JP6142245B2 - 遊技機 - Google Patents

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本発明は、遊技球を用いて遊技を行うパチンコ機やアレンジボール機などの弾球式の遊
技機に関する。
従来の遊技機の中には、例えば、遊技者による操作ボタンの押圧操作に基づいて所定の
演出を発生させるための演出スイッチが搭載されている。この演出スイッチの構造は、操
作ボタンを押下するいわゆるプッシュ式(出没式)のスイッチであり、通常は皿部や枠の
表面に設けられている。また、演出スイッチの中には、操作ボタンを保護するために、操
作ボタンを覆うカバー部材を取り付けた構造のものが知られている(下記特許文献1参照
)。
特開2007−550号公報 特開2007−29595号公報
発明は、演出スイッチの破損、破壊や故障を防止・抑制できる遊技機を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は
遊技者による押圧操作が可能な演出ボタンを枠部材に設けた遊技機であって、
前記演出ボタンは、
ボタン本体と、
前記ボタン本体を移動させる移動機構と、
前記ボタン本体を収容し、前記押圧操作を行う際に遊技者が触れるカバー本体と、を備え、
前記移動機構によって前記ボタン本体が上方へ移動されると、前記ボタン本体と前記カバー本体とがともに上方へ移動し、
前記ボタン本体と前記カバー本体とが上方へ移動した状態で前記押圧操作が行われると、前記ボタン本体と前記カバー本体とがともに下方へ移動するものであって、
前記ボタン本体を前記カバー本体に固着しないことで、前記ボタン本体と前記カバー本体との一体性を解除可能な構造とされており、
前記演出ボタンの押圧操作により所定の演出が実行可能となる期間が開始されるよりも前に、前記ボタン本体が上方へ移動されるよう構成されている
とを特徴とする。
本発明によれば、演出スイッチの破損(破壊)や故障を防止できる。
本発明の第1実施形態に係る遊技機の正面図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技機の遊技盤の正面図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技機の電子制御装置の一部の構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技機の電子制御装置を構成するサブ制御基板を説明するための説明図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技機の上皿部の平面図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技機のスイッチ部材が操作不可能な状態になったときの構成図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技機のスイッチ部材が操作不可能な状態から操作可能な状態に移行するときの構成図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技機のスイッチ部材が操作可能な状態で、かつスイッチ部材が上皿部の上面から突出しているとき(スイッチ部材の押圧操作前の状態)の構成図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技機のスイッチ部材が操作可能な状態で、かつスイッチ部材が上皿部の上面と面一となったとき(スイッチ部材の押圧操作後の状態)の構成図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技機のスイッチ部材が操作不可能な状態になったときの平面図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技機のスイッチ部材が操作可能な状態になったときの平面図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技機のスイッチ部材が押されたときの検知システムを示した説明図である。 本発明の第2実施形態に係る遊技機のスイッチ部材が操作可能な状態で、かつスイッチ部材が上皿部の上面から突出しているとき(スイッチ部材の押圧操作前の状態)の構成図である。 本発明の第2実施形態に係る遊技機の電子制御装置を構成するサブ制御基板を説明するための説明図である。 本発明の第2実施形態に係る遊技機に設けられる第1スイッチ部の構成図である。 本発明の第2実施形態に係る遊技機に設けられる第2スイッチ部の構成図である。 本発明の第3実施形態に係る遊技機のスイッチ部材が操作可能な状態で、かつスイッチ部材が上皿部の上面から突出しているとき(スイッチ部材の押圧操作前の状態)の構成図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技機の変形例1の正面図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技機の変形例2の正面図である。
本発明の第1実施形態に係る遊技機について説明する。なお、遊技機として、パチンコ
機を一例に挙げて、以下に説明する。
図1に示すように、第1実施形態に係るパチンコ機(遊技機)10の前面部には、主と
して、外枠12と、内枠14と、前面枠16と、上皿部18と、下皿部20と、施錠装置
22と、発射ハンドル24などが設けられている。
外枠12は、木製の板状体を略長方形の額縁状に組立て固着したものである。内枠14
は、全体がブラスチック製で、外枠12に対して開閉可能に軸支されている。また、内枠
14の右端中央からやや下方には、施錠装置22が設けられている。
前面枠16は、本発明の前面扉の一具体例を示すもので、パチンコ機10の前面部全体
の約2/3のサイズを占め、内枠14の左端に開閉可能となるように軸支されている。ま
た、前面枠16は、全体がプラスチック製であり、遊技盤26(図2参照)を前方から視
認するべく、遊技盤26に形成された遊技領域28(図2参照)の形状に対応して略円形
に形成された開口部30を有している。また、前面枠16の裏面には、ガラス板32がガ
ラス枠(図示省略)によって取り付けられている。そして、遊技者を基準とすれば、遊技
盤26に形成された遊技領域28はガラス板32の後方に位置するようになっている。
前面枠16の下方側には、上皿部18が設けられている。この上皿部18には、演出ボ
タン40と、球貸操作部155と、がそれぞれ設けられている。
ここで、本発明の要部である演出ボタン(スイッチ部材)40の詳細な構造について説
明する。演出ボタン40は、所定の演出を実行するためのものである。すなわち、遊技者
が演出ボタン40を操作することにより、各種スピーカ170(図4参照)から所定の音
が出力したり、各種LED・ランプ172(図4参照)が発光したり、演出図柄表示装置
62の表示面62Aに所定の演出図柄が出現する。なお、本実施例では、演出ボタン40
の用途として、遊技者の押圧操作により、これらの演出の契機となり得るものを例示した
。しかし、演出ボタン40は、本発明のスイッチ部材の一実施例であり、これらの用途に
限られるものではなく、他の用途(例えば、遊技機の起動ボタン、ダミー的に使用される
装飾物としてのボタンなど)に用いられる全てのスイッチ部材一般が含まれる。また、第
1実施形態では、演出ボタン40を上皿部180に取り付けた構成を例示するが、上皿部
18に限定されるものではない。演出ボタン40を、例えば、下皿部20又は前面枠16
などの枠部材に取り付ける構成でもよく、これらについては後述する。
図5乃至図9に示すように、演出ボタン(スイッチ部材)40は、上皿部18の上面1
9の内部に配置されるとともに所定の場合に上皿部18の上表面から突出するように移動
可能なスイッチ本体200と、上皿部18の内部から外部に出没可能に構成され遊技者が
スイッチ本体200を操作するときに触れるスイッチカバー(スイッチ部材)202と、
を有している。スイッチ本体200は、上皿部18の上面から突出している状態から遊技
