信チャネルを選択し通信を行う無線通信システムが知られている。
図10は、上記従来の無線システムで使用される従来の無線機の構成を示す機能ブロック図である。図10に示す従来構成の無線機は、送信に関わる機能ブロックと、受信に関わる機能ブロックとに大別される。
図10において、無線機111は、計測対象109に対する計測を定周期に実行して計測データ(計測結果)を取得する計測部119と、送信部112と、受信部114と、送信時間監視部132と送信チャネル選択部133を少なくとも有する無線送信制御部131と、キャリア監視・検出部135と受信チャネル選択部136と同期監視・検出部137を少なくとも有する無線受信制御部134と、主にメモリ内の記憶領域を制御するメモリ制御部121と、メモリ制御部121の下に主に計測データを保持するメモリ122と、無線機全体を制御する無線機制御部118と、から構成されている。
図10の構成についてさらに詳しく説明すると、計測部119は、計測対象109を所定の周期、例えば1分周期、で計測を実行し、計測結果をメモリ122の所定の領域(計測データバッファ領域)に保持する。
無線機制御部118は、CPU(図示せず)を含み、CPUの制御の下でメモリ制御部121の制御を介して、計測部119から所定の周期で得られる自無線機における計測データをメモリ122の所定の領域に蓄積しておき、無線機制御部118による指示の下にメモリ制御部121の制御を介して、メモリ122に蓄積された計測データを無線機制御部118に読み込み、読み込んだ計測データを所定の送信フォーマット(これについては後述する)に整えた後に無線機制御部118から送信部112にフォーマット化されたデータを渡し、送信部112から切り替え部116、アンテナ117を介して送信する。送信するデータとしてここでは計測データの例を説明したが、他のデータ、例えば、当該無線機の受信ログや他無線機に対する制御コマンド、アラーム情報等を送信する場合にも利用可能である。なお、送信の際には、複数の無線チャネルから当該無線機が利用可能なチャネルを選択して、選択したチャネルに少なくとも、同期制御コード、電文長、受信先のID(識別符号)、送信元ID(識別符号)、データ部を所定フォーマットに納めて相手先に計測データ(又は他のデータ)を送信する。送信動作については後述する。
無線送信制御部131の送信チャネル選択部133は、送信用に使用可能な複数のチャネル、一例としてf1〜f4の4つのチャネル(後述する)を順に選択して使用するチャネルを送信部112に報知し、送信部112は当該チャネルのキャリアにデータを乗せて相手先の無線機に送信する。なお、送信データは無線機制御部118でフォーマット化される。これについては後述する。
無線送信制御部131の送信時間監視部132は、送信用に使用可能な複数のチャネルを順に選択してすべてのチャネルについて行った送信処理が所定の時間内に終了するかを監視し、所定の時間を超過した場合には、送信異常として無線送信制御部131に報知して送信処理を終了させる。
受信部114を介して他の無線機から計測データ(又は他のデータ)を受信した場合、無線機制御部118は、メモリ制御部121に指示してメモリ122の所定の領域に受信した計測データ(又は他のデータ)を一旦蓄積した後に処理する。受信側の無線機は、後述する受信チャネル選択部136を使用して送信で使用された複数のチャネルの一つ、すなわちf1〜f4の4つのチャネルを順に選択して選択したチャネルを受信部114に報知し、受信部114は報知されたチャネルにおいてデータの受信動作を試みる。選択したチャネルにおける送信データに自無線機宛の計測データ(又は他のデータ)があればこれを受信する。受信動作については後述する。
無線受信制御部134のキャリア監視・検出部135は、送信側無線機が送信に利用するチャネルのキャリアを監視するとともに当該キャリアの電界強度を測定して、キャリアが検出できたかを検出する。
無線受信制御部134の受信チャネル選択部136は、送信で使用された複数のチャネルの一つ、すなわちf1〜f4の4つのチャネルを順に選択して選択したチャネルを受信部114に報知し、受信部114は受信チャネル選択部136が選択したチャネルで自無線機宛のデータが受信できるかを確認して受信する。なお、データ受信は送信側無線機でフォーマット化されたデータを受信する。これについては後述する。
無線受信制御部134の同期監視・検出部137は、キャリア監視・検出部135で送信に使用した複数のチャネルのうちのいずれかのキャリアが検出された場合に、同期監視し、監視の結果に基づいて同期検出ができたかを判定する。なお同期検出の判定がなされたならば、送信データフォーマットに格納されている、電文長情報および受信先ID(識別符号)を受信部114で確認し、受信先IDが自無線機宛であれば、送信元IDを確認した後に送信データフォーマットに格納されているデータ部の情報を受信することになる。これについては後述する。
なお、無線機制御部118は、切り替え部116を制御して、送信部112をアンテナ117に接続して送信を行わせるとともに受信部114を切り替え部116を介してアンテナ117に接続して受信を行わせるようにしている。
図11は、従来の無線システムにおける送信側無線機及び受信側無線機間の送受信におけるタイミングチャートを示す図である。
図11に示される送信側無線機91のタイミングチャートは、一例として送信チャネルにf1を使用し、送信データをフォーマット化して送信する。なお、送信フォーマットは、当該技術分野における技術者には広く知られた、プリアンブルに同期用信号(ビット同期用、フレーム同期用)を持ち、その後に、電文長情報、受信先ID、送信元IDを持ち、最後にデータ部を有するものである。
受信側無線機92は、送信側が複数の無線チャネルのいずれかで自無線機宛のデータを送信したかを確認するために、キャリアの受信監視処理をスタートさせ、まず、f1〜f4の4つのチャネルが通信チャネルとして使用されているとしてキャリアの監視を順番に試みることになる。なお本例では、送信側無線機91から受信側無線機92以外の無線機にデータ送信された場合における受信監視について説明するものである。
図11において、受信側無線機92は、f1からf4の4つのチャネルをサイクリックに順番に切り換えてキャリア監視93を行う。ここではキャリア監視93aにてチャネルf1のキャリアを検出したものとする。キャリア検出によりデータの受信処理を開始し、同期監視94及びフレーム同期95を行った後に、電文長情報96および受信先ID97まで受信し、受信先ID97が自無線機宛かの判定を行う。ここでは自無線機宛ではないため、データ部を受信することはしないで、それ以外のチャネルの受信監視を再開する。これについては後述する動作フローにて説明する。
しかし、送信側無線機91の送信中は、キャリア監視93b、93c後の同期監視94の期間はf2、f3、f4のキャリア監視が行われず、受信監視を阻害してしまう。
また、他システムの無線機や電子機器からの妨害波をチャネルf1で受信する場合も、同期監視94の期間、他チャネルの受信監視を阻害してしまう。
図12は、従来の無線システムにおける送信側無線機の送信処理動作を説明するフローチャートである。図12においては、ステップを“S”と略記する。
図12において、送信側無線機は、送信チャネルの選択を行う(ステップS41)。なお、送信チャネルの選択はサイクリックに実施される。
次いで、キャリア監視を行う(ステップS42)。このとき、電界強度の測定も行う。
そしてステップS43では、キャリアが検出されたかを判定する。キャリアが検出されなかった場合には、ステップS44に進み、選択したチャネルでデータ送信を行う。ここで送信処理は終了するが、送信後は、当該無線機は受信処理に移行する。
