JP2019186618A - 光送受信システム、光通信装置及び故障検出方法 - Google Patents

光送受信システム、光通信装置及び故障検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】光モジュールの故障原因の特定を容易に行う光送受信システム、光通信装置及び故障検出方法を提供する。【解決手段】光送受信システムは、光送信装置、光送信装置と光通信路を介して接続される光モジュール212、並びに、光送信装置及び光モジュール212を制御するサービスプロセッサ10とを有する。故障予兆検出部113は、サービスプロセッサ10は、光モジュール212に関する第1情報を取得し、取得した第1情報を基に光送信装置に関する故障予兆を検出する。故障原因特定部114は、故障予兆検出部113により故障予兆が検出された場合、光モジュール212に関する第2情報を取得し、取得した第2情報を基に光送信装置に関する故障原因の特定を行う。【選択図】図2

Description

本発明は、光送受信システム、光通信装置及び故障検出方法に関する。
従来、フィールドで稼働中のサーバでは、故障検出の方法として以下のような手段が取られている場合がある。例えば、サーバは、1日1回ログ情報を取得し採取したログを情報蓄積領域に格納する。そして、サーバは、収集したログを解析するとともに蓄積して自装置における各部の故障監視を行う。
このような故障検出を行う従来のサーバにおいて、光モジュールに関しては故障の予兆を検出した場合に、システムが停止することを防ぐため、故障が発生する前にその光モジュールの保守が行われることが一般的である。そのため、故障の予兆が無い場合には、光モジュールは、保守が行われずにそのまま継続して使用される。さらに、突発的に光モジュールの故障の警告が発せられた場合や故障が発生した場合、そのタイミングで故障の対象と考えられる全ての光モジュールのログが収集される。そして、収集されたログが解析され、その解析結果に基づいて光モジュールの保守が行われる。
なお、故障検出の技術として、アナログセンサの計測値と設定値とを比較し、状態に応じて異常検出の周期を変更し、異常状態の検出を行う従来技術がある。また、無線通信システムにおいて装置や回線の異常が発生した場合に、運用を停止してシステムの安全性を向上させる従来技術がある。
特開平06−168342号公報 特開2009−188766号公報
しかしながら、従来の光モジュールの故障検出のように故障検出又は警告発生時に光モジュールの詳細ログ情報を収集する方法では、故障検出や警告発生に至るまでの経緯を探る情報が不足する。そのため、光モジュールの故障原因を特定することが困難である。そこで、再現試験による故障原因の特定や過去の故障発生状況に照らして故障原因を特定することが行われる。その場合、例えば、再現試験には作業が長時間に及ぶおそれがあり、故障原因の特定を容易に行うことは困難である。また、過去の故障発生状況からの故障原因の特定には作業者の技術に依存することになり、故障原因の特定が確実に行われないおそれがある。
そこで、光モジュールの故障原因を特定するために、光モジュールの故障検出に至るまでの経緯をログ情報としてサーバに残す方法が考えられる。この場合、全ての光モジュールについて定期的なログ情報の取得及び蓄積が行われることになり、サーバを制御するプロセッサに負荷がかかるだけでなく、サーバ性能が低下するおそれがあり、容易に実行することは困難である。
また、装置の状態に応じて異常検出の周期を変更する従来技術を用いた場合、検出周期を増やしても光モジュールの故障に至るまでの情報を収集することは困難であり、光モジュールの故障原因の特定は難しい。さらに、異常が発生した場合に運用を停止する従来技術を用いても、光モジュールの故障に至るまでの情報を収集することは困難であり、光モジュールの故障原因の特定は難しい。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、光モジュールの故障原因の特定を容易に行う光送受信システム、光通信装置及び故障検出方法を提供することを目的とする。
本願の開示する光送受信システム、光通信装置及び故障検出方法の一つの態様において、光送受信システムは、光送信装置、前記光送信装置と光通信路を介して接続される光受信装置、並びに、前記光送信装置及び前記光受信装置を制御する制御装置を有する。前記制御装置は、前記光受信装置に関する第1情報を取得し、取得した前記第1情報を基に前記光受信装置に関する故障予兆を検出する予兆検出部を備える。さらに、前記制御装置は、前記予兆検出部により故障予兆が検出された場合、前記光受信装置に関する第2情報を取得し、取得した前記第2情報を基に前記光受信装置に関する故障原因の特定を行う特定部を備える。
1つの側面では、本発明は、光モジュールの故障原因の特定を容易に行うことができる。
図1は、情報処理装置のシステム構成図である。 図2は、サービスプロセッサの詳細を表すブロック図である。 図3は、収集される光モジュールのRSSIの情報の一例を表す図である。 図4は、収集される光モジュールの温度情報の一例を表す図である。 図5は、光モジュールのログ情報として収集されるBERの一例を表す図である。 図6は、監視設定テーブルの一例の図である。 図7は、閾値テーブルの一例の図である。 図8は、光素子エラーが通知される場合の判定状態を表す図である。 図9は、相性問題の発生が通知される場合の判定状態の遷移を表す図である。 図10は、複数ポートエラーが通知される場合の判定状態の遷移を表す図である。 図11は、通常状態でのログ監視のフローチャートである。 図12は、光モジュールの故障予兆の検出処理のフローチャートである。 図13は、故障原因特定処理のフローチャートである。
