JP6142544B2 - 設定方法、通信システムおよび通信装置 - Google Patents

設定方法、通信システムおよび通信装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6142544B2
JP6142544B2 JP2013009669A JP2013009669A JP6142544B2 JP 6142544 B2 JP6142544 B2 JP 6142544B2 JP 2013009669 A JP2013009669 A JP 2013009669A JP 2013009669 A JP2013009669 A JP 2013009669A JP 6142544 B2 JP6142544 B2 JP 6142544B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication device
communication
wireless device
storage unit
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2013009669A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014143500A (ja
Inventor
忠行 坂間
忠行 坂間
洋輝 林
洋輝 林
由有人 根岸
由有人 根岸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2013009669A priority Critical patent/JP6142544B2/ja
Priority to US14/098,110 priority patent/US9621416B2/en
Publication of JP2014143500A publication Critical patent/JP2014143500A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6142544B2 publication Critical patent/JP6142544B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L41/00Arrangements for maintenance, administration or management of data switching networks, e.g. of packet switching networks
    • H04L41/08Configuration management of networks or network elements
    • H04L41/0803Configuration setting
    • H04L41/0806Configuration setting for initial configuration or provisioning, e.g. plug-and-play
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L41/00Arrangements for maintenance, administration or management of data switching networks, e.g. of packet switching networks
    • H04L41/08Configuration management of networks or network elements
    • H04L41/085Retrieval of network configuration; Tracking network configuration history
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L61/00Network arrangements, protocols or services for addressing or naming
    • H04L61/50Address allocation
    • H04L61/5007Internet protocol [IP] addresses
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L61/00Network arrangements, protocols or services for addressing or naming
    • H04L61/50Address allocation
    • H04L61/5046Resolving address allocation conflicts; Testing of addresses