一方、ステップS43での判定で、キャリアが検出された場合には、ステップS45に進み、送信時間監視を行う。送信時間監視の終了でなければ、ステップS41に戻り、さらにステップS42以降の処理を行う。なお、送信時間監視が終了した場合は、送信処理を終了する。
図13は、従来の無線システムにおける受信側無線機の受信処理動作を説明するフローチャートである。図13においては、ステップを“S”と略記する。
図13において、受信側無線機は、受信チャネルの選択を行う(ステップS51)。なお、受信チャネルの選択はサイクリックに実施される。
次いで、キャリア監視を行う(ステップS52)。このとき、電界強度の測定も行う。
そしてステップS53では、キャリアが検出されたかを判定する。キャリアが検出されなかった場合には、ステップS51に戻り、受信チャネルを切り替えて受信処理を行う。
一方、ステップS53の判定で、キャリアが検出された場合には、ステップS54に進み、同期監視を行う。そしてステップS55において、同期検出できたかを判定する。ステップS55の判定で同期検出ができなかった場合は、ステップS51に戻り、受信チャネルを切り替えて受信処理を行う。
ステップS55の判定で同期検出ができた場合は、ステップS56で電文長情報を受信し、次いでステップS57で受信先ID(識別符号)を受信する。
そしてステップS58に進み、以上までの受信処理が正常に処理されたかを判定する。受信処理が正常に処理されなかった場合には、ステップS51に戻り、受信チャネルを切り替えて受信処理を行う。また受信処理が正常に処理された場合には、ステップS59に進み、自局宛電文かを判定する。自局宛電文でなければ、ステップS51に戻り、受信チャネルを切り替えて受信処理を行う。
ステップS59で自局宛電文と判定された場合には、ステップS60に進み、全フレームの受信処理を行う。そしてステップS61に進み、全フレームの受信が正常に処理されたかを判定する。全フレームの受信が正常ならば受信処理を終了する。しかし全フレームの受信が異常ならばステップS51に戻り、受信チャネルを切り替えて受信処理を行う。
ところで下記特許文献1には、電源投入時及び一定間隔で全チャネルのキャリア監視を行い、全チャネルの使用状況を記憶し、未使用のチャネルを選択して通信を行うことで妨害波の影響を受けないようにする技術が開示されている。なお、選択したチャネルで妨害波を受信した場合は、別の未使用チャネルに切り換えて通信を行うとしているが、妨害波を受信した無線機が通信チャネルを変更した場合、通信相手先の通信チャネルも変更する必要があって、変更した場合に送受信間で使用するチャネルの整合をとらなければならないという問題がある。
特開2006−140854号公報
上記図11に示した従来の無線システムにおける送信側無線機及び受信側無線機間の送受信におけるタイミングチャートでは、送信側無線機91の送信中は、キャリア監視93b、93c後の同期監視94の期間は、f1についてのキャリア監視を行うことになるため、f2、f3、f4のキャリア監視が行われず、受信監視を阻害してしまうという課題がある。
また、他システムの無線機や電子機器からの妨害波をチャネルf1で受信する場合も、f1についてのキャリア監視を行うことになるため、上記と同様に、同期監視94の期間は、f2、f3、f4のキャリア監視が行われず、やはり受信監視を阻害してしまうという課題がある。
また上記した特許文献1では、電源投入時及び一定間隔で全チャネルのキャリア監視を行い、全チャネルの使用状況を記憶し、未使用のチャネルを選択して通信を行うことで妨害波の影響を排除するようにしているが、選択したチャネルで妨害波を受信した場合は、別の未使用チャネルに切り換えて通信を行うようにしなければならず、また、妨害波により無線機が通信チャネルを変更した場合、通信相手先の通信チャネルも変更する必要があって、変更した場合に送受信間で使用するチャネルの整合をとるための煩雑さがあった。
そこで本発明の目的は、複数の周波数チャネルのうちの一つを選択して送信される無線信号を受信する際、検出したキャリアが他無線機への無線通信や妨害波によるものであっても、他のチャネルによる自局宛のキャリア受信を阻害しない無線システム、該無線システムに用いられる送信機及び受信機を提供することにある。
上記した課題を解決するために、請求項1記載の発明は、複数の周波数チャネルのいずれかを使用して信号を無線で送信する無線送信機と、使用された複数の周波数チャネルを監視し受信監視を行う無線受信機とから成る無線システムにおいて、上記無線送信機は、送信用に使用するチャネルを複数のチャネルから順に選択する手段と、選択した送信チャネルのキャリアを監視する手段と、該監視でキャリアが検出されない送信チャネルのキャリアを使用して無線信号を送信する手段と、該無線信号を送信した場合または送信異常であると判定した場合には時刻情報に紐つけてログを生成し記録する手段と、上記無線受信機に対して受信異常が発生したチャネルの有無を収集する無線信号を送信する手段と、上記受信異常が発生したチャネルの有無を収集する無線信号を送信する手段から送信された無線信号を受信した上記無線受信機から返信された無線信号に受信異常の記録が有る場合には、受信異常を記録した時刻及びチャネル番号を抽出して自局の送信履歴と比較し、自局に当該時刻での送信履歴が残されていない場合には、以降当該無線機との通信に当該チャネルを不使用とする手段と、を有し、
上記無線受信機は、複数チャネルから受信チャネルを選択する手段と、選択した受信チャネルのキャリアを監視する手段と、監視したキャリアで送信された無線信号の受信同期を確立できない場合には受信異常と判定する手段と、受信異常と判定した場合には当該チャネルを使用した送信信号のキャリア断を継続して監視する手段と、キャリア断の継続監視中であれば受信チャネルを変更し、変更された受信チャネルのキャリアで送信された無線信号を受信し自局宛の無線信号を受信する手段と、自局宛の無線信号を受信した場合または受信異常であると判定した場合には時刻情報に紐つけてログを生成し記録する手段と、を有することを特徴とする。
また請求項2記載の発明は、上記無線受信機は、時間を計測する手段を有し、上記受信異常であると判定された時点の時刻情報と上記受信異常と判定されたチャネル番号を紐付けてログとして保存する手段を有することを特徴とする。
また請求項3記載の発明は、複数の周波数チャネルのいずれかを使用して信号を無線で送信する無線送信機と、使用された複数の周波数チャネルを監視し受信監視を行う無線受信機とから成る無線システムにおいて、前記無線送信機は、履歴情報サイズの上限設定値を無線機制御部内に保持するとともに、送信履歴記録部の送信履歴情報サイズが前記保持した上限設定値を超えた場合には、送信履歴として送信した時点の時刻と送信したチャネル番号を紐付けて送信履歴として記録し、受信履歴として受信した時刻と受信したチャネル番号と受信異常の有無を紐付けて受信履歴として記録し、受信異常が記録された時刻及びチャネル番号を抽出して前記送信履歴と比較し、当該時刻に送信履歴が残されていない場合に異常チャネル情報として検出し、検出した異常チャネル情報を記憶装置に記憶する手段と、当該情報以外の情報を前記送信履歴記録部から削除する手段と、当該情報の前記送信履歴記録部からの削除を起点に前記無線受信機に対して前記異常チャネル情報の通知と受信履歴情報の削除を指示する手段と、を有し、前記無線受信機は、前記無線送信機から前記異常チャネル情報の通知と受信履歴情報の削除指示を受信した場合には、当該異常チャネル情報を記憶装置に記憶する手段と、受信履歴記録部から受信履歴情報を削除する手段、を有することを特徴とする。
