JP4531545B2 - ネットワークシステム - Google Patents

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Description

本発明は、ローカルエリアネットワーク(LAN)などのネットワークシステムに係り、特には、当該ネットワークシステムを構成する伝送装置の交換時に、新たに接続される伝送装置に対して交換前の伝送装置が保有していた設定情報の全てを自動的に付与できるようにするための技術に関する。
一般に、ネットワークシステムにおいては、伝送制御を行う伝送装置(以下、ノードという)を伝送路を介して互いに接続してネットワークを構成してデータ通信を行っているが、このようなデータ通信を可能とするためには、各ノードに対してデータ通信に必要な各種の情報を予め設定しておく必要がある。
その場合の設定情報としては、例えば、各ノードを特定するためのノードID、各ノードが備える各通信ポートを識別するためのIPアドレス、伝送路の選択範囲を規制するためのOSPFやRIPといったルーティングプロトコルの設定、仮想LAN(VLAN)のように特定のグループ間での通信を許可するグループ属性の設定などがある。
ところで、上記のネットワークシステムを構成するノードの一つが故障したときにはノードの交換が必要となる。その際、交換後のノードが他のノードと通信可能となるためには、交換後のノードに対して交換前のノードと同じノードID、IPアドレス等の設定情報を付与する必要がある。
この場合、交換により新規参入するノードに対して、人手で設定情報の付与作業を行う場合には、その作業のために余分な時間がかかるばかりでなく、設定入力する情報の数が多いので設定ミスが発生し易く、その結果、交換後のノードが誤動作する恐れがある。
そのための対策の一つとして、従来技術では、ネットワークシステムにおいて、空きアドレス検索やアドレスファイルの自動更新を行うアドレスサーバと、端末からのRARPパケットを受けて上記のアドレスサーバへアドレス付与要求を行うRARPサーバとを設けたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
そして、この従来技術では、端末がネットワーク内で移動されたり新設されたりしたときには、端末からのRARPパケットを受けたRARPサーバが、アドレスサーバに対してアドレス付与要求を行い、これに応じてアドレスサーバが空きアドレス検索を行って未使用のIPアドレスを選び出し、このIPアドレスを端末に送信することにより、端末にIPアドレスを自動的に設定できるようにして、IPアドレスの設定の手間が省けるようにしている。
特開平6−104902号公報
このように、上記の特許文献1に記載されている従来技術のものは、プラグアンドプレイ(以下、PnPと表記する)方式により各端末にIPアドレスを自動的に設定することが可能であるものの、IPアドレス以外の設定、例えば、ノードID、ルーティングプロトコルの設定、グループ属性といった各種の設定を自動的に行うことができない。このため、IPアドレス以外の設定は人手で行わねばならず、依然として人手がかかることになる。
また、アドレスサーバは、未使用の空きアドレスを検索する方式であるため、アドレスファイルを拡張したとしても、ノードを交換したときには交換後のノードに対して新規なIPアドレスが付与されてしまい、交換前のノードが保有していたのと同じIPアドレスを設定することができないといった問題もある。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、ノードの交換時において、新規参入されるノードに対して交換前のノードが保有していた設定情報の全てをPnP方式により自動的に付与できるようにして、情報設定の作業ミスの発生を無くすとともに、設定情報の付与作業の労力を削減することが可能なネットワークシステムを提供することを目的とする。
本発明は、上記の目的を達成するために、複数の伝送装置が伝送路を介して互いに接続されて構成されたネットワークシステムにおいて、次の構成を採用している。
すなわち、本発明において、各伝送装置は、通信に必要な設定情報が格納される設定情報格納手段と、自己の設定情報を予め所有している場合には他の伝送装置に対してバックアップ用の設定情報の取得要求を出力するバックアップ用設定情報取得要求手段と、自己の設定情報が全く存在しない場合には他の伝送装置に対して自己の設定情報の取得要求を出力するプラグアンドプレイ用取得要求手段と、このプラグアンドプレイ用取得要求手段により他の伝送装置に対して出力した設定情報の取得要求に応じて他の伝送装置から送信されてきた設定情報を取得して上記設定情報格納手段に登録する設定情報取得手段と、他の伝送装置からのバックアップ用の設定情報の取得要求に対して該当する設定情報を自己が保有している場合には、当該設定情報を取得要求元の伝送装置に送信する設定情報送信手段と、上記バックアップ用設定情報取得要求手段により一定周期で出力されるバックアップ用の設定情報の取得要求に応じて他の伝送装置から順次送信される設定情報を全て収集して上記設定情報格納手段に登録するバックアップ手段と、ネットワーク内の全ての伝送装置に付与されている各ノードIDを監視するノードID監視手段とを備え、上記バックアップ用設定情報取得要求手段は、上記ノードID監視手段で監視されているノードIDがネットワーク内で不足している場合には、不足しているノードIDを有する伝送装置に対してバックアップ用の設定情報の取得要求を出力するものである、ことを特徴としている。
本発明によれば、ノードの交換時において、新規参入されるノードに対して予めノードIDのみを設定して設定情報の取得要求をバックアップ用のノードに送信すると、これに応じてバックアップ用のノードは、送信元のノードIDに対応した設定情報を抜き出して設定情報を送信するので、新たに接続されるノードは交換前のノードが保有していた各種の設定情報の全てをPnP方式により自動的に取得することができる。このため、従来に比べて情報設定の作業ミスの発生を無くすことができるとともに、設定情報の付与作業の労力を大幅に削減することが可能になる。
しかも、ノードID監視手段は、ネットワーク内の全ての伝送装置に付与されている各ノードIDを監視し、バックアップ用設定情報取得要求手段は、ノードID監視手段で監視されているノードIDがネットワーク内で不足している場合には、不足しているノードIDを有する伝送装置に対してバックアップ用の設定情報の取得要求を出力するので、バックアップノードが通常ノードから設定情報を取得する際に要する処理時間を短縮化することができる。
以下、本発明をIEEE802.17のRPR(Resilient Packet Ring)仕様のLANシステムに適用した場合の実施の形態について説明する。
実施の形態1.