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

本発明は、設定方法、通信システムおよび通信装置に関する。
従来、無線ネットワークとの接続を開始する前の段階で、無線中継機のMAC(Media Access Control:メディアアクセス制御)アドレスを機器アドレスとして初期設定する技術が知られている(たとえば、下記特許文献1参照。)。
また、多重無線装置は、たとえば、屋内に設置する装置(IDU:In Door Unit)と屋外に設置する装置(ODU:Out Door Unit)とによって構成されていた。IDUおよびODUによる構成では、たとえば、多重無線装置の処理設定情報であるプロビジョニングデータの書き込みが、IDUのポートにPC(Personal Computer)を接続することによって行われる。このため、故障等で装置交換を行う際のプロビジョニングデータの再書き込みは屋内で実施可能である。
一方、多重無線装置の利用形態の変化により、設置が簡単な、IDUの機能を包含したODUのみで構成された多重無線装置が求められている。
特開2012−10140号公報
しかしながら、上述した従来技術では、無線装置の故障等により無線装置を交換した場合に、交換した無線装置のネットワーク設定を自動的に行うことができない。このため、たとえば無線装置が屋外に設置されていると、交換した無線装置のネットワーク設定が困難である。
本発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、交換した無線装置の設定を自動的に行うことができる設定方法、通信システムおよび通信装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明の一側面によれば、第1通信装置が、自装置の第1記憶部に記憶された設定情報に基づいて第2通信装置と通信を行い、前記設定情報を前記第2通信装置へ送信し、前記第2通信装置が、前記第1通信装置によって送信された設定情報を第2記憶部に記憶し、前記第1通信装置の装置を交換した後の前記第1通信装置が、前記第2記憶部に記憶された設定情報を前記第2通信装置から受信し、受信した前記設定情報を前記交換後の前記第1通信装置の前記第1記憶部に記憶する設定方法、通信システムおよび通信装置が提案される。
本発明の一側面によれば、交換した無線装置の設定を自動的に行うことができる。
実施の形態にかかる通信システムの一例を示す図である。 図1−1に示した実施の形態にかかる通信システムにおける信号の流れの一例を示す図である。 通信システムの適用例を示す図である。 通常運用時における通信システムの状態の一例を示す図である。 装置故障時における通信システムの状態の一例を示す図である。 装置交換時における通信システムの状態の一例を示す図である。 ネットワークパラメータ統一時における通信システムの状態の一例を示す図である。 ライン側ポート切断時における通信システムの状態の一例を示す図である。 ライン側ポートの切断を行わない場合のアドレスの衝突の一例を参考として示す図である。 ライン側ポートの切断を行わない場合のアドレスの衝突の他の例を参考として示す図である。 プロビジョニングデータの一例を示す図である。 無線装置の構成の一例を示す図である。 図4−1に示した無線装置における信号の流れの一例を示す図である。 無線装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 無線装置の処理の一例を示すフローチャートである。 図5に示した装置起動時フローの一例を示すフローチャートである。 図5に示したプロビジョニングデータ同期(送信)フローの一例を示すフローチャートである。 図5に示したプロビジョニングデータ同期(受信)フローの一例を示すフローチャートである。 図5に示したプロビジョニングデータ送信フローの一例を示すフローチャートである。 通信システムによるプロビジョニングデータの受け渡し処理の一例を示すシーケンス図である。 通信システムによる設定処理の一例を示すシーケンス図(その1)である。 通信システムによる設定処理の一例を示すシーケンス図(その2)である。 通信システムによる異常時の処理例1を示すシーケンス図である。 通信システムによる異常時の処理例2を示すシーケンス図である。
以下に、本発明にかかる設定方法、通信システムおよび通信装置の実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態)
(実施の形態にかかる通信システム)
図1−1は、実施の形態にかかる通信システムの一例を示す図である。図1−2は、図1−1に示した実施の形態にかかる通信システムにおける信号の流れの一例を示す図である。図1−1,図1−2に示すように、実施の形態にかかる通信システム100は、第1通信装置110と、第2通信装置120と、第3通信装置101と、第4通信装置102と、を含む。
第1通信装置110および第2通信装置120は、互いに無線通信を行う。また、第1通信装置110は第3通信装置101に接続されている。第3通信装置101は、たとえば、ネットワークを構成する機器で第1通信装置110に接続された通信装置である。第2通信装置120は第4通信装置102に接続されている。第4通信装置102は、ネットワークに含まれ第2通信装置120に接続された通信装置でもよい。
<第1通信装置110>
第1通信装置110は、第1記憶部111と、設定部112と、通信部113と、を備えている。第1記憶部111には、初期状態(たとえば工場出荷時)においては所定の初期値が記憶されている。
設定部112は、第1通信装置110(自装置)へ設定情報が入力された場合に、第1記憶部111に記憶された初期値を、入力された設定情報に書き換える。第1通信装置110への設定情報の入力は、たとえば、第1通信装置110に接続されたPCからの入力等、第1通信装置110のユーザによる入力である。設定情報は、第1通信装置110のネットワーク設定に用いる情報である。たとえば、設定情報は、通信システム100の通信における第1通信装置110のアドレスを含むプロビジョニングデータである。
通信部113は、第1記憶部111に記憶された設定情報に基づいて、第2通信装置120と無線による通信を行う。また、通信部113は、第1記憶部111に記憶された設定情報を第2通信装置120へ送信する。
また、通信部113は、第1記憶部111に記憶された設定情報に基づいて、第3通信装置101との間で有線による通信を行う。ただし、通信部113による第3通信装置101との通信は無線による通信であってもよい。
また、通信部113は、第1通信装置110の起動時に、第1記憶部111に初期値が記憶されているか否かを判断する。初期値ではなく設定部112に設定された設定情報が第1記憶部111に記憶されていた場合は、通信部113は、第1記憶部111に記憶された設定情報を用いて第2通信装置120および第3通信装置101との通信を行う。
また、第1記憶部111に初期値が記憶されていた場合は、通信部113は、第2通信装置120の第2記憶部122に記憶された設定情報を第2通信装置120から受信する。たとえば、通信部113は、第2通信装置120に対して要求信号を送信することによって設定情報を第2通信装置120から受信する。たとえば、通信部113は、第1記憶部111に記憶された初期値に基づくアドレスを自装置に設定して第2通信装置120へ要求信号を送信する。
通信部113が第2通信装置120から設定情報を受信すると、設定部112は、第1記憶部111に記憶された初期値を、通信部113によって受信された設定情報に書き換える。通信部113は、設定部112によって書き換えられた第1記憶部111の設定情報に基づいて第2通信装置120および第3通信装置101と通信を行う。
<第2通信装置120>
第2通信装置120は、通信部121と、第2記憶部122と、を備えている。通信部121は、第1通信装置110と無線による通信を行う。また、通信部121は、第1通信装置110の設定情報を第1通信装置110から受信する。通信部121は、受信した設定情報を第2記憶部122に記憶させる。
また、通信部121は、第4通信装置102との間で有線による通信を行う。ただし、通信部121による第4通信装置102との通信は無線による通信であってもよい。また、通信部121は、第1通信装置110から設定情報の要求情報を受信すると、第2記憶部122に記憶された第1通信装置110の設定情報を第1通信装置110へ送信する。
これにより、第1通信装置110の装置交換が行われた場合に、交換後の第1通信装置110は、交換前の第1通信装置110が第2通信装置120へ送信した設定情報を、第2通信装置120から受信して自装置に設定することができる。このため、第1通信装置110の交換時のネットワーク設定を自動的に行うことができる。
したがって、第1通信装置110の交換時の作業量を低減することができる。このため、たとえば第1通信装置110が鉄塔上等の作業困難な場所に設置されていても、高所での作業時間の低減や、作業ミスによるPCの落下等の危険の低減を図ることができる。
また、交換後の第1通信装置110の第1記憶部111に記憶された初期値に基づくアドレスが、第3通信装置101などと通信できない暫定的なアドレスであり、IP(Internet Protocol)ネットワーク経由等で遠隔操作ができない場合もある。この場合も、第1通信装置110と第2通信装置120との通信のみで、第1通信装置110に対して通信可能な設定情報を書き込むことができる。
<アドレス衝突の回避>
通信部113は、第1記憶部111に記憶された初期値に基づくアドレスを自装置に設定する場合に、第3通信装置101との通信経路を切断してもよい。これにより、初期値に基づいて設定した第1通信装置110のアドレスが、第3通信装置101や、第3通信装置101に接続された他の通信装置のアドレスと衝突することを回避することができる。また、第2通信装置120のアドレスが、第3通信装置101や、第3通信装置101に接続された他の通信装置のアドレスと衝突することを回避することができる。
また、通信部113は、第1記憶部111に記憶された初期値を受信した設定情報に書き換えた後に、第1記憶部111に記憶された設定情報に基づくアドレスを自装置に設定し、第3通信装置101との通信経路を接続する。これにより、第3通信装置101や、第3通信装置101に接続された他の通信装置のアドレスと衝突しないアドレスを自装置に設定した後に、第3通信装置101との通信を開始することができる。
また、通信部121は、第1通信装置110の初期値に基づくアドレスが設定された第1通信装置110と通信可能なアドレスを自装置に設定する場合に、第4通信装置102との通信経路を切断してもよい。これにより、第1通信装置110の初期値に基づくアドレスに対応して設定した第2通信装置120のアドレスが、第4通信装置102や、第4通信装置102に接続された他の通信装置のアドレスと衝突することを回避することができる。また、第1通信装置110のアドレスが、第4通信装置102や、第4通信装置102に接続された他の通信装置のアドレスと衝突することを回避することができる。
