JP6141933B2 - 選択性の煙検知感度を実現するための方法及びシステム - Google Patents

選択性の煙検知感度を実現するための方法及びシステム Download PDF

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Description

本開示は、概して煙検知システム及び方法に関し、より具体的には、商業用旅客機及び貨物輸送機などの飛行体に用いられる、選択性の煙検知感度システム及び方法に関する。
従来、商業用旅客機や貨物輸送機などの飛行体に用いられる、周知の煙検知方法及び煙検知システムがある。通常、このような煙検知方法及びシステムは、航空機のエリア内で煙の濃度が所定のレベルになると、煙検知システムが始動し、フライトデッキで警報が鳴って火災を知らせる構成である。煙検知システムの感度は、発煙/火災を検知するのに要する時間を左右する重要なファクターである。発煙又は火災の検知が早ければ早いほど、初期の段階で運航乗務員が消火システムを始動し、飛行体を空港に向かわせることができる。
しかしながら、従来の煙検知方法及びシステムでは、通常、警報設定値が1つしかなく、また、この警報設定値は、例えば、実験及び飛行試験に基づき、誤警報を防止するためにできるだけ高く(すなわち感度が低く)設定される。このような誤警報防止システムは、ある種の貨物(例えば、生花、魚など)が、水蒸気や、ほこり、又はその他の誤警報要因物質を出すことによって誤警報が誘発されることを想定している。
一方、誤警報を誘発する貨物を輸送しない場合には、「低感度」検知器ではなく、より感度の高いシステムが望まれるであろう。例えば、貨物としてリチウム電池などの電池を輸送する場合、誤警報の可能性は低く、早期の検知が望ましい。しばしば、パッケージ、機械、電池などの不活性な貨物が輸送されるが、これらが誤警報を引き起こすリスクは低い。このような場合、従来の煙検知方法及びシステムは、誤警報防止のために不必要に「低感度化」されたものとなる。また、従来の煙感知方法及びシステムは、運航乗務員が航空機内の煙検知感度を上げようとしても、そのような変更が困難な構成であり、感度変更のためには全く別の煙検知器を設置する必要がある。
従って、従来の方法及びシステムに勝る利点を有する、選択性の煙検知感度を実現するための改善された方法及びシステムが当技術分野において必要とされている。
本開示の例示的な実施態様によれば、選択性の煙検知感度を実現するための改善された方法及びシステムが提供される。下記の詳細な説明で述べるように、選択性の煙検知感度を実現するための、改善された方法及びシステムの実施形態は、既存のシステム及び方法に勝る大きな利点を有する。
一実施形態において、航空機内において選択性の煙検知感度を実現するための方法が提供される。当該方法は、航空機内に1つ又は複数の感度選択可能煙検知アセンブリを設置する工程を含む。
当該方法は、航空機内に設置された1つ又は複数の感度選択可能煙検知アセンブリを、航空機内に設置された1つ又は複数の感度選択制御部に、電気的に又は無線によって接続する工程をさらに含む。当該方法は、航空機の飛行目的、航空機の貨物のタイプ、航空機のコンパートメントゾーン特定エリアのタイプ、及び、航空機の占有状態、の1つ又は複数を含む感度レベル決定ファクターに基づいて、1つ又は複数の感度選択可能煙検知アセンブリのそれぞれについて、2つ以上の警報設定値感度レベルから警報設定値感度レベルを選択する工程をさらに含む。
別の実施形態において、航空機内において選択性の煙検知感度を実現するための方法が提供される。当該方法は、航空機内に1つ又は複数の感度選択可能煙検知アセンブリを設置する工程を含む。さらに、当該方法は、2つ以上の警報設定値感度レベルから選択された警報設定値感度レベルを、航空機システム状態及び航空機構成状態の1つ又は複数を含む感度レベル決定ファクターに基づいて、リアルタイムで自動的に変更するために、前記航空機内の前記1つ又は複数の感度選択可能煙検知アセンブリを使用する工程をさらに含む。
別の実施形態において、航空機内において選択性の煙検知感度を実現するためのシステムが提供される。当該システムは、航空機内に設置された1つ又は複数の感度選択可能煙検知アセンブリを含む。
各感度選択可能煙検知アセンブリは、感度選択可能煙検知装置と、感度選択可能煙検知装置に電気的に又は無線によって接続された1つ又は複数のセンサーと、感度選択可能煙検知装置に接続された制御装置と、を含む。各感度選択可能煙検知アセンブリは、感度選択可能煙検知装置又は制御装置に接続されたシステムロジックをさらに含む。システムロジックは、航空機システム状態及び航空機構成状態の1つ又は複数を含む感度レベル決定ファクターに基づいて、リアルタイムで、2つ以上の警報設定値感度レベルを自動的に変更するように構成される。
各感度選択可能煙検知アセンブリは、1つ又は複数のセンサーによって測定され、各感度選択可能煙検知装置あるいは制御装置に入力されて、システムロジックによって処理される、1つ又は複数のシステム入力をさらに含む。各感度選択可能煙検知アセンブリは、警報設定値感度レベルがトリガーされた際に生成されるシステム出力をさらに含む。
上述した特徴、機能、利点は、本願の開示の様々な実施形態によって個別に達成することができ、あるいは、さらに他の実施形態と組み合わせてもよく、そのさらなる詳細は、以下の記載及び図面を参照することによってより明らかになるものである。
本開示は、以下の詳細な説明を添付図面と併せて参照することによってより理解されるであろう。添付図面は、好ましい例示的な実施形態を示しているが、必ずしも正確な縮尺率で描かれているものではない。
本開示のシステム及び方法の1つ又は複数の実施形態を導入しうる飛行体の斜視図である。 航空機の製造及びサービス方法のフロー図である。 航空機のブロック図である。 本開示による、選択可能な煙検知感度を可能にするシステムの一実施形態を示す概略図である。 本開示による、選択可能な煙検知感度を可能にするシステムの別の実施形態を示す概略図である。 本開示のシステムの感度選択コントロールパネルを組み込んだ、航空機のコックピットの概略図である。 図5Aの感度選択コントロールパネルの拡大図であり、感度選択制御部を示す図である。 図5Aのコックピットの警報信号の拡大図である。 本開示の方法の一実施形態を示すフロー図である。 本開示の方法の別の実施形態を示すフロー図である。 本開示のシステムの一実施形態を示す機能ボックス図である。 本開示のシステムの警報設定値感度レベルを決定するのに用いられる感度レベル決定ファクターを示す機能ボックス図である。
開示の実施形態を、以下に、添付図面を参照してより詳しく述べる。添付図面には、すべてではないがいくつかの開示の実施形態を図示している。実際、いくつかの異なる実施形態を提供することが可能であり、本明細書に記載された実施形態に限定されるものと解釈されるべきではない。むしろ、これらの実施形態は、本開示によって当業者に本開示の範囲が十分且つ完全に伝わるように提示したものである。
