JP6142593B2 - センサー - Google Patents

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Description

本発明は、センサーに関する。
赤外線センサー又はテラヘルツセンサーは、その検出原理によって量子型と熱型とに大別される。このうち熱型は、ノイズ対策のための冷却が不要であることから注目を集めている。例えば、熱型の一つである焦電型の赤外線センサーは、人感センサー等で普及しており、人体から輻射される波長10μm付近の赤外線を検出することで、人体の存在や温度の情報を非接触で取得できる。このような焦電型の赤外線センサーは、熱電変換素子(以下、焦電素子と称することがある)を具備する。
焦電素子は、赤外線の熱エネルギーを吸収して温度変化を生じ、この温度変化に応じた電荷を誘起する性質を有している。焦電素子を構成する材料として、例えば組成式Pb(Zr,Ti)Oで表されるチタン酸ジルコン酸鉛(以下、PZTと略記する)が比較的大きな焦電係数が得られることが知られている。
しかしながら、近年、高感度化や高応答性等の観点から、赤外線センサーにおける焦電材料の一画素の大きさが非常に小さくなり、バルクからの製造が困難となる。そこで、スピンコート法により製造したPZTを焦電材料とする焦電センサーが提案されている(特許文献1参照)。
特表2003−530538号公報
しかしながら、特許文献1に記載されるような薄膜化したPZTを用いた場合、赤外線センサーの良好な感度を実現することが困難であるという問題があった。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、薄膜化しても赤外線センサーの感度を向上させることができるセンサーを提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の態様は、第1電極、第2電極、及び前記第1電極及び前記第2電極の間に設けられ、強誘電体からなる強誘電体膜を具備する強誘電体素子と、前記強誘電体素子に発生した電荷を読み出す検出手段とを備え、前記検出手段は、前記強誘電体膜の分極方向を揃える第1の電圧と、分極方向が揃えられた強誘電体膜の少なくとも一部の分極を反転させる第2の電圧とを印加して読み出しを行うことを特徴とするセンサーにある。
かかる態様では、強誘電体膜の分極方向を揃える第1の電圧と、分極方向が揃えられた強誘電体膜の少なくとも一部の分極を反転させる第2の電圧とを印加して読み出しを行うことで、温度変化による抗電圧の変化に基づく反転分極量により温度を検出でき、センサーの感度を向上させることができる。
ここで、前記第2の電圧は、前記強誘電体膜の抗電圧の0.5倍以上、1.5倍以下であることが好ましい。これによれば、分極が揃った状態の一部を反転することができ、温度変化による抗電圧の変化に基づく反転分極量により温度をより再現性よく検出できる。
また、前記第1の電圧は、前記強誘電体膜の抗電圧の5倍以上であることが好ましい。これによれば、強誘電体膜の分極を揃えることができ、温度変化による抗電圧の変化に基づく反転分極量により温度をより再現性よく検出できる。
また、前記強誘電体膜として、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)、タンタル酸ニオブ酸ストロンチウムビスマス(SBTN)を用いるのが好ましい。これによれば、温度変化による抗電圧の変化に基づく反転分極量により温度をより確実に検出でき、センサーの感度を向上させることができる。
また、前記強誘電体膜として、非鉛であって、ビスマス、鉄、バリウム及びチタンを含むペロブスカイト構造の複合酸化物を用いるのが好ましい。これによれば、非鉛のセンサーが実現され、温度変化による抗電圧の変化に基づく反転分極量により温度をより確実に検出でき、センサーの感度を向上させることができる。
本発明の実施形態に係る赤外線センサーの概略構成を示す図である。 本発明の赤外線センサーの読み出し原理を説明する図である。 本発明の実施形態に係る電圧印加の例を示す図である。 本発明の実施形態に係るセンサーデバイスの構成例を示す図である。 センサーデバイスを含む電子機器の構成例を示す図である。 実施例1で読み出しに使用したパルスを示す図である。 実施例1の検出結果を示す図である。 実施例2で読み出しに使用したパルスを示す図である。 実施例2の検出結果を示す図である。
