JP6142536B2 - トルクリミッタ - Google Patents

トルクリミッタ Download PDF

Info

Publication number
JP6142536B2
JP6142536B2 JP2013003650A JP2013003650A JP6142536B2 JP 6142536 B2 JP6142536 B2 JP 6142536B2 JP 2013003650 A JP2013003650 A JP 2013003650A JP 2013003650 A JP2013003650 A JP 2013003650A JP 6142536 B2 JP6142536 B2 JP 6142536B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylindrical member
shaft member
peripheral surface
cylindrical
expansion chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2013003650A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014134268A (ja
Inventor
靖史 梶川
靖史 梶川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JTEKT Corp
Original Assignee
JTEKT Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JTEKT Corp filed Critical JTEKT Corp
Priority to JP2013003650A priority Critical patent/JP6142536B2/ja
Publication of JP2014134268A publication Critical patent/JP2014134268A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6142536B2 publication Critical patent/JP6142536B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • One-Way And Automatic Clutches, And Combinations Of Different Clutches (AREA)

Description

本発明は、トルクリミッタに関する。
従来、トルクリミッタとしては、特開2009−293680号公報(特許文献1)に記載されているものがある。このトルクリミッタは、軸部材の外周面に筒部材の内周面を外嵌し、筒部材の油圧拡張室に圧油を供給し、その油圧拡張室の圧油で筒部材の内周面を縮径してその内周面を軸部材の外周面に押し付けて、軸部材と筒部材とを摩擦結合してトルクを伝達するようになっている。そして、シャーチューブで油圧拡張室内の圧油をシールする一方、上記軸部材には、シャーチューブの端部に係止する係止部材を固定している。
上記軸部材または筒部材に所定値以上の負荷がかかって、筒部材の内周面が軸部材の外周面に対してスリップして、上記軸部材が筒部材に対して軸回りの位置が変化したとき、上記係止部材でシャーバルブの先端側のピンが切断されて、油圧拡張室の圧油が外部に排出されるようになっている。これにより、軸部材と筒部材の摩擦結合を解いて、トルクの伝達を遮断している。
上記従来のトルクリミッタは、シャーバルブの径方向の外方側に飛散防止用のカバーを配置して、軸部材または筒部材に所定値以上の負荷がかかった場合、破断するシャーバルブのピンが、遠くに飛散しないようにしている。
しかしながら、上記従来のトルクリミッタでは、トルクの伝達の遮断後の復旧作業をする際に、飛散用カバーのスライド作業と、シャーバルブのピンの除去と、円周方向の複数箇所でのシャーバブルの交換とが必要となり、復旧作業を3工程で行わなければならなくて、復旧作業に時間がかかるという問題がある。
また、円周方向の複数箇所において、シャーバルブを、復旧作業の度に新品に取り換えなければならなくて、復旧作業にかかるコストが大きいという問題もある。また、破断後のピンが、細かく分裂している場合があり、この場合、除去作業に更に時間がかかるという問題がある。
特開2009−293680号公報
そこで、本発明の課題は、復旧を迅速に行うことができて、復旧にかかるコストも低減できるトルクリミッタを提供することである。
上記課題を解決するため、この発明のトルクリミッタは、
軸部材と、
上記軸部材に回転可能に外嵌した筒部材と
を備え、
上記筒部材および上記軸部材のうちの一方の部材は、
上記一方の部材の周面を上記筒部材および上記軸部材のうちの他方の部材の周面に押し付けるための流体圧拡張室と、
上記流体圧拡張室と外部とを連通する液体抜き穴と
を有し、