本願の各図面は、様々な実施形態の一側面における一例を示しており、以下では、主に相違点についてのみ詳しく述べる。
図面を参照すると、図1は、例えば航空機12aの形態をとる飛行体12の斜視図である。当該飛行体に、本開示のシステム10(図4A〜4B、図8参照)、方法200(図6参照)、又は方法300(図7参照)の1つ又は複数の実施形態を導入することにより、飛行体12、例えば航空機12a内において選択性の煙検知感度を実現することができる。
図1に示すように、飛行体12、例えば航空機12aは、胴体14と、ノーズ16と、主翼18と、エンジン20と、水平安定板24及び垂直安定板26を含む尾翼22と、コックピット28とを含む。さらに図1に示すように、航空機12aは、システム10の一実施形態でもあり、当該システムは、感度が選択可能な煙検知アセンブリ70、及び、有線又は無線による接続要素などの接続手段73を介して互いに連結された感度選択コントロールパネル72を有する。
図1に示した飛行体12、例えば航空機12aは、システム10の1つ又は複数の実施形態を備えた商業用旅客機であるが、本開示の実施形態の教示は、他の旅客機、貨物輸送機、軍用機、回転翼航空機、及び他のタイプの航空機又は飛行体、ならびに、航空宇宙ビークル、人工衛星、宇宙打ち上げロケット、ロケット、及び他の航空宇宙ビークル、ならびに、列車、トラック、自動車、船舶、船、潜水艦などの乗り物、ならびに、倉庫、又は本開示のシステム10の1つ又は複数の実施形態の導入に適した他の構造体に適用することができる。
図2は、航空機の製造及びサービス方法30のフロー図である。図3は、航空機50のブロック図である。図2〜図3を参照しつつ、本開示の実施形態について、図2に示す航空機の製造及びサービス方法30、並びに図3に示す航空機50に基づき説明する。
一例として、航空機の製造及びサービス方法30は、生産開始前の工程として、航空機50の仕様決定及び設計32と、材料調達34とを含む。生産中の工程としては、航空機50の部品及び小組立品(subassembly)の製造36及びシステムインテグレーション38が行われる。その後、航空機50は、例えば認証及び納品40の工程を経て、就航及び使用期間42に入る。顧客による使用期間42では、航空機50は、定期的なメンテナンス及び各種サービス44のスケジュールに組み込まれる。(これには、例えば、変更、再構成、改装及び他の適当なアフターサービスなどが含まれる。)
航空機の製造及びサービス方法30の各工程は、例えば、システムインテグレーター、第三者、及び/又はオペレーター(例えば顧客)によって実行または実施することができる。なお、システムインテグレーターは、例えば、航空機メーカー及び主要システムの下請業者を任意の数だけ含んでいる。第三者は、売主、下請業者、供給業者をいくつ含んでいてもよく、特に限定されない。オペレーターは、例えば、航空会社、リース会社、軍事団体、サービス組織、及び他の適当なオペレーターであってもよい。
図3に示すように、航空機の製造及びサービス方法30によって製造される航空機50は、例えば、機体52に加えて、複数のシステム54および内装56を備えている。複数のシステム54の例としては、駆動系統58、電気系統60、油圧系統62および環境系統64などが挙げられる。また、その他のシステムをいくつ含んでいてもよい。また、宇宙空間を含む航空産業に用いた場合を例として挙げているが、本開示の原理は、例えば、自動車産業、トラック運送産業、船や潜水艦などの船舶産業、倉庫産業、および他の適当な産業に適用することもできる。
本明細書に記載した方法及びシステムは、例示的な航空機の製造及びサービス方法30における段階のうち、任意の1つ又は複数の段階において採用することができる。例えば、部品及び小組立品製造工程36に対応する部品又は小部品は、航空機50の使用期間42中に作製される部品又は小部品と同様に作製することができる。また、1つ又は複数の装置の実施形態、方法の実施形態、又はそれらの組み合わせを、例えば、部品及び小部品製造工程36及びシステムインテグレーション工程38中に用いることによって、実質的に航空機50の組み立て速度を速めたりコストを削減したりすることができる。同様に、装置の実施形態、方法の実施形態、又はそれらの組み合わせの1つ又は複数を、航空機50のサービス中に、例えば、メンテナンス及びサービス44に用いてもよいが、これに限定されない。
本開示の一実施形態において、図4A〜図4B及び図8Aに示すように、例えばシステム10a(図4A参照)又はシステム10b(図4B参照)の形態をとるシステム10が提供される。当該システムは、例えば航空機12aの形態をとる飛行体12において、選択性の煙検知感度を実現するためのものである。図4Aは、システム10aの形態としての、選択性の煙検知感度を実現するためのシステム10の一実施形態を示す概略図である。図4Bは、システム10bの形態としての、選択性の煙検知感度を実現するためのシステム10の実施形態を示す概略図である。図8Aは、本開示のシステム10の一実施形態を示す機能ボックス図である。
図4A〜図4B及び図8Aに示すように、例えば航空機12aの形態である飛行体12は、航空機12a内において選択性の煙検知感度を実現するためのシステム10(図8A参照)を備えている。図4Aは、商業用旅客機などの航空機12aに設置されるシステム10aの形態としての、システム10の一実施形態を示している。
図4Aに示すように、商業用旅客機などの航空機12aは、複数の航空機エリア74を含み、当該エリアは、1つ又は複数のコンパートメントゾーン特定エリア128に分類することができる。図4Aにさらに示すように、1つ又は複数のコンパートメントゾーン特定エリア128に分類することができる上記航空機エリア74は、好ましくは、コックピット28、キャビン/乗客エリア76a、電気装備品室78、前方貨物室80、ウィングボックス82、後方貨物室84、及び、バルク貨物室86を含む。キャビン/乗客エリア76a(図4A参照)は、例えば、1つ又は複数のクローゼット/荷物保管コンパートメント88(図4A参照)、1つ又は複数の化粧室90(図4A参照)、1つ又は複数の乗務員休憩室92(図4A参照)、及び、1つ又は複数のギャレー94を含む。
図4Aに示すように、コックピット28及びキャビン/乗客エリア74は、航空機12aのアッパーデッキ66に位置する航空機エリア74である。アッパーデッキ66は、一般的には乗客及び運航乗務員によって使用される、航空機12aの占有エリアである。
図4Aに示すように、電気装備品室78、前方貨物室80、ウィングボックス82、後方貨物室84、及び、バルク貨物室86は、航空機12aのロワーデッキ68に位置する航空機エリア74である。ロワーデッキ68は、航空機12aの非占有エリアである。一例として、貨物126(図4A参照)が、後方貨物室84(図4A参照)に保管された状態が示されている。ただし、貨物126(図4A参照)は、航空機12a(図4A参照)の他の貨物エリアに保管してもよい。