以下に、本願の開示する光送受信システム、光通信装置及び故障検出方法の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施例により本願の開示する光送受信システム、光通信装置及び故障検出方法が限定されるものではない。
図1は、情報処理装置のシステム構成図である。図1に示すように、情報処理装置1は、サービスプロセッサ10、CPU(Central Processing Unit)グループ21及び22、並びに、出力装置4を有する。この情報処理装置が、「光送受信システム」の一例にあたる。
ここで、本実施例では、光通信を行う1対のCPUグループ21及び22を例として記載したが、実際にはいくつ存在してもよい。また、例えば、CPUグループ21が、CPUグループ22以外とも光通信を行ってもよい。ここで、CPUグループ21とCPUグループ22とは同じ機能を有するため、以下ではCPUグループ21を例に説明する。このCPUグループ21及び22が、「光受信装置」及び「光送信装置」の一例にあたる。
CPUグループ21は、CPU211、光モジュール212、レンズブロック213、温度センサ216、送信側ポート217及び受信側ポート218を有する。
CPU211は、演算処理を行う。CPU211は、CPU221宛てのデータを光モジュール212へ送出する。また、CPU211は、光モジュール212を介して、CPU221から送信されたデータを受信する。CPU211は、受信したデータを演算処理に用いることができる。
CPU211と光モジュール212とは、ポート219により接続される。1つのポート219は、4つのチャネルを有する。CPU211と光モジュール212とは、3つの送信用のポート219と3つの受信用のポート219により接続される。すなわち、CPU211は、光モジュール212への電気信号送信のためのチャネルとして12本のチャネルを有する。またCPU211は、光モジュール212からの電気信号受信のためのチャネルとして12本のチャネルを有する。
さらに、CPU211は、図示しないICC(Inter Connect Controller)を有する。また、CPU211は、バス5を介してサービスプロセッサ10の通信部13と接続される。CPU211のICCは、受信した信号のビット当たりのエラー率であるBER(Bit Error Rate)を求める。CPU211は、サービスプロセッサ10からの要求に応じて、ICCにより求められたBERの情報をサービスプロセッサ10へ送信する。
光モジュール212は、電気信号と光信号との変換を行う装置である。光モジュール212は、レンズブロック223、並びに、制御部214及び215を有する。また、光モジュール212は、バス5を介してサービスプロセッサ10の通信部13と接続される。
制御部214は、CPU211から送出された電気信号送信する3つのポート219でCPU211と接続される。すなわち、制御部214は、CPU211との間を12本のチャネルで接続される。制御部214は、CPU211からポート219を介して送られた電気信号を受信する。そして、制御部214は、受信した電気信号を光信号に変換する。その後、制御部214は、光信号をレンズブロック213へ送信する。
制御部215は、CPU211へ電気信号を送る3つのポート219でCPU211と接続される。すなわち、制御部215は、CPU211との間を12本のチャネルで接続される。制御部215は、CPUグループ22から送出された光信号をレンズブロック213から受信する。そして、制御部214は、受信した光信号を電気信号に変換する。その後、制御部215は、電気信号をCPU211へ送信する。また、制御部215は、光信号を受信した場合、受信信号強度であるRSSI(Received Signal Strength Indication)を計測する。そして、光モジュール212は、サービスプロセッサ10からの要求に応じて、制御部215によるRSSIの計測結果をサービスプロセッサ10へ送信する。
レンズブロック213は、CPU211から送出された12チャネルの光信号の入力を制御部214から受ける。そして、レンズブロック213は、取得した光信号を集光し送信側ポート217へ出力する。また、レンズブロック213は、CPU221から送出された21チャネルの光信号の入力を受信側ポート218から受ける。そして、レンズブロック213は、取得した光信号を集光し制御部215へ出力する。
送信側ポート217は、CPUグループ22における受信側ポート228と光ケーブル31により接続される。送信側ポート217は、レンズブロック213から入力された光信号を光ケーブル31を介して受信側ポート228へ送信する。
受信側ポート218は、CPUグループ22における送信側ポート227と光ケーブル31により接続される。受信側ポート218は、送信側ポート227から送出された光信号を光ケーブル32を介して受信する。そして、受信側ポート218は、受信した光信号をレンズブロック213へ出力する。
温度センサ216は、バス5を介してサービスプロセッサ10に接続される。温度センサ216は、光モジュール212の温度を計測する。そして、温度センサ216は、サービスプロセッサ10からの要求に応じて、光モジュール212の温度の計測結果をサービスプロセッサ10へ送信する。
CPUグループ22は、CPU221、光モジュール222、温度センサ226、送信側ポート227及び受信側ポート228を有する。そして、光モジュール222は、レンズブロック223、並びに、制御部224及び225を有する。そして、CPU221と制御部224及び225とは、それぞれ4チャネルを有する6つのポート229を経由して通信を行う。CPUグループ22の各部は、CPUグループ21の各部と同様に動作する。
