JP6138177B2 - 現像装置、画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真方式により静電潜像を顕像化する現像装置、及び前記現像装置を備えた画像形成装置に関する。
一般に、複合機などの画像形成装置に搭載される現像装置においては、例えば現像剤担持体の表面に形成される現像剤の層厚が層厚制限部材によって制限される。その際、飛散したトナーが前記層厚制限部材の表面に堆積する。このトナーの堆積物が大きくなった場合、前記層厚制限部材から感光体に転移し、画質に悪影響を及ぼす虞がある。
二成分現像剤を用いる画像形成装置においては、前記二成分現像剤に含まれるキャリアが前記現像剤担持体の表面に磁気ブラシを形成する。前記画像形成装置において、前記現像剤担持体を現像処理時の回転方向に対し逆方向に回転させることで、前記堆積トナーを前記磁気ブラシで掻き落とすことが知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2009−258276号公報
しかしながら、前記現像剤担持体を現像処理時の回転方向に対し逆方向に回転させる制御が行われる場合に、前記層厚制限部材の表面から前記堆積トナーを除去する性能をより高める技術が求められている。
本発明の目的は、現像剤担持体の表面における二成分現像剤の層厚を制限する層厚制限部材から堆積トナーを除去する性能の高い現像装置及び画像形成装置を提供することである。
本発明の一の局面に係る現像装置は、現像剤担持体と、層厚制限部と、回転制御部と、を備える。前記現像剤担持体は、現像剤収容部内で二成分現像剤を外周面に担持しつつ第1回転方向へ回転することにより、前記二成分現像剤を下方の第1位置から上方の第2位置へ搬送するとともに前記第2位置において前記二成分現像剤に含まれるトナーを次段のトナー担持体に供給する。前記層厚制限部は、前記現像剤担持体の前記外周面における前記第1位置と前記第2位置との間の第3位置の部分に対して隙間を隔てて設けられ、前記第1回転方向へ回転する前記現像剤担持体が担持する前記二成分現像剤の層厚を制限する。前記回転制御部は、現像処理が行われるときに前記現像剤担持体を前記第1回転方向へ回転させ、前記現像処理が行われないときに前記現像剤担持体を前記第1回転方向に対して逆の第2回転方向へ回転させる。前記層厚制限部は、基体と、可撓部材とを備える。前記基体は、前記現像剤担持体の前記外周面における前記第3位置の部分に向かって突出する。前記可撓部材は、可撓性を有するシート状の部材であり、且つ、前記基体における前記現像剤担持体に対向する先端面から上面に亘る範囲を、隙間を隔てて覆い、前記基体における前記先端面と前記上面との境界部分を覆う曲がり部が他の部分よりも前記現像剤担持体の前記外周面に近接する状態で前記基体に取り付けられている。
本発明の他の局面に係る画像形成装置は、表面に静電潜像が形成される感光体と、前記感光体に前記トナーを供給することによって前記静電潜像をトナー像へ顕像化する前記現像装置と、前記感光体に形成された前記トナー像を記録シートに転写する転写部とを備える。
本発明によれば、現像剤担持体の表面における二成分現像剤の層厚を制限する層厚制限部材から堆積トナーを除去する性能の高い現像装置及び画像形成装置を提供することができる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の構成図である。 図2は、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の画像形成部における感光ドラム及び現像装置の構成図である。 図3は、層厚制限部の構成図である。 図4は、制御部による処理を示すフローチャートである。 図5は、磁気ローラーが正回転しているときの可撓部材の状態及び磁気ローラーに担持される二成分現像剤の状態を示す図である。 図6は、磁気ローラーが逆回転しているときの可撓部材の状態及び磁気ローラーに担持される二成分現像剤の状態を示す図である。 図7は、磁気ローラーが逆回転しているときの可撓部材の状態及び磁気ローラーに担持される二成分現像剤の状態を示す図である。 図8は、第1実施形態の効果の検証結果を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格を有さない。
まず、図1,2を参照しつつ、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置10の構成について説明する。画像形成装置10は、電子写真方式の画像形成装置である。図1で示されるように、画像形成装置10は、筐体100内に、シート供給部2、シート搬送部3、トナー補給部40、画像形成部4、光走査部5及び定着部6などを備える。
図1に示される画像形成装置10は、タンデム型画像形成装置であり、カラープリンターである。そのため、画像形成部4は、中間転写ベルト48、二次クリーニング装置480及び二次転写装置49をさらに備える。
