JP6135837B1 - 無線通信デバイス及びその製造方法、並びに、樹脂成型体 - Google Patents

無線通信デバイス及びその製造方法、並びに、樹脂成型体 Download PDF

Info

Publication number
JP6135837B1
JP6135837B1 JP2017512066A JP2017512066A JP6135837B1 JP 6135837 B1 JP6135837 B1 JP 6135837B1 JP 2017512066 A JP2017512066 A JP 2017512066A JP 2017512066 A JP2017512066 A JP 2017512066A JP 6135837 B1 JP6135837 B1 JP 6135837B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conductor
main surface
wiring board
printed wiring
element body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017512066A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2017141597A1 (ja
Inventor
加藤 登
登 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority claimed from PCT/JP2017/001151 external-priority patent/WO2017141597A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6135837B1 publication Critical patent/JP6135837B1/ja
Publication of JPWO2017141597A1 publication Critical patent/JPWO2017141597A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Details Of Aerials (AREA)
  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)
  • Transceivers (AREA)
  • Support Of Aerials (AREA)

Abstract

無線通信デバイスの製造方法は、一方主面に搭載されたRFIC素子、および、一方主面から他方主面に延び、RFIC素子に接続された層間導体を備えたプリント配線板を用意する工程と、プリント配線板を、プリント配線板の一方主面および他方主面よりも大きな面積の互いに対向する第1主面及び第2主面を有する素体に、プリント配線板の層間導体が素体の第2主面への露出部を有するように埋設する工程と、素体の第1主面から第2主面に至る複数の貫通孔を形成し、複数の貫通孔に第1貫通導体及び第2貫通導体を形成する工程と、素体の第1主面に、第1貫通導体の一方端と第2貫通導体の一方端とを接続する第1導体パターンを形成すると共に、第2主面に、第1貫通導体の他方端と第2貫通導体の他方端とプリント配線板の層間導体の露出部とを接続する第2導体パターンを形成して、第1導体パターンと、第1貫通導体と、第2導体パターンと、第2貫通導体と、を含む、RFIC素子に接続されたコイルアンテナを形成する工程と、を含む。

