JP6136914B2 - 磁石埋込型ロータ - Google Patents

磁石埋込型ロータ Download PDF

Info

Publication number
JP6136914B2
JP6136914B2 JP2013263868A JP2013263868A JP6136914B2 JP 6136914 B2 JP6136914 B2 JP 6136914B2 JP 2013263868 A JP2013263868 A JP 2013263868A JP 2013263868 A JP2013263868 A JP 2013263868A JP 6136914 B2 JP6136914 B2 JP 6136914B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
outer peripheral
inner peripheral
magnet
core
locking portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013263868A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015122820A (ja
Inventor
一志 恩田
一志 恩田
佑輔 柴田
佑輔 柴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2013263868A priority Critical patent/JP6136914B2/ja
Publication of JP2015122820A publication Critical patent/JP2015122820A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6136914B2 publication Critical patent/JP6136914B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)

Description

本発明はモータの磁石埋込型ロータに関し、特にロータコアの締結構造に関する。
磁石埋込型ロータのロータコアを非磁性部材で締結することで漏れ磁束をカットし磁石を小さくできることが知られている(特許文献1)。かかるロータ構造では、ロータの磁石挿入孔に配置される一対の磁石間を仕切るように、ブリッジで連結している。ブリッジは非磁性体からなり、磁石挿入孔のロータ外周側とロータ内周側に係合している。
特開2009−201269号公報
図1に示すロータコアの締結構造は、発明者らにより新たに提案されたものが断面図で示されている。図1に示すようにロータの一の磁極20において、磁石挿入孔30が磁石を挿入する隙間として設けられている。磁石挿入孔30には、一対の磁石である、磁石21及び磁石26が挿入されている。
図1に示すように磁石21及び磁石26の間には、コア外周部35の表面に複数の外周凹部31,32が位置する。ブリッジ36,37は外周凸部41,42を備える。外周凸部41,42は外周凹部31,32に係合される。
図1に示すように、外周凸部41,42がコア外周部35の内部に挿入される場合、磁石21の生ずる磁束40のための磁路を遮る場合がある。かかる場合、磁束40は大きく曲げられて、磁束45のようにロータ磁極25の外周側に遷移する。
このため図1に示すコア外周部35の中で十分な磁束が形成されず、結果としてトルクが低下するなど、モータの性能低下を招く可能性がある。本発明は、磁石を挿入する隙間に少なくとも一対の磁石が配置される磁石埋込型ロータにおいて、ロータコアの締結強度の確保しつつ磁束形成を増大させる締結構造を提供することを目的とする。
本発明の磁石埋込型ロータは、一のロータ磁極において、リム76,77を有する内周凹部を備え、回転軸から近い側にあるコア中心部と、リム56,57を有する外周凹部を備え、回転軸から遠い側にあるコア外周部と、前記コア中心部及びコア外周部の間にある、一つながりの隙間と、前記一つながりの隙間に配置される、少なくとも一対の磁石対と、非磁性体の一又は二以上のブリッジと、を備える。
前記ブリッジは、一方端の内周係止部及び他方端の外周係止部を有する。前記コア中心部及び前記コア外周部は、前記磁石対を構成する磁石間で、前記ブリッジに連結される。
前記内周凹部及び外周凹部はそれぞれ複数ある。前記ブリッジは、前記内周係止部の側で、前記複数の内周凹部に嵌合し、かつ前記外周係止部の側で、前記複数の外周凹部に嵌合する。前記外周係止部は、前記内周係止部よりも小さい。
上記磁石埋込型ロータの締結構造では、ロータの一の磁極において複数の係止部を用いることで、ロータ作動時の応力集中に対して十分な強度が得られる。一方、外周係止部が内周係止部よりも小さいため、コア外周部において磁路を遮りにくい。したがってコア中心部及びコア外周部からなるロータコアにおいて磁束形成を増大させることが出来る。
本発明の一態様において、前記内周係止部は、一体のブリッジに形成され、それぞれ前記内周凹部に嵌合する、二又は三以上の内周凸部であることが好ましい。前記外周係止部は、前記一体のブリッジに形成され、それぞれ前記外周凹部に嵌合する、二又は三以上の外周凸部であることが好ましい。
かかる態様においては、ブリッジが一体であるため、係止部の数が多い場合でもブリッジの数は増やさなくてもよい。このため、ロータコアにブリッジを組み付けるのが容易である。
前記ブリッジは、前記磁石対の一方側から他方側に向かって順に並ぶ、三又は四以上の前記内周凸部を有することが好ましい。前記一のロータ磁極において、前記磁石対に近い両端の前記内周凸部は、中央の前記内周凸部よりも大きいことが好ましい。
かかる態様においては、両端の締結形状が中央より大きいので、中央よりも高い強度を確保できる。したがって、ロータコアの締結構造は応力の集中に対抗することができる。このためモータの回転数が増加してもコア中心部とコア外周部が分離しにくくなる。
前記一のロータ磁極において、前記磁石対の一方及び他方に最も近い前記外周凸部の間隔は、前記磁石対の一方及び他方に最も近い前記内周凸部の間隔よりも大きいことが好ましい。
かかる態様においては、ブリッジの内周側及び外周側の締結形状を、放射状に配置することで遠心力の働く法線方向と、遠心力を受け止めやすい締結の方向を近づけることができる。これにより、各両端の凹部のリム又はこれに面する係止部の表面での応力集中又は片あたりを抑制することが出来る。
三若しくは四以上の前記内周凸部及び/又は三若しくは四以上の前記外周凸部が、前記磁石対の一方側から他方側に向かって、弧を成して並ぶことが好ましい。
かかる態様においては、中央の凹部のリムの向きが接線方向に近付く。このため、外周側及び内周側の中央の凹部への応力集中又は片あたりを軽減することが出来る。
本発明の他の態様において、磁石埋込型ロータは、二又は三以上の前記ブリッジを備えることが好ましい。前記内周係止部は前記内周凹部に嵌合する内周頭部であることが好ましい。前記外周係止部は前記外周凹部に嵌合する外周頭部であることが好ましい。
かかる態様においては、ブリッジが互いに別体として、分離して構成されているため軽量である。このためロータコアの回転で、遠心力がブリッジに働いても、内周係止部にかかる応力が小さい。
前記ブリッジは、前記磁石対の一方側から他方側に向かって順に並ぶ、三又は四以上のブリッジであることが好ましい。前記一のロータ磁極において、前記磁石対に近い両端の前記内周頭部は、中央の前記内周頭部よりも大きいことが好ましい。
かかる態様においては、内周側の両端の締結形状を中央よりも相対的に大きくして、中央よりも高い強度を確保する。このため締結構造は応力の集中に対抗することができる。このためモータの回転数が増加してもコア外周部とコア中心部が分離しにくくなる。
前記一のロータ磁極において、前記ブリッジの互いの間隔は、回転軸から遠いほど大きいことが好ましい。
かかる態様においては、ブリッジを放射状に又は法線方向に配置することで、これらのブリッジが本来力を受け止めやすい方向と、遠心力の作用する方向を近付けることが出来る。これにより、リム121,122,128,129での応力集中又は片あたりを抑制することが出来る。
前記一つながりの隙間は、磁石挿入孔であることが好ましい。