さらに、上記液体抜き穴内に配置される付勢部材と、
上記付勢部材によって上記液体抜き穴の開口を密封する密封位置に付勢されると共に、上記密封位置で上記液体抜き穴から突出する突出部を有する密封部材と
を備え、
上記筒部材および上記軸部材のうちの他方の部材は、上記軸部材に対して上記筒部材が相対回転した場合に、上記突出部を上記液体抜き穴側に押圧して移動させることにより、上記密封部材を上記密封位置から上記密封部材と上記開口の縁との間に隙間が存在する液体解放位置に移動させる突出押圧部を有していることを特徴としている。
本発明によれば、密封部材が流体圧拡張室の液圧を維持する密封位置から流体圧拡張室内の流体が外部に排出する油圧解放位置に移動するだけで、筒部材と軸部材との摩擦係合を解除できて、筒部材と軸部材との摩擦係合を解除する際に破断する部品が存在しない。したがって、飛散した破断部品の除去と、破断部品の交換とを、行う必要がなく、復旧作業を迅速に行うことができる。
また、本発明によれば、筒部材と軸部材との摩擦係合を解除する際に破断する部品が存在しないから、復旧にかかるコストも低減できる。また、破断部品が遠くに飛散することを防止するカバー部材が不要になるから、製造コストも低減できる。
また、一実施形態では、
上記一方の部材が、上記筒部材である一方、上記他方の部材が、上記軸部材であり、
上記密封部材は、球体であり、
上記液体抜き穴は、上記開口側に行くにしたがって内径が小さくなる内周円錐面部を有し、
上記球体と、上記内周円錐面部とが、上記密封位置で環状にメタルタッチすることにより、上記流体圧拡張室の液圧が維持されるようになっており、
上記突出押圧部は、上記筒部材の周方向の一方側に行くにしたがって上記筒部材の外周面との距離が小さくなる上記軸部材の内面部である。
上記実施形態によれば、球体と、内周円錐面部とを接触させる構成であるから、メタルタッチを簡易かつ確実に実現することができて、上記流体圧拡張室の液圧を容易かつ確実に維持することができる。
また、上記実施形態によれば、トルク伝達の解除の際に密封部材を移動させる構造を簡易に実現することができる。
本発明によれば、復旧を迅速に行うことができて、復旧にかかるコストも低減できるトルクリミッタを実現することができる。
本発明の一実施形態のトルクリミッタの軸方向の模式断面図である。 トルクリミッタがトルクを伝達しているときの、トルクリミッタの油圧解放機構の中心を通過する径方向の模式断面図である。 トルクリミッタがトルクの伝達を遮断するときの、トルクリミッタの油圧解放機構の中心を通過する径方向の模式断面図である。
以下、本発明を図示の形態により詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態のトルクリミッタの軸方向の模式断面図である。
このトルクリミッタは、軸部材1と、筒部材2と、玉軸受17および玉軸受18とを有し、筒部材2は、一方の部材を構成し、軸部材1は、他方の部材を構成している。上記軸部材1は、略円筒状の外周面20を有する本体部8と、本体部8の外面から突出する断面略L字形状の密封材押圧部9とを有している。
一方、上記筒部材2は、第1の筒部材10と、第2の筒部材11とからなっている。上記第1の筒部材10は、軸部材1の外周面20に当接する略円筒状の内周面21を有している。上記軸部材1の外周面20と、第1の筒部材10の内周面21との間には、焼付き防止用の潤滑油を塗布している。上記第2の筒部材11は、第1の筒部材10の略円筒状の外周面23に当接する略円筒状の内周面24を有している。また、上記第2の筒部材11は、油圧拡張室26と、油圧解放機構6と、油圧機構取付穴30とを有し、油圧拡張室26は、第2の筒部材11の内周面24の軸方向の略全長に亘って略軸部材1の軸方向に延在している。上記油圧拡張室26は、環状の室である。上記油圧拡張室26は、流体圧拡張室を構成している。
上記油圧解放機構6は、油圧機構取付穴30に嵌入されている。上記断面略L字形状の密封材押圧部9は、径方向延在部150および軸方向延在部151を有する。上記径方向延在部150は、略径方向に延びると共に、第2の筒部材11の端面に軸方向に対向している。また、上記軸方向延在部151は、径方向延在部150の径方向の外方側の端部につながっており、第2の筒部材11の外周面に沿って軸方向に延在している。
上記第2の筒部材11は、図示しない流体圧カプラーの受け口構造を有している。この受け口構造は、油封入通路を有し、油圧拡張室26に、流体の一例としての油を封入する際、上記油封入通路の一端が、油圧拡張室26に連通するようになっている。このトルクリミッタは、周知の流体圧カプラーを備え、その流体圧カプラーは、雄カプラーと、雌カプラーとを有し、雌カプラーは、上記受け口構造に固定されるようになっている。このトルクリミッタは、油圧拡張室26に、油を封入する際には、上記受け口構造に固定された雌カプラーに、雄カプラーを挿入して、雄カプラーから雌カプラーおよび上記油封入通路を介して、油圧拡張室26に油を封入するようになっている。