また、通信部121は、第4通信装置102との通信経路を切断して設定情報を送信した後に、第4通信装置102と通信可能なアドレスを自装置に設定し、第4通信装置102との通信経路を接続する。これにより、第4通信装置102や、第4通信装置102に接続された他の通信装置のアドレスと衝突しないアドレスを自装置に設定した後に、第4通信装置102との通信を開始することができる。
(通信システムの適用例)
図2−1は、通信システムの適用例を示す図である。図1−1,図1−2に示した通信システム100は、たとえば図2−1〜図2−8に示す通信システム200に適用することができる。図2−1に示すように、通信システム200は、無線装置211(#A)と、無線装置221(#B)と、を含む。
無線装置211は、ネットワーク212(NETWORK)を介して他のネットワーク装置(NE:Network Element)等に接続されている。無線装置221は、ネットワーク222(NETWORK)を介して他のNE等に接続されている。
図1−1,図1−2に示した第1通信装置110は、たとえば図2−1では無線装置211に対応する。図1−1,図1−2に示した第2通信装置120は、たとえば図2−1では無線装置221に対応する。図1−1,図1−2に示した第3通信装置101は、たとえば図2−1ではネットワーク212を構成する装置(図示せず)、第4通信装置102は、たとえば、ネットワーク222を構成する装置(図示せず)である。
無線装置211および無線装置221は、互いに無線通信が可能な無線回線を形成する。たとえば、無線装置211および無線装置221は、多重無線によって互いに通信を行う。
無線装置211は、自ODUに設定されたプロビジョニングデータ(#A)を記憶している。そして、無線装置211は、無線装置211の起動時にプロビジョニングデータ(#A)を用いてネットワーク設定を行い、ネットワーク212および無線装置221との間の通信を行う。
無線装置221は、自ODUに設定されたプロビジョニングデータ(#B)を記憶している。そして、無線装置221は、無線装置221の起動時にプロビジョニングデータ(#B)を用いてネットワーク設定を行い、ネットワーク222および無線装置211との間の通信を行う。
図2−1に示す状態においては、無線装置211にはネットワークパラメータ「10.XXX.XXX.XX1」が設定され、無線装置221にはネットワークパラメータ「10.XXX.XXX.XX2」が設定されている。ネットワークパラメータは、たとえばIPアドレスである。
図2−2は、通常運用時における通信システムの状態の一例を示す図である。図2−2において、図2−1に示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。図2−2に示すように、無線装置211は、通信システム200の通常運用時に自ODUのプロビジョニングデータ(#A)を無線装置221へ送信する。無線装置221は、無線装置211から送信されたプロビジョニングデータ(#A)を記憶(バックアップ)する。
また、無線装置221は、通常運用時に自ODUのプロビジョニングデータ(#B)を無線装置211へ送信する。無線装置211は、無線装置221から送信されたプロビジョニングデータ(#B)を記憶(バックアップ)する。
したがって、無線装置211および無線装置221のそれぞれは、プロビジョニングデータ(#A)およびプロビジョニングデータ(#B)の両方を記憶する。プロビジョニングデータの送信は、たとえば、無線装置211および無線装置221の間の無線回線における監視制御回線(たとえばIPネットワーク)を用いて行うことができる。
図2−3は、装置故障時における通信システムの状態の一例を示す図である。図2−3において、図2−2に示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。図2−3の符号231に示すように、無線装置211が故障したとする。そして、たとえば管理者により、無線装置211が、新しい無線装置211に交換されたとする。
図2−4は、装置交換時における通信システムの状態の一例を示す図である。図2−4において、図2−3に示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。図2−4に示すように、交換後の無線装置211のプロビジョニングデータは、工場出荷デフォルトのプロビジョニングデータになっている。
このとき、無線装置211と無線装置221との間のIPネットワークは確立されていない。このため、無線装置211と無線装置221との間では、無線のオーバーヘッドを利用したインバンド通信のみが可能である。
また、図2−4に示す状態においては、無線装置211には、工場出荷デフォルトプロビジョニングデータに基づくネットワークパラメータ「192.168.XXX.XX1」が設定されている。
図2−5は、ネットワークパラメータ統一時における通信システムの状態の一例を示す図である。図2−5において、図2−4に示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。図2−5に示すように、無線装置221は、ネットワークパラメータを一時的にプロビジョニングデータ設定用のネットワークパラメータ「192.168.XXX.XX2」に変更することにより、無線装置211と無線装置221との間のネットワークを確立する。
図2−6は、ライン側ポート切断時における通信システムの状態の一例を示す図である。図2−6において、図2−5に示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。図2−6の符号261に示すように、無線装置211は、ネットワーク212とのライン側ポートの切断を行う。これにより、無線装置211は、ネットワーク212に接続された他のNE等から切り離される。
また、符号262に示すように、無線装置221は、ネットワーク222とのライン側ポートの切断を行う。これにより、無線装置221は、ネットワーク222に接続された他のNE等から切り離される。
この状態で、無線装置221は、無線装置211との間で確立したネットワークを用いて、記憶していたプロビジョニングデータ(#A)およびプロビジョニングデータ(#B)を無線装置211へ送信する。無線装置211は、無線装置221から受信したプロビジョニングデータ(#A)およびプロビジョニングデータ(#B)を記憶する。
そして、無線装置211,221は、自律的に通常のプロビジョニング状態である図2−2の状態に戻り、運用を開始する。これにより、交換した無線装置211について、たとえばPC等を無線装置211に接続してプロビジョニングデータの書き込み作業を行わなくても、無線装置211のプロビジョニングデータを設定することができる。
(ライン側ポートの切断を行わない場合のアドレスの衝突)
図2−7は、ライン側ポートの切断を行わない場合のアドレスの衝突の一例を参考として示す図である。図2−7において、図2−6に示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。図2−7に示すように、ネットワーク212に接続された他のNE等のアドレスが「192.168.XXX.XX1」であったとする。
この場合は、仮に無線装置211によるライン側ポートの切断(図2−6参照)を行わなかった場合は、ネットワーク212に接続された他のNE等と、無線装置211と、の間でアドレスの衝突が発生する。
図2−8は、ライン側ポートの切断を行わない場合のアドレスの衝突の他の例を参考として示す図である。図2−8において、図2−7に示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。図2−8に示すように、ネットワーク222に接続された他のNE等のアドレスが「192.168.XXX.XX1」であったとする。
この場合は、仮に無線装置221によるライン側ポートの切断(図2−6参照)を行わなかった場合は、ネットワーク222に接続された他のNE等と、無線装置221と、の間でアドレスの衝突が発生する。
図2−7,図2−8に示したように、無線装置211,221においてそれぞれネットワーク212,222とのライン側ポートの切断を行わなかった場合は、無線装置211,221と他のNE等との間でアドレスの衝突が発生しうる。これに対して、無線装置211および無線装置221は、それぞれ無線装置211,221とのライン側ポートの切断を行う(図2−6参照)。これにより、アドレスの衝突を回避することができる。
(プロビジョニングデータ)
図3は、プロビジョニングデータの一例を示す図である。図3においては無線装置211のプロビジョニングデータ(#A)について説明するが、無線装置221のプロビジョニングデータ(#B)についても同様である。
図3に示すプロビジョニングデータ300は、無線装置211のプロビジョニングデータ(#A)である。プロビジョニングデータ300には、「IPアドレス」と、「ネットマスク」と、「デフォルトゲートウェイ」と、「回線速度」と、「MDI/MDI−X」と、「フロー制御」と、が含まれている。
「IPアドレス」は、無線装置211が通信システム200において用いるネットワークパラメータである。「ネットマスク」は、「IPアドレス」からネットワークアドレスを抽出するためのマスク値である。「デフォルトゲートウェイ」は、無線装置211のデフォルトの送信先となるゲートウェイのIPアドレスである。
「回線速度」は、回線の通信速度を示す。「MDI/MDI−X」は、ポートの種別(MDIまたはMDI−X)を示す。また、「MDI/MDI−X」が「Auto」である場合は、ポートの種別を自動的に判定することを示している。「フロー制御」は、フロー制御の有無を示す。
このように、プロビジョニングデータ300は、たとえばIPアドレスやポート設定などのネットワーク設定に用いる情報を含む。
(無線装置の構成)
図4−1は、無線装置の構成の一例を示す図である。図4−2は、図4−1に示した無線装置における信号の流れの一例を示す図である。図2−1〜図2−8に示した無線装置211および無線装置221のそれぞれは、たとえば図4−1,図4−2に示す無線装置410によって実現することができる。
無線装置410は、インターフェース部411と、無線部412と、スイッチ部413と、オーバーヘッド挿入/分離部414と、監視制御部415と、プロビジョニングデータ記憶部416と、を備える。
インターフェース部411は、無線装置410と他のネットワーク(たとえばネットワーク212,222)との有線通信を行うインターフェースである。たとえば、インターフェース部411は、ネットワークからの受信信号(NETWORK側受信信号)をスイッチ部413へ出力する。また、インターフェース部411は、スイッチ部413から出力された送信信号(NETWORK側送信信号)を他のネットワークへ送信する。
無線部412は、無線装置410と対向無線装置との間で無線通信を行う。たとえば、無線部412は、対向無線装置からの受信信号(オーバーヘッド付加無線側受信信号)をオーバーヘッド挿入/分離部414へ出力する。また、無線部412は、オーバーヘッド挿入/分離部414から出力された送信信号(オーバーヘッド付加無線側送信信号)を対向無線装置へ無線送信する。
スイッチ部413は、監視制御部415からのスイッチ制御情報に基づいて、主信号と制御信号の切り分けを行うスイッチである。たとえば、スイッチ部413は、インターフェース部411から出力された信号のうちの無線部412によって無線送信すべき信号(無線側送信信号)をオーバーヘッド挿入/分離部414へ出力する。また、スイッチ部413は、オーバーヘッド挿入/分離部414から出力された信号のうちのインターフェース部411によって送信すべき信号(NETWORK側送信信号)をインターフェース部411へ出力する。