サービスプロセッサ10は、制御部11、記憶部12及び通信部13を有する。このサービスプロセッサ10が、「制御装置」の一例にあたる。制御部11は、プロセッサコアなどである。記憶部12は、メモリなどの記憶装置である。通信部13は、CPUグループ21及び22、並びに、出力装置4との通信用のインタフェースである。
通信部13は、CPUグループ21のCPU211及び光モジュール212、並びに、CPUグループ22のCPU221及び光モジュール222とバス5を介して接続される。また、通信部13は、バス5を介して出力装置4と接続される。
通信部13は、バス5を介して制御部11から受信したデータを出力装置4へ出力する。また、通信部13は、制御部11から出力されたBERの情報の取得要求をCPU211及び221へ送信する。そして、通信部13は、送信した取得要求への応答としてBERの情報をCPU211及び221から受信する。その後、通信部13は、CPU211及び221におけるBERの情報を制御部11へ出力する。
また、通信部13は、制御部11から出力されたRSSIの情報の取得要求を光モジュール212及び222へ送信する。そして、通信部13は、送信した取得要求への応答としてRSSIの情報を光モジュール212及び222から受信する。その後、通信部13は、CPU211及び221におけるRSSIの情報を制御部11へ出力する。
また、通信部13は、制御部11から出力された温度情報の取得要求を温度センサ216及び226へ送信する。そして、通信部13は、送信した取得要求への応答としてCPU211及び221の温度情報をそれぞれ温度センサ216及び226から受信する。その後、通信部13は、CPU211及び221の温度情報を制御部11へ出力する。
記憶部12は、メモリやハードディスクなどの記憶装置である。記憶部12は、故障予兆及び故障原因特定の処理に用いられる閾値が登録された閾値テーブル121及び詳細なログの監視を実行しているか否かを表す監視設定テーブル122を格納する。閾値テーブル121及び監視設定テーブル122については後で詳細に説明する。
図2は、サービスプロセッサの詳細を表すブロック図である。図2に示すように、制御部11は、ログ監視部111及び障害ログ取得部115を有する。ここで、CPU211及び221はいずれも同様の機能を有するので、以下では、CPU211を例にサービスプロセッサ10の機能について説明する。
障害ログ取得部115は、正常な状態では、1日に1回ログ情報の収集を通信部13に行う。障害ログ取得部115は、ログ監視制御部112により選択された監視対象のログ情報の取得要求をログ監視制御部112から受ける。そして、障害ログ取得部115は、監視対象に対するログ情報の取得要求を通信部13に送信する。ここで、ログ情報には、例えば、CPU211の負荷率、ファンの回転数及びCPU211の温度などの情報が含まれる。他にも、ログ情報には、CPU211の温度情報、光モジュール212のRSSIの情報及びCPU211におけるBERの情報が含まれる。
例えば、監視対象が光モジュール212の場合、障害ログ取得部115は、以下の情報を取得する。すなわち、障害ログ取得部115は、図3に示すような光モジュール212から送信されたRSSIの情報を通信部13から取得する。図3は、収集される光モジュールのRSSIの情報の一例を表す図である。図3におけるRxCH00〜11は、制御部215に繋がる各受信チャネルを表す。すなわち、障害ログ取得部115は、図3に示すように、制御部215に繋がる12本の受信チャネルのそれぞれのRSSIを取得する。
また、障害ログ取得部115は、図4に示すような温度センサ216から送信されたCPU211の温度情報を通信部13から取得する。図4は、収集される光モジュールの温度情報の一例を表す図である。図4に示すTx温度は、光モジュール212における送信側ポート217側の温度である。また、Rx温度は、光モジュール212における受信側ポート218側の温度である。すなわち、障害ログ取得部115は、光モジュール212における送信側ポート217側の温度及び受信側ポート218側の温度を取得する。
また、障害ログ取得部115は、図5に示すようなCPU211のICC(Inter Connect Controller)から送信されたBERの情報を通信部13から取得する。図5は、光モジュールのログ情報として収集されるBERの一例を表す図である。図5におけるポート#1〜#3は、CPU211に繋がるポート219のうちの受信側の3つを表す。すなわち、障害ログ取得部115は、受信側のポート219毎にBERを取得する。これらの、障害ログ取得部115に情報を送信する光モジュール212、温度センサ216及びCPU211のICCが情報通知部の一例にあたる。
それ以外にも、障害ログ取得部115は、光の通過の有無なども取得する。障害ログ取得部115は、取得したログ情報を記憶部12のログ情報蓄積領域に格納する。
また、後述するように、光モジュール212について障害予兆がなされた場合、障害ログ取得部115は、詳細ログ取得の指示を故障予兆検出部113から受ける。そして、障害ログ取得部115は、ログ取得の周期を1日1回よりも短い周期で監視対象の光モジュール212のログ情報を取得する。例えば、障害ログ取得部115は、1時間に1回の周期で監視対象の光モジュール212のログ情報を取得する。この場合、ログ情報の収集間隔が短くなるので、障害ログ取得部115は、正常の場合より詳細なログ情報を収集しているといえる。そして、取得した監視対象の光モジュール212の詳細ログ情報を詳細ログ格納ポインタで示される記憶部12の詳細ログ格納領域に格納する。その後、障害ログ取得部115は、詳細ログ格納ポインタを1つ進める。このように格納ポインタを進めていくことで、障害ログ取得部115は、詳細ログ情報を記憶部12の中に残しておくことができる。
ログ監視制御部112は、ログ監視制御部112、故障予兆検出部113及び故障原因特定部114を有する。