図4Bは、別の実施形態における、システム10bの形態をとるシステム10を示しており、これは、貨物輸送機などの航空機12aに設置されるものである。図4Bに示すように、貨物輸送機などの航空機12aは、複数の航空機エリア74を含み、当該エリアは、1つ又は複数のコンパートメントゾーン特定エリア128に分類することができる。図4Bにさらに示すように、1つ又は複数のコンパートメントゾーン特定エリア128に分類される上記航空機エリア74は、好ましくは、コックピット28、メインデッキ貨物室76b、電気装備品室78、前方貨物室80、ウィングボックス82、後方貨物室84、及び、バルク貨物室86を含む。
図4Bに示すように、コックピット28及びメインデッキ貨物室76bは、航空機12aのアッパーデッキ66に位置する航空機エリア74であり、電気装備品室78、前方貨物室80、ウィングボックス82、後方貨物室84、及び、バルク貨物室86は、航空機12aのロワーデッキ68に位置する航空機エリア74である。貨物126(図4B参照)は、後方貨物室84(図4B参照)に保管された状態が示されている。ただし、貨物126(図4B参照)は、航空機12a(図4B参照)の他の貨物エリアに保管することもできる。
図4A〜図4B及び図8に示すように、システム10は、航空機12a内に設置された1つ又は複数の感度選択可能煙検知アセンブリ70を含む。図4Aに示した、システム10aの形態をとるシステム10の実施形態において、システム10は、好ましくは、キャビン/乗客エリア76aのクローゼット/荷物保管コンパートメント88、化粧室90、乗務員休憩室92及びギャレー94に配置された1つ又は複数の感度選択可能煙検知アセンブリ70を含む。また、図4Aに示した、システム10aの形態をとるシステム10の実施形態において、システム10は、好ましくは、電気装備品室78、前方貨物室80、ウィングボックス82、後方貨物室84、及び、バルク貨物室86に配置された1つ又は複数の感度選択可能煙検知アセンブリ70を含む。
図4Bに示した、システム10bの形態をとるシステム10の実施形態において、システム10は、好ましくは、メインデッキ貨物室76bに設置された1つ又は複数の感度選択可能煙検知アセンブリ70を含む。また、図4Bに示した、システム10bの形態をとるシステム10の実施形態において、システム10は、好ましくは、電気装備品室78、前方貨物室80、ウィングボックス82、後方貨物室84、及び、バルク貨物室86に配置された1つ又は複数の感度選択可能煙検知アセンブリ70を含む。
図4A〜図4Bにさらに示すように、1つ又は複数の感度選択可能煙検知アセンブリ70のそれぞれは、好ましくは、航空機12a内に設置された1つ又は複数の感度選択コントロールパネル72に、電気的に又は無線によって接続されている。図4Aに示した、システム10aの形態をとるシステム10の実施形態において、システム10は、2つの感度選択コントロールパネル72、すなわち、コックピット28に配置された第1感度選択コントロールパネル72aと、キャビン/乗客エリア76aに配置された第2感度選択コントロールパネル72bとを含む。図4Bに示した、システム10bの形態をとるシステム10の実施形態においては、システム10は、1つの感度選択コントロールパネル72、すなわち、コックピット28に配置された第1感度選択コントロールパネル72aを含む。
図4A〜図4B及び図8Aに示すように、航空機12a内に設置された1つ又は複数の感度選択可能煙検知アセンブリ70のそれぞれは、感度の選択が可能な煙検知装置71を含む。この感度選択可能煙検知装置71は、イオン化領域タイプの感度選択可能煙検知装置、光電領域タイプの感度選択可能煙検知装置、光電(ダクト型又は周辺型)タイプの感度選択可能煙検知装置などの装置、又は他の適当な感度選択可能煙検知装置71として構成することができる。
イオン化領域タイプの感度選択可能煙検知装置は、火災の際に燃焼プロセスによって生成されるイオン化粒子の存在を、これらの粒子が対流によって例えば化粧室90(図4A参照)又は乗務員休憩室92(図4A参照)内を移動する際に検知するように構成されている。イオン化領域タイプの煙検知装置は、感度選択可能煙検知装置71を配置すべき航空機エリア74(図4A参照)の天井や上部側壁などに取り付けられる。
光電領域タイプの感度選択可能煙検知装置は、反射散乱光によって空気中の煙粒子の存在を検知するように設計されている。またこれらは、パイロットランプからの光がセンシングチャンバーを透過する位置において、対流によってセンシングチャンバーに運ばれる空気中の粒子も検知に利用している。煙が存在する場合、煙が光をフォトセルに反射し、警報を作動させる。これに代えて、高度な煙センサーに基づく光電検知器を用いることもでき、この場合は、互いに区別しうる2つ以上の波長を利用して煙の存在を特定し、煙と煙ではないエーロゾルとを区別することが可能である。これらも、航空機エリア74(図4A参照)における、感度選択可能煙検知装置71が配置される箇所の天井又は上部側壁に取り付けることができる。
ダクト型の光電タイプ感度選択可能煙検知装置は、光電領域タイプの感度選択可能煙検知装置に類似しているが、例えば、感度選択可能煙検知装置71が配置される航空機エリア74の壁の裏側に取り付けることができる。ダクト型が、光電領域タイプの感度選択可能煙検知装置と異なるのは、ファンを用いて、空気サンプルを航空機エリア74から、モニュメント壁又は天井に設けられた一連の空気サンプル口にひき込み、この空気がアルミニウム管マニホールドを通って検知器に送られる点である。
また、各感度選択可能煙検知アセンブリ70(図4A〜図4B及び図8A参照)は、感度選択可能煙検知装置71(図4A〜図4B及び図8A参照)に電気的に又は無線によって接続された1つ又は複数のセンサー132(図8A参照)、及び、感度選択可能煙検知装置71(図4A〜図4B及び図8A参照)に接続された制御装置134(図8A参照)を含む。制御装置134(図8A参照)は、好ましくは、コンピュータープロセッサー装置(ハードウェア及びソフトウェアを備える)134a(図8A参照)を含む。
各感度選択可能煙検知アセンブリ70(図4A〜図4B及び図8A参照)は、感度選択可能煙検知装置71(図4A〜図4B及び図8A参照)又は制御装置134(図8A参照)に接続されたシステムロジック136(図8A参照)をさらに含む。システムロジック136(図8A参照)は、好ましくは、リアルタイムで、2つ以上の警報設定値感度レベル100(図5B及び図8A参照)を、人の手を介することなく自動的に(autonomously)変更するように構成されている。システムロジック136(図8A参照)は、好ましくは、アルゴリズム136a(図8A参照)、ソフトウェアプログラム136b(図8A参照)、ファームウェアプログラム136c(図8A参照)、又は他の適当なシステムロジック136のうちの1つ又は複数を含む。