また、スイッチ部413は、インターフェース部411またはオーバーヘッド挿入/分離部414から出力された信号のうちの無線装置410への制御信号(NETWORK/無線からの通信)を監視制御部415へ出力する。
オーバーヘッド挿入/分離部414は、無線部412から出力された受信信号(オーバーヘッド付加無線側受信信号)からオーバーヘッドを分離し、分離したオーバーヘッド(受信オーバーヘッド)を監視制御部415へ出力する。また、オーバーヘッド挿入/分離部414は、オーバーヘッドを分離した受信信号(無線側受信信号)をスイッチ部413へ出力する。
また、オーバーヘッド挿入/分離部414は、スイッチ部413から出力された送信信号(無線側送信信号)に、監視制御部415から出力されたオーバーヘッド(送信オーバーヘッド)を挿入する。そして、オーバーヘッド挿入/分離部414は、オーバーヘッドを挿入した送信信号(オーバーヘッド付加無線側送信信号)を無線部412へ出力する。
監視制御部415は、スイッチ部413およびオーバーヘッド挿入/分離部414の制御や無線装置410の全体の監視を行う。また、監視制御部415は、プロビジョニングデータ記憶部416へのプロビジョニングデータのバックアップおよびプロビジョニングデータ記憶部416からのプロビジョニングデータの読み出しを行う。監視制御部415の詳細な処理については後述する。
また、監視制御部415は、無線装置410に接続されたPC等を介して入力されたプロビジョニングデータをプロビジョニングデータ記憶部416に記憶させる。プロビジョニングデータ記憶部416は、無線装置410や対向無線装置のプロビジョニングデータを記憶する。
図1−1,図1−2に示した第1記憶部111は、たとえばプロビジョニングデータ記憶部416によって実現することができる。図1−1,図1−2に示した設定部112は、たとえば監視制御部415によって実現することができる。図1−1,図1−2に示した通信部113は、たとえばインターフェース部411、無線部412、スイッチ部413、オーバーヘッド挿入/分離部414および監視制御部415によって実現することができる。
図4−3は、無線装置のハードウェア構成の一例を示す図である。図4−1,図4−2に示した無線装置410は、たとえば図4−3に示す無線装置430によって実現することができる。無線装置430は、PHY431と、RF432と、L2SW433と、FPGA434と、CPU435と、メモリ436と、を備える。
図4−1,図4−2に示したインターフェース部411は、たとえばPHY431によって実現することができる。PHY431は、物理層の処理を行う回路である。図4−1,図4−2に示した無線部412は、たとえばRF432によって実現することができる。RF432は、RF(Radio Frequency:高周波)帯の無線信号を処理する回路である。
図4−1,図4−2に示したスイッチ部413は、たとえばL2SW433によって実現することができる。L2SW433は、レイヤ2のスイッチングを行うスイッチである。図4−1,図4−2に示したオーバーヘッド挿入/分離部414は、たとえばFPGA434(Field Programmable Gate Array)によって実現することができる。
図4−1,図4−2に示した監視制御部415は、たとえばCPU435(Central Processing Unit:中央処理装置)によって実現することができる。図4−1,図4−2に示したプロビジョニングデータ記憶部416は、たとえばメモリ436によって実現することができる。
(無線装置の処理)
図5は、無線装置の処理の一例を示すフローチャートである。無線装置410は、たとえば起動時に、監視制御部415の制御によって以下の各ステップを実行する。図5において、無線装置410が無線装置211である場合は無線装置221を対向無線装置と称し、無線装置410が無線装置221である場合は無線装置211を対向無線装置と称する(以降のフローチャートにおいても同様)。
まず、無線装置410は、装置起動時フローを実行する(ステップS501)。ステップS501の装置起動時フローについては後述する(図6参照)。つぎに、無線装置410は、一定時間を計時する同期タイマを起動する(ステップS502)。つぎに、無線装置410は、ステップS502によって起動した同期タイマが満了したか否かを判断する(ステップS503)。
ステップS503において、同期タイマが満了していない場合(ステップS503:No)は、無線装置410は、ステップS505へ移行する。同期タイマが満了した場合(ステップS503:Yes)は、無線装置410は、プロビジョニングデータ同期(送信)フローを実行する(ステップS504)。このとき、無線装置410は、同期タイマを再起動する。ステップS504のプロビジョニングデータ同期(送信)フローについては後述する(図7参照)。
つぎに、無線装置410は、対向無線装置からプロビジョニングデータを受信したか否かを判断する(ステップS505)。プロビジョニングデータを受信していない場合(ステップS505:No)は、無線装置410は、ステップS507へ移行する。プロビジョニングデータを受信した場合(ステップS505:Yes)は、無線装置410は、プロビジョニングデータ同期(受信)フローを実行する(ステップS506)。ステップS506のプロビジョニングデータ同期(受信)フローについては後述する(図8参照)。
つぎに、無線装置410は、対向無線装置からデフォルト起動フラグを受信したか否かを判断する(ステップS507)。デフォルト起動フラグを受信していない場合(ステップS507:No)は、無線装置410は、ステップS503へ戻る。デフォルト起動フラグを受信した場合(ステップS507:Yes)は、無線装置410は、プロビジョニングデータ送信フローを実行し(ステップS508)、ステップS503へ戻る。ステップS508のプロビジョニングデータ送信フローについては後述する(図9参照)。
以上の各ステップにより、定期的にプロビジョニングデータ同期(送信)フロー(図7参照)を実行することができる。また、対向無線装置からプロビジョニングデータを受信した場合はプロビジョニングデータ同期(受信)フロー(図8参照)を実行することができる。また、対向無線装置からデフォルト起動フラグを受信した場合はプロビジョニングデータ送信フロー(図9参照)を実行することができる。
図6は、図5に示した装置起動時フローの一例を示すフローチャートである。図5に示したステップS501の装置起動時フローとして、無線装置410はたとえば以下の各ステップを実行する。まず、無線装置410は、自装置が記憶しているプロビジョニングデータを読み出す(ステップS601)。
つぎに、無線装置410は、ステップS601によって読み出したプロビジョニングデータが初期値であるか否かを判断する(ステップS602)。たとえば、無線装置410は、プロビジョニングデータの初期値を記憶しており、読み出したプロビジョニングデータと初期値を比較することによって判断する。
ステップS602において、読み出したプロビジョニングデータが初期値である場合(ステップS602:Yes)は、無線装置410は、ライン側ポートを切断する(ステップS603)。たとえば、無線装置410は、インターフェース部411による通信を遮断する。つぎに、無線装置410は、対向無線装置へデフォルト起動フラグを送信する(ステップS604)。
つぎに、無線装置410は、対向無線装置からプロビジョニングデータを受信したか否かを判断する(ステップS605)。プロビジョニングデータを受信した場合(ステップS605:Yes)は、無線装置410は、受信したプロビジョニングデータが壊れているか否かを判断する(ステップS606)。受信したプロビジョニングデータが壊れていない場合(ステップS606:No)は、無線装置410は、受信したプロビジョニングデータを記憶する(ステップS607)。
つぎに、無線装置410は、対向無線装置へ、プロビジョニングデータを受信したことを示す受信通知を送信する(ステップS608)。つぎに、無線装置410は、自装置の不揮発メモリ(たとえばメモリ436)にプロビジョニングデータ受信フラグを設定する(ステップS609)。つぎに、無線装置410は、ステップS607によって記憶したプロビジョニングデータを利用して再起動し(ステップS610)、ステップS601へ戻る。
ステップS605においてプロビジョニングデータを受信していない場合(ステップS605:No)またはステップS606においてプロビジョニングデータが壊れている場合(ステップS606:Yes)は、無線装置410はステップS611へ移行する。すなわち、無線装置410は、再送要求カウンタが満了したか否かを判断する(ステップS611)。再送要求カウンタは、たとえば、ステップS611を実行するごとにカウントアップされるカウンタである。たとえば、無線装置410は、再送要求カウンタのカウント値が所定値に達した場合に再送要求カウンタが満了したと判断する。
ステップS611において、再送要求カウンタが満了していない場合(ステップS611:No)は、無線装置410は、対向無線装置へプロビジョニングデータの再送要求を送信し(ステップS612)、ステップS605へ戻る。再送要求カウンタが満了した場合(ステップS611:Yes)は、無線装置410は、ライン側ポートを接続し(ステップS613)、装置起動時フローの一連の処理を終了する。ステップS613において、たとえば、無線装置410は、ステップS603において切断したインターフェース部411による通信を疎通させる。
ステップS602において、読み出したプロビジョニングデータが初期値でない場合(ステップS602:No)は、無線装置410は、ステップS609によってプロビジョニングデータ受信フラグが設定されているか否かを判断する(ステップS614)。プロビジョニングデータ受信フラグが設定されていない場合(ステップS614:No)は、無線装置410は、装置起動時フローの一連の処理を終了する。
ステップS614において、プロビジョニングデータ受信フラグが設定されている場合(ステップS614:Yes)は、無線装置410は、プロビジョニングデータ受信フラグを削除する(ステップS615)。
つぎに、無線装置410は、対向無線装置から接続確認信号を受信したか否かを判断する(ステップS616)。接続確認信号を受信した場合(ステップS616:Yes)は、無線装置410は、対向無線装置へ接続成功通知を送信する(ステップS617)。つぎに、ライン側ポートを接続し(ステップS618)、装置起動時フローの一連の処理を終了する。
ステップS616において、接続確認信号を受信していない場合(ステップS616:No)は、無線装置410は、接続確認待ちカウンタが満了したか否かを判断する(ステップS619)。接続確認待ちカウンタは、ステップS619を実行するごとにカウントアップされるカウンタである。たとえば、無線装置410は、接続確認待ちカウンタのカウント値が所定値に達した場合に接続確認待ちカウンタが満了したと判断する。