かかる態様においては、一つながりの隙間とロータコアの外周面との間に連結部が形成される。連結部は、コア外周部とコア中心部とを連結する強度を高める。このため、コア外周部側の締結形状にかかる応力が軽減ざれ、外周凸部及び外周凹部をさらに小さくすることが出来る。
磁石を挿入する隙間に少なくとも一対の磁石が配置される磁石埋込型ロータにおいて、ロータコアの締結強度の確保しつつ磁束形成を増大させる締結構造を提供することができる。
課題にかかる、ロータの一の磁極の断面図である。 第1実施形態にかかる、ロータの一の磁極の断面図である。 第2実施形態にかかる、ロータの一の磁極の断面図である。 第3実施形態にかかる、ロータの一の磁極の断面図である。 第4実施形態にかかる、ロータの一の磁極の断面図である。 第5実施形態にかかる、ロータの一の磁極の断面図である。 実施例1及び比較例1にかかる、ロータの一の磁極の断面図である。 比較例2にかかる、ロータの一の磁極の断面図である。 実施例2にかかる、ロータの一の磁極の断面図である。
以下、実施形態及び実施例について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同等の構成要素には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。また発明が解決しようとする課題において用いた図を一部援用して説明する。
[第1実施形態]
図2は磁石埋込型のロータ構造を有するロータ(回転子)の一の磁極である、ロータ磁極25の断面図である。ロータ磁極25は外周面15、境界面16、内周面17、及び境界面18で囲まれた領域である。
外周面15は、ロータがモータとして組み上げられた際、ステータ(固定子)と対向する。境界面16,18は隣接する磁極との境界であり、コア中心部75内にある仮想的な面である。内周面17は、ロータがモータとして組み上げられた際、回転軸に対し直接又は間接に固定される。
図2に示すようにコア外周部55とコア中心部75とはロータコアを形成している。コア外周部55はコア中心部75よりも回転軸から遠い側にある。コア中心部75はコア外周部55よりも回転軸から近い側にある。
図2に示すように磁石挿入孔30は、コア中心部75及びコア外周部55の間にある。磁石挿入孔30は一つながりの隙間である。磁石挿入孔30は中心空隙60を含む。中心空隙60は磁石挿入孔30の中心に位置する。
図2に示すように磁石挿入孔30は外周面15側に凹型である。かかる凹型形状内にコア外周部55が位置する。コア中心部75は外周面15側に凹型である。かかる凹型形状内に磁石挿入孔30及びコア外周部55が位置する。
図2に示すように磁石挿入孔30には磁石21及び磁石26が挿入され、配置されている。磁石21及び磁石26は一対の磁石対である。各磁石の磁極の向きは、磁石埋込型ロータの一の磁極において磁石を分割配置する場合に通常考えられるものでよい。例えば図2に示すようにV字状に配置してもよい。詳細は後述する。
図2に示すようにロータ磁極25はコア外周部55とコア中心部75とを連結する締結構造又はダヴテールを有する。ロータ磁極25は、二又は三以上の非磁性体のブリッジ46,47を有する。ブリッジ46,47は一方端に内周係止部を、他方端に外周係止部を有する。ブリッジ46,47は、締結部品として機能する。
ブリッジ46,47は互いに別体として、分離して構成されている、このため、例えば後述する第2実施形態に示される、一体型のブリッジ100(図3)に比べ軽量である。このためロータコアの回転で、遠心力がブリッジに働いても、内周係止部(係合部)にかかる応力が小さい。
ブリッジ46,47は他の機能として、中心空隙60において磁石挿入孔30の磁石21側と磁石26側とを仕切る。換言すれば図2に示すブリッジ46,47は磁石対を構成する磁石間を仕切る。中心空隙60は通常、大気で満たされている。中心空隙60内は窒素、希ガスを初めとする不燃性の気体や樹脂、アルミなどの非磁性材料が充填されていてもよい。
図2に示す磁石21及び磁石26の生ずる磁束は、ブリッジ46,47及び中心空隙60を通ることが出来ない。このため磁束は外周側磁石85に向かうように形成される(実施例1、図7参照)。
図2に示すロータ磁極25は、ロータの周囲に強い磁場を形成する。このためかかるロータを備えるモータは、これを備えないモータに比べ、トルクが大きく、また少ない電力で高い出力を発生する。
図2に示すようにブリッジ46,47はロータの中心側から外周側に向かう方向116,117に沿って、コア外周部55とコア中心部75とを連結する。ブリッジ46,47は外周係止部の側で、コア外周部55の複数の凹部に嵌合し、内周係止部の側で、コア中心部75の複数の凹部に嵌合する。
図2に示すようにブリッジ46の外周頭部61は、コア外周部55の外周凹部51と係合し、好ましくは嵌合する外周係止部である。外周凹部51のリム56は、コア外周部55の内周面50側に位置する。本実施形態においてリムは、係止構造の一例として、一対のレール、又は一対の柵形状を示す。
図2に示すリム56は外周頭部61の根元を磁石21側及び磁石26側から挟む。また内周面50は中心空隙60に面する。したがって、外周凹部51はコア外周部55の中心に近い側が広くなっている。
図2に示すコア外周部55がロータの回転による遠心力を受けても、リム56及び外周頭部61が、他のブリッジとともにこれを支えるため、コア外周部55がブリッジ46から脱離しにくい。換言すれば、かかるリム56及びこれに接する外周頭部61の表面に応力がかかりやすい。
図2に示すようにブリッジ46の内周頭部81は、外周頭部61と反対側にある内周係止部である。内周頭部81はコア中心部75の外周面70の内周凹部71と嵌合する。内周凹部71のリム76は、コア中心部75の外周面70側に位置する。
図2に示すリム76は内周頭部81の根元を磁石21側及び磁石26側から挟む。また外周面70は中心空隙60に面する。したがって、内周凹部71はコア中心部75の中心に近い側が広くなっている。
図2に示すコア外周部55及びブリッジ46がロータの回転による遠心力を受けても、リム76及び内周頭部81が、他のブリッジとともにこれを支えるため、コア外周部55及びブリッジ46がコア中心部75から脱離しにくい。換言すれば、かかるリム76及びこれに接する内周頭部81の表面に応力がかかりやすい。
上記同様、図2に示すようにブリッジ47の外周頭部62は、リム57を有する外周凹部52と嵌合する外周係止部である。したがってコア外周部55がブリッジ47から脱離しにくい。また内周頭部82は、リム77を有する内周凹部72と嵌合する内周係止部である。したがってコア外周部55及びブリッジ47がコア中心部75から脱離しにくい。
図2に示す外周凹部51,52は協働して、コア外周部55にかかる遠心力に抗する。一方内周凹部71,72は協働して、コア外周部55にかかる遠心力に抗する。さらに内周凹部71,72は協働して、ブリッジ46,47にかかる遠心力に抗する。このため、内周凹部71,72は、ブリッジ46,47にかかる遠心力の分、外周凹部51,52よりも大きくすることが好ましい。
図2に示すように一の磁極において複数の係止部を用いるため、本実施形態の締結構造は、ロータコアの締結強度を確保できる。本実施形態ではさらに各ブリッジにおいて、外周頭部は内周頭部よりも小さい。さらに外周凹部51及び内周凹部71、並びに外周凹部52及び内周凹部72の各組においても、外周側は内周側よりも小さい。
具体的には図2に示すように、外周頭部61は内周頭部81よりも断面積又は体積が小さい。また、外周頭部62は内周頭部82よりも断面積又は体積が小さい。このためコア外周部55において磁路を遮りにくい。
図2に示す各頭部の形状は、図2に示すような楕円形又は円形のみならず、三角形、逆三角形、四角形、台形、逆さ台形、五角形、六角形、その他の多角形、半円形、又は逆向きの半円形でもよく、またこれらに制限されない。
本第1実施形態では図2に示す各頭部を、各ブリッジの胴体部よりも太いものとした。これに対し、各頭部を胴体部よりも細いものとしてもよい。この場合、各頭部は各胴体の外周側及び内周側の端部から突出し、くびれを有する凸部であってもよい。
