JPH10222775A - 感知器および感度変更方法 - Google Patents

感知器および感度変更方法

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Publication number
JPH10222775A
JPH10222775A JP3705197A JP3705197A JPH10222775A JP H10222775 A JPH10222775 A JP H10222775A JP 3705197 A JP3705197 A JP 3705197A JP 3705197 A JP3705197 A JP 3705197A JP H10222775 A JPH10222775 A JP H10222775A
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JP
Japan
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sensitivity
sensor
changing
physical quantity
change
Prior art date
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Application number
JP3705197A
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English (en)
Inventor
Takashi Suzuki
隆司 鈴木
Shuichi Okuma
修一 大熊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nittan Co Ltd
Original Assignee
Nittan Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH10222775A publication Critical patent/JPH10222775A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自己の感知器自体で感度を変更する機能を備
え、感知器を交換するなどの手間,コストを著しく低減
することの可能なオンオフ型の感知器を提供する。 【解決手段】 オンオフ型の感知器2は、煙濃度などの
所定の物理量を検出する物理量検出手段11と、感度が
設定される感度設定手段12と、物理量検出手段11に
よって検出された物理量を感度設定手段12に設定され
ている感度と比較し、火災等の異常が発生したか否かを
判断する判断手段13と、判断手段13からの判断結果
を伝送路(例えばL,C線路)3に出力する判断結果出力
手段14と、感度設定手段12に設定されている感知器
2の感度を変更(変更設定)する感度変更手段18とを有
している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、煙(煙濃度)や熱
(温度)などの物理量を検出する感知器および感度変更方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、煙濃度や温度などの物理量は、
設置環境の場所によって大きく異なり(変動し)、さらに
時間、季節によってもかなり変動する。近年のアナログ
式の火災検出システムでは、これらを考慮して、アナロ
グ型感知器で検出された物理量(アナログデータ)を受信
機で受信するとき、受信機内において、各感知器の設置
場所ごとに、あるいは、時間ごとに、火災検出感度(作
動閾値レベル(例えば火災報レベル))を変更するものが
提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、システ
ムがオンオフ型システムであって、このシステムの感知
器に、感知器独自で火災の判断を行なうオンオフ型感知
器が用いられる場合、このオンオフ型感知器の検出感度
(作動閾値レベル(例えば火災報レベル))は、一定の感度
に固定されていたので、この感知器で例えば誤報(例え
ば非火災報)などが発生したときに、その都度、例え
ば、感度の低い感知器(作動閾値レベル(例えば火災報レ
ベル)の高い感知器)等に交換するなど処置をとる必要が
あった。
【0004】本発明は、自己の感知器自体で感度(作動
閾値レベル(例えば火災報レベル))を変更する機能を備
え、感知器を交換するなどの手間,コストを著しく低減
することの可能なオンオフ型の感知器および感度変更方
法を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、オンオフ型の感知器であっ
て、所定の物理量を検出する物理量検出手段と、感度が
設定される感度設定手段と、物理量検出手段によって検
出された物理量を感度設定手段に設定されている感度と
比較し、異常が発生したか否かを判断する判断手段と、
前記感度設定手段に設定されている感度を変更する感度
変更手段とを有していることを特徴としている。
【0006】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の感知器において、前記感度変更手段は、感度変更用
のテーブルと、物理量検出手段で検出された物理量に基
づき、感度変更用のテーブルを参照して感度設定手段に
設定されている感度を自動的に変更する第1の感度変更
部とにより構成されていることを特徴としている。
【0007】また、請求項3記載の発明は、請求項2記
載の感知器において、該感知器の感度として、所定の感
度範囲が規定されている場合には、前記第1の感度変更
部は、前記所定の感度範囲内での感度の変更設定を感度
変更用のテーブルを用いて自動的に行なうようになって
いることを特徴としている。
【0008】また、請求項4記載の発明は、請求項1記
載の感知器において、前記感度変更手段は、感度設定手
段に設定されている感度を手動により変更する第2の感
度変更部により構成されていることを特徴としている。
【0009】また、請求項5記載の発明は、請求項4記
載の感知器において、該感知器の感度として、複数種の
感度範囲が規定されている場合に、前記第2の感度変更
部は、複数種の感度範囲間での感度の変更設定を手動で
行なうようになっていることを特徴としている。
【0010】また、請求項6記載の発明は、請求項1記
載の感知器において、前記感度変更手段は、感度変更用
のテーブルと、物理量検出手段で検出された物理量に基
づき、感度変更用のテーブルを参照して感度設定手段に
設定されている感度を自動的に変更する第1の感度変更
部と、感度設定手段に設定されている感度を手動により
変更する第2の感度変更部とを有していることを特徴と
している。
【0011】また、請求項7記載の発明は、請求項6記
載の感知器において、この感知器の感度として、複数種
の感度範囲が規定されている場合に、複数種の感度範囲
間での感度の変更設定については、これを第2の感度変
更部によって手動により行なわせ、また、1つの感度範