Description

本発明は、素体内に設けられたRFIC素子とコイルアンテナとを有する無線通信デバイス及びその製造方法、並びに、該無線通信デバイスを埋設した樹脂成型体に関する。
従来、外部機器と電磁界信号を介して通信するRFIDシステムに用いられるアンテナモジュールの製造方法において、積層した複数の樹脂層に形成した層間導体を利用してコイルアンテナを形成するプロセスが開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
特許第5573937号公報
しかし、上記手法では、下面導体に向かって樹脂層中に孔を形成するとき、下面導体に孔を開けてしまったり、孔が下面導体に未達となることがある。また、下面導体を底面とする有底孔にめっき膜を形成するため、有底孔内に残渣が残ってしまいやすく、孔内のめっき膜と下面導体との接続信頼性を確保しにくい。
また、RFIC素子は、コイルアンテナの形成後にコイルアンテナにはんだ等を介して接続する必要がある。つまり、このコイルアンテナ形成過程のはんだリフロー時に樹脂層が変形してしまったり、めっき膜と下面導体との接続部分に損傷をきたしやすい。
本発明の目的は、安定した接続部分を有するコイルアンテナを備えた無線通信デバイスを提供することである。
本発明に係る無線通信デバイスの製造方法は、一方主面に搭載されたRFIC素子、および、前記一方主面から他方主面に延び、前記RFIC素子に接続された層間導体を備えたプリント配線板を用意する工程と、
前記プリント配線板を、前記プリント配線板の前記一方主面および前記他方主面よりも大きな面積の互いに対向する第1主面及び第2主面を有する素体に、前記他方主面が前記第2主面に面しており、前記プリント配線板の前記層間導体が前記素体の前記第2主面への露出部を有するように埋設する工程と、
前記素体の前記第1主面から前記第2主面に至る複数の貫通孔を形成し、前記複数の貫通孔に第1貫通導体及び第2貫通導体を形成する工程と、
前記素体の前記第1主面に、前記第1貫通導体の一方端と前記第2貫通導体の一方端とを接続する第1導体パターンを形成すると共に、前記第2主面に、前記第1貫通導体の他方端と前記第2貫通導体の他方端と前記プリント配線板の前記層間導体の前記露出部とを接続する第2導体パターンを形成して、前記第1導体パターンと、前記第1貫通導体と、前記第2導体パターンと、前記第2貫通導体と、を含む、前記RFIC素子に接続されたコイルアンテナを形成する工程と、
を含む。
本発明に係る他の無線通信デバイスの製造方法は、一方主面に搭載されたRFIC素子、および、前記一方主面から他方主面に延び、前記RFIC素子に接続された層間導体を備えたプリント配線板を用意する工程と、
前記プリント配線板を、前記プリント配線板の前記一方主面および前記他方主面よりも大きな面積の互いに対向する第1主面及び第2主面を有する素体に、前記他方主面が前記第2主面に対向しており、前記プリント配線板の前記層間導体が前記素体の前記第2主面の入出力端子と接続するように埋設する工程と、
前記素体の前記第1主面から前記第2主面に至る複数の貫通孔を形成し、前記複数の貫通孔に第1貫通導体及び第2貫通導体を形成する工程と、
前記素体の前記第1主面に、前記第1貫通導体の一方端と前記第2貫通導体の一方端とを接続する第1導体パターンを形成すると共に、前記第2主面に、前記第1貫通導体の他方端と前記第2貫通導体の他方端と前記入出力端子とを接続する第2導体パターンを形成して、前記第1導体パターンと、前記第1貫通導体と、前記第2導体パターンと、前記第2貫通導体と、を含み、前記RFIC素子に接続されたコイルアンテナを形成する工程と、
を含む。
本発明に係る無線通信デバイスは、一方主面に搭載されたRFIC素子、および、前記一方主面から他方主面に延び、前記RFIC素子に接続された層間導体を備えたプリント配線板と、
前記プリント配線板の前記一方主面および前記他方主面よりも大きな面積の互いに対向する第1主面及び第2主面を有し、前記他方主面が前記第2主面に面しており、前記プリント配線板の前記層間導体が前記素体の前記第2主面への露出部を有するように、前記プリント配線板を埋設した素体と、
前記素体の前記第1主面から前記第2主面まで貫通する第1貫通導体及び第2貫通導体と、
前記素体の第1主面に設けられ、前記第1貫通導体の一方端と前記第2貫通導体の一方端とを接続する第1導体パターンと、
前記素体の第2主面に設けられ、前記第1貫通導体の他方端と前記第2貫通導体の他方端と前記プリント配線板の前記層間導体の前記露出部とを接続する第2導体パターンと、
を備え、
前記第1導体パターンと、前記第2導体パターンと、前記第1貫通導体と、前記第2貫通導体と、を含むコイルアンテナを構成し、
前記RFIC素子は、前記プリント配線板の前記層間導体を介して、前記第2導体パターンに接続されている。
本発明に係る樹脂成型体は、無線通信デバイスを埋め込んだ樹脂成型体であって、前記無線通信デバイスは、
一方主面に搭載されたRFIC素子、および、前記一方主面から他方主面に延び、前記RFIC素子に接続された層間導体を備えたプリント配線板と、
前記プリント配線板の前記一方主面および前記他方主面よりも大きな面積の互いに対向する第1主面及び第2主面を有し、前記他方主面が前記第2主面に面しており、前記プリント配線板の前記層間導体が前記第2主面への露出部を有するように、前記プリント配線板を埋設した素体と、
前記素体の前記第1主面から前記第2主面まで貫通する第1貫通導体及び第2貫通導体と、
前記素体の第1主面に設けられ、前記第1貫通導体の一方端と前記第2貫通導体の一方端とを接続する第1導体パターンと、
前記素体の第2主面に設けられ、前記第1貫通導体の他方端と前記第2貫通導体の他方端と前記プリント配線板の前記層間導体の前記露出部とを接続する第2導体パターンと、
を備え、
前記第1導体パターンと、前記第2導体パターンと、前記第1貫通導体と、前記第2貫通導体と、を含むコイルアンテナを構成し、
前記RFIC素子は、前記プリント配線板の前記層間導体を介して、前記第2導体パターンに接続されている。
本発明に係る他の無線通信デバイスは、一方主面に搭載されたRFIC素子、および、前記一方主面から他方主面に延び、前記RFIC素子に接続された層間導体を備えたプリント配線板と、
前記プリント配線板の前記一方主面および前記他方主面よりも大きな面積の互いに対向する第1主面及び第2主面を有し、前記他方主面が前記第2主面に対向しており、前記プリント配線板の前記層間導体が前記第2主面の入出力端子と接続するように、前記プリント配線板を埋設している素体と、
前記素体の前記第1主面から前記第2主面まで貫通する第1貫通導体及び第2貫通導体と、
前記素体の第1主面に設けられ、前記第1貫通導体の一方端と前記第2貫通導体の一方端とを接続する第1導体パターンと、
前記素体の第2主面に設けられ、前記第1貫通導体の他方端と前記第2貫通導体の他方端と前記入出力端子とを接続する第2導体パターンと、
を備え、
前記第1導体パターンと、前記第2導体パターンと、前記第1貫通導体と、前記第2貫通導体と、を含むコイルアンテナを構成し、
前記RFIC素子は、前記プリント配線板の前記層間導体を介して、前記第2導体パターンに接続されている。
本発明に係る他の樹脂成型体は、無線通信デバイスを埋め込んだ樹脂成型体であって、前記無線通信デバイスは、
一方主面に搭載されたRFIC素子、および、前記一方主面から他方主面に延び、前記RFIC素子に接続された層間導体を備えたプリント配線板と、
前記プリント配線板の前記一方主面および前記他方主面よりも大きな面積の互いに対向する第1主面及び第2主面を有し、前記他方主面が前記第2主面に対向しており、前記プリント配線板の前記層間導体が前記第2主面の入出力端子と接続するように、前記プリント配線板を埋設している素体と、
前記素体の前記第1主面から前記第2主面まで貫通する第1貫通導体及び第2貫通導体と、
前記素体の第1主面に設けられ、前記第1貫通導体の一方端と前記第2貫通導体の一方端とを接続する第1導体パターンと、
前記素体の第2主面に設けられ、前記第1貫通導体の他方端と前記第2貫通導体の他方端と前記入出力端子とを接続する第2導体パターンと、
を備え、
前記第1導体パターンと、前記第2導体パターンと、前記第1貫通導体と、前記第2貫通導体と、を含むコイルアンテナを構成し、
前記RFIC素子は、前記プリント配線板の前記層間導体を介して、前記第2導体パターンに接続されている。