図1は本発明のRPR仕様のLANシステムの構成図である。
この実施の形態1のLANシステムは、4つのノード1A、1B、1C,1Dを備え、各ノード1A〜1Dは光ファイバ等の伝送路3を介して互いにループ状に接続されてネットワークが構成されている。
各ノード1A〜1Dは、基本的に同じ構成を有しており、通信に必要な各種の設定情報を格納する半導体メモリ等の記憶媒体2A〜2Dを備えるとともに、図示しないデップスイッチ等によって自己を固有識別できるノードIDをハードウェア的に設定できるようになっている。
そして、交換により新規参入されるようなノードを除けば、伝送路3に接続されている各ノード1A〜1Dの記憶媒体2A〜2Dには、自己のノードに関する設定情報が予め登録されている。この場合の自己のノードに関する設定情報としては、自己のノードを識別するためのノードID、通信ポートを識別するためのIPアドレス、伝送路の選択範囲を規制するためのルーティングプロトコル、仮想LANのように特定のグループ間での通信を許可するグループ属性の設定などがある。
さらに、一つのノード(ここでは1A)の記憶媒体2Aには、他のノード1B〜1Dの設定情報をバックアップするために、自己の設定情報に加えて他のノード1B〜1Dの設定情報も記憶されている。以下、このように各ノード1A〜1Dの設定情報を全て保持しているノードをバックアップノードと称する。また、バックアップノードと区別するため自己の設定情報のみを保持しているノードを通常ノードと称する。
また、IEEE802.17のRPR(Resilient Packet Ring)仕様のLANシステムにおいては、各ノード1A〜1Dは、次の手順が決められている。
(1) バックアップノードは特定のノードが最初から確定されているのではなく、一定の条件が整えば、各ノード1A〜1Dの内のいずれのノードもバックアップノードとなり得る。そこで、電源投入後の一定時間T1内に一つのノードが立ち上がった場合には、その最初に立ち上がったノードがバックアップノードとなるべく動作を開始する。
(2) また、一定時間T1内に複数のノードが同時に立ち上がった場合には、複数のノードの間の競合を防いで一つのノードがバックアップノードとして選定されるように、各ノードに対して優先順位が予め付与されている。
(3) あるノードが自己の設定情報を入手するための設定取得要求を他のノードに出力する場合、当該要求はネットワークにブロードキャストで送信され、また、あるノードが上記の設定取得要求に応じた設定取得応答を出力する場合、当該応答は送信元ノードが認識できるようにするためにユニキャストで送信される。
(4) また、上記の設定取得要求や設定取得応答には送信元ノードが特定できるようにするために、受信側に対して自己のノードIDを付加して送信する。また、後述のハッシュ値を送信する場合にも送信元ノードが特定できるように自己のノードIDを付加して送信する。
(5) 設定情報は、送信側と受信側とでリンクが確立したときにファイル・トランスファ・プロトコル(File Transfer Protocol、以下FTPと表記する)を利用して行う。
次に、上記構成を備えたLANシステムにおける各ノード1A〜1Dの動作について図2ないし図4に示すフローチャートを参照して説明する。なお、以降のフローチャートにおいて、符号Sは各処理ステップを意味する。
図2はLANシステムの電源投入後から定常状態に移行するまでの一定時間T1内に複数のノードが立ち上がった場合の各ノードの処理動作を示すフローチャートである。
また、図3はLANシステムの電源投入から一定時間T1が経過して各ノード1A〜1Dが定常状態に移行した後において、各ノード1A〜1Dの内からある一つのノードがバックアップノードとして確定されるまでの各ノード1A〜1Dの処理動作を示すフローチャートである。
さらに、図4は、一つのノード(ここでは1Aとする)がバックアップノードとして確定された後、ある一つの通常ノード(ここでは1Dとする)が故障等により交換する必要が生じた場合に、新規参入されるノードの処理動作と、そのときのバックアップノードの処理動作とを説明するためのフローチャートである。
図2において、LANシステムの電源投入後から定常状態に移行するまでの一定時間T1内には各ノードの内、いずれのノードがバックアップノードとなるかは未だ確定していない。このため、まず、LANシステムに電源が投入されて、少なくとも2つのノードが立ち上がるまで一定時間T0待機した後(S101)、それぞれに立ち上がったノードは、他のノードから設定取得要求を受信したか否かを判定する(S102)。
一定時間T0待機しても他のノードから設定取得要求を受信しなかった場合は、自己がバックアップノードとなるべく、他のノードに対して設定取得要求をブロードキャストで送信する(S104)。そして、この設定取得要求を送信後は、他のノードからの応答の有無を判定し(S105)、他のノードからの応答があった場合は、一番初めに応答のあったノードからFTPで設定情報を取得する(S106)。この場合、送信元のノードから送信される設定情報には送信元のノードIDが含まれているので、受信した設定情報をノードIDと関連付けて記憶媒体に保存する。
一方、S102において、他のノードから設定取得要求を受信した場合には、自己が通常ノードとなるべく、設定取得要求があった送信元のノードに向けてユニキャストで設定取得応答を送信する(S103)。