ログ監視制御部112は、監視対象となる部位の中から1つ監視対象を選択する。ログ監視制御部112は、監視対象とする各部位特定するための特定情報を予め記憶する。そして、ログ監視制御部112は、記憶した特定情報で示される部位の中から1つ監視対象を選択する。以下では、ログ監視制御部112が監視対象に選択した部位を「監視対象部位」と言う。ログ監視制御部112は、選択した監視対象部位のログ情報の取得要求を障害ログ取得部115に対して1日1回送る。その後、ログ監視制御部112は、障害ログ取得部115により記憶部12に格納されたログ情報を参照して、監視対象が光モジュール212か否かを判定する。
監視対象部位が光モジュール212でない場合、ログ監視制御部112は、収集したログ情報が正常か否かを判定する。ログ情報が正常でない場合、ログ監視制御部112は、故障予兆か否かを判定する。例えば、ログ監視制御部112は、故障予兆と判定するための予兆判定閾値及び故障発生と判定するための故障判定閾値を予め有する。そして、ログ監視制御部112は、その閾値と記憶部12に格納されたログ情報が予兆判定閾値を超えるが故障判定閾値を超えない場合、監視対象の部位について故障予兆が発生したと判定する。故障予兆が発生した場合、ログ監視制御部112は、監視対象部位の故障予兆の発生を出力装置4に報知させる。
また、監視対象部位の状態が故障予兆の状態ではなく且つ故障が発生した状態である場合、ログ監視制御部112は、監視対象部位の故障発生を出力装置4に報知させる。例えば、ログ監視制御部112は、記憶部12に格納されたログ情報が故障判定閾値を超える場合、監視対象部位に故障が発生したと判定する。その場合、ログ監視制御部112は、監視対象部位の故障発生を出力装置4に報知させる。
これに対して、監視対象部位の状態が故障予兆の状態でも故障発生の状態でもない場合、ログ監視制御部112は、監視対象部位が正常であると判定する。その後、ログ監視制御部112は、次の監視対象を選択する。全ての監視対象のログ情報を取得し終わった場合、ログ監視制御部112は、1日1回のログ情報収集の処理を終了する。この場合、記憶部12に格納された情報は蓄積されてもよいし、監視対象部位の故障予兆及び故障の検出が終わるたびに消去されてもよい。
一方、監視対象部位が光モジュール212である場合、ログ監視制御部112は、監視対象部位である光モジュール212の故障予兆の検出の実行を故障予兆検出部113に指示する。その後、ログ監視制御部112は、監視対象の光モジュール212に対する故障予兆の検出処理の終了の通知を故障予兆検出部113から受ける。そして、ログ監視制御部112は、次の監視対象を選択する。
故障予兆検出部113は、監視対象の光モジュール212の故障予兆検出を行う。具体的には、光モジュール212の故障予兆の検出の実行の指示をログ監視制御部112から受ける。そして、故障予兆検出部113は、記憶部12に格納された図6に示す監視設定テーブル122を参照して、指定された光モジュール212について詳細ログ情報を収集中か否かを判定する。図6は、監視設定テーブルの一例の図である。図6における監視設定テーブル122では、フラグの値として1が設定されている場合に、対応するCPUグループ21又は22に詳細ログフラグが設定されている。例えば、監視対象が光モジュール212の場合、故障予兆検出部113は、監視設定テーブル122におけるCPUグループ21の詳細ログフラグを確認する。図3では、CPUグループ21の詳細ログフラグの値が1であることから、故障予兆検出部113は、CPUグループ21は詳細ログ情報の収集中であると判定する。監視対象の光モジュール212の詳細ログ情報を収集中であれば、故障予兆検出部113は、故障予兆処理を終了する。
これに対して、監視対象の光モジュール212の詳細ログ情報を収集中でなければ、故障予兆検出部113は、図7に示す閾値テーブル121を取得する。図7は、閾値テーブルの一例の図である。さらに、故障予兆検出部113は、記憶部12から記憶部12から監視対象の光モジュール212のログ情報を取得する。そして、故障予兆検出部113は、閾値テーブル121と取得したログ情報とを比較し、温度情報が45度以上、RSSIが−2.0db未満又はBERが1eの9乗以上の少なくとも何れか1つを満たすか否かを判定する。
監視対象の光モジュール212のログ情報における値がいずれも閾値テーブル121の予兆閾値の条件を満たさない場合、故障予兆検出部113は、監視対象の光モジュール212は正常であると判定する。そして、故障予兆検出部113は、監視対象の光モジュール212に対する故障予兆の検出処理を終了する。その後、故障予兆検出部113は、監視対象の光モジュール212に対する故障予兆の検出処理の終了をログ監視制御部112に通知する。
監視対象の光モジュール212のログ情報における値のいずれかが閾値テーブル121の予兆閾値の条件を満たした場合、故障予兆検出部113は、監視対象の光モジュール212に故障予兆が発生したと判定する。そして、故障予兆検出部113は、記憶部12に格納された監視設定テーブル122における監視対象の光モジュール212の詳細ログフラグを詳細ログ収集中に設定する。図6では、既に光モジュール212の詳細ログフラグが1であるが、光モジュール212の詳細ログフラグが0であるとすると、故障予兆検出部113は、監視設定テーブル122における光モジュール212の詳細ログフラグを1に設定する。その後、故障予兆検出部113は、監視対象の光モジュール212の故障予兆の発生を出力装置4に報知させる。その後、故障予兆検出部113は、監視対象の光モジュール212の故障予兆の検出処理の終了をログ監視制御部112に通知する。さらに、故障予兆検出部113は、監視対象である光モジュール212の詳細ログ情報の収集を障害ログ取得部115に指示する。