者の押圧操作により上皿部18の内部に垂下可能なボタン部(スイッチ本体、スイッチ部
材)204と、上皿部18の内部に垂下したボタン部204(リブ204B)を検知する
検知部206と、ボタン部204と検知部206との間に介在するバネ部材208と、で
構成されている。なお、検知部206は、いわゆるフォトセンサ117(検知部、スイッ
チ本体、スイッチ部材)を搭載した演出ボタン基板(検知部、スイッチ本体、スイッチ部
材)116であり、以下の説明では、演出ボタン基板116と称する。図4に示すように
、検知部206である演出ボタン基板116は、サブ制御基板106に電気的に接続され
ている。演出ボタン基板116のフォトセンサ117が上皿部18の内部に垂下したボタ
ン部204(リブ204B)を検知した場合には、検知信号(操作信号ともいう)をサブ
制御基板106に対して出力する。これにより、サブ制御基板106は、ボタン部204
が操作されたと判断し、所定の演出を実行する制御を実行する。
具体的には、ボタン部204は、ボタン本体204Aと、ボタン本体204Aの下面か
ら下方に突出したリブ204Bと、を有している。なお、このリブ204Bは、演出ボタ
ン基板116の検知対象となる検知用リブとして機能する。演出ボタン基板116は、フ
ォトセンサ117を搭載した演出ボタン基板116で構成されている。このため、図12
に示すように、ボタン部204が垂下して検知部に接近すると、演出ボタン基板116の
フォトセンサ117は、ボタン部204のリブ204Bを検知し、リブ204Bを検知し
ている時間、ボタン部204(リブ204B)を検知したことを示す検知信号をサブ制御
基板106に対して出力する。なお、演出ボタン基板116のフォトセンサ117がリブ
204Bを検知していないときには、演出ボタン基板116は、ボタン部204(リブ2
04B)を検知していないことを示す非検知信号をサブ制御基板106に対して出力する
ようにしてもよい。このように、検知信号と非検知信号とを区別することにより、ボタン
部204(リブ204B)の誤検知を確実に防止でき、演出の精度を高めることができる
ここで、フォトセンサ117とは、光センサを意味するものである。フォトセンサ11
7とは、光によって対象物の有無、大きさ(巾・長さ)、明るさ、色、反射パターンなど
の物理量を検出する、発光・受光素子を組み合わせた複合電子部品である。フォトセンサ
117の大きな特徴は、無接点の電子的信号として取り出すことが可能になる。このため
、ボタン部204と非接触の状態でも、ボタン部204(リブ204B)を検知すること
ができる。フォトセンサ117として、透過光の遮光の有無を検出する透過型フォトセン
サ(フォトインタラプタ)、反射光を検出する反射型フォトセンサ(フォトリフレクタ)
が例示できる。さらに、フォトセンサ117として、透過型フォトセンサ形式で、発光部
と受光部とを比較的長い距離、離間して配置した分離型フォトセンサ(又はビーム型フォ
トセンサ)が例示できる。
ボタン本体204Aの下面と演出ボタン基板116との間には、弾性部材であるバネ部
材208(例えば、コイルばねなど)が介在されている。バネ部材208は、ボタン部2
04が押圧されていない状態で自然長になり、この自然長がボタン本体204Aと演出ボ
タン基板116との離間距離になる。この状態では、ボタン部204のリブ204Bは、
演出ボタン基板116のフォトセンサ117で検知されない。一方、ボタン部204が押
圧操作された場合には、バネ部材208が圧力に対抗して縮み変形し、ボタン部204が
演出ボタン基板116に接近して両者の離間距離が縮む。この状態では、ボタン部204
のリブ204Bが演出ボタン基板116のフォトセンサ117により検知可能になる。
スイッチカバー202は、ボタン部204、特にボタン本体204Aを着脱自在に収容
するものである。すなわち、スイッチカバー202は、内部にボタン部204のボタン本
体204Aを収容するための内部空間部Mが形成されたカバー本体202Aと、カバー本
体202Aの底部側の外周面に形成されたフック部202Bと、で構成されている。カバ
ー本体202Aは、全体として中空状に形成されており、ボタン部204のボタン本体2
04Aを完全に収容する。このため、ボタン本体204Aがカバー本体202に収容され
た状態では、ボタン本体204Aは外部から視認することができない。フック部202B
は、カバー本体202Aの側面から外側に向かって突出するように形成されている。フッ
ク部202Bは、側面視(断面視)にて三角形状に形成されており、カバー本体202A
の底部側に位置する従って側面から外側に突出するとともに下り傾斜した傾斜部202B
1と、カバー本体202Aの底面と傾斜部202B1の先端部とを結んだベース部202
B2と、で構成されている。
演出ボタン基板116の下面には、演出ボタン基板116、バネ部材208及びボタン
本体204Aを上皿部18の内部から外部及び外部から内部に移動させるための第1駆動
部材210が設けられている。第1駆動部材210としては、例えば、ソレノイド機構や
モータの回転駆動力を直線運動に変換する機構などを用いることができる。これにより、
スイッチ本体200を直線方向(上下方向)に沿って移動させることができる。なお、第
1駆動部材210は、サブ制御基板106及び装飾駆動基板114と電気的に接続されて
おり、サブ制御基板106及び装飾駆動基板114からの制御信号に基づいて駆動制御さ
れる。
また、上皿部18の上面(上表面)の一部の領域には開口部Nが形成されている。この
開口部Nは、上皿部18の上面をその厚み方向に沿って貫通して形成されている。そして
、開口部Nは、上皿部18の内部に形成された内部空間部M1に連通している。上皿部1
8の上面(上表面)の一部に形成された開口部Nには、外カバー(遮蔽部材)212が配
置されている。外カバー212は、例えば、樹脂、木材、金属、ゴムなどで構成されてお
り、有色透明のもので形成されていてもよいし、有色非透明のもので形成されていてもよ
い。また、外カバー212は、平面状(平坦状)に形成された平面部212Aを有してい
る。外カバー212には、貫通孔214が形成されている。この貫通孔214には、スイ
ッチカバー202が出没可能となるように配置されている。このように、上皿部18の上
面(上表面)の一部には外カバー212が設けられており、上皿部18の上面(上表面)
と外カバー212の平面部212Aとが面一(ツライチ)となっている。また、外カバー
212の貫通孔214には、出没式のスイッチカバー202が設けられている。スイッチ
カバー202は、演出ボタン40の操作可能な状態では上皿部18の表面から外部に突出
しているが、演出ボタン40の操作不可能な状態では上皿部18の内部に移動している。
スイッチカバー202の上面部202Cは平面状(平坦状)に形成されており、演出ボタ
ン40の操作不可能な状態では、スイッチカバー202の上面部202Cが外カバー21
2の平面部212Aに対して面一となっている。このため、演出ボタン40の操作不可能
な状態では、上皿部18の上面(上表面)と外カバー212の平面部212Aとスイッチ
カバー202の上面部202Cとが面一(ツライチ)となっている。なお、上述した通り
、演出ボタン40の操作可能な状態では、スイッチカバー202の上面部202Cは、外
カバー212の平面部212Aから突出した状態になっている。
上皿部18の上面には、スイッチ本体200の移動方向(上下方向)に対して直交する
方向(水平方向あるいは左右方向)に沿ってスライド孔216が形成されている。このス
ライド孔216には、一対の内カバー(支持部材)218が配置されている。すなわち、
内カバー218は、平板状の内カバー本体218Aと、内カバー本体218Aの一方側端
部に形成された係合溝(係合部)218Bと、で構成されている。内カバー本体218A
は、スライド孔216に沿ってスライド可能に構成されており、上皿部18の上面に形成
された開口部Nの全部を閉塞又はその一部を開放することができる。係合溝218Bは、
スイッチカバー202のフック部202Bを構成する傾斜部202B1と係合してボタン