図3は電源投入から一定時間T1が経過して各ノードが定常状態に移行した後の状態の処理動作であり、図3(a)は、通常ノードとなるノードの処理動作、ならびに電源投入から一定時間T1内に複数のノードが並行してバックアップノードとなるべく動作した際に、両ノードの競合を防ぐために一つのノードのみをバックアップノードとして確定させるための処理動作を示している。また、図3(b)は各ノードの内からある一つのノード(ここでは1A)がバックアップノードとして確定されるまでの処理動作、ならびにバックアップノードとして確定された後に電源断等によって動作しなくなった場合に今迄通常ノードとして動作していたノードがバックアップノードとなるための処理動作を示している。
図3(b)に示すように、電源投入から一定時間T1が経過して定常状態に移行した各ノードは、上記時間T1内に自ら設定取得要求を送信したかを判定する(S121)。一定時間T1内に既に設定取得要求を送信している場合には、そのノードはバックアップノードとなるべく、さらに、設定取得要求を送信してから一定時間T2が経過したか否か判定する(S122)。これは他のノードからの設定取得要求に対する応答を待つためである。
S122で一定時間T2が経過している場合には、続いて無条件で設定取得要求を他のノードに向けてブロードキャストで送信する(S123)。そして、他のノードから設定取得要求に対する応答があった場合には(S124)、その応答のあった送信元のノードからFTPで設定情報を取得してこれを記憶媒体に登録する(S125)。その後はステップ121に戻る。これにより、バックアップノードとなるべきノードは、設定取得要求を他のノードに向けて一定周期で繰り返し出力することにより、他のノードの設定情報を順次収集する。そして、他のノードの設定情報を全て収集すると、当該ノードは最終的にバックアップノードとして確定される。
また、上記のようにして一つのノードがバックアップノードとして確定されれば、このバックアップノードは、引き続いてS121〜S125の動作を繰り返すことで、各ノード1A〜1Dの設定情報を順次取得できるため、その記憶媒体に登録される各ノード1A〜1Dの設定情報が定期的に更新されることになる。
ところで、S121で一定時間T1内に設定取得要求を送信していないノードは、通常ノードとなるべく動作を開始し、まず、一定時間T3内に他のノードからの設定取得要求を受信したか否かを判定する(S126)。このとき、一定時間T3内に他のノードからの設定取得要求を受信した場合には、図3(a)の動作に移行する。
S126で一定時間T3内に他のノードからの設定取得要求を受信していない場合は、バックアップノードとなるべきノードが電源断等で設定取得要求を一定周期で出力することが不可能になったと見なせるので、自己がバックアップノードとなるべく設定取得要求を他のノードに向けてブロードキャストで送信する(S123)。そして、他のノードからこの設定取得要求に対する応答があった場合には(S124)、その応答のあった送信元のノードからFTPで設定情報を取得してこれを記憶媒体に登録する(S125)。その後はS121に戻る。
このように、バックアップノードとなるべきノードが電源断等に起因して一定時間内に設定取得要求を出力できなくなった場合には、替わりのノードがバックアップノードとなるべく設定取得要求を他のノードに向けて一定周期で繰り返し出力することにより、他のノードの設定情報を順次収集することができる。
また、ある一つのノードがバックアップノードとして確定した後において、S121〜S126の動作を繰り返すことで、バックアップノードが故障して他のノードに設定取得要求を出力できなくなったときに、残りのノードの内からバックアップノードを自動的に新たに生成することができる。
一方、図3(a)に示すように、各ノードは、電源投入から一定時間T1が経過して定常状態に移行した後、一定時間T1内に他のノードからの設定取得要求を受信すると(S111)、自己が一定時間T1内に設定取得要求を送信したか否かを判定する(S112)。
ここで、自己のノードが一定時間T1内に設定取得要求を送信していない場合、当該ノードは通常ノードとなるべく、次に、一定時間T4内にバックアップノードとなるべきノードとの間でリンクが確立しているか否かを判定する(S113)。このとき、バックアップノードとなるべきノードとの間でリンクが確立済みならば、設定取得応答を送信することなくそのまま放置する。これにより、当該ノードは通常ノードとして確定される。
S113で一定時間T4内にバックアップノードとなるべきノードとの間で未だリンクが確立していない場合には、設定取得応答を送信してリンクを確立する(S114)。この結果、当該ノードは通常ノードとして確定される。その後はS111に戻る。
このように、S113およびS114の処理を行うことにより、バックアップノードとなるべきノードに対して特定のノードのみが設定取得応答を返すことが繰り返される結果、バックアップノードとなるべきノードが、全てのノードから設定情報を収集できなくなるといった不都合が生じるのを防ぐことができる。