この故障予兆検出部113が、「予兆検出部」の一例にあたる。そして、ログ情報が「第1情報」の一例にあたり、詳細ログ情報が「第2情報」の一例にあたる。さらに、ログ情報の監視周期である1日1回が、「第1周期」の一例にあたり、詳細ログ情報の監視周期である1時間に1回が、「第2周期」の一例にあたる。詳細ログ情報は、監視間隔の周期がログ情報よりも短いためログ情報より情報量が多いといえる。
故障原因特定部114は、記憶部12に格納された監視設定テーブル122を定期的に参照する。例えば、故障原因特定部114は、監視設定テーブル122の詳細ログフラグを1時間に1回確認する。監視設定テーブル122の中に詳細ログ情報の収集中の詳細ログフラグが設定されていない場合、故障原因特定部114は、故障原因特定の処理を終了する。
これに対して、監視設定テーブル122において詳細ログの収集中の詳細ログフラグが1つ又はいくつか設定されている場合、故障原因特定部114は、例えば、詳細ログフラグが設定された光モジュール212を詳細監視対象として選択する。
次に、故障原因特定部114は、詳細監視対象の光モジュール212の詳細ログ情報を記憶部12から取得する。さらに、故障原因特定部114は、閾値テーブル121を記憶部12から取得する。そして、故障原因特定部114は、詳細監視対象の光モジュール212の詳細ログの値と閾値テーブル121の故障閾値の条件とを比較する。
詳細ログにおけるRSSIの値が−3.0db未満であれば、故障原因特定部114は、発光素子であるVCSEL(Vertical Cavity Surface Emitting Laser)の特性劣化が発生していると判定し、発光素子エラーと決定する。この場合、故障原因特定部114は、詳細監視対象の光モジュール212の発光素子エラーを出力装置4に報知させる。ここで、発光素子エラーに至る要因としては、アイモニタ狭窄やバイアス電流低下による光波形異常及び光出力減衰が考えられる。
これに対して、詳細ログにおけるRSSIの値が−3.0db以上である場合、故障原因特定部114は、詳細ログにおける温度の値が50℃以上か否かを判定する。詳細ログにおける温度の値が50℃未満の場合、BERの値が1eの6乗以上か否かを判定する。BERの値が1eの6乗以上であれば、故障原因特定部114は、CPU211における受信側の指定時間中に受信されたデジタルデータ信号の総ビット数に対して誤りの発生していたビット数の比率を表すBIT誤り率(Bit Error Rate)の問題と判定する。そして、故障原因特定部114は、発生した異常を相性問題と決定する。この場合、故障原因特定部114は、詳細監視対象の光モジュール212の相性問題の発生を出力装置4に報知させる。ここで、相性問題の発生に至る要因としては、通信の相手側の光モジュール222の不良などの影響が考えられる。例えば、相手側の光モジュール222のBERが1eの10乗といった警告手前の値などの場合に、光モジュール212に異常が発生する場合がある。このような状況は、相手側の光モジュール222が交換された場合などに起こることが考えられる。
これに対して、詳細ログにおけるRSSIの値が−3.0db以上である場合、故障原因特定部114は、詳細ログにおける温度の値が50℃以上か否かを判定する。詳細ログにおける温度の値が50℃以上の場合、BERの値が1eの6乗以上か否かを判定する。BERの値が1eの6乗以上であれば、故障原因特定部114は、データ受信を行う制御部215の故障によりポート219の3ポートが故障したと判定し、複数ポートエラーと決定する。この場合、故障原因特定部114は、詳細監視対象の光モジュール212の複数ポートエラーを出力装置4に報知させる。ここで、複数ポートエラーに至る要因としては、デンドライトと呼ばれる銅の成長結晶などによる制御部215が搭載されたフレキシブル基板の配線ショートや同期信号の欠落が考えられる。以下では、故障原因特定部114による発光素子エラー、光モジュール212の相性問題の発生及び複数ポートエラーの通知をまとめて「故障原因通知」と言う。
この故障原因特定部114が、「特定部」の一例にあたる。そして、1時間に1回の周期で収集された光モジュール212のRSSI及び温度、並びにCPU211のBERが「状態情報」の一例にあたる。
図1に戻って説明を続ける。出力装置4は、情報処理装置1の管理者に情報を提供する。例えば、出力装置4は、モニタやプリンタなどである。出力装置4は、故障予兆の発生や故障原因の情報の報知の指示をサービスプロセッサ10から受ける。そして、出力装置4は、故障予兆の警告及び故障原因の情報などのメッセージをモニタなどに表示させるなどして、管理者に報知する。
次に、図8〜10を参照して、各故障原因通知における判定状態の遷移を説明する。図8は、光素子エラーが通知される場合の判定状態の遷移を表す図である。図9は、相性問題の発生が通知される場合の判定状態の遷移を表す図である。図10は、複数ポートエラーが通知される場合の判定状態の遷移を表す図である。
図8に示す光素子エラーが通知される場合について考える。故障予兆検出部113は、光モジュール212が正常な場合、光モジュール212のRSSIが−1.9db以上、温度が45℃未満及びCPU211のBERが1eの9乗未満であると検出する。この場合、光モジュール212は正常であるので、故障予兆検出部113は、故障予兆が発生していないと判定し、故障予兆の検出周期を1日1回のまま維持する。
そして、光素子エラーが検出される場合、まず、故障予兆検出部113は、図8の故障予兆の欄のように、光モジュール212のRSSIが−1.9db未満であることを検出する。そして、故障予兆検出部113は、故障予兆の発生と通知するとともに、ログ監視の周期を1時間に1回に変更して詳細ログ情報の収集を開始する。