また請求項4記載の発明は、複数の周波数チャネルのいずれかを使用して信号を無線で送信する無線送信機と、使用された複数の周波数チャネルを監視し受信監視を行う無線受信機とから成る無線システムに使用される無線送信機であって、該無線送信機は、送信用に使用するチャネルを複数のチャネルから順に選択する手段と、選択した送信チャネルのキャリアを監視する手段と、該監視でキャリアが検出されない送信チャネルのキャリアを使用して無線信号を送信する手段と、上記無線受信機が保持する、受信した時点の時刻と受信したチャネル番号と受信異常の有無を紐付けて記録した受信履歴の中から上記無線受信機に対して受信異常が発生したチャネルの有無を収集する無線信号を送信する手段と、送信した時点の時刻と送信したチャネル番号を紐付けて送信履歴として記録する手段と、該記録する手段に記録された送信履歴情報サイズが予め保持した上限設定値を超えた場合に、上記収集した上記受信履歴の中から受信異常が記録された時刻及びチャネル番号を抽出して上記送信履歴と比較し、当該時刻に送信履歴が残されていない場合に異常チャネル情報として検出し、検出した異常チャネル情報を自無線機内の記憶装置に記憶する手段と、当該情報以外の情報を前記記録手段から削除する手段と、当該情報の前記記録手段からの削除を起点に前記無線受信機に対して前記異常チャネル情報の通知と受信履歴情報の削除を指示する手段と、を有することを特徴とする。
また請求項5記載の発明は、複数の周波数チャネルのいずれかを使用して信号を無線で送信する無線送信機と、使用された複数の周波数チャネルを監視し受信監視を行う無線受信機とから成る無線システムに使用される無線受信機であって、該無線受信機は、複数チャネルから受信チャネルを選択する手段と、選択した受信チャネルのキャリアを監視する手段と、監視したキャリアで送信された無線信号を受信し自局宛か判定する手段と、自局宛でない無線信号を受信した場合には当該チャネルを使用した送信信号のキャリア断をキャリアが未検出となるまで継続監視する手段と、キャリア断の継続監視中であれば受信チャネルを変更し、変更された受信チャネルのキャリアで送信された無線信号を受信し自局宛の無線信号を受信する手段と、受信した時点の時刻と受信したチャネル番号と受信異常の有無を紐付けて受信履歴として記録する手段と、前記無線送信機から自局宛に、自局が保持する、受信した時点の時刻と受信したチャネル番号と受信異常の有無を紐付けて記録した受信履歴の中から受信異常が発生したチャネルの有無を収集する無線信号を受信して前記無線送信機に前記受信履歴を送信する手段と、前記無線送信機に収集された前記受信履歴の中から受信異常が記録された時刻及びチャネル番号を抽出し、前記無線送信機が保持する、送信した時点の時刻と送信したチャネル番号を紐付けて記録している送信履歴と比較し、当該時刻に送信履歴が残されていない場合に前記無線送信機が異常チャネル情報として検出し、前記無線送信機から異常チャネル情報の通知と受信履歴情報の削除指示を受信した場合に、当該異常チャネル情報を自無線機内の記憶装置に記憶するとともに前記受信履歴の記録手段から受信履歴情報を削除する手段と、を有することを特徴とする。
また請求項6記載の発明は、複数の周波数チャネルのいずれかを使用して信号を無線で送信する無線送信機と、使用された複数の周波数チャネルを監視し受信監視を行う無線受信機とから成る無線システムに使用される無線受信機であって、該無線受信機は、複数チャネルから受信チャネルを選択する手段と、選択した受信チャネルのキャリアを監視する手段と、監視したキャリアで送信された無線信号の受信同期を確立できない場合には受信異常と判定する手段と、受信異常と判定した場合には当該チャネルを使用した送信信号のキャリア断をキャリアが未検出になるまで継続して監視する手段、キャリア断の継続監視中であれば受信チャネルを変更し、変更された受信チャネルのキャリアで送信された無線信号を受信し自局宛の無線信号を受信する手段と、受信した時点の時刻と受信したチャネル番号と受信異常の有無を紐付けて受信履歴として記録する手段と、前記無線送信機から自局宛に、自局が保持する、受信した時点の時刻と受信したチャネル番号と受信異常の有無を紐付けて記録した受信履歴の中から受信異常が発生したチャネルの有無を収集する無線信号を受信して前記無線送信機に前記受信履歴を送信する手段と、前記無線送信機に収集された前記受信履歴の中から受信異常が記録された時刻及びチャネル番号を抽出し、前記無線送信機が保持する、送信した時点の時刻と送信したチャネル番号を紐付けて記録している送信履歴と比較し、当該時刻に送信履歴が残されていない場合に前記無線送信機が異常チャネル情報として検出し、前記無線送信機から異常チャネル情報の通知と受信履歴情報の削除指示を受信した場合に、当該異常チャネル情報を自無線機内の記憶装置に記憶するとともに前記受信履歴の記録手段から受信履歴情報を削除する手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、無線機に時刻情報を持たせかつ送信又は受信のログと紐付けし、送信無線機に受信異常によるチャネルを除外する機能を持たせることにより、通信エラーを減少させることができる。すなわち、無線受信機は妨害波により特定チャネルが使用できないが送信無線機でのチャネル監視で当該チャネルを検出できない場合、送信無線機は当該チャネルでの送信を試みるが、本発明では当該チャネルでの送信はしないことにより、無線システムのスループットを向上させることができる。
また本発明は、無線送信機,無線受信機の履歴情報サイズの上限値を設定し、履歴情報が設定した上限値を超過したら当該履歴情報をクリアすることにより、以下の効果を得ることができる。すなわち、
(ア)無線送信機,無線受信機の履歴情報のサイズが、常に上限設定値以下となるため、履歴情報保持に必要となる無線機の記憶装置容量の低減を図ることができる。
(ロ)上記(ア)の場合、無線送信機と無線受信機の間で、履歴情報収集コマンドを送受信する際の通信データ量が小さくなり、その結果、本来のデータ通信の効率低下への影響を低減することができる。
本発明の第1の実施形態に係る無線機の構成を示す機能ブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る無線システムにおける送信側無線機及び受信側無線機間の送受信におけるタイミングチャートを示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る送信側無線機及び受信側無線機間の送受信に妨害波が混入した場合の受信監視タイミングチャートを示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る無線システムにおける送信側無線機の送信処理動作を説明するフローチャート図である。 本発明の第1の実施形態に係る無線システムにおける受信側無線機の受信処理動作を説明するフローチャート図である。 本発明の第1の実施形態に係る送信側無線機及び受信側無線機における時刻情報に紐付けたログ(履歴)の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る送信側無線機における異常チャネルの判断、それに基づくチャネル変更の手順を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る無線機の構成を示す機能ブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係る無線機における履歴情報サイズの設定した上限値の管理手順を示すフローチャートである。 従来の無線システムで使用される無線機の構成を示す機能ブロック図である。 従来の無線システムにおける送信側無線機及び受信側無線機間の送受信におけるタイミングチャートを示す図である。 従来の無線システムにおける送信側無線機の送信処理動作を説明するフローチャート図である。 従来の無線システムにおける受信側無線機の受信処理動作を説明するフローチャート図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