各感度選択可能煙検知アセンブリ70(図4A〜図4B及び図8A参照)には、1つ又は複数のシステム入力138(図8A参照)も含まれる。当該システム入力は、1つ又は複数のセンサー132(図8A参照)によって測定され、感度選択可能煙検知装置71(図4A〜図4B及び図8A参照)に入力されるか、あるいは、制御装置134(図8A参照)に入力されて、システムロジック136(図8A参照)によって処理される。さらに、各感度選択可能煙検知アセンブリ70(図4A〜図4B及び図8A参照)には、システム出力140(図8A参照)が含まれ、この出力は、警報設定値感度レベル100(図8A参照)がトリガーされた際に生成される。当該システム出力(図8A参照)は、好ましくは、警報設定値感度レベル100(図8A参照)がトリガーされた際に生成される警報信号114(図5B及び図8A参照)を含む。
各感度選択可能煙検知アセンブリ70(図4A〜図4B及び図8A参照)は、セーフガードアセンブリ150(図8A参照)をさらに含む構成としてもよい。このセーフガードアセンブリは、1つ又は複数の感度選択可能煙検知アセンブリ70(図4A〜図4B及び図8A参照)と接続される。また、セーフガードアセンブリ150(図8A参照)は、好ましくは、以下のものを1つ又は複数含んでいる。すなわち、ソフトウェア的なセーフガードアセンブリ150a(図8A参照)、例えばデジタルパスワード又はデジタルコードなどのデジタルのエントリー識別手段;物理的なセーフガードアセンブリ150b(図8A参照)、例えばロックとキーによるハードウェア又は他の適当な物理的なセーフガード;場所的なセーフガードアセンブリ150c(図8A参照)、例えば、場所に応じて使用を制限するセーフガード;又は他の適当なセーフガードアセンブリ150(図8A参照)、である。
図4A〜図4Bに示すように、各感度選択コントロールパネル72は、感度選択制御部96(図5Bも参照)を含む。一実施形態において、感度選択制御部96(図4A〜図4B及び図5B参照)は、1つ又は複数の感度選択可能煙検知アセンブリ70(図4A〜図4B、図8A参照)のすべてについて、一度に警報設定値感度レベル100(図5B及び図8A参照)を選択及び設定するためのマスター感度選択制御部96a(図8A参照)を含む。別の実施形態において、感度選択制御部96(図4A〜図4B及び図5B参照)は、1つ又は複数の感度選択可能煙検知アセンブリ70(図4A〜図4B、図8A参照)の1つ又は複数について、一度に警報設定値感度レベル100(図5B及び図8A参照)を選択及び設定するための選択的感度選択制御部96b(図8A参照)を含む。感度選択制御部96(図4A〜図4B及び図5B参照)は、1つ又は複数の感度選択可能煙検知アセンブリ70(図4A〜4B参照)のそれぞれに配置された、又はこれに隣接して配置された、煙感度選択制御スイッチ98(図5B参照)を介して選択及び始動される。
図5Aは、システム10の感度選択コントロールパネル72(図4A〜図4Bも参照)を組み込んだ、航空機12a(図1参照)のコックピット28の概略図である。図5Aは、航空機制御ディスプレイ111の第1コックピット位置110に設置された感度選択コントロールパネル72を示している。感度選択コントロールパネル72(図5A参照)は、他の航空機制御部113(図5A参照)の近くに配置してもよい。
また図5Aは、第2コックピット位置112に設置された警報信号114を示している。図5Aは、さらに、第3コックピット位置120に設置されたエンジン計器・乗務員警告システム122を示している。エンジン計器・乗務員警告システム(EICAS)122(図5A参照)は、好ましくは、1つ又は複数のデータプロセッサーユニット124に接続されている。EICASは、典型的には、例えば毎分回転数、温度値、燃料の流量及び量、油圧、ならびに他のエンジンパラメータなど、様々なエンジンパラメータの計器を含む。EICASによってモニターされる航空機システムは、例えば、油圧系統、空圧系統、電気系統、除氷系統、環境系統、及び、制御面系統を含む。乗務員警告システム(CAS)は、アナンシエーターパネルの代わりに使用することができる。半透明のボタンの後ろのライトを点灯させることによってシステム障害を知らせるのではなく、他のEICAS表示の近傍の小さなウィンドウに、メッセージのリストとして障害が表示される。
図5Bは、図5Aの感度選択コントロールパネル72の拡大図であり、感度選択制御部96を示している。図5Bは、煙感度選択制御スイッチ98及び警報設定値感度レベル100も示している。図5Bに示すように、感度選択コントロールパネル72は、貨物火災インジケーター105用のARM制御部101と、前方インジケーターのアームドコントロール102a及び前方インジケーターの前方コントロール102bを有する前方制御部102と、後方インジケーターのアームドコントロール104a及び前方インジケーターの前方コントロール104bを有する後方制御部104と、を含む。
感度選択コントロールパネル72(図5B参照)は、火災/過熱テストインジケーター106a(図5B参照)とテストスイッチ106b(図5B参照)とを含むテストスイッチアセンブリ106(図5B参照)をさらに含む。テストスイッチアセンブリ106(図5B参照)によって、コックピット28(図5B参照)内の運航乗務員は、1つ又は複数のセンサー132(図8A参照)及びシステム10(図8A参照)の電気的な完全性及び検出器センサーの完全性をチェックすることができる。これに代えて、テストスイッチアセンブリ106を各感度選択可能煙検知アセンブリ70(図4A〜図4B及び図8A参照)のそれぞれに設けるか、あるいはそれぞれの近傍に設けて、運航乗務員又は貨物積載乗組員などの利用者が、センサー132(図8A参照)及びシステム10(図8A参照)の電気的な完全性及び検出器センサーの完全性をいつでもチェックできるようにしてもよい。
感度選択コントロールパネル72(図5B参照)は、ディスチャージコントロール部108(図5B参照)をさらに含み、これは、ディスチャージインジケーターのノーディスチャージコントロール部108a(図5B参照)と、ディスチャージインジケーターのディスチャージコントロール部108bとを有する。
図5Cは、図5Aのコックピット28の警報信号114の拡大図である。警報信号114(図5C参照)は、好ましくは、警告インジケーター116及び注意インジケーター118を含む。
図8Aは、さらに、感度レベル決定ファクター130を含むシステム入力138を示している。感度レベル決定ファクター130(図8A参照)の1つ又は複数を用いて、感度選択可能煙検知装置71(図8A参照)の警報設定値感度レベル100(図8A参照)を選択及び決定することができる。システム10(図8A参照)によれば、運航乗務員又は貨物積載乗組員などの利用者は、認定基準設定点を始めとし、これより高い感度設定点までの範囲のうちの1つ又は複数の警報設定値感度レベル100(図8A参照)を選択することができる。
本明細書において、「認定基準設定点」とは、連邦航空局(FAA)によって設定された、現時点における認定基準レベルのことを意味し、これは現在のところ、発火から1分以内に感度選択可能煙検知アセンブリ70及びシステム10が警告を発することを意味している。なお、発火とは、煙粒子又は他の小さな空中浮遊粒子又は他の物質が発生し始めた状態をも含めるものとする。