囲内での感度の変更設定については、これを第1の感度
変更部によって感度変更用のテーブルを用いて自動的に
行なわせるようになっていることを特徴としている。
【0012】また、請求項8記載の発明は、請求項4,
請求項6または請求項7記載の感知器において、前記第
2の感度変更部によって手動により感度の変更設定がな
されたとき、該感知器においては、以後、いま変更され
た感度が次に手動によって再び変更されるまで変更され
ることなく固定されて用いられることを特徴としてい
る。
【0013】また、請求項9記載の発明は、請求項1記
載の感知器において、該感知器は、さらに、所定の操作
手段を有し、該操作手段が操作されたときには、感度変
更手段による感度変更処理を停止させるか、あるいは、
該操作手段が操作された後に感度変更手段によって感度
が変更された場合に該変更された感度値を取り消すこと
を特徴としている。
【0014】また、請求項10記載の発明は、請求項
2,請求項3,請求項6,または請求項7記載の感知器
において、前記感度変更用のテーブルには、異常が発生
していない状態時に物理量検出手段が検出した物理量を
要因として決定される感度が設定されることを特徴とし
ている。
【0015】また、請求項11記載の発明は、所定の物
理量を検出する物理量検出手段と、感度が設定される感
度設定手段と、物理量検出手段によって検出された物理
量を感度設定手段に設定されている感度と比較し、異常
が発生したか否かを判断する判断手段とを備えたオンオ
フ型の感知器の感度変更方法であって、感度設定手段に
設定されている感度は、物理量検出手段で検出された物
理量に基づき、所定の感度変更用テーブルを参照して該
感知器自体で自動的に変更され、および/または、該感
知器自体で手動により変更されることを特徴としてい
る。
【0016】また、請求項12記載の発明は、請求項1
1記載の感度変更方法において、自動的に感度変更処理
動作が実行されている任意の時点で、手動での感度変更
を割り込み処理として実行可能であることを特徴として
いる。
【0017】また、請求項13記載の発明は、請求項1
2記載の感度変更方法において、ある時点で、手動で
(マニュアルで)感度の変更設定がなされたときには、こ
の時点以後、手動で変更設定された感度を初期値とし
て、感度は自動的に変更されることを特徴としている。
【0018】また、請求項14記載の発明は、請求項1
2記載の感度変更方法において、手動で感度の変更設定
がなされたときには、いま変更された感度が次に手動に
よって再び変更されるまで変更されることなく固定され
て用いられることを特徴としている。
【0019】また、請求項15記載の発明は、請求項1
1記載の感度変更方法において、感度変更の動作モード
として、第1のモードと第2のモードとの2種類のモー
ドを感知器にもたせ、感度変更時には、第1のモードと
第2のモードとのいずれか一方をオペレータに選択させ
るようにし、オペレータが第1のモードを選択するとき
には、自動的な感度変更だけを可能とし、また、オペレ
ータが第2のモードを選択したときには、手動での感度
変更だけを可能とすることを特徴としている。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は本発明に係る感知器(例えば
火災感知器)の構成例を示す図である。図1を参照する
と、この感知器2は、オンオフ型の感知器であって、こ
の感知器2の感度(例えば火災報レベルなどの作動閾値
レベル)を自己の感知器2自体で変更設定する感度変更
機能を備えている。
【0021】この感度変更機能に着目するとき、このオ
ンオフ型の感知器2は、煙濃度などの所定の物理量を検
出する物理量検出手段11と、感度(例えば火災報レベ
ルなどの作動閾値レベル)が設定される感度設定手段1
2と、物理量検出手段11によって検出された物理量を
感度設定手段12に設定されている感度(例えば火災報
レベルなどの作動閾値レベル)と比較し、火災等の異常
が発生したか否か(この感知器2を作動状態(オン状態)
にするか否か)を判断する判断手段13と、判断手段1
3からの判断結果(作動状態(オン状態)またはオフ状態)
を伝送路(例えばL,C線路)3に出力する判断結果出力
手段14と、感度設定手段12に設定されている感知器
2の感度を変更(変更設定)する感度変更手段18とを有
している。
【0022】なお、ここで、感度とは、感知器の作動閾
値レベル(例えば火災報レベル)によって決定されるもの
であり、感知器の作動閾値レベルが高いときには、この
感知器の感度は低いものとなり(煙感知器を例にとる
と、煙濃度が高くないと作動しないことを意味し)、ま
た、感知器の作動閾値レベルが低いときには、この感知
器の感度は高いものとなる(煙感知器を例にとると、煙
濃度が低くても(少しの煙でも)作動することを意味す
る)。このような差違があるものの、感度と作動閾値レ
ベルは対応しているので、以下では説明の便宜上、感度
と作動閾値レベルとを同じ意味のものであるとして用い
る。この場合、感知器2は、これの実際の稼動時に、実
際に検知したレベル(例えば煙濃度)を感度(作動閾値レ
ベル)と比較し、実際に検知したレベル(例えば煙濃度)
が感度(作動閾値レベル)以下のときには、正常(例えば
火災ではない)と判断し、実際に検知したレベル(例えば
煙濃度)が感度(作動閾値レベル)を越えたときには、異
常(例えば火災)と判断し、火災等を検出することができ
る。従って、感知器がノイズなどの多い環境下にあると
きには、誤報を防止するため、感度は低く(作動閾値レ
ベルが高く)設定され、また、感知器がノイズなどの少
ない環境下にあるときには、感度は高く(作動閾値レベ
ルが低く)設定されるのが良い。
【0023】図2は感度変更手段18の第1の構成例を
示す図であり、図2の例では、感度変更手段18は、感
度変更用のテーブルTBLと、物理量検出手段11で検
出された物理量に基づき、感度変更用のテーブルTBL
を参照して感度設定手段12に設定されている感度を自
動的に変更する(変更設定する)第1の感度変更部15と
により構成されている。
【0024】図3は感度変更用のテーブルTBLの一例
を示す図である。図3の例では、感度変更用のテーブル
TBLには、物理量検出手段11で検出された物理量の
レベル(Lレベル)が複数の区間L1〜Lnのうちのどの
区間にあるかの情報と複数の区間L1〜Lnのうちの1
つの区間に時間的に連続して存在する期間t1の情報と
に応じた感度(%/m)が、格納されている。
【0025】感度変更用のテーブルTBLが図3のよう
になっている場合、第1の感度変更部15は、この感度
変更用のテーブルTBLを参照して、物理量検出手段1
1で検出された物理量のレベル(Lレベル)が複数の区間
L1〜Lnのうちのどの区間にあるかの情報と複数の区
間L1〜Lnのうちの1つの区間に時間的に連続して存
在する期間t1の情報とによって感度を自動的に決定す
ることができ、感知器2の感度を、決定した感度に自動
的に変更設定することができる。
【0026】すなわち、本発明では、感知器2がオンオ
フ型の感知器であっても、設置環境に合わせて、感知器