一方、S111で他のノードからの設定取得要求を受信しているのにもかかわらず、S112において自己が設定取得要求を送信している場合には、電源投入から一定時間T1内に複数のノードがバックアップノードとなるべく同時に立ち上がっている可能性がある。そして、この場合には、複数のノード間の競合を防いで一つのノードだけがバックアップノードとして選定されるようにする必要がある。
そのため、設定取得要求のあった送信元ノードのノードIDと自身のノードIDの優先順位を比較し(S115)、自己のノードIDの方が設定取得要求のあった送信元ノードのノードIDよりも順位が高いか否かを判定する(S116)。この判定の結果、自己のノードIDの方が設定取得要求のあった送信元ノードのノードIDよりも順位が高かった場合には、自己がバックアップノードとなるべく、設定取得要求をネットワークの各ノードに向けてブロードキャストで送信する(S117)。
これに対して、S116で自己のノードIDの方が設定取得要求のあった送信元ノードのノードIDよりも順位が低かった場合には、自己が通常ノードとなるべく、一定時間T4内にバックアップノードとなるべきノードとの間でリンクが確立しているか否かを判定する(S113)。このとき、バックアップノードとなるべきノードとの間でリンクが確立済みならば、設定取得応答を送信することなくそのまま放置することで当該ノードは通常ノードとして確定される。
このように、この実施の形態1では、ネットワークに接続されたノード1A〜1Dの中から全ての設定情報を保存するバックアップノードを自動的に生成して確定することができる。また、バックアップノードは、一定周期で設定取得要求を通常ノードに送信することで自己が保存している設定情報を定期的に更新することができる。さらに、バックアップノードが潰れても、残りのノードの内からバックアップノードを自動的に新たに生成することができる。
図4は一つのノードがバックアップノードとして確定された後、ある一つの通常ノードが故障等により交換する必要が生じた場合の処理動作であり、図4(a)は交換により新規参入されるノードの処理動作を、図4(b)はバックアップノードの処理動作をそれぞれ示している。なお、ここでは説明の便宜上、符号1Aのノードがバックアップノード、符号1Dのノードが新規参入されるノードとする。
図4(a)に示すように、交換により新規参入されるノード1Dは、そのノードIDが交換前のノードと同じノードIDに設定された後、伝送路3に接続されて電源が投入される。
次に、この新規参入のノード1Dは、記憶媒体2Dに自己の設定情報が登録されているか否かを判定する(S131)。この場合、新規参入のノード1Dは、工場出荷状態では記憶媒体2Dに何ら設定情報が登録されていないので、設定情報の登録はないと判定する。
続いて、このノード1Dは、IPアドレスの問い合わせ要求を各ノードに向けてブロードキャストで送信する(S132)。このIPアドレスの問い合わせ要求は、独自のフレーム形式のパケットを用いてもよいし、RARP(Reverse Address Resolution Protocol)要求のパケット形式のものであってもよい。
図4(b)に示すように、新規参入されるノード1DからのIPアドレス問い合わせ要求は、バックアップノード1Aに受信される(S141)。そして、バックアップノード1Aは、自己の記憶媒体2Aを検索してIPアドレス問い合わせ要求の送信元ノード1DのノードIDの設定登録があるか判定する(S142)。この場合、ノードIDとMACアドレスとは相関関係があり、IPアドレス問い合わせ要求元のノード1DのMACアドレスからこれに対応するノードIDを計算することで、そのノードIDに対応する設定情報が記憶媒体2Aに保有されているか否かを判定することができる。
S142において、バックアップノード1Aは、記憶媒体2AにIPアドレス問い合わせ要求の送信元ノード1DのノードIDが登録されていると判定した場合には、そのノードIDに基づいてこれに対応するIPアドレスを抜き出し(S143)、この抜き出したIPアドレスを含む問い合わせ応答を送信元のノード1Dに対してユニキャストで送信する(S144)。この場合の問い合わせ応答は、独自のフレーム形式のパケットを用いてもよいし、RARP要求のパケット形式のものであってもよい。
図4(a)に戻って、新規参入されるノード1Dは、バックアップノード1AからIPアドレス問い合わせ応答があるか否かを判定する(S133)。このとき、バックアップノード1AからIPアドレス問い合わせ応答を受信した場合には、その受信した問い合わせ応答に含まれるIPアドレスを取り出して自己の記憶媒体2Dに登録する(S134)。次いで、このノード1Dは、FTPを利用してバックアップノード1Aから自己のノード1Dに対応する設定情報を取得し(S135)、これを記憶媒体2Dに登録する(S136)。
このように、ノード交換時には、交換後のノード1Dは予めノードIDのみ設定して設定情報の取得要求をバックアップノード1Aに送信すればよく、これに応じてバックアップノード1Aは、送信元のノード1DのノードIDに対応した設定情報を抜き出して交換後のノード1Dに対して設定情報を送信するので、交換後のノード1Dは交換前のノードに付与された全ての設定情報を自動的に取得することができる。これによりPnP方式を実現することが可能になる。
なお、上記の説明では、便宜上、バックアップノードは符号1Aのものとし、また交換される通常ノードは1Dのものとしたが、これに限定されるものでないことは勿論である。
実施の形態2.