上記玉軸受17は、軸部材1の外面に外嵌固定された内輪40と、第2の筒部材11の内面に内嵌固定された外輪41と、内輪40の軌道面と外輪41の軌道面と間に配置された玉42とを有している。また、上記玉軸受18は、軸部材1の外面に外嵌固定された内輪44と、第1の筒部材10の内面に内嵌固定された外輪45と、内輪44の軌道面と外輪45の軌道面と間に配置された玉46とを有している。上記玉軸受17および18は、軸部材1が筒部材2に対して相対回転しているとき、軸部材1を筒部材2に対して回転自在に支持するようになっている。
図2は、トルクリミッタがトルクを伝達しているときの、トルクリミッタの油圧解放機構6の中心を通過する径方向の模式断面図である。
図2に示すように、油圧解放機構6は、鋼製の本体60と、密封部材としての鋼製の球体61と、付勢部材としてのコイルバネ62とを有する。上記本体60は、雄ねじ部64を有し、第2の筒部材11の油圧機構取付穴30は、雌ねじ部65を有する。上記本体60の雄ねじ部64を、油圧機構取付穴30の雌ねじ部65に螺合して締め込むことにより、本体60を油圧機構取付穴30に固定している。
上記本体60は、貫通穴68を有し、この貫通穴68は、径方向に延在している。第2の筒部材11は、油圧拡張室26につながると共に、径方向に延在する連絡通路70を有する。上記本体60を油圧機構取付穴30に固定した状態で、本体60の貫通穴68は、第2の筒部材11の外周面と、連絡通路70の油圧拡張室26側とは反対側の開口とを連通するようになっている。上記本体60の貫通穴68と、連絡通路70とは、液体抜き穴の一例としての油抜き穴88を構成している。
図2に示すように、上記本体60の貫通穴68の内周面部は、内周円錐面部80と、第1内周円筒面部81と、第2内周円筒面部82とを有し、内周円錐面部80は、第2の筒部材11の外周面と、第1内周円筒面部81との間に存在している。上記内周円錐面部80は、径方向に延在し、径方向の内方側に行くにしたがって内径が大きくなっている。上記第1内周円筒面部81は、内周円錐面部80の径方向の内方側の端部につながっている。上記第1内周円筒面部81の内径は、内周円錐面部80の径方向の内方側の端の内径と同じになっている。
上記貫通穴68は、内周円錐面部80とは反対側に底部(段部)83を有している。上記底部83は、底部83の中央に小径の円筒穴84を有している。上記第2内周円筒面部82は、小径の円筒穴84の内周面である。上記第2内周円筒面部82は、底部83を介して第1内周円筒面部81に連なっている。
上記コイルバネ62は、貫通穴68内に位置している。上記コイルバネ62の伸縮方向は、貫通穴68の軸方向(貫通穴68の延在方向)に一致している。図2に示すように、トルクリミッタが、トルクを伝達しているときには、コイルバネ62の一端部は、球体61に接触し、コイルバネ62の他端部は、貫通穴68の底部83に接触している。図2に示す状態で、コイルバネ62は、自然長よりも縮んだ状態になっており、圧縮された状態になっている。
図2に示すように、トルクリミッタが、トルクを伝達している状態で、球体61は、コイルバネ62によって、油抜き穴88の油圧拡張室26側とは反対側の開口を密封する密封位置に付勢されている。そして、この状態で、球体61と、内周円錐面部80とが、密封位置で環状にメタルタッチすることにより、油圧拡張室26内の油が上記開口から漏れることを防止している。このようにして、油圧拡張室26の液圧を維持するようになっている。また、図2に示すように、上記球体61は、上記密封位置で油抜き穴88から突出する突出部86を有している。
上記密封材押圧部9の軸方向延在部151は、図2の径方向の断面において、凹部93を有している。図2に示すように、トルクリミッタが、トルクを伝達している状態で、球体61の突出部86は、凹部93に非接触な状態で凹部93内に収容されている。上記密封材押圧部9の軸方向延在部151は、図2に矢印Aで示す筒部材2の周方向の一方側に行くにしたがって、第2の筒部材11の外周面89との距離が小さくなる内面部90を有している。上記密封材押圧部9の軸方向延在部151の内面部90は、突出押圧部を構成している。
トルクリミッタがトルクを伝達しているときには、液体圧カプラーによって油圧拡張室26に注入された油圧拡張用の油で、第1の筒部材10の内周面21を縮径してその内周面21を軸部材1の外周面20に押し付けて、軸部材1と筒部材2とを摩擦結合して、軸部材1と筒部材2との間でトルクを伝達するようになっている。
図3は、トルクリミッタがトルクの伝達を遮断するときの、トルクリミッタの油圧解放機構6の中心を通過する径方向の模式断面図である。
上記軸部材1または筒部材2に所定値以上の負荷(トルクの伝達を行う範囲よりも大きな負荷)がかると、軸部材1の外周面20が、第1の筒部材10の内周面21に対してスリップして、軸部材1と筒部材2の軸回りの位置が変化する。そして、上記密封材押圧部9の軸方向延在部151が、第2の筒部材11に対して図2,3に矢印Bで示す方向に周方向に相対移動して、軸方向延在部151の内面部90が、突出部86との距離が序々に短くなる方向、すなわち、突出部86に対して図3で矢印Bで示す方向に相対移動する。