ステップS619において、接続確認待ちカウンタが満了していない場合(ステップS619:No)は、無線装置410は、ステップS616へ移行する。接続確認待ちカウンタが満了した場合(ステップS619:Yes)は、無線装置410は、デフォルト設定へ移行し(ステップS620)、装置起動時フローの一連の処理を終了する。
以上の各ステップにより、記憶されているプロビジョニングデータが初期値である場合に、ライン側ポートを切断し、対向無線装置からプロビジョニングデータを受信して再起動することができる。また、記憶されているプロビジョニングデータが初期値でない場合は、ライン側ポートを接続して通信を行うことができる。
図7は、図5に示したプロビジョニングデータ同期(送信)フローの一例を示すフローチャートである。図5に示したステップS504のプロビジョニングデータ同期(送信)フローとして、無線装置410はたとえば以下の各ステップを実行する。まず、無線装置410は、自装置が記憶する、自装置のプロビジョニングデータを読み出す(ステップS701)。
つぎに、無線装置410は、ステップS701によって読み出したプロビジョニングデータを対向無線装置へ送信し(ステップS702)、プロビジョニングデータ同期(送信)フローの一連の処理を終了する。
図8は、図5に示したプロビジョニングデータ同期(受信)フローの一例を示すフローチャートである。図5に示したステップS506のプロビジョニングデータ同期(受信)フローとして、無線装置410はたとえば以下の各ステップを実行する。無線装置410は、図5に示したステップS505において受信したプロビジョニングデータを記憶し(ステップS801)、プロビジョニングデータ同期(受信)フローの一連の処理を終了する。
図9は、図5に示したプロビジョニングデータ送信フローの一例を示すフローチャートである。図5に示したステップS508のプロビジョニングデータ送信フローとして、無線装置410はたとえば以下の各ステップを実行する。まず、無線装置410は、ライン側ポートを切断し、IPアドレスを変更することによってプロビジョニングデータ送信モードへ移行する(ステップS901)。ステップS901において、無線装置410は、たとえばIPアドレスを工場出荷デフォルトプロビジョニングデータに基づく所定のIPアドレス(たとえば「192.168.XXX.XX1」)に設定する。
つぎに、無線装置410は、対向無線装置のプロビジョニングデータを読み出して対向無線装置へ送信する(ステップS902)。つぎに、無線装置410は、対向無線装置から再送要求を受信したか否かを判断する(ステップS903)。再送要求を受信した場合(ステップS903:Yes)は、無線装置410は、ステップS902へ戻る。
ステップS903において、再送要求を受信していない場合(ステップS903:No)は、無線装置410は、対向無線装置から受信通知を受信したか否かを判断する(ステップS904)。受信通知を受信していない場合(ステップS904:No)は、無線装置410は、受信通知待ちタイマが満了したか否かを判断する(ステップS905)。受信通知待ちタイマは、たとえばステップS905が実行されるごとにカウントアップされるカウンタである。たとえば、無線装置410は、受信通知待ちタイマのカウント値が所定値に達した場合に受信通知待ちタイマが満了したと判断する。
ステップS905において、受信通知待ちタイマが満了していない場合(ステップS905:No)は、無線装置410は、ステップS903へ戻る。受信通知待ちタイマが満了した場合(ステップS905:Yes)は、無線装置410は、送信失敗通知を対向無線装置へ送信し(ステップS906)、プロビジョニングデータ送信フローの一連の処理を終了する。このとき、無線装置410は、ステップS901において断にしたライン側ポートを接続し、ステップS901において変更したIPアドレスを元に戻す。
ステップS904において、受信通知を受信した場合(ステップS904:Yes)は、無線装置410は、接続確認信号を対向無線装置へ送信する(ステップS907)。つぎに、無線装置410は、対向無線装置から接続成功通知を受信したか否かを判断する(ステップS908)。接続成功通知を受信した場合(ステップS908:Yes)は、無線装置410は、ライン側ポートを接続し(ステップS909)、プロビジョニングデータ送信フローの一連の処理を終了する。このとき、無線装置410は、ステップS901において変更したIPアドレスを元に戻す。
ステップS908において、接続成功通知を受信していない場合(ステップS908:No)は、無線装置410は、受信待ちタイマが満了したか否かを判断する(ステップS910)。受信待ちタイマは、たとえばステップS910が実行されるごとにカウントアップされるカウンタである。たとえば、無線装置410は、受信待ちタイマのカウント値が所定値に達した場合に受信待ちタイマが満了したと判断する。受信待ちタイマが満了していない場合(ステップS910:No)は、無線装置410は、ステップS907へ戻る。
ステップS910において、受信待ちタイマが満了した場合(ステップS910:Yes)は、無線装置410は、ライン側ポートを接続する(ステップS911)。また、無線装置410は、設定失敗の可能性をユーザに通知し(ステップS912)、プロビジョニングデータ送信フローの一連の処理を終了する。このとき、無線装置410は、ステップS901において変更したIPアドレスを元に戻す。
以上の各ステップにより、ライン側ポートを切断した状態で対向無線装置のプロビジョニングデータを対向無線装置へ送信し、送信後にライン側ポートを接続して通信を再開することができる。
(通信システムの処理)
図10は、通信システムによるプロビジョニングデータの受け渡し処理の一例を示すシーケンス図である。図10において、無線装置211(#A)の無線部412、スイッチ部413、オーバーヘッド挿入/分離部414、監視制御部415、プロビジョニングデータ記憶部416をそれぞれ無線部412a、スイッチ部413a、オーバーヘッド挿入/分離部414a、監視制御部415a、プロビジョニングデータ記憶部416aとする。また、無線装置221(#B)の無線部412、スイッチ部413、オーバーヘッド挿入/分離部414、監視制御部415、プロビジョニングデータ記憶部416をそれぞれ無線部412b、スイッチ部413b、オーバーヘッド挿入/分離部414b、監視制御部415b、プロビジョニングデータ記憶部416bとする。以降のシーケンス図でも同様である。
無線装置211および無線装置221は、たとえば通常運用時に以下の各ステップを実行する。まず、無線装置211の監視制御部415aにおいて、同期タイマが満了したとする(ステップS1001)。この場合に、監視制御部415aは、プロビジョニングデータ記憶部416aから無線装置211のプロビジョニングデータ(#A)を読み出す(ステップS1002)。
つぎに、監視制御部415aは、ステップS1002によって読み出したプロビジョニングデータ(#A)を無線部412aへ出力する(ステップS1003)。つぎに、無線部412aは、ステップS1003によって出力されたプロビジョニングデータ(#A)を無線装置221へ無線送信する(ステップS1004)。
つぎに、無線装置221の無線部412bが、ステップS1004によって無線送信されたプロビジョニングデータ(#A)を受信して監視制御部415bへ出力する(ステップS1005)。つぎに、監視制御部415bが、ステップS1005によって出力されたプロビジョニングデータ(#A)をプロビジョニングデータ記憶部416bに記憶し(ステップS1006)、プロビジョニングデータの受け渡し処理を終了する。
このように、無線装置211は、通常運用時に無線回線に設けた監視制御回線を利用してプロビジョニングデータ(#A)を無線装置221(対向局)に送信する。無線装置221は、無線装置211から送られてきたプロビジョニングデータ(#A)を装置内のプロビジョニングデータ記憶部416bにバックアップデータとして記憶する。
また、無線装置211のプロビジョニングデータ(#A)が無線装置221へ送信されて無線装置221に記憶される場合について説明したが、無線装置221のプロビジョニングデータ(#B)も無線装置211へ送信されて無線装置211に記憶される。
図11は、通信システムによる設定処理の一例を示すシーケンス図(その1)である。図12は、通信システムによる設定処理の一例を示すシーケンス図(その2)である。図10に示したプロビジョニングデータの受け渡し処理の後に、図11に示すように、無線装置211の装置交換が行われ、新しい無線装置211が起動したとする。この場合は、無線装置211および無線装置221は、たとえば以下の各ステップを実行する。
まず、起動した無線装置211の監視制御部415aが、プロビジョニングデータ記憶部416aから無線装置211のプロビジョニングデータ(#A)を読み出す(ステップS1101)。つぎに、監視制御部415aが、ステップS1101によって読み出したプロビジョニングデータ(#A)が工場出荷時の初期値であると判断したとする(ステップS1102)。この場合は、監視制御部415aは、スイッチ部413aに対してライン断指示を出力する(ステップS1103)。これにより、無線装置211のライン側ポートが切断される。
つぎに、監視制御部415aが、デフォルト起動フラグをオーバーヘッド挿入/分離部414aへ出力する(ステップS1104)。つぎに、オーバーヘッド挿入/分離部414aが、ステップS1104によって出力されたデフォルト起動フラグを、無線装置221への送信信号のオーバーヘッドに挿入する(ステップS1105)。
つぎに、オーバーヘッド挿入/分離部414aが、ステップS1105によってオーバーヘッドにデフォルト起動フラグを挿入した送信信号を無線部412aへ出力する(ステップS1106)。つぎに、無線部412aが、ステップS1106によって出力された送信信号を無線装置221へ無線送信する(ステップS1107)。
つぎに、無線装置221の無線部412bが、ステップS1107によって無線送信された送信信号を受信してオーバーヘッド挿入/分離部414bへ出力する(ステップS1108)。つぎに、オーバーヘッド挿入/分離部414bが、ステップS1108によって出力された送信信号からデフォルト起動フラグを分離する(ステップS1109)。
つぎに、オーバーヘッド挿入/分離部414bが、ステップS1109によって分離したデフォルト起動フラグを監視制御部415bへ出力する(ステップS1110)。つぎに、監視制御部415bが、ライン断指示をスイッチ部413bへ出力する(ステップS1111)。これにより、無線装置221のライン側ポートが切断される。
また、監視制御部415bが、IP変更指示をスイッチ部413bへ出力する(ステップS1112)。これにより、無線装置221のIPアドレスが、工場出荷デフォルトプロビジョニングデータに基づく所定のIPアドレス(たとえば「192.168.XXX.XX2」)に設定される。ステップS1112によって設定されるIPアドレスは、工場出荷時のネットワークパラメータを持つ無線装置211とネットワーク接続可能なアドレスである。
つぎに、無線装置211,221は、図12のステップS1201へ移行する。すなわち、無線装置221の監視制御部415bが、無線装置211のプロビジョニングデータ(#A)をプロビジョニングデータ記憶部416bから読み出す(ステップS1201)。つぎに、監視制御部415bが、ステップS1201によって読み出したプロビジョニングデータ(#A)を無線部412bへ出力する(ステップS1202)。つぎに、無線部412bが、ステップS1202によって出力されたプロビジョニングデータ(#A)を無線装置211へ無線送信する(ステップS1203)。