また、画像形成部4は、シアン、マゼンタ、イエロー及びブラックの各色に対応した複数の単色画像形成部4xを備える。さらに、画像形成装置10は、シアン、マゼンタ、イエロー及びブラックの各色のトナーを後述する現像装置43各々の現像槽450(図2参照)に供給する複数のトナー補給部40を備える。トナー補給部40は、画像形成装置10の前記予め定められた位置に対して取り外し可能に装着される。本実施形態では、トナー補給部40は、画像形成部4の上方位置に装着される。トナー補給部40は、トナー供給部に相当する。
なお、画像形成装置10は、例えば、プリンター、コピー機、ファクシミリーまたは複合機などである。前記複合機は、前記プリンターの機能及び前記コピー機の機能などを併せ持つ。
シート供給部2は、シート受部21及びシート送出部22を備えている。シート受部21は、複数の記録シート9を重ねて載置可能に構成されている。記録シート9は、紙、コート紙、ハガキ、封筒、及びOHPシートなどのシート状の画像形成媒体である。
シート送出部22は、記録シート9に接して回転することにより記録シート9をシート受部21から搬送路30へ向けて送り出す。
シート搬送部3は、レジストローラー31、搬送ローラー32及び排出ローラー33などを備える。レジストローラー31及び搬送ローラー32が、シート供給部2から供給される記録シート9を画像形成部4の二次転写装置49へ向けて搬送する。さらに、排出ローラー33が画像形成後の記録シート9を搬送路30の排出口から排出トレイ101上へ排出する。
中間転写ベルト48は、環状に形成された無端の帯状部材である。中間転写ベルト48は、2つのローラーに架け渡された状態で回転する。画像形成部4において、単色画像形成部4x各々は、回転する中間転写ベルト48の表面に各色の画像を形成する。これにより、各色の画像が重ねられたカラー画像が中間転写ベルト48に形成される。
二次転写装置49は、中間転写ベルト48に形成されたトナー像を記録シート9に転写する。二次クリーニング装置480は、中間転写ベルト48における二次転写装置49を経た後の部分に残存するトナーを除去する。
単色画像形成部4x各々は、トナー像を担持する感光ドラム41、帯電装置42、現像装置43、一次転写装置45及び一次クリーニング装置47などを備える。感光ドラム41は、回転しつつトナー像を担持する感光体の一例である。一次転写装置45、中間転写ベルト48及び二次転写装置49は、感光ドラム41に形成された前記トナー像を記録シート9に転写する転写部に相当する。
感光ドラム41各々は、中間転写ベルト48の周速度(移動速度)に応じた周速度で回転する。例えば、感光ドラム41が有機感光体であることが考えられる。また、感光ドラム41がアモルファスシリコン感光体であることも考えられる。
単色画像形成部4x各々において、感光ドラム41が回転し、帯電装置42が感光ドラム41の表面を一様に帯電させる。さらに、光走査部5がレーザー光を走査することにより帯電した感光ドラム41の表面に静電潜像を書き込む。
現像装置43は、感光ドラム41にトナーを供給することにより、前記静電潜像を現像する。本実施形態における現像装置43は、トナー及びキャリアを含む二成分現像剤90を撹拌することによってトナーを帯電させ、帯電したトナーを感光ドラム41に供給する。
帯電装置42は、感光ドラム41における静電潜像が書き込まれる前の部分を帯電させる帯電ローラー420を備える。
図2に示されるように、現像装置43は、現像槽450、磁気ローラー430、現像ローラー432、撹拌機構437及び層厚制限部600を備える。磁気ローラー430、現像ローラー432、撹拌機構437は、互いに平行な回転軸心を中心として回転可能に支持されている。
現像槽450は、トナー777(図5参照)及びキャリア555(図5参照)を含む二成分現像剤を収容する。トナー777は、トナー補給部40(図1参照)からトナーが供給される。トナー777は樹脂を主成分とする粒体であり、キャリア555は磁性材料を含む粒体である。また、トナー777の粒径は、キャリア555の粒径より小さい。トナー777は、キャリア555に比べて重量が小さい。キャリア555の磁性材料は、例えばフェライト等である。後述するように、トナー777は、キャリア555と混合された状態で撹拌されることによりキャリア555との摩擦で生じる静電気によって帯電する。キャリア555の存在によって、二成分現像剤90は、トナーのみからなる一成分現像剤と比べてトナー777を帯電させやすく、画像の高品質化を図ることができる。
撹拌機構437は、現像槽450の内部に回転可能に設けられている。撹拌機構437は、現像槽450内の二成分現像剤90を撹拌する。
撹拌機構437は、スクリュー部材451を備えている。
スクリュー部材451は、図2の紙面に直交する方向に沿って延びる長尺状の部材である。なお、スクリュー部材451は、樹脂を材料として構成されている。スクリュー部材451は、現像槽450の図2の紙面に直交する方向の両端にある側壁(不図示)に回転可能に支持されている。
スクリュー部材451が回転することにより、現像槽450内の二成分現像剤90が移動する。これにより、現像槽450内の二成分現像剤90が撹拌される。この撹拌によってトナー777とキャリア555とが摩擦し、この摩擦で生じる静電気によってトナー777が予め定められた極性に帯電する。また、キャリア555は、トナー777の帯電極性とは逆極性で帯電する。そして、静電気力により、トナー777はキャリア555に付着する。
