JP6136487B2 - 画像形成装置及びレーザーパワーの調整方法 - Google Patents

画像形成装置及びレーザーパワーの調整方法 Download PDF

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本発明は、画像形成装置及びレーザーパワーの調整方法に関する。
電子写真方式の画像形成装置は、画像の最大濃度、線幅及び階調特性が安定するように、安定化制御を実行している。安定化制御時、画像形成装置は、基準画像を形成し、当該基準画像の濃度の検出値に応じて、露光時に照射するレーザー光のレーザーパワー、現像バイアス電圧等の画像形成条件を調整する。
なかでも、線幅はレーザー光のスポット径の影響が大きいことから、レーザーパワーの調整によって線幅の安定化が図られている。
一般に、目的の線幅が得られるときの濃度の検出値を目標値として定めておいて、レーザーパワーが異なる基準画像を形成し、当該基準画像の濃度の検出値から、目標値に対応するレーザーパワーを決定している(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、特定の用紙において目的の線幅が得られるように目標値を定めると、用紙の種類によってトナーの付着量が異なるため、レーザーパワーを調整しても、ユーザーが使用する用紙の種類によっては、線幅が太くなったり細くなったりする。
用紙の種類によらず一定の線幅を再現するため、従来、用紙上に線を形成して線幅の変化を測定し、その変化に応じて転写条件又は定着条件を調整することが行われている(例えば、特許文献2参照)。
また、測定された線幅が基準値より太いか細いかによって、レーザーパワー、現像バイアス電圧等を上下させる方法も提案されている(例えば、特許文献3参照)。用紙がラフ紙か平滑紙かによって、レーザーパワー、現像バイアス電圧等を調整する方法も提案されている(例えば、特許文献4参照)。
特開平10−171220号公報 特開平9−68872号公報 特開2004−341055号公報 特開2006−30624号公報
上記特許文献3及び4によれば、用紙ごとにレーザーパワーを調整する必要がある。しかし、ユーザーにより使用される用紙の種類は多く、どの用紙でも一定の線幅を再現できるようにレーザーパワーを最適化することは難しかった。
本発明の課題は、用紙によらず、安定した線幅を再現することである。
請求項1に記載の発明によれば、
レーザー光を照射して感光体上に静電潜像を形成し、当該静電潜像を現像して形成された画像を、転写体を介して用紙上に転写する画像形成部と、
前記画像形成部により用紙上に形成された画像を読み取る読取部と、
前記画像形成部により線画像を用紙上に形成させ、前記読取部により読み取られた当該線画像の線幅を測定し、当該線幅の測定値と基準値の差に応じて、前記画像形成部が照射するレーザー光のレーザーパワーを調整する制御部と、
前記転写体上の画像の濃度を検出する検出部と、を備え、
前記制御部は、
前記画像形成部によりレーザーパワーを変化させて、レーザーパワーが異なる複数の基準画像を前記転写体上に形成させ、目標とする線幅に対応する濃度を前記検出部により検出した場合の検出値を目標値として、前記検出部により得られた各基準画像の検出値から、当該目標値に対応するレーザーパワーを決定し、前記画像形成部が照射するレーザー光のレーザーパワーを、当該決定されたレーザーパワーに調整し、
前記線幅の測定値と基準値の差に応じて前記目標値を変更し、変更後の目標値により前記レーザーパワーの調整を行う、
画像形成装置が提供される。
請求項に記載の発明によれば、
前記制御部は、前記変更後の目標値によりレーザーパワーを調整すると、前記画像形成部により前記転写体上又は用紙上に階調制御用の基準画像を形成させ、前記検出部により得られた当該基準画像の検出値を用いて、階調補正に用いられる第1LUTを更新する階調制御か、又は前記読取部により得られた当該基準画像の読取値を用いて、画像の階調補正に用いられる第2LUTを更新する階調制御のうち、少なくとも1つを実行する、
請求項に記載の画像形成装置が提供される。
請求項に記載の発明によれば、
前記制御部は、用紙ごとに、前記線幅の測定値と基準値の差を求め、当該差に応じて各用紙に対応する前記目標値を決定する、
請求項又はに記載の画像形成装置が提供される。
請求項に記載の発明によれば、
用紙ごとに決定された前記目標値を記憶する記憶部を備え、
前記制御部は、画像形成に使用する用紙が変更されると、変更後の用紙に対応する目標値を前記記憶部から取得し、当該目標値により前記レーザーパワーの調整を行う、
請求項に記載の画像形成装置が提供される。
請求項に記載の発明によれば、
用紙ごとに決定された前記目標値を、用紙の属性に対応付けて記憶する記憶部を備え、
前記制御部は、前記変更後の用紙に対応する目標値か、又は前記変更後の用紙と属性が同じ用紙に対応する目標値を前記記憶部から取得し、当該目標値により前記レーザーパワーの調整を行う、