つぎに、無線装置211の無線部412aが、ステップS1203によって無線送信されたプロビジョニングデータ(#A)を受信して監視制御部415aへ出力する(ステップS1204)。つぎに、監視制御部415aが、ステップS1204によって出力されたプロビジョニングデータ(#A)をプロビジョニングデータ記憶部416aへ記憶する(ステップS1205)。
つぎに、監視制御部415aが、無線部412aへ受信通知を出力する(ステップS1206)。つぎに、無線部412aが、ステップS1206によって出力された受信通知を無線装置221へ無線送信する(ステップS1207)。
つぎに、無線装置221の無線部412bが、ステップS1207によって無線送信された受信通知を監視制御部415bへ出力する(ステップS1208)。つぎに、監視制御部415bが、無線装置221のプロビジョニングデータ(#B)をプロビジョニングデータ記憶部416bから読み出す(ステップS1209)。これにより、ネットワークパラメータが元の状態に戻り、プロビジョニングデータ送信モードが解除される。
また、無線装置211の監視制御部415aは、プロビジョニングデータ受信フラグを設定して無線装置211を再起動する。そして、無線装置211の監視制御部415aが、無線装置211のプロビジョニングデータ(#A)をプロビジョニングデータ記憶部416aから読み出す(ステップS1210)。
つぎに、無線装置221の監視制御部415bが、接続確認信号を無線部412bへ出力する(ステップS1211)。つぎに、無線部412bが、ステップS1211によって出力された接続確認信号を無線装置211へ無線送信する(ステップS1212)。
つぎに、無線装置211の無線部412aが、ステップS1212によって無線送信された接続確認信号を受信して監視制御部415aへ出力する(ステップS1213)。つぎに、監視制御部415aが、接続成功通知を無線部412aへ出力する(ステップS1214)。つぎに、無線部412aが、ステップS1214によって出力された接続成功通知を無線装置221へ無線送信する(ステップS1215)。
つぎに、無線装置221の無線部412bが、ステップS1215によって無線送信された接続成功通知を受信して監視制御部415bへ出力する(ステップS1216)。また、無線装置211の監視制御部415aが、ライン入指示をスイッチ部413aへ出力する(ステップS1217)。これにより、無線装置211のライン側ポートが接続される。また、無線装置221の監視制御部415bが、ライン入指示をスイッチ部413bへ出力する(ステップS1218)。これにより、無線装置221のライン側ポートが接続される。
(通信システムによる異常時の処理)
無線通信は有線通信に比べて回線が不安定であるため、プロビジョニングの設定においてもパケットロスなどを考慮してもよい。
図13は、通信システムによる異常時の処理例1を示すシーケンス図である。図12に示した各ステップの途中において異常が発生した場合について説明する。図11に示した各ステップが実行された後に、まず、無線装置221の監視制御部415bが、無線装置211のプロビジョニングデータ(#A)をプロビジョニングデータ記憶部416bから読み出す(ステップS1301)。
つぎに、監視制御部415bが、ステップS1301によって読み出したプロビジョニングデータ(#A)を無線部412bへ出力する(ステップS1302)。つぎに、無線部412bが、ステップS1302によって出力されたプロビジョニングデータ(#A)を無線装置211へ無線送信する(ステップS1303)。このとき、無線装置221から送信されたプロビジョニングデータ(#A)が正常に無線装置211に受信されなかったとする。
この場合は、無線装置211の監視制御部415aが、再送要求を無線部412aへ出力する(ステップS1304)。つぎに、無線部412aが、ステップS1304によって出力された再送要求を無線装置221へ無線送信する(ステップS1305)。
つぎに、無線装置221の無線部412bが、ステップS1305によって無線送信された再送要求を監視制御部415bへ出力する(ステップS1306)。つぎに、監視制御部415bが、無線装置211のプロビジョニングデータ(#A)をプロビジョニングデータ記憶部416bから再度読み出す(ステップS1307)。
つぎに、監視制御部415bが、ステップS1307によって読み出したプロビジョニングデータ(#A)を無線部412bへ出力する(ステップS1308)。つぎに、無線部412bが、ステップS1308によって出力されたプロビジョニングデータ(#A)を無線装置211へ無線送信する(ステップS1309)。
これにより、無線装置221から送信されたプロビジョニングデータ(#A)が正常に無線装置211に受信されたとする。図13に示すステップS1310〜S1324は、図12に示したステップS1204〜S1218と同様である。
図14は、通信システムによる異常時の処理例2を示すシーケンス図である。図12に示した各ステップの途中において異常が発生した場合について説明する。図14に示すステップS1401〜S1405は、図13に示したステップS1301〜S1305と同様である。ただし、ステップS1405によって無線送信された再送要求が無線装置221に正常に受信されなかったとする。
ここで、無線装置221において受信通知待ちタイマが満了したとする(ステップS1406)。この場合は、無線装置221の監視制御部415bは、ライン入指示をスイッチ部413bへ出力する(ステップS1407)。これにより、無線装置221のライン側ポートが接続される。また、監視制御部415bは、設定失敗の可能性をユーザへ通知し(ステップS1408)、一連の処理を終了する。
以上説明したように、設定方法、通信システムおよび通信装置によれば、交換した無線装置の設定を自動的に行うことができる。
上述した実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)第1通信装置が、
自装置の第1記憶部に記憶された設定情報に基づいて第2通信装置と通信を行い、
前記設定情報を前記第2通信装置へ送信し、
前記第2通信装置が、
前記第1通信装置によって送信された設定情報を第2記憶部に記憶し、
前記第1通信装置の装置を交換した後の前記第1通信装置が、
前記第2記憶部に記憶された設定情報を前記第2通信装置から受信し、
受信した前記設定情報を前記交換後の前記第1通信装置の前記第1記憶部に記憶する、
ことを特徴とする設定方法。
(付記2)第1通信装置は、
前記第1記憶部に記憶された初期値を、自装置へ入力された設定情報に書き換え、
自装置の起動時に前記第1記憶部に前記初期値が記憶されていた場合に、前記第2記憶部に記憶された設定情報を前記第2通信装置から受信し、
前記第1記憶部に記憶された前記初期値を、受信した前記設定情報に書き換える、
ことを特徴とする付記1に記載の設定方法。
(付記3)前記第1通信装置は、前記第2通信装置と異なる第3通信装置に接続され、前記第1記憶部に記憶された設定情報に基づいて前記第2通信装置および前記第3通信装置と通信を行い、
前記第2通信装置は、前記第1通信装置と異なる第4通信装置に接続され、前記第1通信装置および前記第4通信装置と通信を行い、
前記第1通信装置は、自装置の起動時に前記第1記憶部に前記初期値が記憶されていた場合に、前記初期値に基づくアドレスを自装置に設定して前記第2通信装置へ要求信号を送信し、
前記第2通信装置は、前記第1通信装置によって送信された要求信号を受信すると、前記初期値に基づくアドレスが設定された前記第1通信装置と通信可能なアドレスを自装置に設定し、前記第2記憶部に記憶された設定情報を前記第1通信装置へ送信する、
ことを特徴とする付記2に記載の設定方法。
(付記4)前記第1通信装置は、前記初期値に基づくアドレスを自装置に設定する場合に前記第3通信装置との通信経路を切断することを特徴とする付記3に記載の設定方法。
(付記5)前記第1通信装置は、前記第1記憶部に記憶された前記初期値を前記受信した設定情報に書き換えた後に、前記第1記憶部に記憶された設定情報に基づくアドレスを自装置に設定し、前記第3通信装置との通信経路を接続することを特徴とする付記4に記載の設定方法。
(付記6)前記第2通信装置は、前記初期値に基づくアドレスが設定された前記第1通信装置と通信可能なアドレスを自装置に設定する場合に前記第4通信装置との通信経路を切断することを特徴とする付記3〜5のいずれか一つに記載の設定方法。
(付記7)前記第2通信装置は、前記第4通信装置との通信経路を切断して前記設定情報を送信した後に、前記第4通信装置と通信可能なアドレスを自装置に設定し、前記第4通信装置との通信経路を接続することを特徴とする付記6に記載の設定方法。
(付記8)第2通信装置が、
自装置の第3記憶部に記憶された設定情報に基づいて前記第1通信装置と通信を行い、
前記設定情報を前記第1通信装置へ送信し、
前記第1通信装置が、
前記第2通信装置によって送信された設定情報を第4記憶部に記憶し、
前記第2通信装置の装置を交換した後の前記第2通信装置が、
前記第4記憶部に記憶された設定情報を前記第1通信装置から受信し、
受信した前記設定情報を前記第3記憶部に記憶する、
ことを特徴とする付記1〜7のいずれか一つに記載の設定方法。
(付記9)自装置の第1記憶部に記憶された設定情報に基づいて第2通信装置と通信を行い、前記設定情報を前記第2通信装置へ送信する第1通信装置と、
前記第1通信装置によって送信された設定情報を第2記憶部に記憶する第2通信装置と、
を含み、前記第1通信装置の装置を交換した後の前記第1通信装置は、前記第2記憶部に記憶された設定情報を前記第2通信装置から受信し、受信した前記設定情報を前記交換後の前記第1通信装置の前記第1記憶部に記憶する、
ことを特徴とする通信システム。
(付記10)第1記憶部と、
前記第1記憶部に設定情報を設定する設定部と、
前記第1記憶部に記憶された設定情報に基づいて、所定の通信装置と無線による通信を行うとともに、前記設定情報を前記所定の通信装置へ送信して第2記憶部に記憶させる通信部と、
を備え、
自装置の装置を交換した場合に、
交換後の前記通信部は、前記第2記憶部に記憶された設定情報を前記所定の通信装置から受信し、
交換後の前記設定部は、前記通信部によって受信された設定情報を、前記交換後の前記第1記憶部に記憶する、
ことを特徴とする通信装置。
100,200 通信システム
101 第3通信装置
102 第4通信装置
110 第1通信装置
111 第1記憶部
112 設定部
113,121 通信部
120 第2通信装置
122 第2記憶部
211,221,410,430 無線装置
212,222 ネットワーク
300 プロビジョニングデータ
411 インターフェース部
412,412a,412b 無線部
413,413a,413b スイッチ部
414,414a,414b オーバーヘッド挿入/分離部
415,415a,415b 監視制御部
416,416a,416b プロビジョニングデータ記憶部
431 PHY
432 RF
433 L2SW
434 FPGA
435 CPU
436 メモリ