部204の突出を不可能にするためのロック溝218B1と、傾斜部202B1がロック
溝218B1と係合した状態でスイッチカバー202のフック部202Bを構成するベー
ス部202B2と面接触する台座部218B2と、で構成されている。図7乃至図9に示
すように、一対の内カバー218は、台座部218B2の先端部同士が離間することによ
り開口部N(内部空間部M1)の一部を開放する。このとき、内カバー218の係合溝2
18Bとスイッチカバー202のフック部202Bとの係合状態は解消され、ボタン部2
04及びスイッチカバー202が上皿部18の上面から突出可能な状態になる。一方、図
6に示すように、一対の内カバー218は、台座部218B2の先端部同士が突き合わさ
れることにより開口部N(内部空間部M1)を完全に閉塞する。このとき、内カバー21
8の係合溝218Bとスイッチカバー202のフック部202Bとの係合状態が成立して
、ボタン部204及びスイッチカバー202が上皿部18の上面から突出不可能な状態に
なる。なお、上皿部18の上面には、外カバー212とスイッチカバー202が設けられ
ているため、内カバー218は遊技者から視認されることはない。
一対の内カバー218のそれぞれには、スライド孔216に沿って内カバー本体218
A及び係合溝218Bを水平方向に移動させるための第2駆動部材220が設けられてい
る。第2駆動部材220としては、例えば、ソレノイド機構やモータの回転駆動力を直線
運動に変換する機構などを用いることができる。これにより、一対の内カバー218を直
線方向(左右方向)に沿って移動させることができる。なお、第2駆動部材220は、サ
ブ制御基板106及び装飾駆動基板114と電気的に接続されており、サブ制御基板10
6及び装飾駆動基板114からの制御信号に基づいて駆動制御される。
以上のように、演出ボタン40が上皿部18の上面に設けられているが、図7乃至図9
に示すように、演出ボタン40の操作可能な状態では、第1に、一対の内カバー218の
台座部218B2の先端部同士が離間することにより開口部N(内部空間部M1)の一部
が開放されることが条件になる。第2に、スイッチ本体200が第1駆動部材210によ
り上方向に移動され、スイッチ本体200のボタン部204がスイッチカバー202のカ
バー本体202Aの内部空間部Mに収容されることが条件になる。この2つの条件を共に
具備することにより、図8に示すように、ボタン部204は、バネ部材208の弾性力に
より支持されて、上皿部18の上面(外カバー212の平面部212A)から上方向に突
出する。そして、図9に示すように、遊技者がスイッチ本体200のボタン部204を押
圧操作して、ボタン部204からバネ部材208に作用する圧力がバネ部材208の弾性
力よりも大きくなれば、ボタン部204は、バネ部材208の弾性力に対抗するようにし
て下方に移動する。このとき、バネ部材208は、ボタン部204からの圧力を受けて縮
んだ状態(弾性変形)になっている。
一方、演出ボタン40の操作不可能な状態では、第1に、一対の内カバー218の台座
部218B2の先端部同士が突き合わされることにより開口部N(内部空間部M1)が完
全に閉塞されることが条件になる。なお、第1の条件の前提として、スイッチ本体200
が第1駆動部材210により下方向に移動されており、上皿部18の内部空間部M1に位
置した状態になる。これにより、一対の内カバー218の内カバー本体218Aの下側に
スイッチ本体200が位置することになる。第2に、一対の内カバー218の係合溝21
8Bとスイッチカバー202のフック部202Bとの係合状態(具体的には、係合溝21
8Bを構成するロック溝218B1とフック部202Bの傾斜部202B1との係合状態
)が条件になる。このとき、外カバー212の平面部212Aとスイッチカバー202の
上面部202Cとが面一(ツライチ)となる。この2つの条件を共に具備することにより
、図6に示すように、スイッチ本体200とスイッチカバー202とは、一対の内カバー
218により区画された状態になる。このため、スイッチカバー202を押圧した場合で
も、スイッチカバー202に作用した圧力は、一対の内カバー218に伝達されるが、ス
イッチ本体200のボタン部204には伝達されない。このため、ボタン部204は、下
方向に移動せず(垂下せず)、演出ボタン基板116により検知されない。また同時に、
スイッチカバー202のフック部202Bと一対の内カバー218の係合溝218Bとが
係合状態になるため、スイッチカバー202は突出することがない。換言すれば、外カバ
ー212の平面部212Aとスイッチカバー202の上面部202Cとが面一(ツライチ
)となる状態が維持される。
図1に示すように、上皿部18の下方側には、下皿部20が設けられている。また、下
皿部20の右下方側には、遊技球を発射させるための発射ハンドル24が設けられている
。この発射ハンドル24には、発射レバー44と、発射停止ボタン46がそれぞれ設けら
れている。
下皿部20の左右下方側には、所定の効果音を出力するための各サブスピーカ48がそ
れぞれ設けられている。
内枠14には、遊技領域28の形状に合致した開口部(図示省略)が形成されている。
この内枠14の内側面には、遊技盤26が取り付けられる。これにより、遊技者は、遊技
盤26の遊技領域28を内枠14の開口部及び前面枠16の開口部30を通して視認する
ことができる。
パチンコ機10の正面左側には、球貸装置154が設けられている。本実施形態では、
球貸装置154として、CRユニットが適用されている。この球貸装置154には、プリ
ペイドカードを挿入するカード挿入口157が形成されている。なお、球貸装置154と
して、現金ユニットを設けた構成でもよい。この現金ユニットには、カード挿入口157
に替えて、現金を入れるための現金投入口(図示省略)が形成されている。
球貸操作部155には、球貸しを要求するための球貸スイッチ(貸出操作手段)156
、カード挿入口157に挿入されたプリペイドカードの返却を要求するための返却スイッ
チ158と、がそれぞれ設けられている。
例えば、球貸装置154のカード挿入口157にプリペイドカードを挿入すると、プリ
ペイドカードの記憶情報が球貸装置154内部のカードリードライタにより読み取られる
。プリペイドカードの残り度数が「0」である場合には、カード挿入口157から自動的
にプリペイドカードが返却される。一方、プリペイドカードの残り度数が「0」でない場
合には、球貸スイッチ156を押圧操作すると、カードリードライタによりプリペイドカ
ードの残り度数が減算されてプリペイドカードの記憶情報が書き換えられると共に、その
減算された度数(貸出金額)に対応する個数が引かれて、遊技球(貸球)が払出装置16
1(図3参照)から上皿部18に案内される。このとき、例えば、プリペイドカードの残
り度数が減算されて「0」となった場合には、カード挿入口157から自動的にプリペイ
ドカードが返却される。
なお、球貸装置154として現金ユニットを用いる構成では、球貸装置の現金投入口に
現金を投入すると、現金が球貸装置内部のキャッシュカウンタによりカウントされる。投
入金額が所定の額に到達した後、球貸スイッチを押圧操作すると、キャッシュカウンタに
より投入金額が減額されていくとともに、その減額された金額(貸出金額)に対応する個
数が引かれて、遊技球(貸球)が払出装置161(図3参照)から上皿部18に案内され
る。
次に、遊技盤26の表面構造について説明する。
図2に示すように、遊技盤26は、内枠14に保持されるとともに、裏機構盤によりそ
の背面側が覆われている。遊技盤26には、遊技盤26の表面に設けられた外レール50
と内レール52とにより略円形状の遊技領域28が形成されている。遊技領域28の内部
には、主として、始動口56Bと、センター役物64と、ワープ入球口58と、多数の障
害釘60等と、がそれぞれ配設されている。
センター役物64は、遊技領域28の略中央部に配置されており、主として、演出図柄
表示装置(図柄表示装置)62と、ランプ類66と、を備えている。
演出図柄表示装置62は、主制御基板102(図3参照)やサブ制御基板106(図3
