JP6134111B2 - 車両用灯具 - Google Patents

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本願発明は、灯室内に灯具ユニットが配置されてなる車両用灯具に関するものである。
従来より、車両用灯具として、ランプボディとその前端開口部に取り付けられた透光カバーとで形成される灯室内に、光源とこの光源からの光を制御して前方へ向けて照射する光学部材とを備えた灯具ユニットが配置された構成が知られている。
例えば「特許文献1」には、上記灯具ユニットの光学部材として、光源からの光を後面から入射させて全反射により内面反射させた後、前面から出射させるように構成されたインナーレンズを備えた構成が記載されている。その際、この「特許文献1」に記載されたインナーレンズは、その前面に到達した光を左右方向に大きい角度で偏向出射させる構成となっている。
特開2010−199053号公報
灯具ユニットの光学部材として、上記「特許文献1」に記載されているような構成を採用すれば、大角度での側方照射を行うことが可能となる。しかしながら、灯具構成によっては次のような問題がある。
すなわち、例えば透光カバーが左右方向に関して回り込むように形成されているような場合には、灯具ユニットから大角度で車幅方向内側へ向けて出射する光はランプボディの側面壁によって遮光されてしまうこととなる。
本願発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、灯室内に灯具ユニットが配置されてなる車両用灯具において、灯具構成にかかわらず大角度での側方照射を行うことができる車両用灯具を提供することを目的とするものである。
本願発明は、灯室内に所定の導光体を追加配置することにより、上記目的達成を図るようにしたものである。
すなわち、本願第1の発明に係る車両用灯具は、
ランプボディとこのランプボディの前端開口部に取り付けられた透光カバーとで形成される灯室内に、光源とこの光源からの光を制御して前方へ向けて照射する光学部材とを備えた灯具ユニットが配置されてなる車両用灯具において、
上記灯室内における上記灯具ユニットよりも前方側の位置に、前後方向に延びる導光体が配置されており、
上記導光体が、上記灯具ユニットからの照射光の一部を、該導光体の後端面から入射させて該導光体の前端面から前方へ向けて出射させるように構成されており、
上記灯具ユニットは、上記光源および上記光学部材を複数組備えており、上記各光学部材からの照射光の一部を上記導光体の後端面に入射させるように構成されており、
上記複数の光源が共通の光源支持部材に支持されており、
上記各光学部材がリフレクタで構成されており、
上記複数のリフレクタが単一の部材で構成されており、
上記複数のリフレクタの前端縁から前方側に離れた位置に、上記導光体の後端面が配置されている、ことを特徴とするものである。
また、本願第2の発明に係る車両用灯具は、
ランプボディとこのランプボディの前端開口部に取り付けられた透光カバーとで形成される灯室内に、光源とこの光源からの光を制御して前方へ向けて照射する光学部材とを備えた灯具ユニットが配置されてなる車両用灯具において、
上記灯室内における上記灯具ユニットよりも前方側の位置に、前後方向に延びる導光体が配置されており、
上記導光体が、上記灯具ユニットからの照射光の一部を、該導光体の後端面から入射させて該導光体の前端面から前方へ向けて出射させるように構成されており、
上記灯具ユニットは、上記光源および上記光学部材を複数組備えており、上記各光学部材からの照射光の一部を上記導光体の後端面に入射させるように構成されており、
上記灯室内における上記灯具ユニットと隣接する位置に、第2灯具ユニットが配置されており、
上記導光体が、上記灯具ユニットに対して上記第2灯具ユニットとは反対側に位置するように配置されている、ことを特徴とするものである。
上記「光源」の種類は特に限定されるものではなく、例えば発光ダイオード等が採用可能である。
上記「光学部材」は、光源からの光を制御して前方へ向けて照射するように構成されていれば、その具体的な構成は特に限定されるものではなく、例えば、レンズやリフレクタあるいは上記「特許文献1」に記載されているような導光体タイプのインナーレンズ等が採用可能である。