この実施の形態2のLANシステムの全体構成は、図1に示した実施の形態1の場合と同様であるから詳しい説明は省略する。
上記の実施の形態1では、バックアップノードより一定周期で設定取得要求を通常ノードに送信し、これに応答した通常ノードから設定情報を取得する場合について説明したが、この実施の形態2では、RPRのトポロジ・ディスカバリ機能により各ノードは他の全てのノードのノードIDを知ることができるので、この機能を利用してバックアップノードが通常ノードの設定情報を収集する際の処理時間を短縮するようにしている。
以下、この実施の形態2の特徴として、バックアップノードが他の通常ノードの設定情報を収集する場合の処理動作について、図5に示すフローチャートを参照して説明する。
バックアップノード(ここでは便宜上1Aとする)は、トポロジ・ディスカバリ機能により各ノード1A〜1DのノードIDを監視している(S201)。
そして、伝送路3に接続された各ノード1A〜1DのノードIDと自己の記憶媒体2Aに予め登録されている各ノード1A〜1Dの設定情報に関連付けられたノードIDとを比較し(S202)、ノードIDが不足しているか否かを判定する(S203)。
ノードIDが不足している場合には、その不足しているノードIDを有する通常ノードから設定情報を取得する必要があるため、設定取得要求をブロドキャストで送信する(S204)。そして、この設定取得要求に対して応答のあった通常ノードのノードIDと不足しているノードIDとが一致するか否かを判定する(S205)。両ノードIDが一致した場合は、設定取得応答の送信元の通常ノードからFTPで設定情報を取得する(S207)。一方、両ノードIDが一致しない場合は次の応答があるまで待機する(S208)。
このように、この実施の形態2では、バックアップノード1AはRPRの機能であるトポロジ・ディスカバリを利用して全ノードのノードIDを監視し、ノードIDが不足している場合には、不足しているノードIDに対応した通常ノードから設定情報を取得することができる。
したがって、実施の形態1のようにバックアップノードが設定取得要求を一定周期で通常ノードに送信し、これに応答した通常ノードから設定情報を逐次取得する場合に比較すると、バックアップノードが通常ノードから設定情報を取得する際に要する処理時間を短縮化することができる。
実施の形態3.
この実施の形態3のLANシステムの全体構成は、図1に示した実施の形態1の場合と同様であるから詳しい説明は省略する。
上記の実施の形態1,2では、バックアップノードが通常ノードに対して設定情報の取得要求を送信し、これに対して通常ノードから設定取得応答があれば直ちにその通常ノードから設定情報を取得するようにしているが、この実施の形態4では、自己のノードの設定情報をハッシュ値に変換し、このハッシュ値をバックアップノードに送信するようにし、バックアップノードは送信元の通常ノードのハッシュ値に変化があったときのみ、その通常ノードの設定情報を取得するようにして、通常ノードの設定情報の収集を一層効率化したものである。
以下、この実施の形態3の特徴として、バックアップノードが他の通常ノードの設定情報を収集する場合の処理動作について、図6に示すフローチャートを参照して説明する。なお、図6(a)は通常ノードの処理動作を、図6(b)はバックアップノードの処理動作をそれぞれ示している。
まず、バックアップノード(ここでは1Aとする)は、通常ノード1B〜1Dに対して設定情報の取得要求をブロードキャストで送信する(S311)。通常ノード(例えば1B)がバックアップノード1Aからの設定情報の取得要求を受信すると(S301)、この通常ノード1Bは、まず自己の設定情報をハッシュ値に変換する(S302)。そして、図7(a)に示すように、このハッシュ値を自己のノードIDに付加して設定取得応答としてバックアップノード1Aに送信する(S303)。
バックアップノード1Aは、通常ノード1Bからの設定取得応答を受信すると(S312)、この設定取得応答に含まれる通常ノード1BのノードIDが自己の記憶媒体2Aに登録されている否かを判定する(S313)。
このとき、バックアップノード1Aは、送信元の通常ノード1BのノードIDが自己の記憶媒体2Aに設定登録されていないときには、この通常ノード1Bから未だ設定情報を取得していないと判断し、この通常ノード1BからFTPで新たに設定情報を取得する(S315)。そして、図7(b)に示すように、送信元の通常ノード1Bの設定情報に基づいてこれに対応するハッシュ値を算出し、このハッシュ値をノードIDを含む設定情報に関連付けて記憶媒体2Aに保存する。
S313で送信元ノード1BのノードIDが既に自己の記憶媒体2Aに設定登録されているときには、バックアップノード1Aは、設定取得応答のあった通常ノード1Bのハッシュ値と自己が予め保持しているこの通常ノード1Bに関するハッシュ値とが一致するか否かを判定する(S314)。
その際、両ハッシュ値が一致しないときには、送信元の通常ノード1Bの設定情報が変更されたと判断し、この通常ノード1Bから新たに設定情報を取得する(S315)。また、S314で両ハッシュ値が一致する場合には、送信元の通常ノード1Bの設定情報は何ら変更されていないので、当該ノード1Bの設定情報の取得、更新は行わない。
なお、ここでは便宜上、符号1Aのノードをバックアップノード、符号1Bのノードを通常ノードとして説明したが、これに限定されるものでないことは勿論である。
このように、この実施の形態3では、通常ノードがバックアップノードに対して行う設定取得応答にハッシュ値を含めることで、バックアップノードはこの送信元の通常ノードからのハッシュ値と自己の保有するハッシュ値と比較し、両ハッシュ値に変化があったときのみ設定情報を取得する。したがって、実施の形態1,2のように、バックアップノードが通常ノードに対して設定情報の取得要求を送信し、これに対して通常ノードから設定取得応答があれば直ちにその通常ノードから設定情報を取得する場合と比較すると、通常ノードからの設定情報の収集頻度を少なくできる。このため、伝送路3の帯域を無駄に消費するのを抑えることができる。
実施の形態4.