そして、図3に示すように、上記軸方向延在部151の内面部90が突出部86を油抜き穴88側に押圧して突出部86を油抜き穴88側に移動させることにより、球体61が上記密封位置から、球体61と、油抜き穴88の油圧拡張室26側とは反対側の開口の縁との間に隙間が存在する液体解放位置に移動するようになっている。このようにして、油圧拡張室26内の高圧の油を、油圧拡張室26につながっている油抜き穴88を介して、上記開口から排出して、軸部材1の外周面20に対する第1の筒部材10の内周面21の押圧力をなくすようになっている。そして、上記軸部材1と筒部材2の摩擦結合を解いてトルクの伝達を遮断し、トルクリミッタに連結されている高価な機械を保護するようになっている。
上記実施形態のトルクリミッタによれば、球体61が油圧拡張室26の油圧を維持する密封位置から油圧拡張室26内の油が外部に排出する油圧解放位置に移動するだけで、筒部材2と軸部材1との摩擦係合を解除できて、筒部材2と軸部材1との摩擦係合を解除する際に破断する部品が存在しない。したがって、飛散した破断部品の除去と、破断部品の交換とを、行う必要がなくて、球体61を密封位置に存在させるだけで復旧を行うことができて、復旧作業を迅速に行うことができる。
また、上記実施形態のトルクリミッタによれば、筒部材2と軸部材1との摩擦係合を解除する際に破断する部品が存在しないから、復旧時に破断部品を新品に交換する必要がなくて、復旧にかかるコストも低減できる。また、破断部品が遠くに飛散することを防止するカバー部材が不要になるから、製造コストも低減できる。
また、上記実施形態のトルクリミッタによれば、球体61と、内周円錐面部80を接触させる構成であるから、メタルタッチを簡易かつ確実に実現することができて、油圧拡張室26の油圧を容易かつ確実に維持することができる。
また、上記実施形態のトルクリミッタによれば、上記密封材押圧部9の軸方向延在部151が、筒部材2の周方向の一方側に行くにしたがって、第2の筒部材11の外周面89との距離が小さくなる内面部90を有しているから、トルク伝達の解除の際に球体61を移動させる構造を簡易に実現することができる。
尚、上記実施形態のトルクリミッタでは、筒部材2を、軸部材1の外周面20と接触する内周面21を有する第1の筒部材10と、油圧拡張用の油を封入する油圧拡張室26を有する第2の筒部材11とで構成したが、この発明では、筒部材は、軸部材の外周面と接触する内周面と、流体圧拡張用の流体を封入する流体圧拡張室とを有する一体型の筒部材であっても良い。
また、上記実施形態のトルクリミッタでは、上記軸部材1の外周面20と、筒部材2の内周面21との間に塗布された潤滑油は、トラクションオイルであっても良く、または、パラフィン系鉱油(タービン油)や、ヒンダードエステル等、トラクションオイル以外の潤滑油であっても良い。
また、上記実施形態のトルクリミッタでは、流体圧拡張室が、油圧拡張室26であり、流体圧拡張室に注入される流体が、油であったが、この発明では、流体圧拡張室に注入される流体は、油以外の如何なる液体であっても良い。
また、上記実施形態のトルクリミッタでは、油圧拡張室26および油圧機構取付穴30を筒部材2に形成し、油圧機構取付穴30が径方向の外方に開口するようにし、筒部材2が、一方の部材を構成する一方、軸部材1が、他方の部材を構成するようにした。しかしながら、この発明では、筒部材が、他方の部材を構成する一方、軸部材が、一方の部材を構成するようにしても良く、流体圧拡張室および油圧機構取付穴を軸部材に形成しても良い。尚、この場合、例えば、油圧機構取付穴は、軸方向に延在して軸方向の端面に開口するように形成されることができ、突出押圧部が、筒部材につながると共に、軸部材の軸方向の端面に沿って径方向に延在する部分を有するようにしても良い。そして、トルクが伝達されている状態で、密封部材の突出部が、突出押圧部の凹部内にその凹部に非接触に収容されるようにしても良い。
また、上記実施形態のトルクリミッタでは、付勢部材が、コイルバネ62であったが、この発明では、付勢部材は、つるまきバネ等のコイルバネ以外のバネであっても良い。付勢部材は、密封部材を一方向に付勢可能な部材であれば、如何なる部材であっても良い。
また、上記実施形態のトルクリミッタでは、密封部材が球体61であったが、この発明では、密封部材は、半球体であっても良く、または、メタルタッチをする部分に外周円錐面部を有し、かつ、突出押圧部に接触する部分が球体であるような部材でも良い。密封部材は、液体抜き穴の開口を完全に塞ぐことが可能で、かつ、突出押圧部での押圧により液体抜き穴側に移動できる形状であれば如何なる形状であっても良い。
1 軸部材
2 筒部材
6 油圧解放機構
10 第1の筒部材
11 第2の筒部材
26 油圧拡張室
62 コイルバネ
80 油抜き穴の円錐面部
86 球体の突出部
88 油抜き穴
89 第2の筒部材11の外周面
90 筒部材の周方向の一方側に行くにしたがって筒部材の外周面との距離が小さくなる軸部材の内面部(突出押圧部)