上記「導光体」は、前後方向に延びるように形成されていれば、その具体的な形状は特に限定されるものではない。
上記構成に示すように、本願発明に係る車両用灯具は、灯室内における灯具ユニットよりも前方側の位置に、前後方向に延びる導光体が配置されており、この導光体は、灯具ユニットからの照射光の一部を、その後端面から入射させてその前端面から前方へ向けて出射させるように構成されているので、次のような作用効果を得ることができる。
すなわち、灯具ユニットからの照射光として、大角度で側方へ向けて出射する光を含ませるようにした場合には、灯具構成によってはランプボディ等によって遮光されてしまうこととなる。
その点、本願発明においては、灯具ユニットからの照射光の一部を、その前方側の位置に配置された導光体に対してその後端面から入射させてその前端面から前方へ向けて出射させるようになっているので、その光出射位置を灯具ユニットからの光出射位置に対して前方に変位させることができる。したがって、この導光体の前端面からの光出射角度を大きい値に設定した場合であっても、その出射光がランプボディ等によって遮光されてしまうのを未然に防止することができる。
このように本願発明によれば、灯室内に灯具ユニットが配置されてなる車両用灯具において、灯具構成にかかわらず大角度での側方照射を行うことができる。
しかも本願発明においては、導光体からの出射光として、灯具ユニットからの照射光の一部を用いているので、新たな光源を必要とすることなく上記作用効果を得ることができる。
上記構成において、導光体の前端面に、該前端面に到達した光を左右方向に偏向拡散させる複数の偏向拡散素子が形成された構成とすれば、大角度での側方照射をより一層容易に行うことができる。ここで「偏向拡散」とは、偏向のみ、拡散のみ、偏向と拡散とが組み合わされたもの、のいずれかを意味するものである。
上記構成において、灯室内における灯具ユニットと隣接する位置に第2灯具ユニットが配置されている場合には、導光体を灯具ユニットに対して第2灯具ユニットとは反対側に位置するように配置すれば、第2灯具ユニットからの照射光が導光体によって不用意に遮光されてしまうのを未然に防止することができる。
上記構成において、導光体を水平方向に延びる導光板として構成すれば、第2灯具ユニットが左右方向に大拡散で光照射を行うように構成されている場合であっても、この第2灯具ユニットからの照射光が導光体によって不用意に遮光されてしまうのを未然に防止することができる。
この場合において、導光体の上面および下面のうちの少なくとも一方に鏡面処理が施された構成とすれば、この導光体を透して灯室内の構造物が見えてしまうのを未然に防止することができる。そしてこれにより灯具の見映え向上を図ることができる。
本願発明の一実施形態に係る車両用灯具を示す正面図 図1のII−II線断面図 図2のIII−III線断面図 上記実施形態の第1変形例を示す、図3と同様の図 上記実施形態の第2変形例を示す、図1と同様の図
以下、図面を用いて、本願発明の実施の形態について説明する。
図1は、本願発明の一実施形態に係る車両用灯具10を示す正面図である。また、図2は、図1のII−II線断面図であり、図3は、図2のIII−III線断面図である。
これらの図に示すように、本実施形態に係る車両用灯具10は、車両の右前端部に設けられるコンビネーションランプであって、ランプボディ12とこのランプボディ12の前端開口部に取り付けられた素通し状の透光カバー14とで形成される灯室内に、フロントターンシグナルランプとして機能する灯具ユニット20と、前後方向に延びる導光体30と、ロービーム用のヘッドランプとして機能する第2灯具ユニット40とが組み込まれた構成となっている。
なお、車両用灯具10としては、図1において、Xで示す方向が「前方」であり、Yで示す方向が「前方」と直交する「左方向」(同図においては「右方向」)である。
透光カバー14は、その左端部から右端部へ向けて後方側に回り込むように形成されている。
灯具ユニット20は、灯室内の下部領域に配置されており、3組の光源22およびリフレクタ24を備えた構成となっている。
3つの光源22は、いずれもアンバ色の発光ダイオードであって、その発光面を下方へ向けた状態で同一水平面上に配置されている。その際、これら3つの光源22は、左右方向に等間隔をおいて配置されており、かつ、右側に位置するものほど後方に変位して配置されている。これら各光源22は共通の光源支持部材26に支持されており、この光源支持部材26はランプボディ12に支持されている。