上記の実施の形態1〜3では、バックアップノードはLANシステムの電源投入の当初から特定されているのではなく、各ノード1A〜1Dの内で一定の条件が整ったノードがバックアップノードとして確定されるようになっている。
これに対して、この実施の形態4のLANシステムでは、図1に破線で示すように、各ノード1A〜1Dにバックアップ用モードを設定するデイップスイッチ5A〜5Dが設けられている。そして、各デイップスイッチ5A〜5Dをオンしてバックアップ用モードを設定すると、各ノード1A〜1Dは、これに応じて電源投入直後からバックアップノードとして確定されてバックアップのための所定動作を行うように構成されている。
以下、この実施の形態4における各ノード1A〜1Dの処理動作について、図8のフローチャートを参照して説明する。ここに、図8(a)は通常ノードの処理動作、ならびに一つの通常ノードを交換した際の交換後の通常ノードが設定情報を取得するための処理動作を示している。また、図8(b)はデイップスイッチ5がオンされてバックアップ用モードが設定された場合のバックアップノードの処理動作を示している。
なお、ここでは説明の便宜上、一つのノード(例えば1A)のデイップスイッチ5Aのみがオンされてバックアップ用モードが設定されているものとする。
図8(a)に示すように、通常ノード(例えば1B)は、まず、自己の記憶媒体2Bに設定情報が既に登録されているか否かを判定する(S401)。設定情報が既に登録されている場合には、設定情報の変更があるか否かを判定する(S402)。このとき、設定情報の変更がある場合には、自己の設定情報をハッシュ値に変換し(S404)、このハッシュ値を自己のノードIDに付加してハッシュ値通知としてネットワークに向けてブロードキャストで送信する(S405)。
S402で自己の設定情報の変更がなくても、S403でハッシュ値が未送信であれば、同様に自己の設定情報をハッシュ値に変換し(S404)、このハッシュ値を自己のノードIDに付加してハッシュ値通知としてネットワークに向けてブロードキャストで送信する(S405)。これに対して、S402で自己の設定情報の変更がなく、かつS403でハッシュ値を既に送信している場合には、ハッシュ値通知は送信しない。
また、S401で通常ノード1Bにおいて、記憶媒体2Bに自己の設定情報が全く登録されていない場合には、このノード1Bは、交換により新規参入されるノードであるので、バックアップノード1Aから自己の設定情報を取得して記憶媒体2Bに登録する。この場合のS406〜S410までの処理動作は、実施の形態1の説明として図4(a)で示したS132〜S136の処理動作と同じであるから、ここでは詳しい説明は省略する。
図8(b)に示すように、バックアップノード1Aは、通常ノード1BからノードIDにハッシュ値を付加して送信されたハッシュ値通知を受信すると(S411)、このハッシュ値通知に含まれる通常ノード1BのノードIDが自己の記憶媒体2Aに登録されている否かを判定する(S412)。
このとき、送信元の通常ノード1BのノードIDが自己の記憶媒体2Aに設定登録されていないときには、バックアップノード1Aは、この通常ノード1Bの設定情報を未だ取得していないと判断して、この通常ノード1BからFTPで新たに設定情報を取得する(S414)。そして、送信元の通常ノード1Bの設定情報に基づいてこれに対応するハッシュ値を算出し、このハッシュ値をノードIDを含む設定情報に関連付けて記憶媒体2Aに保存する。
一方、S412で送信元ノード1BのノードIDが既に自己の記憶媒体2Aに設定登録されているときには、バックアップノード1Aは、設定取得応答のあった通常ノード1Bのハッシュ値と自己が予め保持しているこの通常ノード1Bに関するハッシュ値とが一致するか否かを判定する(S413)。
その際、両ハッシュ値が一致しないときには、送信元の通常ノード1Bの設定情報が変更されたと判断し、この通常ノード1Bから新たに設定情報を取得する(S414)。また、S413で両ハッシュ値が一致する場合には、送信元の通常ノード1Bの設定情報が何ら変更されていないので、当該ノード1Bの設定情報の取得、更新は行わない。
なお、ここでは説明の便宜上、バックアップノードを1A、通常ノードを1Bとして説明したがこれに限るものではなことは勿論である。
このように、この実施の形態4では、バックアップ用モード設定用のデイップスイッチ5A〜5Dを設けることで、バックアップノードが強制的に設定されるため、通常ノードは、バックアップノードに対してハッシュ値の未送信時と設定情報の変更があった場合にのみノードIDにハッシュ値を付加して送信すればよく、また、バックアップノードは、通常ノードから送られるハッシュ値通知を受信するだけでよい。したがって、実施の形態1のように、バックアップノードが他のノードに対して設定情報の取得要求を一定周期で出力する必要がないので、伝送路の帯域を無駄に消費するのを抑えることができる。
ところで、図8(b)に示したように、バックアップノードは、通常ノードから送られるハッシュ値通知を受信するだけであり、特に設定取得要求を通常ノードに対して出力しない。このため、通常ノードからハッシュ値通知が確実に送られて来ないときには、バックアップノードは通常ノードの全て設定情報を確実に入手できない恐れがある。
この対策として、例えば、図9に示すように、実施の形態2,3の処理動作を組み合わせるとよい。ここに、図9(a)は図6(a)に示した実施の形態3の通常ノードの処理動作と同じであり、また、図9(b)は図5に示した実施の形態2のバックアップノードの処理動作と同じである。
このように、実施の形態2,3の処理動作を組み合わせた場合には、RPRの機能であるトポロジ・ディスカバリによりネットワークに接続された全ノード1A〜1DのノードIDを知ることができるため、不足しているノードの設定情報を確実に取得することができ、バックアップノードが通常ノードの設定情報を収集する際の取りこぼしを防ぐことができる。
実施の形態5.