その後、故障原因特定部114は、詳細ログ情報を用いて光モジュール212の監視を行い、図8の故障検出の欄に記載したように光モジュール212のRSSIが−3.0未満であることを検出する。一方、故障原因特定部114は、温度及びBERについては正常な範囲であることを確認する。そして、故障原因特定部114は、温度及びBERが正常でありRSSIが異常であるという判定結果から、光素子エラーが発生したと判定し報知する。
次に、図9に示す光モジュール212の相性問題の発生が通知される場合について考える。故障予兆検出部113は、光モジュール212が正常な場合、図8の場合と同様に、光モジュール212のRSSIが−1.9db以上、温度が45℃未満及びCPU211のBERが1eの9乗未満であると検出する。この場合、光モジュール212は正常であるので、故障予兆検出部113は、故障予兆が発生していないと判定し、故障予兆の検出周期を1日1回のまま維持する。
そして、相性問題が検出される場合、まず、故障予兆検出部113は、図9の故障予兆の欄のように、CPU211のBERが1eの9乗以上であることを検出する。そして、故障予兆検出部113は、故障予兆の発生と通知するとともに、ログ監視の周期を1時間に1回に変更して詳細ログ情報の収集を開始する。
その後、故障原因特定部114は、詳細ログ情報を用いて光モジュール212の監視を行い、図9の故障検出の欄に記載したようにCPU211のBERが1eの6乗以上であることを検出する。一方、故障原因特定部114は、RSSI及び温度については正常な範囲であることを確認する。そして、故障原因特定部114は、RSSI及び温度が正常でありBERが異常であるという判定結果から、光素子エラーが発生したと判定し報知する。
次に、図10に示す光モジュール212の複数ポートエラーが通知される場合について考える。故障予兆検出部113は、光モジュール212が正常な場合、図8の場合と同様に、光モジュール212のRSSIが−1.9db以上、温度が45℃未満及びCPU211のBERが1eの9乗未満であると検出する。この場合、光モジュール212は正常であるので、故障予兆検出部113は、故障予兆が発生していないと判定し、故障予兆の検出周期を1日1回のまま維持する。
そして、複数ポートエラーが検出される場合、まず、故障予兆検出部113は、図10の故障予兆の欄のように、光モジュール212の温度が45℃以上でありCPU211のBERが1eの9乗以上であることを検出する。そして、故障予兆検出部113は、故障予兆の発生と通知するとともに、ログ監視の周期を1時間に1回に変更して詳細ログ情報の収集を開始する。
その後、故障原因特定部114は、詳細ログ情報を用いて光モジュール212の監視を行い、図10の故障検出の欄に記載したように光モジュール212の温度が50℃以上でありCPU211のBERが1eの6乗以上であることを検出する。一方、故障原因特定部114は、RSSIについては正常な範囲であることを確認する。そして、故障原因特定部114は、RSSIが正常であり温度及びBERが異常であるという判定結果から、複数ポートエラーが発生したと判定し報知する。
次に、図11を参照してログ監視の通常の流れについて説明する。図11は、通常状態でのログ監視のフローチャートである。図11に示したログ監視は、1日1回行われる。ここでは、光モジュール212及び222を区別せずに光モジュール202と言う。
ログ監視制御部112は、予め決められた部位の中から今回のログ監視処理において未だ判定を行っていない監視対象を1つ選択する(ステップS1)。そして、ログ監視制御部112は、選択した監視対象のログ収集の指示を障害ログ取得部115に通知する。
障害ログ取得部115は、監視対象のログ収集の指示をログ監視制御部112から受ける。そして、障害ログ取得部115は、監視対象についての1日1回のログ情報の収集を行う(ステップS2)。
その後、障害ログ取得部115は、取得した監視対象部位のログ情報を記憶部12の情報蓄積領域に格納する(ステップS3)。
故障予兆検出部113は、記憶部12の情報蓄積領域から監視対象部位のログ情報を取得する。そして、故障予兆検出部113は、監視対象が光モジュール202か否かを判定する(ステップS4)。
監視対象が光モジュール202でない場合(ステップS4:否定)、故障予兆検出部113は、監視対象部位のログ情報は正常か否かを判定する(ステップS5)。ここで、ログ情報が正常でない、すなわち異常であるとは、収集したログ情報の内のいずれかで異常と判定される場合であり、故障予兆の判定の基準とならない情報の異常も含まれる。ログ情報が正常の場合(ステップS5:肯定)、故障予兆検出部113は、ステップS11へ進む。
これに対して、ログ情報に異常がある場合(ステップS5:否定)、故障予兆検出部113は、取得したログ情報を用いて監視対象部位に故障予兆が発生した状態か否かを判定する(ステップS6)。
故障予兆の状態である場合(ステップS6:肯定)、故障予兆検出部113は、監視対象部位の故障予兆についての警告を出力装置4に報知させる(ステップS7)。その後、故障予兆検出部113は、ステップS11へ進む。
これに対して、故障予兆の状態でない場合(ステップS6:否定)、故障予兆検出部113は、監視対象部位で故障が発生したか否かを判定する(ステップS8)。ここで、故障予兆の状態でない場合には、故障予兆の状態を超えて既に故障が発生している状態も含まれる。
故障が発生していない場合(ステップS8:否定)、故障予兆検出部113は、ステップS11へ進む。これに対して、故障が発生した場合(ステップS8:肯定)、故障予兆検出部113は、監視対象部位の故障発生を出力装置4に報知させる(ステップS9)。その後、故障予兆検出部113は、ステップS11へ進む。
一方、監視対象が光モジュール202の場合(ステップS4:肯定)、故障予兆検出部113は、光モジュール202についての故障予兆検出処理を実行する(ステップS10)。その後、故障予兆検出部113は、ステップS11へ進む。