参照)からの制御信号に基づいて表示制御されており、略長方形状の表示面(表示領域)
62Aを有している。この表示面62A上には、特別図柄の演出図柄が表示される。具体
的には、演出図柄表示装置62の表示面62A上には、1又は複数の演出図柄を所定の方
向に次々と変動させながら表示した後、停止表示する演出図柄表示領域が形成されている
。すなわち、左演出図柄を表示する左演出図柄表示領域、中央演出図柄を表示する中央演
出図柄表示領域、及び右演出図柄を表示する右演出図柄表示領域が、略横一列となる配置
方向に沿って並んで形成されている(それぞれ図示省略)。各演出図柄表示領域は、これ
らの表示領域の配置方向と略直交する方向(上下方向)に図柄変動方向が設定されており
、その方向に複数の演出図柄が順次表示されていく。
演出図柄表示装置62は、遊技球が始動口56Bに入球することにより、その表示面の
表示領域に表示される各演出図柄をそれぞれ変動させて停止表示させるものである。そし
て、例えば、演出図柄が「7、7、7」の3桁同一図柄で揃って停止表示(確定表示)す
ると、変動入賞装置80に配設された大入賞装置84の大入賞口86が開放される。本実
施形態のパチンコ機10では始動口56Bに遊技球が入球すると、各演出図柄がそれぞれ
変動され、演出図柄が3桁同一図柄で揃うことにより、「大当り」という特定価値を付与
するものである。
ここで、本実施形態のパチンコ機10では、例えば、大当りとして2種類のものが予め
設定されている。具体的には、「7、7、7」などの同一の奇数数字の演出図柄が3桁揃
うことにより成立する確変大当りがある。また、「8、8、8」などの同一の偶数数字の
演出図柄が3桁揃うことにより成立する通常大当りがある。
確変大当り及び通常大当りは、比較的多くのラウンド数(例えば、15ラウンド)を有
し、大入賞口86の開放時間が約26秒間である大当りである。このため、賞球数が比較
的多くなる。なお、各大当りでは、大入賞口86に所定数(例えば、10個)の遊技球が
入球するか、あるいは所定数(例えば、10個)の遊技球が入球しなくても所定時間(例
えば、26秒間)が経過したときに大入賞口86が閉じられて1ラウンドが終了する。
確率変動状態は、大当り(確変大当り及び通常大当りの2種類の大当りを意味する)に
移行する確率が予め定められた高確率となる状態である。また、開放時間延長状態は、始
動口56Bの開放時間が通常よりも延長される状態である。例えば、通常の開放時間は、
約0.1秒間であるのに対して、開放時間延長状態では、約4秒間に延長される。なお、
始動口56Bは、普通図柄の抽選に当選することにより開放するもので、普通電動役物と
して機能する。
確変大当りの後は、大当りに移行する確率が、通常遊技状態と比べ予め定められた高確
率となる、特別図柄の確率変動状態になる。そして、次回大当りが発生するまでの間か、
あるいは規定回数(例えば、10000回)の特別図柄の変動表示が行われるまでの間、
特別図柄及び普通図柄の変動時間が短縮され、かつ始動口56Bの開放延長機能が作動す
る。また、通常大当りの後は、大当りに移行する確率が通常遊技状態と同一の予め定めら
れた低確率状態となるとともに、規定回数(例えば、100回)だけ特別図柄及び普通図
柄の変動時間が短縮され、かつ始動口56Bの開放延長機能が作動する時短遊技状態とな
る。
センター役物64は、演出図柄表示装置62の前面周辺部に突設して装着されている。
センター役物64は、可動する一対の翼片部64Aを有している。この翼片部64Aの可
動によりワープ入球口58の開口面積が変化する。
遊技領域28の左下方側には、主制御基板102からの制御信号に基づいて識別図柄(
特別図柄の識別図柄及び普通図柄の識別図柄を意味する)を表示制御する7セグ表示基板
(図柄表示装置)68が配置されている。この7セグ表示基板68は、特別図柄の識別図
柄を表示する7セグメント表示器70と、4個の普通図柄保留表示LED72と、4個の
特別図柄保留表示LED74と、普通図柄の識別図柄を表示する2個の普通図柄表示LE
D76と、を有している。
ここで、確変大当りした場合では、7セグメント表示器70には、予め定められた識別
図柄(例えば、奇数の数字からなる確変大当り図柄)が停止表示される。また、通常大当
りした場合では、7セグメント表示器70には、予め定められた別の識別図柄(例えば、
偶数の数字からなる通常大当り図柄)が停止表示される。
演出図柄表示装置62の左側には、普通図柄作動ゲート78が配置されている。この普
通図柄作動ゲート78の内部には、ゲートスイッチ124(図3参照)が配設されている
。これにより、遊技球が普通図柄作動ゲート78を通過すると、ゲートスイッチ124が
作動して、7セグ表示基板68の普通図柄表示LED76が変動表示される。
各普通図柄保留表示LED72及び各特別図柄保留表示LED74は、4個の丸形の赤
色LEDで構成されており、7セグメント表示器70の左右両側に近接して配置されてい
る。これは、普通図柄作動ゲート78を通過した遊技球の数を4個まで普通図柄の保留と
し、通過ごとに順次点灯しシフト表示するものである。また、始動口56Bに入球した遊
技球の数も4個まで特別図柄の保留とし、入球ごとに順次点灯しシフト表示するものであ
る。7セグメント表示器70の変動表示が開始する度に、未始動回数が消化され、1個の
特別図柄保留表示LED74は消灯される。また、普通図柄も普通図柄表示LED76の
変動表示が開始するたびに、未始動回数が消化され、1個の普通図柄保留表示LED72
が消灯される。そして、7セグメント表示器70に予め定められた大当り図柄が停止表示
されると大当りが発生し、大入賞口86が開放状態となる。また、2個の普通図柄表示L
ED76が予め定められた表示態様(当り図柄)で停止表示されると、普通図柄当りが発
生し、始動口56Bが開放状態となる。なお、7セグメント表示器70にて表示される特
別図柄の識別図柄と、演出図柄表示装置62にて表示される特別図柄の演出図柄とは、同
一の遊技結果(抽選結果)を示すものである。
始動口56Bは、演出図柄表示装置62の下方に離れて配置されているものであり、い
わゆるチューリップ式で一対の翼片部材56Aが開閉するように形成されている。その内
部には、遊技球の通過を検知する始動口スイッチ120(図3参照)と、翼片部材56A
を作動させるための始動口ソレノイド130(図3参照)と、がそれぞれ備えられている
。この一対の翼片部材56Aが左右に開くと始動口56Bの開放面積が大きくなって遊技
球の入球可能性が大きくなる開放状態となり、一対の翼片部材56Aが閉じその離間距離
が小さくなると始動口56Bの開放面積が小さくなって遊技球の入球の可能性が小さくな
る通常状態となる。
変動入賞装置80は、始動口56Bの下方に配置されており、大入賞装置84を備えて
いる。ここで、大入賞装置84は、略中央に配置されており、帯状に開口された大入賞口
86と、この大入賞口86を開放又は閉鎖する開閉板88と、この開閉板88を開閉する
ための大入賞口ソレノイド132(図3参照)と、入賞球を検知するカウントスイッチ1
26(図3参照)と、を備えている。
センター役物64の左側下方部には、風車63が配置されている。さらに、遊技領域の
左側下方部及び右側下方部には、一対のサイドランプ90がそれぞれ配置されている。
遊技盤26の下方にはアウト口92が設けられており、このアウト口92の下部にはバ
ック球防止部材94が設けられている。このバック球防止部材94は、遊技領域28に到
達せず戻ってきた遊技球が再び発射位置に戻ることを防止している。また、内レール52
の先端部には、ファール球防止部材96が取り付けられている。
次に、パチンコ機10を構成する電子制御装置について説明する。
図3及び図4に示すように、電子制御装置は、主制御基板102と、払出制御基板10
4と、サブ制御基板106と、発射制御基板108と、を備えている。
主制御基板102は、CPU102Aと、ROM102Bと、を備えている。主制御基
板102のCPU102Aは、ROM102Bに記憶されたデータに基づいて、始動口ソ
レノイド130、大入賞口ソレノイド132、図柄表示装置134及びサブ制御基板10