3つのリフレクタ24は、3つの光源22の下方に位置するように配置されている。その際、これら3つのリフレクタ24は、同一水平面上において左右方向に等間隔をおいて配置されており、かつ、右側に位置するものほど後方に変位して配置されている。これら各リフレクタ24は、各光源22の発光中心からの光を、上下方向に関しては平行光として、また、水平方向に関しては左右方向に拡散する光として、前方へ向けて反射させる反射面24aを有している。これら3つのリフレクタ24は、単一の部材で構成されており、ランプボディ12に支持されている。
導光体30は、灯具ユニット20よりも前方側の位置に配置されている。その際、この導光体30は、灯室内の下端領域において水平方向に延びる導光板として構成されている。
この導光体30は、灯具ユニット20からの照射光の一部を、該導光体30の後端面30bから入射させて該導光体30の前端面30aから前方へ向けて出射させるように構成されている。
この導光体30は、略一定の前後幅で形成されており、その後端面30bから前端面30aへ向けて僅かに板厚が小さくなるように形成されている。また、この導光体30は、灯具ユニット20における3つのリフレクタ24の全幅よりもやや広い左右幅で形成されている。そして、この導光体30は、その下面30dにおいて、ランプボディ12の下面壁に形成された前後方向に延びる複数リブ12aに支持されている。
この導光体30の前端面30aは、透光カバー14の後方近傍に位置しており、この透光カバー14の回り込み形状に沿って、その左端部から右端部へ向けて後方側に回り込むように形成されている。また、この導光体30の後端面30bも、灯具ユニット20における3つのリフレクタ24の前端縁から前方側に離れた位置において、その左端部から右端部へ向けて後方側に回り込むように形成されている。
この導光体30の前端面30aには、その後端面30bから入射して該前端面30aに到達した光を左右方向に偏向拡散させる複数の偏向拡散素子30sが形成されている。その際、これら複数の偏向拡散素子30sは、全反射プリズムに近い形状で鋸歯状に形成されており、これにより前端面30aに到達した光の多くを全反射により内面反射させた後に出射させて灯具正面方向(すなわちX方向)に対して左右両側に大角度で出射させるようになっている。
この導光体30の上面30cには、アルミ蒸着等による鏡面処理が施されている。これにより、この導光体30の上面30cに到達した灯具ユニット20からの照射光を上向きに正反射させるとともに、この導光体30を透してランプボディ12の下面壁に形成された複数のリブ12a等の構造物が見えてしまうのを(すなわち灯具の前方から視認されてしまうのを)未然に防止するようになっている。
第2灯具ユニット40は、灯具ユニット20の上方側に隣接する位置に配置されている。そして、この第2灯具ユニット40は、図示しないエイミング機構を介してランプボディ12に対して光軸調整可能に支持されている。
この第2灯具ユニット40は、プロジェクタ型の灯具ユニットであって、投影レンズ42と、この投影レンズ42の後側焦点Fよりも後方側に配置された光源44と、この光源44からの光を投影レンズ40へ向けて反射させるリフレクタ46と、リフレクタ46からの反射光の一部を遮蔽するシェード48とを備えている。そして、この第2灯具ユニット40は、その照射光によりロービーム用の配光パターンを形成するようになっている。
次に、本実施形態の作用効果について説明する。
本実施形態に係る車両用灯具10は、灯室内における灯具ユニット20よりも前方側の位置に、前後方向に延びる導光体30が配置されており、この導光体30は、灯具ユニット20からの照射光の一部を、その後端面30bから入射させてその前端面30aから前方へ向けて出射させるように構成されているので、次のような作用効果を得ることができる。
すなわち、灯具ユニット20からの照射光として、大角度で側方へ向けて出射する光を含ませるようにした場合には、ランプボディ12の側面壁等によって遮光されてしまうこととなる。