本発明によれば、安定した接続部分を有するコイルアンテナを備えた無線通信デバイス及びその製造方法、並びに、無線通信デバイスを埋め込んだ樹脂成型体を提供することができる。
実施の形態1に係る無線通信デバイスの構成を示す概略斜視図である。 図1の無線通信デバイスのA−A方向から見た断面構造を示す断面図である。 図1の無線通信デバイスの等価回路図である。 実施の形態1に係る無線通信デバイスの製造方法における一工程を示す概略断面図である。 実施の形態1に係る無線通信デバイスの製造方法における、図4に続く一工程を示す概略断面図である。 実施の形態1に係る無線通信デバイスの製造方法における、図5に続く一工程を示す概略断面図である。 実施の形態1に係る無線通信デバイスの製造方法における、図6に続く一工程を示す概略断面図である。 実施の形態1に係る無線通信デバイスの製造方法における、図7に続く一工程を示す概略断面図である。 実施の形態1に係る無線通信デバイスの製造方法における、図8に続く一工程を示す概略断面図である。 実施の形態1に係る無線通信デバイスの製造方法における、図9に続く一工程を示す概略断面図である。 実施の形態1に係る無線通信デバイスの製造方法における、図10に続く一工程を示す概略断面図である。 実施の形態2に係る無線通信デバイスの断面構造を示す断面図である。 実施の形態2に係る無線通信デバイスの製造方法における一工程を示す概略断面図である。 実施の形態3に係る無線通信デバイス付き物品の構成を示す概略斜視図である。
第1の態様に係る無線通信デバイスの製造方法は、一方主面に搭載されたRFIC素子、および、前記一方主面から他方主面に延び、前記RFIC素子に接続された層間導体を備えたプリント配線板を用意する工程と、
前記プリント配線板を、前記プリント配線板の前記一方主面および前記他方主面よりも大きな面積の互いに対向する第1主面及び第2主面を有する素体に、前記他方主面が前記第2主面に面しており、前記プリント配線板の前記層間導体が前記素体の前記第2主面への露出部を有するように埋設する工程と、
前記素体の前記第1主面から前記第2主面に至る複数の貫通孔を形成し、前記複数の貫通孔に第1貫通導体及び第2貫通導体を形成する工程と、
前記素体の前記第1主面に、前記第1貫通導体の一方端と前記第2貫通導体の一方端とを接続する第1導体パターンを形成すると共に、前記第2主面に、前記第1貫通導体の他方端と前記第2貫通導体の他方端と前記プリント配線板の前記層間導体の前記露出部とを接続する第2導体パターンを形成して、前記第1導体パターンと、前記第1貫通導体と、前記第2導体パターンと、前記第2貫通導体と、を含み、前記RFIC素子に接続されたコイルアンテナを形成する工程と、
を含む。
第2の態様に係る無線通信デバイスの製造方法は、上記第1から第4のいずれかの態様において、前記プリント配線板を前記素体に埋設する工程は、前記素体の前記第2主面かつ前記プリント配線板の前記他方主面を平面研磨して、前記プリント配線板の前記層間導体を、前記素体の研磨後の第2主面に露出させる工程を含んでもよい。
第3の態様に係る無線通信デバイスの製造方法は、一方主面に搭載されたRFIC素子、および、前記一方主面から他方主面に延び、前記RFIC素子に接続された層間導体を備えたプリント配線板を用意する工程と、
前記プリント配線板を、前記プリント配線板の前記一方主面および前記他方主面よりも大きな面積の互いに対向する第1主面及び第2主面を有する素体に、前記他方主面が前記第2主面に対向しており、前記プリント配線板の前記層間導体が前記素体の前記第2主面の入出力端子と接続するように埋設する工程と、
前記素体の前記第1主面から前記第2主面に至る複数の貫通孔を形成し、前記複数の貫通孔に第1貫通導体及び第2貫通導体を形成する工程と、
前記素体の前記第1主面に、前記第1貫通導体の一方端と前記第2貫通導体の一方端とを接続する第1導体パターンを形成すると共に、前記第2主面に、前記第1貫通導体の他方端と前記第2貫通導体の他方端と前記入出力端子とを接続する第2導体パターンを形成して、前記第1導体パターンと、前記第1貫通導体と、前記第2導体パターンと、前記第2貫通導体と、を含み、前記RFIC素子に接続されたコイルアンテナを形成する工程と、
を含む。
第4の態様に係る無線通信デバイスの製造方法は、上記第1から第3のいずれかの態様において、前記第1貫通導体及び前記第2貫通導体を形成する工程は、前記貫通孔に導電性材料を充填し、これを硬化又は焼成して、第1及び第2貫通導体を形成してもよい。
第5の態様に係る無線通信デバイスの製造方法は、上記第1から第3のいずれかの態様において、前記第1貫通導体及び前記第2貫通導体を形成する工程は、前記貫通孔にめっき膜を形成して、第1及び第2貫通導体を形成してもよい。
第6の態様に係る無線通信デバイスの製造方法は、上記第5の態様において、前記貫通孔と、前記素体の前記第1主面及び前記第2主面と、にめっき膜を形成して、前記第1貫通導体及び前記第2貫通導体と、前記第1導体パターン及び前記第2導体パターンとを同時に形成してもよい。
第7の態様に係る無線通信デバイスは、一方主面に搭載されたRFIC素子、および、前記一方主面から他方主面に延び、前記RFIC素子に接続された層間導体を備えたプリント配線板と、
前記プリント配線板の前記一方主面および前記他方主面よりも大きな面積の互いに対向する第1主面及び第2主面を有し、前記他方主面が前記第2主面に面しており、前記プリント配線板の前記層間導体が前記第2主面への露出部を有するように、前記プリント配線板を埋設した素体と、
前記素体の前記第1主面から前記第2主面まで貫通する第1貫通導体及び第2貫通導体と、
前記素体の第1主面に設けられ、前記第1貫通導体の一方端と前記第2貫通導体の一方端とを接続する第1導体パターンと、
前記素体の第2主面に設けられ、前記第1貫通導体の他方端と前記第2貫通導体の他方端と前記プリント配線板の前記層間導体の前記露出部とを接続する第2導体パターンと、
を備え、
前記第1導体パターンと、前記第2導体パターンと、前記第1貫通導体と、前記第2貫通導体と、を含むコイルアンテナを構成し、
前記RFIC素子は、前記プリント配線板の前記層間導体を介して、前記第2導体パターンに接続されている。
第8の態様に係る樹脂成型体は、無線通信デバイスを埋め込んだ樹脂成型体であって、前記無線通信デバイスは、
一方主面に搭載されたRFIC素子、および、前記一方主面から他方主面に延び、前記RFIC素子に接続された層間導体を備えたプリント配線板と、
前記プリント配線板の前記一方主面および前記他方主面よりも大きな面積の互いに対向する第1主面及び第2主面を有し、前記他方主面が前記第2主面に面しており、前記プリント配線板の前記層間導体が前記第2主面への露出部を有するように、前記プリント配線板を埋設した素体と、
前記素体の前記第1主面から前記第2主面まで貫通する第1貫通導体及び第2貫通導体と、
前記素体の第1主面に設けられ、前記第1貫通導体の一方端と前記第2貫通導体の一方端とを接続する第1導体パターンと、
前記素体の第2主面に設けられ、前記第1貫通導体の他方端と前記第2貫通導体の他方端と前記プリント配線板の前記層間導体の前記露出部とを接続する第2導体パターンと、
を備え、
前記第1導体パターンと、前記第2導体パターンと、前記第1貫通導体と、前記第2貫通導体と、を含むコイルアンテナを構成し、
前記RFIC素子は、前記プリント配線板の前記層間導体を介して、前記第2導体パターンに接続されている。
第9の態様に係る無線通信デバイスは、一方主面に搭載されたRFIC素子、および、前記一方主面から他方主面に延び、前記RFIC素子に接続された層間導体を備えたプリント配線板と、
前記プリント配線板の前記一方主面および前記他方主面よりも大きな面積の互いに対向する第1主面及び第2主面を有し、前記他方主面が前記第2主面に対向しており、前記プリント配線板の前記層間導体が前記第2主面の入出力端子と接続するように、前記プリント配線板を埋設している素体と、
前記素体の前記第1主面から前記第2主面まで貫通する第1貫通導体及び第2貫通導体と、
前記素体の第1主面に設けられ、前記第1貫通導体の一方端と前記第2貫通導体の一方端とを接続する第1導体パターンと、
前記素体の第2主面に設けられ、前記第1貫通導体の他方端と前記第2貫通導体の他方端と前記入出力端子とを接続する第2導体パターンと、
を備え、
前記第1導体パターンと、前記第2導体パターンと、前記第1貫通導体と、前記第2貫通導体と、を含むコイルアンテナを構成し、