自体で感度を最適値に自動的に変更することができる。
これによって、この感知器2の設置環境が、例えば、ノ
イズなどの多い悪い環境になると、この感知器2は、こ
れ自体で、自己の感度を通常に比べて低く(作動閾値レ
ベルを高く)変更設定し、これにより、誤報(例えば非火
災報)を低減することができる。また、この感知器2の
設置環境が、ノイズなどの少ない良好な環境になると、
この感知器2は、これ自体で、自己の感度を、通常に比
べて、高く(作動閾値レベルを低く)変更設定し、これに
より、火災などの異常の早期検出が可能となる。
【0027】また、図4は感度変更手段18の第2の構
成例を示す図であり、図4の例では、感度変更手段18
は、感度設定手段12に設定されている感度をマニュア
ルにより(手動により)変更する(変更設定する)第2の感
度変更部(例えば操作パネル)16により構成されてい
る。
【0028】感度変更手段18が図4のように構成され
ている場合、オペレータ(例えば保守管理者)は、この感
知器2の現在の設置環境に応じた最適な感度(作動閾値
レベル)を例えば経験等によって割り出し、感度設定手
段12に設定されている感度を、割り出した所望の感度
に第2の感度変更部16によって(例えば、割り出した
感度値を操作パネルから入力する簡単な操作によっ
て)、随時、変更設定することができる。例えば、感知
器2の設置環境がノイズなどの多い環境になったときに
は、誤報を防止するため、手動で感度を低く(作動閾値
レベルを高く)設定し、また、感知器2の設置環境がノ
イズなどの少ない環境になったときには、手動で感度を
高く(作動閾値レベルを低く)設定することができる。
【0029】また、図5は感度変更手段18の第3の構
成例を示す図であり、図5の例では、感度変更手段18
は、感度変更用のテーブルTBLと、物理量検出手段1
1で検出された物理量に基づき、感度変更用のテーブル
TBLを参照して感度設定手段12に設定されている感
度を自動的に変更する(変更設定する)第1の感度変更部
15と、感度設定手段12に設定されている感度をマニ
ュアルにより(手動により)変更する(変更設定する)第2
の感度変更部16とにより構成されている。
【0030】感度変更手段18が図5のように構成され
ている場合には、この感知器2の感度を、第1の感度変
更部15によって自動的に変更させることもできるし、
あるいは、第2の感度変更部16によってオペレータが
所望する感度に手動で(マニュアルで)変更することもで
きる。
【0031】なお、この場合、第2の感度変更部16に
よる手動での感度変更と第1の感度変更部15による自
動的な感度変更とのいずれをも、例えば、この感知器2
の1つの動作モード中に(例えば異常検出処理動作中に)
行なわせることが可能に構成することができる。
【0032】このような構成では、第1の感度変更部1
5によって自動的に感度変更処理動作が実行されている
任意の時点で、第2の感度変更部16による手動での感
度変更を例えば割り込み処理として行なうことができ、
また、ある時点で、第2の感度変更部16によって手動
で(マニュアルで)感度の変更設定がなされたときには、
この時点以後、手動で変更設定された感度を初期値とし
て、第1の感度変更部15は感度を自動的に変更するこ
とができる。あるいは、例えば、第2の感度変更部16
による手動での感度変更を第1の感度変更部15による
自動的な感度変更よりも優先させることもできる。例え
ば、第2の感度変更部16によって手動で(マニュアル
で)感度の変更設定がなされたときには、該感知器2に
おいては、いま変更された感度が次に手動によって再び
変更されるまで変更されることなく固定されて用いられ
るようにすることもできる。
【0033】また、感度変更手段18が図5のように構
成されている場合において、感度変更の動作モードとし
て、例えば、自動変更モード(第1のモード)とマニュア
ルモード(第2のモード)との2種類のモードを感知器2
にもたせることもできる。すなわち、感度の変更操作機
能として、例えば所定の操作部から自動変更モードとマ
ニュアルモードとのいずれか一方をオペレータが選択可
能に構成し、オペレータが上記所定の操作部から自動変
更モードを選択するときには、第1の感度変更部15に
よる自動的な感度変更だけが可能となり、また、オペレ
ータが上記所定の操作部からマニュアルモードを選択し
たときには、第2の感度変更部16による手動(マニュ
アル)での感度変更だけが可能となるように、感知器2
を構成することもできる。
【0034】すなわち、感度変更の動作モードとして、
例えば、自動変更モードとマニュアルモードとの2種類
の互いに分離したモードを感知器2にもたせる場合、オ
ペレータは、必要に応じ、自動変更モードとマニュアル
モードとを適宜選択して(第1の感度変更部15と第2
の感度変更部16とを適宜選択して)、感知器2の感度
を変更することが可能となる。
【0035】このような構成では、オペレータが上記所
定の操作部から自動変更モードを選択するときには、第
1の感度変更部15による自動的な感度変更だけが可能
となり、この感知器2の感度は、オペレータの手動操作
によらずに、テーブルTBLを参照して最適なものに自
動的に変更される。一方、オペレータが上記所定の操作
部からマニュアルモードを選択したときには、第2の感
度変更部16による手動(マニュアル)での感度変更だけ
が可能となり、この場合には、この感知器2の感度は、
オペレータによる手動操作だけによって変更され、以
後、手動による変更操作がなされない限り、現在設定さ
れている感度がそのまま保持(固定)されて用いられる。
換言すれば、第2の感度変更部16によって手動で(マ
ニュアルで)感度の変更設定がなされたときには、該感
知器2においては、いま変更された感度が次に手動によ
って再び変更されるまで変更されることなく固定されて
用いられる。
【0036】このように、感度変更手段18としては、
感知器2の用途等に応じ、図2,図4あるいは図5のよ
うに構成することができる。
【0037】また、この際、図2のような構成では、感
知器2の感度範囲として、例えば、所定の感度範囲が規
定されている場合には、第1の感度変更部15は、所定
の感度範囲内での感度の変更設定を感度変更用のテーブ
ルTBLを用いて自動的に行なうようにすることもでき
る。
【0038】また、図4のような構成では、感知器2の
感度範囲として、例えば、複数種の感度範囲が規定され
ている場合に、第2の感度変更部16は、複数種の感度
範囲間での感度の変更設定を手動で行なうようにするこ
ともできる。
【0039】また、図5のような構成では、感知器2の
感度範囲として、例えば、複数種の感度範囲が規定され
ている場合に、複数種の感度範囲間での感度の変更設定
については、これを第2の感度変更部16によって手動
により行なわせ、また、1つの感度範囲内での感度の変
更設定については、これを第1の感度変更部15によっ
て感度変更用のテーブルTBLを用いて自動的に行なわ
せることもできる。
【0040】より具体的に、図1の感知器2が、例え