その点、本実施形態においては、灯具ユニット20からの照射光の一部を、その前方側の位置に配置された導光体30に対してその後端面30bから入射させてその前端面30aから前方へ向けて出射させるようになっているので、その光出射位置を灯具ユニット20からの光出射位置に対して前方に変位させることができる。したがって、この導光体30の前端面30aからの光出射角度が大きい値に設定されているにもかかわらず、その出射光がランプボディ12の側面壁等によって遮光されてしまうのを未然に防止することができる。
このように本実施形態によれば、灯室内に灯具ユニット20が配置されてなる車両用灯具において、灯具構成にかかわらず大角度での側方照射を行うことができる。
特に本実施形態においては、導光体30の前端面30aが透光カバー14の後方近傍に位置しているので、その前端面30aからの光出射角度をかなり大きい値に設定することができる。
しかも本実施形態においては、導光体30からの出射光として、灯具ユニット20からの照射光の一部を用いているので、新たな光源を必要とすることなく上記作用効果を得ることができる。
また本実施形態においては、導光体30の前端面30aに、該前端面30aに到達した光を左右方向に偏向拡散させる複数の偏向拡散素子30sが形成されているので、大角度での側方照射をより一層容易に行うことができる。
さらに本実施形態においては、灯室内における灯具ユニット20と隣接する位置に第2灯具ユニット40が配置された構成となっているが、導光体30は灯具ユニット20に対して第2灯具ユニット40とは反対側に位置するように配置されているので、第2灯具ユニット40からの照射光が導光体30によって不用意に遮光されてしまうのを未然に防止することができる。
その際、導光体30は水平方向に延びる導光板として構成されているので、第2灯具ユニット40がロービーム用の配光パターンを形成するために左右方向に大拡散で光照射を行うように構成されているにもかかわらず、この第2灯具ユニット40からの照射光が導光体30によって不用意に遮光されてしまうのを未然に防止することができる。
また本実施形態においては、導光体30の上面30cに鏡面処理が施されているので、この導光体30を透して灯室内の構造物(例えばランプボディ12の下面壁に形成された複数のリブ12a等)が見えてしまうのを未然に防止することができる。そしてこれにより灯具の見映え向上を図ることができる。
上記実施形態においては、導光体30の前端面30aに複数の偏向拡散素子30sが鋸歯状に形成されているものとして説明したが、これら複数の偏向拡散素子30sが互いに離間した状態で形成された構成とすることも可能である。その際、各リフレクタ24からの反射光量が相対的に大きい各光源22の前方に位置する領域に、より多くの偏向拡散素子30sを形成することが好ましい。
上記実施形態においては、各偏向拡散素子30sが全反射プリズムに近い形状で形成されているものとして説明したが、全反射を伴わないプリズム形状やシリンドリカル形状等で形成された構成とすることも可能である。
上記実施形態においては、導光体30の上面30cに鏡面処理が施されているものとして説明したが、導光体30の下面30dに鏡面処理が施された構成あるいは上面30cおよび下面30dに鏡面処理が施された構成とした場合においても上記実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
上記実施形態においては、灯具ユニット20がフロントターンシグナルランプであるものとして説明したが、これ以外の灯具(例えばクリアランスランプ、デイタイムランニングランプ、サイドマーカーランプ等)である場合においても上記実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
上記実施形態においては、第2灯具ユニット40がプロジェクタ型の灯具ユニットである場合について説明したが、バラボラ型の灯具ユニット等である場合においても上記実施形態と同様の作用効果を得ることができる。また、上記実施形態においては、第2灯具ユニット40がロービーム用のヘッドランプとして機能するものとして説明したが、フォグランプとして機能するものである場合等においても上記実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
上記実施形態においては、車両用灯具10が、車両の右前端部に設けられるコンビネーションランプである場合について説明したが、車両に設けられる箇所や機能にかかわらず、上記実施形態と同様の構成を採用することにより上記実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
