JP6140693B2 - 無線通信システム、無線局および基地局 - Google Patents

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Description

本発明は、無線通信システム、無線局および基地局に関する。
無線通信システムにおいては、無線局と基地局との間でコネクションの設定、変更、解放などを行うRRC(Radio Resource Control:無線リソース制御)レイヤの処理が実行される(たとえば、下記特許文献1,2参照。)。たとえば、3GPP(3rd Generation Partnership Project)においては、RRCレイヤの状態としてRRCコネクティッドモード(RRC Connected)とRRCアイドルモード(RRC Idle)が規定されている(たとえば、下記非特許文献1参照。)。RRCコネクティッドモードは、たとえば無線局と基地局の間でデータ通信が実施可能な状態である。RRCアイドルモードは、たとえば無線局と基地局の間でデータ通信ができない状態である。
特開2008−199223号公報 特表2010−514329号公報
3GPP TS36.331、"Radio Resource Control(RRC) protocol specification"、V10.4.0、Release10、2011年12月
しかしながら、上述した従来技術では、通信時間が短い場合や少量のデータを送信する場合であっても通信状態の遷移に伴う制御信号のオーバーヘッドが生じるため、効率よく通信を行うことができない場合がある。
1つの側面では、本発明は、通信の効率化を図ることができる無線通信システム、無線局および基地局を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明の一側面によれば、基地局が、種別情報を含む第1の制御信号を受信した後、第2の制御信号によって通信モードの遷移を設定し、第3の制御信号によって前記通信モードの遷移を解放し、無線局が、前記第2の制御信号によって設定される通信モードによって通信のモードを遷移し、前記第3の制御信号によって前記通信モードの遷移を解放する無線通信システム、無線局および基地局が提案される。
本発明の一側面によれば、通信の効率化を図ることができるという効果を奏する。
図1は、実施の形態1にかかる無線通信システムの動作の一例を示すシーケンス図である。 図2は、実施の形態2にかかる無線通信システムの動作の一例を示すシーケンス図である。 図3は、無線局の構成の一例を示す図である。 図4は、基地局の構成の一例を示す図である。 図5は、実施の形態2にかかる無線局の動作の一例を示すフローチャートである。 図6は、実施の形態2にかかる基地局の動作の一例を示すフローチャートである。 図7は、UEケイパビリティを取得する動作の一例を示すシーケンス図である。 図8は、実施の形態4にかかる無線通信システムの動作の一例を示すシーケンス図である。 図9は、MAC CEの送受信動作の一例を示すシーケンス図である。 図10は、実施の形態4にかかる無線局の動作の一例を示すフローチャートである。 図11は、実施の形態4にかかる基地局の動作の一例を示すフローチャートである。 図12は、無線局のハードウェア構成の一例を示す図である。 図13は、基地局のハードウェア構成の一例を示す図である。
以下に図面を参照して、本発明にかかる無線通信システム、無線局および基地局の実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態1)
(無線通信システム)
図1は、実施の形態1にかかる無線通信システムの動作の一例を示すシーケンス図である。実施の形態1にかかる無線通信システムは、図1に示す無線局101と基地局102とを含んでいる。基地局102は、たとえばeNB(evolved Node B)やフェムトセルを構成するHome eNBである。無線局101は、たとえばUE(User Equipment:ユーザ端末)などの移動局である。無線局101と基地局102は互いに無線通信を行う。
まず、無線局101が、種別情報を含む第1の制御信号を基地局102へ送信する(ステップS101)。種別情報は、無線局101が特定の種別(たとえば非モバイルデバイス)の無線局であることを示す情報である。
つぎに、基地局102が、通信モードの遷移タイミングを設定する第2の制御信号を無線局101へ送信する(ステップS102)。具体的には、基地局102は、無線局101および基地局102の第1のモードへの遷移タイミングを決定する。そして、基地局102は、決定した遷移タイミングを示す第2の制御信号を無線局101へ送信する。第1のモードは、データ通信が可能な通信モードであり、たとえばコネクティッドモード(Connected)である。第1のモードへの遷移タイミングは、複数の遷移タイミングであり、たとえば一定の周期のタイミングである。つぎに、無線局101および基地局102が、ステップS102によって送信された第2の制御信号が示す遷移タイミングを自身に設定する(ステップS103)。
つぎに、無線局101および基地局102が、第1のモードに遷移する(ステップS104)。つぎに、無線局101および基地局102が、互いにデータ通信を行う(ステップS105)。つぎに、無線局101および基地局102が、第2のモードに遷移する(ステップS106)。第2のモードは、データ通信が不能な非通信モードであり、たとえばアイドルモード(Idle)である。
つぎに、無線局101および基地局102が、ステップS103によって設定した遷移タイミングになると、データ通信が可能な第1のモードに遷移する(ステップS107)。つぎに、無線局101および基地局102が、互いにデータ通信を行う(ステップS108)。つぎに、無線局101および基地局102が、データ通信が不能な第2のモードに遷移する(ステップS109)。以降、無線局101および基地局102は、ステップS103によって設定した遷移タイミングになるたびに、ステップS107〜S109と同様のステップを実行する。
基地局102は、任意のタイミングで第3の制御信号を無線局101へ送信する(ステップS110)。第3の制御信号は、ステップS103による遷移タイミングの設定の解放を指示する信号である。つぎに、無線局101および基地局102が、ステップS103による遷移タイミングの設定を解放し(ステップS111)、一連の動作を終了する。
このように、事前(ステップS102,S103)に設定した遷移タイミングで無線局101および基地局102が第1のモードへ遷移することにより、状態遷移に伴う制御信号のオーバーヘッドを削減することができる。たとえば、ステップS107において第1のモードへ遷移するタイミングを新たに基地局102から無線局101へ通知しなくてもよいため、状態遷移に伴う制御信号のオーバーヘッドを削減することができる。このため、通信の効率化を図ることができる。たとえば、無線局101および基地局102の消費電力の低減を図ることができる。
無線局101は、たとえば、少量のデータを定期的に送信する無線通信装置である。この場合は、データの送信のたびに第1のモードへの遷移タイミングを基地局102から無線局101へ通知すると、送信するデータに対する制御信号のオーバーヘッドの比率が大きくなり、効率よく通信を行うことができない。これに対して、無線局101および基地局102は、事前(ステップS102,S103)に設定した遷移タイミングで複数回の第1のモードへの遷移を行うことによって、送信するデータに対する制御信号のオーバーヘッドの比率が小さくなり、効率よく通信を行うことができる。
また、無線局101および基地局102は、ステップS105のデータ通信において用いた無線パラメータを記憶しておいてもよい。無線パラメータは、たとえば変調方式や符号化方式などの通信方式を示すパラメータである。そして、無線局101および基地局102は、記憶しておいた無線パラメータを、ステップS108のデータ通信においても用いる。このように、無線局101および基地局102は、複数のタイミングで同一の無線パラメータによってデータ通信を行う。これにより、状態遷移に伴う制御信号のオーバーヘッドを削減することができる。
たとえば、ステップS108のデータ通信において用いる無線パラメータを基地局102から無線局101へ新たに通知しなくてもよいため、状態遷移に伴う制御信号のオーバーヘッドを削減することができる。また、ステップS108のデータ通信のために新たにランダムアクセス手順を行わなくてもよいため、状態遷移に伴う制御信号のオーバーヘッドを削減することができる。このため、通信の効率化を図ることができる。
無線局101は、たとえば、特定の場所に固定されて無線通信を行う据え置き型の無線通信装置である。この場合は、無線局101と基地局102との間の無線環境の変動は小さい。このため、データ通信のたびに無線パラメータを更新しなくても、無線局101と基地局102との間で安定して無線通信を行うことができる。
なお、ステップS105,S108のデータ通信は、無線局101から基地局102への上りデータの送信であってもよいし、基地局102から無線局101への下りデータの送信であってもよい。また、ステップS105,S108のデータ通信には、無線局101から基地局102への上りデータの送信と、基地局102から無線局101への下りデータの送信と、の両方が含まれていてもよい。
このように、実施の形態1にかかる無線通信システムによれば、基地局102は、無線局101が特定の種別であることを示す種別情報を含む第1の制御信号を受信した後、第2の制御信号によって通信モードの遷移を設定する。また、設定された通信モードの遷移は、基地局102によって送信される第3の制御信号によって解放される。これにより、無線局101が特定の種別である場合に、状態遷移に伴う制御信号のオーバーヘッドを削減し、通信の効率化を図ることができる。たとえば、無線局101および基地局102の消費電力の低減を図ることができる。
なお、ここでは、一例として無線局101および基地局102を含む無線通信システムについて説明するが、無線通信システムの構成はこれに限らない。たとえば、図1に示した無線通信システムにおいて、無線局101に代えて中継局を設けた構成としてもよい。または、図1に示した無線通信システムにおいて、基地局102に代えて中継局を設けた構成としてもよい。
また、ここでは、基地局102から無線局101へ第2の制御信号を送信することによって無線局101および基地局102の遷移タイミングを設定する場合について説明したが、このような動作に限らない。たとえば、無線局101から基地局102へ第2の制御信号を送信することによって無線局101および基地局102の遷移タイミングを設定してもよい。この場合は、無線局101および基地局102の遷移タイミングを無線局101が決定する。
また、ここでは、基地局102から無線局101へ第3の制御信号を送信することによって遷移タイミングの設定を解放する場合について説明したが、このような動作に限らない。たとえば、無線局101から基地局102へ第3の制御信号を送信することによって遷移タイミングの設定を解放してもよい。この場合は、遷移タイミングの設定を解放するタイミングを無線局101が決定する。
<無線通信システムが適用されるシステムの一例について>
つぎに、図1に示した無線通信システムが適用されるシステムの一例について説明する。図1に示した無線通信システムは、たとえばLTE(Long Term Evolution)に適用することができる。LTEでは、無線アクセス技術としてOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)をベースとした方式が規定されている。
LTEでは、下りのピーク伝送レートが100[Mb/s]以上、上りのピーク伝送レートが50[Mb/s]以上の高速無線パケット通信が可能となる。国際標準化団体である3GPP(3rd Generation Partnership Project)では、さらなる高速通信の実現に向けて、LTEをベースとした移動無線通信システムLTE−A(LTE−Advanced)の検討が始まっている。
図1に示した無線通信システムは、LTE−Aに適用することもできる。LTE−Aでは、下りのピーク伝送レートは1[Gb/s]、上りのピーク伝送レートは500[Mb/s]が目標とされており、無線アクセス方式やネットワークアーキテクチャなどの技術の検討が行われている。
LTE−A(またはLTE Rel−11)では、従来とは異なったトラヒックを発生させる無線局が接続する。たとえば、センサーやガスメータ、電気メータといった各種の据え置き型の非モバイルデバイスが、セルラ網に接続し通信を行うような通信形態が想定されている。このような通信は、マシンタイプコミュニケーション(Machine−type Communication)と呼ばれる。
マシンタイプコミュニケーションにおいて発生するトラヒックの性質の一つとして定時通信が挙げられる。たとえば、電気メータやガスメータが、電力やガスの使用量についての定期的報告をサーバへ送信する。マシンタイプコミュニケーションにおいて発生するトラヒックの別の性質として、トラヒック量が比較的少ない、という性質も挙げられる。
マシンタイプコミュニケーションにおいて発生するトラヒックのさらに別の性質として、非モバイルデバイスは動かないという性質があり、移動通信のポイントであるモビリティを考慮したシステム設計が重要な要素ではなくなる。
(実施の形態2)
(無線通信システムの動作)
図2は、実施の形態2にかかる無線通信システムの動作の一例を示すシーケンス図である。実施の形態2にかかる無線通信システムの無線局101および基地局102は、たとえば以下の各ステップを実行する。初期状態において、無線局101および基地局102は、互いにアイドルモードであるとする。
まず、無線局101は、基地局102へ送信すべきデータ111が発生すると、基地局102へランダムアクセスプリアンブル(Random Access Preamble)を送信する(ステップS201)。これに対して、基地局102は、ランダムアクセスプリアンブルの受信タイミングに基づいて、無線局101からの上り信号の送信タイミングを決定する。無線局101からの上り信号の送信タイミングの決定は、たとえば自身が有する受信ウィンドウと、受信したプリアンブルのタイミング差に基づいて行うことができる。基地局102は、決定した送信タイミングを示す情報を含むランダムアクセスレスポンスを無線局101へ送信する(ステップS202)。
ステップS201,S202のランダムアクセス手順により、無線局101および基地局102のL1レイヤ(Physical layer)およびL2レイヤ(Media Access Control layer)における同期が確立される。
つぎに、無線局101が、無線局101の識別子や接続の理由を含むRRCコネクションリクエスト(RRC Connection Request:呼接続要求)を基地局102へ送信する(ステップS203)。また、無線局101は、ステップS203のRRCコネクションリクエストによって、無線局101が非モバイルデバイスであることを基地局102へ通知する。
これに対して、基地局102は、RRCコネクションリクエストから取得した無線局101の識別子に基づいて、どの無線局が接続してきたのかを認識する。そして、基地局102は、RRCのセットアップを試みるため、無線パラメータを含むRRCコネクションセットアップ(RRC Connection Setup:呼接続設定)を無線局101へ送信する(ステップS204)。無線パラメータは、たとえば変調方式や符号化方式などの通信方式を示すパラメータである。また、基地局102は、ステップS204におけるRRCコネクションセットアップによって、アイドルモードからコネクティッドモードへの遷移タイミングを無線局101へ通知する。
これに対して、無線局101は、RRCコネクションセットアップに含まれる無線パラメータの設定を完了すると、ステップS205へ移行する。すなわち、無線局101は、RRCコネクションセットアップコンプリート(RRC Connection Setup Complete:呼接続設定完了)を基地局102へ送信する(ステップS205)。これにより、無線局101と基地局102との間のRRCコネクションが確立され、無線局101および基地局102のRRC状態がアイドルモードからコネクティッドモードへ遷移する。
つぎに、基地局102が、呼再接続設定のためのRRCコネクションリコンフィグレーション(RRC Connection Reconfiguration)を無線局101へ送信する(ステップS206)。つぎに、無線局101が、基地局102へRRCコネクションリコンフィグレーションコンプリートを送信する(ステップS207)。
つぎに、無線局101および基地局102がデータ通信を実行する(ステップS208)。たとえば、ステップS208においては、ステップS201の前に発生したデータ111が無線局101から基地局102へ送信される。つぎに、無線局101および基地局102は、コネクティッドモードからアイドルモードへ遷移する。
つぎに、無線局101において、基地局102へ送信すべき新たなデータ112が発生したとする。これに対して、無線局101は、ステップS204において通知されたコネクティッドモードへの遷移タイミングまで待機する。そして、無線局101は、呼再接続要求であるRRCコネクションリエスタブリッシュメントリクエスト(RRC Connection Re−establishment Request)を基地局102へ送信する(ステップS209)。これにより、無線局101および基地局102は、アイドルモードからコネクティッドモードへ遷移する。
つぎに、基地局102が、RRCコネクションリエスタブリッシュメントを無線局101へ送信する(ステップS210)。つぎに、無線局101および基地局102がデータ通信を実行する(ステップS211)。たとえば、ステップS211においては、ステップS209の前に発生したデータ112が無線局101から基地局102へ送信される。つぎに、無線局101および基地局102は、コネクティッドモードからアイドルモードへ遷移する。
また、コネクティッドモードへ遷移する際には、セキュリティを再確保するために、呼再接続要求を実施する。具体的には、無線局101は、RRCコネクションリエスタブリッシュメントリクエストによってセキュリティに関するパラメータを基地局102へ送信する。このため、無線局101は、アイドルモード中にもこれらのセキュリティに関するパラメータをメモリに記憶しておくことが好ましい。
セキュリティに関するパラメータには、たとえば、C−RNTI(Cell−Radio Network Temporary Identity:セル無線ネットワーク一時識別子)、ショートMAC−I(Short Message Authentication Code for Integrity)、PCID(Physical Cell Identity)などが含まれる。
なお、ショートMAC−Iは、データの完全性(情報が誤っていないこと)を検証するために用いられるパラメータである。ショートMAC−Iは、たとえばステップS209のRRCコネクションリエスタブリッシュメントリクエストに含まれる。そして、基地局102は、ショートMAC−Iを使用してRRCコネクションリエスタブリッシュメントリクエストの完全性を検証する。
ショートMAC−Iは、たとえば無線局101の在圏セルのIDや無線局101のC−RNTIを、無線局101および基地局102で共有しているセキュリティアルゴリズムによって演算することにより生成される。無線局101の在圏セルのIDには、たとえば、RRCコネクションリエスタブリッシュメントリクエストの実施前の無線局101の在圏セルのIDや、RRCコネクションリエスタブリッシュメントリクエストの実施時の無線局101の在圏セルのIDが含まれる。
ステップS203における無線局101が非モバイルデバイスであることの通知には、たとえばRRCコネクションリクエストにおける「delay Tolerant Access−v1020」を使用することができる。または、無線局101が非モバイルデバイスであることの通知には、RRCコネクションリクエストに新たに規定したパラメータを用いてもよい。たとえば、RRCコネクションリクエストの「spare2」フィールドに「nm−Access」(non mobile access)を規定し、「nm−Access」によって無線局101が非モバイルデバイスであることの通知を行ってもよい。
コネクティッドモードからアイドルモードへの遷移タイミングは、たとえば、アイドルモードからコネクティッドモードへ遷移してから一定時間が経過したタイミングとすることができる。この場合は、ステップS208,S211におけるデータ通信は、アイドルモードからコネクティッドモードへ遷移してから一定時間が経過するまでに完了することになる。
または、コネクティッドモードからアイドルモードへの遷移タイミングは、コネクティッドモードにおいて一定時間以上、データの送受信が発生しなかったタイミングとすることができる。たとえば、無線局101および基地局102は、コネクティッドモードにおいて、データの送受信が発生するごとにタイマをリスタートし、タイマが完了するとアイドルモードへ遷移する。これにより、コネクティッドモードを維持する時間を通信の状況に応じて確保することができる。
また、アイドルモードからコネクティッドモードへの遷移タイミングの通知には、ステップS206におけるRRCコネクションリコンフィグレーションを用いてもよい。また、アイドルモードからコネクティッドモードへの遷移タイミングを通知する際に、コネクティッドモードからアイドルモードへの遷移タイミングも基地局102から無線局101へ通知するようにしてもよい。
(無線局の構成)
図3は、無線局の構成の一例を示す図である。図3に示すように、無線局101は、たとえば、制御部310と、通信部321と、アンテナ322と、を備えている。通信部321は、アンテナ322を介して無線伝送される信号の送受信処理を行う。通信部321は、たとえばRF(Radio Frequency:高周波)信号を処理する。
制御部310は、無線局101の各種制御を行う。制御部310は、たとえばベースバンド信号を処理するベースバンド処理部である。制御部310は、PHY制御部311と、MAC制御部312と、RRC制御部313と、呼接続制御部314と、を含む。
PHY制御部311は、無線伝送を行う場合の信号を処理する。たとえば、PHY制御部311は、基地局102によって通知された無線信号の変調符号化に従って無線伝送を行う。MAC制御部312は、基地局102によって指示された無線リソースやタイミングに基づいたデータのスケジューリングに関する処理を行う。
RRC制御部313は、無線局101の動作を制御する。たとえば、RRC制御部313は、通信に使用する無線リソースパラメータの設定(たとえば呼設定)や、無線局101の通信状態管理を行う。また、RRC制御部313は、通信できる状態にするために、RRCアイドルモードからRRCコネクティッドモードに遷移させる処理や、適切な基地局に接続するためのハンドオーバ処理などを行う。また、RRC制御部313は、RRCコネクションリクエストによって、無線局101が非モバイルデバイスであることを基地局102へ通知する処理を行う。
呼接続制御部314は、無線局101の種別やトラヒックタイプに応じて、RRC制御部313によるRRC状態の管理を制御する。
(基地局の構成)
図4は、基地局の構成の一例を示す図である。図4に示すように、基地局102は、制御部410と、通信部421と、アンテナ422と、有線インタフェース423と、を備えている。通信部421は、アンテナ422を介して無線伝送される信号を送受信する。また、上位装置との通信のため、有線インタフェース423を介して有線伝送される信号を送受信する。通信部421は、たとえばRF信号の送受信処理を行う。
制御部410は、基地局102の各種制御を行う。制御部410は、たとえばベースバンド信号を処理するベースバンド処理部である。制御部410は、PHY制御部411と、MAC制御部412と、RRC制御部413と、呼接続制御部414と、を含む。
PHY制御部411は、無線伝送を行う場合の信号を処理する。たとえば、PHY制御部411は、無線信号の変調符号化方式を決定する。MAC制御部412は、データのスケジューリングに関する処理を行う。
RRC制御部413は、基地局102の動作を制御する。たとえば、RRC制御部413は、通信に使用する無線リソースパラメータの設定(たとえば呼設定)や、基地局102の通信状態管理を行う。また、RRC制御部413は、通信できる状態にするために、アイドルモードからコネクティッドモードに遷移させる処理や、適切な基地局に接続するためのハンドオーバ処理を行う。また、RRC制御部413は、RRCコネクションリクエストによって、無線局101が非モバイルデバイスであることを示す情報を取得する。
呼接続制御部414は、無線局101の種別やトラヒックタイプを判別し、判別結果に基づいてRRC状態管理を制御する。
(無線局の動作)
図5は、実施の形態2にかかる無線局の動作の一例を示すフローチャートである。無線局101は、たとえば以下の各ステップを実行する。まず、無線局101は、基地局102との間で呼設定を行う(ステップS501)。ステップS501の呼設定は、たとえば図2に示したステップS201〜S205の処理に対応する。また、無線局101は、ステップS501の呼設定におけるRRCコネクションリクエストによって、無線局101が非モバイルデバイスであることを基地局102へ通知する。
つぎに、無線局101は、RRC遷移パターンの設定情報を基地局102から受信する(ステップS502)。RRC遷移パターンは、たとえばRRC状態の遷移タイミングである。つぎに、無線局101は、ステップS502によって受信したRRC遷移パターンの設定情報をメモリに記憶する(ステップS503)。
つぎに、無線局101は、ステップS503によって記憶した設定情報に基づいて、現在がコネクティッドモードへの遷移タイミングか否かを判断する(ステップS504)。コネクティッドモードへの遷移タイミングでない場合(ステップS504:No)は、無線局101は、ステップS507へ移行する。
ステップS504において、コネクティッドモードへの遷移タイミングである場合(ステップS504:Yes)は、無線局101は、コネクティッドモードへ遷移して基地局102との間でデータ通信を実行する(ステップS505)。ステップS505のデータ通信には、たとえば、MAC制御部312によるデータ通信のスケジュールや、PHY制御部311による無線電波の送信または受信などが含まれる。
つぎに、無線局101は、ステップS503によって記憶した設定情報に基づいて、現在がアイドルモードへの遷移タイミングか否かを判断する(ステップS506)。アイドルモードへの遷移タイミングでない場合(ステップS506:No)は、無線局101は、ステップS505へ戻ってデータ通信を続行する。
ステップS506において、アイドルモードへの遷移タイミングである場合(ステップS506:Yes)は、無線局101は、アイドルモードへ遷移する(ステップS507)。このとき、無線局101は、ステップS501の呼設定において設定した無線パラメータを保持し、次回コネクティッドモードに遷移する際にも同じ無線パラメータを用いる。なお、ステップS507において、すでにアイドルモードである場合は、無線局101は、アイドルモードを維持する。
つぎに、無線局101は、NAS(Non−Access Stratum)コネクションを解放(デタッチ)するか否かを判断する(ステップS508)。NASコネクションを解放しないと判断した場合(ステップS508:No)は、無線局101は、ステップS504へ戻る。NASコネクションを解放する場合(ステップS508:Yes)は、無線局101は、一連の動作を終了する。
(基地局の動作)
図6は、実施の形態2にかかる基地局の動作の一例を示すフローチャートである。基地局102は、たとえば以下の各ステップを実行する。まず、基地局102は、無線局101との間で呼設定を行う(ステップS601)。ステップS601の呼設定は、たとえば図2に示したステップS201〜S205の処理に対応する。また、基地局102は、ステップS601の呼設定におけるRRCコネクションリクエストによって、無線局101が非モバイルデバイスか否かの情報を無線局101から取得する。
つぎに、基地局102は、ステップS601の呼設定において取得した情報に基づいて、無線局101が非モバイルデバイスであるか否かを判断する(ステップS602)。無線局101が非モバイルデバイスである場合(ステップS602:Yes)は、基地局102は、RRC遷移パターンの設定情報を無線局101へ送信する(ステップS603)。RRC遷移パターンは、たとえばRRC状態の遷移タイミングである。つぎに、基地局102は、ステップS603によって送信したRRC遷移パターンの設定情報をメモリに記憶する(ステップS604)。
つぎに、基地局102は、ステップS604によって記憶した設定情報に基づいて、現在がコネクティッドモードへの遷移タイミングか否かを判断する(ステップS605)。コネクティッドモードへの遷移タイミングでない場合(ステップS605:No)は、基地局102は、ステップS608へ移行する。
ステップS605において、コネクティッドモードへの遷移タイミングである場合(ステップS605:Yes)は、基地局102は、無線局101がコネクティッドモードへ遷移したと判断して無線局101との間でデータ通信を実行する(ステップS606)。ステップS606のデータ通信には、たとえば、MAC制御部412によるデータ通信のスケジュールや、PHY制御部411による無線電波の送信または受信などが含まれる。
つぎに、基地局102は、ステップS604によって記憶した設定情報に基づいて、現在の無線局101がアイドルモードへの遷移タイミングにあるか否かを判断する(ステップS607)。無線局101についてアイドルモードへの遷移タイミングでない場合(ステップS607:No)は、基地局102は、ステップS606へ戻ってデータ通信を続行する。
ステップS607において、アイドルモードへの遷移タイミングである場合(ステップS607:Yes)は、基地局102は、無線局101がアイドルモードへ遷移したと判断する(ステップS608)。このとき、基地局102は、ステップS601の呼設定において設定した無線パラメータを保持し、次回コネクティッドモードに遷移する際にも同じ無線パラメータを用いる。なお、ステップS608において、すでに無線局101がアイドルモードである場合は、基地局102は、アイドルモードを維持する。
つぎに、基地局102は、NASコネクションを解放(デタッチ)するか否かを判断する(ステップS609)。NASコネクションを解放しないと判断した場合(ステップS609:No)は、基地局102は、ステップS605へ戻る。NASコネクションを解放する場合(ステップS609:Yes)は、基地局102は、一連の動作を終了する。
ステップS602において、無線局101が非モバイルデバイスでない場合(ステップS602:No)は、基地局102は、無線局101がコネクティッドモードへ遷移するか否かを判断する(ステップS610)。ステップS610におけるコネクティッドモードへ遷移するか否かの判断は、たとえば、無線局101からの接続要求の有無などに基づいて行うことができる。無線局101がコネクティッドモードへ遷移しないと判断した場合(ステップS610:No)は、基地局102は、ステップS614へ移行する。
ステップS610において、無線局101がコネクティッドモードへ遷移すると判断した場合(ステップS610:Yes)は、基地局102は、無線局101がコネクティッドモードへ遷移したと判断して無線局101との間でデータ通信を実行する(ステップS611)。ステップS610のデータ通信には、たとえば、MAC制御部412によるデータ通信のスケジュールや、PHY制御部411による無線電波の送信または受信などが含まれる。
つぎに、基地局102は、無線局101がアイドルモードへ遷移するか否かを判断する(ステップS612)。無線局101がアイドルモードへ遷移しないと判断した場合(ステップS612:No)は、基地局102は、ステップS611へ戻ってデータ通信を続行する。
ステップS612において、無線局101がアイドルモードへ遷移すると判断した場合(ステップS612:Yes)は、基地局102は、無線局101へRRCコネクションリリースを送信して無線局101はアイドルモードへ遷移する(ステップS613)。
つぎに、基地局102は、NASコネクションを解放するか否かを判断する(ステップS614)。NASコネクションを解放しないと判断した場合(ステップS614:No)は、基地局102は、ステップS610へ戻る。NASコネクションを解放すると判断した場合(ステップS614:Yes)は、基地局102は、NASコネクションを解放することを指示する制御信号を無線局101へ送信して一連の動作を終了する。
このように、実施の形態2にかかる無線通信システムによれば、基地局102は、無線局101が非モバイルデバイス(特定の種別)であることを示す種別情報を含むRRCコネクションリクエスト(第1の制御信号)を無線局101から受信する。この場合に、基地局102は、RRCコネクションセットアップまたはRRCコネクションリコンフィグレーション(第2の制御信号)によってコネクティッドモード(通信モード)への遷移タイミングを設定する。また、設定された通信モードの遷移は、NASコネクションを解放することを指示する制御信号(第3の制御信号)によって解放される。これにより、無線局101が非モバイルデバイスである場合に、RRCの状態遷移に伴う制御信号のオーバーヘッドを削減し、通信の効率化を図ることができる。
(実施の形態3)
実施の形態3にかかる無線通信システムにおいて、実施の形態2にかかる無線通信システムと異なる部分について説明する。
実施の形態3にかかる無線局101は、非モバイルデバイスであることの通知をUEケイパビリティ(UE Capability)によって基地局102へ通知する。UEケイパビリティは、たとえばLTE Rel−10に規定されており、無線局101がいずれのカテゴリに属するかを基地局102に通知する情報である。これにより、無線局101は、無線局101の通信能力を基地局102に通知することができる。
たとえば、非モバイルデバイス向けに「Category 9」というカテゴリを新設し、データサイズなどの値を「Category 1」より小さく(たとえば1/8)に設定することができる。そして、無線局101は、「Category 9」を示すUEケイパビリティを基地局102へ送信する。これにより、基地局102は、無線局101が、通信のデータサイズが小さい非モバイルデバイスであると判断することができる。
(UEケイパビリティを取得する動作)
図7は、UEケイパビリティを取得する動作の一例を示すシーケンス図である。無線局101および基地局102は、たとえば呼設定時に、たとえば以下の各ステップを実行する。まず、基地局102が、UEケイパビリティの通知を要求するUEケイパビリティインクワィアリ(UE Capability Enquiry)を無線局101へ送信する(ステップS701)。
つぎに、無線局101は、「Category 9」を含むUEケイパビリティインクワィアリインフォメーションを基地局102へ送信する(ステップS702)。これにより、基地局102は、「Category 9」を示すUEケイパビリティを取得し、基地局102が非モバイルデバイスであると判断することができる。
このように、実施の形態3にかかる無線通信システムによれば、無線局101は、非モバイルデバイスであることをUEケイパビリティによって基地局102へ通知することができる。
(実施の形態4)
実施の形態4にかかる無線通信システムにおいて、実施の形態2または実施の形態3にかかる無線通信システムと異なる部分について説明する。
無線局101が非モバイルデバイスであっても、ヘルスメータやセキュリティーセンサなどの非モバイルデバイスは不動ではない場合がある。これに対して、基地局102は、アクティベーション(活性化信号:Activation)およびデアクティベーション(非活性化信号:Deactivation)を無線局101へ送信する。アクティベーションは、事前に設定したタイミングにより状態遷移を行うモードへの移行を指示する信号である。デアクティベーションは、データ通信のたびに遷移タイミングを設定して状態遷移を行うモードへの移行を指示する第3の制御信号である。
基地局102は、たとえば、無線局101が非モバイルデバイスでなくても、UEケイパビリティのカテゴリには「Category 9」が設定されている場合には、無線局101から送信されるデータのサイズが小さいと判断することができる。この場合は、基地局102は、無線局101が非モバイルデバイスでなくても、無線局101へアクティベーションを送信することによって、事前に設定したタイミングにより状態遷移を行うモードへ移行する。
また、基地局102は、事前に設定したタイミングにより状態遷移を行うモードによって通信を行っていたが、データ通信のたびに遷移タイミングを設定して状態遷移を行うモードへ移行する場合には、無線局101へデアクティベーションを送信する。
基地局102からのアクティベーションまたはデアクティベーションの送信は、たとえばPHY制御部411またはMAC制御部412によるPDCCH(Physical Downlink Control Channel:物理下りリンク制御チャネル)の送信によって行うことができる。無線局101によるアクティベーションまたはデアクティベーションの受信は、たとえばPHY制御部311またはMAC制御部312によるPDCCHの受信によって行うことができる。
(無線通信システムの動作)
図8は、実施の形態4にかかる無線通信システムの動作の一例を示すシーケンス図である。実施の形態4にかかる無線通信システムの無線局101および基地局102は、たとえば以下の各ステップを実行する。初期状態において、無線局101および基地局102は、互いにアイドルモード(Idle)であるとする。
図8に示すステップS801〜S805は、図2に示したステップS201〜S205と同様である。ステップS805のつぎに、基地局102が、アクティベーションを無線局101へ送信する(ステップS806)。これにより、無線局101および基地局102が、事前に設定したタイミングにより状態遷移を行うモードへ移行する。
図8に示すステップS807〜S812は、図2に示したステップS206〜S211と同様である。ステップS812のつぎに、基地局102が、デアクティベーションを無線局101へ送信する(ステップS813)。これにより、事前に設定したタイミングにより状態遷移を行うモードが解放され、無線局101および基地局102は、データ通信のたびに遷移タイミングを設定して状態遷移を行うモードへ移行する。
アクティベーションおよびデアクティベーションを通知する制御信号には、たとえばPDCCHを用いることができる。または、アクティベーションおよびデアクティベーションを通知する制御信号には、MACレイヤの制御信号であるMAC CE(Control Element)を用いることができる。
(MAC CEの送受信動作)
図9は、MAC CEの送受信動作の一例を示すシーケンス図である。アクティベーションおよびデアクティベーションを通知する制御信号にMAC CEを用いる場合は、無線局101および基地局102はたとえば以下の各ステップを実行する。
基地局102は、無線局101が非モバイルデバイスでないがUEケイパビリティのカテゴリに「Category 9」が設定されている場合に、アクティベーションを通知するMAC CEを無線局101へ送信する(ステップS901)。つぎに、無線局101が、ステップS901によって送信されたMAC CEに対する応答信号であるACKを基地局102へ送信する(ステップS902)。これにより、無線局101および基地局102が、事前に設定したタイミングにより状態遷移を行うモードへ移行する。
また、基地局102は、事前に設定したタイミングにより状態遷移を行うモードを終了する場合に、デアクティベーションを通知するMAC CEを無線局101へ送信する(ステップS903)。つぎに、無線局101が、ステップS903によって送信されたMAC CEに対する応答信号であるACKを基地局102へ送信する(ステップS904)。これにより、無線局101および基地局102が、データ通信のたびに遷移タイミングを設定して状態遷移を行うモードへ移行する。
(無線局の動作)
図10は、実施の形態4にかかる無線局の動作の一例を示すフローチャートである。無線局101が非モバイルデバイスである場合は、実施の形態4にかかる無線局101は、たとえば図5に示した各ステップを実行する。無線局101が非モバイルデバイスでない場合は、実施の形態4にかかる無線局101は、たとえば以下の各ステップを実行する。図10に示すステップS1001〜S1003は、図5に示したステップS501〜S503と同様である。ただし、ステップS1001において、無線局101は、無線局101が非モバイルデバイスであることを基地局102へ通知しない。
ステップS1003のつぎに、無線局101は、基地局102からPDCCHによりアクティベーションを受信したか否かを判断する(ステップS1004)。アクティベーションを受信していない場合(ステップS1004:No)は、無線局101は、一連の動作を終了する。アクティベーションを受信した場合(ステップS1004:Yes)は、無線局101は、ステップS1005へ移行する。図10に示すステップS1005〜S1007は、図5に示したステップS504〜S506と同様である。
ステップS1007において、アイドルモードへの遷移タイミングである場合(ステップS1007:Yes)は、無線局101は、基地局102からPDCCHによりデアクティベーションを受信したか否かを判断する(ステップS1008)。デアクティベーションを受信していない場合(ステップS1008:No)は、無線局101は、ステップS1005へ戻る。このとき、無線局101は、ステップS1001の呼設定において設定した無線パラメータを保持し、次回コネクティッドモードに遷移する際にも同じ無線パラメータを用いる。デアクティベーションを受信した場合(ステップS1008:Yes)は、無線局101は、一連の動作を終了する。
(基地局の動作)
図11は、実施の形態4にかかる基地局の動作の一例を示すフローチャートである。実施の形態4にかかる基地局102は、たとえば以下の各ステップを実行する。まず、基地局102は、無線局101との間で呼設定を行う(ステップS1101)。ステップS1101の呼設定は、たとえば図2に示したステップS201〜S205の処理に対応する。また、基地局102は、ステップS1101の呼設定におけるRRCコネクションリクエストによって、無線局101が非モバイルデバイスか否かの情報を無線局101から取得する。
つぎに、基地局102は、RRC遷移パターンの設定情報を無線局101へ送信する(ステップS1102)。RRC遷移パターンは、たとえばRRC状態の遷移タイミングである。つぎに、基地局102は、ステップS1102によって送信したRRC遷移パターンの設定情報をメモリに記憶する(ステップS1103)。基地局102は、ステップS1101の呼設定において取得した情報に基づいて、無線局101が非モバイルデバイスであるか否かを判断する(ステップS1104)。無線局101が非モバイルデバイスである場合(ステップS1104:Yes)は、ステップS1105へ移行する。ステップS1105〜S1107は、図6に示したステップS605〜S607と同様である。
ステップS1107において、アイドルモードへの遷移タイミングである場合(ステップS1007:Yes)は、基地局102は、デアクティベーションを送信するか否かを判断する(ステップS1108)。無線局101へデアクティベーションを送信するか否かの判断は、たとえば無線局101の移動状態などの状態に基づいて行うことができる。たとえば、基地局102は、無線局101の移動速度を示す情報を無線局101から取得し、無線局101の移動速度が閾値を超えている場合は、無線局101が移動していると判断し、デアクティベーションを送信すると判断する。
ステップS1108において、デアクティベーションを送信しないと判断した場合(ステップS1108:No)は、基地局102は、ステップS1105へ戻る。このとき、基地局102は、ステップS1101の呼設定において設定した無線パラメータを保持し、次回コネクティッドモードに遷移する際にも同じ無線パラメータを用いる。デアクティベーションを送信すると判断した場合(ステップS1108:Yes)は、基地局102は、PDCCHによりデアクティベーションを無線局101へ送信し(ステップS1109)、一連の動作を終了する。
ステップS1104において、無線局101が非モバイルデバイスでない場合(ステップS1104:No)は、基地局102は、無線局101へアクティベーションを送信するか否かを判断する(ステップS1110)。無線局101へアクティベーションを送信するか否かの判断は、たとえば無線局101の移動状態などの状態に基づいて行うことができる。たとえば、基地局102は、無線局101の移動速度を示す情報を無線局101から取得し、無線局101の移動速度が一定時間以上、閾値以下である場合は、無線局101が移動していないと判断し、アクティベーションを送信すると判断する。
ステップS1110において、アクティベーションを送信しないと判断した場合(ステップS1110:No)は、基地局102は、ステップS1112へ移行する。図11に示すステップS1112〜S1116は、図6に示したステップS610〜S614と同様である。アクティベーションを送信すると判断した場合(ステップS1110:Yes)は、基地局102は、PDCCHによりアクティベーションを無線局101へ送信し(ステップS1111)、ステップS1105へ移行する。
このように、実施の形態4にかかる無線通信システムによれば、無線局101が非モバイルデバイス(特定の種別の無線局)でない場合に、無線局101の状態(たとえば移動状態)に応じて状態遷移の方法を切り替えることができる。具体的には、無線局101の状態に応じて、第2の制御信号の設定に基づいて通信モードの遷移を行う状態と、第2の制御信号の設定によらずに通信モードの遷移を行う状態と、を切り替えることができる。
これにより、無線局101が非モバイルデバイスでない場合は、無線局101の状態に応じて、事前に設定したタイミングにより状態遷移を行うモードと、データ通信のたびに遷移タイミングを設定して状態遷移を行うモードと、を切り替えることができる。たとえば、無線局101が移動していない場合は、事前に設定したタイミングにより状態遷移を行うモードとすることにより通信の効率化を図ることができる。また、無線局101が移動している場合は、データ通信のたびに遷移タイミングを設定して状態遷移を行うモードとすることにより通信品質の向上を図ることができる。
(ハードウェア構成)
図12は、無線局のハードウェア構成の一例を示す図である。上述した各実施の形態にかかる無線局101は、たとえば図12に示す通信装置1200により実現することができる。通信装置1200は、表示部1201と、入力部1202と、コミュニケーションインタフェース1203と、アンテナ1204と、無線通信部1205と、ロム1206と、プロセッサ1207と、メインメモリ1208と、バス1220と、を備えている。
表示部1201、入力部1202、コミュニケーションインタフェース1203、無線通信部1205、ロム1206およびメインメモリ1208は、バス1220によってプロセッサ1207と接続されている。
表示部1201は、操作者に対して情報を表示するユーザインタフェースである。表示部1201は、たとえば液晶画面である。入力部1202は、操作者からの情報の入力を受け付けるユーザインタフェースである。入力部1202は、たとえばキーパッドなどである。通信装置1200の操作者は、表示部1201および入力部1202を用いて電話番号の入力などの通信装置1200の操作を行う。
コミュニケーションインタフェース1203は、たとえば、スピーカおよびマイクなどである。通信装置1200の操作者は、コミュニケーションインタフェース1203を用いて音声通話などを行う。
アンテナ1204は、無線通信部1205に接続されている。無線通信部1205は、プロセッサ1207の制御により、アンテナ1204を介して無線通信を行う。
ロム1206は、たとえば、各種の処理を実行するためのプログラムを記憶している。プロセッサ1207は、ロム1206に記憶されている各種プログラムを読み出し、読み出したプログラムをメインメモリ1208に展開して各種の処理を実行する。プロセッサ1207には、たとえばCPU(Central Processing Unit:中央処理装置)やFPGA(Field Programmable Gate Array)などを用いることができる。
図3に示したアンテナ322は、たとえばアンテナ1204によって実現することができる。図3に示した通信部321は、たとえばプロセッサ1207および無線通信部1205によって実現することができる。図3に示した制御部310は、たとえばロム1206、プロセッサ1207およびメインメモリ1208によって実現することができる。
図13は、基地局のハードウェア構成の一例を示す図である。上述した各実施の形態にかかる基地局102は、たとえば図13に示す通信装置1300によって実現することができる。通信装置1300は、表示部1301と、入力部1302と、コミュニケーションインタフェース1303と、アンテナ1304と、無線通信部1305と、ロム1306と、プロセッサ1307と、メインメモリ1308と、ストレージ1309と、バス1320と、を備えている。
表示部1301、入力部1302、コミュニケーションインタフェース1303、無線通信部1305、ロム1306、メインメモリ1308およびストレージ1309は、バス1320によってプロセッサ1307と接続されている。
表示部1301は、操作者に対して情報を表示するユーザインタフェースである。表示部1301は、たとえばモニタである。入力部1302は、操作者からの情報の入力を受け付けるユーザインタフェースである。入力部1302は、たとえばキーボードなどである。通信装置1300の操作者は、表示部1301および入力部1302を用いて設定プログラムの入力などの通信装置1300の操作を行う。
コミュニケーションインタフェース1303は、たとえば、上位局との通信を行うための通信インタフェースである。コミュニケーションインタフェース1303は、たとえばネットワークボードやADC(Analog/Digital Converter:アナログ/デジタル変換器)などである。
アンテナ1304は、無線通信部1305に接続されている。無線通信部1305は、プロセッサ1307の制御により、アンテナ1304を介して無線通信を行う。
ロム1306は、たとえば、各種の処理を実行するためのプログラムを記憶している。プロセッサ1307は、ロム1306に記憶されている各種プログラムを読み出し、読み出したプログラムをメインメモリ1308に展開して各種の処理を実行する。プロセッサ1307には、たとえばCPUやFPGAなどを用いることができる。ストレージ1309は、たとえばハードディスクなどの記憶装置である。たとえば、ストレージ1309およびプロセッサ1307によってバッファなどの機能が実現される。
図4に示したアンテナ422は、たとえばアンテナ1304によって実現することができる。図4に示した有線インタフェース423は、たとえばコミュニケーションインタフェース1303によって実現することができる。図4に示した通信部421は、たとえばプロセッサ1307および無線通信部1305によって実現することができる。図4に示した制御部410は、たとえばロム1306、プロセッサ1307およびメインメモリ1308によって実現することができる。
以上説明したように、無線通信システム、無線局および基地局によれば、通信の効率化を図ることができる。
なお、事前に設定したタイミングにより状態遷移を行うモードにおいて、非モバイルデバイスである無線局101は、不動であるため、上り同期のずれは小さいが、非モバイルデバイスのクロックの精度が原因で上り送信タイミングが徐々にずれることがある。このため、コネクティッドモードになった時から所定時間が経過した場合は無線局101および基地局102が再度、ランダムアクセス手順を実施するようにしてもよい。
上述した各実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)基地局と無線局とを含む無線通信システムであって、
前記基地局は、種別情報を含む第1の制御信号を受信した後、第2の制御信号によって通信モードの遷移を設定し、第3の制御信号によって前記通信モードの遷移を解放し、
前記無線局は、前記第2の制御信号によって設定される通信モードによって通信のモードを遷移し、前記第3の制御信号によって前記通信モードの遷移を解放することを特徴とする無線通信システム。
(付記2)前記第1の制御信号は、前記無線局から送信され、前記無線局が特定の種別の無線局であることを示す信号であることを特徴とする付記1に記載の無線通信システム。
(付記3)前記第2の制御信号は、前記基地局から前記無線局へ送信され、前記基地局および前記無線局がデータ通信可能な通信モードへ遷移する複数のタイミングを示す信号であり、
前記基地局および前記無線局は、前記第2の制御信号が示す複数のタイミングに前記データ通信可能な通信モードへ遷移してデータ通信を行うことを特徴とする付記1または2に記載の無線通信システム。
(付記4)前記基地局および前記無線局は、前記複数のタイミングにおいて同一の無線パラメータによって前記データ通信を行うことを特徴とする付記3に記載の無線通信システム。
(付記5)前記複数のタイミングは、一定の周期のタイミングであり、
前記無線局は、前記基地局へ定期的にデータを送信することを特徴とする付記3に記載の無線通信システム。
(付記6)前記無線局が前記特定の種別の無線局でない場合に、前記無線局の状態に応じて、前記第2の制御信号の設定に基づいて前記通信モードの遷移を行う状態と、前記第2の制御信号の設定によらずに前記通信モードの遷移を行う状態と、を切り替えることを特徴とする付記2に記載の無線通信システム。
(付記7)通信モードの遷移を事前に設定することにより無線通信を行う無線局であって、
種別情報を含む第1の制御信号を基地局へ送信し、前記通信モードの遷移を設定する第2の制御信号を前記基地局から受信し、前記通信モードの遷移を解放する第3の制御信号を前記基地局から受信する通信部と、
前記第2の制御信号を受信した後、前記事前に設定された通信モードに遷移させて無線通信を実施するように制御する制御部と、
を有することを特徴とする無線局。
(付記8)通信モードの遷移を事前に設定することにより無線通信を行う基地局であって、
種別情報を含む第1の制御信号を無線局から受信し、前記通信モードの遷移を設定する第2の制御信号を前記無線局へ送信し、前記通信モードの遷移を解放する第3の制御信号を前記無線局へ送信する通信部と、
前記第2の制御信号を送信した後、前記事前に設定された通信モードに遷移させて無線通信を実施するように制御する制御部と、
を有することを特徴とする基地局。
(付記9)基地局と無線局とを含む無線通信システムによる通信方法であって、
前記基地局が、種別情報を含む第1の制御信号を受信した後、第2の制御信号によって通信モードの遷移を設定し、第3の制御信号によって前記通信モードの遷移を解放し、
前記無線局が、前記第2の制御信号によって設定される通信モードによって通信のモードを遷移し、前記第3の制御信号によって前記通信モードの遷移を解放することを特徴とする通信方法。
(付記10)通信モードの遷移を事前に設定することにより無線通信を行う無線局による通信方法であって、
種別情報を含む第1の制御信号を基地局へ送信し、前記通信モードの遷移を設定する第2の制御信号を前記基地局から受信し、前記通信モードの遷移を解放する第3の制御信号を前記基地局から受信し、
前記第2の制御信号を受信した後、前記事前に設定された通信モードに遷移させて無線通信を実施するように制御することを特徴とする通信方法。
(付記11)通信モードの遷移を事前に設定することにより無線通信を行う基地局による通信方法であって、
種別情報を含む第1の制御信号を無線局から受信し、前記通信モードの遷移を設定する第2の制御信号を前記無線局へ送信し、前記通信モードの遷移を解放する第3の制御信号を前記無線局へ送信し、
前記第2の制御信号を送信した後、前記事前に設定された通信モードに遷移させて無線通信を実施するように制御することを特徴とする通信方法。
101 無線局
102 基地局
111,112 データ
310,410 制御部
311,411 PHY制御部
312,412 MAC制御部
313,413 RRC制御部
314,414 呼接続制御部
321,421 通信部
322,422,1204,1304 アンテナ
423 有線インタフェース
1200,1300 通信装置
1201,1301 表示部
1202,1302 入力部
1203,1303 コミュニケーションインタフェース
1205,1305 無線通信部
1206,1306 ロム
1207,1307 プロセッサ
1208,1308 メインメモリ
1220,1320 バス
1309 ストレージ

Claims (6)

  1. 基地局と無線局とを含む無線通信システムであって、
    前記無線局が特定の種別である場合に、前記基地局は、前記無線局の種別が前記特定の種別であることを示す種別情報を含む第1の制御信号を前記無線局から受信した後、第2の制御信号を前記無線局へ送信することによって、または前記第2の制御信号を前記無線局から受信することによってデータ通信可能なように通信モードの遷移を設定し、
    前記無線局が前記特定の種別である場合に、前記基地局および前記無線局は、前記第2の制御信号による設定に基づく前記信モード遷移を行い
    前記無線局が前記特定の種別でない場合に、前記基地局および前記無線局は、前記無線局の状態に応じて、前記基地局から前記無線局へ送信され、または前記無線局から前記基地局へ送信される前記第2の制御信号による設定に基づく前記通信モードの遷移を行うか否かを切り替え、
    前記通信モードの遷移の設定は第3の制御信号を使用して解放可能である、
    とを特徴とする無線通信システム。
  2. 前記第2の制御信号は、前記基地局から前記無線局へ送信され、前記基地局および前記無線局がデータ通信可能な通信モードへ遷移する複数のタイミングを示す信号であり、
    前記基地局および前記無線局は、前記第2の制御信号が示す複数のタイミングに前記データ通信可能な通信モードへ遷移してデータ通信を行うことを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 前記基地局および前記無線局は、前記複数のタイミングにおいて同一の無線パラメータによって前記データ通信を行うことを特徴とする請求項2に記載の無線通信システム。
  4. 前記複数のタイミングは、一定の周期のタイミングであり、
    前記無線局は、前記基地局へ定期的にデータを送信することを特徴とする請求項2に記載の無線通信システム。
  5. データ通信可能なように通信モードの遷移を設定することにより無線通信を行う無線局であって
    1の制御信号を基地局へ送信した後に、前記通信モード遷移を設定させる第2の制御信号を前記基地局から受信することにより、前記基地局とともに前記通信モードの遷移を設定し、前記第2の制御信号の受信より後に第3の制御信号を前記基地局から受信する通信部と、
    前記第2の制御信号を受信した後、前記第2の制御信号による設定に基づく前記通信モード遷移を行って前記無線通信を実施するように制御する制御部と、
    を有し、
    前記通信モードの遷移の設定は前記第3の制御信号を使用して解放可能であり、
    自局の状態に応じて、前記第2の制御信号による設定に基づく前記通信モードの遷移を行うか否かを切り替える、
    ことを特徴とする無線局。
  6. データ通信可能なように通信モードの遷移を設定することにより無線通信を行う基地局であって、
    無線局が特定の種別である場合に、前記無線局の種別が前記特定の種別であることを示す種別情報を含む第1の制御信号を前記無線局から受信した後に、前記通信モード遷移を前記無線局に設定させる第2の制御信号を前記無線局へ送信することにより、前記無線局とともに前記通信モードの遷移を設定し、前記第2の制御信号の送信より後に第3の制御信号を前記無線局へ送信する通信部と、
    前記無線局が前記特定の種別である場合に、前記第2の制御信号を送信した後、前記第2の制御信号による設定に基づく前記通信モード遷移を行って無線通信を実施するように制御する制御部と、
    を有し、
    前記通信モードの遷移の設定は前記第3の制御信号を使用して解放可能であり、
    前記無線局が前記特定の種別でない場合に、記無線局の状態に応じて、前記無線局について前記第2の制御信号による設定に基づく前記通信モードの遷移を行うか否かを切り替える、
    ことを特徴とする基地局。
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