[実施形態1]
本発明の第1の実施形態に係る無線機システムは、電力、ガス、水道等のメータ機器を遠隔で検針・制御する用途で使用するのに好適であり、複数の無線周波数チャネルから通信チャネルを選択し通信を行うに際して、無線機の受信チャネル監視で、受信チャネルの中から自無線機宛以外で使用中のチャネルを検出した場合に、該当チャネルが未使用になるまで監視を行い、他チャネルでの受信監視を優先して行えるようにしたものである。また、無線機に時刻情報を持たせかつ送信又は受信のログと紐付けして、送信無線機に受信異常によるチャネル除外機能を持たせるようにしたものである。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る無線機の構成を示す機能ブロック図である。図1に示す本発明の第1の実施形態に係る無線機は、送信に関わる機能ブロックと、受信に関わる機能ブロックとに大別される。
図1において、無線機11は、計測対象9に対する計測を定周期に実行して計測データ(計測結果)を取得する計測部19と、送信部12と、受信部14と、送信チャネル選択部31と送信時間監視部32と送信ログ生成・記録部33とを少なくとも有する無線送信制御部13と、受信チャネル選択部34とキャリア監視・検出部35と同期監視・検出部36とキャリア断監視/解除部37と受信ログ生成・記録部38とを少なくとも有する無線受信制御部15と、主にメモリ内の記憶領域を制御するメモリ制御部21と、メモリ制御部21の下に主に計測データを保持するメモリ22と、無線機全体を制御する無線機制御部18と、から構成されている。
図1の構成についてさらに詳しく説明すると、計測部19は、計測対象9を所定の周期、例えば1分周期、で計測を実行し、計測結果をメモリ22の所定の領域(計測データバッファ領域)に保持する。
無線機制御部18は、CPU(図示せず)を含み、CPUの制御の下でメモリ制御部21の制御を介して、計測部19から所定の周期で得られる自無線機における計測データをメモリ22の所定の領域に蓄積しておき、無線機制御部18による指示の下にメモリ制御部21の制御を介して、メモリ22に蓄積された計測データを無線機制御部18に読み込み、読み込んだ計測データを所定の送信フォーマット(これについては後述する)に整えた後に無線機制御部18から送信部12にフォーマット化されたデータを渡し、送信部12から切り替え部16、アンテナ17を介して送信する。送信するデータとしてここでは計測データの例を説明したが、他のデータ、例えば、当該無線機の受信ログや他無線機に対する制御コマンド、アラーム情報等を送信する場合にも利用可能である。送信の際には、複数の無線チャネルから当該無線機が利用可能なチャネルを選択して、選択したチャネルに少なくとも同期制御コード、電文長、受信先のID(識別符号)、データ部を所定フォーマットに納めて相手先に計測データ(又は他のデータ)を送信する。送信動作については後述する。
無線送信制御部13の送信チャネル選択部31は、送信用に使用可能な複数のチャネル、一例としてf1〜f4の4つのチャネル(後述する)を順に選択して使用可能なチャネルを送信部12に報知し、送信部12は当該チャネルのキャリアにデータを乗せて相手先の無線機に送信する。なお、送信データは無線機制御部18でフォーマット化される。これについては後述する。
無線送信制御部13の送信時間監視部32は、送信用に使用可能な複数のチャネルを順に選択してすべてのチャネルについて行った送信処理が所定の時間内に終了するかを監視し、所定の時間を超過した場合には、送信異常として送信ログ生成・記録部33に通知し、送信ログ生成・記録部33はこれを記録し次いで記録した送信異常のログを後述する方法で無線機制御部18に通知する。
無線送信制御部13の送信ログ生成・記録部33は、送信部12に接続されており、送信部12でデータ送信が終了時点における送信状況をログ(送信履歴)として生成し、生成したログを記録する。そして、無線機制御部18は、所定のタイミングで送信ログ生成・記録部33に記録された送信ログを収集する。
受信部14を介して他の無線機から計測データ(又は他のデータ)を受信した場合、無線機制御部18は、メモリ制御部21に指示してメモリ22の所定の領域に受信した計測データ(又は他のデータ)を一旦蓄積した後に処理する。受信側の無線機は、後述するチャネル選択部34を使用して送信で使用された複数のチャネルの一つ、すなわちf1〜f4の4つのチャネルを順に選択して、選択したチャネルを受信部14に報知し、受信部14に報知されたチャネルにおいてデータの受信を試みる。選択したチャネルにおける送信データに自無線機宛の計測データ(又は他のデータ)があればこれを受信する。受信動作については後述する。
無線受信制御部15の受信チャネル選択部34は、送信で使用された複数のチャネルの一つ、すなわちf1〜f4の4つのチャネルを順に選択して選択したチャネルを受信部14に報知し、受信部14は受信チャネル選択部34が選択したチャネルで自無線機宛のデータが受信できるかを確認して受信する。なお、データ受信は送信側無線機でフォーマット化されたデータを受信する。これについては後述する。
無線受信制御部15のキャリア監視・検出部35は、送信側無線機が送信に利用するチャネルのキャリアを監視するとともに当該キャリアの電界強度を測定して、キャリアが検出できたかを検出する。
無線受信制御部15の同期監視・検出部36は、キャリア監視・検出部35で送信に使用した複数のチャネルのうちのいずれかのキャリアが検出された場合に、同期監視し、監視の結果に基づいて同期検出できたかを判定する。なお同期検出の判定がなされたならば、送信データフォーマットに格納されている、電文長情報および受信先ID(識別符号)を受信部14で確認し、受信先IDが自無線機宛であれば、送信元IDを確認した後に送信データフォーマットに格納されているデータ部の情報を受信することになる。これについては後述する。
無線受信制御部15のキャリア断監視/解除部37は、上記で同期検出されたチャネルにおける受信先IDが自無線機宛でなければ、以降、当該チャネルについては上記した同期監視・検出処理を行わずに、キャリア断か否かの監視を行って、キャリア断になったら、キャリア断監視の解除を行う。
無線受信制御部15の受信ログ生成・記録部38は、受信部14に接続されており、受信部14が受信動作に入ったらログ(受信履歴)を生成し始め、受信終了(異常終了を含む)で生成したログを記録する。なお、送信側無線機から受信側無線機に対して履歴情報収集コマンドが適時のタイミングで送信されてくるので、このコマンドを受信部14で受信した場合には、受信側無線機はこれに応答する形で受信ログ生成・記録部38に記録されているログ(受信履歴)を当該無線機の送信部を経て返信する。こうすることで送信側無線機は受信側無線機における受信ログを収集し、使用したチャネルが送信用のチャネルとして適切か否かを検証することができる。収集した受信ログの利用については後述する。
なお、無線機制御部18は、切り替え部16を制御して、送信部12をアンテナ17に接続して送信を行わせるとともに受信部14を切り替え部16を介してアンテナ17に接続して受信を行わせるようにしている。
図2は、本発明の第1の実施形態に係る無線システムにおける送信側無線機及び受信側無線機間の送受信におけるタイミングチャートを示す図である。
図2に示される送信側無線機1のタイミングチャートは、一例として送信チャネルにf1を使用し、送信データをフォーマット化して送信する。なお、送信フォーマットは、当該技術分野における技術者には広く知られた、プリアンブルに同期用信号(ビット同期用、フレーム同期用)を持ち、その後に、電文長情報、受信先ID、送信元IDを持ち、最後にデータ部を有するものである。