前記RFIC素子は、前記プリント配線板の前記層間導体を介して、前記第2導体パターンに接続されている。
第10の態様に係る樹脂成型体は、無線通信デバイスを埋め込んだ樹脂成型体であって、前記無線通信デバイスは、
一方主面に搭載されたRFIC素子、および、前記一方主面から他方主面に延び、前記RFIC素子に接続された層間導体を備えたプリント配線板と、
前記プリント配線板の前記一方主面および前記他方主面よりも大きな面積の互いに対向する第1主面及び第2主面を有し、前記他方主面が前記第2主面に対向しており、前記プリント配線板の前記層間導体が前記第2主面の入出力端子と接続するように、前記プリント配線板を埋設している素体と、
前記素体の前記第1主面から前記第2主面まで貫通する第1貫通導体及び第2貫通導体と、
前記素体の第1主面に設けられ、前記第1貫通導体の一方端と前記第2貫通導体の一方端とを接続する第1導体パターンと、
前記素体の第2主面に設けられ、前記第1貫通導体の他方端と前記第2貫通導体の他方端と前記入出力端子とを接続する第2導体パターンと、
を備え、
前記第1導体パターンと、前記第2導体パターンと、前記第1貫通導体と、前記第2貫通導体と、を含むコイルアンテナを構成し、
前記RFIC素子は、前記プリント配線板の前記層間導体を介して、前記第2導体パターンに接続されている。
以下、実施の形態に係る無線通信デバイス及びその製造方法、並びに、該無線通信デバイスを埋設した樹脂成型体について、添付図面を参照しながら説明する。なお、図面において実質的に同一の部材については同一の符号を付している。
(実施の形態1)
<無線通信デバイス>
図1は、実施の形態1に係る無線通信デバイス20の構成を示す概略斜視図である。図2は、図1の無線通信デバイス20のA−A方向から見た断面構造を示す断面図である。図3は、図1の無線通信デバイス20の等価回路図である。なお、図1では、実施の形態の理解を容易にするために直交座標系(x−y−z座標系)を示しているが、これは発明を限定するものではない。また、図1では、素体11の内部の構成がわかるように素体11を透過させて示している。
この無線通信デバイス20は、HF帯RFIDタグとして構成されており、RFIC素子1を有するプリント配線板3と、プリント配線板3を埋設した素体11と、素体11を貫通する第1及び第2貫通導体14、15と、素体11の互いに対向する第1及び第2主面に設けられた第1及び第2導体パターン16、17と、を備える。第1貫通導体14と、第2貫通導体15と、第1導体パターンと、第2導体パターンと、を含むコイルアンテナ10を構成している。RFIC素子1は、プリント配線板3の層間導体4を介して、第2導体パターン17に接続されている。また、図3の等価回路図に示すように、この無線通信デバイス20は、RFIC素子1にコイルアンテナ10と、キャパシタ2a、2bとが接続され、所定の共振周波数を有するLC共振回路を構成している。キャパシタ2a、2bは、一方が粗調整用、他方が微調整用であってもよい。なお、キャパシタ2a、2bは2個でなくともよく、1個でもよい。
この無線通信デバイス20では、素体11を貫通する第1及び第2貫通導体14、15と、素体11の第1及び第2主面に設けられた第1及び第2導体パターン16,17とを含むコイルアンテナを構成している。これによって、このデバイスを樹脂成型体に埋め込む際の熱に対して安定した接続部分を有するコイルアンテナを備えた無線通信デバイス20を得ることができる。また、半導体集積回路素子であるRFIC素子1は、プリント配線板3と素体11とによって囲まれているため、このデバイスを樹脂成型体に埋め込む際の熱に対する高い信頼性を確保できる。
以下に、この無線通信デバイス20を構成する構成部材について説明する。
<プリント配線板>
プリント配線板3は、その一方主面に搭載されたRFIC素子1と、一方主面から他方主面に延び、RFIC素子1に接続された層間導体4とを有する。また、コイルアンテナ10との共振回路を構成するためにキャパシタ2a、2bを含んでもよい。プリント配線板3の一方主面には実装用ランドや引き回しパターンが形成されているが、他方主面には実装用ランドや引き回しパターンはない。なお、プリント配線板3の内部には層間導体(スルーホール導体)4を有している。層間導体4は、プリント配線板3の側面に設けられていてもよい。
また、プリント配線板3は、他方主面が第2主面に面しており、プリント配線板3の層間導体4が素体11の第2主面への露出部を有するように素体11に埋設されている。
なお、プリント配線板3の他方主面は、素体11の第2主面21bに含まれるようにプリント配線板3は素体11に埋設されていてもよい。ここで、「プリント配線板3の他方主面は、素体11の第2主面21bに含まれる」とは、プリント配線板3の他方主面より素体11の第2主面21bのほうが大きいことを意味する。また、プリント配線板3の他方主面は、素体11の第2主面21bと面一(同一平面)であってもよい。このプリント配線板はFR4に代表される熱伝導性の小さな樹脂基板であることが好ましい。
また、プリント配線板3は、他方主面が素体1の第2主面に面している場合に限られない。例えば、プリント配線板3は、他方主面が素体1の第2主面に対向していてもよい。この場合、プリント配線板3は、層間導体4が素体1の第2主面の入出力端子と接続するように、素体1に埋設されていてもよい。なお、層間導体4と素体1の第2主面の入出力端子との接続は、例えば、金属ピン等の金属柱状体によって行ってもよい。
<素体>
素体11は、互いに対向する第1主面21a及び第2主面21bを有する。素体11は、例えば、矩形状であってもよい。図1では、第1主面21a及び第2主面21bは、素体11の互いに平行な2枚のxy平面に相当する。また、互いに平行な2枚のyz平面からなる側面22a、22bを有する。さらに、互いに平行な2枚のzx平面を有する。
また、素体11は、プリント配線板3を埋設している。特に、プリント配線板3の一方主面の素体11は、プリント配線板3の一方主面および他方主面よりも大きな面積の第1主面21aおよび第2主面21bを有している。また、素体11の第2主面21bは、プリント配線板3の他方主面を含む。
素体11は、例えば、熱硬化性樹脂を硬化して形成してもよい。素体11は、エポキシ樹脂に代表される熱伝導性の小さな樹脂ブロックであることが好ましい。また、素体11は、コイルアンテナの内側となる部分に磁性体コアを含んでもよい。さらに、素体11は、磁性体がバインダ中に分散している複合磁性体、特に、磁性体のうち磁性金属粉がバインダ中に分散しているメタルコンポジット材によって構成されている圧粉成形体でもよい。あるいは、バインダ(樹脂)を含まず、磁性体が、その表面の酸化膜を介して接触するように成形された圧粉成形体であってもよい。この場合、磁性体間の酸化膜が互いにつながっていてもよい。さらに酸化膜の結晶が連続的につながっていてもよい。磁性金属粉としては、例えば、Fe系磁性金属粉である。バインダは、例えばエポキシ樹脂である。なお、磁性体として、Fe系磁性金属粉に限定するものではない。例えば、磁性体としてフェライト粉末を用いてもよい。
<コイルアンテナ>
コイルアンテナは、素体11の第1及び第2主面21a、21bを貫通する第1及び第2貫通導体14、15と、素体11の第1及び第2主面21a、21bに設けられた第1及び第2導体パターン16,17とによって構成されている。具体的には、コイルアンテナは、z軸方向に沿って延在する第1貫通導体14と、x軸方向に沿って延在する第1導体パターン16と、z軸方向に沿って延在する第2貫通導体15と、x軸方向に沿って延在する第1導体パターン16と、がヘリカル状に接続されて構成されている。なお、コイルアンテナの巻回軸は、y軸である。以下に、コイルアンテナを構成する各部材について説明する。
<第1貫通導体及び第2貫通導体>
第1貫通導体14及び第2貫通導体15は、素体11の第1主面21a側から第2主面21b側まで貫通する導電性材料からなる。この第1貫通導体は、素体11の第1主面21aの一端から第2主面21bの一端をz軸方向に沿って貫通する。第2貫通導体は、素体11の第1主面21aの他端から第2主面21bの他端をz軸方向に沿って貫通する。
導電性材料としては、銅、銀、金、アルミニウム錫等の金属、又は、その合金、又は、これらのペースト材料であってもよい。
第1貫通導体14及び第2貫通導体15は、素体11の第1主面21a側から第2主面21b側に至る貫通孔12に、めっきによって導電性材料を設けることによって形成してもよい。あるいは、後述する実施の形態2に示すように、貫通孔12に導電性材料を充填してもよい。
このように貫通孔12の内部に導電性材料を設けることによって第1及び第2貫通導体14、15を形成しているので、多層膜の層間導体を複数接続する場合よりも確実に安定した細く長い貫通導体を形成できる。
なお、図1に示すように、複数の第1貫通導体14及び第2貫通導体15は、それぞれy軸方向に沿って千鳥配置をしていてもよい。これによって、各貫通導体14、15同士の接触を抑えながらy軸方向に沿って配置でき、無線通信デバイス20を全体として小型化できる。
<第1導体パターン>
第1導体パターン16は、素体11の第1主面21aに設けられ、第1貫通導体14の一方端と第2貫通導体15の一方端とをx軸方向に沿って接続している。具体的には、一対の第1貫通導体14の一方端と第2貫通導体15の一方端とを接続する。この場合、ヘリカル状のコイルアンテナを構成するように第1導体パターン16を形成する。
<第2導体パターン>
第2導体パターン17は、素体11の第2主面21bに設けられ、第1貫通導体14の他方端と第2貫通導体15の他方端とプリント配線板3の層間導体4の露出部とをx軸方向に沿って接続している。具体的には、第1導体パターン16と同様に、一対の第1貫通導体14の他方端と第2貫通導体15の他方端とを接続する。さらに、一つの第1貫通導体14の他方端とプリント配線板3の層間導体4の露出部の一方とをx軸方向に沿って接続すると共に、一つの第2貫通導体15の他方端とプリント配線板3の層間導体4の露出部の他方とをx軸方向に沿って接続する。この場合、ヘリカル状のコイルアンテナを構成するように第2導体パターン17を形成する。
なお、上記のようにプリント配線板3の層間導体4と素体1の第2主面の入出力端子とを金属柱状体によって接続している場合には、第2導体パターンは、第1貫通導体14の他方端と第2貫通導体15の他方端と入出力端子とを接続する。
この無線通信デバイス20では、特に、素体11に設けた貫通孔12内に貫通導体14、15を形成している。そこで、たとえ小径でアスペクト比の大きな第1及び第2貫通導体14、15であっても、高精度かつ高信頼性に形成できる。
また、第2導体パターン17側は、素体11とプリント配線板3とを同時に平面研磨し、各貫通導体14、15の頭出しおよび層間導体4の頭出しを行っているので、各貫通導体14、15および層間導体4と第2導体パターン17との接続信頼性を確保しやすい。
さらに、RFIC素子1は、あらかじめ素体11に埋め込んであるので、RFIC素子1を実装のための熱処理時にコイルアンテナがダメージを受けることはない。これによって無線通信デバイス20としての信頼性を確保できる。
<無線通信デバイスの製造方法>
実施の形態1に係る無線通信デバイスの製造方法は、およそ以下の各工程を含む。
(a)一方主面に搭載されたRFIC素子1、および、一方主面から他方主面に延び、RFIC素子に接続された層間導体4を備えたプリント配線板3を用意する(図4)。
(b)プリント配線板3を、プリント配線板3の一方主面および他方主面よりも大きな面積の第1主面21aおよび第2主面21bを有した素体11に、プリント配線板3の層間導体4が素体11の第2主面21bへの露出部を有するように埋設する(図5)。
なお、プリント配線板3の層間導体4を素体1の第2主面21bへの露出部とすることなく、素体1内に埋設し、層間導体4を素体1の第2主面21bの入出力端子と接続するように構成してもよい。この場合、層間導体4と素体1の第2主面の入出力端子との接続は、例えば、金属ピン等の金属柱状体によって行ってもよい。
(c)素体11の第1主面21a側から第2主面21b側に至る複数の貫通孔12を形成する(図6)。次いで、複数の貫通孔12に第1貫通導体14及び第2貫通導体15を形成する(図9)。
(d)素体11の第1主面21aに、第1貫通導体14の一方端と第2貫通導体15の一方端とを接続する第1導体パターン16を形成すると共に、第2主面に、第1貫通導体14の他方端と第2貫通導体15の他方端とプリント配線板3の層間導体4の露出部とを接続する第2導体パターン17を形成する(図9)。
なお、上記のようにプリント配線板3の層間導体4と素体1の第2主面の入出力端子とを金属柱状体によって接続している場合には、第1貫通導体14の他方端と第2貫通導体15の他方端と入出力端子とを接続する第2導体パターンを形成する。
以上の工程によって、第1導体パターン16と、第1貫通導体14と、第2導体パターン17と、第2貫通導体15とを含むコイルアンテナを構成する無線通信デバイス20を得ることができる。この無線通信デバイス20では、RFIC素子1に接続されたコイルアンテナを形成する
さらに、この無線通信デバイスの製造方法の詳細について、図4乃至図11を用いて説明する。
(1)一方主面にRFIC素子1及びキャパシタ2a、2bを実装してなるプリント配線板(PCB)3を用意する(図4)。プリント配線板3の一方主面には実装用ランドや引き回しパターンが形成されているが、他方主面には実装用ランドや引き回しパターンはない。なお、プリント配線板3の内部には層間導体(スルーホール導体)4を有している。層間導体4は、プリント配線板3の側面に設けられていてもよい。
(2)このプリント配線板3を台座6に固定する(図4)。台座6には接着層が形成してある。なお、台座6は、樹脂基板を用いることができる。プリント配線板3を台座6に固定する際にはプリント配線板3のRFIC素子1等が実装された一方主面と対向する他方主面を台座に対向させるようにして固定する。
また、図4では、一つのプリント配線板3しか配置していないが、これに限られず、複数のプリント配線板3を配置してもよい。例えば、ライン状、あるいは、マトリクス状にプリント配線板3を配置してもよい。
(3)プリント配線板3を埋設するように素体11を形成する(図5)。素体11としては、例えば、熱硬化性樹脂を塗布、硬化することによって形成できる。なお、半硬化状態(Bステージ状態)の樹脂シートを被せて、その後、硬化して素体11を形成してもよい。インモールド成型によって素体11を形成してもよい。素体11は、樹脂ブロックであってもよい。また、プリント配線板3の上部に磁性体コアを含む素体11を形成してもよい。さらに、バインダ中に磁性体粉末を分散させた複合磁性体、特に、磁性体のうち磁性金属粉がバインダ中に分散しているメタルコンポジット材からなる素体(圧粉成形体)を形成してもよい。あるいは、バインダ(樹脂)を用いないで、磁性体の表面の酸化膜を介して各磁性体が接触する圧粉成形体からなる素体11を形成してもよい。磁性金属粉としては、例えば、Fe系磁性金属粉である。バインダは、例えばエポキシ樹脂である。なお、磁性体として、Fe系磁性金属粉に限定するものではない。例えば、磁性体としてフェライト粉末を用いてもよい。
(4)素体11の所定位置に複数の孔をあける(図6)。孔12は、素体11を貫通し、台座6にまで至るように形成する。孔あけ加工は、例えば、レーザ加工によって行うことができる。あるいは、ドリル加工、パンチング加工によって行ってもよい。孔は台座6を貫通してもよい。なお、レーザ加工の場合、形成される孔12にはテーパが付きやすいが、必ずしもテーパが付かなくてもよい。また、孔12は台座6を貫通してもよい。この孔は、プリント配線板3の外側部分に形成するので、つまりプリント配線板3に至る孔を形成するわけではないので、孔あけ加工にともなうプリント配線板3、さらにはRFIC素子等の実装部品の受けるダメージは実質的に無く、テーパ量が小さく、アスペクト比の大きな孔を容易に形成することができる。
(5)素体11の上下面を所定の研磨位置(7a、7b)まで表面研磨する(図7)。表面研磨は、例えば、バフやスクライビングによって行ってもよい。下側(台座側)は、台座6を取り外してから研磨する。あるいは台座6ごと研磨してもよい。下側研磨では、プリント配線板3も同時に研磨する。これにより層間導体4の頭出しが行われる。なお、素体11の上側は、素体11の上面が平坦であれば研磨する必要は無い。同様に、素体11の下側は、素体11およびプリント配線板3の下面が平坦であれば研磨する必要は無い。
研磨後の状態は、孔12は、上側と下側とを貫通した状態(貫通孔12)になる(図8)。
(6)素体11の全面、つまり素体11の上面・下面及び貫通孔12の内壁面にめっきを行う(図9)。具体的には、まず、全面に無電解めっきをしてから、その後、これをめっき浴に浸漬することによって全面に電解めっきを行う。最初に無電解メッキを行うことによって素体11及び貫通孔12の全面にわたってめっきを行うことができる。また、その後に電解めっきを行うことでめっき膜厚を厚くできる。その結果、上面(第1主面)21aにめっき膜13aが形成され、下面(第2主面)21bにめっき膜13bが形成される。また、貫通孔12の内側にめっき膜13cが充填される(フィルドビアめっき)。これによって、第1及び第2貫通導体14、15を形成できる。なお、貫通孔12の内部のめっき膜13cは、貫通孔12の内部の全部にわたって充填されていなくてもよい(スルーホール型めっき)。例えば、貫通孔12の内周面に沿ってめっき膜13cが形成されていてもよい。この場合、上面(第1主面)21a及び下面(第2主面)21bには、リング状に露出している場合がある。
つまり、素体11の上面21a、下面21b、貫通孔12について実質的に同時にめっきを行うことができる。
なお、全面めっきの場合は、集合基板の側面にもめっき膜が形成されるが、集合基板の耳部(余白部)の側面にめっき膜が形成されるにすぎず、耳部を切り落とすことで、側面のめっき膜も取り除かれる。個々の素体について全面めっき処理する場合は、上面と下面とを短絡することになるので、側面のめっき膜を除去する。側面のめっき膜の除去は、側面を切断するか、あるいはその後の露光・現像で除去してもよい。
また、複数のプリント配線板3をライン状又はマトリクス状に配置した集合基板として用いた場合(図示せず)には、集合基板全体の側面にめっき膜が形成される。この場合には、各プリント配線板3の素体11が側面方向にわたって連続している。そこで、各プリント配線板3の素体11の側面へのめっき膜の付着を実質的に考慮しなくてもよい。つまり、その後、集合基板としてのマトリクス状に配置したプリント配線板3ごとに分割して個片化した場合には、各素体11の側面は切断面として形成される。個片化後の各プリント配線板3を埋設した各素体11の側面は、素体11自体の切断面が露出しているので、めっき膜は存在しない。つまり、図4乃至図11では、1つの無線通信デバイスの各処理工程を示しているが、生産効率の点で、集合基板の状態で各工程を実施することが好ましい。
(7)露光・現像技術を用いて、上面及び下面のめっき膜13a、13bをパターニングする(図10)。例えば、上面及び下面に感光性レジスト膜を設け、これを露光することによって所定パターンのエッチングレジスト膜を形成する。そして、このエッチングレジスト膜をマスクとして、めっき膜13a、13bをパターニングする。これにより、素体11の上下面(第1及び第2主面)21a、21bにコイルアンテナを構成する第1及び第2導体パターン16、17が形成される。
第1導体パターン16は、第1貫通導体14の一方端と第2貫通導体15の一方端とを接続する。第2導体パターン17は、第1貫通導体14の他方端と第2貫通導体15の他方端、ならびに他の貫通導体の他方端とプリント配線板3の層間導体4の露出部とを接続する。
(8)素体11のz軸方向上下の第1及び第2導体パターン16、17の上にそれぞれレジスト層18a、18bを形成する(図11)。このレジスト層18a、18bは、それぞれ第1及び第2導体パターン16、17の保護のために設けられる。
以上の工程によって、無線通信デバイス20を得ることができる。この無線通信デバイスでは、素体11の第1及び第2主面21a、21bを貫通する第1及び第2貫通導体14、15と、素体11の第1及び第2主面21a、21bに設けられた第1及び第2導体パターン16,17とによってコイルアンテナが構成されている。上記製造方法によって、安定した接続部分を有するコイルアンテナを備えた無線通信デバイス20を提供できる。なお、集合基板状態での処理の場合、この後に個片化すればよい。
(実施の形態2)
図12は、実施の形態2に係る無線通信デバイス20aの断面構造を示す断面図である。図13は、実施の形態2に係る無線通信デバイス20aの製造方法における一工程を示す概略断面図である。
この実施の形態2に係る無線通信デバイス20aは、実施の形態1に係る無線通信デバイスと対比すると、第1及び第2貫通導体14、15がめっきではなく導電性ペーストを充填して形成されている点で相違する。また、第1及び第2導体パターン16、17がパターニングされた導電性ペースト19a、19bとめっき膜13a、13bとからなる点で相違する。
この実施の形態2に係る無線通信デバイス20aの製造方法では、実施の形態1に係る無線通信デバイスの製造方法と対比すると、素体11の上面21a、下面21b、貫通孔12について実質的に同時にめっきを行うことに代えて、まず貫通孔12の内部に導電性ペースト19cを充填する点で相違している。具体的には、図13に示すように、実施の形態1の製造方法の(4)の孔12の形成に続いて、孔12に金属粉末を含有する導電性ペーストを充填する。その後、熱処理して導電性ペースト19cを硬化(金属化)させて、第1及び第2貫通導体14、15を形成している。その後は、実施の形態1と同様に、所定の研磨面7a、7bまで表面研磨する(図7に対応する。)。さらに、表面研磨後は、導電性ペーストのスクリーン印刷およびその熱処理による効果(金属化)によって、コイルアンテナを形成するための導体パターン19a、19bを形成する。さらに、その表面にめっき膜13a、13bを形成して、第1及び第2導体パターン16、17(2層型の導体パターン)を形成する。最後にレジスト層18a、18bを形成する。なお、この2層型の導体パターンの構造および製造プロセスは、実施の形態1にも適用できる。
以上によって実施の形態2に係る無線通信デバイス20aを得ることができる。この無線通信デバイス20aでは、上面の導電性ペースト19a及びめっき膜13aとによって第1導体パターン16を構成し、下面の導電性ペースト19b及びめっき膜13bとによって第2導体パターン17を構成している。これによって、直流抵抗の小さな導体パターンを簡易に形成できる。
(実施の形態3)
図14は、実施の形態3に係る無線通信デバイス付き物品30の構成を示す概略斜視図である。この無線通信デバイス付き物品30は、樹脂成型によるミニチュアカー等の玩具である。この無線通信デバイス付き物品30は、無線通信デバイス20が埋設された「樹脂成型品」に該当する。
なお、この無線通信デバイス20は、実施の形態1に係る無線通信デバイス20と実質的に同じである。実施の形態1に係る無線通信デバイス20に代えて実施の形態2に係る無線通信デバイス20aを用いてもよい。
この無線通信デバイス付き物品30は、例えば、上記樹脂成型品用の金型内に無線通信デバイス20が固定された状態でエポキシ樹脂等の成型用樹脂を射出成型することによって形成できる。
この無線通信デバイス付き物品30は、安定した接続を有するコイルアンテナを備える無線通信デバイス20を埋設している。また、RFIC素子1がプリント配線板3と素体11との間に配置されている。そこで、樹脂成型時における高温に曝されても無線通信デバイス20の損傷の発生を抑制できる。
なお、この実施の形態では樹脂成型による玩具の例を示したが、これに限定されるものではない。例えば、樹脂成型により無線通信デバイスを埋設した容器あるいは食器等であってもよい。特に消毒等のために高温下にさらされる物品に好適である。
なお、本開示においては、前述した様々な実施の形態及び/又は実施例のうちの任意の実施の形態及び/又は実施例を適宜組み合わせることを含むものであり、それぞれの実施の形態及び/又は実施例が有する効果を奏することができる。
本発明に係る無線通信デバイスの製造方法によれば、安定した接続部分を有するコイルアンテナを備えた無線通信デバイスを提供することができる。
1 RFIC素子
2、2a、2b キャパシタ
3 プリント配線板
4 層間導体
5 面内導体(BGA)
6 台座
7a、7b 研磨面
10 コイルアンテナ
11 素体
12 孔(貫通孔)
13、13a、13b めっき
14 第1貫通導体
15 第2貫通導体
16 第1導体パターン
17 第2導体パターン
18a、18b レジスト層
19、19a、19b、19c 導電性ペースト
20、20a 無線通信デバイス
21a 第1主面
21b 第2主面
22a、22b 側面
30 無線通信デバイス付き物品(樹脂成型体)
31 樹脂成型体本体

Claims (10)

  1. 一方主面に搭載されたRFIC素子、および、前記一方主面から他方主面に延び、前記RFIC素子に接続された層間導体を備えたプリント配線板を用意する工程と、
    前記プリント配線板を、前記プリント配線板の前記一方主面および前記他方主面よりも大きな面積の互いに対向する第1主面及び第2主面を有する素体に、前記他方主面が前記第2主面に面しており、前記プリント配線板の前記層間導体が前記素体の前記第2主面への露出部を有するように埋設する工程と、
    前記素体の前記第1主面から前記第2主面に至る複数の貫通孔を形成し、前記複数の貫通孔に第1貫通導体及び第2貫通導体を形成する工程と、
    前記素体の前記第1主面に、前記第1貫通導体の一方端と前記第2貫通導体の一方端とを接続する第1導体パターンを形成すると共に、前記第2主面に、前記第1貫通導体の他方端と前記第2貫通導体の他方端と前記プリント配線板の前記層間導体の前記露出部とを接続する第2導体パターンを形成して、前記第1導体パターンと、前記第1貫通導体と、前記第2導体パターンと、前記第2貫通導体と、を含み、前記RFIC素子に接続されたコイルアンテナを形成する工程と、
    を含む、無線通信デバイスの製造方法。
  2. 前記プリント配線板を前記素体に埋設する工程は、前記素体の前記第2主面かつ前記プリント配線板の前記他方主面を平面研磨して、前記プリント配線板の前記層間導体を、前記素体の研磨後の第2主面に露出させる工程を含む、請求項1に記載の無線通信デバイスの製造方法。
  3. 一方主面に搭載されたRFIC素子、および、前記一方主面から他方主面に延び、前記RFIC素子に接続された層間導体を備えたプリント配線板を用意する工程と、
    前記プリント配線板を、前記プリント配線板の前記一方主面および前記他方主面よりも大きな面積の互いに対向する第1主面及び第2主面を有する素体に、前記他方主面が前記第2主面に対向しており、前記プリント配線板の前記層間導体が前記素体の前記第2主面の入出力端子と接続するように埋設する工程と、
    前記素体の前記第1主面から前記第2主面に至る複数の貫通孔を形成し、前記複数の貫通孔に第1貫通導体及び第2貫通導体を形成する工程と、
    前記素体の前記第1主面に、前記第1貫通導体の一方端と前記第2貫通導体の一方端とを接続する第1導体パターンを形成すると共に、前記第2主面に、前記第1貫通導体の他方端と前記第2貫通導体の他方端と前記入出力端子とを接続する第2導体パターンを形成して、前記第1導体パターンと、前記第1貫通導体と、前記第2導体パターンと、前記第2貫通導体と、を含み、前記RFIC素子に接続されたコイルアンテナを形成する工程と、
    を含む、無線通信デバイスの製造方法。
  4. 前記第1貫通導体及び前記第2貫通導体を形成する工程は、前記貫通孔に導電性材料を充填し、これを硬化又は焼成して、第1及び第2貫通導体を形成する、請求項1から3のいずれか一項に記載の無線通信デバイスの製造方法。
  5. 前記第1貫通導体及び前記第2貫通導体を形成する工程は、前記貫通孔にめっき膜を形成して、第1及び第2貫通導体を形成する、請求項1から3のいずれか一項に記載の無線通信デバイスの製造方法。
  6. 前記貫通孔と、前記素体の前記第1主面及び前記第2主面と、にめっき膜を形成して、前記第1貫通導体及び前記第2貫通導体と、前記第1導体パターン及び前記第2導体パターンとを同時に形成する、請求項5に記載の無線通信デバイスの製造方法。
  7. 一方主面に搭載されたRFIC素子、および、前記一方主面から他方主面に延び、前記RFIC素子に接続された層間導体を備えたプリント配線板と、
    前記プリント配線板の前記一方主面および前記他方主面よりも大きな面積の互いに対向する第1主面及び第2主面を有し、前記他方主面が前記第2主面に面しており、前記プリント配線板の前記層間導体が前記第2主面への露出部を有するように、前記プリント配線板を埋設している素体と、
    前記素体の前記第1主面から前記第2主面まで貫通する第1貫通導体及び第2貫通導体と、
    前記素体の第1主面に設けられ、前記第1貫通導体の一方端と前記第2貫通導体の一方端とを接続する第1導体パターンと、
    前記素体の第2主面に設けられ、前記第1貫通導体の他方端と前記第2貫通導体の他方端と前記プリント配線板の前記層間導体の前記露出部とを接続する第2導体パターンと、
    を備え、
    前記第1導体パターンと、前記第2導体パターンと、前記第1貫通導体と、前記第2貫通導体と、を含むコイルアンテナを構成し、
    前記RFIC素子は、前記プリント配線板の前記層間導体を介して、前記第2導体パターンに接続されている、無線通信デバイス。
  8. 無線通信デバイスを埋め込んだ樹脂成型体であって、前記無線通信デバイスは、
    一方主面に搭載されたRFIC素子、および、前記一方主面から他方主面に延び、前記RFIC素子に接続された層間導体を備えたプリント配線板と、
    前記プリント配線板の前記一方主面および前記他方主面よりも大きな面積の互いに対向する第1主面及び第2主面を有し、前記他方主面が前記第2主面に面しており、前記プリント配線板の前記層間導体が前記第2主面への露出部を有するように、前記プリント配線板を埋設している素体と、
    前記素体の前記第1主面から前記第2主面まで貫通する第1貫通導体及び第2貫通導体と、
    前記素体の第1主面に設けられ、前記第1貫通導体の一方端と前記第2貫通導体の一方端とを接続する第1導体パターンと、
    前記素体の第2主面に設けられ、前記第1貫通導体の他方端と前記第2貫通導体の他方端と前記プリント配線板の前記層間導体の前記露出部とを接続する第2導体パターンと、
    を備え、
    前記第1導体パターンと、前記第2導体パターンと、前記第1貫通導体と、前記第2貫通導体と、を含むコイルアンテナを構成し、
    前記RFIC素子は、前記プリント配線板の前記層間導体を介して、前記第2導体パターンに接続されている、樹脂成型体。
  9. 一方主面に搭載されたRFIC素子、および、前記一方主面から他方主面に延び、前記RFIC素子に接続された層間導体を備えたプリント配線板と、
    前記プリント配線板の前記一方主面および前記他方主面よりも大きな面積の互いに対向する第1主面及び第2主面を有し、前記他方主面が前記第2主面に対向しており、前記プリント配線板の前記層間導体が前記第2主面の入出力端子と接続している前記プリント配線板を埋設している素体と、
    前記素体の前記第1主面から前記第2主面まで貫通する第1貫通導体及び第2貫通導体と、
    前記素体の第1主面に設けられ、前記第1貫通導体の一方端と前記第2貫通導体の一方端とを接続する第1導体パターンと、
    前記素体の第2主面に設けられ、前記第1貫通導体の他方端と前記第2貫通導体の他方端と前記入出力端子とを接続する第2導体パターンと、
    を備え、
    前記第1導体パターンと、前記第2導体パターンと、前記第1貫通導体と、前記第2貫通導体と、を含むコイルアンテナを構成し、
    前記RFIC素子は、前記プリント配線板の前記層間導体を介して、前記第2導体パターンに接続されている、無線通信デバイス。
  10. 無線通信デバイスを埋め込んだ樹脂成型体であって、前記無線通信デバイスは、
    一方主面に搭載されたRFIC素子、および、前記一方主面から他方主面に延び、前記RFIC素子に接続された層間導体を備えたプリント配線板と、
    前記プリント配線板の前記一方主面および前記他方主面よりも大きな面積の互いに対向する第1主面及び第2主面を有し、前記他方主面が前記第2主面に対向しており、前記プリント配線板の前記層間導体が前記第2主面の入出力端子と接続している前記プリント配線板を埋設している素体と、
    前記素体の前記第1主面から前記第2主面まで貫通する第1貫通導体及び第2貫通導体と、
    前記素体の第1主面に設けられ、前記第1貫通導体の一方端と前記第2貫通導体の一方端とを接続する第1導体パターンと、
    前記素体の第2主面に設けられ、前記第1貫通導体の他方端と前記第2貫通導体の他方端と前記入出力端子とを接続する第2導体パターンと、
    を備え、
    前記第1導体パターンと、前記第2導体パターンと、前記第1貫通導体と、前記第2貫通導体と、を含むコイルアンテナを構成し、
    前記RFIC素子は、前記プリント配線板の前記層間導体を介して、前記第2導体パターンに接続されている、樹脂成型体。
JP2017512066A 2016-02-19 2017-01-16 無線通信デバイス及びその製造方法、並びに、樹脂成型体 Active JP6135837B1 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016030124 2016-02-19
JP2016030124 2016-02-19
PCT/JP2017/001151 WO2017141597A1 (ja) 2016-02-19 2017-01-16 無線通信デバイス及びその製造方法、並びに、樹脂成型体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6135837B1 true JP6135837B1 (ja) 2017-05-31
JPWO2017141597A1 JPWO2017141597A1 (ja) 2018-02-22

Family

ID=58794403

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017512066A Active JP6135837B1 (ja) 2016-02-19 2017-01-16 無線通信デバイス及びその製造方法、並びに、樹脂成型体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6135837B1 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006227788A (ja) * 2005-02-16 2006-08-31 Toppan Forms Co Ltd 非接触型データ受送信体
WO2008133018A1 (ja) * 2007-04-13 2008-11-06 Murata Manufacturing Co., Ltd. 磁界結合型アンテナ、磁界結合型アンテナモジュールおよび磁界結合型アンテナ装置、ならびにこれらの製造方法
JP2009099752A (ja) * 2007-10-17 2009-05-07 Kyushu Institute Of Technology 半導体パッケージ及びその製造方法
WO2009145218A1 (ja) * 2008-05-28 2009-12-03 株式会社村田製作所 無線icデバイス用部品および無線icデバイス

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006227788A (ja) * 2005-02-16 2006-08-31 Toppan Forms Co Ltd 非接触型データ受送信体
WO2008133018A1 (ja) * 2007-04-13 2008-11-06 Murata Manufacturing Co., Ltd. 磁界結合型アンテナ、磁界結合型アンテナモジュールおよび磁界結合型アンテナ装置、ならびにこれらの製造方法
JP2009099752A (ja) * 2007-10-17 2009-05-07 Kyushu Institute Of Technology 半導体パッケージ及びその製造方法
WO2009145218A1 (ja) * 2008-05-28 2009-12-03 株式会社村田製作所 無線icデバイス用部品および無線icデバイス

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2017141597A1 (ja) 2018-02-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10015885B2 (en) Printed circuit board, and method for manufacturing same
US8099865B2 (en) Method for manufacturing a circuit board having an embedded component therein
US9247646B2 (en) Electronic component built-in substrate and method of manufacturing the same
US7718901B2 (en) Electronic parts substrate and method for manufacturing the same
US20150213946A1 (en) Printed wiring board
KR102186148B1 (ko) 임베디드 기판 및 임베디드 기판의 제조 방법
CN106024763B (zh) 线圈嵌入式集成电路基板及其制造方法
US20090277673A1 (en) PCB having electronic components embedded therein and method of manufacturing the same
JPWO2007060784A1 (ja) 回路モジュールの製造方法および回路モジュール
US20120037411A1 (en) Packaging substrate having embedded passive component and fabrication method thereof
TWI466606B (zh) 具有內埋元件的電路板及其製作方法
KR102080663B1 (ko) 전자소자 내장형 인쇄회로기판 및 그 제조방법
US8785789B2 (en) Printed circuit board and method for manufacturing the same
JP2019040901A (ja) 回路基板
TWI566355B (zh) 電子元件封裝結構及製作方法
US10674608B2 (en) Printed circuit board and manufacturing method thereof
KR20160059125A (ko) 소자 내장형 인쇄회로기판 및 그 제조방법
CN108934122B (zh) 内置电子部件的印刷电路板
US9661759B2 (en) Printed circuit board and method of manufacturing the same
US20150156882A1 (en) Printed circuit board, manufacturing method thereof, and semiconductor package
KR20160004157A (ko) 칩 내장형 기판 및 이의 제조 방법
WO2017141597A1 (ja) 無線通信デバイス及びその製造方法、並びに、樹脂成型体
JP6135837B1 (ja) 無線通信デバイス及びその製造方法、並びに、樹脂成型体
JP6160796B1 (ja) 無線通信デバイス及びその製造方法、並びに、樹脂成型体
WO2017141771A1 (ja) 無線通信デバイス及びその製造方法、並びに、樹脂成型体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170301

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20170301

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20170321

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170328

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170410

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6135837

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150