磁気ローラー430は、現像槽450の内部に回転可能に設けられている。磁気ローラー430は、撹拌機構437によって撹拌された二成分現像剤90を現像槽450から磁力によって引き寄せてその表面で担持する。
磁気ローラー430は、スリーブ部460と、磁石440とを有する。
スリーブ部460は、円筒形状を有し、磁石440を内包する。スリーブ部460は、非磁性部材により構成されている。スリーブ部460は、正逆方向に回転可能である。スリーブ部460は、現像処理時、一方向に回転する。以下の説明において、スリーブ部460の現像処理時における回転方向を現像時回転方向X1という。現像時回転方向X1は、第1回転方向に相当する。本実施形態では、現像時回転方向X1は、図2に向かって反時計周りの方向である。
磁石440は、スリーブ部460の内部に複数設けられている。複数の磁石440は、周方向に所定の間隔を隔てて並設されている。磁石440の位置は、スリーブ部460の内部において固定されている。複数の磁石440には、磁石441、磁石442、磁石443、磁石444が含まれる。
磁石441は、現像槽450内の二成分現像剤90に対面する位置に設けられている。磁石441は、現像槽450に収容された二成分現像剤90を引き寄せる。これにより、磁気ローラー430におけるスリーブ部460の表面のうち磁石441に対面した部分に二成分現像剤90が付着する。図2における位置L1は、現像槽450に収容された二成分現像剤90がスリーブ部460に転移する現像剤転移位置L1を示している。現像剤転移位置L1は、第1位置に相当する。
磁石442は、磁石441より現像時回転方向X1の下流側で磁石441と隣り合う位置に設けられている。磁石442は、スリーブ部460に二成分現像剤90を担持させる。
磁石441及び磁石442の磁力によって、スリーブ部460の表面には、現像剤層が形成される。この現像剤層には、磁気ブラシK1(図6参照)が形成されている。本実施形態において、磁気ローラー430のスリーブ部460は、二成分現像剤90を担持する現像剤担持体の一例である。
磁気ブラシK1は、二成分現像剤90に含まれる複数個のキャリアが磁石441、442の磁力によって磁気ローラー430の表面から鎖状に連なることにより形成された複数の鎖状体である。
磁気ローラー430及び現像ローラー432各々にはバイアスが印加されており、磁気ローラー430と現像ローラー432との間には予め定められた電位差が設けられている。この電位差により、磁気ローラー430に担持される二成分現像剤90に含まれるトナーが現像ローラー432へ転移する。図2における位置L2は、磁気ローラー430に担持される二成分現像剤90に含まれるトナーが現像ローラー432へ転移するトナー転移位置L2を示している。トナー転移位置L2は、第2位置に相当する。
このように、磁気ローラー430は、現像槽450内で回転可能に支持され、現像時回転方向X1へ回転することにより、二成分現像剤90を表面で担持しつつ二成分現像剤90に含まれるトナーをトナー転移位置L2において次段の現像ローラー432に供給する。
磁石443は、現像ローラー432に対面する位置に設けられており、トナー転移位置L2でトナー777が現像ローラー432へ転移することにより磁気ローラー430に残留するキャリア555をスリーブ部460に引き付けておく。磁石443によってスリーブ部460に引き付けられたキャリア555は、磁気ブラシK1を形成した状態を維持する。
磁石444は、トナー転移位置L2でトナーが現像ローラー432に転移した後に、磁気ローラー430の表面に残留するキャリア555を磁力によって前記表面から分離させ、下方の現像槽450に落下させる。図2における位置L3は、磁気ローラー430の表面に残留するキャリア555を磁力によって前記表面から分離させる分離位置L3を示している。
磁気ローラー430は、現像処理時、磁石441の磁力により現像剤転移位置L1で現像槽450から二成分現像剤90を受け取り、現像時回転方向X1へのスリーブ部460の回転によって二成分現像剤90を搬送する。二成分現像剤90がトナー転移位置L2まで搬送されると、磁気ローラー430と現像ローラー432との間の電位差によって、二成分現像剤90に含まれるトナーが次段の現像ローラー432に転移する。このとき、磁気ローラー430の表面には、キャリア555が残留する。
磁気ローラー430は、現像時回転方向X1へのスリーブ部460の更なる回転によって、キャリア555を分離位置L3へ搬送する。そして、磁気ローラー430は、キャリア555を分離位置L3まで搬送すると、キャリア555と磁石444との間で働く斥力によって、キャリア555を磁気ローラー430から離脱させる。これにより、分離したキャリア555は、下方の現像槽450に落下する。
層厚制限部600は、磁気ローラー430の外周におけるトナー転移位置L2よりも現像時回転方向X1における上流側の層厚制限位置L4に設けられている。層厚制限部600は、トナー転移位置L2に向かう現像剤層の層厚を制限する。層厚制限部600については、後述する。
現像ローラー432は、磁気ローラー430に担持される二成分現像剤90に含まれるトナーを磁気ローラー430から受け取る。現像ローラー432の表面には、そのトナーによりトナー層が形成される。