上記の実施の形態4では、各ノード1A〜1Dにバックアップ用モードを設定するデイップスイッチ5A〜5Dを設けている。したがって、各ノード1A〜1Dのディップスイッチ5A〜5Dの内の複数がオンされるとネットワーク内に複数のバックアップノードが同時に存在することになる。
このように、ネットワーク内に複数のバックアップノードが同時に存在している場合には、各バックアップノードは、自他の各ノードの設定情報をバックアップする上で同じ内容の設定情報を共通に保持しておく必要がある。そこで、この実施の形態5では、複数のバックアップノードが存在する場合に各ノードが同じ内容の設定情報を共通に保持できるようにしたものである。
図10は、複数のバックアップノードの相互間で同じ内容の設定情報を共通に保持しておくための各バックアップノードの処理動作を示すフローチャートである。なお、ここでは説明の便宜上、1A,1Bの2のバックアップノードが存在するとし、図10(a)は一方のバックアップノード1Aの処理動作を、図10(b)は他方のバックアップノード1Bの処理動作をそれぞれ示している。
一方のバックアップノード1Aは、ネットワークに接続された全ノード1A〜1Dの設定情報を自己の記憶媒体2Aに保存する処理が完了すると(S501)、保存完了通知をブロードキャストで送信する(S502)。
この保存完了通知を他方のバックアップノード1Bが受信すると(S511)、自己のノード1Bの記憶媒体2Bに全ノード1A〜1Dの設定情報を保存する処理が完了しているか否か判定する(S512)。その際、設定情報の保存が完了している場合には、一方のバックアップノード1Aに保存完了通知応答を送信する(S513)。
この保存完了通知応答を一方のバックアップノード1Aが受信すると(S503)、引き続いて、自己が保持している全てのノードの設定情報に付随するハッシュ値をノードIDに付加して他方のバックアップノード1Bにハッシュ値通知として送信する(S504)。
他方のバックアップノード1Bは、このハッシュ値通知を受信すると(S514)、それぞれのハッシュ値を区別できるように桁を一定に揃えるなどしてノードIDの順に記憶媒体2Bに格納する。引き続いて、自己の保持している全てのノード1A〜1Dの設定情報のハッシュ値と、受信したハッシュ値通知に含まれるハッシュ値とを比較し(S515)、両ハッシュ値が一致するか否かを判定する(S516)。
両ハッシュ値が一致する場合には、両バックアップノード1A,1Bが各ノード1A〜1Dの設定情報を共通に保持していることになるので、このまま処理を終了する。これに対して、両ハッシュ値が一致しない場合には、両者間で異なるハッシュ値に対応するノードIDを一方のバックアップノード1Aに向けて送信する(S517)。次いで、異なるハッシュ値に対応する設定情報を削除する(S518)。
また、他方のバックアップノード1Bから異なるハッシュ値に対応するノードIDを一方のバックアップノード1Aが受信すると(S505)、このバックアップノード1Aは、受信したノードIDの設定情報を削除する(S506)。
このように、この実施の形態5では、両バックアップノード1A,1B間でハッシュ値が一致しないときには、この不一致のハッシュ値に対応した設定情報を共に削除するので各バックアップノード1A,1Bにおいて不確定な設定情報がそのまま保持されるを防ぐことができる。そして、両バックアップノード1A,1Bで共に削除した設定情報については、その後、例えば図9のフローチャートに示した処理により、各ノードから設定情報を取得することができるので、各バックアップノード1A,1Bが保持する設定情報の整合性を保つことができる。
また、上記の実施の形態1〜4では定常状態になると、ネットワークにはバックアップノードが1つしか存在しないためにバックアップノードの交換が不可能であったが、この実施の形態5では、ネットワーク内に複数のバックアップノードが同時に存在するため、バックアップノードの交換が可能になる。
なお、ここでは説明の便宜上、ネットワーク内に存在する複数のバックアップノードを1A,1Bとしたが、これに限定されるものでないことは勿論である。
実施の形態6.
上記の実施の形態4,5では、各ノード1A〜1Dに設けたデイップスイッチ5A〜5Dをオンにしてバックアップ用モードを設定することで、各ノード1A〜1Dが電源投入直後からバックアップノードとして動作するように構成しているが、この実施の形態7では、このようなバックアップ用モードを設定したノードが存在することをネットワークの各ノードに通知することでPnPの動作環境を容易に確認できるようにしている。
すなわち、図11に示すように、例えば各ノード1A〜1Dに9ビット分のディップスイッチを設けておき、その内の8ビット分でノードIDを設定し、残りの1ビット分でバックアップ用モードの設定を行えるようにする。
そして、RPR専用のMACアドレス(48ビット)を構成するMACアドレス固有番号(24ビット)の内、15ビットは固有値に設定し、残り8ビットはノードIDを設定し、残り1ビットはバックアップノードが存在するか否かの情報を設定する。このRPR専用のMACアドレスをRPRトポロジ・ディスカバリのパケットに挿入して全ノードに送信する。これにより、MACアドレスの9ビット目が“0”か“1”によってバックアップノードが存在するか否かを把握することができる。
図12に示すように、ネットワークに接続された各々のノード1A〜1Dは、トポロジ・ディスカバリ機能によりパケットを監視しており(S601)、全ノード1A〜1Dから送信される上記のパケットを受信すると、このパケットにバックアップノードの情報を含まれているか否かを判定する(S602)。その際、ネットワークに接続されたノード1A〜1Dのいずれにもバックアップノードが存在しないと判定された場合は、各ノード1A〜1Dは例えばアラームラクプを点灯するなどしてPnPが実行できないことをユーザに通知して注意を促す(S603)。
このように、この実施の形態6では、バックアップノードの存在の有無をネットワークを通じて各ノード1A〜1Dに通知することができるので、PnPの実行の可否をユーザが確実に把握することができ、システムの信頼性を向上させすることができる。
なお、上記の実施の形態1〜6では、説明の便宜上、ネットワークに4つのノード1A〜1Dを設けた場合について説明したが、本発明はこのようなノード数に限定されるものでないことは勿論である。
また、上記の実施の形態1〜6では、本発明をIEEE802.17のRPR仕様を用いたLANシステムに適用した場合について説明したが、このようなRPR仕様のLANシステムに限定されるものではなく、他の仕様のLANシステムについても適用することが可能である。