受信側無線機2は、送信側が複数の無線チャネルのいずれかで自無線機宛のデータを送信したかを確認するために、キャリアの受信監視処理をスタートさせ、まず、f1〜f4の4つのチャネルが通信チャネルとして使用されているとしてキャリアの監視を順番に試みることになる。なお本例では、送信側無線機1から受信側無線機2以外の無線機にデータ送信された場合における受信監視について説明するものである。
図2において、受信側無線機2は、f1からf4の4つのチャネルをサイクリックに順番に切り換えてキャリア監視3を行う。ここではキャリア監視3aにてチャネルf1のキャリアを検出したものとする。キャリア検出によりデータの受信処理を開始し、同期監視4及びフレーム同期5を行った後に、電文長情報6および受信先ID7まで受信し、受信先ID7が自無線機宛かの判定を行う。ここでは自無線機宛ではないため、データ部を受信することはしないで、それ以外のチャネルの受信監視を再開する。これについては後述する動作フローにて詳しく説明する。
なお、上記のように自無線機宛ではないため、チャネルf1は使用中と判定し、キャリア断監視8を行い、f1チャネルにおけるキャリアが未検出となるまでデータの受信処理を行わないチャネルとする。これにより、チャネルf1での無線送信を送信側無線機が継続している状態での受信側無線機2における再度の受信処理を行わないため、チャネルf1以外のチャネルf2、f3、f4でのキャリア監視3を行うことができる。つまり、図9に示した従来例のようなf1検出後におけるキャリア検出後の同期監視期間94でf2、f3、f4のキャリア監視が阻害されなくなり、当該期間において本発明の実施形態ではキャリア監視3を行うことができるようになるため受信監視の阻害を防止することができる。そのため、無線システムにおけるスループットを向上させることができる。
図3は、本発明の第1の実施形態に係る送信側無線機及び受信側無線機間の送受信に妨害波が混入した場合の受信監視タイミングチャートを示す図である。すなわち、図3では、受信側無線機2は、キャリア監視3aにてチャネルf1のキャリアを検出した後に妨害波を受信する例を示すものである。
受信側無線機2は、f1からf4の4つのチャネルを順番に切り換えてキャリア監視3を行う。キャリア監視3aにてチャネルf1のキャリアを検出する。キャリア検出によりデータの受信処理を開始し、同期監視4を行う。しかし、妨害波により同期検出できないため受信処理を終了する。
同期検出ができないことにより、自無線機宛の無線信号ではなく妨害波が混入していると判定する。妨害波により同期検出ができないと判定した時点で、受信異常判定時の状況10を保存する。状況として、判定時のチャネル番号、測定した電界強度を保存する。また、チャネルf1は妨害波と判定するとともに事後にキャリア断監視8を行い、キャリアが未検出となるまでデータの受信処理を行わないチャネルとする。
これにより、チャネルf1で妨害波が送信されている状態での再度の受信処理を行うことがなく、チャネルf2、f3、f4でのキャリア監視を行うことができるので、無線システムにおけるスループットを向上させることができる。
また、受信異常判定時の状況10を把握することにより、どのチャネルで受信異常が発生したかを把握して通信で使用することができるチャネル選択に利用することができる。
図4は、本発明の第1の実施形態に係る無線システムにおける送信側無線機の送信処理動作を説明するフローチャートである。図4においては、ステップを“S”と略記する。
図4において、送信側無線機は、送信チャネルの選択を行う(ステップS1)。なお、送信チャネルの選択はサイクリックに実施される。
次いで、キャリア監視を行う(ステップS2)。このとき、電界強度の測定も行う。
そしてステップS3では、キャリアが検出されたかを判定する。キャリアが検出されなかった場合には、ステップS4に進み、選択したチャネルでデータ送信を行う。そしてステップS5に進み、ログに送信正常を保存する。ここで送信処理は終了するが、送信後は、当該無線機は受信処理に移行する。
一方、ステップS3での判定で、キャリアが検出されたと判定された場合には、ステップS6に進み、送信時間監視を行う。そこで送信時間監視の終了でなければ、ステップS1に戻り、次いでステップS2以降の処理を行う。なお、送信時間監視の終了であれば、ログに送信異常を保存する(ステップS7)。そして、送信処理を終了する。
図5は、本発明の第1の実施形態に係る無線システムにおける受信側無線機の受信処理動作を説明するフローチャートである。図5においては、ステップを“S”と略記する。
図5において、受信側無線機は、受信チャネルの選択を行う(ステップS11)。なお、受信チャネルの選択はサイクリックに実施される。
次いで、選択チャネルはキャリア断監視中かを判定する(ステップS12)。キャリア断監視は、受信処理を開始したチャネルで送信されたデータに自無線機宛でないと判定した場合に、当該チャネルは使用中として受信側無線機はキャリアが未検出となるまで監視を継続する。ステップS12における判定で、キャリア断監視中であれば、ステップS13に進み、キャリア監視を行う(ステップS13)。このとき、電界強度の測定も行う。そしてステップS14でキャリアが検出されたら、ステップS11に戻り、受信チャネルを切り替えて受信処理を行う。しかし、キャリアが検出されなければ、選択したチャネルのキャリア断監視を解除する(ステップS15)。その後で、ステップS11に戻り、受信チャネルを切り替えて受信処理を行う。
一方、ステップS12の判定でキャリア断監視中でなければ、ステップS16に進み、ステップS16においてキャリア監視を行う(ステップS16)。このとき、電界強度の測定も行う。
そしてステップS17では、キャリアが検出されたかを判定する。キャリアが検出されなかった場合には、ステップS11に戻り、受信チャネルを切り替えて受信処理を行う。
ステップS17の判定でキャリアが検出された場合には、ステップS18に進み、同期監視を行う。そしてステップS19において、同期検出できたかを判定する。
ステップS19の判定で同期検出ができた場合は、ステップS20で電文長情報を受信し、次いでステップS21で受信先ID(識別符号)を受信する。
そしてステップS22に進み、以上までの受信処理が正常に処理されたかを判定する。受信処理が正常に処理されなかった場合には、ステップS27に進み、ステップS27において、ログに受信異常を保存する。そしてステップS28に進み、ステップS28において選択したチャネルをキャリア断監視に設定したのちステップS11に戻り、受信チャネルを切り替えて受信処理を行う。
ステップS22で受信処理が正常に処理された場合には、ステップS23に進み、自局宛電文かを判定する。自局宛電文でなければ、ステップS28に進み、ステップS28において選択したチャネルをキャリア断監視に設定したのちステップS11に戻り、受信チャネルを切り替えて受信処理を行う。
一方、ステップS23で自局宛電文と判定された場合には、ステップS24に進み、全フレームの受信処理を行う。そしてステップS25に進み全フレームの受信処理が正常に処理されたかを判定する。ステップS25で全フレームが受信正常処理されていれば、ステップS26に進み、ステップS26でログに受信正常を保存したのち受信処理を終了する(受信電文の実行処理へ移行する)。しかし全フレームの受信処理が異常ならばステップS29に進み、ステップS29において、ログに受信エラーを保存したのちステップS11に戻り、受信チャネルを切り替えて受信処理を行う。
ところで上記ステップS19の判定で同期検出ができなかった場合は、ステップS27に進み、ステップS27において、ログに受信異常を保存する。そしてステップS28に進み、ステップS28において選択したチャネルをキャリア断監視に設定したのちステップS11に戻り、受信チャネルを切り替えて受信処理を行う。