図2に示すブリッジの数は2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12及び13本以上のいずれでもよい。ブリッジの数は、内周面50及び外周面70の広さ、並びに所望の磁束の形成に必要なコア外周部55の形状が許す限り特に制限されない。
ロータは複数の磁極が集まってできているところ、図2には一のロータ磁極25が示されている。ロータ中には、各ロータ磁極に複数の磁石挿入孔30が形成されている。外周面15がN極であるロータ磁極25と、S極であるロータ磁極25が周方向に沿って交互に並んでロータを形成している。
図2に示すロータ磁極25がN極である場合、磁石21において、磁石26に対向する磁極面22は、N極である。一方、磁石21において、磁極面22と反対側にある磁極面23はS極である。
同様に図2に示す磁石26において、磁石21に対向する磁極面27は、N極である。これと反対側にある磁極面28はS極である。ロータ磁極25は外周側がN極となるため、各N極は各S極よりも外周側を向く。
一方で、図2に示すロータ磁極25がS極である場合、上記と異なり、磁石対の各磁石は、互いにS極側で向き合い、各S極は各N極よりも外周側を向く。以上をまとめるとN及びSの向きに関わらず、磁極面22は磁極面23よりも外周側を向き、磁極面27は磁極面28よりも外周側を向く。
図2に示す磁石対は少なくとも一対あればよく、二対、又は三対以上あってもよい。また変形として、ロータ磁極25において磁極面22,27は対向することなく同一の法線方向を向いていてもよい。さらにこれらは同一平面上に並んでいてもよい。かかる場合磁石挿入孔30の断面は長方形となる。
図2に示す磁極面23、28から出る磁束は両側に隣接するロータ磁極に通ずる。磁極面22,27から生ずる磁束は外周面15より出て外界に通じる(実施例1、図7)。外界に通じる前に下記の通り外周側磁石85に通じてもよい。
図2に示すようにロータ磁極25はコア外周部55内に、さらに1個又は2個以上の外周側磁石85を備えることが好ましい。外周側磁石85はコア外周部55の備える磁石挿入孔80内に位置する。磁石挿入孔80は磁石挿入孔30よりも外周面15に近い。このため外周側磁石85は磁石21,26よりも外周面15に近い。
図2に示すように磁石挿入孔80は、磁石挿入孔30と同様、図2の紙面と垂直な方向、すなわち回転軸方向と平行である。磁石挿入孔80は、磁石挿入孔30と一定間隔を保っている。磁石挿入孔80と磁石挿入孔30とに囲まれた領域は、磁石21,26,85の生ずる磁束の磁路となる。
図2に示すロータ磁極25がN極であれば、外周側磁石85の外周側の磁極面86はN極である。また内周側の磁極面87はS極である。ロータ磁極25がS極であれば、磁極面86はS極である。また磁極面87はN極である。
図2に示すように空孔66は磁石21,85よりも外周面15に近い。空孔67は磁石26,85よりも外周面15に近い。空孔66,67は磁極面86より出る磁束の流れを整える。
図2に示すように表面凹部33は外周面15に形成されている。表面凹部33は磁石挿入孔30と空孔66との間に配置されている。表面凹部33は磁極面22より出る磁束の流れを整える。表面凹部34は外周面15に形成されている。表面凹部34は磁石挿入孔30と空孔67との間に配置されている。表面凹部34は磁極面27より出る磁束の流れを整える。
図2に示すように磁石挿入孔30と外周面15との間に、磁石21側の連結部38及び磁石26側の連結部39が形成されている。磁石挿入孔30はコア外周部55、コア中心部75及び連結部38,39に囲まれている。
図2に示す連結部38,39は、コア外周部55及びコア中心部75を連結する強度を高める。このため、図2に示すコア外周部55側の締結形状にかかる応力が軽減ざれ、外周凸部及び外周凹部をさらに小さくすることが出来る。本明細書において締結形状とは係止部及び凹部の嵌合を指すものとする。
変形例として図2に示す連結部38及び39は設けなくともよい。かかる場合、他に連結部のない限り、コア外周部55及びコア中心部75は一体の磁性体とはならない。すなわち磁石挿入孔30は孔ではなく別体コア間に設けられた隙間でもよい。
上記態様では図2に示す連結部38,39に無駄な磁束が流れなくなるメリットがある。一方で、連結部38,39があることで、コア外周部55及びコア中心部75の組み付け時に、これらの位置合わせをする工程を無くすことができる。
図2に示すコア外周部55及びコア中心部75は、回転軸と平行な方向に、磁性体を積層して、一体的に作製してもよい。かかる場合、コア外周部55及びコア中心部75の位置合わせを正確にし、かつ積層体形成を効率化するため、連結部38,39のあることが好ましい。すなわち上記積層すべき磁性体は予め所望の形状に磁石挿入孔や他の形状を設けた円板であることが好ましい。
なお、同様に図2に示すブリッジ46,47を回転軸と平行な方向に非磁性体の板を積層して作製してもよい。ブリッジは非磁性体の板から打ち抜きプレス法で作成できる。かかる積層による方法は、一体型で製造するよりも製造効率が高い。所望の強度が得られる限り、圧延鋳造等の他の方法で一体型のロータコアを作成してもよい。非磁性体としてはステンレスでもよい。
磁石21,26,85は例えば焼結法により作製できる。各磁石の密度はロータコアと同等でもよく、ロータコアの密度よりも小さくてもよい。
図2に示すブリッジ46,47を中心空隙60に挿入した後、ブリッジ46,47をかしめることでロータコアに固定してもよい。かしめは係止部と凹部との隙間を無くす程度でよい。ブリッジ46,47は接着剤や溶接、ろう付け、圧入、焼ばめなどでロータコアに固定してもよい。
[第2実施形態]
図3を用いて第1実施形態と異なる点を中心に本実施形態を説明する。図3は第2実施形態にかかるロータの一の磁極であるロータ磁極90の断面図である。
図2に示したように第1実施形態にかかるロータ磁極25は係止部ごとに分離したブリッジ46,47を備える。これに対し、図3に示すようにロータ磁極90は、内周側及び/又は外周側に複数の係止部を有する一体のブリッジ100を備える。
図3に示すように、本第2実施形態の磁石埋込型ロータは、一のロータ磁極90において、コア中心部75と、コア外周部55と、磁石挿入孔30と、磁石21,26からなる少なくとも一対の磁石対とを備える。
図3に示すように、ブリッジ100は、中心空隙110において磁石挿入孔30の磁石21側と磁石26側とを仕切る。換言すればブリッジ100は磁石対を構成する磁石間を仕切る。ブリッジ100は、コア外周部55とコア中心部75とを連結する。ブリッジ100は、非磁性体である。
図3に示すようにブリッジ100は一方端に内周係止部を、他方端に外周係止部を有する。ブリッジ100は外周係止部の側で、コア外周部55の複数の凹部に嵌合し、内周係止部の側で、コア中心部75の複数の凹部に嵌合する。
図3に示すようにブリッジ100は、二又は三以上の外周係止部を有する。図3には外周係止部としてくびれを有する外周凸部96,97,98が表されている。外周凸部96,97,98は、磁石対の一方側から他方側に向かって順に並ぶ。すなわち各外周凸部は、磁石21の側から磁石26の側に向かって、外周凸部96,97,98の順で並んでいる。
図3に示すように外周凸部96,97,98はブリッジ100のコア外周部55側の表面に位置する。外周凸部96,97,98はそれぞれ、コア外周部55の有する外周凹部91,92,93に嵌合する。外周凹部91,92,93は磁石21の側から磁石26の側に向かって、この順で並んでいる。
本第2実施形態の外周凸部は、ブリッジ表面から突出した凸型となっていること以外、第1実施形態の外周頭部と同等である。本第2実施形態の外周凹部は第1実施形態の外周凹部と同等である。
図3に示すようにブリッジ100はさらに、二又は三以上の内周係止部を有する。図3には内周係止部としてくびれを有する内周凸部106,107,108が表されている。内周凸部106,107,108は磁石21の側から磁石26の側に向かって、この順で並んでいる。
図3に示すように内周凸部106,107,108はブリッジ100のコア中心部75側の表面に位置する。内周凸部106,107,108はそれぞれ、コア中心部75の有する内周凹部101,102,103に嵌合する。内周凹部101,102,103は磁石21の側から磁石26の側に向かって、この順で並んでいる。