次に、上記実施形態の変形例について説明する。
まず、上記実施形態の第1変形例について説明する。
図4は、本変形例に係る車両用灯具110を示す、図3と同様の図である。
同図に示すように、本変形例に係る車両用灯具110も、その基本的な構成は上記実施形態の場合と同様であるが、導光体130の構成が上記実施形態の場合と異なっている。
すなわち、この導光体130は、その基本的な構成は上記実施形態の導光体30と同様であるが、その前端面130aには上記実施形態における複数の偏向拡散素子30sに相当する偏向拡散素子は形成されておらず、一方、その後端面130bに複数の偏向拡散素子130sが形成されている点で、上記実施形態の場合と異なっている。
複数の偏向拡散素子130sは、平面視において階段状に形成されており、これにより灯具ユニット20からの照射光の一部を車幅方向内側へ偏向させるようになっている。このようにして導光体130の後端面130bから入射した光の大半は、その前端面130aにおいてさらに車幅方向内側へ偏向する光として前方へ向けて出射することとなる。
本変形例の構成を採用した場合においても、上記実施形態と略同様の作用効果を得ることができる。
次に、上記実施形態の第2変形例について説明する。
図5は、本変形例に係る車両用灯具210を示す、図1と同様の図である。
同図に示すように、本変形例に係る車両用灯具210は、ランプボディ212とその前端開口部に取り付けられた素通し状の透光カバー214とで形成される灯室内に、フロントターンシグナルランプとして機能する3つの灯具ユニット220と、前後方向に延びる導光体230と、ロービーム用のヘッドランプとして機能する第2灯具ユニット240とが組み込まれた構成となっている。
ランプボディ212および透光カバー214の構成は、上記実施形態のランプボディ12および透光カバー14に比して上下幅がやや狭い点を除き、上記実施形態の場合と同様である。
また、第2灯具ユニット240は、上記実施形態の第2灯具ユニット40と同様のプロジェクタ型の灯具ユニットである。ただし、この第2灯具ユニット240は、灯室内において、上下方向の略中央においてやや右寄りの位置に配置されている。
3つの灯具ユニット220は、灯具正面視において、第2灯具ユニット40を左側から囲むようにして配置されている。
これら各灯具ユニット220は、光源222と投影レンズ228とを備えた構成となっている。
3つの光源222は、いずれもアンバ色の発光ダイオードであって、その発光面を前方へ向けた状態で配置されている。投影レンズ228は、横長の平凸レンズで構成されており、光源222の発光中心からの光を、上下方向に関しては平行光として、また、水平方向に関しては左右方向に拡散する光として、前方へ向けて出射させるようになっている。
導光体230は、灯具正面視において、3つの灯具ユニット220を左側から囲むようにして円弧状に延びるように配置されている。
その際、この導光体230は、3つの灯具ユニット220よりも前方側の位置に配置されている。そして、この導光体230は、各灯具ユニット220からの照射光の一部を、該導光体230の後端面から入射させて該導光体230の前端面230aから前方へ向けて出射させるように構成されている。この導光体230の前端面230aには、その後端面から入射して該前端面230aに到達した光を左右方向に偏向拡散させる複数の偏向拡散素子230sが形成されている。
本変形例の構成を採用した場合においても、上記実施形態と略同様の作用効果を得ることができる。
その際、本変形例においては、3つの灯具ユニット220が灯室内における左寄りの位置(すなわち車幅方向内側の位置)に配置されているので、各灯具ユニット220からの出射光を、車幅方向外側へ向けて後方側に回り込む透光カバー214を透して車幅方向内側へ拡散させることは困難であるが、導光体230が設けられていることにより、車幅方向内側へ向かう拡散光を容易に得ることができる。
本変形例においても、導光体230の内周面および/または外周面に鏡面処理が施された構成とすることが可能である。そして、このような構成を採用することにより、この導光体230を透して灯室内の構造物(例えばランプボディ212の車幅方向内側の側面壁に形成された補強リブ等)が見えてしまうのを未然に防止することができる。そしてこれにより灯具の見映え向上を図ることができる。