Claims (6)

  1. 第1通信装置が、
    自装置の第1記憶部に記憶された設定情報に基づいて第2通信装置と通信を行い、
    前記設定情報を前記第2通信装置へ送信し、
    前記第2通信装置が、
    前記第1通信装置によって送信された前記設定情報を第2記憶部に記憶し、
    前記第1通信装置は、
    自装置の起動時に前記第1記憶部に初期値が記憶されていた場合に、前記初期値に基づくアドレスを自装置に設定して前記第2通信装置へ要求信号を送信し、
    前記第2通信装置は、前記要求信号を受信すると、前記初期値に基づくアドレスが設定された前記第1通信装置と通信可能なアドレスを自装置に設定し、前記第2記憶部に記憶された前記設定情報を前記第1通信装置に送信し、
    前記第1通信装置は、受信した前記設定情報を前記第1通信装置の前記第1記憶部に記憶する、
    ことを特徴とする設定方法。
  2. 第1通信装置は、
    前記第1記憶部に記憶された前記初期値を、受信した前記設定情報に書き換える、
    ことを特徴とする請求項1に記載の設定方法。
  3. 前記第1通信装置は、前記第2通信装置と異なる第3通信装置に接続され、前記第1記憶部に記憶された設定情報に基づいて前記第2通信装置および前記第3通信装置と通信を行い、
    前記第2通信装置は、前記第1通信装置と異なる第4通信装置に接続され、前記第1通信装置および前記第4通信装置と通信を行う、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の設定方法。
  4. 前記第1通信装置は、前記初期値に基づくアドレスを自装置に設定する場合に前記第3通信装置との通信経路を切断することを特徴とする請求項3に記載の設定方法。
  5. 自装置の第1記憶部に記憶された設定情報に基づいて第2通信装置と通信を行い、前記設定情報を前記第2通信装置へ送信する第1通信装置と、
    前記第1通信装置によって送信された設定情報を第2記憶部に記憶する第2通信装置と、
    を含み、
    前記第1通信装置は、自装置の起動時に前記第1記憶部に初期値が記憶されていた場合に、前記初期値に基づくアドレスを自装置に設定して前記第2通信装置へ要求信号を送信し、
    前記第2通信装置は、前記要求信号を受信すると、前記初期値に基づくアドレスが設定された前記第1通信装置と通信可能なアドレスを自装置に設定し、前記第2記憶部に記憶された設定情報を前記第1通信装置に送信し、
    前記第1通信装置は、受信した前記設定情報を前記第1通信装置の前記第1記憶部に記憶する、
    ことを特徴とする通信システム。
  6. 記憶部と、
    前記記憶部に設定情報を設定する設定部と、
    前記記憶部に記憶された設定情報に基づいて、所定の通信装置と無線による通信を行うとともに、前記設定情報を前記所定の通信装置へ送信する通信部と、
    を備え、
    前記通信部は、自装置の起動時に前記記憶部に初期値が記憶されていた場合に、前記初期値に基づくアドレスを自装置に設定して前記所定の通信装置へ要求信号を送信することによって、前記初期値に基づくアドレスが設定された自装置と通信可能なアドレスを前記所定の通信装置に設定させ、前記所定の通信装置から前記設定情報を受信し、
    前記設定部は、受信された前記設定情報を、前記記憶部に設定する、
    ことを特徴とする通信装置。
JP2013009669A 2013-01-22 2013-01-22 設定方法、通信システムおよび通信装置 Expired - Fee Related JP6142544B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013009669A JP6142544B2 (ja) 2013-01-22 2013-01-22 設定方法、通信システムおよび通信装置
US14/098,110 US9621416B2 (en) 2013-01-22 2013-12-05 Method for setting network information in communication device, communication system, and communication device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013009669A JP6142544B2 (ja) 2013-01-22 2013-01-22 設定方法、通信システムおよび通信装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014143500A JP2014143500A (ja) 2014-08-07
JP6142544B2 true JP6142544B2 (ja) 2017-06-07

