JP6135518B2 - 蓄電池及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本明細書に開示する技術は、蓄電池とその製造方法に関する。特に、電気自動車、燃料電池車、及び、モータとエンジンの双方を搭載するハイブリッド車等に使用に適した蓄電池に関し、典型的にはリチウムイオン二次電池に関する。
電気自動車は走行用のモータを駆動するためにリチウムイオン二次電池等の蓄電池を備えている。図6に従来の蓄電池の一例を示す。この蓄電池は、ケース(不図示)内に収容された電極体66を備えている。電極体66は、正極活物質9aが塗布された正極シート9と、負極活物質68aが塗布された負極シート68と、セパレータ69とを有している。また、電極体66の外形形状に着目すると、電極体66は、正極シート9と負極シート68とセパレータ69とが積層された電極積層部64を有している。また、電極体66は、電極積層部64の一方の端から正極シート9が突出する正極側の突出部61と、他方の端から負極シート68が突出する負極側の突出部(不図示)を有している。突出部61では、突出している正極シート9の先端部が積層方向に束ねられて拘束部62が形成されると共に、拘束部62に電極端子60が接合される。同様な構成を有する蓄電池が、特許文献1〜3に開示されている。
なお、正極シート9、負極シート68は、共に、シート幅方向の一方の側端を残して活物質が塗布されている。活物質が塗布された領域は塗工部と呼ばれ、シートの側端で長手方向に伸びる帯状の活物質が塗布されていない領域は未塗工部と呼ばれる。正極シート9と負極シート68は、塗工部だけが重なるようにシート幅方向に未塗工部の幅だけ相互にずらして積層される。また、セパレータ69は、塗工部だけに積層される。上記拘束部62は、未塗工部が束ねられたものに相当し、集箔部あるいは集電部と呼ばれることもある。図6に示されているように、電極積層部64は正極シート9と負極シート68とセパレータ69が多層に積層されているのに対して拘束部62は正極シート9だけが多層に積層されているので、拘束部62は電極積層部68と比較して厚みが薄くなる。
国際公開第2013/125271号公報 特開2009−26705号公報 特開2002−8708号公報
図6のような蓄電池では、通常、以下に示す手順で製造される。まず、図7に示すように電極積層部64から正極シート9が真っ直ぐに突出している状態とされる。ここで、個々の正極シート9を区別する際には正極シート91、92、93、94、95と呼ぶことにする。図7に示すように、通常、積層方向の外側に位置している正極シート91が突出する長さと、積層方向の中央に位置している正極シート93が突出する長さとは等しい。電極体66が図7の状態とされた後、拘束部62が形成されると共に電極端子60が接合される(図6の状態)。電極端子60と拘束部62とは、積層方向における外側(図6、図7上側)に位置する電極シート91と電極端子60とが重なっている範囲(二点鎖線60fと先端部9dとの間の範囲)において接合される。また、拘束部62が形成される際には、積層方向における上側(図6、図7上側)に位置している正極シート91と、積層方向における下側(図6、図7下側)に位置している正極シート95とは、その先端部が積層方向における中央側に変位するように変形する。即ち、先端部は厚み方向に束ねられて厚みが薄くなる。一方、積層方向における中央に位置している正極シート93はほとんど変形しない。このため、拘束部62において、上側に位置する正極シート91の先端部9dが突出方向(図6における右方向)に向かって突出する長さ(二点鎖線60fから先端部9dまでの長さ)は、中央に位置する正極シート93の先端部9cが突出方向に向かって突出する長さ(二点鎖線60fから先端部9cまでの長さ)よりも短くなる。