なお、上記実施形態およびその変形例において諸元として示した数値は一例にすぎず、これらを適宜異なる値に設定してもよいことはもちろんである。
また、本願発明は、上記実施形態およびその変形例に記載された構成に限定されるものではなく、これ以外の種々の変更を加えた構成が採用可能である。
10、110、210 車両用灯具
12、212 ランプボディ
12a リブ
14、214 透光カバー
20、220 灯具ユニット
22、44、222 光源
24、46 リフレクタ
24a 反射面
26 光源支持部材
30、130、230 導光体
30a、130a、230a 前端面
30b、130b 後端面
30c 上面
30d 下面
30s、130s、230s 偏向拡散素子
40、240 第2灯具ユニット
42、228 投影レンズ
48 シェード
F 後側焦点

Claims (8)

  1. ランプボディとこのランプボディの前端開口部に取り付けられた透光カバーとで形成される灯室内に、光源とこの光源からの光を制御して前方へ向けて照射する光学部材とを備えた灯具ユニットが配置されてなる車両用灯具において、
    上記灯室内における上記灯具ユニットよりも前方側の位置に、前後方向に延びる導光体が配置されており、
    上記導光体が、上記灯具ユニットからの照射光の一部を、該導光体の後端面から入射させて該導光体の前端面から前方へ向けて出射させるように構成されており、
    上記灯具ユニットは、上記光源および上記光学部材を複数組備えており、上記各光学部材からの照射光の一部を上記導光体の後端面に入射させるように構成されており、
    上記複数の光源が共通の光源支持部材に支持されており、
    上記各光学部材がリフレクタで構成されており、
    上記複数のリフレクタが単一の部材で構成されており、
    上記複数のリフレクタの前端縁から前方側に離れた位置に、上記導光体の後端面が配置されている、ことを特徴とする車両用灯具。
  2. ランプボディとこのランプボディの前端開口部に取り付けられた透光カバーとで形成される灯室内に、光源とこの光源からの光を制御して前方へ向けて照射する光学部材とを備えた灯具ユニットが配置されてなる車両用灯具において、
    上記灯室内における上記灯具ユニットよりも前方側の位置に、前後方向に延びる導光体が配置されており、
    上記導光体が、上記灯具ユニットからの照射光の一部を、該導光体の後端面から入射させて該導光体の前端面から前方へ向けて出射させるように構成されており、
    上記灯具ユニットは、上記光源および上記光学部材を複数組備えており、上記各光学部材からの照射光の一部を上記導光体の後端面に入射させるように構成されており、
    上記灯室内における上記灯具ユニットと隣接する位置に、第2灯具ユニットが配置されており、
    上記導光体が、上記灯具ユニットに対して上記第2灯具ユニットとは反対側に位置するように配置されている、ことを特徴とする車両用灯具。
  3. 上記灯室内における上記灯具ユニットと隣接する位置に、第2灯具ユニットが配置されており、
    上記導光体が、上記灯具ユニットに対して上記第2灯具ユニットとは反対側に位置するように配置されている、ことを特徴とする請求項記載の車両用灯具。
  4. 上記複数の光源が共通の光源支持部材に支持されている、ことを特徴とする請求項記載の車両用灯具。
  5. 上記各光学部材がリフレクタで構成されており、
    上記複数のリフレクタが単一の部材で構成されており、
    上記複数のリフレクタの前端縁から前方側に離れた位置に、上記導光体の後端面が配置されている、ことを特徴とする請求項記載の車両用灯具。
  6. 上記導光体の前端面に、該前端面に到達した光を左右方向に偏向拡散させる複数の偏向拡散素子が形成されている、ことを特徴とする請求項1〜5いずれか記載の車両用灯具。
  7. 上記導光体が、水平方向に延びる導光板として構成されている、ことを特徴とする請求項1〜6いずれか記載の車両用灯具。
  8. 上記導光体の上面および下面のうちの少なくとも一方に鏡面処理が施されている、ことを特徴とする請求項記載の車両用灯具。
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