6をそれぞれ制御する。また、主制御基板102のCPU102Aは、遊技全体を司り主
として当否判定などの遊技状態を判断するものである。
特に、CPU102Aは、始動口56Bへの遊技球の入球を契機として、大当り抽選処
理(特別遊技抽選処理)を実行し、任意の乱数(特別図柄当否判定乱数)を用いて当否を
判定する機能を備えている。また、特別図柄の当否判定の実行に伴って、CPU102A
は、特別図柄(識別図柄)の変動パターン(変動時間)を決定する機能も備えている。
この識別図柄の変動パターンは、演出図柄表示装置62に表示される各演出図柄の演出
パターン(遊技演出)に対応するもので、CPU102Aが行う「識別図柄の変動パター
ンの決定」は、「演出図柄の演出パターン(遊技演出)の決定」に相当する。そして、特
別図柄(識別図柄)の変動パターン(演出図柄の演出パターン)が決定されると、7セグ
メント表示器70で特別図柄(識別図柄)の変動表示が開始されるとともに、演出図柄表
示装置62で演出図柄の変動表示が開始され、決定された変動パターンにより特定される
変動時間が経過すると、特別図柄および演出図柄が停止表示され、その停止表示された演
出図柄の図柄組み合わせ態様により、特別図柄の当否判定結果(大当り抽選結果)が遊技
者に報知される。なお、演出図柄表示装置62は、遊技盤26の表面(盤面)略中央に、
遊技者の視野に入り易い状態で配置される。一方、7セグメント表示器70は、遊技盤2
6の表面(盤面)の端部(本実施形態では盤面左側端部)に、遊技者の視野に入り難い状
態で配置される。このことから、遊技者は演出図柄表示装置62の表示内容に注目して遊
技を行うのが一般的である。
そして、CPU102Aは、上述した演出図柄の変動表示及び停止表示の制御を行うサ
ブ制御基板106、及び遊技盤面に設けられた各種入賞口に遊技球が入球することで発生
する賞球の払い出し制御を行う払出制御基板104を直接的に制御する。また、主制御基
板102のCPU102Aは、演出表示基板110、アンプ基板112、装飾駆動基板1
14及び演出ボタン基板116をサブ制御基板106を介して間接的に制御する。
主制御基板102のROM102Bには、CPU102Aにより実行される遊技全体の
制御を実現するためのプログラムが記憶されている。
主制御基板102は、中継端子板118を介して、始動口スイッチ120と、大入賞口
スイッチ122と、ゲートスイッチ124と、カウントスイッチ126と、にそれぞれ電
気的に接続されている。
主制御基板102は、中継端子板128を介して、始動口ソレノイド130と、大入賞
口ソレノイド132と、図柄表示装置134と、にそれぞれ電気的に接続されている。な
お、7セグ表示基板68は、図柄表示装置134の一実施形態である。
払出制御基板104は、中継端子板136を介して、ガラス枠スイッチ138と、外部
タンクスイッチ140と、タンクスイッチ142と、にそれぞれ電気的に接続されている
。また、払出制御基板104は、中継端子板144を介して、エラーLED146に電気
的に接続されている。また、払出制御基板104は、下皿満タンスイッチ148に電気的
に接続されている。また、払出制御基板104は、中継端子板150を介して、球貸表示
基板152と、球貸装置(CRユニット)154と、にそれぞれ電気的に接続されている
なお、球貸表示基板152には、球貸スイッチ156と、返却スイッチ158と、がそ
れぞれ電気的に接続されている。また、払出制御基板104は、中継端子板160を介し
て、払出モータ162を備えた払出装置161と払出スイッチ164とにそれぞれ電気的
に接続されている。さらに、払出制御基板104は、主制御基板102と発射制御基板1
08とにそれぞれ電気的に接続されている。
図3及び図4に示すように、サブ制御基板106は、演出表示基板110と、アンプ基
板112と、装飾駆動基板114と、演出ボタン基板116と、にそれぞれ電気的に接続
されている。
サブ制御基板106は、主制御基板102からの制御信号に基づいて遊技の演出の制御
を司るものである。また、サブ制御基板106は、CPU106Aと、ROM106Bと
、を備えている。
サブ制御基板106のCPU106Aは、主制御基板102からの制御信号を受けて演
出表示基板110、アンプ基板112、装飾駆動基板114及び演出ボタン基板116な
どの各基板を制御する。
特に、CPU106Aは、駆動装飾基板114を介して、第1駆動部材210及び第2
駆動部材220の駆動制御を実行する。具体的には、演出ボタン40の押圧操作により所
定の演出が実行される期間と、演出ボタン40の押圧操作をしても所定の演出が実行され
ない期間と、に分け、CPU106Aは、両者の期間に応じた第1駆動部材210及び第
2駆動部材220の駆動制御を実行する。例えば、CPU106Aは、演出ボタン40の
押圧操作により所定の演出が実行される期間が開始される前に、スイッチ本体200を上
方向に移動させるように第1駆動部材210を制御し、また、内カバー218により上皿
部18の内部空間部M1(開口部N)の一部が開放するように第2駆動部材220を制御
する。一方、CPU106Aは、演出ボタン40の押圧操作により所定の演出が実行され
ない期間が開始される前に、スイッチ本体200を下方向に移動させるように第1駆動部
材210を制御し、また、内カバー218により上皿部18の内部空間部M1(開口部N
)が閉塞するように第2駆動部材220を制御する。第1駆動部材210及び第2駆動部
材220は、サブ制御基板106から装飾駆動基板114に対して所定の制御信号を出力
することにより実現される。なお、第1駆動部材210及び第2駆動部材220の駆動制
御は、サブ制御基板106から装飾駆動基板114を経たルートで実行する他に、装飾駆
動基板114に搭載したCPU(図示省略)により実行するように構成してもよい。
ROM106Bには、各基板の制御に必要なデータ(特に遊技の装飾に関する情報)が
記憶されている。また、ROM106Bには、第1駆動部材210及び第2駆動部材22
0の駆動を制御するための制御プログラムが記憶されている。なお、この制御プログラム
は、サブ制御基板106のROM106Bではなく、装飾駆動基板114のROM115
に記憶されていてもよい。
図4に示すように、演出表示基板110には、演出表示装置166(62)と、演出表
示ROM168と、がそれぞれ電気的に接続されている。この演出表示ROM168には
、演出図柄表示装置62に変動表示及び停止表示される演出図柄のデータ(画像データ)
が記憶されている。なお、演出図柄表示装置62は、演出表示装置166の一実施形態で
ある。
アンプ基板112には、所定の効果音を出力する各種スピーカ170(48)が電気的
に接続されている。なお、サブスピーカ48は、各種スピーカ170の一実施形態である
装飾駆動基板114には、第1駆動部材210と、第2駆動部材220と、各種LED
・ランプ172(66)と、が電気的に接続されている。また、装飾駆動基板114は、
サブ制御基板106からの制御信号を受けて各種LED・ランプ172(66)の発光制
御を実行し、遊技の装飾に関する制御を行う。さらに、装飾駆動基板114は、サブ制御
基板106からの制御信号を受けて第1駆動部材210及び第2駆動部材220の駆動制
御を実行し、演出ボタン40の操作可能な状態又は操作不可能な状態に切り替える。また
、装飾駆動基板114のROM115を備えている。なお、ランプ類66は、各種LED
・ランプ172の一実施形態である。
演出ボタン基板116には、操作スイッチ174(40)が電気的に接続されている。
演出ボタン基板116には、演出ボタン40を検知するためのフォトセンサ117が搭載
されている。上述したように、演出ボタン40が押圧操作されたときには、フォトセンサ
117により演出ボタン40を構成するスイッチ本体200のボタン部204(リブ20
4B)が検知される。フォトセンサ117によりスイッチ本体200のボタン部204(
リブ204B)が検知された場合には、演出ボタン基板116からサブ制御基板106に
対して検知信号が出力される。一方、フォトセンサ117によりスイッチ本体200のボ