請求項に記載の画像形成装置が提供される。
請求項に記載の発明によれば、
ネットワーク上のサーバーと通信する通信部を備え、
前記制御部は、前記通信部により、画像形成に使用する用紙又は当該用紙と属性が同じ用紙に対応する目標値を前記サーバーから取得し、取得した目標値により前記レーザーパワーの調整を行う、
請求項に記載の画像形成装置が提供される。
請求項に記載の発明によれば、
ネットワーク上のサーバーと通信する通信部を備え、
前記制御部は、前記通信部により、用紙ごとに決定された前記目標値を前記サーバーに送信する、
請求項に記載の画像形成装置が提供される。
請求項に記載の発明によれば、
レーザー光を照射して感光体上に静電潜像を形成し、当該静電潜像を現像して得られた画像を、転写体を介して用紙上に転写する画像形成部により、照射するレーザー光のレーザーパワーを変化させて、レーザーパワーが異なる複数の基準画像を前記転写体上に形成する工程と、
前記転写体上の各基準画像の濃度を検出する工程と、
目標とする線幅に対応する濃度の検出値を目標値として、各基準画像の濃度の検出値から、当該目標値に対応するレーザーパワーを決定し、前記画像形成部が照射するレーザー光のレーザーパワーを、当該決定されたレーザーパワーに調整する工程と、
前記画像形成部により、線画像を用紙上に形成する工程と、
前記用紙上に形成された線画像を読み取る工程と、
前記読み取られた線画像の線幅を測定する工程と、
前記線幅の測定値と基準値の差に応じて、前記目標値を変更する工程と、
変更後の目標値により前記レーザーパワーの調整を行う工程と、
を含むレーザーパワーの調整方法が提供される。
本発明によれば、線幅の再現性が異なる各用紙に対応して、基準値の線幅が得られるようにレーザーパワーを調整することができる。用紙によらず、安定した線幅を再現することが可能である。
本実施の形態に係る画像形成装置の概略構成を示す図である。 図1の画像形成装置の機能ブロック図である。 画像形成装置が用紙に対応した安定化制御を実行する際の処理手順を示すフローチャートである。 図3の安定化制御の各工程を表すフローチャートである。 転写体上に形成されたトナー付着量制御用の基準画像の例を示す平面図である。 転写体上に形成されたレーザーパワー制御用の基準画像の例を示す平面図である。 図6aの基準画像の拡大図である。 レーザーパワーと検出値の相関関数を示す図である。 転写体上に形成された階調制御用の基準画像の例を示す平面図である。 線幅の測定値と基準値の差と、目標値との相関関数を示す図である。 用紙ごとに異なる相関関数を示す図である。 2つの用紙の線幅の再現性の差を表す図である。 用紙テーブルの一例を示す図である。 目標値の変更によって変化する階調特性を示す図である。 サーバーと、サーバーに接続された複数の画像形成装置とを示す図である。
以下、本発明の画像形成装置及びレーザーパワーの調整方法の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施の形態に係る画像形成装置Gの概略構成を示す。
図1に示すように、画像形成装置Gは、プリントコントローラーg1、給紙ユニットg2、本体ユニットg3及び後処理装置g4を備えている。
プリントコントローラーg1は、ネットワーク上のコンピューター端末からPDL(Page Description Language)データを受信し、当該PDLデータをラスタライズ処理してビットマップ形式の画像データを生成する。
プリントコントローラーg1は、C(シアン)、M(マジェンタ)、Y(イエロー)及びK(黒)の色ごとに画像データを生成し、本体ユニットg3に出力する。
給紙ユニットg2は、大容量の給紙トレイを複数備えている。
給紙ユニットg2は、本体ユニットg3により指示された給紙トレイから本体ユニットg3へ用紙を搬送する。
本体ユニットg3は、操作部3、表示部4、スキャナー6、画像形成部8、給紙トレイg31、検出部9、読取部10、給紙トレイg31等を備えている。
本体ユニットg3は、スキャナー6により原稿を読み取って得られた画像データか、又はプリントコントローラーg1により生成された画像データに基づき、画像形成部8により用紙上に画像を形成する。本体ユニットg3は、画像形成された用紙を後処理装置g4へ搬送する。
後処理装置g4は、本体ユニットg3から搬送された用紙を後処理して排紙する。後処理としては、例えばステイプル処理、パンチ穴開け処理、折り処理、製本処理等が挙げられる。後処理は必須ではなく、後処理装置g4は、本体ユニットg3から指示された場合のみ実行する。後処理が無い場合、後処理装置g4は搬送された用紙をそのまま排紙する。
図2は、本体ユニットg3の機能ブロック図である。
図2に示すように、本体ユニットg3は、制御部1、記憶部2、操作部3、表示部4、通信部5、スキャナー6、画像処理装置7、画像形成部8、検出部9及び読取部10を備えて構成されている。