本第2実施形態の内周凸部は、ブリッジ表面から突出した凸型となっていること以外、第1実施形態の内周頭部と同等である。本第2実施形態の内周凹部は第1実施形態の内周凹部と同等である。
図3に示すように一の磁極において複数の係止部を用いるため、本実施形態の締結構造は、ロータコアの締結強度を確保できる。本実施形態ではさらに外周凸部96,97,98が、いずれも内周凸部106,107,108よりも小さい。これに合わせて、外周側の外周凹部91,92,93はいずれも、内周側の内周凹部101,102,103よりも小さい。
具体的には図3に示すように、外周凸部96,97,98は内周凸部106,107,108よりも断面積又は体積が小さい。このため外周凸部96,97,98はコア外周部55において磁路を遮りにくい。
図3に示す各凸部の形状は、図2に示すような楕円形又は円形のみならず、三角形、逆三角形、四角形、台形、逆さ台形、五角形、六角形、その他の多角形、半円形、又は逆向きの半円形でもよく、またこれらに制限されない。
図3に示すようにブリッジ100は、内周側及び/又は外周側に複数の係止部を有する一体型のブリッジである。したがって係止部の数が多い場合でもブリッジの数は増やさなくてもよい。
このため、図3に示すように、コア外周部55及びコア中心部75からなるロータコアにブリッジ100を組み付けるのは、分離型のブリッジ46,47(図1)の場合よりも容易である。
図3に示すように、外周側の中央にある外周凸部97及び内周側の中央にある内周凸部107はそれぞれ1個である。しかしながら、これらの係止部の数はそれぞれ1、2、3、4、5、6、7、8、9、10及び11個以上のいずれでもよい。
図3に示した外周側又は内周側の中央にある係止部は無くともよい。また、一のロータ磁極90において、一体型のブリッジに加えて第1実施形態で示したような分離型のブリッジを併用してもよい。
[第3実施形態]
本実施形態の説明にあたり、図3を用いてその解決しようとする課題を説明する。図3に示すように、中央領域95はコア外周部55の、円周方向上の中央の領域である。また側端領域105はコア外周部55の磁石26に近い側の領域である。
また図3に示すようにコア外周部55の側面111は磁極面22と対向し、磁石挿入孔30の表面の一部を形成する。コア外周部55の側面112は磁極面27と対向し、磁石挿入孔30の表面の一部を形成する。
図3に示すように、磁極面22は磁極面23よりも外周側を向き、磁極面27は磁極面28よりも外周側を向くのは第1実施形態で述べたことと同様である。このためコア外周部55は回転軸側から外周面15側に向かって幅が大きくなる。具体的には、側面111及び側面112の成す角度は、境界面16及び境界面18の成す角度よりも大きい。
以上より、図3に示すように側端領域105の断面積又は体積は、中央領域95の断面積又は体積よりも大きくなることが分かる。このため側端領域105の質量は中央領域95の質量よりも大きい。
次に図3に示すブリッジ100による締結部位に着目する。側端領域105にかかる遠心力に抗するのは外周凸部98及び外周凹部93による嵌合である。同様に中央領域95にかかる遠心力に抗するのは外周凸部97及び外周凹部92による嵌合である。
図3に示す側端領域105は中央領域95よりも質量が大きいので、ロータの高回転時に、外周凸部98側では外周凸部97側よりも強い遠心力が働く。換言すればロータ回転時の遠心力で両端の外周及び内周の係止部に応力が集中しやすい。さらに側端領域105は磁石26にかかる遠心力を支えているため、外周凸部98側には、外周凸部97側よりもさらに強い応力がかかる。
かかる問題は、磁石21側にある外周凸部96及び外周凹部91並びに内周凸部106及び内周凹部101において同様である。また側端領域の質量は中央領域の質量よりも大きい点は、第1実施形態(図2)において同様である。
次に図4を用いて、第1実施形態及び上記実施形態と異なる点を中心に本第3実施形態を説明する。図4は一のロータ磁極24の断面図である。ロータ磁極24は、三又は四以上のブリッジを有する。
図4にはブリッジ46,47に加え、ブリッジ49が示されている。ブリッジ46,49,47は、磁石対の一方側である磁石21から他方側である磁石26に向かって順に並ぶ。ブリッジ49は両端の頭部の大きさが異なる点を除き、ブリッジ46,47と同等である。
図4に示すようにブリッジ49の外周頭部64は、コア外周部55の外周凹部54と係合し、好ましくは嵌合する外周係止部である。外周凹部54のリム59は、コア外周部55の内周面50側に位置する。内周面50は中心空隙60に面する。したがって、外周凹部54はコア外周部55の中心に近い側が広くなっている。外周凹部54は大きさが異なる点を除き、外周凹部51,52と同等である。
図4に示すコア外周部55がロータの回転による遠心力を受けても、リム59及び外周頭部64が、他のブリッジとともにこれを支えるため、コア外周部55がブリッジ49から脱離しにくい。
さらに図4に示すブリッジ49の内周頭部84は、外周頭部64と反対側にある内周係止部である。内周頭部84はコア中心部75の外周面70の内周凹部74と嵌合する。内周凹部74のリム79は、コア中心部75の外周面70側に位置する。外周面70は中心空隙60に面する。したがって、内周凹部74はコア中心部75の中心に近い側が広くなっている。内周凹部74は大きさが異なる点を除き、内周凹部71,72と同等である。
図4に示すコア外周部55及びブリッジ49がロータの回転による遠心力を受けても、リム79及び内周頭部84が、他のブリッジとともにこれを支えるため、コア外周部55及びブリッジ49がコア中心部75から脱離しにくい。
図4に示すように、ロータ磁極24において、磁石対に近い、又は両端側のブリッジ46,47の内周頭部81,82は、中央のブリッジ49の内周頭部84よりも大きい。換言すれば磁石対のいずれかの磁石21又は26に近い側の内周頭部81,82は、磁石対のいずれの磁石21及び26からも遠い位置にある内周頭部84よりも大きい。
図4に示すようにロータ磁極24において、内周側の磁石対に近い、又は両端側の内周凹部71,72は、中央の内周凹部74よりも大きい。換言すれば磁石対のいずれかの磁石21又は26に近い側の内周凹部71,72は、磁石対のいずれの磁石21及び26からも遠い位置にある内周凹部74よりも大きい。
本実施形態では図4に示すように、内周側の両端の締結形状を中央よりも相対的に大きくして、中央よりも高い強度を確保する。
したがって図4に示す本実施形態の締結構造は応力の集中に対抗することができる。このためモータの回転数が増加してもコア外周部55とコア中心部75が分離しにくくなる。結果としてモータの許容回転数と許容出力が増加する。
さらに図4に示すように、磁石対のいずれかの磁石21,26に近い側の外周頭部61,62は、磁石対のいずれの磁石21及び26からも遠い位置にある外周頭部64よりも大きい。また磁石対のいずれかの磁石21,26に近い側の内周凹部71,72は、磁石対のいずれの磁石21及び26からも遠い位置にある内周凹部74よりも大きい。
本実施形態では上記に示すように外周側の中央の締結形状を両端よりも相対的に小さくして、各締結形状の平均的なサイズを小さくする。したがって、締結構造が磁路を大きく圧迫することがない。
また図4に示すように、各締結形状の平均的なサイズが小さくなることで、コア外周部55と、空気層すなわち中心空隙60との大きさのバランスが最適化される。したがってロータ磁極24より強い磁力を発生することが出来る。上記磁路及びバランスにかかる作用により、モータのトルクが向上する。
さらに図4に示すように外周側においても両端の締結形状を中央よりも相対的に大きくして、中央よりも高い強度を確保することができる。かかる場合、上記の応力の集中に対抗する効果がさらに高まる。ただし、本実施形態において両端の締結形状の大きさを中央と同等にすることはなんら妨げられない。
図4に示す中央のブリッジ49の数は1、2、3、4、5、6、7、8、9、10及び11本以上のいずれでもよい。また、ブリッジの一部は第2実施形態で示したような一体型のブリッジでもよい。
[第4実施形態]
本実施形態の説明にあたり、図2を用いてその解決しようとする課題を説明する。回転するロータ中では、遠心力は法線方向に作用する。図2に示す例では、ブリッジ46,47は法線方向とは異なる方向116,117に平行である。方向116,117はブリッジ46,47が本来、引っ張り力を受け止めやすい方向である。