感度選択可能煙検知アセンブリ70(図8A参照)の1つ又は複数のセンサー132は、感度レベル決定ファクター130(図8B参照)の1つを検知し、1つ又は複数の信号を測定し、当該信号測定値をシステム入力138(図8A参照)としてシステムロジック136に送信する。システムロジック136は、制御装置134(図8A参照)又は感度選択可能煙検知装置71(図8A参照)内にあり、当該システムロジック136は、1つ又は複数のセンサー132(図8A参照)からシステム入力138(図8A参照)を受け取り、一連の判定やロジックを行って、警報信号114(図5参照)をトリガーするかどうかを決定する。警報がトリガーされた場合は、警報信号114(図5参照)がシステム出力140に相当する。
警報信号114(図5B参照)をトリガーするか否かの決定に用いる判定又はロジックは、好ましくは、1つ又は複数の感度レベル決定ファクター130を用いて、システム10(図8A参照)の警報設定値感度レベル100(図8A参照)を決定することにより行われる。図8Bは、システム10(図8A参照)の警報設定値感度レベル100(図8A参照)を決定するのに用いられる感度レベル決定ファクター130を示す機能ボックス図である。図8Bに示すように、感度レベル決定ファクター130は、以下のうちの1つ又は複数に関するものを含んでいる。すなわち、航空機12a(図1参照)の飛行目的130a、航空機12a(図1参照)に搭載された貨物のタイプ130b、航空機12a(図1参照)のコンパートメントゾーン特定エリアのタイプ130c、航空機12a(図1参照)の占有状態130d、航空機エリア74(図8A参照)内の煙濃度レベル130e、航空機エリア74(図8A参照)内の水分含有量130f、航空機エリア74(図8A参照)内の温度130g、航空機エリア74(図8A参照)に存在するガスの種類130h、航空機エリア74(図8A参照)に存在するガスの濃度130i、航空機エンジンの動作状態130j、航空機12a(図1参照)の対気速度130k、航空機12a(図1参照)の高度130l、航空機のドアの開閉状態130m、航空機システム状態130n、航空機12a(図1参照)の環境制御システム設定103o、環境制御システム構成130p(航空機12a(図1)を参照)、航空機空調システムのオンオフ状態130q、貨物エリア空調システムのオンオフ状態130r、航空機構成状態130s、又は他の適当な感度レベル決定ファクター130、である。
本明細書において、「環境制御システム設定」とは、航空機12a(図1参照)などの飛行体12(図1参照)の環境制御システムに関する設定を意味しており、好ましくは、以下のものを含む。すなわち、空調システムが、例えば立方フィート/分(cfm)単位で、どれだけの気流を出しているか又は移動させているか;どれだけの気流が、電気装備品室78(図4A〜図4B参照)、前方貨物室80(図4A〜図4B参照)、ウィングボックス82(図4A〜図4B参照)、後方貨物室84(図4A〜図4B参照)及びバルク貨物室86(図4A〜図4B参照)に対して、キャビン/乗客エリア76a(図4A参照)又はメインデッキ貨物室76b(図4B参照)に流入しているか;空調システムが出している又は移動させている気流の温度;空気再循環ファンがオンであるかオフであるか;及び/又は、機器冷却システム又は他の適当な航空機システムなどの航空機システム用の他のタイプのファンがオンであるかオフであるか、である。
別の実施形態において、航空機12a(図1参照)内において選択性の煙検知感度を実現するための方法200(図6参照)が提供される。図6は、本開示の方法200の一実施形態を示すフロー図である。図6に示すように、方法200は、航空機12a(図4A〜図4B参照)内に1つ又は複数の感度選択可能煙検知アセンブリ70(図4A〜図4B参照)を設置する工程202を含む。
図6に示すように、方法200は、航空機12a(図4A〜図4B参照)内に設置された1つ又は複数の感度選択制御部96(図4A〜図4B参照)に、航空機12a(図1参照)内に設置された1つ又は複数の感度選択可能煙検知アセンブリ70(図4A〜図4B参照)を、電気的に又は無線によって接続する工程204をさらに含む。1つ又は複数の感度選択可能煙検知アセンブリ70(図4A〜図4B参照)を電気的に又は無線によって接続する工程204は、例えば、1つ又は複数の感度選択可能煙検知アセンブリ70(図4A〜図4B参照)を、各感度選択可能煙検知アセンブリ70(図4A〜図4B参照)に配置された、又はこれに隣接して配置された煙感度選択制御スイッチ98(図5B参照)を含む1つ又は複数の感度選択制御部96(図5B参照)に、電気的に又は無線によって接続することを含む。
また、1つ又は複数の感度選択可能煙検知アセンブリ70(図4A〜図4B参照)を電気的に又は無線によって接続する工程204は、例えば、1つ又は複数の感度選択可能煙検知アセンブリ70(図4A〜図4B参照)を、航空機12a(図4A〜図4B参照)内の1つ又は複数の航空機エリア74(図4A〜図4B参照)に配置された煙感度選択制御スイッチ98(図5B参照)を含む1つ又は複数の感度選択制御部96(図5B参照)に、電気的に又は無線によって接続することを含む。1つ又は複数の航空機エリア74(図4A〜図4B参照)は、好ましくは、コックピット28(図4A〜図4B参照)、キャビン/乗客エリア76a(図4A参照)、メインデッキ貨物室76b(図4B参照)、電気装備品室78(図4A〜図4B参照)、前方貨物室80(図4A〜図4B参照)、ウィングボックス82(図4A〜図4B参照)、後方貨物室84(図4A〜図4B参照)、バルク貨物室86(図4A〜図4B参照)、クローゼット/荷物保管コンパートメント88(図4A参照)、化粧室90(図4A参照)、乗務員休憩室92(図4A参照)、及びギャレー94(図4A参照)を含む。
図6に示すように、方法200は、1つ又は複数の感度選択可能煙検知アセンブリ70(図4A〜図4B参照)のそれぞれについて、2つ以上の警報設定値感度レベル100(図5B参照)から、警報設定値感度レベル100(図5B参照)を1つ選択する工程206をさらに含む。上記の2つ以上の警報設定値感度レベル100(図5B参照)は、好ましくは、以下のうちの1つ又は複数を含むファクターに基づくものである。すなわち、航空機12a(図1、図4A〜図4B参照)の飛行目的、航空機12a(図1、図4A〜図4B参照)に搭載された貨物126の種類(図4A〜図4B参照)、及び航空機12a(図1、図4A〜図4B参照)の占有状態130d、である。