故障予兆検出部113は、ログ監視制御部112に監視対象部位の判定完了を通知する。ログ監視制御部112は、監視対象部位の判定完了の通知を受けて、全ての監視対象のログ情報の取得が完了したか否かを判定する(ステップS11)。
ログ情報を取得していない監視対象が存在する場合(ステップS11:否定)、ログ監視制御部112は、ステップS1へ戻る。これに対して、全ての監視対象のログ情報の取得が完了した場合(ステップS11:肯定)、ログ監視制御部112は、その日のログ監視の処理を終了する。
次に、図12を参照して、光モジュール202の故障予兆の検出処理について説明する。図12は、光モジュールの故障予兆の検出処理のフローチャートである。図12で示した故障予兆の検出処理は、図11におけるステップS10で実行させる処理の一例にあたる。
故障予兆検出部113は、監視設定テーブル122を参照して、監視対象の光モジュール202について、詳細ログ情報の収集を行っているか否かを判定する(ステップS101)。詳細ログ情報の収集中の場合(ステップS101:肯定)、故障予兆検出部113は、監視対象の光モジュール202について既に故障予兆が検出されているものとして故障予兆検出処理を終了する。
一方、詳細ログ情報が未収集の場合(ステップS101:否定)、故障予兆検出部113は、監視対象の光モジュール202の温度及びRSSI並びに対応するCPU211又は221のBERを含むログ情報を記憶部12から収集する(ステップS102)。
次に、故障予兆検出部113は、監視対象の光モジュール202の温度と閾値テーブル121に登録された予兆閾値とを比較して、監視対象の光モジュール202の温度が故障予兆温度であるか否かを判定する(ステップS103)。ここで、故障予兆温度とは、故障予兆を示す温度である。
温度が故障予兆温度でない場合(ステップS103:否定)、故障予兆検出部113は、監視対象の光モジュール202のRSSIと閾値テーブル121に登録された予兆閾値とを比較する。そして、故障予兆検出部113は、監視対象の光モジュール202のRSSIが故障予兆RSSIであるか否かを判定する(ステップS104)。ここで、故障予兆RSSIとは、故障予兆を示すRSSIである。
RSSIが故障予兆RSSIでない場合(ステップS104:否定)、故障予兆検出部113は、監視対象の光モジュール202に対応するCPU211又は221のBERと閾値テーブル121に登録された予兆閾値とを比較する。そして、故障予兆検出部113は、監視対象の光モジュール202に対応するCPU211又は221のBERが故障予兆BERであるか否かを判定する(ステップS105)。ここで、故障予兆BERとは、故障予兆を示すBERである。
BERが故障予兆BERでない場合(ステップS105:否定)、故障予兆検出部113は、監視対象の光モジュール202について故障予兆が発生していないと判定して故障予兆検出処理を終了する。
一方、温度が故障予兆温度である場合(ステップS103:肯定)、RSSIが故障予兆RSSIである場合(ステップS104:肯定)又はBERが故障予兆BERである場合(ステップS105:肯定)、故障予兆検出部113は、次の処理を行う。すなわち、故障予兆検出部113は、監視設定テーブル122において、監視対象の光モジュール202に詳細ログフラグを設定する(ステップS106)。
その後、故障予兆検出部113は、監視対象の光モジュール202について故障予兆の存在を出力装置4に報知させる(ステップS107)。そして、故障予兆検出部113は、故障予兆検出処理を終了する。
次に、図13を参照して故障原因特定部114による故障原因特定処理の流れについて説明する。図13は、故障原因特定処理のフローチャートである。図13で示した故障原因特定処理は、例えば1時間に1回などの1日1回よりも短い周期で定期的に行われる。
故障原因特定部114は、監視対象となる光モジュール202の中から今回の故障原因特定処理において未だ判定を行っていない監視対象の光モジュール202を1つ選択する(ステップS201)。
次に、故障原因特定部114は、監視設定テーブル122における詳細ログ情報の収集を示す詳細ログフラグを確認して、監視対象の光モジュール202について詳細ログ情報の収集を行っているか否かを判定する(ステップS202)。詳細ログ情報の収集を行っていない場合(ステップS202:否定)、監視対象の光モジュール202には故障予兆が発生していないため、故障原因特定部114は、故障原因特定処理を終了する。
これに対して、詳細ログ情報の収集中の場合(ステップS202:肯定)、障害ログ取得部115は、監視対象の光モジュール202の詳細ログ情報を収集し、記憶部12の情報蓄積領域の詳細ログ格納ポインタが示す位置に格納する(ステップS203)。
そして、障害ログ取得部115は、記憶部12の情報蓄積領域における詳細ログ格納ポインタを1つ進める(ステップS204)。
故障原因特定部114は、記憶部12に格納された監視対象の光モジュール202の詳細ログを取得する。そして、故障原因特定部114は、監視対象の光モジュール202のRSSIが−3.0db未満か否かを判定する(ステップS205)。
RSSIが−3.0db未満の場合(ステップS205:肯定)、図8に示した状態と同じであり、故障原因特定部114は、監視対象の光モジュール202について光素子エラーを出力装置4に報知させる(ステップS206)。
これに対して、RSSIが−3.0以上の場合(ステップS205:否定)、故障原因特定部114は、監視対象の光モジュール202の温度が50℃未満か否かを判定する(ステップS207)。
温度が50℃以上の場合(ステップS207:否定)、故障原因特定部114は、監視対象の光モジュール202に対応するCPU211又は221のBERが1eの6乗以上か否かを判定する(ステップS208)。
BERが1eの6乗未満の場合(ステップS208:否定)、故障原因特定部114は、監視対象の光モジュール202について光素子エラーを出力装置4に報知させる(ステップS206)。
これに対して、BERが1eの6乗以上の場合(ステップS208:肯定)、図10に示した状態と同じであり、故障原因特定部114は、監視対象の光モジュール202について複数ポートエラーを出力装置4に報知させる(ステップS209)。
一方、温度が50℃未満の場合(ステップS207:肯定)、故障原因特定部114は、視対象の光モジュール202に対応するCPU211又は221のBERが1eの6乗以上か否かを判定する(ステップS210)。BERが1eの6乗未満の場合(ステップS201:否定)、故障原因特定部114は、監視対象の光モジュール202に故障は発生していないと判定して、ステップS212へ進む。
これに対して、BERが1eの6乗以上の場合(ステップS210:肯定)、図9に示した状態と同じであり、故障原因特定部114は、監視対象の光モジュール202について相性問題の異常が発生していることを出力装置4に報知させる(ステップS211)。
その後、故障原因特定部114は、全ての監視対象の光モジュール202の確認が完了したか否かを判定する(ステップS212)。確認が完了していない光モジュール202が存在する場合(ステップS212:否定)、故障原因特定部114は、ステップS201へ進む。
これに対して、全ての監視対象の光モジュール202の確認が完了した場合(ステップS212:肯定)、故障原因特定部114は、今回の故障原因の特定処理を終了する。
以上に説明したように、本実施例に係る情報処理装置は、光モジュールの故障予兆を検知した場合に、詳細ログ情報の収集を開始し、詳細ログ情報を用いて光モジュールの故障検出及び故障原因の特定を行う。これにより、管理者は、故障原因の通知を受けて光モジュールの故障原因を把握することができ、再現試験などの煩雑な処理を行わずとも故障原因の特定ができる。また、情報処理装置により故障原因が特定されるため、管理者の判断に依らずに均一な判断結果を得ることができる。さらに、故障予兆が発生した後に詳細ログ情報の収集が行われるので、情報処理装置に係る負荷を軽減することができる。そして、故障予兆発生後には詳細ログ情報が蓄積されるので、管理者は、故障への対応において詳細ログ情報を用いることができ、通常のログ情報を用いた対応よりもより適切な対応を行うことができる。
1 情報処理装置
4 出力装置
5 バス
10 サービスプロセッサ
11 制御部
12 記憶部
13 通信部
21,22 CPUグループ
31,32 光ケーブル
111 ログ監視部
112 ログ監視制御部
113 故障予兆検出部
114 故障原因特定部
115 障害ログ取得部
121 閾値テーブル
122 監視設定テーブル
211,221 CPU
202,212,222 光モジュール
213,223 レンズブロック
214,215,224,225 制御部
216,226 温度センサ
217,227 送信側ポート
218,228 受信側ポート
219,229 ポート

Claims (6)

  1. 光送信装置、前記光送信装置と光通信路を介して接続される光受信装置、並びに、前記光送信装置及び前記光受信装置を制御する制御装置を有する光送受信システムであって、
    前記制御装置は、
    前記光受信装置に関する第1情報を取得し、取得した前記第1情報を基に、前記光受信装置に関する故障予兆を検出する予兆検出部と、
    前記予兆検出部により故障予兆が検出された場合、前記光受信装置に関する第2情報を取得し、取得した前記第2情報を基に前記光受信装置に関する故障原因の特定を行う特定部と
    を備えたことを特徴とする光送受信システム。
  2. 前記第1情報は、前記光受信装置の状態を表す情報であり、
    前記第2情報は、前記光受信装置の前記第1情報よりも情報量が多い
    ことを特徴とする請求項1に記載の光送受信システム。
  3. 前記予兆検出部は、前記第1情報を第1周期で収集し、
    前記特定部は、前記第1周期よりも短い第2周期で前記第1情報を収集して前記第2情報とする
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の光送受信システム。
  4. 前記特定部は、前記第2情報に含まれる異なる種類の複数の状態情報と各前記状態情報のそれぞれについて予め決められた閾値とを比較し、個々の比較結果又は各比較結果の組み合わせを基に故障原因の特定を行うことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の光送受信システム。
  5. 光送信装置から送出された光信号を光通信路を用いて受信する受信部と、
    前記受信部による前記光信号の受信の状態を表す第1情報を取得し、取得した前記第1情報を基に、前記受信部に関する故障予兆を検出し、故障予兆を検出した場合、第2情報を取得し、取得した前記第2情報を基に前記受信部に関する故障原因を特定する制御装置からの指示を受けて、前記第1情報又は前記第2情報を前記制御装置へ送信する情報通知部と
    を備えたことを特徴とする光通信装置。
  6. 光通信装置と光通信路を介して接続される光受信装置に関する第1情報を取得し、
    取得した第1情報を基に、前記光受信装置に関する故障の予兆である故障予兆を検出し、
    故障予兆があると判定した場合、前記光受信装置に関する第2情報を取得し、
    取得した前記第2情報を基に前記光受信装置に関する故障原因の特定を行う
    ことを特徴とする故障検出方法。
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