現像ローラー432は、感光ドラム41に対して非接触の状態で対向する。現像ローラー432に印加されるバイアスによって、現像ローラー432上のトナーは、感光ドラム41の外周面に形成される前記静電潜像の部分へ転移する。即ち、現像ローラー432は、表面に静電潜像が形成される感光ドラム41に対してトナー777を供給することによって前記静電潜像を顕像化する。現像ローラー432は、トナー担持体の一例である。
現像ローラー432は、現像処理時に磁気ローラー430と同方向へ回転する。これにより、磁気ローラー430及び現像ローラー432の外周面における相互に対向する部分はそれぞれ逆方向へ移動する。
また、現像処理時、現像ローラー432と感光ドラム41とは互いに逆方向へ回転する。これにより、現像ローラー432及び感光ドラム41の外周面における相互に対向する部分はそれぞれ同じ方向へ移動する。
このように、二成分現像剤90に含まれるトナー777は現像処理時に消費される。そのため、トナー777は、トナー補給部40から現像槽450に補給され、前記消費分が補われる。一方、二成分現像剤90に含まれるキャリア555はほとんど消費されることなく現像槽450内に残留し、現像槽450に補給されるトナー777に流動性等を付与する。
現像装置43は、駆動モーター203を有する。駆動モーター203は、磁気ローラー430を回転駆動する。駆動モーター203は、直流ブラシレスモーター、或いはステッピングモーターなどであることが考えられる。
現像装置43は、制御部200を有する。制御部200は、CPU(Central Processing Unit)と、ROM(Read Only Memory)と、RAM(Random Access Memory)とを備える。
前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。前記ROMは、前記CPUに各種の処理を実行させるための制御プログラムなどの情報が予め記憶される不揮発性の記憶部である。前記RAMは、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される揮発性の記憶部である。制御部200は、前記CPUが前記ROMに記憶されているプログラムを実行することにより、画像形成装置10の動作を制御する。
制御部200の前記ROMには、制御部200の前記CPUに後述の処理(図4のフローチャート参照)を実行させる為の処理プログラムが記憶されている。前記処理プログラムは、画像形成装置10の出荷時点で前記ROMに記憶されていてもよい。或いは、前記処理プログラムがCD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、フラッシュメモリーなどのコンピューター読み取り可能な情報記録媒体に記録されており、前記出荷後に、前記処理プログラムが前記情報記録媒体から制御部200の前記ROMに記憶されてもよい。なお、制御部200が有する機能の一部又は複数が電子回路として設けられる構成も他の実施形態として考えられる。
制御部200は、第1回転制御部201と、第2回転制御部202とを有する。
第1回転制御部201は、現像処理時に、磁気ローラー430を前述の現像時回転方向X1へ予め定められた第1回転速度V1で回転させる正回転制御を行う。
第2回転制御部202は、非現像処理時に、磁気ローラー430を現像時回転方向X1と逆の回転方向(以下、逆回転方向という)X2へ回転させる逆回転制御を行う。ここで、前記逆回転制御において、第2回転制御部202は、第1回転速度V1と同じ又はそれと異なる回転速度V2で磁気ローラー43を逆回転させる。逆回転方向X2は、第2回転方向に相当する。
例えば、前記逆回転制御における磁気ローラー43の回転角度が、逆回転方向X2における分離位置L3から層厚制限位置L4までの回転角度以上、1回転未満の回転角度であることが考えられる。
ところで、従来の現像装置においても、層厚制限部によって磁気ローラー上の二成分現像剤の層厚が制限される。従来の層厚制限部は、硬質な部材で構成されたブレード状の部材のみで構成されている。この層厚制限部によって磁気ローラー上の二成分現像剤の層厚が制限される際に飛散したトナーが層厚制限部の表面に堆積する。このトナーの堆積物が大きくなった場合、層厚制限部から現像ローラーを経由し感光ドラムに転移し、画質に悪影響を及ぼす虞がある。
上記の問題に対し、二成分現像剤に含まれるキャリアによって磁気ブラシが磁気ローラーの表面に形成されることを利用して、磁気ローラーを現像処理時の回転方向である正回転方向に対し逆回転方向に回転させることで、前記堆積トナーを磁気ブラシで掻き落とす場合がある。
しかしながら、逆回転方向に回転させる制御が行われる場合に、層厚制限部の表面から前記トナーの堆積物を除去する性能をより高める技術が求められている。そこで、本実施形態では、以下のような構成を備える。
図3に示されるように、層厚制限部600は、ブレード601と、可撓部材602とを有する。
ブレード601は、層厚制限位置L4において磁気ローラー430の表面に対し隙間を隔てて設けられており、磁気ローラー430の外周面における層厚制限位置L4の部分に向かって突出する。したがって、ブレード601は、先端面611及び上面612を有する。ブレード601は、硬質な部材であり、基体に相当する。層厚制限位置L4は、第3位置に相当する。なお、本実施形態では、ブレード601の先端部の断面形状は矩形状である。
ブレード601は、現像時回転方向X1へ回転する磁気ローラー430が担持する二成分現像剤90の層厚を制限する。本実施形態では、分離位置L3と層厚制限位置L4とは、磁気ローラー430の回転軸心に対し互いに略反対側に位置する。
可撓部材602は、可撓性を有するシート状の部材である。本実施形態では、可撓部材602は、ポリエチレンテレフタラートを主成分として構成されている。
可撓部材602は、ブレード601における磁気ローラー430に対向する先端面611から上面612に亘る範囲を、隙間を隔てて覆っている。
具体的には、可撓部材602は、第1対面部651と第2対面部652とを有する。可撓部材602において、第1対面部651と第2対面部652との境界部分が曲がり部653を形成している。曲がり部653は、ブレード601における先端面611と上面612との境界部613を覆う部分である。
第1対面部651は、ブレード601の先端面611に対し隙間W1を隔てて対面する。可撓部材602は、第1対面部651の端部800で、ブレード601の先端面611に固定されている。端部800の位置は、ブレード601の先端面611のうち、ブレード601の先端面611と上面612との境界部613から間隔Y1を隔てた位置である。間隔Y1は、第1の間隔に相当する。本実施形態では、可撓部材602は、端部800が接着剤によりブレード601の先端面611に接着されることによって先端面611に固定されている。
第2対面部652は、ブレード601の上面612に対し隙間W2を隔てて対面する。可撓部材602は、第2対面部652の端部801で、ブレード601の上面612に固定されている。端部801の位置は、ブレード601の上面612のうち、境界部613から間隔Y2を隔てた位置である。間隔Y2は、第2の間隔に相当する。本実施形態では、可撓部材602は、端部801が接着剤により接着されることによって上面612に固定されている。
本実施形態では、可撓部材602は、曲がり部653がその他の部分よりも磁気ローラー430の外周面に近接するようにブレード601に取り付けられている。
次に、図4を用いて、制御部200による処理について説明する。なお、図4のフローチャートにおいてステップS401、S402、・・・は処理手順(ステップ)番号を表している。図4に示される制御部200の処理は、現像処理を伴う画像形成ジョブが実行されるときに開始される。
<ステップS401>
ステップS401において、制御部200は、画像形成ジョブが終了したか否かを判定する。制御部200は、前記画像形成ジョブが終了していないと判定した場合は(ステップS401でNO)、再度ステップS401の処理を実行する。
前記画像形成ジョブが実行されている間、第1回転制御部201による前記正回転制御が行われている。前記正回転制御時においては、図5(A)に示されるように、磁気ローラー430が現像時回転方向X1へ回転し、層厚制限部600により、磁気ローラー430の表面に担持された二成分現像剤90の層厚が制限される。
前記正回転制御の開始当初、可撓部材602の曲がり部653が他の部分よりも磁気ローラー430の外周面に近接した状態となっている。しかしながら、二成分現像剤90が層厚制限位置L4を通過するときには、ブレード601の先端面611と磁気ローラー430の表面との間に進入した二成分現像剤90が、可撓部材602の第1対面部651をブレード601の先端面611側(矢印A参照)に押し付ける。
これにより、可撓部材602の第1対面部651が磁気ローラー430から離隔する。また、これに伴い、可撓部材602の曲がり部653も磁気ローラー430から離隔する。その結果、二成分現像剤90の層厚が、概ね現像ローラー432の周面とブレード601の先端面611との間隔に相当する厚みに制限される。
隙間W2を隙間W1よりも広くすることで、二成分現像剤90が可撓部材602の第1対面部651をブレード601の先端面611側(矢印A参照)に押し付けた際に、第1対面部651が先端面611側に変位し易くなる。
ステップS401において、制御部200は、前記画像形成ジョブが終了したと判定した場合は(ステップS401でYES)、処理をステップS402に進める。
<ステップS402>
制御部200は、前記画像形成ジョブが終了したと判定すると、磁気ローラー430の逆回転制御を開始すべき開始条件が成立したか否かを判定する。前記開始条件として、例えば、後述するカウンター(不図示)のカウント値が、予め定められた枚数を示す数値を超えたという条件が採用可能である。前記数値は、例えば10000である。
制御部200は、前記開始条件が成立していないと判定した場合は(ステップS402でNO)、処理を終了する。一方、制御部200は、前記開始条件が成立したと判定した場合は(ステップS402でYES)、処理をステップS403の処理に進める。
<ステップS403>