警報設定値感度レベル100(図5B、図8A参照)を選択する工程206は、一実施形態において、マスター感度選択制御部96a(図8A参照)を用いて、1つ又は複数の感度選択可能煙検知アセンブリ70(図8A参照)のすべてについて、一度に警報設定値感度レベル100(図8A参照)を選択及び設定することをさらに含む。警報設定値感度レベル100(図5B、図8A参照)を選択する工程206は、別の実施形態において、選択的感度選択制御部96b(図8A参照)を用いて、1つ又は複数の感度選択可能煙検知アセンブリ70(図8A参照)の1つ又は複数について、一度に警報設定値感度レベル100(図8A参照)を選択及び設定することをさらに含む。
警報設定値感度レベル100(図5B参照)を選択する工程206は、1つ又は複数の感度選択可能煙検知アセンブリ70(図4A〜図4B参照)のそれぞれに対して遠隔的に又は近接した位置から、警報設定値感度レベル100(図5B参照)を選択することを含む。警報設定値感度レベル100(図5B参照)を選択する工程206は、環境制御システム設定103o(図8B参照)に基づいて、警報設定値感度レベル100(図5B参照)を選択することを含む。
図6に示すように、方法200は、選択された警報設定値感度レベル100(図5B参照)を、利用者が別の警報設定値感度レベル100(図5B参照)に変更するまで当該警報設定値感度レベル100(図5B参照)を維持する任意選択の工程208をさらに含む。
図6に示すように、方法200は、選択された警報設定値感度レベル100(図5B参照)を、1つ又は複数の感度選択可能煙検知アセンブリ70(図4A〜図4B、図8A参照)における1つ又は複数のセンサー132(図8A参照)、制御装置134(図8A参照)、及びシステムロジック136(図8A参照)を用いて、リアルタイムで自動的に変更する任意選択の工程210をさらに含む。
方法200(図6参照)は、1つ又は複数の感度選択可能煙検知アセンブリ70(図4A〜図4B参照)が、警報設定値感度レベル100(図5B参照)の所定の閾値142(図8A参照)を満たす煙濃度レベル130e(図8B参照)を測定及び検知することに応答して、警報信号114(図5C参照)を生成する任意選択の工程212をさらに含む。
別の実施形態において、航空機12a(図1参照)内において選択性の煙検知感度を実現するための方法300(図7参照)が提供される。図7は、本開示の方法300の一実施形態を示すフロー図である。
図7に示すように、方法300は、航空機12a(図1参照)内に1つ又は複数の感度選択可能煙検知アセンブリ70(図4A〜図4B参照)を設置する工程302を含む。図7に示すように、方法300は、2つ以上の警報設定値感度レベル100(図5B参照)から選択された警報設定値感度レベル100(図5B参照)を、航空機システム状態130n(図8B参照)及び航空機構成状態130s(図8B参照)の1つ又は複数を含む感度レベル決定ファクター130(図8A〜図8B参照)に基づいて、リアルタイムで自動的に変更するために、航空機12a(図1参照)内の1つ又は複数の感度選択可能煙検知アセンブリ70(図4A〜図4B参照)を使用する工程304をさらに含む。
1つ又は複数の感度選択可能煙検知アセンブリ70(図4A〜図4B参照)を使用する工程304は、1つ又は複数の感度選択可能煙検知アセンブリ70(図4A〜図4B参照)の1つ又は複数のセンサー132(図8A参照)、制御装置134(図8A参照)、及びシステムロジック136(図8A参照)を用いて、リアルタイムで、選択された警報設定値感度レベル100(図5B参照)を自動的に変更することを含む。
1つ又は複数の感度選択可能煙検知アセンブリ70(図4A〜図4B参照)を使用する工程304は、以下の1つ又は複数を含む感度レベル決定ファクター130(図8B参照)に基づいて、リアルタイムで、選択された警報設定値感度レベル100(図5B参照)を自動的に変更することを含む。すなわち、航空機12a(図1参照)の飛行目的130a(図8B参照)、航空機12a(図1参照)の貨物のタイプ130b(図8B参照)、航空機12a(図1参照)のコンパートメントゾーン特定エリアのタイプ130c(図8B参照)、航空機12a(図1参照)の占有状態130d(図8B参照)、航空機エリア74(図4A〜図4B及び図8A参照)内の煙濃度レベル130e(図8B参照)、航空機エリア74(図4A〜図4B及び図8A参照)内の水分含有量130f(図8B参照)、航空機エリア74(図4A〜図4B及び図8A参照)内の温度130g(図8B参照)、航空機エリア74(図4A〜図4B及び図8A参照)に存在するガスの種類130h(図8B参照)、航空機エリア74(図8A参照)に存在するガスの濃度130i(図8B参照)、航空機エンジン動作状態130j(図8B参照)、航空機12a(図1参照)の対気速度130k(図8B参照)、航空機12a(図1参照)の高度130l(図8B参照)、航空機のドアの開閉状態130m(図8B参照)、航空機12a(図1参照)の環境制御システム設定103o(図8B参照)、航空機12a(図1参照)の環境制御システム構成130p(図8B参照)、航空機空調システムのオンオフ状態130q(図8B参照)、である。
図7に示すように、方法300は、貨物エリア空調システムのオンオフ状態130r(図8B参照)の感度レベル決定ファクター130(図8A〜8B参照)に基づいて、警報設定値感度レベル100(図5B参照)を増減する任意選択の工程306をさらに含む。
図7に示すように、方法300は、1つ又は複数の感度選択可能煙検知アセンブリ70(図4A〜図4B参照)が、警報設定値感度レベル100(図5B参照)の所定の閾値142(図8A参照)を満たす航空機エリア74(図8A参照)内の煙濃度レベル130e(図8B参照)を測定及び検知することに応答して、警報信号114(図5C参照)を生成する任意選択の工程308を含む。
システム10(図4A〜図4B参照)、方法200(図6参照)、及び方法300(図7参照)に関する本開示の実施形態によれば、運航乗務員又は積載乗務員は、感度選択可能煙検知アセンブリ70(図4A〜図4B参照)をどの程度の感度にするかを選択変更することができる。最も感度の低い設定は、例えば、現時点における最新の認定基準設定点である。また、システム10(図4A〜図4B参照)、方法200(図6参照)、及び方法300(図7参照)によれば、運航乗務員又は積載乗務員は、火災発生のリスク及び誤警報のリスクの双方を考慮して、より感度の高い設定を選択してもよい。これによれば、例えば、航空機12a(図4A〜図4B参照)が、リチウム電池などの電池、あるいはその他の高危険性/低誤警報の可能性の貨物を搬送している場合には、運航乗務員又は積載乗務員は、感度選択可能煙検知アセンブリ70(図4A〜図4B参照)の警報設定値感度レベル100(図5B参照)に関し、より高い感度に設定するという選択も可能である。