制御部1は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)等を備えている。制御部1は、記憶部2に記憶されているプログラムを読み出し、当該プログラムに従って画像形成装置Gの各部を制御する。
例えば、制御部1は、ジョブの設定に従い、給紙ユニットg2又は給紙トレイg31により用紙を給紙させる。また、制御部1は、画像処理装置7により画像データを補正及び画像処理させて、画像形成部8により画像を形成させる。ジョブの設定に後処理の設定が含まれる場合、制御部1は後処理装置g4に指示して後処理させる。
制御部1は、一定間隔ごとに又は任意のタイミングで、安定化制御を実施することができる。安定化制御には、トナーの付着量制御、レーザーパワー制御、階調制御の各工程が含まれている。
制御部1は、各工程において、基準画像を画像形成部8により形成させ、当該基準画像の濃度を検出部9により検出させる。
制御部1は、検出部9から出力された検出値に応じて、トナーの付着量制御時には、画像形成部8の現像バイアス電圧を調整する。レーザーパワー制御時には、制御部1は画像形成部8のレーザーパワーを調整する。
階調制御時には、制御部1は、検出値に応じて、階調補正に用いられる第1LUT(Look Up Table)を更新する。第1LUTの更新時には、制御部1は、画像処理装置7による階調補正処理を無効に切り替える。
用紙ごとに異なる階調特性を補正する場合、階調補正処理では各用紙に対応する第2LUTが用いられる。
制御部1は、画像形成部8により形成された基準画像を用紙上に転写させ、当該基準画像を読取部10により読み取らせて得られた読取値に応じて、第2LUTを更新することができる。
記憶部2は、制御部1が読み取り可能なプログラム、ファイル等を記憶している。記憶部2としては、例えばハードディスク、ROM(Read Only Memory)等の記憶媒体を用いることができる。
記憶部2は、安定化制御時に各工程で用いられる基準画像を記憶している。
また、記憶部2は、レーザーパワー制御時に、制御部1により用いられる用紙テーブルを記憶している。
操作部3は、操作キーや表示部4と一体に構成されたタッチパネル等を備え、これらの操作に応じた操作信号を制御部1に出力する。ユーザーは、操作部3により、ジョブの設定、処理内容の変更等の指示を入力することができる。
表示部4は、LCD(Liquid crystal display)等であることができ、制御部1の指示に従って操作画面等を表示する。
通信部5は、制御部1からの指示に従い、ネットワーク上のコンピューター、例えばサーバー又は他の画像形成装置と通信する。
スキャナー6は、原稿の画像を読み取って、R(赤)、G(緑)及びB(青)の色ごとの画像データを生成し、画像処理装置7に出力する。
画像処理装置7は、スキャナー6又はプリントコントローラーg1から入力された画像データを補正し、画像処理を施して、画像形成部8に出力する。
画像処理装置7は、図2に示すように、色変換部71、階調補正部72及び中間調処理部73を備えている。
色変換部71は、スキャナー6から出力されたR、G及びBの各色の画像データを色変換処理し、C、M、Y及びKの各色の画像データを出力する。
色変換部71は、色補正のため、プリントコントローラーg1から出力されたC、M、Y及びKの各色の画像データを色変換処理し、色補正されたC、M、Y及びKの各色の画像データを出力することもできる。
階調補正部72は、色変換部71又はプリントコントローラーg1から出力された画像データを階調補正処理する。
階調補正部72は、階調補正処理後の画像データの階調特性が目標の階調特性に一致するように、各階調値に対応する補正値が定められたLUTを用いる。階調補正部72は、当該LUTから、画像データの各画素の階調値に対応する補正値を得て、補正値からなる画像データを出力する。
階調補正用のLUTには、転写体84上に形成された基準画像により作成された第1LUTと、用紙上に形成された基準画像により用紙ごとに作成された第2LUTがある。第2LUTによれば、用紙ごとに異なる階調特性を補正することができる。
中間調処理部73は、階調補正部72から出力された画像データを中間調処理する。中間調処理は、例えばディザマトリクスを用いたスクリーン処理、誤差拡散処理等である。
中間調処理部73は、中間調処理後の画像データを画像形成部8に出力する。
画像形成部8は、画像処理装置7から出力された画像データに基づき、用紙上に画像を形成する。
画像形成部8は、図1に示すように、C、M、Y及びKの色ごとに、露光部81、感光体82及び現像部83を、4セット備えている。また、画像形成部8は、転写体84、2次転写ローラー85、定着装置86及び反転機構87を備えている。