図6は、本発明の第1の実施形態に係る送信側無線機及び受信側無線機における時刻情報に紐付けたログ(履歴)の一例を示す図である。
図6における送信側無線機及び受信側無線機のログ例では、送信側無線機Aと、受信側無線機Bのそれぞれにおいて、時刻情報に紐付けてログ(履歴)が記録・保存される例を示している。送信側無線機Aおよび受信側無線機Bには、通信正常,通信異常等の情報と、この情報の記録・保存時刻がログされる。送信側無線機及び受信側無線機のログを比較すると、受信側無線機の「11時26分」のログには、“受信異常”が記録されているが、送信側無線機の当該時刻には、何もログされていない。したがって、送信側無線機は、しかるべき時間に受信側無線機のログを収集し、送信したチャネルで受信側無線機が正常受信できたかを収集し、収集したログを基に使用した送信用チャネルの適/不適を判断するようにしている。これについては後述する。
図7は、本発明の第1の実施形態に係る送信側無線機における異常チャネルの判断、それに基づくチャネル変更の手順を示すフローチャートである。ステップを“S”と略記する。
図7において送信側無線機Aは、履歴情報収集コマンドを受信側無線機Bに送信する(ステップS31)。これに対して受信側無線機Bは、自己が保持する履歴情報(図6(b))を返信する(ステップS32)。送信側無線機Aは、返信されたデータの中から“通信異常”の有無を確認する(ステップS33)。そして、通信異常ありの場合、自己が保持する送信履歴と照合し、同時刻に送信履歴がないかを判定する(ステップS34)。ステップS34で同時刻に送信履歴がない場合には、送信側無線機Aは、受信側無線機Bの“通信異常”は妨害波による通信異常と判断し、当該チャネルを通信チャネルから外す(ステップS35)。
この手順により、以後、送信側無線機は、受信側無線機がチャネル監視をしても妨害波により検出できないチャネルとして当該チャネルを使用しての通信をしないようにする。これにより無用な送信(重複データの再送信)の防止、ひいては無線システムとしての通信スループットを向上させることが可能となる。
[実施形態2]
本発明の第2の実施形態に係る無線機システムは、上述した本発明の第1の実施形態に係る無線機システムに更にログ管理機能を有たしめ、該ログ管理機能が上記時刻情報に紐付けされた送信ログ又は受信ログに関する履歴データ量を管理し、送信及び受信履歴情報サイズが一定サイズ以上に増加しないようにしたものである。
図8は、本発明の第2の実施形態に係る無線機の構成を示す機能ブロック図である。図8に示す本発明の第2の実施形態に係る無線機は、送信に関わる機能ブロックと、受信に関わる機能ブロックとに大別される。なお、図8に示す無線機における送信に関わる機能および受信に関わる機能は基本的に上記第1の実施形態の図1で説明した無線機と同じなので重複する部分については簡略化して説明するものとする。
図8において、無線機11は、計測対象9に対する計測を定周期に実行して計測データ(計測結果)を取得する計測部19と、送信部12と、受信部14と、送信チャネル選択部31と送信時間監視部32と送信ログ生成・記録部33とを少なくとも有する無線送信制御部13と、受信チャネル選択部34とキャリア監視・検出部35と同期監視・検出部36とキャリア断監視/解除部37と受信ログ生成・記録部38とを少なくとも有する無線受信制御部15と、主にメモリ内の記憶領域を制御するメモリ制御部21と、メモリ制御部21の下に主に計測データを保持するメモリ22と、送信ログ生成・記録部33と受信ログ生成・記録部38における履歴情報サイズを管理するためのログ管理部180を有し無線機全体を制御する無線機制御部18と、から構成されている。
図8の構成についてさらに詳しく説明すると、計測部19は、計測対象9を所定の周期、例えば1分周期、で計測を実行し、計測結果をメモリ22の所定の領域(計測データバッファ領域)に保持する。
無線機制御部18は、CPU(図示せず)を含み、CPUの制御の下でメモリ制御部21の制御を介して、計測部19から所定の周期で得られる自無線機における計測データをメモリ22の所定の領域に蓄積しておき、無線機制御部18による指示の下、メモリ22に蓄積された計測データをメモリ制御部21の制御を介して無線機制御部18に読み込み、読み込んだ計測データを所定の送信フォーマットに整えた後に無線機制御部18から送信部12にフォーマット化されたデータを渡し、送信部12から切り替え部16、アンテナ17を介して送信する。また無線機制御部18は、内部にログ管理部180を有し、ログ管理部180は、送信ログ生成・記録部33と受信ログ生成・記録部38における履歴情報サイズを管理するために、無線送信機,無線受信機の履歴情報サイズの上限値を設定し、履歴情報が設定した上限値を超過したら当該履歴情報をクリアすることで送信ログ生成・記録部33と受信ログ生成・記録部38における履歴情報サイズを一定サイズ以下に管理する。
送信するデータとしては、計測データ、当該無線機の受信ログ、他無線機に対する制御コマンド、アラーム情報等を送信する。送信の際には、複数の無線チャネルから当該無線機が利用可能なチャネルを選択して、選択したチャネルに少なくとも同期制御コード、電文長、受信先のID(識別符号)、データ部を所定フォーマットに納めて相手先に計測データ等を送信する。送信動作については上記第1の実施形態に係る無線機の構成で説明したのでここではその詳細については割愛する。
無線送信制御部13の送信チャネル選択部31は、送信用に使用可能な複数のチャネル、例えばf1〜f4の4つのチャネルを順に選択して使用可能なチャネルを送信部12に報知し、送信部12は当該チャネルのキャリアにデータを乗せて相手先の無線機に送信する。なお、送信データは無線機制御部18でフォーマット化される。
無線送信制御部13の送信時間監視部32は、送信用に使用可能な複数のチャネルを順に選択してすべてのチャネルについて行った送信処理が所定の時間内に終了するかを監視し、所定の時間を超過した場合には、送信異常として送信ログ生成・記録部33に通知し、送信ログ生成・記録部33はこれを記録し次いで記録した送信異常のログを後述する方法で無線機制御部18に通知する。
無線送信制御部13の送信ログ生成・記録部33は、送信部12に接続されており、送信部12でデータ送信が終了時点における送信状況をログ(履歴)として生成し、生成したログを記録する。そして、無線機制御部18のログ管理部180は、所定のタイミングで送信ログ生成・記録部33に記録されたログを収集する。
無線機制御部18は、ログ管理部180内に予め保持されている履歴情報の上限設定値と、無線送信機の送信ログ生成・記録部33内の履歴情報サイズを比較し上限設定値の超過を確認し、送信ログ生成・記録部33内の履歴情報サイズが上限設定値を超過していた場合、送信履歴情報および受信履歴情報から検出した異常チャネル情報(図6で説明した通信異常が発生した場合のチャネル番号と時刻情報の履歴情報)を送信無線機内のメモリ22に保持し、送信無線機内の送信ログ生成・記録部33に保持されている異常チャネル情報以外の送信履歴情報を削除するとともに無線受信機に対して異常チャネル情報の通知と受信履歴情報削除コマンドを送信する。
受信部14を介して他の無線機から計測データ(又は他のデータ)を受信した場合、無線機制御部18は、メモリ制御部21に指示してメモリ22の所定の領域に受信した計測データ(又は他のデータ)を一旦蓄積した後に処理する。受信側の無線機は、後述するチャネル選択部34を使用して送信で使用された複数のチャネルの一つ、例えばf1〜f4の4つのチャネルを順に選択して、選択したチャネルを受信部14に報知し、受信部14に報知されたチャネルにおいてデータの受信を試みる。選択したチャネルにおける送信データに自無線機宛の計測データ(又は他のデータ)があればこれを受信する。受信動作については上記第1の実施形態に係る無線機の構成で説明したのでここではその詳細については割愛する。