また、システム10(図4A〜図4B参照)、方法200(図6参照)、及び方法300(図7参照)に関する本開示の実施形態によれば、一実施形態において、警報設定値感度レベル100(図8参照)を、運航乗務員又は積載乗務員が手動で選択することにより、2つ以上の警報設定値感度レベル100(図5B参照)が設定可能とされ、感度選択可能煙検知アセンブリ70(図4A〜図4B、図8A参照)が設定された警報設定値感度レベル100(図8A参照)に到達すると、警報信号114が誘発されるようにすることができる。これに代えて、別の実施形態において、システム10(図4A〜図4B参照)、方法200(図6参照)、及び方法300(図7参照)によれば、2つ以上の警報設定値感度レベル100(図5B参照)を、1つ又は複数の感度選択可能煙検知アセンブリ70(図8A参照)自体を用いて設定してもよい。この場合、例えば、様々な感度レベル決定ファクター130(図8B参照)に基づいて、上記2つ以上の警報設定値感度レベル100(図8A参照)から選択された警報設定値感度レベル100(図8A参照)に、リアルタイムで自動的に変更することが可能となる。
また、システム10(図4A〜図4B参照)、方法200(図6参照)、及び方法300(図7参照)に関する本開示の実施形態によれば、商業用旅客機及び貨物輸送機を含む航空機に複数感度レベル設定煙検知器を適用することができる。また、生の果物や花などの貨物から発生する煙霧による誤警報の誘発を防ぐことができる。また、複数のコンパートメントゾーン特定エリア128(図4A〜図4B参照)に配置された1つ又は複数の感度選択可能煙検知アセンブリ70(図4A〜4B、図8A参照)を提供することができる。また、貨物エリア、コックピット28(図4A〜図4B参照)又はフライトデッキを含む1つ又は複数の航空機エリア74(図4A〜図4B参照)から、警報設定値感度レベル100(図5B参照)などの感度設定を変更することができる。さらには、システム10(図4A〜図4B参照)、方法200(図6参照)、及び方法300(図7参照)に関する本開示の実施形態は、発煙や火災を早期に警告することができ、ひいては、運航乗務員及び/又は乗客が安全に地上に避難するための時間をより多く与えることができるように設計されている。
本開示は、以下の付記による実施形態を含む。
付記1 航空機内において選択性の煙検知感度を実現するための方法であって、
前記航空機内に1つ又は複数の感度選択可能煙検知アセンブリを設置する工程と、
前記航空機内に設置された1つ又は複数の感度選択可能煙検知アセンブリを、前記航空機内に設置された1つ又は複数の感度選択制御部に、電気的に又は無線によって接続する工程と、
前記航空機の飛行目的、前記航空機の貨物のタイプ、前記航空機のコンパートメントゾーン特定エリアのタイプ、及び、前記航空機の占有状態、の1つ又は複数を含む感度レベル決定ファクターに基づいて、前記1つ又は複数の感度選択可能煙検知アセンブリのそれぞれについて、2つ以上の警報設定値感度レベルから警報設定値感度レベルを選択する工程と、を含む方法。
付記2 利用者が、選択された前記警報設定値感度レベルを、異なる警報設定値感度レベルに変更するまで、前記選択された警報設定値感度レベルを維持する工程をさらに含む、付記1に記載の方法。
付記3 前記1つ又は複数の感度選択可能煙検知アセンブリにおける、1つ又は複数のセンサー、制御装置、及びシステムロジックを用いて、リアルタイムで、前記選択された警報設定値感度レベルを自動的に変更する工程をさらに含む、付記1に記載の方法。
付記4 前記1つ又は複数の感度選択可能煙検知アセンブリが、前記警報設定値感度レベルの所定の閾値を満たす、航空機エリア内の煙濃度レベルを測定及び検知することに応答して、警報信号を生成する工程をさらに含む、付記1に記載の方法。
付記5 前記1つ又は複数の感度選択可能煙検知アセンブリを電気的に又は無線によって接続する工程は、前記1つ又は複数の感度選択可能煙検知アセンブリを、前記1つ又は複数の感度選択可能煙検知アセンブリのそれぞれに配置された、又はこれに隣接して配置された煙感度選択制御スイッチを含む1つ又は複数の感度選択制御部に、電気的に又は無線によって接続することを含む、付記1に記載の方法。
付記6 前記1つ又は複数の感度選択可能煙検知アセンブリを電気的に又は無線によって接続する工程は、コックピット、キャビン/乗客エリア、メインデッキ貨物室、電気装備品室、前方貨物室、ウィングボックス、後方貨物室、バルク貨物室、クローゼット/荷物保管コンパートメント、化粧室、乗務員休憩室、及びギャレーを含む1つ又は複数の航空機エリアに配置された煙感度選択制御スイッチを含む1つ又は複数の煙感度選択制御部に、前記1つ又は複数の感度選択可能煙検知アセンブリを、電気的に又は無線によって接続することを含む、付記1に記載の方法。
付記7 前記警報設定値感度レベルを選択する工程は、前記1つ又は複数の感度選択可能煙検知アセンブリのそれぞれに対して遠隔的に又は近接した位置から、前記警報設定値感度レベルを選択することを含む、付記1に記載の方法。
付記8 前記警報設定値感度レベルを選択する工程は、マスター感度選択制御部を用いて、前記1つ又は複数の感度選択可能煙検知アセンブリのすべてについて、一度に前記警報設定値感度レベルを選択及び設定すること含む、又は、選択的感度選択制御部を用いて、前記1つ又は複数の感度選択可能煙検知アセンブリの1つ又は複数について、一度に前記警報設定値感度レベルを選択及び設定することを含む、付記1に記載の方法。
付記9 前記警報設定値感度レベルを選択する工程は、環境制御システム設定の感度レベル決定ファクターに基づいて、前記警報設定値感度レベルを選択することを含む、付記1に記載の方法。
付記10 航空機内において選択性の煙検知感度を実現するための方法であって、
前記航空機内に1つ又は複数の感度選択可能煙検知アセンブリを設置する工程と、
2つ以上の警報設定値感度レベルから選択された警報設定値感度レベルを、航空機システム状態及び航空機構成状態の1つ又は複数を含む感度レベル決定ファクターに基づいて、リアルタイムで自動的に変更するために、前記航空機内の前記1つ又は複数の感度選択可能煙検知アセンブリを使用する工程と、を含む、方法。
付記11 貨物エリア空調システムのオンオフ状態の感度レベル決定ファクターに基づいて、前記警報設定値感度レベルを増減する工程をさらに含む、付記10に記載の方法。
付記12 前記1つ又は複数の感度選択可能煙検知アセンブリが、前記警報設定値感度レベルの所定の閾値を満たす航空機エリア内の煙濃度レベルを測定及び検知することに応答して、警報信号を生成する工程をさらに含む、付記10に記載の方法。
付記13 前記1つ又は複数の感度選択可能煙検知アセンブリを使用する工程は、前記1つ又は複数の感度選択可能煙検知アセンブリの1つ又は複数のセンサー、制御装置、及びシステムロジックを用いて、リアルタイムで、前記選択された警報設定値感度レベルを自動的に変更する工程をさらに含む、付記10に記載の方法。
付記14 前記1つ又は複数の感度選択可能煙検知アセンブリを使用する工程は、航空機の飛行目的、航空機の貨物のタイプ、航空機のコンパートメントゾーン特定エリアのタイプ、航空機の占有状態、航空機エリア内の煙濃度レベル、航空機エリア内の水分含有量、航空機エリア内の温度、航空機エリアに存在するガスの種類、航空機エリアに存在するガスの濃度、航空機エンジン動作状態、航空機の対気速度、航空機の高度、航空機のドアの開閉状態、航空機の環境制御システム設定、航空機の環境制御システム構成、航空機空調システムのオンオフ状態、の1つ又は複数を含む感度レベル決定ファクターに基づいて、リアルタイムで、前記選択された警報設定値感度レベルを自動的に変更する工程を含む、付記10に記載の方法。
