JP2000253016A - データ伝送システム - Google Patents

データ伝送システム

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JP2000253016A
JP2000253016A JP11053807A JP5380799A JP2000253016A JP 2000253016 A JP2000253016 A JP 2000253016A JP 11053807 A JP11053807 A JP 11053807A JP 5380799 A JP5380799 A JP 5380799A JP 2000253016 A JP2000253016 A JP 2000253016A
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data transmission
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transmission
setting
management station
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JP11053807A
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English (en)
Inventor
Yoichi Okano
洋一 岡野
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 伝送初回設定及びダイナミックな伝送設定変
更を短時間で行うことができ、かつバックアップ局を確
保できる。 【解決手段】 複数のデータ伝送装置1から構成される
とともに、何れかのデータ伝送装置が伝送管理ステーシ
ョン1bとなって各データ伝送装置間のデータ伝送を管
理するデータ伝送システムにおいて、各データ伝送装置
は、データ伝送のために用いられるデータ伝送装置毎の
個別設定情報6を保持する個別設定情報保持手段31を
備え、伝送管理ステーションは、個別設定情報を他のデ
ータ伝送装置から収集する設定情報収集手段33と、設
定情報収集手段により収集された全データ伝送装置の個
別設定情報からなり、かつ各データ伝送装置間のデータ
伝送管理に用いられる全体設定情報7,7#を作成する
全体設定情報作成手段34とを備えたデータ伝送システ
ム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はデータ伝送システ
ム、更に詳しくはシステムバックアップ方式の部分に特
徴のあるデータ伝送システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に複数のステーションからなるデー
タ伝送システムにおいては、何れかのステーションがダ
ウンした場合でも、システムの機能を維持できるように
バックアップ局を設定している。
【0003】システムバックアップは、本来、データ伝
送システムを構成するできるだけ多くの伝送装置(ステ
ーション)が行えるようになっていることが好ましい。
したがって、例えば伝送システムを構成するすべてのス
テーションをバックアップ可能状態としておくことが考
えられる。
【0004】しかしながら、何れかのステーションが全
設定情報を保持し伝送を管理していることでデータ伝送
が実現されているわけであるから、すべてのステーショ
ンをバックアップ可能状態とするためには、バックアッ
プを行い得る全ステーションに全設定情報を設定してお
く必要がある。
【0005】このように全局(全ステーション、全伝送
装置)がバックアップできるようにしたデータ伝送シス
テムでは、伝送開始前に全局に対して全設定情報を保持
させることになり、立上げに時間がかかる場合がある。
【0006】また例えば、当初は一つのステーションを
バックアップ局とし、システムバックアップの必要が生
じた後に、次のバックアップ局を指定する方式であれば
上記問題は生じないようにも思われる。
【0007】しかしながら、次回どの局がバックアップ
局になるか確定していないのであれば、結局のところ、
全局に対して予め全設定情報を設定しておく必要が生
じ、やはり立上げまでに時間がかかることになる。
【0008】一方、データ伝送システムにおいて、デー
タ伝送を行っている間に、各ステーションに固有の情報
がダイナミックに変更された場合、それに連動して全設
定情報も更新する必要が生じる。しかし、この変更され
た設定情報はバックアップ局に反映させる必要がある。
したがって、上記のようにバックアップ局が多数ある場
合、又はバックアップ情報が多量にある場合には、設定
に時間を要することになり、高速なダイナミック変更に
は追従しきれないこともある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように複数のステ
ーションからなるデータ伝送装置では、効果的なシステ
ムバックアップを実現するには予めバックアップを行う
局に全設定情報を設定しておく必要があるが、そのため
には情報設定に時間がかかり、ひいてはシステム立ち上
げに時間がかかってしまう。また、設定ツールから一々
全設定情報をデータ伝送装置に設定するようにしたので
は時間のみならず設定労力も大きい。
【0010】さらに、システムにおいて各ステーション
に固有の情報がダイナミックに変更されると、これをバ
ックアップ局に設定する必要があり、バックアップ局が
多数あるときにはこの場合も設定に時間がかかり、高速
なダイナミック変更には追従できない。
【0011】本発明は、このような実情を考慮してなさ
れたもので、その第1の目的は、データ伝送装置固有の
個別設定情報を各データ伝送装置に設定するだけで、全
体の設定情報を特定のあるいはすべての伝送装置に設定
することなく、データ伝送管理を開始することができる
データ伝送システムを提供することにある。
【0012】また、第2の目的は、伝送初回設定及びダ
イナミックな伝送設定変更を短時間で行うことができ、
かつバックアップ局を確保できるデータ伝送システムを
提供することにある。
【0013】さらに、第3の目的は、バックアップ時に
古い設定情報で間違って動作することを防止できるデー
タ伝送システムを提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に対応する発明は、複数のデータ伝送装置
から構成されるとともに、何れかのデータ伝送装置が伝
送管理ステーションとなって各データ伝送装置間のデー
タ伝送を管理するデータ伝送システムにおいて、各デー
タ伝送装置は、データ伝送のために用いられるデータ伝
送装置毎の個別設定情報を保持する個別設定情報保持手
段を備え、伝送管理ステーションは、個別設定情報を他
のデータ伝送装置から収集する設定情報収集手段と、設
定情報収集手段により収集された全データ伝送装置の個
別設定情報からなり、かつ各データ伝送装置間のデータ
伝送管理に用いられる全体設定情報を作成する全体設定
情報作成手段とを備えたデータ伝送システムである。
【0015】本発明はこのような手段を設けたので、デ
ータ伝送装置固有の個別設定情報を各データ伝送装置に
設定するだけで、全体の設定情報を特に設定することな
く、データ伝送管理を実現することができる。
【0016】次に、請求項2に対応する発明は、請求項
1に対応する発明において、伝送管理ステーションは、
全体設定情報を他の少なくとも一つのデータ伝送装置に
バックアップ情報として設定する全体設定情報設定手段
を備え、全体設定情報設定手段を設定された少なくとも
一つのデータ伝送装置は、伝送管理ステーションがダウ
ンしたときには、設定された全体設定情報により各デー
タ伝送装置間のデータ伝送をバックアップする手段を備
えたデータ伝送システムである。
【0017】本発明はこのような手段を設けたので、伝
送初回設定及びダイナミックな伝送設定変更を短時間で
行うことができ、かつバックアップ局を確保することが
できる。
【0018】次に、請求項3に対応する発明は、請求項
2に対応する発明において、伝送管理ステーションは、
全体設定情報をバックアップ情報として他のデータ伝送
装置に設定する前に、各データ伝送装置間のデータ伝送
管理を開始するデータ伝送システムである。
【0019】本発明はこのような手段を設けたので、伝
送初回設定及びダイナミックな伝送設定変更を極めて短
時間で行うことができ、かつバックアップ局を確保する
ことができる。
【0020】次に、請求項4に対応する発明は、請求項
2に対応する発明において、伝送管理ステーションは、
全体設定情報をバックアップ情報として他の少なくとも
一つのデータ伝送装置に設定した後に、各データ伝送装
置間のデータ伝送管理を開始するデータ伝送システムで
ある。
【0021】本発明はこのような手段を設けたので、伝
送初回設定及びダイナミックな伝送設定変更を短時間で
行うことができ、かつバックアップ局を確実に確保する
ことができる。
【0022】次に、請求項5に対応する発明は、請求項
3に対応する発明において、伝送管理ステーションが全
体設定情報をバックアップ情報として他のデータ伝送装
置に設定する前にダウンしたときには、全体設定情報無
保持のデータ伝送装置が新たな伝送管理ステーションに
なるとともに、当該新たな伝送管理ステーションは、設
定情報収集手段及び全体設定情報作成手段により個別設
定情報を収集し全体設定情報を作成した後に、各データ
伝送装置間のデータ伝送管理を再開するデータ伝送シス
テムである。
【0023】本発明はこのような手段を設けたので、た
とえバックアップ情報を設定できない状態で伝送管理ス
テーションがダウンしても、確実に全体設定情報が作成
され、これに基づきデータ伝送を再開させることができ
る。
【0024】次に、請求項6に対応する発明は、請求項
1〜5に対応する発明において、何れかのデータ伝送装
置の個別設定情報が変更された場合には、設定情報収集
手段及び全体設定情報作成手段により個別設定情報を収
集し全体設定情報を作成し直した後に、各データ伝送装
置間のデータ伝送管理を再開するデータ伝送システムで
ある。
【0025】本発明はこのような手段を設けたので、設
定情報が変更されても確実に全体情報が得られた後にデ
ータ伝送が再開されるので、常に正確な設定でデータ伝
送を行うことができる。
【0026】次に、請求項7に対応する発明は、請求項
6に対応する発明において、伝送管理ステーションは、
全体設定情報を作成し直したときには、その旨を全デー
タ伝送装置に通知するデータ伝送システムである。
【0027】本発明はこのような手段を設けたので、バ
ックアップ時に古い設定情報で間違って動作することを
防止することができる。
【0028】次に、請求項8に対応する発明は、請求項
6又は7に対応する発明において、各データ伝送装置
は、自己の個別設定情報が変更されたときには、その変
更された個別設定情報を伝送管理ステーションに送信す
る変更情報送信手段を備えたデータ伝送システムであ
る。
【0029】本発明はこのような手段を設けたので、確
実な全体情報更新を行うことができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。
【0031】図1は本発明の実施形態に係るデータ伝送
システム一例を示すブロック構成図である。
【0032】このデータ伝送システムは、データ転送等
の通路となるデータ伝送路4に、複数のデータ伝送装置
1(1a,1b,..1c)が接続されるとともに、各
データ伝送装置1(1a,1b,..1c)に対応する
接続機器2(2a,2b,..2c)が設けられて構成
されている。また、各接続機器2あるいは特定の接続機
器2a等に、設定ツール3が接続され、接続機器2毎に
その個別設定情報を入力・設定できるようになってい
る。
【0033】データ伝送装置1(ステーションともい
う)は、例えばブロック単位でデータ転送を行うデータ
転送装置等からなる装置であり、データ伝送のためのス
テーションである。また、接続機器2は、転送データ等
を提供しまた受け入れるホスト機器等からなる。これら
はデータ伝送を行う装置と、データ送信若しくは受信元
となる装置とであれば適宜の組み合わせが許される。
【0034】また、各データ伝送装置1(1a,1
b,..1c)は、データ伝送路4に接続され、実際に
データ伝送の処理を実行する伝送処理部8(8a,8
b,..8c)と、設定情報処理部5(5a,5
b,..5c)とを備えている。
【0035】各伝送処理部8には、設定情報設定部22
が設けられ、この設定情報設定部22に設定された全体
設定情報若しくは個別設定情報に基づいて伝送処理が行
われる。なお、本明細書でいう設定情報とは、データ伝
送のために設定される情報であり、個別設定情報とは、
各データ伝送装置1毎に特有な設定情報である。また、
全体設定情報とは、全データ伝送装置分(全局分)の設
定情報,つまり全設定情報である。
【0036】また、特に図示しないが、各データ伝送装
置1には、自己の状態に対応して自ステーションを管理
する部分が設けられている。この部分は、例えば自己が
伝送管理ステーションとなっている場合にはデータ伝送
システムにおける伝送全体を管理する。また例えば自己
が最優先の次期バックアップステーションとなっている
ときには、伝送管理ステーションがダウンしたときに、
システムバックアップを行って新たな伝送管理ステーシ
ョンになるよう管理するバックアップ手段としても機能
している。
【0037】設定情報処理部5は、設定ツール3から入
力される設定情報を管理し、また、設定情報を設定情報
設定部22に設定するものであって、個別設定情報保持
部31,全体設定情報保持部32,個別設定情報送受信
部33,全体設定情報作成部34,全体設定情報設定部
35を備えている。
【0038】ここでまず、個別設定情報保持部31は、
設定ツール3から入力される自己の個別設定情報、さら
に場合により他のデータ伝送装置1から受け取った他ス
テーションの個別設定情報を保持する。
【0039】全体設定情報保持部32は、全体設定情報
作成部34により作成された各個別設定情報の集合から
なる全体設定情報を保持する。
【0040】個別設定情報送受信部33は、設定ツール
3から入力又は修正入力される自己の個別設定情報を個
別設定情報保持部31に保存し、また、場合により他の
ステーションにそれぞれの個別設定情報を要求し、これ
を個別設定情報保持部31に保存する。また、個別設定
情報保持部31に保存されるべき何れかの個別設定情報
が変更された場合にはその旨を全体設定情報作成部34
に通知可能に構成されている。
【0041】全体設定情報作成部34は、自己が伝送管
理ステーションでありかつ個別設定情報保持部31の内
容が変更される場合には、当該保持部31から各データ
伝送装置1の個別設定情報を読み出し、これらに基づい
て全体設定情報を作成し、全体設定情報保持部32に保
存する。また、このとき、変更が行われた旨を全体設定
情報設定部35に通知可能に構成されている。
【0042】全体設定情報設定部35は、自己が伝送管
理ステーションでありかつ全体設定情報保持部32の内
容が変更される場合には、少なくとも自ステーション、
場合により他ステーションの伝送処理部8の設定情報設
定部22に全体設定情報を設定するようになっている。
【0043】なお、データ伝送システム立ち上げ時に
は、各データ伝送装置1に少なくとも部分設定情報が設
定情報設定部22に設定され又は予め設定されている
が、この部分設定情報の設定は、設定ツール3からの設
定情報入力時に、あるいは設定情報処理部5による設定
処理によって実現される。
【0044】なお、請求項にいう設定情報収集手段並び
に変更情報送信手段の機能は、例えば個別情報送受信部
33によって実現される。
【0045】次に、以上のように構成された本実施形態
におけるデータ伝送システムの動作について説明する。
【0046】このデータ伝送システムにおいては接続機
器2の伝送データがその対応するデータ伝送装置1によ
って相互に交換される。このシステムが機能するには、
初期の立ち上げが実行され、また、システム稼働中にデ
ータ伝送装置1の個別設定情報がダイナミックに変更さ
れる場合には、その修正処理が行われる必要がある。
【0047】以下にまず、データ伝送システム立ち上げ
時の初回設定の場合について説明し、次に、ダイナミッ
ク変更(管理局の設定情報変更)の場合、さらに、ダイ
ナミック変更(管理局以外の設定情報変更)の場合につ
いて説明する。
【0048】1.初回設定の場合 図2〜図5は本実施形態のデータ伝送システムにおける
初回設定時の各手順を示す図である。
【0049】1)手順1 初回設定時における手順1は図2に示されている。
【0050】同図に示すように、各データ伝送装置1の
ための個別設定情報が設定ツール3よって各データ伝送
装置1に設定される。このとき当該情報が設定ツール3
から直接あるいはデータ伝送路4を経由して設定情報処
理部5a〜5cに渡され、個別設定情報6a〜6cとし
て個別情報保持部31に保持される。
【0051】2)手順2 初回設定時における手順2は図3に示されている。
【0052】伝送システム全体における伝送管理を行う
伝送管理ステーション(ここではデータ伝送装置1b)
からは、設定情報処理部5bの個別設定情報送受信部3
3により、他の設定情報処理部5a,..5cに保持さ
れるそれぞれの個別設定情報6a,..6cが要求され
る。
【0053】要求を受けたデータ伝送装置1では、個別
設定情報送受信部33により自己の個別設定情報が読み
出され、伝送管理ステーションとなるデータ伝送装置1
bに送信される。この送信データは、設定情報処理部5
bの個別設定情報送受信部33により、その個別設定情
報6a,..6cとして格納される。
【0054】全データ伝送装置1の個別設定情報が収集
されると、その旨が全体設定情報作成部34に通知され
る。これにより個別設定情報6a,6b,..6cに基
づいて全体設定情報作成部34に全体設定情報7が作成
され、全体設定情報保持部32に格納される。このとき
伝送処理部8に設定される伝送処理部形式の全体設定情
報7#も作成される。
【0055】3)手順3 初回設定時における手順3は図4に示されている。
【0056】手順2にて作成された全体設定情報(伝送
処理部形式)7′は、全体設定情報設定部35によって
まず伝送処理部8bの設定情報設定部22に設定され
る。この設定が終わると、伝送管理ステーションとして
のデータ伝送装置1bは、伝送処理を開始し、各データ
伝送装置1間のデータ伝送が開始される。なお、この時
点では、伝送管理ステーションであるデータ伝送装置1
bのみに全体設定情報7#が設定され、他のデータ伝送
装置1a,..1c(1bを除く)には個別設定情報し
か設定されていない。
【0057】4)手順4 初回設定時における手順4は図5に示されている。
【0058】データ伝送が開始されたのち適宜のタイミ
ングにおいて、全体設定情報保持部32に格納される全
体設定情報7#が、伝送管理ステーションの全体設定情
報設定部35によって他のデータ伝送装置1の伝送処理
部8に順次設定される。図5には、全体設定情報7#が
データ伝送装置1cの伝送処理部8cに設定される様子
が示されている。
【0059】以降本手順が繰り返され、全体設定情報7
#が未設定のデータ伝送装置1(例えばデータ伝送装置
1a)の伝送処理部8に設定されていく。こうして設定
完了したデータ伝送装置1は、バックアップ可能な状態
となる。
【0060】これにより、現管理ステーション(ここで
は1b)がダウンした場合、直ちにバックアップでき
る。全局に設定した場合、全局がバックアップ可能とな
る。
【0061】また、仮に、現伝送管理ステーション(こ
こではデータ伝送装置1b)がダウンした時点で他の何
れのデータ伝送装置1にも全体設定情報(伝送処理部形
式)7#が設定されていない場合もあり得る。この場合
には、伝送管理ステーションとなったデータ伝送装置1
の設定情報処理部5によって全体設定情報7#が自己に
おいて未設定未であることが確認されると、同設定情報
処理部5によって上記手順2からの処理が繰り返され
る。こうして各個別設定情報が収集され、全体設定情報
7,7#が作成され、手順3と進みバックアップが行わ
れる。さらに手順4に進みバックアップ可能な局が増さ
れていく。
【0062】以上により初回設定において、全局に全体
設定情報を設定する手順4の前の手順3で素早く伝送が
開始される。さらに万一、全体設定情報が未設定のデー
タ伝送装置1が伝送管理ステーションになる場合でも、
手順2に戻りバックアップが確実に行われることとな
る。
【0063】なお、基本的に伝送管理ステーションにお
いては、全体設定情報が必要であるが、設定ツール3か
らは個別設定情報のみを設定すればよく、設定ツール3
の負担が軽くなる。
【0064】次に、データ伝送が行われているときに、
伝送管理ステーションにてダイナミックに個別設定情報
が変更される場合について説明する。
【0065】2.ダイナミック変更(管理局の設定情報
変更)の場合 図6〜図10は本実施形態のデータ伝送システムにおけ
るダイナミック変更(管理局の設定情報変更)時の各手
順を示す図である。
【0066】1)手順1 ダイナミック変更(管理局の設定情報変更)時における
手順1は図6に示されている。
【0067】まず、伝送管理ステーションであるデータ
伝送装置1bの設定情報(個別設定情報)が設定ツール
3より変更される。なお、このとき同時に接続機器2b
も情報更新を知ることができる。
【0068】こうして個別情報保持部31内の個別設定
情報6bが更新されると、全体設定情報作成部34によ
り、全体設定情報保持部32の全体設定情報7、さらに
は全体設定情報(伝送処理部形式)7#が更新される。
なお、この時点では伝送処理部8bにおける全体設定情
報7#の設定はされていない。
【0069】2)手順2 ダイナミック変更(管理局の設定情報変更)時における
手順2は図7に示されている。
【0070】伝送管理ステーションの設定情報処理部5
bにて保持される全体設定情報(伝送処理部形式)7#
が更新された旨は、伝送11a、11cによって現在バ
ックアップ可能な状態にある他のすべてのステーション
(データ伝送装置1)全部に通知される。この処理は全
体設定情報設定部35によって開始される。また、例え
ば伝送11a、11cは同報伝送によって行われる。ま
た、全体設定情報(伝送処理部形式)7#が更新された
ということは、全体設定情報のバージョン番号を変更す
ることで示すようにしてもよい。
【0071】3)手順3 ダイナミック変更(管理局の設定情報変更)時における
手順3は図8に示されている。
【0072】上記手順2において、全体設定情報(伝送
処理部形式)7#が更新されたことは、他のバックアッ
プ可能なステーション全部に伝えられたが、その応答が
伝送12a、12cによって伝送管理ステーションの全
体設定情報設定部35に戻ってくる。このとき、バック
アップ可能状態にあるステーション全部よりその応答を
もらうようにし、もし応答がないステーションがある場
合にはリトライ等が行われ、確実に設定情報が更新され
たことが伝えられる。
【0073】4)手順4 ダイナミック変更(管理局の設定情報変更)時における
手順4は図9に示されている。
【0074】バックアップ可能なステーションからの応
答確認後、手順1で更新された全体設定情報(伝送処理
部形式)7#が伝送処理部8bの設定情報設定部22に
設定される。
【0075】この設定がなされた後、新しい全体設定情
報7#に従い、伝送管理ステーションの伝送管理下にお
ける新たなデータ伝送が開始される。
【0076】5)手順5 ダイナミック変更(管理局の設定情報変更)時における
手順5は図10に示されている。
【0077】伝送管理ステーションが保持する新しい全
体設定情報(伝送処理部形式)7#は、他のデータ伝送
装置1cの伝送処理部8cに伝送13cにより設定され
る。こうして、データ伝送装置1cはダイナミックに設
定情報が変更された後の新たな全体設定情報7#に対応
してバックアップ可能な状態となる。
【0078】以降本手順を繰り返し、旧設定のデータ伝
送装置1に対して新たな全体設定情報(伝送処理部形
式)7#が順次設定される。これにより設定更新完了し
たデータ伝送装置1は、現伝送管理ステーション(ここ
では伝送装置1b)がダウンした場合、直ちにこれをバ
ックアップ可能な状態となる。全局に対する設定更新が
終了した後には、全局がバックアップ可能となる。
【0079】また、現伝送管理ステーションがダウンし
た時点で、全体設定情報(伝送処理部形式)7#が未更
新のデータ伝送装置1が新しい伝送管理ステーションに
なる場合を考える。この場合には、設定情報処理部5に
より、設定更新未であることが確認されると、初回設定
時における手順2からの処理が繰り返され、全体設定情
報7,7#が作成され、初回設定時における手順3と進
みバックアップが行われる。さらに初回設定時における
手順4に進みバックアップ可能な局を増していく。
【0080】以上によりダイナミック変更(管理局の設
定情報変更)の場合、全局に全体設定情報を設定更新し
ていく手順5の前の手順4の段階で、新しい設定で素早
く伝送が開始される。さらに設定更新未のデータ伝送装
置が管理ステーションになる場合でも初回設定時の手順
2に戻りバックアップが確実に行われることがわかる。
【0081】なお、伝送管理ステーションには全体設定
情報が必要であるが、設定ツール3からは個別設定情報
のみを設定更新すれば良く、設定ツール3の負担が軽く
なる。
【0082】次に、データ伝送が行われているときに、
伝送管理ステーション以外のステーションにてダイナミ
ックに個別設定情報が変更される場合について説明す
る。
【0083】3.ダイナミック変更(管理局以外の設定
情報変更)の場合 図11及び図12は本実施形態のデータ伝送システムに
おけるダイナミック変更(管理局以外の設定情報変更)
時の各手順を示す図である。
【0084】1)手順1 ダイナミック変更(管理局以外の設定情報変更)時にお
ける手順1は図11に示されている。
【0085】ここでは、伝送管理ステーションとなって
いるデータ伝送装置1b以外のデータ伝送装置1、例え
ばデータ伝送装置1a及び1cにおける設定情報が、設
定ツール3より変更される。なお、これにより同時に接
続機器2a、2cも情報更新を知ることができる。
【0086】これにより、個別設定情報保持部31の個
別設定情報6a、6cが更新される。
【0087】2)手順2 ダイナミック変更(管理局以外の設定情報変更)時にお
ける手順2は図12に示されている。
【0088】手順1により個別設定情報保持部31の内
容が変更され、かつ自己が伝送管理ステーションでない
場合には、個別設定情報送受信部33により更新された
各個別設定情報6a、6cが伝送14a、14cにより
データ伝送装置1bに渡される。この渡された各個別設
定情報6a、6cは、同設定情報処理部5bの個別情報
送受信部33により、個別設定情報保持部31に格納さ
れる。
【0089】伝送管理ステーションでは、個別設定情報
保持部31の内容変更に伴って全体設定作成部34によ
り全体設定情報7,全設定情報(伝送処理部形式)7#
が更新される。以降は、ダイナミック変更(管理局の設
定情報変更)の場合の手順2〜5と同様な処理が実行さ
れる。なお、この場合でも、ダイナミック変更(管理局
の設定情報変更)の手順4にて新しい全体設定情報7#
に基づく伝送が開始される。
【0090】以上によりダイナミック変更(管理局以外
の設定情報変更)の場合、全局に全体設定情報を設定更
新する手順5の前の手順4で、新しい設定で素早く伝送
が開始される。さらに設定更新未のデータ伝送装置1が
伝送管理ステーションになる場合でも初回設定時の手順
2に戻りバックアップが確実に行われることになる。
【0091】なお、伝送管理ステーションには、全体設
定情報が必要であるが、設定ツール3からは個別設定情
報6のみを設定更新すれば良く、設定ツール3の負担が
軽くなる。
【0092】上述したように、本発明の実施の形態に係
るデータ伝送システムは、バックアップ局への全体情報
設定前に伝送処理を開始し、当該伝送開始後に、順次バ
ックアップ局への全体情報設定を行うようにしたので、
設定立上げ時間や更新立上げ時間を短くし、かつ、バッ
クアップ局を確実に確保することができる。
【0093】また立上げ後、システムの都合の良いタイ
ミングでバックアップ局へ情報設定できるので、バック
アップ情報設定の伝送による負荷集中を防ぐことができ
る。
【0094】さらにバックアップ情報設定未または更新
未のデータ伝送装置1が管理ステーションになるような
場合でも、情報設定未または更新未であることを確実に
検知し、不足する個別設定情報を集めて確実に更新後の
全体設定情報によるバックアップを実現することができ
る。したがって、バックアップのときに古い設定情報で
間違って動作するのを防ぐことができる。
【0095】また、伝送管理ステーションで用いられる
伝送設定情報としては、全局分の伝送設定情報(全体設
定情報)となるが、設定ツール3からの設定は、個別の
伝送設定情報のみで足り、全局分の伝送設定情報は伝送
装置間の個別設定情報の伝送手順により生成される。こ
れにより設定ツール3の負荷(個別の伝送設定情報と全
局分の伝送設定情報の両方を管理する必要など)を軽減
することができる。
【0096】
【実施例】実施例においては、上記実施形態で説明した
データ伝送システムをスキャン伝送を行うシステムに適
用する場合を説明する。本実施例でいうスキャン伝送
は、決まった伝送ブロックメモリデータを定期的に互い
に交換する伝送である。
【0097】図13は本発明の実施例に係るデータ伝送
システムの構成例を示すブロック図であり、図1と同一
部分には同一符号を付して説明を省略し、ここでは異な
る部分についてのみ述べる。
【0098】このデータ伝送システムは、データ転送等
の通路となるデータ伝送路4に、複数のスキャン伝送デ
ータ伝送装置1’(1a’,1b’,..1c’)が接
続されるとともに、各スキャン伝送データ伝送装置1’
(1a’,1b’,..1c’)に対応するホスト機器
2’(2a’,2b’,..2c’)が設けられて構成
されている。また、各ホスト機器2’あるいは特定のホ
スト機器2a’等に、パソコン設定ツール3’が接続さ
れ、ホスト機器2’毎にその個別設定情報を入力・設定
できるようになっている。
【0099】スキャン伝送データ伝送装置1’は、スキ
ャン伝送を行うようになっている他、実施形態における
データ伝送装置1(ステーション)と同様に構成されて
いる。すなわち、各スキャン伝送データ伝送装置1’
(1a’,1b’,..1c’)は、データ伝送路4に
接続され、実際にデータ伝送の処理を実行するデータリ
ンクタスク8’(8a’,8b’,..8c’)と、ス
キャン伝送設定タスク5’(5a’,5b’,..5
c’)とを備えている。
【0100】各データリンクタスク8’には、実施形態
と同様に設定情報設定部22が設けられている。
【0101】また、特に図示しないが、各スキャン伝送
データ伝送装置1’には、自己の状態に対応して自ステ
ーションを管理する部分が設けられている。
【0102】スキャン伝送設定タスク5’は、パソコン
設定ツール3’から入力される設定情報を管理し、ま
た、設定情報を設定情報設定部22に設定するものであ
って、実施形態と同様に、個別設定情報保持部31,全
体設定情報保持部32,個別設定情報送受信部33,全
体設定情報作成部34,全体設定情報設定部35を備え
ている。
【0103】一方、ホスト機器2’は、スキャン伝送を
利用して所定の処理を実行する計算機であり、実施形態
における接続機器2に相当する。
【0104】以上のように構成された本実施例のデータ
伝送システムにおける動作を説明する。
【0105】このデータ伝送システムにおいてはホスト
機器2’の処理するデータがその対応するスキャン伝送
データ伝送装置1’によってスキャン伝送される。この
システムが機能するには、初期の立ち上げが実行され、
また、システム稼働中にスキャン伝送データ伝送装置1
の個別設定情報がダイナミックに変更される場合には、
その修正処理が行われる必要がある。
【0106】以下にまず、データ伝送システム立ち上げ
時の初回設定の場合について説明し、次に、ダイナミッ
ク変更(管理局の設定情報変更)の場合、さらに、ダイ
ナミック変更(管理局以外の設定情報変更)の場合につ
いて説明する。
【0107】1.初回設定の場合 図14〜図17は本実施例のデータ伝送システムにおけ
る初回設定時の各手順を示す図である。
【0108】1)手順1 初回設定時における手順1は図14に示されている。
【0109】まず、各スキャン伝送データ伝送装置1’
についての設定情報がパソコン設定ツール3’によって
各伝送装置’に設定される。設定の仕方は実施形態と同
様である。こうしてスキャン伝送ブロック個別設定情報
6a’〜6c’がスキャン伝送設定タスク5’に保持さ
れる。
【0110】2)手順2 初回設定時における手順2は図15に示されている。
【0111】伝送スケジュール管理ステーションである
伝送装置1b’においては、スキャン伝送設定タスク5
a’〜5c’におけるスキャン伝送ブロック個別設定情
報6a’〜6c’がネットワーク管理伝送9a’、9
c’により収集する。この収集データに基づき、スキャ
ン伝送ブロック全設定情報7’が作成され、保持され
る。さらに、データリンクタスク形式のスキャン伝送ブ
ロック全設定情報としてのデータ送信スケジューリング
7%も作成される。これらの過程は実施形態と同様であ
る。
【0112】3)手順3 初回設定時における手順3は図16に示されている。
【0113】データ送信スケジューリング7%が実施形
態と同様な処理によりデータリンクタスク8b’に設定
される。ここでスキャン伝送データ伝送システムでは、
その中の1つの伝送スケジュール管理ステーションとし
てのスキャン伝送データ伝送装置1b’の管理のもとに
スキャン伝送が開始される。
【0114】4)手順4 初回設定時における手順4は図17に示されている。
【0115】データ送信スケジューリング7%が、実施
形態と同様な処理で、メッセージ伝送10c’によりデ
ータリンクタスク8c’に設定される。以降本手順が繰
り返され、設定未のデータ伝送装置(例えばデータリン
クタスク8a’)にデータ送信スケジューリング7%が
設定される。これにより設定完了したデータ伝送装置
1’は、現伝送スケジュール管理ステーションである伝
送装置1b’がダウンした場合、直ちにバックアップで
きる。全局にデータ送信スケジューリング7%を設定し
た場合、全局がバックアップ可能となる。
【0116】また、現伝送スケジュール管理ステーショ
ンがダウンしたときに、仮にデータ送信スケジューリン
グ7%が設定された未だ存在せず、同スケジューリング
7%を有しないデータ伝送装置1’が伝送スケジュール
管理ステーションになる場合を考える。この場合、新し
い伝送スケジュール管理ステーションのスキャン伝送設
定タスク5’は、データ送信スケジューリング7%が設
定未であることを確認すると、初回設定時の手順2から
の処理を実行する。すなわち、データ送信スケジューリ
ング7%を設定してから伝送を再開し、さらにバックア
ップ可能な局を増していく。
【0117】2.ダイナミック変更(管理局の設定情報
変更)の場合 図18〜図22は本実施例のデータ伝送システムにおけ
るダイナミック変更(管理局の設定情報変更)時の各手
順を示す図である。
【0118】1)手順1 ダイナミック変更(管理局の設定情報変更)時における
手順1は図18に示されている。
【0119】まず、スキャン伝送データ伝送装置1b’
の設定情報がパソコン設定ツール3’より変更される。
このとき同時にホスト機器2b’も情報変更を知ること
となる。
【0120】ツール3からの上記設定変更により個別設
定情報保持部31に保持されたスキャン伝送ブロック個
別設定情報6b’が更新される。これよりスキャン伝送
ブロック全設定情報7’が更新され、さらにデータ送信
スケジューリング7%も更新される。これらの過程は実
施形態と同様である。
【0121】2)手順2 ダイナミック変更(管理局の設定情報変更)時における
手順2は図19に示されている。
【0122】スキャン伝送データ伝送装置1b’のデー
タ送信スケジューリング7%のバージョンが更新された
ことが同報伝送11a’、11c’によって他のバック
アップ可能なステーション全部に伝えられる。
【0123】3)手順3 ダイナミック変更(管理局の設定情報変更)時における
手順3は図20に示されている。
【0124】スキャン伝送データ伝送装置1b’におい
ては、上記手順2における通知に対応し、その応答がメ
ッセージ伝送12a’、12c’によってバックアップ
可能なすべてのステーションから受信される。もし応答
がなかったらスキャン伝送データ伝送装置1b’から
は、リトライ等を行い、確実に設定情報が更新されたこ
とを伝える。
【0125】4)手順4 ダイナミック変更(管理局の設定情報変更)時における
手順4は図21に示されている。
【0126】更新されたデータ送信スケジューリング7
%はデータリンクタスク8b’の設定情報設定部22に
設定される。これによりスキャン伝送データ伝送装置1
a’〜1c’によるスキャン伝送を行うシステムは、そ
の中の1つの伝送スケジュール管理ステーションである
伝送装置1b’の管理のもとに、新しい設定情報にて伝
送が再開される。
【0127】5)手順5 ダイナミック変更(管理局の設定情報変更)時における
手順5は図22に示されている。
【0128】データ送信スケジューリング7%は、実施
形態と同様に、データリンクタスク8c’メッセージ伝
送に13c’により設定される。以降本手順を繰り返
し、旧設定のスキャン伝送データ伝送装置1’(例えば
データリンクタスク8a’)にデータ送信スケジューリ
ング7%が設定される。これにより設定更新完了したデ
ータ伝送装置1’は、現伝送スケジュール管理ステーシ
ョンがダウンした場合、直ちにバックアップできる。全
局に設定更新した場合には、全局がバックアップ可能と
なる。
【0129】また、バックアップステーションにデータ
送信スケジューリング7%が設定される前に現伝送スケ
ジュール管理ステーションがダウンした場合には、新た
に伝送スケジュール管理ステーションとなった伝送装置
1’のスキャン伝送設定タスク5’は、データ送信スケ
ジューリング7%が設定更新未であることを確認する
と、初回設定時の手順2からの処理を繰り返す。これに
より、スキャン伝送ブロック全設定情報7’が作成さ
れ、手順3と進みバックアップが行われる。さらに手順
4に進みバックアップ可能な局が増されていく。以上の
処理は実施形態と同様である。
【0130】3.ダイナミック変更(管理局以外の設定
情報変更)の場合 図23及び図24は本実施例のデータ伝送システムにお
けるダイナミック変更(管理局以外の設定情報変更)時
の各手順を示す図である。
【0131】1)手順1 ダイナミック変更(管理局以外の設定情報変更)時にお
ける手順1は図23に示されている。
【0132】スキャン伝送データ伝送装置1a’、1
c’の設定情報がパソコン設定ツール3’により変更さ
れる場合を考える。このとき同時にホスト機器2a’、
2c’も情報更新を知ることができる。
【0133】上記設定によりスキャン伝送ブロック個別
設定情報6a’、6c’が個別設定情報保持部31に保
持される。
【0134】2)手順2 ダイナミック変更(管理局以外の設定情報変更)時にお
ける手順2は図24に示されている。
【0135】更新されたスキャン伝送ブロック個別設定
情報前記6a’、6c’は、ネットワーク管理伝送14
a’、14c’によりスキャン伝送データ伝送装置1
b’に渡され、スキャン伝送設定タスク5b’にて、ス
キャン伝送ブロック全設定情報7’が更新される。さら
にデータ送信スケジューリング7%も更新される。これ
らの処理は実施形態と同様である。
【0136】以降は、ダイナミック変更(管理局の設定
情報変更)の場合の手順2〜5と同様である。この手順
4にて新しい設定情報7%で伝送が再開される。
【0137】<他の実施例>実施例並びに実施形態で
は、初回設定の場合、ダイナミック変更の場合いずれも
伝送開始後にバックアップ情報(データ送信スケジュー
リング、全体設定情報)を設定して、伝送開始にかかる
時間を短縮している。しかしバックアップ情報を設定し
てから伝送開始する方法も考えられる。
【0138】この場合のメリットは、伝送開始直後に現
伝送スケジュール管理ステーションがダウンした場合で
も、手順の後戻りなく短時間でバックアップができる点
である。
【0139】適用システム例をまとめると図25に示す
とおりとなる。
【0140】図25はバックアップステーションに全体
設定情報を設定する前又は後で伝送処理を開始した場合
のそれぞれの特徴を示す図である。
【0141】同図からわかるように、バックアップ情報
設定前に伝送を開始した場合には、最高速のシステム立
ち上げが可能になる。
【0142】一方、バックアップ情報設定後に伝送を開
始した場合には確実かつ短時間のバックアップが可能と
なる。このときの伝送開始タイミングとしては、一台の
データ伝送装置1,1’にバックアップ情報設定後に伝
送開始、二台に設定後に伝送開始等種々のパターンが考
えられる。バックアップ情報設定台数が多いほど、シス
テムダウンに対するバックアップ能力が高くなるが、そ
の分立ち上げは遅くなる。
【0143】なお、本発明は、上記実施形態並びに各実
施例に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範
囲で種々に変形することが可能である。
【0144】例えば実施形態並びに実施例では、ダイナ
ミック変更の場合も、初回設定の場合と同様、バックア
ップ情報(データ送信スケジューリング)を全部更新し
ている。ダイナミック変更の場合は、変更箇所のみを更
新することで、更新時間の短縮を図る方法も考えられ
る。
【0145】また、実施形態並びに実施例では、伝送路
上のすべての局がバックアップになる場合を想定して説
明している。しかし実際のシステムでは、必ずしも全局
がバックアップ局になるとは限らない。バックアップ局
になれる局(台数)を制限する場合も考えられる。
【0146】さらに実施形態並びに実施例では、伝送路
上のどの局がバックアップするか限定していない場合を
説明している。しかし実際のシステムでは、どの局がバ
ックアップ局になるか決まっている場合がある。この場
合はこのバックアップ局にのみバックアップ情報を設定
/更新する方式も考えられる。
【0147】また、発明を構成する各機能について、実
施形態並びに実施例では、例えば設定情報処理部5,
5’内に各機能部31〜35を設けるようにしたが、こ
れらの各構成は設定情報処理部5,5’以外の部分、例
えば伝送処理部8等に設けられても構わない。また、各
部31〜35が異なる部分に属するようになっていても
よい。
【0148】なお、実施形態に記載した手法は、計算機
(コンピュータ)に実行させることができるプログラム
(ソフトウエア手段)として、例えば磁気ディスク(フ
ロッピーディスク、ハードディスク等)、光ディスク
(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリ等の記憶媒
体に格納し、また通信媒体により伝送して頒布すること
もできる。なお、媒体側に格納されるプログラムには、
計算機に実行させるソフトウエア手段(実行プログラム
のみならずテーブルやデータ構造も含む)を計算機内に
構成させる設定プログラムをも含むものである。本装置
を実現する計算機は、記憶媒体に記録されたプログラム
を読み込み、また場合により設定プログラムによりソフ
トウエア手段を構築し、このソフトウエア手段によって
動作が制御されることにより上述した処理を実行する。
【0149】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、伝
送管理ステーションにて各データ伝送装置の個別設定情
報を収集するようにしたので、データ伝送装置固有の個
別設定情報を各データ伝送装置に設定するだけで、全体
の設定情報を特定のあるいはすべての伝送装置に設定す
ることなく、データ伝送管理を開始することができるデ
ータ伝送システムを提供することができる。
【0150】また、本発明によれば、伝送管理ステーシ
ョンから各データ伝送装置にバックアップ情報を設定し
ていくようにしたので、伝送初回設定及びダイナミック
な伝送設定変更を短時間で行うことができ、かつバック
アップ局を確保できるデータ伝送システムを提供するこ
とができる。
【0151】さらに、本発明によれば、全体設定情報が
変更されたときには、その旨を各データ伝送装置に通知
するようにしたので、バックアップ時に古い設定情報で
間違って動作することを防止できるデータ伝送システム
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るデータ伝送システム一
例を示すブロック構成図。
【図2】実施形態のデータ伝送システムにおける初回設
定時の手順1を示す図。
【図3】実施形態のデータ伝送システムにおける初回設
定時の手順2を示す図。
【図4】実施形態のデータ伝送システムにおける初回設
定時の手順3を示す図。
【図5】実施形態のデータ伝送システムにおける初回設
定時の手順4を示す図。
【図6】実施形態のデータ伝送システムにおけるダイナ
ミック変更(管理局の設定情報変更)時の手順1を示す
図。
【図7】実施形態のデータ伝送システムにおけるダイナ
ミック変更(管理局の設定情報変更)時の手順2を示す
図。
【図8】実施形態のデータ伝送システムにおけるダイナ
ミック変更(管理局の設定情報変更)時の手順3を示す
図。
【図9】実施形態のデータ伝送システムにおけるダイナ
ミック変更(管理局の設定情報変更)時の手順4を示す
図。
【図10】実施形態のデータ伝送システムにおけるダイ
ナミック変更(管理局の設定情報変更)時の手順5を示
す図。
【図11】実施形態のデータ伝送システムにおけるダイ
ナミック変更(管理局以外の設定情報変更)時の手順1
を示す図。
【図12】実施形態のデータ伝送システムにおけるダイ
ナミック変更(管理局以外の設定情報変更)時の手順2
を示す図。
【図13】本発明の実施例に係るデータ伝送システムの
構成例を示すブロック図。
【図14】実施例のデータ伝送システムにおける初回設
定時の手順1を示す図。
【図15】実施例のデータ伝送システムにおける初回設
定時の手順2を示す図。
【図16】実施例のデータ伝送システムにおける初回設
定時の手順3を示す図。
【図17】実施例のデータ伝送システムにおける初回設
定時の手順4を示す図。
【図18】実施例のデータ伝送システムにおけるダイナ
ミック変更(管理局の設定情報変更)時の手順1を示す
図。
【図19】実施例のデータ伝送システムにおけるダイナ
ミック変更(管理局の設定情報変更)時の手順2を示す