無線受信制御部15の受信チャネル選択部34は、送信で使用された複数のチャネルの一つ、例えばf1〜f4の4つのチャネルを順に選択して選択したチャネルを受信部14に報知し、受信部14は受信チャネル選択部34が選択したチャネルで自無線機宛のデータが受信できるかを確認して受信する。なお、データ受信は送信側無線機でフォーマット化されたデータを受信する。
無線受信制御部15のキャリア監視・検出部35は、送信側無線機が送信に利用するチャネルのキャリアを監視するとともに当該キャリアの電界強度を測定して、キャリアが検出できたかを検出する。
無線受信制御部15の同期監視・検出部36は、キャリア監視・検出部35で送信に使用した複数のチャネルのうちのいずれかのキャリアが検出された場合に、同期監視し、監視の結果に基づいて同期検出できたかを判定する。なお同期検出の判定がなされたならば、送信データフォーマットに格納されている、電文長情報および受信先ID(識別符号)を受信部14で確認し、受信先IDが自無線機宛であれば、送信元IDを確認した後に送信データフォーマットに格納されているデータ部の情報を受信することになる。
無線受信制御部15のキャリア断監視/解除部37は、上記で同期検出されたチャネルにおける受信先IDが自無線機宛でなければ、以降、当該チャネルについては上記した同期監視・検出処理を行わずに、キャリア断か否かの監視を行って、キャリア断になったら、キャリア断監視の解除を行う。
無線受信制御部15の受信ログ生成・記録部38は、受信部14に接続されており、受信部14が受信動作に入ったらログ(履歴)を生成し始め、受信終了(異常終了を含む)で生成したログを記録する。なお、送信側無線機から受信側無線機に対して履歴情報収集コマンドが適時のタイミングで送信されてくるので、このコマンドを受信部14で受信した場合には、受信側無線機はこれに応答する形で受信ログ生成・記録部38に記録されているログ(履歴)を当該無線機の送信部を経て返信する。また送信側無線機から受信側無線機に対して異常チャネル情報の通知と受信履歴情報削除コマンドが送信されてくるので、このコマンドを受信部14で受信したときには、受信側無線機は受信ログ生成・記録部38に記録されているログ(履歴)を削除するとともに自無線機内のメモリ22の所定の領域に異常チャネル情報を記憶する。こうすることで送信側無線機は受信側無線機における受信ログを収集し、使用したチャネルが送信用のチャネルとして適切か否かを検証することができるとともに、送信側無線機,受信側無線機内の履歴情報サイズを、常に一定サイズ以下に保ち、有効な通信チャネルの選択およびその使用が可能となる。
なお、無線機制御部18は、切り替え部16を制御して、送信部12をアンテナ17に接続して送信を行わせるとともに受信部14を切り替え部16を介してアンテナ17に接続して受信を行わせるようにしている。
図9は、本発明の第2の実施形態に係る無線機における履歴情報サイズの設定した上限値の管理手順を示すフローチャートである。図9のフローチャートにしたがって以下説明する。図9ではステップを“S”と略記する。
送信側無線機Aは、受信側無線機Bにデータ収集コマンドを送信する(ステップS111)。またデータ送信履歴を無線送信機A内の送信ログ生成・記録部33内に保存する(ステップS112)。その後、無線機制御部18のログ管理部180内に予め保持されている履歴情報の上限設定値と、送信無線機Aの送信ログ生成・記録部33内の履歴情報サイズを比較し上限設定値の超過を確認する(ステップS113)。
送信ログ生成・記録部33内の履歴情報サイズが上限設定値を超過していた場合、無線機制御部18は、送信履歴情報および受信履歴情報(上記データ収集コマンドによって受信側無線機Bから得る)から検出した異常チャネル情報(図8で説明した通信異常が発生した場合のチャネル番号と時刻情報の履歴情報)を無線送信機A内のメモリ(記憶装置)22に保持する(ステップS114)とともに、無線側送信機A内の送信ログ生成・記録部33に保持されている異常チャネル情報以外の送信履歴情報を削除(ステップS115)し、受信側無線機Bに対して異常チャネル情報の通知と、受信履歴情報削除コマンドを送信する(ステップS116)。当該受信履歴情報削除コマンドを受信した受信側無線機Bは、受信側無線機Bのメモリ(記憶装置)22に異常チャネル情報を保持し(ステップS117)、受信側無線機B内の受信ログ生成・記録部38に保持している受信履歴情報を削除する(ステップS118)。
送信側無線機Aの送信ログ生成・記録部33内の履歴情報サイズが上限設定値を超過していなかった場合、無線機制御部18のログ管理部180内に予め保持されている履歴情報の上限設定値と、受信側無線機Bから収集した履歴情報サイズを比較し上限設定値の超過を確認する(ステップS119)。受信側無線機Bから収集した履歴情報サイズが上限設定値を超過していた場合、送信履歴情報および受信履歴情報から検出した異常チャネル情報を無線送信機A内のメモリ(記憶装置)22に保持し(ステップS114)、無線側送信機A内の送信ログ生成・記録部33に保持されている異常チャネル情報以外の送信履歴情報を削除し(ステップS115)、受信側無線機Bに対して異常チャネル情報の通知と、受信履歴情報削除コマンドを送信する(ステップS116)。当該受信履歴情報削除コマンドを受信した受信側無線機Bは、受信側無線機Bのメモリ(記憶装置)22に異常チャネル情報を保持し(ステップS117)、受信側無線機B内の受信ログ生成・記録部38に保持している受信履歴情報を削除する(ステップS118)。また上記ステップS119で受信側無線機Bから収集した履歴情報サイズが上限設定値を超過していなかった場合、処理を終了する。
このようにして無線機における履歴情報サイズの設定した上限値を管理することにより、送信側無線機A,受信側無線機B内の履歴情報サイズを、常に一定サイズ以下に保ち、有効な通信チャネルの選択およびその使用が可能となる。
1 送信側無線機
2 受信側無線機
3 キャリア監視
4 同期監視
5 フレーム同期
6 電文長情報
7 受信先ID
8 キャリア断監視
9 計測対象
10 受信異常判定時の状況
11 無線機
12 送信部
13 無線送信制御部
14 受信部
15 無線受信制御部
16 切り替え部
17 アンテナ
18 無線機制御部
19 計測部
21 メモリ制御部
22 メモリ(記憶装置)
31 送信チャネル選択部
32 送信時間監視部
33 送信ログ生成・記録部
34 受信チャネル選択部
35 キャリア監視・検出部
36 同期監視・検出部
37 キャリア断監視/解除部
38 受信ログ生成・記録部
180 ログ管理部

Claims (6)

  1. 複数の周波数チャネルのいずれかを使用して信号を無線で送信する無線送信機と、使用された複数の周波数チャネルを監視し受信監視を行う無線受信機とから成る無線システムにおいて、
    前記無線送信機は、
    送信用に使用するチャネルを複数のチャネルから順に選択する手段と、
    選択した送信チャネルのキャリアを監視する手段と、
    該監視でキャリアが検出されない送信チャネルのキャリアを使用して無線信号を送信する手段と、
    該無線信号を送信した場合または送信異常であると判定した場合には時刻情報に紐つけてログを生成し記録する手段と、
    前記無線受信機に対して受信異常が発生したチャネルの有無を収集する無線信号を送信する手段と、
    前記受信異常が発生したチャネルの有無を収集する無線信号を送信する手段から送信された無線信号を受信した前記無線受信機から返信された無線信号に受信異常の記録が有る場合には、受信異常を記録した時刻及びチャネル番号を抽出して自局の送信履歴と比較し、自局に当該時刻での送信履歴が残されていない場合には、以降当該無線機との通信に当該チャネルを不使用とする手段と、