ステップS403において、制御部200は、前記カウンターのカウント値をリセットする。前記カウンターは、画像形成が行われた記録シート9の枚数をカウントする。例えば、前記カウンターが、制御部200において画像形成処理の実行回数をカウントアップするプログラムを実行する前記CPUによって実現されることが考えられる。制御部200は、ステップS403の処理後、処理をステップS404に進める。
<ステップS404>
ステップS404において、制御部200は、磁気ローラー430に対する前記逆回転制御を開始する。この逆回転制御下においては、制御部200は、磁気ローラー430を逆回転させる。これにより、図6(A)に示されるように、磁気ローラー430の表面に形成された磁気ブラシK1がブレード601の表面へ向かっていく。
前記逆回転制御時においては、磁気ローラー430が逆回転方向X2へ回転し、可撓部材602の第1対面部651をブレード601の先端面611側(矢印A参照)に押し付ける力が作用しない。そのため、図6(A)に示されるように、可撓部材602の曲がり部653が、本来の状態、即ち、他の部分よりも磁気ローラー430の外周面に近接した状態となっている。
従って、図6(B)に示されるように、磁気ローラー430の表面に担持された磁気ブラシK1は、可撓部材602の曲がり部653及び第2対面部652に引っかかる。このとき、曲がり部653及び第2対面部652は、逆回転方向X2へ回転する磁気ローラー430上の二成分現像剤90から、下向き(図6(B)の矢印B参照)且つ磁気ローラー430に接近する方向(矢印C参照)の力を受ける。これにより、曲がり部653が磁気ローラー430の表面に更に近接する位置に変位する。
ここで、第2の間隔Y2を第1の間隔Y1よりも長くすることで、曲がり部653及び第2対面部652が磁気ブラシK1から下向き(矢印B参照)且つ磁気ローラー430に接近する方向(矢印C参照)の力を受けたときに、磁気ローラー430の表面に近接し易くなる。
曲がり部653及び第2対面部652に引っかかった磁気ブラシK1の一部を構成する二成分現像剤90は、分散しながら可撓部材602の第2対面部652の上面に乗り上げ、その上面に堆積しているトナーに当たる。
第2対面部652の上面に乗り上げた二成分現像剤90に含まれるキャリア555は、可撓部材602の上面に堆積しているトナー777と逆の極性を有している。そのため、図7(A)に示されるように、第2対面部652に堆積しているトナー777が、静電気力によって、可撓部材602の第2対面部652の上面にのったキャリア555に付着する。これにより、可撓部材602が設けられていない従来の構成に比べて、可撓部材602の第2対面部652の上面に堆積したトナー777が付着するキャリア555の量が多くなり、従来の構成に比べてトナーの除去性能を向上させることができる。
図7(B)に示されるように、トナー777が付着したキャリア555、すなわち二成分現像剤90は、静電気力によって磁気ローラー430に引き寄せられる。また、この二成分現像剤90は、曲がり部653が下向き且つ磁気ローラー430に接近する方向に変位するように変形した可撓部材602の第2対面部652によって、第1対面部651と磁気ローラー430との間隙に案内される。そして、その二成分現像剤90は、前記間隙を通って現像槽450へ向けて落下する(矢印D参照)。このようにして、可撓部材602の第2対面部652の上面に堆積したトナー777は、磁気ブラシK1によって掻き落とされる。
制御部200は、ステップS404の処理後、処理をステップS405に進める。
<ステップS405>
制御部200は、磁気ローラー430に対する前記逆回転制御下における回転時間が予め定められた回転時間Tth1に達したか否かを判定する。磁気ローラー430の前記回転時間は、目的の回転角度になるよう設定されている。回転時間Tth1は、磁気ローラー430が例えば逆回転方向X2における分離位置L3から層厚制限位置L4までの角度だけ回転するのに要する時間であることが考えられる。
制御部200は、前記回転時間が回転時間Tth1に達していないと判定した場合は(ステップS405でNO)、再度ステップS405の処理を実行する。一方、制御部200は、前記回転時間が回転時間Tth1に達したと判定した場合は(ステップS405でYES)、処理をステップS406に進める。
なお、ここでは、前記回転時間が回転時間Tth1に達した場合に、前記逆回転制御が終了されるが、前記逆回転角度が目的の角度に達したことを検出するセンサーが設けられ、そのセンサーの検出結果によって前記逆回転制御が終了される形態も考えられる。
磁気ローラー430の表面に担持されるキャリア555が分離位置L3でその表面から離脱する。そのため、現像時回転方向X1における分離位置L3から現像剤移行位置L1までの磁気ローラー430の表面には、キャリア555が殆ど存在しない。したがって、分離位置L3から層厚制限位置L4までの回転角度以上に磁気ローラー430を逆回転させても、堆積トナーの除去能力は殆ど変わらない。
また、新たに発生し得る画像形成ジョブの実行開始が遅延することを回避するため、前記逆回転制御に要する時間はできるだけ短い方がよい。