タン部204(リブ204B)が検知されない場合には、演出ボタン基板116からサブ
制御基板106に対して非検知信号が出力される。これにより、サブ制御基板106は、
検知信号又は非検知信号を受けることにより、演出ボタン40が押圧操作されたか否かを
判別できる。そして、演出ボタン40が押圧操作されたと判断された場合には、所定の演
出を開始するためにサブ制御基板106から演出表示基板110、アンプ基板112及び
装飾駆動基板114に対して演出実行に関する制御信号が出力される。この結果、演出図
柄表示装置62の表示面62A上に所定の演出図柄が現れて変動表示され、また、各種ス
ピーカ170から所定の演出効果音が出力され、さらに、各種LED・ランプ172から
所定の発光パターンに基づいて発光演出が実現される。なお、演出ボタン40のボタン部
204は、図4の操作スイッチ174の一実施形態に相当する。また、演出ボタン40の
検知部206は、図4の演出ボタン基板116及びフォトセンサ117に相当する。この
ため、本発明のスイッチ部材200とは、図4で説明すると、操作スイッチ174と、演
出ボタン基板116及びフォトセンサ117と、を含んだ概念になる。
特に、ROM115には、第1駆動部材210及び第2駆動部材220の駆動を制御す
るための制御プログラムが記憶されている。ただし、サブ制御基板106のROM106
Bに、プログラムが記憶されていない場合に限られる。
次に、本発明の第1実施形態のパチンコ機の作用及び効果について説明する。
なお、以下の作用及び効果では、演出ボタン40が操作不可能な状態を時系列の開始点
として説明する。ここで、演出ボタン40が操作不可能な状態は、遊技の進行に伴い、演
出ボタン40を押圧操作した場合でも演出効果が何も実現されない時間帯(タイミング)
が予め決められており、このタイミングに演出ボタン40が上皿部18の上面から突出し
ないように、第1駆動部材210及び第2駆動部材220がサブ制御基板106により制
御されることで実現される。
図6及び図10に示すように、演出ボタン40が操作不可能な状態では、先ず、スイッ
チ本体200が第1駆動部材210により下方向に移動されており、上皿部18の内部空
間部M1に位置した状態になる。すなわち、スイッチカバー202のカバー本体202A
の内部空間部Mからボタン部204が抜き出された状態(スイッチカバー202とボタン
部204との一体性が解除された状態)になる。そして、一対の内カバー218が第2駆
動部材220により相互に接近する方向に向って移動され、やがて、それぞれの内カバー
218の台座部218B2の先端部同士が突き合わされる。これにより、開口部N(内部
空間部M1)が閉塞される。これにより、一対の内カバー218の内カバー本体218A
の下側にスイッチ本体200が位置することになる。
ここで、それぞれの内カバー218の台座部218B2の先端部同士が突き合わされた
状態では、一対の内カバー218の係合溝218Bとスイッチカバー202のフック部2
02Bとが係合する。具体的には、係合溝218Bを構成するロック溝218B1とフッ
ク部202Bの傾斜部202B1とが係合する。このとき、外カバー212の平面部21
2Aとスイッチカバー202の上面部202Cとが面一(ツライチ)となっている。この
ようにして、スイッチ本体200とスイッチカバー202とは、一対の内カバー218に
より区画された状態になり、両者の間で力の伝達が遮断される構成になる。このため、ス
イッチカバー202を押圧した場合でも、スイッチカバー202の底面が内カバー218
の台座部218B2で支持されているため、スイッチカバー202が下方に移動しない。
また、外カバー212の平面部212Aとスイッチカバー202の上面部202Cとが面
一(ツライチ)となっており、スイッチカバー202の上面部202Cが外カバー212
の平面部212Aから突出していないので、スイッチカバー202が悪戯等により破損さ
れることを抑制することができる。
また、スイッチ本体200とスイッチカバー202とは、一対の内カバー218により
区画された状態になっているため、スイッチカバー202に作用した圧力は、一対の内カ
バー218の台座部218B2にそのまま伝達されるが、スイッチ本体200のボタン部
204には伝達されない。すなわち、スイッチカバー202に作用した圧力は、内カバー
218で遮断されて、スイッチ本体200のボタン部204に到達しないのである。この
ため、ボタン部204は、下方向に移動せず(垂下せず)、演出ボタン基板116により
検知されない。これにより、スイッチカバー202を悪戯に押圧しても、スイッチ本体2
00は移動せず、ボタン部204(リブ204B)がフォトセンサ117に検知されるこ
ともない。この結果、スイッチ本体200の乱雑に使用できなくなり、スイッチ本体20
0の故障や破損を防止できる。
ここで、それぞれの内カバー218の台座部218B2の先端部同士が突き合わされた
状態では、スイッチカバー202のフック部202Bと一対の内カバー218の係合溝2
18Bとが係合状態になる。すなわち、スイッチカバー202は、一対の内カバー218
によって左右方向から挟持された状態になる。しかも、図6に示すように、スイッチカバ
ー202のフック部202Bの傾斜部202B1と係合溝218Bを構成するロック溝2
18B1とが相互に係合して、スイッチカバー202のフック部202Bの傾斜部202
B1が内カバー218の係合溝218Bの内部側に入り込むと同時に、内カバー218の
ロック溝218B1の先端部がスイッチカバー202のフック部202Bの根元まで進入
する形になる。これにより、スイッチカバー202を引き抜こうとした場合に、スイッチ
カバー202のフック部202Bの傾斜部202B1と内カバー218のロック溝218
B1とが相互に干渉してスイッチカバー202が上方向(上皿部18の上面19から突出
する方向)に移動できなくなる。なお、一対の内カバー218の一部もスライド孔216
に進入しているため、内カバー218自体がスイッチカバー202に作用した引き抜き力
を受けて上方向に移動することない。このようにして、スイッチカバー202が上皿部1
8から突出することがなく、外カバー212の平面部212Aとスイッチカバー202の
上面部202Cとの面一(ツライチ)状態が強固に維持される。
次に、演出ボタン40が操作可能な状態を説明する。ここで、演出ボタン40が操作可
能な状態は、遊技の進行に伴い、演出ボタン40を押圧操作した場合に所定の演出効果が
実現される時間帯(タイミング)が予め決められており、このタイミングに演出ボタン4
0が上皿部18の上面から突出して垂下できるように、第1駆動部材210及び第2駆動
部材220がサブ制御基板106により制御されることで実現される。
図7乃至図9、及び図11に示すように、先ず、第2駆動部材220がサブ制御基板1
06により制御され、一対の内カバー218が相互に離れる方向に向って所定の距離だけ
水平移動する。これにより、内カバー本体218Aは、開口部N(内部空間部M1)の一
部を開放する。しかし、外カバー212とスイッチカバー202が設けられているので、
遊技者からは、左右方向(水平方向)に移動する内カバー本体218A及び係合溝218
Bが視認できないようになっている。ここで、一対の内カバー218が所定の距離だけ移
動した場合には、台座部218B2の先端部同士には所定の隙間が形成されている。この
とき、スイッチカバー202のフック部202Bと一対の内カバー218の係合溝218
Bとの係合状態が解消されるものの、スイッチカバー202のフック部202Bを構成す
るベース部202B2の一部が台座部218B2に載せられた状態になっている。
次に、スイッチ本体200が第1駆動部材210により上方向に移動される。このとき
、スイッチ本体200は、ボタン部204、バネ部材208及び演出ボタン基板116が
一体となって上方向に移動する。そして、図8に示すように、ボタン部204がスイッチ
カバー202のカバー本体202Aに形成されている内部空間部Mに収容される。ボタン
部204がスイッチカバー202のカバー本体202Aに形成されている内部空間部Mに