本発明の実施の形態1におけるRPR仕様のLANシステムの構成図である。 本発明の実施の形態1において、LANシステムの電源投入後から定常状態に移行するまでの各ノードの処理動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1において、各ノードが定常状態に移行した後において、各ノードの内の一つのノードがバックアップノードとして確定されるまでの処理動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1において、交換により新規参入されるノードとバックアップノードとの間でのPnP処理動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施の形態2において、バックアップノードが通常ノードの設定情報を収集する場合の処理動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態3において、バックアップノードが通常ノードの設定情報を収集する場合の処理動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態3において、通常ノードから送信されるパケットの内容、およびバックアップノードが設定情報をハッシュ値に対応付けて記憶媒体に登録している状態の一例を示す説明図である。 本発明の実施の形態4における各ノードの処理動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態4における各ノードの処理動作の変形例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態5において、ネットワーク内に複数のバックアップノードが共存する場合に、各ノードの設定情報を共通に保持しておくためのバックアップノードの処理動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態6において、各ノードに設けられているデイップスイッチでノードIDとバックアップ用モードとを設定し、この設定情報をパケットとして送信する場合の説明図である。 本発明の実施の形態6において、各ノードに対してバックアップノードが存在することを通知するための処理動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1A〜1D ノード(伝送装置)、
2A〜2D 記憶媒体(設定情報格納手段)、3 伝送路、
5A〜5D デイップスイッチ(バックアップ用モード設定手段)。

Claims (6)

  1. 複数の伝送装置が伝送路を介して互いに接続されて構成されたネットワークシステムにおいて、
    上記各伝送装置は、通信に必要な設定情報が格納される設定情報格納手段と、自己の設定情報を予め所有している場合には他の伝送装置に対してバックアップ用の設定情報の取得要求を出力するバックアップ用設定情報取得要求手段と、自己の設定情報が全く存在しない場合には他の伝送装置に対して自己の設定情報の取得要求を出力するプラグアンドプレイ用取得要求手段と、このプラグアンドプレイ用取得要求手段により他の伝送装置に対して出力した設定情報の取得要求に応じて他の伝送装置から送信されてきた設定情報を取得して上記設定情報格納手段に登録する設定情報取得手段と、他の伝送装置からのバックアップ用の設定情報の取得要求に対して該当する設定情報を自己が保有している場合には、当該設定情報を取得要求元の伝送装置に送信する設定情報送信手段と、上記バックアップ用設定情報取得要求手段により一定周期で出力されるバックアップ用の設定情報の取得要求に応じて他の伝送装置から順次送信される設定情報を全て収集して上記設定情報格納手段に登録するバックアップ手段と、ネットワーク内の全ての伝送装置に付与されている各ノードIDを監視するノードID監視手段とを備え、上記バックアップ用設定情報取得要求手段は、上記ノードID監視手段で監視されているノードIDがネットワーク内で不足している場合には、不足しているノードIDを有する伝送装置に対してバックアップ用の設定情報の取得要求を出力するものである、ことを特徴とするネットワークシステム。
  2. 電源投入後の一定時間内に他の伝送装置に対してバックアップ用の設定情報の取得要求を出力しているにもかかわらず、他の伝送装置からバックアップ用の設定情報の取得要求を受信した場合には、受信した伝送装置に付与されているノードIDと自己の伝送装置に付与されているノードIDとを比較し、自己のノードIDが優先順位の高い場合のみ引き続いて他の伝送装置に対してバックアップ用の設定情報の取得要求を送信するバックアップ調整手段を備えることを特徴とする請求項1記載のネットワークシステム。
  3. 他の伝送装置からのバックアップ用の設定情報の取得要求に応じて、自己が保有する設定情報に対応するハッシュ値を算出して他の伝送装置に対して通知するハッシュ値通知手段を備えるとともに、上記バックアップ手段は、他の伝送装置からのハッシュ値を受信して、このハッシュ値が以前のハッシュ値と異なる場合にのみ、ハッシュ値送信元の伝送装置からバックアップ用の設定情報を取得して上記設定情報格納手段に登録するものであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のネットワークシステム。
  4. 自己が保有する設定情報が変更されたときにのみハッシュ値を計算して他のノードに通知する設定変更通知手段を備えることを特徴とする請求項3記載のネットワークシステム。
  5. バックアップ用モードを設定するバックアップ用モード設定手段を備えるとともに、上記バックアップ手段は、このバックアップ用モード設定手段によりバックアップ用モードが設定された場合には、これに応じて電源投入直後から他の伝送装置から送信されるバックアップ用の設定情報を全て収集して上記設定情報格納手段に登録するものであることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のネットワークシステム。
  6. 上記バックアップ用モード設定手段によりバックアップ用モードが設定された場合には、これに応じてこのバックアップ用モードの設定情報を他の伝送装置に通知する通知手段を備えることを特徴とする請求項5記載のネットワークシステム。
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