以上のことから、本実施形態では、第2回転制御部202は、逆回転方向X2における分離位置L3から層厚制限位置L4までの角度だけ磁気ローラー430を逆回転させる。これにより、磁気ブラシK1によってブレード601の表面に堆積しているトナーを効率よく短い時間で除去することができる。ただし、磁気ローラー430を逆回転させる場合の回転角度は、逆回転方向X2における分離位置L3から層厚制限位置L4までの回転角度に限定されるものではない。
図8は、本実施形態の効果を検証するテストの結果を示す。図8は、本実施形態(実施例)と2パターンの比較例1、2とについて、層厚制限部600に堆積するトナーの堆積量を比較する検証テストの結果を示す。
前記検証テストは、画像印字率は5%で10000枚の記録シート9に対して画像を形成した場合に層厚制限部600に堆積するトナーの堆積量を測定するテストである。なお、磁気ローラー430の直径は16mm、現像ローラーの直径は16mm、現像ローラーの回転速度の周速度換算値は208mm/secである。
比較例1は、磁気ローラー430の逆回転制御が行われない場合の事例である。比較例2は、非画像形成時に磁気ローラー430を逆回転させるが、可撓部材602が設けられていない場合の事例である。現像処理が行われるときの磁気ローラー430の回転速度(第1回転速度V1)は周速度換算で235mm/secである。
また、本実施例において、前記逆回転制御下における第2回転速度V2の周速度換算値は、235mm/secである。そして、磁気ローラー430に対して逆回転制御を開始してから磁気ローラー430を1周分回転駆動した時点でその駆動が停止される。可撓部材602の厚みは50μmである。ブレード601の先端面611と上面612との境界部613から上方1mmの位置に曲がり部653が形成されている。
図9に示されるように、比較例1と比較例2とを比較すると、比較例1では、前記堆積トナー量は0.2gであるのに対し、比較例2では前記堆積トナー量は0.07gであり、前記体積トナー量が約1/3まで低減した。
そして、本実施例と比較例2とを比較した場合、本実施例では、比較例2における前記堆積トナー量の約1/3である0.020gにまで前記堆積トナー量が低減されるという実験結果が得られた。
このように、本実施形態では、可撓部材602が設けられない場合に比べ、ブレード601の表面に堆積しているトナーを更に除去することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は前述した内容のものに限られず、種々の変形例が適用可能である。
(変形例1)
前記実施形態に係る現像装置43は、いわゆるインタラクティブタッチダウン方式によって感光ドラム41表面の静電潜像を現像する装置である。しかし、画像形成装置10に搭載される現像装置は、これに限られるものではない。
すなわち、画像形成装置10に搭載される現像装置が二成分現像方式の現像装置であることも考えられる。二成分現像方式の前記現像装置においては、磁気ローラー430が現像ローラー432の機能を兼ねる。即ち、磁気ローラー430が、現像槽450に収容されている二成分現像剤90を受け取り、磁気ブラシK1を感光ドラム41に接触させる。これにより、磁気ローラー430はトナー777を感光ドラム41に供給する。この場合、磁気ローラー430が、撹拌された二成分現像剤90を担持する現像剤担持体に相当し、感光ドラム41がトナー担持体に相当する。
(変形例2)
第2回転制御部202による逆回転制御が終了した後に、第1回転制御部201が、画像形成ジョブの発生に備えて、磁気ローラー430を予め現像時回転方向X1へ回転させることが考えられる。これにより、画像形成ジョブが発生したときには磁気ローラー430の表面に前記現像剤層が既に形成されている状態となるため、発生した前記画像形成ジョブを速やかに実行することができる。
(変形例3)
前記実施形態では、曲がり部653は、湾曲している。ただし、曲がり部653は、屈曲していてもよい。
(変形例4)
前記逆回転制御において、第2回転制御部202が第1回転速度V1よりも速い第2回転速度V2で磁気ローラー43を回転させ、その後、逆回転方向X2へ第2回転速度V2よりも遅い第3回転速度V3で磁気ローラー43を回転させることも考えられる。この場合、ブレード601の表面に堆積しているトナーを更に効率的に除去することができる。
第1回転速度V1よりも速い第2回転速度V2で磁気ローラー43を回転させることで、磁石430による磁力により磁気ローラー430に引き付けられる二成分現像剤90が、磁気ローラー430の表面上でスリップする。前記スリップにより、磁気ブラシK1が密集し、磁気ブラシK1の塊が生じる。
その後、第2回転速度V2よりも遅い第3回転速度V3で磁気ローラー43を回転させることで、磁気ブラシK1の塊が層厚制限部600に堆積したトナーと接触する時間が長くなり、より多くのトナーを層厚制限部600から除去することができる。
10:画像形成装置
43:現像装置
41:感光ドラム
430:磁気ローラー
432:現像ローラー
600:層厚制限部
601:ブレード
602:可撓部材
611:先端面
612:上面
613:境界部
651:第1対面部
652:第2対面部
653:曲がり部

Claims (7)

  1. 現像剤収容部内で二成分現像剤を外周面に担持しつつ第1回転方向へ回転することにより、前記二成分現像剤を下方の第1位置から上方の第2位置へ搬送するとともに前記第2位置において前記二成分現像剤に含まれるトナーを次段のトナー担持体に供給する現像剤担持体と、
    前記現像剤担持体の前記外周面における前記第1位置と前記第2位置との間の第3位置の部分に対して隙間を隔てて設けられ、前記第1回転方向へ回転する前記現像剤担持体が担持する前記二成分現像剤の層厚を制限する層厚制限部と、
    現像処理が行われるときに前記現像剤担持体を前記第1回転方向へ回転させ、前記現像処理が行われないときに前記現像剤担持体を前記第1回転方向に対して逆の第2回転方向へ回転させる回転制御部と、
    を備え、
    前記層厚制限部は、
    前記現像剤担持体の前記外周面における前記第3位置の部分に向かって突出する基体と、
    可撓性を有するシート状の部材であり、且つ、前記基体における前記現像剤担持体に対向する先端面から上面に亘る範囲を、隙間を隔てて覆い、前記基体における前記先端面と前記上面との境界部分を覆う曲がり部が他の部分よりも前記現像剤担持体の前記外周面に近接する状態で前記基体に取り付けられた可撓部材と、
    を備え
    前記可撓部材は、前記基体の前記先端面における前記境界部分から第1の間隔を隔てた第1固定部に固定されているとともに、前記基体の前記上面における前記境界部分から前記第1の間隔よりも長い第2の間隔を隔てた第2固定部に固定されている現像装置。
  2. 現像剤収容部内で二成分現像剤を外周面に担持しつつ第1回転方向へ回転することにより、前記二成分現像剤を下方の第1位置から上方の第2位置へ搬送するとともに前記第2位置において前記二成分現像剤に含まれるトナーを次段のトナー担持体に供給する現像剤担持体と、
    前記現像剤担持体の前記外周面における前記第1位置と前記第2位置との間の第3位置の部分に対して隙間を隔てて設けられ、前記第1回転方向へ回転する前記現像剤担持体が担持する前記二成分現像剤の層厚を制限する層厚制限部と、
    現像処理が行われるときに前記現像剤担持体を前記第1回転方向へ回転させ、前記現像処理が行われないときに前記現像剤担持体を前記第1回転方向に対して逆の第2回転方向へ回転させる回転制御部と、
    を備え、
    前記層厚制限部は、
    前記現像剤担持体の前記外周面における前記第3位置の部分に向かって突出する基体と、
    可撓性を有するシート状の部材であり、且つ、前記基体における前記現像剤担持体に対向する先端面から上面に亘る範囲を、隙間を隔てて覆い、前記基体における前記先端面と前記上面との境界部分を覆う曲がり部が他の部分よりも前記現像剤担持体の前記外周面に近接する状態で前記基体に取り付けられた可撓部材と、
    を備え、
    前記曲がり部は、屈曲している現像装置。
  3. 前記可撓部材は、ポリエチレンテレフタラートを主成分とする部材である請求項1又は2の何れか一項に記載の現像装置。
  4. 表面に静電潜像が形成される感光体に対して前記トナーを供給することによって前記静電潜像を顕像化する前記トナー担持体をさらに備える請求項1乃至の何れか一項に記載の現像装置。
  5. 現像剤収容部内で二成分現像剤を外周面に担持しつつ第1回転方向へ回転することにより、前記二成分現像剤を下方の第1位置から上方の第2位置へ搬送するとともに前記第2位置において前記二成分現像剤に含まれるトナーを次段のトナー担持体に供給する現像剤担持体と、
    前記現像剤担持体の前記外周面における前記第1位置と前記第2位置との間の第3位置の部分に対して隙間を隔てて設けられ、前記第1回転方向へ回転する前記現像剤担持体が担持する前記二成分現像剤の層厚を制限する層厚制限部と、
    現像処理が行われるときに前記現像剤担持体を前記第1回転方向へ回転させ、前記現像処理が行われないときに前記現像剤担持体を前記第1回転方向に対して逆の第2回転方向へ回転させる回転制御部と、
    を備え、
    前記層厚制限部は、
    前記現像剤担持体の前記外周面における前記第3位置の部分に向かって突出する基体と、
    可撓性を有するシート状の部材であり、且つ、前記基体における前記現像剤担持体に対向する先端面から上面に亘る範囲を、隙間を隔てて覆い、前記基体における前記先端面と前記上面との境界部分を覆う曲がり部が他の部分よりも前記現像剤担持体の前記外周面に近接する状態で前記基体に取り付けられた可撓部材と、
    を備え、
    表面に静電潜像が形成される感光体に対して前記トナーを供給することによって前記静電潜像を顕像化する前記トナー担持体をさらに備える現像装置。
  6. 前記トナー担持体は、表面に静電潜像が形成される感光体であり、
    前記現像剤担持体は、前記感光体に対して前記第位置で前記トナーを供給することによって前記静電潜像をトナー像へ顕像化する請求項1乃至の何れか一項に記載の現像装置。
  7. 表面に静電潜像が形成される感光体と、
    前記感光体に前記トナーを供給することによって前記静電潜像をトナー像へ顕像化する請求項1乃至の何れか一項に記載の現像装置と、
    前記感光体に形成された前記トナー像を記録シートに転写する転写部と、
    を備える画像形成装置。
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