ば、煙感知器である場合、その感度(作動閾値レベル)と
しては、第1種(2.5〜7.5%/m)、第2種(5〜1
5%/m)、第3種(7.5〜22.5%/m)のものが規
定されており(なお、この例において、上記単位%/m
は、煙濃度を表わしている)、この場合、感知器2を、
第1種,第2種,第3種のそれぞれについて、個別の感
知器として構成することができる。すなわち、第1種の
感知器,第2種の感知器,第3種の感知器というよう
に、それぞれ別個の種類の感知器として構成することが
できる。ここで、例えば、第1種の感知器は、設置環境
が良好な場合に用いられ、また、例えば、第3種の感知
器は、設置環境が劣悪な場合に用いられるというよう
に、設置環境に応じて、所望の種別の感知器を選択して
用いることができる。このように、感知器2を、第1
種,第2種,第3種のそれぞれについて、個別の感知器
として構成する場合、第1種の感知器,第2種の感知
器,第3種の感知器のそれぞれに本発明の第1の構成例
(図2の構成例)、あるいは、本発明の第2の構成例(図
4の構成例)を適用することができる。
【0041】例えば、第2種の感知器に本発明の第1の
構成例(図2の構成例)を適用すれば、第2種(5〜15
%/m)の範囲内で、感度を自動的に変更(調整)すること
ができる。
【0042】図6は感知器2が第2種の煙感知器である
場合に、第2種の範囲内での感度変更に用いられる感度
変更用のテーブルTBLの一例を示す図である。図6の
例では、煙感知器2が蓄積型のものであるとしている
(物理量検出手段11で検出される物理量のレベルを所
定の蓄積時間、蓄積して(累積加算して)、異常判断の対
象となる出力レベルとする型式のものであるとしてい
る)。また、図6の例では、火災等の異常が発生してい
ないとしたときの設置環境の状態だけに基づく物理量の
レベル(物理量検出手段11で検出される物理量のレベ
ル)(以下、Lレベルと称す)を、複数の区間(図6の例で
は、5個の区間(すなわち、L1(0.5%/m未満),L
2(0.5〜1%/m),L3(1〜1.5%/m),L4
(1.5〜2%/m),L5(2%/m以上))の区間)に区分
している。
【0043】そして、図6の例では、感度変更用のテー
ブルTBLには、物理量検出手段11で検出された物理
量のレベル(Lレベル)が複数の区間L1〜L5のうちの
どの区間にあるかの情報と複数の区間L1〜L5のうち
の1つの区間に時間的に連続して存在する期間t1の情
報とに応じた感度(%/m)および蓄積時間(秒)が、格納
されている。なお、感度変更用のテーブルTBLとして
図6のようなものを用いる場合、感度とは、広義には、
感度(%/m)の他に、蓄積時間をも含めたものとして捉
えることができる。従って、本発明では、感度の用語
は、広義に、蓄積時間などをも含めた意味にも用いられ
るとする。
【0044】感度変更用のテーブルTBLが図6のよう
になっている場合、第1の感度変更部15は、感度変更
をするための環境データとして2.5%/m以下の低い
煙濃度の状態において、物理量検出手段11で検出され
た物理量のレベル(Lレベル)が複数の区間L1〜L5の
うちのどの区間にあるかの情報と複数の区間L1〜L5
のうちの1つの区間に時間的に連続して存在する期間t
1の情報とによって感度と蓄積時間を自動的に決めるこ
とができる。
【0045】具体的に、第1の感度変更部15は、図6
の感度変更用のテーブルTBLを用いて、第2種の範囲
内での感度の変更設定を行なうことができる。
【0046】一方、感知器2を、第1種,第2種,第3
種のそれぞれについて、個別の感知器として構成するか
わりに、1つの感知器2内に、第1種,第2種,第3種
の感度の全てが含まれるように、感知器2を構成するこ
ともでき、この場合、例えば、第1種の感度(作動閾値
レベル)はこの感知器2の設置環境が良いときに用いら
れ、また、例えば、第3種の感度(作動閾値レベル)は、
この感知器2の設置環境が劣悪であるときに用いられる
ようにすることができる。
【0047】ここで、感度変更手段18が例えば図5の
ように構成されている場合、例えば、第1種,第2種,
第3種間の感度の変更設定(例えば第2種から第1種へ
の感度変更)については、これを第2の感度変更部16
でしか行なわせることができないようにし、また、第1
種内、あるいは第2種内、あるいは第3種内での感度の
変更設定については、これを第1の感度変更部15,第
2の感度変更部16のいずれによっても行なわせること
ができるようにすることができる。
【0048】従って、例えば、自動変更モードとマニュ
アルモードとの2種類のモードを感知器2にもたせると
する場合、オペレータは、第1種,第2種,第3種間の
感度の変更設定(例えば第2種から第1種への感度変更)
を行ないたいときには、モードをマニュアルモードに
し、第2の感度変更部16によって手動により(マニュ
アルで)感度の変更を行なうことができる。また、オペ
レータは、第1種内、あるいは第2種内、あるいは第3
種内での感度の変更設定を行ないたいとき、モードを自
動変更モードに設定すれば、第1の感度変更部15によ
り感度変更用のテーブルTBLを用いて感度変更を自動
的に行なわせることができ、また、モードをマニュアル
モードに設定すれば、第2の感度変更部16によって手
動により(マニュアルで)感度の変更を行なうことができ
る。
【0049】具体的に、1つの感知器2内に、第1種,
第2種,第3種の感度の全てが含まれるように、感知器
2が構成されている場合の感度の変更設定例として、現
在の感度が例えば第2種の範囲にあって、これを第1種
の範囲の感度に変更する場合には、例えば、オペレータ
はモードをマニュアルモードに設定し、第2の感度変更
部16によって手動により(マニュアルで)第2種から第
1種への感度変更を行なう。このように、感度を第1種
の範囲に設定した後、第1種の範囲内で感度を自動的に
変更設定したいときには、オペレータは、モードを自動
変更モードに設定すれば良い。これによって、以後、感
度は、第1種の範囲内において、設置環境の状態に応じ
て、第1の感度変更部15によって感度変更用のテーブ
ルTBLを用いて自動的に更新される。
【0050】また、モードが自動変更モードに設定さ
れ、感度が例えば第1種の範囲内で、第1の感度変更部
15によって感度変更用のテーブルTBLを用いて自動
的に更新されているときに、オペレータが感度を所望の
ものに変更設定して用いたいときには、例えば、オペレ
ータはモードをマニュアルモードに設定し、第2の感度
変更部16によって手動により(マニュアルで)第2種か
ら第1種への感度変更を行なうことができる。
【0051】図7は図1の感知器2の具体例を示す図で
ある。図7の例では、この感知器2は、煙濃度などの物
理量を検出して電気信号(アナログ信号)に変換する物理
量検出部21と、該物理量検出部21から出力されるア
ナログ信号を所定の周期でサンプルしてデジタル信号に
変換するA/D変換部22と、この感知器のアドレスが
設定されるアドレス部23と、異常(例えば火災)判断な
どの感知器全体の制御を行なうCPU24と、CPU2