以下、図1から図5に基づいて、本発明の実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態は、本発明の一態様を示すものであり、この発明を限定するものではなく、本発明の範囲内で任意に変更することが可能である。尚、図1から図5の構成部材で同一の部材には同一符号を付してあり、適宜説明が省略されている。
図1は、本発明の実施形態に係るセンサーの一例である赤外線センサーの概略構成を示す図である。
図に示すように、赤外線センサー1は、強誘電体素子10と、検出手段20とを具備する。強誘電体素子10は、第1電極11と、第2電極12と、これらの間に設けられた強誘電体膜13とを具備する。また、検出手段20は、第1電極11に接続される行線WLと、第2電極12に接続される列線DLと、列線DLに接続される検出回路21とを具備する。
本発明の赤外線センサー1は、構成上は従来の焦電センサーに類似するが、検出原理、検出手段が全く異なる新規なものである。
従来の焦電センサーでは、焦電膜(強誘電体膜)の分極量の温度により変化量を検出して温度の変化を測定するものであるのに対し、本発明の赤外線センサー1は、強誘電体膜13の抗電圧Vcが温度により変化することに着目し、強誘電体膜13の分極方向を揃える第1の電圧と、分極方向が揃えられた強誘電体膜13の少なくとも一部の分極を反転させる第2の電圧とを印加して読み出しを行うことにより、温度によって抗電圧Vcが変化し、第2の電圧の印加による反転する分極量の変化(Δp)を温度の変化として検出するものである。
この原理を図2に示す。図2に示すように、強誘電体膜13は、ヒステリシス曲線を有するが、第1の電圧V1を印加すると、強誘電体膜13はヒステリシス曲線上において分極が一方向に飽和する。続いて、第2の電圧V2を印加すると、ヒステリシス曲線上で分極の一部が変転する。この様子について温度T1の場合と、T1より高い温度である温度T2の場合を図示している。温度T1の場合の抗電圧Vc1と比較して温度T2の場合の抗電圧Vc2は電圧ゼロに近づき、これにより分極の反転は、温度T1と比較して温度T2のときに大きくなる。したがって、第1の電圧V1のときの分極量を基準として、第2の電圧V2のときの分極量を発生する電荷量の違いとして読み出すと、温度の変化が検出できる。この時の分極量の温度による変化量は、詳細は後述するが、強誘電体膜13として、PZTを用いた場合、従来の焦電センサーの場合と比較して180倍に登ることが確認された。
このように本発明の赤外線センサー1は、検出原理を変更することにより、従来の焦電センサーより著しく感度の向上したものとなる。
ここで、本発明の検出手段20により印加される第1の電圧V1は、待機時に常に印加するようにしてもよいし、第2の電圧V2を印加する直前に印加してもよい。第1の電圧V1の電圧、印加時間は、強誘電体膜13の分極を揃えることができれば特に限定されないが、抗電圧Vcの5倍以上の電圧であり、印加時間は、検出手段20の全体の容量に依存するので一概には規定できないが、容量が十分に小さければナノ秒オーダーも可能である。また、第2の電圧V2は、例えば、強誘電体膜13の抗電圧の0.5倍から1.5倍程度の電圧でよいが、印加時間は、検出手段20の全体の容量に依存するので一概には規定できないが、容量が十分に小さければやはりナノ秒オーダー〜マイクロ秒オーダーも可能であり、またミリ秒〜秒オーダーの比較的長い印加時間でも安定な現象であり問題ない。
図3には、第1の電圧V1及び第2の電圧V2の印加のタイミングチャートの例を示す。
図3(a)は、列線DLに第1の電圧V1をパルス波形で印加し、行線WLに第2の電圧V2を第1の電圧V1の印加が終了する前に重ねてパルス波形で印加するものである。
図3(b)は、列線DLに第1の電圧V1をパルス波形で印加し、その後、行線WLに第2の電圧V2をパルス波形で印加する例である。