Claims (2)

  1. 軸部材と、
    上記軸部材に回転可能に外嵌した筒部材と
    を備え、
    上記筒部材および上記軸部材のうちの一方の部材は、
    上記一方の部材の周面を上記筒部材および上記軸部材のうちの他方の部材の周面に押し付けるための流体圧拡張室と、
    上記流体圧拡張室と外部とを連通する液体抜き穴と
    を有し、
    さらに、上記液体抜き穴内に配置される付勢部材と、
    上記付勢部材によって上記液体抜き穴の開口を密封する密封位置に付勢されると共に、上記密封位置で上記液体抜き穴から突出する突出部を有する球体状密封部材と
    を備え、
    上記筒部材および上記軸部材のうちの他方の部材は、上記軸部材に対して上記筒部材が相対回転している場合に、上記突出部に接触して上記突出部を上記液体抜き穴側に押圧し続けることにより、上記球体状密封部材を上記密封位置から離れた上記球体状密封部材と上記開口の縁との間に隙間が存在する液体解放位置で維持する突出押圧部を有していることを特徴とするトルクリミッタ。
  2. 請求項1に記載のトルクリミッタにおいて、
    上記一方の部材が、上記筒部材である一方、上記他方の部材が、上記軸部材であり
    上記液体抜き穴は、上記開口側に行くにしたがって内径が小さくなる内周円錐面部を有し、
    上記球体状密封部材と、上記内周円錐面部とが、上記密封位置で環状にメタルタッチすることにより、上記流体圧拡張室の液圧が維持されるようになっており、
    上記密封位置に位置する上記球体状密封部材の突出部と対向する上記軸部材の内周面の部分に、上記突出部を非接触な状態で収容して上記筒部材の外周面と平行な底面を備える凹部が設けられ、
    上記突出押圧部は、上記凹部の底面から上記軸部材の内周面に向かって延在しつつ上記筒部材の周方向の一方側に行くにしたがって上記筒部材の外周面との距離が小さくなる上記凹部の一部である傾斜面であることを特徴とするトルクリミッタ。
JP2013003650A 2013-01-11 2013-01-11 トルクリミッタ Expired - Fee Related JP6142536B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013003650A JP6142536B2 (ja) 2013-01-11 2013-01-11 トルクリミッタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013003650A JP6142536B2 (ja) 2013-01-11 2013-01-11 トルクリミッタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014134268A JP2014134268A (ja) 2014-07-24
JP6142536B2 true JP6142536B2 (ja) 2017-06-07