    を有し、
    前記無線受信機は、
    複数チャネルから受信チャネルを選択する手段と、
    選択した受信チャネルのキャリアを監視する手段と、
    監視したキャリアで送信された無線信号の受信同期を確立できない場合には受信異常と判定する手段と、
    受信異常と判定した場合には当該チャネルを使用した送信信号のキャリア断を継続して監視する手段と、
    キャリア断の継続監視中であれば受信チャネルを変更し、変更された受信チャネルのキャリアで送信された無線信号を受信し自局宛の無線信号を受信する手段と、
    自局宛の無線信号を受信した場合または受信異常であると判定した場合には時刻情報に紐つけてログを生成し記録する手段と、
    を有することを特徴とする無線システム。
  2. 前記無線受信機は、
    時間を計測する手段を有し、前記受信異常であると判定された時点の時刻情報と前記受信異常と判定されたチャネル番号を紐付けてログとして保存する手段を有することを特徴とする請求項1に記載の無線システム。
  3. 複数の周波数チャネルのいずれかを使用して信号を無線で送信する無線送信機と、使用された複数の周波数チャネルを監視し受信監視を行う無線受信機とから成る無線システムにおいて、
    前記無線送信機は、
    履歴情報サイズの上限設定値を無線機制御部内に保持するとともに、送信履歴記録部の送信履歴情報サイズが前記保持した上限設定値を超えた場合には、送信履歴として送信した時点の時刻と送信したチャネル番号を紐付けて送信履歴として記録し、受信履歴として受信した時刻と受信したチャネル番号と受信異常の有無を紐付けて受信履歴として記録し、受信異常が記録された時刻及びチャネル番号を抽出して前記送信履歴と比較し、当該時刻に送信履歴が残されていない場合に異常チャネル情報として検出し、検出した異常チャネル情報を記憶装置に記憶する手段と、当該情報以外の情報を前記送信履歴記録部から削除する手段と、当該情報の前記送信履歴記録部からの削除を起点に前記無線受信機に対して前記異常チャネル情報の通知と受信履歴情報の削除を指示する手段と、を有し、
    前記無線受信機は、
    前記無線送信機から前記異常チャネル情報の通知と受信履歴情報の削除指示を受信した場合には、当該異常チャネル情報を記憶装置に記憶する手段と、受信履歴記録部から受信履歴情報を削除する手段、
    を有することを特徴とする無線システム。
  4. 複数の周波数チャネルのいずれかを使用して信号を無線で送信する無線送信機と、使用された複数の周波数チャネルを監視し受信監視を行う無線受信機とから成る無線システムに使用される無線送信機であって、該無線送信機は、
    送信用に使用するチャネルを複数のチャネルから順に選択する手段と、
    選択した送信チャネルのキャリアを監視する手段と、
    該監視でキャリアが検出されない送信チャネルのキャリアを使用して無線信号を送信する手段と、
    前記無線受信機に対して前記無線受信機が保持する、受信した時点の時刻と受信したチャネル番号と受信異常の有無を紐付けて記録した受信履歴の中から受信異常が発生したチャネルの有無を収集する無線信号を送信する手段と、
    送信した時点の時刻と送信したチャネル番号を紐付けて送信履歴として記録する手段と、
    該記録する手段に記録された送信履歴情報サイズが予め保持した上限設定値を超えた場合に、前記収集した前記受信履歴の中から受信異常が記録された時刻及びチャネル番号を抽出して前記送信履歴と比較し、当該時刻に送信履歴が残されていない場合に異常チャネル情報とし検出し、検出した異常チャネル情報を記憶装置に記憶する手段と、
    当該情報以外の情報を前記記録手段から削除する手段と、
    当該情報の前記記録手段からの削除を起点に前記無線受信機に対して前記異常チャネル情報の通知と受信履歴情報の削除を指示する手段と、
    を有することを特徴とする無線送信機。
  5. 複数の周波数チャネルのいずれかを使用して信号を無線で送信する無線送信機と、使用された複数の周波数チャネルを監視し受信監視を行う無線受信機とから成る無線システムに使用される無線受信機であって、該無線受信機は、
    複数チャネルから受信チャネルを選択する手段と、
    選択した受信チャネルのキャリアを監視する手段と、
    監視したキャリアで送信された無線信号を受信し自局宛か判定する手段と、
    自局宛でない無線信号を受信した場合には当該チャネルを使用した送信信号のキャリア断をキャリアが未検出となるまで継続監視する手段と、
    キャリア断の継続監視中であれば受信チャネルを変更し、変更された受信チャネルのキャリアで送信された無線信号を受信し自局宛の無線信号を受信する手段と、
    受信した時点の時刻と受信したチャネル番号と受信異常の有無を紐付けて受信履歴として記録する手段と、
    前記無線送信機から自局宛に、自局が保持する、受信した時点の時刻と受信したチャネル番号と受信異常の有無を紐付けて記録した受信履歴の中から受信異常が発生したチャネルの有無を収集する無線信号を受信して前記無線送信機に前記受信履歴を送信する手段と、
    前記無線送信機に収集された前記受信履歴の中から受信異常が記録された時刻及びチャネル番号を抽出し、前記無線送信機が保持する、送信した時点の時刻と送信したチャネル番号を紐付けて記録している送信履歴と比較し、当該時刻に送信履歴が残されていない場合に前記無線送信機が異常チャネル情報として検出し、前記無線送信機から異常チャネル情報の通知と受信履歴情報の削除指示を受信した場合に、当該異常チャネル情報を自無線機内の記憶装置に記憶するとともに前記受信履歴の記録手段から受信履歴情報を削除する手段と、
    を有することを特徴とする無線受信機。
  6. 複数の周波数チャネルのいずれかを使用して信号を無線で送信する無線送信機と、使用された複数の周波数チャネルを監視し受信監視を行う無線受信機とから成る無線システムに使用される無線受信機であって、該無線受信機は、
    複数チャネルから受信チャネルを選択する手段と、選択した受信チャネルのキャリアを監視する手段と、
    監視したキャリアで送信された無線信号の受信同期を確立できない場合には受信異常と判定する手段と、
    受信異常と判定した場合には当該チャネルを使用した送信信号のキャリア断をキャリアが未検出になるまで継続して監視する手段、
    キャリア断の継続監視中であれば受信チャネルを変更し、変更された受信チャネルのキャリアで送信された無線信号を受信し自局宛の無線信号を受信する手段と、
    受信した時点の時刻と受信したチャネル番号と受信異常の有無を紐付けて受信履歴として記録する手段と、
    前記無線送信機から自局宛に、自局が保持する、受信した時点の時刻と受信したチャネル番号と受信異常の有無を紐付けて記録した受信履歴の中から受信異常が発生したチャネルの有無を収集する無線信号を受信して前記無線送信機に前記受信履歴を送信する手段と、
    前記無線送信機に収集された前記受信履歴の中から受信異常が記録された時刻及びチャネル番号を抽出し、前記無線送信機が保持する、送信した時点の時刻と送信したチャネル番号を紐付けて記録している送信履歴と比較し、当該時刻に送信履歴が残されていない場合に前記無線送信機が異常チャネル情報として検出し、前記無線送信機から異常チャネル情報の通知と受信履歴情報の削除指示を受信した場合に、当該異常チャネル情報を自無線機内の記憶装置に記憶するとともに前記受信履歴の記録手段から受信履歴情報を削除する手段と、
    を有することを特徴とする無線受信機。
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