収容された状態で、スイッチ本体200が第1駆動部材210によりさらに上方向に移動
される。これにより、図8に示すように、スイッチカバー202の上面部202Cが上皿
部18の上面(外カバー212の平面部212A)よりも上方に突出した状態になる。こ
のとき、ボタン部204のリブ204Bは、演出ボタン基板116のフォトセンサ117
で検知されない状態になっている。なお、ボタン部204がスイッチカバー202のカバ
ー本体202Aに形成されている内部空間部Mに収容された後は、一対の内カバー218
は水平方向に移動せずに停止した状態になっている。
スイッチカバー202の上面部202Cが上皿部18の上面(外カバー212の平面部
212A)よりも上方に突出した状態になると、演出ボタン40が操作可能になる。図9
に示すように、遊技者がスイッチカバー202を介してスイッチ本体200のボタン部2
04を所定の圧力で押圧操作すると、スイッチカバー202を介してボタン部204から
バネ部材208に作用する圧力がバネ部材208の弾性力よりも大きくなる。このため、
ボタン部204は、バネ部材208の弾性力に対抗するようにして下方に移動する。この
とき、バネ部材208は、ボタン部204からの圧力を受けて縮んだ状態(弾性変形)に
なっていく。これにより、ボタン部204が演出ボタン基板116に接近するため、ボタ
ン部204に設けられたリブ204Bが演出ボタン基板116のフォトセンサ117によ
り検知される。ボタン部204に設けられたリブ204Bが演出ボタン基板116のフォ
トセンサ117により検知された場合には、演出ボタン基板116からサブ制御基板10
6に対して検知信号が出力され、検知信号を受けたサブ制御基板106は、所定の演出を
開始するための制御を実行する。なお、ボタン部204に設けられたリブ204Bが演出
ボタン基板116のフォトセンサ117により検知されない場合には、常に、演出ボタン
基板116からサブ制御基板106に対して非検知信号が出力され続け、非検知信号を受
けたサブ制御基板106は、所定の演出を開始するための制御を実行しない。なお、演出
ボタン40に対する押圧操作が解除された場合には、ボタン部204がバネ部材208の
弾性力によって上方向に押し上げられ、図8に示したように、演出ボタン40の上面部2
02Cが上皿部18の上面19から突出した位置に戻る。
このようにして、演出ボタン40が操作可能な状態になるが、演出ボタン40が操作可
能な状態から操作不可能な状態になる場合には、前述したように、スイッチ本体200が
第1駆動部材210により下方向に移動されて内部空間M1に進入した後、内カバー21
8が第2駆動部材220により台座部218B2の先端部同士が接近する方向に移動され
て両者が突き合わされる。そして、図6に示す状態になる。
以上のように、本実施形態によれば、演出ボタン40が操作可能な状態と操作不可能な
状態があり、操作不可能な状態のときに、演出ボタン40を上皿部18の内部空間部M1
に収容する。具体的には、演出ボタン40のスイッチ本体200が上皿部18の内部空間
部M1に移動して、スイッチカバー202とスイッチ本体200とが内カバー218で区
画されるとともに、スイッチカバー202の上面部202Cが外カバー212の平面部2
12Aと面一(ツライチ)となる。これにより、演出ボタン40が上皿部18の上面19
から突出することがないため、演出ボタン40に対する悪戯や殴打などの操作を抑制する
ことができる。
特に、スイッチカバー202の上面部202Cが外カバー212の平面部212Aと面
一(ツライチ)となることにより、パチンコ機10の上皿部18の意匠性が大きく低下す
ることがない。
さらに、内カバー218とスイッチ本体200とが外カバー212により遮蔽されて外
部(遊技者)から視認できない構成となっているため、遊技機の意匠性を向上させること
ができる。
次に、本発明の第2実施形態に係るパチンコ機について説明する。
なお、第1実施形態に係るパチンコ機の構成と重複する構成の説明は省略し、また、重
複する構成については第1実施形態の構成と同じ符号を付す。
図13乃至図16に示すように、第2実施形態のパチンコ機は、スイッチカバー202
のフック部202Bのベース部202B2に第1スイッチ部222が取り付けられており
、内カバー218の台座部218B2に第2スイッチ部224が取り付けられている。第
1スイッチ部222及び第2スイッチ部224には、導通状態を可能にする端子222A
、224Aが設けられている。また、第2スイッチ部224には、接触信号又は非接触信
号を演出ボタン基板116又はサブ制御基板106に出力するための信号出力部224B
が設けられている。なお、信号出力部224Bは、第1スイッチ部222側に設けられて
いてもよい。
スイッチカバー202のベース部202B2が内カバー218の台座部218B2に載
っている状態では、スイッチカバー202の第1スイッチ部222の端子222Aと内カ
バー218の第2スイッチ部224の端子224Aが接触している状態になる。このとき
、第1スイッチ部222又は第2スイッチ部224の信号出力部224Bから演出ボタン
基板116又はサブ制御基板106に対して接触信号が出力される。なお、スイッチカバ
ー202のベース部202B2が内カバー218の台座部218B2に載っておらず、ス
イッチカバー202の第1スイッチ部222と内カバー218の第2スイッチ部224と
が接触していない状態では、第1スイッチ部222又は第2スイッチ部224の信号出力
部224Bから演出ボタン基板116又はサブ制御基板106に対して非接触信号が出力
される。
このため、図6に示すように、演出ボタン40が操作不可能な状態では、スイッチカバ
ー202のベース部202B2が内カバー218の台座部218B2に載っている状態に
なる。このとき、スイッチカバー202の第1スイッチ部222の端子222Aと内カバ
ー218の第2スイッチ部224の端子224Aとが接触しているため、信号出力部22
4Bから接触信号がサブ制御基板106に対して出力される。また同時に、スイッチ本体
200のボタン部204のリブ204Bがフォトセンサ117により検知されていないた
め、演出ボタン基板116からサブ制御基板106に対して非検知信号が出力される。す
なわち、この場合には、接触信号と非検知信号とがサブ制御基板106に出力されている
(状態1(接触信号+非検知信号)と定義する)。
図13に示すように、演出ボタン40が操作可能な状態で、演出ボタン40が押下され
ていない状態では、スイッチカバー202のベース部202B2が内カバー218の台座
部218B2に載っていない。このとき、スイッチカバー202の第1スイッチ部222
の端子222Aと内カバー218の第2スイッチ部224の端子224Aとが接触してい
ないため、信号出力部224Bから非接触信号がサブ制御基板106に対して出力される
。また同時に、スイッチ本体200のボタン部204のリブ204Bがフォトセンサ11
7により検知されていないため、演出ボタン基板116からサブ制御基板106に対して
非検知信号が出力される。すなわち、この場合には、非接触信号と非検知信号とがサブ制
御基板106に出力されている(状態2(非接触信号+非検知信号)と定義する)。
一方、図9に示すように、演出ボタン40が操作可能な状態で、演出ボタン40が押下
されている状態では、スイッチカバー202のベース部202B2が内カバー218の台
座部218B2に載っている。このとき、スイッチカバー202の第1スイッチ部222
の端子222Aと内カバー218の第2スイッチ部224の端子224Aとが接触してい
るため、信号出力部224Bから接触信号がサブ制御基板106に対して出力される。ま
た同時に、ボタン部204のリブ204Bがフォトセンサ117により検知されているた
め、演出ボタン基板116からサブ制御基板106に対して検知信号が出力される。すな
わち、この場合には、接触信号と検知信号とがサブ制御基板106に出力されている(状
態3(接触信号+検知信号)と定義する)。
上記した状態1から状態3のうち、状態3のときにのみ、サブ制御基板106が所定の