なお、図3は、列線DLを介して第2電極12に第1の電圧V1を印加し、行線WLを介して第1電極11に第2の電圧V2を印加するように表したが、第1電極11又は第2電極12のいずれかに第1の電圧V1及び第2の電圧V2の両者を合わせたパルス波形を印加するようにしてもよい。
第1電極11及び第2電極12は、導電性を有する材料を用いることができ、具体的にはPt、Ti、Cr、Al、Au、Cu等を用いることができる。このような第1電極11及び第2電極12は、層状又は薄膜状である。尚、これらの形状、材料、厚さ等は、本発明の要旨を変更しない限りにおいて変更することができる。
ここで、本発明の実施形態において、第1電極11及び第2電極12の間に設けられた強誘電体膜13は、強誘電体材料からなるものであれば、特に限定されない。例えば、従来技術となる焦電センサーに用いられているチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)やタンタル酸ニオブ酸ストロンチウムビスマス(SBTN)を用いることができる。また、非鉛系の強誘電体、例えば、ビスマス、鉄、バリウム及びチタンを含むペロブスカイト構造の複合酸化物などを用いることができる。
このような強誘電体膜13は、例えば有機金属化合物を溶媒に溶解・分散した溶液を塗布乾燥し、さらに高温で焼成することで金属酸化物からなる焦電材料を得る、MOD(Metal−Organic Decomposition)法を用いて形成できる。尚、焦電膜の製造方法は、MOD法に限定されず、例えば、ゾル−ゲル法や、レーザアブレーション法、スパッタリング法、パルス・レーザー・デポジション法(PLD法)、CVD法、エアロゾル・デポジション法などを用いてもよい。
次に、図4を用いて、強誘電体素子10を用いたセンサーデバイスについて説明する。図4は、センサーデバイス30の構成例を示している。なお、センサーデバイスは図4の構成に限定されず、その構成要素の一部を省略、他の構成要素に置換、他の構成要素を追加する等の種々の変形実施が可能である。
図4に示すように、センサーデバイス30は、センサーアレイ31と、行選択回路(行ドライバー)32と、読み出し回路33とを備えている。また、センサーデバイス30は、A/D変換部34及び制御回路35を含むことができる。このセンサーデバイス30を用いることで、例えばナイトビジョン機器などに用いられる赤外線カメラなどを実現できる。
センサーアレイ31には、複数のセンサーセルが配列(配置)される。また複数の行線(ワード線、走査線)WLと複数の列線(データ線)DLが設けられる。尚、列線DLの本数が1本であってもよい。例えば行線WLが1本である場合には、図4(a)において行線に沿った方向(横方向)に複数のセンサーセルが配列される。一方、列線DLが1本である場合には、列線DLに沿った方向(縦方向)に複数のセンサーセルが配列される。
センサーアレイ31の各センサーセルは、各行線と各列線の交差位置に対応する場所に配置(形成)される。例えば図4(b)のセンサーセルSは、行線WL1と列線DL1の交差位置に対応する場所に配置されている。他のセンサーセルも同様である。図4においては図示が省略されているが、このセンサーセルSに、上記の強誘電体素子が設けられている。
行選択回路32は、1又は複数の行線に接続される。そして各行線の選択動作を行う。例えば図4(b)のようなQVGA(320×240画素)のセンサーアレイ31を例にとれば、行線WL0、WL1、WL2・・・・WL239を順次選択(走査)する動作を行う。すなわち、これらの行線を選択する信号(ワード選択信号)をセンサーアレイ31に出力する。
読み出し回路33は、複数の列線に接続される。そして各列線の読み出し動作を行う。QVGA(320×240ピクセル)のセンサーアレイを例にとれば、列線DL0、DL1、DL2・・・・DL319からの検出信号を読み出す動作を行う。例えば読み出し回路33には、図示は省略するが、複数の列線の各列線に対応して各増幅回路が設けられる。そして、各増幅回路は、対応する列線の信号の増幅処理を行う。
A/D変換部34は、読み出し回路33において取得された検出電圧をデジタルデータにA/D変換する処理を行う。そしてA/D変換後のデジタルデータDOUTを出力する。具体的には、A/D変換部34には、複数の列線の各列線に対応して各A/D変換器が設けられる。そして、各A/D変換器は、対応する列線において読み出し回路33により取得された検出電圧のA/D変換処理を行う。尚、複数の列線に対応して1つのA/D変換器を設け、この1つのA/D変換器を用いて、複数の列線の検出電圧を時分割にA/D変換してもよい。また読み出し回路33の増幅回路を設けないで、各列線の信号を直接にA/D変換部34の各A/D変換器に入力するようにしてもよい。
制御回路35は、各種の制御信号を生成して、行選択回路32、読み出し回路33、A/D変換部34に出力する。例えば、各回路のタイミングを制御する信号などを生成して出力する。
以上説明した強誘電体素子10を用いたセンサーデバイスによれば、センサーアレイ31に配置された強誘電体素子10毎の温度変化を測定できるので、例えばナイトビジョン機器などに用いられる赤外線カメラなどを実現できる。
図5に本実施形態のセンサーデバイスを含む電子機器の構成例を示す。この電子機器は、例えば赤外線カメラであって、光学系200、センサーデバイス210、画像処理部220、処理部230、記憶部240、操作部250、表示部260を含む。なお本実施形態の電子機器は図5の構成に限定されず、その構成要素の一部(例えば光学系、操作部、表示部等)を省略したり、他の構成要素を追加するなどの種々の変形実施が可能である。
光学系200は、例えば1又は複数のレンズや、これらのレンズを駆動する駆動部などを含む。そしてセンサーデバイス210への物体像の結像などを行う。また必要であればフォーカス調整なども行う。
センサーデバイス210は、図4等で説明したものであり、物体像の撮像処理を行う。画像処理部220は、センサーデバイス210からのデジタルの画像データ(画素データ)に基づいて、画像補正処理などの各種の画像処理を行う。
処理部230は、電子機器の全体の制御を行ったり、電子機器内の各ブロックの制御を行う。この処理部230は、例えばCPU等により実現される。記憶部240は、各種の情報を記憶するものであり、例えば処理部230や画像処理部220のワーク領域として機能する。操作部250は、ユーザーが電子機器を操作するためのインターフェースとなるものであり、例えば各種ボタンやGUI(Graphical User Interface)画面などにより実現される。表示部260は、例えばセンサーデバイス210により取得された画像やGUI画面などを表示するものであり、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイなどの各種ディスプレイや投射型表示装置などにより実現される。
なお本実施形態は、FPA(Focal Plane Array:焦点面アレイ)を用いた赤外線カメラや赤外線カメラを用いた電子機器に適用できる。赤外線カメラを適用した電子機器としては、例えば夜間の物体像を撮像するナイトビジョン機器、物体の温度分布を取得するサーモグラフィー機器、人の侵入を検知する侵入検知機器、物体の物理情報の解析(測定)を行う解析機器(測定機器)、火や発熱を検知するセキュリティー機器、工場などに設けられるFA(Factory Automation)機器などが想定できる。ナイトビジョン機器を車載機器に適用すれば、車の走行時に夜間の人等の姿を検知して表示することができる。またサーモグラフィー機器に適用すれば、インフルエンザ検疫等に利用することができる。
なお、以上のように本実施形態について詳細に説明したが、本発明の新規事項及び効果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは当業者には容易に理解できるであろう。従って、このような変形例はすべて本発明の範囲に含まれるものとする。例えば、明細書又は図面において、少なくとも一度、より広義又は同義な異なる用語と共に記載された用語は、明細書又は図面のいかなる箇所においても、その異なる用語に置き換えることができる。また検出装置、センサーデバイス及び電子機器の構成、動作も本実施形態で説明したものに限定されず、種々の変形実施が可能である。
以下、実施例を示すが、本発明は以下の例により限定されるものではない。
(実施例1)
強誘電体膜として、膜厚110nmのSrBiTa1.6Nb0.4(以下SBTNとする)薄膜を用いた強誘電体素子の読み出し分極量を、図6に示すパルスで測定した。測定温度は26℃、29℃、32℃の3水準を用いた。なお、本測定で用いた強誘電体膜のマイナス側の抗電圧は約−0.55Vである。
結果を図7に示す。従来技術の使用方法に近い、V2=0Vでの測定結果はdP/dT=15nC/cm/Kであるのに対し、V2=−0.5Vにすると、dP/dT=138nC/cm/Kという大きな温度変化が得られた。
(実施例2)
強誘電体膜として、膜厚150nmのPbZr0.4Ti0.6(以下PZTとする)膜を用いた強誘電体素子の読み出し分極量を、図8に示すパルスで測定した。測定温度は26℃、29℃、32℃の3水準を用いた。なお、本測定で用いた薄膜のマイナス側の抗電圧は約−0.80Vである。
結果を図9に示す。従来技術の使用方法に近い、V2=0Vでの測定結果はdP/dT=23nC/cm/Kであるが、V2=−0.8Vにすると、dP/dT=3747nC/cm/Kという極めて大きな温度変化が得られることが確認された。
以上、実施例で示したように、本発明のセンサーによれば、強誘電体素子の読み出し分極量の温度係数を極めて大きくすることができる。このことにより、強誘電体素子についてより大きなS/N比を稼ぐことができ、強誘電体素子の高性能化、小型化等につなぐことができる。
本発明は、温度センサー、赤外線センサー他各種光センサー等、従来の焦電素子を用いる各種用途に用いることができる。
1 赤外線センサー、 10 強誘電体素子、 11 第1電極、 12 第2電極、 13 強誘電体膜、 20 検出手段、 21 検出回路

Claims (5)

  1. 第1電極、第2電極、及び前記第1電極及び前記第2電極の間に設けられ、強誘電体か
    らなる強誘電体膜を具備する強誘電体素子と、前記強誘電体素子に発生した電荷を読み出
    す検出手段とを備え、
    前記検出手段は、前記強誘電体膜の分極方向を揃える第1の電圧と、分極方向が揃えら
    れた強誘電体膜の少なくとも一部の分極を反転させる第2の電圧とを印加して読み出しを
    い、前記第2の電圧は、前記強誘電体膜の抗電圧の0.5倍以上、1.5倍以下であることを特徴とするセンサー。
  2. 第1電極、第2電極、及び前記第1電極及び前記第2電極の間に設けられ、強誘電体か
    らなる強誘電体膜を具備する強誘電体素子と、前記強誘電体素子に発生した電荷を読み出
    す検出手段とを備え、
    前記検出手段は、前記強誘電体膜の分極方向を揃える第1の電圧と、分極方向が揃えら
    れた強誘電体膜の少なくとも一部の分極を反転させる第2の電圧とを印加して読み出しを
    行い、前記第1の電圧は、前記強誘電体膜の抗電圧の5倍以上であることを特徴とするセンサー。
  3. 第1電極、第2電極、及び前記第1電極及び前記第2電極の間に設けられ、強誘電体か
    らなる強誘電体膜を具備する強誘電体素子と、前記強誘電体素子に発生した電荷を読み出
    す検出手段とを備え、
    前記検出手段は、前記強誘電体膜の分極方向を揃える第1の電圧と、分極方向が揃えら
    れた強誘電体膜の少なくとも一部の分極を反転させる第2の電圧とを印加して読み出しを
    行い、前記第1の電圧は、前記強誘電体膜の抗電圧の5倍以上であり、前記第2の電圧は、前記強誘電体膜の抗電圧の0.5倍以上、1.5倍以下であることを特徴とするセンサー。
  4. 前記強誘電体膜として、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)、タンタル酸ニオブ酸ストロ
    ンチウムビスマス(SBTN)を用いた請求項1〜の何れか一項に記載のセンサー。
  5. 前記強誘電体膜として、非鉛であって、ビスマス、鉄、バリウム及びチタンを含むペロ
    ブスカイト構造の複合酸化物を用いた請求項1〜3の何れか一項に記載のセンサー。
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