付記15 航空機内において選択性の煙検知感度を実現するためのシステムであって、
前記航空機内に設置された1つ又は複数の感度選択可能煙検知アセンブリを含み、各感度選択可能煙検知アセンブリは、
感度選択可能煙検知装置と、
前記感度選択可能煙検知装置に電気的に又は無線によって接続された1つ又は複数のセンサーと、
前記感度選択可能煙検知装置に接続された制御装置と、
前記感度選択可能煙検知装置又は前記制御装置に接続されており、航空機システム状態及び航空機構成状態の1つ又は複数を含む感度レベル決定ファクターに基づいて、リアルタイムで、2つ以上の警報設定値感度レベルを自動的に変更するように構成されたシステムロジックと、
前記1つ又は複数のセンサーによって測定され、各感度選択可能煙検知装置に入力されるか、あるいは前記制御装置に入力されて、前記システムロジックによって処理される1つ又は複数のシステム入力と、
前記警報設定値感度レベルがトリガーされた際に生成されるシステム出力と、を含む、システム。
付記16 前記1つ又は複数の感度選択可能煙検知アセンブリに接続されたセーフガードアセンブリをさらに含み、前記セーフガードアセンブリは、ソフトウェア的なセーフガードアセンブリ、物理的なセーフガードアセンブリ、及び、場所的なセーフガードアセンブリの1つ又は複数を含む、付記15に記載のシステム。
付記17 前記制御装置は、コンピュータープロセッサー装置を含む、付記15に記載のシステム。
付記18 前記システムロジックは、アルゴリズム、ソフトウェアプログラム、ファームウェアプログラムの1つ又は複数を含む、付記15に記載のシステム。
付記19 前記感度レベル決定ファクターは、航空機の飛行目的、航空機の貨物のタイプ、航空機のコンパートメントゾーン特定エリアのタイプ、航空機の占有状態、航空機エリア内の煙濃度レベル、航空機エリア内の水分含有量、航空機エリア内の温度、航空機エリアに存在するガスの種類、航空機エリアに存在するガスの濃度、航空機エンジン動作状態、航空機の対気速度、航空機の高度、航空機のドアの開閉状態、航空機の環境制御システム設定、航空機の環境制御システム構成、航空機空調システムのオンオフ状態、及び、貨物エリア空調システムのオンオフ状態、の1つ又は複数をさらに含む、付記15に記載のシステム。
付記20 前記システム出力は、前記警報設定値感度レベルがトリガーされた際に生成される警報信号を含む、付記15に記載のシステム。
本開示に関連する分野の当業者であれば、上記の説明及び関連図面に示された教示を受けて、開示の様々な変形例や他の実施形態を思いつくであろう。ここに記載した実施形態は、単なる例であり、限定的なものではなく、網羅的なものでもない。また、特定的な用語を用いているが、一般的且つ説明的な意味でのみ用いており、何ら限定を意図したものではない。

Claims (8)

  1. 航空機内において選択性の煙検知感度を実現するための方法であって、
    前記航空機内に1つ又は複数の感度選択可能煙検知アセンブリを設置する工程と、
    前記航空機内に設置された1つ又は複数の感度選択可能煙検知アセンブリを、前記航空機内に設置された1つ又は複数の感度選択制御部に、電気的に又は無線によって接続する工程と、
    前記航空機の飛行目的、前記航空機の貨物のタイプ、前記航空機のコンパートメントゾーン特定エリアのタイプ、及び、前記航空機の占有状態、の1つ又は複数を含む感度レベル決定ファクターに基づいて、前記1つ又は複数の感度選択可能煙検知アセンブリのそれぞれについて、2つ以上の警報設定値感度レベルから1つの警報設定値感度レベルを選択する工程と、を含み、
    前記警報設定値感度レベルは、前記航空機の環境制御システム設定についての感度レベル決定ファクターに基づいて選択されるものであり、前記環境制御システム設定は、前記航空機の空調システムからの気流の量及び温度、前記航空機のキャビンエリア又はメインデッキ貨物室に流入している気流の量、並びに空気再循環システムがオン又はオフ状態を含む、方法。
  2. 利用者が、選択された前記警報設定値感度レベルを、異なる警報設定値感度レベルに変更するまで、前記選択された警報設定値感度レベルを維持する工程をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記1つ又は複数の感度選択可能煙検知アセンブリにおける、1つ又は複数のセンサー、制御装置、及びシステムロジックを用いて、リアルタイムで、前記選択された警報設定値感度レベルを自動的に変更する工程をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記1つ又は複数の感度選択可能煙検知アセンブリが、前記警報設定値感度レベルの所定の閾値を満たす航空機エリア内の煙濃度レベルを測定及び検知することに応答して、警報信号を生成する工程をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  5. 前記1つ又は複数の感度選択可能煙検知アセンブリを電気的に又は無線によって接続する工程は、前記1つ又は複数の感度選択可能煙検知アセンブリを、前記1つ又は複数の感度選択可能煙検知アセンブリのそれぞれに配置された、又はこれに隣接して配置された煙感度選択制御スイッチを含む1つ又は複数の感度選択制御部に、電気的に又は無線によって接続することを含む、請求項1に記載の方法。
  6. 前記1つ又は複数の感度選択可能煙検知アセンブリを電気的に又は無線によって接続する工程は、コックピット、キャビン/乗客エリア、メインデッキ貨物室、電気装備品室、前方貨物室、ウィングボックス、後方貨物室、バルク貨物室、クローゼット、荷物保管コンパートメント、化粧室、乗務員休憩室、及びギャレーを含む1つ又は複数の航空機エリアに配置された煙感度選択制御スイッチを含む1つ又は複数の煙感度選択制御部に、前記1つ又は複数の感度選択可能煙検知アセンブリを、電気的に又は無線によって接続することを含む、請求項1に記載の方法。
  7. 前記警報設定値感度レベルを選択する工程は、前記1つ又は複数の感度選択可能煙検知アセンブリのそれぞれに対して遠隔的に又は近接した位置から、前記警報設定値感度レベルを選択することを含む、請求項1に記載の方法。
  8. 前記警報設定値感度レベルを選択する工程は、マスター感度選択制御部を用いて、前記1つ又は複数の感度選択可能煙検知アセンブリのすべてについて、一度に前記警報設定値感度レベルを選択及び設定すること含む、又は、選択的感度選択制御部を用いて、前記1つ又は複数の感度選択可能煙検知アセンブリの1つ又は複数について、一度に前記警報設定値感度レベルを選択及び設定することを含む、請求項1に記載の方法。
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