図2において、方向116,117と法線方向との乖離が大きくなると、リム56,57,76,77中の偏った部位に応力が集中しやすい。なお方向116,117と法線方向との乖離は、第3実施形態(図3)に示すような中央のブリッジ49よりも、両端のブリッジ46,47において顕著である。
第1実施形態及び上記実施形態と異なる点を中心に本第5実施形態を説明する。図5はロータ磁極125の断面図である。ロータ磁極125はブリッジ126,127を備える。ブリッジ126,127は放射状に配置されている。すなわちブリッジ126,127の互いの間隔は、回転軸又は内周面17から遠いほど大きい。
図5に示すように磁石21側のブリッジ126の外周頭部136は、コア外周部55の外周凹部130と係合し、好ましくは嵌合する外周係止部である。外周凹部130のリム121は、コア外周部55の内周面50側に位置する。
さらに図5に示すようにブリッジ126の内周頭部138は、外周頭部136と反対側にある内周係止部である。内周頭部138はコア中心部75の外周面70の内周凹部133と嵌合する。内周凹部133のリム128は、コア中心部75の外周面70側に位置する。
図5に示すように磁石26側のブリッジ127の外周頭部137は上記同様、外周凹部131と嵌合する外周係止部である。また内周頭部139は、内周凹部134と嵌合する内周係止部である。
図5に示すように外周頭部136,137の互いの間隔は、内周頭部138,139の互いの間隔より大きい。外周凹部130,131の互いの間隔は、内周凹部133,134の互いの間隔より大きい。
本実施形態では、図5に示すようにブリッジ126,127を放射状に又は法線方向に配置することで、これらのブリッジが本来力を受け止めやすい方向141,142と、遠心力の作用する方向を近付けることが出来る。これにより、リム121,122,128,129での応力集中又は片あたりを抑制することが出来る。
なお図5に示すように、法線方向と方向141,142が完全に一致しなくとも応力は一定程度低減される。上記より応力によるブリッジの破壊が予防され、高回転型のロータ又はモータを提供できる。
図5に示すブリッジ126,127のさらに磁石対に近い位置にブリッジがあってもよい。ブリッジ126,127の間にさらにブリッジがあってもよい。
[第5実施形態]
次に図6を用いて、第1、第2実施形態及び上記実施形態と異なる点を中心に本第5実施形態を説明する。図6は一のロータ磁極145の断面図である。ロータ磁極145は、内周側及び/又は外周側に複数の係止部を有する一体のブリッジ175を備える。ロータ磁極145中、内周凸部及び内周凹部からなる締結形状並びに外周凸部及び外周凹部からなる締結形状がそれぞれ複数ある。
図6に示すように、ブリッジ175は、中心空隙120において磁石挿入孔30の磁石21側と磁石26側とを仕切る。換言すればブリッジ175は磁石対を構成する磁石間を仕切る。ブリッジ175は、コア外周部55とコア中心部75とを連結する。ブリッジ175は、非磁性体である。
図6に示すようにブリッジ175は、二又は三以上の、好ましくは、三又は四以上の、外周係止部を有する。図6には外周係止部として両端の外周凸部161,162が各1個ずつ、また中央の外周凸部164が複数個、表されている。図6に示される例において外周凸部164は10個ある。外周凸部164は、磁石21側にある外周凸部161から、磁石26側にある外周凸部162に向かって順に並ぶ。
図6に示すように外周凸部161,162,164はくびれを有する。また外周凸部161,162,164はブリッジ175のコア外周部55側の外周面160上に位置する。外周凸部161,162,164はそれぞれ、コア外周部55の内周面150に設けられた外周凹部151,152,154に嵌合する。
図6に示すようにブリッジ175はさらに、二又は三以上の、好ましくは、三又は四以上の、内周係止部を有する。図6には、内周係止部として磁石21側に、くびれを有する内周凸部181,182,183が表されている。内周凸部181,182,183は磁石21の側から磁石26の側に向かって、この順に並んでいる。内周凸部181は磁石21に最も近い側の端部の内周係止部である。
図6に示すように内周凸部181,182,183はブリッジ175のコア中心部75側の内周面180に位置する。内周凸部181,182,183はそれぞれ、コア中心部75の外周面170に設けられた内周凹部171,172,173に嵌合する。内周凹部171,172,173は磁石21の側から磁石26の側に向かって、この順で並んでいる。
磁石26側においても同様に、内周凸部186が内周凹部176に嵌合している。内周凸部186は磁石26に最も近い側の端部の内周係止部である。内周凸部186及びこれより中央側の内周係止部は、磁石26側から磁石21側に向かって、順に並んでいる。内周凹部176及びこれより中央側の内周凹部は、磁石26側から磁石21側に向かって、順に並んでいる。
図6に示すように一の磁極において複数の係止部を用いるため、本実施形態の締結構造は、ロータコアの締結強度を確保できる。本実施形態ではさらに外周凸部161,162,164が、いずれも内周凸部181,182,183,186及びその他の内周凸部よりも断面積又は体積が小さい。
図6に示すように、凸部に合わせて、外周側の外周凹部151,152,154はいずれも、内周凹部171、172、173及びその他の内周凹部よりも断面積又は体積が小さい。このため外周凸部161,162,164はコア外周部55において磁路を遮りにくい。
図6に示すようにブリッジ175は、ブリッジ100(図3)と同様に係止部の数が増えた場合でもブリッジの数は増やさなくてもよい。このため、図6に示すように、コア外周部55及びコア中心部75からなるロータコアにブリッジ175を組み付けるのは、ブリッジ100と同様に容易である。
図6に示すように、外周側の中央にある外周凸部164は10個であり、内周側の中央にある内周係止部は内周凸部182,183を含めて4個ある。しかしながら、これらの中央にある係止部の数は、一又は二以上であれば、本第5実施形態においては特に制限されない。
本第5実施形態では、第3実施形態と同様(図4)、図6に示すように、内周側の両端の締結形状を中央よりも相対的に大きくして、中央よりも高い強度を確保する。一のロータ磁極145において、磁石対に近い両端の又は両端の内周凸部181,186は、中央の内周凸部182、183及びその他の内周凸部よりも大きい。
上記を換言すれば、図6に示すように磁石対に近い側の内周凸部181,186は、磁石対から遠い側の内周凸部182、183及びその他の内周凸部よりも大きい。なお図6では内周部の両端の締結形状が中央よりも大きいことが、やや強調されて描かれている。
図6に示すように内周凸部181の体積若しくは断面積は、内周凸部182の体積若しくは断面積よりも1〜99%大きいことが好ましい。また内周凸部182の体積若しくは断面積は、内周凸部183の体積若しくは断面積よりも1〜99%大きいことが好ましい。また任意の内周係止部の体積若しくは断面積は、中央側に隣接する係止部の体積若しくは断面積よりも1〜99%大きいことが好ましい。
ただし、図6に示すように、隣接する係止部が磁石対の中心を挟んで、対称的な位置にある場合は、応力のバランスを対称とするため、体積又は断面積が同一であることが好ましい。
図6に示すようにロータ磁極145において、内周側の磁石対に近い、又は両端側の内周凹部171,176は、中央の内周凹部172、173、及びその他の内周凹部よりも大きい。
上記を換言すれば、図6に示す磁石対のいずれかの磁石21又は26に近い側の内周凹部171,176は、磁石対のいずれの磁石21及び26からも遠い位置にある凹部172、173、及びその他の内周凹部よりも大きい。
本実施形態では上記に示すように各締結形状の平均的なサイズを小さくする。したがって、締結構造が磁路を大きく圧迫することがない。また各締結形状の平均的なサイズが小さくなることで、コア外周部55と、空気層すなわち中心空隙120との大きさのバランスが最適化される。したがって、ロータ磁極145はより強い磁力を発生することが出来る。上記磁路及びバランスにかかる作用により、モータのトルクが向上する。
また上記態様においては内周側の両端の締結形状は、中央よりも高い強度を確保する。したがって、図6に示す本実施形態の締結構造は応力の集中に対抗することができる。このためモータの回転数が増加してもコア外周部55とコア中心部75が分離しにくくなる。結果としてモータの許容回転数と許容出力が増加する。
図6では、外周凸部161,162,164はいずれも同じ大きさに描かれている。しかしながら、内周係止部同様、外周係止部の体積又は断面積も、中央に寄るほど小さくなり、磁石対に近い両端側に寄るほど大きくなってもよい。このため、外周側においても両端の締結形状は、中央よりも高い強度を確保することができる。かかる場合、上記の応力の集中に対抗する効果がさらに高まる。
また図6に示すように、ブリッジの内周側及び外周側の締結形状を、放射状に配置できることは第4実施形態と同様である。かかる配置によりで、遠心力の働く法線方向と、締結の方向を近づけることができる。
すなわち図6に示すように、ロータ磁極145において、磁石対の一方(磁石21)及び他方(磁石26)に最も近い外周凸部161,162の間隔は、磁石対の一方(磁石21)及び他方(磁石26)に最も近い内周凸部181,182の間隔よりも大きい。これに合わせて外周凹部151,152の間隔は、内周凹部171,176の間隔よりも大きいことが好ましい。
図6に示すように、上記の通り配置することで、ブリッジ175の外周凸部161及び内周凸部181が本来力を受け止めやすい方向188と、遠心力の作用する方向とを近付けることが出来る。同様にブリッジ175の外周凸部162及び内周凸部186が本来力を受け止めやすい方向189と、遠心力の作用する方向とを近付けることが出来る。
上記により、各両端の凹部のリム又はこれに面する係止部の表面での応力集中又は片あたりを抑制することが出来る。なお図6に示すように、法線方向と方向188,189が完全に一致しなくとも応力は一定程度低減される。上記より応力によるブリッジの破壊が予防され、高回転型のロータ又はモータを提供できる。
なお図6に示すように、内周面160は外周面160よりも幅が狭くなる。このため、内周係止部は外周係止部よりも数が少ない方が好ましい。かかる態様においては、上述のとおり内周係止部を外周係止部よりも大きくすることで、係止力を低下させることなくブリッジを放射状の配置とすることが出来る。
上記を換言すれば図6において、外周係止部の数は、内周係止部の数よりも多いということであるが、本実施形態ではこれらを同数とすることはなんら妨げられない。
第2実施形態で示した図3のブリッジ100においては、ブリッジの断面形状は長方形であった。かかる場合、外周側及び内周側の中央の凹部は応力集中又は片あたりを受ける場合がある。このため、図6に示すように外周側及び内周側の中央の凹部も放射状配置することが好ましい。
図6に示すように、ブリッジ175の本体は凸型の円弧断面を有する外周面160と、凹型の円弧断面を有する内周面180に挟まれる。ブリッジ175の複数の外周係止部は外周面160上において、かかる円弧上にあることが好ましい。ブリッジ175の複数の内周凸部は上において、かかる円弧上にあることが好ましい。
図6に示す外周面160及び内周面180の円弧は必ずしも真円の円弧でなくともよい。例えばかかる円弧を楕円の弧、放物線の弓型に置き換えてもよい。また外周面160及び内周面180は必ずしも滑らかで一様な曲面である必要はない。外周面160及び内周面180は、凹部の円弧状、弧状、又は弓状の配置、を満足する形状であればよい。
図6に示すように、中央の外周凹部154、及び中央の内周凹部172、173、及びその他の内周凹部において、接線方向にリムが設けられている。又は凹部のリムの向きが接線方向に近付く。このため、外周側及び内周側の中央の凹部への応力集中又は片あたりを軽減することが出来る。
なお図6においては、第1実施形態で説明した外周側磁石85及びその周辺の形状の記載を省略しているが、本第5実施形態においてもこれらを設けてもよい。
図7は本実施例1にかかる一のロータ磁極25の断面図である。ロータ磁極25は第1実施形態にならって設計されている。図7においてブリッジは省略されている。なお図7に示す破線は、比較例1にかかるロータ磁極の外周凹部31,32を示す。比較例1は課題に記載の態様にならって設計されている。
図7に示すように、比較例1の外周凹部31,32に比べ、本実施例1の外周凹部51,52は小さい。また外周凹部51,52は内周凹部71,72よりも小さい。コア外周部55には磁石21,26から生じる磁束の流れが示されている。
実施例1では、比較例1に比べ、ブリッジがあるため磁路が曲げられやすい領域が小さくなっている。換言すれば比較例1に比べ、実施例1では磁束の集中が生じにくく、磁束が流れやすい。実施例1では比較例1に比べ、ロータ磁極25から強い磁力を発生することが出来るので、モータの性能を高めることが出来る。
実施例2について説明する前に、図8を用いて比較例2を説明する。図8はロータの一の磁極190の断面図である。ブリッジ及びブリッジを連結するための凹部がないため、コア外周部55に磁石21,26から生じる磁束の理想的な流れを確認できる。
コア外周部55は、実施例1,2同様、磁石対の磁石間にある自身の内周面191において窪んでいる。したがって中心空隙195は外周側に大きく張り出している。このため磁石21,26からコア外周部に入る磁束は、内周側に向かうことなく外周側磁石85にいたる。
図9は一のロータ磁極145の断面図である。ロータ磁極145は第5実施形態にならって設計されている。図9においてブリッジは省略されている。外周凹部151,152,154は内周凹部171,172,173,176及びその他の内周凹部より小さい。
このため、図9に示すようにコア外周部55には比較例2と同様に理想的な磁束の流れが生じている。このためロータ磁極145は特に強い磁力を発生することが出来るので、モータの性能をさらに高めることが出来る。
図9から理解されるように、磁路を確保するには両端の外周凹部151,152は磁石対から遠いことが好ましい。一方、第5実施形態で説明した通り内周凹部171,176の間隔は、外周凹部151,152の間隔よりも狭い方が、応力集中の回避の観点から好ましい。このため、外周側及び内周側のいずれにおいても締結形状はブリッジの中央に寄ることが好ましい。
なお、本発明は上記実施形態及び実施例に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
15 外周面 16 境界面
17 内周面 18 境界面
20 磁極 21 磁石
22,23 磁極面 24 ロータ磁極
25 ロータ磁極 26 磁石
27,28 磁極面 30 磁石挿入孔
31,32 外周凹部 33,34 表面凹部
35 コア外周部 36,37 ブリッジ
38,39 連結部 40 磁束
41,42 外周凸部 45 磁束
46,47,49 ブリッジ 50 内周面
51,52,54 外周凹部 55 コア外周部
56,57,59 リム 60 中心空隙
61,62,64 外周頭部 66,67 空孔
70 外周面 71,72,74 内周凹部
75 コア中心部 76,77,79 リム
80 磁石挿入孔 81,82,84 内周頭部
85 外周側磁石 86,87 磁極面
90 ロータ磁極 91,92,93 外周凹部
95 中央領域 96,97,98 外周凸部
100 ブリッジ 101,102,103 内周凹部
105 側端領域 106,107,108 内周凸部
110 中心空隙 111,112 側面
116,117 方向 120 中心空隙
121,122 リム 125 ロータ磁極
126,127 ブリッジ 128,129 リム
130,131 外周凹部 133,134 内周凹部
136,137 外周頭部 138,139 内周頭部
141,142 方向 145 ロータ磁極
150 内周面 151,152,154 外周凹部
160 外周面 160 内周面
161,162,164 外周凸部 170 外周面
171,172,173 内周凹部 175 ブリッジ
176 内周凹部 180 内周面
181,182,183 内周凸部 186 内周凸部
188,189 方向 190 磁極
191 内周面 195 中心空隙

Claims (9)

  1. 一のロータ磁極において、
    リムの対を有する内周凹部を備え、回転軸から近い側にあるコア中心部と、
    リムの対を有する外周凹部を備え、回転軸から遠い側にあるコア外周部と、
    前記コア中心部及びコア外周部の間にある、一つながりの隙間と、
    前記一つながりの隙間に配置される、少なくとも一対の磁石対と、
    非磁性体の一又は二以上のブリッジと、を備え、
    前記ブリッジは、一方端の内周係止部及び他方端の外周係止部を有し、
    前記コア中心部及び前記コア外周部は、前記磁石対を構成する磁石間で、前記ブリッジに連結される、
    磁石埋込型ロータであって、
    前記内周凹部及び外周凹部はそれぞれ複数あり、
    前記ブリッジは、前記内周係止部の側で、前記複数の内周凹部に嵌合し、かつ前記外周係止部の側で、前記複数の外周凹部に嵌合し、
    前記外周係止部は、前記内周係止部よりも小さく、
    前記内周係止部は、前記磁石対の一方側から他方側に向かって順に並ぶように一体のブリッジに形成されるとともに、それぞれ前記内周凹部に嵌合する、三又は四以上の内周凸部であり、
    前記外周係止部は、前記一体のブリッジに形成されるとともに、それぞれ前記外周凹部に嵌合する、二又は三以上の外周凸部である、
    前記一のロータ磁極において、前記磁石対に近い両端の前記内周凸部は、中央の前記内周凸部よりも大きい、
    磁石埋込型ロータ。
  2. 前記一のロータ磁極において、前記磁石対の一方に最も近い前記外周凸部と前記磁石対の他方に最も近い前記外周凸部との間隔は、前記磁石対の一方に最も近い前記内周凸部と前記磁石対の他方に最も近い前記内周凸部との間隔よりも大きい、
    請求項に記載の磁石埋込型ロータ。
  3. 一のロータ磁極において、
    リムの対を有する内周凹部を備え、回転軸から近い側にあるコア中心部と、
    リムの対を有する外周凹部を備え、回転軸から遠い側にあるコア外周部と、
    前記コア中心部及びコア外周部の間にある、一つながりの隙間と、
    前記一つながりの隙間に配置される、少なくとも一対の磁石対と、
    非磁性体の一又は二以上のブリッジと、を備え、
    前記ブリッジは、一方端の内周係止部及び他方端の外周係止部を有し、
    前記コア中心部及び前記コア外周部は、前記磁石対を構成する磁石間で、前記ブリッジに連結される、
    磁石埋込型ロータであって、
    前記内周凹部及び外周凹部はそれぞれ複数あり、
    前記ブリッジは、前記内周係止部の側で、前記複数の内周凹部に嵌合し、かつ前記外周係止部の側で、前記複数の外周凹部に嵌合し、
    前記外周係止部は、前記内周係止部よりも小さく、
    前記内周係止部は、一体のブリッジに形成され、それぞれ前記内周凹部に嵌合する、二又は三以上の内周凸部であり、
    前記外周係止部は、前記一体のブリッジに形成され、それぞれ前記外周凹部に嵌合する、二又は三以上の外周凸部であり、
    前記一のロータ磁極において、前記磁石対の一方に最も近い前記外周凸部と前記磁石対の他方に最も近い前記外周凸部との間隔は、前記磁石対の一方に最も近い前記内周凸部と前記磁石対の他方に最も近い前記内周凸部との間隔よりも大きい、
    磁石埋込型ロータ。
  4. 三若しくは四以上の前記内周凸部及び/又は三若しくは四以上の前記外周凸部が、前記磁石対の一方側から他方側に向かって、弧を成して並ぶ、
    請求項のいずれかに記載の磁石埋込型ロータ。
  5. 一のロータ磁極において、
    リムの対を有する内周凹部を備え、回転軸から近い側にあるコア中心部と、
    リムの対を有する外周凹部を備え、回転軸から遠い側にあるコア外周部と、
    前記コア中心部及びコア外周部の間にある、一つながりの隙間と、
    前記一つながりの隙間に配置される、少なくとも一対の磁石対と、
    非磁性体の一又は二以上のブリッジと、を備え、
    前記ブリッジは、一方端の内周係止部及び他方端の外周係止部を有し、
    前記コア中心部及び前記コア外周部は、前記磁石対を構成する磁石間で、前記ブリッジに連結される、
    磁石埋込型ロータであって、
    前記内周凹部及び外周凹部はそれぞれ複数あり、
    前記ブリッジは、前記内周係止部の側で、前記複数の内周凹部に嵌合し、かつ前記外周係止部の側で、前記複数の外周凹部に嵌合し、
    前記外周係止部は、前記内周係止部よりも小さく、
    前記内周係止部は、一体のブリッジに形成され、それぞれ前記内周凹部に嵌合する、二又は三以上の内周凸部であり、
    前記外周係止部は、前記一体のブリッジに形成され、それぞれ前記外周凹部に嵌合する、二又は三以上の外周凸部であり、
    三若しくは四以上の前記内周凸部及び/又は三若しくは四以上の前記外周凸部が、前記磁石対の一方側から他方側に向かって、弧を成して並ぶ、
    磁石埋込型ロータ。
  6. 一のロータ磁極において、
    リムの対を有する内周凹部を備え、回転軸から近い側にあるコア中心部と、
    リムの対を有する外周凹部を備え、回転軸から遠い側にあるコア外周部と、
    前記コア中心部及びコア外周部の間にある、一つながりの隙間と、
    前記一つながりの隙間に配置される、少なくとも一対の磁石対と、
    前記磁石対の一方側から他方側に向かって順に並ぶ、非磁性体の三又は四以上のブリッジと、を備え、
    前記ブリッジは、一方端の内周係止部及び他方端の外周係止部を有し、
    前記コア中心部及び前記コア外周部は、前記磁石対を構成する磁石間で、前記ブリッジに連結される、
    磁石埋込型ロータであって、
    前記内周凹部及び外周凹部はそれぞれ複数あり、
    前記ブリッジは、前記内周係止部の側で、前記複数の内周凹部に嵌合し、かつ前記外周係止部の側で、前記複数の外周凹部に嵌合し、
    前記外周係止部は、前記内周係止部よりも小さく、
    前記内周係止部は前記内周凹部に嵌合する内周頭部であり、
    前記外周係止部は前記外周凹部に嵌合する外周頭部であり、
    前記一のロータ磁極において、前記磁石対に近い両端の前記内周頭部は、中央の前記内周頭部よりも大きい、
    磁石埋込型ロータ。
  7. 前記一のロータ磁極において、
    前記ブリッジの互いの間隔、回転軸から遠いほど大きくなるように、前記ブリッジは放射状に配置されている、
    請求項6に記載の磁石埋込型ロータ。
  8. 一のロータ磁極において、
    リムの対を有する内周凹部を備え、回転軸から近い側にあるコア中心部と、
    リムの対を有する外周凹部を備え、回転軸から遠い側にあるコア外周部と、
    前記コア中心部及びコア外周部の間にある、一つながりの隙間と、
    前記一つながりの隙間に配置される、少なくとも一対の磁石対と、
    非磁性体の二又は三以上のブリッジと、を備え、
    前記ブリッジは、一方端の内周係止部及び他方端の外周係止部を有し、
    前記コア中心部及び前記コア外周部は、前記磁石対を構成する磁石間で、前記ブリッジに連結される、
    磁石埋込型ロータであって、
    前記内周凹部及び外周凹部はそれぞれ複数あり、
    前記ブリッジは、前記内周係止部の側で、前記複数の内周凹部に嵌合し、かつ前記外周係止部の側で、前記複数の外周凹部に嵌合し、
    前記外周係止部は、前記内周係止部よりも小さく、
    前記内周係止部は前記内周凹部に嵌合する内周頭部であり、
    前記外周係止部は前記外周凹部に嵌合する外周頭部であり、
    前記一のロータ磁極において、前記ブリッジの互いの間隔が、回転軸から遠いほど大きくなるように、前記ブリッジは放射状に配置されている、
    磁石埋込型ロータ。
  9. 前記一つながりの隙間は、磁石挿入孔である、
    請求項1〜8のいずれかに記載の磁石埋込型ロータ。
JP2013263868A 2013-12-20 2013-12-20 磁石埋込型ロータ Active JP6136914B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013263868A JP6136914B2 (ja) 2013-12-20 2013-12-20 磁石埋込型ロータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013263868A JP6136914B2 (ja) 2013-12-20 2013-12-20 磁石埋込型ロータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015122820A JP2015122820A (ja) 2015-07-02
JP6136914B2 true JP6136914B2 (ja) 2017-05-31

Family

ID=53533994

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013263868A Active JP6136914B2 (ja) 2013-12-20 2013-12-20 磁石埋込型ロータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6136914B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102017205858A1 (de) * 2017-04-06 2018-04-19 Magna powertrain gmbh & co kg Rotor für eine permanenterregte Synchronmaschine und Verfahren zur Herstellung eines solchen Rotors
CN107947412A (zh) * 2017-12-25 2018-04-20 上海联孚新能源科技集团有限公司 一种高强度永磁同步电机转子
DE102018201591A1 (de) * 2018-02-01 2019-08-01 Baumüller Nürnberg GmbH Rotor
KR102626959B1 (ko) * 2018-11-13 2024-01-19 엘지전자 주식회사 로터 어셈블리 및 그것을 포함하는 모터
DE102020124860A1 (de) 2020-09-24 2022-03-24 Audi Aktiengesellschaft Rotor für fremderregte Synchronmaschine sowie fremderregte Synchronmaschine
CN114374285B (zh) * 2022-01-13 2023-08-25 长沙牛米驱动科技有限公司 永磁转子结构、永磁电机及电动汽车
CN114759702A (zh) * 2022-04-25 2022-07-15 哈尔滨理工大学 一种新型转子结构的高速永磁电机

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004088846A (ja) * 2002-08-23 2004-03-18 Toshiba Corp 永久磁石回転子
JP2009201269A (ja) * 2008-02-22 2009-09-03 Fuji Electric Systems Co Ltd 埋込磁石モータおよびその製造方法
JP5387033B2 (ja) * 2009-02-19 2014-01-15 新日鐵住金株式会社 分割型回転子及び電動機
WO2011122996A1 (en) * 2010-03-30 2011-10-06 Volvo Technology Corporation Rotor of an electric machine with embedded permanent magnets and electric machine

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015122820A (ja) 2015-07-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6136914B2 (ja) 磁石埋込型ロータ
JP5643127B2 (ja) 回転電機用回転子
JP5038475B2 (ja) ロータ
US8766503B2 (en) Permanent magnet embedded rotor for rotating electric machine and rotating electric machine
US9923436B2 (en) Rotor for a rotary electric machine
JP5722301B2 (ja) 埋込磁石型同期電動機の回転子および埋込磁石型同期電動機
JP6331506B2 (ja) 回転電機のロータ構造
US7948137B2 (en) Core, rotor, motor and compressor
JP5707863B2 (ja) 電動機のロータ構造
JP2011524735A (ja) 永久磁石回転子及びそのような回転子を含む回転機
JP2008518580A (ja) 永久磁石埋め込み型ロータにおける磁石およびウエブの構成
WO2017073418A1 (ja) 永久磁石型モータ
JP2010104160A (ja) デュアルロータモータおよびその製造方法
JP2013531462A (ja) 電気機械、特に車両駆動系のハイブリッド同期モータを回転させる積層ロータ
JP6385588B2 (ja) 回転子および回転電機
JP2002136011A (ja) 永久磁石電動機
JPWO2008078584A1 (ja) 埋込磁石型モータ
WO2012008012A1 (ja) 永久磁石型回転電機
US20140354101A1 (en) Electric motor
JP2019126102A (ja) 回転子および回転電機
JP2013046466A (ja) 回転子
JP6210711B2 (ja) 永久磁石電動機
JP2011172359A (ja) 分割型回転子及び電動機
JP2012125111A (ja) アウターロータ型回転機のロータ
JP2017104004A (ja) ブラシレスモータ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160126

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160930

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161004

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161130

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170404

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170417

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6136914

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151