演出を開始するための制御を実行するように設定してもよい。すなわち、フォトセンサ1
17により何かが検知された場合でも、スイッチカバー202の第1スイッチ部222の
端子222Aと内カバー218の第2スイッチ部224の端子224Aとが接触していな
い場合には、サブ制御基板106が所定の演出を開始するための制御を実行しない。これ
により、演出ボタン40を押下していない状態で、遊技者の悪意により又は偶然に、フォ
トセンサ117の近傍に異物(ゴミなど)が進入し、フォトセンサ117がこれを検知し
た場合でも、所定の演出が開始されない。この結果、遊技者が演出ボタン40を押してい
ないのに、所定の演出が不意に開始するような演出上のアクシンデトの発生を防止できる
すなわち、本発明は、演出ボタン40の破損や故障を防止する目的で成されたものであ
るが、演出ボタン40に所定の演出効果を開始する機能を持たせた場合には、遊技者が演
出ボタン40を押圧操作しないのに、演出効果が勝手に開始されることを防止する必要が
ある。すなわち、演出ボタン40の誤作動を防止する必要が生じる。このような場合には
、第2実施形態の構成を採用することで、演出ボタン40の誤作動を容易に防止できる。
このように、第2実施形態によれば、演出ボタン40の破損や故障の防止を第1目的とし
て達成することができるとともに、演出ボタン40の誤作動の防止を第2目的として達成
することができる。
次に、本発明の第3実施形態に係るパチンコ機について説明する。
なお、第1実施形態及び第2実施形態に係るパチンコ機の構成と重複する構成の説明は
省略し、また、重複する構成については第1実施形態及び第2実施形態の構成と同じ符号
を付す。
図17に示すように、第3実施形態のパチンコ機は、スイッチカバー202のフック部
202Bの傾斜部202B1に第1スイッチ部222が取り付けられており、内カバー2
18の係合溝218Bに第2スイッチ部224が取り付けられている。なお、第1スイッ
チ部222及び第2スイッチ部224の各構成と接触信号又は非接触信号の出力方法につ
いては、第2実施形態の構成と同様である。
図6に示すように、演出ボタン40が操作不可能な状態では、スイッチカバー202の
フック部202Bと内カバー218の係合溝218Bとが係合している状態になる。この
とき、スイッチカバー202の第1スイッチ部222の端子222Aと内カバー218の
第2スイッチ部224の端子224Aとが接触しているため、信号出力部224Bから接
触信号がサブ制御基板106に対して出力される。また同時に、スイッチ本体200のボ
タン部204のリブ204Bがフォトセンサ117により検知されていないため、演出ボ
タン基板116からサブ制御基板106に対して非検知信号が出力される。すなわち、こ
の場合には、接触信号と非検知信号とがサブ制御基板106に出力されている(状態4(
接触信号+非検知信号)と定義する)。
図8及び図9に示すように、演出ボタン40が操作可能な状態で、スイッチカバー20
2のフック部202Bと内カバー218の係合溝218Bとの係合が解除している場合に
は、スイッチカバー202の第1スイッチ部222の端子222Aと内カバー218の第
2スイッチ部224の端子224Aとが接触していない。このとき、信号出力部224B
から非接触信号がサブ制御基板106に対して出力される。また、スイッチ本体200の
ボタン部204のリブ204Bがフォトセンサ117により検知されていない場合(図8
及び図17参照)には、演出ボタン基板116からサブ制御基板106に対して非検知信
号が出力される。一方、スイッチ本体200のボタン部204のリブ204Bがフォトセ
ンサ117により検知されている場合(図9参照)には、演出ボタン基板116からサブ
制御基板106に対して検知信号が出力される。これらの場合には、非接触信号と非検知
信号又は検知信号とがサブ制御基板106に出力されている(状態5(非接触信号+非検
知信号(又は検知信号))と定義する)。
上記した状態4のときには、本来、スイッチ本体200のボタン部204のリブ204
Bがフォトセンサ117により誤って検知されることはないが、仮に、異物(ゴミなど)
の進入やバネ部材208の耐久性劣化などの問題により、スイッチ本体200のボタン部
204のリブ204Bや異物がフォトセンサ117により誤って検知された場合でも、サ
ブ制御基板106が所定の演出を開始するための制御を実行しない。これにより、フォト
センサ117が誤検知した場合でも、演出ボタン40が操作不可能な状態では、所定の演
出が開始されないことになる。この結果、演出ボタン40が操作不可能な状態で、所定の
演出が不意(勝手)に開始するような演出上のアクシンデトの発生を防止できる。
(変形例)
上記のように、本発明の第1実施形態及び第2実施形態について説明したが、各実施形
態では、演出ボタン40が上皿部18の上面19に取り付けられた構成を例示して説明し
た。しかし、本発明が適用される演出ボタン40は、上皿部18に設けられる構成に限ら
れるものではない。
第1変形例として、図18に示すように、演出ボタン40を下皿部20に取り付けるこ
とも可能である。下皿部20の左側には、灰皿などの付属品が設けられているが、例えば
、灰皿を取り外して、下皿部20に演出ボタン40を組み付けるための取付部材226を
取り付け、この取付部材226の上面に演出ボタン40を取り付ける構成でもよい。この
ように、下皿部20には遊技には直接関係しない付属品が設けられているが、この付属品
を取り除いて、そのスペースに演出ボタン40を取り付けることにより、演出ボタン40
を取り付けるためのスペースを容易に確保できる。また、通常、灰皿が下皿部20の左側
に設けられているため、灰皿に替えて演出ボタン40を設けることにより、遊技者の右手
で発射ハンドル24を操作しながら、左手で演出ボタン40を容易に操作することができ
る。
第2変形例として、図19に示すように、演出ボタン40を前面枠16に取り付けるこ
とも可能である。特に前面枠16の表面の左側の部位に、演出ボタン40を設けることに
より、遊技者の右手で発射ハンドル24を操作しながら、左手で演出ボタン40を容易に
操作することができる。
なお、第1変形例及び第2変形例は、本発明が適用される演出ボタン40の取付位置(
取付部位)の一例を示したものであり、本発明が適用される演出ボタン40の取付位置(
取付部位)を限る趣旨ではない。当然ながら、遊技機1の他の部位に、本発明が適用され
る演出ボタン40を取り付けることができる。
10 パチンコ機(遊技機)
16 前面枠(筐体)
18 上皿部(筐体)
20 下皿部(筐体)
40 演出ボタン(スイッチ部材)
116 演出ボタン基板(検知部、スイッチ本体、スイッチ部材)
117 フォトセンサ(検知部、スイッチ本体、スイッチ部材)
200 スイッチ本体
202 スイッチカバー(スイッチ部材)
204 ボタン部(スイッチ本体、スイッチ部材)
206 検知部
212 外カバー(遮蔽部材)
218 内カバー(支持部材)
218B 係合溝(係合部)

Claims (1)

  1. 遊技者による押圧操作が可能な演出ボタンを枠部材に設けた遊技機であって、
    前記演出ボタンは、
    ボタン本体と、
    前記ボタン本体を移動させる移動機構と、
    前記ボタン本体を収容し、前記押圧操作を行う際に遊技者が触れるカバー本体と、を備え、
    前記移動機構によって前記ボタン本体が上方へ移動されると、前記ボタン本体と前記カバー本体とがともに上方へ移動し、
    前記ボタン本体と前記カバー本体とが上方へ移動した状態で前記押圧操作が行われると、前記ボタン本体と前記カバー本体とがともに下方へ移動するものであって、
    前記ボタン本体を前記カバー本体に固着しないことで、前記ボタン本体と前記カバー本体との一体性を解除可能な構造とされており、
    前記演出ボタンの押圧操作により所定の演出が実行可能となる期間が開始されるよりも前に、前記ボタン本体が上方へ移動されるよう構成されている
    ことを特徴とする遊技機。
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