Family

ID=51412698

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013003650A Expired - Fee Related JP6142536B2 (ja) 2013-01-11 2013-01-11 トルクリミッタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6142536B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SE541428C2 (en) 2018-08-08 2019-10-01 C Falk Remote Control Ab Torque-limiting clutch comprising a release trigger mechanism

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SE425515B (sv) * 1978-06-15 1982-10-04 Metalform Safeset Ab Tryckmediepaverkad koppling
DE3643287A1 (de) * 1986-12-18 1988-07-07 Voith Gmbh J M Entlastungsventil
DE3720281A1 (de) * 1987-06-19 1989-01-05 Gelenkwellenbau Gmbh Loesbare spannvorrichtung
SE468720B (sv) * 1987-12-16 1993-03-08 Voith Gmbh J M Saekerhetskoppling foer vridning motstaaende foerbindning av tvaa koaxiellt i varandra anordnade konstruktionsdelar

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014134268A (ja) 2014-07-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3650722B1 (en) Sliding member
JP5151484B2 (ja) トルクリミッタ
US10052748B2 (en) Sealing device for a hydraulic percussion apparatus, and hydraulic percussion apparatus comprising such a sealing device
CN105705264A (zh) 滚子组和管道元件
US20170089499A1 (en) Swivel device
JP6142536B2 (ja) トルクリミッタ
US20210339371A1 (en) Hydraulic percussion apparatus equipped with a sealing device
US11248665B2 (en) Wet clutch actuation piston and method of use
JP6299404B2 (ja) シャーバルブおよびトルクリミッタ
JP6089498B2 (ja) トルクリミッタ
CN109307019B (zh) 离合器释放装置
CA2948211C (en) Rotary joint for a high pressure fluid
JP4730548B2 (ja) 密封装置
CN103115151A (zh) 一种多孔端面的车用螺旋槽旋转密封环
JP5182028B2 (ja) トルクリミッタ
JP2014145389A (ja) トルクリミッタ
JP6254880B2 (ja) 潤滑油供給構造及び変速機
JP2010116969A5 (ja)
CN103968224B (zh) 一种环模制粒机转子润滑装置
EP2896845B1 (en) Torque limiter
EP2543912B1 (en) Sealing device
CN102322440A (zh) 一种杂质泵密封结构
KR20160096542A (ko) 토크 리미터
KR20160096543A (ko) 토크 리미터
JP2019143735A (ja) 配管接続装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20150630

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160927

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160923

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161115

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20161115

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170411

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170424

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6142536

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees