JP6139225B2 - パターン付き基材及びその製造方法 - Google Patents
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Description
図3Aに示すように、パターン付き基材は、基材11と、この基材上に設けられており、熱反応型レジスト材料で構成された熱反応型レジスト層12とから主に構成されている。この熱反応型レジスト層12は、凸部12b及び凹部12cを含むパターンを有する。この熱反応型レジスト層12は、少なくとも熱反応型レジスト材料を含む粒状物13を凹部12cに有する。
50mmφのガラス基板上にSiを添加した酸化銅(II)をスパッタリングにより成膜して厚さ20nmの熱反応型レジスト層を形成した。なお、成膜は以下の条件で行った。
ターゲット:Si添加酸化銅(3インチφ、CuO:Si=85原子%:15原子%)
電力(W):RF100
ガス種類:アルゴンと酸素の混合ガス(比率90:10)
圧力(Pa):0.5
露光用半導体レーザー波長:405nm
レンズ開口数:0.85
露光レーザーパワー:7.7mW
送りピッチ:300nm
なお、露光中にレーザーの強度を変調させることで、さまざまな形状やパターンを形成できるが、本実施例では、粒状物の状態を分かりやすくするために、パターンとして孤立した円形パターンとした。形成するパターン形状としては、所望の用途によって楕円形状、ライン形状等でも良い。
エッチングガス種 :SF6
エッチングパワー :300W
エッチングガス圧 :1Pa
エッチングガス流量:50sccm
エッチング時間 :15分
50mmφのガラス基板上に酸化クロムをスパッタリングにより成膜して厚さ20nmの熱反応型レジスト層を形成した。なお、成膜は以下の条件で行った。
ターゲット:クロム(3インチφ)
電力(W):RF100
ガス種類:アルゴンと酸素の混合ガス(比率90:10)
圧力(Pa):0.5
露光用半導体レーザー波長:405nm
レンズ開口数:0.85
露光レーザーパワー:9.0mW
送りピッチ:400nm
なお、露光中にレーザーの強度を変調させることで、さまざまな形状やパターンを形成できるが、本実施例では、粒状物の状態を分かりやすくするために、パターンとして孤立した円形パターンとした。
エッチングガス種 :CF4
エッチングパワー :400W
エッチングガス圧 :5Pa
エッチングガス流量:50sccm
エッチング時間 :15分
50mmφのガラス基板上に酸化タングステンをスパッタリングにより成膜して厚さ50nmの熱反応型レジスト層を形成した。なお、成膜は以下の条件で行った。
ターゲット:タングステン(3インチφ)
電力(W):RF100
ガス種類:アルゴンと酸素の混合ガス(比率90:10)
圧力(Pa):0.5
露光用半導体レーザー波長:405nm
レンズ開口数:0.85
露光レーザーパワー:8.0mW
送りピッチ:500nm
なお、露光中にレーザーの強度を変調させることで、さまざまな形状やパターンを形成できるが、本実施例では、粒状物の状態を分かりやすくするために、パターンとして孤立した円形パターンとした。
エッチングガス種 :CF4
エッチングパワー :400W
エッチングガス圧 :5Pa
エッチングガス流量:50sccm
エッチング時間 :15分
50mmφのガラス基板上に酸化スズをスパッタリングにより成膜して厚さ25nmの熱反応型レジスト層を形成した。なお、成膜は以下の条件で行った。
ターゲット:スズ(3インチφ)
電力(W):RF100
ガス種類:アルゴンと酸素の混合ガス(比率85:15)
圧力(Pa):0.5
露光用半導体レーザー波長:405nm
レンズ開口数:0.85
露光レーザーパワー:6.0mW
送りピッチ:500nm
なお、露光中にレーザーの強度を変調させることで、さまざまな形状やパターンを形成できるが、本実施例では、粒状物の状態を分かりやすくするために、パターンとして孤立した円形パターンとした。
エッチングガス種 :CF4
エッチングパワー :400W
エッチングガス圧 :5Pa
エッチングガス流量:50sccm
エッチング時間 :15分
実施例3と同じ条件で50mmφのガラス基板上に酸化タングステンの熱反応型レジスト層を形成した。
露光用半導体レーザー波長:405nm
レンズ開口数:0.85
露光レーザーパワー:9.2mW
送りピッチ:500nm
なお、露光中にレーザーの強度を変調させることで、さまざまな形状やパターンを形成できるが、本比較例では、粒状物の状態を分かりやすくするために、パターンとして孤立した円形パターンとした。
エッチングガス種 :CF4
エッチングパワー :400W
エッチングガス圧 :5Pa
エッチングガス流量:50sccm
エッチング時間 :15分
11a,12b 凸部
11b,12c 凹部
12 熱反応型レジスト層
12a 変質部
13 粒状物
Claims (10)
- 基材と、前記基材上に設けられており、熱反応型レジスト材料で構成され、凸部及び凹部を含むパターンを有する熱反応型レジスト層と、を具備し、前記熱反応型レジスト層は、少なくとも前記熱反応型レジスト材料を含む粒状物を前記凹部に有し、前記粒状物の平均粒径が1nm以上1000nm以下であることを特徴とするパターン付き基材。
- 前記粒状物は、前記熱反応型レジスト層に熱を与えた際に前記熱反応型レジスト材料が変質することにより得られることを特徴とする請求項1記載のパターン付き基材。
- 前記パターンにおける前記凹部の底部から前記凸部の頂部までの高さの差が5nm以上10000nm以下であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のパターン付き基材。
- 前記粒状物が少なくとも金属元素を含むことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のパターン付き基材。
- 前記パターンが平面視において略格子状又は略ドット状であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載のパターン付き基材。
- 請求項1から請求項5のいずれかに記載のパターン付き基材における前記パターンをマスクとして前記基材をエッチングしてなることを特徴とする転写用基材。
- 基材上に、熱反応型レジスト材料で構成された熱反応型レジスト層を形成する工程と、前記熱反応型レジスト層に部分的に熱を与えて前記熱反応型レジスト材料を変質させる工程と、変質させた前記熱反応型レジスト層を少なくとも一部除去して、凸部及び少なくとも前記熱反応型レジスト材料を含み、平均粒径が1nm以上1000nm以下である粒状物を有する凹部を含むパターンを形成する工程と、を具備することを特徴とするパターン付き基材の製造方法。
- レーザーを用いた露光により、前記熱反応型レジスト層に部分的に熱を与えて前記熱反応型レジスト材料を変質させることを特徴とする請求項7記載のパターン付き基材の製造方法。
- 前記熱反応型レジスト材料は、前記熱反応型レジスト材料100体積%に対してケイ素、アルミニウム、チタン、ガリウム、タンタル、コバルト、又はそれらの酸化物若しくは窒化物を80体積%以下で含むことを特徴とする請求項7又は請求項8記載のパターン付き基材の製造方法。
- 請求項7から請求項9のいずれかに記載のパターン付き基材の製造方法により得られたパターン付き基材における前記パターンをマスクとして前記基材をエッチングすることを特徴とする転写用基材の製造方法。
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