図。
【図20】実施例のデータ伝送システムにおけるダイナ
ミック変更(管理局の設定情報変更)時の手順3を示す
図。
【図21】実施例のデータ伝送システムにおけるダイナ
ミック変更(管理局の設定情報変更)時の手順4を示す
図。
【図22】実施例のデータ伝送システムにおけるダイナ
ミック変更(管理局の設定情報変更)時の手順5を示す
図。
【図23】実施例のデータ伝送システムにおけるダイナ
ミック変更(管理局以外の設定情報変更)時の手順1を
示す図。
【図24】実施例のデータ伝送システムにおけるダイナ
ミック変更(管理局以外の設定情報変更)時の手順2を
示す図。
【図25】バックアップステーションに全体設定情報を
設定する前又は後で伝送処理を開始した場合のそれぞれ
の特徴を示す図。
【符号の説明】
1,1a〜1c…データ伝送装置 1’,1a’〜1c’…スキャン伝送データ伝送装置 2,2a〜2c…接続機器 2’,2a’〜2c’…ホスト機器 3…設定ツール 3’…パソコン設定ツール 4…データ伝送路 5,5a〜5c…設定情報処理部 5’,5a’〜5c’…スキャン伝送設定タスク 6,6a〜6c…個別情報設定 6’,6a’〜6c’…スキャン伝送ブロック個別設定
情報 7…全体設定情報 7#…全体設定情報(伝送処理部形式) 7’…スキャン伝送ブロック全設定情報 7%…データ送信スケジューリング 8,8a〜8c…伝送処理部 8’,8a’〜8c’…データリンクタスク 9a,9c…伝送(個別設定情報の収集用) 9a’、9c’…ネットワーク管理伝送(スキャン伝送
ブロック個別設定情報の収集用) 10c…伝送(全体設定情報の設定用) 10c’…メッセージ伝送(データ送信スケジューリン
グの設定用) 11a,11c…伝送(全体設定情報更新の通知用) 11a’、11c’…メッセージ同報伝送(データ送信
スケジューリング更新の通知用) 12a,12c…伝送(上記通知の応答) 12a’、12c’…メッセージ伝送(通知の応答) 13c…伝送(全体設定情報の設定用)13c’…メッ
セージ伝送(データ送信スケジューリングの設定用) 14a,14c…伝送(個別設定情報の引渡し用) 14a’、14c’…ネットワーク管理伝送(スキャン
伝送ブロック個別設定情報の引渡し用) 22…設定情報設定部 31…個別設定情報保持部 32…全体設定情報保持部 33…個別設定情報送受信部 34…全体設定情報作成部 35…全体設定情報設定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B089 GA21 JA35 JB14 KA12 KA13 KB04 KC27 KC60 5K033 AA06 DA02 DA13 DB12 DB20 EA03 EA04 EA07 EB03 EB06 EC01 EC02 5K035 AA01 AA03 BB03 DD01 EE01 JJ04 KK01 LL12

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のデータ伝送装置から構成されると
    ともに、何れかのデータ伝送装置が伝送管理ステーショ
    ンとなって各データ伝送装置間のデータ伝送を管理する
    データ伝送システムにおいて、 前記各データ伝送装置は、 データ伝送のために用いられるデータ伝送装置毎の個別
    設定情報を保持する個別設定情報保持手段を備え、 前記伝送管理ステーションは、 前記個別設定情報を他のデータ伝送装置から収集する設
    定情報収集手段と、 前記設定情報収集手段により収集された全データ伝送装
    置の個別設定情報からなり、かつ各データ伝送装置間の
    データ伝送管理に用いられる全体設定情報を作成する全
    体設定情報作成手段とを備えたことを特徴とするデータ
    伝送システム。
  2. 【請求項2】 前記伝送管理ステーションは、前記全体
    設定情報を他の少なくとも一つのデータ伝送装置にバッ
    クアップ情報として設定する全体設定情報設定手段を備
    え、 前記全体設定情報設定手段を設定された少なくとも一つ
    のデータ伝送装置は、前記伝送管理ステーションがダウ
    ンしたときには、設定された全体設定情報により各デー
    タ伝送装置間のデータ伝送をバックアップする手段を備
    えたことを特徴とした請求項1記載のデータ伝送システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記伝送管理ステーションは、前記全体
    設定情報をバックアップ情報として他のデータ伝送装置
    に設定する前に、各データ伝送装置間のデータ伝送管理
    を開始することを特徴とした請求項2記載のデータ伝送
    システム。
  4. 【請求項4】 前記伝送管理ステーションは、前記全体
    設定情報をバックアップ情報として他の少なくとも一つ
    のデータ伝送装置に設定した後に、各データ伝送装置間
    のデータ伝送管理を開始することを特徴とした請求項2
    記載のデータ伝送システム。
  5. 【請求項5】 前記伝送管理ステーションが前記全体設
    定情報をバックアップ情報として他のデータ伝送装置に
    設定する前にダウンしたときには、全体設定情報無保持
    のデータ伝送装置が新たな伝送管理ステーションになる
    とともに、当該新たな伝送管理ステーションは、前記設
    定情報収集手段及び前記全体設定情報作成手段により個
    別設定情報を収集し全体設定情報を作成した後に、各デ
    ータ伝送装置間のデータ伝送管理を再開することを特徴
    とした請求項3記載のデータ伝送システム。
  6. 【請求項6】 何れかのデータ伝送装置の個別設定情報
    が変更された場合には、前記設定情報収集手段及び前記
    全体設定情報作成手段により個別設定情報を収集し全体
    設定情報を作成し直した後に、各データ伝送装置間のデ
    ータ伝送管理を再開することを特徴とした請求項1乃至
    5のうち何れか1項記載のデータ伝送システム。
  7. 【請求項7】 前記伝送管理ステーションは、全体設定
    情報を作成し直したときには、その旨を全データ伝送装
    置に通知することを特徴とする請求項6記載のデータ伝
    送システム。
  8. 【請求項8】 前記各データ伝送装置は、自己の個別設
    定情報が変更されたときには、その変更された個別設定
    情報を伝送管理ステーションに送信する変更情報送信手
    段を備えたことを特徴とする請求項6又は7記載のデー
    タ伝送システム。
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