さらに、各正極シート9は、通常、例えば薄板状の金属や、箔状の金属によって形成される。このため、各正極シート9は、柔軟性を有する一方、ある程度の剛性も有する。このため、積層方向外側に位置する正極シート91は、厚みが薄くなった拘束部62が形成される際に、電極積層部64から先端部にかけて積層方向の外側(図6上側)に向かって膨らむように湾曲する。つまり、正極シート91の先端部が中央側に変位することに加え、正極シート91が外側に膨らむように湾曲することによっても、正極シート91の先端部9dが突出方向に向かって突出する長さが短くなる。
正極シート91の先端部9dが突出方向に向かって突出する長さが短くなると、電極端子60と拘束部62とが接合される領域の(突出部の突出方向における)幅が狭くなる。このため、電極端子60と拘束部62とが接合される面積が小さくなる。その結果、電極端子60と拘束部62との間の電気抵抗が増大する。負極シート68の突出部についても同様である。
本明細書は、上記の課題を解決する技術を提供する。本明細書は、蓄電池において、電極端子と電極体とが接合される面積を増加させることができる技術を提供する。
本明細書は、蓄電池を開示する。その蓄電池は、電極体と、電極端子を備える。電極体は、正極シート及び負極シートがセパレータを介して積層されている電極積層部、及び、正極シート及び負極シートのうちの一方の電極シートが電極積層部から突出している突出部、を有する。電極端子は、突出部に接続される。突出部は、突出している電極シートの先端部が積層方向に束ねられてその厚みが電極積層部の厚みよりも薄くなっている拘束部、及び、電極積層部と拘束部との間に位置する中間部、を有している。中間部は、その厚みが電極積層部の厚みから先端部の厚みへと徐々に薄くなっている部位である。電極端子は、平板で形成されており、拘束部に接合される第1平坦部と、第1平坦部に対して電極積層部の積層方向外側にオフセットしており、第1平坦部よりも電極積層部をその積層方向からみたときの電極積層部の中心側へ延びており、端辺が電極積層部側の端辺が中間部に当接する第2平坦部とを有する。
上記の蓄電池では、第2平坦部の端辺が、電極体の突出部の中間部に当接する。このため、拘束部が形成される際に、電極積層部から先端部にかけて厚みが徐々に薄くなる部位において電極シートが積層方向外側に膨らむように湾曲することを抑制することができる。このため、第2平坦部が電極体の中間部に当接しない場合と比較して、積層方向外側に位置する電極シートの先端部が拘束部において突出方向に突出する長さを長くすることができる。このため、電極端子と、電極体の拘束部とが接合される幅を広くすることができる。つまり、電極端子と拘束部とが接合される面積を広くすることができる。その結果、電極端子と拘束部との間の電気抵抗を低減させることができる。
拘束部が形成される前の電極端子は、第1平坦部が拘束部に相当する部位、すなわち突出部に対向し、第2平坦部が上記中間部に相当する部位、即ち、第1平坦部よりも積層方向にみたときの電極積層部の中心に近い位置にて突出部に対向する。なお、第2平坦部は、第1平坦部よりも積層方向からみたときの電極積層部の中心に近い位置にて第1平坦部に対して電極積層部の積層方向外側にオフセットしている。そのような電極端子を、拘束部形成時の中間部の膨らみ抑制に利用する。電極端子を使った製造工程は次の通りである。即ち、電極端子を突出部に押し付ける際、第1平坦部が突出部を押圧しながら、第2平坦部の電極積層部側の端辺が第1平坦部よりも電極積層部の中心に近い位置で突出部を押圧する。そして、突出部が所定の厚みとなったら第1平坦部を突出部に接合する。接合された部位が拘束部に相当し、第2平坦部に押圧された部位が中間部に相当する。そのような製造方法は、中間部の膨らみを防止する専用の治具を不要とし、蓄電池の製造コスト削減に貢献する。
なお、本明細書が開示する蓄電池では、第1平坦部における電極積層部側の端辺が、セパレータにおける電極シートの突出方向側の端部よりも、電極シートの突出方向側に位置しているとよい。上記の蓄電池では、第1平坦部を電極シートに溶接する際に、セパレータが溶接時の熱によって損傷することを抑制することができる。
実施例の蓄電池2の全体の構成を示す側面図である。 実施例の蓄電池2を示す、図1のII−II断面における断面図である。 実施例の蓄電池2に用いられる電極体6の斜視図である。 実施例の蓄電池2を示す、図1のIV−IV断面における拡大断面図である。 他の形態の蓄電池102の断面図である。 従来の蓄電池202の正極側の突出部61を示す断面図である。 従来の蓄電池202の正極側の突出部61(電極端子60を接合する前の状態)を示す断面図である。
実施例の蓄電池2は、ケース5と、ケース5に収容された電極体6と、電極体6から電力を取り出す正極端子20及び負極端子21とを有している(図1、図2)。ケース5は、略直方体で容器状のケース本体3と、蓋4とを有している。正極端子20は、端子本体部18とリード部10とを有している。正極端子20の端子本体部18は、絶縁部材17を介して蓋4に取り付けられている。リード部10は、一端が端子本体部18に接続され、他端が電極体6に接続されている。同様に、負極端子21は、端子本体部19とリード部51とを有している。
図3に示すように、電極体6は、正極シート7と負極シート8とセパレータ15を有している。これらの正極シート7と負極シート8とセパレータ15は、互いに重ねられると共に扁平に巻回されている。正極シート7は、シートの厚み方向の両側に電極活物質が塗布された塗工部7aと、電極活物質が塗工されていない未塗工部7bを有している。負極シート8も、正極シート7と同様に、塗工部8aと未塗工部8bを有している。幅方向の一端に未塗工部7bが残り他端に未塗工部8bが残るように、正極シート7と負極シート8は幅方向にずらされて積層されている。なお、正極シート7の塗工部7aと、負極シート8の塗工部8aと、セパレータ15とが重なっている部分は、電極積層部84に相当する(後に詳述する)。また、正極シート7の未塗工部7bが電極積層部84から突出している部分は、正極側の突出部81に相当する(後に詳述する)。負極シート8の未塗工部8bが電極積層部84から突出している部分は、負極側の突出部85に相当する(負極側の突出部85は、正極側の突出部81と同様の構造であるので詳しい説明を省略する)。このように、本実施例の蓄電池2は、電極シート積層型である。
図4に示すように、電極体6は、正極シート7と負極シート8とセパレータ15が積層された電極積層部84と、電極積層部84の一方の端から正極シート7が突出する正極側の突出部81とを有する。図4に示されているように、電極積層部84は正極シート7と負極シート8とセパレータ15が多層に積層されている。これに対して、拘束部82は正極シート7だけが多層に積層されている。このため、拘束部82は電極積層部84と比較して厚みが薄い。また、中間部83は、電極積層部84と拘束部82との間に位置している。中間部83は、その厚みが電極積層部84の厚みから先端部(拘束部82)の厚みへと徐々に薄くなっている。拘束部82には、正極端子20が接続される。
正極端子20のリード部10は、平板で形成されている。リード部10は、端子本体部18の側から順に、基端部14、第2平坦部12、接続部13、第1平坦部11を有している(図1、図2、図4)。基端部14は、ケース5の蓋4に平行である(図2)。第2平坦部12は、基端部14における図2左側の端部から図2下方向に延びている。第1平坦部11は、接続部13を介して第2平坦部12と接続されている。第2平坦部12は、第1平坦部11に対して電極積層部84の積層方向外側(Y軸正方向)にオフセットしている。図4に示すように、リード部10の第1平坦部11は、拘束部82に接合される。第1平坦部11と拘束部82とは具体的には溶接されている。ただし、第1平坦部11と拘束部82とは、他の方法(例えば半田付等)で接合されていてもよい。なお、第2平坦部12の電極積層部84側の端辺12aは、中間部83に当接する(図4)。
本実施例の蓄電池2の製造手順を説明する。本実施例の蓄電池2の製造工程では、まず、電極積層部84から正極シート7が真っ直ぐに突出している状態とされる。なお、この状態は、図7に示す従来の蓄電池の製造工程と同様である(図7における電極積層64が本実施例における電極積層部84に、正極シート9が正極シート7に対応する)。ここで、個々の正極シート7を区別する際には正極シート71、72、73、74、75と呼ぶことにする。本実施例の蓄電池2では、積層方向の外側(Y軸正方向)に位置している正極シート71が電極積層部84から突出する長さと、積層方向の中央に位置している正極シート73が電極積層部84から突出する長さとは等しい。
電極体6に正極端子20を接合する際は、正極端子20が正極シート7の図4上方(Y軸正方向)に配置される。この状態では、正極端子20の第1平坦部11が、正極シート7の先端部(拘束部82に相当する部位)に対向する。また、第2平坦部12が、正極シート7における中間部83に相当する部位に対向する。ここで、第2平坦部12は、Y方向から見たとき、第1平坦部11よりも電極積層部84の中心に近い側に位置している。なお、第2平坦部12は、第1平坦部11に対して電極積層部84の積層方向外側(Y軸正方向)にオフセットしている。
次に、正極端子20を突出部81に押し付ける。この際、第1平坦部11が突出部81を押圧しながら、第2平坦部12の電極積層部84側の端辺12aが第1平坦部11よりも電極積層部84の中心に近い位置で突出部81を押圧する(換言すると、端辺12aが突出部81の中間部83に当接する)。なお、突出部81の正極端子20とは反対側(図4の下側)には、突出部81を挟んで第1平坦部11と対向する支持板(不図示)が配置されている。別言すれば、突出部81は、第1平坦部11と不図示の支持板で挟まれる。正極端子20の押し付け力を高めていくと、第1平坦部11と不図示の支持板で挟まれている突出部81の厚みが薄くなっていく。このとき、第2平坦部12の端辺12aが突出部81の電極積層部84に近い部位を押圧し続ける。突出部81の電極積層部84に近い部位は、端辺12aに押圧されているので、積層方向外側へ膨らむことが抑制される。なお、端辺12aが接している部位が中間部83に相当する。そして、突出部81が所定の厚みとなったら第1平坦部11をリード部10に接合する。すなわち、上記の製造方法では、正極端子20を、拘束部82形成時の中間部83の膨らみ抑制に利用している。そのような製造方法は、中間部83の膨らみを防止する専用の治具を不要とし、蓄電池2の製造コスト削減に貢献する。
図4に示すように、正極シート7の先端部が束ねられて拘束部82が形成されると共に正極端子20のリード部10が接合される。正極端子20のリード部10と拘束部82とは、正極シート71とリード部10とが重なっている範囲(図4の二点鎖線10fと先端部7dとの間の範囲)において接合される。また、拘束部82が形成される際には、積層方向における外側(Y軸正方向)に位置している正極シート71と、積層方向における下側(Y軸負方向)に位置している正極シート75とは、その先端部が積層方向における中央側に変位するように変形する。即ち、拘束部82では、各正極シート7の先端部が厚み方向に束ねられて厚みが薄くなる。
一方、積層方向における中央に位置している正極シート73はほとんど変形しない。このため、拘束部82において、上側に位置する正極シート71の先端部7dが突出方向に向かって突出する長さ(二点鎖線10fから先端部7dまでの長さ)は、中央に位置する正極シート73の先端部7cが突出方向に向かって突出する長さ(二点鎖線10fから先端部7cまでの長さ)よりも短くなる。
さらに、各正極シート9は、通常、例えば薄板状の金属や、箔状の金属によって形成される。このため、各正極シート9は、柔軟性を有する一方、ある程度の剛性も有する。このため、仮に、拘束部82が形成される際に、第2平坦部12が中間部83に当接しなかった場合には、中間部83における積層方向外側(Y軸正方向)に位置する正極シート71が、外側(Y軸正方向)に向かって膨らむように湾曲する。なお、このように膨らんだ場合の正極シート71の形状を、図4に二点鎖線7eで示す。
しかしながら、上述のように、本実施例の蓄電池2では、第2平坦部12の端辺12aが、電極体6の突出部81の中間部83に当接する(詳しくは、正極シート71に当接する)。このため、拘束部82が形成される際に、電極積層部84から先端部にかけて厚みが徐々に薄くなる部位(すなわち中間部83)において正極シート71が積層方向外側に膨らむように湾曲することを抑制することができる。このため、第2平坦部12が電極体6の中間部83に当接しない場合と比較して、積層方向外側に位置する正極シート71の先端部が拘束部82において突出方向に突出する長さ(二点鎖線10fから先端部7dまでの長さ)を長くすることができる。このため、正極端子20と、電極体6の突出部81とが接合される幅を広くすることができる。つまり、正極端子20と突出部81とが接合される面積を広くすることができる。その結果、正極端子20と突出部81との間の電気抵抗を低減することができる。あるいは、電極体6から電極端子20へと伝達される熱量を増加させることができる。つまり、電極体6の放熱性を向上することができる。また、正極端子20と突出部81とが接合される面積を広くすることにより、正極端子20と突出部81との接合強度を向上することができる。
図1に示すように、本実施例の蓄電池2では、第1平坦部11の図1左右方向(X方向)の幅は、第2平坦部12の図1左右方向の幅よりも狭い。また、第1平坦部11における電極積層部84側の端辺は、セパレータ15における電極シート7の突出方向側(X軸負方向)の端部よりも、電極シート7の突出方向側に位置している。これにより、蓄電池2の体格の増大を抑制しつつ、第1平坦部11のX軸正方向側の端部と、セパレータ15との間の距離を大きくすることができる。その結果、第1平坦部11を正極シート7に溶接する際に、セパレータ15が溶接時の熱によって損傷することを抑制することができる。一方、第2平坦部12のX方向の幅を、第1平坦部11のX方向の幅よりも広くすることにより、正極端子20の導電性、放熱性、強度等を向上することができる。
また、図4に示すように、第2平坦部12の電極積層部84側の端辺12aは、図4下側(Y軸負方向)の角が丸くされている。これにより、正極シート7に当接する際に正極シート7の損傷が抑制される。また、第2平坦部12の電極積層部84側の端辺12aは、図4下側(Y軸負方向)の角に面取りが設けられていてもよい。この場合も、面取り部が正極シート7に当接するため正極シート7の損傷が抑制される。
図2に示すように、正極端子20の第2平坦部12の図2左側(Y軸正方向)の面は、電極体6の図2左側(Y軸正方向)の面よりも、図2右側(Y軸負向)に位置している。換言すると、正極端子20は、正極シート7が束ねられてY軸方向の厚みが電極積層部84(図3、図4参照)よりも薄くされることによって設けられたスペースの内に収められている。これにより、蓄電池2の体格の増大が抑制される。また、図1に示すように、リード10の図1右側の端辺は、電極体6の端部よりも図1左側に位置している。これによっても、蓄電池2の体格の増大が抑制される。なお、本実施例では、第1平坦部11の図1右側の端辺と第2平坦部12の図1右側の端辺が一直線上に位置しているが、これらが一直線上に位置することは必須では無い。
次に、図5を用いて、蓄電池2の他の形態である蓄電池102を説明する。蓄電池102は、上記の実施例の蓄電池2における正極端子20を、正極端子120に変更したものである。正極端子120は、リード部110を有している。リード部110は、端子本体部18に接続される基端部114を有している。基端部114の図5の左側の端部からは、第2平坦部112が図5下方向(Z軸負方向)に伸びている。第2平坦部112には、接続部113を介して第1平坦部111が接続されている。基端部114の図5の右側の端部からも同様に、第2平坦部112が伸びている。また、第2平坦部112には接続部113を介して第1平坦部111が接続されている。本形態の蓄電池102では、電極積層部84(図4参照)から突出した正極シート107が、図5の左右方向(Y方向)において2等分されている。そして、図5左側半分の正極シート107の束の左側の面に(左側の)第1平坦部111が当接する。同様に、図5右側半分の正極シート107の束の右側の面に(右側の)第1平坦部111が当接する。このような構成を有することの利点として次のことがある。すなわち、蓄電池2の容量を向上するために、正極シート107の長さ(帯状の正極シート107の長手方向の長さ)を長くすると、突出部における正極シート107の積層数が増加する。ここで、正極シート107が多く積層されていると、第1平坦部111と正極シート107を溶接する際に、溶接不良となる虞がある。本形態の蓄電池102では、積層されている正極シート107が2等分されて、それぞれが別の第1平坦部111に接合される。これにより、溶接不良を低減することができる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時の請求項に記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数の目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2:蓄電池
5:ケース
6:電極体
7、71、72、73、74、75:正極シート
7a、8a:塗工部
7b、8b:未塗工部
7c、7d、9c、9d:先端部
8:負極シート
10:リード部
11:第1平坦部
12:第2平坦部
12a:端辺
13:接続部
14、114:基端部
15:セパレータ
20:正極端子
21:負極端子
81、85:突出部
82:拘束部
83:中間部
84:電極積層部

Claims (3)

  1. 正極シート及び負極シートがセパレータを介して積層されている電極積層部、及び、前記正極シート及び負極シートのうちの一方の電極シートが電極積層部から突出している突出部、を有する電極体と、
    前記突出部に接続される電極端子と、を備え、
    前記突出部は、
    前記突出している電極シートの先端部が積層方向に束ねられて厚みが電極積層部の厚みよりも薄くなっている拘束部、及び、前記電極積層部と前記拘束部との間で厚みが前記電極積層部の厚みから前記先端部の厚みへ徐々に薄くなっている中間部、を有し、
    前記電極端子は、
    前記拘束部に接合される第1平坦部と、
    前記第1平坦部に対して前記電極積層部の積層方向外側にオフセットしており、前記電極積層部側の端辺が前記第1平坦部よりも前記電極積層部をその積層方向からみたときの前記電極積層部の中心側へ延びており、前記端辺が前記中間部に当接する第2平坦部と、
    を有する蓄電池。
  2. 前記第1平坦部における前記電極積層部側の端辺が、前記セパレータにおける前記電極シートの突出方向側の端部よりも、前記電極シートの突出方向側に位置する、請求項1に記載の蓄電池。
  3. 正極シート及び負極シートがセパレータを介して積層されている電極積層部、及び、前記正極シート及び負極シートのうちの一方の電極シートが電極積層部から突出している突出部、を有する電極体と、
    前記突出部に接続される電極端子と、
    を備える蓄電池の製造方法であり、
    前記電極端子は、前記突出部に対向する第1平坦部と、当該第1平坦部よりも積層方向にみたときの電極積層部の中心に近い位置にて第1平坦部に対して前記電極積層部の積層方向外側にオフセットしており、前記電極積層部側の端辺が前記第1平坦部よりも前記電極積層部をその積層方向からみたときの前記電極積層部の中心側へ延びている第2平坦部を有しており、
    前記電極端子を突出部に押し付け、前記第1平坦部が前記突出部を押圧しながら、前記第2平坦部の前記電極積層部側の端辺が前記第1平坦部よりも前記電極積層部の中心に近い位置で前記突出部を押圧し、
    前記突出部が所定の厚みとなったら前記第1平坦部を前記突出部に接合する、
    ことを特徴とする蓄電池の製造方法。
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