4の制御プログラムなどが格納されるROM25と、各
種のワークエリアなどとして使用されるRAM26と、
感知器固有の個別データなどが格納される不揮発性メモ
リ27と、物理量検出部21で検出されたA/D変換部
22でデジタル信号に変換された物理量の検出結果(A
/D変換部22からの出力レベル)が、例えば所定の作
動閾値レベル(例えば火災報レベル)を越えてCPU24
で火災などの異常と判断されたときに、作動状態(オン
状態)を表わす信号を伝送路(例えばL,C線路)3に出
力する状態出力部28と、例えば受信機1との間で伝送
路3を介した伝送を行なう伝送部(通信インタフェース
部)29と、操作部30とを備えている。
【0052】換言すれば、図7の例の感知器2は、所謂
センサアドレス用感知器(その検出出力信号からすれ
ば、オンオフ型感知器に属する)として構成されてい
る。そして、図7の構成において、物理量検出部21,
A/D変換部22によって図1の物理量検出手段11の
機能が実現され、また、CPU24によって図1の判断
手段13,図2あるいは図5の第1の感度変更部15の
機能を実現することができる。また、CPU24,操作
部30によって図4あるいは図5の第2の感度変更部1
6の機能を実現することができる。また、状態出力部2
8,伝送部29によって図1の判断結果出力手段14の
機能を実現することができる。
【0053】また、図7のRAM26や不揮発性メモリ
27などは、感度変更用のテーブルTBL,感度設定手
段12として機能させることができる。すなわち、RA
M26や不揮発性メモリ27などには、例えば、設定さ
れた感度の設定値、あるいは、変更設定された感度の設
定値などを格納することができる。
【0054】より具体的に、感度の設定値(感度の変更
設定値)は、基本的には、RAM26に格納されて、異
常判断に用いられるが、電源が断となった場合に、RA
M26に格納されている感度の設定値(変更設定値)が消
失するのを防止するため、不揮発性メモリ27にも格納
されるのが良く、この場合には、電源断後、電源投入時
に、あるいはリセット時に、不揮発性メモリ27に消失
されずに記憶されている感度の設定値(変更設定値)をR
AM26にロードし設定して使用することができる。
【0055】また、図3や図6の感度変更用のテーブル
TBLが用いられる場合、第1の感度変更部15は、複
数の区間のうちのある区間に物理量のレベル(アナログ
値)が連続存在する期間t1(例えば、サンプリング回数
(A/D変換部22によって物理量のレベルがサンプル
される回数))を計数するが、RAM26には、このよう
に計数される期間t1も格納することができる。
【0056】図1,図7のような感知器2は、例えば、
監視制御システム(例えば防災システム)の一要素とし
て、監視制御システム(例えば防災システム)に組込んで
用いることができる。図8は図1,図7の感知器(例え
ば火災感知器)2が組み込まれた監視制御システムの構
成例を示す図である。図8を参照すると、この監視制御
システム(例えば防災システム)は、受信機(例えば、ア
ドレッサブルなp型受信機)1と、受信機1によって監
視制御される図1,図7の構成の各感知器2−1〜2−
nとを有している。
【0057】ここで、各感知器2−1〜2−nは、受信
機1から延びる所定の伝送路(例えば、L,C線路)3に
接続されており、図8の例では、このシステムは、監視
レベルを例えば伝送路3のL,C間の電位が24Vのと
ころに設定し、また、感知器の作動レベル(オンレベル)
を例えばL,C間の電位が5Vのところに設定し、ま
た、短絡レベルを例えばL,C間の電位が0Vのところ
に設定することができる。
【0058】このようなシステム構成に対応させて、図
7の感知器の状態出力部28は、この感知器の作動状態
(オン状態)を表わす信号として、伝送路3のL,C間の
電位をオンレベル5Vにするようになっている。
【0059】また、受信機1は、感知器2−1〜2−n
のうち少なくとも1つの感知器が作動して(オンになっ
て)、伝送路3のL,C間の電位がオンレベル5Vにな
ったことを検知すると、アドレス検索パルスを感知器の
短絡レベル(0V)とオンレベル(5V)の電位を利用して
作成し、伝送路3を介して各感知器2−1〜2−nに送
出するようになっている。
【0060】図7の感知器の伝送部29は、受信機1か
らのこのようなアドレス検索パルスを伝送路3,すなわ
ちL,C線路を介して受信するように構成されており、
伝送部29でアドレス検索パルスを受信するとき、この
感知器のCPU24は、これまでに受信したアドレス検
索パルスの個数を計数(カウント)し、この計数値(カウ
ント値)がこの感知器のアドレス部23に設定されてい
るアドレスと一致するか否かを判断し、一致したとき
に、自己の感知器の状態(オン状態あるいはオフ状態)を
伝送部29に与え、これにより、伝送部29は、例え
ば、自己の感知器の状態がオン状態のときにのみ、その
旨の信号を伝送路3,すなわちL,C線路を介して受信
機1に通知するようになっている。具体的に、伝送部2
9は、アドレスが一致したときに、自己の感知器の状態
がオン状態である旨の信号として、例えば伝送路3の
L,C間の電位を所定期間、0Vに保持して(所定期
間、短絡(ショート)状態に保持して)受信機1に伝送す
るようになっている。これにより、受信機1は、伝送路
3のL,C間の電位が所定期間、0Vに保持された状態
になったかを監視し、伝送路3のL,C間の電位が所定
期間、0Vに保持された状態になったときに、このとき
までに送出したアドレス検索パルスの個数に相当するア
ドレスをもつ感知器が作動状態(オン状態)にあると特定
することができる。
【0061】ところで、図8のようなシステムに組み込
まれた後であっても、本発明のオンオフ型の感知器2
は、自己の感度(すなわち、オン状態かオフ状態かを判
断するためのこの感知器2の作動閾値レベル(例えば火
災報レベル))を、この感知器2自体によって変更するこ
とができる。
【0062】すなわち、本発明では、感知器2が図1,
図7の構成となっていることによって、オンオフ型の感
知器であっても、その設置環境に合わせて、感知器自体
で、感度を最適値に変更することができる。これによっ
て、例えば、ノイズなどの多い悪い環境下では、通常に
比べて、感度を低く(作動閾値レベルを高く)、変更設定
することで、誤報(例えば非火災報)を低減することがで
きる。また、ノイズなどの少ない良好な環境下では、通
常に比べて、感度を高く(作動閾値レベルを低く)、変更
設定することで、火災などの異常の早期検出が可能とな
る。
【0063】具体的に、例えば、当初、感知器2に、標
準的な感度として第2種の中心の感度10%/mが設定
されている状態で、この感知器2の設置環境が悪いとき
には、この感知器2の感度を低く(すなわち10%/m
よりも大きな値に)変更し、また、設置環境が良いとき
には、この感知器2の感度を高く(すなわち10%/m
よりも小さな値に)変更する。この際、感知器2の感度
変更手段18が図5のように構成されている場合には、
前述のように、例えば、第1種,第2種,第3種間の感