Family

ID=51207600

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013009669A Expired - Fee Related JP6142544B2 (ja) 2013-01-22 2013-01-22 設定方法、通信システムおよび通信装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US9621416B2 (ja)
JP (1) JP6142544B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017112395A (ja) * 2014-03-17 2017-06-22 日本電気株式会社 無線通信装置、無線通信システム、自動設定方法及びプログラム
CN109906441B (zh) * 2016-11-11 2023-10-20 三菱电机株式会社 通信装置、通信系统、通信方法以及记录介质

Family Cites Families (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3212960B2 (ja) * 1999-02-04 2001-09-25 埼玉日本電気株式会社 フラッシュメモリを利用したデータ管理方法
JP2002077197A (ja) * 2000-09-05 2002-03-15 Hitachi Kokusai Electric Inc 子局装置の交換方法
US7342925B2 (en) * 2004-11-30 2008-03-11 At&T Corp. Technique for automated MAC address cloning
JP4531545B2 (ja) * 2004-12-08 2010-08-25 三菱電機株式会社 ネットワークシステム
JP4723403B2 (ja) * 2006-03-07 2011-07-13 三菱電機株式会社 通信装置及び通信システム及びアドレス設定方法
JP2007251637A (ja) 2006-03-16 2007-09-27 Freescale Semiconductor Inc 無線通信装置、個体情報書込装置及び個体情報設定方法
TWI324456B (en) * 2006-12-01 2010-05-01 Cameo Communications Inc An intelligent automatic setting restoration method and device
US20090073990A1 (en) * 2007-09-14 2009-03-19 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Method of replacing a router in a layer 3 network
JP4487150B2 (ja) * 2008-02-06 2010-06-23 日本電気株式会社 通信装置、ファイアーウォール制御方法、及びファイアーウォール制御プログラム
US7984199B2 (en) * 2008-03-05 2011-07-19 Fisher-Rosemount Systems, Inc. Configuration of field devices on a network
JP5001912B2 (ja) * 2008-07-03 2012-08-15 アンリツネットワークス株式会社 ノード及びネットワークシステム
KR101663011B1 (ko) * 2010-05-17 2016-10-06 삼성전자 주식회사 단말기 및 그 단말기에서 테더링 서비스 수행 방법
JP2011250005A (ja) * 2010-05-25 2011-12-08 Hitachi Ltd ネットワークシステムおよびネットワーク機器
JP5429075B2 (ja) 2010-06-25 2014-02-26 株式会社リコー ネットワークシステム
JP2012156957A (ja) 2011-01-28 2012-08-16 Hitachi Ltd ネットワークシステム、制御装置、計算機、及び、ネットワーク装置
KR101288865B1 (ko) * 2011-04-14 2013-07-23 주식회사 팬택 통신 방법 및 무선기기
US20120278796A1 (en) * 2011-04-26 2012-11-01 Microsoft Corporation Automatically installing device drivers
US20130067232A1 (en) * 2011-09-09 2013-03-14 Kai Chung CHEUNG METHOD AND SYSTEM FOR CREDENTIAL MANAGEMENT AND DATA ENCRYPTION FOR iOS BASED DEVICES
US9680927B2 (en) * 2012-02-05 2017-06-13 Apple Inc. Cloud tabs
US9477642B2 (en) * 2012-02-05 2016-10-25 Apple Inc. Gesture-based navigation among content items
US9167415B2 (en) * 2012-03-12 2015-10-20 Nokia Technologies Oy Cloud-based connectivity information discovery
JP2013211784A (ja) * 2012-03-30 2013-10-10 Sharp Corp コンテンツデータ記録装置およびコンテンツデータ記録方法
US8831585B2 (en) * 2012-08-31 2014-09-09 Nuance Communications, Inc. Systems, methods and articles for a communications device providing communications and services involving automobile head units

Also Published As

Publication number Publication date
US9621416B2 (en) 2017-04-11
JP2014143500A (ja) 2014-08-07
US20140204798A1 (en) 2014-07-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI642282B (zh) 錯誤恢復方法及應用其之物聯網系統與充電系統
EP2523403B1 (en) Network system and network redundancy method
JP6350839B2 (ja) ネットワーク中継装置、ゲートウェイ冗長化システム、プログラム、および冗長化方法
US20020112084A1 (en) Methods, systems, and computer program products for controlling devices through a network via a network translation device
CN104378291A (zh) 用于在工业通信网络中进行冗余的信息传输的方法和通信设备
JP4527447B2 (ja) ネットワーク中継装置及びその制御方法
JP4922972B2 (ja) 通信システム
US20090003199A1 (en) Packet network system
CN107294816B (zh) 信息传输装置、通信网络及其方法
WO2007034954A1 (ja) 移動式無線通信装置及びその接続状態の管理方法
US20160112249A1 (en) Rapid gateway swap
CN110769033A (zh) 智能组网方法及系统
CN109120386B (zh) 无线通信装置、系统和方法
RU2764541C1 (ru) Сеть промышленных беспроводных приборов с низким энергопотреблением
JP6142544B2 (ja) 設定方法、通信システムおよび通信装置
CN109194592B (zh) 一种解决multi-link网络中孤岛问题的方法和系统
SG190809A1 (en) Relay server and relay communication system
EP3375138B1 (en) State synchronization between a controller and a switch in a communications network
US9197557B2 (en) Relay server and relay communication system
CN103004150B (zh) 最短路径优先邻居建立方法、节点及系统
JP2011166245A (ja) ネットワークシステム、ゲートウェイ装置切替方法、第1のトンネル終端ゲートウェイ装置および第2のトンネル終端ゲートウェイ装置
EP2725738B1 (en) Method, device and system for transmitting data streams
CN114430310A (zh) 信息处理方法及其装置、宽带接入服务器、存储介质
CN102571430B (zh) 一种网络设备间的同步方法及网络设备
KR101740799B1 (ko) Sdn 환경에서 네트워크 서비스를 위한 장애 극복 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150903

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160531

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160531

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160729

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161101

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170104

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170411

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170424

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6142544

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees