JP6062197B2 - 電池 - Google Patents
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Description
図15(a)に示すように、ラミネート外装電池は、ラミネートシートが加工されてなるラミネート外装体920を備える。ラミネート外装体920では、電極体910を収納する部分が電池厚み方向に膨らみを有し(収納部920a)、その外縁部が封止されてなる(封止部920b〜920e)。電極体910は、セパレータ9103を挟んで対向する正極板9101と負極板9102とを有してなる構成であり、正極板9101のリード(正極リード)には、正極集電端子931が接合されて、その一部が封止部920dを横断して外部に延出している。同様に、負極板9102のリード(負極リード)には、負極集電端子932が接合されて、その一部が封止部920dを横断して外部に延出している。
ところで、ラミネート外装電池においては、収納部920a内に空気などが残らないようにするため、減圧封止によりラミネート外装体920の封止が行われるが、その際に矢印Kの部分、即ち、収納部920aを取り囲む側壁のうち正極集電端子931と負極集電端子932との間に相当する部分に凹みを生じる。このような凹みは、外観品質を低下させるばかりでなく、ラミネート外装体920にピンホールや皺などのダメージの原因となることが考えられる。
具体的には、長方形状の底壁944aの一方の長辺から、紙面手前側に起立する立壁944bとが一体に形成され、立壁944bの一部(矢印Lの部分)の厚みを厚くした(厚肉部944eを有する)スペーサ944である。このスペーサ944を用いることで、図15(a)の矢印Kの部分に図15(b)に示すスペーサ944の矢印Lの厚肉部944eを充当させることで、ラミネート外装体920の側壁における矢印Kの部分での凹みを抑制することができるものと考えられる。
本発明は、上記のような問題の解決を図るべくなされたものであって、ラミネート外装体の外観における凹みの発生を抑制しながら、高い歩留まりでの作製が可能な構成のスペーサを備える電池を提供することを目的とする。
本発明に係る電池は、電極体と、ラミネート外装体と、正極リードおよび負極リードと、正極端子および負極端子と、スペーサとを備える。
(i) 電極体は、正極板および負極板を有する。
(ii) 正極リードは、正極板に電気的に接続されており、負極リードは、負極板に電気的に接続されている。
(iv) 正極端子および負極端子は、正極リードおよび負極リードの各々に電気的に接続され、ラミネート外装体における外縁部の封止部を横断して各一部が外方へと延出されている。
本発明に係る電池では、スペーサが板状の主壁を有し構成され、当該主壁が、ラミネート外装体の内面と正極リードおよび負極リードとの各介挿部分から、ラミネート外装体の内面に沿って延出した状態で配置されており、当該スペーサの延出部分には、スペーサにおける主壁から、ラミネート外装体の内面が対向する側とは反対の内側に向けて突出するリブが形成されている。
従って、本発明に係る電池では、ラミネート外装体の外観における凹みの発生を抑制しながら、高い歩留まりでの作製が可能な構成のスペーサを備えることでのコスト低減を図ることができる。
本発明に係る電池では、上記構成において、正極リードと負極リードとが互いの間に間隔をあけて並んだ状態で延伸しており、スペーサにおけるリブが、正極リードと負極リードとの間に相当する部分に設けられている。本発明では、このように正極リードと負極リードとが並んだ状態で延伸していても、その間の部分にスペーサのリブが形成された部分を配置することで、ラミネート外装体の外面の凹みを抑制することができる。
本発明に係る電池では、上記構成において、第1リブと第2リブとが連続した状態で形成されている。このような構成を採用する場合には、スペーサの作製に際し、リブへの材料の回り込みをよくすることができ、歩留まりの向上を図ることができる。
本発明に係る電池では、上記構成において、スペーサが主壁の長辺を共有して連続する第2主壁を有し、スペーサの横断面において、主壁と第2主壁とでL字状となっている。このように第2主壁を備えることが、ラミネート外装体の内部において、正極リードおよび負極リードに対するスペーサの位置制度の確保という観点で望ましい。
本発明に係る電池では、上記構成において、スペーサが主壁における長手方向の長さが15cm以上である。このように15cm以上の長さのスペーサにおいては、スペーサの作製の際の変形という観点からは不利であるが、本発明の構成のようにリブを有する構成とすることで変形の発生を抑制することが特に有効となる。
本発明に係る電池では、上記構成において、電極体が扁平直方体形状であり、正極リードおよび負極リードが、電極体の側面から延出し、当該側面に沿うように曲折されており、正極端子および負極端子が、それぞれ正極リードおよび負極リードに対し、側面に沿う部分で接合されている。このような構成の場合、ラミネート外装体における電極体の側面に対応する側壁部分に凹みを生じようとするが、本発明では、スペーサのリブでこれを抑制することができる。
本発明に係る電池では、上記構成において、電極体が、さらに複数枚の正極板と複数枚の負極板とを有する積層型電極体であって、正極板と負極板とは、間にセパレータを挟んで交互に積層されており、正極リードおよび負極リードが、各正極板および各負極板に電気的に接続されており、正極端子および負極端子が、複数の正極リードおよび複数の負極リードに対し、各々が集束された部分で接合されている。このように積層型の電極体を備える場合には、複数のリードを集束し、この集束した部分に端子を接合することになり、正負のリードの集束部分同士の間において、ラミネート外装体の凹みを生じ易いが、本発明では、当該部分にスペーサのリブが形成された部分を配置することで凹みを抑制することができる。
[実施の形態1]
1.ラミネート外装電池1の概略構成
本発明の実施の形態1に係るラミネート外装電池1の概略構成
図1に示すように、本発明の実施の形態に係るラミネート外装電池1は、金属ラミネートシートが加工されてなるラミネート外装体20を備える。ラミネート外装体20では、電極体10を収納する部分が電池厚み方向に膨らみを有し(収納部20a)、その外縁部が封止されてなる(封止部20b〜20e)。
2.集電端子31,32が接合されてなる電極体10の構成
リード105,106を介して集電端子31,32が接合されてなる電極体10の構成について、図2および図3を用い説明する。
図2に示すように、正極集電端子31および負極集電端子32には、各延出方向(Y軸方向)の中程の部分に封止樹脂41,42が貼着されている。
また、図3に示すように、正極板101における正極リード105の延出端側には、絶縁層107が形成されている。絶縁層107は、正極板101の活物質部分101bの表面にも少しオーバーラップするように形成されている(図では、当該オーバーラップ部分の図示を省略)。
なお、図3に示すように、本実施の形態では、絶縁シート109に対して正極板101および負極板102の両方が内方に凹んだ状態としたが、電極体10の構成はこれに限定されるものではない。例えば、負極板102が絶縁シート109と同じサイズ(凹みがない状態)で、正極板101が絶縁シート109および負極板102よりも小さなサイズ(凹んでいる)であり、絶縁シート109よりも絶縁テープ(図2を参照)が外側に一部突出した状態の電極体も採用することができる。この場合における当該積層部分についても、「扁平直方体形状」と規定する。
ラミネート外装電池1では、図1の矢印A部分において、ラミネート外装体20の内面と正極リード105および負極リード106との間に電気絶縁性のスペーサ44が挿入されている。その概略構成について、図4および図5を用い説明する。
図4に示すように、スペーサ44は、X軸方向において略同一の長さを有する2つの矩形状の壁(底壁44aと立壁44b)が長辺を共有した構成を有する。スペーサ44は、さらに底壁44aおよび立壁44bのX軸方向両端辺に接続された端壁44c,44dを有する。スペーサ44は、全体としてアングル形状の壁(底壁44aと立壁44b)の両端が端壁44c,44dで閉じられた構成となっている。
図5(a)に示すように、スペーサ44におけるD断面(図4を参照)は、底壁44aと立壁44bとでY−Z方向においてL字状となっており、底壁44aと立壁44bとは略直交する関係である。
図5(c)に示すように、スペーサ44のF断面(図4を参照)では、立壁44bのY軸方向左側主面からは、Z軸方向に沿って延伸する内リブ44iが突設されている。内リブ44iは、Z軸方向下端において底壁44aの上面に接続されている。そして、図5(c)に示すように、内リブ44iのリブ高さt3についても、外リブ44eのリブ高さt1よりも低く設定されている。
また、図5(b)および図5(c)に示すように、E断面およびF断面においても、頂辺部44kが曲率を以って形成されている。理由は、上述の通りである。
[数1] t1=2.0[mm]
[数2] t2=t3=0.4[mm]
また、スペーサ44のX軸方向長さについては、略195[mm]としている。
4.電極体10とスペーサ44との配置
ラミネート外装電池1における電極体10とスペーサ44との配置関係について、図6を用い説明する。図6では、正極リード105およびこれに接合された正極集電端子31の部分を抜き出して図示しているが、負極リード106およびこれに接合された負極集電端子32の部分についても同様の構成を有する。
また、上述のように、電極体10における負極板102に接合された負極リード106、および負極リード106に接合された負極集電端子32の部分についても同様の構成を以ってスペーサ44に対し配置されている。
本実施の形態に係るラミネート外装電池1では、スペーサ44における立壁44bに対して正極集電端子31および負極集電端子32が当接または近接し、正極リード105および負極リード106に対して対向する。これにより、電気的絶縁を図ることができる。
また、図4に示すように、スペーサ44には第1リブとしての外リブ44e〜44gと、第2リブとしての内リブ44h,44iを設けることによって、正極リード105および正極集電端子31と負極リード106および負極集電端子32との間の間隙部分で、ラミネート外装体20に凹みが生じるのを抑制することができる。
6.ラミネート外装電池1の製造方法
本実施の形態に係るラミネート外装電池1の製造方法について、図7〜図11などを用い説明する。
図7(a)に示すように、芯体部分101aに接合された正極リード105の一部が、短冊状の極板本体部分から延出された正極板101を製造する。正極板101は、図3に示したように、芯体部分101aに対して、その厚み方向の両側に活物質部分101bが形成され、芯体部分101aに正極リード105が接合された形態を有する。なお、正極リード105については、芯体部分101aと別体が接合されたものとしてもよいし、芯体部分101aの一部が延出された形態としてもよい。この場合には、芯体部分101aの延出部分が正極リード105ということになる。
なお、正極用の材料としては、LiCoO2の他に、例えば、LiNiO2、LiMn2O4、あるいはこれらの複合体などを用いることもできる。
図7(b)に示すように、芯体部分102aに接合された負極リード106の一部が、短冊状の極板本体部分から延出された負極板102を製造する。負極板102も、図3に示したように、芯体部分102aに対して、その厚み方向の両側に活物質部分102bが形成され、芯体部分102aに負極リード106が接合された形態を有する。なお、負極リード106についても、芯体部分102aと別体が接合されたものとしてもよいし、芯体部分102aの一部が延出された形態としてもよい。この場合には、芯体部分102aの延出部分が負極リード106ということになる。
その後、溶剤を乾燥させ、ローラを用いて厚みが0.08[mm]になるまで圧縮し、幅W3が194[mm]、高さH3が194[mm]になるように切断して負極板102を作製する。負極板102についても正極板101と同様に、幅W4が70[mm]、高さH4が20[mm]の負極リード(負極タブ)106が延出するようにする。
(iii)正極板101の袋詰め
図8に示すように、上記のように作製した正極板101に対し、その両主面に当接するように2枚のセパレータ103を積層する。用いるセパレータ103は、厚みが30[μm]で、幅W5が194[mm]、高さH5が198[mm]のものとする。
なお、図9に示すように、セパレータ103の内面と正極リード105との間には、絶縁層107を形成しておく。これについては、図3に示す通りである。
図10(a)に示すように、正極袋体108と負極板102とを交互に積層し、上下にセパレータ103と同サイズの絶縁シート109を積層する。絶縁シート109は、例えば、ポリプロピレン(PP)を用いて形成されたものである。
なお、積層する正極袋体108の数は、例えば、25枚であり、負極板102の数は、例えば、26枚である。図3や図10(a)などでは、枚数を省略して図示している。
(v)リード105,106の集束および集電端子31,32の接合
図11(a)に示すように、正極袋体108から延出している正極リード105を集束する。リード105,106の集束は、電極体10をZ軸方向上下からワーク押えで狭圧して保持し、複数の正極リード105および負極リード106を、Z軸方向上方から集束ヘッドを用いて下方に向けて押圧して行う。
次に、図11(b)に示すように、集束された正極リード105および負極リード106の余剰部分を、矢印G部分で切断する。そして、正極リード105の束、および負極リード106の束に対して、それぞれ正極集電端子31および負極集電端子32を接合する。正極集電端子31および負極集電端子32の接合は、例えば、矢印H1,H2で示す部分に超音波ホーンおよびアンビルをセットして超音波溶接を行うことでなされる。
正極集電端子31および負極集電端子32の各々には、長手方向の中程の部分に封止樹脂41,42を貼着する。
(vi)絶縁テープ43の貼着と集電端子31,32の曲折
図3に示すように、正極リード105と正極集電端子31との接合部分、および負極リード106と負極集電端子32との接合部分の各一方側面(リード105,106側の側面)に絶縁テープ43を貼着する。絶縁テープ43は、例えば、ポリプロピレン(PP)製のテープである。なお、絶縁テープ43は、正極リード105と正極集電端子31との接合部分、および負極リード106と負極集電端子32との接合部分の各一方側面の略全体を覆うことができるサイズとなっている。
上記のように正極集電端子31および負極集電端子32などの曲折を行った後、図6に示すように、スペーサ44を取り付ける。スペーサ44は、上記のように、耐電解液性を考慮してポリプロピレン製としている。このようにポリプロピレン製のスペーサ44については、成形収縮が大きく、作製時において成形型からスペーサ44を取り出した際に変形を生じようとする。
(viii)ラミネート外装体20内への包装
上記のように形成した電極体10を金属ラミネートシートを用い作製したラミネート外装体20の収納空間20a内に収納する。収納空間20aに対しては、電極体10とともに、電解液を注入する。
なお、ラミネート外装体20の形成に際しては、電極体10を収納した後、一の外縁部を残して他の外縁部を熱溶着により接合する。そして、溶着していない外縁部より電解液を注入した後、残りの位置の外縁部を熱溶着により接合する。
[実施の形態2]
本発明の実施の形態2に係るラミネート外装電池について、図12を用い説明する。なお、本実施の形態に係るラミネート外装電池と上記実施の形態1に係るラミネート外装電池1との構成上の差異は、スペーサ54の構成にあるので、当該差異部分であるスペーサ54の構成についてだけ、以下で説明する。
図12(a)に示すように、スペーサ54においても、立壁54bのY軸方向左側主面から外リブ54eおよび内リブ54hが突設されている。外リブ54eおよび内リブ54hは、ともに底壁54aに沿った方向に突設されている。
図12(b)に示すように、Z軸方向に延伸する内リブ54iについても、外リブ54eのリブ高さt4と略同じリブ高さt5を有し構成されている。
なお、本実施の形態に係るスペーサ54においても、頂辺部54kは、そのY軸方向外側面が曲率を以って構成されている。これについては、上記同様の理由からである。
また、ラミネート外装体の凹みを抑制することができることは、上記同様である。
[実施の形態3]
本発明の実施の形態3に係るラミネート外装電池について、図13を用い説明する。なお、本実施の形態に係るラミネート外装電池と上記実施の形態1に係るラミネート外装電池1との構成上の差異についても、スペーサ64の構成にあるので、当該差異部分であるスペーサ64の構成についてだけ、以下で説明する。
図13に示すように、本実施の形態に係るスペーサ64においても、正極リード105および負極リード106に相当する部分においては底壁64aと立壁64bとが一体に設けられてなるが、本実施の形態では、立壁64bの頂辺部64jが曲率を有さない形態となっている。
このような頂辺部64jを有するスペーサ64においても、ラミネート外装体の凹みを抑制する機能を有し、また、スペーサ64の作製に際しての反りなどの変形を生じ難いことについては、上記同様である。
本発明の実施の形態4に係るラミネート外装電池について、図14(a)を用い説明する。なお、本実施の形態に係るラミネート外装電池と上記実施の形態1に係るラミネート外装電池1との構成上の差異についても、スペーサ74の構成にあるので、当該差異部分であるスペーサ74の構成についてだけ、以下で説明する。
このような構成のスペーサ74を用いた場合にあっても、ラミネート外装体の凹みを抑制する機能を有し、また、スペーサ74の作製に際しての反りなどの変形を生じ難いことについては、上記同様である。
本発明の実施の形態5に係るラミネート外装電池について、図14(b)を用い説明する。なお、本実施の形態に係るラミネート外装電池と上記実施の形態1に係るラミネート外装電池1との構成上の差異についても、スペーサ84の構成にあるので、当該差異部分であるスペーサ84の構成についてだけ、以下で説明する。
このような構成のスペーサ84を用いた場合にあっても、ラミネート外装体の凹みを抑制する機能を有し、また、スペーサ84の作製に際しての反りなどの変形を生じ難いことについては、上記同様である。また、底壁などを省略することにより、部品コストの低減を図ることが可能であり、また、軽量化を図ることもできる。
上記実施の形態1〜5の各態様は、本発明の構成などを説明するために用いた一例であって、本発明は、その本質的な部分を除き、何らこれらの態様に限定されるものではない。例えば、上記実施の形態1〜5では、電極体として積層型電極体を採用したが、これに限らず巻回型電極体を採用することもできる。このような電極体を採用する場合においても、上記同様の効果を得ることができる。
また、上記実施の形態1〜5では、スペーサ44,54,64,74,84におけるリブの形態について、外リブが平面視でコの字状、内リブが平面視で格子状(十字状)としたが、形状は種々変えることが可能である。例えば、外リブのうち、X軸方向に延伸する外リブと、Z軸方向に延伸する外リブとの端同士が離れていてもよいし、内リブが外リブの一部を突き抜けたような形態を採用することもできる。
また、上記実施の形態1,3〜5では、外リブのリブ高さが内リブのリブ高さよりも高い構成を採用したが、リブ高さが外リブと内リブとで逆転したような形態を採用することもできる。
また、リードおよび集電端子の曲折加工については、必須の要件ではなく、曲折なしに集電端子がラミネート外装体から延出したような形態を採用することもできる。
また、各部材の構成材料やその寸法などについては、ラミネート外装電池の要求寸法などから適宜変更することができる。
また、上記実施の形態では、所謂、四方封止のラミネート外装体を採用したが、三方封止構成を採用することもできる。
10.電極体
20.ラミネート外装体
31.正極集電端子
32.負極集電端子
41,42.封止樹脂
43.絶縁テープ
44,54,64,74,84.スペーサ
44e〜44g,54e,74e〜74g,84e〜84g.外リブ
44h,44i,54h,54i,84h,84i.内リブ
44j,44k,54k,64j.頂辺部
101.正極板
102.負極板
103.セパレータ
104.絶縁テープ
105.正極リード
106.負極リード
107.絶縁層
108.正極袋体
109.絶縁シート
Claims (11)
- 正極板および負極板を有する電極体と、
前記正極板に電気的に接続された正極リードと、
前記負極板に電気的に接続された負極リードと、
金属ラミネートシートを用い構成され、前記電極体を包み込んだ状態で外縁部が封止されたラミネート外装体と、
前記正極リードおよび前記負極リードの各々に電気的に接続され、前記ラミネート外装体における前記外縁部の封止部を横断して各一部が外方へと延出された正極端子および負極端子と、
電気絶縁性を有する材料から構成され、前記ラミネート外装体における前記電極体の収納部分において、前記ラミネート外装体の内面と前記正極リードおよび前記負極リードとの間に介挿されたスペーサと、
を備え、
前記スペーサは、板状の主壁を有し構成され、当該主壁が、前記ラミネート外装体の内面と前記正極リードおよび前記負極リードとの各介挿部分から、前記ラミネート外装体の内面に沿って延出した状態で配置されており、
前記スペーサにおける前記延出した部分には、前記スペーサにおける前記主壁から、前記ラミネート外装体の内面が対向する側とは反対の内側に向けて突出するリブが形成され、
前記スペーサにおける前記リブは、第1リブと第2リブとを以って構成されており、
前記主壁を基準とする高さが、前記第1リブの方が前記第2リブよりも高く、
前記スペーサにおける前記主壁は、平面視において短冊状をしており、
平面視において、前記第1リブは、前記第2リブが形成された領域を囲繞する状態で形成されている
ことを特徴とする電池。 - 正極板および負極板を有する電極体と、
前記正極板に電気的に接続された正極リードと、
前記負極板に電気的に接続された負極リードと、
金属ラミネートシートを用い構成され、前記電極体を包み込んだ状態で外縁部が封止さ
れたラミネート外装体と、
前記正極リードおよび前記負極リードの各々に電気的に接続され、前記ラミネート外装体における前記外縁部の封止部を横断して各一部が外方へと延出された正極端子および負極端子と、
電気絶縁性を有する材料から構成され、前記ラミネート外装体における前記電極体の収納部分において、前記ラミネート外装体の内面と前記正極リードおよび前記負極リードとの間に介挿されたスペーサと、
を備え、
前記スペーサは、板状の主壁を有し構成され、当該主壁が、前記ラミネート外装体の内面と前記正極リードおよび前記負極リードとの各介挿部分から、前記ラミネート外装体の内面に沿って延出した状態で配置されており、
前記スペーサにおける前記延出した部分には、前記スペーサにおける前記主壁から、前記ラミネート外装体の内面が対向する側とは反対の内側に向けて突出するリブが形成され、
前記スペーサにおける前記リブは、第1リブと第2リブとを以って構成されており、
前記主壁を基準とする高さが、前記第1リブの方が前記第2リブよりも高く、
平面視において、前記第1リブは、コの字状に形成されており、前記第2リブは、前記第1リブで囲繞される領域に格子状に形成されている
ことを特徴とする電池。 - 正極板および負極板を有する電極体と、
前記正極板に電気的に接続された正極リードと、
前記負極板に電気的に接続された負極リードと、
金属ラミネートシートを用い構成され、前記電極体を包み込んだ状態で外縁部が封止されたラミネート外装体と、
前記正極リードおよび前記負極リードの各々に電気的に接続され、前記ラミネート外装体における前記外縁部の封止部を横断して各一部が外方へと延出された正極端子および負極端子と、
電気絶縁性を有する材料から構成され、前記ラミネート外装体における前記電極体の収納部分において、前記ラミネート外装体の内面と前記正極リードおよび前記負極リードとの間に介挿されたスペーサと、
を備え、
前記スペーサは、板状の主壁を有し構成され、当該主壁が、前記ラミネート外装体の内面と前記正極リードおよび前記負極リードとの各介挿部分から、前記ラミネート外装体の内面に沿って延出した状態で配置されており、
前記スペーサにおける前記延出した部分には、前記スペーサにおける前記主壁から、前記ラミネート外装体の内面が対向する側とは反対の内側に向けて突出するリブが形成され、
前記スペーサにおける前記リブは、第1リブと第2リブとを以って構成されており、
前記主壁を基準とする高さが、前記第1リブの方が前記第2リブよりも高く、
前記スペーサは、前記主壁の長辺を共有して連続する第2主壁を有し、
前記スペーサの横断面において、前記主壁と前記第2主壁とでL字状となっており、
前記スペーサにおいて、前記主壁と前記第2主壁とは長手方向の長さが同じであり、
前記スペーサは、前記主壁における長手方向の両端辺と、前記第2主壁における長手方向の両端辺とを接続する側壁を有する
ことを特徴とする電池。 - 前記スペーサにおける前記主壁は、平面視において短冊状をしている
ことを特徴とする請求項2に記載の電池。 - 前記正極リードと前記負極リードとは、互いの間に間隔をあけて並んだ状態で延伸しており、
前記スペーサにおける前記リブは、前記正極リードと前記負極リードとの間に相当する部分に設けられている
ことを特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記載の電池。 - 前記第1リブと前記第2リブとは、連続した状態で形成されている
ことを特徴とする請求項1から請求項5の何れかに記載の電池。 - 前記スペーサは、前記主壁における長手方向の長さが15cm以上である
ことを特徴とする請求項1から請求項6の何れかに記載の電池。 - 前記スペーサは、樹脂材料からなる
ことを特徴とする請求項1から請求項7の何れかに記載の電池。 - 前記電極体は、扁平直方体形状であり、
前記正極リードおよび前記負極リードは、前記電極体の側面から延出し、当該側面に沿うように曲折されており、
前記正極端子および前記負極端子は、それぞれ前記正極リードおよび前記負極リードに対し、前記側面に沿う部分で接合されている
ことを特徴とする請求項1から請求項8の何れかに記載の電池。 - 前記スペーサにおける前記主壁は、前記正極リードおよび前記負極リードと前記正極端子および前記負極端子の各一部を間に挟んで、前記電極体の側面に対向するように配されている
ことを特徴とする請求項1から請求項9の何れかに記載の電池。 - 前記電極体は、さらに複数枚の正極板と複数枚の負極板とを有する積層型電極体であって、
前記正極板と前記負極板とは、間にセパレータを挟んで交互に積層されており、
前記正極リードおよび前記負極リードは、各正極板および各負極板に電気的に接続されており、
前記正極端子および前記負極端子は、複数の正極リードおよび複数の負極リードに対し、各々が集束された部分で接合されている
ことを特徴とする請求項1から請求項10の何れかに記載の電池。
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