度の変更設定(例えば第2種から第1種への感度変更)に
ついては、これを第2の感度変更部16によって手動に
より(マニュアルで)行なわせ、また、第1種内、あるい
は第2種内、あるいは第3種内での感度の変更設定につ
いては、これを第1の感度変更部15によって感度変更
用のテーブルTBLを用いて自動的に行なわせることが
できる。
【0064】次に、図1,図7の構成の感知器2の具体
的な処理動作例について説明する。なお、ここで、例え
ば第2種の感度(5〜15%/m)に着目し、この感知器
2のRAM26に例えば第2種内での感度変更に用いら
れる感度変更用のテーブルTBLとして、図6に示すよ
うなテーブルが格納されており、また、工場出荷時に、
感度として、第2種の感度(5〜15%/m)の中心の感
度10%/mが、例えばRAM26と不揮発性メモリ2
7とに設定されているとする。
【0065】この感知器2が例えば煙感知器である場
合、この感知器2のCPU24では、A/D変換部22
で周期的にサンプルした所定の物理量(例えば煙濃度)の
レベルのアナログ値(A/D変換部22からの出力レベ
ル、あるいは、A/D変換部22からの出力レベルを所
定の蓄積時間にわたって蓄積(累積加算)した結果の出力
レベル)を読み込み、この出力レベルをRAM26に格
納されている感度(作動閾値レベル)と比較することで、
感知器独自で火災などの異常判断(オン,オフ判断)を行
なう。
【0066】いま、この感知器2が現場に設置され、こ
の感知器2の感度が工場出荷時の感度10%/mに設定
されている状態にあるときに、この感知器2のアナログ
値(出力レベル)が、ある所定の期間(例えば1時間の期
間)において、区間L2にある時間が多く、区間L3以
上を越えることがなければ、第1の感度変更部15は、
この環境が良いと判断し、図6のテーブルTBLを参照
して、この感知器2の感度を10%/mから7.5%/m
に自動的に変更する。また、この感知器2のアナログ値
(出力レベル)が、ある所定の期間(例えば1時間)におい
て、区間L5の2%/mを越える時間が多ければ、第1
の感度変更部15は、この環境が悪いと判断して、この
感知器2の感度を10%/mから15%/mに自動的に変
更する。なお、この場合、第1の感度変更部15による
感度の変更は、例えば、上記所定の期間(例えば1時間)
においての最大のアナログ値(出力レベル)が得られてか
ら、少なくともある一定の時間(例えば1時間)以上経過
した後になされるのが良い(最大のアナログ値が得られ
てから一定時間を経過後に、感度と蓄積時間を自動的に
変更するのが良い)。
【0067】一般に、誤報(例えば非火災報)が繰り返し
発生する設置場所は誤報(例えば非火災報)が発生する前
に、煙や温度などが多少ならずとも変動していることが
多い。上記感知器2では、煙や温度などのわずかな変動
を元に、自己の感度を自動的に変更するので、設置環境
の変動による誤報(例えば非火災報)の発生を著しく低減
することができる。また、この場合、感度の自動変更
は、最大アナログ値が得られてから、少なくとも一定の
時間(例えば1時間以上)経過した後に行なうようにして
いるので、実際の火災時などに、出力レベルの急激な変
化に追従して、感度が自動的に変更されてしまい、実際
の火災等ができなくなってしまうような事態を防止する
ことができる。すなわち、失報することなく、実際の火
災等を確実に検出することができる。
【0068】また、設置環境が特に悪く、この感知器2
の感度を、第2種の範囲内から第2種の上限15%/m
以上に変更したい時は、外部からのマニュアル操作で
(第2の感度変更部16によって)、第3種(7.5〜2
2.5%/m)の感度に変更できる。同様に環境が非常に
良いときはマニュアル操作で(第2の感度変更部16に
よって)、この感知器2の感度を、第2種の範囲内から
第1種の感度に変更することができる。
【0069】なお、上記第1の感度変更部15による自
動的な感度変更,第2の感度変更部16によるマニュア
ルによる感度変更のいずれの場合も、感度設定値を変更
する時には、RAM26上のワークエリアに現在格納さ
れている感度設定値を変更するとともに不揮発性メモリ
27に現在格納されている感度設定値をも変更するよう
にするのが良い。これにより、感知器2は、電源投入時
あるいはリセット時に不揮発性メモリ27に格納されて
いる感度設定値を読み込み、RAM26上のワークエリ
アにロードするようにすれば、感知器2の動作時に電源
が遮断されてRAM26上の感度設定値が失われても、
不揮発性メモリ27には感度設定値が保存されているの
で、電源投入時に不揮発性メモリ27に保存されている
感度設定値を読み込み、RAM26にロードすることに
よって、電源遮断前と同じ感度設定値で感知器2を動作
させることができる。
【0070】さらに、例えば、不揮発性メモリ27に感
度設定値を書き込む際に、書き込み中を表わす書込中フ
ラグを立てて不揮発性メモリ27の複数の領域に順次に
繰り返し書き込み、書き込んだ内容のベリファイを行な
い、正常であれば書込中フラグをリセットする動作を上
記不揮発性メモリ27の複数の領域に対して行ない、電
源投入時は書込中フラグをチェックし、書込中フラグが
立っていたら、不揮発性メモリ27の他の領域に書き込
んだ感度設定値を採用するような制御を行なっても良
い。このような制御がなされる場合には、不揮発性メモ
リ27に感度設定値を書き込んでいる最中に電源が遮断
しても、書込中フラグをチェックすることにより、正し
い感度設定値を識別し、これを用いることができる。
【0071】このように、図1,図7の感知器は、これ
がオンオフ型の感知器であっても、設置後の環境に合わ
せて感知器自身で感度を最適値に変更するので、悪い環
境下では、誤報(例えば非火災報)を低減することがで
き、また、良好な環境下では、異常(例えば火災)の早期
検出が可能となる。
【0072】そして、本発明のオンオフ型の感知器2
は、感度設定値を設置環境に応じて感知器自身で変更可
能に構成されているので、従来のオンオフ型感知器のよ
うに所望の感度に応じて感知器を交換するなどの手間や
コストを大幅に削減することができる。
【0073】上述の説明では、感知器2が物理量として
煙濃度を検知する煙感知器である場合を例にとったが、
本発明は、任意の物理量を検知する感知器に適用可能で
ある。例えば、物理量として熱(温度)を検知する熱感知
器にも、本発明(上述した第1,第2あるいは第3の構
成例)を全く同様に適用することができる。
【0074】なお、感知器2が熱感知器である場合、感
度変更用のテーブルTBLには、図3,図6に示した煙
感知器用のテーブルのかわりに、例えば図9に示すよう
なものを用いることができる。
【0075】図9の例では、火災等の異常が発生してい
ないとしたときの設置環境の状態だけに基づく物理量
(温度)のレベル(物理量検出手段11で検出される物理
量のレベル)(以下、Lレベルと称す)を、複数の区間(図
9の例では、5個の区間(すなわち、L1(30℃未
満),L2(30〜35℃未満),L3(35〜40℃未