露光部81は発光素子としてLD(Laser Diode)を備えている。露光部81は、画像データに基づいてLDを駆動し、帯電する感光体82上にレーザー光を照射して露光する。現像部83は、現像ローラーにより感光体82上にトナーを供給し、露光により感光体82上に形成された静電潜像をトナーで現像する。
このようにして4つの感光体82上に各色のトナーで形成された画像は、各感光体82から転写体84上に順次重ねて転写され、転写体84上にカラー画像が形成される。転写体84は、無端ベルトであり、複数のローラーに巻き回されて回動している。2次転写ローラー85は、転写体84上のカラー画像を、給紙ユニットg2又は給紙トレイg31から給紙された用紙上に転写する。定着装置86は転写後の用紙を加熱及び加圧して定着処理する。
画像形成部8は、用紙の両面に画像を形成する場合、反転機構87により用紙の表裏を反転させ、もう一方の片面に対して画像を形成する。反転機構87は、通過する用紙の表裏を反転させて2次転写ローラー85による転写位置へと再度用紙を搬送する搬送経路を有している。
検出部9は、転写体84上に形成された画像の濃度を検出する。
検出部9としては、光源としてのLED(Light Emitting Diode)と、受光素子としてのPD(Photo Diode)とを備えたIDC(Image Density Control)センサー等を用いることができる。
検出部9は、カラー画像が転写体84上に位置する間に濃度を検出できればよい。よって、検出部9は、図1に示すように転写体84の回動方向において、各感光体82から2次転写ローラー85までの転写体84のベルト表面付近に配置することができる。
読取部10は、画像形成部8により用紙上に形成された画像を読み取る。
読取部10としては、カラーラインセンサー等を用いることができる。
読取部10は、図1に示すように、用紙の搬送経路において、定着装置86より搬送方向下流に配置することができる。
図3は、上記画像形成装置Gが、用紙に対応した安定化制御を実行する際の処理手順を示している。
画像形成装置Gでは、操作部3を介して、画像形成に使用する用紙を変更する指示がユーザーにより入力されると、制御部1が記憶部2から用紙テーブルを読み出す。制御部1は、用紙テーブルにおいて、変更後の用紙と一致するか又は属性が同じである用紙の有無を判断する。用紙と一致するとは、用紙の種類が一致することをいう。
変更後の用紙と一致するか又は属性が同じである用紙が、用紙テーブルに無く、制御部1により新規の用紙に変更されたと判断された場合(ステップS1;Y)、画像形成装置Gは、図4に示す安定化制御を実行する(ステップS2)。
安定化制御時、図4に示すように、画像形成装置Gはベース面補正を行う(ステップS21)。
転写体84は、ベルト表面の光反射率が経時変化することがあり、光反射率が変化すると検出部9の検出値がばらつく。ベース面補正では、転写体84のトナーが付着していないベルト表面において、検出部9の検出値が所定値となるように、検出部9内の光源の光量を調整する。
次に、画像形成装置Gはトナー付着量制御を行い(ステップS22)、画像の最大濃度を調整する。
トナー付着量制御時、画像形成部8は、現像部83の現像ローラーに印加する現像バイアス電圧を変化させて、現像バイアス電圧が異なる複数の基準画像を転写体84上に形成する。
図5は、トナー付着量制御用の基準画像として、階調値が最大値に設定されたベタパッチが形成された例を示している。
図5に示すように、Y、M、C及びKの各色のベタパッチが、異なる現像バイアス電圧によって繰り返し形成され、現像バイアス電圧が異なる第1群から第n群までのパッチ群が形成されている。また、各ベタパッチは、検出部9の配置位置に合わせて形成されている。
検出部9は、転写体84上に形成された各ベタパッチの濃度を検出する。
制御部1は、検出部9から出力された各ベタパッチの検出値を外挿補間及び内挿補間し、現像バイアス電圧と検出値の相関関数を得る。あらかじめ、目標の最大濃度を検出部9により検出した場合の検出値が目標値として設定されているので、制御部1は当該目標値に対応する現像バイアス電圧を相関関数により決定する。制御部1は、現像部83の現像バイアス電圧の設定を、決定された現像バイアス電圧に変更する。
次に行われるレーザーパワー制御においてレーザーパワーを変更すると、トナーの付着量、ひいては最大濃度が変化することもある。そのため、若干トナーの付着量が増えるように現像バイアス電圧を決定してもよい。
次に、画像形成装置Gはレーザーパワー制御を行い(ステップS23)、レーザーパワーを調整する。露光時に照射されるレーザー光のレーザーパワーが大きいほど、レーザー光のスポット径も大きくなり、このスポット径に比例して線幅が太くなる。よって、目的の線幅が得られるように、レーザーパワーを調整する。
レーザーパワー制御時、画像形成部8は、露光部81のLDのレーザーパワーを変化させて、レーザーパワーが異なる複数の基準画像を転写体84上に形成する。このときの現像部83の現像バイアス電圧は、トナー付着量制御により設定された現像バイアス電圧である。
図6aは、レーザーパワー制御用の基準画像として、ハーフパッチが形成された例を示している。
図6aに示すように、Y、M、C及びKの各色のハーフパッチが、異なるレーザーパワーによって繰り返し形成され、レーザーパワーが異なる第1群から第n群までのパッチ群が形成されている。各ハーフパッチは、検出部9の配置位置に合わせて形成されている。
ハーフパッチは、図6bの拡大図に示すように角度が45度の斜め線のパターンである。このパターンは、露光部81のLDを2画素消灯させて、1画素発光させることを繰り返して形成されている。
検出部9は、転写体84上に形成された各ハーフパッチの濃度を検出する。
制御部1は、検出部9により得られた各ハーフパッチの検出値を外挿補間及び内挿補間し、レーザーパワーと検出値との相関関数を求める。
例えば、3つのハーフパッチをMPC1、MPC2及びMPC3の各レーザーパワー[μW]で形成して得られた検出値を、それぞれV1、V2及びV3と表すと、図7に示すように3点P1(MPC1,V1)、P2(MPC2,V2)及びP3(MPC3,V3)から相関関数V(MPC)が得られる。この相関関数V(MPC)は、V=a×MPC+bの直線近似式で表すことができる。a及びbは実数である。
検出部9が正反射方式の検出を行う場合、転写体84のトナーが付着していないベルト表面では検出値が高く、トナーが付着したベルト表面では検出値が低くなる。これは、転写体84のトナーが付着していないベルト表面は光沢があり、検出部9の受光量が多いのに対し、ベルト表面にトナーが付着していると、光が拡散して検出部9の受光量が少なくなるためである。その結果、図7に示すように、レーザーパワーMPCを上げると、検出値Vが低くなる相関関数V(MPC)が得られる。
あらかじめ、目的の線幅に対応する濃度を検出部9により検出した場合の検出値が、目標値Vtとして設定されている。目的の線幅に対応する濃度とは、目的の線幅が得られるスポット径でレーザー光を照射して形成された線画像の濃度をいう。
制御部1は、図7に示す相関関数V(MPC)により、目標値Vtに対応するレーザーパワーMPCtを決定する。
制御部1は、露光部81のレーザーパワーの設定を、決定されたレーザーパワーMPCtに変更する。
次に、画像形成装置Gは階調制御を行う(ステップS24)。階調制御により、画像の階調特性を調整することができる。
画像形成部8は、トナー付着量制御により設定された現像バイアス電圧及びレーザーパワー制御により設定されたレーザーパワーにより、階調制御用の基準画像を転写体84上に形成する。
図8は、階調制御用の基準画像として、階調値が異なる複数のパッチが形成された例を示している。
図8に示すように、Y、M、C及びKの色ごとに、階調値が異なる複数のパッチが形成されている。中間調処理によっても画像の階調特性が変化するため、各パッチは、画像処理装置7により中間調処理されていることが好ましい。これにより、中間調処理による変化も含めて階調特性を調整することができる。
検出部9は、転写体84上に形成された各パッチの濃度を検出する。
制御部1は、検出部9により得られた各パッチの検出値を階調値に変換する。制御部1は、各パッチの階調値を入力階調、各パッチの検出値を変換して得られた階調値を出力階調として、画像の階調特性を表す特性曲線を作成する。制御部1は、目標の階調特性を表す特性曲線を基準として、作成された特性曲線と対称の特性曲線を補正曲線として求める。制御部1は、当該補正曲線から階調補正用の第1LUTを作成し、階調補正部72が用いる第1LUTを、新たに作成した第1LUTに更新する。
以上の安定化制御が終了すると、図3のステップS3に移行する。
画像形成装置Gでは、制御部1が、線幅の基準値があらかじめ設定されている線画像を、画像形成部8により新規の用紙上に形成させる(ステップS3)。制御部1は、用紙上に形成された各線画像を読取部9により読み取らせて、得られた各線画像の線幅を測定する(ステップS4)。制御部1は、線幅の測定値と基準値の差に応じて、新規の用紙に対応するレーザーパワー制御の目標値Vtを決定する。制御部1は、現在設定されている目標値Vtを、決定された目標値Vtに変更する(ステップS5)。
線画像の形成及び線幅の測定は、ISO/IEC 13660及びJIS X6930に従って実施することができる。
また、目標値Vtの決定において縦線と横線の線幅の再現性を考慮するため、線画像として、主走査方向に長い横線と副走査方向に長い縦線の画像を形成することが好ましい。
具体的には、制御部1は、現在設定されている目標値Vtにより決定されたレーザーパワーMPCtで線画像を形成させる。
また、制御部1は、現在の目標値Vtを異ならせて、レーザーパワー制御において求められた相関関数V(MPC)から、異なる目標値Vtに対応するレーザーパワーMPCtをそれぞれ決定し、決定された各レーザーパワーMPCtで線画像を形成させる。
例えば、現在の目標値Vtが195である場合、制御部1は、線幅の基準値が210μmである縦線及び横線の線画像を、195の目標値Vtで決定されたレーザーパワーMPCtで形成させる。また、制御部1は、目標値Vtを190、200及び210に変えて決定された各レーザーパワーMPCtで、同じ線画像を同じ用紙上に形成させる。
制御部1は、下記表1に示すように、読み取られた各線画像から縦線と横線のそれぞれの線幅の測定値[μm]を求めると、当該測定値の平均値[μm]を算出する。また、制御部1は各平均値から基準値210を差し引いた差d[μm]を、下記表1に示すように算出する。
制御部1は、図9に示すように、線幅の平均値と基準値との差dと、目標値Vtとの相関関数Vt(d)を決定する。この相関関数Vt(d)の傾きが、線幅を1μm単位で調整する場合の目標値Vtの調整量を表している。
表1に示すように、現在の目標値Vtによれば、線幅の平均値と基準値との差dが+4.0μmであるので、基準値の線幅を再現するためには、線幅を4.0μm細らせる必要がある。相関関数Vt(d)の傾きが−2.35である場合、制御部1は、線幅を4.0μm細らせるため、現在の目標値Vtである195に−2.35×(−4.0)を加算し、新規の用紙に対応する目標値Vtとして204(195+9.4=204.4を四捨五入して得られた値)を得る。
制御部1は、現在設定されている目標値Vtを、新規の用紙に対応して得られた目標値Vtに変更する。
線幅の再現性は用紙によって異なるため、用紙ごとに相関関数Vt(d)も異なる。
図10は、用紙A、B及びCごとに求められた相関関数Vt(d)〜Vt(d)の例を示している。
図10に示すように、用紙A、B及びCごとに相関関数Vt(d)〜Vt(d)の傾きが異なるため、調整する線幅が同じであっても、各用紙A、B又はCに対応して決定される目標値Vt〜Vtは異なる。
目標値Vtが常に一定値である場合、当該目標値Vtから決定されたレーザーパワーMPCtにより線画像を形成すると、線画像が形成された用紙によって線幅が太くなったり細くなったりする。
図11は、縦線及び横線の線画像を、それぞれ4、8、12及び16画素幅で形成したときの用紙Aと用紙Bの線幅の差(μm)を表している。線画像の色はKである。
図11に示すように、用紙Aと用紙Bの線幅の差は大きく、さらに縦線と横線でも用紙Aか用紙Bかによって線幅の再現性に違いがあることが分かる。
これに対し、上述のように用紙ごとに目標値Vtを決定することにより、各用紙の線幅の再現性に応じたレーザーパワーに調整することができるので、用紙によらず安定した線幅を再現することができる。
また、基準値との差を、縦線と横線の各線幅の測定値の平均値から求めて目標値Vtを決定する場合、縦線と横線の線幅の差が縮小するようにレーザーパワーを調整することができる。
次に、制御部1は、決定された目標値Vtを新規の用紙に対応付けて、記憶部2に記憶されている用紙テーブルに書き込み、保存する(ステップS6)。用紙ごとに決定された目標値Vtを保存することにより、同じ用紙を使用する場合には、当該目標値Vtによりレーザーパワー制御を行うことができる。
制御部1は、用紙ごとに決定された目標値Vtを、新規の用紙の属性に対応付けて用紙テーブルに書き込み、保存することが好ましい。これにより、同じ用紙の目標値Vtが保存されていない場合も、属性が同じ用紙の目標値Vtによりレーザーパワー制御を行うことができる。
用紙へのトナーの付着のしやすさが同程度だと、線幅の再現性も類似する傾向があるため、制御部1は、各用紙の属性をトナーの付着のしやすさによって決定することができる。トナーの付着のしやすさは、用紙の表面状態によるところが大きいことから、例えばコート層を有する用紙の属性を1、コート層を有しないが、表面の光沢が大きい用紙の属性を2、コート層も無く、表面の光沢が小さい用紙の属性を1というように決定することができる。各用紙に対して属性があらかじめ定められた属性テーブルを記憶部2が記憶し、制御部1が当該属性テーブルに基づいて新規の用紙の属性を決定すればよい。
図12は、用紙テーブルの一例を示している。
図12に示すように、用紙テーブルには、用紙A〜Xごとに、各用紙A〜Xの属性と、各用紙A〜Xに対して決定された目標値Vtとが保存されている。
例えば、用紙Aは、用紙の属性が2であり、目標値Vtは200である。
次に、画像形成装置Gは、再度レーザーパワー制御を行い、変更後の目標値Vtを使用してレーザーパワーを調整する(ステップS7)。
レーザーパワー制御の終了後、画像形成装置Gは階調制御を行って(ステップS8)、本処理を終了する。
ここでの階調制御は、図4のステップS24と同様に、制御部1が、画像形成部8により転写体84上に基準画像を形成させ、検出部9により得られた当該基準画像の検出値を用いて第1LUTを更新する階調制御であることができる。または、制御部1が用紙上に当該基準画像を形成させて、読取部10により得られた当該基準画像の読取値を用いて第2LUTを更新する階調制御であってもよい。制御部1は、少なくとも1つの階調制御を実行することが好ましい。なお、第2LUTの更新は、検出値を読取値に代えるのみで第1LUTの更新と同じようにして行うことができる。
先のステップS24において実行された階調制御によって、画像の階調特性は、階調補正処理を経ると、図13に示すように目標とする階調特性γ0に一致するように調整されている。しかし、ステップS7において変更後の目標値Vtによりレーザーパワー制御が行われると、階調特性が変化する。
図7に示す相関関数V(MPC)の場合、目標値Vtが下がると、レーザーパワーMPCtは上がり、線幅が太くなるため、図13に示すように階調特性γ0が凸状の階調特性γ1に変化する。一方、目標値Vtが上がると、レーザーパワーMPCtは下がり、線幅が細くなるため、図13に示すように階調特性γ0が凹状の階調特性γ2に変化する。
よって、目標値Vtを変更してレーザーパワー制御を行った後は、再度階調制御を行い、第1LUT又は第2LUTの少なくとも1つを更新することにより、レーザーパワー制御によって変化した階調特性γ1又はγ2を、目標とする階調特性γ0に戻すことができる。
一方、変更後の用紙と一致するか又は属性が同じである用紙が、用紙テーブルに有り、制御部1により新規の用紙ではないと判断された場合(ステップS1;N)、制御部1は用紙テーブルから当該用紙に対応する目標値又は属性が同じ用紙に対応する目標値を取得する。属性が同じ用紙が2以上有る場合、制御部1は属性が同じ用紙のうちの任意の用紙に対応する目標値を選択すればよい。
制御部1は、現在設定されているレーザーパワー制御の目標値Vtを、用紙テーブルから得られた目標値Vtに変更して設定する(ステップS9)。
次に、画像形成装置Gは、ステップS2と同様に安定化制御を実行し(ステップS10)、本処理を終了する。
以上のように、本実施の形態によれば、画像形成装置Gは、レーザー光を照射して感光体82上に静電潜像を形成し、当該静電潜像を現像して形成された画像を、転写体84を介して用紙上に転写する画像形成部8と、画像形成部8により用紙上に形成された画像を読み取る読取部9と、画像形成部8により線画像を用紙上に形成させ、読取部9により読み取られた当該線画像の線幅を測定し、当該線幅の測定値と基準値の差に応じて、画像形成部8が照射するレーザー光のレーザーパワーを調整する制御部1と、を備えている。
これにより、線幅の再現性が異なる各用紙に対応して、基準値の線幅が得られるようにレーザーパワーを調整することができる。用紙によらず、安定した線幅を再現することが可能である。
また、画像形成装置Gは、転写体84上の画像の濃度を検出する検出部9を備え、制御部1は、画像形成部8によりレーザーパワーを変化させて、レーザーパワーが異なる複数の基準画像を転写体84上に形成させ、目標とする線幅に対応する濃度を検出部9により検出した場合の検出値を目標値として、検出部9により得られた各基準画像の検出値から、当該目標値に対応するレーザーパワーを決定し、画像形成部8が照射するレーザー光のレーザーパワーを、当該決定されたレーザーパワーに調整する。また、制御部1は、線幅の測定値と基準値の差に応じて目標値Vtを変更し、変更後の目標値Vtにより上記レーザーパワーの調整を行う。
基準値の線幅を再現できるレーザーパワーは用紙によって異なるが、本実施の形態によれば、用紙ごとに目標値Vtを変更することによってレーザーパワーを調整している。そのため、各用紙に応じた目標値Vtを決定した後は、用紙に対応する目標値Vtを用いれば、当該用紙上で基準値の線幅を再現できるレーザーパワーを容易に決定することができる。
上記実施の形態は本発明の好適な一例であり、これに限定されない。本発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、図14に示すように、複数の画像形成装置Gと、サーバーSVとがネットワークNを介して接続されたシステムが構築される場合がある。
この場合において、サーバーSVが、画像形成装置Gと同じように用紙テーブルを備え、各画像形成装置Gの制御部1は、通信部5により、サーバーSVから各用紙に対応する目標値Vtを取得し、レーザーパワー制御に用いることとしてもよい。これにより、より多くの用紙に応じたレーザーパワー制御が可能となる。
また、各画像形成装置Gの制御部1は、各画像形成装置Gにおいて新規の用紙に対応する目標値Vtを保存する際、通信部5により、当該目標値VtをサーバーSVに送信してもよい。
サーバーSVは、複数の画像形成装置Gから様々な用紙の目標値Vtを取得して、用紙テーブルに保存することにより、目標値Vtのデータベース化が可能である。各画像形成装置Gが、サーバーSVから取得できる用紙の目標値Vtが増え、各用紙に応じた線幅の調整を精度良く行うことができる。
また、制御部1により実行されるプログラムのコンピューター読み取り可能な媒体としては、ROM、フラッシュメモリー等の不揮発性メモリー、CD-ROM等の可搬型記録媒体を適用することが可能である。当該プログラムのデータを、通信回線を介して提供する媒体として、キャリアウエーブ(搬送波)も適用される。
G 画像形成装置
1 制御部
2 記憶部
7 画像処理装置
72 階調補正部
8 画像形成部
81 露光部
82 感光体
83 現像部
84 転写体
9 検出部
10 読取部

Claims (8)

  1. レーザー光を照射して感光体上に静電潜像を形成し、当該静電潜像を現像して形成された画像を、転写体を介して用紙上に転写する画像形成部と、
    前記画像形成部により用紙上に形成された画像を読み取る読取部と、
    前記画像形成部により線画像を用紙上に形成させ、前記読取部により読み取られた当該線画像の線幅を測定し、当該線幅の測定値と基準値の差に応じて、前記画像形成部が照射するレーザー光のレーザーパワーを調整する制御部と、
    前記転写体上の画像の濃度を検出する検出部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記画像形成部によりレーザーパワーを変化させて、レーザーパワーが異なる複数の基準画像を前記転写体上に形成させ、目標とする線幅に対応する濃度を前記検出部により検出した場合の検出値を目標値として、前記検出部により得られた各基準画像の検出値から、当該目標値に対応するレーザーパワーを決定し、前記画像形成部が照射するレーザー光のレーザーパワーを、当該決定されたレーザーパワーに調整し、
    前記線幅の測定値と基準値の差に応じて前記目標値を変更し、変更後の目標値により前記レーザーパワーの調整を行う、
    画像形成装置。
  2. 前記制御部は、前記変更後の目標値によりレーザーパワーを調整すると、前記画像形成部により前記転写体上又は用紙上に階調制御用の基準画像を形成させ、前記検出部により得られた当該基準画像の検出値を用いて、階調補正に用いられる第1LUTを更新する階調制御か、又は前記読取部により得られた当該基準画像の読取値を用いて、画像の階調補正に用いられる第2LUTを更新する階調制御のうち、少なくとも1つを実行する、
    請求項に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、用紙ごとに、前記線幅の測定値と基準値の差を求め、当該差に応じて各用紙に対応する前記目標値を決定する、
    請求項又はに記載の画像形成装置。
  4. 用紙ごとに決定された前記目標値を記憶する記憶部を備え、
    前記制御部は、画像形成に使用する用紙が変更されると、変更後の用紙に対応する目標値を前記記憶部から取得し、当該目標値により前記レーザーパワーの調整を行う、
    請求項に記載の画像形成装置。
  5. 用紙ごとに決定された前記目標値を、用紙の属性に対応付けて記憶する記憶部を備え、
    前記制御部は、前記変更後の用紙に対応する目標値か、又は前記変更後の用紙と属性が同じ用紙に対応する目標値を前記記憶部から取得し、当該目標値により前記レーザーパワーの調整を行う、
    請求項に記載の画像形成装置。
  6. ネットワーク上のサーバーと通信する通信部を備え、
    前記制御部は、前記通信部により、画像形成に使用する用紙又は当該用紙と属性が同じ用紙に対応する目標値を前記サーバーから取得し、取得した目標値により前記レーザーパワーの調整を行う、
    請求項に記載の画像形成装置。
  7. ネットワーク上のサーバーと通信する通信部を備え、
    前記制御部は、前記通信部により、用紙ごとに決定された前記目標値を前記サーバーに送信する、
    請求項に記載の画像形成装置。
  8. レーザー光を照射して感光体上に静電潜像を形成し、当該静電潜像を現像して得られた画像を、転写体を介して用紙上に転写する画像形成部により、照射するレーザー光のレーザーパワーを変化させて、レーザーパワーが異なる複数の基準画像を前記転写体上に形成する工程と、
    前記転写体上の各基準画像の濃度を検出する工程と、
    目標とする線幅に対応する濃度の検出値を目標値として、各基準画像の濃度の検出値から、当該目標値に対応するレーザーパワーを決定し、前記画像形成部が照射するレーザー光のレーザーパワーを、当該決定されたレーザーパワーに調整する工程と、
    前記画像形成部により、線画像を用紙上に形成する工程と、
    前記用紙上に形成された線画像を読み取る工程と、
    前記読み取られた線画像の線幅を測定する工程と、
    前記線幅の測定値と基準値の差に応じて、前記目標値を変更する工程と、
    変更後の目標値により前記レーザーパワーの調整を行う工程と、
    を含むレーザーパワーの調整方法。
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