満),L4(40〜50℃未満),L5(50℃以上))の区
間)に区分している。そして、図9の例では、感度変更
用のテーブルTBLには、物理量検出手段11で検出さ
れた物理量(温度)のレベル(Lレベル)が複数の区間L1
〜L5のうちのどの区間にあるかの情報と複数の区間L
1〜L5のうちの1つの区間に時間的に連続して存在す
る期間t1の情報とに応じた感度(℃)および蓄積時間
(秒)が、格納されている。
【0076】感度変更用のテーブルTBLが図9のよう
になっている場合、熱感知器の第1の感度変更部15
は、感度変更をするための環境データとして50℃以下
の低い温度の状態において、物理量検出手段11で検出
された物理量(温度)のレベル(Lレベル)が複数の区間L
1〜L5のうちのどの区間にあるかの情報と複数の区間
L1〜L5のうちの1つの区間に時間的に連続して存在
する期間t1の情報とによって感度と蓄積時間を自動的
に決めることができ、これによって、感度を自己の熱感
知器自体で変更することができる。
【0077】なお、感度変更用のテーブルTBLとして
は、火災などの異常が発生していない状態時に(例えば
無火災時に)物理量検出手段が検出した物理量を要因と
して決定される感度が設定されれば良く、図6や図9の
ものに限定されるものではない。
【0078】また、上述の例では、感知器2が図7のよ
うなセンサアドレス用感知器として構成されているとし
て説明したが、感知器としては、前述のように、少なく
とも、物理量検出手段11と、感度設定手段12と、判
断手段13と、判断結果出力手段14と、感度変更手段
18とを備えたものであれば良く、任意のオンオフ型イ
ンテリジェント感知器に適用することができる。従っ
て、図7の構成例において、アドレス部23などは、必
ずしも設けられていなくとも良い。
【0079】また、感知器2自体での上述した感度変更
処理動作は、この感知器2により実際の異常(例えば火
災)検出処理動作がなされ、また、設置環境において異
常(例えば火災)が発生していない状態において主になさ
れるようになっており、設置環境に火災などの異常が発
生した場合に出力レベルの急激に変化に追従して感度値
が変更されてしまうのを回避するため、前述のように、
感度の自動変更は、最大アナログ値が得られてから、少
なくとも一定の時間(例えば1時間以上)経過した後に行
なうようにすることができる。また、これのかわりに、
あるいは、これとともに、設置環境において異常(例え
ば火災)が発生していると判断したときには、所定の操
作手段(例えば復旧スイッチや復旧ボタンなど(より具体
的に、例えば、火災復旧スイッチや火災復旧ボタンな
ど)を操作することで、感度の自動変更動作を停止さ
せ、あるいは、感度が第1の感度変更部15または第2
の感度変更部16によって変更されたときには変更され
た感度値を取り消し(キャンセルし)、異常の発生による
出力レベルの上昇に追従して感度が自動的に低く変更設
定される(作動閾値レベルが自動的に高く設定される)の
を防止することもできる。
【0080】また、感知器自身による自動感度試験がな
される場合には、感度変更処理がなされないような制御
を行なうことができる。例えば、自動感度試験がなされ
ているときには、その間の出力レベル(アナログ値)を感
度変更には使用しないようにすることもできる。あるい
は、例えば、実煙作動試験等のために出力レベル(アナ
ログ値)が上昇したときには、所定の操作手段(例えば復
旧スイッチや復旧ボタンなど(より具体的に、例えば、
火災復旧スイッチや火災復旧ボタンなど)を操作するこ
とで、その間の出力レベル(アナログ値)を感度変更に使
用しないようにすることもできる。
【0081】また、感知器2に、上述したような感度変
更設定機能(判断手段13,感度変更手段18などの機
能)をもたせる場合、これらの機能は、例えばソフトウ
ェアパッケージ(具体的には、CD−ROM等の情報記
録媒体)の形で提供することができる。すなわち、本発
明の判断手段13,感度変更手段18などの機能を実現
するためのプログラム(すなわち、感知器が例えば図7
の構成のものとなっている場合、CPU24などで用い
られるプログラム)は、可搬性の情報記録媒体に記録さ
れた状態で提供可能である。
【0082】この場合、感知器には、情報記録媒体を着
脱自在に装着するための機構が設けられているのが良
い。また、プログラムなどが記録される情報記録媒体と
しては、CD−ROMに限られるものではなく、RO
M,RAM,フレキシブルディスク,メモリカード等が
用いられても良い。情報記録媒体に記録されたプログラ
ムは、この情報記録媒体が感知器に装着されるとき、感
知器の記憶装置(感知器が例えば図7の構成のものとな
っている場合には、RAM26)にインストールされる
ことにより、このプログラムを実行して、上記感度変更
設定機能を実現する感知器の構築に寄与する。
【0083】また、本発明の上述した感度変更設定機能
を実現するためのプログラムは、媒体の形で提供される
のみならず、通信によって(例えばサーバによって)感知
器に提供されるものであっても良い。
【0084】また、上述の各例では、監視制御システム
が例えば防災システムであるとし、この場合、感知器が
その用途上の分類で例えば火災感知器であるとしたが、
本発明は、防災システムに限定されず、防犯システムな
どの任意のシステムにも適用できる。また、この場合、
火災感知器に限定されず、防犯感知器などの任意の感知
器にも本発明を適用できる。
【0085】
【発明の効果】以上に説明したように、請求項1乃至請
求項15記載の発明によれば、オンオフ型の感知器であ
って、所定の物理量を検出する物理量検出手段と、感度
が設定される感度設定手段と、物理量検出手段によって
検出された物理量を感度設定手段に設定されている感度
と比較し、異常が発生したか否かを判断する判断手段
と、前記感度設定手段に設定されている感度を変更する
感度変更手段とを有しており、感度設定値を設置環境に
応じて感知器自身で変更可能に構成されているので、従
来のオンオフ型感知器のように所望の感度に応じて感知
器を交換するなどの手間やコストを大幅に削減すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る感知器の構成例を示す図である。
【図2】感度変更手段の第1の構成例を説明するための
図である。
【図3】感度変更用のテーブルの一例を示す図である。
【図4】感度変更手段の第2の構成例を説明するための
図である。
【図5】感度変更手段の第3の構成例を説明するための
図である。
【図6】感知器が第2種の煙感知器である場合に、第2
種内での感度変更に用いられる感度変更用のテーブルT
BLの一例を示す図である。
【図7】図1の感知器の具体的な構成例を示す図であ
る。
【図8】図1,図7の感知器(例えば火災感知器)が組み
込まれた監視制御システムの構成例を示す図である。
【図9】感知器が熱感知器である場合に用いられる感度
変更用のテーブルTBLの一例を示す図である。
【符号の説明】
1 受信機 2 感知器 3 受信機から延びる伝送路 11 物理量検出手段 12 感度設定手段 13 判断手段 14 判断結果出力手段 15 第1の感度変更部 16 第2の感度変更部 18 感度変更手段 TBL 感度変更用のテーブル 21 物理量検出部 22 A/D変換部 23 アドレス部 24 CPU 25 ROM 26 RAM 27 不揮発性メモリ 28 状態出力部 29 伝送部 30 操作部

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オンオフ型の感知器であって、所定の物
    理量を検出する物理量検出手段と、感度が設定される感
    度設定手段と、物理量検出手段によって検出された物理
    量を感度設定手段に設定されている感度と比較し、異常
    が発生したか否かを判断する判断手段と、前記感度設定
    手段に設定されている感度を変更する感度変更手段とを
    有していることを特徴とする感知器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の感知器において、前記感
    度変更手段は、感度変更用のテーブルと、物理量検出手
    段で検出された物理量に基づき、感度変更用のテーブル
    を参照して感度設定手段に設定されている感度を自動的
    に変更する第1の感度変更部とにより構成されているこ
    とを特徴とする感知器。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の感知器において、該感知
    器の感度として、所定の感度範囲が規定されている場合
    には、前記第1の感度変更部は、前記所定の感度範囲内
    での感度の変更設定を感度変更用のテーブルを用いて自
    動的に行なうようになっていることを特徴とする感知
    器。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の感知器において、前記感
    度変更手段は、感度設定手段に設定されている感度を手
    動により変更する第2の感度変更部により構成されてい
    ることを特徴とする感知器。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の感知器において、該感知
    器の感度として、複数種の感度範囲が規定されている場
    合に、前記第2の感度変更部は、複数種の感度範囲間で
    の感度の変更設定を手動で行なうようになっていること
    を特徴とする感知器。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の感知器において、前記感
    度変更手段は、感度変更用のテーブルと、物理量検出手
    段で検出された物理量に基づき、感度変更用のテーブル
    を参照して感度設定手段に設定されている感度を自動的
    に変更する第1の感度変更部と、感度設定手段に設定さ
    れている感度を手動により変更する第2の感度変更部と
    を有していることを特徴とする感知器。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の感知器において、この感
    知器の感度として、複数種の感度範囲が規定されている
    場合に、複数種の感度範囲間での感度の変更設定につい
    ては、これを第2の感度変更部によって手動により行な
    わせ、また、1つの感度範囲内での感度の変更設定につ
    いては、これを第1の感度変更部によって感度変更用の
    テーブルを用いて自動的に行なわせるようになっている
    ことを特徴とする感知器。
  8. 【請求項8】 請求項4,請求項6または請求項7記載
    の感知器において、前記第2の感度変更部によって手動
    により感度の変更設定がなされたとき、該感知器におい
    ては、以後、いま変更された感度が次に手動によって再
    び変更されるまで変更されることなく固定されて用いら
    れることを特徴とする感知器。
  9. 【請求項9】 請求項1記載の感知器において、該感知
    器は、さらに、所定の操作手段を有し、該操作手段が操
    作されたときには、感度変更手段による感度変更処理を
    停止させるか、あるいは、該操作手段が操作された後に
    感度変更手段によって感度が変更された場合に該変更さ
    れた感度値を取り消すことを特徴とする感知器。
  10. 【請求項10】 請求項2,請求項3,請求項6,また
    は請求項7記載の感知器において、前記感度変更用のテ
    ーブルには、異常が発生していない状態時に物理量検出
    手段が検出した物理量を要因として決定される感度が設
    定されることを特徴とする感知器。
  11. 【請求項11】 所定の物理量を検出する物理量検出手
    段と、感度が設定される感度設定手段と、物理量検出手
    段によって検出された物理量を感度設定手段に設定され
    ている感度と比較し、異常が発生したか否かを判断する
    判断手段とを備えたオンオフ型の感知器の感度変更方法
    であって、感度設定手段に設定されている感度は、物理
    量検出手段で検出された物理量に基づき、所定の感度変
    更用テーブルを参照して該感知器自体で自動的に変更さ
    れ、および/または、該感知器自体で手動により変更さ
    れることを特徴とする感度変更方法。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の感度変更方法におい
    て、自動的に感度変更処理動作が実行されている任意の
    時点で、手動での感度変更を割り込み処理として実行可
    能であることを特徴とする感度変更方法。
  13. 【請求項13】 請求項12記載の感度変更方法におい
    て、ある時点で、手動で感度の変更設定がなされたとき
    には、この時点以後、手動で変更設定された感度を初期
    値として、感度は自動的に変更されることを特徴とする
    感度変更方法。
  14. 【請求項14】 請求項12記載の感度変更方法におい
    て、手動で感度の変更設定がなされたときには、いま変
    更された感度が次に手動によって再び変更されるまで変
    更されることなく固定されて用いられることを特徴とす
    る感度変更方法。
  15. 【請求項15】 請求項11記載の感度変更方法におい
    て、感度変更の動作モードとして、第1のモードと第2
    のモードとの2種類のモードを感知器にもたせ、感度変
    更時には、第1のモードと第2のモードとのいずれか一
    方をオペレータに選択させるようにし、オペレータが第
    1のモードを選択するときには、自動的な感度変更だけ
    を可能とし、また、オペレータが第2のモードを選択し
    たときには、手動での感度変更だけを可能とすることを
    特徴とする感度変更方法。
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